Ballads/Paul Bley
Ballads/Paul Bley(P)(ECM 1010) - Recorded March and July 1967. Gary Peacock(B), Barry Altschul(Ds), Mark Levinson(B) - 1. Ending 2. Circles 3. So Hard It Hurts
1曲目がゲイリー・ピーコック(B)、バリー・アルトシュル(Ds)とのトリオで、2-3曲目がマーク・レビンソン(B)、バリー・アルトシュル(Ds)とのトリオ。すべてアーネット・ピーコックの曲ですが聴いた感じではフリー ジャズです。ECMがスタートする以前の録音なので、サウンドはちょっといつものECMと違う感じもします。1曲目は抑制の効いたフリー・ジャズという面持ちで、比較的静かに3人のコラボレーションが展開していきます。何と17分台の大曲 です。1曲目から、何と「エンディング」というタイトル。2曲目は3分弱の小品ながら、静かな緊張感。3曲目はテンションを維持しつつ冷ややかに、3人の語り合いが淡々と進行していきます。 これまた12分台の長い作品。フリーなので聴く人を選ぶかもしれません。(00年9月23日発売)
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1963年および1968年に吹きこまれたブレイによるECM1003のアルバムの続編、といえるもの。 要は、pre-ECM期のECM。はっきりとは云えないのだけど、あとは後年のジミー・ジェフリーのアルバム(もとはVerve、これにもブレイ、スワローが入っている)くらいじゃないかな、p...... [続きを読む]
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こんにちは。
設立から1年を超え、再び、「ジャズの室内楽」の原点に戻ったアルバムのように思います。
この原点から、どのような音を旋回するのか、楽しみになってきました。
投稿: ken | 2015/02/04 13:23
>kenさん
2つのセッションの寄せ集めでも、あまり寄せ集めといった感じはなくて、統一感はあるように感じます。これも今はダウンロード・オンリーになっているのがちょっともったいないですね。
投稿: 工藤 | 2015/02/04 22:29