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2019年4月の記事

2019/04/30

Holiday For Pans/Jaco Pastorius

Jacoholiday さて、平成も終わりの日で何か、と思ったのですが、手持ち新譜も無くなったことだし、通常通りの過去盤聴きに戻ります。今回は「ジャコ・パストリアス」を16回にわたって。少しこのシリーズは気が重くて、勢いに乗っていた数少ないリーダー作とウェザー・リポート時代のコメント手直しは終えているので、特に、’82年までのアルバムより後のものが、音源をとにかく出してみました的な、痛々しいものの割合が多いこと。今日のアルバムも、以前聞いた時はあまり感じなかったんだけど、やはり幻の3作目で終わったのには理由があるんだなあ、と改めて感じて思いました。それでもせっかくの機会なので、聴いていきたいとは思います。

 

Holiday For Pans/Jaco Pastorius(B, B Pan, Per, Key, Voice)(Sound Hills) - Recorded 1980-1982. Wayne Shorter(Sax), Don Alias(Per), Othello Mollineaux(Steel Ds), Leroy Williams(Steel Ds), Mike Gerber(P), Toots Theilmens(Harmonica), Bobby Eocomomov(Ds, Per), Kenwood Dennard(Ds), Ted Lewand(G), Peter Graves(Tb), Craig Thayler(Vln), Michael Gibbs Orchestra - 1. Mysterious Mountain 2. Elegant People 3. Good Morning Annya 4. She's Leaving Home 5. Holiday For Pans 6. Giant Steps 7. City Of Angels 8. Birth Of Island

’93年にはじめて陽の目を見た作品。幻の3枚目のリーダー作とのこと。ジャコ・パストリアス作は3、8-9曲目で、ウェイン・ショーター作の2曲目、ジョン・コルトレーン作の6曲目、ビートルズの4曲目など。オーケストラとスティールドラム、パーカッションがけっこう印象に残る作品。南方風というか、不思議なサウンドが広がります。ジャコ自身も様々な楽器を重ねているようで、曲によっては多少構成楽器のアンバランスさというか、ちょっと荒さもある気もします。4ー5曲目は、遊園地で流れているような優しい音で、ベースが入っていないのが特徴。6曲目もベースの入れ方が個性的。8曲目は23分も収録時間があって、延々とパーカッションを聴いた後にベースの登場するのは後半だけで、全体のバランスが少し良くない。

2019/04/29

エッセンス/ミシェル・カミロ

Michelessence 今日はミシェル・カミロの新譜。何と今回はビッグ・バンドです。しかも今まで聴いたことの無いようなカッコ良いラテン風のビッグ・バンド・アレンジで、曲によってはけっこうぶっ飛んでますね。知っている曲も多く、これがこういうサウンドになるんだなあ、と聴いていていろいろと思いましたです。機会があれば、ぜひ聴いてみていただきたいなあ、と思います。オビにも「25枚目の最新作は25年ぶりのビッグバンド録音」とありますが、以前にビッグバンドのアルバムを聴いてから、もうそんなになるのか。歳をとるわけですね。アレンジはマイケル・モスマンがやってますが、素晴らしくセンスのいいアレンジです。さらに演奏が良いので鬼に金棒状態です。

 

エッセンス/ミシェル・カミロ(P、Bandleader)(Sony Music)
Essence/Michel Camilo(P, Bandleader)(Sony Music) - Recorded July 23-26, 2018. Ricky Rodriguez(B), Cliff Almond(Ds), Eliel Lazo(Per, Vo), Antonio Hart(As, Fl), Sharel Cassity(As, Cl), Ralph Bowen(Ts, Fl), Adam Kolker)Ts, Cl), Frank Basile(Bs, Bcl), Michael Phillip Mosman(Tp, Flh), Raul Agras(Tp, Flh), John Walsh(Tp, Flh), Diego Urcola(Tp, Flh), Kali Rodriguez-Pena(Tp, Flh), Michael Dease(Tb), Steve Davis(Tb), Jason K|Jackson(Tb), David Taylor(Btb) - 1. And Sammy Walked In 2. Mongo's Blues Intro 3. Mongo's Blues 4. Liquid Crystal 5. Mano A Mano 6. Just Like You 7. Yes 8. Piece Of Cake 9. On Fire 10. Repercussions 11. Hello & Goodbye 12. Mongo's Blues Chant [Bonun Track]

 

全曲ミシェル・カミロの作曲で、編曲はマイケル・モスマン。過去の曲(トリオでやった曲など)の再演曲も多く、そのビッグ・バンド・アレンジがなかなかいい。彼の個性とバックのメンバーから、ラテン色が強いですけど、それが逆に強い個性を持たせます。パーカッションも大活躍で、いい味を出しています。1曲目は割と普通のバンド編成でカッコいいホーンアレンジを聴かせてくれますけど、フルートやクラリネットを前面に出した曲もあって、やっぱりこのアレンジのスリリングさは彼の音楽にピッタリ来ていると思います。3曲目はモンゴ・サンタマリアに捧げられている曲だと思うけど、ホーン・アレンジが特徴的でなかなか渋い。カミロ色が強くなるアレンジはなかなかのもの。66分間、彼の世界を楽しませてくれ、時にぶっ飛びます。(19年4月24日発売)

2019/04/28

ライヴ・イン・ロンドン/ミシェル・カミロ

Michellivelondon 新譜があと少しあります。連休中はもう届かない予想だから、今日含めて2枚かな。今日のアルバム、新譜を探していたら、何と前作の発売を知らなかったというもので、輸入盤中心の生活になってから、たびたびあります。パッと見たところ、猛火ってあるような気がしたのですが、記録にもなかったし。そういうわけで買ってみましたけど、さすがのミシェル・カミロ、曲ごとでも全体でも、素晴らしいところを聴かせてくれました。ラテン系になる傾向はありますけど、ソロ・ピアノのライヴで、ここまで聴かせてくれるピアニストってそうはいないと思います。1年半遅れになってしまいましたけど、いいアルバムを聴くことができました。

 

ライヴ・イン・ロンドン/ミシェル・カミロ(P)(Sony Music)
Live In London/Michel Camilo(P)(Sony Music) - Recorded June 13, 2015. - 1. From Within 2. The Frim Fram Sauce 3. A Place In Time 4. Island Beat 5. Sandra Serenade 6. Manteca 7. I Got Rhythm/Caravan/Sing Sing Sing 8. Love For Sale [Bonus Track]

ソロ・ピアノでのライヴで、1、3-5曲目がミシェル・カミロの作曲。落ち着いている部分でも、きらりと光る、ある意味速弾きフレーズ満載で、ノリノリの部分はこれ以上のノリはあるのか、というようなものすごい弾き方は健在です。そして関係ないところでもどことなくラテンの香りがするのは彼の特徴か。スタジオ録音ではなくてライヴでこういう演奏をされてしまうと、けっこうドラマチックだし、もう最高の演奏です。1曲目もそのドラマチックさ、構成力、演奏のテクニックどれをとっても素晴らしい。ただ、聴く人によってはせわしないと感じる人もいるのかなあ。スタンダードやジャズメン・オリジナルの2、6-8曲目もなかなかいい感じ。2曲目のブルース・フィーリングのあるリラックス感も最高だし。このライヴでも全体がドラマチック。(17年10月25日発売)

2019/04/27

New Heritage Of Real Heavy Metal Extra Edition/NHORHM

Nhorhmextra 国内盤が3枚届いているので、聴いていきます。今日はNHORHMの「エクストラ・エディション」で、今までの3部作に収めきれなかった曲を取り上げています。ただ、残りテイクという感じが全然しなくて、これで1枚のアルバムが成立しているところは見事です。曲も、原曲を知らないものが多いので何とも言えませんが、3曲目の有名は「ハイウェイ・スター」がこんな風にアレンジされるとは、という意外性もあって面白かったです。メタルの曲のアレンジ、ということに気が付かないで聴けてしまうアルバムでもありますね。繊細さと美メロがとにかく印象に残りました。そして、それをうまくトリオでアレンジしてあって、演奏を聴くのも楽しめました。

 

New Heritage Of Real Heavy Metal Extra Edition/NHORHM(Apollo Sounds) - Recorded July 14 and 15, 2015, September 5 and 6, 2016, July 2 and 3, 2018. 西山瞳(P)、織原良次(B)、橋本学(Ds) - 1. Galaxies/Stratovarius 2. South Of Heaven/Slayer 3. Highway Star/Deep Purple 4. Enter Sandman/Metallica 5. Don't Let It End/Yngwie Malmsteen 6. P.C.R./西山瞳 7. The Seventh Sign/Yngwie Malmsteen

今までの3部作に収録されなかった曲集で、5曲目は西山瞳の作曲。もちろんアレンジは彼女。38分の収録時間。曲も、ストラトヴァリウス、スレイヤー、ディープ・パープル、メタリカ、イングウェイ・マルムスティーンが2曲と、けっこう豪華。1曲目は哀愁のあるメロディアスな部分が前面に出ていて、曲の美しさにスポットが当たっている感じ。アコースティック風なアレンジにはなっているけど、かえってその方が曲の良さにスポットが当たっている2曲目、誰でも知っている有名な曲だけど、それを繊細に表現している3曲目、軽快な16ビートのファンクになっている4曲目、哀愁と切なさが出ているような、美メロの5曲目、この曲が一番ファンクっぽい感じのする6曲目、流麗でカラフルかつ愁いを帯びたメロディが印象的な7曲目。(19年4月24日発売)

2019/04/26

Infinity/Tom Harrell

Tominfinity 連休前のバタバタで新譜がなかなか思うように聴けなくて、昨日は雑記でお茶を濁してしまったわけなんですが、昨日も国内盤が3枚届いたし、なるべく早めに聴いていきます。実はトム・ハレルも、何枚か聴いてきたようなイメージを持っていたのですが、最近作では全然聴いていないことが今回判明しました。それにしても、いわゆる脱ジャズ的なものはECMでさんざん聴いてきて、それからすると今作は全然ジャズなんですけど、もっとメインストリーム的なイメージがあったので、それからすると個性的な、ジャズを超えたジャズとでもいうのか、そういうサウンドが聴けました。全部ハレルの作曲なんで、当然なのかもしれないですけど。

 

Infinity/Tom Harrell(Tp, Flh)(High Note)(輸入盤) - Recorded September 24 and 30, 2018. Mark Turner(Ts), Charles Altura(G), Ben Street(B), Johnathan Blake(Ds), Adam Cruz(Per on 3) - 1. The Fast 2. Dublin 3. Hope 4. Coronation 5. Folk Song 6. Blue 7. Ground 8. The Isle 9. Duet 10. Taurus

(19/04/25)全曲トム・ハレルの作曲。65分収録。メンバーもいいし、今のジャズをなかなか聴かせてくれます。1曲目のハイスピードユニゾンのテーマと変拍子のリズムからしてカッコよく、つかみはOKといったところ。鼓舞するようなジョナサン・ブレイクのドラムスもいいし、やはり今っぽいフレーズを弾くCharles Alturaのギターも素晴らしい。ギターはアコースティックもあって、2、6曲目に登場して、雰囲気が出ています。でも時に激しめの曲の場面にもアコースティックって合うんですね。他にも3曲目のように4ビートの部分がある曲もあれば、繊細な曲、激しい曲など、サウンドは多様で、何となくジャズを超えている範囲のようなサウンドもあって面白い。それでいて主張はちゃんとなされていて。やはり彼ならではの世界です。

2019/04/25

当時としてはブラックだった?大学卒業後に入った会社

今日、就職した長男の初任給の日で、25日支給だったけど、丸々1か月分もらえたらしい。ひと安心。

私は、バブル期の就職だったにもかかわらず、業界などの焦点が定まらず、就職活動期の回り方も間違えて、まあ、就職は失敗した方だったのではないかと思います。一部上場企業の中堅機械メーカーに就職したんですけどね。まだ昭和の時代の話です。

まず4月1日より前、1週間早く研修が始まるから集まってくれとのことで、寮に入ったら、その1週間分の賃金はたった1万円。そこで気が付くべきだったんですよね。同じ大学出身で早々に退職した人もいました。初任給は末締めの翌10日払いなので、最初にお給料を手にしたのがゴールデンウィーク後の5月10日。研修時期は営業は全国から集まって、皆寮住まいだったので、遠い人はゴールデンウィークはお金がなくて帰省に困ったでしょうね。まあ、当時の平均的な初任給は11-14万円台と低かったですが、それでも、他社に就職できた人は、バブル期なので3-4年目で年収500-600万円は行っていたと思われる時代です。

5月下旬で仙台に配属。営業は残業がつかなかったけど、毎日21時までは会社にいて、土曜日は自主出勤になってました。部屋代を2万ほど引かれて、手取りは10万前後だったと思います。それで一人暮らし。7月に最初のボーナスが出るのですが、金額は3万円。やっぱりここで何これ?が出ちゃいましたよ。そうして、冬のボーナスも月割計算があって、新入社員最初の9か月間で源泉徴収票は総額(手取りじゃないよ)で165万円ほどだったと思います。業績は上がらず、クビにすると言われて、それと隣合わせの仕事でした。その時簿記2級に受かってますが、上司からは「そんなことに力を入れるんなら、業績上げろ」とのことでした。

2年目からは本社に転勤になりましたけど、残業は上司の裁量で付くこともあればつかないことも。実際2時間以上残らないとつかない仕組みでもありました。海外からのお客さんを夜成田まで送りや迎えに行ったり、会社の寮に泊めてその付き添いで泊まったり、休日ディズニーランドや鎌倉に連れて行ったり。「接待含めて、お前も楽しんだんだろ」ということで、休日手当とか泊まり手当とか、一切なしでした。飲み会で上司も言ってましたしね、「この会社の生涯賃金は他の会社の6割程度」。

まあ、経理を元々やりたかったのが本社でも別な仕事だったし、退職への布石になってました。そしてけっこう働いたつもりが、毎年源泉徴収票を見ても、あのバブルの時代で総額300万をやっと超える程度。アメリカに行ったきりになる前に、入社4年目で退職を切り出し、その半年後に退職して、現在に至るわけです。会社内での人間関係は良かったですけどね、この仕事量でこの給料はないだろうと。あとは今の仕事ができる基礎を養った場所でもありました。そういう意味ではいい経験ではありましたけど。

今の自営業もけっこう儲かった時代もあったけど、今はそれなりです。ただ、仮にいくつかの他社で就職できていたとしても、その後に傾いたりしているので、今頃になってリストラに遭っていた可能性を考えると、やはり今の仕事が一番なのだなあ、と思います。今の仕事があってこそ、ホームページやブログも存在出来ているわけですし。

(追記5月29日)今ネットで労働条件とか分かるサイトがいくつかあるので、見てみたら、最近は残業代がまともに出るようになったみたいですね。平均給与も昔に比べて割といいみたいだし。そういうことで、勤めていた会社名の公表はいたしません。

2019/04/24

Streams/Nguyen Le Quartet

Nguyenstream このアルバムも2月に出ていたのですが、ネットの友人から存在を教えられて遅れて注文してます。私、グエン・レのアルバムは、全部は追いかけてないにしても何枚か持っていたと思っていたのですが、ブログで検索をかけてみると参加作が3枚のみ。歳をとると、少し記憶があいまいになってきますね(笑)。でも、彼のギターははっきりしていて曲もギターもカッコ良いし、買って正解だったなあ、と思います。今はあまり余裕がなくて次々とCDを買うのは無理になってますが、機会が有れば、少なくともACTのリーダー作ぐらいは買っておきたいところだなあ、と思います。ヴァイブラフォンとのクァルテットで、ギター度もけっこうあります。

 

Streams/Nguyen Le(G, Electronics) Quartet(ACT)(輸入盤) - Recorded July, 2018, (Additional August & September 2018. ) Illya Amar(Vib), Chris Jennings(B), John Hadfield(Ds) - 1. Hippocampus 2. Bamiyan 3. Swing A Ming 4. Subtle Boy 5. 6h55 6. Mazurka 7. Sawira 8. The Single Orange 9. Coromandel

(19/04/23)5曲目がChris Jennings作、8曲目がIllya Amar作、他は全部Nguyen Le作。なかなかロック的でありフュージョン的でもある、はっきりとしたラインを打ち出すギタリストで、7曲目など、東洋っぽさも少し感じます。編集の中でエレクトロニクスの多重録音をしているようです。ギターとヴァイブラフォンのフロントの雰囲気がなかなか。カチッとした曲の中に変拍子を割り込ませて、少しエキゾチックな感じもある1曲目からはじまります。カチッとしているようなリズムに変拍子が入っている曲が目立っていて、その名がを切り裂いていくギターという構図がなかなかハマっています。ベースはアコースティックだけど、ミキシングは重め。3、5曲目あたりはなかなかスリリングで、興味深いサウンド。8曲目は今っぽい音の変拍子。

2019/04/23

At The Edge Of The World/Aaron Goldberg

Aaronattheedge このアルバム、昨年の11月に出ていたのですが、少し後になってから気が付き、注文しようとしたら在庫切れがしばらく続きました。やっと注文出来て半年遅れで聴きました。アーロン・ゴールドバーグのアルバムは毎回買っているわけではないですけど、これは聴いていてけっこういいなと思います。ここではレオン・パーカーの個性が興味深いですね。ドラミングだけでなく、特に、時に出るヴォイスのパーカッションがかなり目立っています。これで好き嫌いが分かれるかもなあ、と思いつつ。収録時間も46分台で、8曲が割とコンパクトにまとまっていて、ちょうどいい時間ですし。遅れてでも聴いて良かったでした。

 

At The Edge Of The World/Aaron Goldberg(P)(Sunnyside)(輸入盤) - Recorded September 16 and 21, 2016. Matt Penman(B), Leon Parker(Ds, Vo Per, EmboduRhythm) - 1. Poinciana 2. Luaty 3. Isn't This My Sound Around Me 4. When You Are Near 5. Effendi 6. En La Orilla Del Mundo 7. Black Orpheus (Manha De Carnaval) 8. Tokyo Dream

(19/04/21)Aaron Goldberg作が2、8曲目、ボビー・ハッチャーソン作が3-4曲目、マッコイ・タイナー作が5曲目、他にも有名な曲が1、7曲目などカラフルな配列。レオン・パーカーのドラムスやパーカッション(ヴォイスも)がアクセントになってます。ちょっと変わったリズムで軽快に聴かせていく1曲目、愁いが少しあるメロディも印象的な浮遊系の途中が8分の6拍子になる2曲目、モーダルというか、ピアノがコロコロと賑やかに進んでいく3曲目、ベース・ソロからはじまりしっとりとしたバラードになる4曲目、マッコイの曲らしくモーダルで少しソフトな5曲目、これまた美メロで静かなバラードの6曲目、やはりリズムが少し特色のある、それでいておなじみのメロディがある7曲目、今っぽい少し複雑な曲で基本4ビートで進む8曲目。

2019/04/22

Epistrophy/Bill Frisell/Thomas Morgan

2626 ECMレーベルの新譜2日目で一段落。今日のアルバムは’17年に出た「Small Town」と同じヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴで、たぶんその時の残りテイクではないかと思われます。確か「Small Town」は’17年のベスト3に選んだような気が...。曲調の違いからか、今回はそこまでのすごみを見せてはいないようですけど、それでも好きなデュオには違いありません。淡々としていて、それでいて雰囲気を持って行かれて気が付いたら時間が経っていた、というような感じですし。ECMの中でも明るいサウンドではあるので、気軽に聴きやすい、というメリットもありますね。できれば2枚揃って聴きたいところですけど、このアルバムだけでもなかなかいいです。

 

Epistrophy/Bill Frisell(G)/Thomas Morgan(B)(ECM 2626)(輸入盤) - Recorded March 2016. - 1. All In Fun 2. Wildwood Flower/Save The Last Dance For Me 3. Mumbo Jumbo 4. You Only Live Twice 5. Lush Life 6. Epistrophy 7. Pannonica 8. Red River Valley 9. In The Wee Small Hours Of The Morning

(19/04/20)ライヴで68分収録。前回「Small Town」(ECM 2525)と同じ時期なので、一連のライヴでの残りテイクかも、ポール・モチアン作の3曲目、ビリー・ストレイホーン作の5曲目、セロニアス・モンク作の6-7曲目、トラディショナルの8曲目とスタンダード、ポップスなど。1曲目の出だしから、淡々とした牧歌的なデュオのやり取りではじまり、これでつかみはOKという感じ。今回は彼らのオリジナルはないので、よりなじみやすい面も持っていると思います。牧歌的でジャズのバップの印象とは対極的な位置にあるのに、なぜかこの2人にジャズを感じてしまうのは不思議なことです。3曲目はフリー一歩手前の自由なやり取りが聴けます。そして割とシリアスな4曲目、個性的な、4ビートの6-7曲目など、聴きどころは多いかも。

2019/04/21

Franz Schubert/Sonatas & Impromptus/Andras Schiff

2535 ECM(New Seriesを含む)のアルバムが2組届いたので、そちらを先に聴いていきます。まずはアンドラーシュ・シフのシューベルト作品集。シューベルトが当時使っていたと思われる、フォルテピアノという形式の当時のピアノを使っての再現なだけに、なるほど、こういう音で作曲・演奏したのかという想像を膨らませることができます。こういう録音を残したのはけっこう興味があります。しかも奏者はあのアンドラーシュ・シフということで。安定のシューベルトで、1回は聴いてみてもいいのではないか、と思わせるアルバムです。このジャケット、いつものプラジャケではなくて、レーベル新譜で何度目かの紙パッケージにはなってますけど、スマートなものでペラペラ感はありません。

 

Franz Schubert/Sonatas & Impromptus/Andras Schiff(Fortepiano)(ECM 2535/36)(輸入盤) - Recorded July 2016. - 1-4. Vier Impromptus D899 5-8. Sonate In C-Moll D958 9-11. Drei Klavierstucje D946 12-15. Sonate In A-Dur D959

(17/04/20)フランツ・シューベルトは19世紀オーストリアの作曲家。ここではピアノソナタが晩年の頃のものを置いて、そこに彼の親しみやすい曲を交えて演奏するということをやってますが、アンドラーシュ・シフの所蔵するフォルテピアノを使っているところも特色になっています。曲的にも有名なようで、それを’16年録音でこういう演奏を残してくれているところは、なかなか見事というか。少しながら、作曲当時の演奏に想いをはせる事に。

2019/04/20

ストーン/藤井郷子

Fujiistone 新譜(少し前に出たものも含む)が手元に6枚あって、4月中にまだもう少し届く予定なので、本当はゴールデンウィークまでお休みしようかと思っていたのですが、そうも言っていられなくなりました。今日のアルバムは、藤井郷子新譜です。昨年、1年間12枚のアルバムを毎月発表していて大変なのに、今年も、田村夏樹参加アルバムを含め、4月なのに3枚目。けっこう出しますねえ。でも、同じ趣向のものは出さずに、それぞれ、違うものを出してくるので、その創造力にはビックリします。今日のアルバムはソロ・ピアノですけど、石をテーマに、硬質な音と、イレギュラーなピアノの使い方を重ねて、見事な音空間を出しています。やはりジャンルとしては静かだけどフリー。

 

ストーン/藤井郷子(P)(Libra Records)
Stone/Satoko Fujii(P)(Libra Records) - Recorded September 30 and December 12, 2018. - 1. Obsius 2. Trachyte 3. Biotite 4. River Flow 5. Shale 6. Phonolite 7. Lava 8. Icy Wood 9. Piemontite Schist 10. Chlorite 11. Basalt 12. Sand Stone 13. Marble 14. Ice Waterfall 15. Eternity

15曲目のみ’11年に亡くなった是安則克氏の作曲で、他は藤井郷子作品。おそらくインプロヴィゼーション。石にちなんだ曲名が並ぶところを見ると、それをイメージしながらピアノで抽象的な、時に具象的な(というより通常の弾き方をして)表現をされているのだと思う。ふだんの通り鍵盤を弾くこともあれば、中の弦を直接はじいたり、ピアノを叩いたり、様々な効果音を使ったりで、タイトルの「ストーン」を、あ、こういう方向へ持ってきたのね、と意外性があります。おおむね静かな音が続いていて、その冷たい感じが何とも言えずいい。2曲目はピアノでどのようにこうした持続音が出るのか不思議。おおむね前衛的ではありますが、聴いていて落ち着く曲が続きます。15曲目は奏法は普通ですが、他の曲と雰囲気が似ています。(19年4月13日発売)

2019/04/19

ココログのリニューアル後の不具合から1か月

先月(3月)19日にココログの大規模リニューアルをしてから、不具合が今日でちょうど1か月続いています。私のブログが元々シンプルな構成の上に、前から写真はサムネイル的に小さく使ってきたし、その枚数もほとんど1枚、多くて3枚程度のものなので、その後も割と頻繁に更新できている方だと思います。しかも今は、PCの更新の方が楽で、スマホからの更新されている多くの方が(やったことないですが)、最悪自分のブログの管理画面にアクセスすらできないという、けっこう大変なことになっているらしいですし。そういう私も、過去の文章をよく直したりするのですが、リニューアルしてしばらく後の文章のあたり(3月いっぱい)までは手を付けると配列が変わってしまって元に戻すのに苦労するため、手を付けられなくなってしまいました。

私はホームページを’97年からはじめていて、前にも書きましたが、少しならHTMLが分かる環境にあるので、細かい気に入らないこと(写真と文字がくっつき過ぎている点とか)はタグ打ちで直せていることもあります。でも、より複雑に写真を配列したり、文章の見栄えも考慮している方は、以前のように書けなくなっているか、更新をやめてしまった方もいらっしゃるかもしれませんね。さすがに不具合が1か月も続くとニフティ運営のバグ直しの行き当たりばったり感がぬぐえません。当分不具合が続くでしょうね。

現状、3月19日よりブログデータをエクスポートできなくなってしまっているため、よそに逃げるということもできません。エントリー数は2つのブログで5千を超えていて、手作業でひとつひとつ移す手間をかけられませんし。たぶん、リニューアル後のデータがMovable Typeの様式をはみ出したか、勝手に過去データをタグを入れ込んで改変するために、今後エクスポートの機能が復活できるかどうかも疑問です。過去にリニューアル失敗してそのまま廃止に追い込まれたブログのプロバイダーも、名前は思い出せないけどありましたね。

大手のYahooブログも今年12月に廃止が決定していることだし、私も以前考えていたように、数年後にホームページのアルバムコメントの手直しが終わったら、全データをブログに移管して、ホームページは縮小、という考えを改めるいい機会になりました。ホームページならこちらでデータを取っておけるので、移行は簡単です。以前はあまり考えもしなかった、ブログはずっと残るものじゃない、というのを骨の髄まで味わった1か月間でした。今までの21年半、私は何をやっていたんだか。人生は取り戻しできませんよ。その価値観の変化が、私は今でもブログが書けているのに、ブログのことを何回も言及している大きな理由です。特に移転もままならないとすると。今後、ブログは場所を変えて新しいエントリーから書きはじめる可能性もなきにしもあらず、ということだけお伝えしておきます。

 

(21日追記)ECMブログの方は、あまりリンクされているということもなく、移転が容易なため、エクスポートできるようになったら、いくつか移転先を探して試してみようと思います。ニフティに月額486円という余分な費用を払いたくないというのもあります。問題はメインブログの方なんですよね。全部動かすと相手先からのリンクや今までのトラックバックがつながらなくなってしまうという問題。まあ、急いでいるわけではないので、ゆっくり考えることにします。

2019/04/18

This Is For You, John/Benny Golson

Bennythisis ジャック・ディジョネットの参加作の11日目にして一段落。枚数があまり多くない割にはこの時期新譜も多かったり、ココログの不具合もあったりして時間がかかってしまいました。残り11ページ332枚にまで減りました。今日のベニー・ゴルソンのジョン・コルトレーンへのトリビュート作、わざわざそう言うタイトルにしなくても、単独のアルバムでも十分楽しめたと思います。メンバーもいいですし。個人的にはコルトレーンというとインパルスの’60年代前半のサウンドを想像してしまうことが多く、このアルバムのように、もっと幅広く’50年代にも広がっていると、ちょっとピンと来ない面もありますが、それは聴く人がそれぞれ感想を持てばいいことなのかなあ、なんて思ってます。

 

This Is For You, John/Benny Golson(Ts)(Baystate) - Recorded December 20-21, 1983. Pharoah Sanders(Ts), Cedar Walton(P), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. Jam The Avenue 2. Greensleeves 3. Origin 4. A Change Of Heart 5. Times Past (This Is For You, John) 6. Page 12 7. Vilia

ベニー・ゴルソンによるジョン・コルトレーンへのトリビュート・アルバム。ゆかりのある曲や新たに作曲したもので構成。ゴルソン作が4曲ある(1、4-6曲目)のとファラオ・サンダース作が3曲目なので、コルトレーン・ライクなサウンドというよりは、独立したひとつのアルバムとして聴いた方がよい感じ。エッセンスは取り入れているけど、やはりゴルソン・サウンドになるややアップテンポの1曲目、コルトレーンとは少し遠いけど曲としてはいい感じの2曲目、アップテンポの4ビートだけど、当時の現代っぽさも漂う3曲目、メロディアスで情緒的なバラードの4曲目、モーダルな8分の6拍子で雰囲気も出ている感じはする5曲目、かなり前期を想像させるバップ的なアップテンポの6曲目、おなじみのメロディがなかなか心地良い7曲目。

2019/04/17

Fathers And Sons

Fatherssons ジャック・ディジョネットの参加作の10日目。彼の参加作は直したほうがだいぶ多いので、年代的には’82年まで来てます。今となってはスゴいメンバーのアルバムなんですけど、この少し前まではエリス・マルサリスはニューオリンズのローカルでの活動だったので、ほぼ無名だったらしいことがライナーに書かれてました。2つの親子を組み合わせた企画もののアルバムですが、こういうものは今となっては珍しいアルバムでもあるので、持っていて良かったなあ、と思います。年代的にはまだLPの時代なので、収録時間は43分ほどと、長くはないですけどね。まあ、企画ものなので、久しぶりに聴いて、そう言えばこういうアルバムも持っていたなあ、としみじみ。

 

Fathers And Sons(Sony) - Released 1982. (1-5曲目のパーソネル)Ellis Marsalis(P), Wynton Marsalis(Tp), Branford Marsalis(Ts, Ss) Charles Fambrough(B), James Black(Ds), (6-9曲目のパーソネル)Von Freeman(Ts), Chico Freeman(Ts), Cecil McBee(B), Jack DeJohnette(Ds), Kenny Barron(P) - 1. Twelve It 2. A Joy Forever 3. Nostalgic Impressions 4. Futuristic 5. Lush Life 6. Jug Ain't Gone 7. Time Marches On 8. I Can't Get Started 9. Tribute To Our Fathers

前半がマルサリス親子兄弟(1-5曲目)、後半がフリーマン親子という、当時だからできたアルバム。エリス・マルサリス作が1-4曲目、ヴォン・フリーマン作が6-7曲目、チコ・フリーマン作が9曲目、5、8曲目がスタンダード。ジャック・ディジョネットはフリーマン親子とのセッション(6-9曲目)に参加。演奏はどちらも当時のメインストリーム系ですが、曲の構成が複雑なものもあって楽しめます。両方のバンドの演奏ともに、サウンド的には違いはありますが、今聴いてもなかなかカッコいい演奏。後半の方がよりオーソドックスかなと思いますが、そういうノリも楽しい6曲目、フリーキーな部分とアップテンポが交互に来る7曲目、ヴォンの優しいサックスが心地良い8曲目、8分の9拍子の部分が多くて、カチッとして進む9曲目。

2019/04/16

Super Blue/Freddie Hubbard

Freddiesuper ジャック・ディジョネットの参加作の9日目。いわゆる新作も到着してますけど、こういう時にどちらを先に聴けばいいのか迷います。どうも最後の方に残るのは特定のミュージシャンが多いようで、先日マイルス・バンドをまとめて聴いてからは、今回はフレディ・ハバードのリーダー作や共演作が多かったようです。あとディジョネット参加作は2枚残ってますが、それらはまた別のミュージシャンにはなりますが。今日のアルバム、’78年の時代を反映してか当時のクロスオーヴァ―/フュージョンの影響を大きく受けているジャズですね。自分がジャズを聴きはじめたのもクロスオーヴァ―世代なのであまり抵抗はありませんが、こういうアルバムを好まない方もいらっしゃるかもしれません。

 

Super Blue/Freddie Hubbard(Tp)(Sony) - Recorded March 30-13, April 1 and 4, 1978. Hubert Laws(Fl), Joe Henderson(Ts), Kenny Baron(P), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds), George Benson(G), Dale Oehler(Key) - 1. Super Blue 2. To Her Ladyship 3. Take It To The Ozone 4. The Gospel Truth 5. The Surest Things Can Change 6. Theme For Kareem

フレディ・ハバード作は2-4、6曲目。ジャズっぽいのですが、アレンジが凝っている部分があるせいか、アルバムを通して完全なジャズという感じではなく、フュージョンっぽい曲もあります。メンバーが超大物ばかりで、聴きごたえのあるアルバム。ケニー・バロンはエレキ・ピアノで参加の曲も。ベースとシンセサイザー・ベースが重なっているらしくて、それだけでフュージョンの香りがする都会っぽい1曲目、ボッサのリズムだけどやはり洗練されている2曲目、’80年代のカッコ良さも先取りする、ストレート・アヘッドなアップテンポの4ビートの3曲目、8分の6拍子のゴスペルっぽい穏やかメロディアスな4曲目、ジノ・ヴァネリのバラードを慈しんでメロディアスに演奏する5曲目、テーマが凝っているけどアドリブはストレートな6曲目。

2019/04/15

Herbie Hancock/Freddie Hubbard/Stanley Turrentine In Concert Vol.2

Herbieconcert2 ジャック・ディジョネットの参加作の8日目。今日のアルバムは、前回紹介したものと対になっていますが、こちらの方はタイトルのミュージシャン名にハービー・ハンコックが加わっています。曲目を見るとなるほど、LP時代のA面(1-3曲目)は彼が主役なんですね。そして、アルバムの説明文も前回と同じ文言が入っていますけど、これは検索で来る方の割合が多いので、そうしている面もあります。また同じ文章か、と思わず、すいませんがお付き合いください。個人的にはVol.2の方が好きですが、この当時のライヴだと、ちょっと音やバランスが悪いということもあって、結局耳補正できる訓練があるかどうかで、評価が変わってくるような気もしています。

 

Herbie Hancock(P)/Freddie Hubbard(Tp)/Stanley Turrentine(Ts) In Concert Vol.2(CTI) - Recorded March 3 and 4, 1973. - Eric Gale(G), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. Hornets (Chicago) 2. Interlude 3. Hornets (Detroit) 4. Gibraltar (Detroit)

シカゴとデトロイトでの2日間にわたるライヴを2枚のCDとして別々に発売。2枚のアルバムで1曲がそれぞれダブっていますが、聴き比べると面白いかも。こちらは小品の2曲目のインタールードを含めて1-3曲目がハービー・ハンコック作、4曲目がフレディ・ハバード作。ハーヴィーのエレキ・ピアノがゴキゲンな、繰り返しのリズムとベースのメロディがクセになりそうな8ビート系のジャズロックの1曲目、ソロ・ピアノでの幻想的な短いインタールードの2曲目を経て、タイトルは違うけど、1曲目と同じ繰り返しのリズムとベースのメロディが再び出てきて、結局LP片面分を3曲まとめてといった感じの3曲目、そして再びVol.1で演奏された曲と同じ曲がヴァージョン違いで登場。けっこうノリの良いアップテンポのラテン曲の4曲目です。

2019/04/14

Freddie Hubbard/Stanley Turrentine In Concert Vol.1

Freddieconcert1 ジャック・ディジョネットの参加作の7日目。実はここで、以前に2枚のアルバムを兄弟作ということで一つにまとめて紹介していたことに気付き、2つに分けて紹介することになりました。ホームページ初期に書いたことはたまにこういうこともあります。なので、1枚増えてしまうということに。今ココログのリニューアル後の調子がまだ悪いため、過去記事を直しても配列が崩れてしまいます。残り10枚を11枚と直すだけで、時間とタグ打ちの労力を使ってしまいました。このアルバム、やはりジャズロックの時代ですよねえ。1曲目は特にそう感じさせます。こういう時代の音楽もいいんだけど、その時期はたまに聴くと新鮮なのかなあ、って思います。

 

Freddie Hubbard(Tp)/Stanley Turrentine(Ts) In Concert Vol.1(CTI) - Recorded March 3 and 4, 1973. - Herbie Hancock(P), Eric Gale(G), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. Povo (Detroit) 2. Gibraltar (Chicago)

シカゴとデトロイトでの2日間にわたるライヴを2枚のCDとして別々に発売。2枚のアルバムで1曲がそれぞれダブっていますが、聴き比べると面白いかも。 こちらの方は2曲ともフレディ・ハバード作。LP時代には片面1曲ずつの収録だったと思われます。なかなかメンバーがスゴいですが、演奏自体は純粋なジャズというよりは、ジャズロックという雰囲気の1曲目は19分続きます。そのテーマは久しぶりに聴いても、昔けっこう親しんだような記憶が。’73年当時のジャズファンクというとやはりこういう少しもっさりしたリズムになるのかなと思います。シンプルなファンクがクセになります。1曲目はエレキ・ベースか。2曲目は当時の新しい要素も入った、主にラテンのリズムのこれまた19分台の曲。それそれのソロもノリがいい。

2019/04/13

Sonny Rollins' Next Album

Sonnynext ジャック・ディジョネット参加作の6日目。ソニー・ロリンズはホームページで’80年代以降のアルバムは取り上げたことはあったけれど、この時期のものはまだだったですね。今聴き直してみると、1曲目とか、クロスオーヴァ―の影響を受けているのが面白いです。まあ、ロリンズはバップフレーズの影響を受けずに、自分自身から湧き出るメロディを歌い上げているだけというイメージをいつの時代も持っています。だからこそ、ワン・アンド・オンリーの世界を築き上げたのかなあと。これより後の時代になると、ベースはエレクトリック・ベースだけになったり、けっこうマイペースですもんね。だからこそ、そういう彼を好きになったという。

 

Sonny Rollins'(Ts) Next Album(Milestone) - Recorded July 1972. George Cables(P), Bob Cranshaw(B), Jack DeJohnette(Ds on 1, 4), David Lee(Ds on 2-3, 5), Arthur Jenkins(Per on 1, 3) - 1. Playin' In The Yard 2. Poinciana 3. The Everywhere Calypso 4. Keep Hold Of Yourself 5. Skylark

ソニー・ロリンズ作は1、3-4曲目で、他はスタンダードなど。エレキベースにフェンダー・ローズでロックビートの1曲目とアップテンポの4ビートの4曲目、いずれもロリンズのサックスが目立っています。ドラムスの音が少々小さいような気もします。ちなみにエレキ・ピアノは1-2曲目、アコースティック・ピアノは3-5曲目で、エレクトリック。ベースは1曲目だけです。主役はサックスだけど、当時はこういうクロスオーヴァ―的なアプローチは新鮮だったと思わせる1曲目、珍しくロリンズのソプラノ・サックスが聴けるややアップテンポの明るい2曲目、カリプソのリズムで陽気に進んでいく3曲目、モーダルなアップテンポなんだけど、ちょっと録音バランスがイマイチな4曲目、10分にもわたるバラードでロリンズのソロが圧巻な5曲目。

2019/04/12

First Light/Freddie Hubbard

Freddiefirst ジャック・ディジョネットの参加作の5日目。今日もCTIです。この時期’70年代前半のCTIは、資金力があったのか、けっこう有名なミュージシャンを集めて、ホーンやストリングス・セクションも入れた豪華なアルバムが多かったですね。クラシックやポップスなどからも曲を取り上げているものもけっこうありました。CTIが当時の流行りにもなっていた記憶があります。ある意味本道のジャズが’70年代に入って下火にもなっていたので、それでミュージシャンを集めることが出来たんじゃないかと思います。このアルバムはそのCTIの典型的なアルバムと言ってもいいのではないかと思います。今聴いても、やはり豪華な感じはありますね。

 

First Light/Freddie Hubbard(Tp)(CTI) - Recorded September 1971. Hubert Laws(Fl), George Benson(G), Richard Wyands(P), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds), Airto Moreira(Per), etc.(Horn Section & String Section) - 1. First Light 2. Uncle Albert/Admiral Halsey 3. Moment To Moment 4. Yesterday's Dreams 5. Lonely Town (From "On The Town")

フレディ・ハバード作が1曲目、ポール・マッカートニー作が2曲目、ヘンリー・マンシーニ作が3曲目、ドン・セベスキー作が4曲目、クラシックの5曲目。セベスキーがアレンジャーでホーンとストリングスも加わっていて、選曲にCTIの製作ポリシーが前面に出てきましたが、久しぶりに聴いてみたらこれがけっこう聴きやすくていいです。とはいうもののソロにも当然力が入っています。1曲目は有名な曲ですが、渋いサウンドに勢いのあるボッサ的なジャズでのアプローチがなかなか印象的。メロディアスでアレンジがいい、サウンドとビートが変幻自在の2曲目、まるで映画音楽を聴いているようなバラードからジャズロックになる3曲目、メランコリックなサウンドが印象的な4曲目、クラシックが途中からジャジーになっていく5曲目。

2019/04/11

Straight Life/Freddie Hubbard

Freddiestraight ジャック・ディジョネットの参加作の4日目。ここでは今まで意外にCTIレーベルの紹介が少なかったのですが、今後はいくつかあると思います。私が中学生の頃、ジャズというよりはクロスオーヴァ―系でこっち方面にハマってきたということもありますが、今になって聴き直すと、ある意味ジャズロック的なサウンドは、少々時代を感じさせますね。それでもレア・グルーヴ的に再評価されたりして、そこのあたりは興味深いところでもあります。また、当時のCTIは、当時はまだ若手から中堅だったのでしょうが、今見るとかなりスゴいメンバーが演奏しているアルバムが多いです。こういう面からも、聴き直してみるのも面白いのではないかと。

 

Straight Life/Freddie Hubbard(Tp)(CTI) - Recorded November 11, 1970. Joe Henderson(Ts), Herbie Hancock(P), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds), George Benson(G), Richard "Pablo" Landrum(Per) - 1. Straight Life 2. Mr. Clean 3. Here's That Rainy Day

フレディ・ハバードの作曲は1曲目で、2曲目はジャズファンク、3曲目はスタンダード。CTIの中でもこれはジャズ的な(といってもリズムは4ビートではなく、エレキピアノも使用していますが)アプローチで最初の2曲は演奏時間も長いです。とはいえ3曲だけなので、収録時間は36分ほど。恐るべきメンバーで、ジョージ・ベンソンのギターのフレーズなど、今聴いても涙ものです。1曲目は17分台もの8ビート的なジャズロックの曲。パーカッションが効いています。少し時代を感じさせるサウンドですが、ノリはいい方なので、割と17分という演奏時間がはやく過ぎていきます。ワンコードの、1曲目よりは少しゆったりした8ビートのワンコード・ファンクの、渋さが光る2曲目。3曲目のバラードはトランペットとギターの絡みが素晴らしい。

2019/04/10

Tetragon/Joe Henderson

Joetetra 新譜もあったり、ブログの不具合もあったりで、だいぶ時間が開いてしまいましたが、ジャック・ディジョネットの参加作の3日目。ホームページの方が時系列的に順序がおかしくなっていて、このアルバム、ビル・エヴァンスのアルバムに参加したものより少し早かったんですね。今回ホームページの順序を直しました。やはりジョー・ヘンダーソン、私は好きですねえ。こういう’60年代のあたりから、また’80年代あたりでも、いいアルバムが多いです。今回2つのクァルテットを使い分けていますけど、メンバーが入れ替わるとサウンドもけっこう変わります。そういう点でも、久しぶりに聴いて面白いと思いました。

 

Tetragon/Joe Henderson(Ts)(Milestone) - Recorded May 16, 1968. (September 27, 1967) Kenny Baron(P on 4, 6-7), Don Friedman(P on 1-3, 5), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds on 1-3, 5), Louis Hayes(Ds on 4, 6-7) - 1. Invitation 2. "R.J." 3. The Bead Game 4. Tetragon 5. Waltz For Sweetie 6. First Trip 7. I've Got You Under My Skin

ジョー・ヘンダーソンの作は3-4曲目、ロン・カーター作が2、6曲目、他はジャズメン・オリジナルやスタンダード。1曲目にミディアムテンポの「インヴィテーション」を持ってくるとは実に渋いです。これぞ’60年代後半のジャズという感じで演奏しています。ジャック・ディジョネットは1-3、5曲目に参加。2組のクァルテットのアルバム。当時からすでにジョー・ヘンダーソンのテナーは饒舌でメロディアス、しかも渋い。アップテンポのモード的な4ビートがなかなかカッコいい2曲目、ややフリー的なアプローチもあるアップテンポでモーダルな3曲目、メンバーが替わると雰囲気も少し軽めになる4曲目、8分の6拍子で渋くて少し淡い感じの5曲目、少し跳ねるような感じの軽快な4ビートの6曲目、アップテンポで明るめな4ビートの7曲目。

2019/04/09

リニューアル後の不具合だらけのココログとの格闘20日間

最近、毎日のようにツイッターで「ココログ」のワードで検索をかけて、どのような状況になっているか、あるいはユーザーの本音はどうか、確認をしてます。ニフティの公式の不具合情報では情報がどうしても遅れてしまうからです。私は今年についてはリニューアルの少し後までリニューアル前に仕込んでいたエントリーで毎日更新していましたけれど、リニューアル後の不具合でどうにも更新できなくなってしまいました。私のところのブログはかなりシンプルなはずなんですけど。リニューアルから20日経つ今になってもはっきり正常には機能しているとは言えず、あと何か月かかるやら、なんてことを思ったりします。

最初に訪れたのは、空白行を開けた改行ができない不具合でした。リッチテキストエディタが基本になっているのですが、通常エディタで書き込みしても、またリッチテキストエディタに戻ってしまい、改行がくっついてしまう不具合。なので、アップした後に文章を直しづらくなってしまいました。その都度最初から改行等やり直しになりました。しかも画像を左回り込みにしても、当初は文章が1行しか回りこみませんでした。写真のところの文章の回りこみは写真のところのHMTLタグを使って修正しました。

次に、改行しないのが直ったと思ったら、変に間延びした改行になってしまう不具合。数日は直せなかったんじゃないか、と思いますが、その後、リッチテキストのところで開き過ぎた改行を消せば、何とか見える状態に持っていくことが可能になりました。その他、リニューアル前のストックをECMブログの方では何日分も仕込んであったのですけど、それらで改行が崩れるはずがないのが崩れたのが2日間ほど。

また、写真の位置がおかしいので、直してアップしたら、同じエントリーが2つ出来てしまい、あわてて削除しても画面上にはしばらく残り続けた、という不具合の時もありましたね。確かこれは3月末近くの高崎行きの記事を書いたあたり。

結局、リニューアルした内容がほとんど不具合だったという、たぶん本番前にテストをやってなさそうな、リニューアルのいちばん悪い見本ですね。毎日のようにブログと格闘していたので、今ある状態に合わせる形で何とか形式的には以前のような見栄えに持って行きましたけど、何が悲しくて、簡単に書けるはずのブログにホームページ並みの労力を使わなければならないのか、と思いませんか?私はPCで書いてますが、スマホからブログアップしている人たちはもっと苦労しているようですし。まあ、リニューアル直後よりはだいぶマシにはなっているようですが。

そして今日、どうにも気に入らなかった、リニューアル後の写真と文字がくっつく問題も、ネット上で解決策があったのを見つけて、これもHTMLのタグ打ちで少し隙間を開けることができました。リニューアル前には当たり前にできていたことが、当たり前ではなくなってます。ホームページ時代のHTMLの知識が少しでもあって良かったですが、何も知らない人たちには右往左往でしょうね。助け合い掲示板もありますが、そこでのやり取りもなんだか高度なものに。もう、ココログで一番の優先順位は、ブログのエクスポート機能をつける事じゃないか、と真面目に思いはじめてます。本当にサーバーの負荷軽減のためにこの機能をリニューアル直後に外したの?と疑っています。ココログから脱出したい人たちは多いはずですよ。

(追記)今ある不具合は、写真がアップ出来ない、というもののようです。なので、今日は写真を使わない書き込みにしました。

(さらに夜追記)私は今までPCからしか自ブログを見てなかったですけど、iPhoneでサファリを使って、自分の記事の見出しを見ると、ジャケ写のカットが一定時点以前がデタラメなトリミングをされたカットになってます。そんなに何枚も写真直せないです...。(注)その後直ったようですが。

2019/04/08

SEIKO JAZZ 2/松田聖子

Matsudajazz2 2月20日にアルバムが出ていたことを全く知らず、数日前に知ったあとも、買おうかどうしようか迷っていたのですが、いわゆるJ-POP界の大物がジャズを歌って、その直後のツアーも成功させていたらしいこともあって、気になりつい注文してみました。内容的にはジャズ通を唸らせるか、というとどうか分かりませんけど、アラウンドジャズの、普通の人たちを取り込む効果というのは非常に大きいと思います。アルバムは36分収録とちょっと短めですけど、バラエティに富んだ内容だし、普通の人に取って聴きやすいというのは大きいんじゃないかと。ある程度の批判はあるのかもしれませんが、今後も3、4と続けて行って欲しい企画ですね。

 

SEIKO JAZZ 2/松田聖子(Vo)(Universal)
SEIKO JAZZ 2/Seiko Matsuda(Vo)(Universal) - Released 2019. Mervyn Warren(Ds, Per, B Prog, Back Vo, Vo in 4), Ernest Reggie Hamilton(B), Paul Jackson Jr.(G), Stacey Lamont Sydnor(Ds, Per), Brandon Fields(Sax Solo), Kye Palmer(Tp Solo) - 1. Sway 2. It Had To Be You 3. Over The Rainbow 4. The Way You Look TOnight 5. One Note Samba 6. Fly Me To The Moon 7. How Insensitive 8. Human Nature 9. When I Fall In Love 10. My Funny Valentine

松田聖子のジャズ集の2作目。収録時間は36分ほど。1曲目はラテンの曲だったり、8曲目にヒューマン・ネイチャーがあったり(マイルス・デイヴィスからの影響か)、鍵盤がキーボードの曲もあったりしていて、必ずしもジャズのど真ん中というわけではありませんけど、かなり聴きやすい(ある意味イージー・リスニング的な部分もあるかも)ジャズ集なので、ジャズファンというよりは、今までの聖子ちゃんファンの方が多く買っているのではと想像させます。中心となるMervyn Warrenは多重録音がメインの人ですが、なかなかゴージャスな感じが出ています。通のジャズ・ヴォーカル・ファンを唸らせるかどうかは分かりませんが、セールスで成功しているうちは、やっぱり狙いは当たっているというべきか。音楽に身をゆだねたい時に。(19年2月20日発売)

2019/04/07

Come What May/Joshua Redman Quartet

Joshuacomewhat_1 今日も続けてサキソフォン・クァルテットのアルバムです。それにしても、昨日のブランフォード・マルサリスといい、いいアルバムはほとん同時期に出てますね。内容的には方向性はそれぞれ個性があって違うんだけど、甲乙つけがたいと思います。今日のアルバムはジョシュアのメロディというか、その個性が前面に出てきている感じで、ブランフォードがモーダル的にバリバリ吹いているイメージとはやはり違いますね。ブランフォードのバンドも静かな曲はあるけど、全体的にジョシュアのバンドの方が少しソフトかな。比較するのも面白いので、この際、今回は2枚まとめて買って、比べて聴くのもいいのかなあと思います。メンバーもそれぞれにスゴいですし。なかなか貴重なリスニング体験をしました。

 

Come What May/Joshua Redman(Ts) Quartet(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded September 23 and 24, 2018. Aaron Goldberg(P), Reuben Rogers(B), Gregory Hutchunson(Ds) - 1. Circle Of Life 2. I'll Go Mine 3. Come What May 4. How We Do 5. DGAF 6. Stagger Bear 7. Vast

(19/04/06)全曲ジョシュア・レッドマン作曲。なかなかスゴいメンバーで、やはり直球ど真ん中の今のジャズを演奏しています。ジョシュアのサックスがやや前面に出ている印象。引っ掛かりと愁いと浮遊感のある、メロディアスな感じでもある1曲目、メロディのテーマがけっこう強力に感じる8ビート的な2曲目、しっとりした優しい演奏が続くバラードでタイトル曲の3曲目、メカニカルかつクロマチックなフレーズが続いていて、そこにリズムのアクセントが加わり、途中から割とアップテンポの4ビートになる4曲目、5連符?の続くテーマから自在な方向に展開していく5曲目、メロディアスながらテーマが変拍子的にせまりアドリブは割と普通のビートになる6曲目、東洋的な雰囲気もあるやや静かなところからカチッと盛り上がる7曲目。

2019/04/06

The Secret Between The Shadow And The Soul/Branford Marsalis Quartet

Branfordsecretこのアルバム、3月1日には出ていたんですが、他の注文と同送だったので遅れた上に、ココログのトラブルで届いてから2週間近く寝かせてしまいました。いや~、スゴいアルバムですねえ。最先端ではなくても直球ど真ん中の現代ジャズのいろんな要素がつまっていて、今の「ジャズ」の美味しいところを聴くには、このアルバム、けっこういいんじゃないかと思います。少々取っつきにくいところはあるかもしれませんけど、メンバーも演奏も、そして全体のバランスもいいですし。演奏でなかなかこういう境地にはたどり着けません。いつもは1回聴いて、ササッとブログにアップしてしまうのですが、これは2回じっくり聴きました。

 

The Secret Between The Shadow And The Soul/Branford Marsalis(Sax) Quartet(Marsalis Music)(輸入盤) - Recorded May 28-30, 2018. Joey Calderazzo(P), Eric Revis(B), Justin Faukner(Ds) - 1. Dance Of The Evil Toys 2. Conversation Among The Ruins 3. Snake Hip Waltz 4. Cianna 5. Nilaste 6. Life Filtering From The Water Flowers 7. The Windup

(19/04/06)ブランフォード・マルサリス作は6曲目のみで、エリック・レヴィス作が1、5曲目、ジョーイ・カルデラッツォ作が2、4曲目、アンドリュー・ヒル作が3曲目、キース・ジャレット作が7曲目。現代ジャズだけど枠組みはメイン・ストリームを行っていて、どの曲もモダンな輝き。どこまでもガンガン行ってしまいそうな迫力のある1曲目、一転しっとりとした美メロ系のバラードになりつつ盛り上がりもある2曲目、少しお茶目な雰囲気もあるワルツの3曲目、ムードミュージックのような温かで穏やかな4曲目、浮遊感のある空間的なサウンドで少しの緊張感をもって盛り上がる5曲目、哀愁の漂うメロディが印象的でも時に沸々と煮えたぎる6曲目、8ビートでフォークテイストのあるテーマで、アドリブはアップテンポの4ビートの7曲目。

2019/04/04

The Transitory Poems/Vijay Iyer, Craig Taborn

2644_1 ECMを先に聴いていて、それが一段落。もっと前に入手したアルバムもあと2枚あるんですけど。今日のアルバムは、ありそうでなさそうな組み合わせでのピアニストのデュオの演奏です。ジャズのピアノの新しい歴史はキース・ジャレットやチック・コリアらによって’70年代から出てきて、ある種クラシックを連想させるようなサウンドは当時からあったんですが、これはその現代系という感じのアルバムですね。まあ、初めての2人の演奏ではないようで、まるで作曲されたかのような息の合ったところを見せてくれています。なかなか素晴らしいです。でもキャッチーな分かりやすいメロディというわけではないので、ちょっと目立ち感的には損しているかな、という感じにもなりますけど。

 

The Transitory Poems/Vijay Iyer(P), Craig Taborn(P)(ECM 2644)(輸入盤) - Recorded March 2018. - 1. Life Line (Seven Tentions) 2. Sensorium 3. Kairos 4. S.H.A.R.D.S. 5. Shake Down 6. Clear Monolith 7. Luminous Brew 8. Meshwork/Libation/When Kabuya Dances

(19/04/03)ハンガリーのブダペストでのライヴ。8曲目の最後のみジェリ・アレンの作曲で、あとは2人のインプロヴィゼーションでの演奏。他にも、Jack Whitten(芸術家、2曲目)、Muhal Richard Abrams(6曲目)、Cecil Taylor(7曲目)に捧げられた曲があります。ありそうでなさそうな2人のピアニストの共演。あまりジャズ的にガンガン行かないで、どことなく現代音楽的というか、クラシック的というか、繊細な中にもハッとするものを持っている才気のある演奏で、やはりこういうところはECM的なのかなあ、と思います。特に2曲目は静かなインプロヴィゼーションになってます。2人の織りなすメロディとハーモニーは独特なものだと思うので、割と硬派なピアノのデュオの演奏を聴きたい人にはいいかも。6曲目はブルースしてます。

2019/04/03

Avec Le Temps/Giovanni Guidi

2604ECMのCDが2枚届いているので、なるべく早く聴こうと思ってました。ココログの不調に不満はあるけど、多少のHTMLの知識と、私のような単純はブログ配置ならそろそろ何とかなると思って、というのもあります。今日のアルバムはGiovanni Guidiのアルバムになります。ECMでは過去何枚か出てますけど、今回はサックスとギターが曲によって参加していることが特徴か。繊細なんだけど、自由な部分も多いのはマンフレート・アイヒャーがプロデュースしているからかもしれません。個人的には1曲目の雰囲気がずっと続いてくれたらとは思うのですが、自由度の高い演奏も個人的には好きなので、こういう演奏も大歓迎ではありますけど。

 

Avec Le Temps/Giovanni Guidi(P)(ECM 2604)(輸入盤) - Recorded November 2017. Francesco Bearzatti(Ts), Roberto Cecchetto(G), Thomas Morgan(B), Joao Lobo(Ds) - 1. Avec Le Temps 2. 15th Of August 3. Pstludium And A Kiss 4. No Taxi 5. Caino 6. Johnny The Liar 7. Ti Stimo 8. Tomasz

(19/04/02)1曲目がLeo Ferre(フランスのシンガーソングライター)作曲、3-4曲目が5人のフリー・インプロヴィゼーション、他の曲はジョヴァンニ・グイディの作曲(2、5-8曲目)。1曲目の冒頭からピアノの哀愁の漂うメロディが出てきて、なかなかの美旋律です。2曲目からギターやサックスの加わる演奏が多いですが、またこれもリーダーに合わせた雰囲気。フリーの3曲目は元の作曲があるような自由な中に静けさや盛り上がりがあって、割と端正なサウンド。対照的にテーマだけあって全くのフリーの4曲目。後半の曲はいかにも彼らしい静かな曲が続きますが、そこはECMなので、一筋縄ではいかないようなサウンドも。明るく牧歌的なゆったり自由の7曲目、トーマス・スタンコに捧げられている8曲目。繊細な面も多い。

2019/04/02

邂逅(Kaikou)/与之乃、田村夏樹

Yoshinokaikouココログの不具合、2手間ぐらいかければ、私のように単純な構成のブログは形式的にも以前に近い形で公開できるのですが、前のようにササッと直感的に書いてアップしてしまうということができなくなってしまい、それがブログアップの停滞の要因にもなってます。まだ挙動が不安定な時もあって、こちらの思うように配列できないということもありましたし。まあ、それでも新譜がたまっていってしまうので、何とかアップしていきたいと思います。今日のアルバムは琵琶とその歌がメインのアルバム。それにトランペットが非メロディ、メロディと絡むのでなかなか面白いのですが、個人的にこういう歌の歌詞を聴きとれないということが少々あるので、そこまで判別できればもっと面白かったかなあ、と思います。独特な、今まで聴いたことのないサウンドで、地平が広がりました。

 

邂逅(Kaikou)/与之乃(Biwa, Voice)、田村夏樹(Tp, Voice, Bells)(自主制作) - Recorded July 6, 2018. - 1. Kaikou No Maki 2. Fushi 3. Beshi 4. Nagakiyono

全曲2人の合作で、歌詞は与之乃作。琵琶とトランペットの、まさに邂逅と言えるようなアルバム。日本古来の琵琶が盛んだった時代の歌い方のような雰囲気。そこに非イディオム系のトランペットがメロディを避けつつ、時に哀愁漂うメロディを歌うように、多様な音色で絡んでいるという、まさに音的な広がりを見せている感じ。ある意味独特な宇宙観があります。琵琶と歌唱は伝統的に感じますが、歌詞に関してはあまりよく分からないので、もしかすると革新的なのかも。琵琶を中心に、懐かしい時代性を感じます。58分収録ですが、1、3曲目が20分以上の大作。日本古来の楽器を使いつつ、その雰囲気を保ちながらドラマチックに展開していて、全編飽きさせずに聴かせてくれます。伝統的ながら自由な発想のデュオです。(19年3月27日発売)

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