Yam Yam/Mark Turner
Criss Crossレーベルでのブラッド・メルドー参加作紹介、連続4枚のうちの3回目です。今ほど有名ではなかったにしても、ここはそのまんまブラッド・メルドーのトリオに、カート・ローゼンウィンケルのギターというスゴいメンバーで、10年前に録音したとは思えないくらい新しい音で迫ってきます。ただ、変拍子が多かったり、リズムやメロディなどけっこう難しそうなものもあったりと、悪く言えば頭でっかちのサウンドでもあります。ただ、私はこういうサウンド、好きですが。
Yam Yam/Mark Turner(Ts)(Criss Cross 1094)(輸入盤) - Recorded December 12, 1994. Kurt Rosenwinkel(G), Brad Mehldau(P), Larry Grenadier(B), Jorge Rossy(Ds), Seamus Blake(Ts)(on 7), Terence Dean(Ts)(on 7) - 1. Tune Number One 2. Cubism 3. Yam Yam 1 4. Moment's Notice 5. Isolation 6. Subtle Tragedy 7. Zurich 8. Blues 9. Yam Yam 2
(04/10/17)マーク・ターナー作曲は全9曲中6曲。メンバーにブラッド・メルドー・トリオが入っていて、豪華なクインテットです。ミディアムの4ビートなのだけれど、浮遊感もあって新しいサウンドを感じる1曲目、カート・ローゼンウィンケル作のテーマで不思議なリズムが続き、アドリブでも変拍子系と思われる2曲目、やや落ち着いた8分の6拍子で各ソロがけっこう頑張っている10分台のタイトル曲の3曲目(9曲目が別ヴァージョン)、ジョン・コルトレーン作を何と5拍子で演奏する4曲目、サックスが朗々と唄うバラードが展開する5曲目、メルドー作のテーマが個性的でアップテンポのアドリブの6曲目、この曲のみテナーが3人参加してゆっくりしたアンサンブルから中間部で自由に展開する7曲目、かなり現代的なブルースの8曲目。
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