Royal Ballads/Clifford Jordan Quartet
またまたCriss Crossレーベルに戻ってきました。順番聴き復活。今日はクリフォード・ジョーダンです。彼のテナーはこのアルバムでは優しいメロディが多いのですが、テナーかアルトかと思うほどに、通常使用している音域が高めなのです。メカニカルで高め、というミュージシャンは多いのですが、そういう意味では私の好みに近い、印象的な音色で吹いてくれています。ただ、やっぱりこのレーベルの前期はスタンダードが多め。オリジナルをリーダー作にたくさん入れるCDが多くなるのは、もう少し後の時代になってから。彼のこのレーベルでのリーダー作、参加作品はこれで最後になります。
Royal Ballads/Clifford Jordan(Ts) Quartet(Criss Cross 1025)(輸入盤)- Recorded December 23, 1986. Kevin O'connell(P), Ed Howard(B), Vernell Fournier(Ds) - 1. Lush Life 2. Pannonica 3. Royal Blues 4. Little Girl Blue 5. Armando 6. Don't Get Around Much Anymore 7. Everything Happens To Me 8. 'Round About Midnight
(05/05/08)Clifford Jordan作は3曲目、ドラムス作が5曲目。あとはスタンダードやジャズメン・オリジナル集。タイトル通りにバラードの曲が多い。サックスの高音部の多いクリアな音質が、優しく、爽やか。メロディアスで包み込むように語りかけてくる、ある程度のノリもある1曲目、セロニアス・モンクの曲を艶のあるサウンドで、ややスローな4ビートと共に語りかけてくる2曲目、現代的なコード進行の部分もあるゆったりしたブルースの3曲目、しっとり系のサックスで軽やかにメロディを奏でていく4曲目、やや軽めのリズムで時にフワリとしたサックスの演奏の5曲目、デューク・エリントン作をミディアムの4ビートで奏でていく6曲目、優しい曲をやはり柔らかく演奏する7曲目、期待通りのおなじみ「ラウンド・ミッドナイト」の8曲目。
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