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2016/08/31

The Future Of The Past/Satoko Fujii Orchestra

Fujiifuture
The Future Of The Past/Satoko Fujii(P) Orchestra(Enja) - Recorded September 20, 2001. Oscar Noriega(As), Briggan Krauss(As), Ellery Eskelin(Ts), Tony Malaby(Ts), Andy Laster(Bs), Natsuki Tamura(Tp), Herb Robertson(Tp), Steven Bernstein(Tp), Laurie Frink(Tp), Curtis Hasselbring(Tb), Joey Sellers(Tb), Joe Fielder(Tb), Stomu Takeishi(B), Aaron Alexander(Ds) - 1. Pakonya 2. Tatsu Take 3. Incompleted 4. The Future Of The Past/Straw Dance

藤井郷子のオーケストラ作品としては4作目。次から次へと音楽のアイデアが出てくるようで、ここでも彼女流のアヴァンギャルド、かつドラマ性のあるジャズを楽しませてくれます。沖縄の音階ともとれるような、エスニックな雰囲気でドラマチックに展開していく17分台の1曲目、要所要所に複雑なパターンの重いリズムがあらわれ、それが発展していく田村夏樹作のフリーなファンクの2曲目、沈んだ雰囲気でエキゾチックな哀愁も漂い、出だしからゆったりと盛り上がって、間に静かな自由なスペースもある13分台の3曲目、壮大といえばこれ以上壮大はないんじゃないかと思えるテーマ、各メンバーの自由なソロとまとまっていくアンサンブルの絶妙なバランスで進行していく物語の、タイトル曲の4曲目はメドレーで25分もの演奏。(03年5月23日発売)

2016/08/30

Vulcan/Satoko Fujii Quartet

Fujiivulcan
Vulcan/Satoko Fujii(P) Quartet(Libra Records) - Recorded April 16, 2001. Natsuki Tamura(Tp), Takeharu Hayakawa(B), Tatsuya Yoshida(Ds, Voice) - 1. The Sun In A Moonlight Night 2. Incident 3. Ninepin 4. Footstep 5. LH Fast 6. Neko No Yume 7. Explorer 8. Untitled 9. Junction

彼女のオリジナルは9曲中6曲。エレキベースの曲が多いです。ワールドっぽいようなヴォイスからはじまりフリーの展開から一転、トランペットが入ってカッコ良いエキゾチックなファンクに、再び静かな変化のある局面を経てラストがファンクの14分台の1曲目、田村作の静かな出だしの中にエネルギーを秘めつつ、やっぱり盛り上がる2曲目、不思議な拍子のワールド的なテーマを持つ、なだらかな部分でもパワーのある10分台の3曲目、静かに聴かせつつ緊張感のある4曲目、 たたみかけるようにせまってくる小品の5曲目、田村(Tp)と早川(B)のフリーでのデュオの6曲目、田村作の流れていきつつパワーの出てくる7曲目、ゆったりと哀愁漂いつつ中間部がファンクの8曲目、パワーで押しまくって中ほどが静かな9曲目。(01年7月13日発売)

2016/08/29

7月2日(土)出演のライヴ動画

7月2日(土)に、麻生市民館で行った麻生音楽祭でのライヴの公式YouTubeが出ましたので、リンクさせていただきます。昨年の時は知り合いが録画しておいてくれていたり、他の人が早くアップしてくれていたりしたので、公式YouTubeを待たずにアップしていました。今年はそういうことがなかったので、公式YouTubeのアップ待ち、ということになりました。

曲は、ジャズではなくて、オフコースの曲を3曲、6人で演奏しています。ただ、完全コピーでもなく、演奏は決められたところ以外は割と自由だし、コーラスもアレンジが施されています。ヴォーカル、コーラスに高音系男子(おじさんですが)が揃っているのも珍しいかもです。PAバランスが少し崩れていたにしても、内容的には分っていただけるんじゃないかと思います。


第31回麻生音楽祭2016〜THE VOICES〜ポピュラーコンサート

Clouds/Natsuki Tamura, Satoko Fujii

Tamuraclouds
Clouds/Natsuki Tamura(Tp), Satoko Fujii(P)(Libra Records) - Recorded February 14, 2001. - 1. Cirrus 2. Cumulonimbus 3. Stratus 4. Cirrocumulus 4. Altocumulus 6. Stratocumulus

全曲2人でのオリジナル。静かにデュオが展開していく場面が多いですが、これもフリー・インプロヴィゼーションか。出だしにヴォイスがあり、ゆったりと静かに2人で対峙しながら淡々とメロディが紡ぎ出されていく1曲目、静寂の彼方からやってきて徐々に密度を増しながら、中盤部で再び静寂 を経て、ラスト近くなって今度はフリーの感触で盛り上がる16分台の2曲目、 短調のしっとり系のトランペットのメロディではじまって、2人が寄り添うように静かに楽器を奏でていく3曲目、トランペットにお椀型のミュートをかけた演奏が印象的な、スペイシーな4曲目、フリーキーなトーンのトランペットと端正なピアノとの対比が印象的な静かな5曲目、やはりお椀ミュートのトランペットに、時々ピアノの合いの手が入る哀愁の6曲目。(02年3月20日発売)

2016/08/28

Ante Lucem/Iro Haarla

2457
ECMレーベル新譜聴き3日目で一段落。今回は3枚ともいわゆるジャズ色が希薄というか、他の要素が大きいというか。今日のアルバムもオーケストラの演奏が中心になっていて、サブタイトルでのジャズのクインテットの方だけの演奏の部分は多くないです。でも、その部分はクインテットとしてはカッコいいんですけれども。やっぱりメインのサウンドがオーケストラで、トータル66分の演奏というのは、どちらかと言うとNew Seriesを聴く人の方が向いているのかなあ、なんてことを思います。ただこういう傾向のアルバムはECMでは珍しくないので、ECMファンにとってみれば、あえて強調する部分ではないのかもしれません。


Ante Lucem/Iro Haarla(P, Harp)(ECM 2457)(輸入盤) - Recorded October 2012. Hayden Powell(Tp), Trygve Seim(Ss, Ts), Ulf Krokfors(B), Mika Kallio(Ds ,Per). Norrlands Operans Symfoniorkester, Jukka Lisakkila(Cond) - 1. Songbird Chapel 2. Persevering With Winter 3. ... And The Darkness Has Not Overcome It ... 4. Ante Lucem - Before Dawn...

(16/08/26)全曲フィンランド出身のIro Haarlaの作曲。サブタイトルに「for Symphony Orchestra and Jazz Quintet」とあり。ジャズ・クインテットの出る部分もあっても5人だけの演奏は多くなく(3、4曲目に少し長めのがあり)、オーケストラの方がメインのよう。ある意味New Series的なのですが、即興演奏も含むジャズ側での作曲と演奏もある程度あるということで、ECMとして出しているのは、テリエ・リピダルらのアルバムと趣旨は同じか。全体を通してジャズ側の管2人の音は目立っています。4つの部分からなる組曲で、’12年に発表したもの。ダイナミックな面もあるものの、やや静かな感じでもあり、ここでの温度感は低め。ただし、全般的に情熱を感じるような演奏です。こういう演奏はやはりECMでないと出せない曲かも。

2016/08/27

Rumi Songs/Trygve Seim

2449
ECMレーベル新譜聴き2日目。今日はTrygve Seimのリーダー作ですが、変則編成によるヴォーカルアルバム。13世紀のペルシャの詩人の詩を英訳にして歌にしています。ECMならそのままペルシャ語で歌うという選択肢もあったと思うんだけど、こういうやり方もあってもいいんじゃないかと思います。でも、これをジャズかと言うと、広い範囲でとらえないと、という面はあるとは思いますけれども。これも一般のジャズファンというよりはECMファン向けかな、とは思います。ただ、よそではやらないことをどんどんやっていく姿勢には好感が持てます。とりあえずこれを読んで買うかどうか決めていただくのが私の役目(?)になってきているような...。


Rumi Songs/Trygve Seim(Ts, Ss)(ECM 2449)(輸入盤) - Recorded February 2015. Tora Augestad(Vo), Frode Haltli(Accordion), Svante Henryson(Cello) - 1. In Your Beauty 2. Seeing Double 3. Across The Doorsill 4. The Guest House 5. Leaving Me Self 6. When I See You Face 7. Like Every Other Day 8. The Drunk And The Madman 9. Whirling Rhythms 10. There Is Some Kiss We Want

(16/08/25)全曲Trygve Seimの作曲ですが、詩は13世紀のペルシャの詩人Jelaluddin Rumiによります。歌詞は英語に翻訳されているのが、ジャケットのライナーで分かりますが、変則的な編成と合わせて、クラシック的な味もあったり、サックス、アコーディオン、チェロというのはなかなか魅力的で面白い。ただし、これがジャズかと言うと、便宜上ジャズの分野に分かれているだけであって、ECM的な ボーダーレスなヴォーカルアルバムだと思います。1曲目あたりの白っぽい乾いたサウンドは、ディノ・サルーシに通じる面もあるかもしれない。そんな中で、サックスはリーダーなだけに、前奏、間奏、歌伴などでなかなかいいフレーズを吹いています。神秘的な雰囲気も曲によって出ていますが、大部分は割と西洋的なサウンド。

2016/08/26

Atmospheres/Tigran Hamasyan/Arve Henriksen/Eivind Aarset/Jan Bang

2414
ECMレーベルの新譜3枚が届いているので、毎日連続はやってみないと分らないけど、とりあえず久しぶりの新譜聴きをしたいと思います。今月は忙しかったので、何だか感覚が取り戻せていないような気もしていますが。ティグラン・ハマシアンのECM2作目は共同名義になって、しかもCD2枚組。1枚を少し超えるだけの長さなので、何とか1枚にできなかったかとも思いますが、マンフレート・アイヒャーにとっては、どれも落とせなかったのだろうと思います。コミタスの音楽とインプロヴィゼーションがボーダーレスに続き、なかなか面白いサウンドを聴かせてくれますけど、やはりECMが好き、というフィルターが自分にかかっているのかも、とも思います。


Atmospheres/Tigran Hamasyan(P)/Arve Henriksen(Tp)/Eivind Aarset(G)/Jan Bang(Live Sampling, Samples)(ECM 2414/15)(輸入盤) - Recorded June 2014. [CD1] 1. Traces I 2. Tsirani Tsar 3. Taces II 4. Traces III 5. Traces IV 6. Traces V/Garun A 7. Traces VI 8. Garun A (Var.) [CD2] 1. Traces VII 2. Traces VIII 3. Shushiki 4. Hoy, Nazan 5. Traces IX 6. Traces X 7. Angel Of Girona/Qeler Tsoler

(16/08/25)[CD1]の2曲目、6の後半、8曲目、[CD2]の3-4曲目、7曲目後半がコミタスの曲で、Tracesとあるのが3人ないし4人でのインプロヴィゼーション。ティグラン・ハマシアン(アルメニア人)以外はノルウェー人で、コミタスの曲とインプロヴィゼーションとの境がないような、ゆったりとした神秘的でやや冷たい感じのサウンドが連なっていきます。派手ではないけれど、サンプリング(北欧ではジャズにけっこう取り入れられている)の効果が大きい感じ。神秘性を伴いながら、フリー・ジャズ的に少しだけ過激さを見せるところもあり。[CD2]1曲目とか。個性的なフレーズで、不思議な空間に連れて行ってくれます。ただ、基本的にこの編成で、多くの場面でこれでもかという感じで抑えつつの演奏。少し聴く人を選ぶかもしれない。

2016/08/25

Iroha-Uta Vol. 2/Itaru Oki

Okiiroha2
Iroha-Uta Vol. 2/Itaru Oki(Tp, Flh, Bamboo Fl, etc) Unit(筆不精企画) - Recorded September 13 and 16, 2000. Natsuki Tamura(Tp, Toys), Keizou Nobori(Ts), Satoko Fujii(P, Pianica), Hiroshi Funato(B), Jin Mitsuda(Ds) - 1. 16,9,2000 2. Toward 'To West' 3. Iroha-Uta Take 2

こちらの第2集の方は限定300枚のCD-R。第1集に収めきれなかった演奏のうちお蔵入りするのはもったいない曲を収録したとのこと。1曲目は全くのフリー・インプロヴィゼーションで、演奏自体も明らかにフリー・ジャズ色を鮮明にしていますが、場面場面で変化するサウンドが飽きさせず8分間を通して聴かせてくれます。2曲目は藤井郷子作曲の、Enja盤のピアノ・トリオ作でも有名な曲。こちらの方は6人編成で、演奏時間は21分ほどになります。サウンドの雰囲気もだいぶ違った感じになっているのですが、その自由度の高さと構築感がやはり絶妙なバランスで曲が成り立っています。3曲目はテイク2。出だしの純日本的なサウンドがなかなか印象的で、セリフも入っていますが実は硬派な曲。

2016/08/24

Iroha-Uta/Itaru Oki

Okiiroha
Iroha-Uta/Itaru Oki(Tp, Flh, Bamboo Fl, etc) Unit(筆不精企画) - Recorded September 13 and 16, 2000. Natsuki Tamura(Tp, Toys), Keizou Nobori(Ts), Satoko Fujii(P, Pianica), Hiroshi Funato(B), Jin Mitsuda(Ds) - 1. Sandrinella 2. Okesa-Yansado 3. L For B 4. Iroha-Uta 5. An Indian Cocks His Head For Yes 6. "West" 1 2

沖至ユニットで、邦題「イロハウタ」。2トランペットで6人編成。構築されたテーマの部分のメロディとリズムが印象的な、アドリブの場面では自由度が高く、しかもドラマチックに進んでいく1曲目、田村夏樹作の日本的なメロディを持っていながらも、静かな場面から徐々に盛り上がっていく2曲目、3分台と短いけれど、ハイスピードで突き進んでいくエネルギー満載の3曲目。4曲目のタイトル曲は16分台もの長さで、純日本的で古風なサウンド。前半のスペイシーな間や、能のようなセリフが印象的。タイトなリズムの後半も盛り上がります。5曲目の邦題は「インド人はイエスの時首をかしげる」ですが、テンポも速めでハードにジャズしています。6曲目は前半がきれいな明るいメロディのテーマで、バックがフリーになっても続きます。

2016/08/23

BABYMETAL

Babymetal
BABYMETAL(輸入盤) - Released 2015. Su-Metal(Vo, Dance), Yuimetal(Scream, Dance), Moametal(Scream, Dance) - 1. BABYMETAL DEATH 2. Megitsune 3. Gimme Chocolate!! 4. Iine! 5. Akatsuki 6. Doki Doki Morning 7. Onedari Daisakusen 8. Song 4 9. Uki Uki Midnight 10. Catch Me If You Can 11. Rondo Of Nightmare 12. Headbangeeeeerrrrr!!!!! 13. Ijime, Dame, Zettai Bonus Track: 14. Road Of Resistance 15. Gimme Chocolate!! - Live At 02 Academy Brixton, London

今回はアルバムコメントになってないのでお許しください。BABYMETALのファーストアルバム(US盤)が届いたので聴いているけど、けっこう面白い。アイドルとメタルの融合は、初めての企画だし、やはり世界にウケるだけのことはありまっせー、というような内容。アルバムの中身もバラエティに富んでいて、何回でも聴けますね。あまりこっち方面のジャンルは今まで聴いてないのですが...。これも値段の点から、輸入盤(US盤)を購入。

ここでは、バックバンドのクレジットがないので何とも言えないけど、打ち込み割合が高いそうだし、楽器の演奏は神バンド以外の人がほとんどやっているという情報もあって、それをライヴで神バンドがサウンドを再現しているのは、やはりメタル専門だけではなくて、オールラウンドなファーストコールを多く集めているのが功を奏したか、と思います。のし上がってきたグループに属するメタル専門のプレイヤーって、意外にあまりテクがない人もいるので...。

アルバムとライヴとの違いをあまり意識させない音作りのためか、欧米では特にファンを獲得したのも、むべなるかな、という感じです。アルバムはほとんど日本語で通してますが、それと歌謡曲的な曲で、その神秘性に欧米のメタルファンはハマってしまったのかな?

自分も、この時期ハマるだけの内容があるグループだと申し上げておきます。ただ、ファーストアルバム以前のCDシングルあたりはあまり興味がありませんけど。特にイギリスでのDVD(Blu-ray)は観ておいて損はないかも。

JUNCTION/Satoko Fujii

Fujiijunction
JUNCTION/Satoko Fujii(P)(ewe) - Recorded March 14, 2000. Mark Dresser(B), Jim Black(Ds, Pianica), Natsuki Tamura(Melodica) - 1. Junction 2. Go On Foot 3. He Is Very Suspicious 4. Ninepin 5. Humoresqueak 6. Eel 7. Caret 8. The Future Of The Past

全曲藤井郷子のオリジナル。4曲目の出だしのみ田村夏樹(Melodica)が参加。このトリオはフリー系でありながら共演が多かったので、キマるところはバッチリキマるし、緩急自在でまとまりが非常に良いトリオです。特にジム・ブラックのしなやかなドラムスが印象的。まとまりは1曲目のタイトル曲のノリの良い場面と静かな場面が同居する曲でも感じることができます。緊張感もなかなかな2曲目、静かながらギャロンギャロンとせまりくる3曲目、エキゾチックでドラマチックに展開していく11分台の4曲目、小品フリーの5曲目を経て、自由度が高いながらも構築された雰囲気のある6曲目、研ぎ澄まされたソロピアノでの小品の7曲目、重厚で迫力のある部分もある、14分台もの大作でけっこうフリーしている8曲目。(01年7月21日発売)

2016/08/22

April Shower/Satoko Fujii

Fujiiapril
April Shower/Satoko Fujii(P)(ewe) - Recorded July 14 and December 18, 1999. Mark Feldman(Vln) - 1. April Shower 2. Mirage 3. Inference 4. After You Have Gone 5. Then I Met You 6. In The Morning 7. In Parenthesis 8. I Know You Don't Know 9. The Snow Was Falling Slowly 10. Gnome 11. Nice talking To You 12. Behind The Notes 13. A Strange Piece Of News 14. Right Before You Found It 15. White Sky

ヴァイオリンとピアノという編成(7曲)で、ピアノの多重録音(4曲)あるいはピアノ・ソロ(4曲)の曲もあります。その演奏形態や発売元のジャンル分けでいくとクラシックのようなのですが、それっぽいところはあるにしても十分ジャズのフリー・インプロヴィゼーションに近い雰囲気。全15曲中2人の共作(フリー・インプロヴィゼーション)が3曲(7、11、13曲目)で、やっぱりフリーなのね、という大胆な曲調。他は彼女のオリジナル。3通りの演奏形態もうまく曲順が配列されていて、凛々とした緊張感が漂う中、個々の曲調は変化に富んでいて飽きさせません。6曲目のスペイシーなやや寒色系のしっとり感のあるソロ曲をはじめ、個人的にはソロ・ピアノが好みかも。でも、どの曲も印象的。(01年3月21日発売)

2016/08/21

Double Take/Satoko Fujii

Fujiidouble
Double Take/Satoko Fujii(P)(ewe) - (EAST) Recorded October 27, 1999. Sachi Hayakawa(Ss, As, Bamboo Fl, Per, Voice), Kunihiro Izumi(As, Toys, Voice), Hiroaki Katayama(Ts, Voice), Kanichi Matsumoto(Ts, Shakuhachi, Hose, Voice), Ryuichi Yoshida(Bs, Fl, Toys, Voice), Natsuki Tamura(Tp, Toys), Tsuneo Takeda(Tp, Voice), Yoshihito Fukumoto(Tp, Elec Tp, Toys, Voice), Yakao Watanabe(Tp, Gong, Wind Chime, Voice), Haguregumo Nagamatsu(Tp, Voice), Tetsuya Higashi(Tb, Voice), Gakutaro Miyauchi(Tb, Voice), Toshiki Nagata(B), Yasuhiro Yoshigaki(Ds, Tp) - 1. South Wind 2. Ruin -1The Desert 3. Ruin-2 The South Pole 4. Ruin-3 The Outer Space 5. Ruin-4 The Megalopolis 6. Okesa-Yansado 7. Sola-Sky (WEST) Recorded November 20, 1999. Oscar Noriega(As, Bcl), Bringgan Krauss(As, Cl), Chris Speed(Ts, Cl), Tony Malaby(Ts), Andy laster(Bs), natsuki Tamura(Tp), Dave Ballou(Tp), Steven Bernstein(Tp), Cuong Vu(Tp), Churtis Hasselbring(Tb), Joey Sellers(Tb), Joe Fielder(Tb), Stomu Takeishi(B), Arron Alexiander(Ds), DJ Fireforse(Turntable) - 1. Ruin -1 The Desert 2. Ruin-2 The South Pole 3. Ruin-3 The Outer Space 4. Ruin-4 The Megalopolis 5. Jog Wheel 6. Tobifudo 7. Exile 8. And Then-Sorekara

邦題「月は東に日は西に」。 日本とアメリカでのビッグバンドの録音がそれぞれCD1枚ずつに収められ、しかも「Ruin(破壊)」という30分以上の組曲が東西両方のテイクで録音 。壮大かつ想定されている情景が極限状況なので、かなり自由かつアグレッシヴな演奏。譜面にされていると思われる部分も興味深いですが、譜面どおりでなくてもOKとのこと。両者の表現の違いも面白い。「東」ではあまり日本風を意識していなくても、やはりどことなく日本的かも。同じフリーでも「西」の方がややスマートな表現か。でも両者とも混沌度は同じぐらい。「東」1曲目は沖縄風で、熱くしかも自由なドラマチックな曲。6曲目は出だしで日本風なヴォイスが飛び交います。「西」の5曲目以降もいろいろなタイプの曲があって、けっこう楽しめます。(00年3月21日発売)

2016/08/20

Toward, "To West"/Satoko Fujii

Fujiitowardto
実はEnjaの国内盤で出たこのアルバムが、藤井郷子初体験でした。何じゃこれは~、と今まで聴いたこともないようなトリオの、構築力のあるフリーでショックを受け、これをきっかけに彼女のアルバムを集め続け、70枚以上になる現在に至っています。


Toward, "To West"/Satoko Fujii(P)(Enja) - Recorded May 7 and November 3, 1998. Mark Dresser(B), Jim Black(Ds) - 1. Toward, "To West" 2. Shake Up And Down 3. Oscillation 4. Then I Met You 5. The Way To Get There

邦題「どんひゃら」。 全曲藤井郷子のオリジナル。1曲目は30分を超える演奏ですが、いやーぶったまげた。フリー系のピアニストですけれど、きっちり構築されたドラマチックかつフリーな展開。 徐々に盛り上がっていき、叙情的な部分もあって、押さえる部分はきっちり押さえてまとまります。ベースとピアノのユニゾンの部分も印象的。メロディにはなぜか日本的情緒を感じさせる部分もあって、飽きさせずに一気に聴いてしまいました。2曲目はギャロンギャロンとエネルギーがぶつかり合って後半静かになっていくフリーの曲。4分弱で急速調の3曲目も真剣勝負。なぜかピアノがけっこう美しく響く4曲目。ノリの良いリズムの上をピアノが絡んでいく5曲目。聴く人を選びますが、フリー系が好きならオススメ盤。(00年5月24日発売)

2016/08/19

Jo/Satoko Fujii Orchestra

Fujiijo
Jo/Satoko Fujii(P) Orchestra(Buzz)(輸入盤) - Recorded May 20, 1998. Oscar Noriega(As, Bcl), Briggan Krauss(As, Cl), Chris Speed(Ts, Cl), David Castiglione(Ts, Ss), Mike Sim(Bs), Jack Walrats(Tp), John Carlton(Tp), Dave Ballou(Tp), Natsuki Tamura(Tp), Joe Fiedler(Tb), Chrtis Hasselbring(Tb), Joey Sellers(Tb), Stomu Takeishi(B), Aaron Alexander(Ds) - 1. Jo 2. Kyu 3. Okesa - Yansado 4. Wakerasuka 5. Reminiscence 6. Jasper 7. Around The Corner 8. Sola

(03/06/15)西洋のメンバーのオーケストラ。日本的なタイトルが多く並んでいます。サウンドも確かに東洋的な面もあるかもしれないと思わせる自由なサウンド。タイトル曲の1曲目が「序」で2曲目が「急」。比較的ゆったりしたドラマチックな曲と、テンポが良く間にフリーがはさまった曲の流れです。これぞ日本のメロディというような、叙情的で徐々に盛り上がる田村夏樹作の3曲目、出だしは静かなインプロヴィゼーションと雅楽的なホーン、中間部からヴォイス、ファンクの組み合わせの田村作の4曲目、アンサンブルとフリーの妙味が聴ける5曲目、軽快に舞っているようなコンパクトな6曲目、サブタイトルが「竹田の子守唄」となっているフリーの7曲目、情景が浮かび上がってくるようなメロディが印象的な8曲目。

2016/08/18

Kitsune-bi/Satoko Fujii

Fujiikitsunebi
Kitsune-bi/Satoko Fujii(P)(Tzadik)(輸入盤) - Recorded May 7 and November 3, 1998. Mark Dresser(B), Jim Black(Ds) - 1. Hizumi 2. Sound Of Stone 3. Zauzy 4. Past Life 5. Bal-led 6. Drops 7. Moonlight/Sola 8. Kitsune-bi 9. This Is The Thing That I Have Forgotten

(03/06/15)7曲目前半以外は藤井郷子のオリジナル。早坂 紗知は3、5、8曲目に参加。なかなか興味深いレーベルでの録音。メンバー3人の自由な演奏が展開され、それでいてラストはビシッと決まる1曲目、内省的、時に感情が高ぶるピアノでのソロの2曲目、サックスとピアノで緊張感が増す小品の3曲目、エキゾチックな低音フレーズのラインが印象的なカッチリとした印象の4曲目、サックスとピアノのデュオの浮遊感を伴う落ち着いたサウンドの5曲目、キラキラするピアノのフレーズにずっしりとくるベースが寄り添う6曲目、スペイシーな哀愁の風景がしっとりと浮かぶ7曲目、サックスとのデュオで、メロディが妖しい美しさをはなつタイトル曲の8曲目、自己と対面して内面が紡ぎ出されるようなピアノソロの9曲目。

2016/08/17

Past Life/Satoko Fujii Sextet

Fujiipastlife
Past Life/Satoko Fujii(P) Sextet(Libra) - Recorded April 14, 1998. 田村夏樹(Tp, Vo, Per), 早坂紗知(As, Ss, Per), 青木泰成(Tb, Per), 永田利樹(B), 藤井信雄(Ds) - 1. Past Life 2. Yami 3. Okesa - Yan-Sado 4. The Sun Was Yellow 5. Bal-Led 6. Walden Pond 7. Gomadale

2-3曲目が田村夏樹の作曲で他は藤井郷子の曲。彼女にしては珍しくセクステットでの録音です。出だしと後半でメカニカルなリズムとベースラインが繰り返しあらわれてきてカッコ良く、中間部では静かなフリーの アドリブがある10分台の1曲目、浮遊感のあるテーマと中間部 はファンクで突っ走り、フリーになったり叙情性があったりとドラマチックな展開の2曲目、日本的なテーマとサウンドを持っているようで無国籍的な哀愁も感じる自由度の高い10分台の3曲目、ファンク風でノリの良い、しかもアヴァンギャルド度もある4曲目、渋めでマニアックなハーモニーを持つバラードの5曲目、 テーマは中間色の色合いで曲の起伏が大きい6曲目、物語性があり、自由度も構築度も高そうな11分台の7曲目。(99年3月28日発売)

2016/08/16

Looking Out Of The Window/Satoko Fujii

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Looking Out Of The Window/Satoko Fujii(P)(Ninety-One) - Recorded April 17, 1997. Mark Dresser(B), Jim Black(Ds) - 1. City Life 2. This Is The Thing That I Have Forgotten 3. The Sun Was Yellow 4. 210 5. Yad Nus 6. Loking Out Of The Window 7. Let's Get Out Of here

全曲藤井郷子のオリジナル。このメンバーでの初録音。しなやかで自由ながらまとまりのあるトリオの音も魅力的な10分台の曲。1曲目からフリーと構築力のバランスのとれたエネルギーを感じる事ができ、ドラマチックな展開は息をのみます。やや内省的ながらもやはり物語性のある浮遊感のある展開を示す10分台の2曲目、独特なキメのあるリズムをベースに比較的カッチリと飛翔していく感じの、やはりドラマ性のある12分台の3曲目、エキゾチックな急速調のメロディとドラムスとのデュオによる丁々発止の4曲目、静かな美しさをたたえる、アルコのベースとのデュオの5曲目、重々しいテーマではじまって危ういバランスの上を進んでいく起承転結のあるタイトル曲の6曲目、珍しく明るい8ビートのゴキゲンな7曲目。

2016/08/15

飛不動

Fujiitobifudo
藤井郷子氏のアルバム(リーダー作及び共演・参加作)は、ブログにはもう50枚以上掲載されているのですが、ブログの時期以前のものがまだ20枚以上掲載されてません。ホームページからの移行企画としては比較的やりやすいため、JMTレーベルに引き続き、この企画もやっていきたいと思います。こちらも、前ふりはなしで、CDコメントだけで行ってみたいと思います。


飛不動(自主制作盤) - Recorded March 11, 1992. 田村夏樹(Tp)、藤井郷子(P)、金井敬一(B)、見世秀麿(Ds) - 1. かげ 2. おけさ 3. ヤンサド節 4. カルラ 5. うたげ 6. 海の人 7. 飛不動

自主制作盤。作曲者名のクレジットがないのですが、曲のタイトルや日本的情緒を含んだような曲調からすると田村夏樹氏がメインのグループのような気がします。1曲目のように、フリーと構築された部分のうまい構成については、今とあまり変わらない感じ。ただ、2曲目以降オーソドックスな曲も多く登場するのがこのアルバムの特色。トランペットと、特にピアノについては、後年のものの方が研ぎ澄まされた個性と鋭さが増しているような気も。2-3曲目のように、また別のアルバムで登場する曲も、すでにこの時にありました。3曲目は、オーソドックスな日本的マイナーの叙情感あふれるバラード。4-5曲目もジャズというよりは日本のフォークミュージックの感触。タイトル曲の7曲目はダイナミックでリズミカル。

2016/08/11

Live At Budokan/BABYMETAL

Babybudokan
Live At Budokan/BABYMETAL(Amuse)(輸入盤) - Recorded March 1 and 2, 2014.

昨日紹介したLive In Londonからさかのぼること数か月、日本の武道館でのライヴ2daysを収めた演奏です。2日間の演奏は「Red Night」と「Black Night」に分かれて、特色を持たせてあります。

参加した神バンドのバックミュージシャンは:
大村孝佳(G), Leda(G), BOH(B), 青山英樹(Ds) と、Live In Londonの2つの公演のメンバーとも微妙に組み合わせが異なっています。こちらは日本でのライヴなので、観客はおとなしい感じ。歌う曲目も、もっと日本的なアイドル路線の曲がそれ以降のライヴよりも多めで、ここは時間がさかのぼっているからなのか、どうなのか。曲によってはメタル色のほとんどない曲もあって、このあたり、好みの点では分かれるところかもしれません。

このライヴはこれでけっこう面白いんだけど、なんで海外の方でウケているのかを知るには、その曲順や構成、アレンジなどを考えて、「Live In London」の方をまず聴くのがいいのかなあ、と思います。早く今年(’16年)のどこかの公演が出てくれないかな、とも思うのですが。

歌っているグループの3人、ここでも激しい振付のダンスを続けつつの歌で、一部YuimetalとMoametaruの2人での曲の歌がアテレコじゃないかと思ったのですが、こういう、アイドルのライヴならそれもありかなあ、と考えます。

前にも書いたように、このグループと神バンドに関してはネット上にかなり詳しいことが書いてあって、考察も深くなされているものがあります。なので、ここではBly-ray(DVD)を観た感じを載せられればいいかなあと。

メンバー3人とバックの神バンドは一体不可分のものなので、それぞれを取り上げて書くものではないのかもしれまんが、その一体感ゆえに、神バンドの入っている音源や映像については、今後も追いかけて行きたいと思います。

2016/08/10

Live In London - World Tour 2014/BABYMETAL

Babylondon
Live In London - World Tour 2014/BABYMETAL(Amuse)(輸入盤) - Recorded July 7, 2014. The Forum - Recorded November 8, 2014. 02 Academy Brixton

先日もBABYMETALについては取り上げたのですが、Blu-rayが2枚、入ってきました。値段の点と、逆輸入バンドのイメージがあるので、輸入盤を選んでます。ロンドンでの2公演で、時期が数か月ズレているため、神バンドのメンバーがそれぞれ違います。

The Forumの方は:
Leda(G), 藤岡幹大(G), BOH(B), 青山英樹(Ds)

02 Academy Brixtonの方は:
大村孝佳(G), Leda(G), BOH(B), 前田遊野(Ds)

となっています。今日入手したもう1枚のLive At Budokan/BABYMETAL(Amuse)(輸入盤)の他に、Blu-ray(DVD)が出ていますけど、それはバックが神バンドではなさそうなので、パスしてます。CDの方も、神バンドの演奏がバックではないんですよね。それでCDの方も入手は後回しになっていますが、これも輸入盤で注文中。

今回のBlu-ray、外国での公演ですけど、YouTubeの公式を含め、自分が観たYouTubeのライヴの演奏に近い映像とサウンドで、すんなりと楽しめました。アイドルもメタルも、実は自分にとって未知の分野に近いのですが、それが不思議に合わさって、魅力を生み出していますね。まあ、こういうのは欧米ではないから人気があっちで出るのかなあ、と思いながら楽しめました。元がJ-POPというか歌謡曲的な曲の作りのものが多いので、メタラー専門のミュージシャンも良いけれど、曲が難しいのがあるので、適度にオールラウンドでバカテクなミュージシャンを集めた方が効果的なのでは、と個人的には思っています。そういう意味では今のメンバー、いいですねえ。やはり目が行くのはベースのBOHさんかな。自分もベースを少し(少しだけです)やるのと、Atelier Z使いという点に興味あります。メタルでピック弾きを一切やらないですし。

それと、メインはやはり女の子3人であって、歌かな、と思います。リードヴォーカルのSu-Metalの声は実にサウンドに合っているし、3人のダンスはバッチリだし。やはりカリスマ性は、ありますね。日本ではアイドルバンドの位置づけの方が外国より強いのでは、と思いますが。自分はバックバンドの方にも相当耳が行ってしまいますけど。なかなか面白い映像です。惜しいのはもう2年前になってしまっていて、今を感じるには、やはりライヴしかないのかな、とも思えます。まあ、自分の歳が歳なので行かないですけどね。

ところで、ところどころに出てくるキーボードやシンセサイザーはライヴでも事前の打ち込みでいいのかなあ、などと、いらぬ心配をしてしまってますけど、流れとしては自然ですね。

2016/08/04

ブログ夏休みモード

この4月から、JMTレーベル81枚のホームページからのブログ移行もあって、毎日更新、あるいは1日2回更新が続いていたのですが、実はここ数年間は更新間隔があいていて、毎日更新というのは珍しいことになっています。

2年前の8月は、母が亡くなったこともあって、四十九日までの約2か月間、CDに関する更新はストップしていますし、去年の8月は、後半はアルバムコメント手直しで旧作CD聴きが活発にはなっているものの、前半はやはり仕事の繁忙期のせいか毎日更新ではなかったでした。

昨日の分のアップをもって、手持ちCDがなくなった(8月中に到着する予定のCDも少ない)のと、今年8月は例年になく仕事が忙しくなっていて、お盆休みもとらない予定なので、ホームページから移行のアイデアもいくつかあるにしても、あまり時間をかけている余裕がないので、毎日更新にこだわらないで、再びマイペースの更新に戻そうかと考えています。勝手ながらよろしくお願い申し上げます。

2016/08/03

Sarabande/Fred Hersch

Fredsarabande
フレッド・ハーシュの旧譜で、今年にSunnysideから再発されたもののようです。このアルバムを探している方は、まだ間に合うかも。このアルバムは’86年の録音なんですよね。チャーリー・ヘイデンの参加があったので、買ってみました。ただ、一度注文するも、その時はなかなか入荷せずに、いったん断念してキャンセルしました。今回、注文するときにもう1枚必要だったため、これを探したらズバリ在庫有りだったので、今回はすんなり入ってくれましたけど。ドラムスにジョーイ・バロンというのも購入動機としては大きかったです。なかなかいいメンバーですよね。アルバムもなかなかでした。


Sarabande/Fred Hersch(P)(Sunnyside)(輸入盤) - Recorded December 4 and 5, 1986. Charlie Haden(B), Joey Baron(Ds) - 1. I Have Dreamed 2. Enfant 3. The Peacocks 4. What Is This Thing Called Love? 5. Sarabande 6. This Heart Of Mine 7. Child's Song 8. Blue In Green 9. Cadences

(16/07/31)フレッド・ハーシュ作は3曲(5、7、9曲目)で、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。チャーリー・ヘイデンがベースで加わっていて、割と繊細でスマートなハーシュのピアノに、訥々とした感じでベースを弾いているのが印象に残ります。スタンダード関係は予想した通り、過度な装飾を加えないで、それぞれのやり取りの中で、時に淡々と、時に流れるように曲が進んでいくので心地良いです。ヘイデンの個性がうまく生きています。4、6曲目のように豪快なアップテンポや、ややアップテンポの4ビートもいい感じ。淡いサウンドのバラードで、繊細に音が紡ぎだされていくタイトル曲の5曲目、陽が差し込むような明るい流れるような8ビートの7曲目、明るくメカニカルなメロディとリズムをテーマに持つ、フリー的な9曲目。

2016/08/02

Convergence/Warren Wolf

Warrenconver
新譜が(もう一つは再発だけど)2枚あるので聴いていきたいと思います。Warren Wolfのリーダー作は、これが聴くのがはじめてで、クリスチャン・マクブライド参加作で聴いたことがあります。ヴァイブラフォン、マリンバ、フェンダーローズ、ピアノといろいろ弾ける人で、曲ごとに編成を変えたりして変化を持たせています。10-11曲目あたりは、音数からすると、ヴァイブラフォンとマリンバの多重録音じゃないかなと思いますが、とりあえずコメントのところにはトリオ、ソロ、というように書いておきました。実はジョン・スコフィールドやブラッド・メルドーが参加していなかったら、スルーしていたかもしれないアルバムではあります。


Convergence/Warren Wolf(Vib, Marimba on 5-6, 9-11, Key on 2, 9, P on 9)(Mack Avenue)(輸入盤) - Released 2016. Christian McBride(B on 1-3, 5-10), Brad Mehldau(P on 1-2, 4-5, 7), John Scofield(G on 1, 7) Jeff "Tain" Watts(Ds on 1-2, 5-10) - 1. Soul Sister 2. Four Stars From Heaven 3. King Of Two Fives 4. New Beginning 5. Cell Phone 6. Montara 7. Havoc 8. Tergiversation 9. Knocks Me Off Of My Feet 10. A Prayer For The Christian Man 11. Stardust/The Minute Waltz

(16/07/31)4、6、8-9、11曲目以外はウォーレン・ウルフの作曲。黒っぽいけどちょっと淡いジャズ。ジョン・スコフィールドとブラッド・メルドーの参加がうれしく、彼らが入ると、ソロなどもうその色にしまってしまう。1曲目のギターもそう。2曲目は出だしがドラマチックな11分もの曲で聴きごたえがありますが、メルドー節が聴けるかと。軽快な4ビートでのベースとのデュオの3曲目、ピアノとのデュオで渋いバラードの4曲目、アップテンポの4ビートで、カッコいいノリの5曲目、トリオでの8ビートの渋い6曲目、テーマのメカニカルなアプローチがいいジョン・スコ参加の7曲目、トリオでアップテンポの4ビートの8曲目、メロディアスな8ビートの、多重録音をしている9曲目、トリオで渋めのバラードの10曲目、ソロで締めくくる11曲目。

2016/08/01

BABYMETALに、今なぜかハマる

J-POPメタルグループ(?)の、BABYMETALの人気の逆輸入現象、耳にはしていたけど、やっと、どんな音楽をやっているのかYouTubeで観て、そしていろいろと検索して昨日1日聴いたり調べたりしていました。そしてはっきり言って、ハマりました(笑)。まあ、主だった情報は、よそにいろいろ書いてあるからそれぞれ検索していただくとして、さくら学院というアイドルグループに’10年に「重音部」というのが出来てその後3人体制になり、’11年にさくら学院から離れてグループが出来上がったらしいです。そして、当初はバックバンドはなくて、骸骨姿の楽器を持っている人が弾いたふりをしている時期もありました。’13年に全曲バックバンド付きの生演奏でのライヴが行われるようになり、どんどん海外に進出して、今に至るようです。

実はこういう感じでジャズ・フュージョン以外の分野にハマっていったことがあって、「ブルータートルの夢」時代の’85年ごろのスティング、これはバックバンドにブランフォード・マルサリス、ケニー・カークランド、ダリル・ジョーンズ、オマー・ハキムと一流どころが揃っていて、そこから一気に何度もこのあたりのアルバムを聴くようになったこと。自分はメタルどころか、ロックの素養も多くないです。それからSMAPなんですけど、’95年ごろか、「008」とか「COOL」あたりで、バックミュージシャンに海外有名どころのジャズ・フュージョンのミュージシャンを使って贅沢なレコーディングをするようになり、このあたりのアルバムも何枚か持っています。

今回のBABYMETALも、自分自身は「神バンド」(メタルの神「キツネ様」によって召喚される設定)と呼ばれるバックミュージシャンの方に目が行ってしまい、一流どころなので、そのグループのアイドル性と本物のメタルを(こっち専門の方には異論もあるでしょうが)演奏するバックバンドに非常に興味を持ちました。今のところベース以外のギターとドラムスは複数の人がサポートをしているようです。海外で通用する本格的な演奏ができる一流ミュージシャンばかりだそうで、自分の今までの興味と違うのは主にロックミュージシャンだということでしょうか。特にベーシストのBOHさんに目が行きましたけど、聴いているとメタルを弾いていてもほんの少しファンクの匂いがしてました。ベースもAtelier Zの6弦ベースだし。調べてみるとやっぱりメタルだけの人ではなかったんですね。他の人も含め、他のジャンルと掛け持ちの人もいますが、その演奏の塩梅が非常に素晴らしいです。アイドルとメタルの組み合わせは海外にもないので、それで人気が出たのも一因ですが、海外で非常に人気なので、やっぱり聴くしかないなあ、と。どっちみち歌と演奏のトータルでいい結果を残しているので、分けて考えるのもちょっと変ですね。いい歳しておかしくなったんじゃあ、と思わないでください(笑)。

早速輸入盤でCDとBlu-rayをいくつか注文してますが、在庫切れのものもあるので、入手はしばらく先になるかもしれません。輸入盤が豊富なので、値段も比較的安価で済みましたし。ただ、どんどん進化しているので、今になって’14年の映像を観て、参考になるのか、という点はちょっと心配ですが。BABYMETALのYouTubeはいろいろ出てくるので、今回は貼り付けませんけど、BOHさんと神バンドのメインやサブのメンバーで演奏している「仮バンド」というのがあって、そこに桑原あいも参加している、という長時間のダイジェストがありました。普段はこういう演奏をしているのかあ、と思いました。カッコいい。


(追記)BABYMETALに関するブログでは、すでにそれに専門化しているところや、かなり深い考察をしているところがいくらでもあります。なので、自分は今までのペースなんですが、ジャズに関しても、これでいいのかという反省点が山積している状況。昔はこれで流れを作れても、今、通用しないかも、という点で、いい反省材料になりました。

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