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2016/12/31

Benny Rides Again/Eddie Daniels And Gary Burton

Eddiebenny
年末になって、何か1枚過去盤聴きをやろうと思って、ゲイリー・バートンの参加作が残り1枚だけのがあったので、これを聴くことにしました。次の過去盤聴きをするときは彼のリーダー作が10枚残っているので、そのままそちらに行く可能性が強いです。実は、私、ベニー・グッドマンのアルバムも少し持っていた時期があって、スウィングジャズも当時は好きでした。今日のアルバムではトリッキーな部分はなくてオーソドックスなサウンドですが、やはりそのテンポとかフレーズのキレとか、今のジャズという感じはしますね。でもけっこう聴きやすいので、大みそかにはいいなあ、と思いました。


Benny Rides Again/Eddie Daniels(Cl) And Gary Burton(Vib)(GRP) - Recorded January 14-15, 1992. Mulgrew Miller(P), Marc Johnson(B), Peter Erskine(Ds) - 1. Sing, Sing, Sing 2. Stompin' At The Savoy 3. Moonglow 4. Airmail Special 5. Let's Dance 6. Slipped Disc 7. Memories Of You 8. Avalon 9. In A Mist 10. Grand Slam 11. After You've Gone 12. Goodbye 13. Knockin' On Wood

ほとんどがベニー・グッドマンの楽団やコンポで親しまれた曲。’30-40年代の作曲のものが多いです。有名な曲が多いので、テーマも知っているメロディが多いと思います。非常に聴きやすいオーソドックスな(モダンジャズがかったスウィングジャズとでも言うのか)ジャズが展開されています。とは言うものの、ベニー・グッドマン楽団とも当然違う、このメンバーならではの演奏。テーマはおなじみではあるけれども、聴きやすいながらアレンジは今の感覚で処理されて、多少モダンな感じもあります。楽団の曲もコンボで演奏しているし、何よりもオリジナルを尊重しながらもゲイリー・バートンのヴァイブラフォンのサウンドに染まってしまっているのが見事。最後の曲のみジミー・ドーシーとレッド・ノーヴォの曲とのこと。楽しめます。

2016/12/29

今日も「藍色の空」ジャズのライヴを観に新宿に行ってきました

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以前も同じ場所にライヴを観に行ったことがあるのですが、今日は午後一番からの昼のライヴでした。朝、急ぎの仕事が片付いた(次のスタートは1月4日からなので、それまでに他の仕事はゴソゴソやりますが)、急きょ、行くことを決めました。場所は再び新宿のミノトール2。

メンバーは中村尚子(P)、土屋祐介(Gut G(今回はエレガット))、野々口毅(Fretless B)の3人組で、楽器編成からしても他と比べると変わってますよね。ジャズなんだけど、繊細でクラシックとの垣根があるようでないようで、記譜されている部分も多いんだけど、アドリブ的に1回1回同じ曲でもやることが違うという、不思議なトリオです。ただ自分自身は普通の4ビートジャズをあまり聴かないせいか、タイミングが合えば、と思っていたうちのひとつで、今回1年ぶり2回目のライヴ参戦となりました。

セットリスト

Overjoyed(ボッサアレンジ)
スケッチブックより
A RIver Runs Through It(アルバム収録曲)
Marionet
大地と風と鳥と(アルバム収録曲)

CARILLON(アルバム収録曲)
Fly Flow Moon(仮)
Smile
晩鐘 L'Angelus(アルバム収録曲)
A・E・E・A(アルバム収録曲)

アンコール
K's Note(アルバム収録曲)

アルバム収録曲が多いですけど、基本的にジャズのグループなので、1回1回違うことをやっているそうで、アルバムと聴き比べると、やはり違うんじゃないかなと思います。ピアノとガット・ギターとフレットレスベースの相性もけっこう良く、1曲目はすんなりとボッサ的にノレて、自然な導入部になりました。今回はクラシックの曲はなかったと思う(セットリスト、実はいただいてきてしまいました)のですが、やはり最初にアルバムを聴いてからの、イメージ通りというか、いい意味で自由にやっている部分もありますが、それを崩すことなく演奏されている感じです。

(注)アルバムは「金と銀 藍色の空-Aisora-」(Silver Street Records)
価格:消費税抜き2,500円(発売’14年7月7日)

2曲目は今まで曲にならなかった断片を「スケッチブックより」、と取り上げたようですけど、静かながらいい雰囲気に仕上がってます。どの曲がどうと言う感じより、最初から最後までの流れがいい雰囲気だったと思います。ビール1杯と水割りをダブルで2杯飲んでしまって、さて家まで細部の記憶をよみがえらせることができるか、と少々心配でしたが、割と残ってます。2部の最初の「CARILLON」も、やはりアルバムの最初の曲なので、派手ではないけれどインパクトは強かったです。「Smile」はチャップリンの曲。この曲のみ4ビートでせまってましたが軽やかな感じもあって、こういう曲があって流れ的にけっこう良かったでした。ラスト3曲はアルバム収録曲でしたけど、個人的には好きな曲でした。譜面台を見ていると、楽譜は大きくないので、大まかに記譜されているんだろうと思いますけど、けっこう細かいところのキメまでピッタリ合ってましたね。大人っぽいサウンドの、カッコいいトリオです。やはり繊細な表現をする演奏の方が、高度な熟練の技術を要するような気がします。

ジャズかって言われるとど真ん中ではないですが、フライヤーにも「いままで聴いたどれでもない...」と書いてあります。まさにその通りで百聞は一見にしかず、だと思います。個人的にはフォデラの4弦フレットレスベースの音色と、そこから紡ぎだされるフレーズやメロディにも多く耳が行ったような気もします(写真右)けど、今回もピアノもギターもいい音、いいフレーズだったので、楽しんで帰ってきました。帰りに演奏された皆さんと一緒に写真を撮っていただきました。

「A・E・E・A」のYoutube

2016/12/26

CD棚がいっぱいになる

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12月に入り年末にきて、さあ、こまってしまった。CD棚(本棚)がCDを前後2段積みにしてもいっぱいになってしまったのだ。時折、CDをまとめて処分することはあっても、増えることの方が多かったでした。

特にECM関連で、BOXセットや新譜を番号順に収納したらとうとう、本棚の90センチ幅18連が埋まってしまいました。ここ数年、ECMだけで毎年50枚前後新譜が出ているので、最初に並べることを考えた時、これ以上は並べるところが構想外でした。これからどこにしまおうか悩みます。向かって右側の写真は規格外の大きさのCDとか、DVD、本など。なんか長男のガールズ・パンツァーの本が写ってしまった。

まあ、結局は処分していくしかないんだろうけど、まだホームページの過去盤手直しのアルバムが800枚弱残っているし、今までも過去のアルバムをブログやホームページにあげるために引っ張り出すときに、探せなかったとか処分してしまったという事は1枚もなかったので、処分するとしても、そういう事がないように慎重にしなければなりません。場合によっては当分の間、床に積んでおくことも考えなければ。

2016/12/25

Google検索に続きYahoo検索でもSSL化(検索ワードが取得できなくなる)

しばらく前にGoogle検索がSSL化されて、ブログ運営者にとってアクセス解析で検索ワードが見れなくなってしまいましたが、まだYahoo検索は見れていたので、それが参考になってました。ところがこの8月から順次Yahoo検索でもSSL化されたようで、特にここ1-2週間で一気に検索ワードがほとんど見れなくなってしまいました。商用サイトではないので、検索ワードで売り上げに一喜一憂するほどのことはなく、次に何を書くかなど参考にするか、あるいはその時期の自ブログのトレンドワードは何か、なんてことを興味本位で見ていただけですが。

GoogleとYahooで、私のところの場合検索されるほとんどの割合を占めているので、アクセス解析で検索ワードの分析ができなくなったのは確かなんで、まあ、ちょっとは困ったかなあ、というところです。少し前に、自ブログの検索ワードの順位も公表するのをやめてしまったので、対外的には影響はないんでしょうけれども。でも、ブログ運営者側にとってみれば、こういうのも知りたかったなあ、と思うわけです。やむを得ないですけれどもね。ホームページの方は、あまり役に立たないホームページビルダー付属のアクセス解析は外してしまって正解だったかな、とも思いますし。

まだどこのページに何回アクセスがあったかとか、その他のことは解析できるんで、ログもあるし、その中でやっていくしかないですけどね、少しつまらなくなったなあ、というのが本音です。今頃商用サイトの人たちは青くなっているでしょうけれども。

2016/12/24

CIDER -Hard & Sweet-/川口千里

Kawaguchicider
新譜がやっと昨日届きました。このアルバム、聴きたかったんだよね。フィリップ・セスが作曲や演奏面で大きな役割を持っていることもあり、アルバム1枚通してみるとやはりハードコアとスムース・ジャズの間かな、と思わせるようなサウンドイメージでした。やっぱりそれでも3人の個性が独特な感じだし、ある意味ドラムスが爽やかって感じもありますね。今までもジャズ・フュージョン界でも何人も若い天才が出てきたですけど、川口千里は本物でしょう。基本がトリオ編成なので、けっこう楽しめるんじゃないかと思います。ただ、12曲入りで51分は少々コンパクトか。今年は予定が変わらない限り、このアルバムが最後に届いたアルバムになるので、いいアルバムで幕を閉じることになりました。


CIDER -Hard & Sweet-/川口千里(Ds)(King Records)
CIDER -Hard & Sweet-/Senri Kawaguchi(Ds)(King Records) - Released 2016. Philippe Saisse(P, Key), Armand Sabal-Lecco(B), Gumbi Ortiz(Per on 6, 10) - 1. FLUX CAPACITOR 2. Wupatki 3. Longing Skyline 4. Do Do Re Mi 5. Am Stream Gram 6. ZEMBLA 7. Tucheze 8. Ginza BLues -Intro- 9. Ginza Blues 10. Park Moderne 11. Senri And Armand Groove 12. In Three Ways

川口千里作が2-3曲目(フィリップ・セスのアレンジ)、8曲目(ドラム・ソロ)、11曲目(ベースとのインプロヴィゼーション?)、12曲目(3人のインプロヴィゼーション)で、他はセスの作曲ないし共作。タイトル「サイダー」のとおりハード&スウィートがテーマで、1曲目のように変拍子で攻めてくる曲もあれば、5曲目のようにキャッチーなメロディーで4拍子で分かりやすい曲もあって、なかなか爽やか。9曲目のブルースもアップテンポの8ビートの現代的でタイトなサウンド。基本がトリオ(2曲でパーカッションも入る)で、今までと違って1枚全部固定メンバーでの演奏なので、シンプルな編成だけどその分1人1人に大きくのしかかってくる演奏も楽々こなしている感じです。ドラムスも露出が大きく、テクニック満載の音を十分楽しめます。(16年12月21日発売)

2016/12/23

That's Funky/Benny Golson Funky Quintet

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マーヴィン・”スミッティ”・スミス参加作過去盤聴き11日目にして最終日で、M-BASEの私のホームページで特集しているミュージシャンの、中断しながら17年かかって、やっと終わりました。最初はM-BASEのミュージシャンを中心にやっていったのですが、途中でECMに時間がかかり、そのうち他の特集ミュージシャンもと、断続的なのに手を広げてしまったために時間がかかってしまいました。今日のアルバムは’94年録音の日本制作盤ですね。この後、’96年初頭頃でスミッティはぷつっと録音がなくなります。TVにレギュラー出演するのが忙しくなったと聞いています。あれほどあちこちに顔を出していたのに。それも人生ですね。


That's Funky/Benny Golson(Ts) Funky Quintet(Meldac) - Recorded November 22-23, 1994. Nat Adderley(Tp), Monty Alexandar(P), Ray Drummond(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - 1.Moanin' 2. The Sidewinder 3. Mississippi Windows 4. Work Song 5. Mack The Knife 6. Moritat 7. Blues Match

日本企画のファンキーの特集アルバム。ベニー・ゴルソン作が3、7曲目、ナット・アダレイ作の4曲目、ボビー・ティモンズ作の1曲目、リー・モーガン作の2曲目、クルト・ワイル作の5-6曲目(同じ曲のアレンジ違い)と、ドラムスの面白さという点ではファンキーは今一つかもですが、有名な曲も多く、全体の完成度は高いので、聴いていて楽しい。5人のメンバーの取り合わせも興味深いものがあります。新曲は3曲目のみとのこと。正攻法のファンキーなので、黒っぽくて、これぞジャズという感じのメロディやソロを楽しむにはいいアルバムかも。この時代はまだ黄金期に活躍したミュージシャンを多く聴けました。ジャケットにも「featuring Nat Adderley」と書いてありますし。クルト・ワイルの曲もファンキーになっているのは面白い。

2016/12/22

Turning Point/Kevin Eubanks

Kevinturning
マーヴィン・”スミッティ”・スミス参加作過去盤聴き10日目。このところ割とオーソドックスなジャズを多く聴いていたので、ここでけっこうトンガリ具合のあるアルバムが出てきて、やっぱり自分の好みはこっちの方だなあ、と改めて感じました。彼の参加作ではむしろこういった方面が多いのですが、すでにほとんど手直しをした後なので。このアルバム、今聴いても古くないし、2つのセッションでできてますがそのつながりも良いし、コンセプトがけっこうはっきりしていますね。9曲目はアコースティック・ギターの多重録音(2台)で、ギターだけで聴かせています。ちなみにケヴィン・ユーバンクスの、これより以前にビクターから出ていた時代のフュージョン作は、聴いたことがありません。


Turning Point/Kevin Eubanks(G)(Blue Note) - Recorded December 16, 17 & 19, 1991; January 7-9, 1992. Kent Jordan(Afl except 9), Dave Holland(B on 1-3, 6), Marvin "Smitty" Smith(Ds on 1-3, 6), Charnett Moffett(B on 4-5, 7-8), Mark Mondesir(Ds on 4-5, 7-8) - 1. Turning Point(Part 1) 2. Aftermath(Part 2) 3. Initiation(Part 3) 4. New World Order 5. Colors Of One 6. Spiral Ways 7. Freedom Child 8. On My Way To Paradise 9. Lingering Destiny

全曲ケヴィン・ユーバンクスの作曲ないし共作。マーヴィン・”スミッティ”・スミスは1-3、6曲目に参加。他のサイドマンはその4曲とも、ケント・ジョーダン、デイヴ・ホランド。レーベル移籍して、フュージョン系から一転、アグレッシヴになったギターにびっくりしました。デイヴ・ホランドのバンドに参加してインスパイアされたのでしょうか。1曲目のアップテンポの4ビートの曲からそのアグレッシヴなジャズがパンチをくらわせる感じです。一点静かな雰囲気で緊張感のあるソロを交えつつ、ゆったり進む2曲目、時に盛り上がりつつもサウンドを織り込んでいくような複雑な表情を見せる3曲目、怪しげでフレーズの鋭さも持つ6曲目。チャーネット・モフェットとマーク・モンデシールのリズム陣となる4-5、7-8曲目も自然なつながり。

2016/12/21

Arrival

Arrival
マーヴィン・”スミッティ”・スミスの参加作過去盤聴き9日目。あれ?ジョン・アバークロンビーのページは手直しが終わっているはずなんだよね、と思ったら、アバクロの方のリストからもれていました。割と整合性をとるのは得意な方なんだけど、たまにこういうことがあります(笑)。これも懐かしいアルバム。プロデューサーにジャズ評論家の小川隆夫氏の名前が入っています。ギターにミック・グッドリックの名前もあるし、聴かなければ損、みたいなところがありますが、実は聴き直したのはかなり久しぶり。当初のアルバムコメントでは、「抑制の効いた美しいフレーズばかり」と書いてあったのですが、ちょっと記憶違いで、けっこう激しい場面もありました。それでもギターはそんなに激しく聴こえないですけどね。


Arrival(Novus-J) - Recorded September 5-7 1991. Mick Goodlick(G), John Abercrombie(G), Harvie Swartz(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - 1. Jumpstart 2. Make It Last 3. Good Enough 4. Time Travel 5. Deep In A Dream 6. Like Someone In Love 7. Ballistic 8. Arrival

日本企画のアルバム。3、6曲目以外はハーヴィー・シュワルツの作曲。2ギター、ベース、ドラムスの編成で、割と抑制の効いた美しいフレーズの曲が多め。ギターの音色の関係か、ハイ・テンポの曲もドラムスがまくしたててもあまりうるさく感じません。ピートがフュージョン・ファンク的な1曲目、8分の6拍子のメランコリックなメロディで、盛り上がりもある2曲目、16ビートでメロディアスに疾走する3曲目、ドラムソロが相変わらず元気な、アップテンポの4ビートでグイグイ攻める4曲目、出だしのベースのアルコ奏法が美しい、明るめのバラードの5曲目、少し変わったアプローチだけど安心して聴けるスタンダードの6曲目、エレキ・ベースのスラップで、もろにファンクの7曲目、独特の浮遊感が微妙な雰囲気を醸し出す8曲目。

2016/12/20

Rhythmstick

Rhythmstick
マーヴィン・”スミッティ”・スミスサイド参加作8日目だけど、ここには他の私のホームページでの特集ミュージシャンも参加しているので、実質4人分のアルバムコメントが同時に直ったことになります。昨日の「ブランデンブルグ協奏曲」といい、今日のアルバムといい、やはり当時の制作費をふんだんに使えた時期の大作主義ですねえ。今日のアルバムの場合、今聴き直してみると総花主義というか、大作なんだけど、今ひとつ焦点がはっきりしないような印象を受けました。新しいマーケットも狙っていたのだろうと思いますが、新生CTIレーベルは、結局短命に終わってしまってます。それにしても、すごいメンバーが集まっていますね。


Rhythmstick(CTI) - Recorded 1989. Dizzy Gallespie(Tp), Art Farmer(Tp), Phil Woods(As), Bob Berg(Ts), Airto(Per), Flora Purim(Vo), Bernard Purdie(Ds), Marvin "Smitty" Smith(Ds), John Scofield(G), Romero Lubambo(G), Robben Ford(G), Tito Puente(Per), Charlie Haden(B), Anthony Jackson(B), Hilton Ruiz(P), Jimmy McGriff(Org), Randy Brecker(Tp), Jon Faddis(Tp), Jim Beard(Synth), Amy Roslyn(Vo), Janice Pendavis(Vo), Diana Moreira(Vo), Benny Golson(Synth) - 1. Caribe 2. Friday Night At The Cadillac Club 3. Barbados 4. Waiting For Angela 6. Nana 7. Sftly As In A Morning Sunrise 8. Colo De Rio 9. Palosades In Blue 10. Wamba

新生CTI第1枚目のCD(ゴールドCD)で、LDと同時発売。多くの一流ミュージシャンが参加しています。ジャズやファンクが基本ですが、曲によってラテン、ボッサ、アフリカ色が強いものも。ミシェル・カミロ作(ピアノはヒルトン・ルイス)、ボブ・バーグ作、チャーリー・パーカー作、トニーニョ・オルタ作、ベニー・ゴルソン作、サリフ・ケイタ作その他いろいろな曲がごった煮のように豪華に攻めてきます。これこそバブルの時期の大作主義かも。新しい時代の始まりかと思いましたが、このCTIレーベルはそんなに長続きしませんでした。マーヴィン・”スミッティ”・スミスは1、4、6、8、10曲目に参加、ジョン・スコフィールドは1、10曲目に参加、チャーリー・ヘイデンは3、4、5、8曲目に参加、ランディ・ブレッカーは1、2、6、10曲目に参加。

2016/12/19

J.S.Bach No.1, 3 & 5 Brandenburg Concertos/Benny Golson's New York Orchestra

Bennybran
マーヴィン・”スミッティ”・スミスの参加作過去盤聴き7日目。ここで大作にぶつかりました。このアルバム、スウィングジャーナルのゴールドディスクも取っているんですよね。これだけのアレンジをしたベニー・ゴルソン、大変だったと思いますが、今このアルバムが残っているのか(アルファレーベルがなくなってしまったという事もありますけど)というと、う~ん、となってしまいます。好みとしては、どちらかというとCTIとかのクラシックアレンジの方が好みだけど、これもかなりの大作ではありますね。もうここまでジャズにお金をかけられる時代ではなくなってきているので、そういう意味では、このアルバムはまだ残っていてもいいんじゃないかとは思いますが...。

(追記)ゴールドディスクになっただけあって、中古は割と豊富にあるようです。程度を気にしなければけっこう安く手に入るかも。


J.S.Bach No.1, 3 & 5 Brandenburg Concertos/Benny Golson's(Ts) New York Orchestra(Alfa Jazz) - Recorded January 17-22, 1989. Art Farmer(Tp), Mulgrew Miller(P), Rufus Reid(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds), Robbie Kondor(Synth), Wendy Young(Harpsicord), Lew Soloff(Tp), Jon Faddis(Tp), Alan Rubin(Tp), Jim Pugh(Tb), Birch Johnson(Tb), Dave Taylor(Btb), jerry Peel(French Horn), Bill Hamilton(French Horn), John Clark(French Horn), Tony Price(Tuba), Trudy Kane(Fl), Steve Taylor(Oboe), Peter Simunauer(Cl), John Moses(Cl), Mitchell Estrin(Cl), Frank Morelli(Bassoon), John Beal(B), Gordon Gottlieb(Per), Adrienne Albert(Vo), Marlene VerPlanck(Vo), Mary Sue Berry(Vo), Terry Textor(Vo) - Brandenburg Concerto No.1 in F(BWV1046) 1. Allegro 2. Adagio 3. Menuetto-Palacca, Brandenburg Concerto No.3 in G(BWV1048) 4. Allegro-Moderato 5. Adagio 6. 2nd Allegro, Brandenburg Concerto No.5 in D(BWV1050) 7. 2nd Allegro

バッハのブランデンブルク協奏曲第1番(1-3曲目)、第3番(4-6曲目)、第5番(7曲目)を、ジャズとクラシックの両方から多数のミュージシャンが参加し、録音されたアルバム。日本制作で、ベニー・ゴルソンのアレンジ。原曲に近い部分とジャズの部分とがありますが、クラシック的な部分が多めで、かつ場面によってクラシック的にもジャズ的にも響く、フレキシブルな展開が印象的です。アレンジが緻密なので、聴いていて飽きません。その後こういう大掛かりなアルバムができにくくなっているので、貴重な記録だと思います。1曲目でも、クラシック的にはじまり、急に4ビートになる感じがなかなかいい。またクラシック的なバックのサウンドで、ジャズのソロがメロディアスに響いている場面も。何ヶ所かドラムソロもあります。

2016/12/18

Stardust/Benny Golson/Freddie Hubbard Quintet

Bennystar
マーヴィン・”スミッティ”・スミスの過去盤聴き6日目。この時期、彼はスティーヴ・コールマン、デイヴ・ホランド、ソニー・ロリンズのそれぞれのアルバムでも複数枚ドラムを叩いていて多忙なのですが、すでにコメントは手直し済みなので、どうしてもベニー・ゴルソン関係のアルバムが取り上げるのが多くなってしまいます。スミッティも’96年以降は露出度がかなり少ないし、ある意味日本では過去の人となっているので、興味ある人も少ないようですが、それでもM-BASEに関係したミュージシャンがあと少しで全部直し終わるので、頑張ります。気の長い話ですけど、ホームページ全体の過去盤聴き手直しも今日であと800枚(重複含む)にまで減りましたし。


Stardust/Benny Golson(Ts)/Freddie Hubbard(Tp) Quintet(Denon) - Recorded June 22-23, 1987. Ron Carter(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds), Mulgrew Miller(P) - 1. Stardust 2. Double Bass 3. Gipsy Jingle-Jangle 4. Povo 5. Love Is A Many Splendored Thing 6. Sad To Say 7. Far Away

ニューヨーク録音だけと日本制作のアルバム。フレディー・ハバード(4、7曲目)、ロン・カーター(2曲目)やベニー・ゴルソン(3、6曲目)のオリジナルとスタンダード(1、5曲目)をバランス良く配しています。今となっては大物が多く参加しています。6-7曲目のみCDに収録(LP併売)で、67分ほどあります。1曲目にゆったりはじまりミディアムの4ビートの「スター・ダスト」を持ってきたり、2曲目にカーターの当時のコマーシャル曲を持ってきたりと、ある程度聴きやすさと売れセンを意識していると思われます。それでもアドリブ・フレーズはやや辛口っぽい場面も。3曲目は民族音楽風テーマのアップテンポのジャズ。マーヴィン・”スミッティ”・スミスはバッキングでもドラムソロでもベテラン勢を相手に非常に元気のいいドラムです。

2016/12/17

Selections/Branford Marsalis

Branfordselections
マーヴィン・”スミッティ”・スミスの、参加作聴き5日目。今日のアルバムはブランフォード・マルサリスのベスト盤なのですが、もうこのタイミングでベスト?という感想と同時に、新録が6曲中2曲もあることに、今さらながら驚き。コマーシャル・ソングという事で、当時のタイアップしていた会社の意向も強いと思いますが、これが今のAKB商法につながると考えても、不自然ではないかもしれません。その2曲のために、当時3,200円も出して買ったんですね(消費税のまだない時期でしたが)。まあ、今となればその2曲も貴重な音源なので、処分するつもりはないですけど。ジャケ写がセンスいいですね。やはりそれも広告代理店とのカラミでしょうか。


Selections/Branford Marsalis(Ts, Ss)(Sony) - Released 1987. (1、2曲目のサイドマン): Ellis Marsalis(P), Lonnie Plaxico(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds), (5曲目のサイドマン): Mulgrew Miller(P), Ron Carter(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - 1. Steep's Yeek 2. Coming Home 3. Swingin' At The Haven 4. Royal Garden Blues 5. No Sidestepping 6. Dienda

ベスト盤ですが、1、2曲目はこのCDのために新たに録音されたもの。ベスト盤にしては収録時間が短く、トータル時間が40分ほどと短いのは、まだLPとの同時発売を意識しているからかも。どの曲もワン・ホーン・クァルテットになっているのは、彼のこだわりか、それとも自信のあらわれか。TVコマーシャル用だったらしく、1曲目はノリが良い4ビートのアップテンポの曲で、2曲目はメロディアスの8分の6拍子の曲です。1曲目後半にドラムソロがあります。5曲目は「シーンズ・イン・ザ・シティ」からの曲で、3-4、6曲目が「ロイヤル・ガーデン・ブルース」からの曲。この時期でもうベスト盤的なものを作って、しかも新曲が2曲入りというのは、やはりソニーの戦略だったのでしょうが、ちょっと早かったかな、という気もしています。

2016/12/16

Real Time/The Jazztet

Jazztetreal
マーヴィン・”スミッティ”・スミスの参加作聴き4日目。今日は昨日と同じ日に録音されたアルバムですが、こちらの方は、The Jazztetとだけ書かれています。有名な曲が多く、メロディが強調されているような気がしますけど、アドリブになると、ベニー・ゴルソンだけちょっとアグレッシヴに聴こえます。なかなかいいアルバムですが、今紹介しているアルバムたちが、まだ入手できるのかどうか、調べていません。これも30年前の録音だし、発売も’80年代のはずだし。まあ、どうしても、手直しの隙間のアルバムなんで、こういうこともあるかと思いますが、聴くのも久しぶりなんで、奥から探すのも大変だったりします(笑)。


Real Time/The Jazztet(Contemporary) - Recorded February 21-22, 1986. Art Farmer(Flh), Benny Golson(Ts), Curtis Fuller(Tb), Mickey Tucker(P), Ray Drummond(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - 1. Whisper Not 2. Sad To Say 3. Are You Real 4. Autumn Leaves 5. Along Came Betty

「Back To The City」と同じ日のライヴ録音。なぜこちらだけ「The Jazztet」名義なのかは不明。4曲目の「枯葉」以外は全曲ベニー・ゴルソンの作曲。有名曲が多い。ライヴなので、1曲平均10分と、収録時間が長め。1曲目のウイスパー・ノットはいつ聴いても渋くていい感じ。懐かしいけどアドリブに入ると’80年代の雰囲気も出ています。6分台と短めながら、しっとりとしていて静かなバラードの2曲目、このアルバムはアドリブも含めメロディで聴くべしとなるような、盛り上がりのあるアップテンポの4ビートで、ラストの方にドラムソロもある3曲目、ゴルソンのアレンジがいいと思えるスタンダードの、それも14分台もあって淡々と進んでいく4曲目、これまたおなじみのメロディで、安心して聴けるミディアムテンポの4ビートの5曲目。

2016/12/15

Back To The City/The Art Farmer/Benny Golson Jazztet

Artbackto
マーヴィン・”スミッティ”・スミスのサイド参加作3日目。ベニー・ゴルソン、アート・ファーマー、カーティス・フラーというフロントは、私のブログでは出てこなさそうなメンバーですが、この当時で過去の人かと思いきや、演奏もアレンジも’80年代後半の時代に乗っかって、バリバリの当時の現代的な雰囲気も併せ持っていました。ドラムス以外は、名前も知られたメンバーばかり。演奏も、当時のCDは音圧が低めなのを考慮すると、けっこういいんじゃないかと思います。あと、時々書いてあるものを見直すべきですね。Jazztetを間違えてQuartetと書いたまま、15年以上が経過してしまいました(汗)。今回やっと直しましたけど。


Back To The City/The Art Farmer(Flh)/Benny Golson(Ts) Jazztet(Contemporary) - Recorded February 21-22, 1986. Curtis Fuller(Tb), Mickey Tucker(P), Ray Drummond(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - 1. Back To The City 2. From Dream To Dream 3. Write Soon 4. Vas Simeon 5. Speak Low 6. Without Delay

ニューヨークのスイート・ベイジルのライヴ録音。ベニー・ゴルソン作が1-2、4、6曲目、アート・ファーマー作が3曲目(この曲のみ彼の編曲で他はゴルソン編曲)、スタンダードが5曲目。ライヴのサウンドバランスでドラムの音が少し小さいのが残念ですが、なかなか元気のいいドラムスです。アップテンポで’80年代らしいモーダルな演奏に迫力がある1曲目、甘いメロディが心にささる、ゆったりとしたバラードの2曲目、メロディアスでありながらテーマの3管ハーモニーがなかなかモダンな感じがする3曲目、少しミステリアスなメロディと4ビートのアドリブのノリがいい4曲目、スタンダードでちょっとひねってある5曲目、アップテンポの曲で、冒頭部分と中ほどに長いドラム・ソロがあり、これでもかというほど叩きまくっている6曲目。

2016/12/14

Manhattan Projections

Andymanhattan
マーヴィン・”スミッティ”・スミスの参加作過去盤聴き2日目。この後すぐにデイヴ・ホランド・バンドやスティーヴ・コールマンのグループに参加して、何枚も参加作を残しているのですが、このあたりアルバムコメントを直してしまっているので、これから紹介する彼の参加作は4ビート系が多くなってます。ここでのリーダー、アンディ・ジャフェという人はこのアルバム以外で聴いたことがないとは思うのですけど、今久しぶりに聴いてもどのオリジナルの曲もテーマのメロディを覚えています。メロディ・メイカーだったんですね。M-BASE関連のミュージシャンのアルバムコメントはホームページ初期に書いたのが多いため、恥ずかしいので、どんどん直していきたいですね。


Manhattan Projections(Break Time) - Recorded January 24, 1984. Wallace Roney(Tp), Branford Mardsalis(Ts), Andy Jaffe(P), Ed Jackson(As), Tom Olin(Piccolo, Bs), Lou Harles(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - 1. Manhattan Projection 2. Samba De Saudade 3. Dersu 4. So You May 5. Blues For Cannonball Adderly 6. The Scorpion

リーダーはアンディ・ジャフェ(元音楽大学教授)で、教え子だった人たちとのセッション。全曲彼の作曲。ウォレス・ルーニーやブランフォード・マルサリスら、今では有名な顔ぶれ(当時は新人)も。基本はオーソドックスなサウンドだけど、どの曲もメロディアスで印象的。メロディがなかなか温かくて今でもテーマを覚えている、4ビートのメインストリームな1曲目、アップテンポでマイナーのサンバで、最後のドラムソロ的な部分が割と印象的な2曲目、ややゆったりとした、ちょっと淡い感じのするサウンドの3曲目、5拍子のメロディがこれまた印象的でドラムソロがカッコいい4曲目、ややマイナーでスローな曲ですが、メロディと管のハーモニーがなかなか味わい深い5曲目、サンバ的でもあり、アップテンポで進む曲が爽快な6曲目。

2016/12/13

New York Second Line/Terence Blanchard & Donald Harrison Quintet

Terencenewyork
年内は追加で注文しなければ、あと国内盤が1枚だけという状況なので、繁忙期に差し掛かりつつも更新しないわけにもいかないため、久しぶりに過去盤聴きにいきます。あと806枚と考えるとうんざりもするけど、’99年のコメント直し当初の目的は、とりあえずM-BASEのミュージシャンのアルバムを直すことじゃなかったかなあ。とすると、このマーヴィン・”スミッティ”・スミスだけが残っていて、今日のアルバムを入れて11枚。これなら何とか。懐かしいアルバムを引っ張り出してきました。これ’85年発売のCDで、収録時間もわずか34分。LP主体の時代でしたからね。もう31年も前に発売かあ、と懐かしいです。マーヴィン・”スミッティ”・スミスは’96年を境にレコーディングにほとんど参加しなくなるので、古いアルバムが多くなると思います。


New York Second Line/Terence Blanchard(Tp) & Donald Harrison(As) Quintet(Concord) - Recorded October 15-16, 1983. Mulgrew Miller(P), Lonnie Plaxico(B), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - 1. New York Second Line 2. Oliver's Twist 3. I Can't Get Started 4. Duck Steps 5. Doctor Drums 6. Isn't It So? 7. Subterfuge

テレンス・ブランチャード作が2、7曲目、ドナルド・ハリソン作が1、4-5曲目、マルグリュー・ミラー作が6曲目、スタンダードが3曲目。マーヴィン・”スミッティ”・スミスは音数の多い、何でもできる柔軟性のあるドラマー。「新伝承派」は今は死語ですが、モーダルな感じが新鮮でした。セカンド・ラインのリズムをうまく利用しつつも当時の現代ジャズっぽさの濃いサウンドも持っている1曲目、アップテンポでモーダルな4ビートがカッコいい2曲目、ちょっとフレーズが不安定感も誘いつつ、サックスとピアノとのバラードのデュオの3曲目、メカニカルなテーマとモーダルなアドリブのアップテンポの4曲目、少し綾織り系の怪しげなサウンドを持つ5曲目、今っぽさもありつつきれいなバラードの6曲目、ラテン・ビートもあるスリリングな7曲目。

2016/12/10

New Heritage Of Real Heavy Metal II/NHORHM

Nhorhm2
西山瞳の、ヘヴィーメタルをジャズで聴くアルバムの第2弾が出ました。今年はBABYMETALのアルバムやBlu-rayである程度洗礼を受けたせいか、このアルバム、美メロが浮き上がるところも多いジャズに聴こえます。今回は2曲にホーンセクションを入れて、そのうちの1曲にはヴォーカルまで入れて、と賑やかですけど、それでも静かな部分の方も好きですね。いろいろ美メロが出てきますけど、個人的にはボーナストラックだった10曲目のThe ONEの後半部分のリフの繰り返しが頭に刻み込まれてしまいます。BABYMETALも強力な曲を持っているなあ、という印象。普通にエレクトリック・ベースの入ったピアノ・トリオとして聴けると思います。


New Heritage Of Real Heavy Metal II/NHORHM(Apollo Sounds) - Recorded September 3, 5-6, 20, 2016. 西山瞳(P)、織原良次(B)、橋本学(Ds)、田中充(Tp on 4, 9)、宮崎隆睦(As on 4, 9)、橋爪亮督(Ts on 4, 9)、池田雅明(Tb on 4, 9)、冠徹弥(THE 冠)(Vo on 4) - 1. Kings Of Metal/Manowar 2. Speed/Loudness 3. All Over The Nations/Helloween 4. Decadence Dance/Extreme 5. Beyond The Realms Of Death/Judas Priest 6. Iron Man/Black Sabbath 7. Nystery Of Babylon/西山瞳 8. Over The Hills And Far Away/Gary Moore 9. The Gift Of Music/Dream Theater Bonus track: 10. The ONE -Live Version-/Babymetal

西山瞳のヘヴィー・メタルのカヴァー・アルバム。曲名のところにグループ名が書いてます。ベースがエレクトリックのフレットレスの他は、生ピアノだし、ドラムスもジャズ用のセッティングなので、本物のヘヴィー・メタルのようなハードな面があまり見られず、逆に静かで抽出されたピアノの美メロが印象に残る曲が多いです。フレットレス・ベースのソロも楽しめますし。今回は、4、9曲目にホーン・セクションを配し、4曲目にはヴォーカリストも入れて、と賑やかな曲もありますけど、正直、両方好きなファン(少ないと思いますが)にはたまらない企画では。私はBABYMETALしか知りませんけど、十分元の曲の良さを抽出していると思います。これもまたジャズと思う。特にヘビメタのカヴァーという事を気にしないでも楽しめるアルバム。(16年12月7日発売)

2016/12/09

アコースティック・ウェザー・リポート/クリヤ・マコト/納浩一/則竹裕之

Kuriyaacoustic
12月は購入CD数が少ないのですが、国内盤が3枚、出てくると思います。まずはこの「アコースティック・ウェザー・リポート」から。このアルバム、11月30日の発売だったのが、28日に(ショップに入荷した頃でしょうか)、AmazonからCDの収録曲順と印刷の順番が違っていると連絡が来て、再制作するとのことで入手できたのは7日のことでした。それよりだいぶ早く出回っていたものは、その間違った盤かもしれないので、要注意です。さすが、クリヤ・マコトがメインになってアレンジした曲なので、けっこう洗練されていて、それでいてやや複雑な譜面を想像してしまいます。SACDとのハイブリッドなので、音質もいいんじゃないかな。ウェザー・リポートがこういう風に聴けるとは思わなかったなあ。


アコースティック・ウェザー・リポート/クリヤ・マコト(P)/納浩一(B)/則竹裕之(Ds)(Sony Music Labels)
Acoustic Weather Report/Makoto Kuriya(P), Koichi Osamu(B), Hiroyuki Noritake(Ds)(Sony Music Labels) - Recorded June 2 and 13, 2016. - 1. Cannon Ball 2. Elegant People 3. Havona 4. A Remark You Made 5. Palladium 6. Teen Town 7. Young And Fine 8. Birdland Bonus Track: 9. View The World

9曲目のボーナス・トラックのみクリヤ・マコトの作曲(TVのテーマ曲)で、あとはウェザー・リポートの曲がズラリ。作曲はジョー・ザヴィヌル(1、4、7-8曲目)、ウェイン・ショーター(2、5曲目)、ジャコ・パストリアス(3、6曲目)の曲に固まっています。テーマなどメロディ的なインパクトも大きいのですが、あえてアコースティック・トリオで演奏して、エレクトリックもパーカッションもなしというのが、面白いアイデアというか冒険的というか。1曲目では、アップテンポのモーダルな進行の部分もあって、しかもドラマチックな展開で、なかなか凝っています。アレンジは3人ないし2人でやっている曲もありますが、メインはクリヤ・マコトで、彼らしい曲に仕上がってます。やや複雑だけど洗練されてカッコいいウェザー・リポートの曲が聴けます。(16年11月30日発売)

2016/12/07

Meredith Monk/On Behalf Of Nature

2473
ECM New Series新譜聴き5日目。ECMの本家での発売は会社がクリスマス・シーズンであまり動かないせいか、年内の日本でのアルバムはこれで最後ではないかと思います。他レーベルのジャズのCDとかがなかなか届かないんで、結局5枚連続のNew Seriesになってしまいました。今日のメレディス・モンク、割と早い時期からECMで何枚もアルバムを発表していて、New Seriesなのにその独創性や即興的に聴こえる場面も多かったりして、ECM独特なボーダーレスの人になっているような気がします。パーカッションで参加のジョン・ホーレンベックもジャズの人だし。聴く人を選ぶかもですが、聴くとやはり印象深いので、ECM好きな人には外せないかもしれませんね。


Meredith Monk(Comp, Voice)/On Behalf Of Nature(ECM New Series 2473)(輸入盤) - Recorded June, 2015. Meredith Monk & Vocal Ensemble: Sidney Chen(Voice), Ellen Fisher(Voice), Katie Gessinger(Voice), Bruce Rameker(Voice), Allison Sniffin(Voice), Bohdan Hilash(Woodwinds), John Hollenbeck(Per), Allison Sniffin(P, Key, Vln, French Horn), Laura Sherman(Harp) - 1. Dark/Light 1 2. High Realm 3. Fractal Activity 4. Environs 1 5. Eon 6. Duet With Shifting Ground 7. Environs 2 8. Pavement Steps 9. Evolution 10. Ritual Zone 11. Water/Sky Rant 12. Memory Zone 13. Enrivons 3 14. Harvest 15. Dark/Light 2 16. High Realm Reprise 17. Fractal Mirror 18. Ringing 19. Spider Web Anthem

(16/12/06)’13年にメレディス・モンクが作曲。聴いた感じはジャズ色は全然ないものの、ヴォイスと、それをバックアップするかのようなやや控えめな器楽とによるECM的なインプロヴィゼーションの趣き。彼女らしさのトンガリ具合のあるボーダーレスな不思議なサウンド。ある面ではミニマルな雰囲気で、ある面では合唱的なサウンド、そして語り、叫び、つぶやき。どこまで記譜されたのか、核があって、その場で合わせたものかは不明。

2016/12/06

Gavin Bryars/The Fifth Century

2405
ECM New Seriesの新譜聴き4日目。今回発売されたものは、割と古い番号のものが多く、ある意味欠番になりそうなところの穴埋め的にも良かったと思いますが、買う方はあまりこういうことは関係ないかもしれませんね。今日のアルバムのGavin Bryarsは、現代音楽家なのかもしれませんけれど、昔の宗教音楽のようなサウンドを持った、ややヒーリング的な感じもするアルバムでした。このあたりクラシックのジャンルでも、ECMのジャズが好きな人が手に取りそうな感じもしますね。邦題にすると「5世紀」ってなるんですか。まあ、演奏のサックスは歴史が比較的浅い楽器ではあるけれども、架空のそれらしき空間にいるような気がします。


Gavin Bryars/The Fifth Century(ECM New Series 2405)(輸入盤) - Recorded July, 2014 and June, 2015. PRISM Quartet: Timothy McAllister(Ss), Robert Young(As), Matthew Levy(Ts), Taimur Sullivan(Bs), THE CROSSING: Donald Nally(Cond) - 1-7. The Fifth Century 8-9. Two Love Songs

(16/12/05)Gavin Bryarsは20-21世紀イギリスの作曲家。今回はタイトル曲が収録時間の大部分を占め、Thomas Traherneという17世紀イギリスの詩人の詩に曲をつけています。サクソフォン・クァルテットと女声合唱のたゆたうある種宗教音楽的な響きは、現代性もあるけれど、他のアルバムで聴くような、温度感の低いゆったりとしたサウンドになってます。「Two Love Songs」は女声のアカペラでの曲。聴きやすく、ヒーリング感あり。

2016/12/05

Eleni Karaindrou/David

2221
ECM New Seriesの新譜聴き3日目。そうこうしているうちに、またECM New Seriesが2日に2枚届きました。11月30日発売の国内盤ジャズが、制作上のミスがあって作り直しているそうで入荷、発送が遅れてます。このままいくとNew Seriesが5枚連続することになるかも。このアルバム、13年に発売されたConcert In Athens(ECM New Series 2220)と同じ日の録音なんですね。同時に発売されると、やはりうまくないかなあ、という大人の事情(?)で、今になって発売されたのかなあ、と思います。こちらの方は映画音楽ではなくて、18世紀の作者不詳の詩に歌詞をつけて、合唱団付きのオペラのようなサウンドになってますけど、分かりやすくていいですね。


Eleni Karaindrou/David(ECM New Series 2221)(輸入盤) - Recorded November 19, 2010. Kim Kashkashian(Viola), Irini Karagianni(Mezzo-soprano), Tassis Christoyannopoulos(Baritone), Vangelis Christopoulos(Oboe), Stella Gadedi(Fl), Marie-Cecile Boulard(Cl), Sonia Pisk(Bassoon), Vangelis Skouras(French Horn), Sokratis Anthis(Tp), Maria Bildea(Harp), Renato Ripo(Cello), Katerina Ktona(Harpsicord), ERT Choir, Antonis Kontogeorgiou(Choir Master), Camerata Orchestra: Alexandros Myrat(Cond) - 1. Overture 2. Repentance 3. Compassion 4. Devils 5. David's Entrance 6. The Good Things In Life 7. When I See 8. David's Lament 9. Repentance, Var. 10. Psaltes 11. Procession 12. Angel 13. Finale

(16/12/03)18世紀の作者不詳の詞に、エレニ・カラインドルーが曲をつけたもので、タイトルは「ダヴィデ」どのこと。ステージ・カンタータと書いてあります。44分ほどの歌曲の物語。大編成ですが、クラシックのように分かりやすいです。哀愁のあるサウンドが特徴のエレニですが、哀愁感たっぷりな曲もありますし、やや明るめな印象の曲も。オペラ的な落ち着いた歌も良く、気分が満たされます。ECM New Series 2220と同じ日の録音です。

2016/12/04

本家ECM Recordsのサイトのすごい網羅性

一昨日、本家ECM Recordsのサイトを覗いたら、けっこう網羅されていて、スゴいことになってました。以前はここまで詳しくなかったと思うけど。

現在、ECMの本家ホームページで、Catalogueの項目を選んで、そこのFormat、LPと選んでいくと、何と新旧のLPが(未CD化廃盤を含めて)全部掲載されてます。前は発売中のものしか掲載されてなかったような気もするのですが。どの番号がCDと併売後もLPで発売されていたかを含めて、格好の研究資料としても使えそうです。BOOKのところなども、興味深いです。

https://www.ecmrecords.com/catalogue

他にも年代別とか、時系列とか、Watt、Carmoなどのレーベル別とか、いろいろ見ることができるようですね。本家なんで、間違いもたぶんないでしょうし。そして、興味深いのが、番号順に並んでなくて、行ったり来たりしていることです。現在も新しい方は発売順に飛び飛びの順番で並んでいるので、これは過去も発売順と推測するのですが、どうなんでしょうか。それも、本家ならではの情報で、重宝します。LP時代のCDは、CDがあまり多くて過去までスクロールしきれませんでしたけれども、LPでの発売順かな?

おまけに、全部のアルバムではないにしろ、一部試聴もできるようになっているし、英文での各アルバムの説明など、英文が読めるか、手持ち、あるいはWebでの翻訳ソフトがしっかりとしていれば、これで十分情報的には足りてしまいますね。私のホームページやブログの出番はなくなりつつあります(笑)。

惜しいのは発売予告が出るのが大手通販などの方が早いことですが、両者を補完して使えば、情報としては十分入ってきます。今後、大いに利用していきたいと思います。また、詳しくは調べてないけど、日本独自企画のCDも、CDのところには入ってないんじゃないかと思います。当然といえば当然ですが。それでも日本作成の本、「ECM Catalog」も絶版ながらBOOKのところに並んでいましたねえ。

懸念のRichie Beirachを検索したら、ソロ3部作が出てこないので、ここでも抹消されたかと、一瞬心配になりましたが、Richard Beirachで検索したら出てきました。まあ、それぞれ違った検索結果が出てくるので、ちょっと検索に問題ありですが、よかった。

3901
(追記)ところで、最近出た10インチLPの「Antenna/David Virelles」(ECM3901)ですけど、レコードプレイヤーを持たない身としては、ちょっとつらいものがあります。こういうのがシリーズ化されるのであれば、レコードプレイヤーの購入も考えないとですね。

これは早速、中年音楽狂さんのブログに掲載されています。
http://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2016/12/david-viralles1.html

(追記17年2月19日)この10インチLPの音源、iTunesでMP3音源で売ってしましたので、ダウンロードして聴いてみました。自分で書いてみたい気もしますが、今までCD(映像のものはDVDやBlu-ray)でしかアップしたことがないので、少々様子見です。ダウンロード音源は他にも少々ですが持っていたりするのですが...。

2016/12/03

今年のCDの購入枚数

昨年(’15年)のCDを購入した枚数は以下の通りです。

ECM   53枚
輸入盤  42枚(ECMを除く)
国内盤  16枚(廉価盤を含む)
中古盤   4枚
DVD    1枚(ECMでした)

計    116枚

今年(’16年)の上半期(1-6月)は、

国内盤 24枚
輸入盤 25枚(ECMを除く)
ECM  25枚

計74枚。 国内盤が多いのは、ウィリアムス浩子のCDを8枚まとめて購入したことや、国内盤で値引きのある発売後半年以上経過のものをまとめ買いしたことも原因です。

今年の下半期(7-12月)も、追加がなければ(今後12月に届くCDも織り込み済み)、

国内盤 13枚
輸入盤 14枚(ECMを除く)
ECM  22枚
Blu-ray  3枚(BABYMETAL)
輸入盤  3枚(BABYMETAL)

計55枚。年間合計で

ECM  47枚
輸入盤 39枚(ECMを除く)
国内盤 37枚
Blu-ray  3枚(BABYMETAL)
輸入盤  3枚(BABYMETAL)

計129枚。今年はBABYMETALや国内盤のまとめ買いを除けば、昨年と同じぐらいと考えて良さそうです。特にECM以外の輸入盤で厳選買いが進んでいます。今年は下半期を中心に多少円高傾向にあったこともラッキーでした。それにしても、ECMの新譜が多いの、どうにかならないかなあ、と思います。Criss Crossも全部買いを続けてますが、そちらは年間10枚前後ですし。

(ご参考)一昨年(’14年)はこういう結果でした。

ECM   54枚
輸入盤  48枚(ECMを除く)
国内盤  22枚
中古版   2枚
DVD    2枚(2枚ともECM)の、合計128枚。
やっぱりこの時は円安が影響してますねえ。この年から厳選買いが強化されたような気がします。まあ、10年くらい前までのレーベル集めの時は年間200枚超えだったし、その後160枚前後で落ち着いた年が何年かありましたから、その時に比べれば少なく待ってます。。

2016/12/02

Andras Schiff/Encores After Beethoven

1950
ECM New Seriesの新譜聴き2日目。先日紹介したシフのベートーベンのピアノ・ソナタBOXの11枚目と内容は同じです。本編は当初’04-06年に収録されて、’05年から’08年にかけて発売されていたのですが、その番号が(ECM New Series 1940-49)になっていて、その次の番号を最近出たこのアンコール集のためにとっておいたというのが、ECMらしいというか、先を見ているんだなあ、と思います。しかもBOXのみにしかアンコールは入ってないよ、という事ではなくて、ちゃんと先に単品購入した人たちのために、このアルバムを用意しているし。ただ、アンコールだけだとCD単品では弱いので、発売が今になったのかなあ、とも。おかげで私は完全なダブり買いになってしまいましたが。BOXは表面上は買ったことにして、というのができない性格なもので(笑)


Andras Schiff/Encores After Beethoven(ECM New Series 1950)(輸入盤) - 1. Franz Shubert: Allegro Assi- E-flat Minor from: Three Piano Pieces D946, Recorded March 7, 2004. 2. Allegretto C Minor D915, Recorded November 28, 2004. 3. Wolfgang Amadeus Mozart: Eine Kleine Gigue G Major KV574, Recorded November 28, 2004. 4-5. Joseph Haydn: Sonata G Minor Hob XVI: 44 4. Moderato 5. Allegretto, Recorded February 27. 2005. 6. Franz Shubert: Hungarian Marody B Minor D81, Recorded April 24, 2005. 7. Ludwig Van Beethoven: Andante Favori F Major WoO57, Andante Grazioso Con Moto, Recorded December 4, 2005. 8-9. Johann Sebastian Bach: Menuet I and II, Gigue, From: Partita No.1 B-flat Major BWV825 8. Manuet I and II 9. Gigue, Recorded April 2, 2006. 10-11. Prelude And Fugue B-flat Minor BWV867 10. Prelude 11. FUhue, Recorded May 21, 2006.

(16/11/30)コンサート録音。ベートーベンは18-19世紀ドイツの有名な作曲家。アンドラーシュ・シフの、’04-06年にかけて録音されたピアノソナタ集の次の番号の欠番に、’16年になって、そのコンサートのアンコール集が発売されました。当時から企画はあったということ。シューベルト、モーツァルト、ハイドン、ベートーベン、バッハと、やはりアンコールも有名な作曲家の演奏です。曲によっては時間の関係か、抜粋の演奏もあり。

2016/12/01

私的2016年ベスト3

Ueharaspark
Pattheunity
Joshuanear
今年もベスト3の季節がやってきましたが、年々購入枚数が減ってきて、頭も固くなってきたせいか、ミュージシャンが定番化する傾向にありますね。特に上原ひろみは新譜が出るたびにベスト3にあげていたような気が。正統派ジャズが主流ではないし。まあ、いろいろな方が年末ベストをやるので、あちこち見てまわるのも面白いかと思います。


Spark/上原ひろみ(P、Key)(Telarc)
Spark/Hiromi Uehara(P, Key)(Telarc) - Recorded October 9-12, 2015. The Trio Project Featuring Anthony Jackson(B) And Simon Phillips(Ds) - 1. Spark 2. In A Trance 3. Take Me Away 4. Wonderland 5. Indulgence 6. Dilemma 7. What Will Be, Will Be 8. Wake Up And Dream 9. All's Well

全曲上原ひろみの作曲。今回は9曲で72分と、長尺な曲が多いです。Aliveでけっこうスゴいことになってきたなあと思ったら、さらにその上を行く複雑さとプログレチックなジャズ/フュージョンになっています。やはり変拍子が多い。タイトル曲の1曲目からして複雑なリズムと展開、その上を舞うメロディックかつメカニカルなピアノと、これは耳をひきつけて離さないサウンド。それでいてけっこうドラマチックだなあという思いも。結成5年というThe Trio Projectは、こっち方面では追随するものがいないのではないか。さらにアクロバティックになっていますが、先の読めない素晴らしい展開には驚きます。3曲目のように落ち着いた曲もあって変化に富んでいるけど、やはり彼女達ならではのサウンドです。8曲目はソロ・ピアノの演奏。(16年2月3日発売)


The Unity Sessions/Pat Metheny(G, G Synth, Electronics, Orchestrionics)(Nonesuch)(輸入盤) - Released 2016. Chris Potter(Ts, Ss, Bck, Fk, G), Antonio Sanchez(Ds, Cajon), Ben Williams(B), with Giulio Carmassi(P, Flh, Whistling, Synth, Vo) - [Disc 1] 1, Adagia 2. Sign Of The Season 3. THis Belongs To You 4. Roofdogs 5. Cherokee 6. Genealogy 7. On Day One 8. Medley [Disc 2] 1. Come And See 2. Police People 3. Two Folk Songs(#1) 4. Born 5. Kin 6. Bise Up 7. Go Get It

(16/05/19)CD2枚組。[Disc 2]2曲目がオーネット・コールマンとの共作、[Disc 1]5曲目がギターとサックスのデュオでのスタンダードの他は、パット・メセニーの作曲。基本この4人(もしくは5人)で、多重録音もあるのだろうけれども、2曲目で、昔のパット・メセニー・グループをほうふつとさせるようなサウンドになったのはビックリしました。ライル・メイズのキーボードがなくても、もはや不足感はないです。この後の場面でもアコースティック・ギター、あるいは抑制されたエレクトリック・ギターの出てくる場面があり、その曲の抒情性に一役かっています。もちろん4曲目のように盛り上がる場面もあるし、6曲目はフリーではじまる小品。8曲目のギター・メドレーはある意味懐かしい。パットは何を出してもどんな曲でも話題作になります。


Nearness/Joshua Redman(Ts, Ss) & Brad Mehldau(P)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded July and November 2011. - 1. Ornithology 2. Always August 3. In Walked Bud 4. Mehlsancholy Mode 5. The Nearness Of You 6. Old West

(16/09/26)ライヴ録音。2、6曲目がブラッド・メルドー作、4曲目がジョシュア・レッドマン作で、他はジャズメン・オリジナルかスタンダード。6曲で73分収録と、1曲あたりの時間が長め。なかなかいい感じのデュオが展開しています。2人のデュオは素晴らしい。壊れそうな雰囲気もあり、アプローチも冒険的な感じなのに、それでも安定して2人で突き進んでいくチャーリー・パーカー作の1曲目、8ビートでのメロディアスなロック的展開をしていく、今っぽいサウンドの2曲目、セロニアス・モンクの曲を彼らの独自解釈で突き進める3曲目、ミステリアスな速めの展開であるものの、引き込まれていく4曲目、切ない美しさを持つ16分もの静かなバラードの5曲目、やはりポップス的なビートとメロディを持っている少し自由な感じの6曲目。


「次点」
Black Orpheus/Masabumi Kikuchi(P)(ECM 2459)(輸入盤)
Rising Grace/Wolfgang Muthspiel(G)(ECM 2515)(輸入盤)
Aziza/Dave Holland(B)/Chris Potter(Ts, Ss)/Lionel Loueke(G, Vo)/Eric Harland(Ds)(Dare2 Records)(輸入盤)
マイ・ルーム・フォー・クリスマス/ウィリアムス浩子(Vo)(Berkeley Square Music)

「特別編」
A Multitude Of Angels/Keith Jarrett(P)(ECM 2500-03)(輸入盤)
20年前の録音なので、ノミネート外となりましたが、やっぱりいいと思います。

「ジャズ/フュージョン以外のベスト」
Live At Wembley/BABYMETAL(Toysfactory)(Blu-rayまたはDVD)
今年のマイ・ブームとなってしまいました。

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