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2005/04/15

The Call/Seamus Blake Quintet

1088
このアルバム、リーダーの名前ではなくて、サイドに参加している4人の名前で買ってしまいました、と言ったらリーダーに失礼になるかもしれない(笑)。でも、スゴいメンバーですよね。特にカート・ローゼンウィンケルのギターで買うことを決めてしまったのですが、当たりで、彼独特のメカニカルなフレーズをこれでもか、と聴かせていて、主役を食ってしまう強烈さがあります。ただ、曲自体はシーマス・ブレイクがほとんどを手がけていて、やっぱりこの人ならでは、の曲を聴かせています。最初と最後の曲はブルースのはずなのに、結局彼らのペースにハマって今っぽいサウンドになってしまうのね、と思いました。


The Call/Seamus Blake(Ts, Ss) Quintet(Criss Cross 1088)(輸入盤) - Recorded December 24, 1993. Kurt Rosenwinkel(G), Kevin Hays(P), Larry Grenadier(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Vanguard Blues 1 2. The Call 3. Nobody's Song But His Own 4. On Cue 5. Prelude To A Kiss 6. Mercy Days 7. Zydeco 9. Smoke Gets In Your Eyes 10. Vanguard Blues 2

(05/04/12)全9曲中7曲がSeamus Blakeの作曲。現代クインテットとしてはメンバーもサウンドもなかなか。特にギターが好み。ブルースでありながらアップテンポ気味でメカニカルなテーマや意表をつくようなフレーズでの応酬など、スリリングな演奏が楽しめる1、9曲目、ちょっとスローで都会的に渋めにせまってくるようなタイトル曲の2曲目、ラテンのリズムでちょっと中間色的な色合いで進んでいく3曲目、アップテンポでなかなか盛り上がる現代4ビートの4曲目、エリントン・ナンバーを肩の力を抜いて演奏する5曲目、8分の6拍子でモーダルな感じで進んでいく6曲目、16ビート的である意味豪快だったり、フリーだったり、メカニカルに進んでいく7曲目、ピアノとのデュオで、やや硬質ながらも優しいバラードを展開する8曲目。

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コメント

 工藤さん、お久しぶりです。相互リンクのよしみで今後も、よろしくお願いします。
 おかげで、私のサイトへ訪問される方も増え、更新にも力が入りそうです。

 さて、いよいよ出ました。シーマス・ブレイクとカート・ローゼンウインケルの共演CD。
 どちらも以前からのファンで、このCDも発売時に真っ先に買ったものですが、今聴いてもいい出来ですね。
 内容については、工藤さんの解説に付け加えることはないのですが、よかったら工藤さんによる、この二人の特集ページも読んでみたい気がしてなりません。
 特に、カートは本当に他流試合が好きらしく、多くのCDで名前をみることができ、またそこで、いい仕事をしているのですね。
 今後も目が離せそうもありません。

 今回はこのへんで。 では、また。

>ナカーラさん

どうもお世話様です。アクセス数はある程度あっても、最近はサッと次のサイトへ行かれる方も多く、反応というのは案外少なかったりします。でも、反応がある程度あると、嬉しいものですけど。

今日紹介したアルバムでCriss Crossのカート・ローゼンウィンケルの参加アルバムは出尽くした(意外に参加アルバムが少なかった)と思います。シーマス・ブレイクはまだこれからも出てくる可能性があります。

現在新譜とCriss Crossレーベルでアップアップでして、ECMも手直ししなければならないし、と予定では来年いっぱいはこんな調子かもしれません。カートはリーダー作の新作(Verve)を最近聴きましたが、なかなかマニアックでした。

>工藤さん、さっそくのお返事ありがとうございます。
 クリス・クロスでのカート(g)の参加、それほどでもなかったのですね。  ほっ。
 あと、気になるのはフレッシュ・サウンド・ニュー・タレント・シリーズでの、カートの参加CDですが、多そうですよ。面白そうなものが出たら、積極的に買うようにはしていますが。
 このシリーズ、深入りしたらズブズブになりそうで、こわいです。

 さて、今月号のジャズ・ライフによると、今月はクリス・クロスからは5枚の新譜が発売されそうですね。工藤さんはどうされますか。
 私は、前作がよかった、アダム・ロジャーズとジョナサン・クレイスバーグの作品を注文してみました。サイドマンの情報なしなのですが、思い切って。
 エドワード・サイモンのものが、気にはなったのですが。
 レビュー楽しみにしています。

 では、お忙しいところすいません。

>ナカーラさん

>今月はクリス・クロスからは5枚の新譜が発売されそうですね。工藤さんはどうされますか。

私は今のところ発売されるCriss Crossの新譜は全部買うことにしています。現在1019番までと1240番以降はコメント済みで、手元にまだ聴いていないCriss Cross(1000番代前半)が25枚もあって、自分でも大丈夫かなあと思います(笑)。

それでも毎月10枚ずつ送ってもらうようにCDショップにお願いしてあるので、どこかでペースが崩れたら、アウトです。本来、私はジャズから外れたところにあるものが、どちらかというと好きなのですが。Criss Crossのコンプリートは日本人のWeb上ではまだ誰もやっていないと思うので、2-3年計画でやっているところです。でも、新譜のペースが早くて、ちょっと参りますね。

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