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2024/07/14

7月13日(土)麻生音楽祭、ライヴに出ました

150613kaijou_20240714074901ちょっとこのところバタバタしていたのは、麻生音楽祭というライヴの準備をしていたためもあり、昨日の7月13日にライヴに出ました。私がメンバーとして参加するなったのが’15年のことなので、毎年1回(コロナで1回休止あり)ですが、けっこう長くやってますね。このポピュラーミュージックショーも、オーディション制になってから何回目かでもあって、だんだんと周りのレベルが高くなっているような気もしています。

川崎市が関与しているとのことなので、音楽著作権協会には届け出がしてあり、その点では安心して演目などを書くことができます。例年はオフコースの曲が多かったのですが、今年は4曲のうち2曲がそれ以外の曲を取り上げています。出演時間は20分ですが、ワンマンでやっている時と比べると、やはり負担が少ないので楽、なはずでした。こういう時にちょっとしたミスをしてしまいますが、PAから出ている音だったり、知っている曲かどうか、という点でも、案外他のバンドを聴いていて、分からないものだというのも分かりました。

実は前に出演するバンドのベースが急に本番で壊れ、私のベースを貸すというハプニングがありました。何と、ストラップの長さ以外はベースの設定をそのままにして使ってもらったようで、それでも初めて弾くベースではないような、慣れた演奏を見ることができました。素晴らしい。

そして、自分たちの出番。あっという間の20分間でしたが、かれこれ5月からスタジオ練習は5回やったかな。けっこう長い準備でした。本当は映像などがあればこういう場で流すといいんでしょうけど、それは観に来てもらった人たちと共有したい、という思いもあり、ジャズではありませんが、ご興味があったら観に来ていただけたら、と思います。そもそもここはジャズブログなんで、そういう人もほとんどいらっしゃらないとは思いますが。

昨日は打ち上げも含めて楽しかった1日になりました。

2024/07/07

えっ?輸入盤CDが1枚4千円超?(円安の影響か)

今までは、輸入業者さんが頑張ってくれていたおかげで、輸入盤は一番安いところを探すと、セールの時などでそれなりに今まで通りの値段で買えるところがあった。それが7月26日発売予定の「Moondial/Pat Metheny」を、色々探しても1枚で買うとなるとどうしても4千円台にはなってしまう。おそらくはペラジャケで1枚ものの輸入盤がですよ。ソロ・ギターのようだし、すでにAmazon Music Unlimited(HD)には、3曲は聴くことができるようになってます。

う~ん、円安もここまでくると、こういうことになってしまうのか。1ドル160円から161円のあたりを彷徨ってますもんね。今まで、安い値段で買えるところがあった方が不思議なくらい。これだったら、国内盤が2,860円前後で売ってたら、そっちへ流れるなあ、とも思います。どっちみち気に入った盤以外は何度も聴くことがないし、聴くにしてもストリーミングで、ということも多くなったので、これからは追っかけているミュージシャンでもCDを買うのはパスかなあ、とも思います。今までは基本CDで聴いたものをアップしていたので、そのルールもどうしようか考えなければなあ。先にCD発売が廃れていって強制的にストリーミングで聴くようになる、というストーリーを予測していただけに、何とも言いようのない感じになってます。

あまりやりたくはないけど、ブログやホームページもフェードアウトかなあ、と思うし、やるせないですね。円安が戻らないのは日銀が国債を買いすぎて、金利を挙げたら日銀が赤字になるからだそうで、それが上げることができれば、円安も止まるのにね。って、借入金利も上がるから、住宅借入金、会社などの借入金などにも影響を与えるので、簡単には行かないでしょうけど。まあ、これで一気にCDからストリーミングへの流れができてしまうだろうなあ、とは思います。

(7月9日追記)このパット・メセニーのアルバムのように極端な例は、一部のCDしか見てないのでまだないですが、じわじわと元値が上がってきているのは、各通販のサイトなどを見ていて、感じます。

2024/07/03

トキ/土岐英史カルテット

Tokitoki TBMレーベルの今回届いた3枚目にして一段落のアルバム。録音は’75年だけど、’60年代のモーダルな演奏の雰囲気をプンプンさせているサウンド、好きですねえ。ここではピアノがいなくて、ギターに渡辺香津美が入っているのも、プラス要素になっています。本来ならもっと昔に出会うはずのアルバムだったような気がしてますが、ジャズだけでも星の数ほどアルバムが出ているので、今年出会えたのは良かったのかもしれません。こういう演奏、けっこうツボでして、日本のジャズもなかなか捨てたもんじゃないな、と思います。できれば細く長く、SACDシリーズが続いて欲しいのですが、こればかりは先のことが読めません。いい演奏はただ聴くのみです。

 

トキ/土岐英史(As、Ss)カルテット(Three Blind Mice) - Recorded May 17, 1975. 渡辺香津美(G)、井野信義(B)、Steve Jackson(Ds) - 1. Lullaby For The Girl 2. Darkness 3. Blues 4. When Sunny Gets Blue 5. Old Song Blues

3、4曲目はジャズメン・オリジナルやスタンダードで、他は全曲土岐英史の作曲。収録時間は41分。ギターを交えたクァルテット編成で、なかなか渋い演奏を聴くことができます。独特なメロディと深みのあるモーダルな響きの8分の6拍子で、テンポもよく、アルバムに入っていくつかみはOKだと思う11分台の1曲目、同じ8分の6拍子でもゆったりしていて、そこを縦横無尽にサックスが走る10分台の2曲目、オーネット・コールマン作の有名な曲のテーマから、その名の通りアップテンポのブルース進行に入っていく、割と豪快な演奏が聴ける3曲目、優しくて温かみのあるスローなバラードでのスタンダートがアルバムのオアシスになっている4曲目、オーソドックスな4ビートのブルースだけど、聴くと渋いサウンドの5曲目。(24年6月26日発売)

2024/07/02

マリ・ナカモトIII/中本マリ/鈴木勲・渡辺香津美

Nakamoto3 TBMレーベルの、今回届いた2枚目。やはり今回はSACD化ということで、厳選して少しずつ発売しているので、名盤が多いように感じます。このアルバムも初聴きですけど、中本マリはけっこう早い時期から、’80年代あたりからかな、JVCで何枚もアルバムを出していて、その中の何枚かはLPで購入しています。中にはジャズというよりはフュージョンやポップスに近い演奏もあったりもしたけれども。今回のアルバムはギターとベースのみをバックにしてジャズを歌っているということで、そのメンバーもいいし、安定して聴けるアルバムに仕上がっている感じです。3枚目のアルバムだとは思いますが、これが真っ先に出てきた理由も、聴いていてわかります。

 

マリ・ナカモトIII/中本マリ(Vo)/鈴木勲(B)・渡辺香津美(G)(Three Blind Mice) - Recorded November 25 and 26, 1975. - 1. Georgia On My Mind 2. What A Difference A Day Made 3. You Came A Long Way From ST. Louis 4. I Only Have Eyes For You 5. Sunflower 6. What Are You Doing The Rest Of Your Life? 7. Just Friends 8. Didn't Me 9. A Nightingale Sang In Berkley Square

全曲スタンダードやポップスなど。収録時間は38分。中本マリは日本の女性ジャズ・ヴォ―カリストとしては割と早くから有名になった人で、アルバムをその後も出し続けていた時期があるなど、実力派だと思います。ベースとギターというシンプルな伴奏を従えて、じっくりと歌いこんでます。ギターが渡辺香津美なのも魅力ですし。2曲目のようにやや賑やかな曲も、このトリオでなかなかいけるし、合っているなあと思います。バンドを支えている2人がテクニックは確かなので、安心してまかせられるということもありますし。そこにさらに安定したヴォーカルが加わるということで、このアルバムを名作にしているのだなあ、と思います。選曲もいいし、メンバーもいいし、実力もあるということで、普段はヴォーカルを聴かない人にも。(24年6月26日発売)

2024/07/01

ブロー・アップ/鈴木勲トリオ/カルテット

Suzukiblowup TBMレーベルのSACDハイブリッドシリーズの第2弾が出ました。実は前回購入した時との間に、SACD/CDドライブのメカを供給するメーカーが、7月で供給中止になるというニュースが入って、いろいろなメーカーに供給していたので、SACDプレイヤー自体の生産できるところが無くなってくるんじゃないか、ということが。このSACDのシリーズ4か月おきに3種ずつとりあえず12枚(4回)出ることは決まっているんだけど、その先は難しくなってきたのでは、と思わせます。それでも、名盤と言われるものをセレクトしていると思うので、聴いた感じの満足感は大きいのですけど。できれば、このシリーズで、もう少し続けてほしいものだなあ、と思います。少し前には廉価盤でかなり網羅して出してはいるんですけどね。

 

ブロー・アップ/鈴木勲(B、Cello on 5-6)トリオ/カルテット(Three Blind Mice) - Recorded March 29 and 30, 1973. 菅野邦彦(P、Key on 1)、ジョージ大塚(Ds)、水橋孝(B on 1, 3, 5-6) - 1. Aqua Marine 2. Everything Happens To Me 3. Blow Up 4. Like It Is 5. I Can't Get Started 6. Low Flight

2、4-5曲目がスタンダード等で、他は鈴木勲の作曲。収録時間は34分。曲によってはベースが2人となる変則編成です。フリーになりそうでならなくて、叙情的なサウンドで進んでいく1曲目は、緊張感も伴いながら、メロディアスな面も持ち合わせています。急に軽快なラテンビートになって、ピアノ・トリオでスタンダードらしくノリ良く流れていく2曲目、8ビートで、豪快に切り裂いていくような、ベースが2人いて、時にアルコ奏法も交えつつ、重量級の音を聴かせてくれる3曲目、少しお茶目な雰囲気も持っている、スタンダードと言っても分からないようなメロディを持つ4曲目、チェロをピチカート奏法で主旋律のテーマを弾くという、少し変わった使用法の5曲目、アップテンポの4ビートでチェロとベースの対比が面白い6曲目。(24年6月26日発売)

2024/06/30

ハインドサイト-ライヴ・アット・ラ・セーヌ・ミュージカル/エンリコ・ピエラヌンツィ、マーク・ジョンソン、ジョーイ・バロン

Enricohinds 新譜がまとめて来る時は来る、ということで、また忙しくならないうちにどんどん聴いていきます。今日のアルバムは国内盤でしか見かけてないですが、通常は最近は国内盤にあまりならないCam Jazzのアルバム。これだけ有名なミュージシャンが揃ったら、そりゃ国内盤優先で出すだろうなあ、と思います。エンリコ・ピエラヌンツィのトリオ結成35周年のアルバムで、コロナ禍がなければ、もっと早く発売されてたのかな。演奏もけっこう良くて、時に冒険的に、時に哀愁と叙情感を増して、アルバムは進んでいきます。ジョーイ・バロンのドラム・ソロも後半にバシッと決めてくれたところもあって、トリオの中でも存在感高めなのはいいですね。このピアノ・トリオ、得点はけっこう高いです。

 

ハインドサイト-ライヴ・アット・ラ・セーヌ・ミュージカル/エンリコ・ピエラヌンツィ(P)、マーク・ジョンソン(B)、ジョーイ・バロン(Ds)(Cam Jazz)
Hindsight - Live At La Seine Musicale/Enrico Pieranumzi(P), Marc Johnson(B), Joey Baron(Ds)(Cam Jazz) - Recorded December 13, 2019. - 1. Je Ne Sais Quoi 2. Everything I Love 3. B.Y.O.H(Bring Your Own Heart) 4. Don't Forget The Poet 5. Hindsight 6. Malto Ancora (Per Luca Flores) 7. Castle Of Solitude 8. The Surprise Answer

2曲目のみスタンダードで、他は全曲エンリコ・ピエラヌンツィ作曲。収録時間は53分。録音当時はトリオ結成35周年の再結集でのすごいメンバーのトリオのライヴ。哀愁の漂うメロディアスな曲が、1曲目の冒頭から出てきて、さすが、と思わせます。やはりこのメロディとピアノはエンリコならではのもので、素晴らしい演奏を記録してくれました。ドラムス、ベースもベテランの腕が確かなトリオなので、3人でこのサウンドを築き上げています。それにしても、この哀愁と叙情性はいつまでも浸っていたいと思う。2曲目のスタンダードも少々冒険的だけど、破綻しないで進んでいくところがいい。その後は哀愁系の曲が多く続き、やはりエンリコならではの世界を堪能できるのはいいなあ、ということを実感。名盤になるんじゃないかな。  (24年6月19日発売)

2024/06/29

マンガ単行本「Blue Giant Momentum/石塚真一著」第2巻が出た

240628bluegiant 元々は日本編の「Blue Giant」5巻が出た’15年に、そこまでの5冊をまとめ買いして初めてブログに記事を書いてます(全10巻)。そこから「Blue Giant Supreme」のヨーロッパ編(全11巻)、「Blue Giant Explorer」のアメリカ編の旅をしているところ(全9巻)、そして、この「Blue Giant Momentum」のニューヨーク編(今日出たのは第2巻)と、かれこれ10年近くつきあっているわけなんですね。

最初のうちは日本の中でのことなので、取材もそこそこできたろうし、想像で描ける部分も多かったのでしょうが、さすがにだんだんステップアップしてきて、Number8氏がExplorerからStory Directorとして参加し、Momentumでは原作者になっています。それだけジャズその他周辺のことに関しても、リアリティが要求されるようになってきたということかもしれません。若干ですが、ジャズ好きにとって見てもストーリーの内容が高度になってきているなあ、と思います。それが吉と出るか凶と出るか分かりませんが。

今回の第2巻、演奏シーンは後半に少しありますが、あとは4人のメンバーの日常生活(アルバイトや、酔っぱらっていたり、他のミュージシャンの手伝いとか)がメインになってくるので、少々流れ的には停滞するかもしれないですけど、人間関係をちゃんと描いていて、これもなかなかそれぞれのメンバーの性格を浮き上がらせるのに役立っています。なんでわざわざ回り道をするかね、と思っても、その描写を見ることが楽しみのひとつでもあります。主人公の宮本大が世界一になるという結末に向かって、あとどのくらい時間がかかるか分かりませんが、新たなミュージシャンも出てきたことだし、ゆっくりと楽しむことにしましょうか。

ジャズをうんちくで語らないジャズマンガ、青年漫画っぽくていいですね。できれば雑誌で先にどんどん読みたいところなんですけど、そこはグッと我慢して、単行本で出るのを待っています。

2024/06/28

Tributes/Antonio Farao

1420 最近リーダー作を見てないな、と思ったらCriss Crossレーベルからのアントニオ・ファラオの新作です。トリオのメンバーがすごくて、このレーベルでもこういうトップ・ミュージシャンを使うこともあるんだなあ、と改めて思いました。それにしても相変わらず音数が多い饒舌なピアノです。聴くのに体力がいるというのは、あながち嘘ではないですが、それでも昔のEnja時代から追いかけてきた身にとっては、久しぶりの新譜を聴けて、大満足です。ストリーミングでもCD到着前に聴けていて、その時にアップすることもできたんですが、やはり真剣に聴くにはCDでないと、と再び聴きました。やっぱり何度も言うようですが、聴くのに体力が要ります。

 

Tributes/Antonio Farao(P)(Criss Cross 1420)(輸入盤) - Recorded July 26, 2023. John Patitucci(B), Jeff Ballard(Ds) - 1. Tributes 2. Right One 3. Shock 4. I Love You 5. Tender 6. MT 7. Memories Of Calvi 8. Syrian Children 9. Song For Shorter 10. Matrix

(24/06/27)4曲目がスタンダード、10曲目がチック・コリア作で、他は全曲アントニオ・ファラオ作。収録時間は64分。なかなかすごいメンバー。ファラオのピアノも饒舌でメロディアスなだけに、ある意味パワフルで、モーダルな進行でもコーダルな進行でもバリバリ弾けるので、聴くのに体力を要するところも。1曲目のタイトル曲はその饒舌でモーダルなところをこれでもか、と聴かせてくれます。2曲目は自由な感じですけど、緩急の付け方で、さすがこのメンバーと思わせます。その後も斬り込んで来るような曲が多め。ただ、5曲目、8曲目のようなバラードの、メロディで聴かせてくれる曲がアクセントになっていて、ホッとします。でも、通して聴いているとかなりのテクニックなので、饒舌を超えた饒舌にどこまで耐えられるか。

2024/06/27

Old Main Chapel/Ron Miles

Ronoldmain このアルバムは発売日が5月11日だったのですが、たまたま注文のタイミングが合わず、先日ようやく到着しました。個人的にはこのトリオの演奏、淡々としながらも好きなので、ロン・マイルス亡き後、ライヴ録音が出てくれてうれしいです。収録曲が重なっていても、その時によって演奏は違ってくるので、いくら出てもらってもいいくらいです。自分の知る限りでは寡作の人ではありましたが、かえって彼らしい個性が出ていて、好みのトランぺッターのひとりになりました。それにもまして、ビル・フリゼールが大好きということもありますけど。アルバムによっては、彼らの他にジェイソン・モランやトーマス・モーガンが出ていたりしていて、正直、ツボでしたね。

 

Old Main Chapel/Ron Miles(Tp)(Blue Note)(輸入盤) - Recorded September 21, 2011. Bill Frisell(G), Brian Blade(Ds) - 1. Mr. Kevin 2. There Ain't No Sweet Man That's Worth The Salt Of My Tears 3. Guest Of Honor 4. Queen B 5. Rudy-Go-Round 6. I Will Be Free 7. New Medium

(24/06/26)このトリオの1枚目「Quiver/Ron Miles」と同時期のライヴで、収録曲も重なるものが多め。2曲目を除きロン・マイルス作曲で、収録時間は78分。スタジオ録音と同じく、いい意味でのスカスカ感はありますが、ビル・フリゼールの参加している演奏はベースが要らないくらい彼らの世界を表現していて、リラックスしながらも、長い時間を一気に聴かせてくれます。マイルズというと、このトリオのイメージが強く、淡々とトランペットを吹いているのが印象的ですが、参加アルバムはあまり多くないにしろ、このトリオを中心として他の有名なミュージシャンと共演もあります。こういう編成で、さまになるのはなかなかないですが、彼はそういう個性を持っていました。’22年に亡くなってますが、これからも演奏が出てきてほしい。

2024/06/26

My Prophet/Oded Tzur

2821ECMは3日目で一段落。今年はECMの新譜CDが少ないなあと思っていたら6月、7月とそれぞれ3-4枚ずつ発売され、ペースが戻ってきた感じです。さて、Oded TzurのECM3作目は、ドラマーのみメンバーチェンジがあって、あとは彼のマイペースの曲作り、演奏といった感じです。イスラエル出身で、ある種民族的な哀愁や叙情性をもちながら、そのまま自由な演奏に持ち込む場面もあり、好き嫌いは分かれるながらも、けっこう興味深い演奏ですね。彼の演奏はクァルテットで3作続いたので、プロデューサーのマンフレート・アイヒャーも、これを気に入っているのでは、と思わせます。ECMのミュージシャンも新旧入れ替わりの中で、今後輝く存在になりそうです。

 

My Prophet/Oded Tzur(Ts)(ECM 2821)(輸入盤) - Recorded November 2023. Nital Hershkovits(P), Petros Klampanis(B), Cyrano Almeida(Ds) - 1. Epilogue 2. Child You 3. Through A Land Unsown 4. Ranata 5. My Prophet 6. Last Bike Ride In Paris

(24/06/25)ジャケットには作曲者名が書いてないけど、全曲Oded Tzur作と思われる。収録時間は45分。イスラエル出身のOdedらしい旋律でもあるし、ある種独特な雰囲気を醸し出しています。今回からドラマーのみブラジル人のCyrano Almeidaに変更。ECMらしく始まったかと思ったら、その路線をはみ出す場面も散見されます。そしてOded独特の叙情性が、どの曲にも散りばめられています。テーマとしてはどの曲も分かりやすいのですが、アドリブに入り込むと、その路線と自由にフレーズが飛び出す場面と交互に出てくる感じ。時にフリーの世界も垣間見えます。全体を通して、哀愁の感じられるメロディが豊富で、そこにアドリブが混ざる感じは、印象がけっこう強いです。ある意味ECMらしいクァルテットの音ですね。

«Paul Hindemith/Alfred Schnittke/Anna Gourari/Markus Poschner/Orchestra Della Svizzera Italiana

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