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2017/05/22

Titok/Ferenc Snetberger

2468
ECMレーベルの新譜が1枚だけまた届いたので、聴きます。ちょっと入手が遅れました。この時期2468番とちょっと前の番号で、録音も’15年5月ですが、内容に問題があったようにも見えないし、もしかするとLP収録できるように60分を40分台に縮めようかとか、そんなやり取りがあったのかどうかは妄想の域を出ないんですけど。哀愁たっぷりのギター・トリオで、もちろんECMのインプロヴィゼーション的な曲もあります。哀愁を感じたいんだけど、あまりストレートだと斜に構えちゃう、という人(どんな人だ?)にはいいんじゃないでしょうか。このアルバム、ちょっと地味ですけど、好きな1枚になりました


Titok/Ferenc Snetberger(G)(ECM 2468)(輸入盤) - Recorded May 2015. Anders Jormin(B), Joey Baron(Ds) - 1. Cou Cou 2. Titok 3. Kek Kerek 4. Rambling 5. Orange Tango 6. Fairytale 7. Alom 8. Leolo 9. Ease 10. Renaissance 11. Clown 12. Rush 13. Inference

(17/05/21)全曲Ferenc Snetbergerの作曲。1分台の曲から7分台の曲まで、やや短めの曲が多く、トータルで60分。ハンガリー系ジプシーの血をひくジャズギタリストなだけあって、なかなかエキゾチックなサウンドで、やや静かにやり取りが続いていきます。1、11-12曲目はテーマ的なものを提示していて、自由度の高い演奏の曲。2曲目のタイトル曲もけっこう自在に展開していきますが、これぞECM的アプローチというか、聴く人によってはフリーな展開に聴こえてしまうかも。この緊張感がたまらない。3曲目以降は哀愁たっぷりのメロディの入った曲が多くなってくるのは泣かせます。ジャズというとちょっと違うかもですが、トリオのインプロ的なものはある程度あるし、哀愁と自由な世界と行ったり来たりして進んでいきます。

2017/05/13

Cross My Palm With Silver/Avishai Cohen

2548
ECMレーベル新譜聴き5日目で一段落。アヴィシャイ・コーエン(トランペット)の新作、けっこういいと思います。惜しいのはLP化も意識しているので、収録時間が38分しかないことかな。でも演奏内容で元が取れている感じもしてます。懐かしいようなバックのサウンド(それでいて新しい)に饒舌なトランペットが斬りこんでいきつつも、ECMらしさも保っているという、高度なバランスの上に成り立っているジャズですね。やはりこれは彼(とメンバー)ならではのものでしょうね。イスラエル色も割と強い感じもしているし。ECM新譜、まだ届いてないのもあるけど、このアルバムで今回締めくくったのも、なかなかいいタイミングでした。


Cross My Palm With Silver/Avishai Cohen(Tp)(ECM 2548)(輸入盤) - Recorded September 2016. Yonathan Avishai(P), Barak Mori(B), Nasheet Waits(Ds) - 1. "Will I Die, Miss? Will I Die?" 2. Theme For Jimmy Greene 3. 340 Down 4. Shoot Me In The Leg 5. 50 Years And Counting

(17/05/12)全曲アヴィシャイ・コーエン作曲。ただ、それはテーマとかコード進行の提示だけで、あとは4人のインプロヴィゼーションが絶妙なバランスで進行している感じ。いかにもECM的でミステリアスなイスラエル・ジャズのサウンド。美しく切ないメロディを提示しながら、静かに、そして少々リズミカルになってドラマチックに進行していく1曲目、ピンと張り詰めた空気を少ない音で押していくような、静かな、後半やや盛り上がる2曲目、バックの静かなサポートで、印象的なメロディのトランペットを吹く、3分台の3曲目、12分台の、モーダルに近いような雰囲気もあって、エキゾチックに盛り上がっていく、これまたドラマチックな4曲目、トランペットが饒舌でありながら、モーダルでダークなバックのサウンドと溶け込んでいる5曲目。

2017/05/12

Nightfall/Quercus/June Tabor/Iain Ballamy/Huw Warren

2522
ECMレーベル新譜聴き4日目。久しぶりにヴォーカル以外のメンバー2人によるプロデュースのアルバムで、ジャケ裏にはプロデューサー名がなく、「An ECM Productions」と書いてあるアルバムです。マンフレート・アイヒャーの名前がどこにもないところをみると持ち込み音源でしょうか。’13年にこのメンバーでアルバムが出ていて、ECM2作目となります。ECMのヴォーカルアルバムってだいたいがゆったりしていて静かなので、印象的には目立たないんですが、ここではイギリス地方のトラディショナルを中心に、彼らのアレンジで歌い、演奏しています。ひょっとしてこういうのって、自分は他では経験ほとんどないけど、聴く人が聴けばけっこう独特なのかもなあ、と思います。


Nightfall/Quercus/June Tabor(Voice)/Iain Ballamy(Ts, Ss)/Huw Warren(P)(ECM 2522)(輸入盤) - Recorded December 2015. - 1. Auld Lang Syne 2. One I Loved You Dear (The Irish Girl) 3. On Berrow Sands 4. Christchurch 5. You Don't Know What Love Is 6. The Manchester Angel 7. Don't Think Twice It's Alright 8. Emmeline 9. The Shepherd And His Dog 10. Cuckoo 11. Somewhere

(17/05/11)このメンバーでECM2作目。Huw Warren作が4曲目、Iain Ballamy作が8曲目(これら2曲はインストルメンタルの曲)、スタンダードが5曲目、ボブ・ディラン作が7曲目、ウェストサイド物語より11曲目で、他の全ての曲はスコットランドなどイギリス地方の民謡を彼らでアレンジしたもの。トラディショナルの曲が多いので素朴さは残るものの、ピアノとサックスがバックでの女性ヴォーカルなので、ある意味静かな民族的なポップスを聴かせているという雰囲気。原曲はどんなに素朴なんだろうと思ってしまう。スタンダードやディランの曲との境目をあまり意識せずに聴き通すことができます。基本的にゆったりしたサウンドが65分間続くので、やや聴く人を選ぶかも。それでもその涼しげな感触で、ECMらしいアルバムです。

2017/05/11

The Dreamer Is The Dream/Chris Potter

2519
ECMレーベル新譜聴き3日目。今回手持ちの5枚の中で、これが一番聴きたかったのです。クリス・ポッターECM3枚目のリーダー作。ECMにしては躍動感のある演奏になっていて、ただ、それでもECM的ミキシングとマスタリングなので、この演奏を他レーベルで録音したらどんな音になっていたかな、なんてことを想像してしまいますが。音圧も低めですし。でもそれが彼のの演奏の印象を下げることにはならないです。このメンバーを使ってけっこう素晴らしい内容と曲順(構成)になっていると思いますよ。彼だから、録音の段階ではけっこう自由にやらせてもらっていたのではないでしょうか。聴いて損はないと思います。


The Dreamer Is The Dream/Chris Potter(Sax, Cl, Fl, Ilimba, Samples)(ECM 2519)(輸入盤) - Recorded June 2016. David Virelles(P, Celeste), Joe Martin(B), Marcus Gilmore(Ds, Per) - 1. Heart In Hand 2. Ilimba 3. The Dreamer Is The Dream 4. Memory And Desire 5. Yasodhara 6. Sonic Anomany

(17/05/10)全曲クリス・ポッターの作曲。ECMらしさのある仕上がりとはいえ、多くの楽器を持ち替え、演奏も彼らしい内容です。静かにはじまり、ゆったりとサックスが吹きあがり、また途中で静かになって、語りかけてくるようにせまってくる1曲目、タイトル通りイリンバ(カリンバに似てる?)も使用するちょっと素朴な感じもあり、キメやハードなフレーズも多く現代ジャズとの接点が強い後半アップテンポの2曲目、バスクラリネットのソロではじまり、ゆったりミステリアスかつドラマチックに進むタイトル曲の3曲目、静かな中から各楽器が浮かびあがってくる、幻想的な雰囲気の4曲目、ECMとしては豪快な演奏に属するような、抑揚がありつつけっこう盛り上がりのある5曲目、テーマがユニゾンではじまり、これも現代ジャズの6曲目。

2017/05/10

Find The Way/Aaron Parks/Ben Street/Billy Hart

2489
ECMレーベル新譜聴き2日目。最近アルバムコメントを書くのが少しずつ億劫になってきて、やはり加齢のせいかなとも思います。昔は睡眠時間を削ってでも音楽を聴いていたものでしたが。とは言うものの、こういう作業は嫌いではないので何とか続いています。アーロン・パークスのECM作は前回はソロアルバムでしたが、今回はピアノ・トリオでのアルバムになります。多少盛り上がる部分はありますが、ECMらしい感じに仕上がっています。彼の個性のある面を、うまく引き出していると思います。それでも、ちょっとフリー一歩手前の曲もあったりするのも、このレーベルだからかもですね。


Find The Way/Aaron Parks(P)/Ben Street(B)/Billy Hart(Ds)(ECM 2489)(輸入盤) - Recorded October 2015. - 1. Adrift 2. Song For Sashou 3. Unravel 4. Hold Music 5. The Storyteller 6. Alice 7. First Glance 8. Melquiades 9. Find The Way

(17/05/10)3人の名義にはなっているけど、タイトル曲がカヴァー作で、他の曲は全曲アーロン・パークスの作曲。パークスの前回のソロ作品よりは、トリオになったことで少々盛り上がりも出てきてはいますが、やはり幻想的なピアノであることには変わりはないです。相変わらず寒色系の色合いで、やや湿度も低く、非4ビート系のピアノ・トリオの世界を聴かせてくれます。こういう美しさの出るピアノは彼の個性の一面だと思いますが、それを思いっきり引き出してくれたのがECMだと思うし、今回のメンバー的にも興味深いです。2曲目はやや緩めのボッサというところか。4曲目はビートがボンボンと4つなんだけど、いわゆる4ビートではなく。トリオで自在に進んでいくような5-6曲目、穏やかな暖かめのバラードで終わる9曲目。

2017/04/20

The Man Who Changed Guitar Forever!/Allan Holdsworth

Allanthmanwho
170420cd
アラン・ホールズワースが4月16日に亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。通常は訃報をブログではあまり書かないのですが。実はこのBOXセット、いったんは注文したものの、リマスター前のは全部持っているので、いらないかと、彼が亡くなる2日前にキャンセルしていました。亡くなったのを知ったら、葬式代にも事欠くらしい情報もあり、その時にたまたま在庫があったこともあり、せめてと再注文したものです。彼がリマスターの監修をやっているから、関与度合いは高いでしょう。当初の注文より高くなってしまいましたが、20%クーポンもあったので、それで何とか、というところ。聴いたことのある音源なので、実はまだ、封を切っていません。これからゆっくりと聴こうと思います。


The Man Who Changed Guitar Forever!/Allan Holdsworth(Manifesto Records)(輸入盤)

i.o.u./Allan Holdsworth(G) - Released 1982. Paul Williams(Vo), Paul Carmichael(B), Gary Husband(Ds) - 1. The Things You See (When You Haven't Got Your Gun) 2. Where Is One 3. Checking Out 4. Letters Of Marque 5. Out From Under 6. Temporary Fault 7. Shallow Sea 8. White Line

Road Games/Allan Holdsworth(G) - Released 1983. Jeff Berlin(B), Chad Wackerman(Ds), Jack Bruce(Vo), Joe Turano(Vo), Paul Korda(Vo), Paul Williams(Vo) - 1. Three Sheets To The Wind 2. Road Games 3. Water On The Brain - PT. 2 4. Tokyo Dream 5. Was There? 6. Material Real

Metal Fatigue/Allan Holdsworth(G) - Released 1985. Jimmy Johnson(B on 1-4, 6), Chad Wackerman(Ds on 1-4), Paul Williams(Vo on 1, 4), Alan Pasqua(Key on 5), Gary Willis(B on 5), Gary Husband(Ds on 5), Mac Hine(Ds on 6), Paul Korda(Vo on 6) - 1. Metal Fatigue 2. Home 3. Devil Take The Hindmost 4. Panic Station 5. The Un-Merry-Go-Round 6. In The Mystery

Atavachron/Allan Holdsworth(G, Synthaxe) - Released 1986. Jimmy Johnson(B on 1-6), Gary Husband(Ds on 1-2, 4), Billy Childs(Key on 2, 5), Chad Wackerman(Ds on 3), Tony Williams(Ds on 5), Rowanne Mark(Vo on 7) - 1. Non Brewed Condiment 2. Funnels 3. The Dominant Plague 4. Atavachron 5. Looking Glass 6. Mr. Berwell 7. All Our Yesterdays

Sand/Allan Holdsworth(G, Synthaxe) - Released 1987. Jimmy Johnson(B), Gary Husband(Ds), Alan Pasqua(Key), Chad Wackerman(Ds, Per), John England(Computer), Biff Vincent(B) - 1. Sand 2. Distance Vs. Desire 2. Pud Wud 4. Clown 5. The 4.15 Bradford Executive 6. Mac Man

Secrets/Allan Holdsworth(G, Synthaxe)- Released 1989. Jimmy Johnson(B), Vinnie Colauta(Ds), Rowanne Mark(Vo), Alan Pasqua(P), Steve Hunt(Key), Bob Wackerman(B), Chad Wackerman(Ds, Key), Clair Holdsworth(Vo), Jefrey Ocheltree(Hammer), Craig Corpeland(Vo) - 1. City Nights 2. Secrets 3. 54 Duncan Terrace 4. Joshua 5. Spokes 6. Maid Marion 7. Peril Premonition 8. Endomorph

Wardenclyffe Tower/Allan Holdsworth(G, Synthaxe) - Released 1993. Jimmy Johnson(B on 1-7, 9-11), Chad Wackerman(Ds on 1, 3, 5, 7, 9-11, Key on 7), Gary Husband(Ds on 2, 4, Key on 3), Steve Hunt(Key on 1-2, 4-5), Naomi Star(Vo on 6), Vinnie Colauta(Ds on 6), Gordon Beck(Key, P on 9-10) - 1. 5 to 10 2. Sphere Of Innocence 3. Wardenclyffe Tower 4. Dodgy Boat 5. Zarabeth 6. Against The Clock 7. Questions 8. Oneiric Moor 9. Tokyo Dream 10. The Unmerry Go Round Part 4 11. The Unmerry Go Round Part 5

Hard Hat Area/Allan Holdsworth(G, Synthaxe) - Released 1993. Steve Hunt(Key), Skuli Sverrisson(B), Gary Husband(Ds) - 1. Prelude 2. Ruhkukah 3. 3. Low Levels, High Stakes 4. Hard Hut Area 5. Tullio 6. House Of Mirrors 7. Postlude

None Too Soon/Allan Holdswarth(G, Synthaxe) - Recorded December 1994-December 1995. Gordon Beck(P), Gary Willis(B), Kirk Covington(Ds) - 1. Countdown 2. Nuages 3. How Deep Is The Ocean 4. Isotope 5. None Too Soon Part 1, Interlude, None Too Soon Part 2 6. Norwegian wood 7. Very Early 8. San Marcos 9. Inner Urge

The Sixteen Men Of Tain/Allan Holdsworth(G, Synthaxe) - Released 1999. Dave Carpenter(B), Gary Novak(Ds), Walt Fowler(Tp), Chad Wackerman(Ds) - 1. San Onofre 2. 0274 3. The Sixteen Men Of Tain 4. Above And Below 5. The Drums Were Yellow - Improvised Duet For Tomy 6. Texas 7. Downside Up 8. Eidolon 9. Above And Below (Reprise) 10. Material Unreal

Flattire - Music For A Non-existent Movie/Allan Holdsworth(G) - Released 2001. Dave Carpenter(B) - 1. The Duplicate Man [Intro] 2. The Duplicate Man 3. Eeny Meeny 4. Please Hold On 5. Snow Moon 6. Curves 7. So Long 8. Bo Beep 9. Don't You Know

Then!/Allan Holdsworth(G) - Recorded May 5, 1990. Jimmy Johnson(B), Gary Husband(Ds), Steve Hunt(Key) - 1. Zone 1 2. Proto-Cosmos 3. WhiteLine 4. Atavachron 5. Zone 2 6. Pud Wud 7. House Of Mirrors 8. Non-Brewed Condinent 9. Zone 3 10. Funnels

個々のアルバムコメントについてはホームページのアラン・ホールズワースのところをご参照ください。ただ、スマホだと対応していないので見にくいかもしれませんけれども。ボーナス・トラックがついたところ(日本盤には元々あった可能性があります)がわずかですがあります。


170420cd2
(追記)コストを安く抑えているせいか、輸送中にできたと思われる、角のところのへこみから、へりの印刷面が、裂けてきてしまいました。あと、CDがポロリとジャケットからはみ出しやすいので注意です。12CDでこの値段だから、やむを得ないか。

(さらに追記)元のCDを聴きながら比べているわけではありませんが、いろいろなメーカーから出ていたCDなのですが、今回のリマスターで音圧とか割と揃い、サウンドとかのCDごとのでこぼこはなくなってスムーズな感じです。

2017/04/15

An Ancient Observer/Tigran Hamasyan

Tigranancient
NonesuchからTigran Hamasyanの新譜が出たので聴いています。収録時間は45分。LPでの同時発売を意識しているからなのか、最近はLPの盛り上がりで、CDだけのボーナストラックという手法はやりにくくなっているのかもしれません。Nonesuchは今でこそ紙パッケージの薄い装丁ですが、以前はECMのようにプラジャケに紙のパッケージをかぶせてました。LPの出し方まで、類似性がありますね。まあ、それはともかく、自分が繊細な部分まで聴きとれなくなってしまったのかどうか分かりませんが、彼の方向性が先回りして分かるような感じです。もっと謙虚になって聴かなければならないことは分っているのですけど。


An Ancient Observer/Tigran Hamasyan(P, Voice, Synth, Key, Effects)(Nonesuch)(輸入盤) - Released 2017. - 1. Markos And Markos 2. The Cave Of Rebirth 3. New Baroque 1 4. Nairian Odyssey 5. New Baroque 2 6. Etude No.1 7. Egyptian Poet 8. Fides Tua 9. Leninagone 10. Ancient Observer

(17/04/15)4、6曲目がアルメニアの民族音楽に基づく曲で、他はTigran Hamasyanの作曲。今回のアルバムはソロでの録音になり、おそらく多重録音もやっていると思います。やはり民族色がやや高めな雰囲気のサウンドで、そこにもっと普遍的なものを載せているような感じも。時折みられる変拍子も彼らしいし。民族的な音の中にエフェクトが入っていたり、シンセサイザーやフェンダーローズを使っているところも、新しいことと古いことが同居しているようで、面白い。ただ彼の独特な方向性というのが数枚聴いていると分ってしまうのが、ちょっともったいないかな、という気も。演奏自体は他の人では置き換えの聴かない、独自で素晴らしいものではあるのですけど。静かな部分からダイナミックな演奏まで、幅が広いです。

2017/04/10

Silent Light/Dominic Miller

2518
ECMの新譜が届いたので聴いてみました。ECMはあと1か月で6枚新譜が出るようで、この新譜ラッシュは何とかしてもらいたいものですが。ドミニク・ミラーのECM初リーダー作。とは言ってもロック畑ではかなり有名な人です。どんな感じかをYouTubeでも見てみたのですが、エレキギターでロックを演奏している時もあれば、アコースティック・ギターで、このアルバムを予感させるものもありました。という事は出るべくして出たアルバムという事も考えられます。ジャズ畑の他のミュージシャンもそうですけど、ある程度有名なミュージシャンをECMに引っ張ってくるという事も、最近は多いですね。


Silent Light/Dominic Miller(G, B on 7)(ECM 2518)(輸入盤) - Recorded March 2016. Miles Bould(Per on 1, 3-5, Ds on 7) - 1. What You Did't Say 2. Urban Waltz 3. Water 4. Baden 5. En Passant 6. Angel 7. Chaos Theory 8. Fields Of Gold 9. Tisane 10 Valium 11. Le Pont

(17/04/09)8曲目のみスティングの曲で、他はドミニク・ミラーの作曲。ロックでは有名なようで、スティングその他多くのミュージシャンとの共演歴があります。ここでは完全にアコースティック・ギターに徹していて、しかもECM的な割と静かなサウンドをと奏でています。これほどマッチする演奏ができるのもスゴいことかも。曲ごとに解説を考えるよりは、その心地よい流れに身をまかせて、聴き通すようになっているようなサウンド。アクセントのように一部の曲にパーカッションが加わっているのもいい塩梅。曲の構築という事では、はっきりとした部分もありますけど、レーベルに合わせてか、中間色の複雑な色合いを持ったサウンドもあります。それがまたメロディアスで、多少の哀愁もあって、印象は深め。何度も聴きたくなります。

2017/04/03

The Musician/Chick Corea

Chickmusician
当初CD3枚組の国内盤で出る予定が、急に発売中止になって、このBlu-rayを含む4枚組の輸入盤になったのですが、4月20日ごろにまたCD3枚組の輸入盤が安くなって出るようなので、ヴィジュアルをあまり重視してない私にとっては、ちょっと待てばよかったかなとも思います。それでもここでのCD3枚は、他に発売しているCDを3種類買うより、十分密度の濃いものとなっています。’11年のライヴ収録という事ですが、すでに6年前にしても、それぞれの日で違うことをやるのはすごいエネルギーを要するし、それが素晴らしい演奏になっているのは、なかなか言葉に表しにくいですね。百聞は一聴にしかず、ということで。


The Musician/Chick Corea(P)(Stretch Records)(輸入盤) - Recorded 2011. - [CD1] Return To Forever Unplugged: Stanley Clarke(B), Lenny White(Ds), Frank Gambale(G), 1. Captain Marvel 2. Light As A Feather Chick Corea Trio: Gary Peacock(B), Brian Blade(Ds), 3. I Hear A Rhapsody Five Peace Bank: John McLaughlin(G), Kenny Garrett(Sax), John Patitucci(B), Brian Blade(Ds) 4. Spirit Rides 5. Special Beings Chick Corea & Bobby McFerrin(Vo) Duet: 6. I've Got The World On A String 7. Spain [CD2] Chick Corea & Gary Burton(Vib) with The Harlem String Quartet 1. Overtuer 2. Your Eyes Speak To Me(Feat. Gayle Moran Corea(Vo)) From Miles: Wallace Roney(Tp), Gary Bartz(Sax), Eddie Gomez(B), Jack DeJohnette(Ds), 3. If I Were Bell 4. Nefertiti Flamenco Heart: Concha Buika(Vo), Carles Benavent(B), Jorge Pardo(Sax, Fl), Nino Josele(G), Jeff Ballard(Ds), 5. Zyryab 6. Mi Nina Loda [CD3] Chick Corea & Marcus Roberts(P) Duet: 1. CC's Birthday Blues(Feat. Wynton Marsalis(Tp)), 2. Caravan Chick Corea & Herbie Hancock(P) Duet: 3. Hot House 4. Dolphin Dance 5. Cantaloupe Island The Chick Corea Elektric Band: Dave Weckl(Ds), John Patitucci(B), Eric Marienthal(Sax), Frank Gambale(G), 6. Ritual 7. Silver Temple [Blu-ray] Chick Corea: The Musician - Documentary Feature

(17/04/02)96分ものブルーレイを合わせて、プラスCD3枚の216分との計312分収録という、とてつもなく長いアルバム。’11年にブルーノートでのライヴの23日間の記録をまとめたものという事です。てっきり、メンバーからしてその録音の時々の残りテイクを集めたものと思いましたが、ずいぶんと贅沢なことをしてくれたものです。それぞれに素晴らしいメンバーの組み合わせで、演奏もベスト・テイクと思います。昔にとどまっていない演奏はやはり今でも第一線をいくチック・コリアならでは。そのカチッとしたピアノはやはり印象に残ります。いろいろな組み合わせの演奏がありますが、どれもいいのは彼らしい。エレクトリック・バンドは個人的に好み。ブルーレイはドキュメンタリーという事ですが、内容については割愛します。

2017/04/02

Ziljabu Nights: Live At Theater Gutersloh/Miroslav Vitous

Miroslavziljabu
昨年末には出ていたCDですが、新譜がどうか分からず、情報のキャッチが遅れた上に、注文もゆっくりだったので、聴くのが遅れてしまいました。割と最近、ECMからも出ていますが、それは録音が’10年のものだということで、もっと近い’16年のライヴなので、最近のミロスラフ・ヴィトウスの演奏を楽しむことができます。でも、相変わらず硬派ですね。ピチカートもアルコもなかなか見事な音色ですし。楽器がいいという事は聞いたことがありますが、ライヴでの録音の状態も良かったのでしょうね。外国語が分らないので、最後のインタビューは何を言っているのか、よく分りませんでしたけど。


Ziljabu Nights: Live At Theater Gutersloh/Miroslav Vitous(B)(Intuition)(輸入盤) - Recorded June 25, 2016. Gary Campbell(Ts), Robert Bonisolo(Ts, Ss), Aydin Esen(Key), Roberto Gatto(Ds) - 1. Ziljabu 2. Morning Lake 3. Ziljabe 4. Gloria's Step Variations 5. Miro Bop 6. STella By Starlight Variations 7. Interview With Miroslav Vitous

(17/03/31)ミロスラフ・ヴィトウスの作曲が4曲(1-3、5曲目)、既成の曲に彼がアレンジを加えたというか変奏曲が2曲(4、6曲目)。演奏を聴いていると彼のいた当時のウェザー・リポート的なフリーと言えなくもないです。彼の曲も大まかにテーマと構成を決めただけの節度のあるフリーかも。2曲目はウェザー時代の曲ですし。それが16分も続くので物語性を感じさせます。ベースはやはり中心らしく、けっこう目立った演奏をしています。4曲目はベース・ソロで、テーマがあっても自由な方向に流れていくのでVariationsなんでしょう。1、3曲目あたりは聴いていて緊張感が続きます。5曲目はスリリング。彼の今の姿をとらえつつ、その過去も感じさせるライヴの演奏はなかなか興味深いです。最後にインタヴューを7分収録。

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