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2018/04/24

Miles Mode/P.M.P.

Pmpmiles
ポール・モチアン共演参加作の過去盤聴き1日目になります。全部で13枚なのですが、そのうち11枚までは’62年までのビル・エヴァンス関連作なので、ちょっと気が重いです。誰もが知っている有名盤も多いですしね。そういうわけで、その後の’90年代の2枚を先に聴いていきます。奇しくも菊地雅章参加作が5枚連続で出てくる、ということにもなってます。レーベルがソニーだからか、テザード・ムーンから一人ベーシストをマーク・ジョンソンに変更していますね。これでも菊地の個性がかなり強いので、サウンド的にあまり変わったという印象はないのです。こういうアルバムが多かったので’90年代は私にとっては豊饒の年代でもありました。


Miles Mode/P.M.P.(Sony) - Recorded July 14, 1993. Masaaki Kikuchi(P), Marc Johnson(B), Paul Motian(Ds) - 1. Nardis 2. Melancholy Gil 3. Milestones 4. Bye Bye Blackbird 5. My Man's Gone Now 6. 5x3 7. 'Round Midnight 8. Nardis

2、6曲目が菊地雅章作で、他はマイルス・デイヴィス作ないし彼にゆかりのある曲。ベースがゲイリー・ピーコックだとそのまま「テサード・ムーン」ですね。マーク・ジョンソンも神経が研ぎ澄まされた、いわば抽象的な演奏は得意な方で、しかもスタンダードが並んでいて聴く価値はあります。3曲目がアップテンポの4ビートで意外に元気な曲。こういう曲も何曲かあります。メンバーは違えど、1曲目から菊地主導で、内面をえぐり取るような内省的なサウンドでせまってきます。なかなかの緊張感。オリジナルの2曲目の静寂と音使いがやはり集中力を要しているなあ、という感じ。他の曲は、テンポに関わらず内省的な感じが強く、これがジャズを演奏するときの菊地のキャラクターだなと思います。曲によりソロに合わせて唸り声も。

2018/04/23

Plays Jimi Hendrix+/Tethered Moon

Tetheredplayjimi
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴き13日目、テザード・ムーンの3枚目にしてこれで一段落。まだこのあたりは全体の枚数に比べてすでにコメント手直しが終わっているものが多いので、楽です。ジミ・ヘンドリックスは直接の洗礼を受けたことがなく、カヴァー曲の方を聴く機会が多いのですが、このアルバムは、テーマがどれかを判別するのが難しいです。結局、ルイス・ボンファの6曲目のメロディが分かりやすいということでその曲が印象的だったのですが、そのアプローチもけっこう個性的。すんなりとは演奏してくれてませんね。マニアックではあるけれども、このメンバーで7枚もアルバムを出していたのもうなずけます。


Plays Jimi Hendrix+/Tethered Moon(Media Ring) - Recorded October 7 and 9, 1997. Masabumi Kikuchi(P), Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds) - 1. Purple Haze 2. Machine Gun 3. Little Wing 4. Castle Made Of Sand 5. Up From The Skies 6. Manha De Carnaval

ジミ・ヘンドリックスの曲が5曲(1-5曲目)、ルイス・ボンファの曲が1曲(6曲目)ですが、どこがジミ・ヘンドリックスなの?と、思うくらいいつものマイペースな演奏が続きます。一番印象に残ったのはルイス・ボンファの曲「カーニバルの朝」でした。空間的で個性的なな演奏が多めです。ちなみにジミの曲目は1、紫のけむり、2、マシーン・ガン、3、リトル・ウィング、4、キャッスル・メイド・オブ・サンド、5、アップ・フロム・ザ・スカイズです。割と原曲を知っていそうな曲でも、けっこう再構築されているので、結局はテザード・ムーンとしての演奏ということになってしまいます。そこまで独創的なんですね。もちろん、ロックよりもインプロヴィゼーションを感じる彼らならではの緊張感のある演奏です。ジミの演奏集の中では最も独創的。

2018/04/22

Triangle/Tethered Moon

Tetheredtri
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴き12日目でテザード・ムーン2枚目。今回は「テザード・ムーン」と同じ日の録音ですけど、決して残りテイクという感じはしなくて、けっこういい感じに仕上がっています。このメンバーで3日の録音日をあてているので、当初から2枚出すつもりだったんでしょう。これより早い録音のものがWinter & Winterレーベルより後から出ましたが、おそらくライヴなので演奏を重ねて、これなら日本のメジャーレーベルから出してもOKというような流れだったんじゃないでしょうか。今聴き直すと、普通に4ビートを演奏している曲もあって、そんなに極端に静かなアルバムという気はしないです。でも、静かで緊張感を伴う曲も多めですね、


Triangle/Tethered Moon(Paddle Wheel) - Recorded November 16-18, 1991. Masabumi Kikuchi(P), Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds) - 1. Little Abi 2. The Song Is You 3. Introduction 1 - I Fall In Love Too Easily 4. True U 5. Gaia 6. Conception Vessel 7. Turn Around

3人のインプロヴィゼーションが3曲目出だし、菊地雅章作が1曲目、ゲイリー・ピーコック作が4-5曲目、ポール・モチアン作が6曲目。「テザードムーン」と同じ日の録音。こちらの方が静かな曲が多い気も。音符をていねいに選んで奏でているのが見えるよう。こういう世界もあっていいかも。 菊地作のおなじみの曲で、しっとりとメロディアスにゆっくりと歌う1曲目、まるで息をひそめて聴くような緊張感のスタンダードの2曲目、短めの静かなインプロからやはりなでるように表現していくバラードの3曲目、静かにはじまり彼らならではの4ビートになる4曲目、不思議なメランコリックさを持つメロディの5曲目、おなじみの曲をこのメンバーならではで料理する6曲目、オーネット・コールマン作を4ビートで割と普通に演奏する7曲目。

2018/04/21

Tethered Moon

Tetheredmoon
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴きの11日目。今日から3枚、テザード・ムーンが続きます。’90年から’04年まで、レーベルを超えて7作のアルバムが残されているので、これもキース・ジャレット・トリオのように、ある程度コンスタントには活動していたんですね。残りの4枚は発売時期やアルバムの手直し時期が、ホームページで長めの文章になった’99年からブログをはじめる’04年5月までの間になってしまったものが多く、ブログに掲載されているのはわずか1枚だけ。ただ、ここまでゆったり穏やかな場面が多いのに、聴く人に緊張を強いる(主に菊地雅章のピアノによるものですが)のも珍しい。これはグループとして発売された1枚目で、最初の3曲におなじみの曲を持ってきていて、後半オリジナルにしているのも戦略かなと思います。

ところでなんか某所で一般論として語られていたけど、「レビューとかそこに評論とかが少し入ってきているブログはみる気がしない。(中略)そういうのはタワーレコードとかのPOPにまかせておけばいい。」とかいうような、無料で見てて何この上から目線、のような業界人の書き込みに出くわすことがあります。まさしく自分のブログがそれに当てはまるんですけど、ホームページの完成も目指しているので、字数制限はあるし、形式を変えたくないので、このままやるしかないんですよ。それで見てくれる人がいてくれればそれでいいというスタンス。なんせ、生活がかかっているわけではないので。まあ、言ってみれば、大きなお世話。


Tethered Moon(Paddle Wheel) - Recorded November 16-18, 1991. Masabumi Kikuchi(P), Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds) - 1. You're My Everything 2. Misterioso 3. So In Love 4. Moniker 5. P.S. 6. Moor 7. Tethered Moon

菊地雅章作は7曲目、ゲイリー・ピーコック作が4-6曲目、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。出だしがオーソドックスにみえます(?)が、だんだんズルズルとこのグループ独自の世界にはまっていきます。既成曲もオリジナルも良いです。ただ、聴いていると何となく自分の呼吸のコントロールをされているような気にも。ごく普通に4ビートではじまるスタンダードの1曲目、モンクっぽく始まって、執念深い繰り返しが続いていく2曲目、ストイックなまでの音使いのバラードの3曲目、少しウネウネ来るけど、ゆったりフリーから4ビートもあって緊張感のある4曲目、しっとりとくる静かなバラードの5曲目、ベースソロからはじまって丁々発止のやり取りで進む6曲目、穏やかにゆったり進んでいく14分台のタイトル曲の7曲目。

2018/04/20

Wave III

Wave3
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴きの10日目。そしてWaveの3枚目です。今はないNEC Avenueよりの発売。無理かもしれないですが、3枚どこかから再発してほしいですねえ。ここでは佐藤允彦が、特に4曲目のオーケストレーションまでアレンジして、なかなか素晴らしい30分ものフリージャズと現代音楽の融合のようなサウンドを繰り広げています。こういうサウンドは他ではなかなか聴くことができないだろうなあと思いつつ。この3枚、私のCDラックの中では割と手の取りやすいところに置いてあったにもかかわらず、聴いたのは3枚とも20年ぶりくらいです。所有枚数が多くなるとやむを得ないですが、昔はこういうフリー、好きだったはず。


Wave III(NEC Avenue) - Recorded February 26 and 29, 1988. Masahiko Sato(P), Gary eacock(B), Masahiko Togashi(Per), 大友直樹(Cond on 4)、新日本フィルハーモニー(on 4) - 1. Windward 2. Nagi 3. White Caps 4. Concerto For The Wave 3 & Orchestra

佐藤允彦が全曲提供している3枚目。しかも、4曲目はオーケストラとの共演で、88年の東京ミュージック・ジョイでのライヴです。何だか現代音楽にも聞こえるそのオーケストレーションは圧巻ですが、難しいといえば難しい。入り組んだ速いテーマの後、ドラム・ソロになり、 そこから超アップテンポのやり取りで急速調で進んでいく、スリリングな1曲目、スローなバラードなんだけど、調性が複雑なようで浮遊感が常につきまとう、緊張感のある場面もある2曲目、ピアノとベースをバックに、ドラム・ソロが前面に出ていて、けっこうパーカッシヴな3曲目、オーケストラをバックに、現代音楽的な雄大な世界をドラマチックに描いていて、そこからピアノやトリオが浮き上がってくる(やはりフリー的)構図がまたいい、30分ほどの4曲目。

2018/04/19

Wave II

Wave2
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴きの9日目。今日はWaveの2枚目のアルバムで、これはピーコックがメインになっているアルバム。とは言うもののフリーが基本なので、3者対等という感じはしてますけど。ミュージシャン特集としては作らなかったですが、佐藤允彦や富樫雅彦もアルバムの追っかけをしていた時期があって、ある程度の枚数は持っています。なかなかアップする機会がないのが残念ですけど、いずれ時期が来たら、と思っています。このアルバムも、もう30年以上前の録音になるんですね。3人のリーダー作を3社のレコード会社が別々に発売したものだから、再発の可能性がかなり低いのが残念ですね。


Wave II(Paddle Wheel) - Recorded May 28-29, 1987. Gary Peacock(B), Masahiko Satoh(P), Masahiko Togashi(Per) - 1. Feisty Won 2. Sync 3. Boogie 4. No Noh 5. Song For Pedro 6. Mach Bawp 7. Future This

Waveの二枚目。今回はゲイリー・ピーコックが全曲提供。といっても、曲のテーマのみで、あとは前作と同じく3人の対等の演奏です。3枚ともサウンド的な味わいは微妙に違ってきている感じ。1曲目ではドラマはあるものの、中盤は比較的ギャロンギャロン系のハードなフリージャズが聴けます。そして各自のソロも興味深い。そして静かな中でシンプルなメロディが浮かび上がってくる緊張感あるバラードの2曲目、テーマがバップ的ノリも感じられる3曲目、リズミカルなベースとドラムスとの控えめな掛け合いが面白い4曲目、ピアノが中心になってメロディを奏でつつ軽く盛り上がって行く5曲目、当初ベースをメインに、ピアノとの掛け合いから3者が切りこむ4ビートもある6曲目、きれいな旋律のあるバラードで締めくくる7曲目。

2018/04/18

Wave

Wave
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴き8日目。いよいよWaveというグループが3枚出てきますが、このアルバム、もっと早くここで出会えるかと思っていたけど、結局再会まで20年かかってしまいました。やはりこのメンバーでのフリージャズは、ECMのフリー・インプロヴィゼーションとはまた違った意味でいいですねえ。このあたりのアルバムはリアルタイムだったので、自分のジャズ歴のけっこう早い時期からフリーの洗礼を受けていたことになります。これらのアルバムは当時繰り返し聴いてました。まだ手持ちのCDが少なかったので、この時期のアルバムは、今でも内容をはっきりと覚えているものが多いです。


Wave(East Wind) - Recorded October 29-30, 1986. Masahiko Togashi(Per), Gary Peacock(B), Masahiko Satoh(P) - 1. Breeze 2. Valencia 3. Feeling Summer 4. Hello Cherry-Don 5. 2.5 Cycle 6. Spiritual Nature 7. Words Of Bells

フリージャズ。しかも3人が交互にリーダーとなって別々のレコード会社から出した、その1枚目。このアルバムは富樫雅彦が全曲提供。こういう骨のあるアルバムが少なくなってきたと思いつつ。フリーで元気な曲についてはドシャメシャ系ではなく、知的な部分が勝っていて、例えばピアノは、自由な旋律をカチッとしつつも大胆に切り込んでいくことの多い、なかなか印象深いサウンド。おそらくテーマ以外はせーので演奏していると予想されるけど、打ち合わせがけっこう入っているんじゃないかと疑いをかけられそうです。そして富樫はメロディ・メイカーでもあって、フリー的でもメランコリックな2曲目など、スペイシーな感じとマッチしていて、変化に富んでいます。4曲目はベースの高音域の16分音符がミニマル的なドラム・ソロ。

2018/04/17

ホームページのコメント手直しがあと600枚弱

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ホームページをはじめた’97年当初、手持ちのCDを全部アップしてしまおうとして、短い簡単なコメントをつけて、どんどんアップしていきました。’99年になって、いちおう多少は読めるくらいのもう少し長めのコメントをつけると同時に手直しをしていて、ミュージシャンやレーベル集めをしている自分に向いているように、それらの特集をあまり増やさないように絞ってます。手持ちCDの全部アップもあきらめました。

’02年11月のホームページの日記にそれに言及していて、「削除したミュージシャンは、ウォレス・ルーニー(Tp)、ジム・ホール(G)、ニールス・ペデルセン(B)、ブランフォード・マルサリス(Ts)、ヘレン・メリル(Vo)、ボブ・ベルデン(Arr)です。これらのファイルは作りかけというよりは、はじめたばっかりの状態だった、という感じでしたので、削除してもあまり影響は出ないと思います。」というふうに書いてます。

コメントを少し長めに変えてから19年ほどが経過し、休み休みやっていてそれでも残りあと600枚を割りました。昨年4月であと774枚、10月で721枚とブログに書いてあるので、このところのペースが速いのですけど、実は、ハービー・ハンコックとトニー・ウィリアムス参加の黄金期のマイルス・クインテット(12枚x2)はリストだけにしたりして、少々ズルをしています。また、枚数を数え間違えていたミュージシャンもあったり、直していて、リストに掲載がもれていた参加ミュージシャンもあるので、数の増減は今後もあるでしょうね。また、ビル・エヴァンスは全部は直さない予定なので、さらに枚数が減るかも。まあ、最近は新譜がなかなか来ないので、ちょっと勢いついてます。とりあえずあと3年くらいの還暦までが目標です。何だか人生の余暇のうち、けっこうな部分を使ってしまったな。もう人生の残された時間から、統一感を持たせるために、今からスタイルを変えるのは無理なので、このまま行くつもりです。

2018/04/16

ブライト・フォース/キラキラ

Fujiikira
今日は久しぶりに国内盤新譜です。月刊藤井郷子シリーズで、4月なので今年4枚目のCD。12月まで続くそうですが、フリージャズだと、全ての演奏は録音する価値がある、とのことだろうと思います。ただ、CDを作るための音質をクリアし、そしてマスタリングなどの作業もあるから、このペースで新録音を出していくのは、ライヴもしながらだとけっこう大変なのでは。今回はオーストラリア人のキーボーディストが加わっていて、そのいろいろなエレキピアノの音色がスパイスになり、時に前面に出てきて、いつもの彼女のアルバムとはまた違った面のサウンドを聴くことができます。それにしてもアイデアが尽きないなあ、と感心してしまいます。


ブライト・フォース/キラキラ(Libra Records)
Bright Force/Kira Kira(Libra Records) - Recorded Sepetmber 12, 2017. Natsuki Tamura(Tp), Alister Spence(Key, effects Pedals, Preparations), Satoko Fujii(P), Ittetsu Takemura(Ds) - 1. Because Of The Sun 2. Nat 4 Lunar Lionfish: 3. Lunar Lionfish 3 4. Lunar Lionfish 4 5. Lunar Lionfish 5

4人の日豪編成によるグループ。Alister Spence作が1曲目、田村夏樹作が2曲目、藤井郷子作が3-5曲目。ドラムスも重量級だし、いろいろな音を出すキーボードも面白い。基本的にエネルギー発散型のフリージャズで、時に決め事をクリアしつつ進んでいくのは同じですが、その中でもドラマチックな感じはあります。エッジが効いた中にもキーボードがやはり中核を占めるような、テーマが割とはっきりとしている1曲目、トランペットのテーマから、ドラムスの長めのソロを挟んで、ドカドカと進んでいき、決め事も流れで動きながら、それぞれの反応も鋭い2曲目、3曲(3-5曲目)35分に渡って繰り広げられる組曲は、静かにはじまり、雄大な時を経るようにゆったりとドラマチックに進んでいく、フリーの構築力が表れている曲。(18年4月14日発売)

2018/04/15

Just Friends/Martial Solal

Martialjust
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴きの7日目。今までは時系列的に聴いてきたけど、これからは3枚ずつのグループ2つに分けられるため、半端な1枚を先に聴きます。時は’97年まで一気に下りますが。マーシャル・ソラールのピアノをこの時期追いかけていたこともありましたけど、いつの間にか、追いかけることをやめてしまったようですね。年齢の割には現代的なフレーズを弾くピアニストでした。この頃のフランスのジャズも好きでしたし。ゲイリー・ピーコックとポール・モチアンの参加で買ったアルバムでもありました。さて、ここで手直し枚数残り600枚ちょうど(数え間違いもあるので、自信はありませんが)。だいぶ進んできました。


Just Friends/Martial Solal(P)(Dseyfus) - Recorded July 9, 1997. Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds) - 1. Just Friends 2. Coming Yesterday 3. Willow Weep For Me 4. You Stepped Out Of A Dream 5. Hommage A Frederic Chopin 6. Sapristi 7. Summertime 8. Sacrebleu 9. I'm Getting Sentimental Over You 10. Fausse Note 11. I Can't Get Started 12. Moins De 36

マーシャル・ソラール作は2、5-6、8、10、12曲目。CDでは10曲目以降ボーナストラックになってます。面白いメンバーのトリオ。どことなく引っかかるような新鮮なフレーズといい、ジャンゴ・ラインハルト・グループの最後のピアニストという帯に惑わされずに。ヨーロッパの香りがプンプンするモダンなタッチのピアノです。 1曲目のタイトル曲ですら、メロディを活かしつつも、けっこうアヴァンギャルド的な意表をつく音使いで、けっこう現代ジャズ的にハマっています。ベースは案外オーソドックスな4ビートアプローチですけど、そんなわけでけっこう現代的に聴こえます。2曲目のオリジナルも当時の「今」を感じる音使い。他の彼の曲もそんな感じ。フランスジャズらしさのあるピアノ。6曲目はフリーではないけど、自由なアプローチ。

2018/04/14

Live In Montreux/Chick Corea/Joe Henderson/Roy Haynes/Gary Peacock

Chicklivemont
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴き6日目。’70年代は帰国後のリーダー作や参加アルバムが少なかったため、落穂拾い的に、一気に’80年代になってしまいます。以後、既に聴いてコメントの手直しが済んでいるアルバムもけっこうあり、特定のグループなどを中心に、あと7枚。Gary Peacockでサイト内検索すると、既にけっこうありますね。ところでこのアルバム、’81年のライヴで、しかも’96年の後追い発売なんですが、メンバーの組み合わせも興味深いし、何よりも、ピーコックがオーソドックスな方面でも当時健在だったことが分かる、貴重な記録です。この後’83年録音から、キース・ジャレットのスタンダーズに参加していくのですが、それまでの記録を埋めることになりました。


Live In Montreux/Chick Corea(P)/Joe Henderson(Ts)/Roy Haynes(Ds)/Gary Peacock(B)(Stretch) - Recorded 1981. - 1. Introduction 2. Hairy Canary 3. Folk Song 4. Psalm 5. Quintet #2 6. Up, Up and... 7. Trinkle, Tinkle 8. So In Love 9. Drum Interlude 10. Slippery When Wet/Intro Of Band

チック・コリア作が2-5、10曲目、ゲイリー・ピーコック作は6曲目。モントルーでのライヴ。オーソドックと言いつつも、曲によってはフュージョンの影響(テーマやコード、キメなど)も見受けられ、メンバーも今となっては大物ばかり。組み合わせもちょっと変わっている感じ。いろいろな方面から受け入れられる、面白いアルバムだと思います。当時としては新しいジャズかも。 73分、びっしり聴かせます。2曲目で、早速サックスがブロウイングで全開となる4ビートを奏でていたり、やはりチックはカチッとしたソロをとったりと、ライヴらしい暑さが出ています。3曲目はチックらしい入り組んだテーマとスマートな展開。長いソロ・ピアノの後に4人が揃う12分台の4曲目もドシッとしてカッコいい。スタンダードも交え、なかなかのライヴ。

2018/04/13

Samadhi(三昧)/Masahiko Sato

Satosamadhi
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴き5日目。すでに聴いているものが多いので、急に’70年代に飛びましたが、’70年から72年の間、彼は日本(京都?)に滞在していて、日本で録音を数多く残しています。しかも名作が多いです。ここのブログを検索するか、ホームページの方を参照していただくしかないのですが。ですので、その時期に今回出てくるのはこの1枚だけ。特に佐藤允彦との相性が良かったようで、その後も録音を残していますね。まあ、今の耳で聴くと、’70年代初頭のフリージャズという感じはぬぐえないのですが、こういうアルバムもCDに残してもらって感謝してます。私自身、こういうフリーは好きでもあるので。


Samadhi(三昧)/Masahiko Sato(P)(Express) - Recorded March 3, 1972. Gary Peacock(B), Motohiko Hino(Ds) - 1. Samadhi 2. Fairy Rings 3. Fallout

邦盤で、しかもフリージャズ(幻想的な抒情性と書いてあります)となれば、レコード会社の再発(’96年)の英断に感謝。ライナーが3人の鼎談なのですが、音楽性と時代性を考えさせられます。 それでも、静かにはじまって、3人の求心力を保ちつつ、物語のようなものをほのめかしながら、時に4ビートを加えつつ盛り上がったり静かになったりして進んでいく18分台の1曲目は、日本ではけっこうレベルの高い即興演奏だと思います。ドシャッと来るところも多めなのは、’70年代初頭の日本のフリージャズそのものでもありますけど。やはり静かな出だしだけど、エレキピアノでワルツ的な部分も多く、少し安定して別のドラマを感じさせる14分台の2曲目、エレキピアノで8ビート的ななやり取りが展開される三位一体的な3曲目。


(追記)今日のエントリーとは関係ありませんが3月21日に作った「ジャズCDの個人ページCriss Cross Blog」は、全然需要がなかったためデータ保管の上廃止しました。同じ文章がこちらメインブログに全てありますので、こちらをご参照ください。

2018/04/12

Spring/Anthony Williams

Tonyspring
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴き4日目。2日連続のトニー・ウィリアムスのリーダー作ですけど、今日のアルバムの方がたぶんLP時代ではA面がより過激なフリーのサイド、B面が割とオーソドックスなジャズのサイドと分かれていたんじゃないかと思います。それでもCDで通して聴いてしまうとちょっと戸惑ってしまいますよね。20年前の短いコメントには書いてなかったので、今回聴いて、それがはっきりしたのかと。まあ、トニーに関しては、’80年代に新生Blue Noteに帰ってくるまでは、ロック寄りになってみたり、いろいろ変遷があるので、そこを追いかけるのもまた面白いんですけど、だいぶ先のことになりそうです。


Spring/Anthony Williams(Ds)(Blue Note) - Recorded August 12, 1965. Wayne Shorter(Ts), Sam Rivers(Ts), Herbie Hancock(P), Gary Peacock(G) - 1. Extras 2. Echo 3. From Before 4. Love Song 5. Tee

全曲トニー・ウィリアムスの作曲。マイルス・バンドではフリー・ブローイング・セッションとなりながら、ぎりぎりフリージャズまでは行かなかったけれど、自らのリーダー作では、その一線を飛び越えてます。一部前作よりも過激。メンバーもスゴい。それでも1曲目はピアノ・レスでアップテンポの4ビート的な部分もあって、完全にあっち側の世界に近いけどちょっと違う感じ。ドラム・ソロだけで聴かせてしまう、まあ、リーダー作なので5分あってもいいと思う2曲目、当初ピアノが前面に出て来るものの、ある程度の抑制がありつつ、ホーンも加わって進むフリーの3曲目、前作にもなかった哀愁のあるメロディで分かりやすい4ビートがいきなり出てくる4曲目、フリーに最初見せかけてアップテンポの4ビートで割とオーソドックスな5曲目。

2018/04/11

Life Time/Anthony Williams

Tonylife
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴き3日目。すでに聴いてコメントを手直ししてあるものも多いのだけど、もう少し’60年代が続きます。今日はトニー・ウィリアムスのアルバム。マイルス・バンドでは、かなり自由に演奏していてもフリーの域までは踏み込まなかったのですが、ソロ・アルバムでは飛び越えてしまってますね。まあ、4ビートの部分もあったり、静かな場面が多いので、ブチ切れているというわけでもないんですけど、当時のBlue Noteでのフリーの位置付けってどんなもんだったんでしょう。その後もレーベルでは一定数あるものの、聴いて戸惑った方も多いのでは。今の耳で聴くと、まあ、おとなしめのアルバムだとは思うのですけど。

そう言えば、ホームページの「ハービー・ハンコック」「トニー・ウィリアムス」あたりはまだあまりコメントの手直しが入ってないページです。


Life Time/Anthony Williams(Ds)(Blue Note) - Recorded August 21 and 24, 1964. Sam Rivers(Ts on 1-3), Gary Peacock(B on 1-3), Richard Davis(B on 1-2), Bobby Hutcherson(Vib, Marimba on 4), Herbie Hancock(P on 4-5), Ron Carter(B on 5) - 1. Two Pieces Of One: Red 2. Two Pieces Of One: Green 3. Tomorrow Afternoon 4. Memory 5. Barb's Song To The Wizard

全曲トニー・ウィリアムス作曲。フリー寄りの演奏。みんながフリーに走った時期で、興味深い時代の作品。ゲイリー・ピーコックは1-3曲目に参加で、1、2曲目は、リチャード・デイヴィスとの2人ベース。2人でベースでアルコ奏法をしている部分が印象的。ベース・ソロもありますし、弾かない部分も多いです。1曲目はフリーぽくっても、スペースのある4ビート的な部分も少しあります。サックスとドラムスではじまり、長い静かな展開の2曲目、アップテンポの4ビートで攻めるもピアノレスで自由度の高い3曲目。メンバーは入れ替わるも静かで抽象的なフリー的展開は同じ4曲目。ハービー・ハンコックは4-5曲目に参加。5曲目はトニーは演奏に不参加。抑えられた少しメロディアスな的な表現で、静かながらもセンスが光ります。

2018/04/10

The Individualism Of Gil Evans

Giltheindivi
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴き2日目。実は彼はこのアルバムを録音した’64年は、アルバート・アイラーのアルバムの録音にいくつも参加しているのですが、私は持っておらず、全貌が分からず少し残念です。フリー系の方の当時の様子も少しは把握したいのですけど。ただ、ギル・エヴァンスのアルバムではそういうことはおくびにも出さず、結局テクニックで両方をこなすことが出来たということで、その後につながっているのでは。まだまだ興味深いアルバムが多く、これから出てくるアルバムも、既に彼の参加作はホームページではかなりコメントの手直しがされているけれども、その間のこれから聴くものが面白いです。


The Individualism Of Gil Evans(P, Arr, Cond)(Verve) - Recorded July 9 and October 29, 1964. (September 1963, April 6 and May 25, 1964)(1、2、6、7曲目のパーソネル) Frank Rehak(Tb), Al Black, Andy Fizgerald, George Marge, Bob Tricarico(Reeds), Wayne Shorter(Ts), Ray Alonge, Julius Watkins(Flh), Bill Barber(Tu), Bob Maxwell(Harp), Kenny Burrel(G), Gary Peacock(B), Elvin Jones(Ds), Johnny Coles(Tp)

邦題は「ギル・エヴァンスの個性と発展」。ゲイリー・ピーコックは1、2、6、7曲目に参加。ギル・エヴァンスの作曲ないし共作は、1、3、4-6曲目。1曲目は追加曲、6曲目以降が未発表曲で、CDならではの長時間収録。とにかくすごいメンバーです。別のセッションでは、エリック・ドルフィー、ポール・チェンバース、ロン・カーターの名前もあります。 ギルのアレンジは、当時としては非常に新しいものではなかったかと、聴いていて思います。8分の6拍子で 柔らかいハーモニーをバックに各メンバーがアドリブを繰り広げている1曲目、クルト・ワイルの作曲で、エキゾチックな感じもして落ち着いている2曲目、ベースはアルコ奏法で流れていく、幻想的な小品の6曲目、ややアップテンポの4ビートで飛ばす、これも小品の7曲目。

2018/04/09

Trio '64/Bill Evans

Billtrio64
ゲイリー・ピーコックの過去盤聴き1日目。そろそろ、ミュージシャンによっては’60年代とか、たまに’50年代のアルバムを取り上げなければならず、しかも皆が聴いていて有名なアルバムもあって、コメントするのが難しくなってきます。個人的には新譜聴きの方が好き。まあ、結局’60年代黄金期のマイルス・デイヴィスとか、このビル・エヴァンスについては全部をコメント手直しする予定は今のところないのですけど。ビル・エヴァンスのアルバム、この2人でのボトムというのはこれ1枚きりですが、さすがゲイリー・ピーコック(当時フリーにも足を突っ込んでいたはず)。マイペースのエヴァンスに合わせてなかなかのベース・ソロやフレーズを聴かせてくれています。


Trio '64/Bill Evans(P)(Verve) - Recorded December 18, 1963. Gary Peacock(B), Paul Motian(Ds) - 1. Little Lulu 2. A Sleeping Bee 3. Always 4. Santa Claus Is Coming To Town 5. I'll See You Again 6. For Heaven's Sake 7. Dancing In The Dark 8. Everything Happens To Me

ティン・パン・アレイのヒット・チューンを中心とした曲集とのことで聴きやすいです。このボトムでビル・エヴァンスはよく前衛に走らなかったかと。相変わらずマイペースで唯一無二のピアノを聴かせます。ピアノの陰に隠れてますが、ベースプレイのフレーズを中心に聴くと、当時からすごいことをやっています。なかなかお茶目でかわいいテーマでも三位一体的な演奏の1曲目、ソロ・ピアノではじまり、トリオになっていくおなじみの2曲目、淡い感覚の和音が印象付けられる3曲目、おなじみのテーマでも俗っぽくならない4曲目、ソフトなタッチのワルツナンバーの5曲目、しっとりとしたバラードで、それでいてベースとの掛け合いが見事な6曲目、メロディアスで、彼らしいピアノを堪能できる7曲目、そして味のあるバラードの8曲目。

2018/04/08

Hand Jive/John Scofield

Johnhandjive
ジョン・スコフィールドのリーダー作過去盤聴き12日目で、一段落。意外に早い時期に一段落してしまいますが、コメント手直しをはじめたのが’99年のことなので、もうほとんどが20年以上前に出たCDが対象ということになります。今考えると、入手困難盤や懐かしいアルバムが出てきてますが、こんなアルバムもあったということで。このアルバムが出た時期は、確かにオルガンジャズが新譜で多かった時期ではありますね。そういうこともすっかり記憶の彼方なんですけど、4ビートがほとんどないジャズというのも、今聴き返してみると(逆に今は当たり前になってしまいましたが)、懐かしいリズムに心躍らせます。さて、次は誰のアルバムの過去盤聴きに行こうかな。


Hand Jive/John Scofield(G)(Blue Note) - Recorded October 1993. Eddie Harris(Ts), Larry Goldings(P, Organ), Dennis Irwin(B), Bill Stewart(Ds), Don Alias(Per) - 1. I'll Take Les 2. Dark Blue 3. Do Like Eddie 4. She's So Lucky 5. Checkered Past 6. 7th Floor 7. Golden Daze 8. Don't Shoot The Messenger 9. Whip The Mule 10. Out Of The City

全曲ジョン・スコフィールドの作曲。プロデューサーはリー・タウンゼント。ちょうどオルガンジャズがブームの頃で、オルガンを入れた曲もあります。ラリー・ゴールディングスは若い世代(’67年生まれ)のオルガン・プレイヤーなので、泥臭さはあまり感じられません。しかもピアノと両刀使いですし。ギターは相変わらず素晴らしいですが、アルバム全体が独特の軽いノリでいいと思います。1曲目はピアノですけど、8ビートでガンガンせまってきます。2曲目も16ビートだし、ビート的にはロックに近いんじゃないかと思う。3曲目もロックビート的だけど、ここでオルガンが出てきます。ほとんどが4ビートではなく、それでいてジャズ的に聴かせてしまいます。メンバーが入れ替わっても、ギター一発で、この人のアルバムだと分かります。

2018/04/07

What We Do/The John Scofield Quartet

Johnwhatwedo
ジョン・スコフィールドのリーダー作過去盤聴き11日目。ブルー・ノートに移籍してから、1年に1回ペースでリーダー作を出していて快進撃です。このアルバムの前にビル・フリゼールを迎えた「Grace Under Pressure」を出しているのですが、それは以前に聴いてしまっているので、その次のアルバムがこれです。ツアー・メンバーだけあって、息の合っているところを見せていますが、どこをどう切ってもジョン・スコのサウンドなので、かえってアルバムコメントが書きにくいのも事実なんですね。そう書くだけですべてを言い表しているような気もするし。だから文章は退屈だけど音楽はエキサイティング、というようなことが起こってます。


What We Do/The John Scofield(G) Quartet(Blue Note) - Recorded May 1992. Joe Lovano(Sax), Dennis Irwin(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Little Walk 2. Camp Out 3. Big Sky 4. Easy For 5. Call 911 6. Imaginary Time 7. Say The Word 8. Why Nogales? 9. What They Did

全曲ジョン・スコフィールドの作曲。リラックスした演奏で、なおかつすごい事をやっていて、すでにベテランの域に達したアルバム。ジョー・ロバーノのどちらかというとフワフワしているサックスと、ビル・スチュワートのスコンスコンというドラムがまた軽くていい感じ。フロント2人のうねり具合といい、もうすでに独自の域に入っていて、どの曲がどうということは書きにくい感じです。もうひたすらマイペースな演奏を、速いテンポの曲も、ゆっくりの曲も演奏し尽くしているという感じで。ギターはその音が出たらジョン・スコなので、だからグループ名で「ザ・ジョン・スコフィールド・クァルテット」と銘打っているのでは。作曲面でも当時の新しい音楽も取り入れつつ独自の方向を行き、これもなかなか素晴らしく個性的。聴きごたえがあります。

2018/04/06

Meant To Be/The John Scofield Quartet

Johnmeantto
ジョン・スコフィールドのリーダー作過去盤聴き10日目。このアルバムで、あと何作か続けてドラムスを叩いてもらうことになるビル・スチュワートとのリーダー作での出会いになります。今更なんですが、ファンクのジョン・スコもいいけどジャズ(って聴けば彼のギターと分かるほど独特ですけど)もいいなあ、と、改めて思います、もうこのアルバムも、30年近く前のアルバムになるんですね。自分がジャズを聴きはじめた時(’80年代前半)の30年近く前と言えば、ハードバップの時代だったのに、時の過ぎるのは速いものです。時代は変わる。新譜に比べてアクセスはそんなに多くないけれど、まだホームページで手直しするアルバムが616枚(ミュージシャンの重複を含む)あるので、新譜の合間に、還暦までに終わらせられればいいなあ、とは思うのですけれども。


Meant To Be/The John Scofield(G) Quartet(Blue Note) - Recorded December 1990. Joe Lovano(Ts, Acl), Marc Johnson(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Big Fun 2. Keep Me In Mind 3. Go Blow 4. Chariots 5. The Guinness Spot 6. Mr. Coleman To You 7. Eisenhower 8. Meant To Be 9. Some Nerve 10. Lost In Space 11. French Flics

邦題は「心象」。全曲ジョン・スコフィールドの作曲。ジャズ方面に回帰して、肩の力が抜けた曲が多めのアルバム。このアルバムもピアノレス。ドラムスとベースが代わっていますが、ボトムの印象はけっこう変わります。ビル・スチュワートのドラムスは相性が良いのか、この後も何作かで登場しています。やはり1曲目から自由なスペースを縦横無尽に動き回るギター、サックスと、それを支えるドラムス、ベースという構図はあり、69分と長時間収録。ギターもワン・アンド・オンリー度は増していて、聴いていて心地よい。1曲目のようなアップテンポも、2曲目のようなボッサ的なバラードもいい感じ。必ずしもビートは4ビートというわけではないけれど、ボトムの2人が心地よいビートをたたき出してくれます。リラックスして聴けます。

2018/04/05

Time On My Hands/John Scofield

Johntimeon
ジョン・スコフィールドのリーダー作過去盤聴き9日目。今日はブルーノート移籍第1作です。今からすれば、それ以前のミュージシャンも大物になっている方が多いのですが、当時は若手。リーダー作としてジャズでははじめて大物ミュージシャンとの共演、ということになったのだと思います。それぞれのミュージシャンが音を聴けば、ああこの人だと分かるので、ここではジョン・スコのオリジナルの演奏ですけど、ジャズとしてスゴいことになっていると(個人的には)感じています。それにしても、サイト内検索で、John Scofieldと検索してみたら、すでに80作近くが検索にかかってきます。けっこうあちこちに参加しているんだなあ、と思います。


Time On My Hands/John Scofield(G)(Blue Note) - Recorded November 9-10, 1989. Joe Lovano(Ts), Charlie Haden(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. Wabash III 2. Since You Asked 3. So Sue Me 4. Let's Say We Did 5. Flower Power 6. Stranger To The Light 7. Nouturnal Mission 8. Farmacology 9. Time And Tide 10. Be Hear Now 11. Fat Lip

ブルー・ノート移籍第一弾。邦題は「ギタリストの肖像」。全曲ジョン・スコフィールド作曲。超豪華メンバーによる純ジャズアルバム。曲もサウンドも文句無しです。売れてきてメンバーを集められるようになったのでしょう。ピアノレスなので、自由度が高く、1曲目からギターもウネウネと快調に飛ばしています。2曲目はミディアムの落ち着いた感じになり、メロディアスながら空間が多めなのでやはり自由な感じ。メンバーのどっしりした感じと、速い曲でも遅い曲でも自由に飽きさせず69分を聴かせてしまうのは大したもの。ある程度メロディアスなんだけど、どことなくアウトしている感じがいい。前11曲、どれも色々な趣向で楽しませてくれます。純ジャズかというと微妙で、もうジョン・スコというジャンルと言ってもいいのかもしれない。

2018/04/04

Flat Out/John Scofield

Johnflatout
久しぶりにジョン・スコフィールドのリーダー作過去盤聴き8日目。「ブルー・マター」「ピック・ヒッツ」「ラウド・ジャズ」のファンク全盛期をすっ飛ばして今日のアルバムなんですが、それらはずっと以前に聴いてしまってました。ここからまたジャズ路線に回帰してきます。と言いつつ、ノリがR&B的な曲も多いんですけれども。9曲目のタイトル曲が何とCDのみのボーナストラックだそうで、アップテンポの4ビートジャズになってます。クレジットには書いてないけど、ドラマーはこの曲は、テリ・リン・キャリントンっぽい。まあ、全体的にはリラックスして聴けるんじゃないかなと思いますけど、ジョン・スコは相変わらずマイペース。


Flat Out/John Scofield(G)(Gramavision) - Recorded December 1988. Anthony Cox(B), Johnny Vidacovich(Ds on 1-2, 4-6, 9-10), Terri Lyne Carrington(Ds on 3, 7-8), Don Grolnick(Organ) - 1. Cissy Strut 2. Secret Love 3. All The Things You Are 4. In The Cracks 5. Softy 6. Science And Religion 7. The Boss's Car 8. Evansville 9. Flat Out 10. Rockin' Pneumonia

ジョン・スコフィールド作は4-9曲目で、他はスタンダードその他。またちょっとジャズ寄りに戻ってきました。とはいうものの、ドラムのジョニー・ヴィダコヴィッチはR&B系の人だそうなので、流れとしては全体的にそちら系の軽いサウンドになっています。もちろんベースはアコースティック。曲によって入るハモンドオルガンが心地よいです。「オール・ザ・シングス・ユー・アー」など、3、7-8曲目はテリ・リン・キャリントンがドラムスで、その曲はトリオでの演奏ですが、やはりヴィダコヴィッチのスコンスコンいうドラムスの印象がけっこう残ります。トリオでの演奏はほぼジャズなので、これまたスリリングでもあるし、安定したジャズを聴けます。ギターは何をやってもマイペースという印象はこのころすでにありました。けっこう楽しめます。

2018/04/02

Chalaba/Joachim Kuhn/Kajid Bekkas/Ramon Lopez

Joachimchalaba
ヨアヒム・キューンの少し昔のアルバムで、セールで安かったので聴いてみました。実は、今世紀に入ってから彼のアルバムは追い切れてなくて、買ったり買わなかったり。つい先日も、最新作を中心に少しまとまって買っていますけど。このメンバーでは何枚かアルバムを出していますが、民族色(モロッコ色)がやっぱり強いですね。他にも注文を試みましたが、入手困難なようで、あきらめてます。民族色の強いところにキューンの高速ピアノが何曲か入るあたり、けっこう圧巻なんですが、通常のピアノトリオと比べるとやはり異色なので、今や入手困難盤もあり、このメンバーのはこれで打ち止めかな。


Chalaba/Joachim Kuhn(P, As)/Kajid Bekkas(Vo, Guembri, Oud)/Ramon Lopez(Ds, Tabla, Per)(ACT)(輸入盤) - Recorded July 12-16, 2010. - 1. Emjoy 2. Asmaa 3. Back To Normal 4. Play Golf In The Fresh Air 5. Chalaba 6. Soon In June 7. Hamdouchia 8. The Second Egg 9. Mimoun Saadiyamou

(18/04/01)ヨアヒム・キューン作が3曲(3-4、8曲目)、Kajid Bekkas作が2、7曲目、彼の国(モロッコ)のトラディショナルが5、9曲目、参加者のインプロヴィゼーション?が1、6曲目。トリオの編成でも、通常のピアノ・トリオではなく、やはり構成する楽器編成や出身国から言っても、アフリカのエキゾチックである種明るいような哀愁もあるような民族色が表に出ています。1、5(タイトル曲)、6、9曲目はヴォーカルが入っていて、その思いを特に強くします。2曲目は他の2人が民族楽器を使っているので、これも異国情緒率は高め。キューンの作曲のものがやや欧州ジャズに寄り添っている感じ。4曲目は8ビートでの進行で、5曲目も後半部のピアノの高速速弾きも緊張感をはらむ展開。6曲目はキューンがアルトサックス。

2018/04/01

Big Band Live/Maria Schneider & SWR Big Band

Mariaswrbig
マリア・シュナイダーの新譜が出たので買ってみました。と思ったら、録音は’00年だったのね。実は、同じレーベルで、以前にライル・メイズのCDが出たのですが、新譜だと思ったら’93年録音だったので、買いませんでした。ブートだと思っていたのかな? ただ、このアルバム、けっこう内容がいいので、マリア・シュナイダーのファンの方ならおススメではないかと思います。CD2枚目の2、4曲目のみRalf Schmidのアレンジですけど、それらとの作風の違いもなかなか興味深いです。先に録音年を確認していたら買わなかったかもしれないと思うと、そういう先入観はいけないなあ、と思いました。もちろん、お財布との相談は大事ですけど。


Big Band Live/Maria Schneider(Cond, Arr) & SWR Big Band(Swr Jazz Haus)(輸入盤) - Recorded May 14, 2000. Thomas Vogel(Tp, Flh), Claus Reichstaller(Tp, Flh), Karl Garrent(Tp, Flh), Rudi Reindi(Tp. Flh), Klaus Graf(Sax, Woodwind), Marco Lacker(Sax, Woodwind), Oeter Weniger(Sax, Woodwind), Andreas Maile(Sax, Woodwind), Rainer Heute(Sax, Woodwind), Ernst Hutter(Tb), Marc Godfroid(Tb), Ian Cumming(Tb), Georg Maus(Tb), Martin Schrack(P), Klaus-Peter Schopfer(G), Dacebal Badila(B), Wolfgang Haffner(Ds), Ralf Schmid(Arr on CD2, 2, 4) - [CD1] 1. Scenes From Childhood Suite, Part 1: Bombschelter Beast 2. Scenes From Childhood Sute Part 2: Night Watchman 3. Scenes From Childheed Suite, Part 3: Coming About 4. Allegresse [CD2] 1. Dance You Monster To My Soft Song 2. Mack The Knife 3. Trouble Man 4. Speak Low 5. Alabama Song 6. It Never Was You 7. Some CIrcles

(18/03/31)CD1は組曲中心で、全曲マリア・シュナイダーの作曲、またCD2の1、7曲目も。他のCD2の2-6曲目はクルト・ワイルの曲。ワイルの生誕100年を記念してのライヴだそうです。ベースはエレクトリックとアコースティックと両刀使い。まだ’00年での録音だけど、時にけっこう入り組んだオーケストラアレンジを聴けます。1枚目の1-3曲目の組曲は、長尺でなかなかドラマチックな感じでも、それぞれの曲としても聴いてもいい感じ。ジャズというよりは独特で重厚な雰囲気のオーケストラサウンドの部分も時々あり、彼女らしさを見せてます。2枚目の方はワイルの曲が中心でも、やはり彼女らしい木管クラシカルなアレンジ(2、4曲目のみRalf Schmidアレンジでかなり現代ジャズになってます)で、感心してしまいます。

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