Twitter

無料ブログはココログ

2021/10/16

The Sweetest Punch/The New Songs Of Elvis Costello And Burt Bacharach/Arranged By Bill Frisell

Elvisthesweet ビル・フリゼールの競演作で、いくつか気になったものをあげてみたいのですが、このあたり、CDラックにランダムに詰め込まれていて、なかなか探せない状況です。いくつかは後回しにするかもしれませんけど、今日のアルバム、エルヴィス・コステロとバート・バカラックの新曲集ということで、そこにフリゼールがアレンジとギターでけっこう絡んでいるということで、興味深いアルバムです。元アルバム「ペインテッド・フロム・メモリー」と同じ曲というのも、私はそちらは持っていませんけど、比較して聴いてみるのもいいかもしれませんね。アレンジまでできてしまうんだ、という驚きもありましたが、なかなかいい感じですね。

 

The Sweetest Punch/The New Songs Of Elvis Costello(Vo, Comp) And Burt Bacharach(Comp)/Arranged By Bill Frisell(G, Arr)(Decca) - Released 1999. Brian Blade(Ds, Per), Don Byron(Cl), Billy Drewes(As), Curtis Fowlkes(Tb), Viktor Krauss(B), Ron Miles(Tp) - 1. The Sweetest Punch 2. Toledo 3. Such Unlikely Lovers 4. This House Is Empty Now 5. Painted From Memory 6. What's Her Name Today? 7. In The Darkest Place 8. Vamp Dolce 9. My Thief 10. I Still Have That Other Girl 11. Painted From Memory (Reprise) 12. The Long Division 13. Tears At The Birthday Party 14. I Still Have That Other Girl (Reprise) 15. God Give Me Strength

エルヴィス・コステロのバート・バカラックとのアルバム「ペインテッド・フロム・メモリー」と同じ曲で、同時期にビル・フリゼールのアレンジで作ってしまった別なアルバム。ただし、コステロは2、10曲目のみに参加。ただ、元のアルバムを聴いた事がないだけに、どう評価したら良いのか分かりません。さすがにいい曲がそろってい て、コステロの曲はどの曲も印象に残ります。ただ、ジャズとしてとらえるのはちょっと違う気もします。BGMとしては何回も聴いてしまいました。カサンドラ・ウィルソンが5、10曲目に参加していますが、控え目な印象。今ひとつこのアルバムのターゲットが不明確な気もしますが、ビル・フリゼールの露出度は高い方だと思うので、彼のギターとアレンジを楽しむには良いかもしれません。(99年10月22日発売)

2021/10/15

Shadow Plays/Craig Taborn

2693ECMの新譜2枚目でとりあえず一段落。これはCraig Tabornのコンサートレコーディングで、収録時間は76分あります。おそらく完全即興演奏ではないかと思われ、穏やかに進むところ、盛り上がるところ、アブストラクトなところ、ミニマルなところ、いろいろな要素が入っています。この時間を聴き通すにはやや難解だなあ、と思う方もいらっしゃると思うので、聴く人を選ぶかも、という文言を使いました。こういう時、キース・ジャレットなら難解でも有無を言わさずついてこい的な迫力があるのですが、この人の場合、もっと自由にどうぞという感じにも聴こえます。まあ、それについてはまず聴いてみてからということで。最近はストリーミングもありますし。

 

Shadow Plays/Craig Taborn(P)(ECM 2693)(輸入盤) - Recorded March 2, 2020. - 1. Bird Templars 2. Discordia Concors 3. Conspiracy Of Things 4. Concordia Discors 5. A Code With Spells 6. Shadow Play 7. Now In Hope

(21/10/13)Wiener Konzerthausでのライヴ録音で、おそらくピアノは即興演奏だと思われます。収録時間は76分。静かなところから、盛り上がりのあるところまで、ドラマチックにコンサートは進行していきますが、やはり流れを意識しているのか、それともその場でどこへ行くのか決めているのか、彼の構成力を感じます。次はどこに行くのか。その流れに身をゆだねていくのがいいと思いますが、時にアブストラクトなアプローチになってみたり、クラシックや現代音楽の緊張感もそのフレーズからは感じます。時に同じフレーズを繰り返したりしますが、彼のピアノは思索的な部分が多い印象。抽象的な部分もさりげなく織り込む。結果的にはレーベルカラーに合っているための採用だったのかも。ある意味聴く人を選ぶアルバム。

2021/10/14

When We Leave/Mathias Eick

2660ECMの新譜が2枚届いたので聴いていきます。今月下旬から来月上旬までにECMから5枚ぐらい出るようで、コロナ禍の前のペースに戻るのではないかなあと思いますが、ちょうどその最中の録音が少ないと思われるため、一時的なものかもしれません。さて、Mathias Eickのこのアルバム、けっこうメロディアスで聴きやすく、ほとんどインタープレイ的なシリアスな場面がないため、あまりECMには親しみがない方でも聴けるのではないかなあ、と思います。それでいて、サウンドがそのペースのまま盛り上がっていくところもあって、聴いていてある程度メリハリもありますし。収録時間が適度に短めなのも、全体のまとまりを良くしている感じです。

 

When We Leave/Mathias Eick(Tp, Key)(ECM 2660)(輸入盤) - Recorded August 2020. Hakon Aase(Vln, Per), Andreas Ulvo(P), Audun Erlien(B), Torstein Lfthus(Ds), Helge Andreas Norbakken(Ds, Per), Stian Carstensen(Pedal Steel G) - 1. V(輸入盤) - 1. Loving 2. Caring 3. Turning 4. Flying 5. Arvo 6. Playing 7. Begging

(21/10/13)全曲Mathias Eickの作曲。収録時間は38分。ノルウェーのトランぺッターらしく、北欧の流れていくような、ジャズと当地の空気を含んだ陰影のあるメロディの音楽とをうまく組み合わせています。ECMらしいベース(ベースはやや目立ったアプローチですが)とドラムスが、中心にサポートしています。インタープレイ的なものもメロディアスで、どの曲も前面にメロディが出てくることが特徴になってます。穏やかで、少し低い温度感のあるサウンド風景が広がっています。それでいてその雰囲気のまま盛り上がる場面もあって、音的には必ずしも静かというわけではなく、そのあたりで物語性を持っている感じ。マンフレート・アイヒャーのプロデュースですが、このアルバムに関してはそんなにシリアスに構える必要はないです。

2021/10/13

Orfeu/Ron Carter Sextet

Ronorfeu ここで、ビル・フリゼールのサイド参加作の中でいくつかを。東芝系のSomethin'elseレーベルの作品ですけど、なぜかこのアルバムはストリーミングでは見つかりませんでした。探し方が悪いのかな。CDを発見するまで時間がかかり手間取りましたってこともあります。オリジナルと有名なボッサ曲とが混在するアルバムですが、その境目がうまくいっていて、通して聴いても自然な感じの流れになっていて、さすがロン・カーターだと思いました。これもスウィングジャーナル誌のゴールドディスクになっていて、その分聴きやすいというのはあるのかもしれないんですが、個人的にはけっこう好きなアルバムになっています。収録時間は45分とちょうどいい長さ。

 

Orfeu/Ron Carter(B) Sextet(Somethin'else) - Recorded Fenruary 1999. Houston Person(Ts), Bill Frisell(G), Stephen Scott(P), Payton Crossley(Ds), Steve Kroon(Per) - 1. Saudade 2. Manha De Carnaval 3. Por-Do-Sol 4. Goin' Home 5. 1:17 Special 6. Obrigado 7. Samba De Orfeu

ロン・カーター初のボサノヴァ・アルバム。有名な曲だけでなく、オリジナルが半分以上。どの曲も印象的なメロディなのですが、特に1曲目はオリジナルとは思えないほど美しい。抑制のきいた哀愁の漂う演奏がテナー、ギター、テナー、ピアノと続き、泣けます。「サウダージ」という曲名もなるほど。2曲目は有名な、あえて説明不要の哀愁系の曲。3曲目は一転明るい「日没」。4曲目「家路」はご愛嬌?少々俗っぽい気も。5曲目はリズムが少々違いますが、アルバムの流れとしては自然。ギターがブルースっぽい。6曲目もゴキゲンな曲。個人的にイチ押しなのが、ビル・フリゼールのギター。エフェクターの効きが今回は弱いながらも個性的な音色で、それほどジャズのフレーズを弾くわけでもない。ギターのモンクとも言われる。

2021/10/12

Eberhard/Lyle Mays

Lyleeberhard ライル・メイズは、私たちの前から姿を消した(活動はしていたのでしょうけど、地元の方に移住したのか、どうか)からしばらく経って、昨年に訃報が入って非常に残念だったのですが、亡くなる少し前(亡くなる数か月ほど前、とのこと)に録音された音源が8月に発売されました。アルバム分ぐらいの分量があることを期待したのですが、13分ほどのこの1曲のみの録音です。それでも、ファンにとっては十分すぎるくらいの内容で、素晴らしい音楽を残してくれたなあ、と聴いてみて思いました。まさにライルのサウンドになっていて、私たちはこれを待っていた、というのも言い過ぎではないくらいの曲でした。今これを聴けて良かったです。

 

Eberhard/Lyle Mays(P, Synth)(Oim)(輸入盤) - Released 2021. Bob Sheppard(Ts, Fl, Afl, Cl, Bcl), Mitchel Forman(Wurlitzer, Org), Steve Rodby(A-B), Jimmy Johnson(E-B), Alex Acuna(Ds, Per), Jimmy Branly(Ds, Per), Wade Culbreath(Marimba, Vib, Orchestra Bells, Xylophone, Tome Bells), Bill Frisell(G), Aubrey Johnson(Vo), Rosana Ecjert(Vo), Gary Eckert(Vo), Timothy Loo(Ecllo), Erika Duke-Kirkpatrick(Cello), Eric Byers(Cello), Armen Ksajikian(Cello) - 1. Eberhard

(21/10/11)ライル・メイズの遺作で、1曲のみ、13分ほどの収録。タイトルはエバーハルト・ウェーバーにちなんだ曲名だし、エレキのフレットレス・ベースがそれっぽいフレーズを弾いてはいますが、内容的には以前のパット・メセニー・グループのかなりの割合で彼の色が出ていたのではないかと思わせるような、壮大でそれでいて包み込むような分厚いサウンドだったり、ドラマチックな進行だったりと、彼なしには出せないようなサウンドに包まれているところが見事。参加メンバーもなかなか豪華ですし、彼の人望があまり人前には出なくなってからもあったのだなと思います。まあ、このスケールの大きさとドラマは一度聴いてみないと、と思います。せめてアルバム1枚分の分量があれば、と思わせるようなさすがな内容でした。

2021/10/11

ホームページにあってブログにないアルバムの探し出し

以前、ブログにホームページのアルバムを全部移して、ホームページは廃止を考えていた時期がありました。その時はホームページのアルバムコメントの手直し作業の途中だったので、そんな余裕は全然なかったのですけど、それも昨年の7月に終了。そして今年の7月ぐらいから、その移行作業を再び始めました。

アルバムコメントの直しの作業は、何から最初にやっていったかというと、まずM-BASE関係のミュージシャンの半分くらいを’99年のうちにやってしまったかと思います。なので、これらを先に手をつければいいんですけど、読者にとって面白いかどうか、という点では、今になってまとめて紹介するのもどうかなあと思い、他のミュージシャンのセレクトもしてみました。例えばビル・フリゼールあたりが面白いのでは、と思ったのですが、実際にアルバムコメントを直す作業は’12年頃に行ってます。そうすると、ブログ開始前(’04年5月以前)でかつ、ホームページのアルバムコメントの直しをはじめた’99年以降のアルバムしか未掲載のものがなくなっているんですよね。当初リーダー作が17枚あると思って調べた結果、ブログ未掲載のものは6枚という結果になりました。このあたりなかなか難しいですね。

結局、全部移行するということは、1枚1枚ブログ検索をかけていって、重複がないか調べる作業が膨大になってしまいますし、20年くらい前のアルバムをまとめて今紹介しても、あまり面白くないかもしれない、と思っています。まあ、全部は無理にしても、やれるところまではやってみたいとは考えていますけど。これも前に書いてますが、’99年以降のCDはCDラックにランダムに突っ込んだものが多いので、探せずにストリーミングで聴いてアップすることも増えてきました。探すのが手間取るのといちおう1枚1枚聴き直しながらのアップですので、これからはほぼ毎日更新は難しくなる可能性があるので、その点はご了承ください。

もともとアルバムコメントの直しの作業が終わったら、ゆっくりする宣言はしてるのですが、もう今まで何回同様の宣言をしたのかは、覚えてないくらい書いていますね。気長にお待ちいただければ、と思います。

2021/10/10

The Intercontinentals/Bill Frisell

Billinterconti ビル・フリゼールの’03年作は、ワールドワイドな民族音楽系のミュージシャンのサウンドを取り入れて演奏したサウンド。それでも民族音楽色は強くはなく、彼の色合いというのは強く出ていて、いろいろな趣向を凝らしてみても、本質というのは変わらないで、マイペースで演奏しているんだなあ、ということが分かります。まあ、彼のギターがどこまでも好きなので追いかけてはいますけど。この頃は初期のハードコアなサウンドは影を潜めてますが、後年に再び出そうと思えば出せるのが、どんな組み合わせでも演奏できてしまうすごさなのでは、と思ってます。これ以降のアルバムは既にブログにアップしてありますので、彼のリーダー作はこれで一段落です。

 

The Intercontinentals/Bill Frisell(G, Loops, B)(Nonesuch) - Peleased 2003. Sidiki Camara(Calabash, Djembe, Conga, per, Vo), Vinicius Cantuaria(G, Vo, Ds, Per), Christos Govetas(Oud, Vo, Bouzouki), Greg Leisz(Slide G, Pedal Steel G), Jenny Scheinman(Vln) - 1. Boubacar 2. Good Old People 3. For Christos 4. Baba Dream 5. Listen 6. Anywhere Road 7. Procissao 8. The young Monk 9. We Are Everywhere 10. Yala 11. Perritos 12. Magic 13. Eli 14. Remember

5曲を除いてビル・フリゼールのオリジナル。タイトル通り、ブラジル、マリ、ギリシャ出身のミュージシャンなども参加しながら、アメリカ大陸をこえたワールドなサウンドでせまってくる曲が多いです。もちろん、アメリカ風なサウンドも。曲によって、アフリカの明るいリズムが見えてきたり、中近東風のサウンドが漂ってきたり、ということはありますが、基本的なメロディラインは淡々としたビル・フリゼールそのものが自然に出てくる感じの曲。また、個々のインプロヴィゼーションで表現しているというよりは、メンバー全員のフレーズの集まりで、ゆったりと時間の流れとともに聴かせてくれるような雰囲気。さらにジャズとは遠ざかって、どこの地平に行こうとしているのでしょうか。でも、これもジャズかも 、と心の隅で思います。(03年4月9日発売)

2021/10/09

The Willies/Bill Frisell

Billwillies ビル・フリゼールの’02年作は、カントリー・ミュージシャンとの共演です。もともとこういう要素があっただけに、何の違和感もなく競演できてしまっています。こうなってくるとジャズでもなければフュージョンでもない世界に突入したのかな、とも思いますけど、その境目は分からなくて、あくまでもフリゼールの世界のギターサウンドということで、ケリがついてしまうのではないかと思います。でも、聴いていて面白い。曲数が多く詰まっているのとカントリー系メインということで、1曲あたりの時間はそんなに長くないようですけど。このアルバム、あるはずなのだけど探しても見つからないので、とりあえずストリーミングで聴いてしまいました。

 

The Willies/Bill Frisell(G)(Nonesuch) - Released 2002. Danny Barnes(Banjo, G, Harmonica, Pump Organ), Keith Lowe(B) - 1. Sittin' On Top Of The World 2. Cluck Old Hen 3. Everybody Loves Everybody 4. I Want To Go Home 5. Single Girl, Married Girl 6. Get Along 7. John Hardy Was A Desperate Little Man 8. Sugar Baby 9. Blackberry Blossom 10. If I Could I Surely Would 11. Cluck Old Hen(Reprise) 12. Cold, Cold Heart 13. I Know You Care 14. Goodnight Irene 15. Big Shoe 16. The Willies

トリオといってもジャズ・ミュージシャンではなく、フォークやカントリー系のミュージシャンとの共演です。自作の曲が半分ぐらい(3-4、6、10、12-13、15-16曲目)で、フォークやブルーグラス系の曲がやはり半分ぐらい。当然のことながらジャズ色はないのですが、ミディアムからスローなテンポの曲が多く、ほのぼのとした牧歌的なサウンド。短調の曲でも、時々感じるエキゾチックさはややあるものの、ごく自然な展開です。ナチュラルに流れていくギターのフレーズや音色などは、まさに近年のビル・フリゼール的な世界。ジャズではなくても何をやってもワン・アンド・オンリー。 ただ、これこそ本当に彼に心酔した人が聴くべき音楽です。こういうカントリー的な香りのあるところに足を踏み入れるのもいいかも。(02年6月26日発売)

2021/10/08

Bill Frisell With Dave Holland And Elvin Jones

Billholanndj ビル・フリゼールによるジャズ系のリズム・セクションを従えたギター・トリオのアルバム。他に’05年録音でロン・カーターとポール・モチアンとのトリオ作もあります。こういうトリオだからといって4ビートになったりはしませんが、こういうメンバーでもフリゼールの世界を表しているのは、やっぱり彼の適応力と、周りのメンバーを土俵に引き寄せてしまう力かと思います。ここではオリジナルは再演曲ばかりとのことですが、この時期やその前の時期はあまり聴きこんでないため、あるいは忘れてしまったため、比較できないところがちょっとクヤしい。それでもこういうメンバーになっても牧歌的なところがあるのが彼の強みかな、と思います。

 

Bill Frisell(G) With Dave Holland(B) And Elvin Jones(Ds)(Nonesuch) - Released 2001. - 1. Outlaws 2. Twenty Years 3. Coffaro's Theme 4. Blues Dream 5. Moon River 6. Tell Your Ma, Tell Your Pa 7. Strange Meeting 8. Convict 13 9. Again 10. Hard Times 11. Justice And Honor 12. Smilin' Jones

異色のトリオの組み合わせによるアルバム。全12曲中10曲がオリジナル。どこか聴いたことがある曲が多いと思ったら、このアルバムのオリジナル曲はすべて再演曲とのこと。彼の前のアルバムの同じ曲と聴き比べてみるといいかも。このような強力なベースとドラムスとの組み合わせでも、結局はビル・フリゼール流の牧歌的だったり哀愁が漂ったり、カントリー調だったり、時々盛り上がったりする世界になってしまっているのが面白い。デイヴ・ホランドは誰とでも合わせられるのですが、エルヴィン・ジョーンズは抑え気味の演奏が多く、ややミス・マッチ的な楽しさがあります。そんな中でも6、8曲目あたりは本領発揮。5曲目の「ムーン・リバー」はホンワカと聴かせます。 なかなか興味深い取り合わせのサウンド。(01年11月21日発売)

2021/10/07

Blues Dream/Bill Frisell

Billbluesd ビル・フリゼールの’01年作。マイナーなスローのブルース的な曲が1曲目にあって、いわゆる普通のブルース的なブルースの曲集ではないなあ、というのは聴いていて思いました。でも彼らしいといえばこの上なく彼らしいアルバムなので、そういう意味ではけっこううれしいですね。彼のアルバムというと、ECMでの初期3枚と、あるいは新作ばかり聴いているので、このような20年ぐらい前のアルバムを久しぶりに聴くのもなかなかいい感じではあります。どこを切っても金太郎あめ的にフリゼールの音楽ですが、やはりアルバムごとに印象が違ってくるのは、彼の引き出しの多さを表しているのでは。そんなに大きい変化ではないですが。

 

Blues Dream/Bill Frisell(G)(Nonesuch) - Released 2001. Greg Leisz(Steel G), Ron Miles(Tp), Billy Drewes(As), David Piltch(B), Kenny Wollesen(Ds, Per), Curtis Fowlkes(Tb) - 1. Blues Dreams 2. Ron Carter 3. Pretty Flowers Were Made For Blooming 4. Pretty Stars Were Made To Shine 5. Where Do We Go? 6. Like Dreamers Do (Part One) 7. Like Dreamers Do (Part Two) 8. Outlaws 9. What We Do? 10. Episode 11. Soul Merchant 12. Greg Leitz 13. The Tractor 14. Fifty years 15. Slow Dance 16. Things Will Never Be The Same 17. Dream On 18. Blues Dream (Reprise)

ブルースの曲が多いアルバム。とは言うもののフツーのブルース(聴いた事はありませんが)ではない感じ。何たって全曲オリジナル。曲によりホーンセクションがいい味を出していて、やっぱり彼独自のダークな、あるいは 時によって明るい世界を表しているようなサウンド。メンバーといい、サウンドといい、やっぱり彼の曲とギターを聴くためのアルバムかな、と思います。ブルースばかりではなくて明るいカントリーの世界が表出している曲も何曲もあります。全部で18曲あり、カラフルな世界を堪能。ジャズ度はほとんどなしですけれど、なぜかジャズやブルースを感じる部分があるのは、やっぱり彼のキャラクターによるものかも しれません。ただ、少々聴く人を選ぶので、やっぱり彼のファン向けか、と思います。(01年3月23日発売)

«Ghost Town/Bill Frisell

Amazon検索

HMVへのリンク

  • HMV&BOOKS online
2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

カテゴリー

メールアドレス

友人が運営しているサイト