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2016/03/31

Live Montreal '89/Pat Metheny, Charlie Haden, Jack DeJohnette

Patmontreal
チャーリー・ヘイデンの’89年のモントリオールのライヴで、何日にもわたっていろいろなミュージシャンと共演したのですが、今までにCD化されなかった最後の1枚です。たぶんメンバーの契約上の関係だと思いますけど。ラジオ音源なので、しゃべりが多かったり、最後の曲がフェードアウトになっていてしゃべりが重なったところで終わっているなど、不満点はありますが、聴くことのできなかったところをやっと聴けたという満足感の方が高いです。19分に及ぶ5曲目はかなりパワフルで、後半の最後に何分もジャック・ディジョネットのドラム・ソロもあって、なかなか聴きごたえがありました。内容がそういう内容だということを知って買うなら、たぶん満足度は高いと思います。


Live Montreal '89/Pat Metheny(G, Synth), Charlie Haden(B), Jack DeJohnette(Ds)(Hi Hat)(輸入盤) - Recorded July 5, 1989. - 1. Blues For Pat 2. Announcement 3. The Bat 4. Announcement 5. The Calling Part 1 6. The Calling Part 2 7. Announcement 8. Segment

(16/03/30)チャーリー・ヘイデンのモントリオール’89年のライヴでこの1日のみCD化されなかったものがCD化。55分収録。曲間のしゃべりがあるのでラジオ音源ですが(Hi-Hatレーベルはラジオ音源をCD化するレーベル)、この日の音源がメンバーがメンバーだけに貴重で、聴きたかった人も多いのでは。ギター・トリオなので、当時のパット度が満点だし、メンバーも大物の集まり。ラジオ音源だけれど、演奏に関しては、悪かろうはずはありません。4ビートでやや変形的なブルースをリラックスした感じで演奏する1曲目、ギターが印象的で美しいバラードの3曲目、ギター・シンセを使ってものものしい感じもする19分台のフリーの5曲目、牧歌的バラードの6曲目、チャーリー・パーカー作のメロディアスな4ビートでの8曲目。

2016/03/30

I Long To See You/Charles Lloyd & The Marvels

Charlesilongto
チャールス・ロイドのBlue Note移籍第2作目。実はこのアルバムが買いたくて、昨日の第1作目も買ってしまったというところはあります。昨日のアルバムも良かったですけれども。今日のアルバム、ビル・フリゼールを迎えての録音ということで、聴いてみたら、大部分がフリゼールの色に染まったサウンドと言うことで、これもまた気に入りました。ジャズの中心からは離れてきてしまったサウンドですけれども、自分としては好きなサウンド。10曲目はロイドとフリゼールの音世界を合わせた集大成のようにも聴こえました。やはりアルバムは好き嫌いはあるかもしれないですが。


I Long To See You/Charles Lloyd(Ts, Afl) & The Marvels(Blue Note)(輸入盤) - Recorded April 27 and 28, 2015. Bill Frisell(G), Reuben Rogers(B), Eric Harland(Ds), Greg Leisz(Steel G), Willie Nelson(Vo, G on 7), Norah Jones(Vo on 9) - 1. Masters Of War 2. Of Course, Of Course 3. La Lloroma 4. Shenandoah 5. Somerero Sam 6. All My Trials 7. Last Night I Had The Strangest Dream 8. Abide With Me 9. You Are So Beautiful 10. Barcel Lamsel

(16/03/29)チャールス・ロイド作が3曲(2、5、10曲目)、トラディショナルが3-4、6、8曲目、ボブ・ディラン作の1曲目、他人の曲が2曲(7、9曲目)。再演曲もあり。7、9曲目には豪華なゲストもあって、歌い手の個性に合わせたヴォーカル曲になっています。1曲目を聴くと、今までの路線とは全然違って、むしろ参加しているビル・フリゼールのサウンド世界に近いような、古き良きロック的な印象。ベースはエレキ・ベースがメイン。2曲目もトラディショナルなのに8ビート的なロックの印象。こういう方面を狙っていたのか、と意表をつかれますが、これはこれで個人的にはいい感じ。3曲目は哀愁あふれるバラードですが、これもフリゼールの影響が濃い感じ。16分に及ぶラストの10曲目はなかなか壮大な雰囲気があります。

2016/03/29

Wild Man Dance/Charles Lloyd

Charleswild
このアルバム、昨年(’15年)4月に出ていたのですが、見落としていました。しかも、2月には手元にあったのに、忙しくてやっと聴けました。ECMから移籍すると、彼の情念的な部分は同じにしても、サウンドが全然変わってしまいますね。温度感の変化というか。まあ、こちらの方が売れるんじゃないかなあとは思うのですが、このアルバム、聴くのに体力がいります(笑)。組曲になっていて、74分間、ほぼノンストップですし。好き嫌いは、やっぱり聴く人によって分かれるんじゃないか、という気もしています。コルトレーンのインパルス時代フリー一歩手前の時期に、割と印象が重なる部分が、個人的にはありました。


Wild Man Dance/Charles Lloyd(Ts)(Blue Note)(輸入盤) - Recorded November 24, 2013. Gerald Clayton(P), Joe Sanders(B), Gerald Cleaver(Ds), Sokratis Sinopoulos(Lyra), Miklos Lucaks(Cymbalom) - Wild Man Dance Suite: 1. Flying Over The Odra Valley 2. Gardner 3. Lark 4. River 5. Invitation 6. Wild Man Dance

(16/03/28)ブルー・ノート移籍第一弾。全曲チャールス・ロイド作曲。組曲で構成されていて、割とドラマチックな展開を見せます。民族楽器もメンバーに加わっているとはいえ、ECM時代と違い、温度感は比較的高いです。あるいはECMでは成しえなかったサウンド。コルトレーン時代のモード期からフリー期の一歩手前のあたりを行ったり来たり、もう少し明るい部分もあるアプローチで、少々混沌としたところもあるのがブルー・ノートらしいかも。74分にわたるライヴでは、アップテンポの曲はなく、それでもエネルギーを感じる部分も多いです。ただ、聴く人を選ぶかもしれないサウンドかなあと。情念的な長い曲が多いので、お腹がいっぱいになります。最後の6曲目はもっと8ビート的な部分が多く、個性的な響きも持つ場面も。

2016/03/28

Reflections/Conrad Herwig/Igor Butman

1385
Criss Crossレーベル2日目。今回は新譜の番号を逆にたどってます。残りの1枚、早く来ないかなあ。このアルバム、現代の3管フロント(トロンボーン、テナー・サックス、トランペット)を楽しむには絶好の1枚ではないかと思います。黄金時代の3管の名盤もけっこうありますが、やはりシャープな感じでアレンジされていて、クローズド・ハーモニーもうまく取り入れて、聴いてカッコいいアルバムになっていますし。もちろんフロントやその他楽器のメンバーがいいメンバー、揃っていることもありますけど。さまざまな曲調の曲が並べられていて、変化にも富んでいます。アンサンブルも良いし、ソロも良いし、というアルバムではないでしょうか。


Reflections/Conrad Herwig(Tb)/Igor Butman(Ts)(Criss Cross 1385)(輸入盤) - Recorded October 25, 2015. Alex Sipiagin(Tp, Flh), David Kikoski(P), Kenny Davis(B), Jeff 'Tain' Watts(Ds) - 1. Falling Out 2. King Of The Mountain 3. Wingspan 4. Reflections 5. Olvidame 6. Who Cares? 6. Samba De Igor 8. Big O's Blues

(16/03/27)コンラッド・ハーヴィグ作が5曲(2-5、8曲目)、イゴール・バットマン作が2曲(1、7曲目)、ガーシュイン作が6曲目。メンバーがいいし、腕利きの3管の魅力を伝えてくれるサウンドです。そのハーモニーとシャープなサウンドが魅力的な、豪快なアップテンポの1曲目、8ビート系で、少し抑制の効いている、これまた3管の魅力を伝える2曲目、今っぽいメロディアスさで温かみのある、少しアップテンポの4ビートの3曲目、哀愁としっとり感のあるバラードが心地よいタイトル曲の4曲目、ロック系の8ビートのノリで、ちょっとユーモラスな感じもある5曲目、スタンダードをややアップテンポの4ビートで温かく料理している6曲目、やや落ち着いた哀愁サンバがメインの7曲目、ブルースもテーマの3管が凝っている8曲目。

2016/03/27

Prelude To Real Life/Donald Edwards

1386
Criss Crossレーベルの2月新譜3枚のうち、2枚が1か月遅れで届きました。あと1枚が未入荷なので、今回はけっこう遅いですね。今日のドナルド・エドワーズのアルバム、ちょっと聴きには割とオーソドックスかなあ、と思うのですが、変拍子とか拍子のチェンジ、浮遊感のあるアプローチやメカニカルな部分もあって、けっこう現代ジャズの雰囲気も持ってますね。ドラムソロもリーダー作らしく随所に出てきますし。メカニカルな雰囲気に一役かっているのは、デヴィッド・ギルモアのギターでしょうか。このメンバーの中では気に入ってます。あと、ニコラス・ペイトンが鍵盤関係で小品にのみ参加、というのは契約関係かな、と思ったりしています。


Prelude To Real Life/Donald Edwards(Ds)(Criss Cross 1386)(輸入盤) - Recorded September 14, 2015. Walter Smith 3rd(Ts), David Gilmore(G), Orrin Evans(P), Luques Curtis(B), Nicholas Payton(Key, P, Org on 1, 3, 6), Vivian Sessoms(Vo on 3, 5, 10), Antonie Drye(Tp on 12) - 1. Taking Shape 2. Incantation 3. Hop Scotch 4. Apple Street 5. Way To Her 6. King 7. Queen And The Princess 8. Stablemaples 9. Beautiful Intuition 10. Thought For The Day 11. Skippy 12. Prelude To Real Life

(16/03/26)8、11曲目がジャズメン・オリジナル、5曲目がAlex Sipiagin作、他は作詞も含めドナルド・エドワーズ作。ドラム・ソロが中心のフリー的な小品の1、6曲目、割とオーソドックスなミディアムの4ビートの2曲目、ポップな小品の3曲目、16ビートのやや複雑テーマやアドリブと少しアップテンポの4ビートもある4曲目、不思議な浮遊感のメロディとリズムを持つ、ゆったりとした5曲目、これも浮遊感を持たせた、8分の7拍子基調の7曲目、ベニー・ゴルソン作を少しカッコよくした8曲目、8分の6拍子基調の情念的でやや自由な9曲目、ヴォーカルを入れるもメカニカルなアプローチからアップテンポの4ビートにもなる10曲目、モンク作のユニークでそれっぽい11曲目、静かで哀愁のあるメロディアスなタイトル曲の12曲目。

2016/03/25

A Cosmic Rhythm With Each Stroke/Vijay Iyer/Wadada Leo Smith

2486
ECMレーベル新譜聴き6日目で、やっと一段落。ワダダ・レオ・スミスとは、ずいぶん懐かしい名前です。ECMにはリーダー作が1枚ありますが、スペイシーを超えるぐらいの空間だったので、自分としては当時ちょっと困惑した感想が。ヴィジェイ・アイヤーも才気があるので、こういうデュオが好きな方はいいんですけど、ACTで見せたような元気が見られず、ECMらしく静かな場面が多いので、それによっても好き嫌いは分れるかもしれませんね。個人的にはこういう方面は好きだし、奥が深い感じはしますけど、やはり聴く人を選ぶアルバムなのかなあ、と思います。マンフレート・アイヒャーのプロデュースだし、ECMならではのサウンドですね。


A Cosmic Rhythm With Each Stroke/Vijay Iyer(P, Key, Electronics)/Wadada Leo Smith(Tp)(ECM 2486)(輸入盤) - Recorded October 2015. - 1. Passage A Cosmic Rhythm With Each Stroke: 2. All Becomes Alive 3. The Empty Mind Receives 4. Labyrinths 5. A Divine Courage 6. Uncut Emeralds 7. A Cold Fire 8. Notes On Water 9. Marian Anderson

(16/03/24)1曲目がヴィジェイ・アイヤーの作曲、9曲目がワダダ・レオ・スミスの作曲、2-8曲目の組曲が2人のインプロヴィゼーション(共作)。1曲目は叙情感あふれるしっとりとしたバラードですが、2曲目以降はエレクトロニクスも使用したりして、トランペットもややフリー的な響きを持つようになります。ECM的に静けさの方には寄っていますけど、ある程度実験的なサウンドかも。やはり哀愁というか、ある種の情感を抱かせるような場面も多いですが。この組曲は「ナスリーン・モハメディに捧げる」とあり、インド人の女性アーティストだそうです。とは言うものの、インド的な要素はないです。4、6曲目はかなりフリーな展開。なかなか引きつけられる空間的なデュオ。落ち着いたやり取りが聴かれるも、ややフリー系の9曲目。

2016/03/23

In Concert/Ferenc Snetberger

2458
ECMレーベル新譜聴き5日目。Ferenc Snetbergerという人、以前にEnjaレーベルからもCDを出したことがあり、その時に1枚聴いています。名前の表記は、その時は「フェレンツ・シュネートベルガー」と書いてあったのですが、今回のCDのHMVのサイトを見ると、「フレンク スネツバーガー」とか「フェレ・シャイデッガー」とか同じページに書いてあって、どれが正しいのか分かりません(笑)。ただ、演奏は、60分十分にギターを楽しませてもらった、という感じで、インプロヴィゼーションというよりは、彼のレパートリーを聴かせてもらったという雰囲気があるのはなんででしょう。これも一概にジャズにカテゴライズするのは、ちょっと無理があるかもしれませんが。


In Concert/Ferenc Snetberger(G)(ECM 2458)(輸入盤) - Recorded December 2013. - 1. Budapest - Part I 2. Budapest - Part II 3. Budapest - Part III 4. Budapest - Part IV 5. Budapest - Part V 6. Budapest - Part VI 7. Budapest - Part VII 8. Budapest - Part VIII 9. Somewhere Over The Rainbow

(16/03/22)9曲目のみスタンダードで、1-8曲目はFerenc Snetbergerの作曲、というよりはライヴでそのままインプロヴィゼーション。ただ、それは歌うようにメロディが流れているので、彼のレパートリーのバリエーションか。ハンガリー出身のジプシー系ギタリスト。クラシックギターを使用していて、スパニッシュ的というか、東欧的というか、様々な民族的な味わいもあります。情熱的というよりは落ち着いた味わい。速いパッセージも豊富で、流暢なイメージの1曲目、ゆったりとひたすら美しいメロディが流れていく2曲目、その哀愁系の3、6曲目、淡いけどスピーディなサンバの4曲目、ミステリアスと哀愁のメロディの5曲目、少し華やかな感じもする明るめな演奏の7曲目、ゆったりと明るく素朴な8曲目、しっとりとした9曲目。

2016/03/22

The Distance/Michael Formanek/Ensemble Kolossus

2484
ECMレーベル新譜聴き4日目。何とか1か月遅れで2月発売分のECMのCDを聴きました。このアルバム、ECMにしてはけっこう騒々しい場面が多いのですが、昔はこういったサウンドでフリー的な要素が強いアルバムも出てることがありました。そういう意味では、いわゆるECMファンの方々は面喰うかもしれませんけど、個人的にはこういったフリーの要素も入ったビッグ・バンド・ジャズって好きな方なので、けっこう興味深く聴けました。今回はプロデューサーとしてはマンフレート・アイヒャーの名前はない(エグゼクティブ・プロデューサーになっている)ので、マイケル・フォーマネクの方向性というのが、ストレートに出ていると思います。


The Distance/Michael Formanek(B)/Ensemble Kolossus(ECM 2484)(輸入盤) - Recorded December 2014. Loren Stillman(As, Fl), Oscar Noriega(As, Cl, Bcl), Chris Speed(Ts, Cl), Brian Settles(Ts, Fl), Tim Berne(Bs), Dave Ballow(Tp), Ralph Alessi(Tp), Shane Endsley(Tp), Kirk Knuffke(Cor), Alan Ferber(Tb), Jacob Garchik(Tb), Ben Gerstein(Tb), Jeff Nelson(Btb, Contrabass Tb), Patricia Brennan(Marimba), Mary Halvorson(G), Kris Davis(P), Tomas Fujiwara(Ds), Mark Helias(Cond) - 1. The Distance 2. Exoskelton Prelude 3. Exoskelton: Part I - Impenetrable, Part II - Beneath The Shell, Part III - @heart, 4. Exoskelton: Part IV - Echoes, Part V - Without Regrets 5. Exoskelton: Part VI - Shucking While Jiving, Part VII - A Reptile Dysfunction 6. Exoskelton: Part VIII - Metamorphic

(16/03/21)全曲、マイケル・フォーマネクの作曲とアレンジ。フルバンドでのビッグ・バンドの演奏ですが、いわゆるビッグ・バンド・ジャズではなくて、割と現代的、ある程度ECM的な展開になってます。特に2曲目以降は組曲で、壮大な雰囲気や物語性も持っています。その中で、盛り上がるところもけっこう多めだしフリー的な展開もあったりして。ECMにしては騒々しいと思われる方か。藤井郷子のビッグ・バンドと似ている部分も何となく。やはり記譜されたところと自由なところの割合がいい感じ。メンバーもなかなかの顔ぶれで、譜面も強いし、ソリストとしても素晴らしい。3曲目ではベースが割とオーソドックスに4ビートを刻む場面がありますが、ホーンのサウンドは現代的。ただそのサウンドの特異性から、少々聴く人を選ぶかも。

2016/03/21

Warp/Jon Balke

2444
ECMレーベル新譜聴き3日目。今日のヨン・バルケ作は、ソロ・ピアノとしてはインプロヴィゼーション的な部分があるからジャズの範疇なんだろうけど、ちょっと聴きには一般的にはジャズとは聴こえないサウンドだと思います。北欧ジャズというくくりには入りそうですけど。そのあたり自分の主観をジャズに持っていくのか、ECMにどっぷりハマっているところから持っていくのか難しいところですが、自分はジャズから聴いている立場の方が多いと思います。ただ、やはり聴いているうちにECM頭になっているような自分にも気がつくこともあります。ちょっと地味かもしれませんが、味わいのあるアルバム。


Warp/Jon Balke(P, Sound Images)(ECM 2444)(輸入盤) - Piano Recorded September 2014. Mattis Myrland(Vo), Wenche Losnegaard(Vo), Ellinor Myskja Balke(Announcement Reading) - 1. Heliolatry 2. This Is The Movie 3. Bucolic 4. On And On 5. Bolide 6. Amarinthine 7. Shibboleth 8. Mute 9. Slow Spin 10. Boodle 11. Dragoman 12. Kantor 13. Geminate 14. Telethesia 15. Geminate Var. 16. Heliolatry Var.

(16/03/20)全曲ヨン・バルケの作曲。52分台で16曲もあり、短めの曲が多いです。長くても4-5分、短いと1分もないような。ピアノにところどころオーバーダブをしての録音ではないかと思うのですが、ピアノがクラシックのように端正な感じもして、あくまでもソロ・ピアノが主役のところに他のサウンドを添えて彩るというような形。割と穏やかなんですが、時に思索的に内面を吐露しているようなピアノでもあります。メロディで割と流麗に聴かせるところと、無骨にゆったりとコード的に聴かせるところとか、さまざま。フリー的なメカニカルに弾く部分や少しトリッキーな部分も。北欧によくある、エレクトロニクスを地味に加えた静かな音楽的なところもあり。プロデューサーはバルケとアイヒャーなので、持ち込み音源の可能性が高し。

2016/03/20

Quiver/Ralph Alessi

2438
ECMレーベル新譜聴き2日目。このメンバーは、けっこう好きなメンバーです。リーダーからしてこういうサウンドの好みという点ではあると思いますが、このメンバーならもっと熱くいけそうかな、というとこともあります。でもここでそういうことを言ってもはじまらないので、ただ、出てきた音を聴いて楽しんでいる、という感じではありますが。まだまだすくい上げられないミュージシャンは多いと思いますが、最近ECMから出すようになったミュージシャンは、なるほど、と思わせる人が多いです。このラルフ・アレッシもその一人。マンフレート・アイヒャーはどこにアンテナを張っているんだろうと思わせるほど。まあ、一部、よそのレーベルから出した方が向いている、という人もいますけど。


Quiver/Ralph Alessi(Tp)(ECM 2438)(輸入盤) - Recorded September 2014. Gary Versace(P), Drew Gress(B), Nasheet Waits(Ds) - 1. Here Tomorrow 2. Window Goodbyes 3. Smooth Decsent 4. Heist 5. Gone Today, Here Tomorrow 6. I To I 7. Scratch 8. Shush 9. Quiver 10. Do Over

(16/03/19)全曲ラルフ・アレッシの作曲。他レーベルでもいけそうなメンバーではあるけど、ここでは、やはり適度な抑制された静けさと、冷たい色合いを持たせつつ、彼らの自由な表現の要素もある、一部勢いも否定できないジャズを演奏しています。マンフレート・アイヒャーのプロデュース下では、まあ、ギリギリのセンかもしれない。ECMの前作からはピアノがジェイソン・モランから交替してますが、メンバーからすると、もっと発散されたジャズをやりそうな感じですけど、こういう行き方もアリなのかなと。例えば3曲目はミックス次第で、もっと温度感が上がったジャズになるのではと思わせます。ただ、それぞれのメンバーの、やや静かな、あるいは穏やかな中でも時たま斬りこんでいくフレーズはなかなか鋭いものがあります。

2016/03/19

Birdwatching/Anat Fort Trio/Gianluigi Trovesi

2382
ECMレーベルが、今日届いた分を含めて6枚にたまってしまいました。近々Criss Crossはじめ5枚ぐらい届くので、どんどん聴いていかないと。忙しいこともあったけれど、時間がないわけではなかったのですが。今回のこのアルバム、Anat FortとGianluigi Trovesiとの組み合わせがなかなかいいと思います。このあたり、マンフレート・アイヒャーのセッティングなのでしょうか。それにしても録音から3年が経ってからの発売、これも大人の事情を何となく感じますが。まあ、場面によって抒情的でもあり、フリー的でもあるのは、このレーベルのある面の特徴でしょうか。自分としては好みのサウンドなのですが。


Birdwatching/Anat Fort(P) Trio/Gianluigi Trovesi(Acl)(ECM 2382)(輸入盤) - Recorded November 2013. Gary Wang(B), Roland Schneider(Ds) - 1. First Rays 2. Earth Talks 3. Not The Perfect Storm 4. It's Your Song 5. Jumpin' In 6. Milarepa Part 1 7. Song Of Phoenix I 8. Song Of Phoenix II 9. Murmuration 10. Meditation For A New Year 11. Inner Voices 12. Sun

(16/03/19)11曲目のみ4人のインプロヴィゼーションで、他は全曲Anat Fortの作曲。1曲目は穏やかで明るめの情景描写的なソロ・ピアノではじまり、2曲目で内省的なGianluigi Trovesiとのやり取りが聴かれます。その後も多少変化はあるものの、落ち着いて暗めの世界が広がっていて、思索的な音列の積み上げが、多少心を締め付けるような感じもします。ただ4曲目のようにトリオで盛り上がりのある曲も。これは変拍子。5曲目もフリー的に盛り上がりが。曲順にもドラマ性があって、フリー的な場面が多少あります。曲調がやや突き放すような感じがあっても、場面によって抒情性が高まり、うまく中に入っていけます。しっとり感のあるメロディアスな曲もあり、その硬軟取り混ぜた感じが、また微妙で何とも言えずいい感じ。

2016/03/16

Inspiration/Ron McClure Trio

Roninspi
久しぶりのCD聴き復活です。仕事や私生活、趣味等で最近いろいろなことが重なって、なかなか更新できないでいました。そろそろまたCDがたまりはじめる頃なので、聴いていかないと。今日のアルバムは’90年代前半に出たものですが、最近再プレスされ、注文したところ、差し替えのキャンセルをしているうちに、入手不可になってしまい、その後偶然にもアウトレットで見つけたもの。価格も安かったのでラッキーでした。ここではリッチー・バイラークのピアノがお目当てです。キャラが立っているピアノなので、一聴して分かるし、好みのピアニストです。発売元のKen Musicから出ている他のアルバムでも、何枚か彼が参加しているアルバムがあるので、発売当時に確保してなかったのが悔やまれます。


Inspiration/Ron McClure(B) Trio(Ken Music)(輸入盤) - Recorded April 10 and 11, 1991. Richie Beirach(P), Adam Nussbaum(Ds) - 1. Inspiration 2. On Green Dolphin Street 3. Last Rhapsody 4. Dream Tigers 5. Goodbye 6. Night And Day 7. Fairy Tale Visions 8. What Are The Rules? 9. Flamenco Sketches 10. Footprints

(16/03/15)ロン・マクルーアの作曲が2曲(1、7曲目)、リッチー・バイラーク作が3曲(3-4、8曲目)、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。作曲の割合から行くとリッチー・バイラークのリーダー作のようにもとれるけど、そこは大人の事情かも。このメンバーならではの、ちょっと覚めた感じながらもスピーディーに鋭く斬りこんでいく雰囲気のある、一発勝負的な1曲目、情感のある、しっとりとした美しいバラードの3曲目、アップテンポの4ビートでガンガン来る、それでいてキチッとしている4曲目、ちょっと夢見がちな雰囲気のある静かなバラードの7曲目、少しミステリアスで自由な感じのある8曲目。既成曲はこの3人らしく、割とオーソドックスながらメリハリが効いていて、バラードは美しく、けっこう楽しむことができます。

2016/03/13

あさおSound&Vision2016に出演しました(ライヴ)

今日の(もう昨日か)の「あさおSound&Vision2016」でのAnother Sideの動画をアップします。奇しくもキース・エマーソンが亡くなったのを知った日に、メドレーの最初は「プロムナード」(展覧会の絵より)でした。

’16年3月12日「あさおSound&VIsion2016」に出演

組曲2016: Promenade(ムソルグスキー「展覧会の絵」より)~はげ山の一夜(ムソルグス­キー New Trolls編)~Menuett抜粋(Original)~Another Side抜粋(Original)~Rhayader(Camel "Snow Goose"より)~はげ山の一夜(Reprise)

やっぱりスタジオ練習の音を録音するよりは、PAを通した音の方がいいですね。ただ、アマチュアゆえ、時々間違えたりはしますけど。

若かった時代のYouTube(一部昨年のものも)は下記アドレス(YouTubeチャンネル)にまとめてあります。いきなり音が出る可能性ありなので、要注意です。

https://www.youtube.com/user/jazz910kazu

2016/03/10

エナジーズ・オブ・チェンジ/デヴィッド・ギルモア

Davidenergy
久しぶりの更新で、アルバムコメントがうまく書けません。って前からうまく書けていたわけではないんですが(笑)。この人を紹介するときは、必ず、ロックのギタリストではなくて、M-BASE出身のギタリストの方、と注釈をつけないといけないのです。それだけロックの方が有名だってことで。そもそも、私は’80年代後半、M-BASEの影響を強く受けていて、どちらかというとECMはまだ始まったばかり、という時期でもありました。これは彼の長いミュージシャン歴の中でも、まだ4枚目のリーダー作とのこと。パット・メセニーも変拍子は多いけど、メロディで聴かせて、あまりそれを感じさせないのですが、ギルモアの方は、変拍子をそのまま前にぶつけてくるようにメカニカルにアプローチしてくる感じが、またいいのです。


エナジーズ・オブ・チェンジ/デヴィッド・ギルモア(G)(Agate)
Energies Of Change/David Gilmore(G)(Agate) - Recorded December 19-20, 2010 and November 19, 2012. Marcus Strickland(Ss, As, Ts, Bcl), Luis Perdomo(P), Ben Williams(B), Antonio Sanchez(Ds), Kofo Wanda(Talking Drum on 3) - 1. Energies Of Change 2. Rajas Guna 3. Dance Of Duality 4. The Seeker 5. Sacred Pause 6. Over Shadow Hill Way 7. Awakening 8. Benerations 9. Trick Of I

6曲目がウェイン・ショーター作、8曲目がケニー・カークランド作の他は全曲デヴィッド・ギルモア作。曲もカッコよく、変拍子が随所に入っていて、けっこうイケます。M-BASEの影響を隠さないところが潔い。ややしっとりとした感じのギターのみではじまったと思ったら、雰囲気を保ちつつメカニカルで速い展開になっていくタイトル曲の1曲目からはじまり、どの曲も個性的で、まさに変拍子ファンクの世界が展開しています。メンバーにアコースティック・ベースを用いつつも、メカニカルな感じが強いです。2曲目はインド的(?)な雰囲気も。メロディアスでもありながらメカニカル的要素が強く、聴く人を選ぶかもですが、ハマるとかなりハマるサウンド。5、8曲目はその中でも穏やかな曲。難しそうな曲が多いけど、そこが楽しみでもあり。(16年2月25日発売)

2016/03/05

おっしゃることは分かるんだけど(ECMの件 その2)

実はツイッターなどでも、意見を言われていることはあるようで、下記のようなやりとりをだいぶ前に見つけてます。でもこちらは悪口的なものではなくて、思ったことをそのまま書いてあるようで、割と好感が持てますね。

A「ECMから出てる全部のCDをレビューしてるサイト見てるだけで3日は消せる」
B「ジャズCDの個人ページ?」
A「さすがですwwwww」
B「ECMとかのCD買おうとして検索かけるとほぼ100%出てくるじゃん… けど最近感想が似たような内容ばっかりになってきたからように感じる」
A「正直やっつけ感ありますよね」
B「温度感が~とかテンプレ化してしまってるし… 本職あるから仕方ないけどね…」

おっしゃる通りでございます(笑)。やっつけ感、あるかもしれません。でも大学のジャズ研の人たちの会話なんで、ちょっとシャクかな(笑)。

ただ、昔より最近の方がそのサウンドの変化によって、書くのが難しくなってきている面もあったりします。昔よりはサウンド的に似たり寄ったりのものが多くなってきているかと。あとは自分も歳をとってきて、感性の問題もあるかもしれないし。最近は意識してあまり「温度感」的な用語は使わないようにはしているんですけどね。昔はよく使ってたけど。

まあ、こういう評判的なことは目にしなくてもいいんだけど、いろいろ検索かけていた時に見てしまったり、あるいは偶然見つけてしまうことってありますよね。それでも、思ったことを口にしただけのことと、初めから悪意を持って書き込んでいるものと、区別はつきますし。いろいろ参考にさせてはもらってます。まあ、今回の内容も、オープンなツイッターではなくてLINEで交わされた方が無難ですけどね。

ネットはこのように本人の意図せず、拾われてしまうこともあります。常々書き込んだことが全世界に発信しているんだってことを忘れないようにしてください。匿名でも、条件によって(名誉棄損など)は、書き込みから書いた人も割り出せる時代ですからね。だから自分も今回と前回は、けっこう慎重に書いているつもりではあります。

あと、はっきり言って、個々のアルバムレベルでは、私のところよりずっと優れたECM関連に関するブログやホームページは多いです。ただ、その大半が数十枚ほどの記載なので、検索すると私のところが多く引っ掛かる、ということはあるかもしれないです。

2016/03/04

おっしゃることは分かるんだけど(ECMの件)

2ちゃんねるは時々ズバリとひどいことを書く人がいるけど、また久しぶりに訪問したら発見。自分はECM専門ではないのは、ホームページやブログを見たら分かるだろうと思うのですが。おっしゃることは分かるんですけど、無償で好きでやっているブログに、こういうことを書かれてもねえ、と思います。専門性を要求されても、片手間なので無理です。前から日本でここより網羅していて素晴らしいECMのブログが出てきたら、私は降りると書いてますし。あえて言ってしまうと、自分の場合、現在1,100枚を超えるECMは質より量で行くしかなかったです。気に入らなければここに来なければいいだけの話で。長年かけてできているものを文句言う方は楽だよね、と思ってみたり。時間がなくて、修正かけたくても、できないのですよ。上の2つのやり取りは文体の類似点や改行の位置から1人の自演の可能性もありますな。唐突に続く2つの書き込みだけで消えてます。その後に続く他の人と思われるひとつの書き込みも加えます。最初の書き込みの目論見から外れ、3つ目の書き込みから話がずれていきます。

「ECMの追っかけしてる某ブロガーって結局オーソドックスなジャズが好きなようだし、クラシック/現代音楽も苦手なようで
なんで熱心に追っかけてるのか理解できない
失礼ながらECMに適した感性の持ち主ではないと思う 」

「デアゴスティーニの全シリーズを定期購読するかのようにECMのCDを収集してるブロガーがいるよな。
NewSeriesを紹介するときは「クラシック/現代音楽は門外漢なので・・・」みたいに前置きして中身スカスカのレビューを書いてるw」

「どこのブログのことか知らんけど
コンテンポラリージャズやクラシック/現代音楽の
入門用としてECMはちょうどいいかもよ。
よりつう好みのW&Wやhat hutなどと比べればね…
ただ最近のECMはかなりアイヒャー色が極まって
独自路線のレーベルではあるけれど。 」

知っている範囲で「ブロガー」という用語を使う人はジャズでは限定的。3番目の書き込みで、「どこのブログか知らんけど」と、ブログという言葉を普段は多く見かけます。また「クラシック/現代音楽」という用語も共通しているけど、これは私のブログをよく読んでないと、ぴったりと同じ用語は出てこないです。実は古楽も多いですしね。ましてや「クラシック/現代音楽は門外漢なので・・・」という書き方は相当読み込んでないと(笑)。ゆえに、同一人物の連投の可能性が高いと判断しました。まあ、炎上してなかっただけ救いかな。

ECMのリアルタイムで一番影響を受けたのは1300-1400番台あたりで、ホームページへのアップが追いついたのが’06年。あれからだいぶECMも出ているし、自分もECMも変わったと思います。’14年にECMブログをメインブログに統合してしまったので、今年に入って叩かれるほどECMで目立っているとは思ってないですけど。まあ、上から目線にしても、おっしゃることはもっともな面もありますが。なので参考にはさせていただきますね(笑)。

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