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2017/05/31

Small Town/Bill Frisell/Thomas Morgan

2525
ECMレーベルの新譜が1枚届きました。マンフレート・アイヒャーのプロデュースとクレジットには書いてあるのに、ジャケ裏にはAn ECM Productionとしか書いてない、変わった例です。30年ぐらい前にECMにいたビル・フリゼールと、今やベースではECMの顔ともなっている若手トーマス・モーガンのデュオ・ライヴ。淡々と進んでいるようで、何だか奥が非常に深い感じがしました。68分もあっという間です。7曲目は2人の共作になっているけど、ECM的にはこういう場合、フリー・インプロヴィゼーションが多いのだけど、コード進行だけ決めてやり取りしている感じですね。渋めだけど、こういうのを好きな人は、好きだろうな、と思います。


Small Town/Bill Frisell(G)/Thomas Morgan(B)(ECM 2525)(輸入盤) - Recorded March 2016. - 1. It Should Have Happened A Long Time Ago 2. Subcouscious Lee 3. Song For Andrew No.1 4. Wildwood Flower 5. Small Town 6. What A Party 7. Poet - Pearl 8. Goldfinger

(17/05/31)ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ。2人の共作は7曲目、ビル・フリゼール作が3、5曲目、ポール・モチアン作が1曲目、リー・コニッツ作が2曲目、他は映画音楽など。2人での幽玄な、時にのどかな世界が68分続きます。でも、2人のやり取りは緊密です。モチアンとの演奏を比べてみたくなるけど、印象的には似ている、夢見心地で愁いを含む1曲目、コニッツの曲らしい醒めた4ビートで進んでいく2曲目、明るめで牧歌的な情景から哀愁に表情を変える3曲目、やや快活で明るいカントリー的な4曲目、8ビートでいつものフリゼール節が聴けるタイトル曲の5曲目、これまたビートはっきりめで明るくせまる6曲目、既成曲的なゆったりインプロヴィゼーションの7曲目、渋くて幻影的な演奏が続く映画音楽の8曲目。

2017/05/30

Gratitude/Dayna Stephens

Daynagratitude
やっと新譜が届きました。といってもこのアルバム、4月に発売されていたみたいですけど。メンバー、すごいですね。そのメンバーでの2枚目なんですから、これは聴かなきゃと思っていました。1曲目は盛り上がりがあるけど、前のバラード集よりは多少賑やか感があっても、基本的には、このアルバムもバラード多めで、アルバムとしては、やっぱり静かな方に分類されるんじゃないかなあと思います。でも、こういうの、好きなんですよねえ。ブラッド・メルドーもジュリアン・レイジも良いソロを弾いていますし、もちろんリーダーは魅力的ですし。今回、レーベル名が合わせ字ロゴになっていたのですが、HMVのサイトを見てもCD Babyとしか書いてないし、合ってるかどうか少々自信ないです。


Gratitude/Dayna Stephens(Ts, Ss, EWI, Synth, B on 9)(Contageous Music)(輸入盤) - Released 2017. Julian Lage(G), Brad Mehldau(P, Tack P on 4), Larry Grenadier(B), Eric Harland(Ds, Cymbals) - 1. Emilie 2. In A Garden 3. Amber Is Falling (Red And Yellow) 4. Woodside Waltz 5. We Had A Sister 6. The Timbre Of Gratitude 7. Isfahan 8. Don't Mean A Thing At All 9. Clouds & Clouds

(17/05/30)Dayna Stephens作は6曲目のみで、過去や、特に今のジャズメンオリジナルその他の作品集。メンバーのJulian Lage作も4曲目に。なかなかスゴい同じメンバーで2枚目。前作はバラード集だったけど、今回はやや盛り上がりのある曲があります。バリバリのアップテンポの曲は無くても、力が入るソロなど、聴きごたえがあります。1曲目ではサックスは力を入れない程度にバリバリという吹き方も。でもやはりメロディ重視の部分も。2曲目のAaron Parks作とか5曲目のPat Metheny作とか、興味深い選曲。2曲目はバラードで、バラードと彼の相性もいいのかも。4曲目は分かりやすいのどかなワルツ。との曲も、リーダーと、ピアノ、ギターのソロがいい味出しています。6曲目を含め、それぞれの曲に深みを感じる。

2017/05/29

慣れということ

26日に出荷期限だったHMVの残り3枚、前日に入荷して26日には出荷かな、と甘い予想をしていたところ、1枚が30日に延期になってしまいました。26日の夕方に2枚の分割出荷指示を行い、これで28日には届くかな、とこれも甘い予想で、何と出荷されたのは3日後の今日。HMVには当日配達はないので、明日の到着という事になります。ただ、ヤマトの宅急便だし、外出時間と重なると不在配達で持ち帰り、さらに到着は夕方あたりまで延びるんじゃないかなあと、ブログ更新の予定が大幅に狂ってしまいました。

昨日、6月25日のライヴ(といっても20分間の持ち時間ですけど)のスタジオ練習で、練習をしました。実は20代の若い時は割と単独ライヴなどもやっていて、若いからコワいもの知らずだったんですが、皆その後はプツっと人前での演奏をほとんどやめてしまい、楽器を全く触らない期間も10年以上あったりしました。一昨年の2月でやっと50歳を過ぎて復帰、今度で復帰後6回目のライヴになります。メンバーのうち1人は、別に5年前から3人組のアコースティックグループを組んでいて、それなりにライヴの回数もこなしているので、そちらで持ち曲で出るときには1回の練習で本番に臨む、という事もできるようになってます。自分も早くその域に達したいけど、なかなかそこまでにはなれません。本番は、お客さんが聴こえている音を、モニターがあってもステージでは聴けないわけだし、失敗しても、それを失敗ととらえない聴き手の在り方もあり、練習は精いっぱいやって、本番はそれで終われば忘れるというか、感想はお客さんにゆだねる。YouTubeの音とも実際の音は違うので、臨場感というよりは記録ですし。要は慣れが必要だとのこと。なるほどなあ、と思いました。

ブログの方も、やっぱりマイペースでいくつも書いていると、自分の色合いというか、出てきますね。ああ、この人が書いたんだなあ、というか。で、書いた後はあまり気にしない。似てるんじゃないかな。これも慣れ、といってもいいのでしょうね。急に文体や構成が変わったりしないというのも、発展はあまりないかもしれないけど、慣れ、ですか。意気込んでも結果はついてくるとは限らないし、気楽にやるのが長続きするコツかなあ、なんてことを考えてます。

2017/05/24

まだブログがなかった時代のホームページの紹介など

今では出版物でホームページ紹介特集をやっているのはほとんど見かけないけど、’02-03年の、ブログがまだ出てこない時期までは、そういうのもよく見ました。今考えると、検索エンジンもあまりしっかりしていなかった時代なので、本に書いてあるURLを打ち込んで閲覧していたのかなあ、なんてことを想像してます。電話帳みたいな、URL集も出版されていた時代でしたからね。

ジャズの分野では、スウィングジャーナルが増刊号でちょっと1回ぐらいそういうことをやったけど、後はネット媒体は無視でした。後にライバルの媒体になっていくのが分っていたのでしょうか。結局’10年7月号をもって発行が終了してます。

自分の場合、ジャズのホームページが直接紹介されるより、まず仕事のホームページの方から取材が入って取り上げられた時に、ジャズのホームページもついでに紹介されるという事の方が多かったのですが、ほとんどの紹介が、まだプロバイダーが@ニフティではなくて、インフォペッパーの時代のURLでした。ニフティでも昨年1回アドレスが変わっているので、前の前のアドレスですね。’02年10月にニフティに引っ越ししてます。

ジャズの紹介文というのは少ないんだけど、手元に2つあります。ちょっと紹介文を引用しますけど、引用の範囲を超えているかもですね。また、当時の読者のネットに求める水準は、だいぶ低かったことも考慮に入れておいてください。ホームページのデータ量は、この当時と比べると、3-4倍にはなっていると思いますが、ブログ時代になって、アクセス数(特にトップページ)は激減してます。

まず、’02年10月発行の「レコードマップ2003」。直後にURL移転をしたので、イタかったです。当時、「ゴールドディスクを斬る」という5人での共同企画もやりましたねえ。

「膨大でていねいなレビュー数は、ジャズの愛情あればこそ。評価基準が明確なので、CD購入の参考にもなる。「ゴールドディスクを斬る」では独断と偏見にあふれて評判の高いアルバムを刺激的に解説する。」

そして、異色ですが「経済界」(’03年2月発行)。当時は「インプレッションズ」という日記も書いてました。後に独立したブログになって、その後メインブログに併合されて日記的なものはたまに書くだけで、ほぼ消滅してしまいましたけど。

「よくぞこれだけ!膨大なCD評が圧巻 - ジャズCDの個人コメント集。写真などビジュアル要素を排し、文字データで勝負。膨大なCD数は圧巻。曲目、演奏者、録音年などもしっかり掲載している。ジャズ日記とも言うべき「インプレッションズ」はほぼ毎日更新。」

だいたい’02年を境に、私は(特に仕事方面)出版物からほぼ姿を消しますが、この頃から取材ビジネスが流行りだし、取材して雑誌やネットに掲載してあげるかわり、お金(掲載料)を払え、という構図になってきたからと、ホームページ自体が増えてきて埋もれてきたという事もあります。まあ、掲載されてもホームページのアクセス数が爆発的に伸びたという事もなかったですが。


(追記)次のCDが到着するまで、昔の検索エンジンとかモデムでのネット接続とか、’96-97年あたりの回顧録的な話題を書こうと思っていたのですが、検索するとその内容とか歴史とか、非常に詳しいサイトがあったりします。こういうのはあえて私が書かない方がいいですね(笑)。

2017/05/22

Titok/Ferenc Snetberger

2468
ECMレーベルの新譜が1枚だけまた届いたので、聴きます。ちょっと入手が遅れました。この時期2468番とちょっと前の番号で、録音も’15年5月ですが、内容に問題があったようにも見えないし、もしかするとLP収録できるように60分を40分台に縮めようかとか、そんなやり取りがあったのかどうかは妄想の域を出ないんですけど。哀愁たっぷりのギター・トリオで、もちろんECMのインプロヴィゼーション的な曲もあります。哀愁を感じたいんだけど、あまりストレートだと斜に構えちゃう、という人(どんな人だ?)にはいいんじゃないでしょうか。このアルバム、ちょっと地味ですけど、好きな1枚になりました


Titok/Ferenc Snetberger(G)(ECM 2468)(輸入盤) - Recorded May 2015. Anders Jormin(B), Joey Baron(Ds) - 1. Cou Cou 2. Titok 3. Kek Kerek 4. Rambling 5. Orange Tango 6. Fairytale 7. Alom 8. Leolo 9. Ease 10. Renaissance 11. Clown 12. Rush 13. Inference

(17/05/21)全曲Ferenc Snetbergerの作曲。1分台の曲から7分台の曲まで、やや短めの曲が多く、トータルで60分。ハンガリー系ジプシーの血をひくジャズギタリストなだけあって、なかなかエキゾチックなサウンドで、やや静かにやり取りが続いていきます。1、11-12曲目はテーマ的なものを提示していて、自由度の高い演奏の曲。2曲目のタイトル曲もけっこう自在に展開していきますが、これぞECM的アプローチというか、聴く人によってはフリーな展開に聴こえてしまうかも。この緊張感がたまらない。3曲目以降は哀愁たっぷりのメロディの入った曲が多くなってくるのは泣かせます。ジャズというとちょっと違うかもですが、トリオのインプロ的なものはある程度あるし、哀愁と自由な世界と行ったり来たりして進んでいきます。

2017/05/21

ホームページ初期からの音楽サイト(ブログ)の功罪

自分が音楽ホームページをはじめたのが’97年9月(一般の個人がホームページをはじめだしたのは’96年ごろかな?)、分家してブログでもはじめたのが’04年5月(ネットでブログというものがはじまったのは’03年のこと)でした。かなり早い時期からネットに関わっていたわけです。

ホームページの数が圧倒的に少なかった当時は、存在するだけで注目をされたということもありますが、そこでやり始めたのは、自分の場合、ライナー的なバイオとか他の作品との関連は無視して、とにかく、アルバム単位で聴いたままの感想(アルバムコメントと自分では言ってますが)を書いていくことでした。それを積み重ねていって、ミュージシャンないしレーベルを浮き上がらせていく手法です。人によってはそれがニュートラルな視点とか、おほめの言葉をいただいてますけど。その印象を書いていくという手法、自分が始めたのか、当時の周囲もそうだったのかまでは分かりませんが(たぶんこっち)、後発組に影響を与えてしまいました。今でも読み物としてしっかりとしたホームページとかブログが少ないのはそのせいではないかと。でも無料で公開している趣味なのと、有料の出版物と無料のネットの性格上の違いを考えると、当然こういう方向になってくるんではないかと思いますけど。ネットで長文は読みづらいですし。

そう言えば、ブログをはじめた頃にアルバムコメントを掲載していたら、ある人から「ブログは日常を書くところで、アルバム評的なことはホームページでやるもんだ」と言われたこともありましたが、それも昔の話。これまた後発組に影響を与えてしまったのかどうか。

現在、ネットである程度有名な人が出版物で成功している人がほとんどいないのは、そのネットでの手法を身につけてしまっていて、原稿の方も、不具合があった都度、アップしてから何度でも書き直せる、という事に慣れてしまっているからではないかと思います。ネットである程度手ごたえあるけど、次は出版物、という考えのある人もほとんどいないだろうし。まあ、ジャズ批評誌のように、アマチュアに原稿料無料で書かせているのは、話が別ですが。

最近はプロの方からの、ネットへのアプローチも割と盛んになってきて、読み物として読みたい場合はそちらへ、っていうすみ分けはできてきてるんじゃないかと思います。逆に、アマチュアと差別化できないプロは淘汰されていくわけで。

このアルバムがどんな内容なのか、いいのか悪いのか、とか、そう言う点では、僕らのやっていることは無料で手軽で便利ですが、より深く体系的に、となると、今でも出版物(こちらに迎合している一部を除く)か一部のサイト(ブログ)という事にもなってくるのでしょうね。うまく使い分けたいものです。

2017/05/19

Planetary Prince/Cameron Graves

Cameronplanet
実はこのアルバム、先日ある知り合いからいいですよ、と勧められ、CDを注文してました。他の方のおススメで購入することは多くないのですが。4日には届いていたのですが、連休中、連休後のバタバタと、聴くのに体力を要するので、結局手持ちの一番最後になってしまいました。いや~、いいですねこれ。いわゆる最前線のミュージシャンってあまり私は手を広げてないのですけど、ドラムスやベースのメンバーで即決みたいなところがありました。でも、本当に聴くのに体力がいります。音数的に、最初から最後まで長時間の上に、かなり多めのサウンドが続く場面が多いですから。でもそれが逆に発散できていいのかな、と思います。若いのにいいピアニスト(というかアルバム)でした。


Planetary Prince/Cameron Graves(P, Vo)(Mach Avenue Records)(輸入盤) - Released 2017. Ronald Bruner, Jr.(Ds), Stephen "Thundercat" Bruner(B on 5, 7), Phlip Dizack(Tp), Hadrien Feraud(B on 1-4, 6, 8), Ryan Porter(Tb), Kamasi Washington(Ts) - 1. Satania Our Solar System 2. Planetary Prince 3. El Diablo 4. Adam & Eve 5. The End Of Corporatism 6. Andoromeda 7. Isle Of Love 8. The Lucifer Rebellion

(17/05/18)全曲の作曲とアレンジをCameron Gravesが手掛け、メンバーもなかなか強力。ピアノははっきりしていて、なおかつアグレッシヴ。好みのピアニスト。曲の元はそんなに複雑ではなさそうな部分もあるけど、それを現代ジャズに仕立て上げているところは見事。曲により2人のベーシストを使い分け(特にアドリアン・フェローは好き)、ドラマーはドナルド・ブルーナーJrということで、ピアノだけではなくて、リズム陣もけっこう聴きごたえがあります。そして3人の管楽器奏者。1曲目からけっこう飛ばしている重量級ファンク・ジャズで、78分間聴くのに体力がいりますが、こういう音楽を聴くのも心地よいです。これぞ現代ジャズという感じでも、ストレートなファンクにもとらえることができて、音漬けのまま最後まで突っ切ります。

2017/05/18

Beyond Now/Donny McCaslin

Donnybeyond
このアルバム、昨年10月には出ていたんだけど、今年4月の末に知り合いから聴かせてもらって、良かったので急きょ注文した次第です。ここ数日ブログの更新間隔が開いていたのは、実は椅子の上で大きく伸びをして後ろに反り返ったら、キャスター付きの椅子ごと後ろにひっくり返ってしまい、フローリングの床に倒れて体のあちこちが調子悪くてCDを聴く状況になかったからです。これを聴いて、やっと手元にあと1枚になりました。このアルバム、やはりデヴィッド・ボウイ(遺作は聴いてませんけど)からの影響が大きいのでしょうか。ファンクというよりはメロディアスなロックというような全体的な印象なんですが。でもそれがいい方向に作用していると思います。

(追記)このアルバム、出たばかりの昨年10月にも別な方からもおススメが来てるんですけど、なぜかその時には注文に至らなかったですね。予算が限られているので、こういうこともあります。すいません。


Beyond Now/Donny McCaslin(Ts, Fl, Afl, Cl)(Motema Music)(輸入盤) - Recorded April 4-6, 2016. Jason Lindner(Key), Tim Lefebvre(B), Mark Guiliana(Ds), Jeff Taylor(Vo on 7), David Binney(Additional Synth, Vo on 5, 9), Nate Wood(G on 2) - 1. Shake Loose 2. A Small Plot Of Land 3. Beyond Now 4. Coelacanth 1 5. Bright Abyss 6. FACEPLANT 7. Warszawa 8. Glory 9. Remain

(17/05/17)デヴィッド・ボウイやブライアン・イーノらの曲が2曲(2、7曲目)で、1、3、5-6、8曲目がDonny McCaslin作。エレキ・ベースとマーク・ジュリアーナのドラムスなので、現代ファンク的なサウンドになっています。メンバーも強力。そんなファンク調で元気良く1曲目に突入し、そこから既に爽快。2曲目などヴォーカル曲は、原曲を聴いたことは無いけれど、ボウイの影響が大きいのではないか、という気も。曲によってはファンクよりはロックか。しかも、突き進むように見えて、ドラマ性もあるし、その盛り上がり方が都会的な雰囲気。割と静かな4、7曲目も宇宙的なシンセの響きで壮大な感じになってます。落ち着いたロックの曲としても成立する5曲目、スリリングな8分の6拍子の6曲目、と、ドラマチックに進んでいきます。

2017/05/14

長男の自作真空管アンプとスーパースワンの外部からの反響

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長男が、以前自作で真空管アンプとスーパースワン(スピーカー)を作成して、その後改良を続けていたことはこのブログに書いたことがあります。長男は私と違っていわゆるいい音を自分で見つけることのできる力を持っていて、それもこれらの改良にも役立っているかもしれません。ただ、自宅の部屋は、20数年前の新築当初、オーディオヴィジュアル(AV)をメインに考えて、サラウンドをかけることを前提に音がデッドになるように建築されたので、自作真空管アンプとスーパースワンの威力をあまり発揮できない感じではありました。

今年の3月、長男が大学へこれらを持って行くと言って、てっきり彼が入っていたオーディオ研究会の新歓で使うのかとばかり思っていたら、何と学科の卒業式の校歌を流すのに使っていたのでした。会場の音の反響もよく、スピーカーに重しを乗せないでも、けっこういい音で鳴っていたようです。(写真向かって左)。今年の頭に、スーパースワンにリングをつけて音響特性が良くなっていたことも幸いしていたようです。(写真向かって右)。学生たちよりも、理工系の学科なので、このことについて先生たちの方が大喜びしていたそうです。

このゴールデンウィークに、マダムさん主催でジャズのCD聴きのオフ会があって、長男(ハンドル名をてるると言います)の参加は19歳の時からだから4年目かな、車でやはり真空管アンプとスーパースワンを持って行きました。今年は彼が運転免許を取ったので、彼の運転で、私はお酒を飲めました(笑)。2次会の喫茶店の会場は反響も良くて、自宅よりいい音で鳴っていました。この時は他の方も真空管アンプを持って行って、比較試聴もできるので面白いです。

マダムさんのブログ(「JAZZ&BOSSA」)で、その感想に関するエントリーがありましたので紹介します。

2017年 オーディオ

こちらが昨年’16年のオフ会の時。まだスワンには金属のリングが付いてないのと、スピーカーユニットの変更前です。

真空管アンプ、アナログはやはり面白い!

’14年秋にスピーカーだけ持って長男の初参加の時の記事もあります。まだこの時20歳まであと少しの未成年。

自作アンプとスピーカー試聴会

なかなか外部からの感想を聞くことができないので、貴重なご意見です。

2017/05/13

Cross My Palm With Silver/Avishai Cohen

2548
ECMレーベル新譜聴き5日目で一段落。アヴィシャイ・コーエン(トランペット)の新作、けっこういいと思います。惜しいのはLP化も意識しているので、収録時間が38分しかないことかな。でも演奏内容で元が取れている感じもしてます。懐かしいようなバックのサウンド(それでいて新しい)に饒舌なトランペットが斬りこんでいきつつも、ECMらしさも保っているという、高度なバランスの上に成り立っているジャズですね。やはりこれは彼(とメンバー)ならではのものでしょうね。イスラエル色も割と強い感じもしているし。ECM新譜、まだ届いてないのもあるけど、このアルバムで今回締めくくったのも、なかなかいいタイミングでした。


Cross My Palm With Silver/Avishai Cohen(Tp)(ECM 2548)(輸入盤) - Recorded September 2016. Yonathan Avishai(P), Barak Mori(B), Nasheet Waits(Ds) - 1. "Will I Die, Miss? Will I Die?" 2. Theme For Jimmy Greene 3. 340 Down 4. Shoot Me In The Leg 5. 50 Years And Counting

(17/05/12)全曲アヴィシャイ・コーエン作曲。ただ、それはテーマとかコード進行の提示だけで、あとは4人のインプロヴィゼーションが絶妙なバランスで進行している感じ。いかにもECM的でミステリアスなイスラエル・ジャズのサウンド。美しく切ないメロディを提示しながら、静かに、そして少々リズミカルになってドラマチックに進行していく1曲目、ピンと張り詰めた空気を少ない音で押していくような、静かな、後半やや盛り上がる2曲目、バックの静かなサポートで、印象的なメロディのトランペットを吹く、3分台の3曲目、12分台の、モーダルに近いような雰囲気もあって、エキゾチックに盛り上がっていく、これまたドラマチックな4曲目、トランペットが饒舌でありながら、モーダルでダークなバックのサウンドと溶け込んでいる5曲目。

2017/05/12

Nightfall/Quercus/June Tabor/Iain Ballamy/Huw Warren

2522
ECMレーベル新譜聴き4日目。久しぶりにヴォーカル以外のメンバー2人によるプロデュースのアルバムで、ジャケ裏にはプロデューサー名がなく、「An ECM Productions」と書いてあるアルバムです。マンフレート・アイヒャーの名前がどこにもないところをみると持ち込み音源でしょうか。’13年にこのメンバーでアルバムが出ていて、ECM2作目となります。ECMのヴォーカルアルバムってだいたいがゆったりしていて静かなので、印象的には目立たないんですが、ここではイギリス地方のトラディショナルを中心に、彼らのアレンジで歌い、演奏しています。ひょっとしてこういうのって、自分は他では経験ほとんどないけど、聴く人が聴けばけっこう独特なのかもなあ、と思います。


Nightfall/Quercus/June Tabor(Voice)/Iain Ballamy(Ts, Ss)/Huw Warren(P)(ECM 2522)(輸入盤) - Recorded December 2015. - 1. Auld Lang Syne 2. One I Loved You Dear (The Irish Girl) 3. On Berrow Sands 4. Christchurch 5. You Don't Know What Love Is 6. The Manchester Angel 7. Don't Think Twice It's Alright 8. Emmeline 9. The Shepherd And His Dog 10. Cuckoo 11. Somewhere

(17/05/11)このメンバーでECM2作目。Huw Warren作が4曲目、Iain Ballamy作が8曲目(これら2曲はインストルメンタルの曲)、スタンダードが5曲目、ボブ・ディラン作が7曲目、ウェストサイド物語より11曲目で、他の全ての曲はスコットランドなどイギリス地方の民謡を彼らでアレンジしたもの。トラディショナルの曲が多いので素朴さは残るものの、ピアノとサックスがバックでの女性ヴォーカルなので、ある意味静かな民族的なポップスを聴かせているという雰囲気。原曲はどんなに素朴なんだろうと思ってしまう。スタンダードやディランの曲との境目をあまり意識せずに聴き通すことができます。基本的にゆったりしたサウンドが65分間続くので、やや聴く人を選ぶかも。それでもその涼しげな感触で、ECMらしいアルバムです。

2017/05/11

The Dreamer Is The Dream/Chris Potter

2519
ECMレーベル新譜聴き3日目。今回手持ちの5枚の中で、これが一番聴きたかったのです。クリス・ポッターECM3枚目のリーダー作。ECMにしては躍動感のある演奏になっていて、ただ、それでもECM的ミキシングとマスタリングなので、この演奏を他レーベルで録音したらどんな音になっていたかな、なんてことを想像してしまいますが。音圧も低めですし。でもそれが彼のの演奏の印象を下げることにはならないです。このメンバーを使ってけっこう素晴らしい内容と曲順(構成)になっていると思いますよ。彼だから、録音の段階ではけっこう自由にやらせてもらっていたのではないでしょうか。聴いて損はないと思います。


The Dreamer Is The Dream/Chris Potter(Sax, Cl, Fl, Ilimba, Samples)(ECM 2519)(輸入盤) - Recorded June 2016. David Virelles(P, Celeste), Joe Martin(B), Marcus Gilmore(Ds, Per) - 1. Heart In Hand 2. Ilimba 3. The Dreamer Is The Dream 4. Memory And Desire 5. Yasodhara 6. Sonic Anomany

(17/05/10)全曲クリス・ポッターの作曲。ECMらしさのある仕上がりとはいえ、多くの楽器を持ち替え、演奏も彼らしい内容です。静かにはじまり、ゆったりとサックスが吹きあがり、また途中で静かになって、語りかけてくるようにせまってくる1曲目、タイトル通りイリンバ(カリンバに似てる?)も使用するちょっと素朴な感じもあり、キメやハードなフレーズも多く現代ジャズとの接点が強い後半アップテンポの2曲目、バスクラリネットのソロではじまり、ゆったりミステリアスかつドラマチックに進むタイトル曲の3曲目、静かな中から各楽器が浮かびあがってくる、幻想的な雰囲気の4曲目、ECMとしては豪快な演奏に属するような、抑揚がありつつけっこう盛り上がりのある5曲目、テーマがユニゾンではじまり、これも現代ジャズの6曲目。

2017/05/10

Find The Way/Aaron Parks/Ben Street/Billy Hart

2489
ECMレーベル新譜聴き2日目。最近アルバムコメントを書くのが少しずつ億劫になってきて、やはり加齢のせいかなとも思います。昔は睡眠時間を削ってでも音楽を聴いていたものでしたが。とは言うものの、こういう作業は嫌いではないので何とか続いています。アーロン・パークスのECM作は前回はソロアルバムでしたが、今回はピアノ・トリオでのアルバムになります。多少盛り上がる部分はありますが、ECMらしい感じに仕上がっています。彼の個性のある面を、うまく引き出していると思います。それでも、ちょっとフリー一歩手前の曲もあったりするのも、このレーベルだからかもですね。


Find The Way/Aaron Parks(P)/Ben Street(B)/Billy Hart(Ds)(ECM 2489)(輸入盤) - Recorded October 2015. - 1. Adrift 2. Song For Sashou 3. Unravel 4. Hold Music 5. The Storyteller 6. Alice 7. First Glance 8. Melquiades 9. Find The Way

(17/05/10)3人の名義にはなっているけど、タイトル曲がカヴァー作で、他の曲は全曲アーロン・パークスの作曲。パークスの前回のソロ作品よりは、トリオになったことで少々盛り上がりも出てきてはいますが、やはり幻想的なピアノであることには変わりはないです。相変わらず寒色系の色合いで、やや湿度も低く、非4ビート系のピアノ・トリオの世界を聴かせてくれます。こういう美しさの出るピアノは彼の個性の一面だと思いますが、それを思いっきり引き出してくれたのがECMだと思うし、今回のメンバー的にも興味深いです。2曲目はやや緩めのボッサというところか。4曲目はビートがボンボンと4つなんだけど、いわゆる4ビートではなく。トリオで自在に進んでいくような5-6曲目、穏やかな暖かめのバラードで終わる9曲目。

2017/05/09

Requiem/Tigran Mansurian

2508
ゴールデンウィークの連休中はけっこう用事が多く、しかもCDがやっと届いた(うちECMは2枚)のが4日のことだったので、なかなかCD聴きの更新ができずにいました。その後7日にもECMが3枚届き、何と新譜のECMは5枚になってしまいました。また仕事は繁忙期ではあるのですが、時間があれば、ブログの更新をしていきたいと思います。今日はその5枚のECMの中の1枚だけのNew Series。ティグラン・マンスリアンはアルメニアの現代音楽家なんですけど、割と聴きやすく、ここでは宗教音楽って言っていいくらいの内容になっています。レーベル聴きをしなければ出会わない内容なので、興味深いです。


Requiem/Tigran Mansurian(ECM New Series 2508)(輸入盤) - Recorded January 2016. RIAS Kammerchor, Munchener Kammerorchester, Alexander Liebreich(Cond) - Requiem: 1. Requiem Aeternam 2. Kyrie 3. Dies Irae 4. Tuba Mirum 5. Lacrimosa 6. Domine Jesu Christe 7. Sanctus 8. Agnus Dei

(17/05/08)Tigran Mansurianはアルメニアの現代音楽家。’11年作の割と新しい曲の録音。20世紀の初期の頃にトルコで起きたアルメニア人の虐殺のためのレクイエム。内容が内容なのでその音世界は暗いものがあり、それでいて響きが多めなので教会音楽のように落ち着いた部分もあります。各曲のタイトルからしてみても、キリスト教とは無縁ではないようですし。合唱とオーケストラによって表現されていて、ドラマチックな部分も。

2017/05/05

SNSその他の自分の使い方

今はいろいろなSNSがあって、自分でも手をつけてみるものの、手を広げすぎて手がつかなくなってしまったり、逆にそこまで手をつけないでもいいか、と思うようにもなってしまいました。日常生活もあるのに、ホームページやブログ作成で忙しい、というのもあります。

まず、LINEですが、一定の知り合いとたまに連絡する以外は、家族への連絡専用としています。これに関わり合うと煩わしい、という面もあるためです。

Mixiは、’04年に入りましたけど、もう脱退するかどうか、と思いつつも踏みとどまっている段階。10年ほど前は非常に活発だったのになあ、と思います。自分がコンテンツを作ってしまったコミュニティがひとつあって、それと、Facebookに比べて、日記の一覧性が良く、自分の購入したCDのメモ代わりに使っています。全盛期には100人以上の友人がいましたが、もはやアクティヴにやり取りしている人が数人しかいません。

YouTubeは、自分や友人の演奏した動画や音源を若い時のものを中心に、最近のも少しアップしている状態で、これもあまりアクティヴではありません。7年かけてやっと再生回数が2万回を超えた程度です。

Twitter、これも最初は試行錯誤でいろいろつぶやいてみましたが、自分とあまり合わず、今ではブログの更新通知状態になってしまってます。フォローしてくれている人も割といらっしゃるのですけど、発信はブログ上でやってしまっていることが多いので、タイムラインも全部に目を通せている状況ではなくて、申し訳なく思ってます。

今SNSのメインはFacebookというところでしょうか。でも積極的には友人を増やしたりはしていませんし、リアルな友人と、一部ジャズ関係の友人との付き合い、そしてお店とか、ミュージシャン関係の情報収集用っていう感じになっています。

インスタグラムとかは、興味はあるけど、手をあまり広げたくないので、様子見ってところです。Google+は登録をしてみたというだけ。何だかんだ、今でもホームページとブログを中心にまわっているような気がします。

2017/05/03

ECMに関するブログ(ホームページ)待望論

自分がECMの追っかけ(CDという限定ですが)がほぼ完了したのは’06年のことで、その時はECM Blogを独立して持ってました(’14年にここに併合)。今でも、一部のECMに関する深い論考などは、あちこちのブログ(ホームページ)で見ることができますが、ほぼ網羅したものって、公式のホームページ以外は日本ではディスコグラフィー的なものぐらいしかないんですよね。そろそろ私、基本的に全部追っかけが疲れてきたので、自分にとって代わるECMに関する網羅的なサイトが登場しないかなと思ってます。そうすれば自分は降りることができるし、年齢のこともあって、この先どこまでできるか分らないですし。

実は、それを目指している専門のブログを見つけたのですが、アルバム200枚前後に達したところで、更新間隔が延びて、その後更新停止してます。う~む、残念。このところ数年間毎年50枚前後の新譜が出ているので、なかなかそれを追いかけることができる人っていないんですよね。

あとは網羅すると言っても解説等、コピペでやられても困るし、拙くても自力で文章は何とかしてもらいたいと思います。まずはトライしてみて下さいとしか言えないのですが、まともにやっても5-6年はかかるプロジェクト(自分が手をかけた場合の予想ですが)なので、難しいのでしょうかね。

2017/05/02

新卒から就職して数年のことを思い出した

新卒で入ったA株式会社のことを思い出した。某W大学を成績上位で卒業した割に、研修後いきなり仙台で飛び込みセールスをやらされたのにはまいった。毎日残業つかないで21時頃までいて、土曜日は自主出勤。それで給料は部屋代を引かれて手取り10万ほどしか(昭和の最後の方の物価ですが、今とそんなに変わってないと思う)。上場企業なのに、売れないで、クビをほのめかされたのも何度かあったし。簿記2級は仙台で受かってます。その時、店長からは「そんなことやる暇あったら売り上げに貢献しろ」でした。休日には会いたくもない会社の人たちが遊びに来たし。

2年目で海外事業部に配属替えになったけど、残業は2時間以上やらないとつかないし、それも上司の裁量で付く付かないがあった。海外からお客さんが来て、会社の寮に泊めて、自分も泊まることも何回もあったし、夜や休日の成田の車の送り迎えもあったし、そのお客さんを日曜などにディズニーランドや鎌倉などに連れて行ったことも。時間外や泊り手当は一切無し。接待してもお前も楽しんだろ、っていう事で、それも何もなし。仕事漬けで、当時バブルで、他社に入った友人たちは500-600万は稼いでいた時期に、仕事漬けでも総額で入社4年目で300万をちょっと超えるだけの源泉徴収票だったです。それで、海外赴任の話が出かけた時に、海外へ行ったら帰って来れなくなる人が多いので辞めると持ち掛け、結局その半年後には実際に辞めて、27歳の時に税理士受験への道を歩み始めました。

会計事務所に転職して、給料は安かったものの勤務時間とか、仕事の内容がだいぶ楽だったので、受験勉強もはかどりました。会計事務所もブラック、多いんですけれどね。

まあ、A株式会社での経験が、今の仕事のバランス感覚にはけっこう役立っているんですけど、こと収入に関しては、当時不満しかなかったですね。会社は今の方がだいぶ良くはなっているという評判ではありますけれど。

財務内容が良く、無借金経営を標榜していても、今の視点で見てみると、当時の先輩が言っていたけど、生涯賃金が他社の6割って言ってたのが当たってると思いますね。人件費を削れば、そりゃーね。

こう書いたものの、他に縁故で某TV局(親戚が役員だった)とか、某電力会社(父が勤めていた)とか、話はありましたが、今は評判が悪かったり傾いているところなので、結果としては今の道をたどってきたのが一番良かったのかな、と思います。

(注)A=アマノと読み替えてください。

(追記)ちなみに、うちのカミさんが、今日、4月に正社員で入った会社を突然辞めました。理由は、残業が、当日16時までの事前申請制で、それを知ったのが入社時では何も言ってなくて昨日のことで、4月分の残業がパーになったこと。仕事的に17時になってみないと残業かどうかわからなかったし、彼女は事務職だし、なんだこの制度? これってブラックだし、労基法違反だよね? 今働かなければやっていけなくなるわけではなくて、迷いもなく今朝退職を宣言してきましたよ。今時皆勤手当、なんてものがある企業はおかしい。有給が取れないことを意味します。

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