耳の方も何とか一段落
今日は補聴器の3か月点検ということで、行って掃除、最終調整などをしてもらいました。時間はほんの20分ほどで、デジタルだから、調整も補聴器を耳につけたまま、お店のパソコンからBluetoothで行います。購入時には慣れるまで、通常の人が聞こえるレベルより少し下げた状態に調整されていました。それでもこれまでに1段階アップさせてはあるのですが。今日の調整では通常の人が感じる音の大きさで、5-6dB(帯域によっては10dBほど)上げてもらいましたが、もう外出時と音楽を聴くときにはいつもつけているせいか、大きい音が入り込むという感じはなくて、自然により大きい音で聴こえるようになりました。年齢としては自分は装着はかなり早い方なのですが、タイミング的には良かったです。これがもう5年前だったら、フルデジタルのものがあったのか、とかリチウムイオンバッテリーでの給電方法が出来ていたのか、という問題もあります。仕事での使用も順調です。ただこれがきっかけのひとつとして、CDの大量処分に結び付いたのも否定できません。
楽器の方も、幸いまだバンドを組んでエレキ・ベースを弾いていますけど、これが他の楽器だったら、ドラムス含めて音域が高いものが多いため、自分の耳特性は高域にいくほど減衰するので、たぶん音作りの点で、演奏できても使い物にならなかったろうと思います。付けてみて、はじめて分かった私のベースのジーッという音も何とかしなければ。なんたって、つけてないと、紙はパリパリいわないし、キーボードもカチャカチャいわない状態でもあるので。いつからこういう状態なのか、記憶には残ってないです。
今日再調整された補聴器をつけていくつか音楽を聴いてみたのですが、以前はつまらない音に聴こえていたクラヴィコードなどの繊細な楽器も、良い音で鳴っているではありませんか。倍音成分や高域が補正されてより強調されたからです。今までは何気なく、気が向いたら音楽をかけていたのですが、逆に言うと、今は補聴器をつけて「ハイレゾ音楽」ポジションでないと、かなりショボく聴こえるようになってしまいました。なので、ふだんは家では補聴器をつけてないので、それをつける作業から入るので、ちょっと手間になってしまいました。そのおかげで、いい音とは、という入り口に立てたわけですけど。逆に言えば今までは聴ければいいや的な部分もあったのかもしれません。ただ心配なのは仕組みがイヤホンと同じため、使えば使うほど、耳が悪くなっていくのかどうか。そんなこと気にしなくても年齢とともに聞こえなくなっては来るのですが。これからは1年に1回の聴力検査をしながら、その時に再調整をして使っていくようになるとのこと。
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