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カテゴリー「フュージョン・ファンク」の575件の記事

2019/07/19

Tiramisu/Al Di Meola Project

Alditiramisu アル・ディメオラの13日目。1枚おいて、ということなのですが、プロジェクト名義の2枚目になります。エレクトリックあり、アコースティックあり、ヴォーカル(ヴォイスというのかな)ありで、いろいろなことが満載です。当時のパット・メセニーのアルバムの作り方に影響を受けていると思われる部分があって、その点変な言い方をすると、ストレートではなく、どことなく迷いが感じられる気もしています。個々の演奏ではけっこういいんですけど。まあ、長い人生、そういう時代もあっていいのかもしれません。そういうわけで、マンハッタン・レーベルからの3枚はいろいろな意味で考えさせられますけれども。

 

Tiramisu/Al Di Meola(G) Project(Manhattan) - Recorded April 1987. Kei Akagi(Key), Tommy Brechtlein(Ds), Mino Cinelu(Per), Anthony Jackson(B), Jose Renato(Vo), Harvey Swartz(B) - 1. Beijing Demons 2. Arabella 3. Smile From A Stranger 4. Rhapsody Of Fire 5. Song To The Pharoah Kings 6. Andonea7. Maraba 8. Song With A View

邦題「幻想都市」。原タイトルは「ティラミス」。5曲目がチック・コリア作で、他の曲はアル・ディメオラの作曲ないしは共作。以前から続くグループのサウンドながら内省的な方向も見えはじめ、ヴォーカルのある曲もあって、ブラジル色も曲によって出てきます。ここでもエレキ・ギターを弾く彼を聴ける部分もあり、かってのバカテクだけではとらえられないアル・ディメオラの姿がここにはあります。当然一部は速弾きもありますが。完全に曲重視の傾向です。 曲によってエレクトリックとアコースティックと、ベーシストを替えています。ただ、曲としてはけっこうメロディアスで面白いものもあるのですけど、やはり少し地味かな、と思える部分も少々あります。それでも以前のように変幻自在な場面転換もあり、そういうところはスリリング。

2019/07/15

Scenario/Al Di Meola

Aldiscenario アル・ディメオラの9日目。時代が少しずつ進んできて、このあたりの時代、他でもボブ・ジェームスはじめ打ち込みサウンドの流行りの時期がありました。ディメオラも当時そういうアルバムを発売しています。打ち込みにギターが乗っかっている構図。今オーディオ的に聴くと面白いと思う面もあるのですけど、私は’70年代あたりの中学生の頃より当時のクロスオーヴァ―(今でいうフュージョン)も聴いていたし、アコースティック・ギターやエレキ・ベースをはじめたのもこの頃。やはり打ち込みよりは人の手にかかる、彼のシリーズで言うならば、スティーヴ・ガッドやアンソニー・ジャクソンが参加していた時期のアルバムに、どうしても思い入れが深くなってしまいますね。

 

Scenario/Al Di Meola(G, Synth, etc)(Sony) - Released 1983. Jan Hammer(Key, etc), Bill Bruford(Ds on 8), Phil Collins(Ds on 3), Tony Levin(B on 8) - 1. Mata Hari 2. African Night 3. Island Dreamer 4. Scenario 5. Sequencer 6. Cachaca 7. Hypnotic Conviction 8. Calliope 9. Scoundrel

アル・ディメオラ作が1、4、6、8曲目、ヤン・ハマー作が3、5曲目、2人の合作が2、7、9曲目。ハマーとの打ち込みが中心のサウンドで、ほとんどの曲が2人の多重録音。この時代は打ち込みのアルバムが多いですけれど、曲はいいと思うのですが、やっぱり時代のあだ花か、今ではちょっと物足りない気も。3曲目にはフィル・コリンズが、8曲目にはビル・ブラフォードとトニー・レヴィンが参加。曲自体はいろいろ考えられていて、曲ごとに変化に富んでいるので飽きることはありません。ただ、インパクトの強かった時代がもう少し前だったということだけかも。ただ、この後は打ち込み中心の彼のアルバムはなかったので、あくまでもここだけの試みと言えないこともないです。音的にはなかなか面白いとは思うのですけれども。

2019/07/14

Tour De Force "Live"/Al Di Meola

Alditourde アル・ディメオラの8日目。このあたりが自分的には若かった頃の思い出の集大成ということになります。それにしても、シンプルな編成でややこしい曲をここまで演奏してしまうのだから、こういう演奏を観てみたかった気がしてます。メンバーもそうそうたる顔ぶれですし、こういうメンバーだからこそこういう演奏が出来たのかな、と思います。この後、彼はサウンド的にどんどん方向転換をしていく時期で、渋くなってきた時期もいいのだけど、やはり自分は若い頃の刷り込みで、初期の頃のアルバムに影響をけっこう受けていますし。彼のSony時代はもう少し続くことになります。

 

Tour De Force "Live"/Al Di Meola(G)(Sony) - Recorded February 4, 1982. Jan Hammer(Key), Steve Gadd(Ds), Anthony Jackson(B), Mingo Lewis(Per), Victor Godsey(2nd Key) - 1. Elegant Gypsy Suite 2. Nena 3. Advantage 4. Egyptian Danza 5. Race With Devil On Spanish Highway 6. Crusin'

速弾きギタリストとしての集大成のライヴアルバム。ヤン・ハマー作が3、6曲目、他の曲はアル・ディメオラ作曲。おなじみのメンバーもすごいので、曲によっては皆で恐ろしく速いフレーズを弾いたり、自在にリズムを変化させていきます。あのスタジオ録音をどこまでライヴで再現できるか、というのも興味がありますが、これだけスゴいライヴはなかなかありません。少し落ち着いてきたかなあ、という場面もありますが、ここまでやってくれればけっこうお腹がいっぱい。再演曲中心ですが、このアルバムのための新曲も2曲(2、3曲目)。2曲目はやや軽めでスローな今っぽいラテンでスマートなサウンド。シャッフルのロック・サウンドでノリの良い、少し重めな3曲目。そしてシンプルな編成で演奏してしまう4-5曲目がすごいです。

2019/07/13

Electric Rendezvous/Al Di Meola

Aldielectric アル・ディメオラの7日目。この時期になってくると、サウンドは大きく変化を遂げて、曲調もリズムもシンプルになっていて、当時のフュージョンの影響を感じさせるサウンドになっています。彼らしい個性も健在で分かりやすくなっていいことはいいのですが、やはり’70年代の頃のこれでもかと演奏しまくる姿勢を見てきたものには物足りないような気もしています。考えてみればこのあたりが、後年スピードばかりを追い求めなくなってくる変化の始まりだったのかも。まあ、それが地味になっていっても結局は彼は彼なんですけどね。ただ、今聴き返してみて、こんなアルバムだったっけ、というような感想はありますけど。

 

Electric Rendezvous/Al Di Meola(G)(Sony) - Released 1982. Jan Hammer(Key), Philippe Saiss(Key), Steve Gadd(Ds), Anthony Jackson(B), Mingo Lewis(Per), Paco De Lucia(G on 3) - 1. God Bird Change 2. Electric Rendezvous 3. Rassion, Grace And Fire 4. Crusin' 5. Black Cat Shuffle 6. Ritmo De La Noche 7. Somalia 8. Jewel Inside A Dream

ミンゴ・ルイス作が1曲目、ヤン・ハマー作が4曲目、フィリップ・セス作が5曲目で、他は全曲アル・ディメオラ作。34分で8曲収録なので、1曲あたりをコンパクトにまとめています。メンバーに大幅な変更はないものの、このアルバムはトータルサウンドで勝負しているのかなと思うくらい、これでもかのフレーズ攻めは少なくなりました。それでもところどころ十分速いし、ギターだけを聴くとやはりディメオラサウンドではある。変幻自在な曲調は影を潜め、フレーズでなく曲で聴かせる、という姿勢が感じられます。それはタイトル曲の2曲目でも顕著。3曲目はパコ・デ・ルシアとのギターデュオで、こちらは十分速いスパニッシュサウンドです。だいたいの曲はリズムがロック的でシンプルになっていて、この曲調は賛否が分かれるかも。

2019/07/11

Casino/Al Di Meola

Aldicasino アル・ディメオラの5日目。今日はリーダー作3作目の「カジノ」なんですが、1枚目から聴いているとそろそろパターンは読めてくるものの、変幻自在な曲調と超絶技巧にやられっぱなしが続く、という感じがやっぱり強いですね。特にタイトル曲の「カジノ」はその聴いた感じでの構成の複雑さで、よくこういう曲が書けて弾けるなあ、と今になっても感心することしきりです。後年の落ち着きが出た頃の彼もいいですけど、やはり個人的には最初の4枚のインパクトが大きかったのは、若い頃の刷り込みでもあるでしょうけど、いい時に彼のアルバムと出会ったなあ、という感じです。今となっては珍しくはないですが、当時はこんなにフレーズの速い人、他にいませんでした。

 

Casino/Al Di Meola(G)(Sony) - Recorded 1978. Anthony Jackson(B), Steve Gadd(Ds), Barry Miles(Key), Mingo Lewis(Per), Eddie Colon(Per) - 1. Egyptian Danza 2. Chasin' The Voodoo 3. Dark Eye Tango 4. Senor Mouse 5. Fantasia Suite For Two Guitars (1) Viva La Danzarina (2) Guitars Of The Exotic Isle (3) Rhapsody Italia (4) Bravoto Fantasia 6. Casino

チック・コリア作が4曲目、ミンゴ・ルイス作が2曲目で、他は全てアル・ディメオラ作曲。スティーヴ・ガッドとアンソニー・ジャクソンとパーカッションのリズム隊で迫力の低音です。メンバーがほぼ一定なのも、アルバムの統一感があります。めまぐるしく変わる曲調とエキゾチックな感じも相変わらずで、ちょっと聴けば、ああ、彼のアルバムね、と分かります。1曲目から邦題「エジプトの舞踏」という、エキゾチックでメロディも強い曲でせまってきます。速いパッセージでけっこう盛り上がる、哀愁も帯びた2曲目、タンゴというよりはラテンノリで攻めてくる3曲目、チックの有名な曲は彼らしいスパニッシュな4曲目、多重録音のアコースティック・ギター2本での組曲はやはりスゴい5曲目、変幻自在で速弾きも混ざるタイトル曲の6曲目。

2019/07/09

Elegant Gypsy/Al Di Meola

Aldielegantg アル・ディメオラの4日目で、ここからリーダー作に。リーダー作はいくらかすでにブログにアップしてあるものもありますが、他の追っかけミュージシャンと重ならないものも多く、今日を含め14枚(ギター3人作品を含む)あります。その中でも自分か一番好きなのは、やはり若い頃に聴いたからか、初リーダー作の「白夜の大地」から4枚目の「スプデンディド・ホテル」までで、いずれもSonyから出たアルバムですね。その後は熟練度は増していくのですが、ある意味落ち着いたアルバムが多くなって、好きなミュージシャンなんだけど、やはりインパクトはこのあたりのアルバムが強いです。これは聴いていた時期が若かったがどうかに関係あると思いますけど。

 

Elegant Gypsy/Al Di Meola(G)(Sony) - Recorded December 1976 - January 1977. Jan Hammer(Key, Synth on 1, 6), Steve Gadd(Ds on 1, 6), Anthony Jackson(B on 1-2, 5-6), Mingo Lewis(Per on 1-2, 4), 6, Lenny White(Ds, Per on 2, 4), Barry Miles(Key on 2, 4), Paco De Lucia(G on 3) - 1. Flight Over Rio 2. Midnight Tango Percussion Intro 3. Mediterranean Sundance 4. Race With Devil On Spanish Highway 5. Lady Of Rome, Sister Of Brasil 6. Elegant Gypsy Suite

1曲目のみミンゴ・ルイスの作曲で、他は全曲アル・ディメオラの作曲。スパニッシュの色合いが濃く出たアルバム。これでもかと言わんばかりにとにかく速弾きで、曲もめまぐるしく変わる構成のものも何曲かあります。当時こんなアルバムを聴いたら目をまわしたのでは。変化に富んでいて、パーカッションが割と前面に出ている。厳かな出だしから、勢いのある哀愁ラテンでせまりまくる1曲目、やや落ち着いた曲調と思うと時折り超絶技巧が混ざり、エンディングにパーカッションのみになる2曲目を経て、3曲目はパコ・デ・ルシアとの素晴らしいアコースティックギターのデュオ。変幻自在でタイトなラテンファンクでせまりまくる4曲目、小品で多重録音のソロ・ギターの5曲目、哀愁のあるこれまた少しタイトなラテン路線の6曲目。

2019/07/02

Romantic Warrior/Return To Forever

Returnromantic アル・ディメオラの2日目で、今日もリターン・トゥ・フォーエヴァーのアルバム。実は間に「ノー・ミステリー」というアルバムがあるのですけど、これはなぜか’99年にCD化されていて、その時はもう20年ほど前ですが今と同じコメントの長さでした。ややこしいのはこのアルバムからソニーに移籍していて、そのかわりチック・コリア本人はポリドールからも作品を出し続けているのです。まあ、演奏にあまり細かいことは関係ないと言えばないのですけど。ディメオラはこのアルバムでは、既にソロ・アルバムも出している時期であって、これでもかと超絶技巧を見せつけています。さすがの進化です。

 

Romantic Warrior/Return To Forever(Sony) - Recorded February, 1976. Chick Corea(P), Al DiMeola(G), Stanley Clarke(B), Lenny White(Ds) - 1. Medieval Overture 2. Sorceress 3. The Romantic Warrior 4. Majestic Dance 5. The Magician 6. Duel Of The Jester And The Tyrant (Part 1, 2)

 

邦題「浪漫の騎士」。この4人の最後のRTF。チック・コリア作が1、3、6曲目、レニー・ホワイト作が2曲目、アル・ディメオラ作が4曲目、スタンリー・クラーク作が5曲目。はっきり言ってこの4人だから、という感じのサウンド。場面によっては変拍子も出て来たり、音の使い方がプログレ方面の影響(こちらが影響を与えたかも?)も感じられます。1曲目がそうで、5-5-5-4拍子基調とのこと。なかなかミステリアスなサウンドになってます。ストレートにファンクの4拍子で表現していく2曲目、ミステリアスな出だしで少しソフトなバラードから盛り上がる3曲目、ロック調で仕掛けがありながら快調に飛ばしていく4曲目、ヘヴィーな音と超高速フレーズだけでなく変化に富んだ5曲目、マイナー調でアドリブ部がかなりイケてる6曲目。

2019/07/01

Where Have I Known You Before/Chick Corea & Return To Forever

Chickwherehave 再びアルバムコメントの手直しのために、今度はアル・ディメオラ関連17作を聴いていきます。チック・コリアのリーダー作の方が良かったかもなあ、とも思うのですけど、流れからして順番に聴いていけそうな方から。ディメオラもサイド参加作が残り3枚だけあるので、まずはそちらから。’74年の録音なので、彼の参加作としては、私の手持ちの中では一番古い方。第2期リターン・トゥ・フォーエヴァーは前作(第3作)はビル・コナーズのギター参加だったので、少しややこしいことになってます。でもこの演奏が’74年に録音なので、当時としてはけっこう先を行っていたような気がしてます。そしてまたメンバーを替えて第3期が’77年録音よりはじまります。消費税増や年金減など、将来に備えて出費を抑えたいので、新譜割合が少し少なくなりそうな予感も。

 

Where Have I Known You Before/Chick Corea(P) & Return To Forever(Polydor) - Recorded July-August 1974. Stanly Clarke(B), Lenny White(Ds), Al DiMeola(G) - 1. Vulcan Worlds 2. Where Have I Loved You Before 3. The Shadow Of Lo 4. Where Have I Danced With You Before 5. Beyond The Seventh Galaxy 6. Earth Juice 7. Where Have I Known You Before 8. Song To The Pharoah Kings

邦題「銀河の輝映」。4人の作曲が6曲目、チック・コリア作が2、4-5、7-8曲目、スタンリー・クラーク作が1曲目、レニー・ホワイト作が3曲目。アル・ディメオラが参加したアルバム。まだ超絶技巧と言うほどではありませんが、チックとともにラテン(スパニッシュ)の香りが当時からあります。グループの重量級なサウンドだけでなく、それぞれのソロも楽しめます。特にベースとドラムスは3作目に続き露出度が高いです。それだけのメンバーを集めているということもありますが。グループのアルバム4作目ですけど、2作目までと違って、けっこうハードコアなクロスオーヴァーのアルバムになっています。2、4、7曲目はピアノやエレピのソロで、インタールード的な役割を担っています。8曲目は14分台もの大作になっています。

2019/06/06

Finding Gabriel/Brad Mehldau

Bradfinding 今回出た新譜の中では、このブラッド・メルドーが一番の目玉かな。ジャケットがなかなか賛否両論っぽくって面白いのですが、サウンドの方も、まあ、久しぶりのフュージョンというよりは、現代ジャズからパット・メセニー・グループをほうふつとさせるような場面まで、いろいろの音楽が出てきます。キーボードなどを多重録音(?)しているところが多いような気がします。それで制作期間が長かったのかな。個人的にはけっこう好きなサウンド、よく聴くと変拍子も多いような感じですし、それを自然にさらっとやってしまっているところがなかなか面白いと思います。何をやってもメルドーになる、ということも分かりました。

 

Finding Gabriel/Brad Mehldau(P, Synth, Voice on 1, 5, 9, Ds on 2, 4)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded March 2017 - October 2018. Becca Stevens(Voice on 1, 3, 5, 7-8), Gabriel Kahane(Voice on 1, 3, 5, 8), Ambrose Akinmusire(Tp on 1, 6), Michael Thomas(Fl, As on 1, 6), Charles Pillow(Ss, As, Bcl on 1, 6), Joel Frahm(Ts on 1, 6), Chris Cheek(Ts, Bs on 1, 6), Mark Guiliana(Ds, Electric Ds on 1, 3, 5-9) , Sara Caswell(Vln on 5, 8), Lois Martin(Viola on 5, 8), Noah Hoffeld(Cello on 5, 8), Kurt Elling(Voice on 7, 9), "Snorts" Malibu(Voice on 9), Araron Nevezie(Korg Kaoss Pad on 9) - 1. The Garden 2. Born To Trouble 3. Striving After Wind 4. O Epharaim 5. St. Mark Is Howling In The City Of NIght 6. The Prophet Is A Fool 7. Make It All Go Away 8. Deep Water 9. Proverb Of Ashes 10. Finding Gabriel

(19/06/05)全曲ブラッド・メルドーの作曲。多重録音を駆使しての録音のようで、壮大な雰囲気と、ヴォイスのある曲も多くて、ある種パット・メセニー・グループをほうふつとさせるも、やはりそのサウンド・カラーはメルドー独自のものとなっています。ある種メロディアスで陰影に富んだ、エレクトロニクス的なものも取り入れたサウンドは、印象に残ります。アルバム全体をひとつの物語として聴けるような雰囲気もあり。キーボード関係の多重録音も多いようですが、フレーズのテクニックで聴かせるというよりも、やはり全体のサウンドとしてとらえた方がいいかも。Mark Guilianaのドラムスが、けっこうあおっているのが印象的な部分も。曲によってはヴァイオリンなども入れたりメルドーだけの演奏の曲もあったり、語りもあったりです。

2019/05/28

Mr. Hands/Herbie Hancock

Herbiemrhands ジャコ・パストリアスの16日目にして一段落。これでホームページの手直しは残り10ページ311枚になりました。だんだん重なっているミュージシャンが減っていくので、ペースは遅くなりますが、何とか還暦までに終わらせたいところです。このアルバムでもジャコは1曲のみの参加、というより、それぞれの未発表曲を集めてオーヴァーダブしたものだそうで、1曲ごとにほぼメンバーが違うところが興味深いです。エレクトリックやVSOPなどのアコースティックや、いろいろな方面にハービーは顔を出していますが、特にエレクトリック方面は機材の進歩もあって、その時期によって、その進歩度合いが分かるのが面白いところ。でも正直、特集は作ったものの、ハービーは後の方になりそう。

 

Mr. Hands/Herbie Hancock(Key)(Sony) - Recorded 1979. Byron Miller(B on 1), Leon "Ndugu" Chancler(Ds on 1), Bill Summers(Per on 1, 4-5), Tony Williams(Ds on 2), Ron Carter(B on 2), Sheila Escovedo(Per on 2), Alphonse Mouzon(Ds, Synth on 3), Freddie Washington(B on 3), Wah Wah Watson(G on 3), Sheila Escovedo(Per on 3)Harvey Mason(Ds on 4-5), Jaco Pastorius(B on 4), Paul Jackson(B on 5), Bennie Maupin(Ts on 5) - 1. Spiraling Prism 2. Calypso 3. Just Around The Corner 4. 4AM 5. Shiftless Shuffle 6. Textures

3、5曲目が共作で、他はハービー・ハンコックの作曲。あちこちの未発表演奏をオーヴァー・ダブしてまとめたものだそうですが、曲ごとに豪華なメンバーが入れ替わるので納得。ヴォーカル曲は珍しくゼロで、しかもそれぞれの曲と演奏のクオリティは高い、というアルバム。あまりオクラ入りになった曲(テイク)という感じはしなくて、1曲目からなかなか渋いファンクを聴かせてくれます。フュージョンのリズムで弾いているジャズの2曲目、典型的な当時のファンクという感じでノリの良い3曲目。ジャコ・パストリアスは4曲目に参加。存在感があり、クァルテットなので十分楽しめます。粘りのあるヘヴィーなシャッフルのリズムに乗って、エレピが流暢に流れていく5曲目、そしてソロだけど各楽器を合成、多重録音して聴かせる6曲目。

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