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2019/01/19

The Maker/Pat Martino

Patthemaker
マーク・ジョンソンの参加作の12日目にして一段落。これでアルバムコメントの手直しは残り15ページ444枚になりました。今日のアルバムは、おそらく日本制作なんでしょうか(録音はアメリカですが)。パット・マルティーノもホームページで特集をやりたかったんですが、他でも多く見かけるミュージシャンでもあり、時間の関係もあって断念しています。このアルバム、他のアルバムと比べて地味ではありますが、それでも1曲平均10分という、スタジオ収録では長い方でもあり、久しぶりに聴いて、けっこう良かったなあ、と思いました。と同時に当時のイメージと違ったので、コメントもニュアンス的に手直ししてあります。


The Maker/Pat Martino(G)(Paddle Wheel) - Recorded September 14, 1994. James Ridl(P), Marc Johnson(G), Joe Bonadio(Ds) - 1. Noshufuru 2. You're Welcome To A Prayer 3. The Changing Tides 4. Yoshiko 5. This Autumn's Ours

全曲パット・マルティーノの作曲。ギターの神様と言われる彼の、クァルテットのアルバム。スローテンポのバラードが少し多めですが、速弾きテクニックも出てきますし、曲としての完成度が高く、楽しめる作品に仕上がっています。5曲で51分ほどの収録で、1曲あたりの演奏が長めなのも特徴。浮遊感漂うテーマでその中を縦横無人に弾くこともあるギターがカッコよく、その後ややアップテンポの4ビートになる感じもなかなかいい1曲目、渋いメロディが語りかけるゆったりしたバラードの中にも時にギターが活躍する2曲目、テーマでアクセントを時に取りつつ、アドリブ部ではミッドテンポの4ビートの3曲目、静かで薄暮の中を演奏しているようなバラードの4曲目、これまたやや渋めなラテンビートでいいノリをしている5曲目。

2019/01/18

Orange And Blue/Al Di Meola

Aldiorange
マーク・ジョンソンの参加作の11日目。また3年ほど飛んで、アル・ディ・メオラのアルバムになりますけど、彼の’70年代の初期の作品を知っている身にとっては、サウンドがずいぶん変わったなあ、という印象です。それでも、いろいろなサウンドの変遷があって、ある時期にここにたどり着いているというのも興味深いですね。ベースとドラムスの顔ぶれの豪華なこと。それでいてトータルサウンドを目指しているので、メンバーが曲ごとに替わっても違和感は全然ないですし。ただ、パット・メセニー・グループの影響は、これを聴いてしまうと、やっぱりあるなあ、という気持ちが強くなります。それでもディ・メオラらしいまとめ方なので好きなアルバムですけど。

Orange And Blue/Al Di Meola(G)(Bluemoon) - Released 1994. Peter Erskine(Ds on 6-8), Manu Katche(Ds on 4, 9, 11), Steve Gadd(Ds on 10, 12), Marc Johnson(B on 1, 2, 5-8, 11-12), Pino Palladino(Fretless B on 4), Mario Parmisano(P, Key on 1-2, 4-13), Herman Romero(Vo, Per, Synth, G on 1-4, 6, 8-12), George Dalaras(Vo on 9), Noa(Vo on 3), Simon Shaheen(Vln on 12), Gumbi Ortiz(Per on 4, 10, 12), Andres Boyasky(Sax on 4) Conrad Hervig(TB on 4), Mike Pinella(Tp on 4) - 1. Paradiso 2. Chilean Pipe Song 3. Ta'alina Chant 4. Orange And Blue 5. This Way Before 6. Summer Country Song 7. If We Meet Again, Part One 8. If We Meet Again, Part Two 9. Cyprus 10. Theme Of The Mother Ship 11. Precious Little You 12. Casmir 13. On My Own

アル・ディメオラ単独作が1-2、4-6、11-13曲目で、他は10曲目がチック・コリアとの共作、他にヴォーカリストや作詞家との共作(3、9曲目)、その他3人での共作7-8曲目。彼がアコースティック指向になって久しいですが、このアルバムはかなりパット・メセニー・グループのサウンドを意識して作ったのではないかと思える作品。ブラジル指向というか、ヴォーカルというかヴォイスも入っていたり、変拍子も使ってドラマチックな曲の調子にしてしまうと似てしまうだけなのかもしれないですが。かなり聴きやすいです。それでいてスパニッシュなギターの感じは多少薄まるも隠してはいない感じですし。そして、ドラマーやベーシストなど、曲に合わせて非常に豪華なメンバーでの録音も特筆に値します。雄大な感じの曲たち。

2019/01/17

Paul Plays Carla/Paul Bley

Paulplaycarla
マーク・ジョンソンの参加作の10日目。ビル・エヴァンスの時代より一気に11年飛びます。この間の参加作のアルバムコメントは、もう直ってしまっているので。そこに、ポール・ブレイのアルバム登場です。静かな場面だけを聴けば、これはECMから出てもおかしくないような感じではあるのですが、盛り上がる曲もいくらか入っていて、そのあたりがやっぱりSteeple Chaseなんだなあ、と思います。マークはフリー系統も弾ける人で、改めて万能なベーシストなんだなあと思います。フリーに突入している場面もありますが、その一歩手前での緊張感のある演奏の部分も多く、しかもカーラ・ブレイの曲集ということで、好みのアルバムです。


Paul Plays Carla/Paul Bley(P)(Steeple Chase) - Recorded December 1991. Marc Johnson(B), Jeff Williams(Ds) - 1. Vashkar 2. Floater 3. Seven 4. Around Again 5. Ida Lupino 6. Turns 7. And Now The Queen 8. Ictus 9. Olhos De Gato 10. Donkey

ポール・ブレイはもっと過激だったような気がしますが、この頃は丸みを帯びてきて抒情性が増したように感じます。以前もよくカーラ・ブレイの曲を取り上げていますが、ここでは全曲その特集です。一説には曲の印税が離婚の慰謝料だったとか。マーク・ジョンソンのベースも、難しいと思われる曲を聴きやすくしています。内省的な曲が多いけど、4、8曲目のようにけっこう盛り上がる曲もあります。曲のテーマのメロディの強度があって、うまく3人でその面を浮かび上がらせながらまとめ上げている感じ。他のメンバーではなかなかこうは行かないなあという演奏。ピアノはやはり彼らしいなあ、と思われるフリー一歩手前のゆったりとした演奏もフリーに入った硬派な演奏もあって、そういう意味では緊張感のある部分も少なくない。

2019/01/15

Consecration-The Last Complete Collection/Bill Evans

Billconsec8
マーク・ジョンソンの参加作の9日目。そして、ビル・エヴァンスは残念ながらこの演奏の約1週間後に亡くなり、ここでエヴァンスのアルバムは終わっています(同時期のアルバムは他でも発売されてはいますが)。私の方も、いつものアルバムコメントらしくないコメントですけど、このあたりあまり冷静に考えられない時期でもあり、多少のことはご容赦ください、ということで。たまたまBOXセットが2つありましたが、正月休みを利用して、そこは何とか。改めて後期でも、彼の良さを思い出すいい機会となりました。でも、ここまでまとめて一時期のライヴ録音が音源化されると、何を書いていいか分からない事態に遭遇したのも事実です。


Consecration-The Last Complete Collection/Bill Evans(P)(Alfa Jazz) - Recorded August 31 - September 7, 1980. Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds) - Disc1 1. Re: Person I Knew 2. Tiffany 3. My Foolish Heart 4. Theme For M.A.S.H 5. Knit For Mary F 6. Days Of Wine And Roses 7. Your Story 8. The Two Lonely People 9. My Romance, Disc2 1. Tiffany 2. Polka Dots And Moonbeams 3. Like Someone In Love 4. Letter To Evan 5. Gary's theme 6. Days Of Wine And Roses 7. I Do It For Your Love 8. My Romance, Disc3 1. Re: Person I Knew 2. Tiffany 3. Knit For Mary F 4. Like Someone In Love 5. Your Story 6. Someday My Prince Will Come 7. I Do It For Your Love 8. My Romance, Disc4 1. Re: Person I Knew 2. Tiffany 3. Polka Dots And Moonbeams 4. Theme From M.A.S.H 5. Your Story 6. Like Someone In Love 7. Knit For Mary F 8. The Two Lonely People 9. My Romance, Disc5 1. Up With The Lark 2. Moanin' Grory 3. Polka Dots And Moonbeams 4. Like Someone In Love 5. Turn Out The Stars 6. Your Story 7. Emily 8. I Do It For Your Love 9. My Romance, Dick6 1. Re: Person I Knew 2. Tiffany 3. Knit For Mary F 4. My Foolish Heart 5. Who Can I Turn To 6. Emily 7. Laurie 8. You And The Night And The Music, Disc7 1. Re: Person I Knew 2. Laurie 3. Bill's Hit Tune 4. The Two Lonely People 5. Theme From M.A.S.H 6. My Foolish Heart 7. Days Of Wine And Roses 8. But Beautiful, Disc8. Emily 2. Polka Dots And Moonbeams 3. Like Someone In Love 4. Your Story 5. Days Of Wine And Roses 6. Knit For Mary F 7. Who Can I Turn To 8. I Do It For Your Love 9. My Romance

当初CD2枚組が出て、次に1枚続編が出て、とうとうBOXセットのアルバムが出てしまったという素晴らしい演奏。ビル・エヴァンスはどのBOXセットでもはずれがありません。その中でも、このアルバムは亡くなる直前の演奏(しかもCD8枚分)という事で非常に価値があります。健康状態が非常に悪かったそうですが、演奏からはそのような事は分かりませんでした。BOXセットというと、通常買ってからせいぜい1回聴いてあとはしまっておくというパターンが多いのですが、このセットは何度も当時聴き返した記憶があります。同じ曲が何度出てこようとも、微妙に違ったり、だいぶ違ったり、というような細かいところまで考えると当時はけっこう楽しみでした。こういう録音が残されていただけでも感謝です。充実した演奏ではありました。

2019/01/14

Consecration 2 - The Last/Bill Evans

Billconsec2
マーク・ジョンソンの参加作の8日目。昨日に引き続き、同じライヴからの続編です。もうすでに書くことはあまりないのですが、これで、まだまだコメントの手直しの残っているビル・エヴァンスの、終わりの方はほぼ手直しされたので、また1歩進んだと思って、少し気が楽になりました(全体ではまだ50枚近く残っているのですけど)。ジャズのピアニストで誰が一番好きか、という問いは、案外バラバラになるものですが、私個人的にはエヴァンスをあげてます。ジャズ歴初期のことにけっこう強烈な印象を受けていることもありますし、こういうタイプのピアニストが好きだったということもありますし。


Consecration 2 - The Last/Bill Evans(P)(Alfa Jazz) - Recorded August 31 - September 7, 1980. Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds) - 1. Laurie 2. Letter To Evan 3. Mornin' Glory 4. Theme From M.A.S.H. 5. Up With The Lark 6. Gary's Theme 7. Bill's Hit Tune 8. Knit For Mary F.

こちらはCD1枚ですけど、「コンセクレーション」と同じ時のライブ演奏。演奏曲目は重ならないようになっていますが、どの曲も見事です。ビル・エヴァンス作は1-2、7-8曲目で、こちらの方もおなじみの曲が並んでいます。BOXセットが、順番から行けばその後に出るのですが、どんどん亡くなる直前の素晴らしい演奏のテイクが増えていくので、貴重なリスニング経験をしました。たぶん、この2が出たのも当初出た2枚組がかなり売れたからだろうと思われます。それだけこの時期の演奏が価値があったということになりますね。ライヴではおなじみの曲を繰り返し演奏してましたが、それも良し。(注)その後Timelessより、「ザ・ラスト・レコーディング 1、2、3」が出ていますが内容は「コンセクレイション1(2CD)、2」と同じです。

2019/01/13

Consecration - The Last/Bill Evans

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マーク・ジョンソンの参加作の7日目。ビル・エヴァンスのアルバムの中では一番最後のライヴのアルバムで、セレクションの2枚と、BOXものの8枚組1セットを3日間かけてコメントしていきます。ところがすでに、うまくコメントしようにも言葉が出なくて困っています(笑)。なので、とりとめもなく書いていくしかないのですが。まあ、今は演奏をストリーミングなどで聴ける環境の人が多いようなので、聴きながら、っていう人もいるでしょうし。この時のライヴなかなか素晴らしかったでした。痛々しくもないですし、だからBOXセットまで出すに至ったのだろうなあ、とは思います。逆に商魂たくましいなあと思いますけど、ここがやらなければ他から出ていたと思います。


Consecration - The Last/Bill Evans(P)(Alfa Jazz) - Recorded August 31 - September 7, 1980. Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds) - 1. You And The Night And The Music 2. Emily 3. The Two Lonely People 4. I Do It For Your Love 5. Re: Person I Knew 6. Polka Dots And Moonbeams 7. Knit For Mary F. 8. Someday My Prince Will Come 9. Tiffany 10. My Foolish heart 11. Days Of Wine And Roses 12. Your Story 13. Turn Out The Stars 14. Like Someone In Love 15. My Romance

CD2枚組のライヴ。ビル・エヴァンスが亡くなる直前のライヴ(この約1週間後9月15日に亡くなっている)で、悲壮なまでのフレーズの美しさが出ているといったら、ちょっと思い入れが過ぎるのかもしれませんが。体調がかなり悪かったそうですけど、ピアノのフレーズからはそんなことは微塵も感じさせません。聴きなじんだ曲が多く、何度聴いても飽きさせません。良いテイクばかりを集めている(この後にBOXものが出ますが、それも完成度が高かったことに気が付きますが)ので、完成度は高いと思います。エヴァンスの作曲は3、5、7、9、12-13曲目で、良いテイクと共に、曲が重ならないように工夫されています。このような状態でこれだけの演奏を残したエヴァンスは、やはりジャズ・ピアノ史上に名を残して当然ですね。

2019/01/12

His Last Concert In Germany/Bill Evans

Billhislast
マーク・ジョンソンの参加作の6日目。ビルエヴァンスのアルバムがまだまだ続きますが、録音日の順番でいけばすでに当初の公式盤ではなくて、彼の死後にライヴ盤が続々と出てくる時期にあたります。だからなおのことアルバムコメントを区別をつけて書くのが難しいのですが、他のミュージシャンと比べて、亡くなる直前まで衰えを見せなかったのは驚異的ではありますね。ここでのマークの演奏も素晴らしいと思いますし、この時期後期のトリオとしてはかなり良かったのだろうと思います。久しく聴いてなかったエヴァンスですけど、やはり何度も聴いてみたいという中毒性があるということを確認できただけでも、良しとしておきます。


His Last Concert In Germany/Bill Evans(P)(Polydor) - Recorded August 15, 1980. Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds) - 1. Letter To Evan 2. Yet Never Broken 3. Laurie 4. Bill's Hit Tune 5. Knit For Mary F. 6. The Days Of Wine And Roses 7. Your Story 8. But Beautiful 9. If You Could See Me Now 10. Walts For Debby

ライヴ演奏がこの時期たくさん収録されています(時系列的にはビル・エヴァンスの死後発表)が、今となってはひとつひとつが貴重な演奏です。このメンバーであと5年活動してくれたら、と思うと残念でなりません。10曲目のおなじみの「ワルツ・フォー・デビー」が、テーマの弾き方が昔とは違いますが、涙をさそいます。しかも、以前の演奏と違い、けっこう盛り上がってうれしい。ここではエヴァンスの作曲が多い(全10曲中7曲で、1-5、7、10曲目)ことも特色だし、同じ曲を多く演奏する彼でも、その演奏によって違いがあるものもあるしで、聴いていて飽きさせません。ライヴにしては音もいいですし、この後もライヴは続きますが、亡くなる直前まで、衰えはみじんも見せていません。そういうことを何も考えなくとも楽しめます。

2019/01/11

Turn Out The Stars-The Final Village Vanguard Recordings/Bill Evans

Billturnout
マーク・ジョンソンの参加作の5日目。この頃はビル・エヴァンスの晩年期で、ライヴ・レコーディングがこれでもかとばかり、BOXものを含めて後から出ているので、時期的には長くなかったけれども、かなりの音源が残されています。これもそのひとつ。さすがにこれだけの分量になると全部を聴き返している時間が正月休みでもないとなかなかありませんし、私の場合、1枚のアルバムだろうとBOXものだろうとコメントの長さがほぼ同じ。何度も聴き返したいですけど、もうビル・エヴァンスは老後の楽しみに取っておきます(笑)。ホームページやブログの関係ないところで思う存分聴きたいですね。


Turn Out The Stars-The Final Village Vanguard Recordings/Bill Evans(P)(Warner Bros.) - Recorded June 4-8, 1980. Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds) - Disc1 1. Bill's Hit Tune 2. Nardis 3. If You Could See Me Now 4. The Two Lonely People 5. Laurie 6. My Romance 7. Tiffany 8. Like Someone In Love 9. Letter To Evan, Disc2 1. Days Of Wine And Roses 2. Emily 3. My Foolish Heart 4. Nardis 5. Yet Ne'er Broken 6. Quiet Now 7. But Not For Me 8. Spring Is here 9. Autumn Leaves, Disc3 1. Your Story 2. Re: Person I Knew 3. Polka Dots And Moonbeams 4. The Two Lonely People 5. Theme From M.A.S.H 6. Tiffany 7. Turn Out The Stars 8. Laurie 9. My Romance 10. Knit For Mary F. 11. Midnight Mood 12. Time Remembered. Disc4 1. Days Of Wine And Roses 2. Up With The Lark 3. Nardis 4. Your Story 5. Yet Ne'er Broken 6. If You Could See Me Now 7. Bill's Hit Tune 8. Tiffany 9. In Your Own Sweet Way, Disc5 1. I Do For Your Love 2. Five 3. Palka Dots And Moonbeams 4. Bill's Hit Tune 5. Turn Out The Stars 6. Days Of Wine And Roses 7. But Not For Me 8. Knit For Mary F. 9. Like Someone In Love 10. Quiet Now, Disc6 1. Emily 2. I Do It For Your Love 3. Nardis 4. Knit For Mary F. 5. Like Someone In Love 6. Letter To Evan 7. Minha 8. A Sleepin' Bee 9. My Romance/Five

この頃、あまりにも多くのレコーディングが発表になっているので、同じ曲を何度も耳にします。それでもはずれがなくて、飽きが来ないのはさすがビル・エヴァンスです。同時に上記の曲を1枚にまとめたベスト盤も出ています。晩年は、特にライヴの模様をCD何枚にも収録したBOXものが多く出ていますけど、これもその1つ。ベースの音がライヴ収録だなと感じる部分はあるけど、音はライヴにしては良い方だと思います。これは’80年6月の4日から8日にかけて、ライヴをCD6枚にわたって収録したBOX。その日によって曲を替えてみたりということはあるけれど、重なっている曲も多いです。その演奏をすべて聴きたいと思わせるミュージシャンは、そうはいないと思います。それがどんどん音源が出てきた要因になっています。

2019/01/10

The Paris Concert: Edition Two/Bill Evans

Billparis2
マーク・ジョンソンの参加作4日目。今日はパリ・コンサートの2枚目です。昔(20年以上前)に聴いていた時は気が付かなかったけど、1枚目がスタンダードなど、2枚目はオリジナル中心と、趣向を分けたアルバムになっているんですね。このアルバム、ソロ・ピアノの曲もけっこういいし、最後に17分弱の「ナーディス」を持ってくるところなんか、素晴らしいと思います。相変わらず自分がこの時期のビル・エヴァンスの演奏の感想を書くのは何だか気が引けてますけど(特にこの後に生前の未発表ライヴが続く)、このアルバムは以前は「上のアルバムと同じ日の録音です。」としかアルバコメントを書いてなかったですし、そこからすれば、もう少し詳しくは書いているかな、と思います。


The Paris Concert: Edition Two/Bill Evans(P)(Warner Bros.) - Recorded November 26, 1979. Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds) - 1. Re: Person I Knew 2. Gary's Theme 3. Letter To Evan 4. 34 Skidoo 5. Laurie 6. Nardis

Edition Oneと同じ日のライヴ演奏。こちらの方はビル・エヴァンスの作曲は多めで、1、3-5曲目と6曲中4曲あり、他にゲイリー・マクファーランド作(2曲目)、マイルス・デイヴィス作(6曲目)と、1枚目とは趣向が違っています。演奏的にも方向が違うようでいても、どこをどう切ってもエヴァンスのピアノになるので、この2枚セット、飽きずにライヴとして(曲順は変えているでしょうが)聴き通すことができます。やはりこちらも穏やか系な曲が目立っている印象。それにしても通常のジャズのイメージでは昔の視点でなかなかなかった、このリリカルさとエレガンスさは何だろう。さすがにフォロワーをたくさん輩出した奏法ですね。3、5曲目のようにソロ・ピアノの曲もあるけど、17分近くある6曲目もなかなか聴きごたえがある曲です。

2019/01/09

The Paris Concert: Edition One/Bill Evans

Billparis1
マーク・ジョンソンの参加作の3日目。相変わらずビル・エヴァンスが続いています。いい意味で金太郎飴的なところがあるので、まだ何十枚もあるエヴァンスのアルバム、コメントしきれるかどうか自信がありません。それでも何とかトライしてみます。このアルバム、最後に2分弱、エヴァンスと兄ハリー・エヴァンスとの会話が収録されています。ライヴを聴く上では、この部分カットして聴いた方がいいとは思うのですが、重要な会話なのでしょうね。そのうち対訳を手に入れて、内容を確かめて見たいと思います。CD初期の頃のジャケットなので、そのあたり、ちょっと不親切かもしれませんけど、これはこれでいいかなあと。


The Paris Concert: Edition One/Bill Evans(P)(Warner Bros.) - Recorded November 26, 1979. Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds) - 1. I Do It For Your Love 2. Quiet Now 3. Noelle's Theme 4. My Romance 5. I Love You Porgy 6. Up With The Lark 7. All Mine (Minha) 8. Beautiful Love 9. Excerpts Of A Conversation Between Bill And Harry Evans

CD2枚に分けてのパリのライヴ。ビル・エヴァンスの曲はないけど、今までの曲の再演やスタンダードが多く、聴きやすい仕上がりになっています。なぜかエヴァンスは、同じ曲を何度演奏されても、聴き入ってしまいます。ここでも1曲目はポール・サイモンの「I Do It For Your Love」。ちょっと聴くと原曲に気が付かないで、すんなりと聴いてしまいます。独特の静かな場面とゆったり感がある、繊細な素晴らしいライヴに感謝です。これは、最初からレコードを発表するつもりで録音したテープではなかったそうです。彼のライヴの中でも印象に残ります。マーク・ジョンソンの弾くベースのフレーズは、スコット・ラファロに負けていないとアップテンポで4ビートの6、8曲目などを聴いていて思うのですが、それは聴く人にゆだねることとして。

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