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2016/06/30

Tea Times/大西順子

Onishiteatime
今月購入した国内盤新譜です。彼女のアルバムなら、期待値はけっこう高いです。菊地成孔が関わっているということで、彼のセンスには脱帽なんですが、一抹の不安も。それは8-9曲目のラップ曲で、自分のように20-30年前の新譜を聴いていた世代には、当時にもジャズやファンクにラップの曲が入っているということはあったので、驚くことはないんですけど、歌詞を見ると日本語もある。聴いた感じは何語か分らないような感じもあるけれど、はっきり日本語が聞こえるところもあるので、どんなもんかなあと。まあ、総じてアルバムのレベルは素晴らしいので、8-9曲目をエディットして聴くということもあるだろうかな、と思います。


Tea Times/大西順子(P)(Sony Music Artists/Taboo)
Tea Times/Junko Onishi(P)(Sony Music Artists/Taboo) - Released 2016. Terreon Gully(Ds) Yunior Terry(B), Horns: Tokuhiro Doi(As, Cl), Kazuhiko Kondo(As), Ryoji Ihara(Ts, Fl), Masakuni Takeno(Ts), Kei Suzuki(Bs), Eijiro Nakagawa(Tb), Nobuhide Handa(Tb), Ryta Sasaguri(Tb), Koichi Nonoshita(Btb), Eric Miyashiro(Tp), Koji Nishijima(Tp), Masahiko Sugasaka(Tp), Atsushi Ozawa(Tp), Yosuke Miyajima(G), N/K From Jazz Dommunisters(Rap on 8), OMSB from Shimi Lab(Rap on 8-9), JUMA from Shimi Lab(Rap on 9), Sara Yoshida(Cho on 9), Ayumu Yahaba(Cho on 9), Miho Hazama(Horn Section Arrange on 5), Ryoji Ihara(Transcription arrange, Ts, Fl on 4) - 1. Tea Time 2 2. Blackberry 3. Tea Time 1 4. Chromatic Universe 5. GL/JM 6. The Intersection 7. Varoline Champtier 8. Malcom Vibraphone X ft N/K OMSB 9. U Know ft OMSB JUMA 10. Fetish

2度目の復帰作。4曲目がジョージ・ラッセル作で、6曲目が挾間美帆作、他は菊地成孔作。ピアノ・トリオが主体ですが、ホーンが入るのが4曲目、ビッグ・バンド形態が5-6曲目、ラップの曲が8-9曲目と多彩。1曲目のトリオでのスピーディなアドリブの部分に入った時、このキレとスピード感はやはり大西順子のものだと実感。変拍子の曲もあり、全体的にダークな色調もあって、ノリノリで聴ける感じではあります。5曲目の狭間美帆作も、全体の中に溶け込んで、やはりダークでスリリングなサウンドになっています。ここまでは曲やプロデュースの勝利だと思います。ただ、最新のジャズまで聴いているわけではないので、ラップの曲の賛否は分れるところか(日本語があるし)。アルバムとしてのインパクトは十分あります。(16年6月22日発売)

2016/06/29

Blues And Ballads/Brad Mehldau Trio

Bradblues
7月上旬になるまでは新譜聴きを自粛しているつもりだったのが、周りでどんどんアップされていて、やっぱり自分もなるべく聴いていこうということに。6月末まで届いている分で、上半期ベスト3もやっているので、7月に入ってからの負担を減らす意味もあります。ブラッド・メルドーの新譜、このところは出てすぐCD化というわけではなく、録音してから寝かせておいて、しばらく経ったら違う録音年月のものを合わせてアルバムにする、ということが多いような感じです。何を出してもおそらくは素晴らしいとは思いますが、それをまた良いテイクで組み合わせているので、なおさら素晴らしいのかも。今回は、バラードというにはちょっと元気な曲がありますが、それでも、いいものはいい、ということで。


Blues And Ballads/Brad Mehldau(P) Trio(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded December 10, 2012(on 1, 4, 6-7) and May 12, 2014(on 2-3, 5). Larry Grenadier(B), Jeff Ballard(Ds) - 1. Since I Fell For You 2. I Concentrate On You 3. Little Person 4. Cheryl 5. These Foolish Things (Remind Me Of You) 6. And I Love Her 7. My Valentine

(16/06/28)オリジナルはなく、スローなブルースで1曲目がはじまり、スタンダード、映画音楽(3曲目)、ビートルズ(6曲目)、ポール・マッカートニー作(7曲目)など、多彩な演奏が続きます。文字通りバラード曲が多く、その表現力と相まって、なかなか聴かせてくれます。1曲目のブルースも、ブルージーではあるけれど、彼らしく洗練された感じもします。その他の曲もややスローな感じではあるけれど、バラードというにはちょっと元気な曲が多めかな、と思います。その中でも3、5曲目はしっとりとしてなかなかいいバラード。4曲目はチャーリー・パーカーの曲で、それっぽい雰囲気が出ていて、ミディアムの4ビート。メルドーのビートルズ好きは有名ですが、演奏がなかなか素晴らしい。7曲目の終盤でまたブルースになります。

2016/06/28

Summer Fruits(And Unrest)/Django Bates

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Summer Fruits(And Unrest)/Django Bates(P)(Bamboo) - Recorded 9-13, 1993. Eddie Parker(Fl, Bfl), Sarah Homer(Cl, Bcl), Iain Ballamy(Ss, As), Steve Buckley(Ss, As, Bcl), Mark Lockheart(Ts), Barak Schmool(Ts), Julian Arguelles(Bs), Sid Gauld(High Tp), Chris Batchelor(Tp), Dave Laurence(French Horn), Roland Bates(Tb), Richard Henry(Btb), Sarah Waterhouse(Tuba), Mike Mondesir(B), Stuart Hall(G, Vln, Per, Banjo), Martin France(Ds), Thebe Lipere(Per), Steve Watts(B) - 1. Tightrope 2. Armchair March 3. Food For Plankton (In Detail) 4. Sad Africa 5. Three Architects Called Gabrielle: Just What I Expected 6. Queen Of Puddings 7. Hyphen 8. Nights At The Circus 9. Discovering Metal 10. Little Petherick 11. March Hare Dance (Winter&Winter JMT Edition だと 065)

(99/02/27)ビッグ・バンドでの演奏とコンボでの演奏(3、5、7、10曲目)とがあります。ビッグ・バンドの方は通常のジャズの語法にとらわれず、アヴァンギャルドな部分もあったりユーモラス(6、8曲目のようなサーカスサウンドも)なアレンジもあったりと、非常に変化に富んでいます。彼のオリジナルばかりでアレンジはけっこう難しそう。実験的でもありますが、壮大で誰風でもないところがいい感じ。出だしからそのアバンギャルドな独自なサウンドに引き込まれます。色彩感覚は中間色系の複雑な味わい。コンボの演奏の方は難しそうな曲ながらファンク色が強い曲もあります(3曲目)。5曲目などは変拍子かつハイスピードでかっ飛んでいます。10曲目はしっとり系。変幻自在でスゴいながらも聴く人を選ぶアルバム。

2016/06/27

Sphere Music/Uri Caine

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Sphere Music/Uri Caine(P)(Bamboo) - Recorded April and May 1992. Graham Haynes(Cor), Don Byron(Cl), Anthony Cox(B), Kenny Davis(B), Gary Thomas(Ts), Ralph Peterson(Ds) - 1. Mr. B.C. 2. This Is A Thing Called Love 3. When The Word Is Given 4. 'Round Midnight 5. Let Me Count The Ways 6. Jelly 7. Just In Time 8. We See 9. Jan Fan (Winter&Winter JMT Edition だと 064)

初リーダー作。自在にさまざまなサウンドを見せていて演奏者としても、作曲面でもうまい。ちょっと器用すぎかも。1曲目はマッコイ・タイナーを思わせるようなピアノ、2曲目もピアノトリオで快調に演奏します。クインテットの3曲目、ドン・バイロンとのデュオで有名な曲をフリー風に料理している4曲目、トリオで美しい5曲目、ちょっとアグレッシヴなクラリネットも聴けるファンキーな6曲目、スタンダードのはず?の7曲目、さまざまな弾き方で料理している8曲目と続きます。9曲目はクインテットで飛ばしまくります。ゲイリー・トーマスは3、7、9曲目に、ドン・バイロンは1、4、6曲目に参加、ラルフ・ピーターソンは4曲目を除き参加。特にラルフ・ピーターソンの豪快なサウンドも大きい役割を果たしていると思います。

2016/06/26

Cuong Vu Trio Meets Pat Metheny

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いくらなんでも5月6日に発売になっているアルバムを放ってはおけないと思い、聴くことにしました。ここではやはりパット・メセニーの名前で買う人が多いと思います。でも、けっこうフリーに近いサウンドでもあるし、はっきりとパットのギターだと分かる部分も多くないので、そういうところを考えて、購入をしてください(ってすでに買う方は買っていると思いますが。)ベースの武石務は、過去のポール・モチアン・エレクトリック・ビバップ・バンドや藤井郷子オーケストラ・ニューヨークなどで聴くことができますが、やはり参加のバンドからしてもフリー系に強く、個性的な人。個人的にはこういうアルバム、けっこう好きなんですが。


Cuong Vu(Tp) Trio Meets Pat Metheny(G)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded February 4-6, 2015. Stomu Takeishi(B), Ted Spoor(Ds) - 1. Acid Kiss 2. Not Crazy (Just Giddy Upping) 3. Seeds Of Doubt 4. Tiny Little Pieces 5. Telescope 6. Let's Get Back 7. Tune Blues

(16/06/25)5曲目がパット・メセニーの作曲で、7曲目は他人のブルース、他は全曲Cuong Vuの作曲。彼はパット・メセニー・グループにも在籍したので、その縁でのメセニー参加か。ギターも過激な場面が多い。ベースはエレキ・ベースだけどフリー系に強い人。フリー的な自由な空間を泳ぎ回ってその後ファンク的になっていく1曲目、はっきりとギターらしいフレーズが、やはりフリーファンクをバックに聴ける、これもアヴァンギャルドな2曲目、ビート感の割とはっきりとしている明るめなファンクの3曲目、流れるように緊張感を持ちながら盛り上がっていく4曲目、叙情性のあるメロディと自由さに挟まれた5曲目、ゆったりとしたリズムで牧歌的なメロディが続いていく6曲目、ブルースだけどダークでミステリアスな雰囲気の7曲目。

Travelin' Light/Gabrielle Goodman

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Travelin' Light/Gabrielle Goodman(Vo)(Bamboo) - Recorded February 1993. Don Alias(Per), David Bunn(P), Tony Bunn(B), Mike Cain(P), Anthony Cox(B), Kevin Eubanks(G), Mark Feldman(Vln), Barry Miles(P), Wolfgang Muthspiel(G), Ruben Rodriguez(Ss, Ts), Gary Thomas(Ts, Ss), Buddy Williams(Ds) - 1. Travelin' Light 2. Cherokee 3. Over The Rainbow 4. Manila 5. Never Too Late 6. Someone To Watch Over Me 7. Blues Walk 8. My Funuy Valentine 9. Use Me 10. Don't Explain (Winter&Winter JMT Edition だと 063)

長年ロバータ・フラックのバックをつとめていたガブリエル・グッドマンのファースト。ほとんどがスタンダードですが、メンバーがメンバーなので、一筋縄でいかないところが面白い。ヴォーカルは超絶的。1曲目はバラードですがすごく声がのびる部分も。2曲目はこれでもか的な演奏で盛り上がり、3曲目はギターとサックスとのトリオで渋い演奏。渋めでポップな魅力があるオリジナルの4曲目、ゴキゲンなボサノヴァの5曲目、スローテンポで攻める6曲目、壮絶なスキャットとサックスの掛け合いの7曲目、渋く歌唱力が光る8曲目、ポップスの9曲目。そして10曲目はケヴィン・ユーバンクスとのデュオでさらに渋くキマります。ゲイリー・トーマスは1-4、6、7、9曲目に、マイケル・ケインは1、2、7曲目に参加。

2016/06/25

Little Motor People/Hank Roberts

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Little Motor People/Hank Roberts(Cello)(Bamboo) - Recorded December 1992. Django Bates(P, Synth, Tenor Horn), Arto Tuncboyaciyan(Per, Vo) - 1. Saturday/Sunday (1-1. Day Dream Dance 1-2. Beer Hall Commentary 1-3. On The Job 1-4. Dark Hours 1-5. Sunday (Three Archetyapal Clowns Play Volley Ball On A Sunny Afternoon)) 2. Somewhere Over The Rainbow 3. Only Minutes Left 4. My Favorite Things 5. Little Motor People 6. Donna Lee 7. Black As A Sunny Day 8. Autumn Leaves 9. 30's Picnic (Winter&Winter JMT Edition だと 062)

(99/09/03)9曲中5曲がハンク・ロバーツの作曲ないしは合作。チェロとピアノとパーカッションという変則的な組み合わせで、当然のごとく変わったサウンド。ジャズを超えて様々な要素が入ってきています。1曲目は18分の組曲で、シリアスと言えばシリアスですが、変化に富んでいる?ことは間違いありません。2曲目、のどかなスタンダードで半分冗談的。3、7曲目はフリーインプロヴィゼーション風。有名な曲でチェロのピチカートのテーマが何となく微笑ましい4曲目、これまた変化に富んでいてとっつきにくいタイトル曲の5曲目、ユーモラスな「ドナ・リー」の6曲目、この編成にしてはオーソドックスな「枯葉」の8曲目。ある程度凝った構成の9曲目。スタンダードなどが何曲かあっても、一般向けではないことは確か。

2016/06/24

Paul Motian And The Electric Bebop Band

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Paul Motian(Ds) And The Electric Bebop Band(Bamboo) - Recorded April 1992. Joshua Redman(Ts), Brad Schoeppach(G), Kurt Rosenwinkel(G), Stomu Takeishi(B) - 1. Shaw-Nuff 2. I Waited For You 3. Dance Of The Infidels 4. Darn That Dream 5. Hot House 6. Dizzy Atmosphere 7. Scrapple From The Apple 8. Scrapple From The Apple 9. Monk's Dream 10. 52nd Street Theme (Winter&Winter JMT Edition だと 061)

エレクトリックな編成でビパップを演奏するという大胆かつ楽しい企画。エレキギターが2人とエレキベース(日本人です)が加わっていて、ポール・モチアンのスコンスコンいうドラムスとともに、全体のサウンドがユニークです。チャーリー・パーカー、ディジー・ガレスビー、セロニアス・モンクらの曲が並びます。若いメンバーを起用している中にジョシュア・レッドマンも。当時は新人でしたが堂々としたサックス。彼だけ正統派のような気もします。若きカート・ローゼンウィンケルも参加。内容は本当にゴキゲンなビバップという感じの曲が多いですが、中には2、4曲目のようにシットリとしたメロディアスな曲も加わっています。5曲目はけっこう面白い展開。7、8曲目は同じ曲の別テイク。 試みとしては面白い。

2016/06/23

Diminutive Mysteries (Mostly Hemphill)/Tim Berne

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Diminutive Mysteries (Mostly Hemphill)/Tim Berne(As, Ts, Bs)(Bamboo) - Recorded September 1992. David Samborn(Sopranino, As), Marc Ducret(G), Hank Roberts(Cello), Joey Baron(Ds), Herb Robertson(Tp, Cor, Flh), Mark Dresser(B) - 1. Sounds In The Fog 2. Serial Abstractions 3. Out, The Regular 4. the Unknown 5. Writhing Love Lines 6. Rites 7. The Maze (For Julius) 8. Mystery To Me(Winter&Winter JMT Edition だと 060)

何とデヴィッド・サンボーンがもう一人のサックス奏者として参加していますが、彼を除けば全員JMT側の人脈。サウンドは完全にティム・バーンの路線で、決してポップなものではありません。7曲目を除いて全てジュリアス・へンフィルの曲を取り上げています。どこが彼の曲なの?と思わせるところもある反面、不思議とテーマ(を思わせる部分)は印象に残ったりします。抽象的なサウンドの展開はフリーなのか書かれたものなのか判然としませんが、独自な展開。7曲目はティム・バーンのオリジナルで21分台の大作。フリーっぽく抽象的ながらドラマチックに展開して、後半の粘り気のあるドラムスが印象的です。ラスト8曲目はサンボーンが比較的自分のペースで吹いていて、少々ホッとします。

2016/06/22

Trace Of Trane/Peter Herborn

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Trace Of Trane/Peter Herborn(Arr)(Bamboo) - Recorded February 4-13, 1992. Gary Thomas(Ts, Fl), Robin Eubanks(Tb), Marc Ducret(G), Mark Helias(B), Tom Rainy(Ds), Andy Haderer(Tp, Flh), Klaus Osterioh(Tp, Flh), John Marshall(Tp, Flh), Rick Kiefer(Tp, Flh), Bob Bruynen(Tp, Flh), Dave Horler(Tb), Ludwig Nuss(Tb), Bernd Laukamp(Tb), Edward Partyka(Tb), Heiner Wiberny(Reeds), Stephan Pfeifer(Reeds), Olivier Peters(Reeds), Rolf Romer(Reeds), Paul Peucker(Reeds), Frank Chastenier(P) - 1. Mt Favorite Things 2. Impressions 3. Naima 4. Acknowledgement (Part 1 From Love Supreme) 5. Love - To Be - The Drum Thing 6. Resolution (Part 2 From Love Supreme) (Winter&Winter JMT Edition だと 059)

ジョン・コルトレーンの曲を超コンテンポラリーなビッグバンド・アレンジにしたアルバム。ピーター・ハーボーンのアレンジは斬新で、幾重にも重なる複雑なハーモニーは一聴の価値があると思います。1曲目は有名な曲ですが、複雑かつ重厚なバンドの厚みがあります、2曲目は、テンポもハーモニーも変幻自在のテーマで、後半ゲイリー・トーマスのテナーあるいはロビン・ユーバンクスと、ドラムスとのデュオの戦いは見事。3曲目、知る限り最もやかましいテーマ部の「ネイマ」。静かなソロ部も十分アヴァンギャルド。4、6曲目はこれもご存知「至上の愛」。ソロの部分と濃厚にからんでくるホーンセクションが印象的。5曲目はメドレーですが、いわゆるフリーに突入してからのバラードもあり、アレンジがただ者ではありません。

2016/06/21

新譜聴きは7月以降かな

新譜がここ数日続々到着してますが、7月初旬にライヴの演奏が入っているという個人的な理由により、新譜聴きは7月初旬以降になりそうです。仕事がちょっと山を迎えるということもありますし。それ以外にも、ホームページの内容をブログに移転するという実験もやっていて、今はJMTレーベル(当時のBAMBOOレーベル含む)の81枚を、ブログの方でアップしています。まあ、今ではあまり人気のない昔のレーベルですが、そうそうたるミュージシャンが揃ってました。これをライヴ直後まで続けようかと思います。ちなみに、5月の新譜で聴いてないものも含め、6月末までに届く新譜は10枚を超えます。

ライヴの方も演奏自体はそんなに難しくはないし、たった3曲やるだけなのですが、こういう曲ほど内容と構成を覚えきってないと、ということと、スタジオの練習回数が少ないのと練習期間が今回は短いので、毎晩個人練習してます。本番で演奏がつまってしまったら、というのは悪夢ですからね(笑)。というわけで、すいませんがブログ更新の方、このようにやっていきますので、よろしくお願いします。

After The Beginnning Again/Cassandra Wilson

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After The Beginnning Again/Cassandra Wilson(Vo)(Bamboo) - Recorded July and August 1991. James Weidman(P), Kevin Bruce Harris(B), Mark Johnson(Ds), Jeff Haynes(Per) - 1. There She Goes 2. 'Round Midnight 3. Yazoo Moon 4. Sweet Black Night 5. My Corner Of The Sky 6. Baubles, Bangles And Beads 7. Redbone 8. Summer Wind (Winter&Winter JMT Edition だと 058)

セルフ・プロデュースで、前作と同じメンバー・プラス・パーカッションの編成。 カサンドラ・ウィルソンの曲または合作も半分。全体的にファンク系のシンプルなサウンド。ただし、少し地味か。1曲目は軽くジャブをかましたような、彼女にしては軽快なノリの曲。パーカッションがいい。2曲目の「ラウンド・ミッドナイト」が「ライヴ」に続き入っています。3曲目もシンプルでノリの良いファンク。ヴォーカルも盛り上がります。無国籍風のサウンドがエキゾチックでベースソロが心地よい4曲目、ベースが活躍しまくってスキャットもノリまくる5曲目、バラードをゆったりと歌い上げる「ブルー・スカイ」路線の6曲目。ほとんどパーカッションだけのバックで力強く歌う7曲目もなかなか。8曲目もパーカッシヴなバックにヴォーカルが心地良い。

2016/06/20

Till We Have Faces/Gary Thomas

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Till We Have Faces/Gary Thomas(Ts, Ss, Fl)(Bamboo) - Recorded May 8-14, 1992. Pat Metheny(G), Tim Murphy(P), Anthony Cox(B), Ed Howard(B), Terri Lyne Carrington(Ds), Steve Moss(Per) - 1. Angel Eyes 2. The Best Thing For You 3. Lush Life 4. Bye Bye Baby 5. Lament 6. Peace 7. It's You Or No One 8. You Don't Know What Love Is(Winter&Winter JMT Edition だと 057)

邦題「ゲイリー・トーマス&パット・メセニー・プレイズ・スタンダーズ」。ところが2人のアプローチはやはり過激路線なので、かなりエキサイティングなプレイ。パット・メセニーはこの時スコアを一切見なかったのだとか。1曲目はいきなりここまでやるか、の路線。緊張感があります。2曲目はソロでウネウネしたフレーズが続きます。サックスが歌っていて、生ギターとのデュオのバラードが泣かせる3曲目、オーソドックスにはじまってだんだん個性的なフレーズが続く4曲目、最初から最後までブレイクしっぱなしの5曲目、フルートやギターが美しい6曲目、ピアノレストリオでけっこうアグレッシヴな7曲目。8曲目も有名な曲ですが、8分の7拍子で攻めていて、けっこう過激。パット・メセニーは7曲目以外に参加。

2016/06/19

Tongue In Groove/Joey Baron

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Tongue In Groove/Joey Baron(Ds)(JMT) - Recorded May 1, 1991. Ellery Eskelin(Ts), Steve Swell(Tb) - 1. Blinky 2. Yow 3. Terra Bina Kiajeena 4. Guzzle 5. Spoo 6. But, Cake 7. Archives 8. The Shadow Of Your Smile 9. Room Service 10. I Want A Little Girl 11. Sandbox 12. Responce 13. Trunk 14. Go 15. Scottie Pippen 16. Mr. Pretension (Winter&Winter JMT Edition だと 056)

(00/09/01)何とドラムスとテナー・サックス、トロンボーンのおそるべき変則トリオ。それでも、ドラムスの瞬発力とアヴァンギャルドさもあってか、飽きさせずに聴き通せてしまうところがスゴい。短めの曲が16曲並んでいて、ほとんどの曲が ジョーイ・バロンのオリジナルですが、3曲目のように明るいトラディショナルがあったり、8曲目のような素直ではありませんが、おなじみの曲 「ザ・シャドウ・オブ・ユア・スマイル」もあったりします。ホーンも適度にアヴァンギャルドなので、バランスがとれています。これでもかと煽り立てるドラムスは見事で、やはり独特なノリとパワーを秘めているドラマーです。ジョーイ・バロンと聴いて分かるような個性。聴く人を選ぶアルバムであるとは思いますが、聴いていてスカッとします。

2016/06/18

Paul Motian On Broadway Vol.3

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Paul Motian On Broadway Vol.3(Ds)(Bamboo) - Recorded August 1991. Joe Lovano(Ts), Bill Frisell(G), Lee Konitz(As, Ss), Charlie Haden(B) - 1. How Deep Is The Ocean 2. I Wish I Knew 3. Just One Of Those Things 4. Crazy She Calls Me 5. Tico Tico 6. Weaver Of Dreams 7. The Way You Look Tonight 8. Handfull Of Stars 9. Pennies From Heaven 10. Skylark(Winter&Winter JMT Edition だと 055)

リー・コニッツを迎え入れての演奏ですが、最近の彼の暖かみのあるサックスの音色とよく唄うフレーズで、よりスタンダードが生きてきます。ベースにチャーリー・ヘイデンが参加。1曲目はメロディアスでそこはかとない哀愁が漂ってきます。空間的広がりを持つ同時進行的サウンドの2曲目、スコンスコンと軽めのサウンドで料理した3曲目、フリゼールとコニッツの語り合いとでも言うべき4曲目、活気あるラテンナンバーでドラムスがごきげんな5曲目、これまた味のあるナンバーの6曲目、アルトとドラムスのみで勝負している7曲目、メロディアスかつスペイシーな展開を見せる8曲目、アップテンポでノリの良い9曲目。そして、美しいメロディを持つ10曲目でアルバムを見事にまとめあげています。

2016/06/17

Something Personal/Peter Harborn

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Something Personal/Peter Harborn(Cond)(JMT) - Recorded May 1991. Auryn String Quartet: Matthias Lingenfelder(Vln), Jens Oppermann(Vln), Steuart Eaton(Viola), Andreas Arndt(Cello), Django Bates(P), Time Berne(As)< Marc Ducret(G), Lindsey Horner(B) - 1. The Last Objection 2. Tell Me Your Secrets 3. Rush Hour 4. All Along The Watchtower 5. Music For Forgotten Lovers 6. Evidence 7. Blue Monochrome 8. Fallingwater (Winter&Winter JMT Edition だと 054)

(99/08/12)弦楽四重奏団も加わったアルバム。オリジナルが大半でやはりアヴァンギャルド。1曲目はその弦楽四重奏団のみの演奏で、静かながら難解。2曲目はギターなども加わりますが、フリーっぽい難解さは変わらず。自在に場面が変わっていき、フリージャズの面もアレンジされた面も持つ3曲目、何とボブ・ディランの曲をストリングスをバックにややポップなノリで演奏してしまう4曲目。16分の大作の5曲目は室内楽的な部分もありながらドラマチックな展開で、メロディアス。短い6曲目はモンクの曲ですが、ハーモニーが非常に特異で、あらかじめ曲名を知っていないと分からないかも。ピアノと弦楽四重奏団の7曲目、硬質ながらもややアグレッシヴな8曲目。ECMとはまた違った硬質さが心地良いです。

2016/06/16

Corporate Art/Christy Doran, Mark Helias, Bobby Previte, Gary Thomas

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Corporate Art/Christy Doran(G), Mark Helias(B), Bobby Previte(Ds), Gary Thomas(Ts, Fl)(JMT) - Recorded April - June, 1991. 1. Blood Sugar 360゚ 2. 21 3. Mutations 4. Skin 5. Chiaroschro 6. Heitere Gelassenheit 7. Bass Minotaur 8. The Same But Different 9. Theme For W.(Winter&Winter JMT Edition だと 053)

全曲メンバーいずれかによるオリジナル。クリスティ・ドランはスイスのギタリスト。 共同名義ですが実質のリーダーは彼かも。基本的には、自由度の高いJMT色の強いファンクアルバム。1曲目はファンクビートにのって繰り広げられるスペーシーな世界。スローな変拍子の2曲目、ファンクややフリー寄りのパーカッシヴな演奏が繰り広げられる3曲目、ビートが効いてノリの良い4曲目、ビートの上にフルートが軽やかに舞う5曲目、複雑なテーマとロックっぽいギターがうねる6曲目、後半盛り上がりをみせる7曲目、負けず劣らず超複雑なテーマとキメの8曲目と続きます。そして9曲目はメロディアスで味わいのあるスローナンバー。ゲイリー・トーマスはいつもよりメロディアスに演奏している気も。 トーマス作曲は5曲目1曲のみ。

2016/06/15

Paul Motian In Tokyo

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Paul Motian In Tokyo(Ds)(Bamboo) - Recorded March 28-29, 1991. Bill Frisell(G), Joe Lovano(Ts) - 1. From Time To Time 2. Shakalaka 3. Kathelin Gray 4. The Hoax 5. Mumbo Jumbo 6. Birdsong(1) 7. Mode 4 8. 2 Women From Padua 9. It Is 10. Birdsong(2) (Winter&Winter JMT Edition だと 052)

日本におけるライヴ。ここではほとんどの曲をオリジナルで固めています。ベースがなくて、オリジナル・メンバーでの3人だけの演奏ですが、ライヴでも厚みと広がりのあるサウンド。静かな曲では包みこまれるような雰囲気が特徴。そこはかとなく哀愁が漂ってくる静かな1曲目、アヴァンギャルドなテーマと進行の2曲目、唯一オーネット・コールマン/パット・メセニー作のスペイシーな3曲目、ハードでフリージャズ的な11分台の大曲の5曲目、メロディで語りかけてくるような7曲目、奇妙なカラーを持つ静かな8曲目、ドラムの上をさまようサックスとギターの9曲目。そんな中で牧歌的な小品の4、6、10曲目がはさみこまれています。 ライヴでも彼らの独特なサウンドは健在です。このサウンドは常習性があるので注意。

2016/06/14

Right Brain Patrol/Marc Johnson

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Right Brain Patrol/Marc Johnson(B)(Bamboo) - Recorded September And November 1991. Ben Monder(G), Arto Tuncboyaciyan(Per) - 1. They Love Me Fifteen Away 2. Batuki Burundi 3. Netcong On My Mind 4. Right Brain Patrol 5. Heru Nazel 6. Inside Four Walls 7. You 8. After You 9. Whispers 10. Log O'rhythm 11. Light In Your Eye 12. The Call(Winter&Winter JMT Edition だと 051)

ギターとパーカッションとの変則トリオ。エスニック的な部分(主にアート・タンクボヤチアンの曲)もありますが、「ベース・デザイアーズ」以来のマーク・ジョンソンのプロジェクト。1曲目は、ワールド的エッセンスの入ったメロディが繰り返されます。ベース・ソロでけっこう技巧の入った2曲目、静かなブルースといった感じの3曲目、ユニゾンのテーマが印象的なタイトル曲の4曲目、これぞエスニックといった5曲目、しっとりとしたメロディの6曲目、パーカッションソロの短い7曲目から続いて明るいベースソロ中心の8曲目、ゆったりした不思議な浮遊感を伴う9曲目、これまたベースソロ中心の10曲目、ちょっと和風な哀愁漂う11曲目。12曲目は3人の即興演奏と思われますが、無国籍的でけっこう陽気なサウンドに仕上がっています。

2016/06/13

For Three Strings And Orchestra/Arcado

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For Three Strings And Orchestra/Arcado(JMT) - Recorded June 1991. Mark Dresser(B), Mark Feldman(Vln), Hank Roberts(Cello), Kolner Rundfunkorchester - 1. For Not The Law 2. It's A Free Country, Isn't It? 3. In Cold Moonlight 4. Naked Singularities (Winter&Winter JMT Edition だと 050)

(00/09/10)何と3人の弦楽器JAZZ奏者(?)のグループが、ケルン放送交響楽団と共演したアルバム。聴いているとややアグレッシヴな部分はわずかにあるにしても、ほとんどクラシック、あるいは現代音楽の響きを持っています。あるいは「そのもの」と言いかえた方が良いのだろうか。楽器の構成からしてやむを得ないのかも しれませんが。3人のメンバーが1曲ずつ提供(他の1曲はマンフレート・ニーハウス作)していて、3人ともクラシックの楽団の経験を持っているので、やっぱりなあと思わせる部分は多いです。曲も1曲あたり12分台-21分台と長め。やはりこういうのに興味があるのはクラシックファンではなかろうか、とも思うのですが...。 ただ、サウンドの流れに身をまかせるのも悪くはない感じ。

2016/06/12

The Kold Kage/Gary Thomas

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The Kold Kage/Gary Thomas(Ts, Fl, Synth, Rap)(Bamboo) - Recorded March, May and June 1991. Joe "BMW" Wesson(Rap Vo), Kevin Eubanks(G), Paul Bollenback(G), Mulgrew Miller(P), Tim Murphy(P, Synth), Anthony Perkins(Synth), Michael Caine(P, Synth), Anthony Cox(B), Dennis Chambers(Ds), Steve Moss(Per) - 1. Threshold 2. Gate Of Faces 3. Intellect 4. Infernal Machine 5. The Divide 6. Peace Of The Korridor 7. First Strike 8. Beyond The Fall Of Night 9. The Kold Kage 10. Kulture Bandits (to be continued) (Winter&Winter JMT Edition だと 049)

相変わらず重量級のサウンド。リズム・セクションのメンバーによる影響でしょう。10曲中5曲にラップが入っていてそのうち3曲(7、9-10曲目)にゲイリー・トーマスがラップに挑戦しています。特にタイトル曲の9曲目などなかなかカッコいいのですが、曲自体は楽器中心のものが多いです。1曲目は超強力なインストナンバー。2曲目もベースとドラムが強力に全体をプッシュしています。サックスも凄みがあります。3曲目はラップの曲ですがどちらかと言うと楽器のソロ中心。4曲目もラップ。けっこう複雑なテーマとリズムを持つ5曲目、フルートが印象的な8分の7拍子のファンクの6曲目。ちょっとインタールード的な8曲目。10曲目は「続く」となっているのがちょっと意味深い。マイケル・ケインは1、6曲目に参加。

2016/06/11

Certified/Herb Robertson

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Certified/Herb Robertson(Tp, Flh, Cor, Vo, Tb)(JMT) - Recorded March, 1991. Mack Goldsbury(Ts, Ss, Cl, Vo), David Taylor(Btb), Ed Schuller(B), Phil Haynes(Ds, Per) - 1. Friendly Fire 2. Cosmic Child 3. Don't Be Afraid We're Not Like The others 4. Eastwesta 5. Seeking Seeds In The Blues Bazaar 6. Ghost Songs 7. The Condensed Version (Winter&Winter JMT Edition だと 048)

(99/05/15)3管とベース・ドラムのクインテット。けっこうアグレッシヴで強力なホーンで、低音重視の印象。全曲彼のオリジナル。ホーンなどアレンジされた部分はありますが、抑制された部分と開放された部分があって、その緊張感でも楽しめます。ティム・バーンも演奏はしないけれども関わっていたらしいので、その影響か。1曲目からアグレッシヴな展開を見せるもややストレートな感じでスリルがあります。厳かなホーンが渋い2曲目、7拍子が印象に残るリズミックもアヴァンギャルドも抱合したオーケストラを聴いているような14分台の3曲目、全面的にアグレッシヴな4曲目、そしてこれまた17分台の大作の5曲目、混沌とした6曲目。雄叫びとヴォイスに終始する(本当です)7曲目はユーモラス。

2016/06/10

Naqsh Duo/Narrante/Golfam Khayam/Mona Matbou Riahi

2475
ECMレーベル聴き4日目で一段落。でも10日(今日か)にまたECMがまとまって通販に入荷してくる予定なので、いい加減に疲れた感がなきにしもあらずなんですが(笑)。今日のアルバムはいちおうジャズの区分にはしてありますが民族音楽のサウンドにその中でインプロヴィゼーションを混ぜた感じです。Naqsh Duoとしては有名、ということがどこかに書いてありましたが、日本の通販のサイトでは他のアルバムは見当たりませんでした。検索をかけても英語の表記のものがほとんど。でも、サウンド的には個人的にハマりますねえ。どう聴くかは、それぞれの人にお任せするしかないのですが。あと検索かけてみたけど、私より前にこのアルバムをお店以外で日本語でレビューしているところ、ないですね。


Naqsh Duo/Narrante/Golfam Khayam(G)/Mona Matbou Riahi(Cl)(ECM 2475)(輸入盤) - Recorded July 2015. - 1. Testamento 2. Arioso 3. Lacrimae 4. Battaglia 5. Parlando 6. Sospiro 7. Narrante 8. Silenzio 9. Lamento-Furioso

(16/06/08)イランのテヘラン出身の2人で、全曲2人の作曲。曲なのか、インプロヴィゼーションか分らないところはありますが、かの地(ペルシャ)の民族音楽感満載のサウンド。楽器的には西洋のものでしょうけど、それを超えた表現があるように感じます。場合によっては東洋とか、日本とか、そのあたりまでカヴァーしているような叙情性も。ジャズ度という感じではないですが、ある意味空間的フリー・インプロヴィゼーションにも通じる表現があります。民族音楽的なものはこのレーベルお得意の方面なので、聴いていて落ち着き、安らぎます。コードの変化があまりなく、その持続音的な音の連なりがまた神経に影響を及ぼして、深くのめり込みそうな感じも。聴く人を選ぶけど、民族音楽でのECM的な音世界になっています。

2016/06/09

Danish String Quartet/Thomas Ades/Per Norgard/Hans Abrahamsen

2453
ECM新譜聴き3日目でNew Seriesは一段落。デンマークの現代音楽家3人ですが、Hans AbrahamsenだけWikipediaでは英語しかなかったけど、他は日本語のものがあるので、やはり現代音楽の方面では有名なんですね。通販のサイトではこの3人とも最近に賞を取ったと書いてありましたが。Danish String QuartetはECMでは初だけど、他ではアルバムを出しているんじゃないかと思い、検索をかけてみましたが、類似のクァルテット名はあるのですが、奏者の名前も違うようだし、ちょっと分かりませんでした。いったいどこから見つけてくるのか。ちなみにマンフレート・アイヒャーのプロデュースです。


Danish String Quartet/Thomas Ades/Per Norgard/Hans Abrahamsen(ECM New Series 2453)(輸入盤) - Recorded May 2015. Rune Tonsgaard Sorensen(Vln), Frederik Pland(Vln), Asbjorn Norgaard(Viola), Fredrik Schoyen Sjolin(Cello) - Thomas Ades: 1-7. Arcadiana For String Quartet, Op.12 Per Norgard: 8-9. Quartetto Breve - String Quartet No.1 Hans Abrahamsen: 10-19. 10 Preludes - String Quartet No.1

(16/06/08)デンマークの現代音楽家たち。作曲時期は違うけど(Thomas Adesは’90年代、Per Norgardは’50年代、Hans Abrahamsenは’70年代)、それぞれの作曲家が20代の時に書いた曲とのことです。それぞれストリング・クァルテットの演奏が続きますが、新しいものほど革新的になってきているような気も。Hans Abrahamsenの曲は現代音楽的でもあるけど、ミニマル的な部分や叙情的な部分も持っている曲で印象に残ります。

2016/06/08

Miranda Cuckson/Blair McMillen/Bartok/Schnittke/Lutoslawski

2446
ECM New Series2日目。結局今までは控えめな(というより部外者的な)クラシック、現代音楽に関する書き方だったので、それが読む人を困惑させて、というつながりだったのが、多少度胸を持って書くように(笑)なりました。クラシック、古楽に関してはそのまま聴いたところを書けばいいし、修練を要する現代音楽は、ジャズがはじまる頃にはもうあったとはいえ、フリー・ジャズないしはフリー・インプロヴィゼーションを頭に、それが記譜されているかいないか、という接点で聴くようになると、12音階はじめ現代音楽の複雑なサウンドがすんなりと頭に入ってくるようになりました。邪道なんですが、それで楽しみがかなり増すようになってます。


Miranda Cuckson(Vln)/Blair McMillen(P)/Bela Bartok/Alfred Schnittke/Witold Lutoslawski(ECM New Series 2446)(輸入盤) - Recorded January 2015. - Bela Bartok: 1-2. Sonata No.2 Sz 76 Alfred Schnittke: 3. Sonata No.2 "Quasi Una Sonata" Witold Lutoslawski: 4-8. Partita For Violin And Piano

(16/06/06)バルトークは20世紀前半のハンガリー生まれの現代音楽家、Alfred Schnittkeは20世紀ソ連の作曲家、Witold Lutoslawskiは20世紀ポーランドの作曲家。バルトークのみ1922年と早い作曲ですが、すでに現代音楽の雰囲気での難しそうな曲調になってます、シュニトケの曲は’60年代、ルトスワフスキの曲は’80年代と割と最近の曲です。現代音楽で攻めていますが、新解釈での演奏という記述もあって、なかなかシリアス。

2016/06/07

Rolf Lislevand/La Mascarade

2288
ECMレーベルが4枚届いたので、聴いていきます。最初の3回はNew Seriesになると思います(たぶん)。ECMお得意の古楽ですが、Rolf Lislevandの作品はこれで3枚目。なぜか’12年の4月には録音していて、4年間を経て発表というのはどういうわけだろうとは思いますけど、結果的に出て聴くことができて良かったかと。ECMでは欠番がありますが、録音されて何らかの事情で発表されていないか、コンピレーションなどに番号をふっていて、その番号が発表時に出ていないものもあるようです。バロック・ギターもテオルボも、けっこういい響きで、安らげる感じですね。テオルボは、写真から、多弦のリュートのような外観です。


Rolf Lislevand(Baroque G, Theorbo)/La Mascarade(ECM New Series 2288)(輸入盤) - Recorded April 2012. - Robert De Visee: 1. Prelude En Re Mineur 2. Passacaille En Mineur 3. Les Sylvains De Mr. Couperin Francesco Corbetta: 4-5. Intro (Rold Lislevand) - Passacaille En Sol Mineur Robert De Visee: 6. Prelude En La Mineur 7. La Mascarade, Rondeau Francesco Corbetta: 8. Partie De Chaconne En Ut Majeur 9. Sarabanda Per La B Robert De Visee: 10. Chaconne En La Mineur Francesco Corbetta: 11. Caprice De Chaconne Robert De Visee: 12. Chaconne En Sol Majeur Francesco Corbetta: 13. Folie Robert De Visee: 14. La Muzette, Rondeau 15-17. Intro (Rold Lislevand) - Passacaille En Si Mineur - Exit (Rolf Lislevand) 18. Sarabande En Si Mineur

(16/06/06)ロベール・ド・ヴィゼーは17-18世紀のフランスの作曲家、ギタリスト。フランチェスコ・コルベッタは17世紀のイタリア生まれの作曲家、ギタリスト。バロック・ギターもテオルボも当時の弦楽器で、優雅で古典的な響きを持っています。そこにRold Lislevandの即興的な(?)演奏が加わっています。2人の作曲家を頻繁に交互に掲載してありますけど、アルバムを通して聴いて自然に聴けます。豊かな残響音はECMならではか。

2016/06/06

Live/Cassandra Wilson

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Live/Cassandra Wilson(Vo)(Bamboo) - Recorded April 18, 1991. James Weidman(P), Kevin Bruce Harris(B), Mark Johnson(Ds) - 1. Don't Look Back 2. Soul Melange 3. 'Round Midnight 4. My Corner Of The Sky 5. Desperate Move 6. Body And Soul 7. Rock This Calling(Winter&Winter JMT Edition だと 047)

同タイトルでレーザー・ディスクも出ているライヴ。ピアノトリオがバックですが、基本はファンク。特にケヴィン・ブルース・ハリスのエレキベースは個性的で注目しています。1曲目はジャン・ポール・ブレリーとの競作で、渋めなファンク。2曲目はスティーヴ・コールマンの「シネ・ディエ」でも演奏された、彼との共作でM-BASEっぽく渋い曲。ライヴなので起伏に富んでいます。3曲目はピアノではじまる有名な曲。スキャットが印象的。4曲目は4ビートで、スキャットもピアノもえらい迫力。5曲目はスティーヴ・コールマン作の変拍子でノリの良い再演曲。6曲目はスタンダードでこれも再演曲。原曲の分からなさは同じ。7曲目もスティーヴ・コールマンとの共作の再演曲でライヴならではの盛り上がりを見せます。LDは60分収録。

2016/06/05

News From The Front/Marc Ducret

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News From The Front/Marc Ducret(JMT) - Recorded June 23-26, July 24-25, 1991. Herb Robertson(Tp, Flh), Yves Robert(Tb), Francois Verly(Per, Ds Machine) - 1. Pour Agnes 2. Can I Call You Wren? 3. News From The Front 4. Fanfare 5. Wren Is Such A Strange Name 6. Silver Rain 7. Golden Wren (Winter&Winter JMT Edition だと 046)

(00/07/29)独特な色合いを持つギタリスト。それは1曲目のハーブ・ロバートソンとのデュオで聴かれるギターの独特なフレーズでも顕著。メロディアスとは対極にありながら引きこまれてしまいます。ビートも効いていてアグレッシヴなホーン、パーカッション、ギター(多重録音あり)のトリオの2曲目、のどかなテーマから一転、ハードなギターの アドリブに入り、またテーマに戻る3曲目、前半はトロンボーンとのデュオで、途中からリズムが入ってノリが良く、最後でまた静かになる4曲目、緩急とりまぜてドラマチックでアヴァンギャルドな5曲目、ギターの多重録音の静かな6曲目。7曲目はギターの伴奏の上をたゆたうホーンの部分があったり、ズッシリとくる映画音楽的な部分があったりの曲。やっぱり独特なアルバム。

2016/06/04

ブログが4千エントリーになりました

この記事でブログが4千エントリーになりました。とはいえ、今までの例から言って、過去のアルバムコメント以外の日記的なエントリーで、記事の陳腐化したものを随時削除したりしていますので、今後もここがちょうど4千エントリー目になるのかどうかという保証はありませんが。

しばらく前にも、ホームページを移転した時にブログ側からひとつひとつ追っかけてホームページへの本文のリンクを差し替えしていたのですが、その時にも日記的なエントリーを20ほど(もっとかな?)削除しています。また、4千エントリーはこれで初めてではなくて、’14年にECMブログを合併した時にいったん4,200エントリーぐらいになっています。ただし、この時もアルバムの重複エントリーを削除していったら、3,600から3,700エントリーあたりにまで減ってしまいました。

最近ここ数年間は、割とゆっくり更新で、仕事その他が忙しい時には更新もまばらになってしまったりしてます。それを4月ごろから、JMTレーベルのホームページの記事をこちらに再掲載するなど、ホームページの内容をブログにどれだけ移せるかを含め、ちょっと実験もしたりして、更新が再び毎日とか、1日2回とかになって今に至ります。今後の更新ペースはどうなるかは分かりません。今現在、アルバムコメントをしたエントリーの数、はっきりとは数えていないですが、3,500前後はあるんじゃないかと思います。ECMなど、それ以前から聴いてきたものもありますし、聴き直しも含めて、ブログをはじめた’04年5月からそれだけ聴いてきたんだなあ、と、ある意味、感慨もありますね。

ホームページをはじめた’97年が30代半ばでした。今はもう50代半ば。歳をとるわけですね。人生の余暇の時間のけっこうな割合をこういうことに使ってきたことの是非は自分でも考えてみなければなりませんが、一定のものをささやかながら残してきた、という自負はあります。よく飽きないなあ、と思います。楽しんで、気楽に聴きながら書く、がモットーでしょうか。基本的にスタイルも変えていないですし。立派なものをと意気込んでしまうと、たぶん続かなかったと思います。

本当は4千エントリーをブログ12周年の5月30日に合わせようとしましたが、ちょっと前のブログのリンク変更の作業をした時のエントリーの削除が多くて、1日に2回アップしても追いつかなくなりました(笑)。まあ、いいか。今後はたぶんもう少しマイペースで更新していくと思いますが、よろしくお願いします。

I Can't Put My Finger On It/Miniature

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I Can't Put My Finger On It/Miniature(JMT) - Recorded January, 1991. Joey Baron(Ds), Hank Roberts(Cello), Tim Burne(As, Bs) - 1. Zilla 2. Jersey Devil 3. P.G. Suggested 4. Combat 5. Aspetta 6. Lowball 7. Luna 8. Bullfrog Breath 9. Who's Vacant 10. Weasels In The Bush 11. Dink (Winter&Winter JMT Edition だと 045)

変わった編成のトリオの2枚目。十分アヴァンギャルドであって、しかも3者対等のインプロヴィゼーションが展開 しています。ティム・バーンが4曲、ジョーイ・バロンが4曲、ハンク・ロバーツが3曲提供。ベースではなくてチェロなので、幅が広い表現が可能になった感じ。ハードな曲もありますが、静かな曲はティム・バーン色が強い感じもします。バリトンが聴けるのも興味深い。1-2、6、8曲目などのように(あるいはだいたいの曲の一部で聴かれる)リズミックで強靭、そしてややアヴァンギャルドな部分が彼らの特色をよく表しています。3-4、7、9曲目など、曲によっては緩急自在に変化していくのが面白い。5曲目はドラムンベースに乗っかるバラードといった趣きから徐々に静かに。聴く人を選ぶアルバム。

2016/06/03

Karma/Robin Eubanks

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Karma/Robin Eubanks(Tb)(Bamboo) - Recorded August 1990. Kimson "Kism" Albert(Rap), Mino Cineru(Per), Kevin Eubanks(G), Earl Garder(Tp), Dave Holland(B), Branford Marsalis(Ts), Greg Osby(As), Lonnie Plaxico(B), Renee Rosnes(P), Marvin "Smitty" Smith(Ds), Kenny Warner(Key), Cassandra Wilson(Vo) - 1. Karma 2. Mino 3. Mayb Next Time 4. Evidently (For Thelonious Monk) 5. Send One Your Love 6. Never Give Up 7. The Yearning 8. Pentacourse 9. Resolution Of Love 10. Remember When (For Art Blakey) (Winter&Winter JMT Edition だと 044)

ごった煮的にさまざまな要素の曲をまとめたアルバムで、ほとんどがオリジナル。変拍子の部分もあるラップの曲の1曲目が特徴的。パーカッション(多重録音?)とのデュオにコーラスをかぶせたサンバ的な2曲目、静かでややエキゾチックな3曲目、トリオでのジャジーな4曲目、唯一スティーヴィー・ワンダー作のフュージョン的な5曲目、カッコ良いファンクチューンの6曲目、ジャズに戻ってブランフォード・マルサリスも参加の7、10曲目、これぞ変拍子ジャズといった感じの8曲目。ヴォーカルとトロンボーンの絡みが渋い、バラードの9曲目。グレッグ・オズビーは1、6曲目に、マーヴィン・”スミッティ”・スミスは1-2、4-10曲目に、デイヴ・ホランドは2-4、7-10曲目に、カサンドラ・ ウィルソンは9曲目に参加。

エミリーズ・D+エヴォリューション/エスペランサ・スポルディング

Esperanzaemily
3日前、彼女のライヴに行ったので、その感動のさめないうちにと、CDを購入しました。安い輸入盤は、今回は組み合わせる他のCDがなく、クーポンやらポイントやらが2千ポイント以上あったので、国内盤を奮発しました。国内盤には3曲ボーナス・トラックがあるということもあるんだけど。ちなみに輸入盤はConcordレーベルの発売のようですね。説明によると、夢の中に出てきた自分の別のキャラクターが、人類の「進化」と「退化」をミュージカル仕立てで、というような構成だそうですけど(そういえばライヴも曲順が一緒だったような...)、あまりそういうことを気にせず聴いても面白いと思います。でも自分の中ではポップスとかロックとかいう位置づけかな。マニアックかなと思ったけど、CDの売れ行きやライヴの動員数を見ても、けっこう人気がありそうです。


エミリーズ・D+エヴォリューション/エスペランサ・スポルディング(Vo、B、etc)(Universal)
Emily's D+Evolution/Esperanza Spalding(Vo, B, etc)(Universal) - Released 2016. Matthew Stevens(G), Justin Tyson(Ds), Korriem Riggins(Ds, Per), Corey King(Back Vo, Tb, Synth, etc.), Emily Gilbert(Back Vo), Nadia Wasington(Back Vo), Fred Martin(Back Vo), Katriz Trinidad(Back Vo), Celeste Butler(Back Vo), Kimbery L> Cook-Ratliff(Back Vo) - 1. Good Lava 2. Unconditional Love 3. Judas 4. Earth To Heaven 5. One 6. Rest In Pleasure 7. Ebony And Ivy 8. Noble Nobles 9. Farewell Dolly 10. Elevate Or Operate 11. Funk The Fear 12. I Want It Now [Bonus Track] 13. Change Us 14. Unconditional Love (Alternate Takes) 15. Tambien Detroit

他の人との共作が8、12曲目の他は全曲エスペランサ・スポルディング作詞・作曲。もはやジャズやフュージョンの枠にはとらえきれず、個性的なロックやポップスの域にあるアルバム。変態的なベース・フレーズに変態的なメロディ・ラインをかぶせて、ということも書きますけど、聴いていて、意外にポップなメロディやコード進行の部分もあります。ただ、いずれにしても曲の組み立てが彼女ならではで、他の人では真似のできない域にあります。彼女のベース&ヴォーカル、そしてギター、ドラムスにコーラスを加えただけのものが基本編成だけど、けっこう分厚く聴こえるのは、コーラスの効果か。個人的には聴く人を選ぶんじゃないかと思うけど、意外にこういうサウンドが世間を変えていくのでは。当然ながらベースの音がいい。(16年3月4日発売)

2016/06/02

Bill Evans/Paul Motian

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Bill Evans/Paul Motian(Ds)(Bamboo) - Recorded May 1990. Bill Frisell(G), Joe Lovano(Ts) Marc Johnson(B) - 1. Show-Type Tune 2. Turn Out The Stars 3. Walkin' Up 4. Very Early 5. Five 6. Time Remembered 7. 34 Skidoo 8. Re: Person I Knew 9. Children's Play Song(Winter&Winter JMT Edition だと 043)

ビル・エヴァンス・トリオの最後のベーシスト、マーク・ジョンソンが参加していて、全曲ビル・エヴァンスが作曲した曲を演奏しています。ビル・フリゼールは、ビル・エヴァンスのギター版かと考えると、なるほど、という気も何となく します。ビル・エヴァンスの曲はそれだけで独特な世界が広がる感じですが、あくまでも彼ら流に料理しています。全体的にホンワカしたサウンドのイメージ。少々冒険的に曲を取り上げることもありますが、それに対して6、9曲目のような比較的静かな浮遊感漂うサウンドの曲もあります。ポール・モチアンの他のアルバムと比べると、 ベースがうまく作用していてやや全体的にオーソドックスな演奏かもしれません。ただ、やはりここでもビル・フリゼールのギターが印象的です。

4 Play/Cold Sweat

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4 Play/Cold Sweat(Bamboo) - Recorded August 1990. Craig Harris(Tb), Sekou Sundiata(Oralizer), Eddie E.J. Allen(Tp), Sam Furnace(As, Bs, Fl), Booker T. Williams(Ts), Douglas Booth(Key), Fred Wells(G, Vo), Brandon Ross(G), James Calloway(B), Kweyao Agyapon(Per), Damon Mendes(Ds), George Adams(Ts), Andy Bey(Vo), Melvin Gibbs(B) - 1. Foreplay One 2. You Are Everything 3. Round Midnight 4. Spinning Around 5. Fourplay Two 6. If This World Were Mine 7. The Secret Garden 8. Foreplay Three 9. Going In Circles 10. In The Rain 11. Whip Appeal 12. Nefertiti 13. La La Means I Love You 14. Foreplay Four(Winter&Winter JMT Edition だと 042)

(00/08/10)邦題「コールド・スウェット・プレイズ・ソウル・バラッド」。 曲は全14曲で、それぞれの演奏時間はやや短め。ジャズ系の曲も一部入っていますが、ジャズ色はほとんどなく、リズムもタイトでエレキベースを使用していて、ヴォーカル入りの曲もあったりと、これ自体ポップなソウルのアルバムとして楽しめます。Four Play 1-4はどれも短いインタールード的なオリジナル。それ以外はソウル方面ではかなり有名な曲ばかりだとの事。ゆえに聴いていてゴキゲン。ソウルというか、ファンクの要素もけっこう感じることができます。Bambooレーベルなだけにもう少しアヴァンギャルドなものを、と期待していましたけれど、聴いた感じはけっこうポップで、BGMとしてかけても意外に良いのではないか、とも思います。

2016/06/01

She Who Weeps/Cassandra Wilson

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She Who Weeps/Cassandra Wilson(Vo)(JMT) - Recorded July - December 1990. Rod Williams(P), Jean-Paul Bourelly(G), Kevin Bruce Harris(B), Reggie Washington(B), Herman Fowlkes(B), Mark Johnson(Ds), Tani Tabbal(Ds) - 1. Iconic Memories 2. Chelsea Bridge 3. Out Loud (Jeri's Blues) 4. Sho Who Weeps 5. Angel 6. Body And Soul 7. New African Blues(Winter&Winter JMT Edition だと 041)

カサンドラ・ウィルソンの曲または合作は7曲中3曲。ジャン・ポール・ブレリーとのプロデュース作品。非常に強い個性的なアレンジとアプローチです。少々地味なイメージも。1曲目はいきなり4ビートで面食らいました。多重録音のスキャットもあって、トンガッていてなかなか味があります。2曲目はスタンダードで、スキャットで歌っていますがエキゾチックで黒い雰囲気。3曲目もアフリカ的M-BASE的な響きを持つファンク。4曲目のタイトル曲は子守唄とのこと。そう言えばなるほど。4ビートでジャジーに大らかに歌うアレサ・フランクリン作の5曲目、スタンダードなのにいきなり聴いて原曲 (ボディ・アンド・ソウル)が分からなかった10分台の大作の6曲目。7曲目はタイトル通りブルース・フィーリングたっぷりの曲。

Esperanza Spalding Live@Zepp DiverCity Tokyo

160531esperanza
昨夜、エスペランサ・スポルディングのライヴがお台場のZepp DiverCity Tokyoであり、行ってきました。実は友人の誘いで、急に本来行く人が海外出張になってしまったので、私がピンチヒッターでした。基本立見席でかなりの人だったですが、私たちは2回の座席の予約になっていましたけど。

チケットにも、Esperanza Spalding Presents: Emily's D+Evolutionと書いてあって、3月に出た最新アルバムの曲を演奏する、という予想でした。実際ライヴがはじまると、これらの曲(私は実はまだ最新アルバムを聴いてません)を、ベース(ヴォーカル)、ギター、ドラムスの3人に、コーラスの3人(うち1人はギターを演奏することも)というシンプルな演奏で、しかも、演出もドラマ仕立てのように、演技も交えつつ続いていく演奏でした。彼女の見た夢を元にアルバムが構築されている、というのも、事前に大手通販のアルバムの説明から、仕入れていきましたけど。エスペランサに関して言えば、ジャズ、ファンク色は希薄になり、ヴォーカル曲がかなり多くなって、彼女独自のポップス色が強くなってます。変態フレーズのフレットレスベースの演奏をしながら、それまた変態フレーズのヴォーカルを歌うという超人的なことをやってました。彼女がベースを持たないで歌ったり、エレキピアノを弾きながら歌ったりしたときに、ベースの音が聴こえたので、これは事前に録音してあったのをかぶせている感じ。そういえば、ベースの代わりに足元のペダルでベースを表現した曲もありましたし。

ジャズやファンクと思っていくと肩透かしを食らいますが、最新アルバム分って聴いてから行けばなお面白いし、ドラマ仕立てで約1時間20分にわたってライヴを聴けるというのは、けっこう面白いのではなかったかと思います。まあ、分らなくても十分楽しめましたけど。それにしてもエスペランサはヴォーカルもベースも上手い(当然か)。このライヴに行って、逆に今度は最新アルバムを聴いてみたくなりましたが、たぶんインパクトはライヴの方が上ではないかな、という気もしています。

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