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2018年11月の記事

2018/11/26

Franz Schubert/Die Nacht/Anja Lechner/Pablo Marquez

2555
ECM New Series2日目で一段落。ちょっとやることがあったので聴きながら。それほどに聴きやすいアルバムです。外ジャケにはAn ECM Productionとあり、アイヒャーの名前が無かったのですが、中ジャケにはしっかりプロデューサーとしてクレジットされています。今までは持ち込み音源かどうか、外ジャケで判断していたのですが、こういう例もいくつか出ているので、油断はできないですね(笑)。とにかく聴きやすいアルバムなので、どこかで耳にしていてもいいんじゃないかな、と思います。ピアノではなくて、ギターのシューベルト、けっこういいですね。これも検索するとそんなには珍しくないようではあります。


Franz Schubert/Die Nacht/Anja Lechner(Cello)/Pablo Marquez(G)(ECM New Series 2555)(輸入盤) - Recorded November 2016. - Friedrich Burgmuller: 1. Nocturne Nr.1 In A-Moll Franz Schubert: 2. Nacht Und Traume Friedrich Burgmuller: 3. Nocturne Nr.3 In C-Dur Franz Schubert: 3. Der Nicht 4. Der Leiermann 6-8. Sonate In A-Moll "Arpeggione" 9. Fischerweise 10. Meeres Stille Friedrich Burgmuller: 11. Nocturne Nr.2 In F-Dur Franz Schubert: 12.Romanze Friedrich Burgmuller: 13. Nocturne Nr.1 In A-Mol

(18/11/25)フランツ・シューベルトは19世紀オーストリアの作曲家、Friedrich Burgmullerは19世紀ドイツの作曲家。ここではシューベルトの楽譜も、チェロとギター版を使っていて、当時はピアノ版よりも先に出ていたそうです。「夜」を中心に、ブルグミュラーの「ノクターン」を間に入れて、全編にわたり聴きやすく、穏やかな時間が過ぎていきます。ドイツのチェリストとアルゼンチンのギタリストも相性は良く、不思議な色彩感覚があります。

2018/11/25

Beethoven/Liszt/Till Fellner/In Concert

2511
ECM New Seriesが2枚届いているのですが、なかなか聴く時間がなく、今日はたまたま冒頭部を聴いてみたら最後まで75分間聴いてしまったということで、アップします。ECM番号で言うと、1-2年ぐらい前に出ているあたりの番号で、さらに録音がかなり前ということなので、この持ち込み音源、保留になっていたのかもしれません。でもこういうカップリングで時期も違うのを見ても、これがいいライヴだったぞ、というアピールでもあり、個人的には引き込まれましたけど、最終的な判断は、クラシック好きな方々にお任せしようと思います。ECMとしてもこのアルバムの録音時期からすると、少々特殊な扱いになるでしょうけれども。


Beethoven/Liszt/Till Fellner(P)/In Concert(ECM New Series 2511)(輸入盤) - Recorded July 2002, and October 2010. - Franz List: Annees De Pelerinage (Premiere Annee - Suite) 1. Chapelle De Guillaume Tell 2. Au Lac De Wallenstadt 3. Pastrale 4. Au Bord D'une Source 5. Orage 6. Vallee D'Obermann 7. Eglogue 8. Le Mal Du Pays 9. Les Cloches De Geneve Ludwig Van Beethoven: 10-11. Sonata No.32 In C MInor Op.111

(18/11/25)リストはハンガリー出身の19世紀の作曲家、ベートーヴェンは18-19世紀ドイツの作曲家。ライヴ録音での75分収録で、’02年に録音の方はリストの「巡礼の年 第1年 スイス」、後半の’10年収録はベートーベンの「ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調Op.111」。前半はウィーン録音、後半はアメリカ録音で、持ち込み音源のようですが、素晴らしい演奏が収録されているので、多少カップリングに時期の違いがあってもいい。

2018/11/23

私的2018年ジャズベスト3

2592
Johncombo
Izutu2018
昨年12月から今年11月までに聴いたアルバムの私的なベスト3をあげる時期になってしまいましたが、今年は11月に入ってくる新譜があと1-2枚なので、フライングで出してしまいます。例年12月頭に出すのですが、今年はその時期にライヴをやるので慌ただしいということもあります。今年も迷うのもあったけど、割と短時間でエイヤっと決めてしまいました。順位は特になく、ピアノ・トリオ、ギター、ヴォーカルもの(ジャズというよりはオーディオの方で人気)と3種類です。あくまでも個人的にあげるので、ちょっとクセはあると思いますが。


Live/Marcin Wasilewski(P) Trio(ECM 2592)(輸入盤) - Recorded August 2016. Slawomir Kurkiewicz(B), Michal Miskiewicz(Ds) - 1. Spark Of Life/Sudovian Dance 2. Message In A Bottle 3. Three Reflections 4. Night Train To You 5. Austin 6. Actual Proof

(18/09/26)2曲目がスティング作、6曲目がハービー・ハンコック作で、他はMarcin Wasilewskiの作曲。4曲目を除き「Spark of Life」(ECM 2400)と曲目がカブっているライヴというのも、ECMとしてはアルバムの出し方が珍しい。ただ、それだけに内容がけっこう素晴らしく、本人もライヴ録音をされていたとは意識していなかったようです(通販の情報より)。ライヴということで、かなりエネルギー感も違うので、これは、ぜひ「Spark of Life」と聴き比べてみたいところ。ライヴの方が盛り上がりの場面がなかなかスゴい。こういう出し方は最近のECMではなかなかできないことです。もちろん叙情的な場面もいい。前作もちょうど2400番だったところを見ると、ECMでもポーランドでも重要なトリオの位置付けなのでは。インパクトがあります。


Combo 66/John Scofield(G)(Verve)(輸入盤) - Recorded April 9 and 10, 2018. Gerald Clayton(P, Org), Vicente Archer(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Can't Dance 2. Combo Theme 3. Icons At The Fair 4. Willa Jean 5. Uncle Suthern 6. Dang Swing 7. New Walzto 8. I'm Sleeping In 9. King Of Belgium

(18/10/12)全曲ジョン・スコフィールドの作曲。メンバーがいいし、渋い味わいがあります。8ビートと4ビートを行ったり来たりする曲が多めなのも特徴か。キメのある8ビートの、ジャズというよりいなたいロックを聴いている感じで途中が4ビート的にもなる1曲目、これがテーマ曲でしょうけど、この野暮ったさがまたいい2曲目、ちょっとアップテンポで渋く4ビートでせまる3曲目、ワルツというか6拍子というか、という感じの4曲目、3拍子のおっとりとしたサウンドが懐かしいような5曲目、アップテンポの4ビートでウネウネとスウィングして見せる6曲目、これもロック的な6拍子に聴こえる、ノリの良い7曲目、マイペースながらしっとりとしたバラードを奏であげていく8曲目、4ビートなのか8ビートなのか相変わらず彼流の演奏の9曲目。


Laidback 2018/井筒香奈江(Vo) レイドバック(Jellyfishlb) - Recorded November 14 and 15, 2017. 藤澤由二(P)、小川浩史(B)、Guest: 中川昌三(Fl)、大久保貴之(Per) - 1. Songbird 2. Little Wing 3. サクセス 4. 美人薄命 5. 雨の鼓動 6. アネモネ 7. 部屋に吹く風 8. Light My Fire 9. You Are So Beautiful

グループでの10年ぶりのアルバム。今回は作詞井筒香奈江、作曲藤澤由二が4-6曲目にあり、初のアルバムでのオリジナルではないかと思います。また、今までのグループの2枚は洋楽だけだったのが、今回は和洋オリジナル混合になっているのも、そこが特色か。グループとしても別物のアルバムに仕上がっています。何よりも、けっこう音数を減らして、静かに淡々と歌う場面もあって、聴いて胸を締め付けられるような音使いが目立ち、井筒個人名義のアルバムのサウンドも引っ張っているような感じ。ジャズかと言うと、J-POP(ニューミュージック?)に近いものがありますが、3曲目は4ビートであり、またスタンダードも9曲目にあったりして、ジャズとしても多少は考えられるのでは。音楽としてはけっこう素晴らしい。(18年5月16日発売)


Toyamatoward
次点で、これをベスト3に入れるかどうか迷ったのですが、最後まで残ったアルバムがありました。これが入ってもおかしくない感じですね。

「Toward The 11th/外山安樹子(P)トリオ」(Rice Records)です。これもなかなかいいです。
Toward The 11th/Akiko Toyama(P) Trio(Rice Records) - Released 2018. Muneyuki Sekiguchi(B), Masaki Akiba(Ds) - [CD1] 1. It Would Be Opened To You 2. Hidden Currents 3. Mystic Cathedral 4. Sky Above Dazzling Ocean (SADO) 5. Dear Old Stockholm 6. Harutooshi (春遠し) 7. The Time Begins To Walk 8. Speak Low 9. Song Without Words 10. Toward The 11th [CD2] 1. Springlake 2. Nostalgia 3. Frame In Frame 4. 誰もいなくならない 5. A Night In Tunigia 6. Under The Lilac Tree - Tres Tlick 7. May Journey 8. You Don't Know What Love Is 9. Ballad Of The Sad Young Men 10. Bessi Samba

CD1の5、8曲目、CD2の5、8-9曲目以外は外山安樹子の作曲。CD1枚目が新録音のスタジオ録音で、CD2枚目がオリジナルは過去のアルバムで録音した再演していて、ライヴ収録です。CD1枚目の新録音に関しては、相変わらず元気な曲もバラードも、美メロの曲が目立つなあという印象。やはりメロディの人だよなあ、どこか澄んでいてロマンチックでもあり聴いていてサウンドがスーッと入ってくる感じ。変拍子の曲もあります。ライヴ収録の曲も、当時の演奏はこうだったと思い出しながら聴くと、当時アルバム制作をしてから今までの時間を経て、ある曲は雰囲気も似ていたり、サウンドが変わっていたり。今、まさに熟成がされていて、いい曲ばかりです。6曲目はメドレーでソロ・ピアノ。スタンダードなども独特でいい感じ。(18年9月16日発売)

それと、今年の特別賞として、今年1月から12月まで毎月CDを出し続けている藤井郷子さんの一連の作品12種類。フリーのジャンルなので聴く人を選ぶと思いますけど、さすがに毎月CDを出されるとは驚きでした。しかもライヴで世界中をまわりながらなので、大変だったと思います。12月分はまだ出てませんけど、発売はもう決定されているようです。


(追記12月23日)11月で締め切りしないで、12月5日発売の「トリロジー2/チック・コリア(P)・トリオ」(Universal)まで入れたら、もしかしたらベスト3の変動があったかもしれません。

2018/11/21

Good Question/Matt Penman

Mattgood
このアルバムも7月30日には発売されていたんだけど、なぜか買いもらしています。買いもらしたアルバムは、気が付いた時に、まとめ買いの数が足りない時に注文するため、到着が今月初旬になってしまいました。こういう現代ジャズ、けっこう好きなんですけどね。サウンド的にも割とスマートだし。でも、最近この歳になってくると、よりシンプルなものを求めている自分もいて、聴いていてせめぎ合っているという感じのところもあって、なかなか難しいですね。以前はなんてことなかったんですが。まあ、彼のリーダー作は少ないので(James Farmでは割と最近聴きましたが)、今回も聴いた意義はあったなあ、とは思うのですけど。


Good Question/Matt Penman(B)(Sunnyside)(輸入盤) - Recorded March 24-25, and July 12, 2017. Mark Turner(Ts on 1-2, 5, 7-9), Aaron Parks(P, Key, Org, Vib), Obed Calvaire(Ds), Nir Felder(G on 6, 9), Will Vinson(Ss on 3), Rogerio Boccato(Per on 3) - 1. Mr. Right 2. Small Famous 3. Fifths And Bayou 4. Blues And The Alternative Truth 5. Cave Fire 6. Ride The Paper Tiger 7. Copeland 8. Meats 9. Big Tent. Little Tent

(18/11/20)全曲マット・ペンマンの作曲。変拍子の曲が多めで、ある意味都会的だったり、エキゾチックな曲もあったり、曲によって参加メンバーも代わるので変化に富んでいて、いわゆる現代ジャズしているアルバムになっています。1曲目は徐々に盛り上がっていって、タイトなリズムだし、そのカッコ良さが分かります。2曲目もスマートなんだけど複雑なリズム、浮遊感のあるコード進行と、やはり今を行く展開。ホーンもいい感じだし、アーロン・パークスのピアノなどの鍵盤がかなり雰囲気を出しています。やはりカッコいい曲の連なりが、しかもジャズ寄りということでいいと思うけど、現代ジャズの取っつきにくさも少しあるような。でも4曲目のようなバラードもあり、うまくバランスを保っています。いろいろ仕掛けがあるのが面白い。

2018/11/20

Long Ago And Far Away/Charlie Haden & Brad Mehldau

Charlielong
下旬までに入ってくるジャズ新譜の数もそう多くはないので、何とか時間があるうちは新譜を聴いていきたいと思います。ただ、私が年間ベスト3を選ぶときは、録音がここ2-3年のものを選ぶようにはしているので、昨日のキースとか、今日のアルバムは入ってくるのが難しいかも。でもこのあたりのアルバム、けっこういいので、聴く価値は当然あると思います。ただ、アルバムも、チャーリー・ヘイデンが亡くなっていなかったら出なかったかもしれない音源ではありますね。メルドーとのデュオなので、そういう録音でも聴く価値は当然あると思うのですけど。そういう機会が持てたことには感謝してます。多くの場面でリラックスした2人がそこにはいます。


Long Ago And Far Away/Charlie Haden(B) & Brad Mehldau(P)(Impulse)(輸入盤) - Recorded November 5, 2007. - 1. Au Private 2. My Old Flame 3. What'll I Do 4. Long Ago And Far Away 5. My Love And I 6. Everything Happens To Me

(18/11/19)ライヴでの演奏を収めたもの。大半がスタンダードと思われますが、中の英文のライナーを読んでいないので、あまり詳しいところは分からず。2人のリラックスしたデュオの演奏が、71分にわたって聴くことができます。こういうデュオの時は、ヘイデンは分かりやすいリズムとフレーズで弾くことが多く、メルドーが個性的な音出しを、そう目立つこともないですが、それでもやっていて遊んでいる光景。2人のやり取りとしては貴重な記録だし、面白いです。ただ、 今になって出てきたところを見ると、当時は発表をするつもりがなかったと思われて、そういう部分では資料的価値もあるのかな、という感じで気楽に聴ければと。2人が好きに演奏しているので、そういう場面を聴くことができるだけでも、いいなあと思っています。

2018/11/19

La Fenice/Keith Jarrett

2601
ECM(New Seriesを含む)が3枚届いてますが、とりあえずジャズ系のは早く聴きたいので、聴いてみました。到着が遅れたとはいえ、輸入盤の発売日からもう1か月。キース・ジャレットのプロデュースなので、いわゆる持ち込み音源なんだと思いますけど、これは’06年ベネチアでのライヴ音源。今後もさらにライヴの音源が出てきそうな予感も。それでもだいぶ昔の音源が今出てくるとなると、やはり彼の良い時期(いわゆる頂点)っていうのはその時期あたりまでだったのかな、なんてことを考えてしまいます。まあ、録音時期がどうであれ、いい演奏であることは間違いないと思うので(人によってとっつきにくい部分はあるにしても)、こういう音源が世に出てくれてうれしい、というのはあります。


La Fenice/Keith Jarrett(P)(ECM 2601/02)(輸入盤) - Recorded July 19, 2006. - [CD1] 1. Part I 2. Part II 3. Part III 4. Part IV 5. Part V [CD2] 1. Part VI 2. The Sun Whose Rays 3. Part VII 4. Part VIII 5. My Wild Irish Rose 6. Stella By Starlight 7. Blossom

(18/11/18)’06年のライヴ録音。キース・ジャレットのセルフ・プロデュース。{CD2]の2、6-7曲目がトラディショナルやスタンダードの他は、キースの即興演奏。音のぶつかり合い、せめぎあいの感覚で1曲目がはじまりますが、ある意味現代音楽的な演奏ではあります。ただ、そういう演奏でも時折個性的な音の連なりやメロディが顔を出すところが面白いと思います。今回の即興の部分は大部分がそういうイメージなので、発表が遅くなったのかも。でも、その演奏はやはり神がかっているようにも感じます。3曲目はおなじみ8ビート的な即興。美メロのバラードの4曲目、ジャズ的な香りもある賑やかな即興の5曲目。タイトルのある曲を含め、CD2の方は穏やかでメロディの良い曲が多い。4曲目はブルースだし、6曲目は賑やか。

2018/11/18

Playing With The Wind/Misha Tsiganov

1401
Criss Crossレーベルの新譜が遅れてですが届いていました。12月にベスト3を出す企画があるので、あまり溜めとくのもできないし、時間がある時にはなるべくは聴いていきたいとは思うのですが。さて、このアルバム、変拍子と浮遊感と、そして計算されたアレンジの部分が目立っています。やはり現代ジャズのサウンドということになるのでしょうけど、そうなってくると演奏できるバックのメンバーも限られてくるということにもなりますね。聴く前はスゴいメンバーと思いましたけど、聴いてみて納得です。ただ、全曲がそういう曲というわけでもなく、聴いていてホッとする曲も混ざってはいますが。


Playing With The Wind/Misha Tsiganov(P)(Criss Cross 1401)(輸入盤) - Recorded January 25, 2018. Alex Sipiagin(Tp, Flh), Seamus Blake(Ts), Matt Brewer(B), Dan Weiss(Ds) - 1. Playing With The Wind 2. Mama 3. Witch Hunt 4. Orange Dream 5. Dream Catcher 6. Cry Me A River 7. Virgo 8. To Ne Veter Vetsu Klonit -No, It's Not A Branch Bowing To The Wind- 9.The Very Thought Of You

(18/11/18)Misha Tsiganov作が1-2、4-5曲目、ウェイン・ショーター作が3、7曲目で、8曲目に変拍子のロシア民謡があり、他の2曲はスタンダード。このメンバーで今っぽいジャズを聴かせます。計算された部分も多め。タイトルの1曲目でも出だしが高速迷彩的なサウンドと思ったら変幻自在で浮遊感のあるテーマ(と思われる部分)から静かになったり盛り上がったりとドラマチックな展開。難易度が高そう。2曲目は淡い感じでもやや活発な変拍子でのジャズ。ショーター作の3曲目も雰囲気を残しながらも、あと6曲目もけっこう現代ジャズしてます。やはり共通する淡さと変拍子でのややおとなしい4曲目、その中でもしっとりとピアノで聴かせる小品の5曲目と、ショーター作の7曲目。ホッとする感じのバラードの9曲目も良い。

2018/11/15

ネットでのコンテンツの置き場所には期限がある

よく考えてみると、今までの21年間、ネットでのコンテンツ作成に入れ込んで何をやっていたんだろうと思わせる出来事がじわじわと押し寄せてきてます・

’12年に大手インフォシークのホームページが廃止され、’16年にはニフティの旧ホームページ(私のいたところは新アドレスに移転)、そして’19年3月にはYahoo!ジオシティーズとはてなダイアリー(こちらははてなブログに強制移行だそうですが)が廃止になります。他にも中小のホームページサービスは廃止されたところが多いですし。私が’90年代にジャズのホームページで使っていた東芝系のインフォペッパーも、’15年にはホームページ、廃止されてますね。

ニフティの移転の時は新アドレスに移行した人は少なく、総数がそんなに多くないながらもそのまま消えたサイト数は12万とも14万とも言われ、今度もジオシティーズの廃止で400万サイトは消えるんではないかと言われています。個人用で無料のホームページスペースを見つけるのも(プロバイダー付属だとしても)難しくなってきましたね。

今まで自分がもし万が一のことがあったら、そんなに苦もなく長男に託して保存を続けられるとばかり思ってましたけど、50年サイクルでみると、それも難しいですね。やはりWebは一時的なものと見なければ。ホームページを保管しているサーバーが老朽化するのは長くても20年くらいということがはっきりとしてしまったわけで。そしてそこにあるコンテンツはそのハードに依存していると。しかも、今はすでに個人ホームページというものが低調なので、採算もとれてないだろうし。

ブログと違ってホームページはパソコンでデータを作ってます。なので保管は今のところ出来てます。でもそれも、ホームページ需要がなくなると、ホームページ作成ソフトの入手も大変になるわけで、結局は長続きするかどうか。

ジオシティーズの、大半は更新をやめてしまって、いかにも昔のホームページというものも多いですが、だからと言って、それらがなくなってしまうと、当時のネットの文化の状況の確認ができなくなってしまうわけで。こう考えると、モチベーションが前ほどには上がらなくなってしまうのもやむを得ないかな、という気がしています。

ブログも、仕事関連のプロバイダーに置いてあるので、自分が何の準備もできずに急に亡くなったとしたら、その数か月後にはなくなってしまいます。これも長期保存ということを考えると、う~ん、となってしまいます。ココログフリーに移転しても、あそこは更新が1年ないと、削除されてしまうんですよね。


(追記)12月初旬にライヴに出る予定です。2時間ぐらい出ずっぱりなので、ちょっと練習に時間を要し、ブログの更新は一部を除き、12月に入ってからまとめて行います。

2018/11/14

Natural Impulse/Claudio Scolari, Daniele Cavalca, Simone Scolari

Scolaricavalca
イタリアからのCDです。日本ではCDの発売はないようですが、ストリーミング配信とか、ダウンロードとかでけっこう聴けるようですね(私はストリーミング持っていませんが)。日本は未だにCD大国なんですけど、欧米では、ストリーミングやダウンロードがもっと当たり前になっているので、そういう音楽文化の違いを感じました。ここでの音楽もジャズとファンクとが混ぜ合わさったようなサウンドで、一部、マイルス・デイヴィスやウェザー・リポートなどを想起させる部分もほんの少しありますけど、やはり生楽器と電気楽器が合わさった独自のものです。聴いているとシリアスではありますが、なかなか心地よい感じでもあります。ストリーミングを持っている人は聴いてみてください。参考までに、Amazon Jpでのダウンロードサイトをリンクしておきます。

Link Amazon Japan : https://www.amazon.co.jp/Natural-Impulse-Daniele-Cavalca-Scolari/dp/B0796LSWX8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1541079156&sr=8-1&keywords=natural+impulse

Natural Impulse/Claudio Scolari(Ds, Per, Synth Prog), Daniele Cavalca(Live Synth, Key, P, Vib, B、Ds on 3, 7-8), Simone Scolari(Tp)(Self-Produced)(輸入盤) - 1. Unknown Destination 2. American Skyscrapers 3. Chasing Inspiration 4. Natural Impulse 5. Moon Mood 6. Dear John 7. Updaown Night Trip 8. Insomnia 9. Over The Horizon 10. South Hemisphere

(18/11/14)全10曲とも3人の共作。1曲目の冒頭は電気楽器も交えてフリーで、そこからドラマチックな展開があって、徐々にファンクミュージックとしての形が見えてきます。ある種エスニックで民族音楽的な部分もあり、またフリーに戻ったり、変幻自在に展開。2曲目以降もアフリカンなパーカッションとトランペット、そしてジャズ(ファンク)の要素が強くて刺激的です。生音のトランペット、ドラムス、パーカッションとそれを囲む電気楽器で、ある意味次世代のジャズはこうなる的な方向性を示しているかも。タイトル曲の4曲目はピアノがメインで、周辺の楽器も比較的控えめ。シンプルな編成でやはりフリー色とファンクの折衷。のどかな曲、割と硬派な曲と曲によって変化がありますが、電気楽器と生楽器の融合が心地良いです。

2018/11/13

ダイアリー2005-2015~藤井郷子の音楽日記~/山岡優子

Fujiidiary
月刊藤井郷子11月号、出ました。10月号のDVD同梱もアイデアとしてはこういうのもアリだな、と思ったのですが、今回は、作曲した小品集(何と118曲)をクラシックピアニストの山岡優子さんに弾いてもらうという、これも予想ができなかった作り方をしたアルバムです。CD2枚組。藤井さんの本質を心得ているようで、ピアノでズバリと、その硬質な表現をしてくれています。たぶん作曲されたものはこれで全部ではなくて、録音されなかったものもけっこうあるんじゃないかとも思いますが、こういうアイデアが世に出てくれれば、また新鮮な気持ちで向き合えるんじゃないかな、と思います。


ダイアリー2005-2015~藤井郷子の音楽日記~/山岡優子(P)(Libra Records)
Diary 2005-2015 Yuko Yamaoka(P) Plays The Music Of Satoko Fujii(Libra Records) - Recorded June 27 and 27, 2018. [CD1] 1. 012805 2. 012905 3. 020405 .4. 020505 5. 021205 6. 021305 7. 021405 8. 030905 9. 051305 10. 051505 11. 051605 12. 051905 13. 062405 14. 042605 15. 062805 16. 072505 17. 072705 18. 101905 19. 121705 20. 122005 21. 040306 22. 040406 23. 040506 24. 040706 25. 041706 26. 050206 27. 050306 28. 051006 29. 112306 30. 112406 31. 112506 32. 123106 33. 010207 34. 010307 35. 010407 36. 012507 37. 012707 38. 012807 39. 012907 40. 020807 41. 021107 42. 031307 43. 041507 44. 042507 45. 070207 46. 070207 47. 072907 48. 112107 49. 122407 50. 122607 51. 073108 52. 081008 53. 122908 54. 010909 55. 011009 56. 011509 57. 032109 58. 032909 59. 033109 60. 040709 61. 050509 62. 051309 [CD2] 1. 061109 2. 062809 3. 070209 4. 091209 5. 091309 6. 092609 7. 102309 8. 102409 9. 102509 10. 111609 11. 031210 12. 031510 13. 031810 14. 032810 15. 040110 16. 100610 17. 101610 18. 120410 19. 010211 20. 120911 21. 010212 22. 020112 23. 030712 24. 031412 25. 032012 26. 042512 27. 050612 28. 051612 29. 061012 30. 072712 31. 080512 32. 080712 33. 082612 34. 110312 35. 110612 36. 121312 37. 010613 38. 011113 39. 012213 40. 012913 41. 032313 42. 052013 43. 060913 44. 102613 45. 120813 46. 041514 47. 041814 48. 050314 49. 051614 50. 072714 51. 082714 52. 090414 53. 111114 54. 081115 55. 102315 56. 031316

CD2枚組。藤井郷子の作曲した譜面を、クラシックピアニストの山岡優子が小品集118曲を録音した曲。曲は短いものが続いて各CD40分台ですが、一貫性があり、藤井の硬質なピアノを、小品集ということを気にしなければ、流れるように1枚のアルバムとして通して聴けるようになってます。曲ごとにあまりリズム感とか色彩感が極端に変わるということはなく、テンポも割と一定しているので、そういうことも可能です。この貴重な音の連なりが、作曲の15分間の練習から出来ているというのだから驚きで、立派にこのアルバムで作品集というか、ひとつの流れが出来ています。硬質なのは音使いゆえですが、フリージャズに流れるということもなく、大部分カチッとした演奏で、さすがクラシック奏者のピアノでも耐えうる内容です。(18年11月10日発売)

2018/11/08

Christian McBride's New Jawn

Christiannewjawn
クリスチャン・マクブライドの新作を聴きました。ピアノレスの2管クァルテットなので、きっと骨太なんだろうなあ、と思ってましたが、やっぱり。意外にこういうサウンド、けっこう好きなんですよ。そのかわりに好きなジャズをやってくれているので、アルバムコメントが少しグダグダになった感じはありますけれども。某中古店では買取価格、言いそうですね。それだけ評判になってるってことかな。まあ、骨太なので、こういうジャズに好き嫌いはあるかもしれませんが、一度聴いてみてもらってもいいかもなあ、と思います。彼のアルバムは、いろいろなフォーマットがあって(確か前作はビッグバンド)、つい追いかけてしまいます。


Christian McBride's(B) New Jawn(Mack Avenue)(輸入盤) - Recorded May 25-27, 2017. Josh Evans(Tp), Marcus Strickland(Ts, Bcl), Nasheet Waits(Ds) - 1. Walkin' Funny 2. Ke-Kelli Sketch 3. Dallad Of Ernie Washington 4. The Middle Man 5. Pier One Import 6. Kush 7. Seek The Source 8 Josh Day 9. Sightseeing

(18/11/08)クリスチャン・マクブライド作が1、8曲目で、ウェイン・ショーター作が9曲目の他は、メンバーの曲が2曲ずつ。変拍子の曲もありますが、野性味あふれる生音がけっこう良いジャズ。どちらかと言うと現代ジャズの範疇ではあるけれど、2管のピアノレスの味がどことなく懐かしい感じも。とにかくベースの音がぶっとく録れていて、これを楽しんでもいいし、管楽器もなかなか良く鳴ってくれています。元気な曲だけではなくて、3、6曲目にはバラードもあって、なかなか変化に富んでいます。4人編成でこれだけの迫力があれば文句ないですが、やはり黒っぽくてガツンと行きたい人向けの、迫力あるサウンド。2管のハモりのアレンジは割とスマートなんですけど、そのマッチ感がなかなか面白い。通好みかなあという気もする。

2018/11/07

Jorg Widmann/Arche

2605
ECM New Seriesの新譜3日目にして一段落。今日のアルバムはライヴで2枚組、1枚目が75分収録、2枚目が26分ほどの収録と変則的なんですけど、後半の盛り上がりがドラマチックで、後半に行くほどシンプルな感じになっていて分かりやすいです。出だしの方は静かで現代音楽的な感じも強かったのですけど。作曲は’16年で、’17年のコンサートホール落成式に合わせての演奏とのことで、けっこう力が入っているのでは、と予想されますが、初登場を個々で発表すること自体、やはりECM New Seriesかなあ、という気がします。ただ、私は本質的にジャズが好きな人間なので、聴いた感じと事実を書くにとどめておきます。


Jorg Widmann/Arche(ECM New Series 2605/06)(輸入盤) - Recorded January 2017. Marlis Petersen(Soprano), Thomas E. Bauer(Baritone), Gabriel Boer(Boy Soprano), Jonna Plathe(Children Narrator), Baris Ozden(Children Narrator), Iveta Apkalna(Org), Chor Der Hamburgischen Staatsper, Audi Jugendchorakademie, Hamburger Alsterspatzen, Philharmonisches Staatsorchester Hamburg, Kent Nagano(Cond) - 1. Fiat Lux/Es Werde Licht 2. Sintflut 3. Die Liebe 4. Dies Irae 5. Dona Nobis Pacem

(18/11/06)Jorg Widmannは20-21世紀のドイツの演奏者、音楽家。このオラトリオはホールの落成式のために作られたもので、この収録(ライヴ)が初演。作者不詳のものから哲学者その他いろいろのテクストが編集されているとのことで、聴いた感じ現代音楽的なオペラという雰囲気も。ソロ、コーラス、オルガン、オーケストラのためのオラトリオということでかなり大掛かりな編成での演奏になってます。ラストに近い方は分かりやすい。

2018/11/06

Stefano Scodanibbio/Alisei

2598
ECM New Series新譜の2日目。今日のアルバムは、ベース奏者による、ベース奏者だけのための曲で、1人、2人、8人の演奏が録音されています。そのうち2、5曲目が世界初収録だろうです。ベースの重低音というのはオーディオ的にも興味があるけれど、そういう場面が出てくるのはほんの少しで、あらゆる機構を尽くして、ベースでは考えられないような高温が出たり、打楽器のような音もあったりと、興味は尽きません。でも、現代音楽での表現なので、聴く人をだいぶ選ぶだろうなあと思います。このアルバム、マンフレートアイヒャーはExective Producerになっていて、持ち込み音源のような気もしてます。


Stefano Scodanibbio/Alisei(ECM New Series 2598)(輸入盤) - Recorded February and March 2014. Daniele Roccato(B), Giacomo Piermatti(B on 2, 5), Francesco Platoni(B on 2), Alessandro Schillacci(B on 2), Andrea Passani(B on 2), Semone Masina(B on 2), Stefano Battaglia(B on 2), Paolo Di Gironimo(B on 2), Ludus Gravis Ensemble(B on 2(8people)), Tnonino Battasia(Cond on 2) - Stefano Scodanibbio: 1. Alisei 2. Ottetto 3-4. Due Pezzi Brillanti 5. Da Una Certa Nebbia

(18/11/05)Stefano Scodanibbioは20-21世紀の天才的なコントラバス奏者で(’12年他界)彼の現代音楽的な作曲。これがこのアルバムの収録曲で、1、3-4曲目はソロ、5曲目はデュオ、2曲目は何と8人のベース奏者による演奏。やはり内容は現代音楽的で表現の幅がこれでもかとかなり広く難しいですが、少しだけ見せる重低音の響きも興味深い。ベースでは普段でない高音も飛び交うところも多いので、奏者の技能が高いです。

2018/11/05

J.S. Bach/Six Suites For Viola Solo/Kim Kashkashian

2553
ECM New Series新譜が3枚届いたので聴いていきます。実は今月はECMのリリースラッシュで、追加がなければあと5枚と1BOX(何と21枚組)が届く予定になっています。今日のアルバムは発売が当初予定より延期になっていたもの。その理由は定かではありませんけど、バッハの無伴奏チェロ組曲はいい。クラシックの世界でも、ギターとかで弾かれることも多いし、ヴィオラも過去に例があるようです。ただ、ECMもチェロ以外で勝負するというのが面白いですね。やはりバッハは安定感があります。ヴィオラはちょうど1オクターヴ上らしく、こういうものだと思って聴くと、けっこう良いアルバムを買ったなあという気にもなりますし。


J.S. Bach/Six Suites For Viola Solo/Kim Kashkashian(Viola)(ECM New Series 2553/54)(輸入盤) - Recorded November 2016 and February 2017. - 1-6. D Minor BWV1008 7-12. G Major BMV1007 13-18. C Minor BWV1011 19-24. E-flat Major BWV1010 25-30. C major BWV1009 31-36. D Major BWV 1012

(18/11/04)J.S.バッハは18世紀ドイツの偉大な作曲家。今回はキム・カシュカシアンが「無伴奏チェロ組曲」の全曲を、ヴィオラで演奏するという変わった趣向ですが、演奏を聴いている限りは、音が高い方に推移しているほかは、ごく自然にバッハ曲の演奏として頭に入ってきます。実はギターその他、いろいろな楽器で演奏されたことはあるのですが、このような形で世に出すのは、やはりECMだからなのでしょうね。格調高い音楽です。

2018/11/04

Espresso/Bob James Trio

Bobespresso
このアルバムも、発売しばらく経ってから入手。輸入盤のつもりで買ったら、輸入盤国内仕様になってました。MQA-CDという通常のCDでもかけられる仕様のハイレゾCD(ハイレゾの部分を再生するのは、専用の機器が必要)でした。私は中学生の時「ボブ・ジェームス2」を聴いて、それがその後の音楽を聴く運命を左右したほどに、やはりそのアルバムも人生の何枚かに入っているのですが、今回のアルバムもやっぱり彼らしいなあ、と思います。ただ、純ジャズファンからしたら、オーバーダブやシンセサイザーの多用もあって、どうかなあ、と思う面もあります。なのでジャンルも、ジャズとフュージョンの両方のカテゴリーに入れることにしました。


Espresso/Bob James(P, Key, Synth) Trio(Evolution)(輸入盤) - Released 2018. Billy Kilson(Ds), Michael Palazzolo(B), Luisito Quintero(Per Overdub), Angela Scates(Oboe on 4), Hugh Char(Ds Prog on 1), Dayne Stewart(Add Key on 6, 11), Mark Falebook(Add Key on 6, 11) - 1. Bulgogi 2. Shadow Dance 3. Ain't Misbehavin' 4. One Afternoon 5. Mister Magic 6. Topside 7. Il Boccalone 8. Mojito Ride 9. Promenade 10. Boss Lady 11. Submarine

(18/11/04)他人の曲は3曲目(ファッツ・ウォーラーらの作曲)と5曲目で、他は全てボブ・ジェームスの作曲ないし共作。他に演奏者が加わったり、シンセなどをオーバー・ダブしている部分もあって純粋にトリオではないアルバムだけれど、彼も80歳になろうとしていてこういう演奏が聴けるのはいいことです。特に11曲目は過去作「ノーチラス」を今に再現した曲として、興味をひく部分。ロックノリで割と淡々とソロを弾いていきますが、インパクトは大きめ。1、8曲目のように複雑そうな曲もあったり、メロディ重視の曲、フュージョン的なノリなどの決め事の多い曲が大半だけど、トリオ・ジャズとして気軽にノレる部分も少しあります。そういう意味では高度かも。ジャズの曲というよりは、やはりボブ・ジェームスの演奏という感じが強い。

2018/11/03

In The Blue Light/Paul Simon

Paulintheblue
ポール・サイモンの新作がやっと届きました。ライヴ活動の情報と併せ、このセルフ・カヴァーのアルバムでいったんピリオドなのかな、と予想させますが、そうではないことを祈ってます。私は’75年の「時の流れに」を生涯で何枚かのアルバムに選べるほどに彼のアルバムが好きですが、その後のアフリカのリズムに傾倒していったアルバムは持ってはいてもあまり聴いてません。そういったアルバムも含め、無名曲を中心にセルフ・カヴァーを作ったところに彼の意気を感じます。しかも出てくるジャズミュージシャンのすごいこと。演奏自体はあくまでもポール・サイモンの曲なんですけどね。大事にこのアルバム、聴いていこうと思います。

(追記)前作の「Stranger To Stranger/Paul Simon」(Concord)も同時に購入したのですが、そのアルバムコメントは割愛します。ジャズメンでは知っている人がAndy Snitzerしかいないためでもあります。


In The Blue Light/Paul Simon(Vo, Per, G, Harmonium, Harmonica)(Sony Music)(輸入盤) - Released 2018. Joel Wenhardt(P on 1), Nate Smith(Ds on 1, 4), Jim Oblon(G on 1), John Patitucci(B on 1, 4, 8-10), Edie Brickell(Finger Snaps on 1), CJ Camerieri(Tp on 1), Andy Snitzer(Sax on 1), Bill Frisell(G on 2, 8, 10), Steve Gadd(Ds on 2, 8), Renaud Garsia-Fons(B on 2, 7, Per on 7), yMusic(Strings on 3, 6, 8), Sullivan Fortner(Ds on 4, P, Celeste on 9, Harmonium, Chromelodeum on 10), Wynton Marsalis(Tp on 4-5), Marcus Printup(Tp on 5), Dan Bock(Cl on 5), Walter Blanding(Sax on 5, 7), Wycliffe Gordon(Tuba on 5), Chris Crenshaw(Tb on 5), Marion Felder(Ds on 5), Herlin Riley(Tambourine on 5), Odair Assad(G on 7), Sergio Assad(G on 7), Jamey Haddad(Per on 7), VIncent Nguimi(G on 8), Mark Stewart(G on 8), Jack DeJonette(Ds on 9), Joe Lovano(Sax On 9), Skip LaPlante(Per on 10) - 1. One Man's Ceiling Is Another Man's Floor 2. Love 3. Can't Run But 4. How The Heart Approaches What It Yearns 5. Pigs, Sheep And Wolves 6. Rene And Georgette Magritte With Their Dog After The War 7. The Teacher 8. Darling Lorraine 9. Some FolkS' Lives Roll Easy 10. Questions For The Angels

(18/11/03)ポール・サイモンのセルフ・カヴァー集で、彼の作曲。曲によっては歌詞を少し書き換えたりしているらしいです。出てくる曲はポールの曲そのものなんですが、参加しているジャズミュージシャンが、ジョン・パティトゥッチ、ビル・フリゼール、ウィントン・マルサリス、ジャック・ディジョネット、ジョー・ロヴァーノなど、さすが彼が集めるミュージシャンという感じ。セルフ・カヴァーにしては、無名曲を取り上げていて、はっきり知っている曲は冒頭の1曲目だけでした。普通なら有名曲でカヴァー集を作るところ、こういう選曲になるのは、やはり彼らしいことだと思います。それで聞かせてしまうんだから。そろそろ年齢も年齢だし、ライヴの情報などと併せ、このアルバムでいったんはピリオドなのかな。そうではないことを祈りたいです。

2018/11/01

ECM Blogもだいたい半分ぐらいの進ちょく度

実はECM Blogを今年3月再びはじめるにあたって、ツイッターでアンケートをとってるんですね。その時は賛成と反対が半々ぐらいでした。なぜかって、数年前にECM Blogをいったんこちらのメインブログに統合していて、記事的にはこちらに全部あるものなんです。まあ、ダブりを承知で再び作りはじめたというか。

ECMのCDで入手できる枚数も、おそらく1,300枚を超えているため、何年も追いつくまでは待っていられないので、今年3月にはじめた時に、ブログをバックデートして、昨年1月1日のところから毎日更新ではじめました。そうして、1001番からはじまって今だいたい1700番台の終わりに近づいていて、新譜は2600番台前半が出てきているので、もうすぐに半分かな、というところ。今後も新譜が出てくることを予想していると、追いつくまでにあと2年ちょっとはかかる計算です。仕込みは文章は私の元データからのコピペだし、半月ごとにまとめて仕込みをしているので、手間はそんなにかからないけど、こちらのブログに書いてあるものを、ずいぶん気の長いことをやっているな、という感じではないかと思います。

まあ、前回作っていたECM Blogが追いついたのは’06年5月ごろで、その後に割と若い番号の初CD化があったり、だいぶ遅れてから発売になったりしたものもあったりして、そろそろこのあたりから発売順というか、前後がバラバラになりはじめてました。なのでそれを順番にまとめる意味もあるのかなあ、と思います。

自分がECMを語るのに最適かと言うと、実のところいろいろな方面に手を出しているので、そうは思ってません。情報誌ぴあとかカタログ誌ポパイとかの世代でもあるし、どんな内容のものかを書き留めておく、というのが近いと思ってます。参考になることもあるだろうけど、読み物としては成り立ってない、という位置づけかな。ただ、本家サイトを除けば(あそこは廃版まで全部細かく掲載されてますもんね)、日本語で解説もついて網羅しているところが他にないので、そういうところができるまでは、何とか持ちこたえようとしている、という感じなんですね。今ではECMでもストリーミング配信もあるのだし、時間をかければできると思います。どなたかいらっしゃればお願いします。

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