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2024/12/07

Ludwig Van Beethoven/The Piano Concertos/Alexander Lonquich/Munchener Kammerorchester

2753_20241207072601ECM New Seriesの3枚組アルバムです。何とかこの超大作を聴く時間が取れたので、聴きました。でもベートーヴェンの協奏曲全集ということで、何を書いていいのやら、ということにもなってしまっています。マイナーな作曲家の物ほど書きやすい法則でもあるのでしょうか。通常のクラシックファンだったら、同じ曲の別のピアニストや指揮者と比較して、こうだ、と書けたりするようなんですけど、私にはそのような知識は持ち合わせていません。でも安定感のある演奏なので、一気に175分聴けてしまいました。CD3枚組にしては安い方だと思うので、手に取って見てはいかがでしょうか。

 

Ludwig Van Beethoven/The Piano Concertos/Alexander Lonquich(P, Cond)/Munchener Kammerorchester(ECM New Series 2753-55)(輸入盤) - Recorded January 2022. - 1-3. Piano Concerto No.2 In B-flat Major, Op.19 4-6. Piano Concerto No.1 In C Major, Op.15 7-9. Piano Concerto No.3 In C Minor, Op37 10-12. Piano Concerto No.4 In G Major, Op.58 13-15. Piano Concerto No.5 In E-flat Major, Op.73

(24/12/07)ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集をAlexander Lonquichのピアノと指揮で。CD3枚組で収録時間は175分。クレジットにマンフレート・アイヒャーの名前が入ってないので持ち込み音源と思われます。もちろんAlexanderは過去にもECMからアルバムを出しています。ECMも最近は王道路線が多いですが、このような大作を演奏してくれるとうれしいです。ベートーヴェンらしい安定感ある演奏をこれだけ聴けるのは幸せかも。

2024/12/04

Fun One/Oz Noy

1422Criss Crossレーベル新譜の2日目。オズ・ノイがCriss Crossからの新譜と聴いて、どんなファンクとジャズで勝負するのかと思っていたら、けっこう正攻法のジャズだったので驚きました。このところ彼の新譜は買ってなかったけど、ファンクの人というイメージが定着していました。それにしてもこのレーベル、素晴らしいメンバーでの録音してますね。それが、実際に何年も活動してきたメンバーだったというのも驚きです。やっと出るところに出た、という感じ。それでも彼のギターのジャケ写はテレキャスターなんですけどね。それでも彼としては十分にジャズしていますし。オズ・ノイ・ファンもジャズ・ファンも聴いてみていい1枚だと思います。

 

Fun One/Oz Noy(G)(Criss Cross 1422)(輸入盤) - Recorded July 26 and27, 2024. David Kikoski(P), James Genus(B), Clarence Penn(Ds) - 1. Fun One 2. Solar 3. Ruby My Dear 4. Wee 5. Giant Steps 6. Sandu 7. Milestones 8. Improv 1

(24/12/04)1、8曲目がオズ・ノイ作曲、他の曲はジャズメン・オリジナルとスタンダード。なかなかスゴいメンバーですが、彼はアンダーグラウンド的なファンクの人だと思っていたけど、彼とジャズとの面白さもあると思いました。このメンバーでは’17年から活動してきたようで、今回Criss Crossのデビュー作というのも意外ではなさそうです。ギターを聴いていると、ジャズとの親和性もけっこうあります。5曲目の「Giant Steps」はスローな展開なのが少々物足りないかな、とも思いますが、けっこういい感じのサウンドになっています。これをバップと言っていいのか、そういうサウンドに聴こえることもありますが、彼流なのかも。曲によってピアノとエレキ・ピアノを使い分けるデヴィッド・キコスキーもさすが。なかなかいい演奏。

2024/12/03

Solid Jackson/M.T.B.

1423 今日もブラッド・メルドーとピーター・バーンスタインつながりで。いつもと順番が違いますが、早く聞いてみたかった1枚。昨日のアルバムと比べて、現代ジャズ色が濃厚になっている曲が多いですけど、それはもう、メンバーを見ればそうなるなあ、と思います。実はこのグループ、この録音の29年前に1枚目を出していて、その時とはドラマーが違いますが、今回はビル・スチュワートなので、そういう意味でもなかなか面白いアルバムでした。自分が現代ジャズにはまった時代のサウンドで聴けるので、それもうれしいところですし。まあ、このメンバーだったら聴くしかないなあ、と思いますが、グループ名からだとちょっと分かりづらいかもしれませんね。

 

Solid Jackson/M.T.B.(Criss Cross 1423)(輸入盤) - Recorded November 25 and 26, 2023. Brad Mehldau(P), Mark Turner(Ts), Peter Bernstein(G), Larry Grenadier(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Solid Jackson 2. The Things That Fall Away 3. Angola 4. Soft Impression 5. 1946 6. Maury's Grey Wig 7. Ditty For Dewey 8. Ode To Angela

(24/12/03)ブラッド・メルドー作が1、6曲目、ピーター・バーンスタイン作が2、7曲目、マーク・ターナー作が5曲目、他にウェイン・ショーター作(3曲目)、ハンク・モブレイ作(4曲目)、ハロルド・ランド作(8曲目)。収録時間は53分。M.T.B.としては29年ぶりの録音で2枚目。そうそうたるメンバーでの録音で、まさに現代ジャズ(少し前の?)という感じの曲が続きます。ここではピーターも正攻法ながら今のジャズを意識した演奏になっていて、ある程度アグレッシヴな面も持ち合わせています。自作曲とジャズメン・オリジナルとの境もあまりないような、渋い演奏が続きます。メカニカルなテーマの1曲目から、少しゆったりした2曲目へのつながりもいい感じ。しかもその2曲目も現代的なサウンド。緩急取り混ぜ、スリリングな演奏。

2024/12/02

Better Angels/Peter Bernstein

Peterbetteran いつもなら手持ちのECMを先に聴いていくのですが、今日は10月に手に入れそびれてやっと入荷したこのアルバムを聴きました。とはいうもののストリーミングで先に聴いてはいましたけど。最近は新譜でも、出たときに即買わないと入手が難しくなるのもあって、アンテナを張っておかないと、と思いました。このアルバム、ピーター・バーンスタインの正攻法のギターがとても心地よく、それをブラッド・メルドー含めベテラン勢がサポートしているので、悪かろうはずがありません。ある面、リラックスして聴ける場面もあり、こういうのはやっぱりSmoke Sessionはうまいなあ、と思います。今回同時にこの2人が揃うアルバムがあるのですが、それはまた後日。

 

Better Angels/Peter Bernstein(G)(Smoke Sesions Records)(輸入盤) - Recorded April 1, 2024. Brad Mehldau(P), Vicente Archer(B), Al Foster(Ds) - 1. Perpetual Pendulum 2. Ditty For Dewey 3. You Go To My Head 4. Born To Be Blue 5. Better Angels 6. Hazel Eyes 7. No Problem 8. Lament

(24/12/02)1-2、5-6曲目がピーター・バーンスタイン作曲で、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。4、8曲目のみソロ・ギター。LPも発売されるので、そこを意識しているのかも。収録時間は43分。彼とブラッド・メルドーの競演歴は多く、そこが目玉でもありますが、ここでのメルドーは彼らしさを感じさせる部分はあるも比較的オーソドックスなピアノで、ピーターも正攻法のギタリストなので、直球ど真ん中のジャズに聴こえます。あえてこの方向で行くのもアリかなと思わせるいいサウンド。オリジナル曲はやっぱりある程度今を感じさせますが、スタンダードとの並びも良く、ベテランの4人組なので、割と一気にアルバムを聴かせてくれる感じ。7曲目のややテンポが速くてもロディア砂感じも好き。けっこうスルメ盤かも。

2024/12/01

The Old Country/Keith Jarrett/Gary Peacock/Paul Motian

2828 やっと昨日自分のライヴ演奏も終わり、SACD/CDプレイヤーも修理から戻ってきて(実はまだ配線をつないでないので、VRDS-15で聴いてますが)、先月届いたCDを聴く時間が取れるようになりました。今回の録音、32年経ってからの発売で、At The Deer Head Inn(ECM 1531)の他の演奏がまだこんなに残っていたかと思うのですが、今回のプロデューサーはBill Goodwin(アメリカのジャズ・ドラマー)になっています。珍しい。演奏自体はけっこういいので、そういうことを気にせずに73分堪能できるアルバムだと思います。今となっては3人とも、演奏ができなくなっているか、亡くなっているので、こういうかこの音源でもいいので、もっと発表してほしいですね。

 

The Old Country/Keith Jarrett(P)/Gary Peacock(B)/Paul Motian(Ds)(ECM 2828)(輸入盤) - Recorded September 16, 1992. - 1. Everything I Love 2. I Fall In Love Easily 3. Straight No Chaser 4. All Of You 5. Someday My Prince Will Come 6. The Old Country 7. Golden Earrings 8. How Long Has This Been Going On

(24/12/01)At The Deer Head Inn(ECM 1531)と同じ日の録音で、スタンダードとジャズメン・オリジナル集。More From The Deer Head Innのサブタイトルから、前のアルバムでは使用されなかった曲。収録時間は73分で、ヴォリュームもかなりあります。このアルバムでは、キース・ジャレットの唸り声も大きめに入っています(ECM1531と同様)が、このトリオでは珍しいポール・モチアン参加のアルバムなので、これも演奏のうちだと思って楽しめると思います。プロデューサーはBill Goodwin。ポール・モチアンのドラムスはジャック・ディジョネットとはかなり違いますが、今となっては録音から32年経って、貴重な音源の発売です。ジャズメン・オリジナルも、セロニアス・モンク作(3曲目)とナット・アダレイ作(タイトル曲の6曲目)。

2024/11/24

「ドラさんのジャズ・コーナー」での「みんなのベスト3」を引き継ぎました

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(追記 ’24年11月24日)掲示板「みんなのベスト3」第26回(「ドラさんのジャズ・コーナー」より引継ぎました。)

掲示板のアドレスは、https://www.kikuya-rental.com/bbs/?owner_name=kudojazz です。

(以下、’24年10月2日記述)

ドラさんが運営しているホームページ「ドラさんのジャズ・コーナー」での「みんなのベスト3」を年末から引き継ぐことになりました。これは毎年12月に、ドラさんのホームページの掲示板に、毎年それぞれのジャズのベスト3を書いて盛り上がり、ホームページにまとめていくものです。すでに’99年から昨年’23年まで、25回も続いている特集です。ドラさんの場合、それを分析して「みんなのベスト3のまとめ」を作られていて、誰がいつベストを投稿したか、人気のミュージシャン、人気のアルバムなども25年分、まとめています。

ドラさんがご高齢になってきたため、誰か引き継いでくれないか、というので、今年はじめにその話が出た時から考えていたのですが、私がこの年末より第26回、としてやることになりました。まだ具体的には動いてはいないですけど、それは12月になってから、考えながらやることにします。ホームページのみの企画って、もう何年も私はなかったのですが、久しぶりに新しい特集ができる予定です。運営する人もホームページも変わるので、投稿してくれる顔ぶれも変わってくるかもしれないし、投稿する人は果たして増えるのか、減るのかも予想がつかないのですが、とりあえずはやってみて、考えていくことにしたいと思います。

ドラさんは掲示板を12月1日から開き、12月31日に閉じてらっしゃったようだけど、私の場合は、12月1日に始められるかどうか、他の用もあって分からないのですが、1月も少し開けておこうかと思っています。どういう風になるのか、とりあえずはあと2か月ほど、お待ちください。

 

2024/11/21

’24年の私的ジャズベスト3

Mikeechoes_20241121093301 Chriseagles_20241121093401 Charlesthesky_20241121093501昨年12月から今年11月までの私的ベストです。最近は偏ったジャズ/フュージョンの聴き方をしているので、果たして自分のベスト3が通用するのかどうか、ちょっと疑問です。他にもウェイン・ショーターやキース・ジャレットなど、いい新譜のアルバムはあるのですが、録音がしばらく前ということで、選外になってしまいました。そこまで厳しくやらなくても、とは思いますけど、そうなってくると3枚に絞るのが難しくなってきてしまうということもあります。今回は上半期のベストに選んだのが2枚入ってきてしまいましたし、ECMのアルバムが登場しないのも珍しいです。また、他にも11月に届いたものもありますが、SACD/CDプレイヤーを修理に出しているので、次回にまわします。まあ、いろいろな人が出してくるジャズのベスト3は、それぞれに内容がばらけていることが多いので、だからこそジャズは面白いと思います。以下、順不同です。

 

Echoes And Other Songs/Mike Stern(G, Back Vo on 9)(Artistry Music)(輸入盤) - Released 2024. Chris Potter(Ts on 1-3, 6-8, 10-11), Jim Beard(P, Key), Christian BcBride(B on 1-3, 6-8, 10-11), Antonio Sanchez(Ds on 1-3, 6-8, 10-11), Leni Stern(Ngoni on 1, 5, 8), Arto Tnucboyacian(Per on 1-5, 8-11), Richard Bona(B on 4-5, 9, Vo on 5, 9), Dennis Chambers(Ds on 4-5, 9), Bob Franceschini(Ss on 5, Ts on 4, 9) - 1. Connections 2. Echoes 3. Stuff Happens 4. Space Bar 5. I Hope So 6. Where's Leo? 7. Gospel Song 8. Crumbles 9. Curtis 10 Climate 11. Could Be

(24/09/19)全曲マイク・スターンの作曲。収録時間は77分。プロデューサーは今年3月に亡くなったジム・ベアードで、アルバムは彼への追悼の意味もあるのでしょう。4-5、9曲目とそれ以外とでメンバーがおおよそ分かれていて、2つの録音を合わせたものと思われます。それにしても豪華なメンバー。ベースのクリスチャン・マクブライドもエレキ・ベース使用のことが多く、活気があったり、渋めの曲もあったりと変化に富んでいます。スターンのギターもどんな曲でも彼ならではの音だし、収録時間も長いので、けっこうお腹がいっぱいになります。クリス・ポッターの参加曲が多いのも、サウンドの決め手になるかも。1曲目は4ビートもあり、5、9曲目は少しエスニックな香りもあり。そして8曲目にはフリーっぽくなる場面も。

 

イーグルズ・ポイント/クリス・ポッター(Ts、Ss、Bcl)(Edition Records)
Eagle's Point/Chris Potter(Ts, Ss, Bcl)(Edition Records) - Released2024. Brad Mehldau(P), John Patitucci(B), Brian Blade(Ds) - 1. Dream Of Sale 2. Cloud Message 3. Indigo Ildiko 4. Eagle's Point 5. Aria For Anna 6. Other Plans 7. Malaga Moon 8. Horizon Dance 9. All The Things You Are(Bonus Track)

ボーナス・トラックの9曲目(ソロ)がスタンダードの他は全曲クリス・ポッター作曲。収録時間は66分。このメンバーだからかなりすごいことになっているだろうと思ったけど、落ち着いたところもある現代ジャズという感じ。バス・クラリネットを含めたサックスの切れ味は抜群で、リーダーの音を追いかけるだけでもけっこう満腹感があります。それどころか、誰のソロ・パートでもかなり聴きごたえあり。超豪華なメンバーも相まって、非4ビート系メイン(4ビートの部分もあり)のジャズとしては、完成度が高いと思わせます。エッセンス的にはメカニカルな感じなんだろうけど、メロディを感じる吹き方が彼独特でなかなかいい感じ。ラストのサックス・ソロも短くはなく、かなり聴きごたえがあるので、日本盤推薦の理由にもなっています。(24年3月8日発売)

 

The Sky Will Still Be There Tomorrow/Charles Lloyd(Ts, As, Bfl, Afl)(Blue Note)(輸入盤) - Released 2024. Jason Moran(P), Larry Grenadier(B), Brian Blade(Ds) - 1. Defiant, Tender Warrior 2. The Lonely One 3. Monk's Dance 4. The Water Is Rising 5. Late Bloom 6. Booker's Garden 7. The Ghost Of Lady Day 8. The Sky Will Still Be There Tomorrow 9. Beyond Darkness 10. Sky Valley, Spirit Of The Forest 11, Balm In Gilead 12. Lift Every Voice And Sing 13. When The Sun Comes Up, Darkness Is Gone 14. Cape To Cairo 15. Defiant, Reprise; Homeward Dove

(24/05/15)CD2枚組。全曲がチャールス・ロイドの作曲で、新曲も再演曲もある構成。収録時間は90分。すごいメンバーでのクァルテットです。演奏は相変わらずマイペースという感じですが、熟成してきてどこを聴いても彼の音楽になっています。CD1枚につき45分という構成はLP2枚組でも発売されているから。サイドも、バリバリ演奏しているところも多めではないのに、このメンバーなら文句ないだろうという演奏を聴かせているし、ある種洗練されたスピリチュアルというものをサックスからも感じます。フリーに半分入った形の曲も目立ちますが、サウンドの様式美が見えるようです。曲によって様々に変化があって、90分で15曲飽きさせず聴かせてくれます。聴く人を選ぶかもしれないですが、なかなかの大作ですね。

 

(次点)Tributes/Antonio Farao(P)(Criss Cross 1420)(輸入盤)

2024/11/18

SACD/CDプレイヤーを修理に出しました/しばらくブログはお休み

221204amhd2 たまたま帰省中だった長男が発見したのだけど、SACD/CDプレイヤーのマランツSA-12の光入力のところがグラグラする(ネットワークプレイヤーのDACとしてつないで使っています)し、接続も不良の時があったので、修理に出しました。まあ、自分なら修理に出すのはなかったかな、と思うも、その後のモデルではかなり価格が上がってしまったので、できるだけ長持ちさせるように、との思いもあります。CDは今日ECM新譜が4枚届き、近々ブルーノートのSACDハイブリッド盤も3枚届く予定ではあるけど、他のオーディオ環境ではあまり聴く気にはならないので、プレイヤーが戻ってくるまでは、ブログは日常的なことを除いて、お休みにさせていただこうかと思います。

いつもの年なら、11月下旬か12月初旬には「今年のベスト3」をブログ他にあげるのですが、今年は少し遅らせようかと考えてます。また、今月末には某ライヴハウスでワンマンのライヴをする予定(ジャズやフュージョンではないですが)になっていて、その練習もしなければなりませんし。昔に比べて、練習時間を長くしても、まだミスが少なくないので、本番までにスムーズに弾けるようにならなければなりません。昔のスタジオでの練習の録音を聴いても、年齢との戦いで、進歩してない感があって、少々焦りもあります。

プレイヤーの修理がいつ出来上がるか、それ次第でブログを復活させますが、たぶん12月になってしまうと思います。まあ、あまり期待している方は多くないとは思いますが、一応ご連絡まで。この11月はブログのエントリー数では、一番少ない月になりそうな予感がしています。

2024/11/17

老兵礼讃/KENSO

Kensoanold 久しぶりにロックのアルバムです。しかもプログレ。でも、KENSOは昔スウィングジャーナルのディスク評にも出てたものがあって、そこが私の入り口でした。個人的にはプログレハードコアフュージョンとして聴いています。音楽が本業の方ではないので(バックのミュージシャンはプロですが)、これだけ長く続くとは思ってなかったです。しかもマニアックな人気度があります。1回だけライヴを観に行ったこともありますが、素晴らしかったでした。忘れていたころの10年ぶりに新譜が出るというのもなかなかニクいですね。録音もけっこうよく、これが今のプログレなんだなあ、と思わせます。

 

老兵礼讃/KENSO(Nexus)
An Old Warrior Shook The Sun/Kenso(Nexus) - Released 2024. Yoshihisa Shimizu(G), Kenichi Oguchi(Key), Shunji Saegusa(B), Keisuke Komori(Ds), Guest: Kenichi Matsuda(P on 9-10), Miwako(Vo on 1, 4, 8-9), Gen Ittetsu(Vln on 2, 9), Taku Yabuki(P, Key on 2, 4-6), Ippiqui Takemoto Per on 2) - 1. 私の人生には・・・ 2. 時にはラテン脳の俘囚に 3. 拝啓、アイリッシュエアー様 4. 荒漠たる賽の河原にて 5. 龍の舞 6. それだから今は楽しく 7. 逃げ去った自分の魂を追いかけるが如く空を掴んでいる 8. 内部に居る人が天鵞絨症に見える理由 9. 氷島 10. 決してサヨナラではなく 11. Still a boy in solitude

5曲目がKenichi Oguchの他は全曲清水義央の作曲。収録時間は46分。前作より10年を経ての新作。出だしからプログレ感満載のサウンドで小躍りしてしまいます。清水の本業は歯科医なので、あまり人前には出てこないですけど、それを補って余りある曲調や演奏のダイナミックさと良さ。グループのメンバーがスゴいということもありますが、グループとしての独特なサウンドも魅力のひとつ。変化に富んでいて、個人的にはハードコアフュージョンの変拍子版として捉えています。ゲストにいろいろな人を呼んで、それが変化に色を付けていることもあります。3の出だし、9曲目(これは再演曲)など、のどかな感じのバラードもあって、なかなか。曲によってはエキゾチックさもあります。トータルサウンドで楽しめるアルバム。

(17日夜追記)アルバムタイトルに誤記があったので修正しました(汗)。

2024/11/12

今年1年間のCD購入枚数(推定)

昨年12月から今年11月までのCD購入(予定)枚数
国内盤 23枚
輸入盤 25枚(実際は21枚)
ECM輸入盤 32枚(実際は29枚)
SACDハイブリッド(中古を含む)78枚(実際は76枚)
中古盤(Blu-ray含む)7枚 計165枚(実際は156枚)

予定のものは全部入っては来ないと思うけど概算で計算しています。(11月24日追記 実際の枚数がほぼ確定しました。)
この1年間は主にタワー限定のSACDハイブリッド盤ばかり。

今年はイレギュラーだったので、購入枚数が多いけど、来年はまた60-80枚ぐらいに戻るんじゃないかな? 輸入盤で発売直後に入手困難になるという経験も初めてしました。

そして、60年代のアルバムもSACDハイブリッド盤で購入していますが、これらのものは有名なアルバムが多いので、ブログにはあげない、ということにもなりました。こういう経験は初めてではないかな? まあ、昨春に大量処分したことの反動だとも思います。それにしても昔に比べて音楽を聴く時間が減ったなあ、と思いました。年齢を重ねると、嗜好に変化が起きてるなあ、と感じます。

(11月13日)早くも2枚、12月に発売日がずれ込んだものもあるし、状況によっては29日に揃う7枚は12月に入ってからの到着になる可能性が高く、他にも発売入荷待ちを抱えているので、大幅に今月入ってくるCDが少なくなりそうです。

«タワー限定の「プラグドニッケル1965/マイルス・デイヴィス」ハイブリッドSACDが中古で届く

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