ザ・ハート・オブ・ジ・アンデス/ガイ・クルセヴェク
たまたまガイ・クルセヴェクのアルバムを、昨日紹介した新作と一緒に2年前に発売されたのも同時に届いてしまったので、2日連続で取り上げてみます。こちらの方もアコーディオンのソロ・アルバム。なので、きつい人にはきついだろうなあ、とも思います。だって、いわゆるジャズ色はこちらも全然ないのだから(笑)。デイヴ・ダグラスの曲があっても、アルバムのアコーディオンサウンドに溶け込んでしまっています。ただ、純粋に音楽としてとらえれば、緩急自在で変化に富んでいて、アコーディオンの演奏としては飽きさせないことは確かだと思うのですが。まあ、今日はちょっとした休憩。
ザ・ハート・オブ・ジ・アンデス/ガイ・クルセヴェク(Accordion)(Winter & Winter)
The Heart Of The Andes/Guy Klusevsek(Accordion)(Winter & Winter 910 074-2 Music Edition) - Recorded September 3 and 4, 2001. - 1. Festina Tarde Portables: 2. Where's The Tan Go? 3. Claire, Buoyant 4. Waltz, Waltz Bits And Pieces Of Hard Coal: 5. Air Apparent 6. Old Miner's Refrain 7. Variety 8. Birds Return Of The Microids: 9. Ala Bela 10. The Tortoise Knows How To Make Love To His Wife 11. The Aerialist Somnabulates 12. Many Happy Returns 24 Preludes And Fugues For Piano, Op.87: 13. Prelude #8 (F-sharp Minor) 14. Prelude #3 (G Major) 15. Prelude #1 (C Major) 16. Prelude #17 (A-flat Major) 17. Prelude #15 (D-flat Major) 18. The Gift Three Chase Scenes: 20. The heart Of Andes 21. Mini Bar Talk/Misterioso/Reprises 22. Song For The Other Guy Waltz Of The Landscape Paintings
スロヴェニア系アコーディオン奏者ガイ・クルセヴェクのソロ作品。22曲中15曲は彼の作曲ですが、他にドミトリ・ショスターコヴィチの曲(13-17曲目)があったり、デイヴ・ダグラスの曲(7曲目)があったりします。ただ、あまり他の曲とオリジナルとの区別はつかない感じ。たとえそれが現代音楽であっても。どちらかと言うと哀愁系べったりと言うよりは、あっさりしたメロディとサウンド、そして知性を感じます。でもジャズ色はやはりなし。組曲は2-4曲目、5-6曲目、9-12曲目、13-17曲目、19-22曲目。やはり作曲に重きを置いている様子。9曲目は変拍子だったりと、けっこう複雑なフレーズもある曲もありますが、気楽に聴いても良いようなサウンドもある程度あります。タイトル曲の19曲目周辺は映画音楽。(02年5月26日発売)
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