Common Ground/Mike LeDonne Trio
Criss Crossレーベル順番聴き4日目。マイク・ルドンのリーダー作も、これでこのレーベルでは3枚目だと思いました。ただ、全面的にトリオでの作品は初めてだと思うので、けっこう楽しめます。いつもはビル・エヴァンス派のピアニストがけっこう耳に入ってくるのですが、マイク・ルドンはそんなのとは無縁な男っぽいピアノを弾く人です。もちろんバラードでは優しいフレーズやサウンドを奏でることはできますが。ただ、このピアニストは絶対イチ押し、というところまではいかないところがちょっともどかしいところかな。けっこういいピアニストではあるんですけれども。ただ、このアルバム、それなりには楽しめました。実はこの頃のこのレーベルってホーン入りが多くて、ピアノ・トリオの作品が少ないんですよね。
Common Ground/Mike LeDonne(P) Trio(Criss Cross 1058)(輸入盤) - Recorded December 31, 1990. Dennis Irwin(B), Kenny Washington(Ds) - 1. Jingles 2. Tonight I Shall Sleep 3. Doujie 4. Sir Rah 5. Gee Baby Ain't I Good To You 6. Machado 7. The Rev 8. A Chance Of Heart 9. Told You So
(05/08/07)Mike LeDonne作は全9曲中4曲(3、6、8-9曲目)。なかなか現代的なバップ・ピアノを見せてくれます。ウェス・モンゴメリー作の勢いのあるフレーズでアップテンポを飛ばしまくっている1曲目、デューク・エリントン作の優しいフレーズが続くけどそれなりに盛り上がるミディアムの2曲目、やはりモンゴメリー作の弾んだ感じの4ビートで進んでいく3曲目、スタンダードのようにメロディアスと思ったらアップテンポで、それでも軽やかな4曲目、ミディアムながらそのダルいフレーズが何とも雰囲気のある5曲目、やや男っぽいラテンノリでサウンドが心地良い6曲目、ミルト・ジャクソン作のソウル風味のある4ビートの7曲目、落ち着いたしっとり感のあるバラードの8曲目、ミディアムでやっぱり男っぽいサウンドを展開する9曲目。
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