The Pilgrim And The Stars/Enrico Rava
The Pilgrim And The Stars/Enrico Rava(Tp)(ECM 1063)(輸入盤) - Recorded June 1975. John Abercrombie(G), Palle Danielsson(B), Jon Christensen(Ds) - 1. The Pilgrim And The Stars 2. Parks 3. Bella 4. Pesce Naufrago 5. Surprise Hotel 6. By The Sea 7. Blancasnow
(02/05/22)全曲オリジナルか共作。やはり哀愁度は高いです。1曲目のタイトル曲はけっこう激しくジャズしたり、ドラマチックな進行ですが、その出だしとラストのなだらかな部分はやはり彼のトランペットという感じ。アコースティックギターとトランペットが華麗に舞い飛んでいる小品の2曲目、メロディアスなトランペットとオーソドックスな方向に向かうのを拒むかのような他のメンバーが一体になって盛り上がっていく3曲目、さりげなく出てくる音の連なりをもとにインプロヴィゼーションが繰り広げられる4曲目、ハイテンポでフリーのような音の塊が凝縮されている小品の5曲目、ビートもそこそこで、懐かしいメロディが心の中によみがえってくるような6曲目、前半フリー、後半カッチリした演奏の上を美しいメロディが漂う7曲目。
« Cloud Dance/Collin Walcott | トップページ | The Koln Concert/Keith Jarrett »
「音楽」カテゴリの記事
- ’22年上半期私的ジャズベスト3(2022.06.25)
- Standart/Tigran Hamasyan(2022.06.22)
- Swing On This/Opus 5(2022.06.21)
- L'Aurore/Carolin Widmann(2022.06.20)
「ECMレーベル」カテゴリの記事
- L'Aurore/Carolin Widmann(2022.06.20)
- Danish String Quartet/Beethoven/Mendelssohn/Bach/Prism IV(2022.06.05)
- Lunea/Heinz Holliger(2022.05.16)
- Isabela/Oded Tzur(2022.05.15)
- John Scofield(2022.05.14)
「ジャズ」カテゴリの記事
- ’22年上半期私的ジャズベスト3(2022.06.25)
- Standart/Tigran Hamasyan(2022.06.22)
- Swing On This/Opus 5(2022.06.21)
- Blue Wail/Uri Caine Trio(2022.07.03)
「ECM1051-1100番」カテゴリの記事
- Azimuth/John Taylor/Norma Winstone/Kenny Wheeler(2019.10.05)
- Polarization/Julian Priester And Marine Intrusion(2019.10.04)
- Motility/Steve Kuhn And Ecstasy(2019.10.03)
- Shimri/Arild Andersen(2019.10.02)
- Untitled/Jack DeJohnette’s Directions(2019.10.01)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: The Pilgrim And The Stars/Enrico Rava:
» Enrico Rava: The Pilgrim And The Stars (1975) ECMの頂点にたどり着いたような [Kanazawa Jazz days]
ボクはECMの頂点にたどり着いたような感覚のなかにある。ECM1060あたりから後のアルバムには、迷いなく惹き寄せられる力が漲っている。素晴らしい。たぶん、また上がったり、下がったりしながら、進んでいくのだろうが、大きな稜線に飛び出したような感覚のなか。
エン...... [続きを読む]
« Cloud Dance/Collin Walcott | トップページ | The Koln Concert/Keith Jarrett »
ECM1060から後のシリーズは本当に素晴らしいですね。メンバー的にもオーヴァーラップして、一つの世界を造っている感が。ECMの一つの頂点ですね。この時期。
投稿: ken | 2016/02/07 09:34
>kenさん
TBどうもありがとうございます。
もうレーベルカラーがほぼできているようなアルバムが続きますね。エンリコ・ラヴァも自分を活かしつつ、レーベルカラーに染まっているような感じがあります。
投稿: 工藤 | 2016/02/07 09:54
新しいリンクを貼っておきます(返信不要です)。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2016/02/07/092902
投稿: ken | 2016/08/06 18:01