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2017/10/20

Dream/Toshiyuki Honda

Hondadream
ミロスラフ・ヴィトウスのサイド参加作過去盤聴き5日目にして一段落。実はこの後ウェザー・リポートが手付かずだったので、彼の初期参加作を含めて、17回かけてやる予定です。参加作という点では、このグループであと5枚続きます。今日のアルバム、チックはじめ3人が来日中に東京で録音されました。うまく日程が取れると、こういうアルバムが出て来るんですけど、本多俊之も3人に溶け合って、一体感のあるサウンドを出しているところが素晴らしいですね。タイミングにしてもこの録音も、まさに奇跡という感じもします。まあ、それにしても、このアルバムを聴いたのも20年近くぶりだったのですけれども。


Dream/Toshiyuki Honda(As, Ss)(Who Ring) - Recorded August 9 and 10, 1983. Chick Corea(P), Miroslav Vitous(B), Roy Haynes(Ds) - 1. Dream Comes True 2. Sophisticated Lady 3. Co-Motion 4. I Hear A Rhapsody 5. Alice In Wonderland 6. Ode To Siddharta

本多俊之作が1曲目、チック・コリア作が3、6曲目、他がはスタンダード。この強力なトリオをバックに(というよりは対等に)、本多のサックスは唄っています。ここではフリーっぽいインプロヴィゼーションでグループごと突進する演奏も3、6曲目などで堪能でき、これがこのチックのトリオの特色だと思います。本多も負けじと吹きまくり、かなりスリリングなクァルテットの演奏になっています。その反面、スタンダードでは聴きやすい曲も多いです。ややアップテンポのモーダル気味でジャストな感じが心地よい、本多渾身の1曲目、デューク・エリントン作の穏やかでメロディアスなバラードの2曲目、ややアップテンポの4ビートで元気なスタンダードの4曲目、メランコリックなワルツの曲でも、ベースのパッセージは優しくも速い5曲目。

2017/10/19

Live From The Country Club/Chick Corea The Trio

Chickthetrio
ミロスラフ・ヴィトウスの参加作過去盤聴き4日目。またチック・コリア関連のアルバムなんですけど、このトリオは、最初ECMで2枚組が出た時、けっこうよく聴きました。今日のアルバムが出たのは、’96年になってからで、こういうものもあります的なチックのシリーズだったので、今も入手が容易かどうかは分かりません。でも、この3人だと演奏がいいんですよね。ヴィトウスは学校で教えていた時期もあったとかで、経歴が長い割にはレコーディングがあまり多くはない人ですけど、演奏はやれば素晴らしいですね。ECMのアルバムでもいいので、機会があったらこのトリオ、聴いてみてもいいかもしれません。


Live From The Country Club/Chick Corea(P) The Trio(Stretch) - Recorded 1982. Roy Hayes(Ds), Miroslav Vitous(B) - 1. The Loop 2. Hackensack 3. So In Love 4. Piano Solo 5. Piano & Bass Duet 6. Dammit (Drum Solo) 7. Slippery When Wet 8. Waltse 9. On Green Dolphin Street

カリフォルニア州でのライヴ。’81年ECMの「トリオ・ミュージック」というのが同メンバーで録音されていますが、オリジナルでも人の曲でも、ここまで息の合ったこのメンバーでのすごいインプロヴィゼーションに当時は衝撃を受けました。インパクトとしては両者は同質。 曲は数曲重なっていますが、その時その時感じるものがあるかと。’84年にもECMからライヴが1枚録音されています。ちなみに他の人の作曲は2-3、9曲目のみで、他はチック・コリアないしメンバーの曲、インプロヴィゼーション。ミキシングはちょっと違うかもしれませんが、その素晴らしさは、Stretchレーベルから出ていても同じ。インプロヴィゼーションも4-6曲目にあり、そのスリリングさと、曲としてある曲の安定感のバランスがなかなか見事だと思います。

2017/10/18

Guardian Angels/John Scofield, etc.

Johnguardian
ミロスラフ・ヴィトウスのサイド参加作過去盤聴き3日目。当初、ヴィトウスをリーダーにして作ったアルバムをここに掲載していいのかという問題もありますが、CDジャケットの表題などを元に、事務的にやっていくしかないですね。実際、ギターが全曲に参加しているわけでもなく、どうしたもんだかと思ってましたけど、どこに置けばいいのかは後日再検討することにして、どんどん聴いていきます。ここではヴィトウスはエレキベースを使っていることが多いのですが、’70年代は彼はけっこうエレキベース、使ってましたので、全然不自然感はないです。内容とLP発売時のことを総合すると、やはりヴィトウスのアルバム、ないしは共同名義、というのが適当ではないかと思いますが。


Guardian Angels/John Scofield(G), etc.(Breaktime) - Recorded November 9-11, 1978. Miroslav Vitous(B), George Ohtsuka(Ds), Kenny Kirkland(P), Mabumi Yamaguchi(Ss) - 1-1. His Meaning 1-2. Rising 1-3. Resolution 2. Inner Peace 3. Guardian Angels 4. Off To Buffaro 5. Eating It Raw 6. Shinkansen

もともとミロスラフ・ヴィトウスのアルバム。CD発売当時ジョン・スコフィールドの名前を出した方が売れたからか。ヴィトウス作が1、3曲目、ジョン・スコ作が4-5曲目、ケニー・カークランド作が2、6曲目。フュージョン的なノリの曲が多いですが、ミロスラフ・ヴィトウスのエレクトリック・ベースも実はすごい。当時のクロスオーバー的でドラマチックな展開を見せる3楽章からなる、ある意味プログレ的とも言える1曲目、叙情的でメロディアス、淡い浮遊感があるバラードの2曲目、ベースの高域アルコも含めて、ベースの存在感を感じさせる割と静かな3曲目、シャッフルの8ビートで、ギターが前面に出ていて、ロック的で楽しい4曲目、ファンク的なビートでギターが活躍する5曲目、スピーディーなラテンビートが実は心地よい6曲目。

2017/10/17

Super Nova/Wayne Shorter

Waynesuper
ミロスラフ・ヴィトウスサイド参加作の過去盤聴き2日目。まだ’60年代の録音なんですよねえ。それでも自分がジャズというよりはクロスオーヴァーに目覚めたのが’75年のことだったので、その時からは、今から見ると時期的に非常に近いです。その時にはジャズではこういう動きがあったのかと。メンバーもスゴいですけど、演奏はやはりフリーか、それに近いものが多かった時代です。自分は好きなんだけど、やはり聴く人を選ぶサウンドの時代だったのかもしれませんね。チック・コリアのクレジットがドラムスとヴァイブラホンというのが解せませんけど、ここはクレジット通りに掲載しておきます。


Super Nova/Wayne Shorter(Ss)(Blue Note) - Recorded August 29 and September 2, 1969. John McLaughlin(G), Sonny Sharrock(G), Walter Booker(G on 3), Miroslav Vitous(B), Jack DeJohnette(Ds, African Thumb P), Chick Corea(Ds, Vib), Airto Moreira(Per), Maria Booker(Vo on 3) - 1. Super Nova 2. Swee-Pea 3. Dindi 4. Water Babies 5. Capricorn 6. More Than Human

3曲目のA.C.ジョビン作以外は、ウエイン・ショーター作曲。彼はソプラノ・サックスだけを演奏していて、ポリリズムやフリーの要素などを取り入れて独自な音楽を展開してます。そういう時代の流れだったのでしょう。チック・コリアのクレジット、合っているんだろうか。なかなかハマりますが、1曲目のタイトル曲はほぼフリーの域に足を突っ込んでいます。静かな流れの中で、フリー的な展開になっている2曲目、サンバかと思うと、鳥のような音、アフリカンな響きと共に、やはり自由な雰囲気もあり、中盤では原曲に近いようなヴォーカルも入る3曲目、マイルス・バンドでも有名な曲を、モーダルギリギリのところで表現する4曲目、やはりフリーをベースにしている5曲目、アフリカンでパーカッションが入り乱れてサックスが舞う6曲目。

2017/10/16

Now He Sings, Now He Sobs/Chick Corea

Chicknowhe
ミロスラフ・ヴィトウスのサイド参加作の過去盤聴き、という観点から、10枚残っているのでそれを聴いていきます(実際にはウェザー・リポートはそれ単独で後日書きたいので、5枚ですが)。と、そのしょっぱなから、超有名盤が出てきたではありませんか。普段は新譜を聴くことが中心なので、評価があまり定まってないCDを、「これはこういうアルバム」と書いていくので楽なのですが、既に評価の定まっているアルバムは、ツッコミが入りそうだし、下手なことは書けないし、と少々緊張してしまいます。でも結局マイペースで書いてしまいますけど。今日の時点で、ホームページの手直しするアルバム、残り700枚になりました。あまりあと何枚って書かない方がいいよとアドバイスもいただきましたが、残りの人生で全部直せるかどうかなので、勢いをつけるために、時々書いていこうと思います。


Now He Sings, Now He Sobs/Chick Corea(P)(Blue Note) - Recorded March 14, 19 and 27, 1968. Miroslav Vitous(B), Roy Haynes(Ds) - 1. Matrix 2. My One And Only Love 3. Now He Beats The Drum 4. Bossa 5. Now He Sings-Now He Sobs 6. Steps-What Was 7. Fragments 8. Windows 9. Pannonica 10. Samba Yantra 11. I Don't Know 12. The Law Of Falling And Catching Up 13. Gemini

ソリッドステート原盤の5曲(1、3、5、6、12曲目)に、ブルーノート盤で’76年に出た8曲を追加した2枚組LPのCD版。本当はオリジナル盤の5曲のみで聴いてみたい。2曲目がスタンダード、9曲目がセロニアス・モンクの曲で、他は全部チック・コリア作曲。当時を考えると、このようなジャストでカッチリした演奏は珍しかったのではないかと思います。しかもトリオの絡みやバランスも見事。1曲目でそのつかみはOKで、これだけでも、インパクトは十分。当初出た5曲を拾い聴きしても、やはり当時のジャズ界で、話題になっただけのことはあります。長いソロ・ピアノを経て、トリオになる3曲目も、やはりオリジナルながらインパクトはあります。6曲目前半のスピード感もいいですが、後半のスパニッシュな響きのサウンドもいい。

2017/10/15

Miroslav/Miroslav Vitous

Miroslavvitous
ミロスラフ・ヴィトウスのリーダー作はこれで一段落。この後はECM割合が高くなり、かなり以前にコメントの手直しをしてしまっています。またこのあたりのいわゆるフュージョン盤は、まだ数年前に国内盤CD化されたばかりです。今日のアルバムは、主にベースとドラムス、パーカッションが前面に出ているところが面白いです。ベースも通常のベースに多重録音で高域のアルコのメロディをかぶせて、ピアノとかシンセサイザーは、極端に前面に出ることもなく、そういう点で、ちょっと違った視点で聴けて面白いアルバムだなあ、と思いました。たまに聴くと新鮮だ、と思っても、そもそも過去盤聴きをやっているアルバムは、’98年以降は聴いていないものの方が多いのだから当然ですね。


Miroslav/Miroslav Vitous(B, P, Synth)(Freedom) - Recorded July 1977. Don Alias(Per), Armen Halburian(Per、Ds) - 1. Watching The Sunset Run 2. Bassamba 3. Tiger In The Rain 4. Concerto In E Minor 5. Pictures From Moravia 6. Sonata For A Dream

全曲ミロスラフ・ヴィトウスの作曲。ウェザー・リポート後のヴィトウスをとらえる格好のアルバム。多重録音による、ウェザー・リポートの影響も感じさせるサウンド。ベース自体も多重録音の個所があり、通常のベースと縦横無尽に駆け巡る彼ならではの高音アルコ・ソロ。これだけでも超絶技巧。パーカッションもいい感じです。ベースとリズムのトラックを先に録音していると思いますが、1曲目のテーマのあたり、やはり影響は隠せないですね。アップテンポのラテンリズムで、ベースのアルコが存在感を示す2曲目、静かでパーカッシヴなサウンドがミステリアスな3曲目、少しオリエンタルなテーマを持ち、ドラマチックな展開がある4曲目、哀愁漂う故郷の風景を彩る5曲目、シンセサイザーで穏やかに進んでいくバラードの6曲目。

2017/10/14

Infinite Search/Miroslav Vitous

Miroslavinfini
今度はミロスラフ・ヴィトウスのアルバムの過去盤聴きが12枚あるので、聴いていきます。そのうちリーダー作は今日を含めて2作。いずれにしても’60年代末でこんなリード・ベースのような、かなりテクニック的にも光っているベースを弾いていたのは革新的だったんではないでしょうか。年代を考えながら聴くと、やっぱりスゴいわあ、となってしまいます。また、当時は若手だったにしても、このメンバーが集まって演奏しているんだから、アルバム全体としてもすごくないわけがありません。当時のフリーとの境が流行りのサウンドだったとか、そういう面もよく分かるアルバム。久しぶりに聴いたけど、すごいという言葉しか出てきません。


Infinite Search/Miroslav Vitous(B)(Atlantic) - Recorded November 1969. Joe Henderson(Ts), John McLaughlin(G), Herbie Hancock(P), Jack DeJohnette(Ds on 1-5), Joe Chambers(Ds on 6-7) - 1. Freedom Jazz Dance 2. Mountain In The Clouds 3. When Face Gets Plae 4. Infinite Search 5. I Will Tell Him On You 6. Epilogue 7. Cerecha

邦題「限りなき探求」。1曲目以外はミロスラフ・ヴィトウス作曲。プロデュースはハービー・マン。当時はここまで自由自在にベースを操るミュージシャンはいなかったと思います。参加ミュージシャンも大物ばかりで要注目。エレキギターやエレキピアノとドラム、ベースはアコースティックな対比が面白く、当時を感じさせます。当時としては新しいサウンド。かなりトガッてはいるけれど、フリーには行きそうで行かない16ビート的な1曲目、細かいリズムで一気に進む2分弱の小品の2曲目、テーマ部その他で、リードベースになっている感じの3曲目、ミステリアスなバラードでタイトル曲の4曲目、アルバムの中ではけっこうフリー寄りな演奏の11分台の5曲目、割と穏やかでメロディアスなバラードの6曲目、フリーでの小品の7曲目。


(追記)この時期リーダー作で「Purple」(CBS/Sony)’70年も出ていると教えていただいたのですが、LPだけで未CD化のため、聴くことができません。残念。

2017/10/13

Komitas/Seven Songs/Lusine Grigoryan

2514
ECM New Seriesが1枚届いたので、聴いてみました。このアルバム、「Komitas/The Gurdjieff Ensemble/Levon Eskenian」(ECM 2451)と同じ月の録音なので、何か関係あるのかもしれませんね。大手通販でコミタスを見てみても、あまり種類が多くなくて、ECMで大きく取り上げているのは、やはり、また何かの発掘作業と同じで、ECMが作り上げていくという感じが大きくします。曲は商品が多いですけど、その神秘性とか、サウンドにはひかれるものを感じますし。ECMの中でどれだけ売り上げに貢献するのかは分かりませんけれど、こういう神秘的なピアノ曲も、なかなかいいものだなあ、と思った次第です。


Komitas/Seven Songs/Lusine Grigoryan(P)(ECM New Series 2514)(輸入盤) - Recorded February 2015. - 1-7. Seven Songs 8. Msho Shoror 9-15. Seven Dances 16-27. Pieces For Chirdren 28. Tognik

(17/10/11)コミタスは19-20世紀アルメニアの作曲家。8曲目のみ10分あるけれど、他の曲の中の時間は1分未満から長くても4分台と短いものが多く、合計で49分台。やはり神秘的な色合いのある、宗教的な(?)要素も垣間見える小品が連続しています。それは、静かで語り掛けるような曲が多いです。ジャケ表のタイトルは「Seven Songs」ですが、ジャケ裏は「Piano Compositions」と書かれています。裏の方が内容を語っている?

2017/10/12

The Rhythm Of The Saints/Paul Simon

Paulrhythm
ランディ・ブレッカーのサイド参加作過去盤聴きの10日目で一段落。最後はポール・サイモンのアルバムとなりました。ブレッカー兄弟関係は、ジャズ雑誌に掲載されていない、ロック、ポップス関係の出演が非常に多いのですが、そこまで追いきれないので、とりあえず自分の手持ちのCDからのピックアップです。パーカッションのリズムが最初から最後まで鳴り続け、44分台とはいえ、聴き通すのが大変。最初にリズムトラックを作ってからメロディの作曲、作詞などをこの時はしたようですね。やっぱり自分には「時の流れに」が一番好き。さて、残り手直し枚数があと706枚にまで少なくなりました。果たしてあと数年のうちに終わるかどうか...。


The Rhythm Of The Saints/Paul Simon(Vo, G)(Warner Bros) - Released 1990. Grupo Cultural Olodum(Ds), Kim Wilson(Harmonica), Michael Brecker(EWI, Sax), Steve Gadd(Ds), Nana Vasconcelos(Per), Bakithi Kumalo(B), Greg Phillinganes(Synth), Jude Bethel(Ts), Cherles Doherty(As), Clifton Anderson(Tb), Errol Ince(Tp), Clyde Mitchell(Tp), Georges Seba(G), Martin Atangana(G), Andre Manga(B), Alian Hatot(Sax), Phillipe Slominski(Tp), Jacques Bolognesi(Tb), Jimmu McDonald(Accordion), Vincent Nguini(G, B), Ringo Star(G), Rafael Rabello(G), Randy Brecker(Tp) Hugh Masakela(Flh), Ray Phiri(G), Armand Sabal-Lecco(B), Felix Sabal-Lecco(Ds), Milton Nasciment(Vo), etc. - 1. The Obvious Child 2. Can't Run But 3. The Coast 4. Proof 5. Further To Fly 6. She Moves On 7. Born At The Right Time 8. Spirit Voices 10. The Rhythm Of The Saints

作詞(一部のポルトガル語の詞を除く)と作曲、プロデュースは全曲ポール・サイモン。アフリカのリズム(ライナーによればブラジルと西アフリカのミックスらしいです)が前面に出てきて最初は非常に面食らいました。というのはポール・サイモンにはAOR路線でいってほしかったから。とはいうものの、慣れると非常に心地よいかもしれない。パーカッションがメインのリズムは中毒性があるようで、本格的なものを使っているので、これはこれでいいと思うようになりました。それらをバックに発せられるヴォーカルはいつものサイモン節だし。ただ、彼を本当に理解するには、原語で深く詞を掘っていかなければならないかなあ、とも思います。マイケル・ブレッカーは1、3、5-6、8-9曲目に、ランディ・ブレッカーは5-6曲目に参加。

2017/10/11

Some Other Time/A Tribute To Chet Baker

Chetsomeother
ランディ・ブレッカーのサイド参加作過去盤聴き9日目。ここではチェット・ベイカーのトリビュートアルバムという事で、主役じゃないかと思う人もいるでしょうが、吹いてない曲もあり、実質なリーダーはリッチー・バイラークなんです。彼のことも好きなので、こういう風なアルバムもいいんじゃないかなあ、と思いますけど、リアルなチェットファンは、ちょっと肩透かしをくうかもしれません。バイラークがリーダーとジャケに堂々とクレジットしてもよかったのでは。あとは、好きなジョン・スコフィールドが、1、9曲目にしか参加していなかったのも少々残念ですが、聴けただけでも良かったかな。演奏自体はメンバーがいいので、けっこう好みですし。


Some Other Time/A Tribute To Chet Baker(Triloka) - Recorded April 17-18, 1989. Richie Beirach(P), Michael Brecker(Ts), Randy Brecker(Tp, Flh), George Mraz(B), Adam Nussbaum(Ds), John Scofield(G) - 1. Broken Wing 2. Sunday Song 3. Alone Together 4. Young And Foolish 5. Leaving 6. In Your Own Sweet Way 7. Some Other Time 8. Inborn 9. Paradox 10. My Funny Valentine

チェット・ベイカーへのトリビュートアルバムで、リッチー・バイラークの曲が5曲(1-2、5、8-9曲目)あり、彼が全曲のアレンジもしていて、このアルバムの中心的存在です。 チェットの代わりをするのがランディ・ブレッカーですが吹いてない曲も。ジョン・スコフィールドやマイケル・ブレッカーの参加などもあり、それだけで楽しめる内容。これだけのメンバーがチェットにトリビュートしている、という点で、すでに聴きごたえがあります。ただし、バイラークの曲も多く、単なるトリビュートではなく、バイラークのリーダー作的なアルバムととらえられます。しかしそれらの曲も、割と静かで、トリビュート的というかレクイエム的というか、そういう要素も持っています。もちろん3曲目のようにアップテンポの4ビートで彼が吹いていそうな曲も。

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