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2018/09/20

Intelsat/Alister Spence/Satoko Fujii

Alisterintelsat
月刊藤井郷子も9月号を迎え、あと3か月。この分なら無事今年12月号まで行きそうですね。このアルバム、「キラキラ」というグループで「ブライト・フォース」(Alister Spenceが参加)というアルバムの録音日と近く、そのデュオ版として出したのだろうと思います。大手通販の説明文では、藤井さんでの「似たようなアルバムがない」そうで、そう言えばなるほど、という音でした、エレキ・ピアノとアコースティック・ピアノがあっても、効果音としての使い方が大部分を占め、エフェクトなどとのバランスも良いです。ゆったりしつつも、フリーの中でも、難易度は高めかな、という気もしてますが、その音にひたると壮大な宇宙の中にいるような気になります。

Intelsat/Alister Spence(Key, Preparations, Effects)/Satoko Fujii(P)(Alister Spence Music) - Recorded September 7, 2017. - 1. Mimas 2. Narvi 3. Telesto 4. Fenrir 5. Paaliaq 6. Dione 7. Methone

4曲目のみAlister Spenceの曲で、他は2人の名前なので、おそらく2人のフリー・インプロヴィゼーション。Alisterの方はキーボードはフェンダー・ローズで、藤井郷子はアコースティック・ピアノ。そこにエフェクト類が入っているので、響きのある、不思議な音がゆったりと飛び交います。ジャケ写から生ピアノの方にも、弦の上に何かを入れてみたりも見え、実験的な要素が大きく、2人で鍵盤楽器を弾いているのに、メロディらしきものはあるものの、やや非イディオム系のフリー・インプロになっています。いわば一種の実験音楽に近いですが、音量を大きくするとまさにそのサウンド宇宙の中を彷徨っている雰囲気が出てきます。時にメロディもありますが、近未来のフリーという趣きがあり電気音楽の割合が高いのも興味深いです。(18年9月15日発売)

2018/09/19

Toward The 11th/外山安樹子トリオ

Toyamatoward
国内盤の新譜が2枚届いているので、聴いてみました。外山安樹子さんの6枚目にして、10周年記念の2枚組アルバム(1枚目がスタジオ録音の新録音、2枚目のオリジナル曲が過去のアルバムからの再演曲のライヴ)。けっこう内容が凝っていますね。外山さんというと個人的にはメロディの人なので、どんなジャズをやっていても、メロディがけっこう耳に入ってきます。美メロのピアニストと言われるだけのことはありますね。それを今回2枚組で再演曲を今に出しての贅沢さでやっているので、これを逃す手はないかな、と思います。2枚組で3,500円というのもお買い得ですし。記念に1枚(いや、2枚組か)、どうでしょう。


Toward The 11th/外山安樹子(P)トリオ(Rice Records)
Toward The 11th/Akiko Toyama(P) Trio(Rice Records) - Released 2018. Muneyuki Sekiguchi(B), Masaki Akiba(Ds) - [CD1] 1. It Would Be Opened To You 2. Hidden Currents 3. Mystic Cathedral 4. Sky Above Dazzling Ocean (SADO) 5. Dear Old Stockholm 6. Harutooshi (春遠し) 7. The Time Begins To Walk 8. Speak Low 9. Song Without Words 10. Toward The 11th [CD2] 1. Springlake 2. Nostalgia 3. Frame In Frame 4. 誰もいなくならない 5. A Night In Tunigia 6. Under The Lilac Tree - Tres Tlick 7. May Journey 8. You Don't Know What Love Is 9. Ballad Of The Sad Young Men 10. Bessi Samba

CD1の5、8曲目、CD2の5、8-9曲目以外は外山安樹子の作曲。CD1枚目が新録音のスタジオ録音で、CD2枚目がオリジナルは過去のアルバムで録音した再演していて、ライヴ収録です。CD1枚目の新録音に関しては、相変わらず元気な曲もバラードも、美メロの曲が目立つなあという印象。やはりメロディの人だよなあ、どこか澄んでいてロマンチックでもあり聴いていてサウンドがスーッと入ってくる感じ。変拍子の曲もあります。ライヴ収録の曲も、当時の演奏はこうだったと思い出しながら聴くと、当時アルバム制作をしてから今までの時間を経て、ある曲は雰囲気も似ていたり、サウンドが変わっていたり。今、まさに熟成がされていて、いい曲ばかりです。6曲目はメドレーでソロ・ピアノ。スタンダードなども独特でいい感じ。(18年9月16日発売)

2018/09/17

Emanon/Wayne Shorter

Wayneemanon
大作の新譜が届いているので、聴きました。何とCD3枚組、130分ほどの収録。時間的には2枚にもできたのでしょうけど、曲の構成を大事にしたので3枚になったか、という感じです。それにしても前人未到のシリアスなサウンドがずっと続きます。あたかもジャズでの現代音楽というような。フリーにも近いんだけど、もうちょっと違う感じ。興味の範囲によっては、最後まで聴き通せない人も出て来るかもしれません。CD1のオーケストラと、CD2-3のクァルテットで重なっている曲が3曲あり、その違いを楽しむこともできます。この4人のメンバーだからこそ、曲として保っているような自由度もあって、やはり同じメンバーでずっとやっている強みが出ていると思います。


Emanon/Wayne Shorter(Ts, Ss)(Blue Note)(輸入盤) - Released 2018. Danilo Parez(P), John Patitucci(B), Brian Blade(Ds), Orpheus Chamber Orchestra(on CD1) - [CD1] The Wayne Shorter Quartet With Orpheus Chamber Orchastra: 1. Pegasus 2. Prometheus Unbound 3. Lotus 4. The Three Marias [CD2] The Wayne Shorter Quartet Live In London: 1. The Three Marias 2. Lost And Orbits Medley [CD3] The Wayne Shorter Quartet Live In London: 1. Lotus 2. She Moves THrough The Fair 3. Adventures Abroad The Golden Men 4. Prometheus Unbound

(18/09/17)CD3枚組で、全曲ウェイン・ショーターの作曲。豪華ブックレット付の装丁になっています。オーケストラが加わっているのはCD1枚目ですが、2-3枚目でも、クァルテットの演奏で同じ曲もあるので、比べると面白いかも。曲の世界はシリアスな方向で、レベル的には高そうなんだけど、シリアスすぎて、CD3枚を聴き通せるか、という心配もあります。もうこういう演奏はテクニック的というよりは、サウンド的に前人未到の領域にあるのではないかと思います。おなじみのクァルテットのメンバーだからこそ、演奏しきれているようなイメージ。彼がどこまで行ってしまうのか、という心配はありますが、好きな人は避けて通れないんじゃないかな。長い曲も含まれていて、こういう曲を演奏していて、緊張度はけっこう高いですし。

2018/09/15

The Other Side/Tord Gustavsen Trio

2608
ECMレーベル新譜4日目で一段落。ECMはあと4枚HMVには入荷しているのだけど、組み合わせの関係で今月末か来月初旬になりそうです。早く聴きたい。でも、今日のトルド・グスタフセンのように、ECMらしくて、しかも聴きやすいアルバムが出てくれると、割と何度も聴けるので、それもいいかな、と思います。今年は5月からECMが出ないで、このところ急に大量に出てくるので、ちょっとイレギュラーですけどね。北欧関係だと、エレクトロニクスも使いますけど、派手ではなくて溶け込むような感じの使用方法なので、あまり気になりません。人によってはちょっとおとなしいアルバムだな、と思う人もあるかもしれませんけど。


The Other Side/Tord Gustavsen(P, Electronics) Trio(ECM 2608)(輸入盤) - Recorded January 2018. Sigurd Hole(B), Jarle Vespestad(Ds) - 1. The Tunnel 2. Kirken, Den Er Et Gammelt Hus 3. Re-Melt 4. Duality 5. Ingen Vinner Frem Til Den Evige Ro 6. Taste And See 7. Schlafes Bruder 8. Jesu, Meime Freude - Jesus, Det Eneste 9. The Other Side 10. O Traurigkeit 11. Left Over Lullaby No.4 12. Curves

(18/09/14)Ludvig Mathias Lindemen作が2曲目、トラディショナルが5、8(後半)-9曲目、J.S.バッハ作が7ー8(前半)、10曲目で、他はトルド・グスタフセン作曲。他人の曲もアレンジは彼。相変わらず優しいメロディのサウンドが心地よいピアノトリオ。エレクトロニクスも使ってますが、このくらいなら。ゆるい8ビート的になっても、4ビートにはならないところはいつも通り。オリジナル曲とバッハの曲やトラディショナルとの境目もあまりなく、いつもの彼のサウンドとして聴くことができます。ゆったりだけではなくて、ややメロディ的には速めに鍵盤が動く曲はありますが、やはりドリーミングな点は変わらず。ミステリアスな部分や、静かなところにも美を見いだせるのは、さすがという感じの音の出し方です。タイトル曲の9曲目もいい。

2018/09/14

Helsinki Songs/Trygve Seim

2607
ECMレーベルの新譜聴き3日目。Trygve Seimってこんなにメロディ美しかったっけと思えるような吹き方(特に1曲目)でした。メンバーもいいし、ピアノのKristian Randaluは、先日ECMからリーダー作も出したり、来日もして評判のピアニスト。まあ、ジャズらしいアクの強さが欲しい、という人には向いてないかもしれませんが、さりげなく寄り添うような演奏が、割と広くジャズを超えて受け入れられるのでは、という気がしています。それにしても繊細ですねえ。サックスのメロディもいいけど、さりげなくECMらしい自由な暗さも少しずつ出しているのが隠し味かな。ECMのジャズの方は、ブックレットにあまり説明が無いものが多く、どの曲が誰に捧げられたか分からないのはちょっと残念。


Helsinki Songs/Trygve Seim(Ts, Ss)(ECM 2607)(輸入盤) - Recorded January 2018. Kristian Randalu(P), Mats Eilertsen(B), Markku Ounaskari(Ds) - 1. Sol's Song 2. Helsinki Song 3. New Beginning 4. Ciaccona Per Embrik 5. Birthday Song 6. Sorrow March 7. Nocturne 8. Randalusian Folk Song 9. Katya's Dream 10. Morning Song 11. Yes Please Both

(18/09/13)全曲Trygve Seimの作曲。色々なミュージシャンに捧げられた曲たちがあるとのことだけど、ブックレットにはその記載はなかったような気が。1曲目から美メロのややノリの良い曲なので、けっこう気楽に聴くことができます。ジャズのアクの強いところを外して、聴きやすいイージーリスニングに入りかけているような。1曲目は特にメロディが心に残りやすいです。タイトル曲の2曲目は少し静かでミステリアスながらメロディははっきりしています。メンバーもなかなかいいし、まさに北欧ジャズの範囲を超えて北欧の音楽を聴いている感じ。ゆったりとした少し暗い色調のECMらしい曲も含めて、全体的にはなだらかな印象で、あまり刺激的でないところが北欧ジャズらしいところ。ところどころ繊細な味わいがいい感じです。

2018/09/13

Near East Quartet/Sungjae Son

2568
ECMレーベルの新譜聴きの2日目。今回のアルバムはSun Chungがプロデュースの韓国のジャズグループのアルバム。と言ってもECMサウンドそのもののような感じで、さすがに日本より韓国の方がECMが売れているという事実を表しているような気がします。ただ、彼がプロデュースした韓国人のアルバムは記憶ではこれが3作目。彼の全プロデュース数からすると韓国比率が高いですね。本当にマンフレート・アイヒャーの後継者になれるのかどうか、これからが正念場のような気がしています。ただ、変な先入観を持たないで聴けば、これはECMのアルバムとして、自然木聴くことができますし、なかなかいいと思います


Near East Quartet/Sungjae Son(Ts, Bcl)(ECM 2568)(輸入盤) - Recorded December 2016. Suwuk Chung(G), Yulhee Kim(Vo, Per), Soojin Suh(Ds) with Sori Choi(Per on 3) - 1. Ewha 2. Mot 3. Baram 4. Galggabuda 5. Garam 6, Pa:do 7. Ebyul 8. Jinyang

(18/09/12)2、4、6曲目が韓国の伝統音楽(トラディショナル)で、他はSungjae Sonの作曲。韓国の伝統楽器のパーカッションも3曲目に使ってますが、ブラインドだとやはり民族音楽的なECMサウンドで、こちら方面が好きな方は見事にハマるのでは。写真ではメイン4人のうち、ヴォイスとドラムスが女性。ちょっと元気な曲も、ドローン的に管楽器がのびる演奏でも、自由な演奏が多く、やはりレーベルカラーというものはあるのだなと思います。韓国のジャズというのはあまり日本には入ってこないけれど、ECMの売り上げは日本より韓国の方が多いらしいので、この流れは必然かも。このような音楽をバックに曲によって出てくるヴォイスが、神秘的に、そしてやはり東洋的に響いてきます。もちろんSun Chungがプロデューサー。

2018/09/05

Vanished Gardens/Charles Lloyd & The Marverls + Lucinda Williams

Charlesvanish
輸入盤新譜が久しぶりに届いて2日目。このThe Marverlsというバンド、チャールス・ロイドが続けていきたいと言っていたので、そのうち出るだろうな、とは思っていたけど、今度は何と半数の曲でヴォーカル入りです。ベースにリューベン・ロジャース、ドラムスにエリック・ハーランドを従えているとはいえ、たまにそのテクを見せる部分はあるにしても、基本的にはおとなしいポップな、時にスピリチュアルなサウンドだなと思います。だからジャズのチャールス・ロイドを求めている人にはちょっと肩透かしかな、とは思いますけど、個人的にはビル・フリゼールが好きだし、自分のツボにはハマりました。ただ収録時間の73分はちょっと長いかな、とも。


Vanished Gardens/Charles Lloyd(Ts, Fl, Ghost Vo) & The Marverls + Lucinda Williams(Vo)(Blue Note)(輸入盤) - Recorded April 14-15 & September 9-10, 2017. Bill Frisell(G), Greg Leisz(Pedal Steel G, Dobro), Reuben Rogers(B), Eric Harland(Ds) - 1. Defiant 2. Dust 3. Vanished Gardens 4. Ventura 5. Ballad Of The Sad Young Men 6. We've Come Too Far To Turn Around 7. Blues For Langston And Larue 8. Unsuffer Me 9. Monk's Mood 10. Angel

(18/09/04)チャールス・ロイド作は1、3、7曲目のインストルメンタル、Lucinda Williams作は2、4、6、8曲目で、セロニアス・モンク作の9曲目、ジミ・ヘンドリックス作の10曲目など。偶数曲目がヴォーカル入りになっています。収録時間は73分で、1曲目からスピリチュアルだけど、軽めのアメリカーナ路線との融合になっている感じの8ビート部分もあるサウンド。このバンドの2枚目はヴォーカルがゲストとは。こういうポップ(ロック的)な演奏のサックスの歌伴というのもなかなかいい。ECMではできなかったことをBlue Noteで次々にやっています。ヴォーカルがゲストなのでサックスが出過ぎても、彼がリーダーだからいいかという感じ。相変わらずビル・フリゼールとGreg Leiszがいい味を出してます。9曲目はフリゼールとのデュオ。

2018/09/04

The Lost Album/John Coltrane Both Directions At Once

Johnthelost
久しぶりに輸入盤が届きました。1か月以上ぶりなんじゃないかな。新譜として注文したはずだったのに、既に発売されてからだいぶ経過してしまっています。まあ、やむを得ないかな。このアルバム、音源が世に出るのは初めてとのことで、すごく期待していました。また、最近のリマスタリング技術の向上にも目をみはるものがあります。もちろん、ジョン・コルトレーンの演奏だもの、良いに決まっているじゃないか、とは思うのですけど、いわゆるオリジナルで出たアルバムと比較すると、どうしても、スタジオでのリハーサルを録音機を回しっぱなしにしていた時の演奏で、これもいいんだけど、やはりその本質としては比べてしまいますね。記録的価値に重点を置くかどうかだと思います。(注)ちなみにCD1がオリジナルアルバム的曲順、CD2は別テイク集的位置づけのようですね。


The Lost Album/John Coltrane(Ts, Ss) Both Directions At Once(Impulse)(輸入盤) - Recorded March 6, 1963. McCoy Tyner(P), Jimmy Garrison(B), Elvin Jones(Ds) - [CD1] 1. Untitles Orijinal 11383 (Take 1) 2. Nature Boy 3. Untitles Orijinal 11396 (Take 1) 4. Vilia (Take 3) 5. Impressions (Take 3) 6. Slow Blues 7. One Up, One Down (Take 1) [CD2] 1. Vilia (Take 5) 2. Impressions (Take 1) 3. Impressions (Take 2) 4. Impressions (Take 4) 5. Untitled Orijinal 11386 (Take 2) 6. Untitled Orijinal 11386 (Take 5) 7. One Up, One Down (Take 6)

(18/09/04)[CD1]の1、3、5、7曲目、[CD2]の2-7曲目がジョン・コルトレーンの作曲。今まで存在が明らかにされていなかったテープが出てきて、完全未発表音源とのこと。そういう意味では、彼のファンにとっては非常に貴重なものだし、ジャズはアドリブが命だからテイク違いが多く入っていても、それぞれに貴重。また、最近のリマスター技術はけっこう進んでいるなあということも実感。ただ、初めて聴く価値は大いにありますが、演奏はもちろんいいのですが。このテープが秘蔵音源になって行った経路を考えると、オリジナルアルバムとしての強度を持っているかとなると、1枚目はオリジナル的配列で、2枚目が別テイク集ですが、多くの海賊盤などの音源として同列に考えれば、かなりいい内容ではないかと。ファン向け。

2018/08/24

To The End Of This World/桑原あい ザ・プロジェクト

Kuwabaratothe
また新譜が届いたので聴いてみます。桑原あいもVerveから出すようになり、メジャーになりましたね。ダウンロードでの曲ごとの販売を意識しているのか、曲ごとのギャップが大きく、いろいろ混ぜているようなイメージです。非凡さはあるけれど、かえってアップテンポの4ビートで聴かせる4曲目が印象に残ります。和製Rapは、私、あまり得意な方ではないので。ジャズの今後を見据えるということで、こういうアルバムがどう評価されるのか、私には歳を取り過ぎた感じもあるのですけど、ハッとするような表現は随所に詰まっています。個人的には構築感のある曲もいいなあと思います。気になる方は聞いてみて下さいということで。


To The End Of This World/桑原あい(P、Key) ザ・プロジェクト(Verve)
To The End Of This World/Ai Kuwabara(P, Key) The Projest(Verve) - Released 2018. 鳥越啓介(B on 1-2, 6-10)、千住宗臣(Ds on 1-2, 6, 8-10)、織原良次(B on 3-5)、山田玲(Ds on 3-5)、吉田沙良 from ものんくる(Vo on 3, 5, 9)、梶谷裕子(Vln on 3, 6)、石亀脇子(Vln on 3, 6)、菊地幹代(Viola on 3, 6)、徳澤青弦(Cello on 3, 6)、武嶋聡(As、Ts、Fl on 1-2)、Daichi Yamamoto(Rap on 2)、Ben Wender(Ts on 3-4) - 1. Opening-1 2. MAMA 3. Mother Sea 4. The Error 5. When You Feel Sad 6. Improvisation XV -Hommage A Edith Piaf- 7. Maria 8. 919 9. Love Me Or Leave Me 10. The The End Of This World

桑原あいの作曲または作詞との共作は1-5、8、10曲目。2曲目はラップも入っているし、ものんくるのヴォーカルが入っている曲も3、5、9曲目。ジャズというにはけっこう範囲が広く、例えばザ・トリオ・プロジェクトの時までの割と狭い分かりやすさよりは、広くジャズファン以外にアピールするのでは、と思います。バックのメンバーも、例えばベースならアコースティックとエレクトリック(フレットレス)を使い分けるという風に適材適所のサウンドになっています。弦楽四重奏の入っている曲も3、6曲目にあるし。これが新しいジャズなのか、それともジャズという範囲を飛び越えてしまっているのか分かりませんが、63分の変化に富んだ構成となっています。構築されている構成の部分が目立っているような感じ。1、10曲目が渋い。(18年8月22日発売)

2018/08/23

ライブ・アット・ビッグアップル・イン・神戸/魔法瓶(Mahobin)

Fujiimahobin
このアルバム、8月4日には発売されていたのですが入手が遅れてしまいました。月刊藤井郷子の8月号で今年8枚目。しかも今年2月録音になってますね。録音しながら毎月発売なので、しかもライヴをやりながらなのでかなり大変なんじゃないかと思います。今回はベースとドラムスなしですが、エレクトロニクスのイクエ・モリが参加していて、音的にはフリーとしての面からも興味深くなっています。全体的に静かな場面が多いかな。魔法瓶だから象印なのかなって、解説に書いてありましたけど、本当かなあ。まあ、虹色の象はジャングルの中に見えた気がします、というのは個人的な感想なんですけど。


ライブ・アット・ビッグアップル・イン・神戸/魔法瓶(Mahobin)(Libra Rocords)
Live At Big Apple In Kobe/Mahobin(Libra Records) - February 23, 2018. Lotte Anker(Sax), Natsuki Tamura(Tp), Satoko Fujii(P), Ikue Mori(Electronics) - 1. Rainbow Elephant 2. Yellow Sky

2曲とも4人のフリー・インプロヴィゼーション。特に1曲目は42分もある大曲です。静かなところから、エレクトロニクスの音が静かながら賑やかに、時に打楽器的にバックを彩っていて、ホーンはじめピアノも徐々に入りはじめます。まさにジャングルの中を虹色の象が登場して歩き回っているイメージで(解説には魔法瓶なので象印というシャレではないかという説もあるけど)、静かになったり盛り上がったりと、全員のキャラクターが活かされているし、エレクトロニクスの効果もけっこうあって、飽きさせず一気に聴かせてくれます。こういう世界をドラムスやベースなしで(その分エレクトロニクスの芸がけっこう細かい)やってしまうのはスゴいと思います。どこに流れていくか分からない不安を一掃してしまうのもベテランだからか。(18年8月4日発売)

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