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2015/03/31

Idlewild/Lage Lund

1376
Criss Crossレーベル新譜聴き4日目で一段落。このアルバムだけは通販H社でなかなか入ってこなくて、一昨日A社に変更して昨日届いたものですが、その届いた日に200円近く値下がりしていて、損しました(笑)。A社の価格変動は、注文直後にいったん上がっているので、なんとなく株の投資をやっているような気分になる変動の大きさですね(笑)。今回のLage Lundのリーダー作はギター・トリオで、こういう編成でやること自体、けっこう自信があるのでしょうが、聴いてもやっぱりいい感じですね。今風のフレーズもありますけれど、基本的にはオーソドックスな音色とフレーズが根底にあって、安心して聴ける1枚ではないかなあ、と思います。


Idlewild/Lage Lund(G)(Criss Cross 1376)(輸入盤) - Recorded November 6, 2014. Ben Street(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Pumspringa 2. Intro To Rain 3. Come Rain Or Come Shine 4. So In Love 5. Isn't This My Sound Around Me? 6. Mirrors 7. Just One Of Those Things 8. Intro To Chance 9. Chance 10. Good Morning Heartache 11. Straight Street 12. Idlewild

(15/03/30)Lage Lundの作曲は、1-2、8、12曲目だけど、2、8曲目は次につながるイントロなので、実質2曲。他はスタンダードや新旧ジャズメン・オリジナル。割とオーソドックス系のLundに対して、新しめのドラミングをするビル・スチュワートの組み合わせは面白いかも。1曲目もそんなにバリバリ系の曲ではないのに、ドラム・ソロで刺激を与えてくれます。スタンダードは期待を裏切らない演奏。最近のCriss Crossでは、聴きやすい方ではないかと。2、8曲目のイントロはギター・ソロで思索的な感じもするけど、うまく本編につながっています。スタンダードなどは、今風ではありながら安心して聴けるサウンドで、彼は若いのにタダものではないと思います。8ビートで淡々としつつドラマチックな雰囲気のタイトル曲の12曲目。

2015/03/30

Balance 38-58/Alex Sipiagin

1378
Criss Crossレーベル新譜聴き3日目。今日はAlex Sipiaginですけれども、相変わらず現代ジャズしています。特に今回はエレキ・ベースの曲が多く、変拍子も目立つので、そう思うのかもしれませんが。かと思うとラストの7曲目では、シンプルなロックビートの曲を演奏しているので、ちょっと面食らいましたけど。こういう現代ジャズの演奏は、できるミュージシャンが限られているため、こういうメンバーが集まってきたのかと思います。今回4枚新譜が出たうち(まだ聴いてないアルバムはあるにしても)一番現代ジャズ度が高いのではないかなあ、と思います。個人的にはこういうのもけっこう好きなんですけれどもね。


Balance 38-58/Alex Sipiagin(Tp, Flh)(Criss Cross 1378)(輸入盤) - Recorded OCtober 6, 2014. David Binney(As, Ss), Adam Rogers(G), John Escreet(P), Matt Brewer(B), Eric Harland(Ds) - 1. 38-58 2. Way To Her 3. Momentum 4. Echoes Of Thought 5. Balance 6. Yragon 7. Trio Whale

(15/03/29)Alex Sipiagin作が5曲(1-5曲目)、David Binney作が2曲(6-7曲目)。割とメカニカルな現代ジャズ。エレキ・ベースとエレキ・ピアノが入っている曲で、変拍子でこれぞ現代ジャズ的なアプローチを見せているタイトル曲の1曲目、少しゆったりとした流れだけれども、浮遊感のあるミステリアスなサウンドの2曲目、エレキ・ベースでリズミカルなんだけど微妙に変拍子なのが心地よいし、相変わらずのシピアギン節が聴ける3曲目、ミディアム系だけどこれでもかというくらい現代ジャズ系の曲が続く4曲目、割とソフトなバラードの曲でもどことなく硬派なもうひとつのタイトル曲の5曲目、ダイナミックなテーマの展開といい、静かな場面といい、インパクトのある6曲目、16ビートでシンプルにロックの演奏をしている7曲目。

2015/03/29

Reminiscent/Dayna Stephens

1377
Criss Crossレーベル新譜聴き2日目。Dayna Stephensのアルバムは昨年暮れに「Peace」(Sunnyside)というバラード集が出ていて、立て続けのリリースということになります。今回はリーダー作にはなっているけれども実質的にはウォルター・スミスIIIとの共演アルバムのおもむきではありますが。何曲目に誰が参加とか、クレジットには掲載されてませんが、全員が常に出ているわけではなく、ギターが数曲だけの参加だったのが、ちょっと残念かな、とも思います。まあ、メンバーがいいので、アルバムもいいとは思いますが。ジャズ最先端というわけではなくて、モーダルな曲や、4ビートの曲が、最近の他のアルバムに比べて、目立っている感じです。


Reminiscent/Dayna Stephens(Ts, Ss, Bs)(Criss Cross 1377)(輸入盤) - Recorded October 29, 2014. Walter Smith 3rd(Ts), Aaron Parks(P), Mike Moreno(G), Harish Raghavan(B), Rodney Green(Ds) - 1. Seems Like Yesterday 2. Isn't That So? 3. Blue In Green 4. Uncle Jr. 5/ A New Beginning 6. New Day 7. Contrafact 8. Our World 9. Walt's Waltz 10. Blues Up And Down

(15/03/28)ジャケットには「Featuring Walter Smith 3rd」とあり、Dayna Stephens作が4曲(1、4、6、8曲目)、ウォルター・スミスIII作が3曲(2、7、9曲目)、他はジャズメン・オリジナルなど。モーダルで現代ジャズ的な、テーマに浮遊感もあるミディアム4ビートの1曲目、アップテンポのアドリブがスリリングな2曲目、静かで穏やかなバラードの3曲目、ギターが加わり、メカニカルな感じに磨きがかかる4曲目、ゆったりとメロディが流れつつも中途で盛り上がる5曲目、やや内向的ながらフレーズ的には速い時もある6曲目、ホーンではじまり、バリトン・サックスが渋い7曲目、抒情的で哀愁のあるバラードの8曲目、ミステリアスな感じもあって中途勢いのあるワルツの9曲目、アップテンポの4ビートブルースで勢いのある10曲目。

2015/03/26

Spherical: Dedicated To Thelonious Sphere Monk/Tim Warfield

1375
Criss Crossレーベル新譜聴き1日目。実は大手通販で頼んでいたら、発売予定の1か月過ぎて、やっと4枚中3枚が届いたというような状況で、Lage Lund盤だけまだいつ届くか分らない状況です。どのアルバムも、なかなかメンバー的にはそそられるんですけれども。このアルバムはセロニアス・モンクにささげられているアルバムで、ほぼモンクの曲が並んでいます。オリン・エヴァンスのピアノも、自分を出しつつもけっこうなりきっている部分も多く、そういう意味では面白いアルバムではないかなあ、と思います。オーソドックスなサウンドの曲から、現代ジャズ、フリーまでのサウンド、興味深いです。


Spherical: Dedicated To Thelonious Sphere Monk/Tim Warfield(Ts, Ss)(Criss Cross 1375)(輸入盤) - Recorded October 30, 2014. Eddie Henderson(Tp), Orrin Evans(P), Ben Wolfe(B), Clarence Penn(Ds) - 1. Blue Hawk 2. Oska T 3. That Old Man 4. Gallop's Gallop 5. Off Minor I 6. Ugly Beauty 7. Coming On The Hudson 8. Off Minor II 9. 'Round Midnight

(15/03/25)1曲目がTim Warfield作で、3曲目がトラディショナルの他は、セロニアス・モンク作ないし共作。文字通りモンクに捧げられているアルバムです。なぜか自作曲の1曲目が、ピアノやサックスがモンクの奏法を意識しているのかなと思わせる引っ掛かりのあるフレーズ。全体的には今っぽいジャズのフレーズもあるけれども。他の曲もモンクっぽい引っ掛かりを利用しつつ、やっているのは彼らのジャズという感じのサウンド。これはこれで面白い。自分流も出しつつ演じ切っているオリン・エヴァンスもなかなか。3曲目は子供の歌だけれど、モンクの演奏もあるようで、オーソドックスだけど、それっぽい。「オフ・マイナー」が5、8曲目に2テイクあって、現代ジャズで、8曲目ではフリーの場面も。デディケイトものではなかなか。

2015/03/25

ブログタイトルを元に戻しました

昨年10月にECMブログを統合して5か月あまり。当初はいきなりの移転、ECMブログの削除だったので、検索しやすいようにメインブログの方にもタイトルとして「ジャズCDの個人ページBlog(含むECM)」と入れていたのですが、数日前に、もう移転したページに関して検索エンジンその他も定着したと思い、「(含むECM)」をはずしました。

流入は減るかもしれませんけど、ブログタイトルがどうもすっきりこないなと感じていたのと、Criss Crossレーベルだって未CD化以外全部掲載してるぜい、なんてことを思ったりして。ついでにCriss Crossも50番ごとにカテゴリー分けしてしまいました。昨夜急に思い立って、昨夜と今朝早くやっていたので、そんなに時間はかからなかったけれども、ちょっと疲れ気味です(笑)。ゆくゆくはホームページのコンテンツを全部ブログに移すことも検討してないこともないですが、ちょっと量的に膨大なので躊躇してます。

ホームページはああいう形だから多少なりとも利用価値があるのかもしれず、スマホ対応しないと検索順位を落とすというGoogleさんからのメールにもめげず、そのまま置いておいて様子を見るつもりではあります。

2015/03/24

Marta And Gyorgy Kurtag/In Memoriam Haydee/Jatekok - Games And Transcriptions[DVD]

5508
ECM New Seriesのライヴ映像作品。演奏しているクルターク自身の曲が大半を占めています。現代音楽の映像というのは、バッハの編曲作品もあるとはいえ普段ジャズばかり聴いている身には、ちょっと、と思いますが。ただ1時間20分ほどに小品が43曲詰め込まれているので、その構成の美学も感じ取れるとともに、2人での連弾もあれば、それぞれの1人での演奏もあったりと、けっこう変化に富んでいます。譜面を見て弾いていますけれど、静かなインプロヴィゼーションのようにも聴こえて、ECMのボーダーレスな側面を見たような気がします。でもちょっとマニアックかも。


Marta(P) And Gyorgy Kurtag(P)/In Memoriam Haydee/Jatekok - Games And Transcriptions(ECM New Series 5508)[DVD](輸入盤) - Recorded September 22, 2012. - 1. Adieu, Haydee I 2. J.S.Bach: Num Komm' Der Heiden Heiland 3. Flowers We Are... 4. J.S.Bach: Aus Tiefer Not Schrei' Ich Zu Dir Prelude And Chorale: 5. I. Prelude 6. II. Chorale For Benjamin Tajeczky's 80th Birthday 7. Knots 8. Antiphony In F Sharp 9. Lamentation(1) 10. Hommage A Christian Wolff 11. Playing With Overtones 12. Draft-Sheet For Tunde Szitha 13. ... And Once More: Flowers We Aew... 14. Beating - Quarelling 15. Study To Pilinszky's "Holderlin" 16. J.S.Bach: Sonatina From "Actus Tragicus", Gottes Zeit Ist Die Allerbeste Zeit 17. Hommage A Stravinsky - Bells 18. Furious Cholare 19. Hoquetus 20. Palm Stroke 21. Campanule 22. Thistle 23. Stubbunny 24. Merran's Dream 25. Hommafe A Demenico Scarlatti 26. Aus Der Ferne 27. J.S.Bach: Duet No.3 In G Major 28. J.S.Bach: Das Alte Jahr Vergangen Ist 29. J.S.Bach: Alle Menschen Mussen Sterben 30. J.S.Bach: First Movement From Trio Sonata In E-flat Major 31. Lamentation 32. Lamentation (2) 33. Tumble-bunny 34. Hommage A Kurtag Marta 35. J.S.Bach: O Lamm Gottes, Unschulding 36. Evocation Of Petrushka 37. Adoration, Adoration, Accursed Desolation... 38. Hommage A Soproni 39. Hommage A Halmagyi Mihaly 40. Scraps Of A Colinda Melody - Faintly Recollected Encores: 41. Hommages A Stravinsky - Bells 42. J.S.Bach: Duet No.3 In G Major 43. J.S.Bach: Sonatina From "Actus Tragicus", Gottes Zeit Ist Die Allerbeste Zeit

(15/03/23)クルターク夫婦によるパリでのライヴ映像。自作とバッハの編曲作品とで構成されていて、バッハの作品も間にちりばめられているのはアクセント。1人の演奏の時もあれば、2人での連弾の時もあります。1時間20分ほどの映像の中にアンコールを含めて43曲もあるので、小品を連ねてドラマを作っていくような感じもあります。LGM Televisionで制作して、それをECMが出したという形ですが、その表現は十分にECM的です。

2015/03/22

「やぎ放牧ナイト!@田園調布 Little Giant」に行ってきました

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150321yagi2
日程的にお彼岸だし、休日診療もやっている横浜市の大きい眼科医院に行かなければならなかったのですが、予定が早く片付いたのでこのライヴに行くと決めたのは開場2時間前。割と近いし、空席もありそうだということで、行ってきました。

場所は田園調布のLittle Giantで、だいぶ前にこの八木さんの「八木ブラザース」を聴きに行ったところと同じ。八木さんが3年ぶり2度目のマレーシア赴任ということで、この時を逃すと、マレーシアまで聴きにいかなきゃということで(笑)。リーマンミュージシャンでも専門のジャズミュージシャン顔負けの人はいるのです。

1.八木敬之とスペシャルクインテット
八木敬之(Ts)、坂本美緒子(Tp、Flh)、今泉泰樹(P)、阿部泉(B)、西尾研一(Ds)
2.八木敬之 放し飼い
八木敬之(Ts)、平田志穂子(Vo)、福永貴志(Org)、西尾研一(Ds)
3.えぞ菊の契り
西尾研一(Ds)、八木敬之(Ts)、高木宏真(P)、小野良平(B)
4.ジャムセッション

開演前に、2種類のブート(?)CDを購入。
1.酒処新潟の八木敬之(’15年録音、2枚組)
2.Live at "Blue Moods" "Remixed" Vol.1, 2(’93年録音、2枚組)
2種類4枚でライヴの特別価格2千円だったので、お得かも。

ライヴの方はかなり盛り上がりました。1バンド目はジャズメン・オリジナルが多かったように感じるけど、特に4ビート系はほとんどなかったように思います。2バンド目はオルガントリオにヴォーカルが加わって。3バンド目では、30周年で10年前に20周年で1度だけ顔を合わせて以来のメンバーとのこと。しかし八木さんとドラムスの西尾さんはジャムセッション以外は出ずっぱりだけど、少なくとも3時間近くは演奏しているはずなのによく体力がもつなあと。客席は音楽(演奏)関係が大半で、ネット(ブログ)関係は今回は私だけでした。一人でライヴに出かけるということは少ないので、ちょっと緊張。17時半からはじまり、ジャムセッションも自分が終バスの関係でお暇する22時15分でもまだ続いていたので、どこまで続いていたんでしょう。十分に堪能できた5時間近くでした。新潟のお酒も出ましたが、途中でなくなるほどの人気でした。

八木さんがこれで”放牧”されて、マレーシアでもまた(音楽の方でも)活躍されるんだろうなあ、と思います。ますますのご発展をお祈り申し上げます。

(追記)八木さん、日本酒を飲みすぎて3グループ目の途中から記憶がないそうですが、それであの素晴らしい演奏は見事でした。

2015/03/20

マンガ「ブルージャイアント(Blue Giant)」が面白い

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ふとしたきっかけが元で、「ブルージャイアント(1-5)/石塚真一著」(小学館)をまとめ買いしました。ジャズを好きになった少年がテナーサックスをやって、徐々に成長しながら話が進んでいくのですが、ストーリーは5巻目にしてまだまだ出だしの部分かも。でも、ハマってしまいました。

音を出さずに音を表現できる音楽マンガってなかなかなくて。過去に読んだ中では「BECK(1-34巻)/ハロルド作石著」(講談社)、「坂道のアポロン(1-9巻)/小玉ユキ著」(小学館)の2つは、スゴい、と思いました。とは言いつつも両方ともアニメ化されているので、音も出てしまってはいるのですが。ただ、自分も若いころ、アマチュアのマンガ書きとして、音楽マンガをトライしてみたことがあるけれど、紙から普通、音は感じられないものです。BECKはロック、坂道のアポロンはジャズでした。

話はけっこう破天荒で、現実にはありえねーって設定でもあるのですが、独学でサックスを楽譜も音楽理論も知らないで始めた主人公が、ところどころ演奏場面で才気を発揮して、いろいろなことを吸収しながらだんだん大きくなっていくというもので、こういうのは、リアリティも大切だけど、本当に話の世界に没入させてくれる作者の方、タダものではないな、と思います。ジャズって狭い世界のことなのに、単行本5巻目で50万部突破ということは、一般ウケしているからでもありますね。普通音楽好きな漫画家はだんだんマニアックな世界にハマっていって、万人受けするようなストーリー展開は難しいのです。それをマニアックな世界も垣間見せながら、グイグイと物語も含めてひきつけてくれます。

ジャズ・ミュージシャンの世界は努力も必要だけれど才能のあるなしで決まってきてしまう部分も多い(それはマンガの中でも語られている)ので、それをマンガに置き換えて本当に作者が主人公の突き抜けた才能を描き切ることができるのか、このマンガ、追いかけてみたいと思います。

2015/03/19

All Blues At Night/Marc Copland

Marcallblues
新譜の到着を待っているのですが、遅れているようなので、マーク・コープランドのアルバムの過去盤聴きに行きたいと思います。彼に関しては、今では割と人気のようですけど、今日紹介するアルバムの前作(それも日本プロデュースでした)の初リーダー作から追いかけていたのでした。当時はこういう感じで繊細なピアノを弾く人って他にあまりいなかったような気がします。初期の頃のリーダー作はベースの相棒にゲイリー・ピーコックが組むことがいくつかあったのですが、やはりピアノの繊細さに合わせて、っていうことになるんでしょうか。輸入盤の方でも割と早い時期から追いかけていました。


All Blues At Night/Marc Copland(P)(Jazz City) - Recorded September 1990. Tim Hagans(Tp, Flh), Gary Peacock(B), Bill Stewart(Ds) - 1. On Green Dolphin Street 2. All Blues 3. At Night 4. Lunar 5. Estate 6. For The Music 7. Think Before You Think 8. My One And Only Love

マーク・コープランド作は2曲(3-4曲目)、ティム・ヘイガンズ作が6曲目、ビル・スチュワート作が7曲目、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。レーベルは増尾良秋プロデュースで、選曲も比較的好きなレーベル。ピアノは繊細です。有名な曲でピアノのフレーズの個性が味わえる1曲目、ハーモニーの感覚が新しいと思える2曲目、しっとりとした情景描写が素晴らしく、そこにホーンが切り込む3曲目、不思議な浮遊感のあるテーマでモーダルなアップテンポの4曲目、リハーモナイズを聴いてなるほどと思う5曲目、薄暮のサウンド的なバラードからファンク的リズムになるやや静かな6曲目、跳ねるようなリズムから4ビートに、モーダルな雰囲気で進む7曲目、美しい曲を、さらに仕上げつつスリリングな場面もある8曲目。

2015/03/16

無線LANルーターと中継器を購入

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今日、家の2階から3階まで無線LANを行きわたらせるために、無線LANルーターと中継器を購入。夕方、無線LANルーター(Elecom WRC-1750GHBK2-I)と中継器(Elecom WRC-733FEBK-R)を買いにヨドバシに行ってました。今でも、NTTルーター(有線)→TKCルーター(有線)→無線LANルーターと直列つなぎをやっているんだけど、もう面倒なので、設定は息子に任せました(笑)。今までのは簡易型の無線LANルーターなので、しかも1階に回線を引いてあるためルーターもそこに置いてあるため、YouTube鑑賞などは上の階で実用に耐えないのと、WiMaxを1回線解約するためでもあります。

昨年春、次男が外で使うというのでWiMax2+の端末を買ったのですが、維持費が毎月5千円近くかかるので、それを思い切って解約して、ちょうど来年受験なので、もう外では使うこともない(使うときは私の仕事用のWiMaxのUSBを貸すことにして)と思うので、家の中を無線LANで張り巡らしました。

2つで1万7千円しなかったのと10%のポイント還元がありましたが、Amazonで買った方が安かったかな? まあ、店員さんの助けがないと選べなかったと思うので、これでよしとしておきます。ただ、中継器を買っても家の中を隅々まで、というようにはいかないようで、そこはそれで我慢かな、と思います。主だったところはつながるので大丈夫だとは思いますが。

(追記)さすがに3階のどこでもスムーズに、というわけにはいかないようですが、通信費の節約のために、ある程度はガマンすることにします。ちなみに無線ルーターのある1階の部屋ではiPhone5sで40Mbps、2階の中継器のある部屋では20Mbpsほどのスピードが出ています。やっぱり3階が極端に遅くなりますが、中継器の設置場所を工夫すれば、もう少し上がるかも。

(追記3月17日)中継器で2階は電波が行き渡りましたが、3階が不安定なので、本日さらに同型式の中継器を1台追加購入しました。直列で2台までつなげることができるとのことなので、多分大丈夫でしょう。設定は息子任せですが(笑)。

(その後)やはり中継器2台を直列にしても、3階では実用に耐えない時があるので、2階に2台置いて2階までで使うことにしました。3階部分では仕事用のWiMaxをたまにですが使っています。木造家屋なら何とか行けそうかもしれないけれど、うちは鉄骨なので、かなりその点ではきついです。

2015/03/15

ホームページの利用方法

最近、ホームページに関して、「Google Webmaster Tools Team」から、「モバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました。モバイル ユーザーは貴サイトを十分に表示して楽しむことができません。これらのページは Google 検索でモバイル フレンドリーとは見なされないため、スマートフォン ユーザーにはそのように表示、ランク付けされます。」というメッセージがメールで、頼んでもいないのにわざわざ送られてきて、ちょっと残念になっています(笑)。このブログの方はモバイル対応になっているんですけれども。

さて、モバイル対応にするためのテンプレートなどは、ホームページ作成ソフトの「ホームページビルダー」にはついているのですが、もともとのホームページは17年も前に作って増え続けたもののため(CSSも使ってないし)、簡単に変換できるわけではなく、ものすごい労力がかかると思います。なので、これはこれで放置しておくほかはないのかな、と思います。

最近、複数の方から、「ホームページ使わせてもらってます」とメールをいただきました。こちらとしてはコンプリートなディスコグラフィーではないので、不完全なのもののため、ネット上の他のディスコグラフィーも利用しつつお願いします、と書いたところ。「完全ディスコグラフィーはネットその他を探せばあるけど、それは内容が書いてない。レビューとかライナーとかの内容とは違うけれども、あるミュージシャンのアルバムを追いかけていて、それがどういう内容なのかが分って買う時の参考にしている。」とのことでした。なるほど。まあ、そういう風に利用していただけるのはうれしいです。今や廃盤もけっこう多くて、収集が大変みたいですが、頑張って集めてください、と思います。

昔ネットであるミュージシャンの方のサイトで、私のところのサイト評が掲載されていて「このアルバムが4ビートなのか、8ビート中心なのか知りたいときに、ここには書いてあるし(最近書いてないこともあるけど)、具体的にどんな曲かイメージしやすい」というようなことが書いてあって、うれしくなりましたね。評論でないことをやってきて良かったと思える瞬間です。

2015/03/13

A Clear Midnight/Julia Hulsmann Quartet w/Theo Bleckmann

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ECM新譜聴き4日目で一段落。このアルバム、ビックリしたのは、ジュリア・ハルスマンとTheo Bleckmannの共演でした。テオはWinter&Winterレーベルで何枚かリーダー作や共演作を残していて、ECMとは縁がないヴォーカリストだと思っていたので。でも、プロデュースはマンフレート・アイヒャーだし、アイヒャーご乱心、てわけでもないようで。アクのないヴォーカルは逆にどのようなサウンドでもマッチするってことでしょうか。でも、このアルバムを聴いて、今までのECMとはなんとなく違うと思う人はいるかもしれませんね。なんたってオリジナルは少なくてクルト・ワイルの曲集だし。でも、それもけっこうECM的なワイル集にはなっています。


A Clear Midnight/Julia Hulsmann(P) Quartet w/Theo Bleckmann(Vo)(ECM 2418)(輸入盤) - Recorded June 2014. Tom Arthurs(Tp, Flh), Marc Muellbauer(B), Heinrich Kobberling(Ds) - 1. Mack The Knife 2. Alabama Song 3. Your Technique 4. September Song 5. This Is New 6. River Chanty 7. A Clear Midnight 8. A Noisless Patient Spider 9. Beat! Beat! Drums! 10. Little Tin God 11. Speak Low 12. Great Big Sky

(15/03/12)サブタイトル「Kurt Weill And America」。7-9曲目の3曲がジュリア・ハルスマンの作曲でヴォーカル曲(詞はWalt Whitman)、他は全曲クルト・ワイルの曲です。そのうち2、6曲目がインストルメンタル。実はTheo BleckmannはWinter&Winterレーベルで何枚かスタンダードを歌っていて、ECMへの登場は意外ですが、スタンダードのアレンジは他よりは温かみはあるにしても、バラードが多くてECMならではのサウンド。静かな方面から攻めています。ヴォーカルは普通のジャズの男性ヴォーカリストという気が。でもECM対応は万全か。オリジナルも静かで浮遊感漂うメロディでエキゾチックな雰囲気もある7曲目、やはりエキゾチックな雰囲気が漂うサウンドの8曲目、ビートは入って活発だけどやっぱりECM的な9曲目。

2015/03/12

Midwest/Mathias Eick

2410
ECM新譜聴き3日目。Mathias Eickとしては3枚目のECMリーダー作ですが、サイドまで含めるともう何枚も参加していますね。以前は他の楽器(ヴァイブラフォンなど)も演奏したのですが、ここではトランペットだけの表示になっています。ヴァイオリンがサックスだったらオーソドックスなクインテットということになるんでしょうけれど。8ビート系でスウィングしないし、メロディがとにかく強調してあって、それもまたいいんですが、アメリカ的ジャズ度はないといっていいかもです。やはり北欧系ですよね。でも分かりやすいと言えば分かりやすいので、聴いていいなあ、と思う層もある程度いるんじゃないかな、と思います


Midwest/Mathias Eick(Tp)(ECM 2410)(輸入盤) - Recorded May 2014. Gjermund Larsen(Vln), Jon Balke(P), Mats Eilertsen(B), Helge Norbakken(Per) - 1. Midwest 2. Hem 3. March 4. At Sea 5. Dakota 6. Lost 7. Fargo 8. November

(15/03/11)全曲Mathias Eickの作曲。ノルウェーとアメリカのジャズの融合らしいんですが、北欧のジャズしていて、8ビート基調でメロディが強いです。編成もオーソドックスなジャズ編成に近いし。メロディがきれいな哀愁漂う、その温度感のやや低いサウンドが見事で、ヴァイオリンも北欧を表している1曲目、ワルツで淡い感じに、しかもメロディは強い2曲目、トランペットが舞う、ピアノの音も目立ちながら徐々に盛り上がる3曲目、海にてという感じの雄大な風景が思い浮かぶような4曲目、ダコタというアメリカの町の割にはヨーロッパの風景が浮かぶような5曲目、哀愁色が強い夕暮れ時のような、少し賑やかな部分もある6曲目、優しく、温かめのメロディを持つ7曲目、晩秋か冬のような訥々としたサウンドが心地よい8曲目。

2015/03/11

Trees Of Light/Anders Jormin/Lena Willemark/Karin Nakagawa

2406
ECM新譜聴き2日目。珍しく、日本人も参加しています。しかも楽器が琴。1曲目は純日本的な音階と、ちょっとアヴァンギャルドな奏法を含めて、日本的だなあと感じますが、曲によっては西洋音階(北欧の音階?)に合わせたりしているところもあって、他の国の人はエキゾチックに感じることもあるだろうけれども、日本人としてはどうかなあ、と思うところも少しあります。ただ、他の2人とうまく調和しています。このアルバムはAn ECM Productionとなっているので、持ち込みの音源でしょうか。

ある人から問い合わせがあったのですが、私の書いているのはジャケ裏にProduced by XXXXX(たいていはマンフレート・アイヒャー)とあるか、An ECM Productionとどちらかが書いてあるかってことで(要は直接アイヒャーのプロデュースで録音しているかどうか)、基本的には全部がAn ECM Productionには違いないのですが、その用語使いにはそういう意味があることをご了承ください。ジャケ裏に両方が併記されているのは記憶にないのですが。


Trees Of Light/Anders Jormin(B)/Lena Willemark(Voice, Fiddle, Viola)/Karin Nakagawa(25-string Koto)(ECM 2406)(輸入盤) - Recorded May 2013. - 1. Krippainggler 2. Drom 3. Jag Star Kvar 4. Urbanus 5. Hirajoshi 6. Minni 7. Ogadh Dett 8. Kyostraini 9. Slingerpolska 10Uoruo 11. Lyosfridhn 12. Vilda Vindar

(15/03/10)全曲メンバーのいずれかの作曲ないしは共作。5、9曲目を除いた曲がヴォーカル入り。日本人の琴が入っているのが特徴(1曲目だけ作曲に関わってます)。1曲目は、これぞ空間的というような弾き方をしていて、しばらく琴のゆったりした独奏があって、その後にベースが加わり、ヴォイスが加わりという構成。1曲目は無理やり西洋音階に合わせるのではなく、普通に出る音で日本的に勝負しているます。2曲目以降は北欧の色彩も強い(琴の音階も)曲もありますが、日本的サウンドと曲により行ったり来たり。欧米ではこのサウンドがエキゾチックなんですが、日本ではどうか。5曲目はアンダース・ヨーミン作曲の琴の独奏、後半ベースも加わります。6曲目がヴォーカルの独唱だったり、一部のメンバーでの曲も。

2015/03/10

Songs Of Thessaloniki/Savina Yannatou/Primavera En Salonico

2398
ECM新譜が4枚入ってきたので、その1日目。Savina Yannatouは確かECM4作目で、Primavera En Salonicoとの共演は2作目。より民族音楽の領域に踏み込んでいる感じです。ジャズという感じではないのだけど、いちおうECMなのでジャズカテゴリーに入れています。古いトラディショナルなどを、アレンジし直して演奏しているのだけれど、基本的に昔の演奏を聴いている感じがします。ごく一部にインプロヴィゼーション的な場面もありますが、ほんの少し。でも、このエキゾチックで懐かしい雰囲気がいいですねえ。特にジャズにこだわってない方なら、こういう音楽もありますってことで楽しめるんじゃないでしょうか。


Songs Of Thessaloniki/Savina Yannatou(Voice)/Primavera En Salonico(ECM 2398)(輸入盤) - Recorded February 2014. Kostas Vomvolos(Qanun, Accordion), Yannis Alexandris(Oud, G), Kyriakos Gouventas(Vln), Harris Lambrakis(Nay), Michalis Siganidis(B), Kostas Theodorou(Per) - 1. Apolotikiom Agiou Dimitriou 2. A La Scola Del Allianza 3. Tin Patrida Mou Ehasa 4. Dimo Is Solun Hodeshe 5. La Cantiga Del Fuego 6.. Una Muchacha En Selanica 7. Iptidaden Yol Sorarsan 8. Qele-qele 9. Calin Davullari 10. To Yelekaki 11. Salonika 12. Inchu Bingyole Mdar? 13. Jelena Solun Devojko 14. Yedi Kule 15. Poulakin Eiha Se Klouvi 16. Pismo Dojde Od Soluna Grada 17. Apolitiklion Agoiu Dimitriou

(15/03/09)「テッサロニキ(ギリシャの都市)の音楽」とでもいうのか、ギリシャのトラディショナル、Hymn、(あと今の曲?)を中心にSephardic、ブルガリア、トルコ、アルメニア、コソボ、Irish、スラヴ・マケドニアのトラディショナル、Hymnなどを並べていて、67分収録の17曲になっています。ギリシャのエキゾチックなヴォーカル、バックの民族楽器などの影響で、伝統的にも聴こえるけれども、それをKostas Vomvolosが全曲アレンジしていることで、それを踏まえながら、少し新しさもあるような感じも。でも年代的にはちょっと昔のようなサウンドが懐かしい。たぶんギリシャ以外の音楽もあるのは、文化がいろいろ交流しているところだからか。そういう音楽が混ざっていても、違和感を感じないところが、この録音のいいところかも。

2015/03/08

None Too Soon/Allan Holdswarth

Allannonetoo
アラン・ホールズワースのリーダー作過去盤聴き6日目で一段落。ジャズファンにとってはこのアルバムが一番印象深いのではないかなあと思います。なんたってジャズメン・オリジナルやスタンダードなどがけっこう入っているし、ビートもエレクトリック・ベース奈良が4ビートの場面がけっこうあるし、ということで。本人がやりたかったかどうかは別にして、こういうアルバムがあってもいいんじゃないかなあ、と思っていました。メンバーは当時のツアーメンバーということだそうだけど、この編成も強力だし。’90年代当初はCD化されてないアルバムが多かったのですが、その後時系列的につながってきた感じです。さて、また新譜が入ってくる頃なので、新譜聴きに戻りましょうか。


None Too Soon/Allan Holdswarth(G, Synthaxe)(Verve Forecast) - Recorded December 1994-December 1995. Gordon Beck(P), Gary Willis(B), Kirk Covington(Ds) - 1. Countdown 2. Nuages 3. How Deep Is The Ocean 4. Isotope 5. None Too Soon Part 1, Interlude, None Too Soon Part 2 6. Norwegian wood 7. Very Early 8. San Marcos 9. Inner Urge

ジョン・コルトレーン(1曲目)、ジャンゴ・ラインハルト(2曲目)、ジョー・ヘンダーソン(4、9曲目)、ビル・エヴァンス(7曲目)の曲やスタンダード(3曲目)、ビートルズ(6曲目)が聴けるアラン・ホールズワースのアルバム。それだけで聴いてみたいかも。完全に独自の解釈ですが、素晴らしい演奏です。珍しく彼の作曲はないけど、ゴードン・ベック(5、8曲目作曲)の曲があり。また、当時のトライバル・テックのリズム陣だし。曲によっては4ビートで演奏しているものも多く、ジャズ度が割と高めです。タイトル曲の5曲目もアコースティック・ピアノだし4ビートだしで、独自のサウンドながら、ジャズしています。ビートルズの6曲目も何気なく8分の6と4分の4の複合拍子でウォーキングベース。アップテンポでスリリングなジャズの8曲目。

2015/03/07

Hard Hat Area/Allan Holdsworth

Allanhardhat
アラン・ホールズワースのリーダー作過去盤聴き5日目。このアルバムになってくると、メンバーの固定化と、ベースのスクリ・セバンソンの参加でファンク度は高くなって、ジャンルとしてはもろにハードコア・フュージョンと言っていいくらいのサウンドになってきます、ギターはもちろんマイペースなんだけど、周りのサウンドがそっち方面に行くのを手助けしている感じ。7曲目のインプロヴィゼーションはアップテンポの4ビートになっているところもあるし、これではジャズ雑誌で紹介されても当然か、と思われます。コメント手直し前は、このあたり、けっこう興奮して書いて、内容は書いてなかったという(笑)。久しぶりに聴けて良かったアルバムの1枚になりました。


Hard Hat Area/Allan Holdsworth(G, Synthaxe)(Polydor) - Released 1993. Steve Hunt(Key), Skuli Sverrisson(B), Gary Husband(Ds) - 1. Prelude 2. Ruhkukah 3. 3. Low Levels, High Stakes 4. Hard Hut Area 5. Tullio 6. House Of Mirrors 7. Postlude

全曲アラン・ホールズワースの作曲または共作。7曲目はフリー・インプロヴィゼーションで本筋に入ると自由度高し。今回はメンバーも固定だし、ギター(シンタックスも)・ソロは、全曲で思いっきり聴けます。ベースのスクリ・セバンソンのソロもありますが、けっこう渋い。 ゆったりと浮遊感を伴いつつ重厚感もシンセサイザーで見せる小品の1曲目、ハードコア・フュージョンのリズムでこれでもかと攻めていくサウンドの2曲目、しっとりとしたピアノのソロも心地よいバラードから徐々に盛り上がりを見せる3曲目、少し静かでメカニカルな出だしとミステリアスな盛り上がりが興味深いタイトル曲の4曲目、有機的と無機的の間を行く目まぐるしいギター・ソロが聴きどころの5曲目、ドラマチックな雰囲気も見せる雄大なバラードの6曲目。

2015/03/06

Wardenclyffe Tower/Allan Holdsworth

Allanwarden
アラン・ホールズワースのリーダー作過去盤聴き4日目。この頃からジャズ雑誌などにもレビューが載りはじめ、サウンド的にも今で言うハードコア・フュージョン的な感じになってくると思います。ちなみにこのアルバムのライナーはジャズ評論家の成田正さん。サウンド的にもだいぶ今に近くなっていて、独自の世界を築き上げています。自分自身、リアルタイムで接し始めたのが、よく覚えてないけれども、この頃だったかなあ、と思います。そしてこの頃から、安定してポリドールなどで定期的にリーダー作が出ています。まあ、マニアックな中でも、ファンが広まってきたのかな。最近はもう新譜が出ないし、ちょっと残念ではありますけど。


Wardenclyffe Tower/Allan Holdsworth(G, Synthaxe)(Polydor) - Released 1993. Jimmy Johnson(B on 1-7, 9-11), Chad Wackerman(Ds on 1, 3, 5, 7, 9-11, Key on 7), Gary Husband(Ds on 2, 4, Key on 3), Steve Hunt(Key on 1-2, 4-5), Naomi Star(Vo on 6), Vinnie Colauta(Ds on 6), Gordon Beck(Key, P on 9-10) - 1. 5 to 10 2. Sphere Of Innocence 3. Wardenclyffe Tower 4. Dodgy Boat 5. Zarabeth 6. Against The Clock 7. Questions 8. Oneiric Moor 9. Tokyo Dream 10. The Unmerry Go Round Part 4 11. The Unmerry Go Round Part 5

アラン・ホールズワース作ないしは共作が1-3、4-5、8-11曲目。他はメンバーの作曲で、9-11曲目はボーナストラック。ややハードコア・フュージョン寄りか。相変わらずのギター度満載。割と落ち着いた感じのビートの効いたロックの1曲目、浮遊感を伴うバラードが心地よい2曲目、包み込まれるような静かなところからロックに向かうタイトル曲の3曲目、うねうねとソロが続くやや綾織り系の4曲目、そのまま続いていくような幻想的な5曲目、ミステリアスなヴォーカルにシンタックス、ドラム・ソロが続く6曲目、ややほの暗いサウンドながらギターのキレのある7曲目、シンセサイザーのようなソロの8曲目、「モケケソケケカケケ」とテーマが聴こえる9曲目、インプロヴィゼーションなのかアウトテイクなのか、10-11曲目。

2015/03/05

Atavachron/Allan Holdsworth

Allanatava
なかなか新譜が揃わず、出荷にならないので、もう少し続けます。アラン・ホールズワースのリーダー作過去盤聴き3日目。’86年リリース。実はここから次が’93-95年ごろに飛んでいるのは、コメントが短かった’98年より後に間のアルバムがCDで再発されたからで、けっこう彼のアルバムの再発、遅かったのが多かったでした。出せばまあ、ある程度は売れると思うので、権利関係か何かの問題なんでしょうか。このアルバムは’86年なので、収録時間も30数分で、LPを意識したつくりになっています。ここでシンタックスというギター・シンセサイザーが出てきますけど、当時は私、この楽器あまり好きではなかったのですが、今聴くと、まあまあいい感じになってきています。


Atavachron/Allan Holdsworth(G, Synthaxe)(Alfa International) - Released 1986. Jimmy Johnson(B on 1-6), Gary Husband(Ds on 1-2, 4), Billy Childs(Key on 2, 5), Chad Wackerman(Ds on 3), Tony Williams(Ds on 5), Rowanne Mark(Vo on 7) - 1. Non Brewed Condiment 2. Funnels 3. The Dominant Plague 4. Atavachron 5. Looking Glass 6. Mr. Berwell 7. All Our Yesterdays

全曲アラン・ホールズワース作曲。ロック・アルバムですが、5曲目でトニー・ウィリアムスが参加して、再開セッションをしています。やっぱり叩き方が違う。変拍子なのに、すごい貫禄。でも、ロックですが。シンタックスというギター・シンセサイザーをこの頃から全面的に使いはじめています。ギター・トリオなんですが、シンタックスの効果で、壮大なキーボードのトリオという感じもする1曲目、ギターで浮遊感を伴うコード進行にギターが縦横無尽に駆け巡る感じもある2曲目、 ビートがはっきり効いていて、ドシッとしたイメージのある3曲目、流れていくビートの上をシンタックスで奏でていく雰囲気の4曲目、静かにはじまったと思ったらジャーンと盛り上がっていく6曲目、女声ヴォーカルのバラードからパーカッシヴになる7曲目。

2015/03/04

i.o.u. Live/Allan Holdsworth

Allanioulive
アラン・ホールズワースのリーダー作過去盤聴き2日目。クレジットには’85年のライヴとあるのだけど、解説を読むと、’84年の初来日時の録音となっています。このCDが出たのは’97年で、「ロード・ゲームス」のCDが出たのが’02年だったと思うので、後追いで彼のファンになった自分の当時のアルバムコメントを見ると、前後関係を何も知らないで書いてるな、という感じです。前後関係で行くならば、昨日と今日の順番を入れ替えた方が良かったかなと思います。ただ、過去盤聴きはよっぽど珍しいか評判になりそうなアルバムでないと、アクセスがあまりないので、まあいいかとも。ブログで紹介したいというよりは、あと940枚弱になったホームページの手直しの目的もあるものですから。


i.o.u. Live/Allan Holdsworth(G)(Pangea Music) - Recorded 1985(1984?). Chad Wackerman(Ds), Jimmy Johnson(B), Paul Williams(Vo) - 1. Road Games 2. White Line 3. Panic Station 4. Letters Of Marque 5. Material Real 6. Metal Fatigue 7. Where Is One 8. The Things You See 9. Was There (Something)

現在聴くことのできる数少ない日本でのライヴ。クレジットでは’85年ライヴとなっているけど、解説では’84年初来日時の収録となっています。’82年の「i.o.u.」から(2、4、7-9曲目)、次いで’83年の「ロード・ゲームス」から(1、5曲目)の曲が多く、これも完全にロック・アルバムです。「メタル・ファティーグ」からも3、6曲目があります。新アルバムからの方が進んでいる感じか。このライヴでも、全体のパワーはものすごいものがあります。当時も誰にも真似できないようなギターの指使いがあったようです。なかなか他では聴くことのできないギター・ソロが圧巻。ここではヴォーカル曲が多いのが特徴で、この’80年第前半以外ではヴォーカル曲があまりないので、ライヴ録音自体も少ないし、そういう意味でけっこう貴重かも。

2015/03/03

Metal Fatigue/Allan Holdsworth

Allanmetal
アラン・ホールズワースのリーダー作が’85年ごろ3枚、’93-95年ごろ3枚、コメント手直しが終わってなかったので、また次の新譜が来るまでの合間に過去盤聴きをやっていきます。彼の当時アルバムはフュージョンやファンクというよりはロックにかなり近い(というかロックそのもの)なので、退屈な方もいらっしゃるとは思うのですが。ある時期からスウィングジャーナルやジャズライフで紹介されるようにはなってきましたが。今このアルバムを聴いても、やっパりロックですねえ。でも5曲目の大曲にゲイリー・ウィリスが参加しているのもうれしいところ。このアルバムを聴いたのも久しぶりだけど、個人的には、いいですねえ、と思いますけれども...。


Metal Fatigue/Allan Holdsworth(G)(Alfa International) - Released 1985. Jimmy Johnson(B on 1-4, 6), Chad Wackerman(Ds on 1-4), Paul Williams(Vo on 1, 4), Alan Pasqua(Key on 5), Gary Willis(B on 5), Gary Husband(Ds on 5), Mac Hine(Ds on 6), Paul Korda(Vo on 6) - 1. Metal Fatigue 2. Home 3. Devil Take The Hindmost 4. Panic Station 5. The Un-Merry-Go-Round 5. In The Mystery

3つのセッションを合わせて作成したアルバム。やはりヴォーカル曲も3曲入っているロックのジャンルになると思います。作曲者名が書いてないですが、プロデューサーはアラン・ホールズワース。もちろんギター・フリークにはおすすめです。あまり激しくもない、ヴォーカル入りの静かな場面もあってポップでメロディアスな、それでいて彼らしいタイトル曲の1曲目、浮遊感もあってやや静かに流れていく、これも味があるバラードの2曲目、 割と複雑なリズムのテーマでも、ロック的なビートで徐々に中盤盛り上がる3曲目、けっこうノリの良いポップス的な雰囲気のあるヴォーカル曲の4曲目、14分台のプログレ的な展開と長いドラム・ソロや静かな場面もあるドラマチックな5曲目、ポップで静かな場面もあるヴォーカル曲の6曲目。

2015/03/02

エクストレイル納車から6か月が経過

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昨年8月に日産エクストレイルが納車されてから6か月が経過しました。やはり車の質感は9年乗った前車のステージアの方がある(当時のスカイラインとシャーシが同じだから当然か)と思うものの、最近はエクストレイル、けっこう印象がいいです。

6か月経過しても、走行距離は1,600km強と、全然少ないのですが、自分の車の乗り方が、エンジンが冷えた状態で動かして、5km程度運転するということが非常に多く、燃費にも悪いし、こういう乗り方だったら軽自動車(あるいはノートなど)でいいんじゃないか、と思えます。ただ、月数回、お客さんのところに行くのに高速道路を使うため、どうしても大きめの自動車が安全対策上、必要になってきます。エンジンが冷えた状態で近場を冬少し乗ると、16.0km/l走るとカタログ値にあるエクストレイルでも、実燃費は5-7km/l台(車に表示されます)ですが、高速メインで一般道を少しというパターンだと今までの最高で14.3km/l走りました。特に省燃費を意識した走りはしていません。レギュラーエンジンだし、ガス食いのステージアに比べると、ガソリンをあまり食わなくなりましたし。ハイブリッド車ではないですが、これは大きなメリットかも。車重は同じぐらい、排気量は2.5リッターから2リッターに小さくなったけど、けっこうエンジンは軽い感じです。

また、エマージェンシー・ブレーキ・パッケージなので、前の車が急ブレーキを踏んだりして車間がつまったりすると、警告音がなりますし、車の角などが障害物に接近すると、警告音と、カーナビの画面がそこの映像に切り替わります。これも便利。ただ、車を端に寄せすぎて、道路からはみ出た生垣にフェンダーミラーを突っ込ませたときは、警告音が鳴るのが遅くて、鳴った時には突っ込んでいた、ということがありました(笑)。少しフェンダーミラーにキズがついてしまいましたが。

今年は冬は雪がほとんど降らず、多少でも積もったところを走ったことがないのですが、必要ならば自動で4WDに切り替わるのもいいですね。もっともスタッドレスタイヤを持ってないので、本格的に積もれば車を出せないわけなんですが。


(追記)車の過去記事を読み返してみると、同じようなことを何度も書いてますね(笑)。まあ、微妙にニュアンスが変わってきているので、いいか(笑)。

2015/03/01

アフロディジア/マーカス・ミラー

Marcusafro
マーカス・ミラーのリーダー作を買うのは、’07年の「フリー」以来で、その間のリーダー作を抜かしています。今回はどうしようかな、と思ったのですが、エレキ・ベースを弾くアマチュアの身としては、参考になる部分は多いし(と言ってそんなに自分が弾けてるわけではないですが)、今回はちょっと買ってみました。相変わらずですね。ノリの良い曲が多いし。6曲目はどこかで聴いたことのあるメロディで、哀愁が漂っていますけど、おおむねノリの良い曲です。アルバムコメントがコメントになっていないことを白状しますけど、それだけ彼の音楽に入れ込んでいるってことかも。ただ流して聴いてしまうのはもったいないですが、こういうサウンドはそうなる可能性もあるかな。


アフロディジア/マーカス・ミラー(B、Bcl,、Vo)(Victor)
Afrodeezia/Marcus Miller(B, Bcl, Vo)(Victor) - Released 2015. Louis Cato(Ds), Lee Hogans(Tp), Brett Williams(P, Key), Alex Han(As, Ss), Adam Agati(G), Lamumba Henry(Per on 6, ,9), Guests: Alune Wade(Vo on 1), Adama Bilorou Dembele(Per on 1-2, 10), Guimba Kouyate(G on 1-2), Chelif Soumano(Back Vo on 1. Kora on 2, 10), Etienne Charles(TP on 2), Cory Henry(Organ on 3), Julia Sarr(Choir Vo on 3), Alune Wade(Choir Vo on 3), Alvin Chea(Choir Vo on 3), Lalah Hathaway(Vo on 3-4), Robert Glasper(Key on 4), Marco Lobo(Per on 4), Aline Cabral(Back Vo on 4), Andrea Dutra(Back Vo on 4), Christiane Correa Tristao(Back Vo on 4), Keb'mo(G on 5), Wah Wah Waton(G on 5), Patches Stewart(Tp on 5), Cliff Bernes(Orgm P on 5), Munyungo Jackson(Per on 5), Ben Hong(Cello on 6), Etienne Charles(Tp, Per on 7), Robert Greenidge(Steel Pans on7), Alvin Chea(Bass Voice on 9), Ambrose Akinmusire(Tp on 10), Michael Doucet(Vlnon 10), Roddie Romero(Accordion on 10), Guimba Kouyate(G on 10), Mocean Worker(G, B, Ds Prog, Key on 11) - 1,. Hylife 2. B's River 3. Preacher's Kid 4. We Were There 5. Papa Was A Rolling Stone 6. I Still Believe I Hear 7. Son Of Macbeth 8. Prism 9. Xtraordinary 10. Water Dancer 11. I Can't Breathe

5-6曲目を除いてマーカス・ミラーの作曲ないしは共作。国内盤のオビに「アフリカのルーツを取り入れた」「コンテンポラリー・ジャズ」とありますが、サウンドが洗練されて、土着的な感じはほとんどしないです。いつものマーカスミラーのノリの良い音楽が流れていて、時にリードベースまでやったり、スラップの部分も心地よい、ある意味マイペースなファンク/フュージョンの時にアフリカ風味といったところ。パーカッション的には、あとたまに出てくるヴォーカルでそれを感じるかなといったところ。エレキ・ベースを演奏している人には相変わらず参考にしたい部分が多いアルバムです。カッコいいノリは、じっくり聴いても、ドライヴィング・フュージョンとしてもいい感じ。こういうアルバムに仕上げて、相変わらずのプロデュース力です。(15年2月18日発売)

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