Twitter

無料ブログはココログ

2020/04/10

Live In U.S.A./V.S.O.P. The Quintet

Vsopusa トニー・ウィリアムスの21日目。実はここでの旧譜のアルバムコメントの手直し作業、1月1日では残り208枚だったのが、今の時点で99枚(待望の2桁)にまでなりました。新譜購入の少ない今年ではありますが、年内には終了させられるのでは、と思います。さて、V.S.O.P.ですけど、’79年のあたりまで、アルバムが完全版重複含めけっこう出てます。マイルス・バンドと同じで、どれを聴いても楽しいのだけど、その違いを文章化するのは難しいので、ちょっとグダグダ気味のコメントが続くかもしれません。このアルバムは「ニューポートの追想」よりは音もジャズしているし、練れてきた感じがあるので、聴くのはここからかな、とも思います。

 

Live In U.S.A./V.S.O.P. The Quintet(Sony) - Recorded July 16 and 18, 1977. Herbie Hancock(P), Ron Carter(B), Freddie Hubbard(Tp), Wayne Shorter(Ts, Ss), Tony Williams(Ds) - 1. One Of A Kind 2. Third Plane 3. Jessica 4. Lawra 5. a) Introduction Of Players b) Darts 6. Dolores 7. Little Waltz 8. Byrdlike

71分収録のライヴ。1作目がハービー・ハンコックのリーダー作として出ていたのに対し、こちらは5人がそれぞれ曲を対等に出し合って(ハンコックが3、5曲目、フレディ・ハバード作が1、8曲目、ロン・カーター作が2、7曲目、トニー・ウィリアムス作が4曲目、ウェイン・ショーター作が6曲目)、対等な演奏が繰り広げられています。ここではピアノはアコースティックなので、よりジャズしていますし。このメンバーでの、しかもはじめてではない顔合わせなので、迫力、ハプニング、まとまり、どれをとっても素晴らしいと思います。ライヴという性質上、再演曲で知っている曲が多いですけど、ここでの料理の仕方がマイルス・バンドと同様に面白く、何度もやっても飽きないと思います。エネルギー全開の中で3曲目のバラードがいい。

2020/04/09

Herbie Hancock Trio With Ron Carter + Tony Williams

Herbietrio81 トニー・ウィリアムスの20日目。また今日もピアノ・トリオ作を、時系列を入れ替えて先に。というとカッコいいんだけど、実は聴く順番を間違えただけのことでした(笑)。このアルバム、スピーカーがスーパースワンではロン・カーターのベースの音が安っぽくなって気になってしまい、途中からG2000aに入れ替えて聴いています。その方が重低音まで出てベース音が自然になり、サウンド的には満足。当時のSonyの録音技術の良さを感じますが、それだけに聴くスピーカーを選んでしまう、というのはあると思います。私の苦手な彼のベースのスライドも少ないですしね。普段はあまりそういう音質にこだわっては聴いてはいないんですけれども。

 

Herbie Hancock(P) Trio With Ron Carter(B) + Tony Williams(Ds)(Sony) - RecordedJuly 27, 1981. - 1. Stablemates 2. Dolphin Dance 3. A Slight Smile 4. That Old Black Magic 5. La Maison Goree

邦題「ハービー・ハンコック・トリオ’81」。数少ないトリオの演奏。それぞれのオリジナルが1曲ずつ(ハンコック作の2曲目、ロン・カーター作の3曲目、トニー・ウィリアムス作の5曲目)、とスタンダードなど(1、4曲目)の組み合わせ。東京でのスタジオ録音のせいか、音も良く、まとまりが良いように感じます。このメンバーならではの緊密なやり取りがいい。少し意表を突いた感じのテーマの、それでいて聴きやすいベニー・ゴルソン作の1曲目、この時期になるとけっこう洗練された雰囲気で、自由度も高い2曲目、ソロ・ピアノではじまり味わい深いバラードになっている3曲目、アップテンポの4ビートのスタンダードだけどけっこう活発で現代的なサウンドの4曲目、渋めの哀愁のある展開といろいろ挟まるアクセントがいい5曲目。

2020/04/08

Third Plane/Ron Carter

Ronthird トニー・ウィリアムスの19日目。この時期、自分が持っているアルバムだけでの判定だけど、このトリオ、あるいは3人が加わっている演奏はけっこうありますね。このあたりのトリオのアルバムは名盤と言われています。ただ、自分には何となくしっくりこない。今日聴いてみて分かったんだけど、ロン・カーターがやたらに音程をスライドさせて弾いているんですよね。これが自分と合わないのだと思います。なので、私がしっくりこないのは個人的な理由であって(まあ、この当時の彼のベースの音が気に入らないというのもありますけど)、やはりこのあたりのアルバムは他の本とか、ネットでの論表を中心に見ていただいた方がいいかもしれませんね。

 

Third Plane/Ron Carter(B)(JVC) - Recorded July 13, 1977. Herbie Hancock(P), Tony Williams(Ds) - 1. Third Plane 2. Quiet Times 3. Lawra 4. Stella By Starlight 5. United Blues 6. Dolphin Dance

「ハービー・ハンコック・トリオ’77」と同日の録音の強力なアルバム。ロン・カーター作が1-2、5曲目、トニー・ウィリアムス作が3曲目、ハービー・ハンコック作が6曲目、スタンダードが4曲目の構成。’70年代のジャズとしてはかなり素晴らしい出来だと思うのですが、Sony盤と比べて、ロンのベースのフレーズと音色はあまり好みでないのが少し残念。どこというのも微妙なんだけと音程をスライドさせる場面が多いのが個人的には気になります。それでも、彼の曲自体は結構好きで、タイトル曲の1曲目のテーマも淡々としている割にはけっこう印象に残っています。5曲目は3分未満のテーマの凝っているブルース。やはり好みはスタンダードの4曲目とハンコック作の 6曲目。ジャズが少なかった’70年代では目立つと思う。

2020/04/07

The Herbie Hancock Trio

Herbiethetrio トニー・ウィリアムスの18日目。競演・参加作になるとやはりハービー・ハンコックとの絡みが多く(VSOP含む)、なんだかんだで10枚前後あるようです。今日のアルバムはそのハンコックの珍しいピアノ・トリオ作品。このアルバムを聴いた限りでは、ジャズメン・オリジナルはものすごくいいのだけど、ハンコックのオリジナルになると、ちょっとバランスというか、面白みに欠ける部分もあるような気が。特に最近はピアノ・トリオというフォーマットはけっこういい作品が多いだけに余計にそう感じるのかもしれないですけど。ただ、メンバーとしては超強力なので、それだけでも聴く価値はあるとは思いますが。

 

The Herbie Hancock(P) Trio(Sony) - Recorded July 13, 1977. Tony Williams(Ds), Ron Carter(B) - 1. Watch It 2. Speak Like A Child 3. Watcha Waitin For 4. Look 5. Milestones

邦題は「ハービー・ハンコック・トリオ’77」。スタジオ録音。超強力トリオのアルバム。「サード・プレーン」と同日の録音ですが、こちらは4曲がハンコックの曲で、5曲目はジャズメン・オリジナル。スリルあるインタープレイはこのメンバーならではのもの。この時期に彼のアコースティック・ピアノの演奏は少ないので貴重です。ピアノ・トリオでありながら、リズムは当時のファンク的な要素を取り入れていて、それでいてピアノ・トリオらしい雰囲気の1曲目、有名な曲を少し元気な感じで演奏している、若干の荒っぽさもあるような2曲目、アドリブの部分に入ると4ビートになる、丁々発止の雰囲気がなかなかの3曲目、やや智が勝る感じのバラードの4曲目、やはりこのトリオではこういうスピードのあるジャズメン・オリジナルがいい5曲目。

2020/04/06

V.S.O.P./Herbie Hancock

Herbievsop トニー・ウィリアムスの17日目。ハービー・ハンコックとの競演作が続きます。時代は一気に’76年へ。競演をざっと見てみるとまだ当分枚数があるので、最後の一緒に直せるチャンスです。今このアルバムを聴き直してみると、演奏はいいんだけど、音のミキシングというか、例えばベースの音などが当時だなあ、と思わせる部分が多くて(ピアノもヤマハのCP-70という電子ピアノだし)、ちょっと演奏に入り込むのに時間がかかりました。ただ当初1回だけの予定だったV.S.O.P.がその後も続くということを考えると、貴重な記録だったのかなあ、と思わせる部分も多いですけど。まあ、演奏そのもので聴くか、出た音で聴くかによって、評価は分かれてくるのではないか、と思います。

 

V.S.O.P./Herbie Hancock(P)(Sony) - Recorded June 29, 1976. Ron Carter(B on 2-4), Freddie Hubbard(Tp on 2-4), Wayne Shorter(Ts, Ss on 2-4), Tony Williams(Ds on 2-4), Bennie Maupin(Afl, Ss, Ts on 5, 7), Billy Hart(Ds on 5, 7), Eddie Henderson(Tp, Flh on5, 7), Julian Priester(Ttb, Btb on 5, 7), Buster Williams(B on 5, 7), Paul Jackson(B on 8-9), James Levi(Ds on 8-9), Kenneth Nash(Per on 8-9), Ray Parker, Jr(G on 8-9), Wah Wah Watson(G, etc on 8-9) - 1. Piano Introduction 2. Maiden Voyage 3. Nefertiti 4. Introduction Of Players/Eye Of The Hurricane 5. Toys 6. Introductions 7. You'll Know When You Get There 8. Hang Up Your Hang Ups 9. Spider

邦題「ニューポートの追想」。本来V.S.O.P.は1回限りの演奏の予定だったのが、人気が出てしまい続くことに。ここでは3つのユニットによる演奏を聴くことができます。V.S.O.P.おなじみのユニットが1-4曲目(2-4曲目にトニー・ウィリアムスも参加)、5-7曲目のムワンディシのユニットと8-9曲目のヘッド・ハンターズ。エレキ・ピアノですが、イントロダクション的に1曲目がはじまり、有名な2曲目で、つかみどころを持っていき、同じ曲かと思うほど盛り上がりますが、この頃のベースの音のミキシングがちょっと気になるところ。3-4曲目と有名な曲が続きますが、あくまでも’70年代のサウンドのジャズとしてとらえた方がいいかも。ムワンディシは’70年頃の、ヘッド・ハンターズは、最初の録音とほぼ同時代なので、安心かも。

2020/04/05

Maiden Voyage/Herbie Hancock

Herbiemaiden トニー・ウィリアムスの16日目。今日はハービー・ハンコックの名盤です。ご参考までに、’87年に発売された「名演!Modern Jazz」(講談社刊)にアンケートが掲載されていたので、当時のジャズで人気上位のアルバムを以下に転載させていただきます。
サムシン・エルス/キャノンボール・アダレイ(As)(Blue Note)
ラウンド・アバウト・ミッドナイト/マイルス・デイビス(Tp)(Sony)
ワルツ・フォー・デビー/ビル・エヴァンス(P)(Riverside)
サキソフォン・コロッサス/ソニー・ロリンズ(Ts)(Prestige)
マイ・フェイヴァリット・シングス/ジョン・コルトレーン(Ts)(Atlantic)
カインド・オブ・ブルー/マイルス・デイヴィス(Tp)(Sony)
ザ・シーン・チェンジズ/バド・パウエル(P)(Blue Note)
モーニン/アート・ブレイキー(Ds)(Blue Note)
クール・ストラッティン/ソニー・クラーク(P)(Blue Note)
処女航海/ハービー・ハンコック(P)(Blue Note)
ポートレイト・イン・ジャズ/ビル・エヴァンス(P)(Riverside)

このアルバムもしっかり入ってますね。上記のアルバムは全部持ってますけど、ブログのアルバムコメントにあげたのは、これと、ビル・エヴァンスの2枚だけですね。まあ、このあたりは私がブログに書かないでも、いくらでも本やネットに情報がありますから。久しぶりに聴いて思ったのは、ホーンの2人が、時代のせいでしょうか、どの曲もけっこうアグレッシヴに吹いていて、それでいて周りに溶け込んでいる感じがしたっていうことでしょうか。今聴き直すと面白いです。

 

Maiden Voyage/Herbie Hancock(P)(Blue Note) - Recorded May 17, 1965. Freddie Hubbard(Tp), George Coleman(Ts), Ron Carter(B), Anthony Williams(Ds) - 1. Maiden Voyage 2. The Eye Of The Hurricane 3. Little One 4. Survival Of the Fittest 5. Dolphin Dance

邦題は「処女航海」。どの曲も印象に残り、このアルバム自体非常に有名なので説明不要かも。全曲オリジナルということもあり、ハービー・ハンコックの理知的なピアノが生きてくるサウンドです。1曲目のタイトル曲は、それこそ何回耳にしたことか。こういうバラードの演奏はけっこう印象に残っていて、素晴らしい。それでいてホーンのソロなどはある程度攻めていますし。彼の代表作の曲の中の1作になりえると思います。2曲目も記憶に残るテーマとアップテンポの4ビートのアドリブで、けっこう突っ走っていきます。3曲目は静かなバラードでかなりゆったりしていて、ピアノの美しさはなかなか。4曲目はかなりフリー寄りでけっこうアグレッシヴだったと、改めて認識。5曲目もけっこう有名で、このテーマがやはりいいと思います。

2020/04/04

Empyrean Isles/Herbie Hancock

Herbieempy トニー・ウィリアムスの15日目。ハービー・ハンコックのアルバムが2回続きます。サイド参加作と言っても、全部持っているわけではないため、飛び飛びの紹介になってしまいますけど、それでも時代の流れとの関係で演奏がどうなっていったかが、ある程度分かるんじゃないかと思います。この時期はやはりモードもありフリーもありっていう感じの時代でしたし。ここでのラストの曲はフリー寄りと言っても、ある程度曲としてのまとまりがあり、そこにフリーの要素を混ぜ込むという感じの曲でした。そういう点ではマイルス・バンドでの演奏とあまり違いはないのかなあ、という気もしていますけど。まあ、メンバーの重複が多いのが大きいですね。

 

Empyrean Isles/Herbie Hancock(P)(Blue Note) - Recorded June 17, 1964. Freddie Hubbard(Tp), Ron Carter(B), Anthony Williams(Ds) - 1. One Finger Snap 2. One Finger Snap(Alternate Take) 3. Oliloqui Valley 4. Oliloqui Valley(Alternate Take) 5. Cantaloupe Island 6. The Egg

全曲ハービー・ハンコックの作曲。私の持っているものは2、4曲目に別テイクが入っているもの。まず、メンバーがすごい。当時のマイルス・バンドのホーンが違うだけ。1曲目は今では有名な曲ですが聴いてみると、意外にテーマがメカニカルで難しい感じ。アドリブの部分は速い4ビートでモーダルな感じで進んでいきます。1曲目よりは少しゆっくりのテンポになる3曲目は、やや明るいところもあるけど、やはりモーダルな感じの演奏が続きます。5曲目はかなり有名ですが、おそらく初出のこの曲を聴いて、意外にスローでシンプルなことに気がつきました。もっと後で演奏されたものでイメージしてました。曲自体とテーマのメロディはすでに完成されている印象。6曲目は14分の大作で、マイルス・バンドよりはフリー寄りの演奏。

2020/04/03

Point Of Departure/Andrew Hill

Andrewpoint トニー・ウィリアムスの14日目。ブルーノートでの参加作はドラムスがバランス的に小さくて、新生ブルーノートの時のようなドスドス感は全くないけれど、どういうアルバムに参加していたかを改めて確認する意味でも、名盤も多いので聴く価値はあると思います。アンドリュー・ヒルはブルーノートならではのピアニストだったので個性はかなり強い方だと思いますけど、今は処分してしまってこのアルバムしか見当たらないのが残念です。置く場所があればやっぱり買ったアルバムは処分しない方が正解だったかなあ、とも思います。ここでもエリック・ドルフィーが目立ちまくってますねえ。それも好きな理由ですけど。

 

Point Of Departure/Andrew Hill(P)(Blue Note) - Recorded March 31, 1964. Kenny Dorham(Tp), Eric Dolphy(As, Fl, Bcl), Joe Henderson(Ts), Richard Davis(B), Anthony Williams(Ds) - 1. Refuge 2. New Monastery 3. Spectrum 4. Flight 19 5. Flight 19(Alternate Take) 6. Dedication 7. Dedication (Alternate Take)

全曲アンドリュー・ヒルの作曲。独特なフレーズとタイム感覚を持つ彼ですが、ここのアルバムでは特にエリック・ドルフィーの存在感がある。各パートのソロも自由なスペースがあって飛び回っている感じ。全体的に構成やフレーズのバランスが壊れそうで壊れないところの危なさが面白い。モーダルで4ビートの枠はありながら、より自由なテーマとソロが印象的に響いている12分台の1曲目、3管でも混沌感の方がやや勝っている、ソロのぶつかり合いが個性を際立たせる2曲目、出だしの曲調としては2曲目と割と似ていて、途中から物語的に展開する3曲目、メロディが複雑そうなテーマを持ちつつホーンの個性が際立つピアノも流ちょうな4曲目。5曲目は不思議なサウンドを持っていて、バラードと言っていいのかどうか。

2020/04/02

Out To Lunch/Eric Dolphy

Ericoutto トニー・ウィリアムスの13日目。マイルス・デイヴィスのバンドへの参加作は当分先送りか、やらないので、ブルーノートのアルバムが続きます。ビル・エヴァンスをやっていたときはそんな兆候はなかったのだけど、このあたりの時代はフリーに首を突っ込んでいく時代でもありました。ブルーノートの諸作品でも、トニーのブルーノートの初期作品でもフリーに行ってますね。私はけっこうフリーの洗礼を受けている方なので抵抗はありませんけど、今日のアルバムでもある程度の割合で拒否反応を起こす人もいるかもしれません。私はエリック・ドルフィーのアルバムではこれが一番大好きなのですけれども。

 

Out To Lunch/Eric Dolphy(As, Fl, Bcl)(Blue Note) - Recorded February 25, 1964. Freddie Hubbard(Tp), Bobby Hutcherson(Vib), Richard Davis(B), Anthony Williams(Ds) - 1. Hat And Beard 2. Something Sweet, Something Tender 3. Gazzelloni 4. Out To Lunch 5. Straight Up And Down

はじめて聴いたときのアヴァンギャルドな印象は相変わらず。と言うより、エリック・ドルフィーひとりの個性で引っ張ってきているのかも。全曲彼の作曲。あえてブルーノートおなじみのミュージシャンを揃えて同レーベルで録音した、ドルフィーのアルバムで個人的に一番好きなアルバム。ミステリアスな曲調で、フレーズはフリーなんだけど、そこまで行きそうで行かないバックとのバランスがいい1曲目、ベースのアルコとドルフィーのフレーズが絡み合う出だしから、不思議な感触のバラードになる2曲目、モーダルな4ビートの上を華麗に舞うフルートが印象的な3曲目、出だしは落ち着いた4ビートだけど、テーマやソロが落ち着かなくて徐々にフリー的になるタイトル曲の4曲目、いななくようなテーマで少しユーモラスな感じの5曲目。

2020/04/01

My Point Of View/Herbie Hancock

Herbiemypoint トニー・ウィリアムスの12日目。今日からサイド参加作になります。そして手直しで残っているハービー・ハンコックとの共演のアルバムがちらほらあって、いわゆる重複手直しができる最後のチャンスでもあります。’60年代のマイルス・デイヴィスの黄金のクァルテット時代は、とりあえずは外してあるので、メインはV.S.O.P.の時代になってくるとは思いますけど。そんな中で今日は’63年のアルバムまでさかのぼります。久しぶりにブルーノートレーベルを聴きましたが、いいですねえ。1500番台と4000-4100番台をコンプリートで集めている人が多いのもうなずけますね。そして、分かりやすさとブルーノートっぽさの両立。自分がその収集に加わらなかったのを今になって後悔しています。

 

My Point Of View/Herbie Hancock(P)(Blue Note) - Recorded March 19, 1963. Donald Byrd(Tp), Grachan Moncur 3rd(Tb), Hank Mobley(Ts), Grant Green(G), Chuck Israels(B), Anthony Williams(Ds) - 1. Blind Man, Blind Man 2. A Tribute To Someone 3. King Cobra 4. The Pleasure Is Mine 5. And What If I Don't

全てハービー・ハンコックの作曲。収録時間は34分ほど。1曲目のようにジャズロック風の曲(当時としては進んでいたのかも)もあれば、3曲目のようにコード進行もメロディもちょっと変わった進歩的な曲もあり、演奏だけでなく曲作りについてもその実力が分かります。ただし、まだオーソドックスな部分も多いかもしれません。ベースが変わったとりあわせ。テーマがあってアドリブのソロがあって、というパターンはやはり当時のものだし、3管のアレンジもそんなに凝ってはいないけど、むしろこれぞブルーノートという感じで聴けるジャズとして、安心できる部分です。ほんわかとした、少しゆっくり目のジャスでリラックスできる2曲目、しっとりした淡い色合いのバラードの4曲目、少しお茶目で4ビートも混ざる、ミディアムの5曲目。

«Young At Heart/Tony Williams

Amazon検索

HMVへのリンク

  • HMVジャパン CD DVD 書籍 音楽 ゲーム
2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

メールアドレス

友人が運営しているサイト