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2004/11/22

Blueslike/One For All

1256
ワン・フォー・オールはVenusレーベルでもアルバムを出していましたけれど、はじめてCriss Crossレーベルでの作品を買ってみました。最近は小難しいジャズが多い中、比較的すんなりと入ってくる直球勝負のグループだと思います。メンバーが白人中心なので、泥臭いことをやろうとしても何となくスマートな感じになってしまうような気がしています。スゴいな、と思ったのはラストの難曲「ジャイアント・ステップス」を軽々とこなしてしまった点。やっぱりこのバンド、レベル高いわー、と思った瞬間でした。


Blueslike/One For All(Criss Cross 1256)(輸入盤) - Recorded December 14, 2003. Eric Alexander(Ts), Jim Rotondi(Tp, Flh), Steve Davis(Tb), David Hazeltine(P), Peter Washington(B), Joe Farnsworth(Ds) - 1. Five Outs To Go 2. We'll Be Together Again 3. Till There Was You 4. In Between The Heartaches 5. Blueslike 6. Yasashiku 7. Naima 8. Giant Steps

(04/11/20)メンバーのオリジナルは8曲中3曲。ここでもまさにジャズの王道を行く3管セクステット。頭より体で聴けるジャズか。スティーヴ・デイヴィス作の堂々としたジャズらしいサウンドで幕を開け、やはりそれぞれのソロが興味深いところ。テーマもアンサンブルと引継ぎで効果的なメロディと哀愁を漂わせているソロもソフトな感じの2曲目、アップテンポで各パートのソロもノリの良い3曲目、美しいハーモニーとミディアムのボッサの4曲目、デヴィッド・ヘイゼルタイン作のこのメンバーらしく、各ソロとそのレスポンスが面白いブルースの5曲目、しっとりとした優しいメロディがていねいに奏でられていく6曲目、普通よりちょっと速めのテンポのボッサでちょっと賑やかに演奏する7曲目、そして超絶曲を自然な感じで演奏した8曲目。

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コメント

今日はなんかTBの調子が悪いような感じなので、一応URLも記させていただきます。
http://blog.goo.ne.jp/narymusic/e/bf25b583190104fb26ca34d62bfb6f38

二日連続で、最初にヴィーナス盤のワン・フォー・オールを聴いてから本作を聴いたのですが、おかげで本作が異様に良く感じましたよ(笑)
やはり変にテーマを設けることなく、演奏だけで勝負しているのが勝因なのかも知れませんね。

>naryさん

TBありがとうございます。うまく1発で入るときもあれば、なぜか設定もしていないのに要承認の方に入ってしまうこともあります。他の人もそうなんですが。

7年前にこのグループVenus盤を聴いたときはけっこう良かったのですが、音にわざとらしさが残るのかな。今聴くとサウンド的にもCriss Cross盤の方がジャズらしくて好きですし、やっぱりこのレーベルはオーバープロデュースにならないっていうのがいいんじゃないかと思います。

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