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2018/11/14

Natural Impulse/Claudio Scolari, Daniele Cavalca, Simone Scolari

Scolaricavalca
イタリアからのCDです。日本ではCDの発売はないようですが、ストリーミング配信とか、ダウンロードとかでけっこう聴けるようですね(私はストリーミング持っていませんが)。日本は未だにCD大国なんですけど、欧米では、ストリーミングやダウンロードがもっと当たり前になっているので、そういう音楽文化の違いを感じました。ここでの音楽もジャズとファンクとが混ぜ合わさったようなサウンドで、一部、マイルス・デイヴィスやウェザー・リポートなどを想起させる部分もほんの少しありますけど、やはり生楽器と電気楽器が合わさった独自のものです。聴いているとシリアスではありますが、なかなか心地よい感じでもあります。ストリーミングを持っている人は聴いてみてください。参考までに、Amazon Jpでのダウンロードサイトをリンクしておきます。

Link Amazon Japan : https://www.amazon.co.jp/Natural-Impulse-Daniele-Cavalca-Scolari/dp/B0796LSWX8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1541079156&sr=8-1&keywords=natural+impulse

Natural Impulse/Claudio Scolari(Ds, Per, Synth Prog), Daniele Cavalca(Live Synth, Key, P, Vib, B、Ds on 3, 7-8), Simone Scolari(Tp)(Self-Produced)(輸入盤) - 1. Unknown Destination 2. American Skyscrapers 3. Chasing Inspiration 4. Natural Impulse 5. Moon Mood 6. Dear John 7. Updaown Night Trip 8. Insomnia 9. Over The Horizon 10. South Hemisphere

(18/11/14)全10曲とも3人の共作。1曲目の冒頭は電気楽器も交えてフリーで、そこからドラマチックな展開があって、徐々にファンクミュージックとしての形が見えてきます。ある種エスニックで民族音楽的な部分もあり、またフリーに戻ったり、変幻自在に展開。2曲目以降もアフリカンなパーカッションとトランペット、そしてジャズ(ファンク)の要素が強くて刺激的です。生音のトランペット、ドラムス、パーカッションとそれを囲む電気楽器で、ある意味次世代のジャズはこうなる的な方向性を示しているかも。タイトル曲の4曲目はピアノがメインで、周辺の楽器も比較的控えめ。シンプルな編成でやはりフリー色とファンクの折衷。のどかな曲、割と硬派な曲と曲によって変化がありますが、電気楽器と生楽器の融合が心地良いです。

2018/11/13

ダイアリー2005-2015~藤井郷子の音楽日記~/山岡優子

Fujiidiary
月刊藤井郷子11月号、出ました。10月号のDVD同梱もアイデアとしてはこういうのもアリだな、と思ったのですが、今回は、作曲した小品集(何と118曲)をクラシックピアニストの山岡優子さんに弾いてもらうという、これも予想ができなかった作り方をしたアルバムです。CD2枚組。藤井さんの本質を心得ているようで、ピアノでズバリと、その硬質な表現をしてくれています。たぶん作曲されたものはこれで全部ではなくて、録音されなかったものもけっこうあるんじゃないかとも思いますが、こういうアイデアが世に出てくれれば、また新鮮な気持ちで向き合えるんじゃないかな、と思います。


ダイアリー2005-2015~藤井郷子の音楽日記~/山岡優子(P)(Libra Records)
Diary 2005-2015 Yuko Yamaoka(P) Plays The Music Of Satoko Fujii(Libra Records) - Recorded June 27 and 27, 2018. [CD1] 1. 012805 2. 012905 3. 020405 .4. 020505 5. 021205 6. 021305 7. 021405 8. 030905 9. 051305 10. 051505 11. 051605 12. 051905 13. 062405 14. 042605 15. 062805 16. 072505 17. 072705 18. 101905 19. 121705 20. 122005 21. 040306 22. 040406 23. 040506 24. 040706 25. 041706 26. 050206 27. 050306 28. 051006 29. 112306 30. 112406 31. 112506 32. 123106 33. 010207 34. 010307 35. 010407 36. 012507 37. 012707 38. 012807 39. 012907 40. 020807 41. 021107 42. 031307 43. 041507 44. 042507 45. 070207 46. 070207 47. 072907 48. 112107 49. 122407 50. 122607 51. 073108 52. 081008 53. 122908 54. 010909 55. 011009 56. 011509 57. 032109 58. 032909 59. 033109 60. 040709 61. 050509 62. 051309 [CD2] 1. 061109 2. 062809 3. 070209 4. 091209 5. 091309 6. 092609 7. 102309 8. 102409 9. 102509 10. 111609 11. 031210 12. 031510 13. 031810 14. 032810 15. 040110 16. 100610 17. 101610 18. 120410 19. 010211 20. 120911 21. 010212 22. 020112 23. 030712 24. 031412 25. 032012 26. 042512 27. 050612 28. 051612 29. 061012 30. 072712 31. 080512 32. 080712 33. 082612 34. 110312 35. 110612 36. 121312 37. 010613 38. 011113 39. 012213 40. 012913 41. 032313 42. 052013 43. 060913 44. 102613 45. 120813 46. 041514 47. 041814 48. 050314 49. 051614 50. 072714 51. 082714 52. 090414 53. 111114 54. 081115 55. 102315 56. 031316

CD2枚組。藤井郷子の作曲した譜面を、クラシックピアニストの山岡優子が小品集118曲を録音した曲。曲は短いものが続いて各CD40分台ですが、一貫性があり、藤井の硬質なピアノを、小品集ということを気にしなければ、流れるように1枚のアルバムとして通して聴けるようになってます。曲ごとにあまりリズム感とか色彩感が極端に変わるということはなく、テンポも割と一定しているので、そういうことも可能です。この貴重な音の連なりが、作曲の15分間の練習から出来ているというのだから驚きで、立派にこのアルバムで作品集というか、ひとつの流れが出来ています。硬質なのは音使いゆえですが、フリージャズに流れるということもなく、大部分カチッとした演奏で、さすがクラシック奏者のピアノでも耐えうる内容です。(18年11月10日発売)

2018/11/08

Christian McBride's New Jawn

Christiannewjawn
クリスチャン・マクブライドの新作を聴きました。ピアノレスの2管クァルテットなので、きっと骨太なんだろうなあ、と思ってましたが、やっぱり。意外にこういうサウンド、けっこう好きなんですよ。そのかわりに好きなジャズをやってくれているので、アルバムコメントが少しグダグダになった感じはありますけれども。某中古店では買取価格、言いそうですね。それだけ評判になってるってことかな。まあ、骨太なので、こういうジャズに好き嫌いはあるかもしれませんが、一度聴いてみてもらってもいいかもなあ、と思います。彼のアルバムは、いろいろなフォーマットがあって(確か前作はビッグバンド)、つい追いかけてしまいます。


Christian McBride's(B) New Jawn(Mack Avenue)(輸入盤) - Recorded May 25-27, 2017. Josh Evans(Tp), Marcus Strickland(Ts, Bcl), Nasheet Waits(Ds) - 1. Walkin' Funny 2. Ke-Kelli Sketch 3. Dallad Of Ernie Washington 4. The Middle Man 5. Pier One Import 6. Kush 7. Seek The Source 8 Josh Day 9. Sightseeing

(18/11/08)クリスチャン・マクブライド作が1、8曲目で、ウェイン・ショーター作が9曲目の他は、メンバーの曲が2曲ずつ。変拍子の曲もありますが、野性味あふれる生音がけっこう良いジャズ。どちらかと言うと現代ジャズの範疇ではあるけれど、2管のピアノレスの味がどことなく懐かしい感じも。とにかくベースの音がぶっとく録れていて、これを楽しんでもいいし、管楽器もなかなか良く鳴ってくれています。元気な曲だけではなくて、3、6曲目にはバラードもあって、なかなか変化に富んでいます。4人編成でこれだけの迫力があれば文句ないですが、やはり黒っぽくてガツンと行きたい人向けの、迫力あるサウンド。2管のハモりのアレンジは割とスマートなんですけど、そのマッチ感がなかなか面白い。通好みかなあという気もする。

2018/11/07

Jorg Widmann/Arche

2605
ECM New Seriesの新譜3日目にして一段落。今日のアルバムはライヴで2枚組、1枚目が75分収録、2枚目が26分ほどの収録と変則的なんですけど、後半の盛り上がりがドラマチックで、後半に行くほどシンプルな感じになっていて分かりやすいです。出だしの方は静かで現代音楽的な感じも強かったのですけど。作曲は’16年で、’17年のコンサートホール落成式に合わせての演奏とのことで、けっこう力が入っているのでは、と予想されますが、初登場を個々で発表すること自体、やはりECM New Seriesかなあ、という気がします。ただ、私は本質的にジャズが好きな人間なので、聴いた感じと事実を書くにとどめておきます。


Jorg Widmann/Arche(ECM New Series 2605/06)(輸入盤) - Recorded January 2017. Marlis Petersen(Soprano), Thomas E. Bauer(Baritone), Gabriel Boer(Boy Soprano), Jonna Plathe(Children Narrator), Baris Ozden(Children Narrator), Iveta Apkalna(Org), Chor Der Hamburgischen Staatsper, Audi Jugendchorakademie, Hamburger Alsterspatzen, Philharmonisches Staatsorchester Hamburg, Kent Nagano(Cond) - 1. Fiat Lux/Es Werde Licht 2. Sintflut 3. Die Liebe 4. Dies Irae 5. Dona Nobis Pacem

(18/11/06)Jorg Widmannは20-21世紀のドイツの演奏者、音楽家。このオラトリオはホールの落成式のために作られたもので、この収録(ライヴ)が初演。作者不詳のものから哲学者その他いろいろのテクストが編集されているとのことで、聴いた感じ現代音楽的なオペラという雰囲気も。ソロ、コーラス、オルガン、オーケストラのためのオラトリオということでかなり大掛かりな編成での演奏になってます。ラストに近い方は分かりやすい。

2018/11/06

Stefano Scodanibbio/Alisei

2598
ECM New Series新譜の2日目。今日のアルバムは、ベース奏者による、ベース奏者だけのための曲で、1人、2人、8人の演奏が録音されています。そのうち2、5曲目が世界初収録だろうです。ベースの重低音というのはオーディオ的にも興味があるけれど、そういう場面が出てくるのはほんの少しで、あらゆる機構を尽くして、ベースでは考えられないような高温が出たり、打楽器のような音もあったりと、興味は尽きません。でも、現代音楽での表現なので、聴く人をだいぶ選ぶだろうなあと思います。このアルバム、マンフレートアイヒャーはExective Producerになっていて、持ち込み音源のような気もしてます。


Stefano Scodanibbio/Alisei(ECM New Series 2598)(輸入盤) - Recorded February and March 2014. Daniele Roccato(B), Giacomo Piermatti(B on 2, 5), Francesco Platoni(B on 2), Alessandro Schillacci(B on 2), Andrea Passani(B on 2), Semone Masina(B on 2), Stefano Battaglia(B on 2), Paolo Di Gironimo(B on 2), Ludus Gravis Ensemble(B on 2(8people)), Tnonino Battasia(Cond on 2) - Stefano Scodanibbio: 1. Alisei 2. Ottetto 3-4. Due Pezzi Brillanti 5. Da Una Certa Nebbia

(18/11/05)Stefano Scodanibbioは20-21世紀の天才的なコントラバス奏者で(’12年他界)彼の現代音楽的な作曲。これがこのアルバムの収録曲で、1、3-4曲目はソロ、5曲目はデュオ、2曲目は何と8人のベース奏者による演奏。やはり内容は現代音楽的で表現の幅がこれでもかとかなり広く難しいですが、少しだけ見せる重低音の響きも興味深い。ベースでは普段でない高音も飛び交うところも多いので、奏者の技能が高いです。

2018/11/05

J.S. Bach/Six Suites For Viola Solo/Kim Kashkashian

2553
ECM New Series新譜が3枚届いたので聴いていきます。実は今月はECMのリリースラッシュで、追加がなければあと5枚と1BOX(何と21枚組)が届く予定になっています。今日のアルバムは発売が当初予定より延期になっていたもの。その理由は定かではありませんけど、バッハの無伴奏チェロ組曲はいい。クラシックの世界でも、ギターとかで弾かれることも多いし、ヴィオラも過去に例があるようです。ただ、ECMもチェロ以外で勝負するというのが面白いですね。やはりバッハは安定感があります。ヴィオラはちょうど1オクターヴ上らしく、こういうものだと思って聴くと、けっこう良いアルバムを買ったなあという気にもなりますし。


J.S. Bach/Six Suites For Viola Solo/Kim Kashkashian(Viola)(ECM New Series 2553/54)(輸入盤) - Recorded November 2016 and February 2017. - 1-6. D Minor BWV1008 7-12. G Major BMV1007 13-18. C Minor BWV1011 19-24. E-flat Major BWV1010 25-30. C major BWV1009 31-36. D Major BWV 1012

(18/11/04)J.S.バッハは18世紀ドイツの偉大な作曲家。今回はキム・カシュカシアンが「無伴奏チェロ組曲」の全曲を、ヴィオラで演奏するという変わった趣向ですが、演奏を聴いている限りは、音が高い方に推移しているほかは、ごく自然にバッハ曲の演奏として頭に入ってきます。実はギターその他、いろいろな楽器で演奏されたことはあるのですが、このような形で世に出すのは、やはりECMだからなのでしょうね。格調高い音楽です。

2018/11/04

Espresso/Bob James Trio

Bobespresso
このアルバムも、発売しばらく経ってから入手。輸入盤のつもりで買ったら、輸入盤国内仕様になってました。MQA-CDという通常のCDでもかけられる仕様のハイレゾCD(ハイレゾの部分を再生するのは、専用の機器が必要)でした。私は中学生の時「ボブ・ジェームス2」を聴いて、それがその後の音楽を聴く運命を左右したほどに、やはりそのアルバムも人生の何枚かに入っているのですが、今回のアルバムもやっぱり彼らしいなあ、と思います。ただ、純ジャズファンからしたら、オーバーダブやシンセサイザーの多用もあって、どうかなあ、と思う面もあります。なのでジャンルも、ジャズとフュージョンの両方のカテゴリーに入れることにしました。


Espresso/Bob James(P, Key, Synth) Trio(Evolution)(輸入盤) - Released 2018. Billy Kilson(Ds), Michael Palazzolo(B), Luisito Quintero(Per Overdub), Angela Scates(Oboe on 4), Hugh Char(Ds Prog on 1), Dayne Stewart(Add Key on 6, 11), Mark Falebook(Add Key on 6, 11) - 1. Bulgogi 2. Shadow Dance 3. Ain't Misbehavin' 4. One Afternoon 5. Mister Magic 6. Topside 7. Il Boccalone 8. Mojito Ride 9. Promenade 10. Boss Lady 11. Submarine

(18/11/04)他人の曲は3曲目(ファッツ・ウォーラーらの作曲)と5曲目で、他は全てボブ・ジェームスの作曲ないし共作。他に演奏者が加わったり、シンセなどをオーバー・ダブしている部分もあって純粋にトリオではないアルバムだけれど、彼も80歳になろうとしていてこういう演奏が聴けるのはいいことです。特に11曲目は過去作「ノーチラス」を今に再現した曲として、興味をひく部分。ロックノリで割と淡々とソロを弾いていきますが、インパクトは大きめ。1、8曲目のように複雑そうな曲もあったり、メロディ重視の曲、フュージョン的なノリなどの決め事の多い曲が大半だけど、トリオ・ジャズとして気軽にノレる部分も少しあります。そういう意味では高度かも。ジャズの曲というよりは、やはりボブ・ジェームスの演奏という感じが強い。

2018/11/03

In The Blue Light/Paul Simon

Paulintheblue
ポール・サイモンの新作がやっと届きました。ライヴ活動の情報と併せ、このセルフ・カヴァーのアルバムでいったんピリオドなのかな、と予想させますが、そうではないことを祈ってます。私は’75年の「時の流れに」を生涯で何枚かのアルバムに選べるほどに彼のアルバムが好きですが、その後のアフリカのリズムに傾倒していったアルバムは持ってはいてもあまり聴いてません。そういったアルバムも含め、無名曲を中心にセルフ・カヴァーを作ったところに彼の意気を感じます。しかも出てくるジャズミュージシャンのすごいこと。演奏自体はあくまでもポール・サイモンの曲なんですけどね。大事にこのアルバム、聴いていこうと思います。

(追記)前作の「Stranger To Stranger/Paul Simon」(Concord)も同時に購入したのですが、そのアルバムコメントは割愛します。ジャズメンでは知っている人がAndy Snitzerしかいないためでもあります。


In The Blue Light/Paul Simon(Vo, Per, G, Harmonium, Harmonica)(Sony Music)(輸入盤) - Released 2018. Joel Wenhardt(P on 1), Nate Smith(Ds on 1, 4), Jim Oblon(G on 1), John Patitucci(B on 1, 4, 8-10), Edie Brickell(Finger Snaps on 1), CJ Camerieri(Tp on 1), Andy Snitzer(Sax on 1), Bill Frisell(G on 2, 8, 10), Steve Gadd(Ds on 2, 8), Renaud Garsia-Fons(B on 2, 7, Per on 7), yMusic(Strings on 3, 6, 8), Sullivan Fortner(Ds on 4, P, Celeste on 9, Harmonium, Chromelodeum on 10), Wynton Marsalis(Tp on 4-5), Marcus Printup(Tp on 5), Dan Bock(Cl on 5), Walter Blanding(Sax on 5, 7), Wycliffe Gordon(Tuba on 5), Chris Crenshaw(Tb on 5), Marion Felder(Ds on 5), Herlin Riley(Tambourine on 5), Odair Assad(G on 7), Sergio Assad(G on 7), Jamey Haddad(Per on 7), VIncent Nguimi(G on 8), Mark Stewart(G on 8), Jack DeJonette(Ds on 9), Joe Lovano(Sax On 9), Skip LaPlante(Per on 10) - 1. One Man's Ceiling Is Another Man's Floor 2. Love 3. Can't Run But 4. How The Heart Approaches What It Yearns 5. Pigs, Sheep And Wolves 6. Rene And Georgette Magritte With Their Dog After The War 7. The Teacher 8. Darling Lorraine 9. Some FolkS' Lives Roll Easy 10. Questions For The Angels

(18/11/03)ポール・サイモンのセルフ・カヴァー集で、彼の作曲。曲によっては歌詞を少し書き換えたりしているらしいです。出てくる曲はポールの曲そのものなんですが、参加しているジャズミュージシャンが、ジョン・パティトゥッチ、ビル・フリゼール、ウィントン・マルサリス、ジャック・ディジョネット、ジョー・ロヴァーノなど、さすが彼が集めるミュージシャンという感じ。セルフ・カヴァーにしては、無名曲を取り上げていて、はっきり知っている曲は冒頭の1曲目だけでした。普通なら有名曲でカヴァー集を作るところ、こういう選曲になるのは、やはり彼らしいことだと思います。それで聞かせてしまうんだから。そろそろ年齢も年齢だし、ライヴの情報などと併せ、このアルバムでいったんはピリオドなのかな。そうではないことを祈りたいです。

2018/10/25

「ワルキューレは裏切らない」 Live 2018

Walkure3
正確には「ワルキューレ Live 2018 ”ワルキューレは裏切らない” at 横浜アリーナ」というブルーレイで、私の買ったのは、2日間のライヴの模様を収録した2枚組のブルーレイです。実は私がこれを買ったというよりは長男に頼まれて買いました。何といってもアニソンですからね。それにしても、横浜アリーナを2日間いっぱいにするなんて、アニソン(正確にはアニメで演じている声優さん)恐るべしではあります。ジャズとは比較にならない集客力。

前作のLiveの「ワルキューレがとまらない」の時にも、ブルーレイを買って観てますが、今回は2枚組で、その収録時間は6時間を超えます。昨日着いたばかりで、とてもじゃないけど、全部まだ観てません。1枚目を仕事をやりながらかけていて、2枚目(2日目)は長男が実際にLIVEに行った日なので、彼が観ているのを時々横から観ていた、という感じです。でも、曲は長男が何度も音源をオーディオでかけているので、知っている曲がやたら多いですね。バックのミュージシャンは西脇辰弥(Band Master、Key、Chromatic Harmonica)、佐野康夫(Ds)、BOH(B)、外園一馬(G)と超一流をそろえていて、しかも前作よりは画面に映る確率が高くなっているのがうれしいところ。前回とはギタリストがチェンジしています。

声優の5人組の皆さんも、若いけどさすがプロ。ハモるところはきっちりとハモッて、けっこう上手いんだというところを見せつけてくれますね。そして声優さんだけあって、MCも見事にアニメの役になりきって演じているところあたり、やはりさすがです。まあ、本当ならいい年齢のおっさんが実際にライヴに足を運んで臨場感を味わうべきでしょうが、いい年齢すぎてそのつもりはないですし。でもそれなりにいい年齢の方も少なくはなかったようで。まあ、これは実際に観てみて下さいとしか言いようがないですけど、ライヴとしての完成度はけっこう高いです。これからまた時間のある時に観てみますが、十分楽しめるんじゃないかな(当社比)と思います。


2018/10/23

ウィーブ/Amu(編む)

Amuweave
月刊藤井郷子の10月号。今年に入って毎月CDを出すという宣言、とうとう10月まで来ちゃいましたね。この分なら12月までいけるのは確実だと思います。それにしてもすごいエネルギーです。今日のアルバムは、パーカッシヴ・ダンスというヴィジュアルが必要な演奏だったと思うので、たぶん初のCD(1-7曲目)+DVD(1-6曲目)という2枚組での発売になりました。ドイツからMizuki Wildenhahnさんをこのライヴのためだけに呼び寄せるのに費用はかかったと思いますが、税込み2,916円という良心的な値段で提供していただいてます。やはりこういう演奏はDVDで見て良かったですね。ダンスがはっきり分かるし、パーカッションもどこから音が出ているのかもクリアーです。


ウィーブ/Amu(編む)(Libra Records)
Weave/Amu(Libra Records) - Recorded July 1, 2018. [CD+DVD] Mizuki Wildenhahn(Percussive Dance), Natsuki Tamura(Tp, Per), Satoko Fujii(P), Takashi Itani(Per) - 1. Megosona 2. Nesimo 3. Ubega 4. Bittahando 5. Gorondari 6. Rimaketo 7. Hajori[CD only]

全曲4人のフリー・インプロヴィゼーションと思われる。パーカッシヴ・ダンスが入っているせいか、DVDの収録もあって、初のヴィジュアルも加えたアルバム。CDでもインプロヴィゼーションとして組み立てられていて、面白いけど、ダンスがあってその音があまり大きくなく、視覚的に観たい演奏なので、DVDで観ることをおススメしたいです。曲として面白いけど、常にステップを踏み続けているというわけでないので、DVDではダンサーメイン、CDでは音的なサウンドを楽しむなど、使い分けるといいかも。ドラムスに近いパーカッションと、トランペットのパーカッション持ち替えもあって、そこにピアノが絡んで、不思議なフリー・サウンドの世界に導かれます。フラメンコをメインに影響を受けた独創的なパフォーマンスがけっこう光ってます。(18年10月13日発売)

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