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2016/12/07

Meredith Monk/On Behalf Of Nature

2473
ECM New Series新譜聴き5日目。ECMの本家での発売は会社がクリスマス・シーズンであまり動かないせいか、年内の日本でのアルバムはこれで最後ではないかと思います。他レーベルのジャズのCDとかがなかなか届かないんで、結局5枚連続のNew Seriesになってしまいました。今日のメレディス・モンク、割と早い時期からECMで何枚もアルバムを発表していて、New Seriesなのにその独創性や即興的に聴こえる場面も多かったりして、ECM独特なボーダーレスの人になっているような気がします。パーカッションで参加のジョン・ホーレンベックもジャズの人だし。聴く人を選ぶかもですが、聴くとやはり印象深いので、ECM好きな人には外せないかもしれませんね。


Meredith Monk(Comp, Voice)/On Behalf Of Nature(ECM New Series 2473)(輸入盤) - Recorded June, 2015. Meredith Monk & Vocal Ensemble: Sidney Chen(Voice), Ellen Fisher(Voice), Katie Gessinger(Voice), Bruce Rameker(Voice), Allison Sniffin(Voice), Bohdan Hilash(Woodwinds), John Hollenbeck(Per), Allison Sniffin(P, Key, Vln, French Horn), Laura Sherman(Harp) - 1. Dark/Light 1 2. High Realm 3. Fractal Activity 4. Environs 1 5. Eon 6. Duet With Shifting Ground 7. Environs 2 8. Pavement Steps 9. Evolution 10. Ritual Zone 11. Water/Sky Rant 12. Memory Zone 13. Enrivons 3 14. Harvest 15. Dark/Light 2 16. High Realm Reprise 17. Fractal Mirror 18. Ringing 19. Spider Web Anthem

(16/12/06)’13年にメレディス・モンクが作曲。聴いた感じはジャズ色は全然ないものの、ヴォイスと、それをバックアップするかのようなやや控えめな器楽とによるECM的なインプロヴィゼーションの趣き。彼女らしさのトンガリ具合のあるボーダーレスな不思議なサウンド。ある面ではミニマルな雰囲気で、ある面では合唱的なサウンド、そして語り、叫び、つぶやき。どこまで記譜されたのか、核があって、その場で合わせたものかは不明。

2016/10/15

Zsofia Boros/Local Objects

2498
ECM New Seiresの新譜聴き3日目で一段落。今日のアルバムが一番ECMジャズとのボーダーレスのあたりで、内容的にも聴きやすいんじゃないかなと思います。Zsofia BorosのECM1枚目が出た時も、そんなことを思いましたが。もともとジャズからクラシックにかけてボーダーレスに発売していく最初のレーベルだったので、その間を楽しむという聴き方もあるはずで、そう言う点からも、どんなアルバムかということを大まかに書いていくだけでも、購入するかしないかの判断材料にはなるんではないかな、と思います。もう追っかけも長い方になってしまいましたけど、今でも不思議だな、と思えるレーベルです。


Zsofia Boros(G)/Local Objects(ECM New Series 2498)(輸入盤) - Recorded November 2015. - 1. Mathias Duplessy: Nocturne 2. Egberto Gismonti: Celebracao De Nupcias 3-6. Carlo Domeniconi: Koyunbaba Op.19 7. Jorge Cardoso: Milonga 8. Ai Di Meola: Vertigo Shadow 9. Franghiz Ali-Zadeh: Fabtasie 10. Garoto(Anibal Augusto Sardinha): Inspiracao 11. Alex Pinter: Gothenburg

(16/10/14)ハンガリーの女性ギタリストのZsofia Borosのオムニバス集。エグベルト・ジスモンチやアル・ディメオラの曲もあったり、南米、欧州その他いろいろな地の音楽を彼女流に奏でています。いかにもクラシックという感じが薄いので、ECMのジャズ方向からのアプローチもOKではないかと。ECMということで、クールで静かな基調の中にどことなく温かいものを秘めているような、そんな感じのするギターが魅力があります。安らぎます。

2016/09/27

Vox Clamantis/The Deer's Cry/Music By Arvo Part

2466
ECM New Seriesの新譜が出ています。アルヴォ・ペルトもいちおう現代音楽家のくくりなんでしょうけど、曲を聴いていると、宗教音楽家のように感じます。実際宗教的な要素も多いのかもしれませんけれども。そして、何枚も出ている彼のアルバムのうち、これは歌曲集で13曲収録というところと、彼の活躍している割と広い年代から集められたということで、聴きやすいこともあって、まずこの1枚、という感じでもいいのではないのかなあ、と思います。ECMから彼のアルバムが最初に出たようですが、今は売れてあちこちから出ているようですね。やはり現代人はこういう音楽を求めているということでしょうか。


Vox Clamantis/The Deer's Cry/Music By Arvo Part(ECM New Series 2466)(輸入盤) - Recorded September 2013 and 2014. Jaan-Eik Tulve(Cond), Vox Clamantis: Jaanika Kuusik(Soprano), Jaanika Kilgi(Soprano), Anna Mazurtsak(Soprano), Eve Kopli-Scheiber(Soprano), Kadri Hunt(Alto), Miina Parn(Alto), Mikk Dede(Tenor), Anto Onnis(Tenor), Sander Pehk(Tenor), Kulder Schuts(Tenor), Erik Salumae(Tenor), Endrik Uksvarav(Tenor), Mikk Uleoja(Tenor), Tonis Kaumann(Bass), Taniel Kirikal(Bass), Ott Kask(Bass), Aare Kulama(Bass), Mari Poll(Vln), Johajja Vahermagi(Viola), Heikko Remmel(B), Taavo Remmel(B), Rebert Steak(Lute), Toomas Vavilov(Cl), Susanne Doll(Org) - 1. The Deer's Cry 2. Von Angesicht Zu Angesicht 3. Alleluia-Tropus 4. Virgencita 5. Veni Creator 6. Drei Hirtenkinder Aus Fatima 7. And One Of The Pharisees 8. Da Pacem Domine 9. Most Holy Mother Of God 10. Sei Gelobt, Du Baum 11. Habitare Fratres In Unum 12. Summa 13. Gebet Nach Dem Kanon

(16/09/26)アルヴォ・ペルトはエストニアの作曲家。今回は合唱、合奏のVox Clamantisによる、彼の作品集で、’77年から’12年までに作曲された歌曲が集められてます。合唱の荘厳な美しさは、純粋な宗教音楽かと思うほどのものもあり、実際、題材を古くからとっているものもあるようです。曲も短く(13曲収録)、ある意味聴きやすい仕上がり。曲によって全員ではなくて一部の人が出て合唱、演奏ということもあります。平穏と安息。

2016/09/25

Ida Lupino/Giovanni Guidi/Gianluca Petrella/Louis Sclavis/Gerald Cleaver

2462
ECMレーベルの新譜がまた届きました。このアルバム、9月6日に発売予定だったんだけど、予約注文してもなかなか入って来なくて、Amazon以外には注文切り替え時には在庫がなかったのでした。8月末の大手海運会社の倒産で、影響が出ているのかどうかは分かりません。ちょっと高めだけど注文をそちらにして、今日届いてそのまま聴いてます。叙情派ピアニストのジョヴァンニ・グイディを、こういうメンバーと組み合わせて、フリー的なこともやらせるというのは、やはりECMならではかも。メンバーとしてはルイ・スクラヴィスも面白いと思います。ただ、もったいないなと思うのが、ラスト数曲が静かな曲ばかりで、収録時間からすると、ちょっと間延びしたかなあ、とも。


Ida Lupino/Giovanni Guidi(P)/Gianluca Petrella(Tb)/Louis Sclavis(Cl)/Gerald Cleaver(Ds)(ECM 2462)(輸入盤) - Recorded February 2015. - 1. What We Talk About When We Talk About Love 2. Just Tell Me Who It Was 3. Jeronimo 4. Ida Lupino 5. Per I Morti Di Reggio Emilia 6. Gato! 7. La Terra 8. No More Calypso? 9. Rouge Lust 10. Things We Never Planned 11. Fidel Slow 12. Hard Walk 13. Zweig 14. The Gam Scorfpions

(16/09/25)4曲目のタイトル曲がカーラ・ブレイの曲で、5曲目がAmodei作曲、他は参加メンバー2-4人の作曲ないしはフリー・インプロヴィゼーション。というのは、作曲者の人数と参加メンバーの数が合わない曲もあるからです。なかなか興味深いメンバーの組み合わせで、こういうのはなかなかない。ECM的なフリーの要素は強いにしても、曲としてまとまっている感じもあって、このなかなかいい感じが71分収録と、長めの収録になっているのでは。ECMにしてはやや激しめの曲もあります。4曲目は少し奇妙なサウンドながらも、ポップな主題が印象的です。しっとりとした哀愁がありつつ徐々に盛り上がる5曲目。曲数は多いけれど、曲ごとに変化に富んでいる感じです。もちろんECM的っていう意味です。ある意味繊細さも。

2016/09/16

Frode Haltli/Air/Bent Sorensen/Hans Abrahamsen

2496
ECMの新譜聴き3日目。今日からはNew Seriesが2枚続くので、ここを多く訪れるジャズファンの方はスルーされるかと。静かな1枚だけど、やはり21世紀に作曲された現代音楽、しかもアコーディオンをメインにしているので、聴いた感じ、難解なイメージがありますし、アコーディオンメインということで、特異な感じもします。それでも、こういうアルバムはヨーロッパではある程度の反響があるのかな、という気もしています。裏ジャケにマンフレート・アイヒャーのプロデュースとは書かれてないので、持ち込み音源だと思いますけど、ECM New Seriesからははみ出してはいないサウンドではあります。


Frode Haltli(Accordion)/Air/Bent Sorensen/Hans Abrahamsen(ECM New Series 2496)(輸入盤) - Recorded October and November 2014. Trondheim Soloists: Oyvind Gimse(Artistic Director), Sigmund Tvete Vik(Offstage Solo Vln), etc., Arditti Quartet: Irvine Arditti(Vln), Ashot Sarkissjan(Vln), Ralf Ehlers(Viola), Lucas Fels(Cello) - Bent Sorensen: 1. It Is Pain Flowing Down Slowly On A White Wall Hans Abrahamsen: 2. Air 3-5. Three Little Nocturnes Bent Sorensen: 6. Sigrid's Lullaby

(16/09/15)Bent SorensenとHans Abrahamsenは共にデンマークの現代音楽家で、Frode Haltliはノルウェーのアコーディオン奏者。デンマークがらみで、21世紀作曲のアコーディオンに関する現代音楽がアルバム1枚分そろっています。ソレンセンの方がやや難解な部分を抱合していて、エイブラハムセンは少し叙情的。そしてECMなので、やはり内省的に聴こえてきます。曲によってソロ、ストリング・オーケストラ、弦楽四重奏との演奏。

2016/09/14

Streams/Jakob Bro

2499
ECMの新譜が(New Seriesを含め)4枚到着したので、ちょうど聴く新譜もなくなったことだし、また聴いていきたいと思います。1001からはじまったECMも、順番どおりではなかったり欠番があったりしますが、もう2499番かと、その枚数の多さに驚かされますね。今日はヤコブ・ブローのECM2作目。ドラムスが前作のヨン・クリステンセンからジョーイ・バロンに代わったことで、サウンドの印象が違ったものになっています。ただこれもECMらしい静けさが基調の上のことなので、ECMファンならいざ知らず、普通のジャズファンにとっては判別が難しい、というよりどうでもいいことなのかもしれませんが。個人的にはなかなかいい1枚でした。


Streams/Jakob Bro(G)(ECM 2499)(輸入盤) - Recorded November 2015. Thomas Morgan(B), Joey Baron(Ds) - 1. Opal 2. Heroines 3. PM Dream 4. Full Moon Europa 5. Shell Pink 6. Heroines (Solo) 7. Sisimiut

(16/09/13)3曲目はポール・モチアンに捧げた3人のインプロヴィゼーションで、他はJakob Broの作曲。前作よりドラマーが変更。相変わらず浮遊感とホンワカした静かなサウンドで、それは1曲目にも。それでも2曲目あたり、ゆったりながら前作よりもメロディや輪郭がはっきりしている曲も。メロディは印象的で、それに絡むベースも絶妙。ソロ・ヴァージョンの6曲目もだいたい同じ印象。インプロヴィゼーションでありつつも、作られた曲とあまり変わりないやり取りが聴かれるゆったりとした3曲目、インプロヴィゼーションの曲ではと感じるような、ややトンガった部分もあるドラムスが目立つ4曲目、やや饒舌なベースの上をギターが哀愁を漂わせて流れる5曲目、寄せては返すようなドラムスの上を、やはり2人で漂う7曲目。

2016/08/28

Ante Lucem/Iro Haarla

2457
ECMレーベル新譜聴き3日目で一段落。今回は3枚ともいわゆるジャズ色が希薄というか、他の要素が大きいというか。今日のアルバムもオーケストラの演奏が中心になっていて、サブタイトルでのジャズのクインテットの方だけの演奏の部分は多くないです。でも、その部分はクインテットとしてはカッコいいんですけれども。やっぱりメインのサウンドがオーケストラで、トータル66分の演奏というのは、どちらかと言うとNew Seriesを聴く人の方が向いているのかなあ、なんてことを思います。ただこういう傾向のアルバムはECMでは珍しくないので、ECMファンにとってみれば、あえて強調する部分ではないのかもしれません。


Ante Lucem/Iro Haarla(P, Harp)(ECM 2457)(輸入盤) - Recorded October 2012. Hayden Powell(Tp), Trygve Seim(Ss, Ts), Ulf Krokfors(B), Mika Kallio(Ds ,Per). Norrlands Operans Symfoniorkester, Jukka Lisakkila(Cond) - 1. Songbird Chapel 2. Persevering With Winter 3. ... And The Darkness Has Not Overcome It ... 4. Ante Lucem - Before Dawn...

(16/08/26)全曲フィンランド出身のIro Haarlaの作曲。サブタイトルに「for Symphony Orchestra and Jazz Quintet」とあり。ジャズ・クインテットの出る部分もあっても5人だけの演奏は多くなく(3、4曲目に少し長めのがあり)、オーケストラの方がメインのよう。ある意味New Series的なのですが、即興演奏も含むジャズ側での作曲と演奏もある程度あるということで、ECMとして出しているのは、テリエ・リピダルらのアルバムと趣旨は同じか。全体を通してジャズ側の管2人の音は目立っています。4つの部分からなる組曲で、’12年に発表したもの。ダイナミックな面もあるものの、やや静かな感じでもあり、ここでの温度感は低め。ただし、全般的に情熱を感じるような演奏です。こういう演奏はやはりECMでないと出せない曲かも。

2016/07/31

Rubicon/Mats Eilertsen

2469
ECMレーベルの新譜の2日目で、これで一段落。Mats EilertsenのECM初リーダー作で、ECMではサイド参加作は9作見つけることができたので、満を持しての登場ということになるのかな。このアルバムの曲は、それ以前にジャズフェスティバルのために作曲したものだったそうなので、それで録音をするに至った、という順番かも。やや活気はある場面があるものの、やっぱり北欧ジャズという感じではありますね。それにしても全体的に渋い(ジャズ的な渋いという意味ではなくて)サウンドに仕上がってます。たぶん最初の公演と、今回の録音と温度感は違うだろうなあ、と思いつつ、これもまたいい感じだと思います。


Rubicon/Mats Eilertsen(B)(ECM 2469)(輸入盤) - Recorded May 2015. Eirik Hegdal(Ss, Bs, Cl, Bcl), Thomas T Dahl(G), Rob Waring(Marimba, Vib), Harmen Fraanje(P, Key), Olavi Louhivuori(Ds) - 1. Canto 2. Cross The Creek 3. March 4. Balky 5. Lago 6. BiuBlue 7. Wood And Water 8. September 9. Reminiscent 10. Introitus

(16/07/30)2曲目がHarmen Fraanje作、7曲目がHegdal/Waring/Eilertsenのインプロヴィゼーションの他は、Mats Eilertsen作曲で、ECM初リーダー作。楽器の編成がちょっと変わっているけど、曲によっては一部のメンバーの演奏です。そこでの演奏は割と静かなサウンドが基調で、やっぱりECMらしい、また、ノルウェーのベーシストらしいサウンドになっています。元はVossaJazz Festivalのために作曲したとありますが、タイトルが「ルビコン」というのも興味深いです。諺が意味深いというか。だから物語のように曲が進んでいくのか。やや陰影のある分かりやすいメロディの部分もあれば、内省的な感じのインプロヴィゼーションもあるし、やや入り組みながらのところとか、3曲目のようにそれなりに盛り上がるところもあります。

2016/07/13

As It Was/Peter Erskine Trio

2490
ECMのCDBOXが出たので、これを紹介します。’90年代にピーター・アースキンがECMから出したリーダー作4枚です。トリオのメンバーが固定されていて、4枚続けて聴くと退屈かもしれないなあ、と思いましたが、過去に聴いていたのでながら聴きでしたけれど、けっこう変化に富んでいるな、という印象で、一気に聴けてしまいました。もちろんECMの範疇にあった変化だとは思いますけど。どこかで読んだ本では、アースキンのインタビューで4枚作った後にアイヒャーから呼ばれなくなった、と記憶にありますが、BOXで再発されるくらいなので、優れたアルバムだったのだろうと思います。BOXが出ると1枚もので手に入らなくなるのが少々難点か。


As It Was/Peter Erskine(Ds) Trio(ECM 2490-93)(輸入盤) - John Taylor(P), Palle Danielsson(B) - You Never Know(ECM 1497) - Recorded July 1992. J - 1. New Old Age 2. Clapperclowe 3. On The Lake 4. Amber Waves 5. She Never Has A Window 6. Evans Above 7. Pure & Simple 8. Heart Game 9. Everything I Love - Time Being(ECM 1532) - Recorded November 1993. - 1. Terraces 2. For The Time Being 3. If Only I Had Known 4. Evansong 5. Page 172 6. Liten Visa Till Karin 7. Bulgaria 8. Ambleside 9. Phrase One 10. Palle's Headache 11. Pieds-en-L'air - As It Is(ECM 1594) - Recorded September 1995. - 1. Glebe Ascending 2. The Lady In The Lake 3. Episode 4. Woodcocks 5. Esperance 6. Touch Her Soft lips And Part 7. Au Contraire 8. For Ruth 9. Romeo & Juliet - Juni(ECM 1657) - Recorded July 1997. - 1. Prelude No.2 2. Windfall 3. For Jan 4. The Ant & The Elk 5. Siri 6. Fable 7. Twelve 8. Namasti

(16/0712)’16年に ECM 1497, 1532, 1594, 1657の4枚がECM 2490-93のBOXセットになりました。昔の記憶では、温度感が低くて静かな曲が多いと思っていましたが、今聴いてみると、温度感は低いながらもダイナミックなサウンドの曲もあるし、ごく一部ですが4ビートの曲もあります。それに、ドラムスのリーダー作だけあって、ECM的ながらドラム・ソロというか、ドラムが前面に出る場面もあります。意外にカラフルだったんだな、という感じがします。ただし、彼の他レーベルでの録音のサウンドとは、このメンバー固定で4枚連続のリリースなので、全然違うものになっていますが。ただ、彼のリーダー作の経歴では異色でもありますけど、この4枚は避けて通れないかな、という気もしています。ヨーロッパ的で豊饒なサウンド。

2016/07/08

Trace Provisoire/Dominique Pifarely Quartet

2481
ECMレーベル新譜聴き3日目で一段落。今日のは新しい録音で、なぜかジャケ裏にはAn ECM Productionと書いてあるのに、プロデュースは裏ジャケには書いてなくて、マンフレート・アイヒャーなんです。こういうことも珍しい。ここでは、まあ、フランスの現代ジャズと言っていい感じの、硬派なジャズが繰り広げられています。ただ、難解な感じもするけれども、あくまでもECMレーベルの、っていうことで、静かな場面は多め。時にそれを飛び越える盛り上がる場面があるにしても。何だか昔のSketchレーベルを思い出してしまいましたが、聴く人を選ぶだろうけど、個人的にはけっこう好きなサウンドです。


Trace Provisoire/Dominique Pifarely(Vln) Quartet(ECM 2481)(輸入盤) - Recorded July 2015. Antonin Rayon(P), Bruno Chevillon(B), Francois Merville(Ds) - 1. Le Peuple Efface I 2. Trace Provisoire I 3. Le Peuple Efface II 4. Vague I 5. Le Regard De Lenz 6. Trace Provisoire II 7. Tout A Deja Commence 8. Vague II

(16/07/07)全曲Dominique Pifarelyの作曲。とはいうものの、フリーなインプロヴィゼーションの要素が全体的に強いので、記譜されている部分と自由な部分があると思います。やはりフランスの現代ジャズなので、かなり硬派なサウンドで、ECMらしく静けさを基調にしながらも、盛り上がる場面もあります。通常のヴァイオリン+ピアノ・トリオのサウンドという想像をしていると、それとはだいぶ違っているかも。自由な場面から、突然、いわゆる彼らのクァルテットでのサウンドに切り替えの部分があって、そこに移行したり戻ったりするところなど、カッコいい。ECMだけど盛り上がる場面では、その範囲を飛び越えます。変拍子も使われているようで、このバンド、テクニシャン揃いだな、という印象。聴く人を選ぶだろうなとは思いつつ。

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