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2018/01/18

Better By Far/Marc Copland

Marcbetter
このところ仕事が各種飛び込んでくるため、ブログ更新が不規則なんですが、たまたま今日、1週間遅れで海外よりの郵便物(CD)が届いたので、一気に聴いてアップしてしまいました。マーク・コープランドは昔から好きなピアニスト。彼の自己レーベルからの発売で、チェックをし忘れていて、昨年暮れに注文した次第。ホーンが入っていても、このメンバーだと低めの温度感が一体化した感じがあり、やっぱり鉄壁の4人だなあと思わせます。このメンバーでは2作目のリーダー作になります。まあ、こういうちょっと薄暗い系は好き嫌いがあるでしょうけど、気になった方は聴いてみて下さい、ということで。


Better By Far/Marc Copland(P)(Inner Voice Jazz)(輸入盤) - Recorded January 2017. Ralph Alessi(Tp), Drew Gress(B), Joey Baron(Ds) - 1. Day And Night 2. Better By Far 3. MR DJ 4. Gone Now 5. Twister 6. Room Enough For Stars 7. Evidence 8. Dark Message 9. Who Said Swing?

(18/01/18)3、5、9曲目が4人のインプロヴィゼーション、7曲目がセロニアス・モンク作で、他は全曲マーク・コープランド作曲。このメンバーでは2作目で、なかなかいい相性です。1曲目はECM的にはじまると思ったら、温度感はそんなに高くはないけど割と盛り上がってややアップテンポの4ビートで攻めていくので、その点ではある意味動的なサウンドを聴くことができます。その温度感は4人とも統一された意思を持って動いているようで、興味深い。やや激しいような感じでも、薄暮の中を動いている4人。タイトル曲の2曲目も綾織り系でやや地味な感じの曲。3曲目のインプロヴィゼーションはやはりフリーっぽく聴こえますが、なかなかスリリングでもあり、はさみこんでもらうといい感じ。5曲目はモーダルな雰囲気もあります。

2018/01/16

エトレーヌ/情家みえ

Joketrenne
国内盤が1枚届きました。このところ前倒しの繁忙期でなかなかCDを聴く時間がとれないのですが、今日は長男が届いてすぐスピーカーを変えて2回は書けていたので。これはオーディオ評論家が立ち上げたレーベルという事で、実はオーオタ(オーディオオタク)の長男のリクエストです。私も面白いと思いましたけど、長男のツイッターの寸評がけっこう的確ではないかと思い、無断拝借します。「スピーカーによってボーカルの質感、低域の出方がガラッと変わる面白いCD。 本当に編集していないようで、ベース特有の弾いた時のノイズなんかもはっきり入っている。 音はスタジオで空気録音した、というのが近いかな。 オーディオ機器の性質もそうだけどプレイヤーの上手い下手もはっきり出そう。」


エトレーヌ/情家みえ(Vo)(Ultra Art Record)
Etrenne/Mie Joke(Vo)(Ultra Art Record) - Released 2018. Tsuyoshi Yamamoto(P on 1-5), Hiroshi Kagawa(B on 1-5), Toshio Ohsumi(Ds on 1-5), Reiji Asakura(Producer on 1-5), Koji Goto(P on 6-11), Satsuki Kusui(B on 6-11), Akira Yamada(Ds on 6-11), Wataru Hamasaki(Sax, Fl on 6-11), Haruo Ushio(Producer on 6-11) - 1. Cheek To Cheek 2. Moon River 3. I Can't Give You Anything But Love 4. Fly Me To The Moon 5. You Don't Know Me 6. Lipstick On Your Collar 7. Sunny 8. Caravan 9. Can't Take My Eyes Off You 10. Still Crazy After All These Years 11. Waltz For Debby

新旧のスタンダード集。特筆すべきは、オーディオ評論家の潮晴男と麻倉怜士が立ち上げたレーベルという事で、高音質をうたってます。それぞれ6曲目からと5曲目までを分けてプロデュース。今時手直し編集なしの「ワンテイク録音」で勝負という事で、期待値もけっこう上がっていますが、オーディオオタクの長男は、このアルバムで早速それぞれの自作スピーカーの聴き比べをするくらい。音は、メンバーも良いせいか、けっこう音楽的にもいいと思います。自分は音質よりも音楽的にどうか聴くタイプですけど、それも納得。「生成りの素直な音を得るためコンプレッションなどに頼らずにピュアにハイレゾ録音」、とか、「CD媒体は業界最高レベルのUHQCD(CDプレーヤーで再生可能)を採用」、とか、方法もなかなか興味深い。(18年1月17日発売)

2018/01/13

Live '77/John Scofield

Johnlive77
2か月ぶりぐらいに、過去盤聴きを再開します。今度はジョン・スコフィールドのリーダー作を少し飛び飛びに’93年録音のあたりまで12枚。今まで仕事の繁忙期とかライヴとか、長男が自作オーディオが趣味なので音楽を聴く時間がぶつかったりで、毎日更新できませんでしたけど、また1月も後半から繁忙期になるので休み休み聴いていきます。このアルバム、CD化でLPより2曲多く入って、73分もの収録だったんですね。今更ながら気がついたり。もうこの頃から聴けば分かるギター・フレーズを弾きまくっています。私はもう少し遅れてグラマヴィジョン時代に彼を知ったのですが、ハマりこむまで時間はかかりませんでした。


Live '77/John Scofield(G)(Enja) - Recorded November 4, 1977. Richie Beirach(P), George Mraz(B), Joe LaBarbera(Ds) - 1. V. 2. Gray And Visceral 3. Leaving 4. Air Pakistan 5. Jeanie 6. Softly As In A Morning Sunrise

4-5曲目はCDのみに収録。ジョン・スコフィールド初期のグループにリッチー・バイラークが参加しているドイツのミュンヘンでのライヴ。ジョン・スコ作が4曲(1-2、4-5曲目)、バイラーク作が3曲目。2人の個性が強く出ていて、特に6曲目の「朝日のようにさわやかに」における2人の解釈というか演奏は非常に面白い。4ビートなんだけど変則小節らしく、ジョン・スコのギターの個性も出ていて、なかなか面白い1曲目、4分の6拍子でブルースのような気もするけどやはり小節数が変則的な、彼らしい2曲目、バイラークらしい耽美的な出だしにギターの個性が絡んでいき盛り上がる3曲目、ギターの速いフレーズに、アップテンポの4ビートで突き進んでいく4曲目、ギターは彼らしいフレーズだけど、それでもバラードの5曲目。

2018/01/09

Le Long De La Plage/Michel Butor/Marc Copland

Michellelong
Amazonのマーケットプレイス利用でヨーロッパの会社から買ったのですが、12月7日の注文で、26日までの到着予定が今日(1月9日)になってやっと到着しました。クリスマスシーズンの海外からの郵便利用は初めてでしたし、周りを見ても遅配だらけなので、紛失はないだろうと逆に安心してましたけど。ところでこのアルバム、マーク・コープランドのサイド参加作だという事と、メインはフランス語の語り(ヴォーカルではなく)なこと、’11年の録音だったことが分かりました。まあそれでも彼のピアノを聴きたかったので、後悔はしてませんけど。強くは勧めないですが、彼のファン向けという事で。


Le Long De La Plage/Michel Butor(Voice)/Marc Copland(P)(Vision Fugitive)(輸入盤) - Recorded January 18, 2011. - 1. Sotto Voce 2. Air Marin 3. L'ceil De L'oreille 4. Meditation 5. Randonnee I 6. Fenetres Auditives 7. Randonnee II

(18/01/09)全曲Michel Butor作詩、Marc Copland作曲。曲調も温度感が低くて、しっとりした思索的な演奏が続きます。ヴォイスはヴォーカルではなく、フランス語の語りなので意外だったし、聴く人を選ぶかも。ただそれでもコープランドのピアノを聴きたい人は、こういう時にどういう伴奏をつけているのか興味ありそうなところ。相変わらずの彼のペースでピアノを弾いていて、それを聴いているだけでも、十分に癒される感じもするし、落ち着いて聴いていられます。語りに合わせて即興で演奏をしている感じもあるのですが、その辺は全部フランス語のブックレットなので、判別しがたいです。でも、おそらくそうじゃないかと思います。静かな伴奏が続きますが、彼のファンとしては、こういう演奏も違和感なく受け入れられるのでは。

2017/12/23

"3枚買わなきゃ意味ないね" Manhattan Jazz Quintet Special CD

Mjq3mai
今日、佐川便で、キングレコードからCDが届いたのを見て、はて、何だっけな、と封を切ってみたら数か月前にマンハッタン・ジャズ・クインテットの3か月連続発売のCDの応募特典のスペシャルCDでした。このCD不況の中、国内盤を買う人は何人いるのか、このグループのアルバムを3枚とも買う人は何人いるのか、そしてその中で応募する人の割合は?と考えていくと、受注生産のはずなので、かなりレアな特典盤になることは間違いないんじゃないかと思います。ただ収録時間は6分台なので、もう少し、20分くらいとか、長ければ良かったかなあなんて、タダでもらっているのに贅沢な悩みがあったりして...。


"3枚買わなきゃ意味ないね" Manhattan Jazz Quintet Special CD - Recorded 2016? David Matthews(P) - 1. It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing) 2. Stella By Starlight

(17/12/23)"M"、"J" 、"Q"3枚のCDを買って応募するともらえる、デヴィッド・マシューズ初のソロ・ピアノCD。忘れた頃に届きました。スタンダード2曲で6分台と少なめだけど、内容的にはオマケ的には満足いくと思います。小児マヒで右手が不自由なため、メロディとコンピングが同時にできませんけど、1曲目は絶妙なタイミングで、それを交互に入れて、けっこう元気でいい演奏を聴かせてくれます。2曲目はしっとりとした感じのスタンダードで、静かで荘厳な感じを保ちつつ、華やかな落ち着きというか、そういうものを垣間見せる演奏になっています。応募商品なのでやむを得ないですけれど、できれば20分ぐらいソロの演奏を聴きたかったな、というのが正直なところなんですが。彼の初めてのソロ・ピアノというのも意外。

2017/12/20

ノット・フュージョン・バット・トゥルー・ジャズ/ヴァリアス~ジャコ・パストリアス・ワークショップ

Jacovarious
国内の再発廉価盤が2枚届いているので、聴いていきます。このアルバム、コンピレーションなんで普段はあまり買わないのですけど、今回は聴いたことのない曲もあるという事で、買ってしまいました。ただ、予想よりは聴いたことのある曲の方が多かったですけど。それでも、国内廉価盤で1,080円(期間限定生産なので、お早めに)なのは、買っても後悔しない値段です。たまにはこういう並びでジャコ・パストリアスの参加曲を聴いていくのもいいもんです。彼の音源、重箱の隅をつつくように、いろいろ出てはいますけど、自分としてはそんなに追っかけている方ではありませんが。


ノット・フュージョン・バット・トゥルー・ジャズ/ヴァリアス~ジャコ・パストリアス(B)・ワークショップ(Sony)
Not Fusion But True Jazz/Various - Jaco Pastorius(B) Workshop - Released 2001. -1. All American Alien Boy/Ian Hunter from "All American Alien Boy" 2. 4 AM/Herbie Hancock from "Mr. Hands" 3. Dara Factor Two/Weather Report from "Weather Report('81)" 4. Brown Eyes/Jimmy Cliff from "Criff Hanger" 5. Suite Golden Dawn/Al Di Meola from "Land Of The Midnight Sun" 6. Come On, Come Over/Jaco Pastorius from "Jaco Pastorius" 7. Lost Inside The Love Of You (Reprise)/Tom Scott from "Intimate Strangers" 8. Goo Question/Herbie Hancock from "Sunlight" 9. Cannon Ball/Weather Report from "Black Market" 10. Apathy 83/Ian Hunter from "All American Alien Boy" 11. Portrait Of Tracy/Jaco Pastorius from "Jaco Pastorius"

当初’01年に発売されたジャコ・パストリアス参加作のコンピレーション盤。本人のアルバムとかウェザー・リポートからの曲もある程度あって、聴いたことのある曲が多いけど、こういう並びだと新鮮に聴こえるのが不思議です。この中で聴いたことのないのはイアン・ハンター、ジミー・クリフとトム・スコットの参加曲ぐらい。それでも、今だと1,080円の廉価盤で入手できるのなら、買っても損はないかも。実はもっと見知らぬサイド参加作があるのかと思っていて少し肩透かしだった感じもしますけど。収録時期は’75-85年にかけてで、ハービー・ハンコックやアル・ディメオラの作品への参加の曲も聴いたことがあるながら、けっこう興味深い。ジャズとかフュージョンもあるけど、1、4、10曲目のようにロックっぽいヴォーカル曲も。(17年11月8日発売)

2017/12/18

Nightfall/Marc Copland

Marcnightfall
昨日やっと2時間のライヴ出演(アマチュアなので事前準備が大変)が終わり、手元にCDが4枚あるので聴いていこうと思っても、仕事も繁忙期の真っただ中になってます(笑)。聴ける日に聴いていこうと思います。今日のマーク・コープランド新譜、このレーベルはディスク・ユニオンで買うのが送料込みでも一番安く、HMVでは未掲載、Amazonは割高と、ちょっと入手に厄介なCDです。気が付いたら過去に出た彼のアルバムで買いもらしているのも見つけましたし。まあ、無理してリーダー作を全部集めなくてもいいわけなんですけど、彼のピアノ、気になります。もう1枚ちょっと前に出た盤を海外から注文中です。


Nightfall/Marc Copland(P)(Inner Voice Jazz)(輸入盤) - Recorded July 2016. - 1. Jade Visions 2. Nightfall 3. String Thing 4. Song For A Friend 5. LST 6. VIgnette 7. Another Ralph's 8. Greenstreet

(17/12/18)スコット・ラファロ作曲が1曲目、ラルフ・タウナー作が4曲目、ゲイリー・ピーコック作が6曲目、ジョン・アバークロンビー作が7-8曲目、他はマーク・コープランド作。ソロ・ピアノ集で、タイトルにふさわしい薄暮の世界を表すような、耽美的で淡彩色に彩られた耽美的な演奏が並びます。2曲目のタイトル曲が、それを表すかのように、割と静かに進んでいきますけど、やや複雑で綾織り系の色合いもあって、好きな人はけっこう好きだろうな、という世界。ソロ・ピアノの世界でも、彼は彼であった、という事を感じる1枚。そんなに静謐なわけではないのだけど、やはりそのやや低めの温度感というか、その彼独自の世界が広がっているのがうれしい。アバクロ作品を最後に2曲添えたのも、亡くなった人へのトリビュートか。

2017/11/29

私的2017年ベスト3

Onishiglamo
2581
2525
まだ12月じゃないので、ちょっと早いですが、手元の未聴盤、注残もなくなったので、いいタイミング。今年も私的年間ベスト3の季節がやってきました。今年は最近に出たものでいいと思ったアルバムが多く、結局上半期とはあまり重ならなくなってしまいました。今年の特徴として、ECMレーベルが多くなっているのも特徴かもしれません。やはり自分はやや硬派な方のジャズが好きなのだなあ、というのと、ちょっと変わったものも興味を示している感じはあると思います。なので、万人に受け入れられるベストではないです。長男から言わせると、大西順子のアルバムも「何だか難しそうなの聴いてんな。」だそうでした。なおどれが1位というものではなく、順不同です。


グラマラス・ライフ/大西順子(P)トリオ(Somethin' Cool)
Glamorous Life/Junko Onichi(P) Trio(Somethin' Cool) - Recorded September 4-6, 2017. 井上陽介(B)、高橋信之介(Ds) - 1. Essential 2. Golden Boys 3. A Love Song (a.k.a. Kutoubia) 4. Arabesque 5. Tiger Rag 6. Almost Like Me 7. Hot Ginger Apple Pie 8. Fast City 9. 7/29/04 The Day Of(From "Ocean's 12")

1-4、7曲目が大西順子の作曲、5曲目はアート・テイタムの演奏曲(ジャズの最初の録音の1曲だそうだ)、8曲目はジョー・ザヴィヌルの作曲と、いろいろ。やはり彼女は大物でした、と、個人的な思いがあります。1曲目は彼女にしては珍しく少し思索的な出だしかなとも思いますが、ダイナミクスも健在。解説を読んでいるとけっこう複雑な演奏をしているようですが、すんなりと入ってきてしまうところも、それでも、難しそうだなと思うところも、いろいろ。相変わらず半端ではないテクニックを見せつけてくれます。そこまで目が行くと気難しい印象ですけど、繊細さとダイナミックさ(こちらの方が大きいか)に心地よく身をゆだねながら聴くと、なかなかの傑作ではないかと思います。6曲目はスゴい彼女の演奏。8曲目はなかなか圧巻。(17年11月15日発売)


Far From Over/Vijay Iyer(P. Key) Sextet(ECM 2581)(輸入盤) - Recorded April 2017. Graham Haynes(Cor, Flh, Electronics), Steve Lehman(As), Mark Shim(Ts), Stephan Crump(B), Tyshawn Sorey(Ds) - 1. Poles 2. Far From Over 3. Nope 4. End Of The Tunnel 5. Down To The Waire 6. For Amri Baraka 7. Into Action 8. Wake 9. Good On The Ground 10. Threnody

(17/08/19)全曲ヴィジェイ・アイヤーの作曲。ECMにしては元気な曲が多く、ACT時代の感触も少しあり。けっこう複雑な曲で、おそらく変拍子が多いと思われます。リズムがパルス的に来るため、何拍子か考えるのは、少々難しい。ただ、そういう点を除けば、通常のジャズから大きくはみ出たところは少ないと思います。聴くのに体力がいりますが、智に勝った部分も。プロデューサーはマンフレート・アイヒャー。メンバーがメンバーだからか、インド的要素は影を潜め、むしろM-BASE的なサウンドを感じるのは一部メンバーのせいか。とにかく、ECMにしては賑やかな演奏が多いです。3曲目のようにシンプルなファンクビートの曲もあるけど、一筋縄ではいかない現代ジャズ的なイメージ。時に静かな場面もあり。少し野性的か。


Small Town/Bill Frisell(G)/Thomas Morgan(B)(ECM 2525)(輸入盤) - Recorded March 2016. - 1. It Should Have Happened A Long Time Ago 2. Subcouscious Lee 3. Song For Andrew No.1 4. Wildwood Flower 5. Small Town 6. What A Party 7. Poet - Pearl 8. Goldfinger

(17/05/31)ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ。2人の共作は7曲目、ビル・フリゼール作が3、5曲目、ポール・モチアン作が1曲目、リー・コニッツ作が2曲目、他は映画音楽など。2人での幽玄な、時にのどかな世界が68分続きます。でも、2人のやり取りは緊密です。モチアンとの演奏を比べてみたくなるけど、印象的には似ている、夢見心地で愁いを含む1曲目、コニッツの曲らしい醒めた4ビートで進んでいく2曲目、明るめで牧歌的な情景から哀愁に表情を変える3曲目、やや快活で明るいカントリー的な4曲目、8ビートでいつものフリゼール節が聴けるタイトル曲の5曲目、これまたビートはっきりめで明るくせまる6曲目、既成曲的なゆったりインプロヴィゼーションの7曲目、渋くて幻影的な演奏が続く映画音楽の8曲目。


次点として、以下の3作

The Dreamer Is The Dream/Chris Potter(Sax, Cl, Fl, Ilimba, Samples)(ECM 2519)(輸入盤)
Blue Maqams/Anouar Brahem(Oud)(ECM 2580)(輸入盤)
3 For 3/Mike Moreno(G)(Criss Cross 1396)(輸入盤)

2017/11/28

チャイニーズ・バタフライ/チック・コリア+スティーヴ・ガッド

Chickchinese
CDの手持ち在庫をやっと聴き終えました。これで手持ちなし、通販の注残も現在のところなし。当分入ってこないんじゃないかと。ほぼ毎日更新をしてきましたけど、仕事も忙しくなってくるし、12月中旬にはライヴで2時間分の練習もしなければならないので、更新間隔がちょっと開くかもしれません。今日のアルバム、この2人の双頭バンドなので悪かろうはずはないです。また新たなグループができたので、楽しみでした。ただ、最近のスティーヴ・ガッドは、ちょっと落ち着いてきてしまったかな、という感じもするので、グループの音楽性は高いのだけれど、これならCD1枚で出しても良かったかなあ、なんてことも思っています。チック・コリアが絡むと日本先行発売が多いのですが、輸入盤を同時に出してくれてもいいんじゃないかなあ、なんて。


チャイニーズ・バタフライ/チック・コリア(P、Key)+スティーヴ・ガッド(Ds)(Stretch)
Chinese Butterfly/Chick Corea(P, Key) +Steve Gadd(Ds)(Stretch) - Released 2017. Lionel Loueke(G), Steve Wilson(Sax, Fl), Carlitos Del Puerto(B), Luisto Quintero(Per) - 1. Chick's Chums 2. Serenity 3. Like I Was Sayin' 4. A Spanish Song 5. Chinese Butterfly 6. Return To Forever (Feat. Philip Bailey(Vo)) 7. Wake-Up Call 8. Gadd-Zooks

ジョン・マクラフリン作が1曲目、Lionel Louekeとチック・コリア作が7曲目、他は全曲コリア作。スティーヴ・ガッドとの双頭バンドで、ガッドの指向性とか年齢を考えると、ちょっと落ち着いたフュージョン的なサウンドですが、曲はやはりコリア作らしく、メロディがけっこう良かったり、サウンドが深みを増してます。CD2の6曲目以降は16分以上の長い曲が多いので、これは1枚にまとめた方が良かったのかもしれない。ベースはエレクトリックとアコースティックの両刀使いですが、ジョン・パティトゥッチのような派手さはなくて、ボトムを支える要素が大きいのかな、という感じ。7曲目は明らかに中国(東洋)的なメロディを持ってきているので、タイトルに引っ掛けたのか、どうか。6曲目はECM盤以来45年ぶりとのことで、興味深い演奏。(17年11月22日発売)

2017/11/27

グラマラス・ライフ/大西順子トリオ

Onishiglamo
大西順子の同時発売のアルバムの2日目。こちらはピアノ・トリオだし、本命に思っている人が多いんじゃないかな。確かにその通りで、日曜の朝聴かなくて良かったと思います。いやはや、聴いていてスゴいインパクトがあります。もうすぐ今年のベスト3をきめることになりますけど、この時期これが出たという事は、その選定にも影響してくるんじゃないかなあ、と思います。いかに複雑なことをさりげなく、そしてダイナミックな表現でやっているかという事は、解説にも書いてありますし、自分もアマチュアバンドの端っこのベース弾きですが、やってることはおぼろげながら理解しているつもりです。到着後、すぐ聴けばよかった。


グラマラス・ライフ/大西順子(P)トリオ(Somethin' Cool)
Glamorous Life/Junko Onichi(P) Trio(Somethin' Cool) - Recorded September 4-6, 2017. 井上陽介(B)、高橋信之介(Ds) - 1. Essential 2. Golden Boys 3. A Love Song (a.k.a. Kutoubia) 4. Arabesque 5. Tiger Rag 6. Almost Like Me 7. Hot Ginger Apple Pie 8. Fast City 9. 7/29/04 The Day Of(From "Ocean's 12")

1-4、7曲目が大西順子の作曲、5曲目はアート・テイタムの演奏曲(ジャズの最初の録音の1曲だそうだ)、8曲目はジョー・ザヴィヌルの作曲と、いろいろ。やはり彼女は大物でした、と、個人的な思いがあります。1曲目は彼女にしては珍しく少し思索的な出だしかなとも思いますが、ダイナミクスも健在。解説を読んでいるとけっこう複雑な演奏をしているようですが、すんなりと入ってきてしまうところも、それでも、難しそうだなと思うところも、いろいろ。相変わらず半端ではないテクニックを見せつけてくれます。そこまで目が行くと気難しい印象ですけど、繊細さとダイナミックさ(こちらの方が大きいか)に心地よく身をゆだねながら聴くと、なかなかの傑作ではないかと思います。6曲目はスゴい彼女の演奏。8曲目はなかなか圧巻。(17年11月15日発売)

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