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カテゴリー「ECMレーベル」の1000件の記事

2019/07/20

ECM(JAPO)の未CD化作品40タイトルが配信されるそうだ

なかなか悩ましい事態になってしまった。これからECM(JAPO)の未CD化作品40タイトルが順次配信されていくそうだ。全部とは言わないけど、相当数の廃盤が聴けることになるでしょうね。こういうのはやはり配信時代だからできるんだと思う。ただ、私はあくまでもCD派で。配信契約を何もしてないので、これらの作品についてどうするかは、今後の検討課題にします。ちなみに下記の英文は、ECMサイトのニュースのところに掲載されています。(私はFacebookのECMのインフォメーションのところからコピペしたのですけど。)

40 albums from ECM and sister label Japo will finally be released to all major streaming outlets over the course of the next few weeks.
These are titles previously released on vinyl but never issued on CD.
Long out-of-print and sought after by collectors, they will now be making their debuts in the digital domain.
Today, albums by Julian Priester, Jack DeJohnette, Art Lande, Steve Kuhn, and Gary Burton will be among the titles made available by Spotify, Amazon, Apple Music, Qobuz, TIDAL and other streaming and download platforms.

(追記)今ECMのニュースのページに掲載されているのは下記の10枚です。
Jack DeJohnette Directions/New Rags (ECM 1103)
Art Lande And Rubisa Patrol/Desert Marauders (ECM 1106)
Julian Priester and Marine Intrusion/Polarization (ECM 1098)
Tom Van Der Geld and Children At Play/Patience (ECM 1113)
Steve Kuhn/Non Fiction (ECM 1124)
Gary Burton Quartet/Picture This (ECM 1226)
Rena Rama/Landscapes (JAPO 60020)
OM/With Dom Um Ramao (JAPO 60022)
Alfred Harth, Heiner Goebbels: Es herrscht Uhu im Land (JAPO 60037)
Globe Unity Orchestra/Intergalactic Blow (JAPO 60039)

2019/07/10

Resonances/Marco Ambrosini/Ensemble Supersonus

2497 ECMの新譜が1枚届いたので、聴いていきます。とは言うものの録音が’15年でECM番号もちょっと前によくでた番号のあたり。発売保留になっていた理由があるんでしょうか。Marco Ambrosiniという名前、忘れてましたが、ECMでは過去にアコーディオンとのデュオ作が出ていて、参加作まで合わせるとこれが6作目になるようです。知る人ぞ知るという存在だったのですね。イタリア人でなんでスウェーデンの民族楽器を弾いているのかは分かりませんが、主にそちら方面のメンバープラスアルファ、という形でしょうか。そして、クラシックや、これらの楽器での新しい試みを演奏している、というようなアルバムでした。

 

Resonances/Marco Ambrosini(Nyckelharpa)/Ensemble Supersonus(ECM 2497)(輸入盤) - Recorded November 2015. Anna-Liisa Eller(Kannel), Anna-Maria Hefele(Overtone Singing, Harp), Wolf Janscha(Jew's Harp), Eva-Maria Rusche(Harpsichord, Square P) - 1. Fuga Xylocopae 2. Rosary Sonata No.1 3. O Antiqui Sancti 4. Erimal Nopu 5. Polska 6. Ananda Rasa 7. Hicaz Humayun Saz Semaisi 8. Toccata In E Minor 9. Fjordene 10. Praeludium - Toccata Per L'elevazione 11. 2 Four 8 12. Ritus

(19/07/09)Marco Ambrosiniはイタリア人。彼の作曲は1曲目で、他にメンバーの作曲で4、6、9、11-12曲目があり、他の人の作曲にはFranz Biber(2曲目)スウェーデンのトラディショナル(5曲目)などがあります。ジャズの要素はほとんど無く、どちらかというと民族音楽的であり、時にクラシックや現代音楽の要素を持っています。ニッケルハルパという楽器はスウェーデンの民族楽器で、やはりそちら方面の民族音楽の要素が強いのだと思います。それでいて、積極的にオリジナル曲を演奏しているので、純粋な懐古趣味なのではないのは、ECMからアルバムを出したことでも分かります。ビーンビーンという音が強調される曲もあり、今っぽい要素を持った民族音楽という位置づけがしっくりくる。哀愁のあるサウンドもいい。

2019/07/05

La Misteriosa Musica Della Regina Laona/Gianluigi Trovesi/Gianni Coscia

2652 ECMの新譜の2枚目で、このレーベルは一段落。今回のアルバム、けっこう面白かったです。クラリネットとアコーディオンのデュオなんだけど、あまりECMらしくなく、聴いたことのあるメロディが良く出てきます。温度感も温かめで、なかなかいい雰囲気。中くらいの曲と短い曲とが混ざり合っていて、19曲入っている割にはあまり長くは感じませんでした。このデュオ、ECMでは4作目らしいけど、こんな温かい雰囲気だったかなあ、と思います。過去にライナーを書いてくれた小説家のUmberto Ecoに捧げたアルバムで、それにちなんだ曲も入っているとのことなんですけど。面白いアルバムなので、聴く機会があったら、ぜひどうぞ、ということで。

 

La Misteriosa Musica Della Regina Laona/Gianluigi Trovesi(Piccolo Cl, Acl)/Gianni Coscia(Accordion)(ECM 2652)(輸入盤) - Recorded January 2018. - 1. Interlidio 2. Nebjana I 3. Basin Street Blues 4. Nebjana II 5. As Time Goes By 6. Pippo Non Lo Sa 7. Fischia Il Vento 8. Moonlight Serenade 9. In Cersa Di Te 10. Bel Ami 11. Eco 12. EIAR 13. Gragnola 14. Nebjana III 15. Inno Dei Sommergibili 16. Unberto 17. Vlando 18. La Piccinina 19. Moonlight Serenade (Var.)

(19/07/04)小説家のUmberto Ecoに捧げたアルバムとのこと。2人の共作は、2、4、11、13-14、16曲目、Gianni Coscia作が1、17曲目ですがそれ以外にもグレン・ミラー作の「ムーンライト・セレナーデ」があったり、よく聴いたことのあるおなじみの曲も混ざっていて、これはECMではないのではないか、というサウンドで錯覚するかも。この2人ではECMで他に過去3作出していますが、こういうカラフルな感じのアルバムはこれが一番ではないかと思います。クラリネットとアコーディオンという特殊な編成でも、音的な寂しさを感じることがなく、十分に楽しめます。中くらいの曲に短めの曲も混ざっての19曲なので、あっという間にミラーの8曲目までたどり着いてしまいます。その場面展開の早さも小説的かもしれません。

2019/07/04

Beyond The Borders/Maria Farantouri/Cihan Turkoglu

2585 また新譜が届いたので聴いていきます。今日はECMの2枚のうちの1枚。ジャズのカテゴリーに入れてますが、完全に民族音楽のサウンドですね。と言いつつ、チェロも入っているし、どこの地方の民族音楽とも言いきれない部分があるのはいつものECMのやり方ですけど。Maria Farantouriはチャールス・ロイドとも共演してたアルバムがあるのも見つけましたけど、ギリシャではけっこう有名な人らしいです。そのうち民族音楽のカテゴリーを作って分離しなければかなあ、とも思いますが、ECMはジャズ、ECM New Seriesはクラシック/現代音楽(古楽なども含む)と分類するやり方が、けっこうやりやすいです。まあ、その他の音楽を巻き込んで、ボーダーレスなんですけど。

 

Beyond The Borders/Maria Farantouri(Voice)/Cihan Turkoglu(Saz, Kopuz, Voice)(ECM 2585)(輸入盤) - Recorded June 2017. Anja Lechner(Cello), Meri Vardanyan(Kanon), Christos Barbas(Ney), Izzet Kizil(Per) - 1. Drama Koprusu 2. Yo Era Ninya 3. Dyo Kosmoi Mia Angalia 4. Triantafylia 5. Wa Habibi 6. Ta Panda Rei 7. Lahtara Gia Zoi 8. Anoihtos Kaimos 9. Kele Kele

(19/07/03)Cihan Turkogluアレンジのトラディショナルが1-2、4-5曲目、彼の作曲が3、6-8曲目、コミタス作の彼のアレンジが9曲目。彼はアナトリアのサズ奏者。トラディショナルはギリシャ、トルコ、レバノン、アルメニアとのこと。Maria Farantouriはギリシャ人。Anja LechnerはECMでも有名なチェロ奏者。そういう融合をここでも見られますが、東欧から中東にかけての、ある意味無国籍的なサウンドの民族音楽を奏でています。ほとんどの曲に民族的ヴォーカルが入るので、いわゆるジャズ色はありませんが、不思議な世界に引っ張ってくれる感触。オリジナル曲とトラディショナルとの境も見分けがつきにくいくらい、同化しています。歌詞はAgathi Dimitroukaのものが多め。哀愁度も高く、聴いていて落ち着くサウンドです。

2019/06/27

Heinz Holliger/Zweigesprache/Gyorgy Kurtag

2665 ECM New Seriesの新譜2日目で一段落。今日のアルバムは2人の曲に焦点が当たってますが、小品の曲が74分にわたって37曲も続いていて、2人の曲もボーダーレスに入り組んでいて、楽器構成も比較的似ていることで、このアルバム一枚である種独特な現代音楽の世界を作ってしまっています。やはりここはジャズのブログなので、興味ない人はないし、あってもその好みは分れると思いますけど、ECMは聴けるものは全部聴きしておきたいので、お付き合いください。そしてここでも、分厚いブックレットが入っていながらも紙ジャケ仕様になっていて、もう何度めかなので、こういう形式もだんだん増えて来るんだろうと思います。

 

Heinz Holliger(Oboe, English Horn, P)/Zweigesprache/Gyorgy Kurtag(ECM New Series 2665)(輸入盤) - Recorded June 2018. Marie-Lise Schupbach(English Horn, Oboe), Sarah Wegener(Soprano), Ernesto Molinari(Bcl, Contrabass Cl), Philippe Jaccottet(Naration) - Gyorgy Kultag: 1. ...Ein Brief Aus Der Ferne An Urusla Heinz Holliger: 2. Berceuse Pour M. Gyorgy Kultag: 3. ...Fur Heinz... Heinz Holliger: 4. Die Ros' (Augelus Silesius) Gyorgy Kultag: 5. Augelus Silesius: Die Ros' Heinz Holliger: 6-19. Airs Gyorgy Kultag: 20. Schatten 21. Rozsnyai Ilona In Memoriam 22. Einen Augenblick Lang 23. Versetto (Apokrif Organum) 24-25. Hommage A Elliot Carter 26. Kroo Gyogy In Memoriam 27. Lorand Gasper: Desert 28. Der Glaube (Peter Bornemisza) 29. ...Summaia A B.P. 30. ...Ein Sappho-Fragment 31. ...(Hommage A Tristan) 32. Einen Augenblick Lang 33. In Nomine - All'ongherse (Damjanich Emlekko) Heinz Holliger: 34-37. Sonate

(19/06/26)Gyorgy Kurtagはルーマニア出身のハンガリー人の現代音楽家、ピアニスト、Heinz Holligerはスイス出身のオーボエ奏者で、作曲家としても有名。今回はその2人の曲を、ホリガーの演奏にも焦点を当てて、割と交互に入り組んだ形でオーボエやイングリッシュ・ホルン(コーラングレ)、バス(コントラバス)クラリネット、ソプラノ(歌)、ナレーションなどで構成。小品が多いですけど、収録時間は74分にわたります。なかなか貴重。

2019/06/26

J.S. Bach/The Well-Tempered Clavier Book1/Keith Jarrett

2627 ECM New Seriesが2枚届いているので聴いていきます。バッハの平均律クラヴィーア曲集の第1集は私も好きですし、ECMもキースの今回を含めての2回の発売と、他にTill Felnerも出していて、合計3種類あります。何でここまで出すのかなあ、という気もしないでもありませんけど、いいものは何でも出してしまえ、ということで、ここはいいのでは。マンフレート・アイヒャーがエグゼクティヴ・プロデューサーになっているので、持ち込み音源なんでしょうか。スタジオで細切れではなくて、ライヴで一気に弾いているので、しかもクラシック・ピアニストのクォリティだと思うので、聴いてみる価値があるのではないかと思います。

 

J.S. Bach/The Well-Tempered Clavier Book1/Keith Jarrett(P)(ECM New Series 2627/28)(輸入盤) - Recorded March 7, 1987. - [CD1] Prelude And Fugue: 1-2. C Major 3-4. C Minor 5-6. C-Sharp Major 7-8 C-Sharp Minor 9-10. D Major 11-12. D Minor 13-14. E-Flat Major 15-16. E-Flat/D-Sharp Minor 17-17. E Major 19-20. E Minor 21-22. F Major 23-24. Fminor [CD2] Prelude And Fufue: 1-2. F-Sharp Major 3-4. F-SHarp Minor 5-6. G Major 7-8. G Minor 9-10. A-Flat Major 11-12. G-Sharp Minor 13-14. A Major 15-16. A Minor 17-18. B-Flat Major 19-20. B-Flat Minor 21-22. B Major 23-24. B Minor

(19/06/25)バッハは18世紀ドイツの有名な作曲家。ECM New Series 1362/63で、キース・ジャレットは同じ曲のスタジオ録音を残していますが、これはその約1か月後のライヴ演奏。スタジオ録音なら1曲ごとに収録もできるでしょうが、ここでは一気に演奏していて(当然か)、拍手はそれぞれCDの最後にあります。ということはその間で休憩ということか。長い時間にクラシック・ピアニストのような活躍を見せるキースと、その曲に驚きます。

2019/06/05

Elusive Affinity/Anna Gourari

2612 ECM(今日はNew Seriesです)の新譜4日目で一段落。Anna Gourariという女性のピアニスト、自ブログで検索をかけてみたら、ECMですでに3枚目の発表なんですね。そして、だいたい、このごった煮感は共通している感じです。でも、今回のアルバムでもそれがいい方向に作用しているようで、いかにも現代音楽的なものからクラシック、バロックとして聴けるような曲まで小品が様々に出てきます。これはこれで面白いと思いました。ECM New Seriesを聴きはじめた’90年代終わりごろ、右も左も分からないのにコメントを書いていた時代が懐かしいですが、今でもあまり進歩はないですけど、それでも数百枚のNew Seriesと向き合ってきて良かったと思います。

 

Elusive Affinity/Anna Gourari(P)(ECM New Series 2612)(輸入盤) - Recorded January 2018. - Antonio Vivaldi/Johann Sebastian Bach: 1. Largo Alfred Schnittke: 2-6. Five Aphorisms Giya Kancheli: 7. Piano Piece No.15 Rodion Shchedrin: 8-14. Diary - Seven Pieces Arvo Part: 15. Variationen Zur Gesundung Von Arinuschka Wolfgang Rihm: 16-20. Zwiesprache Giya Kancheli: 21. Piano Piece No.23 Alessandro Marcello/Johann Sebastian Bach: 22. Adagio

(19/06/04)Anna GourariのECM3作目のアルバム。前後に17-18世紀の作曲家の曲を入れて、他は現代音楽家の様々な作品(小品が多い)がズラリと並んでいます。彼女のアルバムは、このような作りが多いので、こういう演奏が得意なのかな、と思わせます。それにしても作曲家もいろいろで、マニアックな並び。Schnittkeはいかにも現代音楽然としていますが、Kancheli、Partは美しい。ごった煮的な面白さを味わえるかもしれない。

2019/06/04

Metamodal/Sokratis Sinopoulos Quartet

2631 まだ今日(ブログ上では昨日)届いたばかりのECMを聴いて3日目になるのかな。これは国内では入手できなかったので、Amazonマーケットプレイスで海外発注に切り替えました。本当だったら3月の発売予定だったんですけどね。同じメンバーで2枚目というのも、ECMではあまりないですけど、なんだかギリシャの民族音楽的な要素もあるけど、トリオが絡んで今っぽさが今回けっこう出てないか?と思いました。そこにLyraのメロディが乗って、けっこうエキゾチックな感じがします。何でこれが日本でなかなか流通してないのか分かりませんけど、聴いたら印象に残る1枚です。まあ、出る枚数は限られているとは思うけど、商売の機会を見逃したらいけませんね。

 

Metamodal/Sokratis Sinopoulos(Lyra) Quartet(ECM 2631)(輸入盤) - Recorded July 2018. Yann Keerim(P), Dimitris Tsekouras(B), Dimitris Emmanouil(Ds) - 1. Lament 2. Metamodal I - Liquid 3. Transition 4. Metamodal II - Illusions 5. Metamodal III - Dimentions 6. Walking 7. Dawn 8. Red Thread 9. Mnemosyne

(19/06/03)同じメンバーでのECM2作目。全曲Sokratis Sinopoulosの作曲ですが、最後の曲はメンバーにより構築されたものらしいです。Lyraという楽器はギリシャの民族楽器で、竪琴のようでバイオリンのようで、弓で弾くものです。オーソドックスなピアノ・トリオをバックにしている割には、エキゾチックな雰囲気の63分間。1、8曲目ではその薄暗いような弓で弾かれるサウンドをはじめ、全体がそれに合わせて、ある種独特な世界に引きずり込みます。その後一転、2-3曲目のようにカッコいい哀愁フュージョン的なキメのある曲もあって、その後の4、6曲目も、民族的な割には現代的なエッセンスのサウンドを持っています。ギリシャの今を聴いているようで、なかなか面白い曲作り。これもECMらしさのあるサウンドですね。

2019/06/03

Lost River/Michele Rabbia/Gianluca Patrella/Eivind Aaset

2609 新譜でECMの2日目。今日のアルバム、見慣れないメンバーだと思ったのですが、調べてみると、過去に共演作もある人たちでした。今度はそのバラバラのピースを、3つ集めてみてどういう演奏になるのか、マンフレート・アイヒャーはやってみたかったのだろうと思います。エレクトロニクス関係のエフェクトが強めの北欧ジャズ(?)サウンドになっています。今はエレクトロニクスが発達しているため、録音時にこのような音で録れているのか、それとも後から加工するのかは分かりませんけど、今の北欧ジャズを知る手掛かりにはなるとは思います。ただ、やっぱりサウンドの個性が強く、基本ゆったりしているので、聴く人を選ぶだろうなあ、とは思いますけど。

 

Lost River/Michele Rabbia(Ds, Electronics)/Gianluca Patrella(Tb, Sounds)/Eivind Aaset(G, Electronics)(ECM 2609)(輸入盤) - Recorded January 2018. - 1. NImbus 2. Flood 3. What Floats Beneath 4. Lost River 5. Styx 6. Night Sea Journey 7. Fluvius 8. What The Water Beings 9. Flotsam 10. Wadi

(19/06/02)3人の名前がクレジットされているものが多く、その曲への参加メンバーのフリー・インプロヴィゼーション的な音作り。とはいうものの北欧によくある、エレクトロニクスを駆使した脱ジャズ的な音作りで、その中をかなり空間的に楽器が彷徨い歩くようなサウンドになっています。ドラムスもエコーというかエレクトロニクスを使って、打楽器だろうということが分かるような、効果音的なサウンドの場面が多いし。生音を聴かせることもあるけれど、ギターも空間系の音の方が多いです。やや聴く人を選ぶ音楽で、これをジャズかというと、北欧のこういう部分を理解してないと、予想と違うものと出会う可能性はあります。逆に言えば現代ECMらしい音というと分かりやすいか。割と全面的にゆったりとした空間が場を支配します。

2019/06/02

When Will The Blues Leave/Paul Bley/Gary Peacock/Paul Motian

2642 また新譜が届きはじめたので、新譜を聴いていきます。まずECMから。このアルバム、’99年の録音で持ち込み音源だと思うのですが、クレジットにはAlbum Producedでマンフレート・アイヒャーの文字が。演奏内容としては、ECMにしてはちょっと賑やかな場面があるかな、と思うのですけど、ポール・ブレイは大好きだったし、他の2人も、ホームページで追っかけしていたミュージシャン。すでにこのうち2人他界しているんですよね...。そういう貴重な音源を聴けただけでもうれしいですし、かなり自由に演奏しているのでしょうが、なんだこのまとまり具合は、っていうところも、なかなかいいです。懐かしくなってしまいました。

 

When Will The Blues Leave/Paul Bley(P)/Gary Peacock(B)/Paul Motian(Ds)(ECM 2642)(輸入盤) - Recorded March 1999. - 1. Mazatlan 2. Flame 3. Told You So 4. Moor 5. Longer 6. Dialogue Amour 7. When Will The Blues Leave 8. I Loves You, Porgy

(19/06/01)ライヴ録音で56分収録。ポール・ブレイ作が4曲(1-3、5曲目)、ゲイリー・ピーコック作が4曲目、2人の共作が6曲目、オーネット・コールマン作が7曲目スタンダードの8曲目。2人がすでに他界しているので、20年前とは言え貴重なこのメンバーでの録音。1曲目は、ECMにしては少し元気かなとも思う出だしですが、このような貴重な記録を出してくれたことに感謝。やはりこのメンバーでなければ、というフリー寄りの演奏が詰っています。ピアノを中心に、自由ながらさりげなくまとまりのあるトリオの演奏を聴かせてしまう、という、今ではなかなか聴けないベテランの仕事。このコミュニケーション能力こそが、ドシャメシャではないフリーの場合重要です。その後の曲もなかなか見事にまとまっているところがすごい。

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