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2017/03/24

クリヤ・マコトプロデュース TVジャズ・アンソロジー

Kuriyatvjazz
ネットを検索していて、だいぶ昔に買いもらしていたCDを購入しました。しかし、’02年(15年も前)に発売され、その後廃版になっていると思いますが、ごく当たり前に新品購入できたのはラッキーでした。クリヤ・マコトのTVジャズのアルバムですけれども、彼の特徴は、4ビートジャズにとどまらず、ファンク的な演奏にも真価を発揮することで、その当時の新しい部分を取り入れているようにも感じたり、TVの放映されていた年代の雰囲気も何となく醸し出したり、と聴いた感じでは、4ビート以外の曲の方が多いように思いました。彼は他にもアニメのジャズアレンジのアルバムも何枚か出してますよね。センスのいい人です。


クリヤ・マコト(P、Key、Prog)プロデュース TVジャズ・アンソロジー(Omagatoki)
Kuriya Makoto(P, Key, Prog) Produces TV Jazz Anthology(Omagatoki) - Recorded March 5, 16, 20, 23, 2001. 五十嵐一生(Tp)、太田剣(As,Horns)、中川英二郎(Tb)、大坂昌彦(Ds)、岸田容男(Ds)、納浩一(B)、コモブキキイチロウ(B)、大友正明(B)、小沼ようすけ(G)、KENKEN(Per)、タケコシカズユキ(Vo)、Mystie(Featuring Voice)、他 - 1.鉄腕アトム 2.11PMのテーマ 3.Mission Impossible 4.Lonely Man 5.鉄人28号 6.Playgirl Opening Theme '69 7.サスケの歌 8.傷だらけの天使 9.Gメン’75のテーマ 10.11PMのテーマ 11.オオカミ少年ケンのテーマ 12.鉄腕アトム

鉄腕アトム、鉄人28号というようなアニメから、「11PMのテーマ」「スパイ大作戦」「探偵物語」「プレイガール」「傷だらけの天使」「Gメン’75」など内外のテレビ番組のテーマを演奏したりして、それをいろいろな趣向でジャズ化しています。正攻法に4ビートで料理しているものもあれば、ソロ・ピアノでさらりと弾いていくもの、ファンク的なものなど、なかなか凝っています。ヴォーカル入りの曲もあるし、弦楽四重奏やホーンセクションの入っているものも。個人的には3曲目のラロ・シフリン作「スパイ大作戦」が5拍子で、小さい頃に聞いた記憶もあり、その渋さを維持したままジャズ化していて、けっこう印象深いです。鉄腕アトムと「11PMのテーマ」は2ヴァージョン用意されていて、それぞれに特徴があって、興味深く聴けました。(02年6月21日発売)

2017/02/22

Caipi/Kurt Rosenwinkel

Kurtcaipi
うっかりデジパックのジャケットを、ブックレットを反対側から無理に出そうとして、破いてしまった。ショック。それにしても軽く破けてしまうんだなあと思います。EUからの輸入盤です。カート・ローゼンウィンケルの久しぶりのアルバムは、自身による多重録音の多い、ボッサ中心のアルバムになりました。こういうヴォーカル曲の多いサウンドも好きですけど、やはり自分で何もかもやろうとしないで、それぞれのプロに任せた方が良かったんじゃないか、という気もしています。ギター・ソロのところは彼らしい部分も多いのですけど、演奏全体にちょっと素人感というのか、そういうものを感じました。曲はいいんですけれどもね。

(追記3月6日)世間では評価が二分されていることに気がつきました。彼の「ジャズ」の部分が好きな人にはあまり受け入れられず、ボッサの世界が好きだったり彼の「音楽」が好きな人には、かなり評価が高いようです。


Caipi/Kurt Rosenwinkel(G, B, P, Ds, Per, Synth, Casio, Voice)(Razdaz Records)(輸入盤) - Released 2017. Pedro Martins(Voice, Ds, Key, Per), Frederika Krier(Vln), Andi Haberl(Ds), Antonio Loureiro(Voice), Alex Kozmidi(Baritone G), Kyra Garey(Voice), Mark Turner(Ts), Eric Crapton(G), Zola Mennenoh(Voice), Amanda Brecker(Voice), Chris Komer(French Horn) - 1. Caipi 2. Kama 3. Casio Vanguard 4. Summer Song 5. CHromatic B 6. Hold On 7. Ezra 8. Little Dream 9. Casio Escher 10. Interscape 11. Little B

(17/02/22)全曲カート・ローゼンウィンケルの作曲で、歌詞は別な人のものもあり。曲ごとに参加ミュージシャンが代わります(参加曲は割愛)が、基本的にはカートの多重録音と思われます。何となくボッサ的でもあり、ヴォイスもあってパット・メセニー・グループ的な旋律も持っているタイトル曲の1曲目。その後は素朴なヴォイスの曲が続き、バックも音楽的に高度なことをやるというよりは、ポップス的にあまり難しくない演奏の曲が続きます。歌詞のある曲もかなり多いし。ただし、ボッサ的なので、転調や浮遊感のあるメロディなど、曲そのものは複雑なのかも。こういう方面がやりたかったのだろうけど、ギター・ソロもありますが、ギタリストのリーダーアルバムというイメージはあまりないです。エリック・クラプトンは8曲目に参加。

2017/02/12

Somehow, Someday, Somewhere/桑原あい

Kuwabarasome
桑原あいの5枚目になるのかな。今回はウィル・リーとスティーヴ・ガッドとのトリオなので、けっこうイケイケでグルーヴィーなファンクのアルバムを想像してましたけど、そこは桑原あいのこと、1曲目にそれっぽい曲があるだけで、全然違った雰囲気のサウンドになってます。この2人をこう使うか、みたいな。ある意味それは成功していて、自分的にはウィルにこういう面もあるのか(たまたま今まで出会っていなかっただけだと思うけど)、と聴いていて参考になりましたし。彼女にはもっとマニアックな作曲やピアノを期待している面もあるのですが、今回はこういうもっと広い層にアピールした(と言ってもマニアックさもありますが)アルバムも、いいんじゃないかなと思います。

(追記)ちなみにこれは7インチ紙ジャケなので、他のCDと一緒に並べることができず、ちょっと困ります。


Somehow, Someday, Somewhere/桑原あい(P、Vo)(T.O.M. Records)
Somehow, Someday, Somewhere/Ai Kuwabara(P, Vo)(T.O.M. Records) - Recorded October 2016. Steve Gadd(Ds), Will Lee(B, Vo) - 1. Somehow It's Been A Rough Day 2. Home 3. Somewhere 4. Never Neverland 5. All Life Will End Someday, Only The Sea Will Remain 6. B Minor Waltz 7. Extremely Loud But Incredibly Far 8. The Times They Are A-Changin' 9. The Back

桑原あい作が5曲(1、4-5、7、9曲目)、ミシェル・ペトルチアーニ作が2曲目、バーンスタイン/ソンドハイム作が3曲目、ビル・エヴァンス作が6曲目、ボブ・ディラン作が8曲目。超有名なリズム陣を従えて、いつもの彼女とはまた違った、素晴らしいピアノ・トリオ。ややファンク的なグルーヴ感が気持ち良い、メロディアスな1曲目、メロディが美しい、途中から4ビートになる2曲目、語りかけるようにピアノが歌う3曲目、目まぐるしく旋律が動くもジャズしている感覚がいい感じの4曲目、8分の7拍子と4拍子の部分がある彼女らしい曲の5曲目、しっとりとしたワルツの6曲目、エレピで変拍子ファンクと思ったら4ビートもアリの普段の彼女的な7曲目、詩情的な明るいフォークの8曲目、詩的で静かなバラードが印象的な9曲目。(17年2月8日発売)

2017/01/23

It's Another Day/Gary Burton & Rebecca Parris

Garyrebecca
ゲイリー・バートンのリーダー作過去盤聴き7日目。これも、バートンの名前が先に出ているけど、ヴォーカルアルバムなので、共演、サイド参加作の方に入れるか迷うアルバムです。実際に歌も当時最近のものが多く、ちょっと大人の雰囲気のあるポップなアルバム、という感じで、これはこれでいいけれど、硬派なジャズファンには少し受け入れがたいかも、とは思います。ジャケ写もけっこう派手な色ですし。久しぶりに取り出して聴いている分には、流しておいて楽しいアルバムではあります。バートンのヴァイブラフォンがけっこう前面に出ているんだけど、ソフトに包み込むような音色で、全然じゃまにならないのが、テクニックのなせるわざなのか、どうなのか。


It's Another Day/Gary Burton(Vib) & Rebecca Parris(Vo)(GRP) - Recorded May 1993. Alan Pasqua(P), Chuck Loab(G), Peter Erskine(Ds), Will Lee(B), Tommy Kamp(Vln, Vo) - 1. Good Enough 2. A Deeper Dream 3. Emerald Mist (It's Another Day) 4. The Melody Is You 5. Our Love Is Here To Stay 6. Let The Flower Grow 7. Forest Of Dreams 8. If The Moon Turns Green 9. Au Private 10. Fire In The Forest 11. Solitude 12. We Can Try Love Again

歌手レベッカ・パリスを招いて全面的にフュージョン・ライクなヴォーカル・アルバムにしました。女性としては声は低い方。でも、なかなかいい感じ。最近の曲(’80年代がメインで’90年代も少し)が多く、いわゆるスタンダード作品は割合としては少ないです。GRPレーベルでなければこういうコマーシャルな作品は出ないだけに貴重?かも。 ゲイリー・バートンとウィル・リーがプロデューサーになっていて、フュージョンというよりはポップスという感じもしないでもない。これはこれで、ヴォーカルアルバムとして楽しめますが、そこに絡むヴァイブラフォンという構図も、派手ではないけれど、歌の邪魔にならず、面白いと思う。9曲目のチャーリー・パーカーの曲は目立つスキャットがありますけど、ビートはラテン。やはりフュージョンかと。

2017/01/10

Times Like These/Gary Burton

Garytimes
ゲイリー・バートンのリーダー作過去盤聴き5日目。一気に’88年録音のところまで来てしまいましたが、ECMからGRPに移籍した時期。メンバーを見ると、かなりスゴいことになっていますねえ。でも演奏はそんなに派手ではなくて、バートンのマイペースさが聴いていて分かると思います。ただ、演奏がかなりフュージョン寄りになっていて、まあ、分かりやすい演奏ですね。やはりセールスを意識か、と思われても、仕方がないかもしれない。ECMの時期はけっこう好きだったんですけれどね。やはりこの時代のなせる技だったのかな、とも思えます。このアルバム、好きなんだけど、それだけ、という気もしないでもありません。


Times Like These/Gary Burton(Vib)(GRP) - Released 1988. Michael Brecker(Ts on 1, 6), John Scofield(G), Marc Johnson(B), Peter Erskine(Ds) - 1. Times Like These 2. Or Else 3. Robert Frost 4. Why'd you Do It? 5. P.M. 6. Was It So Long Ago? 7. Bento Box 8. Do Tell

ゲイリー・バートンのGRP移籍第一弾。バートン作の6曲目、ジョン・スコフィールド作が2曲(4、8曲目)、小曽根真作が2曲(1、7曲目)、ヴィンス・メンドーサ作の2曲目、ジェイ・レオンハート作の3曲目、チック・コリア作の5曲目。これだけの大物を使って、割とゆったりしたフュージョン系ミュージックと一部4ビートという形式はもったいない、という気もしますが、ECM時代と違ってセールスを意識しているのかも。1曲目のタイトル曲からそんな大らかな世界が展開しています。バートンは相変わらずマイペースなようですけど、やはりそこはGRPレーベルか。それぞれのミュージシャンのソロや演奏はなかなか印象的です。2曲目はミディアムテンポながらなかなか凝っている複雑な曲。やはり、やや穏やかなフュージョンアルバムです。

2017/01/05

Very Touchy/Gary Burton

Garyvery
ゲイリー・バートンのリーダー作過去盤聴き2日目。と言いつつ他のこれより前の時期のアルバムは今世紀に入ってから聴いているのが多いので、もう’69年の録音になってしまってますが。このアルバムは公式のリーダー作ではないと思うのですが、録音としては貴重かも。ただ、自分はこの’70年代中盤以降のクロスオーヴァー世代なので、この時期のジャズロックってあまり聴かないんですけれども。私よりもっと上の世代の、リアルタイムで聴いていた人たちには思い入れが深いんじゃないかな。少しラフだけど、購入当時はあまり分らなかったけど、今聴き直してみると、割と面白いと思いました。


Very Touchy/Gary Burton(Vib)(Ninety-One) - Recorded June 1969. David Pritchard(G), Steve Swallow(B), Billy Goodwin(Ds) - 1. Walter L 2. I Want You 3. A Rise Her Eyes 4. Portsmouth Figurations 5. Henninger Flats 6. Ballett 7. General Mojo Well Laid Plan 8. And On The Third Day

フランスでのライヴ。ゲイリー・バートン作が1曲目、スティーヴ・スワロウ作が3曲(3-4、7曲目)、デヴィッド・プリッチャード作が5曲目、ボブ・ディラン作が2曲目、マイケル・ギブス作曲が2曲(6、8曲目)。8ビートの曲が多いので、お、ジャズロックだ、と思うわけですが、この時代も今聴いてみるとちょっとどうも、と思う人もいるのでは。ただその好感度は聴いている人の年代にもよります。音質も今ひとつという感じもしますが、かえってそのライヴ感覚がいいのだ、とも思えます。彼の演奏での有名な曲が多いそうですけど、このCDが出た時期(’96年)にほぼ初聴きだったので、そのことは分かりませんでした。 聴き返すと、ジャズロックなんだけど、バートンのクールなヴァイブラフォンと、他のメンバーの熱い演奏が聴きもの。

2017/01/03

ブロンボIII!!!/JBプロジェクト

Jbprojectbrombo3
10年以上ぶりにJBプロジェクトの3作目が出ました。神保彰はこのところ例年正月に2枚ずつアルバムを出してますが、これはその1枚。やっぱり豪華な顔ぶれですね。ビートはフュージョン/ファンク的なんだけど、アコースティック・ベースとアコースティック・ピアノを使ったピアノ・トリオの曲が多いので、ジャズ的に聴こえることも。多重録音とかプログラミングなども使用しているようです。ミキシングの関係か、あまりバカテクに聴こえないですけど、むしろ聴きやすくていいんじゃないかなとも思います。ただ、インパクト的には1と2の方が大きかったような気もしてます。この2人ならこうなるだろう、という予想が、以前のアルバムからできてしまうからかな?


ブロンボIII!!!/JBプロジェクト(Electric Bird)
BromboIII!!!/JB Project(Electric Bird) - Released 2017. Akira Jimbo(Ds), Brian Bromberg(B), Featuring: Jeff Lorber(Key on 3, 6, 8), Patrice Rashen(P, Key on 1, 4, 10), Otmaro Ruiz(P on 2, 5, 7), Willie Murillo(Tp on 5), Tony Guerrero(Tp on 5), Mark Visher(As, Bs on 5), Vince Trombetta(Ts on 5), Jason Thor(Tb on 5) - 1. Actual Proof 2. Stratus 3. Hybrid Life 4. Teen Town 5. Rony Lowery, Private Eye 6. I Can't Tell You Why 7. Eleven Thirty 8. From Darkness To Light 9. Bromblue 10. Strut Ahead

シリーズ3作目。神保彰作が3、7、10曲目、ブライアン・ブロンバーグ作が5、8曲目、2人の共作(インプロヴィゼーション)が9曲目、ハービー・ハンコック作が1曲目、ビリー・コブハム作が2曲目、ジャコ・パストリアス作が4曲目、イーグルスの曲の6曲目。ピアノ(一部の曲のみキーボード)、ベースがたいていの曲でアコースティック(5曲目と、6曲目のリード部はエレクトリック)なので、ビートはフュージョン/ファンクながら、ジャズっぽさもけっこう出ています。有名なピアニスト(キーボーディスト)を3人とっかえひっかえの演奏と、おなじみの曲を差しはさんでの演奏は、親しみやすいです。ベースもドラムスも、ミキシングの関係かおとなしめに聴こえるけど、けっこうバカテクなんじゃないかと。5曲目のみホーン・セクションが参加。(17年1月1日発売)

2017/01/02

21/神保彰

Jimbo21
元日早々、神保彰関連で2枚新譜のCDが届いたので、聴いていきます。彼のアルバムは、レーベルを超えて、21枚目になったそうです。このほかにカヴァー・アルバムが5枚ほどあるので、トップミュージシャンなのに何という多作家か、と思います。ただ、メンバーも長く同じだし、大いなるマンネリという感じもあって、キングから発売されたアルバムの、どこがどう違うのかを説明するのは難しい。でもカッコいい。実は、アルバムコメントも過去アルバムからの流用があるのも、そういう側面を説明するのに必要だからか、どうなのか。収録時間は46分台と、これまた相変わらず少し短めです。


21/神保彰(Ds)(Electric Bird)
21/Akira Jimbo(Ds)(Electric Bird) - Released 2017. Abraham Laboriel(B), Otomaro Ruiz(P, Key), Guest: Allen Hinds(G on 2, 5, 9), Richard Elliot(Ts on 1, 4, Ss on 7) - 1. Take It Easy 2. Doing What? 3. Tokyo Skyline 4. Snap! 5. All Over Again 6. You Got Me 7. Don't Puzzle Me 8. Be A Dreamer 9. No Big Deal

全曲神保彰作曲とアレンジ。通算21作目のソロ・アルバムとのことですが、そのマイペースぶりはやはりいい。基本のメンバーは同じなので、いつものサウンドが聴こえてきますが、やはりブレてないというか、安定しているというか。基本的にはスムース・ジャズ系のメロディとタイトなリズムの組み合わせで、非常に聴きやすく仕上がっています。それでも曲によってサックスやギターも参加したり、フュージョン/ファンク的なリズムも、レゲエも、ラテンも、チャチャチャもありという、変化に富んだリズムでせまってきます。2曲目はそういう意味ではちょっとハードにせまったという感じもあります。基本的にはそれでも他のミュージシャンに比べて聴きやすいメロディが魅力。FM放送にかかりやすいように、という意味合いもあるのかも。(17年1月1日発売)

2016/12/24

CIDER -Hard & Sweet-/川口千里

Kawaguchicider
新譜がやっと昨日届きました。このアルバム、聴きたかったんだよね。フィリップ・セスが作曲や演奏面で大きな役割を持っていることもあり、アルバム1枚通してみるとやはりハードコアとスムース・ジャズの間かな、と思わせるようなサウンドイメージでした。やっぱりそれでも3人の個性が独特な感じだし、ある意味ドラムスが爽やかって感じもありますね。今までもジャズ・フュージョン界でも何人も若い天才が出てきたですけど、川口千里は本物でしょう。基本がトリオ編成なので、けっこう楽しめるんじゃないかと思います。ただ、12曲入りで51分は少々コンパクトか。今年は予定が変わらない限り、このアルバムが最後に届いたアルバムになるので、いいアルバムで幕を閉じることになりました。


CIDER -Hard & Sweet-/川口千里(Ds)(King Records)
CIDER -Hard & Sweet-/Senri Kawaguchi(Ds)(King Records) - Released 2016. Philippe Saisse(P, Key), Armand Sabal-Lecco(B), Gumbi Ortiz(Per on 6, 10) - 1. FLUX CAPACITOR 2. Wupatki 3. Longing Skyline 4. Do Do Re Mi 5. Am Stream Gram 6. ZEMBLA 7. Tucheze 8. Ginza BLues -Intro- 9. Ginza Blues 10. Park Moderne 11. Senri And Armand Groove 12. In Three Ways

川口千里作が2-3曲目(フィリップ・セスのアレンジ)、8曲目(ドラム・ソロ)、11曲目(ベースとのインプロヴィゼーション?)、12曲目(3人のインプロヴィゼーション)で、他はセスの作曲ないし共作。タイトル「サイダー」のとおりハード&スウィートがテーマで、1曲目のように変拍子で攻めてくる曲もあれば、5曲目のようにキャッチーなメロディーで4拍子で分かりやすい曲もあって、なかなか爽やか。9曲目のブルースもアップテンポの8ビートの現代的でタイトなサウンド。基本がトリオ(2曲でパーカッションも入る)で、今までと違って1枚全部固定メンバーでの演奏なので、シンプルな編成だけどその分1人1人に大きくのしかかってくる演奏も楽々こなしている感じです。ドラムスも露出が大きく、テクニック満載の音を十分楽しめます。(16年12月21日発売)

2016/12/20

Rhythmstick

Rhythmstick
マーヴィン・”スミッティ”・スミスサイド参加作8日目だけど、ここには他の私のホームページでの特集ミュージシャンも参加しているので、実質4人分のアルバムコメントが同時に直ったことになります。昨日の「ブランデンブルグ協奏曲」といい、今日のアルバムといい、やはり当時の制作費をふんだんに使えた時期の大作主義ですねえ。今日のアルバムの場合、今聴き直してみると総花主義というか、大作なんだけど、今ひとつ焦点がはっきりしないような印象を受けました。新しいマーケットも狙っていたのだろうと思いますが、新生CTIレーベルは、結局短命に終わってしまってます。それにしても、すごいメンバーが集まっていますね。


Rhythmstick(CTI) - Recorded 1989. Dizzy Gallespie(Tp), Art Farmer(Tp), Phil Woods(As), Bob Berg(Ts), Airto(Per), Flora Purim(Vo), Bernard Purdie(Ds), Marvin "Smitty" Smith(Ds), John Scofield(G), Romero Lubambo(G), Robben Ford(G), Tito Puente(Per), Charlie Haden(B), Anthony Jackson(B), Hilton Ruiz(P), Jimmy McGriff(Org), Randy Brecker(Tp), Jon Faddis(Tp), Jim Beard(Synth), Amy Roslyn(Vo), Janice Pendavis(Vo), Diana Moreira(Vo), Benny Golson(Synth) - 1. Caribe 2. Friday Night At The Cadillac Club 3. Barbados 4. Waiting For Angela 6. Nana 7. Sftly As In A Morning Sunrise 8. Colo De Rio 9. Palosades In Blue 10. Wamba

新生CTI第1枚目のCD(ゴールドCD)で、LDと同時発売。多くの一流ミュージシャンが参加しています。ジャズやファンクが基本ですが、曲によってラテン、ボッサ、アフリカ色が強いものも。ミシェル・カミロ作(ピアノはヒルトン・ルイス)、ボブ・バーグ作、チャーリー・パーカー作、トニーニョ・オルタ作、ベニー・ゴルソン作、サリフ・ケイタ作その他いろいろな曲がごった煮のように豪華に攻めてきます。これこそバブルの時期の大作主義かも。新しい時代の始まりかと思いましたが、このCTIレーベルはそんなに長続きしませんでした。マーヴィン・”スミッティ”・スミスは1、4、6、8、10曲目に参加、ジョン・スコフィールドは1、10曲目に参加、チャーリー・ヘイデンは3、4、5、8曲目に参加、ランディ・ブレッカーは1、2、6、10曲目に参加。

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