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2008/03/30

Encounters/Danny Grissett

1299
ダニー・グリセットの2枚目のアルバム。このアルバムの前に澤野工房の北川潔のアルバムに、ケニー・バロンの後釜として参加して日本では知名度が上がって、その実力も知られたようです。都会的な印象があるけれども、バリバリと弾く時はよどみなくフレーズが出てくる感じ。メロディアスな方向に流れることもありますが、ややメカニカルな印象もあります。ここでは、割と抑制の効いた曲も少なくないですけど、グイグイ押しまくるよりは難しいのではないかな、と思います。それにしてもこのトリオ、けっこういいですね。特にケンドリック・スコットが要所要所で目立っています。オリジナル曲とピアノ・トリオが好きな方は聴いてみてもいいかも。


Encounters/Danny Grissett(P)(Criss Cross 1299)(輸入盤) - Recorded April 2, 2007. Vincente Archer(B), Kendrick Scott(Ds) - 1. Hopscotch 2. Waltz For Billy 3. A New Beginning 4. Encounters 5. Toy Tune 6. Sunrise 7. It Could Happen To You 8. Never Let Me Go 9. Git!

(08/03/29)前作と同じトリオ。全9曲中6曲(1-4、6、9曲目)がDanny Grissettの作曲。都会的で知が勝ったピアノであるけれど、ドライヴするノリの良さやバラードの美しさもあります。アップテンポでややメカニカルなテーマから一気に突っ走っていく、スマートかつ攻撃的なカッコ良い1曲目、淡々とした感じで進んでいくワルツの2曲目、8ビート的で、緊張感と白くて線の細いさっぱりした感触の3曲目、フリー的に組み立てられた、一体感のあるタイトル曲の4曲目、ウェイン・ショーター作だけどやはり淡々とした感じで弾きまくる5曲目、静かな語り合いのようなバラードの6曲目、スタンダードらしいメロディアスで大人なアプローチをしている7(ややアップテンポ)-8(バラード)曲目、ファンクノリと少しの4ビートが合わさった9曲目。

2008/03/21

Day In Night Out/Walt Weiskopf

1300
Criss Crossレーベル聴き2日目。今日はウォルト・ワイスコフのアルバムです。ノネット(9人)とかオクテット(8人)とかの比較的大編成のアルバムではレーベル3枚目で、彼がこういうホーンアレンジにも興味が向いていることのあらわれだと思います。とはいうものの、普通のビッグバンドのようなサウンドも8、10曲目などである反面、マリア・シュナイダーのような、繊細だったり内省的だったりする、サウンドに彩りを添えるようなホーンアレンジをしている場面もあります。それでいて男性的な雰囲気のある骨のある演奏の部分も多く、やっぱり彼独自の個性かな、と思います。こういうアルバムも、1回聴いてみるのもいいのかも。


Day In Night Out/Walt Weiskopf(Ts, Fl)(Criss Cross 1300)(輸入盤) - Recorded April 3, 2007. Andy Fusco(As, Fl, Cl), Gary Smulyan(Bs), Michael Leonhart(Tp, Flh), John Mosca(Tb), Peter Zak(P), Doug Weiss(B), Kendrick Scott(Ds) - 1. Day In Night Out 2. West Side Waltz 3. City Of Sin 4. Blue In Two 5. Walk In The Woods 6. Off Yellow 7. Lean And Green 8. Heather On The Hill 9. Solid Citizen 10. I Got It Bad And That Ain't Good

(08/03/20)10曲目がデューク・エリントン作で、他の8曲目以外は全部Walt Weiskopf作。大きい編成も彼は3作目で、いいアレンジです。アップテンポでユニゾンの後にハーモニーがパッと広がってスリリングに展開する1曲目、やや淡い感触で盛り上がっていくマイナーのワルツの2曲目、ほんわかと静かに流れていくような感触もある3曲目、比較的シャープなメロディともったりしたようなリズムのバランスで紡ぎ上げる4曲目、淡々としているようでソロは流暢なボッサの5曲目、もやのかかったゆったりとしたサウンドの6曲目、テンポが良くダイナミックなアレンジの7曲目、スタンダードを明るくまとめ上げているややアップテンポの8曲目、綾織り系ながらバリバリ盛り上がる9曲目、最後はゆったりとスローに締めくくる10曲目。

2008/03/20

Outside In/Gary Versace

1298
Criss Crossレーベル聴き。今回はまだ4枚全部の新譜が手元に揃っているわけではないので、順番ではないですが、なるべく早く紹介していきたいと思います。オルガンのリーダー作なのでコテコテ系を連想される人もいるでしょうけど、メカニカル、浮遊系、変拍子が多い、など、現代ジャズの要素をかなり色濃く持っているアルバム。とっつきにくい面もあるかもしれませんが、単にモーダルに演奏していけばいい、というものではなく、その構造はかなり複雑になっています。Criss Cross人脈で、ドニー・マッカスリンとアダム・ロジャースが起用されたのも、そういう演奏ができる人となると、かなり人選が絞られてくるからです。ホント、これぞ現代ジャズ。


Outside In/Gary Versace(Org)(Criss Cross 1298)(輸入盤) - Recorded April 11, 2007. Donny McCaslin(Ts, Ss), Adam Rogers(G), Clarence Penn(Ds) - 1. Dangerous Land 2. The Grand Inquisitor 3. Blue Soup 4. Now Is Then 5. Poster Boy 6. Pinwheel 7. A Thousand Words 8. Many Places

(08/03/20)全曲Gary Versaceの作曲。ハモンドB3オルガンに専念していますが、かなり現代的な曲作りで、あっさりとしたサウンドです。メンバーもそれに合う人選。都会的でメカニカルなテーマを持っていて、ミディアムの8分の6拍子で浮遊感のある1曲目、淡い曲調だけれども8分の11拍子でまったり進行していく2曲目、ややアップテンポの4ビートでブルースっぽいのにやたらメカニカルな3曲目、ほの暗い中の漂いから徐々に盛り上がっていく4曲目、飛び飛びのメロディのテーマと、マイナー系の3拍子と7拍子の基調のある意味モーダルな5曲目、ちょっとおどけた浮遊系から中盤盛り上がる7拍子の6曲目、これまた7拍子が基調で流れるような淡いメロディが印象的な7曲目、速くなくても複雑なテーマとコードの8曲目。

2007/10/04

A Jones For Bones Tones/Conrad Herwig

1297
Criss Crossレーベル新譜聴き3日目。今回は3枚だけなので、これで終了。でも、そのうち2枚がフロントが同じ楽器2人というのは、偶然だろうけれど、聴く方にとってみれば、右チャンネル、左チャンネルはそれぞれ誰で、と判断するのがちょっと大変。今回は英文ライナーにどちらが誰か書いてありましたけれども。最近のミュージシャンって器用だし、ちゃんとした音楽教育を受けているから、はっきり違いの分かることって昔のアルバムほど多くないんですよね。それでも2トロンボーンでバリバリ吹きまくるアップテンポの曲もあって、聴いていて爽快ですね。バラードもあり、その辺は緩急自在という感じ。けっこう良かったです。


A Jones For Bones Tones/Conrad Herwig(Tb)(Criss Cross 1297)(輸入盤) - Recorded April 8, 2007. Steve Davis(Tb), Orrin Evans(P), Boris Kozlov(B), Donald Edwards(Ds) - 1. 24 For Frank 2. Raulzinho's Ride 3. Slide's Routine 4. Que Viva Barry 5. For Albert 6. Jay Dot 7. DUbois' Delight 8. Eje's Dream

(07/10/03)全曲Conrad Herwigの作曲ないしは共作。ここではフロントが2トロンボーンになってますが、現代的な曲が多いけれどスウィングする感じ。おそらく左チャンネルがConrad Herwigで右がSteve Davis。ややアップテンポのメロディアスな8分の6拍子で元気良く進んでいき、明るいコード進行の1曲目、アップテンポながら複雑なテーマとラテンノリの快活な演奏が続く2曲目、ミディアムのブルースで渋い世界を聴かせてくれる3曲目、マイナーでテンポが良いラテンで唯一の共作の4曲目、しっとりとスローなバラードで語りかけてくる静かな5曲目、アップテンポの迫力ある4ビートで懐かしさも感じるサウンドの6曲目、ややアップテンポの中をトロンボーンを吹きまくる7曲目、アップテンポの白っぽいラテンでせまる8曲目。

2007/10/03

New Groove/Peter Beets

1296
Criss Crossレーベル新譜聴き2日目。このレーベル、都会の現代ジャズという雰囲気のアルバムが多くなってきているのですが、今回はピアノ、ギター、ベースという、ちょっと懐かしいスタイルで、明るめに楽しくスタンダードなどをスウィングして聴かせてくれています。ピアノもこのピーター・ビーツという人、タダ者ではなくて、ちょっと端正な雰囲気もありますけどかなりバリバリと弾きこなす人。大排気量の車に乗っているようで、かなり安心して聴けます。アップテンポの曲など、明るい割にはけっこうスリリングなフレーズの応酬。やっぱりこういうサウンドなので好き嫌いは出てくるかもしれませんが、オーソドックスなジャズファンは聴いておいても損はないかも。


New Groove/Peter Beets(P)(Criss Cross 1296)(輸入盤) - Recorded April 10 and July 4, 2007. Joe Cohn(G), Reuben Rogers(B), Martijn Van Iterson(G on 1, 5-6, 9), Ruud Jacobs(Ds on 1, 5-6, 9) - 1. You're My Everything 2. I'm Old Fashioned 3. Blues For Giltay 4. In Your Own Sweet Way 5. They Say It's Wonderful 6. Nuages 7. Three Little Words 8. Easy Listening Blues 9. Parker 51 10. But Beautiful 11. Tricotism

(07/10/02)Peter Beetsの作曲は3曲目のゴキゲン度の高い明るいブルースのみで、スタンダードやジャズメン・オリジナルが中心。懐かしいサウンドでギターを含むトリオ編成になっていて、ピアノが縦横無尽にスウィングしながら4ビートや時にバラードを奏でていくという構図。端正ながらけっこうエネルギーがあります。また、このレーベルでは珍しく、4曲にオランダのミュージシャンを起用しています。ギターはどちらもオーソドックスなスタイルですが2人ともなかなかスウィングさせてくれます。こういうちょっと懐かしいスタイルでの演奏も、レーベルとしては最近は珍しいけれども、これまたリラックスしても聴くことができて、メロディアスだし、楽しむという部分では大きいかもしれません。テンポはいろいろ。バラードは4、10曲目。

2007/10/02

Gifts And Givers/Jimmy Greene

1295
Criss Crossレーベル新譜聴き1日目。今回はいつもの5枚同時発売ではなくて、3枚だけの発売になっています。このアルバム、けっこう魅力的なメンバーですね。今話題のマーカス・ストリックランドも参加していて、2テナーの曲も多いです。ただ、私は彼の演奏をあまり聴いたことがないので、ジミー・グリーンとのはっきりとした聴き分けまではできませんでしたが。そういう楽しみもありそうです。またエリック・ハーランドのドラムス。彼が入ると、ちょっとうるさいくらいにリズムが盛り上がってにぎやかになります。今回はオリジナルが少なめでしたけれど、けっこう変化に富んだ曲が7種類入っていて、面白かったでした。

(注)左チャンネルがJimmy Greene、右がMarcus Stricklandらしいです。


Gifts And Givers/Jimmy Greene(Ts, Ss)(Criss Cross 1295)(輸入盤) - Recorded April 5, 2007. Marcus Strickland(Ts), Mike Moreno(G), Danny Grissett(P), Reuben Rogers(B), Eric Harland(Ds) - 1. Mr. McLean 2. Greene Blues 3. Forever 4. Magnolia Triangle 5. 26-2 6. Blue Bossa/Boudreaux 7. Eternal Triangle

(07/10/02)Jimmy Greeneの作曲は1、3曲目と6曲目後半。1曲目はジャッキー・マクリーンに捧げる曲。でも全体的にはマイペース。ちょっと混沌としたスローな出だしからモーダルで自由なスペースもあって、途中アップテンポになって渋くてカッコよい、変幻自在な展開の1曲目、淡い感じの現代的なブルースをはみ出たミディアムの2曲目、しっとりゆったりとしたサウンドで温かく展開するバラードの3曲目、4分の5拍子ながらけっこう盛り上がるジャズを演奏する4曲目、ジョン・コルトレーン作の、ピアノ・レス2ホーンで弾むアップテンポで進んでいく5曲目、哀愁のあるボッサを4分の7拍子でやり、その拍子でエレクトリックなオリジナルにつながる6曲目、複合拍子に聴こえるテーマからアドリブに入ってアップテンポで進む7曲目。

2007/06/22

On The Verge/Adonis Rose

1294_2
Criss Crossレーベル新譜聴き4日目で、これでひと区切り。今回は4枚の発売だったけれど、リーダーが今ひとつ地味な印象もありましたがどれもサイドに参加のミュージシャンが目立っていて引き立ててくれて、結果としてどのアルバムも良い印象を持ちました。ここのアドニス・ローズはレーベル3枚目ですが、いつもニコラス・ペイトンが参加しているのがミソ。でも、今回はあまり目立っていなかったかなあと思います。ソロはそれぞれ並列しているようで、なおかつ個性的、という感じではありました。ドラマーとしては主人公で叩いている曲もあれば、トータルとして曲を表現しているものもあって、バランスは取れているような気がします。


On The Verge/Adonis Rose(Ds)(Criss Cross 1294)(輸入盤) - Recorded October 29, 2003. Nicholas Payton(Tp), Tim Warfield(Ts, Ss), Warren Wplf(Vib), Aaron Goldberg(P), Reuben Rogers(B) - 1. Robin In Pink 1 2. Liyah's Blues 3. Lies In Beauty 4. Shed 5. Gingerbread Boy 6. Robin In Pink 2 7. On The Verge 8. Shades Of Light

(07/06/17)Adonis Rose作は4曲(1-2、6-7曲目)で、メンバーの曲も2曲(3-4曲目)。メンバーも個性的な人選なので、ソロもそれぞれ個性的です。彼自身の作曲のテイク違いの1、6曲目では、ややモーダルで気だるそうな感じの曲がミディアムのテンポといい、浮遊感といい、都会的ながらもゆったりした雰囲気で聴かせます。と思うと、やや複雑なテーマかつ元気なアップテンポのブルースで力強い曲の2曲目、しっとりと切なく聴かせてくれるバラードの3曲目、マイナー哀愁調の味を持つ5拍子の4曲目、急速調でスリリングなテーマと、落ち着いたり速かったりとテンポが変わるソロの部分を持つ5曲目、驀進するような勢いのある、後半ドラムソロも満載のタイトル曲の7曲目、ボッサ調のミディアムでメロディアスな8曲目。

2007/06/21

Devoted To You/Joel Weiskopf

1293
Criss Crossレーベル新譜聴き3日目。今日はジョエル・ワイスコフのピアノ・トリオ作ですが、ベースが有名なジョン・パティトゥッチ、ドラムスも、たぶん将来有名になるであろうエリック・ハーランドとあれば聴き逃すわけにはいきません。特にハーランドのドラムスはプッシュしまくり叩きまくり、そしてベースも饒舌ですから、もうピアノトリオのバランスもなんのその、それでも良いメンバーなので聴けてしまうという、不思議なアルバムです。オリジナルが多いですが、さらりとしているメロディに絡む濃密なベースとドラムスという構図が随所に出てきます。こういうバランス、他ではあまりないだけに、けっこう魅力的だと、個人的には思います。


Devoted To You/Joel Weiskopf(P)(Criss Cross 1293)(輸入盤) - Recorded November 30, 2005. John Patitucci(B), Eric Harland(Ds) - 1. Beauty For Ashes 2. Devoted To You 3. Giving Thanks 4. November 5. St. Denio 6. The Strongest Love 7. You Must Believe In Spring 8. Wondrous Love 9. A Mighty Fortress 10. One Bright Morning

(07/06/17)Joel Weiskopf作は全10曲中6曲(1-4、6、10曲目)。強力なピアノ・トリオで、ベースもドラムスもスゴ腕なので前面に出てきます。しっとりとしたメロディから4分の7拍子のサンバになって盛り上がる11分台の1曲目、セカンドライン的なブルースとある、明るいタイトル曲の2曲目、ミディアムでメロディが美しく、それでもボトムがあおる3曲目、秋の香りを漂わせる、ちょっと淡いサウンドの4曲目、トラディショナルの明るいけどフレーズが速く、盛り上がる5曲目、ルバートではじまり絡みながら自由に進む6曲目、ミシェル・ルグラン作を雰囲気を持ちつつジャズにする7曲目、トラディショナルで叙情的なバラードの8曲目、16世紀の曲を明るいラテンのリズムで料理する9曲目、ソロピアノで静かに幕を閉じていく10曲目。

2007/06/20

Prints/Alex Sipiagin

1292
Criss Crossレーベル新譜聴き2日目。アレックス・シピアギン(以前はシピアジンと書いていたこともありましたが。)の作品は、やっぱり一筋縄ではいかないというか、前からオリジナルは多かったですけれども、エレキピアノまで使用して、彼独特の音世界を表現しています。気になったのが拍子だけれども、変拍子を使っている場面が多いにしろ、何拍子かまで厳密に追いきれず、だからアントニオ・サンチェスやスコット・コリーなどの変拍子に強いミュージシャンを起用しているのかな、と思いました。メンバーも良いですね。ソロも聴きごたえがありますけど、入り組んだアンサンブルもやっぱり彼独特で印象が強いです。


Prints/Alex Sipiagin(Tp, Flh)(Criss Cross 1292)(輸入盤) - Recorded October 12, 2006. Chris Potter(Ts), David Kikoski(P), Scott Colley(B), Antonio Sanchez(Ds), Monday Michiru(Fl on 3) - 1. Path 2. Bumpy Road 3. Prints 4. Mood 3 5. Epistorophy 6. Orbit 7. For You

(07/06/17)全7曲中Alex Sipiaginの作曲は5曲(1-4、7曲目)。エレキピアノの使用(1-2、4曲目)もあって、けっこうそれ風なサウンド。メンバーからしても、今風の都会的な、時に発散しつつも思索的なジャズ。変拍子で綾織り系のアンサンブルとリズムで迷路にさまよいこむ不思議な浮遊感覚を味わいながら盛り上がっていく12分台の1曲目、これまたアンサンブルが入り組んでいて変幻自在に変化する2曲目、迷彩色のようにハーモニーが入り込んでいくような、やはり浮遊感のあるタイトル曲の3曲目、またの入り組み感は彼の特徴かと思える4曲目、セロニアス・モンク作を変拍子を絡めて変化していく5曲目、リリカルなビル・エヴァンス作も雰囲気が彼ら流になる6曲目、ソロピアノではじまり内省的な世界のある7曲目。

2007/06/19

Love Dance/Victor Goines

1291
Criss Crossレーベル新譜聴き1日目。ヴィクター・ゴーインズはモダン以前の古き良き時代の、歌心満載のテナーやクラリネットの奏者とばかり思っていましたが、ここでの5曲目のように、サックスのサウンドは違うにしろ、往年のジョン・コルトレーンのバックのサウンドのようなモーダルな中を泳いで見せたり、8曲目のように現代ジャズそのものを聴かせてくれたりもしています。基本はメロディアスな聴きやすいサウンドなのですが、それだけではなく、万能なんだな、ということを改めて示した1枚ではありました。考えてみれば、他のメンバーも、なかなかいいメンバーが揃っています。変化に富んでいるアルバムです。


Love Dance/Victor Goines(Ts, Ss, Cl)(Criss Cross 1291)(輸入盤) - Recorded January 7, 2007. Peter Martin(P), Reuben Rogers(B), Greg Hutchinson(Ds) - 1. Wonderful, Wonderful 2. Love Dance 3. New Arrival 4. Cootie 5. Sunrise 6. Confirmation 7. Midnight 8. Out The Box 9. Home

(07/06/17)Victor Goines作は全9曲中5曲(4-5、7-9曲目)。少しホンワカとしたホーンで、クラリネットなどはモダン以前の香りもあったりしていて楽しい。反面5、8曲目のようなモーダルな曲も。まず手始めにアップテンポでいきつつも明るく聴きやすいサウンドでせまる1曲目、クラリネットで柔らかくしっとりと奏でるバラードのタイトル曲の2曲目、やはり明るいワルツで流れるように進んでいく3曲目、クラリネットの甘く軽快なメロディが印象的なミディアムの4曲目、モーダルで少し混沌とするゆったりめの6拍子の展開の5曲目、チャーリー・パーカー作を軽快に演奏する6曲目、しっとりと都会の静かな夜を連想させるバラードの7曲目、スピーディーで現代的なアプローチをする8曲目、心持ちブルースに近いような明るい9曲目。

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