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2018/07/16

Hi-Fly/Karin Krog & Archie Shepp

Karinhifly
カーリン・クローグの過去盤聴き6日目。彼女のアルバムで最初に聴いたのは、デクスター・ゴードンとのアルバムでしたが、あちらはサックスが朗々と唄うのに対して、今日のアーチー・シェップとのアルバムは、音の洪水でせまってくるという、驚きのアルバムでした。しかもバラード系の曲が多いにも関わらず、です。全6曲のヴォーカル曲なのに収録時間が48分台というのも、楽器演奏の部分が長いためでしょうね。5曲目のタイトル曲は13分台もあり、その大部分がヴォーカルではない、いわゆる間奏(と言っていいのだろうか)の部分なので、もうサックスが押し寄せてくる感じではあります、他の楽器のソロもありますけれどもね。


Hi-Fly/Karin Krog(Vo) & Archie Shepp(Ts)(Polydor) - Recorded June 23, 1976. Charles Greenlee(Tb), Jon Balke(P), Arild Andersen(B), Beaver Harris(Ds), Cameron Brown(B added on 2) - 1. Sing Me Softly Of The Blues 2. Steam 3. Daydream 4. Solitude 5. Hi-Fly 6. Soul Eyes

アーチー・シェップとのアルバム。静かな曲でも、ヴォーカルに合わせてオブリガートをやたら吹きまくり、音数も多いのですが、それでいてヴォーカルを邪魔せず、かえって盛り上げてしまうサックス。さすがシェップ。このあたりのバランスは絶妙です。1曲目のみカーラ・ブレイ作曲、カーリン・クローグ作詞で、2曲目はシェップの作曲。他は ジャズメン・オリジナル。1曲目を聴くと、バラードなのにサックスの音数の多さにはビックリしますが、クローグのヴォーカルも、ある程度冒険的な選曲を選んだということで、相変わらずチャレンジングな姿勢。曲のみの演奏の長い曲も目立ちます。けっこう味わいのある曲が並んでいるけど、結局個性と個性のぶつかり合いという感じ。4曲目はデュオのみでの演奏。5曲目は4ビートの曲。

2018/07/15

You Must Believe In Spring Songs By Michel Legrand/Karin Krog

Karinyoumust
カーリン・クローグの過去盤聴き5日目。他のヴォーカリストのアルバムと違って、アレンジが1枚頃に違うので面白いです。それも極端に違う感じ。今回は、曲によっては大胆なロック・イディオム(ファンク?)を導入してのアルバムになりますけど、普通のアレンジの曲との落差がなかなかスゴいことになっています。彼女のアルバムは比較的後から出てきたものが多いので、アルバムコメントの手直しも飛び飛びになっていますが、それでも個性あるアルバムがズラリ。今では売れるかどうかわからないものもあるし、まあ、それだけ実験的だったんだろう、と思わせるものが多いなあ、と特に今日のアルバムを聴いて思いました。


You Must Believe In Spring Songs By Michel Legrand/Karin Krog(Vo)(Seven Seas) - Recorded May 20-22, 1974. Palle Mikkelborg(Tp, Arr, Dir), Per Carsten(As, Fl), Bent Larsen(Fl, Afl, Bfl), Bies Peters(Oboe), Ole Koch-Hansen(P), Philip Catherine(G), Niels Henning Orsted Pedersen(B), Alex Riel(Ds), Kasper Vinding(Per), Lubov Rubinstein(Harp), Per Walther(Vln), Hans Hielsen(Vln), Finn Ziegler(Viola), Erling Christensen(Cello) - 1. You Must Believe In Spring 2. Ask Yourself Why 3. I'll Wait For You 4. Watch What Happens 5. Once Upon A Summertime 6. What Are you Doing The Rest Of Your Life?

邦題「ミッシェル・ルグランを歌う」。ルグラン曲集で、アレンジがマイルス・デイヴィスの「オーラ」で有名なパレ・ミッケルボルグ。2曲目のようにロック・イディオムを大胆に導入して、当時としては斬新だったのですが、今ではサウンドが古い感じも。ニールス・ペデルセンに曲によってエレキ・ベースを弾かせるのは、ちょっと...。スリリングではあるのですけど。それでも今聴くと、1曲目のビル・エヴァンスの演奏でもおなじみの曲は、割とオーソドックスで親しみと味のあるアレンジです。ちょっと崩して歌うロック的な感じがまた面白い、マイルス・バンドのような3曲目、哀愁のあるバラードにでも途中からロック的になる4曲目、前間奏部、実験的アレンジと感じられる5曲目、しっとりしたバラードでドラマチックに幕を閉じる6曲目。

2018/07/13

Gershwin With Karin Krog

Karingershwin
カーリン・クローグの過去盤聴きのちょっと間を置いて4日目。特集モノのアルバムが飛び飛びですがありまして、これはジョージ・ガーシュイン集。北欧の録音とは言っても、まだ’70年代前半の古い時期だけに、ドラマーのヨン・クリステンセンも割とオーソドックスな叩き方をするし、普通にジャズしている時期だったんですね。まあ、でもメンバーはなかなかいいですし、カーリンのヴォーカルはやはり印象が強いので、これ、ブラインドでも分かるんじゃないかな、というくらい。こういう感じもあるかと思うようなガーシュイン集ではありました。個人的にはもう少し時代を下がりたいですけど、彼女の場合、初期のころからけっこう好みです。


Gershwin With Karin Krog(Vo)(Philips) - Recorded December 19, 1973 and June 19, 1974. Bjarne Nerem(Ts), Egil Kapstad(P), Alild Andersen(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Who Cares? 2. How Long Has This Been Going On? 3. That Certain Feeling 4. My Man's Going Now 5. Nice Work If You Can Get It 6. Embraceable You 7. They All Laughed 8. There's A Boat That's Leaving Soon For New York 9. Our Love Is Here To Watch Over Me 10. Someone To Watch 11. Summertime 12. I Loves You Porgy

全曲ガーシュイン曲集。10曲目以降はCD化の際に収録。ノルウェーのオスロでの録音で、北欧のミュージシャンで固めています。アリルド・アンデルセンとヨン・クリステンセンがリズム・セクションにいます。全体のサウンドは、サックスを含めジャズ度は高いけど、けっこう普通。北欧だからという感じはない。曲などの素材はいいのですが、カーリン・クローグにはどうしても「何か」を期待してしまいます。それでも気だるい感じの歌は味わいがあるし、ジャズ度がかなり高めのこういうガーシュイン集もいいかなあ、と思います。1曲目もヴォーカルから入って、途中からアップテンポの4ビートで、長めの間奏と絡みつくようなヴォーカル。バラードもあるけれど、けっこうクセの強いヴォーカルは例えば4曲目とかインパクトが大きいです。

2018/07/11

Open Land/Meeting John Abercrombie(DVD)

5053
久しぶりにECMのDVDが届いたので観てみました。内容はジョン・アバークロンビーのドキュメンタリーなんですが、大半がインタビューにあてられていて、英語でしゃべって字幕がドイツ語だったので、あまりはっきりよく分かりませんでした。それでもライヴ映像やジャムセッションの様子も少しながら入っていて、ピアノやギターをちょっと弾いてみている映像なども興味深いと思います。晩年の(彼は’17年没)彼を知りたい人にはいいんじゃないかなと思います。ただし、このDVDの中での音楽的な割合は低めなので、それを承知の上買ってみて下さいということで。いちおうECMから出たということで、買ってみました。追っかけしていたミュージシャンでもありましたし。


Open Land/Meeting John Abercrombie(G)(ECM 5053)(輸入盤DVD) - Released 2018.

(18/07/11)Arno Oehri & Oliver Primusのプロデュースの90分のドキュメンタリー。在りし日のジョン・アバークロンビーの映像がけっこう出てきます。大部分が語りによって占められているけど、英語の話と字幕はドイツ語。彼の音楽が使われているということで、著作権マークは’70年から’16年となっていますが、その曲が登場する割合も少なくても、なかなか効果的か。彼がギターをつま弾いている場面やツアーの途中の場面もあるので、彼を追いかけている人向けの映像か。彼の生い立ちや音楽とのかかわりなど、詳細に語られているようですが、英語が堪能でないと少々分かりづらいかも。Adam NussbaumやGary Versaceのインタビューやライヴ演奏も。人物の映像が大半だけど、ECMらしい風景などの映像もあり。

2018/07/10

Organizer/KIYO*SEN

Kiyosenorga
KIYO*SENの4枚目の新譜がエレック・レコードから出ました。でも、以前はこんなにロック的でハードな感じがしたかなあ、とこのアルバムを聴いた感想。サウンドイメージとしてはフュージョンよりはロックに近い感じです。しかし、そのようなサウンドにしても、変拍子を多用し、かなり複雑な演奏をしているのが分かります。それで今回はベーシストの全面起用、ということになっているのかなあ、との予想ですけど。なかなか聴くのに体力がいりますね。特にドラムスの音数はかなり多いですし。こういう曲でもライヴの再現性があるというのが見事です。やっぱりテクニシャンのユニットなだけありますね。


Organizer/KIYO*SEN(Elec Records) - Released 2018. Kiyomi Otaka(Org), Senri Kawaguchi(Ds), Guest: Yukiko Shibutani(B), Koichi Yabori(G on 8), Kelly Simons(G on 7), HIZAKI(G on 3), Hiromi Shimoda(Marimba on 5) - 1. FLY 2. Enamel Doll 3. Altered Destination 4. Tiki Tiki 5. Catty Angel 6. Life Various 7. POTOS 8. Come On Over 9. Higurashi

8曲目以外は大高清美作曲、8曲目が川口千里作曲。オルガンとドラムスの音数が、勢いのあるところでは半端なく多く、そして「手拍子させないぞ、ライヴ」をアルバム発売前にやっていたように、変拍子の場面もけっこう目立っていて、1曲目からその豪快なサウンドにのまれてしまいます。ベースが今回は何曲目とかは書いてないので、聴いた感じ全曲には全部参加しています。オルガンのモコモコしたフットペダルとは感触が違うので、どうやらそのよう。ロック系のベーシストかな。フュージョンとかファンクよりは、ヘヴィーなロックを聴いている感じです。まさにハードコア・オルガン・ロック&フュージョンといった趣き。聴くのに体力を要します。6曲目も浮遊感のあるバラードと思ったら、プログレ的盛り上がりを示している曲。(18年7月4日発売)

2018/07/09

Some Other Spring Blues And Ballads/Karin Krog and Dexter Gordon

Karinbluesand
カーリン・クローグの過去盤聴きの3日目。実はこのアルバムが彼女の初聴きで、しかも購入動機はデクスター・ゴードンが参加しているからだったと思います。曲によってのたくったような歌い方をするヴォーカルに衝撃を受けて、何度もこのアルバムを聴きました。今久しぶりに聴き返すと、そんなに過去の衝撃のようなものは出ないけど、これも歳を取ってきたからかな、と思います。その後彼女のアルバムを聴いていくにつれて、こういうインパクトはこのアルバムが一番大きかったことを知りますが、それでも好きなヴォーカリストです。実はデクスターゴードン、ブログではほとんど出てきませんが、10年くらい前までは国内盤で出たリーダー作はほぼ買ってました。


Some Other Spring Blues And Ballads/Karin Krog(Vo) and Dexter Gordon(Ts, Vo)(Polydor) - Recorded May 10, 1970. Kenny Drew(P, Org), Niels Henning Orsted Pedersen(B), Espen Rud(Ds) - 1. Some Other Spring 2. Blue Monk 3. How Insensitive 4. Blues Eyes 5. Jelly Jelly 6. Tribute To Jimmy Scott-I Wish I Knew 7. Everybody's Somebody's Fool 8. Shiny Stockings 9. Ode To Billie Joe 10. Some Other Spring (Alternate Take) 11. Blue Monk (Alternate Take) 12. Shiny Stockings (Alternate Take)

スタンダードとジャズメン・オリジナル集。9曲目以降はCDのみの収録。9曲目のみ別テイクではなくて未発表曲だけど、長いので見送りになったらしいです。当時からデクスター・ゴードン・ファンで、それを目当てに買ったら、カーリン・クローグにノックアウトされた作品。サックスはもちろん素晴らしく、歌もいい曲が多いのですが、例えば「ブルー・モンク」など歌を歌っているのか、くだをまいているのか判然としませんが、それでもこういう歌唱にハマって何度も聴き直したアルバム。オルガンの曲(4曲目)やゴードンのヴォーカル(5曲目)もあったり、2人の組み合わせと曲のマッチングがなかなか。6-7曲目はジミー・スコットに捧ぐとあり、「By Myself」の歌詞でも彼の名前が出てきているので、けっこう影響を受けてるという予想。

2018/07/08

Jazz Moments/Karin Krog

Karinjazzmo
カーリン・クローグの過去盤聴き2日目。昔’50年代(主に)白人女性ヴォーカルのCDを集めていた時期があったんだけど、大半はジャズというよりはヴォーカルアルバムという感じの聴きやすいもの。それはそれで結構楽しめましたが、そのうちほとんどを処分してしまいました。やはり、自分は多少なりともジャズ的なヴォーカルものとか刺激のあるものを聴きたくなっていたようです。このアルバムもそういう意味では刺激はある。あるんだけど、ちょっと個性が強いかな、という気もしています。でもそういうものの方が残っているということは...。まあ、個人的な好みの問題ではありますけれども。


Jazz Moments/Karin Krog(Vo)(Breaktime) - Recorded 1966. Jan Garbarek(Ts), Kenny Drew(P), Niels Henning Orsted Pedersen(B), Jon Christensen(Ds) - 1. I Got Your Number 2. Old Folks 3. All Of You 4. Baby Won't You Please Come Home 5. Glad To Be Unhappy 6. Dearly Beloved 7. I Can't Get Started 8. Just In Time 9. Body And Soul

割とオーソドックス系でスタンダード曲集。ケニー・ドリュー、ニールス・ペデルセン、ヤン・ガルバレク、ヨン・クリステンセンとくれば、聴かずにはおれません。この時期のヤン・ガルバレクは何となく屈折しているし、ヴォーカルはやっぱりけだるいし、ですが、普通のジャズ・ヴォーカルと違う雰囲気がいいです。ヴォーカル・アルバムといっても、曲によっては、けっこうバックの演奏が前面に出てきて、何となく、ヴォーカルの楽器的な歌い方もあったりで、ちょっとひきこまれます。 表現力はある方だと思うけど、聴き手を心地よくさせようという感じはあまりなさそうで、マイペースで見な演奏している感じです。ベースは特に、ペデルセンだからか、音数がけっこう多い。ピアノも多少冒険的なところもあり、全体的にはけっこう個性的かも。

2018/07/07

By Myself/Karin Krog

Karinbymy
今日からまた過去盤聴きに戻ります。カーリン・クローグを13枚の予定。なんでカーリン・クローグ(ノルウェーのヴォーカリスト)かというと、普通のヴォーカルアルバムもありますけど、実験的なものも多く、ECMでも何枚かサイド参加のような形で出てきているからです。昔はこの後に、ヘレンメリルをやろうかと思って、方向転換のため中断してしまいましたが。今日のアルバム、あるべきところに収まってなくて、2時間も探してしまいました。でも今までの長い間、最後まで見つからなかったCDというのは経験が無いので、いちおうの個人的記録更新かな。これも紙ジャケ、そして今は国内盤は廃版なんですね。なおのこと処分できないな。また’60年代までさかのぼります。


By Myself/Karin Krog(Vo)(Philips) - Recorded July 15-16, 1964. Egil Kapstad(P), Kurt Lindgren(B except 3, 9), Per Loberg(B on 3, 9), Jon Christensen(Ds) - 1. By Myself 2. Lover Man 3. Karin's Kicks 4. I Fall In Love Too Easily 5. Gee, Baby Ain't I Good To You 6. Mood Indigo 7. 'Deed I Do 8. I Guess I'll Hang My Tears Out To Dry 9. All Blues

カーリン・クローグのデビュー・アルバム。彼女の作曲は3曲目にあります。スタンダード曲集で、性質はそんなに低くはないけど、けだるいような歌い方はこの頃から健在です。うーん、この歌い方にひかれます。バックのピアノ・トリオはオーソドックスですが、録音はノルウェーのオスロ。ドラムはヨン・クリステンセンが参加。9曲目に「オール・ブルース」あり。 ノルウェーでのこの時期での録音というのも珍しいようだけど、既に歌手としての個性というか存在感は十分にあります。8分の6拍子で好きなジャズメンを並べているらしい歌詞も当時としては面白かったのでは。低めのスキャット(?)も入っています。他の曲でもスキャットで楽器の真似も少し。個性的なので印象度が個人的に高い。4ビートの曲もバラードでもいい感じ。

2018/07/05

Laid Black/Marcus Miller

Marcuslaidblack
マーカス・ミラーの新譜。Blue Noteに移籍したんですね。このアルバム、実は昨日の夜かけていたら、横にいた長男が1曲目の途中で勝手に切ってしまったのです。理由はベースの音が悪くなったからとのことで、自分はそんなことはあまり考えてはいなかったのだけど。長男はオーディオのリファレンスで彼の「フリー」というアルバムを使っていて、けっこう聴きこんでいる方。ただ、私はそんなに気にならなかった(実はこのアルバムだけ、切られてから再度オーディオ装置を以前からのものでこのアルバムを聴いています。)ので、オーディオ装置との相性もあるかもしれません。まあ、黙っていても彼のアルバムは売れますけれどね。

(追記)長男はオーディオのスピーカーケーブルとか、電源ケーブルを交換して、音の違いが分かる部類に入る人間です。


Laid Black/Marcus Miller(B, Vo, Key, Synth, Ds and Rhythm Prog, Back Vo, Bcl)(Blue Note)(輸入盤) - Released 2018. Marquis Hill(Tp on 1, 3-4, 6, 8), Alex Han(As on 1-4, 6-9), Brett Williams(Key on 1, 3-6, 8-9), Alex Bailey(Ds on 1-2, 9, Per on 3-4), Saleh Sue(Vo on 2), Patches Stewart(Tp on 2, 5, 8), Adam Agati(G on 2, 7), Trombone Shorty(Tb on 3), Louis Cato(Ds on 3-4, 6-8, Vo on 8), Jonathan Butler(Vo, G), Charles Haynes(Ds, Prog on 5), Mictch Henly(Key on 5), Kirk Whalum(Fl on 5, Ts on 8-9), Caleb McCampbell(Vocoder on 6), Cliff Barnes(P on 7), Julian Miller(Vo on 8), Brian Cubertson(Vo on 8), Honey Larochelle(Vo on 8), Richie Gajate - Garcia(Per on 8), Take6(Vo on 9), Russell Gunn(Tp on 9) - 1. Trip Trap 2. QUe Sera Sera 3. 7-T's 4. Sublimity 'Bunny's Dream' 5. Untamed 6. No Limit 7. Someone To Love 8. Keep 'En Runnin 9. Preacher's Kid

(18/07/04)2曲目以外はマーカス・ミラーの作曲。相変わらずベースが前面に出て活躍していて、ベースを盛り上げるためのファンクという形になっていると考えてもいいかも。その中でもヴォーカル曲?もあるし、けっこう売れセン狙いなのではないかなあ(実際売れると思う)。1曲目のサウンドは「TUTU」をほうふつとさせるようなサウンドカラーだし、やはりファンクの最前線は彼だと思います。ただ、Blue Noteに移籍して、ちょっとベースの音色(長男は少し落ちたと言っている)をはじめ、サウンドが変わったかな、と思わせるところも。相変わらず豪華なミュージシャンですけど、彼自身の様々な楽器を多重録音して聴かせているところも相変わらず。それにしても、ベースが主役になっているのにあまりクドくないのもテクニックか。

2018/07/04

The Music In My Head/Michael Franks

Michaelthemusic
このアルバム、出たのに気が付いたのは実は発売後で、しかも入手に時間がかかってしまいました。売れているミュージシャンはゆったりとアルバムを作れるからいいですね。レーベルはあまり有名ではないようだけれど、プロデュースや参加ミュージシャンはかなり豪華です。曲も相変わらずなんだけど、雰囲気はいいし、この感じがやっぱりたまりません。’70年代から(当時はこの言葉があったかどうか分かりませんが)AORのヴォーカリストとしては有名で、息の長い人です。写真を見るとお歳を召されたかなとは思いますけど、曲自体は相変わらずのマイペースだし、まだまだ続けてほしいですね。好きな人なので、アルバムコメントになってないかもですが...。


The Music In My Head/Michael Franks(Vo)(Shanachie)(輸入盤) - Released 2018. Chuck Loeb(G, Key on 1), Jimmy Haslip(B on 1, 7, 9), Eric Marienthal(Sax on 1), Manuel Quintana(Per on 1, 3, 5, 8), Veronica Nunn(Back Vo on 1, 5-7), Leslie Ritter(Back Vo on 1, 5), Gil Goldstein(P on 2, 4, 10), David Spinozza(G on 2-5, 8, 10), Jay Anderson(B on 2, 4, 10), Romero Lubanbo(G on 2, 10), Rogerio Bocato(Per on 2, 4, 10), Rachel Z(P, Key on 3, 5, 8), Scott Petito(B on 3, 5, 8), Ben Perowsky(Ds on 3, 5, 8), Bob Mintzer(Sax on 3, 5, 8), Charles Blenzig(P on 6), Sean Conly(B on 6), Billy Kilson(Ds on 6), Karel Ruzicka(Sax on 6), Larry Koonse(G on 7, 9), Otmaro Ruiz(Key, Synth on 7, 9), Jimmy Brankey(Dsm Oer on 7, 9), Gary Meek(Ts, Ss on 7, 9), - 1. As Long As We're Both Together 2. Suddenly Sci-Fi 3. The Idea Of A Tree 4. Bluebird Blue 5. To Spend The Day With You 6. Bebop Headshop 7. Where You Hid The Truth 8. The Music In My Head 9. Candleglow 10. Waterfall

(18/07/03)全曲マイケル・フランクスの作曲。7年ぶりの新作とのこと。相変わらずのヘタウマヴォーカルと、都会的なバックで、ちょっとゆったりしたフュージョン的な(ボッサ的な)曲と、アコースティック・ベースを使用したジャジーな曲とあります。曲によってプロデュース(アレンジ含む)が違い、チャック・ローブ(1曲目)、ギル・ゴールドスタイン(2、4、10曲目)、Scott Petito(3、5、8曲目)、Charles Blenzig(6曲目)、ジミー・ハスリップ(7、9曲目)と非常に豪華。AORサウンドを聴くならやっぱり彼ということになるのでしょう。今は亡きチャック・ローブもいるということは、長い時間をかけての録音なのかと思います。元々ヘタウマなので、ヴォーカルの衰えは感じさせず、曲自体も昔と変わらず良く、今でもカッコいいヴォーカリスト。

2018/07/03

Crews Maniac SoundのJackson5を修理に出す

130909crews
先週、2年ぶりぐらいにCrews Maniac SoundのJackson5を弾こうと思って、アンプにつないだら、うんともすんとも音が出ない。いちおうアクティヴ/パッシヴの切り替えがあるので、出ないはずはないんだけどな、と思って、長男にも調べてもらいましたが、お手上げの状態。電池を新しいのに替えても同じ。

電池カバーのところを開けて観ると、2個の9V乾電池はあっちに行ったりこっちに来たりと収まってはおらず、基板もガムテープで止めたのがはがれたような状態でした。おそらくそれでショートでもしたのかな?私は’13年9月に中古で入手しましたが、新品価格だと20万円台のベースなので、この配線関係はあまりにもお粗末だろ?と思いました。

月曜日の午後にメーカーに電話すると、近くのお店(渋谷)で修理をやっているとのことで、持って行きました。案の定、その場では直せなくて、2-3週間で要見積もり。パッと見で3万ぐらいかかりそうとのこと。弦交換とかオクターヴ調整などは、自分で何とか調整できるのですが、本当はリペアでやってもらうとかなり弾きやすくなることがあるので、やってもらった方がいいんだろうな。でもまず修理代をひねり出すのが先なので...。お店の人も、これは10年前よりもっと前に製造されたものの回路だそうで、今のものとはちがうとのこと。中古で買ったときも、外観の程度が良い割には、値段が安かったのはこういうせいだったのか、と思いました。うちにあるのは他で、Moonのジャズベタイプのものも古くて、何度か電池交換の時に配線の断線をやっていて、そのたびにハンダ付けをしてます。これも線が細くて、パッと見で、チャチな感じ。

基本的に、中古で買うことをモットーとしているので、こういうリスクは避けられないですね。あとは本数を、今の手持ち6本から絞って行くか。といいつつ、残りは気に入っているので、できれば手元にずっと置いておきたいし。結局は全部をまんべんなく弾けばいいのですが、ライヴで使うのは限られていて、いつも使うのは1本のみ。まあ、Jackson5が無事に修理が上がってくればいいなあ、とは思いますが。

(16日追記)今回は急いでないからいいけど、2週間たっても見積もりの連絡すら来ません。まあ、少ない人数でしかも兼務しながら修理をやっているのでやむを得ないのですが。ギターやベースを購入するときは修理の時の利便性も考えてメーカー選びをすると良いかもですね。

2018/07/01

私的2018年上半期ベスト3

Bradsaymour
Izutu2018
Tompoints
もう7月1日で、上半期のジャズCDを振り返る時期ですね。私のところでは昨年12月分から今年の6月分まで聴いたアルバムの中からベスト3を選んでみます。王道のジャズ割合が減ってきてますが。それはそれでいいとして。ECMに関しては、今年もNew Series含めて20枚以上出ていますけど、今回は傑作はパッと浮かんできませんでした。ジャズといってパッと頭に浮かんだのは、安定したトリオのブラッド・メルドー。オリジナルも既成曲もいい。ただし全員に受け入れられるかは、疑問かも。井筒香奈江さんのヴォーカル・アルバムはジャズとは言えないんじゃないかとも思えますけど、ディスクユニオンのジャズ東京ではかなり売れているそうです。気に入ってます。トム・ケネディは、ダウンロード中心でCDとしてはなかなか入手できなかったもの。時代の移り変わりの象徴と、内容で選びました。


Seymour Reads The Constitution/Brad Mehldau(P) Trio(Nonesuch)(輸入盤) - Released 2018. Larry Grenadier(B), Jeff Ballard(Ds) - 1. Spiral 2. Seymour Reeds The Constitution 3. Almost Like Being Love 4. De-Dah 5. Friends 6. Ten Tune 7. Great Day 8. Beatrice

(18/06/04)ブラッド・メルドー作が1-2、6曲目で、他はジャズメン・オリジナルやロック、スタンダード。タイム感が独特な感じもあるけど、相変わらず安定したトリオ。タイトルの通り、らせん状にぐるぐる回るような、ちょっと浮遊感と不安定感を伴いながら前に進んでいく1曲目、タイトル曲だけど、ちょっと不思議な千鳥足感と淡い感じで面白いゆったりめの2曲目、スタンダードでアップテンポの演奏がスリリングな3曲目、エルモ・ホープ作のスマートでオーソドックスな4ビートの4曲目、ブライアン・ウィルソンらの曲をうまくワルツでトリオで唄っている5曲目、これも独特なタイム感と哀愁のあるクラシック的にも発展する6曲目、ポール・マッカートニー作を8ビートで料理する7曲目、サム・リヴァース作で意外にスウィングする8曲目。


Laidback 2018/井筒香奈江(Vo) レイドバック(Jellyfishlb) - Recorded November 14 and 15, 2017. 藤澤由二(P)、小川浩史(B)、Guest: 中川昌三(Fl)、大久保貴之(Per) - 1. Songbird 2. Little Wing 3. サクセス 4. 美人薄命 5. 雨の鼓動 6. アネモネ 7. 部屋に吹く風 8. Light My Fire 9. You Are So Beautiful

グループでの10年ぶりのアルバム。今回は作詞井筒香奈江、作曲藤澤由二が4-6曲目にあり、初のアルバムでのオリジナルではないかと思います。また、今までのグループの2枚は洋楽だけだったのが、今回は和洋オリジナル混合になっているのも、そこが特色か。グループとしても別物のアルバムに仕上がっています。何よりも、けっこう音数を減らして、静かに淡々と歌う場面もあって、聴いて胸を締め付けられるような音使いが目立ち、井筒個人名義のアルバムのサウンドも引っ張っているような感じ。ジャズかと言うと、J-POP(ニューミュージック?)に近いものがありますが、3曲目は4ビートであり、またスタンダードも9曲目にあったりして、ジャズとしても多少は考えられるのでは。音楽としてはけっこう素晴らしい。(18年5月16日発売)


Points Of View/Tom Kennedy(B, Key)(自主制作) - Released 2017. Dave Weckl on 1-2), Bill Evans(Ss, Ts on 1-2), Charles Blenzig(P on 1-7), Karla Harris(Vo on 3), Wes Ritenour(Ds on 3, 7), Chuck Roeb(G on 3), Bob Franceschini(Ss, Ts on 3-6), Lee Retenour(G on 4), Obed Calvaire(Ds on 5-6), Nick Marcione(Tp on 5), Randy Brecker(Tp on 7)., Mike Stern(G on 8), Richie Morales(Ds on 8), Bob Malack(Ts on 8) - 1. I'll Remember You 2. The Dark 3. New July 4. Just Listen 5. Roints Of View 6. Koolz 7. I'll See You 8. Gaslight Square Blues

(18/02/11)5-8曲目がトム・ケネディ作曲で、1-4曲目は参加メンバーの曲、スタンダード他。なかなかスゴいメンバーややリラックスしつつも、ベースをはじめ、それぞれのソロもあちこちで堪能できます。エレクトリックベースが5曲、4-5、7曲目はアコースティック。ジャンル的にはややフュージョン寄りですが、あまり甘くもなく、特にリーダーのベースがそれとなくだけど、目立っている感じ。こういう洗練された渋さは、なかなか味わえないかも。特に3曲目(ギターはチャック・ローブ)の都会的な渋い曲調は、聴いていて大人の曲だなあ、と思わせます。自主制作で好きなように演奏することが、ベーシストのリーダー作としてはうまく作用している感じ。5曲目はややアップテンポの4ビート。こういうジャズ的要素も少しあります。


(次点)Music Is/Bill Frisell(G, Loops, B, Ukulele, Music Boxes)(Okeh)(輸入盤)

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