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2018/06/22

ライヴやります/ブログ数日お休み

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6月24日(日)に小田急線の新百合ヶ丘そばの麻生市民館で、20分ほどのライヴに出ます。とは言うもののジャズではなくて、オフコースとか小田和正とかのニュー・ミュージック系で3曲。仕事もあるためすでに昨日の更新は出来てないんですが、メインブログはライヴ終了まで、お休みさせていただきます。

ちなみに入場は無料で、13グループでます。タイトルは「ポピュラーミュージックショー」。私はベース担当です。16時過ぎからの出演予定。

2018/06/20

Jazzland/Tim Warfield

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Criss Crossの新譜2枚目で、5月の分は一段落。最近現代ジャズを多く録音しているような気もするこのレーベルにあっては、割とオーソドックスなオルガンジャズを聴けると、少し安心もします。とは言うものの、題材的には新しいものも取り入れているようですけど。また、昔からのオーソドックスなジャズばかりではない感じもしてます。最近60分のCDが多いこのレーベルにしては68分は少々長いかな、という気もしますが、安定した演奏で、それも何のその、けっこう聴かせてくれるジャズではありますね。オルガンジャズとしても、少し情緒的な曲も多めなので、これもいい感じではあります。


Jazzland/Tim Warfield(Ts, Ss)(Criss Cross 1400)(輸入盤) - Recorded September 22, 2017. Terell Stafford(Tp, Flh), Pat Bianchi(Org), Byron Landham(Ds), Daniel Sadownick(Per) - 1. Lenny's Lens 2. Theme For Malcolm 3. Sleeping Dancer, Sleep on 4. Ode To Billie Joe 5. He Knows How Much I Can Bear 6. Tenderly 7. Shake It For Me 8. Wade In The Water 9. Hipty Hop

(18/06/19)Tim Warfield作は7曲目だけで、トラディショナルや新旧ジャズメンオリジナル、スタンダードもあって、その中でオルガンジャズが展開。オルガンといっても昔からのスタイルよりは、ちょっといなたいながらも今っぽい雰囲気も持っているといったところ。あまり現代ジャズという感じもしないけれど、安定したWarfieldの吹きっぷりで、安心感をもたらします。1-2曲目にアンソニー・ウォンジー作、ドナルド・ブラウン作を持ってくるところあたりは、やはり今のミュージシャンといった感じ。心なしか、オルガンジャズの熱いところよりは、8-9曲目以外はより情緒的なところを狙っている? それでも、奇をてらわないジャズを演奏しているところは好感が持てます。当初リズムがバラバラなようでまとまっている7曲目は面白い。

2018/06/19

「Stereo」誌7月号にオフ会の様子が掲載されました

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昨日の朝、大阪方面で大きい地震があり、お見舞い申し上げます。幸いお知り合いの方々は無事が確認できました。

例年、ゴールデンウィークの時期に、ネットの友人のmadameさん主催の、国立で、1次会が昼間にお酒を飲みながら「No Trunks」でジャズのCDを聴くオフ会、夕方から「カフェ・シングス」に場所を移して、持ち寄りの真空管アンプやスピーカーでのオーディオでジャズCDを聴くオフ会(2次会)が開催されてます。もう10数年続いていて、2次会の方もほぼ10年くらいかな。私も初参加が’07年のことでした。今回は5月5日に開催されたその2次会に「Stereo」誌の取材が入りました。長男も4年ぐらい前から私と一緒に参戦していて、自作アンプとスピーカーも車で持って行きます。今年は2組の割と大きいスピーカーだったので、レンタカーを借りて、長男の運転で持って行きました。

今日、その「Stereo」7月号の発売日なんだけど、通販で頼んであったので明日到着かなと予想していたら、偶然にも今朝手にすることができました。先月号はなぜか目次だけあって記事がなかったのですが、今度こそ、5月5日のオフ会の模様が掲載されました。早速ページをめくってみると164ページから見開き2ページで、オフ会の様子が掲載されています。タイトルは「カフェシングス・クラフトオーディオの会」。取材に来た方は、写真はけっこう撮ったものの、メモを取っている様子はなくて、小さいスペースの簡単な記事かな、と思っていたら、けっこう詳しく書いてありますね。長男とスピーカーの写真もちゃんとありましたし。

ここはブログという媒体なので、見開きページを写真を撮ってここに掲載するということができないのですが、書店などで、手に取ってみていただき、できる事なら買っていただきたいなと思います。特に今月号は特集号で、「ベスト・バイ・コンポ2018 いま最高のコンポはこれだ!」ということなので、そちらのメイン記事が面白いと思います。

私も昔、何回か仕事方面で取材を受けたことはありますけど(今回は私ではなく、長男の方が前面に出てますが)、雑誌だとけっこう反響も大きいものです。まあ、記念にということで、買ってしまいました。

2018/06/18

It's Alright With Three/Will Vinson

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Criss Crossレーベルの新譜がやっと届いたので聴いていきます。今回のトリオ、ベースレスなのでポール・モチアン・トリオ(ビル・フリゼール、ジョー・ロバーノ)的なものを想像していたのですが、ほとんどの場面にエフェクト処理なのか、オクターバーの多重録音なのか、ベースに相当する低音部が入っています。ライヴの再現性は難しいな、と思いながら、まあ、こういう音世界も今ならありかもな、なんてことを考えていますが、どうせこういう風に演奏するんだったら、ベーシストを入れても良かったのかもなあ、と思うのは年寄りの考える事でしょうか。ただ、メンバーはいいので、どんな形式であれ、損をさせることはないと思いますけれども。


It's Alright With Three/Will Vinson(As, Ss)(Criss Cross 1399)(輸入盤) - Recorded September 20, 2017. Gilad Hekselman(G), Antonio Sanchez(Ds, Per) - 1. My Shining Hour 2. The Pines 3. It's Alright With Me 4. Samurai Hee Haw 5. Where Are You? 6. Resting Are You 7. Down Homeless 8. Nobody Else But Me

(18/06/17)Will Vinson作は2、6-7曲目。他にスタンダードや他のミュージシャンの曲。4曲目のマーク・ジョンソン作がうれしいところ。ベースレスのトリオですが、ギターのフィンガリングなのか、オクターバーなどを使うのか、多重録音なのか、低音が出ている場面がほとんどです。スタンダードを16ビート的に今っぽく料理する、その低音が出ている1曲目、優しいギター・ソロからはじまり盛り上がっていくバラードの2曲目、この編成でスリリングな演奏を見せる3曲目、ドラム・ソロの出だしで、ちょっと速めのテンポがうれしい4曲目、しっとりとした静かなバラードの5曲目、ファンク的な展開のちょっとゴキゲンな6曲目、ワルツでおとなしめながらも、少し浮遊感もある7曲目、スタンダードとは思えない攻め加減が心地よい8曲目。

2018/06/17

Sweet & Lovely/Lee Konitz/Charlie Haden

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チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の12日目にして、一段落。もうかなりの枚数がコメント手直しが終わっていたので、今回は飛び飛びの紹介になってしまいました。ラスト4枚はいずれもデュオ作でしたが、今日のリー・コニッツ、確かに円熟の境地で演奏はいいんですけど、フレーズの引っ掛かりというか、そういうのが自分との相性の問題もあってか、ちょっと気になりました。このアルバムも割と収録時間がある方で、65分のライヴ。ミキシングの関係か、ベースが4枚の中で唯一音が小さめに入ってました。またこのバランス次第で、印象も変わってくるのかなと思います。リラックスした演奏の1枚。ホームページの残りの手直しも20ページ、547枚にまで減りました。


Sweet & Lovely/Lee Konitz(As)/Charlie Haden(B)(Paddle Wheel) - Recorded December 20-21, 1996. - 1. Sweet & Lovely 2. Just Friends 3. Yesterdays 4. I'll Remember April 5. Star Eyes 6. How Deep Is The Ocean 7. Strike Up The Band

ライヴ録音。全曲スタンダードだけど、なぜか時にそのように聴こえないのは個性ですね。リー・コニッツといえば、何となくフレーズが禁欲的で濃縮されたイメージなのですが、円熟の境地になって来たな、という感じです。昔よりは温かい音になって来たというか。それでもフレーズも時々次にくる音の予想をはずしてくれます。リラックスしたやり取りが、さすがにベテランです。たまにずれを感じながらも、そのサックスの音色やメロディがいい感じに聴こえます。バランス的には少しベースが引っ込んでいて、これはヘイデンのデュオ作品としては珍しいかも。65分間、その独特かつ暖かいメロディを聴くことができます。穏やかな曲が多いですが、4曲目の途中にはややアップテンポの4ビートが出てきます。個性を聴くアルバム。

2018/06/16

Night And The City/Charlie Haden & Kenny Barron

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チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の11日目。共演作が続きますが、前回の何区・ジョーンズとのアルバムはリラックスした黒人霊歌集だったですけれども、今日のアルバムは、速いパッセージも随所に織り込まれているメリハリのあるジャズのバラード集とでも言いましょうか。バラードが主体なのに場面によってはここまで弾くか、という熟練の技を見せてくれています。こういうアルバムもインパクトは強いですよね。もう長いこと聴いてなかったですが、ジャケットのイメージは強く残っていました。デュオシリーズも、以前に取り上げましたがパット・メセニー都のものもこのあたりの時期じゃなかったかな? こういう企画が認知されてきてますね。


Night And The City/Charlie Haden(B) & Kenny Barron(P)(Verve) - Recorded September 20-22, 1996. - 1. Twilight Song 2. For Heaven's Sake 3. Spring Is Here 4. Body And Soul 5. You Don't Know What Love Is 6. Waltz For Ruth 7. The Very Thought Of You

ライヴで70分収録。チャーリー・ヘイデン作が6曲目、ケニー・バロン作が1曲目で他はスタンダード。穏やかながらメリハリのあるジャズを聴かせています。チャーリー・ヘイデンのもっさりしたベースもなかなかいい味です。こんな2人の語り合いのようなやさしいサウンドならドラムスは不要かも。しっとりとして時に勢いもありつつトワイライトの雰囲気を醸し出すバラードの1曲目、2人のゆったりとしたやり取りが美しい、途中からミディアムの4ビートになる2曲目、まさに春が来た快活なイメージで明るいバラードの3曲目、やはりメリハリのあるバラードで攻めてくる4曲目、切ないメロディと時々盛り上がる部分との対比が面白い5曲目、ヘイデンにしては明るめなワルツの6曲目、これまたいい塩梅のバラードになっている7曲目。

2018/06/15

Steal Away/Charlie Haden & Hank Jones

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チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の10日目。録音は飛び飛びにもう’94年まで来ています。ジャズっぽい曲がほとんどなくて、トラディショナルとかフォークソングとか、黒人霊歌と言われるような世界でのサウンド。2人とも丁々発止の演奏をやればできるんだけど、ここでは思いっきりリラックスした演奏をしています。こういう世界もなかなかいいですね。ただ、その内容から、65分はちょっと長めだったかな、という気も今になるとしていますけど、この時期はCDの特性を活かした長めの録音が多かった時代でもあります。何を弾いてもヘイデンのベースと分かる、その粘り気のある個性はなかなかですね。


Steal Away/Charlie Haden(B) & Hank Jones(P)(Verve) - Recorded June 28-30, 1994. - 1. It's Me, O Load (Standin' In The Need Of Prayer) 2. Nobody Knows The Trouble I've Seen 3. Spiritual 4. Wade In The Water 5. Swing Low, Sweet Chariot 6. Sometimes I Feel Like A Motherless Child 7. L'amour De Moy 8. Danny Boy 9. I've Got A Robe, You Got A Robe (Goin' To Shout All Over God's Heav'n) 10. Steal Away 11. We Shall Overcome 12. Go Down, Moses 13. My Load, What A Moanin' 14. Hymn Medley

チャーリー・ヘイデン作が3曲目のみ。ハンク・ジョーンズとのデュオで、サブタイトルに「Spirituals, Hymns and Folk Songs」とある通り、黒人霊歌を中心として各地の民謡なども取り上げています。いろいろな主張もあるのでしょうが、そういうことは考えないでも、音楽だけを聴いていてもその牧歌的な味わいは十分に楽しめます。ジャズというよりは、インストルメンタルの黒人霊歌集かも。1曲目から、どこかで聴いたことのある懐かしいメロディが漂ってきます。割と淡々としたデュオのやり取りでリラックスした雰囲気が65分続きます。8曲目には「ダニー・ボーイ」が出て来るし、14曲目のメドレーのラストは「アメイジング・グレース」。その世界にハマるには十分すぎるくらいの曲の配列です。それでも11曲目は4ビートでの演奏。

2018/06/14

Dialogues/Charlie Haden/Carlos Paredes

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チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の9日目。このあたりから、まだ手をつけていないアルバムはデュオ作が中心になります(ってあと何枚でもないんですが)。特にデュオ作は好きなんですけど、輸入盤しか出てないもので、’90年代当時は情報もあまりなかったから、買いもらしているもの、ありそうですね。まあ、やむを得ないですけど。今日のカルロス・パレーデスとのデュオはポルトガルのギターとの異種格闘技戦という感じで、ジャズとあちらを行ったり来たりしています。このギター見かけも変わってますが、音色も高い域が強く、これまた独特です。でもたまにはこういうのもいいんじゃないかと思います。


Dialogues/Charlie Haden(B)/Carlos Paredes(Portuguese G)(Polydor) - Recorded January 28-29, 1990. - 1. Asas Sobre O Mundo/Nas Asas Da Saudage 2. Danca Dos Camponeses 3. Marionetas 5. Song For Che 6. Balada De Coimbra 7. Divertimento8. Variacoes Sobre O Fado De Artur Paaredes I Goncalo Paredes 9. Verdes Anos

Carlos Paredesが1-4、7、9曲目の、チャーリー・ヘイデンが5曲目の作曲、8曲目はParedesに関する変奏曲とのこと。ポルトガルのギタリスト(ジャズミュージシャンではありません)とのデュオで、異色なアルバムかもしれませんが、異国情緒があって、渋いです。ポルトガルのギターは形も音色も独特で、そのポルトガル寄りのサウンドでも、ヘイデンが見事に寄り添い、しかもマイペースで特徴のあるベースを弾いていて、面白いサウンドを生み出しています。曲は短めのものが多いですが、9曲目は何と14分台もの曲(全体では47分ほど)。3、9曲目はインプロヴィゼーション的なアプローチの部分もあり、そのラフさ加減のところが、粘り気のあるベースと相まってまたいい感じ。5曲目はベース・ソロ中心の曲。哀愁度高し。

2018/06/13

Jazz At The Opera House

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チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の8日目。と言うよりこれはイベントの特集アルバムで、まだまだホームページで追いかけているミュージシャンが彼と、ハービー・ハンコック、トニー・ウィリアムス、ジャコ・パストリアスが残っていたという、今の段階では珍しい例のアルバム。このあたりのミュージシャンはまだホームページの手直しをしていないのです。それにしても、ウィントン・マルサリスを含めこれだけのミュージシャンが一堂に会するアルバムも珍しいですね。しかもベースの組み合わせがなかなか他では見ない組み合わせ。こういうアルバムがあるからこそ、ジャズは面白いと改めて思います。ただ、CD1が40分台、CD2(6曲目以降)が49分台と少々短めの収録。LP基準なのかと。


Jazz At The Opera House(Sony) - Recorded February 22, 1982. Denny Zeitlin(P on 1), Herbie Hancock(P on 1, 4-5, 10-11), Tochiko Akiyoshi(P on 2-3), Lew Tabackin(Fl on 3), Bobby Hutcherson(Vib on 4, 10), Wynton Marsalis(Tp on 5, 7, 9-10), Wayne Shorter(Ts, Ss on 5, 7, 9-11), Charlie Haden(B on 5, 7, 9-10), Tony Williams(Ds on 5, 7, 9-10), Jaco Pastorious(B on 10) - 1. Free Form/Straight, No Chaser 2. The Village 3. Falling Petal 4. Maiden Voyage 5. Sister Cheryl 6. Dedication To Conrad Silbert Read By Herbie Hancock) 7. Hesitation 8. Dedication To Conrad Silvert (Read By Charlie Haden) 9. Silence 10. Footprints 11. 'Round Midnight

2枚組CDのライヴ。コンラッド・シルバートというジャズ評論家が病に侵され、そのために集まった特別なライヴ。5曲目など、ウイントン・マルサリス、ウエイン・ショーター、ハービー・ハンコック、チャーリー・ヘイデン、トニー・ウ ィリアムスという組み合わせで、たぶんここでしか聴けない珍しいものです。他にも5曲目から10曲目にかけて似た編成の演奏を聴くことができます。10曲目にはジャコ・パストリアスが参加しているし。ハービー作が4曲目、トニー作が5曲目、ウィントン・マルサリス作が7曲目、ヘイデン作は9曲目、ショーター作が10曲目、セロニアス・モンク作が10曲目とかなり豪華。しかもライヴには5時間を要していて、ここでは収めきれなかった曲も多いです。こういうアルバムは再発がされにくいだけに貴重です。

2018/06/12

ブログ用に聴くオーディオシステムの変更

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今まで何年も、ブログ用に聴くオーディオシステムは、CDプレイヤーがTEACのVRDS-15、アンプがAVアンプでYAMAHA DSP-AX2700(デッドな部屋なのでサラウンドをかけてます)、スピーカーがONKYO Scepter 1001でした。ホームページをはじめてから20年あまり、CDプレイヤーとAVアンプを、同じメーカーの後継機種に替えてますけど、その時も音の感覚がちょっと変わって、最初聴いた時に戸惑った記憶がありました。徐々に慣れていくんですけれどもね。

数日前にブログアップ用に聴くシステムを、CDプレイヤーは同じだけど、アンプを長男自作(’15年)のAB級6L6プッシュプルアンプ(真空管アンプ)、スピーカーは、昨年12月に完成したFostexのFE208-SolとT90A-Superを使った自作のバックロードホーンに替えました。サラウンドは使わなくなったけど、ジャズはもともとデッドな部屋に合うものが多いし、何よりも、いろいろ設置を変えてみたり、回路変更や部品を替えてみたりして、ジャズの音がけっこう生々しくなってきた、ということがあります。その長男も就職で来年春には家を出て行ってしまうので、その時にはアンプは持っていくとのことで、それまでのシステムにはなりそうです。それまでは2人共用で使います。

長男がはじめてステレオに興味を持ちだしたのは、わずか11年前。スピーカーなど、最初はおもちゃのようなものでも自作をはじめたのが6年ぐらい前。本格的なものを作り出したのがスピーカー(スーパースワン)で4年前、真空管アンプは3年前と、そんなに前のことではありません。幸い音楽を聴く耳(若いからジャズも聴くけど、それよりはアニソンということもありますが)と、それをオーディオで調整できる能力はあったようで、今に至ります。このあたり、長く聴いていれば皆に備わるというものでもないので、ラッキーだったと言えますね。何といっても出てくるジャズの音が生々しいので、これから聴くアルバムの印象も変わってくるかもしれないなあ、と思いつつ。かくいう私は、ちょっと前まではある程度のいい音で音楽が鳴ってくれれば、調整とか考えもせず、無頓着だったのだ。

スピーカーは出来立ての当初高域が耳にささってきたのですが、ネットワークで試行錯誤して、あまりささらないようになってきたし、アンプは長男がいつも回路や部品をいじっていて、昔とは明らかに違ういい音で鳴らせてますし。まあ、親バカな部分もあるのでしょうけど、スピーカーは1回、アンプは数回、人前で視聴会などで鳴らしているので、そんなに悪くないのかなあと。

長男の部品などの変更については下記レポートに書いてあります。他の方のサイトからリンクを張ってしまい、すいません。

http://www.audifill.com/event/004_010/ab6l6_2.pdf

2018/06/11

As Long As There's Music/Charlie Haden/Hanpton Hawes

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チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の、少しおいて7日目。その後彼が量産するデュオの作品の最初の頃のアルバムだったろうと思うので、共演作ともいうべきでしょうけれど、デュオ作品については、特に輸入盤でしか出てなかったものは集めきれておらず、今回はひとくくりにして紹介させていただきます。’76年録音を’93年にCDで出たものなんですが、この頃は別テイクを入れるのが流行っていたような気もします。別な曲ならまだしも、別テイク3曲込みで70分ほどのCDというのは、今考えてみると少し冗長だったかなあと思います。血球用にはいいんですけどね。ハンプトン・ホーズのピアノもマイペースだけど、古くないピアノのフレーズなので、なかなか聴きごたえはありました。

As Long As There's Music/Charlie Haden(B)/Hanpton Hawes(P)(Verve) - Recorded January 25, 1976. - 1. Irene 2. Rain Forest 3. Turnaround 4. As Long As There's Music 5. This Is Called Love 6. Hello/Goodbye Bonus Track: 7. Irene 8. Turnaround 9. As Long As There's Misuc

ハンプトン・ホーズ作が1-2、7曲目、チャーリー・ヘイデンとの共作(インプロヴィゼーション)が5-6曲目、オーネット・コールマン作が3、8曲目とスタンダード。ホーズは50年代からコンテンポラリーなどで名演を残していますが、亡くなる前年にチャーリー・ヘイデンとのデュオ・アルバムを残しました。ラスト3曲はCDのみ収録の別テイク。2人の完全即興演奏(フリー・インプロヴィゼーションというニュアンスではない)も2曲。作られた曲みたいで、きれいです。 このあたりがデュオシリーズのはじまりの方かなと。昔からのホーズのマイペースな演奏と、ヘイデンの粘り気のあるベースのフレーズが、自然に溶け合い、なかなかリラックスする音楽を作ってくれます。オーネットの曲もテーマを借用してるだけで、あくまでもマイペース。

2018/06/10

Live At Birdland New York/Richie Beirach & Gregor Huebner

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このアルバム、録音は’12年、発売は’17年4月だったんだけど、買いもらしていました。遅れついでに、月末出荷のCDと一緒の注文だったので、余計に遅れたというわけ。今回は試験的に、いつものオーディオ装置ではなくて、長男の作った真空管アンプと自作スピーカーで聴いています。相性にもよりますけど、生音がうまく出てくれて、よりダイナミックな音になるので、ここでもリッチー・バイラークのダイナミックな演奏の側面がライヴでよく表れてました。スタジオ録音だとストイックな流れになることもあるのですが、ライヴでは、あの「エルム」も、少し盛り上がりもあったりして、やはりライヴだなあ、と思わせたアルバムではありますね。


Live At Birdland New York/Richie Beirach(P) & Gregor Huebner(Vln)(ACT)(輸入盤) - Recorded August 25 and 26, 2012. Randy Brecker(Tp), George Mraz(B), Billy Hart(Ds) - 1. You Don't Know What Love Is 2. Around Bartok Bagatelle #4 3. Siciliana 4. African Heartbeat 5. Elm 6. Transition

(18/06/09)リッチー・バイラーク作が5曲目、グレガー・ヒューブナー作が4曲目、彼のバッハのアレンジが3曲目、2人の作曲が2曲目、スタンダードの1曲目、ジョン・コルトレーン作の6曲目。ライヴだけあって6曲を77分もかけて演奏しています。1曲目からガンガンいくアレンジを採用して、もうノリノリの雰囲気の10分間があります。クラシックの雰囲気もあるテーマから4ビートでガンガンせまる部分と静かになる部分とでドラマチックにせまる2曲目、バッハのアレンジだけどけっこうそれっぽく雰囲気が出ている3曲目、8分の6拍子というのか、6拍子というのか、引っ掛かりがありつつ進んでいく4曲目、ECMで有名な曲だけどそれよりは盛り上がりの面もある18分台もの5曲目、ややアップテンポでジャズらしく終わる6曲目。

2018/06/09

長男によるTEAC VRDS-15のトレイ修理

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’04年に買ったTEACのCDプレイヤー、VRDS-15のトレイの開閉が数か月前より調子が悪くなり、製造終了後8年以上経過していてメーカー修理ももうやってないらしいとのことで半分あきらめていましたが、先日とうとうトレイの開閉が手動状態になってしまいました。意を決して、長男が、それまで面倒だったようなんだけど、トレイの修理をやるとのことで、私が通販でプーリーゴムのサードパーティー品をネットで探して2本注文、取り替えたら先ほど元通りになりました。それほど時間はかかりませんでした。

天板を外すのは小さい六角レンチが必要なんですが、長男は自作派なので、持っています。ネットの検索をするとVRDS-15よりは25とか10、20あたりの修理方法が掲載されているも、割と数はあるのと構造は似ているので、それを頼りに修理。

トレイの開け閉めだけの問題であれば、修理はそんなに難しくない(上の写真左に見えてます)んですが、同じ大きさのプーリーベルトをVRDSメカの方にも使っていて、そちらも交換の必要な時期に来てました。そちらの方はもっと奥の方にあり、いくつかの細かいEリングの取り外しとか取付があるので、けっこう手間だったようです。まあ、自作派の息子を持っていて助かったというか。

詳しい修理の状況などは長男がFacebookにも書いてますけど、このあたりはほぼプーリーベルトの劣化とゆるみが原因なので、他の方もあきらめずに修理をしてほしいなあと思います。今販売中の、VRDSメカを使っているCDプレイヤーはエソテリックの60万円クラスの高価なものしかなく、まだまだVRDS-15を使いたいと思っています。

――――――――――
この件に関して、長男がFacebookに書いたものの転載を以下許可してもらいました。私のブログにしては長い文章ですが、これで参考になる方がいらっしゃれば。ココログの仕様で、動画のアップまではさすがに無理かな?


TEAC VRDS-15 のトレイがいよいよ閉まらなくなってきたので修理。開閉にゴムを使っているらしく経年で伸び切ってしまうよう。トレイを手で押し込むのとかは良くないのだろうな、という感じ。
修理詳細は書きますが、物を破壊、もしくは怪我をしても自己責任でお願いします。(中略)
https://ameblo.jp/suimeikan/entry-12266466362.html
自分はこのブログを参考にさせていただきました。機種は違いますが、同じような構造なので十分に役に立ちます。
この方と同じでグリスついてしまう可能性がありますが、分解は必要最小限に抑える形で修理をしました。基盤取り外しはちょっと自信なくて…
あと、この機種は発売から15年近く立っているため、ピックアップレーザーが限界を迎えている可能性があるため、いずれすぐ寿命が来る可能性があることを記載しておきます(数年前、純正品のレーザーは5万円近くまで高騰し、出回りもしなくなりました。)
また、写真は組み立てるときに撮ったものなので多少説明と違う部分があるのでご理解ください。
修理は是非とも電源ケーブルを抜いてからしてください。感電はもちろん、故障の可能性があります。

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まずはトレイを外します。写真一枚目のように、トレイを開いた状態で、ツマミをマイナスドライバー等で持ち上げてやると簡単に引き出せます。開閉の時で擦れる部分で、グリスがついているので扱いには注意します。

次に、一枚目の写真に写っているVRDSのブリッジを外します。先にこっちを外したほうがトレイは外しやすいかな?ネジ4つ外すだけで簡単に外すことができます。ブリッジにはモーター制御の配線がたくさんつながっているので負荷をかけないよう気をつけます。

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ブリッジとトレイを外すと、トレイ開閉ベルトが見えます(写真二枚目)。開閉ベルトしなくなった場合は左側のこれを変えてやるだけで十分です。
今回は写真二枚目右下のVRDSメカのゴムベルトも変えてやることにしました。こいつはトレイ開閉ベルトと共通部品で、トレイ開閉の度にCDを探しに行くため、トレイ開閉ベルトと同じくらい動作していると考えられます。
正直CDを持ち上げるだけなのでさほど負荷はかかってないと考えられますが、一応変えます。このあとに書く作業に自身のない方はトレイ開閉ベルトのみの交換で良いと思います。

VRDSメカのゴムベルトは、モーターからモームギアに動力を伝える部品です。このモームギアがVRDSを上下させるギアに動力を伝え、アームを動かして、回転軸が上下します(この説明がわからない人はモーターの軸を回してVRDSメカを上下(間違えた向きに回すと壊れるので注意)させてみると良いかも?それでもわからない人はこの先に進むことをおすすめしません。

このVRDSを上下させるベルトを外すには、モームギアの軸を少なくとも片方外す必要があります。そのためにはVRDSを上下させるギアを外す必要があり、そのためにはアーム及びCD回転軸も外す必要(というか外れてしまう)があります。
ここから先の作業は、裏蓋を外してやったほうが、細かい部品を落とした時に対処がしやすいです。

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まず、VRDSを上下させるギアのEリング、及びアームを支えているEリングを外します。
これは再度組み立てる時に必要なので曲げたりなくしたりしないように注意します。
ここで、VRDSの上下センサ判定のためのセンサが見えると思いますが、今回のやり方では必ず干渉するので、こいつを折る、曲げることがないように注意してください。壊すと再生ができなくなると考えられます。

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次にVRDSメカのアームの軸を外します。トレイのレールと干渉するのでまずトレイのレールのネジを外します。ネジ2つ外れたら少し傾けて軸をとってしまいましょう。レールを完璧に外す必要はないです。

Eリングと軸が外れたら、先ほどのVRDS上下センサのネジを外します。メカを外すのに邪魔になるのでその対策です。本当は完璧に外すことが理想ですが、再度取り付けることを考えると不可能かと考えます。ネジを外したらセンサをできる限り右側に避けて、VRDSメカ及びアーム、及びCD回転軸を抜き取ります。(良い写真がなかった!)
あとで戻すため構造はよく観察しておいてください。

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外すとこんな感じです。モーターからゴムを外し、モームギアの片側は簡単に外れる(引っかかっているだけ)のでそこからなんとかゴムを抜き取ります。もう片側が取れないのはどういうからくり何でしょう?
かなり余裕がなくてグリスが付いてしまうのはもう仕方無しです。モームギアを折らないように注意してください。

新しいゴムは
http://blog.cdpartsman.com/2017/03/01/teac-vrds-15/
こちらで購入しました。
こちらに頼めないといった場合は水道用のOリング(22ミリ径)で代用ができるらしいです。

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モームギアに新しいものを取り付けるときは、一応マスキングテープで軽く養生してやって、ゴムにグリスがつかないように工夫しました。結局少しついてしまいましたが。

組み上げは基本逆順ですが。VRDS上下ギア、アーム、CD回転軸を取り付け(センサの位置と上下位置の相関に注意)たらもうVRDS上下ギアのEリングはつけて、それからアームの軸をつけてしまうのが楽なようです。
VRDSメカのセンサ、本当に折らないように注意してください。

今回はグリスを拭き取らない&追加しないで無理やり修理しましたが、良いグリスないですかね…?

2018/06/08

サー/デヴィッド・マシューズ、エディ・ゴメス&スティーヴ・ガッド

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デヴィッド・マシューズ・トリオのアルバムの久々の発売です。しかもメンバーがスゴい。でも、昔のような丁々発止の演奏ではなくて、もう年齢も年齢だし、落ち着いてリラックスしてい聴けるピアノ・トリオのジャズという感じになっています。でもこういうアルバムもなかなかいいなあ、と思うようになっているのは私も年齢を重ねている証拠かな? 音質にも気を使っているアルバムですけど、マシューズのメロディアスで自然な流れのピアノは、なかなか。マニアよりはジャズに入ってきた人向けかな、という感じですが、元々のマンハッタン・ジャズ・クインテットもそうやってジャズのすそ野を広げてきました。これはこれでいいと思います。


サー/デヴィッド・マシューズ(P)、エディ・ゴメス(B)&スティーヴ・ガッド(Ds)(Paddle Wheel)
Sir,/David Matthews(P), Eddie Gomez(B) & Steve Gadd(Ds)(Paddle Wheel) - Recorded March 17, 2018. - 1. Come Rain Or Come Shine 2. Sir, 3. I Love You 4. Stella By Starlight 5. A Felicidade 6. 'Round Midnight 7. Get Over It 8. Comin' Home Baby 9. The Meaning Of The Blues 10. See You Again

デヴィッド・マシューズ作はタイトル曲の2曲目、7、10曲目。相変わらず音数の多くないピアニストではあるけれど(右手の不自由さによる)、そんなことを考えないでも、けっこう自然なスウィング感をメロディとコンピングを交互に組み合わせて出しています。大御所が集まったトリオの演奏でも、もう達観の境地というか、円熟味を増しているし、リラックスした演奏を聴くことができます。2曲目は8ビートのファンクな仕上がりで、3人のソロも多め。やや渋めのスタンダードかと思う4ビートの7曲目、これまた美しいメロディのバラードの10曲目。技巧的にどうこう言うよりも、雰囲気重視でここまでやってくれると、逆にけっこう楽しめます。そういう意味ではジャズに入りたい、あるいは入ったばかりの方たちの方が向いているかも。(18年6月6日発売)

2018/06/07

Uncharted Territories/Dave Holland

Daveuncharted
デイヴ・ホランドの新譜です。何だか最近、あちこちでフリー・ジャズの録音が多いなあと思います。そういう需要はあるんだろうか。ここでもCD2枚組130分間にわたるフリー。それでもメンバーがスゴいので、私も好きなんですが、好きな人には飽きさせず聴けるものを用意してはあります。ただ、フリーを特別に好きでもない人にはこの長さは辛いかもしれないですね。同じフリー・ジャズにしても60-70年代と今とでは違う感じがしていますし、やはり今演奏することに意義があるんだろうなあとは思います。それにしてもタイトルのはっきりとした感じは何だろうか。叙情的なものを寄せ付けないものも持っているような感じですね。


Uncharted Territories/Dave Holland(B)(Dare2 Records)(輸入盤) - Recorded May 2 and 3, 2017. Evan Parker(Ts), Craig Taborn(P, Org, Key, Electronics), Ches Smith(Per) - [CD1] 1. THought On Earth 2. Piano - Bass - Percussion T1 3. Q&A 4. Ternor - Percussion W2 5. QT12 6. Tenor - Bass W3 7. QW2 8. Tenor - Piano - Bass T2 9. Organ - Vibes W1 10. Bass - Percussion T2 11. Tenor - Piano - Percussion T1 [CD2] 1. QT13 2. Tenor - Bass - Percussion T2 3. Piano - Percussion W3 4. QT5 6. Tenor - Bass W1 7. Unsteady As She Goes 8. Bass - Percussion T1 9. QW5 10. Tenor - Bass - Percussion T1 11. Tenor - Bass W2 12. QW1

(18/06/06)CD1の3曲目はデイヴ・ホランド作、CD1の1曲目、CD2の7曲目はChes Smith作、他はフリー・インプロヴィゼーション。ギャロンギャロンと爆発している部分は少なめだったけれど、ECM的なインプロヴィゼーションよりは外向的な部分も多めで、多少思索的ではあるものの、まさにフリーです。ただ、CD2枚で約130分をフリーで通しているので、よほど好きな人でないと通して聴けないのでは、と思います。タイトルも記号のようになっていて、Qはクァルテット、Wは水曜日、Tは木曜日、その後の数字は何テイク目かを表すらしいです。作曲した曲も、おそらくテーマと構成がおおざっぱに決まっているだけのような気も。やはりメンバーがスゴいのでタダものではない。ここまでフリーに突入してしまうとかえって潔いかも。

2018/06/06

Still Dreaming/Joshua Redman/Ron Miles/Scott Colley/Brian Blade

Joshuastill
今日はジョシュア・レッドマンの新譜です。大手通販のレビューによれば、父のデューイ・レッドマンへのオマージュだそうで、そのモデルにECMでの「オールド・アンド・ニュー・ドリームス」にインスパイアされたものもあるそうで、曲を聴くとなるほどなあ、と思うものもあります。ただそういう内容ゆえ、ちょっと聴く人を選ぶんじゃないかなあ、という気はしています。こういう雰囲気、好きな人は好きなんですけれども、やはり広く一般向けのサウンドでは無いような気もしています。ただ、今回は4人の連名でのアルバムだし、そういうことを考えてみれば、この内容はやっぱりなあ、と思うところもあります。


Still Dreaming/Joshua Redman(Ts)/Ron Miles(Cor)/Scott Colley(B)/Brian Blade(Ds)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded April 2 and 3, 2017. - 1. New Year 2. Unanimity 3. Haze And Aspirations 4. It's Not The Same 5. Blues For Charlie 6. Playing 7. Comme Il Faut 8. The Rest

(18/06/05)ジョシュア・レッドマン作が2、4-5、8曲目、スコット・コリー作が1、3曲目、チャーリー・ヘイデン作が6曲目、オーネット・コールマン作が7曲目。その楽器編成から少し端正なオーネットのグループといった印象の曲もありますが、父のデューイ・レッドマンへのオマージュだそうです。そう言われてみれば、と思うような演奏。オールド・アンド・ニュー・ドリームスにインスパイアされたのだとか。演奏時間は40分ほどと短いけれどなかなかいい演奏がつまっています。1-2曲目のように賑やかな曲もあれば、渋めの3、7-8曲目のようなバラードもあって、なかなか変化に富んでいます。4曲目は変則的な静かめの8ビート的演奏。ブルースらしくない感じもする5曲目。少々マニア向けの演奏という感じがしないでもない。

2018/06/05

Seymour Reads The Constitution/Brad Mehldau Trio

Bradsaymour
新譜が何枚か届いているので、まずはブラッド・メルドー・トリオから。彼のトリオ演奏、私はけっこう好きなんだけど、ピアノのタイム感というか、特にこのアルバムではノリが独特ですよね(変拍子もあるから?)。昔のキース・ジャレットもそういう感じを受けたことがありますが。素直ではないというか。ここで彼を好きかどうかが分かれて来るんじゃないかなあ、という気もします。素直に4ビートでノリたいんだという方も少なからずいらっしゃると思うし。そういう意味では現代ジャズでは貴重な演奏をするトリオと言っていいんじゃないかと思います。トリオってこういう表現できるんだなあ、という発見もありますし。話題作には違いありませんね。

(追記)1曲目は5拍子ないしは8分の5拍子なので、あの独特な浮遊感が生まれていますね。


Seymour Reads The Constitution/Brad Mehldau(P) Trio(Nonesuch)(輸入盤) - Released 2018. Larry Grenadier(B), Jeff Ballard(Ds) - 1. Spiral 2. Seymour Reeds The Constitution 3. Almost Like Being Love 4. De-Dah 5. Friends 6. Ten Tune 7. Great Day 8. Beatrice

(18/06/04)ブラッド・メルドー作が1-2、6曲目で、他はジャズメン・オリジナルやロック、スタンダード。タイム感が独特な感じもあるけど、相変わらず安定したトリオ。タイトルの通り、らせん状にぐるぐる回るような、ちょっと浮遊感と不安定感を伴いながら前に進んでいく1曲目、タイトル曲だけど、ちょっと不思議な千鳥足感と淡い感じで面白いゆったりめの2曲目、スタンダードでアップテンポの演奏がスリリングな3曲目、エルモ・ホープ作のスマートでオーソドックスな4ビートの4曲目、ブライアン・ウィルソンらの曲をうまくワルツでトリオで唄っている5曲目、これも独特なタイム感と哀愁のあるクラシック的にも発展する6曲目、ポール・マッカートニー作を8ビートで料理する7曲目、サム・リヴァース作で意外にスウィングする8曲目。

2018/06/04

Infinity/John Coltrane

Johninfinity
チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の6日目。新譜も届いているんだけど、こちらの方を先に。時代は前回より’70年代に入っているんですが、このアルバムは特殊で、ジョン・コルトレーンの’60年代の生前の演奏を、’72年にアリス・コルトレーンがオーケストレーションその他、オーヴァーダブして世に出したアルバム。なので、アリス・コルトレーンの演奏としてとらえた方がいいかもしれませんね。ここにヘイデンも参加しているという構図になってます。このあたりのアルバム、その重さからたぶん’90年にCD化されて購入してから2-3回ぐらい聴いただけだと思いますね。今回もコメントを書くために聴いたという感じかな。


Infinity/John Coltrane(Ts)(Impulse) - Recorded April 16 and 17, 1972. (June 16 and September 22, 1965, February 2 and 1966.) Alice Coltrane(P, Org, Harp, Vib). Charlie Haden(B), Rashied Ali(Per), Ray Appleton(Per), McCoy Tyner(P), John Chapman(Per), Jimmy Garrison(B), Elvin Jones(Ds), Oran Coltrane(Per), Pharoah Sanders(Ts) - 1. Peace On Earth 2. Living Space 3. Joy 4. Leo

チャーリー・ヘイデンは1、3-4曲目に参加(’72年のオーヴァー・ダブの方)。これは’65-66年のジョン・コルトレーンの録音に、没後’72年にアリス・コルトレーンがオーヴァー・ダブをしたもので、ファンの間からは悪評が高いと言われるアルバム。オーケストラをかぶせたりして、完成度は高いとは思います。最初のテイクのみも発表されている曲の割合が高く、ここはスピリチュアルで荘厳な演奏をこのアルバムで楽しむ(にしては重いですが)ことができます。原曲のイメージから離れているものもあるので、あくまでもアリス・コルトレーンの編曲ものとしてとらえるのがいいのかも。そのオーケストレーションも民族音楽的のような、どこか土着的な味があります。アップテンポや激しい曲でも、オーケストラが少し瞑想的な印象。

2018/06/03

ECM Blogは進んでいるけれど

’14年10月にいったん「ジャズCDの個人ページECM Blog」を、こちらのメインブログに統合したことは前にも書きました。当時ECM Blogのアクセス数は30万を超えてましたが、それはそれで、未整理だったメインブログ内のECMについて、欠落を補ったり出来たので、メリットも多かったでした。

今年の3月にECM Blogを復活して、昨年1月1日までバックデートして、それから毎日、500枚以上はこの5月までで仕込めました。文章はメインブログと重複していて同じだし(たまに文章の直しはありますが)、既に10-20年経過したコメントもあるけど、まだ半分以上(推定800枚ほど)残ってます。あと2年半かかるとして、その間にも新譜がどんどん出ているので、さらに追いつくのは先かな。結局は、ただ単に番号順に並べてみたかったという個人的な理由で作っていて、出来上がるまではひっそりと毎日ブログアップしていくつもりです。なので、アクセスも20-50/日ぐらいのことが多いです。

実はCriss Cross Blogというのも3月に作ってはみたものの、更新するにも年間新譜は5-6枚しか出ないし、ECMほどの閲覧需要がない(アクセスがほとんどなかった)ので、完成させてちょっとしたら廃止してしまいました。こちらもここのメインブログには全部掲載されてるんですけどもね。

以前のECM Blogが追いついたのが’06年5月のことだったのですが、その頃から比べて、若い番号のものも初CD化が割とあったり、追いついてからは番号順ではなくて発売順での掲載になってしまっていたので、今回はその点も直しつつの進行になっています。だから追いつくちょっと手前でストップして、新譜に関してはこちらのメインブログで見ていただこうかなと。まあ、いずれにしても、番号順に並べてみたかったという自己満足の世界になってしまうだろうなあと思いますけれども。それでも毎日アップしていってもあと2年半はかかると思うので、気の長い話ではありますね。アルバムコメントを見ないでもジャケットを眺めるだけでも楽しい時もあるので、メインブログよりはジャケ写を少し大きくしてあります。だいたい網羅するまで今しばらく(ってあと2年以上はかかるけど)お待ちください。

2018/06/02

The Milestone Years/Joe Henderson

Joemilestone
チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の5日目ですが、ホームページの手直しも、残り21ページと少なくなってきているのに、このジョー・ヘンダーソンの8枚組BOXで、ホームページの特集をしている5人のミュージシャンが参加していて手つかずになっていたのにびっくりしました。元々バラのアルバムでコメントを書いて行くべきですが、このアルバムを購入した当時は、まだ単品での国内盤発売がほぼなかったと思います。そんなわけでひとくくりにして紹介するのも申し訳ないんですけど、発売された’95年当時はこういうBOXセットも出ていたんだ、ということで紹介させてください。


The Milestone Years/Joe Henderson(Ts)(8枚組)(Milestone) - Recorded (1967-1976.) (Tetragonのセッション)Recorded May 16, 1968 - Don Friedman(P), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds), (Power To The Peopleのセッション)Recorded May 23 and 29, 1969 - Mike Lawrence(Tp), Herbie Hancock(P), Ron Carter(B), Jack DeJohnette(Ds), (Black Is The Colorのセッション)Recorded October March and April 1972 - George Cables(P), Dave Holland(B), Jack DeJohnette(Ds, P), George Wadenius(G), David Horowwitz(Synth), Ron Carter(B), Airto(Per), Ralph McDonald(Per) (Multipleのセッション)Recorded January 30-31, 1973 - Larry Willis(P), James "Blood" Ulmer(G), John Thomas(G), Dave Holland(B), Jack DeJohnette(Ds), Arthur Jenkins(Per) (The elementsのセッション)Recorded October 15-16, 1973.- Alice Coltrane(P, Harp, Tamboura, Harmonium), Michael White(Vln), Charlie Haden(B), Ndugu Leon Chancler(Ds), Kenneth Nash(Per), Baba Duru Oshun(Per) (Black Narcissusのセッション)Recorded April 26,1975 - Joachim Kuhn(P), BIll Summers(Per), Patrick Gleeson(Synth), David Freesen(B), Jack DeJohnette(Ds)‐ Disc 1 1. Mamacita 2. The Kicker 3. Chelsea Bridge 4. If 5. Nardis 6. Without A Song 7. Mo'joe 8. O Amor Em Paz (Once I Loved) 9. Tetragon 10. Firsttrip 11. I've Got You Under My Skin 12. Invitation 13. "R.J." 14. Waltz For Zweetie Disc 2 1. The Bead Game 2. You Don't Know What Love Is 3. Unilateral 4. The Scavenger 5. But Not For Me 6. Power To The People 7. Afro-Centric 8. Black Narcissus 9. Isotope 10. Opus One-Point-Five 11. Lazy Afternoon 12. Foresight And Afterthought Dics 3 1. Carinnean Fire Dance 2. Recorda-Me 3. A Shade Of Jade 4. Isotope 5. 'Round Midnight 6. Mode For Joe 7. If You're Not Part Of The Solution, You're Part Of The Problem 8. Blue Bossa 9. Closing Theme Disc 4 1. Gazelle 2. Invitation 3. Mind Over Matter 4. No Me Esqueca 5. A Shade Of Jade 6. Out'n In 7. Blue Bossa Dics 5 1. Junk Blues 2. Terra Firma 3. Vis-A-Vis 4. Foregone Conclusion 5. Black Is The Color (Of My True Love's Mind) 6. Current Events 7. Tress-Cun-Deo-La 8. Turned Around 9. Song For Sinners Disc 6 1. Me, Among Others 2. Bwaata 3. Tres Palabras 4. All Things Considered 5. Canyon Lady 6. Las Palmas 7. In The Beginning, There Was Africa... 8. Air Disc 7 1. Water 2. Fire 3. Earth 4. Butterfly Dreasms 5. Light As A feather 6. Love Reborn 7. Summer Night 8. Black Narcissus 9. Hindsight And Forethought 10. Power To The People, Disc8 1. The Other Side Of Right 2. Good Morning, Heartache 3. Amoeba 4. Gazelle 5. My Cherie Amour 6. Old Slippers 7. Immaculate Deception 8. Soulution 8. Black Miracle 10. Black Narcissus 11. What Can I Say? 12. Windows

(Jack DeJonette)Disc1の12曲目からDisc2の1曲目まで、6曲目から12曲目まで、Disc5の2曲目からDisc6の2曲目までDisc8の2-3曲目に参加。(Charlie Haden)Disc6の8曲目からDisc7の3曲目までのThe Elementsのセッションに参加。(Dave Holland)Disc5の2曲目からDisc6の2曲目までのBlack Is the ColorとMultipleのセッションに参加。(Herbie Hancock)Disc2の6曲目から11曲目参加。(Joachim Kuhn)Disc7の8曲目からDisc8の3曲目までのBlack Narcissusのセッションに参加。BOXの発売当時は単品ではCDの国内発売がされてないものが多かったでした。曲により時代を感じますが、マイルス・バンドの影響のある曲もあれば4ビートの曲、フリーの曲もあります。ただ、それぞれの曲の完成度は高いと思います。

2018/06/01

Live At The Trident/Denny Zeitlin

Dennytrident
チャーリー・ヘイデンのサイド参加作の4日目。時期的には’65年(現在手直ししているのは’60年代はこれで終わりです)で、デニー・ザイトリンという、4日目にしてはじめてフリー系統ではなく、むしろエヴァンス派のピアニストとの共演です。こういうオーソドックスなサウンドもヘイデンは得意とし、守備範囲が幅広いのが特徴です。このアルバムも有名盤のようで、ザイトリンの中でもこのアルバムをあげる人が多いとか。あの「クワイエット・ナウ」も入っていますし。ザイトリン作曲で、ビル・エヴァンスの愛奏曲になったという。ただザイトリンがそんなにエヴァンスに似ているかと言うと、今日聴いたアルバムに関しては、違いが分かるとは思います。


Live At The Trident/Denny Zeitlin(P)(Sony) - Recorded March 22-24, 1965. Charlie Haden(B), Jerry Granelli(Ds) - 1. Introduction/St. Thomas 2. Carole's Waltz 3. Spur Of The Moment 4. Where Does It Lead 5. Lonely Woman 6. My Shining Hour 7. Quiet Now 8. At Sixes And Sevens 9. What Is This Thing Called Love

デニー・ザイトリン作は5曲(2-4、7-8曲目)で、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。ビル・エヴァンス派と言われるだけあって、サウンドはザイトリンの方がインテリで気難しそうな感じはしますが、やや近い雰囲気。本業が精神科医で、リーダー作は少なめ。陽気な演奏と思ったら独特なフレーズが繰り広げられるアップテンポの1曲目、少々憂いがあるも美しいメロディのワルツの2曲目、けっこう知的な感じのブルースの3曲目、しっとり静かで美しいバラードの4曲目、ロンリー・ウーマンの演奏も板についている5曲目、短めだけどきらびやかなスタンダードの6曲目、9分あるも有名で印象深いバラードの7曲目、6+7拍子の当時では画期的で軽快な8曲目、出だし部分のバリバリ弾くピアノ・ソロが印象的な9曲目。

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