私の運営するホームページ

掲示板

Twitter

無料ブログはココログ

2017/08/19

Incidentals/Tim Berne's Snakeoil

2579
ECMレーベル新譜聴き2日目。今日のアルバムは、個人的にはこういうサウンドは好きなんだけど、ジャンルで分けたらフリージャズと感じる人が多いと思うので、ちょっと手ごわいかも。裏ジャケにはAn ECM Productionと書いてあって、プロデューサーはデヴィッド・トーン。何だかスティーヴ・レイクが手掛けそうなサウンドですね。でもこのグループもECMでは4作目。一定の需要はあるんでしょう。ただ、録音が’14年となっていて、番号が大きい(新しい)番号になっているという事は、最近の持ち込み音源では、という想像もさせますね。けっこう音量も大きく、一般的なECMサウンドを想像している人は、自己責任で聴いてください。こちらの音も明らかにECMのひとつの方向性ではあるんですけど。


Incidentals/Tim Berne's(As) Snakeoil(ECM 2579)(輸入盤) - Recorded December 2014. Oscar Noriega(Cl, Bcl), Ryan Ferreira(G), Matt Mitchell(P, Electronics), Ches Smith(Ds, Vib, Per, Timpani) - 1. Hora Feliz 2. Stingray Shuffle 3. Sideshow 4. Incidentals Contact 5. Prelude One/Sequel Too

(17/08/18)5曲目前半がMatt Mitchellとの共作で、他は全曲ティム・バーンの作曲。長めの曲が多く、特に3曲目は26分台。トータルで5曲64分。相変わらずフリーかというと、構築されているような部分も目立ち、ジャケットの中身を見ると、メンバーは譜面も参考にして演奏をしているので、自由と構築を行ったり来たりするパターンはここでも踏襲されています。氷のように感じる部分や、メカニカルな盛り上がりが続き、ECMにしてはドシャメシャなフリー、ハッとするほど美しい絡みがあったりと、ドラマチックに進んでいくのが彼としての特徴ではないかと。ECMでSnake Oilを名乗って4作目、ギターが加わり5人になって2作目で、その鋭さはなかなかのものです。プロデューサーはデヴィッド・トーン。ただし、割と聴く人を選ぶかも。

2017/08/18

Tangents/Gary Peacock Trio

2533
久しぶりにというか、やっとECMの新譜3枚を入手したので(しかもジャズの方)、またアップしていきたいと思います。ゲイリー・ピーコックのこのトリオ、このメンバーでは2枚目ですね。このメンバーなら好きな人には悪かろうはずもなく。最近キース・ジャレットのスタンダーズでの演奏が出てこないので、どうしたかなあと思っていたら、スタンダーズはもうないかもしれないけれど、まだまだピーコックも現役バリバリでした。まあ、ECMなので静かな場面も多めですけれども、それでも16や8、そして時に4ビートなども聴かせているので、元気でいてほしい、それだけですね。なかなかいい演奏を聴かせてもらいました。


Tangents/Gary Peacock Trio(ECM 2533)(輸入盤) - Recorded May 2016. Marc Copland(P), Joey Baron(Ds) - 1. Contact 2. December Greenwings 3. Tempei Tempo 4. Cauldron 5. Spartacus 6. Empty Forest 7. Blue In Green 8. Rumblin' 9. Talkin' Blues 10. In And Out 11. Tangents

(17/08/17)3人のインプロヴィゼーションが6曲目、ゲイリー・ピーコック作が5曲(1-3、8、11曲目)、マーク・コープランド作が9曲目、ジョーイ・バロン作が4、10曲目、マイルス・デイヴィス作が7曲目、Alex North作が5曲目。ピーコックはまだまだ健在ですね。深みのあるベースで、このトリオだと幽玄な感じをイメージするけど、割と元気な曲も目立つ。1曲目からベースではじまり、ピアノが加わり、静かな語り合いから8ビートでやや盛り上がりが出てきます。通常のピアノ・トリオのようなスウィングする曲は少ない(3、8曲目)けど、スペースを活かした語り合いの場面もあることで、さらに深いところに持って行かれてしまうような雰囲気。フレーズ的には割と自由な感じの演奏がやや多め。コープランドのピアノとの相性は良い。

2017/07/07

Inland Sea/Stephan Micus

2569
ECMレーベル新譜の3枚目で一段落。便宜上ジャズの区分にしているけど、民族音楽という区分があったらそこに入れたいくらいの音楽。でも、特定の地域の民族音楽ではないので、それもちょっと困ったりする。ちょっとずつ楽器を替えながらも、JAPOの時代から22作目だそうで、少しはアルバムによって特徴があるものもあれば、他との区別がつきがたくて、書くことに困ったりすることもあります。まあ、大いなるマンネリなんだけど、世界的に見れば、これだけ発売が続いているのだから、やはりECMの中では特異な地位を占めているんだなあ、と思います。こっち方面が好きな方向け、という事にはなるんだろうけど。


Inland Sea/Stephan Micus(All Instruments and Voice)(ECM 2569)(輸入盤) - Recorded 2014-2016. - 1. Haze Spwing Wind 3. Dawn 4. Flor Del Sur 5. Reading Storm 6. Dancing Clouds 7. VIrgen De La Mar 8. For Shirin And Khosru 9. Dusk 10. Nuria

(17/07/07)全曲作曲と演奏はStephan Micus。無国籍的民族音楽。ここではフィンランドのフィドルNyckelharpaが新しいそうだけど、2曲目では尺八もあったりと、あっちへ行ったりこっちへ行ったりの、意外な民族楽器の組み合わせの無国籍的な民族音楽が、穏やかに、そしてミステリアスに展開していきます。ECMへの持ち込み音源だと思われますが、JAPO時代も含めてこれで22作目というのが、息も長いし、すごいです。それだけ独自の世界を築き上げてしまっているということ。ジャズでもなければ民族音楽というには、あまりにも雑多な楽器を使っていて、どこの国の音楽か特定できない。それでいて何となく気になるミュージシャン。ヴォイスも興味深い。おそらくは録音に専念しているんだろうけど、ライヴも聴いてみたい。

2017/07/06

Gyorgy Kurtag/Complete Works For Ensemble And Choir/Reinbert De Leeuw/Asko|Schonberg/Netherlands Radio Choir

2505
ECMレーベルの新譜聴き3枚中の2枚目(2組目)。今回はNew Seriesで、クルタークのアンサンブルと合唱全集。今回はクセのあるCDが多いですね。さすがにCD3枚組だと細かく昨日と今日に分けて聴かなければならす、合唱とはいってもやはり現代音楽なので、聴くのに覚悟を要します。An ECM Productionとはジャケ裏になってますけど、しっかりアルバムプロデュースはマンフレート・アイヒャーですし。こういう風に全集としてだせるのも、ECMだからという感じもするし、記録という点では、素晴らしいものではないかと思います。ただやはり現代音楽自体、聴く人を選ぶ、という用語がぴったりくるジャンルでもあるので難しいところ。


Gyorgy Kurtag/Complete Works For Ensemble And Choir/Reinbert De Leeuw/Asko|Schonberg/Netherlands Radio Choir(ECM New Series 2505-07)(輸入盤) - Recorded March 2013 - July 2016. Reinbert De Leeuw(Cond), Natalia Zagorinskaya(Soprano), Gerrie De Vries(Mezzosoprano), Yves Saelens(Tenor), Harry Van Der Kamp(Bass), Jean-Guihen Queyras(Cello)m Elliott Simpson(G), Tamara Stefanovich(P), Csaba Kiraly(Pianino, Spoken Word) - [CD1] 1-4. Four Capriccios Op.9 5-8. Four Songs To Poems By Janos Pilimszky Op. 11 9. Granstein Fur Stephan Op. 15c 10-30. Messages Of The Late Miss R. Troussova Op. 17 [CD2] 1-4. ... Quasi Una Fantasia ... 5-6. Op.27 No.2 Double Concerto 7. Samuel Beckett: What Is The Word Op.30b [CD3] 1-6. Songs Of Despair And Sorrow Op.18 7-10. Four Poems By Anna Akhmatova Op.41 11. Colinda-Balada Op. 46 13-15. Brefs Messages Op.47

(17/07/06)Gyorgy Kurtagは20-21世紀のルーマニア生まれでハンガリーの現代音楽家。彼のアンサンブルと合唱のための音楽を全て収録したCD3枚組ということです。作曲年代順に収録。現代音楽なので、やはりそのような合唱曲ですけど一番古い作曲時期は’59年からはじまっているものの、改定を加えたり、主なものは’70年代以降最近までなので、その時代の流れに沿った現代音楽なのだろうと思います。ECMらしい編集。

2017/07/04

Bells For The South Side/Roscoe Mitchell

2494
ECMの新譜が3枚届いてます。その1日目。ジャケ裏にはAn ECM Productionとしか書いてませんが、久しぶりにスティーヴ・レイクのプロデュース。という事はハードなフリージャズもある展開ってことですけど。耽美的、叙情的なECMサウンドはここにはあまりなく、けっこうハードにせまってくるので、聴く人をけっこう選ぶかもしれませんね。でも個人的にはけっこうこういうサウンド、好きです。なので、分かって聴いている人にはけっこうしびれる、という人がいるかもしれない。それにしてもCD2枚組で2時間以上収録、というのもロスコー・ミッチェルの記録をここに詰め込みたかったからだろうと思います。ラストの曲後半はライヴなんですが、他の部分はそんな感じがないので、ちょっとミステリーではあります。


Bells For The South Side/Roscoe Mitchell(Sopranino, Ss, As, Bass Sax, Fl, Piccolo, Bass Recorded, Per)(ECM 2494/95)(輸入盤) - Recorded September 2015. James Fei(Sopranino, As, Contra-alto Cl, Electronics), William Winant(Per, Tubular Bells, Glockenspiel, Vib, Marimba, Roto Toms, Cymbals, Bass Drum, Woodblocks, Timpani), Hugh Ragin(Tp, Piccolo Tp), Tyshawn Sorey(Tb, P, Ds, Per), Craig Taborn(P, Org, Electronics), Kikanju Baku(Ds, Per), Jaribu Shahid(B, Bass Guitar, Per), Tani Tabbal(Ds, Per) - 1. Spatial Aspects Of The Sound 2. Panoply 3. Prelude To A Rose 4. Dancing In The Canyon 5. EP 7849 6. Bells For The South Side 7. Prelude To The Card Game, Cards For Drums, And The Final Hand 8. The Last Chord 9. Six Songs And Two Woodblocks 10. R509A Twenty B 11. Red Moon In The Sky/Odwalla

(17/07/04)全曲ロスコー・ミッチェルのオリジナルで、スティーヴ・レイクのプロデュース。ミュージシャンは上記の記載順に2人ずつ、4つのトリオでの演奏になっているのですが、クレジットにははっきりとは書いておらず、演奏楽器から推測するしかない、と思う部分も。構築されている部分もあるけれど、基本はシカゴ派のフリーなので、けっこうハードです。聴く人を選ぶけれど、フリー方面が好きだと、ドシャメシャなフリーの部分もあるけれど、静かな部分も味わいがあり、深いところをいっているし、物語性を感じる部分はあると思います。収録時間が長くなったのも、聴いているとけっこう意味のあることだと思います。レーベルの中でも聴く人を選ぶアルバムですが、この世界を少し垣間見てもいいかも。ラストは普通の曲です。

2017/05/31

Small Town/Bill Frisell/Thomas Morgan

2525
ECMレーベルの新譜が1枚届きました。マンフレート・アイヒャーのプロデュースとクレジットには書いてあるのに、ジャケ裏にはAn ECM Productionとしか書いてない、変わった例です。30年ぐらい前にECMにいたビル・フリゼールと、今やベースではECMの顔ともなっている若手トーマス・モーガンのデュオ・ライヴ。淡々と進んでいるようで、何だか奥が非常に深い感じがしました。68分もあっという間です。7曲目は2人の共作になっているけど、ECM的にはこういう場合、フリー・インプロヴィゼーションが多いのだけど、コード進行だけ決めてやり取りしている感じですね。渋めだけど、こういうのを好きな人は、好きだろうな、と思います。


Small Town/Bill Frisell(G)/Thomas Morgan(B)(ECM 2525)(輸入盤) - Recorded March 2016. - 1. It Should Have Happened A Long Time Ago 2. Subcouscious Lee 3. Song For Andrew No.1 4. Wildwood Flower 5. Small Town 6. What A Party 7. Poet - Pearl 8. Goldfinger

(17/05/31)ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ。2人の共作は7曲目、ビル・フリゼール作が3、5曲目、ポール・モチアン作が1曲目、リー・コニッツ作が2曲目、他は映画音楽など。2人での幽玄な、時にのどかな世界が68分続きます。でも、2人のやり取りは緊密です。モチアンとの演奏を比べてみたくなるけど、印象的には似ている、夢見心地で愁いを含む1曲目、コニッツの曲らしい醒めた4ビートで進んでいく2曲目、明るめで牧歌的な情景から哀愁に表情を変える3曲目、やや快活で明るいカントリー的な4曲目、8ビートでいつものフリゼール節が聴けるタイトル曲の5曲目、これまたビートはっきりめで明るくせまる6曲目、既成曲的なゆったりインプロヴィゼーションの7曲目、渋くて幻影的な演奏が続く映画音楽の8曲目。

2017/05/22

Titok/Ferenc Snetberger

2468
ECMレーベルの新譜が1枚だけまた届いたので、聴きます。ちょっと入手が遅れました。この時期2468番とちょっと前の番号で、録音も’15年5月ですが、内容に問題があったようにも見えないし、もしかするとLP収録できるように60分を40分台に縮めようかとか、そんなやり取りがあったのかどうかは妄想の域を出ないんですけど。哀愁たっぷりのギター・トリオで、もちろんECMのインプロヴィゼーション的な曲もあります。哀愁を感じたいんだけど、あまりストレートだと斜に構えちゃう、という人(どんな人だ?)にはいいんじゃないでしょうか。このアルバム、ちょっと地味ですけど、好きな1枚になりました


Titok/Ferenc Snetberger(G)(ECM 2468)(輸入盤) - Recorded May 2015. Anders Jormin(B), Joey Baron(Ds) - 1. Cou Cou 2. Titok 3. Kek Kerek 4. Rambling 5. Orange Tango 6. Fairytale 7. Alom 8. Leolo 9. Ease 10. Renaissance 11. Clown 12. Rush 13. Inference

(17/05/21)全曲Ferenc Snetbergerの作曲。1分台の曲から7分台の曲まで、やや短めの曲が多く、トータルで60分。ハンガリー系ジプシーの血をひくジャズギタリストなだけあって、なかなかエキゾチックなサウンドで、やや静かにやり取りが続いていきます。1、11-12曲目はテーマ的なものを提示していて、自由度の高い演奏の曲。2曲目のタイトル曲もけっこう自在に展開していきますが、これぞECM的アプローチというか、聴く人によってはフリーな展開に聴こえてしまうかも。この緊張感がたまらない。3曲目以降は哀愁たっぷりのメロディの入った曲が多くなってくるのは泣かせます。ジャズというとちょっと違うかもですが、トリオのインプロ的なものはある程度あるし、哀愁と自由な世界と行ったり来たりして進んでいきます。

2017/05/13

Cross My Palm With Silver/Avishai Cohen

2548
ECMレーベル新譜聴き5日目で一段落。アヴィシャイ・コーエン(トランペット)の新作、けっこういいと思います。惜しいのはLP化も意識しているので、収録時間が38分しかないことかな。でも演奏内容で元が取れている感じもしてます。懐かしいようなバックのサウンド(それでいて新しい)に饒舌なトランペットが斬りこんでいきつつも、ECMらしさも保っているという、高度なバランスの上に成り立っているジャズですね。やはりこれは彼(とメンバー)ならではのものでしょうね。イスラエル色も割と強い感じもしているし。ECM新譜、まだ届いてないのもあるけど、このアルバムで今回締めくくったのも、なかなかいいタイミングでした。


Cross My Palm With Silver/Avishai Cohen(Tp)(ECM 2548)(輸入盤) - Recorded September 2016. Yonathan Avishai(P), Barak Mori(B), Nasheet Waits(Ds) - 1. "Will I Die, Miss? Will I Die?" 2. Theme For Jimmy Greene 3. 340 Down 4. Shoot Me In The Leg 5. 50 Years And Counting

(17/05/12)全曲アヴィシャイ・コーエン作曲。ただ、それはテーマとかコード進行の提示だけで、あとは4人のインプロヴィゼーションが絶妙なバランスで進行している感じ。いかにもECM的でミステリアスなイスラエル・ジャズのサウンド。美しく切ないメロディを提示しながら、静かに、そして少々リズミカルになってドラマチックに進行していく1曲目、ピンと張り詰めた空気を少ない音で押していくような、静かな、後半やや盛り上がる2曲目、バックの静かなサポートで、印象的なメロディのトランペットを吹く、3分台の3曲目、12分台の、モーダルに近いような雰囲気もあって、エキゾチックに盛り上がっていく、これまたドラマチックな4曲目、トランペットが饒舌でありながら、モーダルでダークなバックのサウンドと溶け込んでいる5曲目。

2017/05/12

Nightfall/Quercus/June Tabor/Iain Ballamy/Huw Warren

2522
ECMレーベル新譜聴き4日目。久しぶりにヴォーカル以外のメンバー2人によるプロデュースのアルバムで、ジャケ裏にはプロデューサー名がなく、「An ECM Productions」と書いてあるアルバムです。マンフレート・アイヒャーの名前がどこにもないところをみると持ち込み音源でしょうか。’13年にこのメンバーでアルバムが出ていて、ECM2作目となります。ECMのヴォーカルアルバムってだいたいがゆったりしていて静かなので、印象的には目立たないんですが、ここではイギリス地方のトラディショナルを中心に、彼らのアレンジで歌い、演奏しています。ひょっとしてこういうのって、自分は他では経験ほとんどないけど、聴く人が聴けばけっこう独特なのかもなあ、と思います。


Nightfall/Quercus/June Tabor(Voice)/Iain Ballamy(Ts, Ss)/Huw Warren(P)(ECM 2522)(輸入盤) - Recorded December 2015. - 1. Auld Lang Syne 2. One I Loved You Dear (The Irish Girl) 3. On Berrow Sands 4. Christchurch 5. You Don't Know What Love Is 6. The Manchester Angel 7. Don't Think Twice It's Alright 8. Emmeline 9. The Shepherd And His Dog 10. Cuckoo 11. Somewhere

(17/05/11)このメンバーでECM2作目。Huw Warren作が4曲目、Iain Ballamy作が8曲目(これら2曲はインストルメンタルの曲)、スタンダードが5曲目、ボブ・ディラン作が7曲目、ウェストサイド物語より11曲目で、他の全ての曲はスコットランドなどイギリス地方の民謡を彼らでアレンジしたもの。トラディショナルの曲が多いので素朴さは残るものの、ピアノとサックスがバックでの女性ヴォーカルなので、ある意味静かな民族的なポップスを聴かせているという雰囲気。原曲はどんなに素朴なんだろうと思ってしまう。スタンダードやディランの曲との境目をあまり意識せずに聴き通すことができます。基本的にゆったりしたサウンドが65分間続くので、やや聴く人を選ぶかも。それでもその涼しげな感触で、ECMらしいアルバムです。

2017/05/11

The Dreamer Is The Dream/Chris Potter

2519
ECMレーベル新譜聴き3日目。今回手持ちの5枚の中で、これが一番聴きたかったのです。クリス・ポッターECM3枚目のリーダー作。ECMにしては躍動感のある演奏になっていて、ただ、それでもECM的ミキシングとマスタリングなので、この演奏を他レーベルで録音したらどんな音になっていたかな、なんてことを想像してしまいますが。音圧も低めですし。でもそれが彼のの演奏の印象を下げることにはならないです。このメンバーを使ってけっこう素晴らしい内容と曲順(構成)になっていると思いますよ。彼だから、録音の段階ではけっこう自由にやらせてもらっていたのではないでしょうか。聴いて損はないと思います。


The Dreamer Is The Dream/Chris Potter(Sax, Cl, Fl, Ilimba, Samples)(ECM 2519)(輸入盤) - Recorded June 2016. David Virelles(P, Celeste), Joe Martin(B), Marcus Gilmore(Ds, Per) - 1. Heart In Hand 2. Ilimba 3. The Dreamer Is The Dream 4. Memory And Desire 5. Yasodhara 6. Sonic Anomany

(17/05/10)全曲クリス・ポッターの作曲。ECMらしさのある仕上がりとはいえ、多くの楽器を持ち替え、演奏も彼らしい内容です。静かにはじまり、ゆったりとサックスが吹きあがり、また途中で静かになって、語りかけてくるようにせまってくる1曲目、タイトル通りイリンバ(カリンバに似てる?)も使用するちょっと素朴な感じもあり、キメやハードなフレーズも多く現代ジャズとの接点が強い後半アップテンポの2曲目、バスクラリネットのソロではじまり、ゆったりミステリアスかつドラマチックに進むタイトル曲の3曲目、静かな中から各楽器が浮かびあがってくる、幻想的な雰囲気の4曲目、ECMとしては豪快な演奏に属するような、抑揚がありつつけっこう盛り上がりのある5曲目、テーマがユニゾンではじまり、これも現代ジャズの6曲目。

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

Criss Cross1001-1050番 | Criss Cross1051-1100番 | Criss Cross1101-1150番 | Criss Cross1151-1200番 | Criss Cross1201-1250番 | Criss Cross1251-1300番 | Criss Cross1301-1350番 | Criss Cross1351-1400番 | Criss Crossレーベル | ECM1001-1050番 | ECM1051-1100番 | ECM1101-1150番 | ECM1151-1200番 | ECM1201-1250番 | ECM1251-1300番 | ECM1301-1350番 | ECM1351-1400番 | ECM1401-1450番 | ECM1451-1500番 | ECM1501-1550番 | ECM1551-1601番 | ECM1602-1650番 | ECM1651-1701番 | ECM1702-1750番 | ECM1751-1801番 | ECM1802-1851番 | ECM1852-1900番 | ECM1901-1950番 | ECM1951-2000番 | ECM2001-2050番 | ECM2051-2101番 | ECM2102-2150番 | ECM2151-2200番 | ECM2201-2250番 | ECM2251-2300番 | ECM2301-2349番 | ECM2350-2400番 | ECM2401-2450番 | ECM2451-2499番 | ECM2500-2550番 | ECM2551-2599番 | ECM5001番-(映画・ドキュメンタリーDVD) | ECM5501番-(音楽DVD)他 | ECM5801番-(ジャズと詩) | ECMレーベル | ECM未分類(雑記含む) | Enjaレーベル | Hatologyレーベル | J-POP | JAPOレーベル | JMTレーベル | Winter&Winterレーベル | ウェブログ・ココログ関連 | オーディオ | クラシック・現代音楽 | ジャズ | パソコン・インターネット | フュージョン・ファンク | ライヴ・コンサート | ロック・ポップス | 携帯・デジカメ | 日記・コラム・つぶやき | 映画・テレビ | 映画音楽・サウンドトラック | 書籍・雑誌 | 楽器 | 澤野工房 | | 音楽

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

Amazon検索

HMV検索

  • HMV検索
    検索する
2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

メールアドレス

友人が運営しているサイト