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2023/03/26

The Layers/Julian Lage

Julianthelayer 今日はブルーノートの新譜です。ジュリアン・ラージの、前回出したアルバムと同じ時の録音なんだけど、収録時間が24分と短いのです。前回のアルバムも確か48分収録だったのですが、個人的にはビル・フリゼールも大好きだし、彼の色が満載なので、こういうミニアルバム的な内容でも、けっこう楽しめると思います。個人的には、前のアルバムにまとめても72分ほどなのでいいのではないかと思いますが、今だとそれではちょっと長い感じもしてます。前作は好評だったので、これも出すかという話になったのでは、と、好意的にとらえてます。ただ、タイトル曲がボーナストラックとは、記載しないでも良かったかも。

 

The Layers/Julian Lage(G)(Blue Note)(輸入盤) - Released 2023. Bill Frisell(G on 1, 3-6), Jorge Roeder(B on 1-3, 5-6), Dave King(Ds on 1, 3, 5-6) - 1. Everything Helps 2. Double Southpaw 3. Missing Voices 4. This World 5. Mantra (Bonus Track) 6. The Layers

(23/03/21)全作「View With A Room」と同じ時の録音で、全曲Julian Lageの作曲。収録時間が24分と短い。このあたり前回の録音の残りテイク的な感じ(演奏の質は高いけど)も少々出てくる。ビル・フリゼールがここでも5曲に参加しているので、牧歌的な、あるいはフォークソング的なサウンドになっていて、1曲目などはそれなりに盛り上がりもあるので、なかなかいい感じでせまってきます。ベースとのデュオの2曲目や、ギター2台でのデュオの4曲目をはさむことによって、また守備範囲が広がっているのも、いい。3曲目は哀愁というか、少し暗さの出ている短調の曲。ボトムの2人との相性なのか、全編フォーク的な味わいが出ていて、それはフリゼールが参加していない2曲目も。6曲目がなぜボーナスなのかが不明。

2023/03/25

Sphere/Bobo Stenson Trio

2775 ECMの新譜5日目で、ECMの新譜については一段落。今日のボボ・ステンソンもECMだいたい50周年ですね。こういう長くアルバムを出すミュージシャンがいなくなってくる中、貴重なミュージシャンではあります。サウンド的には、静かな中にも、多少緊張感をもたらすフレーズの応酬があるにしても、割と甘い激しい曲のない展開なので、聴く人によってはどうかなあ、という面もありえますが(そんなに甘くないと感じる人もいるとは思いますが)、全体としては、まあ美メロ、聴いていて弛緩する方が多いアルバムでもありますね。これを良いととらえるか、物足りないととらえるかは聴く人の主観にもよってくるのでは、と思います。

 

Sphere/Bobo Stenson(P) Trio(ECM 2775)(輸入盤) - Recorded April 2022. Anders Jormin(B), Jon Falt(Ds) - 1. You Shall Plant A Tree 2. Unquestioned Answer - Charles Lves In Memoriam 3. Spring 4. Kingdom Of Coldness 5. Communion Psalm 6. The Red Flower 7. Ky And Beautiful Madame Ky 8. Valsette Op.40/1 9. You Shall Plant A Tree (Var.)

(23/03/21)収録時間は48分。Anders Jorminの作または編曲が2、4-6曲目と、他の人の作曲が残り。スカンジナヴィアの作曲家の曲が多いらしいですけど、静かな雰囲気で、そのゆったり感はおそらくオリジナルとさほど変わらない、向こうの雰囲気が出ているなあ、とも。このメンバーでは4作目になります。その静かな中でも、やや緊張感のある部分もあって、ただ甘いだけのピアニストではないなあ、ということが分かります。彼もECM初期からのミュージシャンで、やはり50周年というくくりで語れるのではないでしょうか。激しい曲がなく、聴きやすいのも特徴で、ただそれゆえに、ジャズとしてはどうかな、という人が出ると思うけど、分かっている人が聴いてくれれば、その夢見心地な世界観を感じてくれる、と思います。

2023/03/24

At First Light/Ralph Towner

2758 ECMの新譜4日目。もうECM初期の頃から50年を超えているので、この頃から録音を続けているミュージシャンってだいぶ減ってきたのですが、その少ない中にこのラルフ・タウナ―はいます。彼の50周年を記念してのソロ・ギター作とは、なかなか憎い演出ですね。彼はフォークの12弦ギターも並行して使うことが多かったのですが、ここではクラシック・ギター1本での演奏です。無理せずに、それでも余裕をもって、彼自身の演奏をまだ続けられているのはなかなか渋いですね。オリジナルの中にスタンダード等を3曲散りばめてあるのですが、どれも彼の曲のようにも聴こえるところがまたいい塩梅だと思います。

 

At First Light/Ralph Towner(G)(ECM 2758)(輸入盤) - Recorded February 2022. - 1. Flow 2. Strait 3. Make Someone Happy 4. Ubi Sunt 5. Guitarra Picante 6. At First Light 7. Danny Boy 8. Fat Foot 9. Argentinian Nights 10. Little Old Lady 11. Empty Stage

(23/03/21)3、7、10曲目がスタンダードなどで、他はラルフ・タウナ-の作曲。収録時間は44分。ECMでの50周年を記念して録音されたというソロ・ギターのアルバム。今回はクラシック・ギター1本での録音ですが、相変わらず彼らしい演奏がうれしい。ジャズというよりは彼の表現する音楽というものがそのまま前面に出てきています。これをジャズ・ギターと言うと異論もあるでしょうけど、それもまたありかなと。じっくり聴き込むも良し、アルバムを通して聞き流しながら聴くも良しのアルバムで、、メロディアスな側面がそのまま出てきていて、衰えも知らない安心して聴ける音。素直なフレーズも多いですが、その中で乾いたような和音が出てくるのもいい感じです。10曲目はジャズ的なノリ。ギター1本で広がっていく空間。

2023/03/23

It's Always Now/Ralph Alessi Quartet

2722 ECMの新譜3日目。ラルフ・アレッシは好きなトランぺッターですが、過去にはM-BASE界隈にも出入りしていたと思いました。ECMでも、これまでは、ベースやドラムスに割と名の通った人を使っていたのですが、今回は若手(?)を入れて、彼のグループという感じを強くしています。前半は静かな曲が多めだったのが後半に行くにつれて、ECMにしては賑やかなジャズの曲(4ビートではない)が多くなってきて、本当はこういう曲をもっとやりたかったのではないかなあ、と思います。マンフレート・アイヒャーのプロデュースなので、彼の管理下ではこのあたりまで、というところではないでしょうか。

 

It's Always Now/Ralph Alessi(Tp) Quartet(ECM 2722)(輸入盤) - Recorded June 2021. Florian Weber(P), Banz Oester(B), Gerry Hemingway(Ds) - 1. Hypnagogic 2. Old Baby 3. Migratory Party 4. Residue 5. The Shadow Side 6. It's Always Now 7. Diagonal Lady 8. His Hopes, His Fears, His Tears 9. Everything Mirrors Everything 10. Portion Control 11. Ire 12. Hanging By A Thread 13. Tumbleweed

(23/03/21)1、6、13曲目はFlorian Weberとの共作(たぶん2人のインプロヴィゼーション)で、他は全曲Ralph Alessiの作曲。収録時間は59分。メンバーからすると、前作からリズム隊が変更になっているので彼のメンバーなのかな、と思わせます。少しとっ散らかったような雰囲気(1曲目)ではじまるも、ECM的な耽美的なところがある曲が前半には多く、収録曲が13曲と多いために、3-4分ほどの曲も多め。ピアノとトランペットだけの曲もあり、その曲は割とシンプルに演奏されています。普通のクァルテット編成なのにいろいろ研ぎ澄まされているところが多く、低い温度感のサウンド。4、8-12曲目はかなりジャズになるも、4ビートにならないのはマンフレート・アイヒャーの影響か。11曲目はキメの多いフリーの小品。

2023/03/22

Bartok/Casken/Beethoven/Ruth Killius/Thomas Zehetmair/Royal Northern Sinfonia

2595ECMの新譜の2日目で、これはNew Series。このアルバムも録音が’14年と古いですが、コロナ禍で延期にでもなったのでしょうか。ライヴ演奏で収録時間が78分というのは長いですが、本来のジョン・カスケンのこのオーケストラに捧げられた曲よりも、クラシック歴が浅い私にとってはベートーベン第5の方に耳が行ってしまうのはやむを得ないのかな、とも思います。まあ、New Seriesでよくある、新旧の作曲家を取り混ぜて、というのは成功している方だとは思います。時間的にはベートーベンがやや長いものの、だいたい三者均等に近い長さではないかと思います。ヨーロッパではこういうのが受けているんでしょうか。

 

Bartok/Casken/Beethoven/Ruth Killius(Viola)/Thomas Zehetmair(Vln, Cond)/Royal Northern Sinfonia(ECM New Series 2595)(輸入盤) - Recorded June 2014. - 1-2. John Casken: "That Subtle Knot" - Double Concerto For Violin, Viola And Orchestra 3-5. Bela Bartok: Concerto For Viola And Orchestra Sz.120 6-9. Ludwig Van Beethoven: Symphony No.5 C Minor Op.67

(23/03/20)ライヴ演奏で、収録時間は78分。John Caskenはイギリスの現代音楽家で、この曲はRuth KilliusとRoyal Northern Sinfoniaのために書かれたものとのこと。バルトークは19-20世紀のハンガリー出身の作曲家、ベートーベンは18-19世紀のドイツの有名な作曲家。新旧合わせての収録なのはNew Seriesお得意の方法ですが、やはりここでの主役はCaskenの曲でしょうか。インパクトでは超有名なベートーベンですけど。

2023/03/21

Stravaganze Consonanti/Gianluigi Trovesi/Stefano Montanari

2390 新譜が久しぶりに入ってきたので、聴いていきます。6枚中5枚がECM(New Series含む)です。今日のアルバム、ECMとありながらNew Seriesの方でも出せるような、まさにボーダーレスで、それでもGianluigi Trovesiのソロの部分とか、パーカッションが多めに入る曲もあったり、ラストの曲はやっぱりジャズだろうなあ、と思える曲だったりと、いろいろ不思議な点があります。録音から発売まで9年もかかっていますし、このあたりミステリーです。ちなみにECM Blogの方は、2500番以前はもう空き番号の発売はないと予想して詰めて記載してますので、その予備の習性で時間がかかりました。でも昨年でもこういうケースが1件あったんですけれどもね。

 

Stravaganze Consonanti/Gianluigi Trovesi(Cl, As)/Stefano Montanari(Concert Master, Vln)(ECM 2390)(輸入盤) - Recorded January 2014. Stefano Rossi(Vln). Claudio Andriani(Viola), Francesco Gallgioni(Cello), Kuca Bandini(B), Emiliano Rodolfi(Oboe), Pryska Comploi(Oboe), Alberto Guerra(Bassoon, Dulciana), Riccardo Balbinutti(Per), Ivano Zanenghi(Archlute), Valeria Montanari(Harpsichord), Fulvo Maras(Per, Electronics on 2, 11) - 1. Henry Purcell: The Witches' Dance 2. Gianluigi Trovesi/Fulvio Maras: Dissolvenze Convergenti 3. Giovanni Maria Trabaci: Consonanze Stravaganti 4. Gianluigi Trovesi: For A While 5-6. Guillaume Dufay: Kyrie I, Gianluigi Trovesi: L'metto Disarmato 7. Henry Purcell: Dido's Lament "When I Am Laid In Earth" 8. Henry Purcell: "The Gordian Knot Unit'd" - Ouverture 9. Giobanni Battista Buonamente: Sonata Decima Sopra "Cavalletto Zoppo" 10. Andrea Falconieri: La Suave Melodia 11. Gianluigi Trovesi/Fulvio Maras: Karaib's Berger 12. Henry Purcell: The Triumphing Dance 13-14. Gianluigi Trovesi: De Vous Abandonner, Josquin Desprez: Mille Regretz 15. Gianluigi Trovesi: Bergheim

(23/03/20)Gianluigi Trovesiの作曲(共作を含む)と、15-17世紀の様々な作曲家の古楽とを織り交ぜた、内容を聴いているとNew Seriesでもいいのではと思えるクラシック的なアルバム。59分収録。ジャズ色は当然ながらほぼなく、ブラインドで聴いていると、まさに古楽を今の編成で演奏した世界。だから録音から発表まで9年以上かかったのかな、と思わせます。ECMお得意の折衷音楽ですが、ジャズ側のファンから聴いていると、Gianluigi Trovesiのソロが割と今のインプロヴィゼーション的かな、と思えるところと、一部パーカッションが活発な曲があるのが、こちら側の世界なのかもと思えるところ。激しいところはあまりなくて、ある意味ゆったりとしたバロック以前の音楽とも聴けるけど、ラスト15曲目はけっこうジャズ。

2023/03/20

Transition/Graham Haynes

Grahamtransitiグレアム・ヘインズのリーダー作。レーベルはAntillesに移りますが、相変わらず彼の世界を貫いていると思います。いや、むしろその要素が増えてきたかな。ワールド、ロック、ピップポップなど、と当時は他のミュージシャンもそうですけど、他方面に表現が広がっていった時期ですしね。彼はコルネットなので、マイルス・デイヴィスが生きていたら、こういう方面もアリかな、と思えるようなサウンドの曲もあったりしますし。ただ、彼のアルバムはちょっと手を広げた感が強いイメージもあって、少し損をしているのでは、とも。それでもこの当時はけっこうこういうサウンド、好きだったんですよね。あ、言い忘れましたが、彼はロイ・ヘインズの息子です。

 

Transition/Graham Haynes(Cor)(Antilles) - Recorded September 1994 and February 1995. Steve Williamson(Sax), Vernon Reid(G), Jean-Paul Bourelly(G), Brandon Ross(G), Cheick Tidiane-Seck(Key), Amina(Vo), Daisy Paradi(Sitar), Vera Mantero(Vo), D.J. Logic Jason Kibler(D.J.), Daniel Moreno(Per), Jorge Amorim(Per), Lonnie Plaxico(B), "Catfish" Fred Alias(Ds), Marc Lindhal(Sample Prog) - 1. Transition 2. South Node Of The Moon In Pisces 3. Walidiya 4. Mars Triangle Jupiter 5. Harmonic Convergence 6. Freestylin' 7. Facing The Fast 8. Com Que Voz

(00/10/22)ワールド、ロック、ピップポップなどいろいろな要素を詰め込んだアルバム。だから曲によって印象はいろいろ。 進化するジャズを体現しているのだと思いますが、ちょっと拡散気味。1曲目はジョン・コルトレーンの曲なのですが、ハードロック的ギターは炸裂し、リズムが強調されていて独特の世界をいきます。リズムの上を不安定な要素をもって漂うギターが暗い陰を落とす2曲目、アミナ(・クローディン・マイヤーズだと思いますが)のヴォーカルも入ってやや中近東風無国籍的ワールド・ミュージック的雰囲気が11分も続く3曲目、一転軽いビートでノリの良い4曲目、スペイシーでゆったりした5曲目、ファンク調でヘヴィーな6曲目、やはりファンク調の7曲目、静かで幻想的なヴォーカルソロのみの8曲目。

2023/03/19

The Griots Footsteps/Graham Haynes

Grahamgriots グレアム・ヘインズのリーダー作。今までMuseだったのが、このアルバムはVerveから出ています。当時はM-BASE系のミュージシャンが大手から出る余地が多かったということで、いい時代でした。ここでもM-BASE含め、いろいろな要素を取り入れた曲が多いですが、やはりこういう録音や編集の仕方は彼の特徴なんでしょうか。今聴くと、少々とっ散らかった印象もありますね。ですので、知る限りVerveからはこれ1作のみです。3曲目の26分もある曲というのは今聴いてもよく思い切って録音したと思うのですが、でも、あまり売れなかったのでは、と心配をしてしまいます。曲ごとに聴いていくといいものもあるのですが。

 

The Griots Footsteps/Graham Haynes(Cor, Key)(Verve) - Recorded 1994. Steve Williamson(Ts, Ss), Cheick Tidiane-Seck(Key), Don-Dieu Divin(Key), Luis Manresa(Key), Laroussi-Ali Djamel(G), Brigitte Menon(Sitar), Lyra Menon(Per), Vincent Othieno(B), Noel (Papa Noel) Ekwabi(B), Jorge Amorim(Per), Daniel Moreno(Per), Chief Udoh Essiet(Talking Drum), Brice Wassy(Ds, Vo) - 1. Gothic 2. R.H. (For Roy Haynes) 3. Enlightment 4. Flip Stories 5. Psychic Plane 6. The Griots Footsteps

(01/05/05)映画音楽的なものものしい導入部の1曲目で3分ほどすごしたあとに、2曲目の父親のロイ・ヘインズに捧げられた曲はモロにM-BASE系のファンクと言った、ノリの良い曲が続きます。ただビックリしたのは、ジャズと言うよりはアフリカやインド方面へのワールド・ミュージックの回帰とでも言うべき3曲目が、何と26分にもわたって繰り広げられているのがすさまじいところ。ヴァーヴでよくぞやりました。4曲目はアフリカ寄りのM-BASE系の複雑な拍子のファンクで再びリズミカルに迫ってきます。インタールード的な5曲目を挟んで、タイトル曲の6曲目はこれまた14分台の大曲。それぞれのソロを中心にしながら、なかなかドラマチックな展開ではあります。いろいろな内容を取り込むのは良いのですが、少々散漫な印象も。

2023/03/18

Nocturne Parisian/Graham Haynes

Grahamnocturne

さて、CDの処分後になっても、まだアルバムは続きます。実はその処分前に仕込んでいたものなので、しばらくお付き合いください。

グレアム・ヘインズのリーダー作。やはり初期の頃はある程度M-BASEの影響もあるのでしょうが、1枚目ほどではなくて、パーカッションがけっこう目立っている格好になってます。私はこの頃まではM-BASEのミュージシャンの追っかけをしていましたが、この後にミュージシャン本位で追っかけをするようになり、M-BASE自体からは離れていきます。このアルバムでは、先日取り上げたスティーヴ・ウィリアムソンも参加していますし。奥の方にバラバラに入っているので、CDを探すのが大変になりましたが、もうすぐブログでのミュージシャン別制覇ということで、何とか頑張ってみます。

 

Nocturne Parisian/Graham Haynes(Cor)(Muse)(輸入盤) - Recorded September 11 and 12, 1991, and April 8, 1992. Steve Williamson(Ts, Ss), Mferghu(Key), Egmont Grisoni(Tambure), Mokhtar Samba(Per, Djembe), Doudou N'diaye Rose Jr.(Sabar), Allan Rupii(Talking Ds, Per), Samm Bennett(Per) - 1. Nocturne 2. Les Halles 3. The Island 4. Rue St. Denis 5. Stupide Salope Negre 6. The Island 7. Dancing In Dreamtime 8. Purya Danishri 9. La Fille Sympa

(03/10/28)9曲中6曲がグレアム・ヘインズのオリジナルか共作。当時からエレクトリックや、特にパーカッションをうまく使用したサウンド。M-BASEの影響も。1曲目はタイトルの雰囲気とは違い、パーカッションとバックのベースシンセの音の上を吹きまくり、ラストのコーラスで幕を閉じます。やはりピアノとパーカッションとコルネットのみで勝負している2曲目、シンセサイザーのゆったりとしたバックで美しいバラードを奏でている3、6曲目、慌しいテーマとノリの良いビートが交互に繰り返す4曲目、やはり重低音ビートの上をホーンが駆け回っていく5曲目、やや浮遊感を伴う重めなサウンドとソロの対比が際立つ7曲目、変拍子も入って比較的淡々と流れていく13分台の8曲目、美しいエキゾチックなバラードの9曲目。

2023/03/17

ディスクユニオンの買取2日目(持ち込み)

230316list 実は、15日の出張買取で、私が除外していたCDがありまして、それはプログレのアルバムだったんですね。アラン・ホールズワースつながりにしても、ゴング、とかゴングジラとかソフトマシーンとか、少々ジャズと関連付けるには無理があって外していました。そこに、今日(16日)見たら新宿プログレ館の高価買取リストに、私が手放さなかったCDが掲載されていたではありませんか。というわけで、今日の午後の予定が延期になって空いたので、急遽持ち込みで新宿プログレ館に行くことに。ある程度はそのプログレアルバムをまとめておいたのですが、やはり急いで予定変更をしたため、2枚持って行くのを忘れてしまいました。まあ、これはアラン・ホールズワースつながりということで、ジャズの時にまとめてもいいし、次回はオールジャンルまとめての(つまり私が万が一亡くなった後のことかも)買取になりそうな気配もあるため、まあ、放っておこうかと思った次第です。

出発する直前に、そう言えば、KENSOのアルバムも、いちおう主なものは全部アルバムを持っているのに(これは処分していない)、BOXを買っていたよなあ、と思い出し、これも買ってから1-2度しか聴いてなかったのでこれも持って行くことになりました。結果、このBOXで、買取価格の3分の2近くを占めることになり、そこそこの査定になったわけです。今回は聴いてないアルバムはとにかく処分する、という原則でも動いてましたし。

最初はプログレ館なんて入ったことないし、持って行ったCDがプログレに該当するのかどうか、尋ねるところから始まってしまいました(笑)。それと、BOX入れて22枚(組)なので、査定はすぐ終わると思ったら、他にも買取している人もいて1時間待ち。おかげで新宿ジャズ館とか、他の店も久しぶりなんで見てまわりましたよ。ただ、気になるのはお店の中古CDの古びれ感と値付けの安さ(もちろん高いものもある)で、CDを処分できてお金ももらえる時期の終わりに近づいているのではないかなあ、とも予感させる感じでした。ディスクユニオン、今は店頭販売だけではなくて、ネット販売もあればヤフオクでのオークションもやっていますし、お店を見ているだけでは、経済の循環が分かりづらいところもありますけれどもね。

時間が来て買取価格の提示がありました。割と高く買い取ってくれるものとけっこう安いものとありましたが、それでも100円を切るものはなかったと思います。BOXのおかげで、まあまあの買い取り価格になって、感謝しています。

230325kaitori (追記25日)出張買取の時に入れ忘れたジャズCD19枚を持って行く。新しめのが多いので、まあまあの買取価格。これで、放出は一段落だと思う。ただ、これを機会に、ストリーミングへの大幅移行を模索している。結論が出るのはまだまだ先になりそうだけど。

«ディスクユニオンの出張買取を経験しました

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