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2017/06/28

モンク・スタディーズ/山中千尋

Yamanakamonk
やはり国内盤の新譜の方が人気があるようなので、先に聴いていきます。山中千尋のブルーノートからの新譜は、セロニアス・モンク集。なのですが、モンクらしく弾くとかそういうところが全然なくて、ピアノ・トリオのサウンドが、おそらく最先端を行くのではないかと思われる、カッコいい感じに仕上がってます。私が’80年代にM-BASEに触れて、ハマって行ったときに近い感覚。でも、当時と違うのは自分はあれから30年以上経ってしまったということで、個々のアルバム的にはカッコいいと思っても、そちらの潮流には流れては行かないだろうなあ、とは思います。オーソドックスなピアノ・トリオが好きな人は面食らうかも。でもこのぐらいやってもらうと、むしろ個人的には気持ちがいい感じではあります。


モンク・スタディーズ/山中千尋(P、Synth、Key、Org)(Blue Note)
Monk Studies/Chihiro Yamanaka(P, Synth, Key, Org)(Blue Note) - Recorded March and April, 2017. Mark Kelley(B), Deantony Parks(Ds) - 1. Heartbreak Hill 2. Pannonica 3. Nobody Knows - Misterioso 4. New Days, New Ways 5. In Walked Bud 6. Rhythm-a-ning 7. Ruby, My Dear 8. Criss Cross 9. Hackensack 10. Abide With Me

山中千尋作が1、3曲目の前半、4曲目で、他の10曲目以外(3曲目後半を含む)がセロニアス・モンク作。10曲目は彼のアレンジ。トリビュートでモンクっぽいサウンドというよりは、最先端のベース(エレクトリック)、ドラムスを使い、シンセサイザーやフェンダー・ローズなども組み合わせて、変拍子も目立った、解体・再構築ヴァージョンととらえることができます。なかなか革新的だけど、こういうことをやらせてもらえるのがブルーノートなんだろうな、と思います。モンクの当時もけっこう確信的だったと思うので、その部分を今やるとどうなるかってとこで勝負している感じがあります。全曲アレンジは山中だし、オーソドックスではないけれど、今の先端のジャズで演奏していることは間違いないと思います。少し聴く人を選ぶかも。(17年6月21日発売)

2017/06/27

スイングしなけりゃ意味ないね/マンハッタン・ジャズ・クインテット

Mjqitdont
何と今回、3か月連続で3枚のCDが発売されるそうです。自分がジャズにのめり込む原点になったのがMJQのファーストアルバムでもあったし、’80年代にコンサートを中野サンプラザまで観に行った記憶があります。デヴィッド・マシューズなら複雑なアレンジもお手のものだと思うのですが、なぜかテーマの部分に2管フロントのユニゾンを割と多く使っているのも、ジャズの入門者向けをある程度意識しているのかも。ただ、時代はめぐるで、ベースとドラムスのメンバーが交替して(またこれもビックリの人選)いますけど、さすがに9月の日本でのライヴスケジュールのハコは、昔に比べて、ローカルになり、小さくなったかなあ、という気も。でも現在日本に住んでいるマシューズ氏、マイペースでいいのかも、とも思います。


スイングしなけりゃ意味ないね/マンハッタン・ジャズ・クインテット(Paddle Wheel)
It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Thing)/Manhattan Jazz Quintet(Paddle Wheel) - Recorded January 19-23, 2016. David Matthews(P, Arr), Michael Rodriguez(Tp), Chris Hunter(As, Ts), Hans Glawschnig(B), Cliff Almond(Ds) - 1. It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Thing) 2. Les Liaisons Dangereuses 3. The Chicken 4. What A Wonderful World 5. I Love Paris 6. Satin Doll 7. Quizas, Quizas, Quizas 8. Someday My Prince Will Come 9. Take The A Train 10. Candy

3か月連続で発売されるCDの第1弾。ジャズメン・オリジナル、スタンダード、その他の曲からなっていて、デヴィッド・マシューズらしい洗練されたシャープなアレンジと、手練れの(ある意味マニアックな人選)ミュージシャンたちの演奏が見事。選曲も知っている曲が多く、初心者でも入っていきやすい内容で、それなりにジャズに親しんでいる人たちも、まずまず納得できると思います。都会っぽいカッコ良さがあるジャズで、やはり「洗練」という言葉が似合うかもしれない。ある意味ポップなんだけど、そういう要素も売れるためには必要だと思うし。フロントの2管のユニゾンが目立つのも、分かりやすさに重点があるのかも。4曲目のような、やはり有名なバラードを配して、親しみのある内容に仕上がっています。売れると思います。(17年6月21日発売)

2017/06/22

ネコ/ガトーリブレ

Gatoneko
藤井郷子さん関連のアルバムの3枚目。ライナーを読むと、このバンドは田村さんがリーダーだそうです。以前から味があっていいバンドだな、と思ってましたが、当初のメンバーだったベーシストとギタリストが亡くなり、それは非常に残念なことなんだけど、代わりにトロンボーンが入って、同じような味を違ったサウンドで出しているような気がします。ハードではないし、哀愁もあっていいし、親しみやすさという点ではあると思いますが、それでも、トランペットで猫の鳴き声というか、音を表現してみる場面もあったりと、全く別な路線でもないのだな、とも思ってみたり。メンバーは代わっても、続いてほしいですね。


ネコ/ガトーリブレ(Libra Records)
Neko/Gato Libre(LIbra Records) - Recorded August 18, 2016. Natsuki Tamura(Tp), Yasuko Kaneko(Tb), Satoko Fujii(Accordion) - 1. Tama 2. Momo 3. Mii 4. Hime 5. Yuzu 6. Tora

全曲田村夏樹の作曲で、ここでこの3人のメンバーに。ここでは藤井郷子はアコーディオンを弾く。ライナーには「淡々と、盛り上がることもなく、切ないかもしれないメロディーを紡ぎます」との説明があり、なるほど。ハードなフリージャズではなく、メロディ的なフリーに近くても、ちゃんとしたメロディを紡いでいって、曲としては親しみのある感じ。楽器で猫の鳴き声的な音の部分も。ちょっとした楽譜の断面があり、説明もなく曲が成立しているそうで、そういう意味でけっこうスゴいことなんだけど、本当に淡々と進んでいきます。ここには6匹の猫のジャケット写真と6匹の猫の名前がタイトルになっていますが、そういうことを関係なしにこういう哀愁の世界にどっぷりとハマってみるのもいいかもしれない。45分の切ないメルヘンの世界。(17年6月10日発売)

2017/06/21

June/Trouble KAZE

Kazejune
藤井郷子さん関連で3枚中の2枚目。これはライヴなんですが、やはり非イディオム系の要素が強く、メロディはごくたまに出てくる程度。そして盛り上がるところもあるけど基調は静かなインプロヴィゼーションです。やはり聴く人を選ぶかな。ただ、よそで、非メロディ系のライヴを観に行ったことがあるのだけど(その時はヴァイオリンとベース)、これはCDで聴くよりは、ライヴだとそのまま臨場感が伝わってくるので、やはりKAZEのライヴには行った方が良いという事だと思います。もちろん、このライヴも良いですけど、非イディオム系中心という事で、聴く人を選びます。めったに聴けないサウンドではあるし、こういうアルバムを出した英断には感謝です。


June/Trouble KAZE(Helix) - Recorded June 20, 2016. Natsuki Tamura(Tp), Christian Pruvost(Tp), Sophie Agnel(P), Satoko Fujii(P), Didier Lasserre(Ds), Peter Orins(Ds) - 1. Part I 2. Part II 3. Part III 4. Part IV 5. Part V

輸入盤国内仕様でライナーなし。通常のKAZEのメンバーに2人加わっての演奏。ライヴ録音ですが、2トランペット、2ピアノ、2ドラムスの6人でのフリー・インプロヴィゼーションで通しています。静かな出だしからはじまって、緊張感漂う中を、いろいろな技を繰り出しながら徐々に盛り上がっていったり、また静かになったり。メロディ以外の非イディオム系で勝負している感が強いけれど、それがその場の演奏の緊張感につながっているような感じ。全5パートに分かれているけれど、便宜上のもので46分間のフリーのドラマが展開しています。ドラムスももちろん、そのままドラムを叩いていたり、よりパーカッション的な使用法も目立ちます。時にメロディあり。こういう音楽は、ライヴの現場の方がより臨場感という点ではあるかも。(17年3月11日発売)

2017/06/20

如月/藤井郷子/田村夏樹

Fujiikisaragi
藤井郷子さん関連で3枚新譜が出ていて(うち1枚は3月に出ていた)届いたので、また聴いていきたいと思います。このアルバム、非イディオム系のインプロヴィゼーションで、ピアノやトランペットの本来の音を使わないで全8曲、48分を通してしまうというけっこうハードなアルバム。でも、静かな場面が多く、日本的な情緒も感じられて、ハードなインプロヴィゼーションの中では個人的には好みの方です。それでも普通の4ビートジャズとは対極の世界のジャズなので、聴く人をけっこう選ぶと思います。こういうジャズを聴くには、少し下地がないといけないと思うのですが、あまり類似の音楽がないだけに貴重です。、

(追記)25日に20分ほどながら、ライヴに出る予定があるので、その個人練習もあって、それまではブログへのアップが不規則になるかもしれません(すでになっているか...)。


如月/藤井郷子(P)/田村夏樹(Tp)(Libra Lecords) - Recorded February 3, 2015 and May 15, 2016. - 1.如月 2.薄氷 3.春雷 4.薫風 5.薄暑 6.鰯雲 7.野分 8.霧氷

全曲フリー・インプロヴィゼーション。全編を通して、本来の楽器の音ではない音のみを使って演奏するデュオのスタジオ録音。解説によれば、何度もの試行錯誤の上で、アルバム1枚分の録音が今回できたとのこと。まさに、それぞれのタイトルがあらわす通り、その空間的な間は日本的であり、ある意味、禅的なストイックさを持って演奏されています。これぞ非イディオム系のフリーの極致という感じですが、盛り上がる部分もあるけど、どちらかというと激しさよりは静けさの場面の方がかなり多く、それでいていろいろな奏法で48分通しているのは、やはり相当な神経を使っての演奏ではないかと思います。それぞれの曲のタイトルもマッチしています。かなり聴く人を選ぶけれど、よそではめったに聴けない演奏が詰っています。(17年6月10日発売)

2017/06/13

Moments Captured/Alex Sipiagin

1395
Criss Crossレーベル新譜2枚目で一段落。Alex Sipiaginは高難易度の作曲と演奏の人っていうイメージがあって、今回は3管に、クリス・ポッターとウィル・ヴィンソンを使っているので、余計にそう感じます。まあ、自分の文章も「メカニカル」を多用し、変拍子とか、アンサンブルとか、こういうジャズを好む人とそうでない人がいるのは分っているけれど、自分にはたまらない1枚となってます。4曲目の「Blues For Mike」とはマイケル・ブレッカーに捧げるという意味らしく、ブルース色からけっこう遠いところを演奏しているんじゃないかなあ、と思います。でも好きなんですよねえ、こういうサウンドの曲たちも。


Moments Captured/Alex Sipiagin(Tp, Flh)(Criss Cross 1395)(輸入盤) - Recorded September 21, 2016. Chris Potter(Ts), Will Vinson(As, Ss), John Escreet (Synth, Key, P), Matt Brewer(B), Eric Harland(Ds), Alina Engibaryan(Vo on 2, 5) - 1. Evija Bridge 2. Moments From The Past 3. Unexpected Reversal 4. Blues For Mike 5. Breeze 6. Bergen Road 7. Dream

(17/06/12)全曲Alex Sipiaginの作曲(2曲目の共作は詞の方?)。3管でメカニカルな今っぽいジャズが目立ち、高難易度だと思います。ベースはアコースティック、エレキ両方。そんな雰囲気で、エレキベースとキーボードも加えてはじまる、変拍子基調の1曲目はオランダの美しい情景からとライナーにはありますが、しっかり現代ジャズ。ヴォーカル入りだけど、やはり変拍子と浮遊感を感じるややゆったりとした2曲目、エレピなどをバックに管が吹きまくりシンセが登場するという構図の3曲目、メカニカルな3管のテーマとその後に続くソロが心地よい4曲目、少し乾いていて大らかなメロディに心を落ち着かせる5曲目、流れるようなメカニカルなテーマと緊張感あるアドリブの6曲目、バラードからゆったりとしたビートになる7曲目。

2017/06/12

Kayemode/David Kikoski

1394
Criss Crossレーベルの新譜が2枚、8日に届いてました。ちょっとバタバタしていてやっと1枚聴けてます。デヴィッド・キコスキーのピアノ・トリオ作です。ベースがジョー・マーティンなので、4ビート系の曲が多いのですが、やっていることは、モーダルで現代ジャズっぽいことかなあ、と思います。もちろん曲によっていろいろなサウンドで趣向は凝らしているようですけど、ピアニストの中では割と男性的というか、硬派なことを得意とするのでは、と思います。6曲目にメランコリックな、とは書いたけど、フレーズとしては男っぽく盛り上がりもある感じ。Criss Crossって案外ピアノ・トリオのアルバムが少ないので、それでこの編成で出ているのは、やはり実力を買われてのことだと思います。


Kayemode/David Kikoski(P)(Criss Cross 1394)(輸入盤) - Recorded September 20, 2016. Joe Martin(B), Justin Faulkner(Ds) - 1. Au Private 2. Binge Watching 3. Morning Glory 4. H & H 5. Switching Roles 6. Mirror Mirror 7. Trinkle Tinkle 8. Smoke Gets In Your Eyes 9. Blues For Gerry

(17/06/11)デヴィッド・キコスキーの作曲が4曲(2-3、5、9曲目)で、他はチャーリー・パーカー作(1曲目)、パット・メセニー作(4曲目)、チック・コリア作(6曲目)、セロニアス・モンク作(7曲目)、スタンダード(8曲目)、と自作と他人の曲がほぼ半々。1曲目はアップテンポの4ビートだけど、フレーズが現代的でコードも意識しながらモーダルな感じ。オリジナルも4ビート系統が多いですが、モーダル的現代ジャズで、今っぽいサウンドが魅力。淡い乾いたワルツで盛り上がりもある3曲目。パット作の4曲目も4ビート基調ながら少し自由で興味深い。パーカッシヴな感じの5曲目、チック作のメランコリックな6曲目、やはりモンクらしい曲調の7曲目、メロディアスな優しいバラードの8曲目、ソロピアノでバラード風のブルースの9曲目。

2017/06/07

Ballet - The Music Of Michael Gibbs/Cuong Vu 4-tet

Cuongballet
発売日より1か月以上遅れて、やっと入手しました。デジパック1枚なのにヤマト宅急便はちょっともったいない。ゆうパケットでいいのに、と思います。クォン・ヴーのアルバム、前作ではパット・メセニーの参加でけっこうフリーでしたが、今回はビル・フリゼールの参加でもう少しメロディ指向。大物ばかりですね。フリゼールは過去にジョン・ゾーンとも組んでやっていた時代もあるので、今でこそ牧歌的になってますが、けっこうハードな方もできる人。今回はフリーのところとか、ややハードな面ががちょろっと出ています。夕方聴こうと思ってたんだけど、5曲42分の収録なので、お昼休みの時間で聴けてしまいました。自分は気に入ったけど、やや聴く人を選ぶかな。


Ballet - The Music Of Michael Gibbs/Cuong Vu(Tp) 4-tet(Rarenoise Records)(輸入盤) - Recorded January 15, 2016. Bill Frisell(G), Lumke Bergman(B), Ted Poor(Ds) - 1. Ballet 2. Feeling And Things 3. Blue Country 4. And On The Third Way 5. Sweet Rain

(17/06/07)全曲マイケル・ギブスの作曲。ここでは、ビル・フリゼールの参加に注目。1曲目のタイトル曲からして、出だしから曲のようでいてフリーのようなバラバラ感があって。フリゼールがそれに対応しているのもスゴい。時折いつもの彼よりもハジけてますし。その後メロディが出てきて、曲としての展開になっていきます。やや自由ながらしっとり感のあるトランペットのメロディが印象的なバラードの2曲目、4ビートなんだけど、ややハマらない感(アウト感?)をもちつつ、それが不思議な味になっていて、ラストはユニゾンのキメがある3曲目、ボッサ的な8ビートの上を、浮遊感を持ちつつメロディが漂って、その後ロック的に割と激しく盛り上がっていく4曲目、これまた不思議しっとり系のバラードで、じっくりと進んでいく5曲目。

2017/06/04

East West Time Line/Kevin Eubanks

Kevineastwest
HMVでは5月20日発売でしたが、もっと早く入手できたところがあったようです。まあ、急がないんでいいんですけど。今でこそケヴィン・ユーバンクスのトンガリ度はややマイルドにはなってきてますが、ここでも前に共演していたデイヴ・ホランドや、最近は知る限りではケヴィンのアルバムにしか見かけないマーヴィン・”スミッティ”・スミスの参加が興味をひきます。前半と後半を参加ミュージシャンやオリジナルかカヴァーかというところで分けているのも、今回は色合いを変える意味ではいいんじゃないかな、と思います。全体的に少しおとなしいとはいえ、曲によってはアグレッシヴさはありますし。


East West Time Line/Kevin Eubanks(G)(Mack Avenue Records)(輸入盤) - Released 2017. Orrin Evans(P, Key on 3-5), Dave Holland(B on 1-5), Nicholas Payton(Tp on 1-2, 4-5), Jeff 'Rain' Watts(Ds on 1-5), Rene Camacho(B on 6, 8-10), Mino Cinelu(Per on 6-8), Bill Pierce(Ts on 6, 8-10), Marvin 'Smitty' Smith(Ds on 6-9) - 1. Time Line 2. Watercolors 3. Poet 4. Carnival 5. Something About Nothing 6. Take The Coltrane 7. Captain Senor Mouse 8. Cubano Chant 9. What's Going On 10. My One And Only Love

(17/06/04)ケヴィン・ユーバンクス作曲の1-5曲目と、ジャズメンオリジナルその他カヴァー曲の6-10曲目とに分かれ、それぞれ演奏メンバーが違います。1曲目は変拍子もあり、演奏はモーダルで少しラフな感じの4ビート的展開で、ややアグレッシヴながらも聴きやすい。曲ごとに参加しているメンバーが違い、ピアノやキーボードが入っている曲は3-5曲目のみで、より自由な形で演奏している感じ。2-3曲目のバラードも不思議な透明度があります。4-5曲目はファンク的なビート。6曲目からはもう少しビートがカチッとしてくる印象で、ちょっと覚めたなか、割と硬派なジャズが展開しています。9曲目はマーヴィン・ゲイの曲が途中から4ビートのアップテンポになって、楽しめな雰囲気です。10曲目のバラードは温かみが。

2017/05/31

Small Town/Bill Frisell/Thomas Morgan

2525
ECMレーベルの新譜が1枚届きました。マンフレート・アイヒャーのプロデュースとクレジットには書いてあるのに、ジャケ裏にはAn ECM Productionとしか書いてない、変わった例です。30年ぐらい前にECMにいたビル・フリゼールと、今やベースではECMの顔ともなっている若手トーマス・モーガンのデュオ・ライヴ。淡々と進んでいるようで、何だか奥が非常に深い感じがしました。68分もあっという間です。7曲目は2人の共作になっているけど、ECM的にはこういう場合、フリー・インプロヴィゼーションが多いのだけど、コード進行だけ決めてやり取りしている感じですね。渋めだけど、こういうのを好きな人は、好きだろうな、と思います。


Small Town/Bill Frisell(G)/Thomas Morgan(B)(ECM 2525)(輸入盤) - Recorded March 2016. - 1. It Should Have Happened A Long Time Ago 2. Subcouscious Lee 3. Song For Andrew No.1 4. Wildwood Flower 5. Small Town 6. What A Party 7. Poet - Pearl 8. Goldfinger

(17/05/31)ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ。2人の共作は7曲目、ビル・フリゼール作が3、5曲目、ポール・モチアン作が1曲目、リー・コニッツ作が2曲目、他は映画音楽など。2人での幽玄な、時にのどかな世界が68分続きます。でも、2人のやり取りは緊密です。モチアンとの演奏を比べてみたくなるけど、印象的には似ている、夢見心地で愁いを含む1曲目、コニッツの曲らしい醒めた4ビートで進んでいく2曲目、明るめで牧歌的な情景から哀愁に表情を変える3曲目、やや快活で明るいカントリー的な4曲目、8ビートでいつものフリゼール節が聴けるタイトル曲の5曲目、これまたビートはっきりめで明るくせまる6曲目、既成曲的なゆったりインプロヴィゼーションの7曲目、渋くて幻影的な演奏が続く映画音楽の8曲目。

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