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2015/09/30

ホームページ18周年

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ジャズCDの個人ページ」というホームページをはじめてから、今日で18周年を迎えました。’97年9月30日に立ち上げてます(実は、その少し前8月22日に仕事のホームページを立ち上げ、その中にジャズのコーナーもあったのですが、9月30日に分離独立させました。)昔はホームページを作れたりインターネットをやる人が少なかったので、どんなものでもジャズのコンテンツであればアクセスがある程度あった時代でした。のどかな時代でした。

当時からひたすら質より量で、その前の’96年ごろからのジャズやフュージョンのアルバムを中心に、聴いたものの100%近くをアップしてきて、’04年5月30日にブログを立ち上げてからも、J-POPやロック以外は、ほぼホームページの方にも同じ文章をアップしてあるので、枚数はどれぐらいになるんでしょう。当ブログの方は今現在3,800強のエントリーがあって、かなりの割合が聴いたCDのアップなので、ブログだけで3,200-3,500枚ほどある計算(昨年10月のECM Blogを統合した時の重複は整理しました)になります。それ以前はホームページだけにアップしてあるものもあるので、5,000-6,000枚ほどはあるでしょうか。数えてないんで分らないですが、もっとあるような気もしてます。実に36歳から54歳の今になるまでの趣味の大部分を費やしていたことになります。当時生まれた次男がもう大学受験の年齢です。

仕事がもちろんあるので、なるべく少ない時間でアップする方法というのを編み出したのですが、結果、評論的な方向には行かずに、どちらかというとこういうCDだという内容説明になってしまっています。それでも、訪問される方が、このCDを買おうかどうしようか、というときの後押しをするために確認する、という用途を複数の方から聞きましたし、そういう役目もあるなら、続けていても良かったのだなあ、と思います。当初は新譜を追いかけて、時代の先を行っていたかもしれませんけど、その後は一部を除いてあまり進化せずにそのあたりのミュージシャンをウロウロしつつ、新譜も追いかけてます。’98年以前に書いた過去のコメントの短いものの手直しも少しずつやってます。手直しはあと、重複もありますが、900枚弱にまで減ってきました。

これはいいアルバム、これは聴く人を選ぶアルバムとかの、あまり好悪や良し悪しは書いてないですが、それは文章の温度感でとらえていただければ。過去に数回、ライナーその他を書かないか、というお誘いもありましたけど、自分の実力がないのが分かっているので、お断りしてます。今、ネットの世界では、プロとは関係ない層というのが確実に、多く存在していますし。自分は実力はないですが、続けるっていいことだと思います。自分の身の丈で書いていると、長続きするようです。

現在スマホ対応でないホームページは、スマホからの検索順位が下がるので、昔よりは各ページへのアクセスも減ったようですけど、アーカイブの意味合いもあるので、それを気にせずに続けていこうと思っています。ここにしかないもの、というのも割と多くあるようですし。今後ともよろしくお願いします。

2015/09/29

Live At The Village Vanguard/Christian McBride Trio

Christianvillage
またこれで新譜を聴き終えてしまいました。次が早く入ってくることを祈りつつ。でもこのアルバム、けっこう良かったですね。先日聴いたダニーロ・ペレスなどのトリオがシリアスの極致だとすると、今日のクリスチャン・マクブライド・トリオはエンターテイメントのライヴですね。編集はあるだろうけど、こういう進行だとけっこう楽しく聴けるし、マクブライドのベース、なんでアコースティックなのにあんなに速く弾けるのか、超人的でもあります。こっち系のアルバム、私は聴く機会があまり多くないですが、けっこう好きだったりします。やっぱり楽しいことはいいことだ、ということで(笑)。トリオの実力も大したものですし。


Live At The Village Vanguard/Christian McBride(B) Trio(Mack Avenue)(輸入盤) - Recorded December 12-14, 2014. Christian Sands(P), Ulysses Owens, Jr.(Ds) - 1. Fried Pies 2. Band Introduction 3. Interlude 4. Sand Dune 5. The Lady In My Life 6. Cherokee 7. Good Morning Heartache 8. Down By The Riverside 9. Car Wash

(15/09/28)クリスチャン・サンズの曲が4曲目で、他はジャズメン・オリジナル、スタンダード、ポップスなど。ライヴだからなのかエンターテイメント性があります。ベースソロやドラム・ソロも多めだし。速いテーマを効かせたウェス・モンゴメリー作からブンブンいう4ビートでスタートするのがカッコよい1曲目、3分弱のバンド紹介を経て、J.J.・ジョンソン作のアップテンポでグイグイせまる3曲目、しっとりと淡く静かにはじまり盛り上がりもある8分の6拍子の4曲目、ロッド・テンパートン作の渋いファンクの5曲目、超アップテンポとそうでないところとメリハリをつける6曲目、静かな郷愁を感じるようなバラードで10分台の7曲目、分かりやすいトラディショナルを陽気に演奏する8曲目、ファンクの16ビートでノリノリで最後を飾る9曲目。

2015/09/28

Arvo Part/Musica Selecta

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ECM New Seriesクラシックのベスト盤が届いたので、先にこれを聴いてしまいます。アルヴォ・ペルトの80歳を記念してのベストらしく、ECMの作曲家やミュージシャンも高齢化が進んでいるなあ、という気もするのですが、それよりも何よりも、過去何枚もECMから出したアルバムの中から、マンフレート・アイヒャーがプロデュース(セレクト?)したベスト盤ということで、注目されてもいいんじゃないかなと思えるアルバムです。特にペルト初体験の方には、これ1枚(2枚組ですが)あれば、全貌がだいたい分かるという感じ。時代的には現代音楽ですけれど、聴いた感じは過去の宗教音楽的な荘厳で静かな雰囲気が何ともいいなあ、と思います。選曲、曲順もいい感じです。


Arvo Part/Musica Selecta(ECM New Series 2454/55)(輸入盤) - [CD1] 1. Es Sang Vor Langen Jahren 2. Fur Alina 3. Mein Weg 4. Kanon Pkajanen 5. Silouans Song 6. Fratres 7. Alleluia-Tropus 8. Trisagion 9. Beatus Petrronius [CD2] 1. Wallfahrtskued/Pilgrims' Song 2. Most Holy Mother Of God 3. Cantus In Mamory Of Benjamin Britten 4. Magnificat 5. Gestina Lente 6-8. Lamentate 9. Stabat Mater 10. Da Pacem Domine

(15/09/27)アルヴォ・ペルトの80歳を記念しての、マンフレート・アイヒャーによるセレクトのECMでのベストアルバム。現代音楽の位置づけにありながら、聴いていると昔の宗教音楽のように聴こえて、その不思議な世界はやはりECMならではかも。曲は’70年代から’10年代にかけてのものを集めてあり、聴いていて癒される音楽の集大成のような気も。過去のアルバムの振り返りにもなるしBGMとしてもいいので、あってもいいかも。

2015/09/27

iPhone6sを予定より早く購入

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auのiPhone6s、スペースグレイ16GBを予定より早く買ってしまいました。昨夜の予約だったので、10月には買えるかな、と思っていたら、希望の店で在庫有りでした。5sの時に比べて潤沢に在庫有りますね。前はツーカーセルラーだった関係で、auに吸収されて、それ以来auです。一時期その携帯をうちの奥さんが使っていて、私はウィルコムのPHSを使っていたこともありましたけど。

円安で本体価格が8万円台と高くて、ちょっと躊躇していたところはあるのですが、割引のクーポン券1万円、古い5sをその場で下取りしてもらえれば、さらに21,600円安くなり、あとはauのポイントとヨドバシ(なぜかauのサイトからヨドバシの川崎店での予約もできるようになっていました)のポイント割引も使えて、本体価格が5万円を切ってしまったので、思い切って本体の分割払いをやめて、先に本体のお金を払ってしまいました。

2年前の買い替えの時は10月だったので、まだ5sの分割払いが2回分残ってますが、ネットのニュース記事などを見ると、今回は買い替えない理由はない、との論調。確かに画面展開とかがサクサクと速いですし、画面を弱く押すのと強く押すのとで役割が違うのもいいですね。データの移し替えは2度目の経験でもあり、そんなに難しくなかったんだけど、アプリのダウンロード、同じ時期に多くの人がやっているせいか、はじめて数時間たってもまだ終わりません(4時間ほどかかりました)。明日から使えるようになるのかどうかちょっと心配ですが、メールの機能はすでに大丈夫なので、心配ないと思います。

本当は5sをもう1年使おうかということも考えていたんですが、そのまま使い続けるのと、仮に6sを分割払いで買うのとで、価格差があまりないっていうと、やっぱり買い替えの方を考えてしまいますよね。

(追記)ヨドバシでは、有料になるけど、買った画面保護シールを貼ってくれるサービスがあります。お願いしてみたら、30分ほど待ったけど、さすがプロによる仕上がり、という感じでした。素晴らしい。

(追記9月29日)やっぱり新しい使い方をまだあまり試してないので、もったいないという意見も。ただ、今まで4s、5s、6sと買い替えてきたけど、どれもiPhoneならではの質感の良さで、持っているだけでもいい感じです。

(追記10月17日)iPhone6sの関係かiOS9の関係か、メールの同期期間をそれまで30日でやっていたのですが、設定するところがなくなり、保存期間制限なしになってしまったようです。基本はPCメールからの転送なので、大量に保存しておく必要はないのですが...。

2015/09/25

Chirdlen Of The Light/Danilo Perez/John Patitucci/Brian Blade

Danilochildren
新譜聴き4日目。今日はウェイン・ショーター・クァルテットのショーター抜きのピアノ・トリオのアルバムです。ショーターに捧げるとアルバムにも書いてあるし、やっていることは基本的には、クァルテットと変わりないんだろうけれども、彼がいないことでカリスマ性というのがなくなってしまっている、というのは、やっぱりショーターは偉大だ、という再認識にもなるかもしれません。11曲目も本来ならストレートにのれる明るい曲(この曲もエレクトリック・ベース)なんだけど、曲の途中で複雑なことをやってしまって、結局頭で考えながら聴く部分が多くなってしまっているし。個人的にはこういうアルバム、好きですが、ちょっと頭でっかちかな、という感じもします。


Chirdlen Of The Light/Danilo Perez(P)/John Patitucci(B)/Brian Blade(Ds)(Mack Avenue)(輸入盤) - Released 2015. Sachi Patitucci(Cello on 8) - 1. CHildren Of The Light 2. Sunburn And Mosquito (Dedicated To Carolina) 3. Moonlight On Congo Square 4. Lumen 5. Within Evrything 6. Milky Way 7. Light Echo/Dolores 8. Ballad For A Noble Man (In Memory Of Doug Sommer) 9. Looking For Light 10. Luz Del Alma 11. African Wave

(15/09/24)ダニーロ・ペレス作が7曲(1-2、4、7(後半はウェイン・ショーターの作曲)、9-11曲目)、ジョン・パティトゥッチ作が3曲(3、6、8曲目)、ブライアン・ブレイド作が5曲目。ウェイン・ショーター・クァルテットのショーター抜きのトリオ。だいたいの曲は複雑な感じで、ショーターがいないことで、同じような曲調でもそこにカリスマ性が得られていないのは少々残念。演奏自体は素晴らしいと思うのですが、やはり内にこもり、ひたすら頭で解釈しながら聴くという雰囲気。個人的には好きですけれども。その中で4曲目は流れるように進んで、繰り返しのベースのフレーズが頭に響きます。メロディアスなバラードで落ち着く5、10曲目、出だしがエレクトリック・ベースとチェロの、ピアノが入って浮遊感覚のあるバラードの8曲目。

2015/09/24

Silver/Fourplay

Foursilver
新譜聴き3日目。今日は大好きなフォープレイです。最初は国内盤で予約注文していたものの、安価な輸入盤が少し遅れて発売されることに気がつき、注文をし直しました。いくらライナーがあるとは言っても、軽く文庫本1冊買えるほどの価格差なら、輸入盤の方を選んでしまいます。実にリアルタイムで聴いて25年(リリースペースなら24年)。昔からフォープレイの音ってあったし、それは細かいところは変わってきているにしても、やっぱりフォープレイの音。言ってしまえば大いなるマンネリかもしれないけれど、それでもこのバンドはこれでいいと思ってしまいます。今回はゲストも豪華だし、区切り的なアルバムなんでしょう。でもその割にはジャケ写がかなり地味かも。


Silver/Fourplay(Heads Up)(輸入盤) - Released 2015. Bob James(P, Key), Nathan East(B, Vo), Chuck Loeb(G, Synth), Harvey Mason(Ds, Per, Vib, Synth), Special Guest: Larry Carlton(G on 5), Lee Ritenour(G on 10), Kirk Whalum(Ts on 8), Additional Musicians: Chris Wells(Nack Vo on 7), John Beasley(Key on 10), Mitch Forman(Org on 5), Tom Keane(Synth on 9) - 1. Quicksilver 2. Horace 3. Sterling 4. A Silver Lining 5. Silverado 6. Mine 7. Silver Streak 8. Precious Metal 9. Aniversario 10. Windmill

(15/09/23)銀にちなむタイトルの曲も多いし、かつてのギタリスト達も参加していて、ファースト・アルバムが’91年リリースだったので、活動を’90年あたりからはじめたとすると、25周年の意味合いもあるのかと思います。主にメンバーの作曲で、共作もありますが、サウンド的にも何となくいぶし銀的な感じで聴きやすい曲が多いのは、さすがという感じです。聴けばフォープレイと分かるサウンドで、なおかつメロディアスな部分も多く、じっくり聴くにも、BGMとして流すのも(ちょっと渋いか)いい感じのアルバム。今回歴代ギタリストが3人出ているけど、このいぶし銀的アルバムではチャック・ローブがいちばん似合っている気がします。ただ、他のギタリストもかなりいいです。一流ミュージシャンが揃って録音することの贅沢さ。

2015/09/23

Composing/Marilyn Mazur/Jean-Michel Pilc/Mads Vinding

Marilyncomposing
20日にいきなり新譜が5枚届いて、まだ連休中でもありすぐに聴いています。これは7月10日に発売されたもの。うまく注文の組み合わせができず、届くのが9月下旬になってしまいました。ピアノ・トリオが今回3枚届いていて、あまり重くなさそうなもの、といいつつフリー中心なんですけど、これを選びました。ただ、タイトルが「Composing」とあって、作曲されたかのような曲構成、進行に聴こえるんですね。トリオ編成で3人の作曲というと、ジャズでは普通フリーインプロヴィゼーションを指すのですけど、ある程度の打ち合わせはあったのかどうか。このメンバーではいきなりこういう曲ができてもおかしくないとは思うんですけれども。


Composing/Marilyn Mazur(Ds)/Jean-Michel Pilc(P)/Mads Vinding(B)(Storyville)(輸入盤) - Released 2015. - Suite Nr.1: 1. Part 1 2. Part 2 3. Part 3 4. Part 4 5. Part 5 6. Ballad In G 7. Alice In Wonderland Suite Nr.2: 8. Part 1 9. Part 2 10. My One And Only Love 11. Epilogue

(15/09/22)7、10曲目のみスタンダードで、他は全部3人のインプロヴィゼーション。Composingは「作曲する」の現在分詞。骨組みはあったのかも。いかにもというフリーは少なく、既成の曲を割と自由に演奏しているような、メロディ性もあり、美しいフリーだと思います。組曲が2つありますが、流れを設定したようにもとれるし、編集で順番を替えている可能性もありますが、フリーとして印象に残る演奏です。ピアノのジャン=ミシェル・ピルクの役割が大きいのですが、彼の奔放かつインパクトのあるフレーズは生かされていると思います。60分間ほぼフリーにもかかわらず退屈しないのは、彼の影響が大きいかも。6曲目のバラードも非常に美しい曲。スタンダードも知っているメロディは出て来るけどボーダーレスの感じです。

2015/09/22

Larger Than Life/Gary Willis

Garylarger
いよいよ新譜が届きました。ピアノ・トリオを先の紹介としたかったんだけど、トライバル・テックやゲイリー・ウィリスの過去盤聴きを最近やっていたので、ゲイリー・ウィリスの新作から。74分収録と、けっこう長いです。曲は相変わらずハードコア・フュージョンで、全体のサウンドはハードで変わりない感じだけど、ベースは昔ほどには速弾きは目立たなくなって、年齢からして落ち着いてきてしまった感じかな。確かに一部には空間を埋め尽くすような速いパッセージはありますが。ギターを入れていないのは、やっぱりトライバル・テック時代を意識して、それと異なるアプローチをしたいのでしょう。なかなかいいのだけれど、彼の若い頃のベースの録音と比較してしまうと、というところはあるかもしれません。


Larger Than Life/Gary Willis(B)(Abstract Logix)(輸入盤) - Released 2015. Gergo Borlai(Ds, Prog) Scott Kinsey(Key on 1-9, 11-12), Steve Tavaglone(Ss, EWI on 1, 3-7, 12), Llibert Fortuny(Ts on 1, 10, Vo on 6), Claudia Bardagi(Vo on 1, 3-7) - 1. The Prfessionals 2. Everything's Cool 3. Larger Than Life 4. Say It Ain't So 5. Source Code 6. Hipster 7. Solaris 8. Beast Mode 9. Alien Head Explodes 10. Vendetta 11. 2Fast 12. Superhero

(15/09/21)参加メンバーのインプロヴィゼーション(共同作品)が5曲(1、3、6-7、12曲目)、ゲイリー・ウィリス作が4曲(2、5、8、10曲目)、他の曲は他のメンバーの作曲。昔よりベースがおとなしくなったかな、と思っても曲のハードコアぶりは変わりません。1曲目にもそれはあらわれています。ただ、昔ほどには空間を埋め尽くす雰囲気は多くないかも。曲によって3-6人と編成が変わります。ヴォーカルは、歌というよりはメロディのコーラスで参加という感じ。3曲目のタイトル曲は共同名義のはずなのに、自由を保ちつつも、作り込まれたような雰囲気を持っています。4曲目のようにバラードが美しい曲も。ややスローなファンクの5曲目はベース・ソロが。10曲目にも。ウェザー・リポート的な音楽性を少し取り入れた曲も。

2015/09/21

「陶芸とJAZZ」のmanaさんの訃報

18日夜の、ホームページ「陶芸とJAZZ」のmanaさんが17日に亡くなったとの訃報に接して、その夜は朝まで眠れませんでした。思えば、manaさんがホームページをはじめて割とすぐの頃(’00年代初めの頃かな?)、相互リンクさせてください、とメールをいただいたのがきっかけだと思います。しばらく前はあったと思ったけど、今はリンクのページ、削除されてしまったようですね。今見たら永久保存版としてのホームページの体裁が整っていました。たぶんこの日を予想して、内容を調整されたのでしょうね。

実はmanaさんとは、周りのネットの友人たちの方がライヴの席などで面識があって、出不精の私は面識がないという、不思議な関係です。一時Mixiの方でマイミク関係だったのですが、その時は全然活発ではなくて、MixiをやめてFacebookに移られてから、SNS上の交友関係が活発になられました。急に今年2月末でFacebookでの活動を休眠されて、その時私、メールを打っているんです。原因はFacebookにはまり込みすぎて、SNS疲れになってしまい、しばらくお休みしたい、とのことでした。その時は体調が原因ではなかったようです。また復活することもあるかもしれません、と書いてあったので、それを期待していた矢先の訃報でした。とは言いつつもメールを含め、Facebookでもお互いのやり取りは少なかった方なんです。

肝心のホームページの方ですが、お互いに見たりしつつも、あまり影響は与え合わなかったんじゃないかと思います。そもそもホームページを運営している人って、ジャズの趣味は我が道を行くタイプが多いような気がしています。だからこそmanaさんの更新を楽しみにしていた人って、身近にいるだけでも、何人かいらっしゃったんですよね。Twitterでも残念がっていた人がつながりあった方でいましたし。

ホームページやブログをやっていると、以前から年代的に上の方とのお付き合いも多かったので、悲しい別れになることも、時々あります。それ以前に、急に更新ストップされて、メールを出しても返事がないとか、行方知れずになってしまうことも多いです。今回はっきりとお知らせをご遺族の方からいただけて、残念ながらも、よかったんじゃないでしょうか。

manaさんのご冥福をお祈り申し上げます。また、遺作となったホームページに今後も訪問者が多く訪れますように。

2015/09/20

Reality Check/Tribal Tech

Tribalreality
トライバル・テックの過去盤聴き7日目で、これで一段落。’98年以前の過去に書いた短いコメントのアルバムでは、このグループでは一番好きなアルバム、と書いてあったんですが、たぶん、4ビートあるいは4ビート的な曲が2曲も入っていたことに起因するのでは、と思います。また、自分のコメントだと、ベースのビート感などが前面に出てきますが、本来ならばスコット・ヘンダーソンのギターが主役だと思います。このあたり自分がベースを少し弾くことと関係していると思うので、もっと一般的なアルバム評は他の人たちのサイトないしブログで読んでみてもらった方がいいかもしれません。でも、けっこう濃密な7枚でした。


Reality Check/Tribal Tech(Bluemoon) - Recorded November 1994. Scott Henderson(G), Gary Willis(B), Scott Kinsey(Key), Kirk Convington(Ds) - 1. Stella By Starlight 2. Stella By Infra-red High Particle Newtron Beam 3. Nite Club 4. Speak 5. Worlds Waiting 6. Susie's Dingsbums 7. Jakarta 8. Hole In The Head 9. Foreign Affairs 10. Premonition 11. Reality Check

スコット・ヘンダーソン作は4曲(2、5-7曲目)、ゲイリー・ウィリス作は4曲(3-4、8、10曲目)、Scott Kinsey作が9曲目、ファンクなインプロヴィゼーションのタイトル曲が11曲目。1曲目に静かに「星影のステラ」が。6曲目の4ビートにジャズの影響も感じつつのハードコア・フュージョン路線。ハードロックと思わせる重厚なビートで攻める2曲目、キメを持ちつつファンク的に進む3曲目、静かな演奏から小刻みなベースの上を舞うメロディもある4曲目、静かにはじまりドラマチックに盛り上がっていく5曲目、タイトルの通りエキゾチックなサウンドを感じさせる7曲目、ベースの4ビートメインでロック的リズムも交え変幻自在に発展していく8曲目、ネバリ気のあるリズムのファンクの9曲目、浮遊感を感じさせるファンクの10曲目。

2015/09/19

Face First/Tribal Tech Scott Henderson & Gary Willis

Tribalface
トライバル・テックの過去盤聴き6日目。バンドとして普通にに録音したのは次のアルバムまでで、その後、テープの回しっぱなしでの録音と編集や、テープのやり取りで多重録音の道を選びます。そこまで行くとちょっと突き詰めすぎちゃったかなあ、なんてことを考えていて、まあ、どれも好きなアルバムなんだけど、個人的に一番好きなのはこのアルバムとその前後の3枚ぐらいかなあ、と思います。今聴き直しても、やっぱりすごいわあ、という感想がまず出てきますし。ハードコア・フュージョンとしては、やっぱり一番好きなバンドだなあ、と思います。個人的に一番好きなフレットレス・ベーシストもゲイリー・ウィリスですし。ジャコ・パストリアスは別格だと思うんだけど、またそれは別の機会に。


Face First/Tribal Tech Scott Henderson(G, Back Vo on 9) & Gary Willis(B, Back Vo on 9 )(Bluemoon) - Recorded April-May 1993. Scott Kinsey(Key, Back Vo on 9), Kirk Convington(Ds, Vo on 9), Dana Sue Collins(Back Vo on 9), Cheryl Graul(Back Vo on 9), Brett Garsed(Back Vo on 9) - 1. Face First 2. Canine 3. After Hours 4. Revenge Stew 5. Salt Lick 6. Uh... Year Ok 7. The Crawling Horror 8. Boiler Room 9. Boat Gig 10. The Precipice 11. Wounded

スコット・ヘンダーソン作は4曲(4-5、7、9曲目)、ゲイリー・ウィリス作は4曲(1-2、10-11曲目)、1コード的な進行のインプロヴィゼーションが6曲目、他のメンバーの曲が3、8曲目。ザヴィヌル・シンジケートの影響が少しあるも、バンドはいいまとまり。小刻みのベースとタイトなリズムにメカニカルなメロディが乗る1曲目、明るくメロディアスなギターの2曲目、ややスローな渋いファンクの3曲目、アコースティックな楽器の多様した素朴で明るい4曲目、スピーディーでヘヴィーなサウンドを持ち4ビートもある自由な展開の5曲目、ややスローで重い4ビートの7曲目、何とヴォーカル曲が聴けるブルースの曲の9曲目、ドシッとした演奏が徐々に盛り上がっていく10曲目、スペイシーで静かな、エンディングを飾る11曲目。

2015/09/18

Illicit/Tribal Tech Scott Henderson & Gary Willis

Tribalillicit
トライバル・テック過去盤聴き5日目。ここでメンバーが後期のメンバーに代わります。解散宣言をしたわけでもないですが、事実上活動していないので、そう呼ばせてもらいます。自分にとってはこの後あたりからリアルタイムになっていったと思うので、やはりこのグループというとこのメンバーを想定してしまうかな。まあ、ハンパじゃなくハードコア・フュージョンの世界に突入していきますね。手直し前の短いコメントが、コメントになっていないような状態なので、よくそれを16年以上放置していたな、というのもありますが、これだけホームページの枚数が多いと手がなかなか回らなくて。これと次の「Face First」は最近廉価の国内盤で出てますね。


Illicit/Tribal Tech Scott Henderson(G) & Gary Willis(B)(Bluemoon) - Recorded April 1992. Scott Kinsey(Key), Kirk Convington(Ds) - 1. The Big Wave 2. Stoopid 3. Black Cherry 4. Torque 5. Slidin' Into Charlisa 6. Root Food 7. Riot 8. Paha-Sapa 9. Babylon 10. Aftermath

ここで後期のメンバーに変更。スコット・ヘンダーソン作は4曲(3-6曲目)、ゲイリー・ウィリス作は4曲(1-2、8-9曲目)、自由なんだけど構築力のある共同名義のインプロヴィゼーションが2曲(7、10曲目)1作ごとに強力になっていきます。アップテンポのハードコア・フュージョンでこれでもかとせまる音数の多い1曲目、少しタイトなリズムでその上をメロディが泳ぐ感じが心地よい2曲目、漂うような浮遊感のあるバラードから徐々に盛り上がる3曲目、ロック的なビートでヘヴィーなサウンドの4曲目、少し都会的でブルース的なギターとサウンドの5曲目、ノリのいいリズムに乗って軽快に飛ばす6曲目、民族的な土台に無機的なメロディという感じの静かな8曲目、ややもっさりしたメロディからガンガン盛り上がっていく9曲目。

2015/09/17

Tribal Tech/Scott Henderson & Gary Willis

Tribaltribal
トライバル・テックの過去盤聴き4日目。ここでタイトルがトライバル・テック、名義がスコット・ヘンダーソンとゲイリー・ウィリスの双頭名義になります。まだ、後期のメンバーにはなってませんが、ある意味第2のスタート地点だったのかもしれません。1作ごとにどんどんグループは進化していくし、その丁々発止のやり取りは聴いていてスリルもあるし、楽しいです。ここまで聴いて、もうこの地点まで来てしまったか、と思い、これからどこに行くのだろう、と、まあ、久しぶりに聴いたので楽しみでもあります。それにしても、これももう25年前の録音ですね。ジャケ写の2人とも若いです。こういう音楽がもっと広く聴かれるといいなあ、と思っています。


Tribal Tech/Scott Henderson(G) & Gary Willis(B)(Relativity Combat) - Recorded November and December 1990. David Goldblatt(Key), Joey Heredia(Ds), Brad Dutz(Per) - 1. Signal Path 2. Big Girl Blues 3. Dense Dance 4. Got Tuh B 5. Peru 6. Elvis At The Hop 7. The Necessary Blonde 8. Fight The Giant 9. Sub Aqua 10. Formula One 11. Wasteland

スコット・ヘンダーソン作が6曲(1-2、5-6、9-10曲目)、ゲイリー・ウィリス作が4曲(3-4、7、11曲目)、David Goldblatt作が8曲目。2人の名義のアルバムになって曲やサウンドが渋くなってます。立てノリの細かいベースのファンクを聴ける1曲目、ややメカニカルでヘヴィーなブルースの2、6曲目、やや軽いノリのサウンドだけどベースの小刻みが心地よい3曲目、ヘヴィーで細かいファンク基調の4曲目、ミディアムの速さで渋めの展開の5曲目、ファンク的でもありスペイシーでもあるドラマチックな7曲目、急速調小刻みファンクでキメも細かい8曲目、ドシッと腰の据わった、ギターが活躍する渋めのファンクの9曲目、速いフレーズとアドリブの4ビートも効く10曲目、揺らぐようにスペースも使って進んでいく11曲目。

2015/09/16

Nomad/Scott Henderson & Tribal Tech

Tribalnomad
トライバル・テックの過去盤聴き3日目。ここでジャズ系からロック系のレーベルに移籍するのですが、録音は移籍する前にしてあったとのことです。ライナーによれば、アルバムの発表は録音から2年ごとの事。ただ、1作ごとにどんどん進化していっている感じは分かります。ハードコア・フュージョン的なサウンド、というと何だかピタッとハマる感じになってきました。7作を連続聴きするのはなあ、とちょっと取りかかるまではためらい気味だったけど、ハードコア・フュージョンは好きなので、聴きはじめると、そこに楽しんで聴いている自分がいました。これから過去盤聴きをする必要のあるCDは、重複を数えてあと900枚。長い目で見れば何とか行けるかな?


Nomad/Scott Henderson(G) & Tribal Tech(Relativity Combat) - Recorded April 1988. Gary Willis(B), Brad Dutz(Mallets, Per), David Goldblatt(Key), Steve Houghton(Ds) - 1. Renegade 2. Nomad 3. Robot Immigrants 4. Tunnel Vision 5. Elegy For Shoe 6. Bofat 7. No No No 8. Self Defense 9. Rituals

スコット・ヘンダーソン作が3曲(2、6、9曲目)、ゲイリー・ウィリス作が4曲(1、4、7-8曲目)、他のメンバー作が3、5曲目。ヘンダーソンが当時参加していたザウィヌル・シンジケートの影響も少し。小刻みなベースラインで突っ切る感じのハードな1曲目、明るい民族的なサウンドとファンク的な部分が印象的なタイトル曲の2曲目、マレット(鉄琴系?)を使用したやや静かなファンクの3曲目、浮遊メカニカル系ファンクで攻める4曲目、スペース系バラードの5曲目、出だしを速弾きでドラムスとやり取りしながらいろいろ発展していく6曲目、明るめでミディアムの速さで徐々に盛り上がるファンクの7曲目、ヘヴィーでシャープな感じの、速弾きのベースも渋い8曲目、厳かな感じもしつつ、ハードコアも少し感じるバラードの9曲目。

2015/09/15

Dr. Hee/Scott Henderson & Tribal Tech

Tribaldrhee
トライバル・テック過去盤聴き2日目。このあたりでハードコア・フュージョンの名前にふさわしいような硬派な演奏になってきたと思います。’87年録音でこの音というのはけっこう進んでいたのかも。今聴いてもカッコいいです。このバンド、だんだん発展していって、最後には個々のメンバーにテープを回してオーバーダビングで録音していたりしたので、どのアルバムにもその発展の仕方が見えて面白い、ということもあります。ただ、現状輸入盤も出回ってなくて、中古盤の値段が結構するものがありますね。このあたりのアルバム、皆が入手しやすいようになってくれればいいなあと思うのですが。


Dr. Hee/Scott Henderson(G) & Tribal Tech(Passport Jazz)(輸入盤) - Recorded March-April 1987. Bob Sheppard(Sax, Fl), Brad Dutz(Per), Pat Coil(Key), Gary Willis(B), Steve Houghton(Ds), Will Boulware(Key) - 1. Dr. Hee 2. Outskirts 3. Mango Prom 4. Solemn 5. Salsa Lastra 6. Twilight In Northridge 7. Seek And Find 8. The Rain 9. Ominous

スコット・ヘンダーソン作が5曲(1、3、5-6、8曲目)、ゲイリー・ウィリス作が2曲(2、9曲目)、ウィル・ブルーウェア作が2曲(3、7曲目)。まとまりも強くなり、コンビネーションもさらに複雑に。この後にヘンダーソンが参加するザヴィヌル・シンジケートとのサウンドの共通点も多いかも。中華風の出だしからまさにハードコア・フュージョンの王道を行くサウンドのタイトル曲の1曲目、 メロディが浮遊感を伴うラテン的リズムの2曲目、浮いた感じなファンクならこれも負けず劣らずの3曲目、そのやや静かな4曲目、メカニカルなラテン曲の5曲目、メチャメチャメカニカルなテーマでリズムは緩めの6曲目、リズム割が難しめで、少し淡い感じの7曲目、中華的で静かな小品の8曲目、重量感があってハードコアなイメージを持つ9曲目。

2015/09/14

Spears/Scott Henderson & Tribal Tech

Tribalspears
また新譜が底をついたので、過去盤聴きに行きます。流れとしてはトライバル・テックの’94年までの7枚、その後はスコット・ヘンダーソンという感じかな。ハードコア・フュージョンと言われている中では元祖か、それに近い方のバンドだと思いますが、まだこの時期(’85年)は、少々マイルドな感じのサウンドも出していたように思います。音楽的にはけっこうメカニカルや浮遊感などの言葉で表されるように、ハードコアの要素はありましたけど。実は私は、このバンドは’90年代後半の後追いなんですね。ただ、友人が割と早い時期に聴いていたので、耳にしてはいたんですが。最近一部国内廉価盤で発売されているようなので、早めに7枚聴き終えることができるかどうか。


Spears/Scott Henderson(G) & Tribal Tech(Passport Jazz)(輸入盤) - Recorded June 1985. Pat Coil(Key), Gary Willis(B), Steve Houghton(Ds), Brad Dutz(Per), Bob Sheppard(Sax, Fl) - 1. Caribbean 2. Punking Head 3. Ivy Towers 4. Trabal 5. Spears 6. Island City Shuttle 7. Big Fun

4曲目のみゲイリー・ウィリスとの合作(短めの幻想的な演奏で、たぶんインプロヴィゼーション)で、他は全曲スコット・ヘンダーソンの作曲。フュージョン・アルバムですが、一部4ビートが出てくる事も。内容的には当時としてもハードな方だったと思いますが、この段階では少々マイルドな感じもします。何となく少しアラン・ホールズワースを連想させるようなギター・ソロもなかなか魅力的な1曲目、マイナー系でキメの多くカッコよい、そして起伏も多い2曲目、ドラマチックでメカニカルなテーマが印象的で、少々淡い感覚もある3曲目、ややハードコアな要素も残しつつ、4ビートも出てくるタイトル曲の5曲目、やや浮遊感を伴いつつのファンクで、ドラム・ソロも出てくる6曲目、入り組んだ構成を持ちつつジャジーな展開もある7曲目。

2015/09/12

Hommage A Eberhard Weber

2463
ちょっと間をあけて、ECMレーベルがまた1枚届きました。これはメンバーからすると売れるんだろうなあ、と思います。エバーハルト・ウェーバーは’07年だったかな?脳梗塞でベースの演奏が出来なくなってしまい、それでもまだ存命中にこういうオマージュ的なコンサートをやってもらえるのは、素晴らしいことです。パット・メセニーの名前で買う人が多そうですが、彼が作曲(編曲も?)している2曲目が何と31分台の曲で、そこでソロもとっているのが目玉かも。ただ、やっぱりウェーバーへのオマージュであり、ECMレーベルで出すコンサート、ということで、少しおとなしめかも。それでも、全体的にもなかなかいい演奏でした。


Hommage A Eberhard Weber(ECM 2463)(輸入盤) - Recorded January 2015. Pat Metheny(G), Jan Garbarek(Ss), Gary Burton(Vib), Scott Colley(B), Danny Gotlieb(Ds), Paul McCandless(English Horn, Ss), Klaus Graf(As), Ernst Hutter(Euphonium), SWR Big Band, Michael Gibbs(Arr, Cond), Helge Sunde(Cond) - 1. Resume Variations 2. Hommage 3. Touch 4. Maurizius 5. Tubingen 6. Notes After An Evenning

(15/09/12)2曲目がパット・メセニー作曲(何と31分台で、エバーハルト・ウェーバーのインプロヴィゼーションに基づく、とあります)の壮大なストーリーを感じさせる曲、他はウェーバーの作曲。ウェーバーへの文字通りオマージュとなるライヴで、1-2曲目には彼自身のベースの演奏をテープで重ねてあります。全体のサウンドも彼を意識したもの。アレンジャーも曲によってまちまち。1曲目はヤン・ガルバレクのECMらしいソロのインプロヴィゼーションとベースのテープが重なり合っています。漂う哀愁感とヴァイブラフォンの響きの心地良さからファンクにも向かう3曲目、淡色系のバラードでゆったり進む4曲目、少しゆっくりめながらビッグバンドのカッコ良さが出てくる5曲目、割と明るめでドリーミングなメロディを持つ6曲目。

2015/09/09

Wild Dance/Enrico Rava Quartet w/Gianluca Petrella

2456
ECMレーベル新譜聴き6日目にして、手持ちがなくなりました。あと1枚は11日の通販への入荷予定らしいです。ここで4日目に続き何とかECM的ジャズっていう感じのアルバムになりましたけど、エンリコ・ラヴァのこのアルバム、アップテンポの4ビートの部分もあって、おっ、ストレートアヘッドで攻めるのかな、と思ったら途中で4ビートじゃなくなるとか、マンフレート・アイヒャーのプロデュースだと、だいたいそうなります。でも、けっこうラヴァもマイペースでいいんじゃないかなあ、と思わせるアルバムです。ECM番号ももう2456番まで来ていて、このところ数年間の新譜ラッシュでいったい何番まで行くのかなあ、と考えてしまいます。


Wild Dance/Enrico Rava(Tp) Quartet w/Gianluca Petrella(Tb)(ECM 2456)(輸入盤) - Recorded January 2015. Francesco Diodati(G), Gabriele Evangelista(B), Enrico Morello(Ds) - 1. Diva 2. Space Girl 3. Don't 4. Infant 5. Sola 6. Not Funny 7. Wild Dance 8. F. Express 9. Cornette 10. Overboard 11. Happy Shades 12. Monkitos 13. Improvisation 14. Frogs

(15/09/08)13曲目が文字通りインプロヴィゼーションの他は全曲エンリコ・ラヴァの作曲。14曲あって7-8分台の曲を前後に配し、2-5分台の曲がその間にあります。ラヴァの分かりやすいフレーズがアピールしますが、ギターの参加も浮遊感を演出していて、サウンドのキモかも。哀愁たっぷりのメロディのバラードから徐々に盛り上がってくる1曲目、浮遊感も少しある淡いサウンドの2曲目。曲によってサウンドやリズムは変化しますが、ラヴァはマイペースというような感じを受けます。4曲目はアップテンポの現代4ビートジャズのテーマとアドリブ部分のフリー的な展開が面白い。11曲目もアップテンポの4ビート。8ー9、14曲目もノリのいいリズムの曲。ただ、他の曲はゆったりとした、フレーズ的には割と自由な曲が多め。

2015/09/08

Luys I Luso/Yerevan State Chamber Chior/Harutyun Topikyan/Tigran Hamasyan

2447
ECMレーベル新譜聴き5日目。ティグラン・ハマシヤンは他レーベルでリーダー作を何枚も出しているのですが、不幸にして聴いたことがありません。ネットで調べると、ジャズにとどまらずにロックとかアルメニアの民族音楽その他いろいろ踏み込んで広い範囲を取り入れて演奏しているようですね。ただ、ECMでのこの作品のようにここまでアルメニアの民族音楽中心で、というのは初めての事ではないでしょうか。時に、あっ、インプロヴィゼーションではないか、と思わせる部分はあるにしても、おおむね合唱団との相性も良く、合唱がメインに聴こえてくることが多いです。やっぱりこれも問題作かもしれないですが、このサウンド世界、受け入れる人はけっこういるのでは。

(追記)このアルバムはデジパック仕様になっていますが、ブックレットの厚いのをはさみこむためにこのCDだけこういう仕様になっていると思います。ECMがデジパックやペラペラの紙ジャケに移行するとは考えにくいのですが...。


Luys I Luso/Yerevan State Chamber Chior/Harutyun Topikyan(Cond)/Tigran Hamasyan(P, Prepared P)(ECM 2447)(輸入盤) - Rcorded October 2014. - 1. Ov Zarmanali(1) 2. Ankanim Araji Qo 3. Ov Zarmanali(2) 4. Hayrapetakan Maghterg(1) 5. Bazum En Qo Gtutyunqd 6. Nor Tsaghik 7. Hayrapetakan Maghterg(2) 8. Hayrapetakan Maghterg(3) 9. Havoun Havoun 10. Voghormea Indz Astvats 11. Sirt Im Sasani(1) 12. SUrb Astvats 13. Sirt Im Sasani(2) 14. Orhnyal E Astvats

(15/09/07)アルメニアの5世紀頃作曲された曲からコミタス(19-20世紀)あたりの作曲家までの曲(宗教音楽か)をティグラン・ハマシヤンのアレンジで聴かせる、いわばNew Seriesになってもおかしくないような音楽です。そこにアレンジが介在し、古い歌では当時はないはずのピアノを加えて、時に雰囲気を壊さずに自由に(インプロヴィゼーションか)弾いているところでECMの側の番号がふられているのでは、と思います。いわゆるジャズではないけれど、彼の音楽としてはルーツを探る意味でもこういうのはアリかなと思わせるサウンド。時に盛り上がりのある場面を垣間見せてくれますが、ECMがいかにもそれらしい場所を提供したという雰囲気。合唱団との相性もなかなかいい。心が洗われるようなサウンドでせまります。

2015/09/07

In The Morning - Music Of Alec Wilder/Stefano Battaglia Trio

2429
ECMレーベル新譜聴き4日目。今日はピアノ・トリオ作品で、ステファノ・バターリア・トリオです。もうECMからは何枚も出ていて、短調が目立ち、しかもワンコード的な非4ビート系の流れるような感じも多いのは、どことなくキース・ジャレット・トリオのある面を聴いているような雰囲気にもなります。フレーズ的には全然違うんでしょうけれども。ECMからはピアノ・トリオ作品ってあまり割合的には多くないですけど、出すときには、これぞECMってやつを出してきますね。だからやめられないところもあるのですが。こういう世界が好きな人はけっこう多いんじゃないかと思います。一度聴いてみてはいかがでしょう。


In The Morning - Music Of Alec Wilder/Stefano Battaglia(P) Trio(ECM 2429)(輸入盤) - Recorded April 28, 2014. Salvatore Maiore(B), ROberto Dani(Ds) - 1. In The Morning 2. River Run 3. Moon And Sand 4. When I Am Dead My Dearest 5. The Lake Isle Of Innisfree 6. Where Do You Go? 7. Chick Lorimer

(15/09/06)Alec Wilderの曲をライヴで演奏。オリジナルなし。スタンダードとかクラシックの作曲家だそうですが、メロディは美しいものの、演奏自体は彼らピアノ・トリオのECMジャズという感じ。哀愁満点のメロディと、マイナー1コード的な進行が印象に残るタイトル曲の1曲目、濃淡がある、16ビート的でリズムにのりながらのアドリブが心地よい、1コード的展開で後半叙情的になる2曲目、マイナーなメロディが心を打つ、静かに進んでいく3曲目、グループとしての方向性を保ちつつ、短めの哀愁世界を示す4曲目、少ない音でじっくりと攻め緊張を強いて、そこから叙情的世界にも入り込んでいく15分台の5曲目、バラードで短調のメロディが美しい6曲目、ドラマチックな世界と語り合いが続き、盛り上がりの部分もある7曲目。

2015/09/06

Eight Winds/Sokratis Sinopoulos Quartet

2407
ECMレーベル新譜聴き3日目。今日のアルバムもいちおうジャズに区分したけれど、民族音楽の方が適当ではないかと思います。もちろんインプロヴィゼーション的なものはあるでしょうけれど。ギリシャの今の音楽はこんな感じかなあというのを、感じることができます。もちろん古典や伝統音楽というわけではなくて、作曲されたものなんですけど、多くは伝統的なものに根差しているような気がします。大部分のメロディが親しみやすいせいか、けっこう心に入ってきますね。ゆったりと聴きたい時にはいい感じです。もちろん多少アップテンポの曲も入ってはいますけどピアノ・トリオがバックでも、ピアノがソロを目立ってとっている場面はなかったように思います。


Eight Winds/Sokratis Sinopoulos(Lyra) Quartet(ECM 2407)(輸入盤) - Recorded April 2014. Yann Keerim(P), Dimitrus Tsekouras(B), Dimitris Emmanouil(Ds) - 1. Eight Winds 2. Yerma 3. 21st March 4. Thrace 5. Aegean Sea 6. In Circles 7. Lyric 8. Street Dance 9. Forever 10. 21st March, Var. 11. Stillness 12. Eight Winds, Var.

(15/09/05)ベースラインでインスパイアされた部分(6曲目)はあるものの、全部Sokratis Sinopoulosの作曲。Lyraとはギリシャの民族楽器で竪琴というかヴァイオリンのような音を出す楽器で、これにピアノ・トリオがつきますが、ジャズのクァルテットというイメージよりは、民族音楽に現代のヨーロッパ風味が付加されたもの、という雰囲気のサウンドです。もちろんECMらしいし、メロディが比較的シンプルで素朴なので、Lyraの音色がエキゾチックではあるものの、サウンド的には親しみやすいものを持っています。時に変拍子もあり。アップテンポの曲はたまにあってアクセントになっていて、、静かな乾いた風景がどこまでも広がっているような雰囲気の曲が続きます。懐かしさの漂うメロディとともに、聴く人の印象に残るでしょう。

2015/09/04

Time Before And Time After/Dominique Pifarely

2411
ECMレーベル新譜聴き2日目。今日はジャズの方ですが、やはりヴァイオリンのソロのライヴというと、クラシックとか現代音楽の方とオーヴァーラップしますね。インプロヴィゼーションという部分ではジャズかなあというか、New Seriesではないので、ジャズに名目的に分類しているだけなんですけれども。やはり聴く人を選ぶなあ、と思ったのです。今回裏ジャケにはAn ECM Productionとありますが、中にはAlbum Prodeced by Manfred Eicherと書いてあります。Producerの名前はなし。持ち込み音源をアルバムの形にしたのがManfred Eicherということだろうと思います。難解な現代音楽的な音もあります。

それにしてもECMレーベルのここ数年の新譜ラッシュ、何とかならないものか、と思います。ちょっと多すぎのような気もしています。


Time Before And Time After/Dominique Pifarely(Vln)(ECM 2411)(輸入盤) - Recorded September 2012 and February 2013. - 1. Sur Terre 2. Meu Ser Elastico 3. L'air Soundain 4. D'une Main Distraite 5. Avant Le Regard 6. Gegenlicht 7. Violin Y Otras Cuestiones 8. L'oubli 9. My Foolosh Heart

(15/09/03)9曲目がスタンダードの他は、ドミニク・ピファレリの作曲(というよりはインプロヴィゼーション系のオリジナルか)。フランスでのライヴの模様を収録したようですが、ヴァイオリンのソロでの演奏ということもあり、曲調もクラシックや現代音楽の香りがしていて、ジャズとは別もののようです。ただ難解なインプロヴィゼーションの部分もあり、そういう点ではジャズの範疇かといったところ。時にメロディアスではあるものの、難しそうな演奏も混ざり、客席の拍手などは入っていないけれど、やはりそういう静粛な場所にての演奏が似合っている雰囲気ではあります。ラストの曲は知っている曲だけに少々ホッとします。ただ、ECMでは予想のつく範囲かも知れない。ヴァイオリンのソロなので聴く人を選ぶかな、という気もします。

2015/09/03

Burkhard Reinartz/Eine Olive Des Nichts

2435
ECMレーベルが秋に入ってまとまって届いたか、発送準備中なので、そろそろエンジンをかけないと。まず問題作から、ということで、このアルバム。New Seriesには入っているけど、朗読のアルバムです。ただ、バックにECMの様々な音源を短めにつなげて使っています。ドイツ語なので、やはりその言語を分かる人が聴いてこそ、というのはあるかもしれません。過去には朗読のみで音楽なしのアルバムも何枚か出ているので、それに比べれば、音楽もあるので何とか聴けるかなあ、と言ったところ。何回も繰り返し聴くのは、私はないだろうなあ、と思いますが。音楽はリミックスをしているかもしれません。


Burkhard Reinartz(Produce)/Eine Olive Des Nichts(ECM New Series 2435)(輸入盤) - Recorded August 2013. Anja Lais, Brumo Winzen - Simone Weil Blickt In Das Rhonetal 2. Die Formeln Des Winters 3. Die Stimme 4. Im Nildelta 5. Die Vier Temperamente 6. Der Unwissende 7. Schneesturn

(15/09/02)Adam Zagajewski、Tomas Transtromer、Philippe Jaccottetの詩を77分にわたって、ECMの音楽をバックにしながら朗読するという、音楽付きの録音。録音の音源は短めに使われつながれているようで、ああ、あそこの音源を使っている、というのははっきり分かりづらい。いずれにしても、ドイツ語での朗読がメインなので、言葉が分らないと、何度も聴くには少々きついかも。流れに任せて音源の断片を聴いているにはいい。

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