共同企画(’21年終了)

無料ブログはココログ

« How Many? と South Wind が再発(藤井郷子) | トップページ | Ultimatum/George Colligan »

2004/07/20

Straight Street/Tom Williams

1091
最近はゲイリー・トーマスの参加作品がなかなか見当たらなくて残念なのですが、’80年代後半から’90年代にかけてはけっこうあちこちに顔を出していて、その旋律転換法(わざと無機的なフレーズをだす奏法)のフレーズが非常にカッコよく感じられて、当時私は追いかけていました。

そこで、今日、明日とゲイリー・トーマスのサイド参加作品を出してみたいと思うのですが、’93年録音のここでのアルバムはやっぱりゲイリー・トーマスがひとり浮いている、という感じもなきにしもあらずでした。彼にとってはベースとドラムスがオーソドックスというか。ピアノはそれなりにアウトしますけれど、全体的にはバランスの問題もあったかと思います。ただ、こういう録音も、聴いてみると面白い部分も多いわけで。ジャズメン・オリジナルばかりを取り上げている、ということで、その料理法はなかなか興味深かったでした。


Straight Street/Tom Williams(Tp) Quintet(Criss Cross 1091)(輸入盤) - Recorded December 18, 1993. Gary Thomas(Ts, Ss), Kevin Hays(P), Peter Washington(B), Kenny Washington(Ds) - 1. If 2. Straight Street 3. Jitterbug Waltz 4. Duke Ellington's Sound Of Love 5. Nefertiti 6. Short Story 7. To Wisdom, The Prize 8. Do Nothing Till You hear From Me

(04/07/17)ジャズメン・オリジナルばかりのアルバム。フレーズ的にはTom Williamsはじめ、ケヴィン・ヘイズやゲイリー・トーマス(彼がダントツ?)らがトンガッている部分もありますが、全体的には現代的ながらややオーソドックスな印象。ウディ・ショウ作の1曲目から元気な4ビートを見せています。ジョン・コルトレーン作の現代的なアレンジのテーマでよみがえった2曲目、ファッツ・ウォーラー作のモダンな感じにまとめ上げている3曲目、チャールズ・ミンガス作のしっとり感の高いバラードの4曲目、「ネフェルティティ」を前半レゲエ風味の緊張感のある味付けで展開する5曲目、ケニー・ドーハム作のハードバップ的な4ビートの6曲目、ボッサでちょっと思索的な雰囲気の7曲目、デューク・エリントン作の緩急自在な進行の8曲目。

« How Many? と South Wind が再発(藤井郷子) | トップページ | Ultimatum/George Colligan »

音楽」カテゴリの記事

Criss Crossレーベル」カテゴリの記事

ジャズ」カテゴリの記事

Criss Cross1051-1100番」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Straight Street/Tom Williams:

« How Many? と South Wind が再発(藤井郷子) | トップページ | Ultimatum/George Colligan »

HMVへのリンク

  • HMV&BOOKS online

アマゾンへのリンク

2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

カテゴリー

メールアドレス

友人が運営しているサイト