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2018/03/12

After Bach/Brad Mehldau

Bradafterbach
今回届いた新譜で、このアルバムも楽しみにしていました。当初、ブラッド・メルドーのバッハ集という知識しかなかったですが、バッハの曲(平均律クラヴィーア曲集から)と、インスパイアされた即興演奏がほぼ交互に収録されています。バッハの曲は密度が濃いけど演奏時間はやや短めなので、割合的には即興演奏を聴いている時が多いかな。これはバッハ的なところもあればそうでもなく。同じく以前にバッハにトライしたキース・ジャレットと、彼のソロ・ピアノでの即興演奏を合わせた感じに、キャラクターとしては違いますけど、似たようなものを感じます。けっこう素晴らしいと思うけど、いわゆる一般のジャズファンにはどうか、とも思います。


After Bach/Brad Mehldau(P)(Nonesuch)(輸入盤) - Released 2018. - 1. Before Bach: Benediction 2. Prelude No.3 In C# Major From The Well-Tempered Clavier Book I, BWV848 3. After Bach: Rondo 4. Prelude No.1 In C Major From The Well-Tempered Clavier Book II, BWV870 5. After Bach: Pastorale 6. Prelude No.10 In E Mainor From The Well-Tempered Clavier Book I, BWV855 7. After Bach: FLux 8. Prelude And Fugue No.12 In F Minor From The Well-Tempered Clavier Book I, BWV857 9. After Bach: Dream 10. Fugue No.16 In G Minor From The Well-Tempered Clavier Book II, BWV885 11. After Bach: Ostinato 12. Prayer For Healing

(18/03/11)2、4、6、8、10曲目がJ.S.バッハの作曲(平均律クラヴィーア曲集から)で、他の曲がバッハにインスパイアされたブラッド・メルドーの即興演奏。既成の曲と即興演奏はバッハの時代には同居していたらしく、そういう意味では斬新な解釈によるバッハ集と言えなくもないです。演奏時間的に大きな部分を占める即興演奏もジャズにはならず、バッハでは弾くことがないようなフレーズも多く混ざっていて現代的ですが、ある意味バッハを意識して演奏していると思います。バッハの曲も、おそらく譜面通りなのだけど、たとえそうだとしてもメルドー流バッハにもなっているような気がしています。即興演奏を聴いた印象は、多少違うにしてもキース・ジャレットのソロを聴いた時と似ています。個人的にインパクトが強いです。

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コメント

バッハをジャズで・・・・というパターンは昔々のジャク・ルーシェで十分です。そうでなく、ジャズの長い歴史の今日に於いては、バッハの曲から自己の即興を交えてのイメージ・オリジナル曲を演じきったところは、さすがメルドーだと思いました。このくらいは自己主張が必要と思います。恐れ入りました。

>photofloyd(風呂井戸)さん

バッハの曲をやるというのは、曲数では約半数でも、アルバム中の割と短時間で、バッハにインスパイアされた即興演奏をやるというのがメインだったとは、聴いてみて、さすがメルドー、と思いました。しかもそれがけっこう素晴らしかったです。

すみません。タイトル、替えてしまいました。m(_ _)m
1つ、削除してください。

これも、大作ですね。いろんな壁をなんなく乗り越えてきたメルドーにしたら、、
あまり高い壁ではなかったのでしょうね。
どこを聴いてもメルドーって、感じで、、大変お気に入りです!

トラバ、、本当にすみませんでした。

>Suzuckさん

TBどうもありがとうございます。ひとつ、削除しておきました。また、文章の方はこちらで編集できますので、直しておきました。

バッハの曲と、それにインスパイアされたメルドーのたぶん即興演奏だと思いますけど、けっこうレベル高いですね。こう来たか、と先に何も情報を仕入れてなかったので、やられた~、と思いました。むろんいい意味です。かなりの高みに登っているのではないでしょうか。

工藤さん,こんにちは。TBありがとうございます。

これはかなりの大作ですね。「平均律」を弾きこなすことはBrad Mehldauにとっては決して難しいことではないはずですが,オリジナルとしてそこに曲を加えていくことは,ミュージシャンにとっては,相手がバッハだけに結構大変なことだとは思います。このアルバムがどういう層に訴求するのかは難しいところではあります。特に,ジャズ・ファンにもクラシック・ファンにも「越境」することをよしとしない原理主義的なリスナーは結構多いですが,そういう人をも黙らせる力があると思いました。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

>中年音楽狂さん

TBどうもありがとうございます。

内容を考えるとなかなか問題作ですよねえ。でも、メルドーには新しい境地を開いていってほしいし、軽く一定レベルはクリアしてしまうので、今回のアルバムも、大部分の時間にバッハにインスパイアされた即興演奏を持ってきたのは大正解だったんじゃないかな、と思います。プレッシャーも大きかったでしょうけど、けっこういいですよね。

ジャズミュージシャンが純粋にクラシックを演奏する例と、クラシックを素材にしたジャズ作品ってのがあり、そう多くは聴いてないですが前者のほうがいい演奏のことが多い印象があります。
このBrad Mehldauの作品は、曲と即興とをきっちり分けることで、クラシックを素材にしたジャズなんだけど、双方が双方の良さをスポイルしないように作られているところが考えているなと思わせ、それが成功していると思います。


TBありがとうございます。コメント内TBさせていただきます。
https://blogs.yahoo.co.jp/pabljxan/64473698.html

>oza。さん

コメントどうもありがとうございます。

いわゆるテーマだけを持ってきてジャズアレンジ、ってのを予想してたのですけど、こういうバッハはバッハ、即興は即興、って分けた方が、彼の場合しっくりきますね。また、ジャズファンとしても、こういう構成なのでけっこういいアルバムだし興味深かったということで、印象に残りました。

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