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2016/05/31

Pace Yourself/Tim Berne's Caos Totale

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Pace Yourself/Tim Berne(As)'s Caos Totale(JMT) - Recorded November, 1990. Mark Dresser(B), Steve Swell(Tb), Bobby Previte(Ds), Herb Robertson(Tp, Cor, Fl, Flh, Vo, etc), Marc Ducret(G) - 1. Bass Voodoo 2. The Noose 3. The Usual 4. Sam's Dilemma 5. The Legend Of P-1 6. Luna (Winter&Winter JMT Edition だと 040)

(99/05/14)全曲ティム・バーンの作曲。出だしの印象からフリーかなとも思ったのですが、アレンジされた部分も頻出していて、盛り上がりも彼にしては多いです。その盛り上がった時のスケールはセクステット以上(オーケストラ?)のものを感じます。アヴァンギャルドなのですけれど聴いていてけっこう印象に残ります。リズムも変幻自在。けっこうエネルギッシュで盛り上がりを見せ、複雑なアンサンブルもある1曲目、ちょっとパーカッシヴでこれまた盛り上がる2曲目、一転スローで、なおただものではない3曲目、アヴァンギャルドなロック風にはじまりジャズ風もある4曲目、やはりドラマチックな展開で26分もの大作の5曲目、ソロで静かにパルスやフレーズが連続する6曲目。一般向けではないかもしれない。

マイ・ルーム Side3-4/ウィリアムス浩子

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ウィリアムス浩子の追っかけも、今日で一段落。このマイ・ルームシリーズ、もっとずっと続くのかと期待していたら、当初から4部作で作ることを目的としていたようで、これで終わりになるのはちょっと残念かなと思います。それでも、ここまで売れているんだもの、また新しいアルバムが遠からず出るに違いないと思います。あと、この4部作は当初からLPを2枚出すという予定だったとのこと。4だけ25分ほどと少々長め(でもLP片面には収録できると思う)ですが、他は20分強で収録されていたので、それもなるほどなあと。それからレーベルは彼女の自主レーベルだったようですね。雰囲気がいいし、時間が手ごろなだけに、真空管アンプで何度も聴いています。


マイ・ルーム Side3/ウィリアムス浩子(Vo)(Berkeley Square Music)
My Room Side3/Hiroko Williams(Vo)(Berkeley Square Music) - Recorded December 2014 - May 2015. 馬場孝喜(G)、西嶋徹(B on 2-4)、名雪祥代(Ss on 2)、ヤマカミヒトミ(Fl, As on 3, 4) - 1. Time After Time 2. My Favorite Things 3. Smile 4. Love Me Or Leave Me 5. Edelweiss(15年10月21日発売)

マイ・ルーム Side4/ウィリアムス浩子(Vo)(Berkeley Square Music)
My Room Side4/Hiroko Williams(Vo)(Berkeley Square Music) - Recorded December 2014 - February 2016. 馬場孝喜(G)、西嶋徹(B on 1, 3)、ヤマカミヒトミ(Fl on 3) - 1. Both Sides Now 2. All The Things You Are 3. Poinciana 4. Caravan 5. A Nightingale Sang In Berkeley Square(16年5月18日発売)

My Roomシリーズ4部作の3-4作目。ライナーによれば、1-2作目は「静」で、3-4作目が「動」だとか。曲もアップテンポやスキャットの曲があったり、ギター以外にゲスト・ミュージシャンを迎える曲もあったり、3の1曲目、4の4曲目のようにギターにオーヴァーダブが施されていたりと、明らかに1-2とアルバムのサウンド表現が違います。それでも、やはりうまいなあ、と思わせる歌唱は見事。彼女はバラードの人だという先入観が崩されました。おそらくなんでもうまいんじゃないだろうか。どれもいいんだけど、どれか2枚ずつだと、雰囲気に合わせて、1-2、3-4のそれぞれの組み合わせで購入するのがいいかと思います。4の5曲目はかなり思い入れがあるようで、彼女のアルバムの8枚で出てくるのは3回目。

2016/05/30

Behind The Myth/Arcado

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Behind The Myth/Arcado(JMT) - Recorded March 1990. Mark Dresser(B), Mark Feldman(Vln), Hank Roberts(Cello) - 1. Ediface 2. Waterburg Trio 3. Thematica 4. Behind The Myth 5. Kerney 6. Somewhere (Winter&Winter JMT Edition だと 039)

(99/01/16)ヴァイオリン、チェロ、コントラバスのトリオ。これだけでも非常に変わっていますが、全曲オリジナルで、譜面を演奏しているのかフリー・インプロヴィゼーションなのか判別しがたく、アヴァンギャルド、クラシック(現代音楽)の要素も強いです。1曲目は複雑なテーマでどんどん変化していく曲ですが、アプローチはややフリー寄りか。2曲目は一転、比較的静かな情景の曲で、クラシックとの境界を考えてしまいます。3曲目は構成された部分とフリーがうまくかみ合わさっているような感じ。4曲目は13分近くの大作で、ドラマチックな展開。静かな5曲目を経て、この楽器編成にしてはビート感がある6曲目。 確かに弦楽器の世界にもジャズを感じる部分はありますが、聴く人を限定するであろうアルバム。

A Wish/ウィリアムス浩子

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ウィリアムス浩子のアルバムが続いてますが、他のアルバムが届くのが遅れているので、もう少し続けます。昨日紹介した前作も、けっこう売れていたんですね。ヴォーカルものまで情報を集めてなかったので、聴くことが遅れてしまいましたけど、結果的に聴けて良かったと思います。このアルバムも、メンバーがなかなかいいですし。まさかシーマス・ブレイクの名前をここで見つけるとは思いませんでした。歌の絡みとかソロとか、やっぱり実力を見せてくれています。そして、それに全然負けていないヴォーカルもいいですね。邦人のジャズヴォーカルというくくりの壁をあっさり突き破っていると思います。ただ、このアルバムのジャケ写の横顔だけ、他の写真と印象が違うような気も...。


A Wish/ウィリアムス浩子(Vo)(Berkeley Square Music)
A Wish/Hiroko Williams(Vo)(Berkeley Square Music) - Released 2013. John Di Martino(P), Boris Kozlov(B), Mark Taylor(Ds), Seamus Blake(Ts), Paul Meyers(G) - 1. I Hear Music 2. Everytime We Say Goobye 3. Blame It On My Youth 4. From This Moment On 5. But Beautifu 6. Old Devil Moon 7. Laura 8. Someone To Light Up My Life 9. Rainy Days And Mondays 10. No Soap No Hope Blues 11. A Wish(Valentine) 12. When I Fall In Love 13. グッドバイからはじめよう

ウィリアムス浩子の2枚目のフルアルバム。主にスタンダード集だけど、アルバムタイトル曲がノーマ・ウィンストンとフレッド・ハーシュの曲だったり、ラストの曲が佐野元春の曲だったりとこだわりが。また彼女にしては割と珍しく、テンポの良い曲もやや多めに入っているのも特徴です。個人的にはSeamus BlakeやBoris Kozlovの参加がうれしいところ。特にベースはBoris独特のフレーズが随所にある感じ。このアルバムにも入っている、彼女の持ち味のバラードの曲も良いけれど、アップテンポの4曲目など、けっこうスリリングな進行になっていて、聴いていて楽しい。やはり歌が良く、ヴォーカルの安定感はタダ者ではないですし。8ビートとボッサの流れの6曲目も新鮮。少し静かで小品の11曲目がタイトル曲なのがこのアルバム。(13年10月30日発売)

2016/05/29

Paul Motian On Broadway Vol.2

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Paul Motian On Broadway Vol.2(Ds)(Bamboo) - Recorded September 1989. Joe Lovano(Ts), Bill Frisell(G), Charlie Haden(B) - 1. Goodmorning Heartache 2. You And The Night And The Music 3. Moonlight Becomes You 4. But Not For Me 5. Bess, Oh Where Is My Bess 6. I Got Rhythm 7. All The Things You Are 8. Nice Work If You Can Get It 9. It Might As Well Be Spring 10. Look To The Rainbow 11. Body And Soul (Winter&Winter JMT Edition だと 038)

ポール・モチアンのブロードウエイ集第2作目。 オリジナルはありません。ここでもベースにチャーリー・ヘイデンが加わっています。ポール・モチアンのドラムは、ドスドス来ないでスネアのスカン、スカンという音が目立ち、そこが軽い味。やはりおなじみの曲をちょっと変わったアレンジで 、といってもかなり個性的なサウンドになっています。1曲目は静かでスペイシーな味わい。比較的元気でエキゾチックな2曲目、バラードの3曲目、ギターなしなのでオーソドックスに感じられる4曲目、比較的厳かな5曲目、普通でありながら危うげな6曲目、ギタートリオで勝負している個性的な7曲目、けっこう元気な8曲目、ホンワカした感じの9曲目、ほのぼのしている10曲目。そして、幻想的な11曲目で幕を閉じます。

A Time For Ballads/ウィリアムス浩子

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ウィリアムス浩子のアルバムが続きますが、今日のアルバムを除けば、あとフル・アルバムが1枚とミニ・アルバムが2枚。そこまで短期間でのめり込んでしまった、ということですな(笑)。ヴォーカル・アルバムをあまり聴かない私としては珍しいことではあります。これを、この人に限り、長男の真空管アンプで聴いているというのも、今までなかったパターンですし。しかも、通常は1回聴きでブログアップしてしまう自分にとっては珍しく、何回も聴いてしまっています。内容を確認するという感じではなくて、楽しんで繰り返してます。まあ、だまされたと思って、どれか1枚を聴いてみてください、としか言えないですけれども。


A Time For Ballads/ウィリアムス浩子(Vo)(Berkeley Square Music)
A Time For Ballads/Hiroko Williams(Vo)(Berkeley Square Music) - Released 2012. Alan Broadbent(P), Chuck Berghofer(B), Garry Foster(Ts), John Chiodini(G), Bill Cunliffe(Sound Producer) - 1. Mona Lisa 2. The Ballad Of The Sad Young Men 3. For All We Know 4. I'll Remember April 5. Smile 6. Just In Time 7. I Loves You Porgy 8. Fly Me To The Moon 9. Lush Life 10. A Time For Love 11. I'll Seeing You 12. A Nightingale Sang In Berlery Square(Bonus Track)

スタンダード集で、バラードのフル・アルバム。曲によってはミドル・テンポの4ビートの曲もありますが、ほぼバラードだけで固めるという、けっこう難しいことをやってます。バックのメンバーはピアノ(何とアラン・ブロードベント)を中心に、他のメンバーは曲によって加わってきます。相変わらず暖かくて、聴き心地のいいヴォーカルを聴かせてくれますが、そのソフトな肌触りのサウンドもいい感じ。曲も有名なものが多いですけど、バラード集ということもあり、あまり奇をてらわずに、正攻法で歌ったり演奏したりするのがいいところ。知っている曲が多いということもありますが、本当に心地よく、アルバムを通してボーナストラックを含め57分間、聴かせてくれます。こういうアルバムを日本人のヴォーカルでやっているところも面白い。(12年9月12日発売)

2016/05/28

While The Gate Is Open/Gary Thomas

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While The Gate Is Open/Gary Thomas(Ts, Fl)(Bamboo) - Recorded May 1990. Kevin Eubanks(G), Renee Rosnes(P, Synth), Dave Holland(B), Anthony Cox(B), Dennis Chambers(Ds) - 1. Strode Rode 2. Star Eyes 3. You Stepped Out Of A Dream 4. The Song Is You 5. Invitation 6. Chelsea Bridge 7. On The Trail 8. Epistrophy (Winter&Winter JMT Edition だと 037)

ゲイリー・トーマスがスタンダードを演奏したアルバム。過激な曲もあり、ひっくり返る人が出てくるかも。ミディアムテンポやスローテンポの曲でも、メカニカルで個性的ながらも歌うサックスを聴いて、普通の演奏?もできるんだと改めて安心。ソニー・ロリンズ作の1曲目からいきなり過激なつばぜり合い。2、4曲目はメロディアスなスタンダードを非メロディアスなソロで歌っています。サックスソロのみゴリゴリくる3曲目、フルートが浮遊する5曲目、ベース、ギターとのトリオでスローなバラードに挑戦している渋い6曲目、ベース、ドラムとのトリオでリラックスした演奏の7曲目。そして8曲目のセロニアス・モンクの曲はかなりエキサイティング。デイヴ・ホランドは1-3、6曲目に参加、デニス・チェンバースは6曲目を除き参加。

フロム・ザ・ミュージカルズ/ウィリアムス浩子、フロム・サ・ムーヴィーズ/ウィリアムス浩子

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Williamsmovies
ウィリアムス浩子のアルバム、結局8枚全部注文してしまいました。家の真空管アンプで聴くには最適だし、やっぱりこの人上手いと思わせるものがあるし、中にはオーディオ的にも評価の高いアルバムも混ざっているし、といいところばかりあげてますが、実際に新譜もけっこう売れているようですし。実は一番最近の新譜だけまだ入手していません。インパクトとしては、「マイ・ルーム Side1-2」を聴いた時がけっこうあったように感じたけど、このアルバムも、考えてみれば録音は’07年と’08年。その時期でこれだけ歌っているのだから、文句はないですね。ミニアルバムは、2枚ずつの紹介です。


フロム・ザ・ミュージカルズ/ウィリアムス浩子(Vo)(Berkeley Square Music)
From The Musicals/Hiroko Williams(Vo)(Berkeley Square Music) - Recorded November 22, 2007. 平岡雄一郎(G)、山村隆一(B)、島祐介(Tp on 4)、ヤマカミヒトミ(As on 3) - 1. A Nightingale Sang In Berkeley Squiare 2. All The Things You Are 3. Bewitched 4. But Not For Me 5. 'S Wonderful

フロム・サ・ムーヴィーズ/ウィリアムス浩子(Vo)(Berkeley Square Music)
From The Movies/Hiroko Williams(Vo)(Berkeley Square Music) - Recorded August 3-5, 2008. 平岡雄一郎(G)、山村隆一(B)、島祐介(Tp on 2)、ヤマカミヒトミ(Fl on 1, As on 4)、matsumonica (chromatic harmonica on 3) - 1. Someday My Prince WIll Come 2. Stella By Starlight 3. Chalade 4. It's You Or No One 5. The Days Of Wine And Rosed

ミニ・アルバム。通販では’10年8月16日の発売日付になっているけれど、これはセカンドプレスで、’08年ごろライヴ会場だけでの販売用に作ったこれらのミニアルバムが、割と早く売れてしまったために、またプレスしたということらしいです。ギターとベースがバックで、曲によっては、別のミュージシャンも参加していたり、「 'S Wonderful」ではギターのオーヴァーダブもあるので、ちょっと凝っているというか、正統派なジャズを歌って、演奏している感じ。この頃からすでにヴォーカルのスタイルは完成されていると思います。映画音楽もミュージカルも、スタンダード的に楽しめるもので、曲の方もいいセレクトです。(10年8月16日発売)


2016/05/27

Birds Of Prey/Hank Roberts

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Birds Of Prey/Hank Roberts(Cello)(JMT) - Recorded January and Fenruary, 1990. D.K. Dyson(Vo), Mark Lampariello(G, Vo), Jerome Harris(B, Vo), Vinny Johnson(Ds, Vo) - 1. Comin' Home 2. Pretty Boy Tom 3. Seven Generations 4. Angels And Mud 5. Scream 6. Touch 7. Hear Me (Winter&Winter JMT Edition だと 036)

(99/08/15)全曲ヴォーカル入りでノリも良く、ポップスと紙一重のアルバム。しかも全曲 ハンク・ロバーツのオリジナル。売れセンを意識したのかもしれないけれど、センスが良い。いわゆるロックの編成にうまくチェロがさまざまな奏法でかぶさっています。いわゆるジャズとはかなり離れたところに位置していて、こういうのもアリ。1曲目はファンクっぽいサウンド、2曲目はドラマチックな展開を見せ、3曲目はギターやチェロが大胆にヴォーカルに絡み合っています。4曲目はプログレッシヴ・ロックのヴォーカル曲のようで、5曲目になると今度はハード・ロックのヴォーカル曲アヴァンギャルド風。6曲目はマイナー調で哀愁が漂ってきます。間奏でのチェロのソロも泣けます。7曲目はレゲエのリズムも取り入れています。

2016/05/26

Live At The Royal Festival Hall/John McLaughlin Trio

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Live At The Royal Festival Hall/John McLaughlin Trio(G)(JMT) - Recorded November 27, 1989. Kai Eckhardt(B), Trilok Gurtu(Per) - 1. Blue In Green 2. Just Ideas - Jozy 3. Florianapolis 4. Pasha's Love 5. Mother Tongues 6. Blues Foe L.W. (Winter&Winter JMT Edition だと 035)

このレーベルとしては珍しくベテランのリーダー・アルバムで、ベース、パーカッションとのトリオでのライヴ。JMT色と言うよりはやはりジョン・マクラフリン色のアルバム。アコースティック・ギターとエレキ・ベース(けっこう個性的)の組み合わせが、何ともいい感じ。有名な1曲目から渋めなアプローチ。あまり原曲の雰囲気はありません。2曲目は牧歌調のベースのメロディから何となくウェザー・リポート風な曲へとメドレーで続きます。3曲目は15分の曲で、ギターがえらいスピードで縦横無尽に動きます。4曲目はキメが気持ちよく変幻自在なノリの、トリロク・グルドゥ作の曲。5曲目は19分台の大作でファンクもありでドラマチック、ベースソロもカッコ良い。そう言えばブルースかなあと思える展開の6曲目はスキャットが面白い。

2016/05/25

Zenith/Marc Copland

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マーク・コープランドの新作。発売日より遅れて購入しました。某通販でとんでもない値段がついていたので、知り合いに教えてもらって、今回はディスク・ユニオンの通信販売を利用。リリカルで叙情的な面というよりは温度感が低く、ダークでモーダルな雰囲気の曲が目立っていたようにも思います。ただ、このメンバーならこういう方向もなかなかいいなあ、と思います。このところ、コープランドのリーダー作が出てなかったようでもあり、久しぶりに楽しみました。まあ、聴く人を選ぶアルバムで硬派なんですけど、好きな人は好きだろうなあ、と思います。特に3曲目のインプロヴィゼーション、14分もあってなかなか。


Zenith/Marc Copland(P)(InnerVoice Jazz)(輸入盤) - Recorded June 27 and 28, 2015. Ralph Alessi(Tp), Drew Gress(B), Joey Balon(Ds), Bill Zavatsky(Poem) - 1. Sun At The Zenith 2. Mystery Song 3. Air We've Never Breathed 4. Waterfals 5. Best Bet 6. Hurricane

(16/05/24)14分にわたる3部作の3曲目が4人のインプロヴィゼーション、2曲目がデューク・エリントン作の他は全曲マーク・コープランド作。ややいつもより過激か。1曲目から、どことなくダークかつ繊細な雰囲気を漂わせた5拍子系の曲で、これでこのメンバーのつかみはオーケーという感じ。エリントン作にしては、フレーズ的には速いところもあるにしても、小刻みなリズム、モーダルな雰囲気と温度感の低さで、彼らならではのサウンドを聴かせる2曲目、やはりインプロヴィゼーションという感じのやり取りだけど、長い物語感もあって、なかなか聴かせる3曲目、アップテンポの4ビートでモーダルな感じがカッコいい4曲目、唯一哀愁のある危うげな雰囲気の5曲目、8分の6拍子で暗めながらハリケーンの印象もある6曲目。

Season Of Renewal/Greg Osby

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Season Of Renewal/Greg Osby(As, Ss)(JMT) - Recorded July 1989. Kevin Eubanks(G), Edward Simon(G), Lonnie Plaxico(B), Paul Samuels(Ds), Cassandra Wilson(Vo), Amina Claudine Myers(Vo), Renee Rosnes(Key), Steve Thornton(Per) - 1. Sapphire 2. Enchantment 3. For The Couse 4. Life's Truth 5. Dialogue X 6. Season Of Renewal 7. Mischief Makers 8. Word 9. Constant Structure 10. Eye Witness 11. Spirit Hour (Winter&Winter JMT Edition だと 034)

変拍子の曲もありますが、4拍子(あるいは偶数拍子)の曲が増えています。様々な傾向の曲があるのは前作同様。1曲目は変拍子のように聞こえても、よく聴くと4拍子、パーカッションの効いた3曲目も同様。アミナ・クローディン・マイヤーズは2、4曲目に参加していて、その研ぎ澄まされたヴォイスがいい感じ。5曲目のようなテンポ、調性、拍子の曖昧なスローな曲はグレッグ・オズビー得意のパターン。カサンドラ・ ウィルソンも6、8、11曲目に参加していて、ヴォイス的ヴォーカルで、独自のオズビー空間に彩りを添えています。メロディが難しそう。6曲目のタイトル曲はなんとなくウェザー・リポートを連想させます。7曲目は4拍子のファンク。9曲目は偶数拍子、11曲目は7拍子のファンク。 独自路線のはじまりか。

2016/05/24

富士通スペシャル 100ゴールド・フィンガーズ ピアノ・プレイハウス’90

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実はこのアルバム、知り合いからのいただきものCDなんです。普段ならこういうアルバムを自分自身で購入することはありませんが、’90年当時の大物が10人も出演するライヴの2枚組、聴いてみたくなりました。やっぱりコメントがコメントの体をなしていませんけれども、演奏時間もたっぷりあり、ジャズの王道を行くようなピアノ演奏、たっぷりと楽しませていただきました。ジャズメン・オリジナルやスタンダードが多めで、ピアノ・トリオよりもソロの演奏の方が多い、などの特徴がありますが、エンターテイメントとしてのジャズを聴かせるには、十分すぎるぐらい、これでもかと演奏が続きます。


富士通スペシャル 100ゴールド・フィンガーズ ピアノ・プレイハウス’90(All Art)(中古)
Fujitsu Presents 100 Gold Fingers/Piano Playhouse '90(All Art) - Recorded May 20 and 31, 1990. [Disc 1] Ceder Walton(P on 1, 2, 10), Monty Alexander(P on 3-4, 12), Harold Mabern(P on 5-6, 13), Roger Kellaway(P on 7, 11), Ray Bryant(P on 8-9, 14), Bob Cranshow(B on 1-2, 7), Alan Dawson(Ds on 1-2, 7) - 1. Holy Land 2. Since I Feel For You 3. Look Up 4. Renewal 5. Sugar Ray 6. My Favorite Things 7. Doxy 8. Lullaby 9. St. Louis Blues 10. My Romance 11. Where Or When 12. Caravan 13. Sophisticated Lady 14. Take The A Train [Disc 2] Lynn Bernstein(P on 1, 6), Kenny Barron(P on 2-3), Junior Mance(P on 4-5), Hank Jones(P on 7-8), Tommy Flanagan(P on 9-10), Bob Cranshow(B on 1, 3-4), Alan Dawson(Ds on 1, 3-4) - 1. I Mean You 2. I THought About You 3. All God's Chillun Got Rhythm 4. Blue Monk 5. I Got It Bad And That Ain't Good 6. Just Squeeze Me 7. In A Sentimental Mood 8. You Took Advantage Of Me 9. Come Sunday 10. Blue Room

10人の有名なピアニストが一堂に会する、かなり豪華なコンサートの模様。この後’91年と’93年にもあったようです。普段は聴かないタイプのピアニストが多いですけど、なかなか素晴らしい演奏が続きます。ピアノ・トリオでの演奏曲は少なく、ソロの演奏が多いです。やはりベテランが多いせいか、いろいろなタイプの演奏で楽しませてくれます。記憶では、2人以上のピアニストの同時演奏もあったような気がしてましたが、クレジットからするとそれはないようです。今では聴くことができなくなったピアニストもいて、これだけの大物が揃うのも珍しいことなので、聴く価値はあると思います。これでもか、とゴージャスなピアノの演奏を堪能できます。オリジナルもあるけれど、スタンダードなども多く、このライヴを十分楽しみました。(03年5月21日発売)

2016/05/23

Jumpworld/Cassandra Wilson

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Jumpworld/Cassandra Wilson(Vo)(JMT) - Recorded August 1989. Rod Williams(P), Kevin Bruce Harris(B), Mark Johnson(Ds), David Gilmore(G), Special Guests: Steve Coleman(As), Robin Eubanks(Tb), Graham Haynes(Tp), Greg Osby(As), Lonnie Plaxico(B), Gary Thomas(Ts), Kirth Atkins(Ds Program), James Moore(Rap) - 1. Woman On the Edge 2. Domination Switch 3. Phase Jump 4. Lies 5. Grand System Masters 6. Jump World 7. Love Phases Dimentions 8. Whirlwind Soldier 9. Warm Spot 10. Rock This Calling (Winter&Winter JMT Edition だと 033)

再びM-BASEの世界の真っ只中に戻ってきたような、しかも豪華なゲストの作品。ファンク色も強くなってきています。 合作が多いですが全曲彼女も関わっています。1曲目から変拍子の彼女の曲でその世界に引き込まれます。4拍子ながらもM-BASE的な2、5曲目、短いファンクの3曲目、変拍子だけれどメロディアスな4曲目、グレアム・ヘインズ作のファンクの5曲目、ラップとドラムン・ベースが入ったサウンドの6曲目、個性的なポップスの曲の7、8曲目、ノリの良い変拍子の共作曲で、間奏もカッコ良い9曲目、エキゾチックな10曲目。11曲目は渋めのM-BASE風の曲。スティーヴ・コールマンは2、6-7、11曲目に、ロビン・ユーバンクスは1-2、5曲目に、グレッグ・オズビーとゲイリー・トーマスは1、5曲目に参加。

マイ・ルーム Side1-2/ウィリアムス浩子

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これらのアルバム、どのアルバムか忘れたけど、4月のオフ会で2人の方が持ってきて、真空管アンプでかけたら、ギターとヴォーカルの空間が良かったので、今回注文してしまいました。今回はもちろん息子の作った真空管アンプとスピーカーはスーパースワンという組み合わせで、いつもと違った感じでかけてます。こうなるとLPプレイヤーとアナログ盤が欲しくなりますが、ここはぐっとCDでガマン。館山「コンコルド」の佐久間さんも、真空管アンプ試聴会の時はCDを使っていることが圧倒的に多いので。今サイド4まで出てます。これらを通常のアルバムコメントとして個々に書いていくのは難しいので、まとめて印象などを書いていきます。売れているようですね。


マイ・ルーム Side1/ウィリアムス浩子(Vo)(Berkeley Square Music)
My Room Side1/Hiroko Williams(Vo)(Berkeley Square Music) - Recorded January 28-29 and April 1-2, 2014. 馬場孝喜(G) - 1. Like A Lover 2. Again 3. Moon River 4. In My Life 5. Quiet Nights Of Quiet Stars(Corcovado)(14年9月10日発売)

マイ・ルーム Side2/ウィリアムス浩子(Vo)(Berkeley Square Music)
My Room Side2/Hiroko Williams(Vo)(Berkeley Square Music) - Recorded April 1-2, May 19, December 15-28, 2014. 馬場孝喜(G) - 1. If 2. Someone To Watch Over Me 3. Danny Boy 4. I'll Weave A Lei Of Stars For You 5. You Must Believe In Spring(15年4月15日発売)

ミニアルバムということで、それぞれスタンダードなどを5曲ずつの収録。ギターとヴォーカルだけのシンプルな編成なので、ごまかしがきかないと思うのですが、それをこれだけ聴かせてしまうのだからすごいと思います。録音も良いようで、雑誌などでのオーディオ系の賞もとったものもありますし。ヴォーカルの本当のうまさ、というのはなかなか自分には分かりづらい世界ですけれど、これはいいと思います。今回に限り、あえて真空管アンプで聴くことを選択。1枚当たり20分ほどの収録と短いけれど、彼女の世界がいっぱい詰まっています。表現の表側、裏側の繊細なところまで分って表現しきっているような雰囲気があります。それでいて優しい。久しぶりに何度も繰り返しかけてしまうアルバムたちに出会えました。

2016/05/22

Dedication/Robin Eubanks/Steve Turre

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Dedication/Robin Eubanks(Tb)/Steve Turre(Tb)(Bamboo) - Recorded April 19-21, 1989. Mulgrew Miller(P), Franchesca Tanksley(Synth), Charnett Moffett(B), Tommy Campbell(Ds), Tony Reedus(Ds), Jimmy Delgado(Per) - 1. The New Breed 2. V.O. 3. Red, Black And Green Blues 4. Trance Dance 5. Perpetual Groove 6. Especially For You 7. Koncepts 8. Victory(Winter&Winter JMT Edition だと 032)

ロビン・ユーバンクスとスティーヴ・トゥーレの2トロンボーン作。2人で4曲ずつ提供。メカニカルなJ&Kという印象もありますが、トロンボーンでこんなに速いフレーズって吹けましたっけ、と思うくらいの曲もあります。もちろんバラードもなかなか味があるのですが。都会的でM-BASEっぽい7拍子ファンクの1曲目、渋めのラテンタッチでドラマチックな展開を示す2曲目、オーソドックスなブルースですが洗練された3曲目、これまたけっこう難しそうなテーマや展開の4曲目、正統派のファンク作とでも言うべきトロンボーンのフレーズがスゴい5曲目、美しいバラードの6曲目、不思議な感覚(変拍子か?)の7曲目、ラテン色も交えたストレートな8曲目と続きます。アルバム中の曲の色合いはまさにいろいろ。

Andando El Tiempo/Carla Bley/Andy Sheppard/Steve Swallow

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ECMレーベル新譜聴き2日目で一段落。カーラ・ブレイのWattレーベルなどのアルバムはあいにく少ししか聴いてませんけど、ここでのトリオの演奏、ECM2枚目は、やはり考え抜かれた演奏で、せーの、でやっているジャズとは一線を画しますね。サウンドの傾向も、まあ、ECMらしいと言えばらしいし、そういう意味ではマンフレート・アイヒャーのプロデュースでねらったところがうまく出ているんじゃないかと思います。あえて47分という短い収録時間、以前は他のCDで何のことかと思っていたのですが、1枚もののLPで出すという並行した企画もあったんですね。興味深い演奏でした。まだこのトリオ、続くんじゃないかな?


Andando El Tiempo/Carla Bley(P)/Andy Sheppard(Ts, Ss)/Steve Swallow(B)(ECM 2487)(輸入盤) - Recorded November 2015. - Andando El Tiempo: 1. Sin Fin 2. Potation De Guaya 3. Camino Al Volver 4. Saints Alive! 5. Naked Bridges/Diving Brides

(16/05/21)このメンバーではECM2枚目。メンバーの相性としてはなかなかいいです。全曲カーラ・ブレイの作曲で、最初の3曲が組曲。ジャケ写に長い譜面が写っているのは、記譜された部分が多いということだと思いますが、1曲目からけっこう緻密に考え抜かれたメロディやコード進行で、ドラマチックに、ちょっと哀愁をたたえて曲が進んでいきます。3曲目は少しミステリアスなラインがありますが、そこまではその沈んだ色調や、哀愁感が統一されたドラマのように仕立て上げられていて、なかなかいい感じ。4-5曲目も、彼女ならではのメロディラインと、ちょっと妖しげなサウンドが魅力的で、トリオという編成ながら、もっと大きい編成のサウンドを聴いているような錯覚にとらわれます。こういう考え抜かれたジャズもいい。

2016/05/21

In Movement/Jack DeJohnette/Ravi Coltrane/Matthew Garrison

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ECMの新譜が6日に2枚届いていました。予定ではECMだけであと6月10日までに9種発売予定となってますが、まだ届いてないないですけど追いつくかどうか。このアルバムも興味深いですね、ジョン・コルトレーンのバンドの息子たちに焦点を当てたアルバムです。1曲目はそのスピリチュアルなサウンドが出てましたけど、その後は激しい曲もあるにしても、ECMにコントロールされていて、全般的に静けさが基調で、激しくても熱くないような気がします。それでも演奏やこういうメンバーを集めたという視点はいいと思うし、ジャック・ディジョネットもドラムスにピアノにと、その個性を発揮しています。なかなか興味深いとは思います。マシュー・ギャリソンは静かすぎるような気も。


In Movement/Jack DeJohnette(Ds, P, Electric Per)/Ravi Coltrane(Ts, Ss, Sopranino S)/Matthew Garrison(B, Electronics)(ECM 2488)(輸入盤) - Recorded October 2015. - 1. Alabama 2. In Movement 3. Two Jimmys 4. Blue In Green 5. Serpentine Fire 6. Lydia 7. Rashied 8. Soulful Ballad

(16/05/21)3人のインプロヴィゼーションが2-3曲目、ジャック・ディジョネット作が6、8曲目、ラヴィ・コルトレーンとの共作が7曲目、1、4-5曲目がジャズメン・オリジナルやスタンダード。ラヴィ・コルトレーンはジョン・コルトレーンの息子で、マシュー・ギャリソンはジミー・ギャリソンの息子(こちらはエレクトリック・ベース)。1曲目はけっこうスピリチュアルな演奏をしています。ドラムスの強力なプッシュはあるけれど、やはりECM的にやや抑制されています。ただスピリチュアルなだけではなく、2曲目は軽くてビート感もあり、少し今っぽい感じもする曲。荘厳ながらもファンク的な3曲目。エレクトロニクスの使い方も効果的。4-5、6、8曲目は割と淡々と進みます。7曲目はラシッド・アリに捧げた、サックスとのデュオの激しい曲。

By Any Means Necessary/Gary Thomas

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By Any Means Necessary/Gary Thomas(Ts, Fl, Synth)(Bamboo) - Recorded May 1989. Tim Murphy(P, Synth), Anthony Cox(B), Dennis Chambers(Ds), Greg Osby(As, Synth), John Scofield(G), Mick Goodrick(G), Geri Allen(P, Synth), Nana Vasconcelos(Per) - 1. By Any Means Necessary 2. Continuum 3. You're Under Arrest 4. Potential Hazard 5. To The Vanishing Point 6. Screen Gem 7. Janala 8. At Risk 9. Out Of Harm's Way (Winter&Winter JMT Edition だと 031)

超重量級サウンドを爆発させて本格的に開花した一枚。豪華な重量級のミュージシャンが、これでもかと押しまくるメカニカルなフレーズは、一聴の価値があります。1曲目のへビーなサウンドでノックアウトされるはず。重く沈んだファンクの2、4曲目、マイルス・バンドで有名な3曲目、重いバックのサウンドにバス・ドラムの連打が続く5曲目、これも重い6曲目、フリー・インプロヴィゼーションの小品の7曲目、ジョン・スコフィールドとミック・グッドリックの共演がうれしい8曲目。9曲目はグレッグ・オズビーも参加して複雑なリズムのノリかたをしている、やはり重量級の曲。ジョン・スコフィールドは1、3、8曲目に、グレッグ・オズビーは7、9曲目に、ジェリ・アレンは4-5、7曲目に参加、デニス・チェンバースは7曲目を除き参加。

2016/05/20

The Unity Sessions/Pat Metheny

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パット・メセニーの新譜が6日に出ました。いつもはすぐに飛びつくのですが、ちょうど繁忙期とも重なって、時間があってもなかなか聴く気にはなれない状態が続き(疲れていたので)、やっと聴きました。それにしても2枚組なので、これも聴く覚悟がいりますね(笑)。ただ、パット・メセニーというギタリストその人だけのジャンルを作ってしまったと言われるだけのことはあり、何を聴いてもいい、と思う状態です。曲によって変幻自在だし、相棒のクリス・ポッターもけっこういい演奏をしています。この4人(ないしは5人)で、今が旬なのではないかな、と思ってしまいます。まあ、私だったら、迷わず聴け、って感じなんでしょうけれども...。


The Unity Sessions/Pat Metheny(G, G Synth, Electronics, Orchestrionics)(Nonesuch)(輸入盤) - Released 2016. Chris Potter(Ts, Ss, Bck, Fk, G), Antonio Sanchez(Ds, Cajon), Ben Williams(B), with Giulio Carmassi(P, Flh, Whistling, Synth, Vo) - [Disc 1] 1, Adagia 2. Sign Of The Season 3. THis Belongs To You 4. Roofdogs 5. Cherokee 6. Genealogy 7. On Day One 8. Medley [Disc 2] 1. Come And See 2. Police People 3. Two Folk Songs(#1) 4. Born 5. Kin 6. Bise Up 7. Go Get It

(16/05/19)CD2枚組。[Disc 2]2曲目がオーネット・コールマンとの共作、[Disc 1]5曲目がギターとサックスのデュオでのスタンダードの他は、パット・メセニーの作曲。基本この4人(もしくは5人)で、多重録音もあるのだろうけれども、2曲目で、昔のパット・メセニー・グループをほうふつとさせるようなサウンドになったのはビックリしました。ライル・メイズのキーボードがなくても、もはや不足感はないです。この後の場面でもアコースティック・ギター、あるいは抑制されたエレクトリック・ギターの出てくる場面があり、その曲の抒情性に一役かっています。もちろん4曲目のように盛り上がる場面もあるし、6曲目はフリーではじまる小品。8曲目のギター・メドレーはある意味懐かしい。パットは何を出してもどんな曲でも話題作になります。

2016/05/19

カリョウビン/スポンティニアス・ミュージック・アンサンブル

Karyobin
3月末に日本初CD化で出るぞと言われながら、延期になってやっと出たアルバム。フリージャズなので、このメンバーを見てときめく人もいれば、どーでもいいという人もいるアルバムではないかと思いますが。クレジットではDennis Baileyとなっているけど、これはデレク・ベイリー。’68年のこの当時、これだけのメンバーが集まったというのは、スゴいことだと思います。日本盤紙ジャケは税込み2,880円と、再発ものにしては少々値が張るけれど、それでも買う人は一定数いるんじゃないでしょうか。このシリーズ、他にも欲しいものがあったのですが、それが早々と発売中止になってしまったことが少々残念です。それだけ権利関係が難しいのかな?


カリョウビン/スポンティニアス・ミュージック・アンサンブル(Island)
Karyobin/The Spntaneous Music Ensemble(Island) - Recorded February 18, 1968. John Stevens(Ds), Evan Parker(Ss), Kenny Wheeler(Flh Tp), Dennis Bailey(G), Dave Holland(B) - 1. Part 1 2. Part 2

フリー・ジャズ。年代からするとドシャメシャな感じを想定していましたが、むしろそういう面もありながらも、フリー・インプロヴィゼーションとして静かな面と盛り上がる面とがあって、ECM初期のような割と完成されたイメージのフリー。ケニー・ホイーラー、エヴァン・パーカー、デレク・ベイリー、デイヴ・ホランドもいるし、メンバーもなかなかスゴい。非イディオム系もあり。それが49分、パート1、パート2とに分かれて(これはLPの収録時間の関係だと思う)、フリー的に少しドラマチックな感じもしながらも、とにかく前へ進んでいきます。途中曲の途切れ目のような部分があるのは、ある程度の時間の曲をつなぎ合わせたものだと思われます。グループは続いたそうですが、その都度メンバーなども代わっていたとか。’68年の記録。(16年5月18日発売)

2016/05/18

ベスト 2005-1015/山中千尋

Yamanakabest
山中千尋のベストアルバムが昨年秋に出ていたのですが、ベストということで、全部オリジナルアルバムはもっているし、ということで、当時はパスしました。ただ、ここに2曲新録音も入っているし、気にはなっていたので、今になって購入。選曲も曲順もいいし、2枚のCDに長時間収録なので、まあ、連続して聴くと体力がいるということもありますけど、お得なのではないかと思います。また、曲によってエレキピアノ(オルガン?シンセ?)なども出て来るし、いろいろと新しいこともやっているなという印象です。この10年間を見ていく意味では、あるいはこれからという人にもいいかなあ、と思います。


ベスト 2005-1015/山中千尋(P)(Blue Note)
Best 2005-2015/Chihiro Yamanaka(P)(BLue Note) - Released 2015. Disc 1-6, 9 Yoshi Waki(B), John Davis(Ds) - [Disc 1] 1. Summer Wave 2. Sing Sing Sing - GIve Me A Break 3. Quand Biron Voulut Danser 4. Because 5. Fur Elise 6. Yagibushi 7. Here's That Rainy Day 8. Slipped Disc 9. Take Five 10. Funiculi Funicula 11. Maple Leaf Rag 12. Friday Night At The Cadillac Club 13. There Will Never Be Another You 14. Don't Know Why [Disc 2] 1. Carillon 2. So Long 3. Living Without Friday 4. Rain, Rain And Rain 5. Hanon Twist 6. Drift Apart 7. On The Shore 8. One Step Up 9. Orleans 10. The Roof Of The Light 11. 2:30 Rag 12. Insight Foresight 13. B.G. 14. G.B. 15. The Backstroke Dance

山中千尋のヴァーヴ、ブルーノート時代のベスト盤。Disc1の6、9曲目が新録音になっていて、1枚目が既成曲、2枚目がオリジナルです。全部持っていると思ったら、彼女の選んだコンピレーション盤「Universal A Go Go!!」(’06年)の曲がDisc2の15曲目にあったりもします。静かな場面もあるけれど、いきなり盛り上がって、ここでこう来るか、となるような意表をつく場面もけっこうあり、やっぱりパワフルだなあ、と改めて思います。時間もCD2枚で長時間収録なので、まだこれからという人は聴いてみてもいいし、もう持っているよという人も、曲順も良いので聴いてみてもいいのかも。元気な曲ばかりではなくて、静かな場面で落ち着きを取り戻す余裕もあるので、聴くのにやや体力を要するものの、内容的にけっこう素晴らしい。(15年10月14日発売)

2016/05/17

Fractured Fairy Tales/Tim Berne

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Fractured Fairy Tales/Tim Berne(As, Voice)(JMT) - Recorded June 1989. Herb Robertson(Tp, Cor), Mark Feldman(Vln), Hank Roberts(Cello, Voice), Mark Dresser(B), Joey Baron(Ds) - 1. Now Then 2. SEP 3. Hong Kong Sad Song/More Coffee 4. Evolution Of A Pearl (1) Part 1 (2) Part 2 5. Lightnin' Bug Boute 6. The Telex Blues (Winter&Winter JMT Edition だと 030)

(00/07/17)独特なバンド・サウンドを持つアルバム。弦楽器と管楽器の不思議な融合したサウンドと言えば良いのかどうか。構成がしっかりしていてドラマチックではありますが、全体で聴かせる印象。1曲目はオーソドックスなジャズのテーマのような旋律をアヴァンギャルドな一風変わったサウンドが取り囲んでいます。もったりとユニゾンのテーマも合わせ進んでいく2曲目、浮遊感のあるテーマからアグレッシヴなホーンがバラバラに、あるいはまとまって盛り上がってくる3曲目、何と19分もの組曲で、構築されたフリーという感じの4曲目、ストリングスが中心の30秒台の小品の5曲目。いきなり叫び声のようなヴォイスではじまる6曲目は旋律にまとわりつくアンサンブルという感じですが、緩急があってドラマチック(?)。

2016/05/16

Paul Motian On Broadway Vol.1

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Paul Motian On Broadway Vol.1(Ds)(Bamboo) - Recorded November 11-12, 1988. Joe Lovano(Ts), Bill Frisell(G), Charlie Haden(B) - 1. Liza 2. Somewhere Over The Rainbow 3. They Don't Believe Me 4. What Is This Thing Called Love 5. My Heart Belongs To Daddy 6. Last Night When We Were Young 7. I Concentrate On You 8. Someone To Watch Over Me 9. So In Love(Winter&Winter JMT Edition だと 029)

ポール・モチアンのバンブー時代は企画ものが多くなり、これはブロードウエイ集でゲストはチャーリー・ヘイデン。ねばるベースです。やはりスタンダードで普通に演奏すると(十分個性的ですが)曲によってはベースがいるかなという気も。おなじみの曲が多く、どの曲も楽しめます。1曲目はけっこうノッてきて、オーソドックスと個性の戦い。ベースレスで空気感のある2曲目、美しいメロディの3曲目、不思議な浮遊感覚の漂う4曲目、妖しくメロディが心に残る5曲目、ひっそりと寄り添うような静かな6曲目、サックスがソフトに唄っている7曲目、静かながらそれぞれのソロがいい8曲目。比較的活発でメロディアスな9曲目で幕を閉じます。チャーリー・ヘイデンは1、2-5、7-9曲目に参加 しています。

2016/05/15

Arcado-String Trio/Mark Dresser, Mark Feldman, Hank Roberts

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Arcado-String Trio/Mark Dresser(B), Mark Feldman(Vln), Hank Roberts(Cello)(JMT) - Recorded February 1989. - 1. Gartman's 2. Giffin' Leroy 3. Sutonium # Three, Part 1, Part 2 4. Kraine 5. Living Bicycles 6. Pastoral 7. Curve Ball 8. Ethel 9. West Bank Cindy(Winter&Winter JMT Edition だと 028)

(00/07/29)何たって、ヴァイオリン、チェロ、ベースによるトリオなので、その色合いはクラシック的なインプロヴィゼーション。構築されている部分も多いのでしょう。1曲目は11分台の曲で、淡い色合いでドラマチックな展開を見せています。2、4、6、8曲目はいずれも短く、完全即興で彩りを添えています。混沌とした音の融合的表現で、場合によっては雅楽にも通じるものがあるパート1とメロディが浮き上がってくるパート2の、やはり12分台の3曲目、ノリが良くて比較的分かりやすい(わけないか)5曲目、何とも幽玄な世界をあらわしている(?)これまた12分台の7曲目。ちょっとアップテンポのカラフルな9曲目。うーん、ジャズでないと言えばジャズではありませんが、こういう世界もあっても良いでしょう。

2016/05/14

In The Year Of The Dragon/Geri Allen, Charlie Haden, Paul Motian

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In The Year Of The Dragon/Geri Allen(P), Charlie Haden(B), Paul Motian(Ds), Juan Lazaro Mondolas(Bamboo Fl)(JMT) - Recorded March 3-10, 1989. - 1. Oblivion 2. For John Malachi 3. Rollano 4. See You At Per Tutti's 5. Last Call 6. No More Mr. Nice Guy 7. Invisible 8. First Song 9. In The Year Of The Dragon (Winter&Winter JMT Edition だと 027)

このメンバーによるトリオ第2作(第1作はSoul Noteより)。ジェリ・アレンは大物2人を相手に堂々と演奏していて、まさに個性と個性のぶつかり合い。3人とも独特なリズム感を持っているので、そういう意味でも楽しめました。メロディアスな曲が多かったのですが6曲がオリジナルでした。1曲目はバド・パウエルの曲をノリも良く料理しています。きれいなメロディを静かに奏でる個性的な2曲目、ケーナも入って牧歌的な3曲目、ジャズっぽいテーマの4曲目、モッタリした加減が逆に良いフリーに近い5曲目、骨ぼったいサウンドの6曲目、オーネット・コールマン作のノリの良い7曲目、やたら渋いスローな8曲目。9曲目のタイトル曲は3人が寄り添って自由かつメロディアスに対話しているような感じです。

2016/05/13

Goin' Home/Bob Stewart First Line Band

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Goin' Home/Bob Stewart(Tuba) First Line Band(JMT) - Recorded December 1988. James Zoller(Tp), Steve Turre(Tb), Jerome Harris(G), Buddy Williams(Ds), Guest: Earl Gardner(Tp), John Clark(French Horn), Frank Colon(Per), Ed Blackwell(Ds) - 1. Subi La Nas Alturas 2. Art Deco 3. Bell And Ponce 4. Tunk 5. Sugar Finger 6. Sweet Georgia Brown Sweet (Sweet Georgia Brown - Wildmill - Donna) 7. Priestess (Winter&Winter JMT Edition だと 026)

(99/07/10)珍しいチューバのリーダー作。編成はドラムとギターを除けば全てホーンで、必然的にチューバはベースパートを受け持つことが多いです。ところがソロを吹かせても、かってのレイ・ドレイパー(Tuba)(知ってるかな?)のようなまだるっこさはなく、あの吹きづらい楽器にしては非常にバカテクで、身軽なフレーズを連発します。当然ニューオリンズ系統の曲もありますが、新しい。ファンクあるいは新しめのジャズの曲もあります。1、3曲目はファンク系統、ゆったりとしたドン・チェリー作の2曲目、スウィングしてしまう4曲目、トラディショナルでもサウンドは古くない5曲目、アンサンブルのまとまりがさえるメドレーの6曲目。7曲目はビリー・ハ-パー作の12分にもおよぶ壮大でドラマチックな曲です。

2016/05/12

Some Other Time/Bill Evans

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自分が社会人になって、ジャズに目覚めて2-3枚目に買ったアルバム(CD)がビル・エヴァンスの「ポートレイト・イン・ジャズ」でした。当時は脳天に衝撃をくらったようになって、何度も聴き返したものでした。その後、彼の出ているアルバムはリーダー作でもサイド参加作でも集めてましたが、その後、発掘音源が次々に出てくるので、いったん追いかけるのをやめてました。でも、発掘音源としては今日のアルバムはMPSのスタジオレコーディングということもあって、出色の出来ですね。やっぱり自分のジャズピアノ聴きの原点は(最近聴いてないにしても)ビル・エヴァンスだということがはっきりしました。まずは聴いてください、ということで。本当に好きなものは理屈ではないです。


Some Other Time/Bill Evans(P)(Resonance)(輸入盤) - Recorded June 20, 1968. Eddie Gomez(B), Jack DeJohnette(Ds) - [Disc 1] 1. You Go To My Head 2. Very Early 3. What Kind Of Fool Am I? 4. I'll Remember April 5. My Funny Valentine 6. Baubles, Bangles And Beads 7. Turn Out The Stars 8. It Could Happen To You 9. In A Sentimental Mood 10. These Foolish Things 11. Some Other Time [Disc 2] 1. You're Gonna Hear From Me 2. Walkin' Up 3. Baubles, Bangles And Beads 4. It's All Right With Me 5. What Kind Of Fool Am I? 6. How About You? 7. On Green Dolphin Street 8. Wonder Why 9. Lover Man (Oh, Where Can You Be?) 10. You're Gonna Hear From Me [Alternate Take]

(16/05/11)Verveの「Bill Evans At The Montreux Jazz Festival」でこのトリオでライヴ録音した(June 15, 1968.)後に、MPSでのスタジオ録音の発掘音源だそうで、続々と彼の発掘音源が出てくる中では、珍しいスタジオ録音ということと、音も当然いいし、数少ないこのメンバーの録音ということで、超ド級と言っていいくらいの発掘音源です。デュオの曲も多いし(Disc 1の半分以上を占める)、ソロの曲もあるものの、同じ曲を演奏しているのは3曲だけで、残り物を集めたという感じが全然ないのもいい。おなじみの曲の演奏もあるけれど、同じ曲を繰り返し演奏するビル・エヴァンスはそれを補ってあまりある魅力が今でもあります。新しいピアニストがどんどん出てきても勝てないと思うのは、やはりこういう演奏は出てくるからでは。

2016/05/11

マジェスティ・ミュージック/ミロスラフ・ヴィトウス

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ミロスラフ・ヴィトウスの日本初CD化の廉価盤が出たのでゲットしました。輸入盤より安いのはラッキーかもです。ウェザー・リポートを’74年に脱退して、その後の「マジカル・シェパード」に続くリーダー作とのこと。聴いた感じ、1曲目以外はアコースティック・ベースを弾いているようだし(ただ、クレジットにあった360 systemというのが、アコースティックをエレクトリック化した音で出す仕組みのものかもしれないけど)、その後の多重録音好きもこの当時あったようで、彼が当時やりたかったサウンドがこれだったんだなあ、と分かります。ただ、時代性もあって、聴く人を選ぶアルバムになるのかなあ、という気もしています。ジャケ写が、よく見ると、夕陽に照らされたアコースティック・ベースなので、なるほど、という感じ。


マジェスティ・ミュージック/ミロスラフ・ヴィトウス(B、G、Key,)(Sony)
Majesty Music/Miroslav Vitous(B, G, Key)(Sony) - Recorded 1976. Jaroslav Jakubovic(As, Ts, Bs, Fl), Rimora Francis(Key, P, Vo), David Earl Johnson(Conga, Per), Lenny White(Ds on 1, 4-5, 9), Gerry Brown(Ds on 3, 6), Francesco Centeno(B on 4-5), Bobby Goldman(Ds on 8) - 1. X Rated 2. See You, November 3. Majesty Music 4. New Orleans 5. Do You, Don't You, Won't You? 6. Best Friends 7. Streams And Fields 8. Folks 9. Mount Shasta (Part II) 10. Requiem For My Mother

2曲目がJaroslav Jakubovicとの共作、5、10曲目がJaroslav Jakubovicの作曲、他はミロスラフ・ヴィトウスの曲。1曲目のようにイケイケのジャズロック的な曲も多めだけど、自らほとんどアコースティック・ベースを弾いて、エレクトリック・ベースは人に任せる場面も。当時のジャズロックで、やや内省的な部分もあったり、そのままイケイケでもないんだよ、という風に、ウェザー・リポート的なちょっと複雑なアレンジの部分もあります。彼がグループを脱退後だったので、これが俺のやり方だ、的なものを示したのかも。多重録音の手法もけっこう使っているんだと思います。6曲目のように彼独自のジャズに聴こえる部分もあります。ただ、当時のジャズロックというかクロスオーヴァーで、ちょっと時代を感じさせる音かもしれない。(16年4月27日発売)

2016/05/10

ホームページのリンク集について考える

私のホームページには昔からリンク集があります。

今では知らない人が多いと思いますが、Googleという便利な検索エンジンができる前は、ディレクトリ型検索といって、人力でカテゴリ別にリンクを作る検索とか、自分でキーワードを入力して、それに引っ掛かったら表示が出る原始的な検索しかなかった時代の事です。当時はネットサーフィンと言って、自分の趣味やその他の興味あるサイトを巡っていくのが日課でした。そこで、ホームページのリンク集というのが当時は便利で、そこをたどっていくと、自分の興味あるサイトが増えていく、という仕組みでした。そして相互リンクをしたりして、お互いの親睦を深める、という効果もありましたし。

時代は変わり、ホームページもだんだん減ってきたり、昔はあまり想像ができなかったのですけど、移転が多かったりして、リンク先を追いかけるのが難しくなってきたんですね。昔と違って、リンク集をだどってお気に入りのサイトを探すより、Googleで用語その他で検索して目的のものを見つける、ということが圧倒的に増えてきて、リンク集というものの存在意義がなくなってきたのでは、と思います。リンク集自体をなくす人も出てきてますし。

自分は急になくすということまでは考えてないですけど、連絡もなしに移転してしまった人は、たどれば移転先が書いてある時は別にしても、わざわざ検索をかけないと出てこない場合、やっぱりそのサイトへのリンクはいったん削除してしまいます。今では全盛期の半分ほどのリンクになってしまいました。これからも、廃止や移転を宣言しているプロバイダーがあるので、リンク集のリンク自体が減っていく可能性があります。もうリンク集というのは時代遅れのものかなあ、なんてことを考えています。

Cold Sweat Plays J.B./Craig Harris

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Cold Sweat Plays J.B./Craig Harris(Tb, Vo)(Bamboo) - Recorded November 1988. Eddie E.J. Allen(Tp), Booker T. Williams(Ts), Kenny Rogers(As, Ss), Clyde Criner(Key), Fred Wells(G), Brandon Ross(G), Alonzo Gardner(B), Kweyao Agyapon(Per), Damon Mendes(Ds), Kenyatte Abdul-Rahman(Per), Arther Blythe(As), Olu Dara(Cor), David Murray(Ts), Sekou Sundiata(Vo) - 1. Brown's Prance 2. Give It Up Or Turnit A Loose 3. It's A Man's World 4. I Got The Feelin' 5. Brown's Dance 6. Showtime Medley: a) Gonna Funky Good Times b) I Got The Feelin' c) I Can't Stand It d) Licking Stick e) There Was A Time 7. Please, Please, Please 8. Try Me 9. Cold Sweat (Winter&Winter JMT Edition だと 025)

ジェームス・ブラウンの曲を集めたアルバム。そしてオリジナルが少々。と言ってもバンブー・レーベルなので、ただものではないかも。ゲストにアーサー・ブライスやデヴィッド・マレイの名もあるとおり、ソロは比較的アグレッシヴな部分も。リズムは往年のR&B/ソウル・ミュージックという感じで一種独特な感じ。2曲目のようにラップのようなヴォーカルも入っている曲も。3曲目のようなバラードも、それはそれで味わいがあります。ホーンがハジケているオリジナルの5曲目、ファンキーなメドレーの6曲目、これまたゴキゲンな7曲目、さりげないバラードの8曲目。9曲目はアグレッシヴ・ポップとも言うべきタイトル曲。ポップな部分も多いのですが、元になったジェームス・ブラウンを知らないのが少々残念かも。

2016/05/09

Cipher Syntax/Strata Institute

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Cipher Syntax/Strata Institute(Bamboo) - Recorded March and April, 1988. Steve Coleman(As), Greg Osby(As, Ss, Pitchrider), David Gilmore(G), Bob Hurst(B), Tani Tabal(Ds), Marvin "Smitty" Smith(Ds) - 1. Slang 2. Bed Stuy 3. Turn Of Events 4. Decrepidus 5. Ihgnat Town 6. Micro-Move 7. Wild 8. Humantic 9. Abacus 10. Ihgnat(Winter&Winter JMT Edition だと 024)

スティーヴ・コールマンとグレッグ・オスビーによる双頭アルバム。 作曲も2人いずれかとグループ名義のものがあります。2人は似たフレーズとサウンドの方向性を当時は持っていたと思うのですが、もともと強力な2人だけに迫力があります。それぞれの単独アルバムに比べ、M-BASE理論をより深く追求しているアルバムで、よりメカニカルなメロディの曲やフレーズが多いです。ベースにアコースティック ・ベースのボブ・ハーストがいる事で、やや落ち着いたサウンドに。いくぶんシンプルになっているかな、という印象もあります。6曲目のサックスのみの曲も彼らのやりたい方向が見えてきます。マーヴィン・”スミッティ”・スミスは1-3、5、7-10曲目に参加。1、8曲目はツイン・ドラムの編成。

2016/05/08

Different Perspectives/Robin Eubanks

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Different Perspectives/Robin Eubanks(Tb)(Bamboo) - Recorded June 1988. Kevin Eubanks(G), James Weidman(P), Peter Washington(Ds), Jeff "Tain" Watts(Ds), Rael Wasley Grant(G), Terri Lyne Carrington(Ds), Slide Hampton(Tb), Clifton Anderson(Tb), Douglas Purviance(Btb), Steve Coleman(As), Michael Mossman(Flh), Jerry Gonzales(Per) - 1. Midtown 2. The Night 3. Taicho 4. You Don't Know What Love Is 5. Overjoyed 6. Walkin' 7. Different Perspectives(Winter&Winter JMT Edition だと 023)

スティーヴ・コールマン&ファイヴ・エレメンツとアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの両方で活躍していた彼らしく、初リーダー作には、M-BASE系の曲とオーソドックスな表現の曲とが同居しています。また、曲ごとにメンバーを変えています。1曲目はM-BASE系を意識させるゴキゲンな変拍子ファンク。都会的なセンスで甘いトロンボーンが奏でるメロディアスなバラードの2曲目、比較的オーソドックス路線ですが洗練されて凝っている3曲目、トロンボーン、ベース、ドラムのみで勝負するバラードの4曲目、スティーヴィー・ワンダー作の5曲目、トロンボーン4人での大御所を含めたオーソドックスな演奏の6曲目。M-BASE的な要素を持つ、凝った7曲目は3管編成。スティーヴ・コールマンは7曲目に参加。

2016/05/07

Miniature

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Miniature(JMT) - Recorded March 1988. Joey Baron(Ds), Tim Berne(As), Hank Roberts(Cello, Voice) - 1. Ethiopian Bover 2. Circular Prairie Song (For Bill Frisell) 3. Hong Kong Sad Song 4. Lonely Mood 5. 'Marlin' 6. Peanut 7. Abeetah (For Jake And Mary) 8. Sanctuary (Winter&Winter JMT Edition だと 022)

(99/05/02)ベースのかわりにチェロが入ったサックス・トリオ。チェロの弓弾きが多いので、そのサウンドは一風変わったもの。しかもやっぱりアヴァンギャルド。これもこのメンバーで彼らのオリジナルだったら当然、ここまでやってくれないと、という気持ちはあります。1曲目はフュージョン風分かりやすいメロディのサックスでテーマをとりますが、やっぱり個性的なサウンド。テーマもモンク風ハズれたメロディのような2曲目、流れるようでいて緊張感あふれる3曲目、ゆったりと語りかけるところから賑わいをみせる4曲目、ちょっとですがジャズノリ(笑)の5曲目、5拍子系のテーマで中間部がフリー・インプロヴィゼーション系の6曲目、どことなくユーモラスで場面転換が多い7曲目。8曲目は3人の対話が続く感じです。

2016/05/06

個人ホームページは前途多難か

4月17日に、ニフティの旧ホームページがこの9月で終了とのことで、ニフティの新ホームページへ移行しました。当然ホームページアドレスも変わります。新ホームページはプロバイダー料金に含まれず、別料金なのですが、今回は以前からの人の移行のために、特別に無料のコースがあったということで、それでニフティ内での移行を考えました。また、自動的に旧アドレスにアクセスすると、9月までは移行の案内が出るということもありましたし。

移行は10-15分ほどで簡単でしたけど、その後、ブログからホームページへのリンクの変更が、私の場合特にホームページへのリンクが多かっただけに、大変でした。休み休みやって1週間ぐらいかかったかな。そして、ここ数日で、相互リンクや登録型の検索エンジンのサイトに、アドレス変更のお知らせを出しています。

もうホームページを放置している人も多くて、お知らせを出したところで、どれぐらいのサイトがリンク先を変えてくれるか、っていうのはあります。以前引っ越しした時も、ブログ以前のホームページ全盛期でありながら、まあ、半分変えてくれればいい方でしたから。

そして気がついたのは、特にOCNのホームページサービスが昨年終了していて、その関係のホームページがごそっとなくなっていたんですね。いくつかは検索してみましたけど、移転先も分らず。まあ、連絡も来なかったので、リンク切れは削除せざるを得ないというか。また、リンク先をチェックしてみると、私と同じだったニフティの旧アドレスを使用しているホームページもいくつか見受けられました。これも、そのままだったとしたら、9月に消えゆく運命にあるんだなあ、と思います。

今やブログやSNS、ツイッターその他いろいろな手段があるわけです。あえて作るのが大変なホームページ(特に趣味でやっている個人ホームページ)は増えないだろうだけではなく、どんどん減っていくことが予想されます。それに輪をかけて、採算が取れないんでしょうね、プロバイダーでの整理や撤退など、いい材料がないですよね。そんな中でも、アーカイヴ的な使い方ながら、自分はいつまでやってられるか、試してみたくなりました。

Mindgames/Greg Osby

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Mindgames/Greg Osby(As, Ss)(JMT) - Recorded May 1988. Geri Allen(P, Synth), Edward Simon(P, Synth), Kevin McNeal(G), Lonnie Plaxico(B), Paul Samuels(Ds) - 1. Dolemite 2. Mindgames 3. Thinking Inside You 4. This Is Not A Test 5. Excute Not 6. Mirror, Mirror 7. Silent Attitude 8. Altered Ego 9. All That Matters 10. Chin Lang (Winter&Winter JMT Edition だと 021)

前作と比べて、ピアノがチェンジしてシンセサイザーも多用していることで、より現代的なサウンドになっています。リズム的にはタイトになっている曲もありますが、スローナンバーなどは、空間を生かしてメロディー(フレーズ)がきれいな曲もあり、けっこう個性的です。全体的に、より内面を掘り下げた感じのアルバム。タイトル曲の2曲目などはちょっとエスニックな感じもするバラード。3、7、9曲目はスペイシー、5-6曲目はある意味で空間的なゆったりファンク。ピアノレス・クァルテットで暴れまわるファンクの4曲目、これぞM-BASEという感じの変拍子ファンクの8曲目、フリーっぽい静かな流れの9曲目。10曲目は完全にファンク(4拍子)です。でもメロディが独特。ジェリ・アレンは1、7、9曲目に参加。

2016/05/05

Continuum/Nik Bartsch's Mobile

2464
ECMレーベルのアルバムが1枚だけ届いたので、紹介します。今日のアルバム、ソロはないしビート感はあるしで、果たしてジャズのカテゴライズでいいのかどうかということはありますが、あえてアコースティックな音楽ということで無理やりジャズということにはしてしまいます。そう、おなじみの方も多いですが、この人をリーダーとするグループ、ソロらしいソロがないし、曲名もModul+番号だし、奇数拍子のはっきりしたリズムの曲も多めだし、ミニマル・ミュージックを連想させるしと、特徴的なことが多いグループです。かけているとトランス感覚に陥るような気もするし、分かりあおうとするともう少しかかるけど、気になるアルバムではあります。


Continuum/Nik Bartsch's(P) Mobile(ECM 2464)(輸入盤) - Recorded March 2015. Sha(Bcl, Contrabass Cl), Kasper Rast(Ds, Per), Nicolas Stocker(Ds, Turned Per), Extended: Etienne Abelin(Vln), Ola Sendeski(Vln), David Schnee(Viola), Solme Hong(Cello), Ambrosius Huber(Cello) - 1. Modul 29_14 2. Modul 12 3. Modul 18 4. Modul 5 5. Modul 60 6. Modul 4 7. Modul 44 8. Modul 8_11

(16/05/04)全曲ニック・ベルチュの作曲で、アレンジはMobileとなっています。Roninと比べて、ベースがいないだけのような気もしますし、奇数拍子系の変拍子が多い機械的な展開や、主旋律が見えてこずに、ある意味ミニマル的なサウンドというのは同じで、今回そこにストリングスが時に加わるという感じ。リズムはここでも割とはっきりしています。Mobileはアコースティックなアプローチだそうです。これで68分というのは長いかもなあとも思いますが、すでにECMでは彼の作品は5枚目なので、こういうサウンドがウケてもいるのでしょう。幾何学的なアプローチとでもいうのか、聴いていると、何かトランス状態になっていくような気も。曲名がModulの番号というのも、こだわりが見えて面白い。のめり込む人もいると思うサウンド。

2016/05/04

Monk In Motian/Paul Motian

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Monk In Motian/Paul Motian(Ds)(Bamboo) - Recorded March 1988. Joe Lovano(Ts), Bill Frisell(G), Dewey Redman(Ts), Geri Allen(P) - 1. Crepuscule With Nellie 2. Justice (Evidence) 3. Ruby My Dear 4. Straight No Chaser 5. Bye-Ya 6. Ugly Beauty 7. Trinkle Tinkle 8. Epistrophy 9. Off Minor 10. Reflections (Winter&Winter JMT Edition だと 020)

10曲全てがセロニアス・モンクの曲集。 そういう意味では親しみやすいアルバムのはずなのですが、ベースレスのせいか、全体的にフニャフニャしたスペイシーな味わいがあります。ビル・フリゼールのギターがけっこう個性的で、編成が編成なので露出度が極めて高いところがいい。この編成でいながら、けっこうハードな音色とフレーズのギターもあります。2、4-5、7-8曲目はそんな中でもちょっと激しく、テンポがある感じ。意外に元気という印象。同じピアノのジェリ・アレンが2曲(3、9曲目)とはいえ抜擢され、けっこうフリーっぽく個性的に演奏しています。有名な曲が多いので、なるほど、こういう料理方法もあるんだな、と感心。 精神的にはモンクを体現している? 好き嫌いが分かれるだろうなと思いつつ。

2016/05/03

Shades Of Bud Bowell/The Herb Robertson Brass Ensemble

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Shades Of Bud Bowell/The Herb Robertson(Tp, Flh) Brass Ensemble(Bamboo) - Recorded January and February 1988. Robin Eubanks(Tb), Joey Baron(Ds), Bob Stewart(Tuba), Vincent Chancey(French Horn), Bryan Lynch(Tp) - 1.Un Poco Loco 2. I'll Keep Loving You 3. Hallucinations 4. Glass Enclosure 5. The Fruit 6. Shades Of Bud (Winter&Winter JMT Edition だと 019)

(99/07/10)ホーンのアンサンブルによるバド・パウエル曲集。ドラム以外は全部ホーンなので、かなりダイナミック。特にボブ・スチュワートのチューバによるボトムはところによって壮絶で、全体のサウンドを引き締めています。知っている曲が多いのもうれしいところ。1曲目はテンポも良く、ドラムソロの部分にヴォイスが加わったりしてちょっとアヴァンギャルド。2曲目はゆったりとしたアンサンブルが素晴らしく、ハーモニーが複雑で、深い。非常に現代的なソロとめまぐるしく変わるアレンジの3曲目、テーマが荘厳でアドリブの交換はジャズしている4曲目、チューバ、ドラム、トランペットのトリオの5曲目。6曲目のみオリジナルで、曲のタイトルに反して自由で、かつアレンジされた世界が繰り広げられています。

2016/05/02

Blue Skies/Cassandra Wilson

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Blue Skies/Cassandra Wilson(Vo)(Bamboo) - Recorded February 1988. Mulgrew Miller(P), Lonnie Plaxico(B), Terri Lyne Carrington(Ds) - 1. Shall We Dance 2. Polka Dots And Moonbeams 3. I've Grown Accustomed To His Face 4. I Didn't Know What Love Is 5. Gee Baby Ain't I Good To You 6. I'm Old Fashioned 7. Sweet Lorraine 8. My One And Only Love 9. Autumn Nocturne 10. Blue Skies (Winter&Winter JMT Edition だと 018)

ピアノ・トリオをバックにした本格的なスタンダード集。マルグリュー・ミラーのピアノもなかなか渋いですが、カサンドラ・ ウィルソンの堂々としたヴォーカルと、少し変わったアプローチが素晴らしい。1曲目はヴォーカルの中の大胆なスキャットが面白い。2曲目はヴォーカルで聴けるのも味がありますがピアノの間奏も印象的。シットリと歌い上げる3曲目、スキャットも素晴らしくピアノも調性の浮遊感のあるソロが面白い4曲目、気だるそうでブルージーな5曲目、スリリングでドラムソロもある6曲目、ピアノとのデュオで歌い上げる7曲目、アップテンポでノリも良く迫力もある8曲目、ゆったりと歌う9曲目。10曲目はこれまたスキャットがなかなか素晴らしい。このアルバムの路線でもっと聴きたいものです。

2016/05/01

Peter Herborn's Acute Insights

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Peter Herborn's(Tb) Acute Insights(JMT) - Recorded November 1987 and January 1988. Kenny Wheeler(Tp, Flh), Hugo Read(As, Fl), Wollie Kaiser(Ts, Ss, Bcl, Bfl, Afl), Tim Wells(B), Peter Walter(Key), Jo Thonse(Ds, Per), Raimund Huttner(Synth) - 1. Free, Forward & Ahead 2. All Along The Sunstream 3. Beauty is... 4. Love In Tune(For B.A.) 5. Life Force/Living It(Winter&Winter JMT Edition だと 017)

(99/08/10)8重奏団での演奏で、ケニー・ホイーラーの名もクレジットされています。音が人数の割に厚く、調性が分かりにくいようなややアヴァンギャルドなメロディやホーンアレンジが特徴 で、この個性的でアグレッシヴなサウンドがなかなかいい感じ。全曲 ピーター・ハーボーンのオリジナルです。1曲目はその調性が分かりにくいホーンアレンジが印象的な曲。ピアノもややアグレッシヴに健闘しています。ややゆったりしているものの、やはり難しそうな2曲目、不思議な雰囲気を醸し出しつつも流れていく3曲目。4曲目は8分ほどの曲ですがパート1から4までのメドレーで組曲風。5曲目で4ビートの曲がでてきました。ただし途中でテンポが途切れフリー・インプロヴィゼーションのような部分も出てきます。

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