Dansere/Jan Garbarek/Bobo Stenson Quartet
Dansere/Jan Garbarek(Sax)/Bobo Stenson(P) Quartet(ECM 1075)(輸入盤) - Recorded November 1975. Palle Danielsson(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Dancere 2. Svevende 3. Bris 4. Skrik & Hyl 5. Lokk (Etter Thorvald Tronsgard) 6. Til Vennene
(02/05/04)このメンバーによる2作目。ほとんどの曲はヤン・ガルバレクのオリジナル。曲名も全曲北欧の言語圏のタイトルのようで、やはり北欧の温度感の低いサウンドが伝わってきます。1曲目はタイトル曲で、何と15分台の曲。ソロにコラボレーションにと、淡々と、しかし静かではあってもドラマチックで、情念が内面で燃え上がるように語りかけてきます。スペイシーなフリーのビートの上を哀愁漂うサックスが舞っているような印象の2曲目、4ビートではないのですが、けっこう盛り上がって彼ら流にジャズしている3曲目、わずか1分30秒でのサックスの多重録音による4曲目、静かに静かに演奏が繰り広げられる、これのみオリジナルでない5曲目、研ぎ澄まされた繊細なサウンドを聴くことができる6曲目。
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コメント
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まとまったグループ表現が、現代ジャズと地続きですね。ステンソンのピアノがいいなあと思いました。
反面、まとまりすぎて面白くない、ようにも感じますが。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2016/08/18/123927
投稿: ken | 2016/08/18 12:44
>kenさん
コメントどうもありがとうございます。
北欧の言語でのタイトルというのが、このグループ(?)のあり方を表しているようで興味深いです。ECMらしいですし、ヤン・ガルバレクの作曲がほとんどだけど双頭バンドになっていることとか。
投稿: 工藤 | 2016/08/18 16:52