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2019年5月の記事

2019/05/26

Mingus/Joni Mitchell

Jonimingus ジャコ・パストリアスの14日目。先にジョニ・ミッチェルを聴いてみたくなり、時系列な順番をまた変えてあります。「シャドウズ・アンド・ライト」のアルバムについては、だいぶ前にブログに掲載してあると思います。「ミンガス」が、私にとってジョニへの入り口だったような。その後、じゃこの参加アルバムを買い求めた、という感じですね。当時は何気なくこのアルバムを聴いてしまいましたが、ジョニとジャズとの交流という点では、どういう接点があったのか分からないけど、かなり素晴らしいことですね。惜しいのは、チャールズ・ミンガスがそのまま生きていれば、どういうアルバムになったのかなあ、ということを考えてしまいました。

 

Mingus/Joni Mitchell(Vo, G)(Asylum) - Released 1979. Jaco Pastorius(B), Wayne Shorter(Ss), Herbie Hancock(P), Peter Erskine(Ds), Don Alias(Per), Emil Richards(Per), etc. - 1. Happy Birthday 1975(Rap) 2. God Must Be A Boogie Man 3. Funeral(Rap) 4. A Chair In The Sky 5. The Wolf That Lives In Lindsey 6. I's A Muggin'(Rap) 7. Sweet Sucker Dance 8. Coin In The Pocket(Rap) 9. The Dry Cleaner From Des Moines 10. Lucky(Rap) 11. Goodbye Pork Pie Hat

ジョニ・ミッチェル(詞)とチャールズ・ミンガスの合作(チャールズ・ミンガスの作曲4曲(4、7、9、11曲目))が、奇しくもミンガスの追悼アルバムになってしまったとのこと。Rapと書いてあるのが、ミンガス関連の生録音というか、環境録音。ジョニとしては珍しいアルバムの作り方かも。ジャズ方面からかなりスゴいメンバーが集まっています。演奏はちょっと地味かなとも思えますが、追悼になってしまったら、このぐらいがちょうどいいんじゃないかと。ここでのジャコ度は抜群で、静かな曲でも個性的なフレーズは圧倒的な存在感で、歌とイメージが合っている素晴らしいアルバム。 それ以外にも素晴らしいメンバーなんですけれどもね。11曲目はよく他でも聴かれるようになった有名な曲。7曲目は4ビートも出てきてジャズっぽい。

2019/05/25

LIVE/チック・コリア・アコースティック・バンド

Chickliveak 新譜が到着しているので、順番を変えて。チック・コリアのアコースティック・バンド、かれこれ20年ぶりのライヴだったんだそうです。その記録なんですけど、2時間以上にわたる演奏時間も、その内容も素晴らしい。やはりこのメンバーなだけなことはあるな、と思いました。聴く人によっては、このトリオのカチッとしているところで興味が分かれるかもしれないなあ、と思いつつ、リアルタイムで彼のエレクトリック・バンドとアコースティック・バンドの世代だったので、やはり個人的には出てくれて万々歳の音源ではあります。13曲目で、ゲイル・モラン・コリアのヴォーカルがありますが、かなりややこしそうなメロディで、これを歌えるのもすごいことかも。

 

LIVE/チック・コリア(P)・アコースティック・バンド(Stretch)
Live/Chick Corea(P) Akoustic Band(STretch) - Recorded January 13, 2018. John Patitucci(B), Dave Weckl(Ds), Gale Moran Corea(Vo on 13) - 1. Morning Sprite 2. Japanese Waltz 3. That Old Feeling 4. In A Sentimental Mood 5. Rumba Flamenco 6. Summer Night 7. Humpty Dumpty(Set 1) 8. On Green Dolphin Street 9. Eternal CHild 10. You And The Night And The Music 11. Monk's Mood 12. Humpty Dumpty (Set 2) 13. You're Everything

ライヴでCD2枚組。68分+66分と長尺。チック・コリア作は1-2、5、7、9、12-13曲目で、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。このメンバーでは20年ぶりのアルバムということで、やはりこのトリオは素晴らしい演奏をするなあと、改めて実感。チックのカチッとした知的なピアノが好みの上に、オリジナルでもスタンダードでも安定したトリオの演奏。2曲目は意外にも日本的ではないけれど、このトリオらしくて面白い。5曲目の複雑なアレンジについていけるのは、やはり彼らだからかと。オリジナルとスタンダードのバランスも良くて、過去の再演曲も多くて長尺なライヴになってるけれども、聴いていて時間の過ぎるのがあっという間です。それぞれが別々に歩んできた20年間を上乗せした、素晴らしい演奏を聴けます。(19年5月22日発売)

2019/05/24

Don Juan's Reckless Daughter/Joni Mitchell

Jonidunjuans ジャコ・パストリアスの13日目。この時期、ジョニ・ミッチェルのアルバムの参加が続いてますが、イメージ的にジャコの参加しているイメージが個人的には支配的で、素直なジョニ・ミッチェルのファンではなかったので、彼の参加しているアルバムしか持っていませんです。なので、アルバム自体をちゃんと評価しているかどうかも疑問のところがあります。ジャコで買ってましたから。話は変わるけど、カサンドラ・ウィルソンがジョニの影響をかなり受けているというのは有名ですけど、自分はあまりそういう感じを持ったことはなく、むしろベティ・カーターばりの堂々としたジャズの歌唱の方の印象が強いことも付け加えておきます。

 

Don Juan's Reckless Daughter/Joni Mitchell(Vo, G)(Asylum) - Released 1977. Jaco Pastorius(B, Per on 1-4, 6, 8-9, Per on 7), John Guerin(Ds on 1, 3-5, 9), Don Alias(Per, Vo on 3, 6), Wayne Shorter(Ss on 3-4), Larry Carlton(G on 5), Michel Colombier(P on 5), Manolo Badrena(Per, Vo on 6, 8), Alejandro Acuna(Per, Vo on 6-8), Airto(Per on 6-8), Chaka Khan(Vo on 6-7), Michael Gibbs(Orch on 4, 9), El Baryd(The Split Tongue on 8), J.D. Sauther(Vo on 9), Glenn Frey(Vo on 9). - 1. Overture 2. Talk To Me 3. Jericho 4. Paprika Plains 5. Otis And Marlena 6. The Tenth World 7. Dreamland 8. Don Juan's Reckless Daughter 9. Off Night Backstreet 10. The Silky Veils Of Ardor

邦題「ドンファンのじゃじゃ馬娘」。LP時代は2枚組だったとのこと。ジャコ・パストリアスは1-4、6-9曲目に参加。ただしパーカッションとしての参加の曲もあり。ベースラインを弾きながら同時に高音部を弾いたり、ハーモニクスを使ったり、ベースが目立っていて、しかもジョニ・ミッチェルの曲にフィットしているので聴いておいて損はないアルバム。ジャコ度はかなり高い。そして、前作「逃避行」に比べて参加しているメンバーも多くなって、オーケストラ入りの曲も2曲あり、豪華さが増しています。曲によって、参加しているコーラスのメンバーも有名なヴォーカリストが多い。それでも、全体のサウンドを支配しているのは、ここではジャコとも言えます。4曲目が16分台の大作、そして6-7曲目はパーカッション大会でゴキゲン。

2019/05/23

Live At The Berlin Jazz Days/Trilogue

Alberttrilogue ジャコ・パストリアスの12日目。今回はトライローグという、この時期にしては異色のトリオでのベルリンでのライヴ。けっこうマニアックなトロンボーンのトリオです。我が家ではジャコのCD棚に並んでいて、リーダーと思われるアルバート・マンゲルスドルフについてはほとんどライナーに書いてあること以上の知識はないです。日本で’93年にCDが再発されたのもジャコがいたからこそ、というイメージを持ってますけど、実際はトリオの中で3人目に選ばれたメンバーのようですね。ただ、これか功を奏してか、目立つ内容のアルバムになったんでしょうね。フリーになりそうでなっている部分もあるし、曲ごとに変化に富んでいます。

 

Live At The Berlin Jazz Days/Trilogue(MPS) - Recorded November 6, 1976. Albert Mangelsdorff(Tb), Jaco Pastorius(B), Alphonse Mouzon(Ds) - 1. Trilogue 2. Zores Mores 3. Foreign Fun 4. Accidental Meeting 5. Ant Steps On An Elephant's Toe

ライヴの演奏。全曲アルバート・マンゲルスドルフ作ですが、テーマを除くとインプロヴィゼーションだそうです。かなり自由な印象を持ちますけど、フリーにも走りすぎず、微妙なバランスの緊張感。ジャコ・パストリアスのベースも、テクニックを見せつけてくれます。静かなやり取りも目立ち、その中でのトリオの繊細さがいい。ジャコのベースは5曲ともにアプローチを変えています。時に4ビート(2曲目)になったりして、そこでのノリもけっこういい感じ。3曲目は4ビートになりきりそうでならなそうで。各楽器のソロにも時々焦点が当たってます。全体的にもっとマニアックかなと思っていましたが。マニアックな方面のこの時期のジャコの一面を聴けます。ただこのアルバムが割と有名なのも、ジャコの参加があったからこそという気も。

2019/05/22

Hejira/Joni Mitchell

Jonihejira 久しぶりにジャコ・パストリアスの11日目。参加作をちょっと時代を戻ってから。’76年のこのジョニ・ミッチェルのアルバム、なぜか持ってました。この時期自分の興味はポール・サイモンのような感じの、歌詞が分からなかったけど曲で聴いていた時期で、ジョニのアルバムはおそらくジャコの参加作ということで買ったのだと思います。参加作は確か4種ありますが、その最初のアルバム。久しぶりに聴き直すと、思ったよりシンプルで、最少の人数での録音になってますね。どの曲にもドラムスやベースが入っているわけではない。そして、当時フュージョンを聴いてなかった人には、ジャコのここでのフレーズはあまりにも革新的で、どう映ったのか気になるところではあります。

 

Hejira/Joni Mitchell(Vo, G)(Elektra) - Released 1976. Jaco Pastorius(B on 1, 5, 7, 9), Larry Carlton(G on 1-2, 4, 7-8), Bobby Hall(Per on 1, 4-5), Victor Feldman(Vib on 2), John Guerin(Ds on 3, 6, 8-9), Max Bennet(B on 3, 6), Neil Young(Harmonica on 3), Abe Most(Cl on 5), Chuck Domanico(B on 8), Chuck Findley(Horn on 9), Tom Scott(Horn on 9) - 1. Coyote 2. Amelia 3. Furry Sings The Blues 4. A Strenge Boy 5. Hejira 6. Song For Sharon 7. Black Crow 8. Blue Motel Room 9. Refuge Of The Roads

邦題「逃避行」。ジャコ・パストリアスは1、5、7、9曲目に参加。参加曲のところはそこだけ別世界のようになってしまいますが、ハーモニックス奏法の部分があったり、フレーズも個性的で、なかなか渋い世界が広がります。あまり歌詞などは気にしない方なのでフィーリングで聴いていますが、ギターのラリー・カールトンにしても、必然性のあるところでの参加、という感じ。全体的に少ない人数で、特にドラムスやベースの入っている曲も多くなく、シンプルに歌っていますけど、それでもこの時期のジョニ・ミッチェルのフォークの世界が広がっています。この時期ある意味ジャズ系のミュージシャンがポップス系のアルバムで出演が多いので、こういう顔ぶれになったのか。あえてシンプルにアルバムを作り上げているのがいい。

2019/05/21

Trion/Johnathan Blake

Johnathantrion 手持ちの新譜も最後となりました。と言ってもまた数日すると入ってくるものもあると思いますけど。今日のアルバム、CD2枚組で、やっぱりクリス・ポッターの参加(しかもサックス・トリオ)で買ったかなあ、と思います。最近は配信でしか出てないものや、特定の流通経路でないと入手できないものが増えているので、しかも価格的にあまり高いものは買わないようにしているので、けっこうそれが制限加わっているのですが、今回はCD2枚組にしてhリーズナブル。まあ、ライヴ録音なんですけれども。長時間のライヴで、これだけ聞けばお腹いっぱいになってしまうんですけど、それでも、クリス・ポッター追っかけ(全部ではないですけど)の身には、巡り合って良かったアルバム(サックス・トリオだしね)。

 

Trion/Johnathan Blake(Ds)(Giant Step Arts)(輸入盤) - Recorded January 21 and 22, 2018. Chris Potter(Ts), Linda May Han Oh(B) - 1. Calodendrum 2. Synchronicity 3. Trope (Linda Intro) 4. Trope 5. On For Honor 6. High School Daze 7. No Bebop Daddy 8. Bedrum 9. Good Hope 10. Eagle 11. Relaxing At The Camarillo 12. Blue Heart 13. West Berkley St.

(19/05/20)CD2枚組ライヴ。61分台+51分台。スティング作の2曲目、チャールズ・ファンブロー作の5曲目、チャーリー・パーカー作の11曲目、ジョナサン・ブレイク作は1、6-8、13(?)曲目、お子さんの作が12曲目、クリス・ポッター作が9-10曲目、リンダ・オー作が3-4曲目。CD2枚を使って、それぞれのソロも含めて、かなり自由な音作りになっています。ここでは、サックス・トリオでのポッターの参加が目をひきます。音使いの部分などは、ややマニアックかなとも思いますけど、ここまで3人とも奔放に演奏されると、心地よいものがあります。他のメンバーではここまで行かなかったかもしれなし。それでいて、フリーに流れているわけでもないですし。さすが辣腕のトリオです。これだけの分量だとお腹いっぱいに。

2019/05/20

Soul Of The Bass/John Patitucci

Johnsoulof 次の新譜も届きそうな気配はあるけど、まず手持ちの新譜を聴いてしまいたいです。今日のアルバムはジョン・パティトゥッチの新作。少し前にECMで、ラリー・グレナディアの新作がアコースティック・ベース1本での新作だったので、それに影響を受けたのか偶然なのか分かりませんけど、こちらもベース・ソロが多めのアルバム。もっともパティトゥッチはウッドとエレキ(しかも6弦ベース)の両刀使いだし、構成の関係もあってか何曲かにゲストを呼んでより多彩にアルバムを構成していますけど。それでもアコースティック・ベースのソロの主体のアルバムだと、聴く人を選ぶ雰囲気はあるかなあ、とは思います。個人的には好きなんですけどね。

 

Soul Of The Bass/John Patitucci(B)(Three Faces Records)(輸入盤) - Released 2019. Nate Smith(Ds on 4, 9), Greisun(Vo on 11), Isabella Patitucci(Vo on 11), Sachi Patitucci(Cello on 13) - 1. Soul Of The Bass 2. Seeds Of Change 3. Morning Train 4. The Call 5. Mystery Of The Soul 6. Morocco 7. Elvin 8. Earth Tones 9. Seeds Of Change Reprise 10. Allemande In D Minor 11. Sarab 12. Trust 13. Truth

 

(19/05/19)収録時間は37分ほど。3曲目がスピリチュアル、10曲目がJ.S.バッハ作曲(エレベ使用の曲)で、11曲目が共作、残りはジョン・パティトゥッチの作曲ないしはインプロヴィゼーション。ベースの多重録音もありますが、基本的にはベース(アコースティックとエレクトリック両方を使っています)だけで演奏している曲が多いです。印象としては地味な感じも少しありますが、それでもやっぱりベースとしては名前が知れたミュージシャンなので、一気に聴いた時のバランスがいいというか。ベースの音もいいですし。ドラムスも2曲加わってますし(その曲はなかなかリズミカルで興味深い)、11曲目はヴォーカル曲、13曲目はチェロの多重録音も。ただ、ベース・ソロが主体(ウッドが多めかな)ということで聴く人を選ぶかも。

2019/05/19

Day After Day/Ben Monder

Bendayafter 今日もSunnysideからの新譜の紹介です。ベン・モンダーが2枚組でどんなアルバムを出すのかなと思ったら、CD1枚目がギター・ソロ、CD2枚目が主にトリオでのアルバムでした。彼は過去にECMからもアルバムを出していますが、雰囲気的にはそこに持って行ってもあまり違和感なく聴ける感じのアルバム。トリオでジャズを期待している人もいるかと思いますけど、ビル・フリゼールに近いアメリカーナ路線とでもいうのか、そういうのどかな光景が広がっている曲が多いです。そういう意味である種、好き嫌いが出てくることはあるかもしれません。私はこういう曲が好きなので、買って正解だったとは思っています。

 

Day After Day/Ben Monder(G)(Sunnyside)(輸入盤) - Recorded April 17, October 1 and 2, 2018. Matt Brewer(B on [CD2] 1-2. 4-7). Ted Poor(Ds on [DC2] 1-7) - [CD1] 1.Dreamsville 2. Emily 3. O Sacrum Convivium 4. My One And Only Love 5. The Windows Of The World 6. Never Let Me Go 7. The Midnight Sun Will Never Set [CD2] 1. Galveston 2. Dust 3. Long, Long, Long 4. The Guitar Man 5. Goldfinger 6. Only Yesterday 7. Kust Like A Woman 8. Day After Day

(19/05/18)CD2枚組。スタンダード、映画音楽、ロック、ポップス集。CD1がギターでのソロの演奏、CD2が主にトリオでの演奏。CD1の方は静かな世界だけど、綾織り系とでもいうのか、メロディとそれを支えるフレーズが複雑に入り組んでいて、それでいて落ち着いている、けっこうテクニックを要するような雰囲気の漂う演奏。CD2枚目の主にトリオでの演奏は、ベースとドラムスが、いわばビル・フリゼールのアメリカーナ路線に近いようなサウンドで、ポップスのバッキングかと間違えるほどのサウンドになっています。ギターの表現はここでも多彩ですけど、やはりアメリカーナ路線に近いのかなという印象を持ちます。CD2の8曲目のタイトル曲は包み込むエフェクターをギンギンに聴かせたソロの曲で、これはこれでありかと。

2019/05/18

Etoilee/Joe Martin

Joeetoilee 何とか新譜は早めに聴いていきたいと思ってます。ワクワクしますしね。あとは自分の予定との兼ね合い。今日はジョー・マーティンの新譜なんですけど、これも3月10日に発売と、ちょっと前になってしまいました。サウンドとしてはサックスのマーク・ターナーが加わると、こういう浮遊感のあるサウンドにはなりやすいんですけど、ここでは4人が絶妙なバランスでやり取りしていて、ある意味取っつきづらい面があるかもしれないなあ、とは思うんですけど、個人的にはこういうサウンド、好きだなあ。逆に言うとこういう凄腕のメンバーでないとできない、というサウンドにもなっていますし。

 

Etoilee/Joe Martin(B)(Sunnyside)(輸入盤) - Recorded February 22 and May 30, 2018. Mark Turner(Ts, Ss), Kevin Hays(P, Key), Nasheet Waits(Ds) - 1. A World Beyond 2. Malida 3. Prospecting 4. Two Birds 5. Safe 6. Long Winter 7. Etoile 8. 5x3

(19/05/18)全曲ジョー・マーティンの作曲。メンバーもそうそうたる顔ぶれだし、やはり都会的な今のジャズがつまっているサウンド。1曲目はフェンダーのローズが入っていて、しかも、サックスが少し思索的なメロディを吹くので、危ういところに乗っかっているファンクビートがまたカッコよい。逆に言えば、4ビートではないし、それでガチッとした感じが薄いのだけど、そのあたりのバランスはもう絶妙なんじゃないかなあと思います。そのままガンガン攻める2曲目が方向性を示しているのかなと。モーダルかつ割と今のジャズの中心部に近いのにちょっと取っつきづらい印象もあるのだけど、そこは聴く人の好き好きかも。4、6曲目のある意味醒めたバラードもなかなか。5曲目は少し4ビートも混じるか。サウンド感覚はある種独特。

2019/05/15

ココログをはじめとするブログの行方

3月19日にココログの大リニューアルを実施して、不具合を併発してもうすぐ2か月になろうとしています。最初の頃よりはましになったかな、という感じではあるけれども、個人的にはまだまだ満足できる水準には達してません。個別の復旧のお知らせも4月25日で止まったままだし、いつになったらエクスポート機能を復活させてくれるのか。5月中には、となっているけど、期限の保証は出来なさそうですね。エクスポート機能がないと、他社への移行もこれだけ分量があるとできないですね。時代の流れとはいえ、トラックバック機能も無くなってしまったし、そのせいかブログ友達とのコメントのやり取りも激減してしまいました。

ここへきて、BIGLOBEのウェブリブログも6月に大規模リニューアルの予定らしいです。うまくいくといいんですけどね。確かにリニューアルをしなければ、システムがどんどん古くなって維持が難しくなり、はてなダイアリーのように廃止になるし、それ以前に政策として、Yahooブログのように今年で終わりのところもあるようです。そちらも本来だったら他のブログへの移行ツールが5月上旬に出来ている頃なのに、遅れていてメドが立ってませんね。

今、ちょっと繁忙期もあってブログの更新が途切れがちですが、寝る間も惜しむほどに忙しいわけでもないですけど、疲れてしまい、音楽を聴いてアップするということがペースがつかめない状態です。昔神経内科の医師のネット上のお知り合いがいたのですが、音楽を聴いてそれを文章化する作業は、けっこう脳を使うということを聞いたことがあります。その上にブログのリニューアル後には、書いた文章や写真の体裁を整えるという作業が加わってしまったので、モチベーションは下がる一方。リニューアル以前の過去記事、私はよく手を加えていたのですが、やろうとするとタグが勝手に入り込んで配列が崩れてしまって手を付けられない状況ですし。何とか現状を打開したいけど、それもブログの環境次第です。聴いた音楽を書き留めておくのは、ずっと習慣になっているので、やめたくはないのですが、まずは不具合が何とかならないかなあ、と思います。

ブログ自体が転換期に来ているのかなあ、と漠然とですが考えてしまいます。

 

(追記16日)5月28日の夜中に、ココログがまた大規模メンテナンスをやるそうです。今までの解決も全部してないのに、またやって大丈夫なのかな、というのが正直なところ。

2019/05/14

Reto Bieri And Meta4/Quasi Morendo/Johannes Brahms/Gerard Pesson/Salvatore Sciarrino

2557 今日はECM New Series。現代音楽でクラシックを挟み込む手法はECMお得意のパターンですが、最後の6曲目はブラームスの曲を再構成した曲とのことで、1曲目は難解度が満載だったですが、6曲目はそんなでもなかったのはそういうところにありそうですね。日本ではこういう組み合わせ、あまり受けないのではないかなあ、とも思うのですけど、欧米ではけっこう受けているのか、こういうパターン、かなり多いです。まあ、普段接することの少ない現代音楽を聴く機会もこういう時にあるので、まあ、聴いてみては、という感想です。気分的には難解な現代ジャズを聴くのとあまり変わりはないです。ただ、作曲者とか背景とかをもう少し掘り下げてみたいとは思いますが。

 

Reto Bieri(Cl) And Meta4/Quasi Morendo/Johannes Brahms/Gerard Pesson/Salvatore Sciarrino(ECM New Series 2557)(輸入盤) - Recorded November 2016. Meta4: Antti Tikkanen(Vln), Minna Pensola(Vln), Atte Kilpelainen(Viola), Tomas Djupsjobacka(Cello) - Salvatore Sciarrino: 1. Let Me Die Before I Wake Johannes Brahms: 2-5. Quintet In B Minor Op.115 Gerard Pesson: 6. Nebenstuck

(19/05/13)このアルバムはクラリネットと弦楽四重奏のためのクラシック/現代音楽を演奏しています。ヨハネス・ブラームスは19世紀ドイツの作曲家で、Salvatore Sciarrinoはイタリア生まれの、Gerard Pessonはフランス生まれの現代音楽家。難解な現代音楽を10分ほどずつ前後に配置し、安定したクラシックを挟む手法は、ECMお得意のパターン。1曲目はさすがに難解ではありますが、中ほどの40分ほどのブラームスでホッと。

2019/05/13

White Night/Stephan Micus

2639 また新譜が届いたので、新譜を先に聴いていきます。まずはECM(New Seriesを含む)が2枚あるので先に。このステファン・ミクス、便宜上ジャズにしているけど、インプロヴィゼーションとしてのジャズは全然なく、無国籍的なワールドミュージックという趣の曲ばかりになっています。そういうのもジャンル分けしづらいですよね。ただ、欧米では人気があるのか、長年にわたりアルバムが出て、通販の情報ではECM23作目だとか。こういうアルバムは、日本ではあまり聴かれてないのかな、という気もしますけど、もっと聴かれてもいいと思います。同じようなアルバムでいて、それぞれ微妙に違っているのも、面白いことは面白いですし。

 

White Night/Stephan Micus(All Instruments, Voices)(ECM 2639)(輸入盤) - Recorded 2016 - 2018. 1. The Eastern Gate 2. The Bridge 3. The River 4. Fireflies 5. The Moon 6. The Poet 7. All The Way 8. Black Hill 9. The Forest 10. The Western Gate

(19/05/12)全曲ステファン・ミクスの作曲で、多重録音により、全楽器とヴォイスもひとりで演奏しています。ECM23作目とのこと。タイトルからは「白夜」と訳せますが、北欧のそれではなくて、もっと無国籍的な、中東、アジア、アフリカを混ぜたような不思議な世界を映しだしてくれます。どの曲も、西欧以外の世界の哀愁を演奏している感じで、その奥はけっこう深そう。そこから出て来る音楽はジャズとは言えないにしても、根源的なものから出て来る歌のインプロヴィゼーションのようなものを感じます。どのアルバムも似ていると言えば似ているんだけど、使用楽器などにより、微妙にその世界を変えて見せてくれます。曲目から想像するに、当方に向かって、最後は西方に向かう、というような気持で聴くといいのかもしれません。

2019/05/12

Heavy'n Jazz/Jaco Pastorius

Jacoheavyn ジャコ・パストリアスの10日目。私の手持ちのアルバムでは、これが最晩年期の演奏になります。個々の演奏を聴いていると、これぞジャコ、というようなフレーズはあちこちにあります。ただ、意味不明の曲中のフェードアウトがあったり、冗長な場面があったりしてます。彼はこの時期ライヴでは同じ曲を何回も演奏することが多い、ということも特徴かもしれません。個人的には興味深く聴けましたが、内容的には、まあ、ブート的というか、やはりジャコに興味を持っている人向け、ということになるのではないかなあ、と思います。ただ、今回彼の後期をまとめて聴き返してみて、そんなに痛々しいほどには悪くなかったなあ、と思ってはいます。

 

Heavy'n Jazz/Jaco Pastorius(B)(Jazzpoint) - Recorded December 1986. Bireli Lagrene(G), Serge Bringolf(Ds) - 1. Broadway Blues 2. Bluma/Smoke On The Water 3. The Medley/Purple Haze/The Third Stone From The Sun/Teen Town 4. Star Spangled Banner 5. Reza 6. Honestly 7. Invitation

亡くなる9ヶ月前の録音で、イタリアでのライヴ。ジャコ・パストリアス作が3曲目最後、5曲目、6曲目で、7曲目も彼おなじみの曲。ビレリ・ラグレーン作が2曲目前半で、オーネット・コールマン作が1曲目、ジミ・ヘンドリックス作も3曲目前・中盤、4曲目に、ディープ・パープル作も2曲目後半にあります。「ライヴ・イン・イタリア」と比べて、速弾きは相変わらずですが、ソロなどフレーズがちょっと心に迫ってくるものが多くないような気がする。おなじみの曲ばかり演奏しているのも原因。派手なエフェクターの登場する場面も。個々のフレーズにはかなり素晴らしいものがあるのだけれど、ジャコの状態と、アンサンブルでの妙が少ないのが原因か。それでも彼にしかできないフレーズは多いのだけど。ライヴでフェードアウトの場面も。

2019/05/11

Jazz Street/Jaco Pastorius

Jacojazzst ジャコ・パストリアスの9日目。今日のアルバム、日本のタイトルではジャコのリーダー作のように書いてありますが、実際はジャケット写真を見るとブライアン・メルヴィンのリーダー作のようですね。日本だとジャコの名前付ければ売れるから。ただ、このアルバムも特に前半はジャコの調子が、20年以上前に聴いていたイメージとは違って、けっこういいです。後半の曲によっては(例えば7曲目)参加しているんだかいないんだか分からない曲もありますが、メルヴィンのリーダー作であれば、それも納得ですね。今世紀に入ってからは積極的にはジャコを追いかけることをしなくなりましたが、その後もいろいろ未発表作が出ているようですね。

 

Jazz Street/Jaco Pastorius(B except 4)(Timeless) - Recorded October 1 - November 1, 1986. Brian Melvin(Ds, Per), Rick Smith(Sax, Ds Prog), Jon Davis(P, Synth), Poul Mousavi(G), Bill Keaney(Per, Synth on 7), Keith Jones(B on 4) - 1. No Slack 2. Jazz Street 3. Miles Mode 4. May Day 5. Wedding Waltz 6. Out Of The Night 7. Drums Of Yadzarah

ジャコ・パストリアスのリーダー作のように書かれているけど、ジャケットを見ると実際はブライアン・メルヴィンがリーダーではなかったか。1-2、4曲目がメルヴィン作ないし共作、5曲目がジョン・デイヴィス作、7曲目がビル・キーニー作、3曲目はジョン・コルトレーン作、6曲目がジョー・ヘンダーソン作、タイトル通り、ジャズも混ざっています。ただ3曲目はフュージョン風になっています。先入観念にとらわれないで聴けば、ある程度のレベルのハードフュージョンのアルバムとしてとらえていいのかも。ベースも例えば何曲かはジャコの存在感がかなりあるノリですし。こういう音楽を本当はこれからやりたかったんではないだろうか、という気もします。特に1曲目はベースがスゴい。なぜか5-6曲目はジャズの演奏になっています。

2019/05/10

Honestly/Jaco Pastorius

Jacohonest ジャコ・パストリアスの8日目。今日は彼の晩年のエレキ・ベースのソロのライヴです。以前(20年以上前)に聴いた時は、痛々しい、という表現で書いてましたが、今聴くと、この当時の演奏としてはかなり安定している演奏になってます。と言うよりは、相当調子が良かったのかなあと。問題はエレキ・ベースのソロだけの65分に及ぶアルバムを聴き通せるかどうか、というところ。結局は彼のファンが聴くための音源なのかなあ、という気がしています。ただ、インプロヴィゼーションが主体のため、あっちへ行ったりこっちへ来たり、少し冗長だったりしていますけど。そういうところを気にしなければ、貴重な音源なことは確かです。

 

Honestly/Jaco Pastorius(B)(Jazzpoint) - Recorded March 1986. - Part 1-10

ソロ(ディレイというかテープ・マシーンを使ったりする場面もあります)でのファンク的なインプロヴィゼーション主体の演奏。その合間におなじみの曲やフレーズが時に出てきます。ジャコ・パストリアスの演奏を知る上では欠かせないアルバムかもしれないですが、アルバムとして評価をすることとなると、テクニックの解析などが目的で聴かなければ、ちょっと65分のソロは普通に聴いて退屈かも。原曲もやや錯綜していて。この当時にしては調子がだいぶ良さそうなことはそのフレーズによどみが少ないことから分かりますが、最盛期の演奏を知っていると、少し差が出て来るかなあと思います。個人的には私、エレキ・ベースを弾くので割と興味深い演奏でしたが、普通のジャズ・ファンが全編聴き通すとなると、少しつらいかも。

2019/05/09

Live In Itary/Jaco Pastorius

Jacoliveitaly ジャコ・パストリアスの7日目。いちおう今日からまたリーダー作に移りましたが、後期の時期は彼のリーダー作なのか共演・参加作なのか判別しがたいこともあり、これもそのひとつです。ただ、ここでの演奏は’86年としてはかなり出来のいいもので、不安な要素が全然ありません。病気のせいなのか、どうか、この時期の出来不出来はかなり顕著なので、こういうライヴ演奏が残っていたのは奇跡かもしれません。CDの発売年は’92年でJIMCOより、となってますけど、同じ音源をよそから現在出しているのかどうか。そこまで調べきれてはいませんけど、聴く機会があったら、一度耳にしてみるのもいいかと思います。

 

Live In Itary/Jaco Pastorius(B)(Jazzpoint) - Recorded March 1986. Bireli Lagrene(G), Thomas Borocz(Ds) - 1. Improvisation No. 1/Teen Town 2. I Shot The Scheriff 3. Continuum 4. Fannie Mae 5. Black Market 6. Satin Dall

トリオのイタリアでのライヴ。ジャコ・パストリアス作が1曲目後半、3曲目、ビレリ・ラグレーン作が1曲目前半、ボブ・マーリー作が2曲目、ジョー・ザヴィヌル作が5曲目など、この時期おなじみの曲が多め。ここでのジャコはけっこう調子がいいので聴く価値ありですが、それ以上にビレリ・ラグレーンのギターも素晴らしい。若いのでここではロック系の音で、ハードロックのフレーズなども出てきますが、半端ではないテクニックとフレーズ。曲目もいいし、晩年では珍しい。 1曲目からジャコの存在感のあるベースが聴けるし、この時期としてはけっこう安定しているライヴです。レゲエの2曲目もベース・ソロも冴えているし、懐かしのウェザー・リポート時代の5曲目も聴けるしで、この時期では1番の出来の音源ではないかと思います。

2019/05/08

Gary/Marc Copland

Marcgary 新譜が届いているので順番を変えて。マーク・コープランドのこのアルバム、ノーチェックでした。Amazonでしかもマーケットプレイスの海外発送しかなくて、値段も高かったのですが、やっぱりほしいので思い切って注文、届くまで連休中の郵便配達をしない日も多かった(確か4月27日と5月2日だけ配達有りだった)ので、7日に届いたばかり。内容が内容なので、すぐに聴いてしまいました。こっち方面を好きな方は好きだろうなあ、というサウンドです。ECMにも通じるような、ゆったりした曲が多くて、静かな場面も多いです。ある意味ゲイリー・ピーコックの曲集というのもあまり他ではないので、聴いて正解のアルバムにはなりました。

(追記)今見ると、澤野工房から昨年12月に発売されてますね。そして輸入盤も今日だと割と安いのがあるし。まあ、いいか。

 

Gary/Marc Copland(P)(Illusion)(輸入盤) - Recorded April 12 and 13, 2018. - 1. Voice From The Past 2. Gary 3. Gaia 4. Empty Carousel 5. Moor 6. Random Mist 7. Requiem 8. Vignette

(19/05/07)2曲目のみアーネット・ピーコック作、他は全曲ゲイリー・ピーコック作のソロ・ピアノ集。マーク・コープランドは、その幻想的な原曲の雰囲気を出しつつ、厳かに、そして綾織り系のピアノを奏でていきます。ゲイリーの曲を集めた他の人のアルバムはあまりないので、そういう意味でも貴重かも。Illusionというレーベルも十分幻想的なのだけど、ある意味ECM的でもあるようなサウンドは、コープランド好きな人にはけっこういいかもしれない。そして改めてゲイリーの曲自体の良さの再発見にもつながるのでは、と思います。実際に2人で演奏してもこういう風に向かうのではないかと想像しつつも、あえてソロ・ピアノで挑戦しているのがいい。ゆったりした曲ばかりで、少々地味かなと思われますが、やはりこうでなければ。

2019/05/07

110 West/Jay Hung(洪信傑)

Jay110west 台湾から、’17年制作、18年2月からAmazonで販売されているCDが届きました。台湾のジャズ・フュージョン事情って知らないのですが、いつもは他ジャンルのバックバンドをやってらっしゃる方だそうです。本当はこういう音楽がやりたいってことで、作ったアルバムとのこと。日本はフュージョン大国だと思いますが、このアルバム、フュージョンとしてカッコいいし、そんな日本でも十分に通用するんじゃないかな。ランディ・ブレッカーやアレン・ハインズなど、名前を知っているミュージシャンも客演しているし。ちなみに洪信傑氏のサイトは下記になります。

https://www.jayhungmusic.com/epk

Facebook, Instagram は Jay Hung Music で検索すると出てきます。

Amazonでも販売中で、値段も手ごろなので手に取ってみてはいかがでしょうか?

https://www.amazon.co.jp/110-West-Jay-Hung/dp/B07B5Y8RNS/

 

110 West/Jay Hung(洪信傑)(P)(自主制作)(輸入盤) - Released 2017. Randy Brecker(Tp on 1), Sakura Yamamoto(Ds on 1), Mike McLaughlin(G on 1, 3-4, 6-7), Christopher(G on 2), Michael Ning(B on 2), Andy Peterson(B on 3-5, 7), John Thomas(Ds on 3, 5, 7), Leonardo Antonio Susi(Per on 3-6), Chris Trzcinski(Ds on 4), Brenda Vaughn(Back Vo), Zorina London(Back Vo), Allen Hinds(G on 5), Brian Chiu(B on 6), Martin Bgim(Ds on 6), Martinelli De Castro(G on 6) - 1.Nostalgic Memory 2. Banana 3. 110 West 4. Welcome To My Love 5. Ocean Road 6. In The Rain 7. Drop Of The Beat

(19/05/06)1曲目が台湾の演歌の曲のジャズアレンジで、他の曲はJay Hungのオリジナルと思われます。ジャズからフュージョンまで幅広いサウンド。ピアノがテクニックと作曲センスがあってカッコいい。1曲目が一番ジャズしている演奏で、ランディ・ブレッカー参加の起伏に富んだ曲。オクターヴ奏法のギターのテーマが印象的で、最近の新しいリズムを取り入れている、少しハードな感じの2曲目、明るめのファンクのタイトル曲の3曲目は緩急があってドラマチックでノリも良い。メロディアスでバック・ヴォーカルも入っている4曲目はシングル・カットしても良いね。アレン・ハインズのギターが渋い、落ち着いたフュージョンで後半盛り上がる5曲目、やはりメロディアスで哀愁のある6曲目、少しハードなファンクがカッコ良い7曲目。

2019/05/06

Stuttgart Aria/Bireli Lagrene, Jaco Pastorius

Birelistutt ジャコ・パストリアスの6日目。今日も後期のビレリ・ラグレーンとのライヴですけど、ジャコらしい部分も見られるものの、曲の配列がフュージョン的でポップなところとジャズ的なところと両極端で、ジャコもあまり調子が良さそうではなくて、それでもいいなら聴いてもいいかな的なアルバムになってしまってます。やはり本気で感動したければ、’82年までに録音された彼の演奏だな、と改めて思いました。ある時期から次々と出る彼の音源を、輸入盤が増えたこともありますけど、追いかけなくなったのもその辺に理由があると思います。なかなか難しいですけど、もう少し、後期の彼の音源を聴いていきます。

 

Stuttgart Aria/Bireli Lagrene(G, Vo), Jaco Pastorius(B, P, Vo)(Jazzpoint) - Recorded March 1986. Vladislaw Sendecki(Key, Synth), Jan Jankeje(Synth B, Vo), Peter Lubke(Ds), Serge Bringolf(Per, Vo) - 1. American Boy 2. Donaa Lee 3. Stuttgart Aria 1 4. Jaco Reggae 5. The Chicken 6. Teresa 7. Stuttgart Aria 2 8. The Days Of Wine And Roses

ドイツでのライヴ。1、3、7曲目が4人共作なのでフュージョン的なインプロヴィゼーションかもしくは最小限の打ち合わせで出来た曲。ただしこれらは、けっこうシンプルなリズムのイメージ。ジャコ・パストリアスにちなんだJan Jankeje作の3曲目と、ジャコ関連の2、5-6(ジャコ作)、8曲目。ここではシンセなどもバックに流れ、ベース・ソロのところではジャコの4ビートのフレーズっぽいシンセ・ベースがサポートするなど、音に厚みがみられますが、何となくベースが荒っぽいような気も。ドナ・リーのテーマも超速でカッコいいのですが、ベースが途中で手が止まったり。ただ、ソロやフレーズはところどころスゴイな、と思わせる部分はありますが、往年の輝きは、というと、少し残念な気も。 ポップな部分とジャコらしいサウンドと両極端。

2019/05/05

Standards Zone/Jon Davis, Jaco Pastorius, Brian Melvin

Jacostandards ジャコ・パストリアスの5日目。このホームページを作った時、国内盤はオビなどでとにかくジャコのリーダー作に見せかけて(その方が売れたんだろうね)、ジャコの名前で売りに出していたのですが、今になってよく見ると、共演作や参加作だったというのが何枚か出てきました。ですのでジャコの共演作後期、というのがまだ少し残ってます。ホームページの方もその分配列を変えました。今回のアルバムは彼の参加するスタンダード・ジャズということですが、彼の素晴らしい時代を知る者にとっては、少し痛々しい演奏かな、と思います。ブラインドでジャコと分かる人はどれぐらいいるのかな、と思います。後期はブライアン・メルヴィンとビレリ・ラグレーンの関わっているアルバムがそれぞれ何枚かずつあります。

 

Standards Zone/Jon Davis(P), Jaco Pastorius(B), Brian Melvin(Ds, Per)(Venus) - Recorded November, 1986. - 1. Morning Star 2. Days Of Wine And Roses 3. Wedding Waltz 4. Moon And Sand 5. So What 6. Fire Water 7. If You Could See Me Now 8. Out Of The Night 9. Tokyo Blues 10. Village Blues

ジャズのスタンダード集で、しかも珍しいピアノトリオのアルバム。Jon Davis作が3曲目に。とは言っても、曲によっていいものとそうでないものとにバラツキが。あえてこの編成でスタンダードを演奏しても、完成度の高さや目の醒めるようなベースプレイはあまり期待しないほうが。ちょっと残念。ジャコにとっては、体調が思わしくない晩年の演奏なので。それでも、普通のジャズのベース・プレイヤーとしては、割といいフレーズも入っている、という感じもしています。何よりもピアノ・トリオでスタンダード集があるということは、まあ、音源を追いかけている人には貴重かもしれないなあ、と思います。往年の超人的なフレーズは無いけれど、メロディやベースライン、タイムという点では、フレーズが歌っている場面もけっこうありますし。

2019/05/04

「ECM Blog」がやっと2000番到達

ジャズCDの個人ページECM Blog」が昨年3月に復活してから、やっと今日、2000番に到達しました。とは言うものの最初にやりはじめた時には、一昨年1月1日までバックデートして、そこから1001番から毎日1つの記事を出しているので、実質ここまで来るのに2年4か月分かかっている(854エントリー)計算です。とは言うものの元の文章は私のホームページからのコピペなのと、先日付で1-2週間分ずつ仕込んでいるので、準備自体の時間はさほどかかっていません。

元々は’05年に今と同じアドレスでECM Blogを作りはじめ、’06年には当時の発売されたものまで全部聴くことができ、’14年にこちらのメインブログに統合するまではあったブログです。アクセス数は統合前で30万を超えたところまで覚えています。いったん統合はしてあるので、あえてまた作る必要があったのかどうかわかりません。

さて、本当ならそのままここのココログでずっとやって行く予定だったのですが、3月のココログのリニューアルで長期間不具合が出てきてしまいました。だいぶ収束してはいるけど、HTMLを使ったり、いったん配列を整えたり、ブログをやるにはちょっと面倒な出来事が。5月末にココログのエクスポートができるようになるので、他社のブログで引っ越しをできるかどうか試すことはやるかもしれません。自分がブログを運営するのに基準があって、だいたい平均して50ページビュー/日以上あることが条件なんですが、そこには達してない日が多いです。検索をかけるとほとんどメインブログの方(本文は同じですし)が引っ掛かることも大きいですね。ただ、だからと言って廃止にはしないでもう少し長い目で見てみようと思っています。

新譜が今現在で2600番台まで来ているので、ざっと数えてみたところあと1年半はかかるかなあ、というところ。その間にもECMは年間40-50枚のペースで増えていくので、もっとかかるかもしれません。ここメインブログにも同じ文章はありますが、’06年に追いついてしまっているため1800番台以降は徐々に番号順ではなくて出た順になっていることもありますし、少なくとも2500番台ぐらいまでは番号順に出してみたいなあ、とは思っています。まあ、今後どうなるかを含めて、考えながらやって行くことにします。

2019/05/03

Blackbird/Jaco Pastorius & Rashid Ali

Jacoblackbird ジャコ・パストリアスの4日目。アルバムのクォリティはともかく、当時は国内盤でジャコの名前のあるアルバムはけっこう集めてました(これは’91年発売)から、いろいろ出てきますね。このアルバムでもさすがにジャコで、彼しかこういうフレーズは弾けないと思われる部分はあちこちにあるけど、53分もの収録時間で、時々集中力が切れているような場面があるのが、彼の全盛期を知る身としては少々つらいです。時々、ベースのオーヴァー・ダブ(?)があるかな。ビル・エヴァンスとかだと新しい音源がいろいろ出てますが、外れはほとんど無いですけれども、そういうのは特殊事例で、たいていのミュージシャンは波があると考えるのが自然です。自分の感想はこうですけど、果たして他の方が聴いたらまた変わってくるかも。

 

Blackbird/Jaco Pastorius(B, Vo) & Rashid Ali(Ds)(Timeless) - Recorded December 19, 1984. - 1. Broadway Bluse 2. Slang 3. Purple Haze 4. Fannie Mae 5. Blackbird 6. Donna Lee 7. Cntinuum 8. Naima

ジャコ・パストリアスの曲が2、7曲目で、そのほかにオーネット・コールマン作、ジミ・ヘンドリックス作、ビートルズの曲、チャーリー・パーカー作、ジョン・コルトレーン作など、おなじみの曲が並びます。ドラムスとベースのデュオでCD1枚分持たせてしまうのはすごいことですが、演奏自体の完成度を気にすると、なぜこれがCD化されたのか少々疑問です。ドラムスもベースも荒削り(2人の相性はあまり良くないように思います)で、けっこうハッとするようなフレーズがよく聴いていた曲は出てくるのですが、ジャコは手クセに終始しているような気もして、全盛期を知る身としては聴きとおすのが少々つらい。あくまでもこの時期にこういう記録があったということで、ジャコの音源を追いかけたい方向けか。貴重な音源ではあるのだけど。

2019/05/02

Night Food/Brian Melvin's Night Food

Briannight2 ジャコ・パストリアスの3日目。昨日に続いて同じようなタイトルのアルバム(しかも同じミュージシャンのリーダー作)が2つ並びましたが、こちらの方が豪華なミュージシャンになっているので、こちらの方が最初に出たものではないかなあ、と思います。ジャコも半分強の曲にしか出ていないですし。しかし、国内盤はVenusが作っていたとは。当時はまだこういうアルバムも多かったんですね。ジャコ度が高い曲もあれば、そうでもない曲もあるということで、熱心なジャコファン以外では、あまり食指がのびないかもしれません。これが国内盤で出た当時(’93年)は私、ジャコの追っかけ的な要素も多かったですが、途中でやめています。

 

Night Food/Brian Melvin's(Ds except 1., 8, Per on 8, Vo on 1) Night Food(Global Pacific) - Recorded November, 1984. Jaco Pastorius(B on 2, 4, 6-7, 9), Bob Weir(G on 2, 6, Vo on 1-2, 6), Merl Sounders(Org on 2, 6), Jon Davis(P on 4, 7, Synth on 2-3, 5-6, 9), Rick Smith(Sax on 2-7, 9), Paul Mousavi(G on 3, 7-9), Curtis Ohlson(B on 1, 5, Ds Prog on 1, Vo on 1), Peter Horvath(Synth), Vernon Black(G on 1), Norbart Stachel(Sax on 1), Andy Narell(Steel Ds on 2, 7), Tim Hyland(Tp on 2, 6), Craig Kilby(Tb on 2, 6), Keith Jones(B on 3), Thomas Hass(Sax on 8), Butch Lasy(Synth on 8), Jens Melgaard(B on 8), Thomas Blachman(Ds on 8), Bill Keaney(Per on 7, 9), Rosie Gaines(Vo on 1-2, 5-6), Lori Taylor(Vo on 1-2, 5-6), Jan Fanucci(Vo on 2) - 1. Sexual Healing 2. Fever 3. CIA 4. Dania 5. Did You Hear That Monie 6. Mercy Mercy Mercy 7. Bahama Mama 8. J.P.'s Shuffle 9. Mile's Mode

邦題「マイルス・モード」。英題で似たタイトルのCDが、ブライアン・メルヴィン関連で2枚あるのでややこしい。ジャコの参加は2、4、6-7、9曲目。彼の曲は4曲目で、ブライアン・メルヴィンの作曲は7曲目のみ。マーヴィン・ゲイの1曲目、ジョー・ザヴィヌル作の6曲目、ジョン・コルトレーン作の9曲目など、適度にカラフルで4曲目のように4ビートのジャズもありますが、ジャコの参加曲でないものは、いわゆる普通のフュージョンで、逆に参加曲はジャコ・サウンドになってしまいます。出演者も多様ですけど、通して聴くとそのバラバラな印象が気に。参加曲だけ聴けば、ジャコらしさが出ているのでファンとしてはうれしいのですが、アルバム全体から占める位置が小さいので、ここまで追いかけたい人が聴くということになりそう。

2019/05/01

Night Food/Brian Melvin and Jaco Pastorius

Briannight ジャコ・パストリアスの2日目。彼をどう聴いていったらいいのか迷ったのですが、彼の参加作の後期、それからリーダー作後期
、そして参加作前期と続けていくのが、順番からいってモチベーションが上がると思いました。今日のアルバム、ブライアン・メルヴィンはジャコのことをけっこう気にかけてくれて、参加作も複数あるのですが、やはり普通のファンクバンドにジャコが参加している、という感じも聴いていて思います。彼の音源を全部聴きたい、という人も多いでしょうけど、やはり前期のようなわけにはいかなくて、鋭いフレーズを繰り出すこともあれば、そうでない時もあるようですね。それがアルバムに全部出てきているような感じです。明日は同名のタイトルの、そっちが本流のアルバムだと思うのですが、紹介します。

 

Night Food/Brian Melvin(Ds, Per) and Jaco Pastorius(B)(Timeless) - Recorded November 17, 1984 - January 3, 1985. Rick Smith(Sax), Jon Davis(P, Synth), Poul Mousavi(G), Jeff Osamonn(Synth), Aushim Chaudhuri(Per), Jim Loveless(Steel Ds) - 1. Ain't Nothin' But A Party 2. Don't Forget The Bass 3. Night Food 4. Zen Turtles 5. For Max 6. Poly Wanna Rhythm 7. Primalass 8. The Warrior 9. Continuum

1-6、8曲目がブライアン・メルヴィンの作曲ないし共作で、9曲目のみジャコ・パストリアスの曲。実質メルヴィンがリーダー作のフュージョンのアルバムですが、日本では強引にジャコの名前で出したアルバム(英語のタイトルでは共作になってます)。ジャコがところどころリードベースと化して演奏するシーンも。曲は普通にフュージョン/ファンクですが、ジャコの存在感はかなりあって、やはり彼のベースという感じ。彼らしくないフレーズでも安定感があり、そこに彼独自のフレーズがところどころ飛び出してくる、という感じ。5曲目のベースソロはやはり彼らしく、圧巻です。6曲目のベースもカッコいい。4曲目はタブラを使ったエキゾチックなサウンドも出てきます。8曲目はジャズ風な演奏になっていて変化に富んではいる感じ。

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