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2015/07/02

Birdman or (The Unexpected Virtue Of Ignorance)(Soundtrack)/Antonio Sanchez

Birdman
1月に発売されていたアルバムを、買おうかどうしようか迷いながら、結局届いたのは6月下旬。映画としての評判は耳にしてはいました。でも、ドラムスのソロのアルバムということで(しかも音を映画に合わせているらしい)、興味はありましたですけど。収録時間は78分もあり、その多くの部分が後半部分のクラシックの曲でした。ドラムソロも難しいですよね。抑制しつつも映画の進行に合わせて叩いている断片の連なり。聴いて面白かったですけど、何度も聴こうか、というとちょっとためらってしまうような。むしろ後半のクラシックの方がBGM的にかけるにはいいかなあ、なんてことを思う私は不謹慎でしょうか(笑)。やっぱり映画は観ておいた方が楽しめると思います。


Birdman or (The Unexpected Virtue Of Ignorance)(Soundtrack)/Antonio Sanchez(Ds)(Milon)(輸入盤) - Released 2015?. - 1.Get Ready 2. Dirty Walk 3. Just Chatting 4. Waiting For What? 5. Semi Confortable In 3 6. Strut Part I 7. Doors And Distance 8. Night Chatter 9. Almost Human 10. Schizo 11. Internal War 12. Kinda Messy 13. Strut Part II 14. Claustrophobia 15. Fire Trail 16. The Anxious Battle For Sanity 17. Synphony No.9 In D - 1st Movement: Andante Comodo/Gustav Mahler 18. Symphony No.5 Op.64 In E Minor: Andante Cantabile/Pyotr Ilyich Tchaikovsky 19. Ich Bin Der Welt Abhanden Gekommen/Gustav Mahler 20. Passacaille (Tres Large)/Maurice Ravel 21. Prologue: Chorus Of Exiled Palestnians/John Adams 22. Synphny No.2 In E Minor, Op.27 - II Allegro Molto/Sergei Rachmaninov

(15/06/30)16曲目まで、ドラムスのソロが延々続きます。おそらくはフィルムに合わせてドラムスを叩いたのでしょうが、これの効果については、やはり映画を観ないと何とも言えないところ。けっこうこのドラムスの音とのつながりを評価している人は多いようです。ただし、アントニオ・サンチェスのファン以外がこのドラムソロのアルバムを買って聴いても、何のことやらさっぱり、という感じはするかも。むしろ17曲目以降のクラシックの曲を聴いてホッとする可能性もありです。アカデミー賞作品賞ほか最多4部門受賞とのことなので、ここはぜひとも映画で観たいところか。やや控えめに叩いてはいるけれども、やっぱり才能のある人だなあと思います。ただしこのサウンドトラックはかなり映画に寄り添っている可能性はあります。

2014/06/06

Passagio Per Il Paradiso/Pat Metheny

Patpassaggio
パット・メセニー参加作5日目。これも一人多重録音で、しかも全曲パットの作曲なので、本当だったらリーダー作の範囲ではないかなあ、とも考えますが、映画のサウンドトラックという立場もあるし、リーダー作としては出回っていないようなので、参加作にしました。静的な面の素のパットを聴くことができるような気がしてます。しかし、ここまで曲を作って多重録音をやってと、けっこうな手間だったんじゃないかと思うのですが、最近ではオーケストリオンなど、もっと手間のかかることをやっているので、まあ、本当に音楽に生きている人だなあ、と思います。かくして1ミュージシャン、1ジャンルの人になっていったのでした。


Passagio Per Il Paradiso/Pat Metheny(All Instruments)(Geffen) - Released 1996. - 1. Theme From "Passaggio Per Il Paradiso" 2. Marta's Theme 3. The Roards Of Marche 4. Marta's house Story 5. Wolf Story 6. Marta's Stag Story 7. Learning On The Road 8. Private Eye 9. Marta On The Bus, Marta In The Fields 10. Remembering Home, Meeting The Kids 11. Renato's Theme 12. Finale (It's Always Worth The Trouble) 13. Don't Forget (Renato's Theme)

演奏者が最初わからなかったのですが、ジャケットを見て、前と後ろに全曲パット・メセニーによる作曲(しかも1人多重録音による演奏)と小さい文字で書いてありました。ただ、これは映画音楽らしいゆったりとした音楽といった感じで、いつもの演奏とは趣きが違います。でも、素朴で雄大な感じ、映画の雰囲気を出すためか、やや陰影のある感じなどがサウンドを印象付けていて、やぱりパットの作曲ではないだろうか、ということが何となく分かる演奏です。当時のパット・メセニー・グループのライル・メイズが参加したとしても、ある面でこんなサウンドが出せるんじゃないだろうか、などと考えてしまいました。12曲目は12分台と長いけれど、他は1分台がら5分台の短めの曲。それでも1曲1曲が独立して聴けて、物語性もある感じ。

2014/06/05

Under Fire (Original Sound Track)

Underfire
パット・メセニーのサイド参加作4日目。ただし、これもサイドというよりは、オーケストラにゲスト・ソロイストとして参加しているので、かなり前面に出てきます。彼の数作あるサントラでは録音がいちばん早かった方ではなかったかと思います。ほぼ同時期に「コードネームはファルコン」のサントラも手掛けていますが、そちらはライル・メイズも含めたパット・メセニー・グループとしての参加でした。まあこのアルバムでは、安定したアコースティック・ギターのソロを味わうにはいいんじゃないかと。ただ、ジャズ・フュージョン色としては、ない方だと思いますが。サントラでもそれぞれの曲が曲として完結していて、インタールード的なものはないので、アルバムとしてもしっかりしています。


Under Fire (Original Sound Track)(Warner Bros.) - Released 1983. Pat Metheny(G), Jerry Goldsmith(Cond, Comp) - 1. Bajo Fuego 2. Sniper 3. House Of Hammocks 4. Betrayal 5. 19 De Julio 6. Rafael 7. A New Love 8. Sandino 9. Alex's Theme 10. Fall Of Managua 11. Rafael's Theme 12. Nicaragua

パット・メセニーが全12曲中8曲(1-4、7-9、11曲目)で、オーケストラをバックにアコースティック・ギターのみを弾いています。作曲はジェリー・ゴールド・スミス。 曲調も哀愁を帯びたものが多く、映画のサントラとしてだけではなくて、アルバムとしての完成度も高めなので、これだけでも聴く価値はあるかも。適度なしっとり感とオーケストラの重厚感や郷愁などがブレンドされていて、味わいの深い音楽になっています。映像を想起させる演奏ですね。パットのギターがソロを弾いて前面に出ているので、パットファンも聴いてみて損はない1枚。まあ、アコースティック(クラシック・ギターか)なこと、いつもの手クセフレーズはほとんどなくて、メロディを中心に奏でていることなどありますが、それでも彼の価値を損なうことはないと思います。

2013/01/31

Eleni Karaindrou/Concert In Athens

2220
ECMレーベル新譜聴き2日目。ジャンルは映画音楽のコンサート。メンバーがスゴいですね。映画音楽といっても、ギリシャのECM好みしそうな哀愁の強いメロディが訴えかけてくる音楽なので、こういう方面が好きな方は聴いてみてもいいかもですね。難しいところはないですし。キム・カシュカシヤンやヤン・ガルバレクの参加も興味を引くところです。再演曲はやっぱり覚えているもので、エレニ・カラインドルーの曲はやっぱりいいなあ、と思った次第です。


Eleni Karaindrou/Concert In Athens(ECM New Series 2220)(輸入盤) - Recorded November 19, 2010. Kim Kashkashian(Viola), Jan Garbarek(Ts), Vangelis Christopoulos(Oboe), Eleni Karaindrou(P), Camerata Orchestra: Alexandros Myrat(Cond), Sergiu Nastasa(Vln), Renato Ripo(Cello), Stella Gadedi(Fl), Marie-Cecile Boulard(Cl), Sonia Pisk(Bassoon), Vangelis Skouras(French Horn), Sokratis Anthis(Tp), Maria Bildea(Harp), Dinos Hadjiiordanou(Accordion), Aris Dimitriadis(Mandolin) - 1. Requiem For Willy Loman 2. Eternity Theme 3. Closed Roads 4. Waiting 6. Voyage 6. Invocation 7. Tango Of Love 8. Tom's Theme 9. Laura's Waltz 10. Adagio 11. After Memory 12. Farewell Theme 13. Seeking Theme 14. Nostalgia Song 15. Waltz Of The Rain 16. Adagio For Saxophone 17. Dance 18. Requiem For Willy Loman, Var.

(13/01/30)エレニ・カラインドルー作で、ギリシャの映画音楽のコンサート。場所はアテネ。映画は各種監督があるも、Theo Angelopoulosのものを少し多く取り上げているようです。それにしてもすごいメンバー。彼女独特の、沈んだような深い青色を連想させる哀愁漂うゆったりとした旋律は、聴いたら忘れられません。一部に少し明るめの曲があるも、基調は暗め。過去のアルバムの再演曲もあり。ジャンルとしてはクラシックには近いかも。

2013/01/18

The Falcon And The Snowman (Original Sound Track)

Falconandthe
ライル・メイズ参加の旧譜聴き2日目。映画のサウンド・トラックであり、収録時間も38分ほどと、LPからCDへの過渡期の時代のアルバムでもあり、パット・メセニーと共作のちょっとマニアックなアルバムではあります。次に何か効果的な、あるいは意表をついて出すものをねらってやろうなんて気持ちはなくて、順番に淡々と手直しを進めて行くだけなんですけど。でも、この2人で、この陰影のあるドラマチックな曲たちはいいなあ、と思ってしまいます。少し地味ですけれどもね。映画音楽のオリジナル・サウンドトラックとはいえ、単独で聴いてもなかなかいいなあ、と思ってしまうアルバムです。


The Falcon And The Snowman (Original Sound Track)(EMI Manhattan)(輸入盤) - Recorded 1984. Pat Metheny(G), Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Pedro Aznar(Voice), David Bowie(Vo), National Philharmonic Orchewstra - 1. Psalm 121/Flight Of The Falcon 2. Daulton Lee 3. Chris 4. "The Falcon" 5. This Is Not America 6. Extent Of The Lie 7. The Level Of Deception 8. Capture 9. Epilogue (Psalm 121)

邦題「コードネームはファルコン」。アルバム・プロデュースがパット・メセニーで、プロデューサーとしてデヴィッド・ボウイが加わり、アルバムのコ・プロデュースがライル・メイズ。曲も2人の作曲で、5曲目はデヴィッド・ボウイが加わり、この曲でヴォーカル。映画のサウンドトラックですけど、オーケストラもいっしょに演奏している当時のパット・メセニー・グループ。この時期にEMIから出したのはレーベル移籍の時期と重なっているのが関係しているのかどうか。1曲目の出だしと9曲目では教会でのコーラスなのが、終盤でいつものサウンドに戻る感じ。その後も、グループのサウンドの演奏が続き、このままCD単体としても割と楽しめる雰囲気です。少し陰影が濃い感じですが、ドラマチックかつ映像的なサウンドでせまってくるのは彼ららしい。

2011/08/12

Music For The Film/Sounds And Silence

2250
ECM発売のドキュメンタリー映画『Sounds and Silence』DVD(BDもあり)のサウンドトラックが出ました。ある意味ECMの最近のアルバムがメインなので、そのコンピレーションとして聴いてもいいかもしれません。先日のユニバーサルのカナダの編集のコンピレーション盤よりは、ECMの本質により近い感じがしています。やはりヨーロッパでのECMの音楽需要を反映しているのでは、と予想させます。肝心のDVDも注文してあるのですが、値段優先で注文してあるため、入手は9月中旬ごろになる予定です。しかし、なかなかいいセレクションと順番ですね。何度も聴いてしまいそう。温度感は低く、ゆったりとした曲が多いですが。


Music For The Film/Sounds And Silence(ECM 2250)(輸入盤) - Released 2011. 8 and 9 recorded 2008. (8 and 9) Jan Garbarek(Ts), Kim Kashkashian(Viola), Eleni Karaindrou(P), Camerata Orchestra, Antens, Alexandros Myrat(Cond) - 1. Georges I. Gurdjeff: Reading Of Sacred Books 2. Arvo Part: Fur Lennart In Memoriam 3. Giovanni G. Kapsberger: Arpeggiata Addio 4. Nik Bartsch: Module 42 5. Anour Brahem: Sur Le Fleuve 6. Marilyn Mazur: Creature Walk 7. Dino Saluzzi: Tango A Mi Padre 8. Eleni Karaindrou: Farewell Theme 9. Eleni Karaindrou: To Vals Tou Gamou 10. Vincente Greco: Ojos Negros 11. Giamono Puccini: Cosi, Tosca 12. Georges I. Gurdjeff: Reading Of Sacred Books 13. Arvo Part: Da Pacam Domine

(11/08/11)ECM発売のドキュメンタリー映画『Sounds and Silence』DVD(BDもあり)のサウンドトラック。ECMとECM New Seriesからバランス良く取り上げて、曲のみで構成。出所はECM 1174のキース・ジャレットのグルジェフ集、ECM 1429のエレニ・カラインドルー作(これはオリジナルではなく、’08年にライヴ録音された音源を使用)している他は、1900-2000番台のアルバムからの曲です(ECM 1915, 1922, 1962, 1991, 2049, 2050, 2068)。ある意味ECMのボーダーレスなコンピレーションCDとしても独立して聴けるアルバム。それだけに落ちついた温度感の低い曲があって、ECM側とNew Series側との垣根が見当たらないくらいなだらかなサウンド。これがヨーロッパ的に求められている音なのかなと思います。今のECMを凝縮。

2010/12/14

「明日の喜多善男」オリジナルサウンドトラック/小曽根真

Ozoneashitano
小曽根真名義のTVサウンドトラック。ジャズメンによるサウンドトラックはけっこう好きで、以前にも日野皓正の「透光の樹」を聴いて紹介したりしました。今のミュージシャンは器用なので、ジャズの側面を見せることもあれば、その色を感じさせないこともあります。今回のアルバムはジャズっぽい部分とそうでない部分とが入り混ざってます。残念ながらテレビ番組の方は観てないので、どんな話かは分からないのですが、ジャケット内のあらすじを読むと、けっこう面白そう。いつか観てみようと思ってます。全ての音楽を1日で録音してしまったのはやっぱりジャズメンですし、それがどんな使われ方をしているか、気になります。


「明日の喜多善男」オリジナルサウンドトラック/小曽根真(P)(Universal) - Recorded December 8, 2007. 井上陽介(B)、大坂昌彦(Ds)、池田篤(As、Ts)、ティファニー(Vo) - 1. My Tomorrow (Main Theme) 2. An Odd Man 3. Rolling Eyes 4. A Kitten 5. Alone Again 6. Bright Memories 7. Secret 8. My Tomorrow (Main Theme Piano & Vocal High) 9. Negative Man 10. Backstreet Boy's Blues 11. A Stream 12. Fears 13. Confusion 14. What's Next 15. Doubt 16. Why? 17. Peace Of Mind 18. A Trap 19. My Tomorrow (Main Theme Band Version)

ある意味喜劇的なTVドラマのオリジナル・サウンドトラック。5曲目のギルバート・オサリバン作を除いて、小曽根真の作曲。サウンドトラックなので、50分ほどのアルバムに19曲入ってます。ソロ・ピアノあり、コンボの曲あり、ヴォーカル入りの曲ありとカラフルで、アルバムとして聴いてもなかなかイケます。テーマの「マイ・トゥモロウ」は3回出てきて、1曲目はソロ・ピアノ、8曲目はピアノとヴォーカル、19曲目はバンド・ヴァージョン。ヴォーカルは5、8曲目参加で、ベースのみ参加が11曲目に、バンドの曲は5曲(2、5(サックスなし)、10、14、18-19曲目)あります。ソロの曲は、映像が見えてくるように多彩な曲があって、ピアノ曲としてもけっこういい感じ。ある時は盛り上がったり、時にはミステリアス、時にはしっとりとした雰囲気。(08年2月27日発売)

2010/10/23

Giya Kancheli/Themes From The Songbook/Dino Saluzzi/Gidon Kremer/Andrei Pushkarev

2188
今日もECMレーベルです。今日のアルバムもまたクラシック/現代音楽でない、映画音楽の小品集ということで消極的な理由でのジャズへのジャンル分けをしようかな、と思ったら、このブログ、映画音楽でジャンルを作ってありました。少々ホッとしています。あまり細かくジャンル分けをすると、わけが分からなくなるので、あまりやってません。でも、現代音楽家が映画音楽も作っていたとは、驚きです。しかも現代音楽の延長線上ではなくて、あくまでも映画音楽として(コマーシャルな映画ではなさそうですけど)。淡々とした静けさと温かみのある曲が多いので気に入っています。でもジャズではなく、ECM New Seriesとの境目にあるアルバム、ととらえた方がいいのかも。


Giya Kancheli/Themes From The Songbook/Dino Saluzzi(Bandoneon)/Gidon Kremer(Vln)/Andrei Pushkarev(Vib)(ECM 2188)(輸入盤) - Recorded May 2010. Jansug Kakhidze(Vo, Cond on 20), Tbilli Symphony Orchestra(on 20) - 1. Herio Bichebo From Earth, This Is Your Son 2. Theme From Bear's Kiss 3. Main Theme From The Crucible 4. Theme From As You Like It 5. Theme From Don Quixote Var.1 6. Theme From Hamlet Var.1 7. Theme From King Lear 8. Theme From Don Quixote Var.2 9. Main Theme From Kin-Dza-Dza 10. Main Theme From The Role For A Beginner 11. Theme From Twelfth Night 12. Main Theme From Cinema 13. Theme From Hamlet Var.2 14. Waltz From Richard 3 15. Theme From Mimino 16. Theme From Don Quixote Var.3 17. Waltz From The Eccentrics 19. Theme From Hamlet Var.3 20. Herio Bichebo From Earth, This Is Your Son

(10/10/22)ギヤ・カンチェーリは20-21世紀のグルジアの現代音楽家ですが、映画音楽の作曲家の面も持っていて、ここでは映画音楽がメインになっています。’72年から’02年までの映画の、多くはテーマが取り上げられています。3人のクレジットがありますけど、どうやら色々な組み合わせによるデュオの曲、それからソロの曲が多いようで、楽器のサウンドの性格や、メロディなどで、空間的で温かみのある、淡々とした曲が多く取り上げられています。かなりスペイシーな、訥々とした語りのようなフレーズが印象的。ヴァイブラホンやバンドネオンが、このレーベルにしては不思議と温かい。ラストの20曲目のみ、ヴォーカルとオーケストラ付きの演奏になっています。サウンド的には New Seriesとのボーダーレスな世界でしょう。

2010/01/24

透光の樹 オリジナルサウンドトラック/日野皓正

Hinotoukou
昨年STEPさんの閉店セールで日野皓正をまとめ買いした時に、このアルバムはなくて別途通販で注文したものです。そろそろ昨年前半のまとめ買いアルバムもアップしていかねばなあ、と思っています。このアルバム、ピアノとのデュオだし、映画のオリジナルサウンドトラックということで、かなり静かで、いわゆるジャズ度という点では、ないようなものなんですが、ECM的なインプロヴィゼーションを、さらにメロディを分かりやすいものに置き換えた静かなアルバム、という風にとらえていただけると分かりやすいかと思います。私はこういうアルバム、けっこう好きなんですけど。何だか映画も観たくなってしまいたくなる音の情景描写でした。


透光の樹 オリジナルサウンドトラック/日野皓正(Tp)(Sony Music Japan) - Recorded February 5 and 6, 2004. 石井彰(P) - 1.プロローグ-炎- 2. スルー・ライト-再会- 3.ヴァイオレット・メランコリー 4.エンバー-六郎杉- 5.ブルー・フレイム-かたくりの花- 6.ヴァイオレット・メランコリー-愛のテーマ- 7.エンバー-別れ- 8.ヴァイオレット・メランコリー-愛のテーマ- 9.ブルー・フレイム-電話- 10.ヴァイオレット・メランコリー 11.モノクローム 12.スルー・ライト-GとC- 13.ヴァイオレット・メランコリー/エンバー-エピローグ- 14.インヴォケイション 15.ブルー・フレイム 16.モノクローム 17.エンバー

石井彰(P)とのデュオでピアノ・ソロが何曲か。トランペットはほとんどミュートをかけた演奏。映画音楽だけれども、しっとりとした穏やかなインプロヴィゼーションを聴かせてくれます。まるで作曲されたもののようにメロディがしっかりとしていても、やはり即興的に2人が寄り添って紡ぎあげられた世界があります。決して盛り上がらずに、ちょっと地味な印象もあるけれど、スペイシーで映像が見えるような情景描写が繰り広げられています。このアルバム単独でもひとつの作品として、じゅうぶん聴ける味わい。サントラなので、短いヴァージョンも多く、全17曲ですが、うち5曲はそのロング・ヴァージョンを収録しています。それでも、静かに進んでいくサウンドは相変わらず。きっと映画も、渋く落ち着いている作品だろうと思わせます。(04年9月1日発売)

2009/07/08

All Hat[Original Motion Picture Soundtrack by Bill Frisell]

Billall
実際の映画を観てみたいなあ、と思わせる音楽ですが、インストルメンタルのカントリー調の曲が多くて、フォーク、ロック調の曲がそれに混ざるという感じです。あえてここでこのアルバムを出したのは、ビル・フリゼールが音楽を担当しているからで、いわゆるジャズ色はありません。でも、彼のファンにとってみれば、彼の世界がこれでもか、と出てくるので、ある意味のどかな、そして時にギュワーンとくる、こういう世界にひたってみるのもいいのかも。でもジャズではないので、そこのところはご理解の上、入手してください。音楽から先に聴くと、どういう映画なのか、気になってしまいます。


All Hat[Original Motion Picture Soundtrack by Bill Frisell(G)](EmArcy)(輸入盤) - Released 2008?. Greg Leisz(Steel G, Mandolin), Jenny Scheinman(Vln), Viktor Krauss(B), Scott Amendola(Ds, Per), Mark Graham(Harmonica) - 1. John Hardy 2. Opening Theme 3. Meet The Stations 4. Chrissies Fall 5. Peckerwood 6. Hardy Race 7. Empty Barn 8. Stable Scene 9. Sting 10. Etta Interlude 11. Theme Version 2 12. Chrissies Theme 13. Theme Version 3 14. Empty Barn Part 2 15. Station Theme 16. Interlude 2 17. John Hardy/Ray Returns To Etta 18. Ray Driving 19. Empty Barn Part 3 20. Theme Version 4 21. Ray And Etta 22. Jacksons Epiphany 23. Hardy Bar Song 24. Theme 5/Waltz 25. Interlude 3 26. Hardy Duet 27. Chrissie In The Meadow 28. Sonny's Losing Montage 29. Last Race 30. Etta's Theme 31. End Credits

(09/07/07)映画のオリジナル・サウンド・トラックで音楽はビル・フリゼールによるもの。短い曲が続きますが、いわゆるジャズ色はなく、アメリカン・フォークや、カントリーの世界のインストルメンタルでカラッとしたアコースティック中心(ビルはエレキ・ギターも使いますが)の音楽が、ほのぼのと展開しています。一部にエレキ・ギターでギュワーンというサウンドのロック調の曲もあるけれども彼の音です。ビルの一面が出ている音楽でもあるので、彼のファンには興味深いアルバムかもしれません。でもジャズ度がないので、聴く人を選ぶアルバムとなるでしょう。ゆったりしたり、ちょっとダサめだけど今っぽいビート感が出たりと、いろいろなロック、カントリー音楽を聴かせてくれます。アメリカ音楽の今と昔が混在しているような雰囲気も。

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