共同企画(’21年終了)

Twitter

無料ブログはココログ

« Between You & Me/マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ | トップページ | Black Art/Darrell Grant »

2004/12/01

私的’04年ジャズベスト3

Ueharabrain Triangulo Watanabemobop2 今年はベスト3を決めるのがなかなか難しくて、ちょっと困ってしまいました。
相変わらず新しいものを追いかけていますが、今年は脱4ビートで3枚(順位はつけられませんけれど)選んでみました。
今年もドラマーにオラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデスが2枚入っています。
このドラマーは、個人的に注目です。

 

★ブレイン/上原ひろみ
Brain/Hiromi Uehara(P、Key)(Telarc) - Recorded December 9-11, 2003. Tony
Grey(B), Anthony Jackson(B), Martin Valihora(Ds) - 1. Kung-fu World Champion
2. If... 3. Wind Song 4. Brain 5. Desert On The Moon 6. Green Tea Farm
7. Keytalk 8. Legend Of The Purple Valley

曲によってアンソニー・ジャクソン(B)とトニー・グレイ(B)が入れ替わり、マーティン・ヴァリボラ(Ds)とのトリオ。今回はトリオのみの演奏で、シンセサイザーも加わっていますが、既成の枠にとらわれない、上原ひろみ流サウンドが展開。アイデアが次々とあふれてくるよう。全曲彼女のオリジナル。シンセサイザーと時々速いパッセージで「カンフー」の戦いらしさを見せている1曲目、メロディアスでちょっと洗練されて渋めなフュージョンの2曲目、優しくて切なげなバラードの3曲目、浮遊感を伴うテーマと哀愁漂うメロディが交錯し、自由に展開していくタイトル曲の4曲目、ラテンタッチですがピアノはスピード感があって彼女らしい5曲目、日本的情緒がたっぷりのソロ・ピアノによる静かな6曲目、怪しげなフレーズではじまり不思議なシンセのファンクとも言える7曲目、映画音楽のようなしっとりした感触の8曲目。9曲目はボーナストラック。

 

★マゴッジャッ/トリアングロ・レベルデ(ewe)(Magot Djadt?/Trianglo Rebelde) -
Recorded August 27 and 28, 2003. Masahiko Sato(P), Horacio "El Negro" Hernandez
(Ds), Carlos Del Puerto(B) - 1. Geoido 2. Madot Djadt! 3. El Pico Carpintero
4. A Mock Moon In Modena 5. Gatecrasher, The 6. On The Edge 7. Do Dacque
8. Gyre 9. Free-for-all 10. Sunayama

佐藤允彦(P)、オラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデス(Ds)、カルロス・デル・プエルト(B)のトリオ。1曲を除き佐藤允彦のオリジナル。シャープに斬り込んでくるピアノに、キューバ人のリズムがしなやかに、くっきりと対抗しつつ同化しています。ファンクや変拍子の曲もあります。ドラムスは自在に暴れまくっていて、エレキベースもなかなか。その強力さは1曲目ですでにノックアウト状態かも。あまりラテン風味に流れていかないところもこの顔合わせの特徴。キメの多いテーマの2、7曲目、5拍子の3曲目など、変化に富んだ進行。ただ、4曲目のように美しい曲も(この曲と10曲目はアコースティックベース)。渋めのファンクの5曲目を経て、6曲目はけっこう飛ばしまくり。哀愁の漂うメロディでラテンで料理している8曲目、めいっぱい自由に演奏していてもタイトにまとまる9曲目。10曲目は日本の名曲「砂山」を静かに。

 

★Mo'Bop2/渡辺香津美(G、Synth) New Electric Trio(ewe) - Recorded May 12-15,
2004. Richard Bona(B), Horacio "El Negro" Hernandez(Ds) - 1. Cleopatra's Dream
2. Blue Spiral 3. Mystic Sand 4. Mosaic Stone 5. Dante's Point 6. Cry Me A River
7. Death Valley 8. Havana 9. Favor Return Of Enshu Swallow

オラシオ・”エル・ネグロ”・エルナンデス(Ds)、リチャード・ボナ(B)とのトリオ。このメンバーの2枚目で、渡辺香津美は9曲中5曲作曲。相変わらず強力なメンバーの、ハードなフュージョンタッチ。特に、1曲目のけっこうハードな「クレオパトラの夢」、6曲目の「クライ・ミー・ア・リヴァー」はおなじみのメロディなので、こんなサウンドもあったのかと、驚きと納得の曲に仕上がっています。テーマがちょっと浮遊感を伴うコード進行で、ロック的でもあるファンクの2曲目、テーマのメロディが優しく、目まぐるしく変化するやはり硬派の3曲目、最初ややソフト路線でせまりつつけっこう盛り上がる4曲目、ミステリアスな雰囲気をたたえたテーマとファンクのアドリブの5曲目、何となくエスニックな雰囲気のある7曲目、スピード感があって明るめな8曲目、メカニカルで目まぐるしい曲調とアップテンポの4ビートもある9曲目。

« Between You & Me/マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ | トップページ | Black Art/Darrell Grant »

音楽」カテゴリの記事

ジャズ」カテゴリの記事

フュージョン・ファンク」カテゴリの記事

上半期・年間ベスト」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Between You & Me/マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ | トップページ | Black Art/Darrell Grant »

Amazon検索

HMVへのリンク

  • HMV&BOOKS online
2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

カテゴリー

メールアドレス

友人が運営しているサイト