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2018年12月の記事

2018/12/31

The Gadd Gang

Stevegaddgang
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の11日目。このアルバム的にはエディ・ゴメス関連で紹介した方がいいのですが、コメント手直しの順番に法則があるため(外れるとどこか分からなくなる)、大晦日の今日は有名なこのアルバムです。スティーヴ・ガッドのリーダー作は、だいたい聴く前に抱いていたイメージと異なることが多く、このアルバムが出た時も、こう来たか、という感じでした。でも聴きやすいんですよね。あえてこういう時にエレクトリック・ベースを使わないのも、今では納得ですし。37分ほどと、LP時代を引きずっているせいか、適度な長さです。ところで、急に昨日の’82年録音から’86年録音に飛びました。


The Gadd Gang(A Touch) - Recorded June and August 1986. Steve Gadd(Ds, Per, Vo), Cornell Dupree(G), Eddie Gomez(B), Richard Tee(P, Key, Vo), Ronnie Cuber(Bs on 1, 3, 7), Jon Faddis(Tp on 7), Lew Soloff(Tp on 7), Barry Rogers(Tb on 7), David taylor(Tb on 7), Michael Brecker(Ts on 7), George Young(Ts on 7) - 1. Watching The River Flow 2. Strength 3. Way Back home 4. Morning Love Duke's Lullaby 5. Everything You Go 6. honky Tonk/I Can't Stop Loving You

マイケル・ブレッカーは7曲目だけにあるホーンセクションのひとりとして(豪華なメンバー)の参加。スティーヴ・ガッドがグループを組んだという事で、すごいフュージョン・バンドを想像していましたが、肩の力の抜けた演奏が多くてリラックスして聴けました。どの曲もゴリゴリのフュージョンというより、洗練されたリズム&ブルースやソフトタッチのフュージョンという感じです。たぶん、ガッドは普段やっている世界の音楽とは、全然別のことをやりたかったのかなあ、と思えるくらいの演奏。それでも、なかなかスゴい、こういう曲をやるならこれだ、という素晴らしいメンバーを集めています。ベースがアコースティック(しかもエディ・ゴメス!)というのもひとつのこだわりなのでは、と思います。唯一ガッドのソロ曲の5曲目はかなりテクニカル。

2018/12/30

Cityscape/Claus Ogerman/Michael Brecker

Clauscity
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の10日目。実は2日目の22日分から今日まで9日分、落穂ひろい的に、しかも時系列的にまだアルバムコメントの手直しをしていないアルバムだけ紹介してきたのに、時間は1年しか経過していないんですよね。いかに彼が録音とライヴに忙しかったのか、分かります。初リーダー作も遅くなるはずですよね。このアルバムでは双頭名義になっていて、マイケル度が十分にあります。まさに彼のために録音されたと言って良いアルバムですね。この演奏を聴くと、彼がもっと長生きしてくれたら、と思いました。それはかなわぬことですけれども。こういうアルバムも残しているということは伝えておきたいです。


Cityscape/Claus Ogerman(Comp, Arr)/Michael Brecker(Ts)(Warner Bros.) - Recorded January 4-8, 1982. Warren Barnhart(Key), Steve Gadd(Ds), Mercus Miller(B on 2, 4-6), Eddie Gomez(B on 1, 3), John Tropea(G on 2), Buzz Feiten(G on 4), Paulinho Da Costa(Per on 2, 4), etc. - 1. Cityscape 2. Habanera 3. Nightwings 4. In The Presence And Absence Of Each Other (Part 1) 5. In The Presence And Absence Of Each Other (Part 2) 6. In The Presence And Absence Of Each Other (Part 3)

作曲、アレンジと指揮は全てクラウス・オガーマン。彼のの作品参加第2作目になりますが、オーケストレーションの美しい、しかもマイケル・ブレッカーのサックスもよく唄っているアルバムです。どちらかというと曲の進行にともなって、流れるようなオーケストラのサウンドが印象に残るアルバム。 マイケルと双頭名義になっているだけあって、彼のサックス度は満点。ジャズかというと、ちょっとサウンド的には落ち着いた感じで、少々ズレるかもしれませんけど、これだけサックスを吹いてくれるとうれしいと思います。4-6曲目は組曲になっていて、その曲名の邦題は「神々の出現そして不在」。かなりものものしいですけど、マイケルのサックスは露出度も多く、それだけ素晴らしく響いています。プロデューサーはトミー・リピューマ。

2018/12/29

The Birthday Concert/Jaco Pastorius

Jacobirthday
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の9日目。ジャコ・パストリアスの生前の公式なリーダー作は「Jaco Pastorius」と「Word Of Mouth」の2作しかなかったのですが、彼の没後にいろいろな音源が出てきて、アマチュア時代のものとか、ここまで追いかけるかというようなものまで(私は追いきれませんでしたが)出てきているようです。でも、このアルバム、音質が当時のライヴ・クォリティと行ってしまえばそれまでなんですが、それを超える素晴らしい演奏が詰っています。これが出た時には小躍りしましたね。ジャコは置き換えのできないベーシストだから、今でもここまで人気があるのだなあ、と改めて思いました。


The Birthday Concert/Jaco Pastorius(B)(Warner Bros) - Recorded December 1, 1981. Michael Brecker(Ts), Bob Mintzer(Ts, Bcl, Ss), Don Alias(Per), Peter Erskine(Ds), Brian O'Flaherty(Tp), Ken Faulk(Tp), Brett Murphey(Tp), Melton Mustafa(Tp), Dan Bonsanti(Sax), Gary Lindsay(Sax), Neal Bonsanti(Sax), Randy Emerick(Bs), Peter Graves(Btb), Russ Freeland(Tb), Mike Katz(Tb), Dave Bargeron(Tb, Tuba), Peter Gordon(French Horn), Jerry Peel/Steve Roitstein(French Horn), Othello Molineaux(Steel Dr), Paul Hornmuller(Steel Dr), Bobby Thomas Jr.(Per), Oscar Salas(Per). Larry Warrilow(Music, Prep, Copyst) - 1. Soul Intro/The Chicken 2. Continuum 3. Invitation 4. Three Views Of A Secret 5. Liberty City 6. Punk Jazz 7. Happy Birthday 8. Reza 9. Domingo 10. Band Intros 11. Amerika

’95年にはじめて発売された演奏。69分収録。1曲目後半、3曲目、7、10-11曲目以外はジャコ・パストリアス作曲。演奏内容、参加メンバーを見ると、それまでオクラ入りだったのがが不思議な音源。音質的に今イチなのとちょっと演奏が荒っぽいような部分はありますが、ジャコの良い時期の演奏でもあり、ノリにノッている演奏を聴くと、音源のそんな気になる部分は吹っ飛んでしまうほど勢いのあるアルバムです。 やはりビッグバンドは全部ジャコのためのお膳立て、という感じのする曲たちと、ジャコのベースがやたら目立つ演奏で、彼の存在感は唯一無二だということが分かります。これにマイケル・ブレッカーとボブ・ミンツァーの管が多くソロで絡むので、ホーン的にもなかなか満足度が高いです。けっこうスリリング。

2018/12/28

Paradox/Steps

Stepsparadox
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の8日目。STEPSも、これでいちおうの完結編で、ドラマーがピーター・アースキンになっています。バンドサウンドとしては、このアルバムが一番好きかな、と思いますが、印象に残すアピール度は最初の「Step By Step」かなあ、と思います。いずれにしても、この時期こういうサウンドでのアルバムを作った、ということは他に与える影響が大きかったでしょうね。それにしても、やっぱりマイケルに耳がいきます。もう聴くことができない彼の演奏、この時期にはたくさん残してくれました。こういうセッションバンド的なものでも、ずっと一緒にやっているクォリティ、ありますもんね。


Paradox/Steps(Better Days) - Recorded September 18-19, 1981. Mike Minieri(Vib), Michael Brecker(Ts), Peter Erskine(Ds), Don Grolnick(P), Eddie Gomez(B) - 1. N L 4 2. The Aleph 3. Patch Of Blue 4. Four Chords 5. Take A Walk 6. Nichka

ドン・グロルニック作が1、4曲目、マイク・マイニエリ作が2-3曲目、マイケル・ブレッカー作が5曲目、エディ・ゴメス作が6曲目。ライヴ。ドラムスがピーター・アースキンになり、サウンドも緊密になってよりシリアスになってきたように思います。曲も4ビートには収まりきらない部分もありますが、音が複雑で楽しめます。流れるようなビートで、時にラテンビートになり、少し内省的にも感じる1曲目、明るい高速ユニゾンテーマが印象的な、アップテンポの4ビートから緩急自在な展開をする2曲目、少し日本的な旋律も感じる、哀愁が漂うバラードの3曲目、バラードのようでアクセントもあり、少し入り組んでいる構成のその後4ビートになる4曲目、シャッフル的なブルース進行の5曲目、ベース・ソロで複雑な演奏をこなす小品の6曲目。

2018/12/27

Three Quartets/Chick Corea

Chickthree
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の7日目。なかなかスゴいアルバムが続きます。ここでもエディ・ゴメスとスティーヴ・ガッドなんですが、当時は売れていたからなあ。まあ、STEPSと違い、こちらは新しいけれど、フュージョン路線なしの割とハードなジャズで行ってます。そして何よりも、マイケルの露出度がかなり高いです。個人的には、アルバムの狙いとしては追加曲が無い方がいいんだけど、マイケルを聴くには追加曲があった方が楽しめる、というジレンマを抱えつつ聴いてました。でもなかなかいいアルバムだということを、これまた20年もほったらかしておいて、再度聴いて、改めて思います。


Three Quartets/Chick Corea(P)(Stretch) - Recorded January and February 1981. Eddie Gomez(B), Steve Gadd(Ds), Michael Brecker(Sax) - 1. Quartet No.1 2. QuartetNo.3/Quartet No.2 3. Part 1 (Dedicated To Duke Ellington) 4. Part 2 (Dedicated To John Coltrane) 5. Folk Song 6. Hairy Canary 7. Slippery When Wet 8. Confirmation

ラスト4曲はCD化の時の追加曲。8曲目以外はチック・コリア作曲。ワン・ホーン・クァルテットでシリアスでハードな演奏、しかもマイケル・ブレッカーがかなり目立っていますが、当然他のメンバーも半端でなく素晴らしいです。タイトルは抽象的だけど、ジャズの興奮度はけっこう高く、このクァルテットの演奏が物語っているくらい完成度が高いです。正式には4ビートではないかもしれなけれど、正統派ジャズに戻って来たカッコ良さがあります。不思議とスティーヴ・ガッドもミキシングのせいか、かなりジャズしています。このアルバムは4曲目までのトータルアルバムとして統一感があり、5曲目以降は追加曲ですが、聴くと意外にこれも統一感があります(8曲目のチャーリー・パーカー作を含めて)。でも追加曲はなくてもいいと思う。

2018/12/26

Magic Windows/Herbie Hancock

Herbiemagic
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の6日目。ハービー・ハンコックの過去盤リーダー作というのは、まともに聴いたのが6年ぶりということになってしまいました。しかも、この時期、ポップなヴォーカルアルバムに彼が注力していた時期で、どうしてもファンクよりはポップスのアルバムという印象になってしまいます。それでも、私ももう残りの方が少なくなっている人生なので、バンバン聴き直していきましょう、という時期でもあります(笑)。まあ、時代が時代だったので、ハンコックもこういう方向を目指していた時期があったのだなあ、と改めて感じますね。昔はとりあえず買ってしまおう、ということを実践していましたが、今だとどうかなあ、と思いますが。


Magic Windows/Herbie Hancock(Key, etc)(Sony) - Released 1981. John Robinson(Ds), Freddie Washington(B), Ray Parker, Jr(G), Pete and Juan Escovedo(Vo), Michael Brecker(Ts), Vicki Randle(Vo), Louis Johnson(B), George Johnson(G), Gavin Christopher(Vo), James Gadson(Ds), Eddie Watkins(B), Al McKay(G), Alphonse Mouzon(Ds), Wah Wah Watson(G), Adrian Belew(G), Paulinho Da Costa(Per), etc. - 1. Magic Number 2. Tonight's The Night 3. Everybody's Broke 4. Help Yourself 5. Satisfied With Love 6. The Twilight Clone

ハービー・ハンコックとの共作(歌詞方面が中心か)で全6曲。時代の流れでバス・ドラムがより強調されたタイトなサウンドになっています。ディスコでよくかかったようなサウンド。1-5曲目がヴォーカル入りで、本人の歌ではなく様々なヴォーカリストを起用しています。ポップ指向は相変わらずですが、より大人っぽい曲になったような気がします。その分少々地味かも。フュージョンとかファンクとかいう前に、ポップで高みを目指していたと思われます。シングル曲の集大成という感じのアルバム。こういうサウンドはやはりその時代を反映しているので、たまに聴くのには好みと言えば好みかも。6曲目のみインストルメンタルで、その先を感じさせるサウンド。当然のことながらノリはいい。マイケル・ブレッカーは2、4曲目に参加。

2018/12/25

Word Of Mouth/Jaco Pastorius

Jacowordof
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の5日目。ジャコ・パストリアスの有名なアルバムですが、まだコメント手直ししないで20年以上も残ってました。最初は気の付いたところから手直ししていたのですが、だんだん、残りの手直し枚数の少ないページから手を付けるようになり、ジャコのページはまだ先になります。そういうわけでこういうこともおきるのです。自分もこのアルバムよく聴いたし、名作だったんじゃないかと思います。いうならば当時としては破天荒なアルバムでしたけど。かなり個性的ではありますが、一度は聴いておきたいアルバムの1枚にはなるんじゃないかなあ、と思います。まだ手直ししてないミュージシャンばかり4人もいたので、一気に進みました。


Word Of Mouth/Jaco Pastorius(B)(Warner Bros) - Released 1981. Wayne Shorter(Ts), Michael Brecker(Ts), Toots Thielemans(Harmonica), Hubert Laws(Piccolo), Herbie Hancock(P), Peter Erskine(Ds), Jack DeJohnette(Ds), Othello Morineauz(Steel Dr), Don Alias(Per), Robert Thomas(Per), etc. - 1. Crisis 2. 3 Views Of A Secret 3. Liberty City 4. Chromatic Fantasy 5. Blackbird 6. Word Of Mouth 7. John And Mary

4-5曲目を除きジャコ・パストリアスの作曲。1曲目ではものすごい速いベースの音のつながりに様々な楽器が絡むフリーの曲でびっくり。実はそれぞれのミュージシャンにはベース以外他の楽器を聴かせないで、思いっきり演奏をさせてミックスしたそうです。民族音楽的にエキゾチックなバッハの曲(4曲目)や、「ブラックバード」はやるし(5曲目)、オーケストレーションにも意欲を見せていて、しかもそれはなかなか本格的なサウンドになっている(2-3、7曲目)し、やはりジャコ・パストリアスを知るには避けて通れない名盤です。前作とこのアルバムだけで、演奏、作曲その他に才能のほとばしりを見せて、彼の短い人生を表現しきっている感じもします。ここまで何でもあり、しかも奔放な演奏で、個性的だと気分がいいです。

2018/12/24

Smokin' In The Pit/Steps

Stepssmokin
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の4日目。STEPSは連続して2日目ですが、まだ昭和時代のCDだったせいか、クレジットがいい加減で、今回、7曲目で弾いているスゴいギタリストが渡辺香津美だということが、初めて音を聴き直して、ネットで調べて分かりました。やはりこういうところは、20年も前にアルバムコメントを書いているものだと、抜け落ちていますね。このアルバムもけっこうスマートなフュージョンぽい要素のあるジャズを演じていて、ライヴとしても聴きやすいです。というよりも、この年大学に入ったばかりで、本格的にジャズの洗礼を受けるようになったのはその4-5年後くらいなので、これすらも後追いなんですけれどもね。


Smokin' In The Pit/Steps(Better Days) - Recorded December 14-16, 1980. Mike Minieri(Vib), Michael Brecker(Ts), Steve Gadd(Ds), Don Grolnick(P), Eddie Gomez(B), Kazumi Watabnabe(G on 7) - 1. Tee Bag 2. Lover Man 3. Fawlty Tenors 4. Song To Seth 5. Young And Fine 6. Soul Eyes 7. Not Ethiopia 8. Sara's Touch

スタジオ録音のアルバムとほぼ同時期の六本木ピットインでのライヴ(2枚組)。マイク・マイニエリ作が1、4、8曲目、ドン・グロルニック作が3曲目、マイケル・ブレッカー作が7曲目、2曲目がスタンダードで、5曲目がジョー・ザヴィヌル作、6曲目がマル・ウォルドロン作。超多忙なこれだけのメンバーの演奏を1回の来日で2つのアルバムに仕立て上げたのは立派。しかも曲目がダブっていないし。当時のライヴ録音なので、スタジオ録音と印象は少し違いますが、これだけの演奏を観たいという思いに駆られます。ライヴということと、既成曲も入ることで、よりジャズ方面に傾斜している感じですが、これはこれで面白い。聴きやすいけど高度なインタープレイも楽しめます。ハードな曲からバラードまで、やはりスマートな演奏かなと。

2018/12/23

Step By Step/Steps

Stepsstepby
マイケル・ブレッカーの共演・参加作の3日目。もう残りもアルバムコメントの手直しも500枚を切ってくると、話題作はそんなに残っていないんじゃないかと思ってましたが、このSTEPSの一連の作品がまとめて残ってました。他にもありますし、やっぱりこういうことを続けてないと、CDラックの奥で眠っているアルバム、多いですね。ジャズのジャンルに入れてますけど、今の感覚で聴くと、サウンド的にはフュージョンに近いですね(当時でもそうだったかもしれませんが)。後に’84年のマンハッタンジャズ・クインテットに1枚目からスティーヴ・ガッドが、’85年の3枚目からエディ・ゴメスが参加するので、このリズム隊の独特な音がその後かなり認知されるようになってくるんですけれども。


Step By Step/Steps(Better Days) - Recorded December 8 and 10, 1980. Mike Minieri(Vib), Michael Brecker(Ts), Steve Gadd(Ds), Don Grolnick(P), Eddie Gomez(B) - 1. Uncle Bob 2. Kyoto 3. Belle 4. Bullet Train 5. Six Persimmons

ドン・グロルニック作が1、5曲目、マイク・マイニエリ作が2-4曲目。このメンバーで本気で4ビートジャズに取り組んだということで、この時期エポック・メイキングなアルバム。全曲オリジナルで、フュージョンの影響が強く、ジャズ的でないサウンドもあり、非常に聴きやすいのが魅力的です。 1曲目からして、純粋に4ビートに取り組んでいるようでいて曲も新鮮だし、出てくるサウンドはやっぱり新しい「何ものか」で、時代の移り変わりを感じます。過去にCTIでもあったけど、やはりスティーヴ・ガッドのドラムス中心か。2曲目もちょっとラテンビート的でもフュージョンに聴こえる。2曲目はもっとアップテンポ。少し浮遊感のある8分の6拍子で淡いサウンドの3曲目も今っぽい感じ。サックスのテーマをはじめ少し静かで印象的な5曲目。

2018/12/22

Gate Of Dreams/The Claus Ogerman Orchestra

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マイケル・ブレッカーの共演・参加作の2日目。なぜこのクラウス・オガーマンのCDを持っているかは不明なのですが、CDで発売されたのは’92年あたりのこと。この頃は節操なくいろいろ買っていたので、その中に混ざっていたと思われます。オガーマンは、様々なジャズの有名なアルバムのアレンジで、このLPが出た頃は知名度は高かったようですけど、彼自身が中心になるアルバムは初めてだったようです。内容も、当時としてはけっこう新しかったんじゃないかと思います。参加ミュージシャンもけっこういいソロを演奏していますし、オーケストラの静かな場面もなかなか雰囲気が出ています。


Gate Of Dreams/The Claus Ogerman(Comp, Arr) Orchestra(Warner Bros.) - Recorded September and October, 1976. Joe Sample(Key), George Benson(G), David Sanborn(As), Ralph Grierson(Key), Peter Maunu(G), John Guerin(Ds), Chuck Domanico(B), Larry Banker(Per), Chino Valdes(Per), etc. - 1. Time Passed Autumn (Part 1) 2. Time Passed Autumn (Interlude Part 2) 3. Time And Autumn (Part 3) 4. Caprice 4. Air Antique 6. Night Will Fall 7. Night Will Fall (Interlude And Conclusion) 8. A Sketch Of Eden

邦題「夢の窓辺に」。全曲クラウス・オガーマンの作曲。マイケル・ブレッカーは4曲目にサックス・ソロで演奏しています。入魂のソロといった感じですが、このアルバムは他にデヴィッド・サンボーン(3、6曲目)、ジョージ・ベンソン(2曲目)、ジョー・サンプル(3、6曲目)などのソロも聴けます。それにも増して、映画音楽のようなオーケストレーションが最初から最後まで楽しめるアルバムでもあります。 ジャズというには、ちょっと違うかなという気もするのですが、何よりも音楽トータルでみた場合のドラマ性と叙情性がかなりいい。それでいてイージー・リスニングよりは硬派な感じですし。オーケストらでなだらかに進む部分と、ロック的なビートをバックにソロが展開される部分とが、うまく混ぜ合わさって自然な流れになってます。

2018/12/21

The Manhattan Transfer

Manhattandebut
マイケル・ブレッカーの共演・参加作のコメント手直し1日目。気が付いたら、前回の手直しは8月で、間が開いてしまいました。注文のまとめの関係で、これからまた、しばらく新譜が届くことが少なくなりそうなので、旧譜あさりとコメント手直しをやって行きます。このアルバム、ジャズ・コーラスとして聴くには、けっこうポップで、いわゆるそれまでのジャズ・コーラスとは違うのだと思いますが、それでもやっぱりうまいですし、その後かなり売れる要素になっているのだと思います。そして、この時代、マイケル&ランディ・ブレッカーはこういう録音にけっこう参加していて、なかなか個人的には追いきれないのも実情です。


The Manhattan Transfer(Atlantic) - Released 1975. (3曲目のパーソネル)Ira Newborn(G), Jerry Friedman(G), Don Grolnick(P), Richard Tee(Org), Andy Muson(B), Roy Markowitz(Ds), Michael Brecker(Ts) - 1. Tuxedo Junction 2. Sweet Talking Guy 3. Operator 4. Candy 5. Gloria 6. Clap Your Hands 7. That Cat Is High 8. You Can Depend On Me 9. Blue Champagne 10. Java Jive 11. Occapella 12. Heart's Desire

邦題「デビュー!」で、ご存知マンハッタン・トランスファーのメジャー・デビューアルバム。マイケル・ブレッカーは3曲目で間奏のソロを吹いていますし、ビッグバンドのメンバーにも入っています。当時から何でもやる性格だったのでしょうね。他の曲でズート・シムズもソロをとっています。 他の曲でも、ランディ・ブレッカーも含めて、ビッグバンドのメンバーとして、活躍しています。音的にはソロ以外は分からないですけれどもね。ビッグ・バンドもスゴいメンバーです。バックのメンバーのクレジットがけっこう長いので、ここでは割愛させていただきますけど。今聴いても、かなりいいジャズ・コーラスだし、どの曲も輝いています。まさにここから、ポップなジャズ・コーラスがもっと広まっていった1枚。35分に凝縮された珠玉の作品集ですね。

2018/12/19

Lucent Waters/Florian Weber

2593
ECMレーベルの新譜が1枚だけ届いたので、聴いてみました。次は2月の初旬あたりに5枚ほど、ドドッと届く予定になってますが、やはりヨーロッパのレーベルは夏休みとクリスマス休みはしっかりあるんですね。このアルバムリーダーは共作で以前ECMから1枚出していて、単独リーダー(?)では初。まあ、ジャケットには4人の名前が列挙してはありますけど。ラルフ・アレッシ(Tp)は半分くらいの曲に参加しているので、ピアノ・トリオとしての曲も何曲かあります。こういうアルバムを聴くと、サイドがけっこう強力なメンバーなんですけど、最終的にはECMの美学のあるサウンドに落ち着く、ということが分かります。


Lucent Waters/Florian Weber(P)(ECM 2593)(輸入盤) - Recorded September 2017. Ralph Alessi(Tp), Linda May Han Oh(B), Nasheet Waits(Ds) - 1. Brilliant Waters 2. Melody Of A Waterfall 3. From Cousteau's Point Of View 4. Honestlee 5. Butterfly Effect 6. Time Horizon 7. Fragile Cocoon 8. Schimmelreiter

(18/12/18)全曲Florian Weberの作曲。サイドのメンバーも強力。42分の収録時間。少々硬派な場面はあるけど、ECMの美学があります。ピアノだけでしっとりと静かにメロディを聴かせている小品の1曲目、ミステリアスで現代音楽的な旋律が連なっていく、緊張感のある2曲目、雄大な風景が眼前に現れるような、それでいてメロディも愁いを帯びていて美しく、途中から力強くも感じる3曲目、淡いしっとり感と浮遊感のあるバラードの4曲目、少し冷たい感触のトランペットが、またその後の各ソロ楽器が奏でるメロディが心地よい5曲目、勢いのあるドラムスの後に静かな場面が訪れ、またビート感のある展開になる6曲目、ミステリアスでフレーズと進行が緊張感のある7曲目、揺らぐサウンドの中に美しい旋律のある8曲目。

2018/12/18

竹腰トリオのライヴに行ってきました at Dolphy(横浜)

181216live
かなり出不精の私にとって(狭い空間に満員というのが苦手)、ライヴってそんなに行くことはないのですが、そのきっかけを作ってくれるのが友人だったりします。12月16日日曜日、桜木町のジャズのライヴハウス、Dolphyの昼の部で、お知り合いがLive に出るというので、友人たちに誘われて行ってきました。

そのお知り合いというのが、FBフレンドの平松さん(B)。実は、知り合っているチャンネルがいくつもあるのに、平松さんとは初対面。彼の中学、新潟方面、W大ダンモ、T工大ジャズ研などの方たちを通してのお友達だったのですが。2つあるバンドの中の竹腰トリオという先に出た方です。もう一つが ska vi fika という、2つともピアノトリオが中心で、時々ヴォーカルも出演しました。今時のジャズらしく2つのバンドとも、原則的には4ビートは無し。竹腰トリオではフレッド・ハーシュとかマーク・コープランドとかの曲も演奏されていたので、うれしくなってしまいました。けっこう私としてはツボのところで、やはりこういう選曲はプロではなかなか観れないかな、と思います。演奏もジャズとしては決め事も多そうで、大変だろうなあと思うのですが、耳に入ってくる音は心地よかったですし。ご本人は間違えた、とおっしゃってましたけど、安定の演奏でした。ある意味、ヨーロピアンなテイストが満点(アメリカの作曲者もいますが)なサウンド、とでもいうのでしょうか。もう一つのトリオもけっこう良かったでしたし、日曜の昼下がり(?)、好きな方面のジャズに浸って帰ってきました。

また近場でライヴがあれば行ってみたいです。当日の竹腰トリオのセットリストを教えていただきました。やっぱり選曲はツボでしたね。

16.12.2018 JAZZ SPOT DOLPHY
1st

♪Rain waltz(Fred Hersch)
♪Summer's waltz (Alan Pasqua)
♪Dark Territory (Marc Copland )

辻恭子voさんがゲストで加わって
♪Two Kites(Antonio Carlos Jobim)

♪Palhaço(Egberto Gismonti)
♪Esperanca(Vince Mendoza,arrenged by Peter Erskine Trio)
♪Colored in D(島田さんのオリジナル)

島田博志(p) 平松徹也(b) 竹腰肇(ds)

2018/12/17

キコエル 木村昌哉トリビュート/藤井郷子オーケストラ東京

Fujiikikoeru
月刊藤井郷子12月号。とうとう今年は毎月CDを出すというところで、その完結編まで来てしまいました。いろいろなフリージャズを聴くことが出来て、なかなか興味深かったです。まあ聴く人を選ぶということはありますが、好きな人には、今年のこの企画、けっこう楽しみだったんじゃないでしょうか。その12月号として、オーケストラ東京(何と今年8月の録音です)が出てきて、その過激な、そしてある意味荘厳なアルバムに仕上がっていて、うれしくなってしまいました。これだけ表現の幅の広い、何でもやってしまうフリージャズのピアニスト(時に指揮者、今年は時に作曲家)は他ではいないと思います。


キコエル 木村昌哉トリビュート/藤井郷子(Cond)オーケストラ東京(Libra Records)
Kikoeru Tribute To Masaya Kimura/Satoko Fujii(Cond) Orchestra Tokyo(Libra Lecords) - Recorded August 14, 2018. Sachi Hayasaka(Ss, As), Kunihiko Izumi(As), Kenichi Matsumoto(Ts), Daisuke Fujiwara(Ts), Ryuichi Yoshida(Bs), Matsuki Tamura(Tp), Yoshihito Fukumoto(Tp), Takao Watanabe(Tp), Yusaku Shirotani(Tp), Haguregumo Nagamatsu(Tb), Yasuyuki Takahashi(Tb), Toshihiro Koike(Tb), Toshiki Nagata(B), Akira Horikoshi(Ds) - 1. Amadare 2. Farewell 3. Kikoeru 4. Neppa 5. Stop And Go 6. Ah Dadada

全曲藤井郷子作曲。亡くなった木村昌哉(Ts)へのトリビュート。そういうところまで気にしなくても、曲として興味深いものが多い。当然フリー度はかなり高め。単音の繰り返し的なものからはじまり、それが強弱をつけながら発展していく、万華鏡を覗いているような感覚に陥る1曲目、ゆったりとしつつも、少々暗めで荘厳な感じもして高みへ登っていき、その後サックスとドラムスのバトルと、間のバックが時に入り盛り上がる17分台の2曲目、静かな場面から時折浮かび上がるビッグバンドが幽玄な表情を持ち、その後盛り上がる12分台の3曲目、出だしのテーマから勢いがあってベースが強調され豪快に突き進む4曲目、フリーでいながらロックビートもあってけっこう面白い5曲目、人の声と楽器が混ざる実験色の強い6曲目。(18年12月8日発売)

2018/12/16

XII/大西順子セクステット

Onishixii
12月に入ってくるアルバムが今日も、またいいですねえ。個人的ベスト3を11月締め切り、というのはもったいないかもしれない。今日のアルバムは大西順子の3管編成のセクステットのアルバム。もうここまでくると、彼女独自のサウンドの世界(楽曲は全員が提供しているにしても)ではないかなあ、と思います。拍子とか3管のハーモニーに深入りするとちょっと難しい感じがあるので、今回はあくまでも流れていくというか、進んでいくにまかせて聴いていましたけど。いろいろな曲があるので、変化に富んでいるのもいいですね。でもやはり現代ジャズはこういう方向なのかな。少し聴く人を選ぶかもなあ、なんてことも思いました。


XII/大西順子(P、Key)セクステット(Somethin' Cool)
XII/Junko Onishi(P, Key)Sextet(Somethin' Cool) - Recorded August 29 and 30, 2018. Akihiro Yoshimoto(Ts, Fl), Miki Hirose(Tp, Flh), Yuzo Kataoka(Tb), Yosuke Inoue(B), Shinnosuke Takahashi(Ds) - 1. One Lap Beyond 2. Falling Rocks 3. Apple Of My Eye 4. Dr. Pu! Poon 5. Baby I'm Yours 6. July 7. Teenager 8. Dark Chime 9. Head Towards The Light 10. Cura De Gatos 11. Unity 1 12. Remembering Spring

大西順子作が3、7曲目、全員の曲が11曲目、広瀬未来作が1、6、12曲目、吉本章紘作が2、8曲目、井上陽介作が4-5曲目、片岡雄三作が10曲目、高橋信之介作が9曲目と全員がまんべんなく曲を提供。曲の感じも3管の良さを生かしながら、サウンド的には新しめ。響き的には懐かしい部分もありますが、拍子とかハーモニーを聴いていると、けっこうな難曲なのでは、とも思わせます。ゴリゴリと、時にラテンやボッサ的に、時にスマートなバラードで、ロックビート的な曲もあったりと。カッコいい今のジャズの演奏が12曲60分ほど続きます。ジャズにしては曲を短めに凝縮した感じがスタジオ録音としてはいいかも。2曲目のようにフェンダーローズなどのエレキピアノを使っている曲も多め。とにかく表現の幅が広いです。(18年12月5日発売)

2018/12/15

館山のコンコルドの佐久間さん、亡くなられる

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昨日、知り合いから訃報が飛び込んできました。千葉県館山にある、コンコルドという、真空管アンプの聖地でもあり、ハンバーグがおいしいお店の佐久間駿さんが14日に亡くなられたとのこと。ご冥福をお祈り申し上げます。

コンコルドに行ったのは意外に古く、’98年から館山にあったSTEPという片桐さん経営のCDショップ(’09年に閉店)と通販の取引をはじめ、1か月に1-2回、国内盤を送ってもらってました。そして何年かに1回、直接買い付けに車で行ったりもして、その時に片桐さんからお昼をごちそうになったのがコンコルドのハンバーグでした。お店のメニューはこのハンバーグだけ。片桐さんは佐久間さんと友人で、都内でアンプ試聴会がある時は、お手伝いをされていたこともよくありました。真空管アンプでお店の半分ぐらいを埋め尽くす、ってけっこう変わったお店でしたが、そこが世間で言われるところの真空管アンプの聖地と知ったのはもっと後のこと。実は今回の訃報も、片桐さんからでした。

私の長男も真空管アンプを作るようになったので、’15年の5月に彼を連れて、アンプ試聴会にコンコルドまで行ってきました。その時の経験、だいぶインパクトがあったんじゃないかな。私が確かその時で4-5回目の訪問で、試聴会の時に行くのは初めてでした。その後も彼の大学のオーディオ研究会(今はそれもなくなりましたが)の合宿ついでに寄らせてもらい、特別に試聴会をやってもらったりしてました。

影響力のあった人のようで、若い頃から雑誌に寄稿、本も出版したりしていたそうですが、お亡くなりになったことで、真空管アンプというものもまた、業界的にもマスコミ的にも変わっていくんだろうなと思います。

(追記)そして、お店も閉店となりました。

2018/12/13

トリロジー2/チック・コリア・トリオ

Chicktrilogy2
最近更新間隔が開いてますが、今月1日に2時間も人前で演奏をやったのはアマチュアには体力的にも精神的にもけっこう負担でしたし、その後じわじわと仕事の繁忙期が来てます。昔は平気だったのだけど、やはり歳ですかねえ。今日のアルバム、まるでアルバムコメントになってません。ただ、個人的に11月までに聴いたアルバムということでベスト3を決めてますが、それを取っ払って12月までにしてしまえば、このアルバムが今年のベスト3に食い込んでいる可能性がだいぶ高いです。来年に持ち越しかな。まあ、とりあえずは聴いてみてくださいということで(現時点では日本盤しかないのがちょっと残念ですけど)。


トリロジー2/チック・コリア(P)・トリオ(Universal)
Trilogy 2/Chick Corea(P), Christian McBride(B), Brian Brade(Ds)(Universal) - Recorded October 3 and 11, December 3, 2010, November 16 and 23, 2012, June 21, 28 and 30 , July 7 and 26, 2016. - 1. How Deep Is The Ocean 2. 500 Miles High 3. Crepuscule With Nellie 4. Work 5. But Bueautiful 6. La Fiesta 7. Eidertown 8. All Blues 9. Pastime Paradise 10. Now He Sings, Now He Sobs 11. Serenity 12. Lotus Blossom

CD2枚組のライヴで、収録時期もいろいろ。このメンバーでのベストの演奏を集めたという感じ。チック・コリア作が2、6、10曲目に合って、その間をスタンダートやジャズメン・オリジナルがあるという内容。セロニアス・モンクの曲も3、4曲目にあります。スティーヴィー・ワンダーの曲も9曲目に。正攻法で行って、なおかつコリアのカチッとしたジャストな感覚はあるし、音もいいしで、2枚組なのにあっという間に聴いてしまった印象。やはりこのメンバーは最強なんじゃないかと思えるほどです。彼のラテンフレイバーを残しつつ、音も良いので、どの曲をどうかというよりも、あっという間に2枚組を聴いてしまったという印象。やはり一流のミュージシャンはこういうサウンドになるんだなという印象。非の打ちどころが見つからないです。(18年12月5日発売)

2018/12/11

今年買ったCDの枚数

今年もそろそろ今年買ったCDの枚数を数える時期になってきました。12月の入荷予定は少なく、だいたいわかってますので加味します。枚数に変更があれば、書き換えていきます。

今年1-6月

国内盤 20枚(井筒香奈江新譜旧譜CD9枚含む)
輸入盤 27枚
ECM輸入盤 21枚
中古盤 3枚

計 71枚

今年7-12月

国内盤 13枚
輸入盤 20枚
ECM輸入盤 19枚
DVD   1枚(ECMです)

計 53枚

1-12月

国内盤 33枚(井筒香奈江新譜旧譜CD10枚と藤井郷子新譜12枚含む)
輸入盤 47枚
ECM輸入盤 40枚
中古盤  3枚
ECMのDVD 1枚

計 124枚

というわけで、例年より国内盤が多かったかな。ECMは例年50枚ぐらい出てたので、減りました(とはいえ21枚組BOXも1枚と数えてるんですが)。来年はもっと減らさなきゃ。

2018/12/10

The Art Ensemble Of Chicago And Associated Ensembles

2630
ECMの21枚組CDBOXが届きました。実は未発表録音などはないようなので、買おうかどうか迷ったんですけど、某通販でかなり安い値段の表記の時があったので、手を出してしまいました。要するに、2日前に届いてはいるのですが聴いてないのです(笑)。でも、まとめてシカゴの前衛のアート・アンサンブル・オブ・シカゴとそのメンバーのECM作品を聴いてみるにはいい機会だし、何せ限定6千BOXということで、入手して良かったです。でも、CDがチャンと入っているか、音は普通に出るのかの確認だけは急がないと。けっこうヘヴィーなアルバムもあるので万人におススメするというわけにはいきませんけれども、聴いてみるといいかもなあ、とも思います。


The Art Ensemble Of Chicago And Associated Ensembles(ECM 2630)(輸入盤) - Nice Guys/Art Ensemble Of Chicago(ECM) - Recorded May 1978. Lester Bowie(Tp, etc.), Joseph Jarman(Sax, etc.), Roscoe Mitchell(Sax, etc.), Malachi Favors Maghostus(B, etc.), Famoudou Don Moye(Per, etc.) - 1. Ja 2. Nice Guys 3. Folkus 4. 597-59 5. Cyp 6. Dreaming Of The Master Full Force/Art Ensemble Of Chicago(ECM) - Recorded January 1980. Lester Bowie(Tp, etc.), Joseph Jarman(Sax, etc.), Roscoe Mitchell(Sax, etc.), Malachi Favors Maghostus(B, etc.), Famoudou Don Moye(Per, etc.) - 1. Magg Zelma 2. Care Free 3. Charlie M 4. Old Time Southside Street Dance 5. Full Force Urban Bushmen/Art Ensemble Of Chicago(ECM) - Recorded May 1980. Lester Bowie(Tp, Bass Ds, Long Horn, Vo), Joseph Jarman(Sopranino, Ss, As, Ts, Bs, Bass Sax, Vo, Bcl, Cl, Bassoon), Roscoe Mitchell(Ss, As, Ts, Bs, Bass Sax, Piccolo, Fl, Bongo, Conga, Cl, Bamboo Fl, Gongs, Glockenspiel, Whistles, Bells, Pans, Vo), Malachi Favors Maghostus(B, Per, Melodica, Bass Pan Ds, Vo), Famoudou Don Moye(Trap Ds, Bendir, Bike Horns, Whistles, Comga, Tympani, Chekere, Conch Shell, Long Horn, Elephant Horn, Gong, Cymbal, Chime, Wood Blocks, Belafon, Cans, Bass Pan Ds, Vo, etc) - 1. Promenade: Cote Bamako 1 2. Bush Magic 3. Urban Magic a) March b) Warm Night Blues Stroll c) Down The Walkway d) Rm Express 4. Sun Precondition Two a) Soweto Messenger b) Bushman Triumphant c) Entering The City d) Announcement Of Victory 5. New York Is Full Of Lonely People 6. Ancestral Meditation 7. Uncle 8.Peter And Judith 9. Promenade: Cote Bamako 2 10. Odwalla/Theme The Third Decade/Art Ensemble Of Chicago(ECM) - Recorded June 1984. Lester Bowie(Tp, Flh, Bass Ds, Cymbal Rack.), Joseph Jarman(Sax, Bcl, Fl, Per, Synth, etc.), Roscoe Mitchell(Sax, Fl, Per, etc.), Malachi Favors Maghostus(B, Per, Melodica, etc.), Famoudou Don Moye(Per, etc.) - 1. Prayer For Jimbo Kwesi 2. Funky AECO 3. Walking In The Moonlight 4. The Bell Piece 5. Zero 6. Third Decade Divine Love/Leo Smith(Tp, Flh, Per, etc)(ECM) - Recorded September 1978. Dwight Andrews(Afl, Bcl, Ts, etc), Bobby Naughton(Vib, etc), Charlie Haden(B), Lester Bowie(Tp), Kenny Wheeler(Tp) - 1. Divine Love 2. Tastalun 3. Spirituals: The Language Of Love The Great Pretender/Lester Bowie(Tp)(ECM) - Recorded June 1981. Hamiet Bluiett(Bs), Donald Smith(P, Org), Fred Williams(B), Phillip Wilson(Ds), Fontella Bass(Vo), David Peaston(Vo) - 1. The Great Pretender 2. It's Howdy Doody Time 3. When The Doom (Moon) Comes Over The Mountain 4. Rios Negroes 5. Rose Drop 6. Oh, How The Ghost Sings All The Magic!/The One And Only/Lester Bowie(Tp, etc)(ECM) - (All The Magic!) - Recorded June 1982. Ari Brown(Ts, Ss), Art Matthews(P), Fred Williams(B), Phillip Wilson(Ds), Fontella Bass(Vo), David Peaston(Vo) - All The Magic 1. For Louie 2. Spacehead 3. Ghosts 4. Trans Traditional Suite 4. Let The Good Times Roll The One And Only (The One And Only) - 1. Organic Echo 2. Dunce Dance 3. Charlie M. 4. Thirsty? 5. Almost Christmas 6. Down Home 7. Okra Influence 8. Miles Davis Meets Donald Duck 9. Deb Deb's Face 10. Monkey Waltz 11. Fradulent Fanfare 12. Organic Echo(Part 2) I Only Have Eyes For You/Lester Bowie's(Tp) Brass Fantasy(ECM) - Recorded February 1985. Stanton Davis(Tp, Flh), Malachi Thompson(Tp), Bruce Purse(Tp, Craig Harris(Tb), Steve Turre(Tb), Vincent Chancey(French Horn), Bob Stewart(Tuba), Phillip Wilson(Ds) - 1. I Only Have Eyes For You 2. Think 3. Lament 4. Coming Back, Jamaica 5. Nonet 6. When The Spirit Returns Avant Pop/Lester Bowie's Brass Fantagy(Tp)(ECM) - Recorded March 1986. Stanton Davis(Tp), Malachi Thompson(Tp), Rasul Siddik(Tp), Steve Turre(Tb), Frank Lacy(Tb), Vincent Chancey(French Horn), Bob Stewart(Tuba), Phillip Wilson(Ds) - 1. The Emperor 2. Saving All My Love For You 3. B Funk 4. Blueberry Hill 5. Crazy 6. Mocho (Dedicated To Machito), 7. No Shit 8. Oh, What A Night Tribute To Lester/Art Ensemble Of Chicago(ECM) - Recorded September 2001. Roscoe Mitchell(As. Ts, Ss, Sopranino Sax, Bass Sax, Fl, Whistles, Per), Malachi Favors Moghostut(B, Bells, Whistles, Gongs), Famoudou Don Moye(Ds, Congas, Bongos, Counsel Ds, Bells, Whistles, Gongs, Chimes) - 1. Sangaredi 2. Suite For Lester 3. Zero/Alternate Line 4. Tutankhamun 5. As Clear As The Sun 6. He Speaks To Me Often In Dreams Nine To Get Ready/Roscoe Mitchell(Ss, Ts, Fl, Vo)(ECM) - Recorded May 1997. Hugh Ragin(Tp), George Lewis(Tb), Matthew Shipp(P), Craig Taborn(P), Jaribu Shahid(B, Vo), William Parker(B), Tani Tabbal(Ds, Jimbe, Vo), Gerbel Cleaver(Ds) - 1. Leola 2. Dream And Response 3. For Lester B 4. Jamaican Farewell 5. Hop Hip Bir Rip 6. Nine To Get Ready 7. Bessie Harris 8. Fallen Heroes 9. Move Toward The Light 10. Big Red Peaches Composition/Improvisation Nos. 1,2&3/Roscoe Mitchell(As)(ECM) - Recorded September 2004. Evan Parker(Ts, Ss), Anders Svanoe(As, Bs), Corey Wilkes(Tp, Flh), John Rangecroft(Cl), Neil Metcalfe(Fl), Nils Bultmann(Viola), Philipp Wachsmann(Vln), Marcio Mattos(Cello), Craig Taborn(P), Jaribu Shahid(B), Barry Guy(B), Tani Tabbal(Ds, Per), Paul Lytton(Ds, Per) - 1.-1 2.-2 3.-3 4.-4 5.-5 6.-6 7.-7 8.-8 9.-9 Boustrophedon (In Six Furrows)/Evan Parker(Ss)(ECM) - Recorded September 2004. Roscoe Mitchell(As, Ss), Andrews Svanoe(As), John Rangecroft(Cl), Neil Metcalfe(Fl), Corey Wilkes(Tp, Flh), Nils Bultmann(Viola), Philipp Wachsmann(Vln), Marcio Mattos(Cello), Craig Taborn(P), Jaribu Shahid(B), Barry Guy(B), Tani Tabbal(Ds, Per), Paul Lytton(Ds, Per) - 1. Overture 2. Furrow 1 3. Furrow 2 4. Furrow 3 5. Furrow 4 6. Furrow 5 7. Furrow 6 8. Finale Far Side/Roscoe Michell(Sax, Fl) And The Note Factory(ECM) - Recorded March 17, 2007. Corey Wilkes(Tp, Flh), Craig Taborn(P), Vijay Iyer(P), Jaribu Shahid(B), Harrison Bankhead(B, Cello), Tani Tabbal(Ds), Vincent Davis(Ds) - 1. Far Side / Cards / Far Side 2. Quintet 2007 A For Night 3. Trio Four For Eight 4. Ex Flover Five Bells For The South Side/Roscoe Mitchell(Sopranino, Ss, As, Bass Sax, Fl, Piccolo, Bass Recorded, Per)(ECM) - Recorded September 2015. James Fei(Sopranino, As, Contra-alto Cl, Electronics), William Winant(Per, Tubular Bells, Glockenspiel, Vib, Marimba, Roto Toms, Cymbals, Bass Drum, Woodblocks, Timpani), Hugh Ragin(Tp, Piccolo Tp), Tyshawn Sorey(Tb, P, Ds, Per), Craig Taborn(P, Org, Electronics), Kikanju Baku(Ds, Per), Jaribu Shahid(B, Bass Guitar, Per), Tani Tabbal(Ds, Per) - 1. Spatial Aspects Of The Sound 2. Panoply 3. Prelude To A Rose 4. Dancing In The Canyon 5. EP 7849 6. Bells For The South Side 7. Prelude To The Card Game, Cards For Drums, And The Final Hand 8. The Last Chord 9. Six Songs And Two Woodblocks 10. R509A Twenty B 11. Red Moon In The Sky/Odwalla New Directions/Jack DeJohnette(Ds, P)(ECM) - Recorded June 1978. John Abercrombie(G, Mandolin), Lester Bowie(Tp), Eddie Gomez(B) - 1. Bayou Fever 2. Where Or Wayne 3. Dream Stalker 4. One Handed Woman 5. Silver Hollow Jack DeJohnette(Ds, P) New Directions In Europe(ECM) - Recorded June 9, 1979. John Abercrombie(G), Lester Bowie(Tp), Eddie Gomez(B) - 1. Salsa For Eddie G. 2. Where Or Wayne 3. Bayou Fever 4. Multo Spiliagio Made In Chicago/Jack DeJohnette(Ds)(ECM) - Recorded August 29, 2013. Henry Threadgill(As, Bfl), Roscoe Mitchell(Sopranino, Ss, As, Baroque Fl, B-Recorder), Muhal Richard Adams(P), Larry Gray(B, Cello) - 1. Chant 2. Jack 5 3. This 4. Museum Of Time 5. Leave Don't Go Away 6. Ten Minutes

(18/12/10)限定6千BOXの21枚組CDセット。既発盤のBOXでアート・アンサンブル・オブ・shぎカゴのグループ名義、その各メンバーが参加したアルバムと、ECMの集大成的な内容になっています。ECM 1126, 1167, 1211/12, 1273, 1143, 1209, 1246/47, 1296, 1326, 1808, 1651, 1872, 1873, 2087, 2494/95, 1128, 1157, 2392。シカゴの前衛ジャズの面々なので、聴くのに覚悟を要するアルバムもありますが、その割にはグループの名義でのユーモラスな場面もあったり、なぜかレスター・ボウイが参加しているということで、「New Directions」名義のアルバムが入っていたりします。ただ、未発表音源等はない模様で、既にひととおり聴いた身にとっては、いつこれを聴くか、という問題がつきまといます。とりあえずは限定販売なので。

2018/12/05

井筒香奈江さんのこと(今年のベスト3にちなんで)

今年のベスト3に井筒香奈江さんのグループのアルバムをあげましたけど、知らない方も多いだろうと思います。ジャズの曲も歌いますけど、彼女のアルバムの一連のシリーズ「時のまにまに」では、ニューミュージックやJ-POPをシンプルに歌い上げていて、ジャズヴォーカルととらえると、少し方向が違うかな、という気もしています。今回のアルバムの中ではたぶんはじめて、オリジナル曲を取り上げてますが、その2曲がYouTubeに上がっていたので、聴きたい方は聴いてみてください。



そして彼女の連作、「時のまにまに」シリーズから1曲。「ひこうき雲」

2018/12/03

Lebroba/Andrew Cyrille

2589
11月末近くなってECMの新譜が1枚届いていて、自分たちのライヴも終わったので聴いてみました。実はアルバムを聴く前にプロデューサーはマンフレート・アイヒャーではなくてSun Chungということは知っていた(彼はアイヒャーの後継者とされる)し、私もフリージャズは割と聴いていて好きな方ではあるのですが、このアルバムを聴いて、アイヒャーのような、何かもう一つのマジックのようなものが足りない、と思いました。果たしてブラインドでそこまで判定できるかどうかは分かりませんけど。せっかくこれだけのメンバーを集めているわけだし。個人的には、アイヒャーが引退した時が、自分のECM追っかけの終わりの時かなあ、と漠然と考えてます。


Lebroba/Andrew Cyrille(Ds)(ECM 2589)(輸入盤) - Recorded July 2017. Wadada Leo Smith(Tp), Bill Frisell(G) - 1. Worried Woman 2. Turiya: Alice Coltrane - Meditations And Dreams: Love 3. Lebroba 4. TGD 5. Pretty Beauty

(18/12/02)3人のインプロヴィゼーションが4曲目、Andrew Cyrille作が3、5曲目、Wadada Leo Smith作が2曲目、ビル・フリゼール作が1曲目。フリー・インプロヴィゼーションに近い語り合い、というような趣きで、静かで少しとっ散らかったようなサウンドが興味深い。それでいて1曲目などは、トランペットのちゃんとしたメロディが浮かぶ部分も多い。小刻みなドラムスと、例によって例のごとくのギターとの組み合わせ。2曲目は何となく愁いのあるアフリカを思い起こすようなサウンドが17分間。こういう演奏もアリだと思いますが、自由過ぎて空間表現の融合が今ひとつのような気も。おおむねゆったりした演奏が続きますが、4曲目のように、やや激しめな曲も。ミキシングで少し抑えている感じ。ここが、と言うのがちょっと難しい。

2018/12/02

昨日はライヴハウスで演奏してきました

1538583
昨日、三軒茶屋のGrapefruit Moonというライヴハウスで、ライヴをやってきました(昼の部)。満員のお客さんで少々緊張気味。この時は、最初にオリジナル曲とプログレをやる「Another Side」という4人組のバンドと、ニューミュージック系の曲をやるコーラスが特徴の「The Voices」という6人組のバンドが出演。ところが最初の4人組がそのまま6人組と掛け持ちなので、ベースの私は2部2時間ほどを出ずっぱりということで、体力を消耗しました(笑)。アマチュアなので、これで3か月の練習期間というのはけっこうきつかったです。

で、本番、まあ、うまくいったのですが、それでも間違いは数々あれど(笑)。来てくださった方々からは良かったと言ってくださっているので、それが幸いというか何というか。無料のコンサートではないので(無料だからと言って手を抜くわけではないですが)、力が入りました。これもライヴの運営を積極的に進めてくれるメンバーの方や、お手伝いをしてくれている方がいてくれてこそのライヴなので、来てくださった方々もそうですが、感謝です。

ところで、ベースが安定している、という評価も複数の方からいただいていてうれしいです。これは、他のベースの人をあまり見てないので(CD出すような人は別格ですし)、よく分からないのですけど、あまり派手なことはしないことは確かですね。

あとはベースの音がいい、とのことですが、これはベースはDIを通して音が直接ミキサーに行ってしまうので、Atlier ZとかMoonとかの、新品で買えば20万円台くらいのベースを中古で狙っていたのを使っているからかもしれません。アクティヴ・ベースで、素性がいいですし。昨日使ったのはAtelier Zですが、これがネックが季節によって調整が必要なのがちょっと手間ですけど。ネックが動かないものは、動かないものなんですけどねえ。

何より、繁忙期を前に一段落ついて、ホッと一息です。見に来てくださった方々、ありがとうございました。

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