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2014/10/31

Charlie Haden - Jim Hall

Charliejim
実はこのCD、発売前からHMVに注文していたのですが、注文時、2種類の同じ輸入盤があって、当然のことながら安い方を予約注文しました。ところが発売直前になって、出荷延期未定になってしまい、高い方はそのまま発売日に在庫ありに。しばらく待っても状況は変わらないので、慌てて注文を差し替えたのですが、その時は在庫なしで、結局発売日から1か月ほど経ってからの入手となりました。このアルバム、’90年の録音なんですね。先日聴いたケニー・バロンとデイヴ・ホランドのデュオは渋いといっても一般的に受け入れられるような渋さで、こちらの方はちょっとマニアックな渋さと言っていいかもです。多少聴く人を選ぶかな。


Charlie Haden(B) - Jim Hall(G)(Impulse)(輸入盤) - Recorded July 2, 1990. - 1. Bemsha Swing 2. First Song 3. Turnaround 4. Body And Soul 5. Down From Antigua 6. Skylark 7. Big Blues 8. In The Moment

(14/10/31)ライヴ録音で長めの曲が多いです。チャーリー・ヘイデン作が2曲(2、8曲目)、ジム・ホール作が2曲(5、7曲目)、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。この時期ジム・ホールも渋くて、ちょっとトリッキーな演奏の部分もありますが、演奏自体はしっかりしています。2人のやり取りの収録時間は76分に渡ります。リラックスした感じがまたいい。哀愁満点の2曲目もギターとベースのやり取りがまた切なく、2人ならではの演奏になっています。意外と雰囲気の出ているオーネット・コールマン作の3曲目、前後で明るく、ドリーミングな雰囲気が漂う、中盤のアコースティック・ギター?のカッティングが印象的な5曲目、ブルースなんだけどちょっと違う感じがいい7曲目、ベースにクセがあり、やや抽象的なやり取りもある8曲目。

2014/10/30

In My Solitude: Live At Grace Cathedral/Branford Marsalis

Branfordinmy
ブランフォード・マルサリスの新譜は、教会でのサックスのソロのライヴアルバム。これってクラシックの曲も入っているし、いわゆるジャズっぽさのある場面ってほんの少しなんだけど、おそらくインプロヴィせーションを多用していることは間違いないし、例えば自分はECMだったらNew Seriesでなければほとんど強引にジャズのカテゴリーに入れてしまうし、とまあ、ジャズのジャンル分けにあまりこだわらないで聴いた方がいいんじゃないかと。サックスのソロ・アルバムというと、ソニー・ロリンズが有名ですが、他に1-2枚は持っていたような...。でもそれくらい珍しいですね。ただ、ブランフォードのこのアルバム、聴いていて面白いとは思います。


In My Solitude: Live At Grace Cathedral/Branford Marsalis(Sax)(Okeh)(輸入盤) - Recorded October 5, 2012. - 1. Who Needs It 2. Stardust 3. Improvisation No.1 4. Sonata In A Minor For Oboe Solo Wq.132: I Poco Adagio 5. The Moment I Recall Your Face 6. Improvisation Vo.2 7. Mai, Op.7 8. Improvisation No.3 9. Improvisation No.4 10. Blues For One 11. I'm So Glad We Had This Time Together

(14/10/29)教会でのライヴでサックスだけ(ソプラノ・サックスとテナーか?)で勝負しています。ブランフォード・マルサリスの作曲はインプロヴィゼーションの3、6、8-9曲目の他、5、10曲目の計6曲。他はスタンダードやジャズメン・オリジナルの曲があったり、クラシックの曲があったりとさまざま。響きの多い場所で、速いパッセージもありますが、その場所に合った心地良い響きで流れるように進んでいきます。確かにインプロヴィゼーションが多いということでジャズに分類できるでしょうけど、いわゆるジャズっぽさは希薄で、場面によってはクラシックを聴いているような気分にも。サックスだけのソロということで、冒険でもあり聴く人を選ぶでしょうけれど、その旋律は間違いなく本物を感じさせます。ゆったりとしたい場合にもいいかも。

2014/10/29

Guitar In The Space Age/Bill Frisell

Billguitarinthe
ビル・フリゼールの新作が出ました。ジャンル分けが難しくて、やっぱりジャズとかフュージョンとか言う前にロックだよね、と思うので、今回はロックのカテゴリーにしてみましたけど。ビル・フリ好きにはたまらないアルバムだと思うのですが、普通のジャズファンにはどうなのだろうか、と思います。でも、その狭い世界にとどまらず、広いファン層があると思うので、これだけたくさんのアルバムを作り続けていけるのだろうなあ、と思います。何たって1曲目がベンチャーズのパイプラインでっせ。リアルタイムではなかったけど、子供の頃に好きだった曲です。あとは洋楽の知識がないので、有名曲と言われても、よく分からなかったけど、それでもこのアルバム、気に入りました。


Guitar In The Space Age/Bill Frisell(G)(Okeh)(輸入盤) - Released 2014. Greg Leisz(Pedal Steel, G), Tony Scherr(B, G), Kenny Wollesen(Ds, Per, Vib) - 1. Pipeline 2. Turn, Turn, Turn 3. Messin' With The Kid 4. Surfer Girl 5. Rumble 6. The Shortest Day 7. Rebel Rouser 8. Baja 9. Cannonbal Rag 10. Tired Of Waiting For You 11. Reflections From The Moon 12. Bryant's Boogie 13. Lift Off 14. Telstar

(14/10/28)ビル・フリゼール作は6、13曲目のみ。基本的に’50-60年代の音楽にスポットが当たっていて、ロック的なサウンドと、どこかのどかなフリゼール本来の部分があったりします。有名曲も多いそうで、こっち方面が好きだと聴いていて楽しいアルバム。自分があまり知っている曲はないけれど、1曲目がベンチャーズの「パイプライン」で、けっこう心の中は盛り上がってしまいます。ジャズというよりはロックの範疇だけど、フリゼールという1ギタリスト1ジャンルになっている世界を好きな人には向いているかも。しかも今までよりロック的でギターも少しは激しい部分もあります。レトロでもあるんだけど、しかもアメリカなんだけど、どこの国でもない何か、という雰囲気のロックかも。ここまでシンプルでも独特の世界を持っています。

2014/10/28

タッチ・オブ・トニー・スコット/トニー・スコット

Tonythetouch
ビル・エヴァンスの主演・参加CD収集は、後から公式盤になったものを除いて、国内盤CDを中心に集めはじめるようになった’80年代から続いているのですが(他に途中で挫折してしまいましたが、ジョン・コルトレーンやエリック・ドルフィーもそうでした)、最近はそんなに新たに出るものもなく、数年に1枚ぐらいの割合で増えてます。その集めている時期に、このアルバムはけっこうジャズ本でジャケ写とかも目にしているのに、30年も縁がなかったCDでした。今回、聴くことができて良かったです。特にクァルテットの演奏では露出度が高いし。まだこの時期サイド参加作もあまりない時期なので、貴重な演奏と言えます。


タッチ・オブ・トニー・スコット/トニー・スコット(Cl)featuringビル・エヴァンス(P)(RCA)
The Touch Of Tony Scott/Tony Scott(Cl) featuring Bill Evans(P)(RCA) - Recorded July 1956. - 1. Rock Me But Don't Roll Me 2. Deep Purple 3. The Jitterbug Waltz 4. The Moon Walks 5. My Old Flame 6. Aeolian Drinking Song 7. You're Driving Me Crazy 8. Round MidNight 9. Walkin' On The Air 10. Poinciana 11. Vanilla Frosting On A Beef Pie 12. Yesterdays

トニー・スコット作は11曲目のみで、他はスタンダードやジャズメン・オリジナルが多い。ビッグ・バンドが1、4、7、10、12曲目、テンテット(10人編成)が3、5、9曲目、クァルテットが2、6、8、11曲目。編成がいろいろ変わるので、ちょっと忙しい感じもするけれど、ここではビル・エヴァンスの参加が目をひきます。小編成なほど目立つし、録音の時期も彼としてはけっこう早い時期なので、そういう意味では貴重な録音かも。たいていの人はビル・エヴァンスの名前でこのアルバムを入手するでしょうけれど、ここでのビッグ・バンドやテンテット、クァルテットでの録音もなかなか魅力的ではあります。過去にいろいろ珍しいアルバムが国内CD化されてきたけれども、割と有名だったこのアルバムがやっと今になって国内盤で発売されました。(14年9月24日発売)

2014/10/27

テネシー・ファイアーバード/ゲイリー・バートン

Garytennessee
9月に国内廉価盤が出てますが、最近は日本初CD化というのも目立つようになりました。それが1,080円で帰るのだから、うれしいですね。ただ、このゲイリー・バートンのアルバム、ジャズ色はないこともないんだけど、カントリー色が強い曲も多いです、なんたってこのアルバム、ナッシュビル録音で、チェット・アトキンスも参加していますしね。安いからいいけど、やっぱり彼を全部聴いてみたい、っていう人以外は、どうなのかなあ、とも思いますけれども。ただ、これだけ珍しいアルバムなら、この値段なら持っていてもいいのかなあ、なんてことも考えてます。有名なアルバム「ダスター」の前年の録音でもありますし。


テネシー・ファイアーバード/ゲイリー・バートン(Vib、P、Org)(RCA)
Tennessee Firebird/Gary Burton(Vib, P, Org)(RCA) - Recorded September 19-21, 1966. Steve Marcus(Ts, Ss), Buddy Spicer(Fiddle), Sonny Osborne(Banjo), Bobby Osborne(Mandolin), Charlie McCoy(Harmonica), Buddy Simons(Steel Guitar), Ray Edenton(G), Jimmy Colvard(G), Chet Atkins(G), Steve Swallow(B), Henry Strzeski(B), Roy Haynes(Ds), Kenneth Buttrey(Ds) - 1. Gone 2. Tennessee Firebird 3. Just Like A Woman 4. Black Is The Color Of My True Love's Hair 5. Faded Love 6. I Can't Help It (If I'm Stell Love With You) 7. I Want You 8. Alone And Forsaken 9. Walter T. 10. Born To Lose 11. Beauty Contest 12. Epilogue

ゲイリー・バートン作は4曲(2、9、11-12曲目)で、ボブ・ディラン作(3、7曲目)やハンク・ウィリアムス作(6、8曲目)が目立っていたり、トラディショナル(4曲目)もあり。ヴァイブラホンが前面にあるものの、タイトル曲の2曲目などは編成的にも音楽的にもカントリー・ミュージックという感じで、かなり異色のアルバム。35分ほどで12曲を収録。カントリーやフォークが前面に出ているということで、逆にジャズ色という点では、ジャズミュージシャンも参加していて、一部ジャズ的以外では薄いかも。曲によりカントリーの楽器も多く参加しているし。ただ、こういうサウンドで録音した時期も貴重だし、彼のバックグラウンドも分かるし。彼を歴史的に追いかけるには、聴く人を選ぶかもしれないけど、聴いてみるのもいいかも。ポップな感じも。(14年9月24日発売)

2014/10/26

The Art Of Conversation/Kenny Barron/Dave Holland

Kennytheart
このアルバム、実は発売日を過ぎてから、他の人のブログで高評価だったので、デイヴ・ホランドも出ているし、と買った次第です。あまりケニー・バロンの方は追いかけてはいないですが、その演奏には定評があるし、これまた買って良かったアルバムになりました。まあ、あまりミーハーなのも、と思われますが、このところアタリのアルバムが続きます。ただ、このアルバム、CDジャケットには11曲となっているのですが、11曲目「Calypso」というのが該当曲なしで、10曲が正解です。入れる予定だったら、それも聴いてみたかったと思うのがファン心理(笑)。まあ、いいか。割とオーソドックスなホランドのベースも聴けたし。


The Art Of Conversation/Kenny Barron(P)/Dave Holland(B)(Impulse)(輸入盤) - Recorded March 5, 2014. - 1. The Oracle 2. The Only One 3. Rain 4. Segment 5. Waltz For Wheeler 6. In Walked Bud 7. In Your Eyes 8. Dr. Do Right 9. Seascape 10. Daydream

(14/10/26)ケニー・バロン作が3曲(2-3、9曲目)、デイヴ・ホランド作が4曲(1、5、7-8曲目)、4曲目がチャーリー・パーカー作、6曲目がセロニアス・モンク作、10曲目がスタンダード。タイトル通り、大御所2人の語り合いが素晴らしいアルバム。2曲目はテーマでモンク風のピアノを出したりと、バラエティに富んでいる感じ。6曲目にはモンク作の曲もあるし。割とオーソドックスなバロンと、少しトンガリ系だったホランドも今回は寄り添っていて、安心して聴けるサウンドです。ホランドの4ビートはなかなか強力。ラテンビートもあります(8-9曲目など)。3、7、10曲目のバラードのしっとり感が何とも言えずいい。個人的にはホランド作の曲が好みだけれど、バロン作もなかなかいいし、2人での「会話の芸術」になっていると思います。

2014/10/25

Three Times Three/Antonio Sanchez

Antoniothree
アントニオ・サンチェスの新譜も到着してからすでに40日以上が経過してます。このアルバム、どうしてもっと早く聴かなかったんだろうと思いました。メンバーからすると3つに分かれてますけど、何たって、それぞれで3枚のリーダー作が作れるような豪華な顔ぶれ。まあ、その分それぞれのグループでの収録時間は短めですけど、それでもCD2枚組になってしまいましたし。それを輸入盤だとCD1枚分ほどの値段で買えてしまうのは、お得感満載です。アントニオ・サンチェスは盛り上げるタイプのドラマーで、どんな曲でも盛り上がってしまうような感じが好みかどうかにもよりますけど、今年出たアルバムの中では出会ってかなり良かった方の部類になります。トリオ、3曲、3組、ってやっぱりタイトルに関係あるんでしょうね。


Three Times Three/Antonio Sanchez(Ds and Add Key on 2)(Cam Jazz)(輸入盤) - Recorded October 27, 2013(on 1-3), December 4, 2013(on 4-6), December 16, 2013(on 7-9), Brad Mehldau(P on 1-3), Matt Brewer(B on 1-3), John Scofield(G on 4-6), Christian McBride(B on 4-6), Joe Lovano(Ts on 7-9), John Patitucci(B on 7-9) - 1. Nar-this 2. Constellations 3. Big Dream 4. Fall 5. Nooks And Crannies 6. Rooney And Vinski 7. Leviathan 8. Firenze 9. I Mean You

(14/10/25)CD2枚組で、3曲ずつ3つのトリオでの贅沢な演奏。アントニオ・サンチェス作が6曲(2-3、5-8曲目)で、他はジャズメン・オリジナル。1曲目はNardisで、このメンバーだからなのか、ちょっと普段と違って、そして盛り上がり。ピアノの個性的な演奏がカッコいい2曲目、盛り上がりつつも厳かな感じがするバラードの3曲目、太いボトムに支えられつつ浮遊感満点のギターが燃え上って行くのがいい4曲目、16ビート基調の5拍子のファンクが中盤で4拍子のアップテンポになる5曲目、アップテンポの4ビートもあるジョン・スコ感満載の6曲目、サックストリオも変拍子でやはり燃え上る感じの7曲目、この中ではやや静かで内省的と言えなくもないやり取りが展開する8曲目、いかにも彼らの演奏ですがモンクらしさもある9曲目。

2014/10/24

Juice/Medeski, Scofield, Martin & Wood

Medeskijuice
前にも同じメンバーでアルバムを出したなあ、と思って調べてみたら’06年(8年前)でした。((追記)その後にもう一枚’11年にライヴ2枚組が出てますが、これも’06年録音という説もあり。)もうそんなになるかなあ。音楽的にはけっこう好きなサウンドなんだけど、コメントとして書くにはグダグダになってしまうバンドで、もう、コメントの体をなしてない感じではあります。でも、人間くさい感じが好きなのだな、と思ってしまいます。私が持っているのは紙パッケージなんですが、あるところで、別な人が持っていたのはプラジャケでした。何通りか発売元があるのかな? HMVではOkehからの発売とされていますけれど、ここではアルバムに記載されているレコード会社(?)名によりました。


Juice/Medeski, Scofield, Martin & Wood(Indirectro Records)(輸入盤) - Released 2014. John Medeski(Key), John Scofield(G), Billy Martin(Ds, Per), Chris Wood(B), Guest: Pedrito Martinez(Conga, Guiro on 4, 9) - 1. Sham Time 2. North London 3. Louis The Shoplifter 4. Juicy Lucy 5. I Know You 6. Helium 7. Light My Fire 8. Sunshine Of Your Love 9. Stovetop 10. The Times They Are A - Changin'

(14/10/23)4人では3作目のCD。ジョン・スコフィールドの曲が3曲(2、5、9曲目)、全員の共作(インプロヴィゼーション?)が4曲目、ビリー・マーティン作が3曲目、クリス・ウッド作が6曲目。他はロックの曲か。相変わらずチープなサウンドでの演奏がハマっています。ギターが加わって4人組になると、やっぱりジョン・スコ色が強くなるけど、今っぽいオルガン(?)・グル―ヴにマッチ(ピアノの曲もあり)している一体感大いにアリのサウンド。よくありそうで、ここまでの職人芸的なチープさはなかなかなさそう。このバンド、なかなかジャズ・フュージョンの枠にとらわれていないためコメントが難しいですが、ノリは良いし、そのラフさが聴いていて心地よい。あっという間に60分10曲が終わってしまう感じ。3曲目のラテン的な感じもいい。

2014/10/22

A Tribute To Wayne Shorter/Dave Liebman Big Band

Davetributewayne
これでやっと8月発売のCDを聴き終えました。ブログ再開も9月下旬だったし、順番としてCriss CrossやECMが入って来るとそれらを先に聴いてしまうため、最近はその枚数も多めだったため、ちょっと紹介が遅れてしまいました。今年のビッグ・バンドのCDだと、このアルバム、けっこう印象に残ります。これか、「ボレロ/マンハッタン・ジャズ・オーケストラ」かって個人的には思います。題材もウェイン・ショーターの曲をやっているのがいいし、演奏もけっこう難しそうな部分があって、腕利きのバンドメンを集めたんだな、ということが分かります。心残りは到着してすぐ紹介しなかったので、新鮮度が薄れてしまったことかな。


A Tribute To Wayne Shorter/Dave Liebman(Ss, Wooden Fl) Big Band(Mama Records)(輸入盤) - Recorded February 2 and 3, 2014. Gunnar Mossblad(Director, As, Ss, Fl), Tom Christensen(As, Fl), Dave Riekenberg(Ts, Cl), Tim Ries(Ts, Cl), Chris Karlic(Bs, Cl), Bob Millikan(Tp, Flh), Brian Pareschi(Tp, Flh), Dave Ballou(Tp, Flh), Danny Cahn(Tp, Flh), Patrick Dorian(Tp, Flh), Tim Sessions(Tb), Scott Reeves(Tb, A-flh), Jason Jackson(Tb), Jeff Nelson(Btb), Jim Ridi(P), Vic Juris(G), Tony Marino(B), Marko Marcinko(Ds), Mats Holmquist(Arr) - 1. Infant Eyes 2. Speak No Evil 3. Yes Or No 4. Nefertiti 5. El Gaucho 6. Iris 7. Black Nile

(14/10/21)全曲ウェイン・ショーターの曲。それをビッグ・バンドで演奏。ショーターのミステリアスさを持っているものもあるけど、全体的に洗練された演奏。淡いスローなサウンドで聴かせるも、場面によっては高度なアンサンブルの渋い曲の1曲目、ミディアムの4ビートでミステリアスな感じが上手く表現されつつも凝った場面も見受けられる10分台の2曲目、アップテンポのラテンビートと4ビートが交互にあらわれて、変幻自在の雰囲気もある3曲目、ミステリアスの代表格の曲をソフトな雰囲気で演奏した4曲目、ちょっとテンポのいいボッサからいろいろ変化しながら進んでいく5曲目、綾織り系のスローなバラードで11分台の6曲目、シャープなこれでもかというアップテンポの演奏がカッコいい、エンディングまで見せつける7曲目。

2014/10/21

ECMブログの移転・統合、だいたい完了

急に思い立って19日に「ECMブログ」をメインブログに統合手続きしてしまいましたが、今日の朝までに、その後の処理はだいたい完了しています。

統合前のメインブログのエントリー数がたいたい3,000強。統合後には4,200エントリーまで増えてしまいましたけど、重複エントリーの削除で、現在のところ3,900台にまで減りました。重複エントリーの削除といっても話は単純ではなくて、前書きのあるメインブログを活かすことにしたのですが、何とECMブログの方にジャケ写データを置いていました(’07年以降)。なので、メインブログにジャケ写を入れつつ、ECMブログのECM番号別のカテゴリーも入れつつ、しかもECMブログの方の重複エントリーを消すという作業だったので、ややこしかったです。その上メインブログの方ではECM New Seriesの紹介を2枚まとめてやることが多かったので、New SeriesはECMブログも消さないで重複のまま残すという、これまたややこしいやり方になってしまいました。ECMブログを他プロバイダーに移転しても、余計に手間がかかる仕様になっていたので、今回のやり方が正しかったのかどうか。誰も移転とか統合とかを考えてブログを書いているわけではないので。

ただ、ECMブログの方の検索性はある程度残せたと思います。メインブログのエントリーも多かったり、番号検索の時はCriss Crossレーベルも番号はダブっている(やっぱり1001からはじまっているし)という点はあるにしても、単純に新譜が出たのでその時その時の紹介にとどまらず、過去データの検索にも注意を払いました。それでも重複データでアップする以前のECMに関するエントリーは、’07年以前はダブっているものもあり、それが今後の課題になってくると思います。

ブログ移行に仕事以外の全精力をつぎ込んだような感じなので、手元に8枚未聴盤があるも、なかなか手がつきません。

統合してECMのタイトルはブログからは消えましたが、今後ともお付き合いよろしくお願いします。

2014/10/19

【お知らせ】ECMブログをここメインブログに統合します。

ECMブログをはじめて10年近くになりますが、ほとんどのコンテンツがメインブログとダブるようになり、いったんこちらのメインブログに記事を統合して、ECMブログは10月下旬で閉鎖することにしました。なるべくメインブログの方でECMの検索性を保てるようにしようと思いますので、しばらくは記事の重複などでご迷惑をおかけすると思いますが、何とぞご了承くださいませ。

(9月19日追記)ブログの移行が数時間で終わるものと思っていましたが、何とかかった時間は18時間ほど。整理してみて、やはりブログの重複と写真の一部欠落が気になります。追い追いゆっくりと手直しをしていくことにします。

2014/10/17

Spark Of Life/Marcin Wasilewski Trio w/Joakim Milder

2400
ECMレーベル新譜聴き5日目。とりあえずこれでいったん一段落。最近のECMのアルバムでまず1枚聴いてみようと思うなら、このアルバムがいいんじゃないかと思えてきました。ホーンが入るも、半分はピアノ・トリオだし。ゆったりした美旋律の曲で入って、まずつかみはOK。でも、だんだん、そのゆったりしつつも、ECMの硬派な面とか、ハードな面にも曲によって触れつつ、1枚73分を終わってみると、うわべだけの優しさは取り払われ、とっつきにくいECMの深い部分にも適度に触れられるという、なかなかバランスのとれたアルバムではないかと思います。こうやってECMにズブズブとはまっていくんではないでしょうか(笑)、


Spark Of Life/Marcin Wasilewski Trio(P) w/Joakim Milder(Ts)(ECM 2400)(輸入盤) - Recorded March 2014. Slawomir Kurkiewicz(B), Michal Miskiewicz(Ds) - 1. Austin 2. Sudovian Dance 3. Spark Of Life 4. Do Rycerzy, Do Szlachty, Do Mieszczan 5. Message In A Bottle 6. Sleep Safe And Warm 7. Three Reflections 8. Still 9. Actual Proof 10. Largo 11. Spark Of Life(Var.)

(14/10/16)Marcin Wasilewski作が5曲(1-3、7、11曲目)、Joakim Milder作が8曲目。他に5曲目はスティング作、6曲目はクリストフ・コメダ作、9曲目はハービー・ハンコック作など。1曲目からいかにもECMのピアノ・トリオという感じで非4ビート系のゆったりとした美旋律のバラード。明るめのメジャーな曲あり、哀愁のマイナーな曲ありで、多くはテンポは速くなくても、退屈することもなく。サックスは2-4、6、8曲目に参加。トリオに合わせて、割ときれいな旋律。内省的な味わい深い世界を演出しつつも、メロディも聴かせるタイトル曲の3、11曲目。テンポの良い8ビートで少しハードな演奏になる5曲目、やや硬派に盛り上がる7-8曲目、そして極めつけの硬派な9曲目。中盤から少し硬派な要素もあって、穏やかなだけではない。

2014/10/16

Moderato Cantabile/Anja Lechner/Francois Coutuier

2367
ECMレーベル新譜聴き4日目。やや神秘主義的なオムニバスCDです。ECMってこういう出し方、多いですね。ECM的ジャズもやるピアニストを起用、そして彼の作曲もあるという、やはりこのレーベルならではのやり方で作っています。まあ、それが独自性を持っている、と言えるのですが。


Moderato Cantabile/Anja Lechner(Cello)/Francois Coutuier(P)(ECM New Series 2367)(輸入盤) - Recorded November 2013. - Georgw I. Gurdjieff: 1. Sayyid Chant And Dance No.3 Jymn No.7 Francois Coutuier: 2. Voyage Komitas: 3. Chinae Es Federico Mompou: 4. Cancion Y Danza VI 5. Musica Callada XXVIII Impresiones Intimas I Francois Coutuier: 6. Soleil Rouge 7. Papillons George I. Guldjieff: Hymn No.8 Night Procession 9. No.11- Federico Mompou: Fetes Lointaines No.3 10. Impresiones Imtimas VIII "Secreto"

(14/10/15)19世紀から20世紀にかけての、神秘思想家グルジェフ、モンポウ(スペイン)、コミタス(アルメニア)の作品に、Francois Coutuierの作曲の2、6-7曲目を交えた演奏。CoutuierはECM的ジャズの方が本職なので、彼の曲はそういう要素も加えたような感じ。ちょっとそこだけ現代音楽的か。時に賑やかになるも、比較的静かでシンプルな演奏が続き、聴きやすい面を持っていると思います。やや神秘的なサウンドの部分が印象あり。

Mboko/David Virelles

2386
ECMレーベル新譜聴き3日目。David Virellesは、つい先日紹介したCriss Crossの「Child's Play/Brice Winston」にもピアノで参加していて、そこではMarcus Gilmoreも一緒でした。しかし、このアルバムから出てくる音はまるっきり違っていて、賑やかな場面が多いながらも、キューバの土着性を感じつつのECMでのサウンドになっているのは、ビックリしました。ECMからのピアニストでのリーダー作デビュー(この人は他レーベルからも出しているので通算では2作目)というのは、才気あふれるピアニストが多いのだな、ということを感じました。ただ、そのサウンドから、聴く人を選ぶのでは、という気も少々しましたけれども。


Mboko/David Virelles(P)(ECM 2386)(輸入盤) - Recorded December 2013. Thomas Morgan(B), Robert Hurst(B), Marcus Gilmore(Ds), Roman Diaz(Biankomeko, Vo) - 1. Wind Rose (Antrogofoko Mokoiren) 2. The Scribe (Tratado De Mpego) 3. Biankomeko 4. Antillais (A Quintin Bandera) 5. Aberinan Y Aberisun 6. Seven, Through The Divination Horn 7. Stories Waiting To Be Told 8. Transmission 9. The Highest One 10. Efe (A Maria Teresa Vera)

(14/10/15)全曲David Virellesの作曲。基本的に2ベースでの録音。彼はキューバ出身でその後カナダに移住したようで、その出身地の土着性を感じる(これはパーカッションの役割が大きい)サウンドと、現代ジャズあるいはECMのサウンドとの融合で、シリアスな世界を築きあげています。特にパーカッションが重要な役割を果たしていて、それは1曲目から感じることができます。どの曲がどうと言うよりは、一連のドラマを感じながら時間が過ぎ去って行く、というような聴き方の方がいいのかも。3-8曲目あたりではある程度、というよりはピアノは時に奔放な感じで、自由な盛り上がりもありつつ進行していくので、ECMにしては静かなばかりではないです。ただ、個性的な盛り上がりなので、聴く人を選ぶかも。才気あふれる演奏です。

2014/10/15

Tre Voci/Kim Kashkashian/Sivan Magen/Marina Piccinini/Takemitsu/Debussy/Gubaidulina

2345
ECMレーベル新譜聴き2日目。これからは手元のCDを番号順に聴こうと思います。現代音楽中心ですが、オムニバスCDです。ECMってこういう出し方、多いですね。ドビュッシーの曲を真ん中に据えたり、やはりこのレーベルならではのやり方で作っています。ヨーロッパではこういう手法って、売れるんでしょうか。


Tre Voci/Kim Kashkashian(Viola)/Sivan Magen(Harp)/Marina Piccinini(Fl)/Takemitsu/Debussy/Gubaidulina(ECM New Series 2345)(輸入盤) - Recorded April 2013. - Toru Takemitsu: 1. And Then I Knew 'Twas Wind Claude Debussy: 2-4. Sonata For Flute, Viola And Harp Sofia Gubaidulina: 5. Garten Von Freuden Und Traurigkeiten

(14/10/14)19世紀から現代までの3人の作曲家の曲を、フルートとヴィオラとハープでの少し変わった編成で演奏。ECMらしく、静かで温度感の低い演奏です。1曲目は武満徹の現代音楽の作品だけれども、そんなに難解だというイメージはありません。2-4曲目のドビュッシーの曲も、少し時代は前になってメロディが少し強調されて盛り上がりもありますが、うまく1曲目とつながって聴かせます。5曲目は、もう少し沈んだやや硬質な現代音楽。

2014/10/14

Touchstone For Manu/Manu Katche

2419
ECMの新譜が手元に5枚(New Series含む)あって、どれから聴いていこうか迷います。とりあえずコンピレーション盤のマヌ・カッチェのアルバムから。発売も9月上旬と早かったのだけど、一緒の注文のCDが遅くなってしまい、やっと到着しました。彼は今まで4枚のアルバムをECMから出していて、これが出たということはこれで集大成なのかな、と思いますけど、どうなんでしょう。ECMとしてはこういうアルバムを出すのは珍しいことかと思います。内容も確かめずに注文して、デジパックなのはビックリしましたが、このアルバムだけのようで、他は装丁は今までどおりのようでホッとしています。ビニールの外側のシールに英語で「限定盤・特別価格」と書いてあります。


Touchstone For Manu/Manu Katche(Ds)(ECM 2419)(輸入盤) - Released 2014. - 1. Song For Her 2. Number One 3. Take Off And Land 4. So Groovy 5. Morning Joy 6. Keep On Trippin' 7. Senses 8. Swing Piece 9. Running After Years 10. Slowing The Tides 11. Bliss

(14/10/13)限定盤のコンピレーションで、デジパック仕様。「Neighbourhood(ECM 1896)」(2-3曲目)、「Playground(ECM 2016)」(1、4-5曲目)、「Third Round(ECM 2156)」(6-8曲目)、「Manu Katche(ECM 2284)」(9-11曲目)の4枚のリーダー作からのセレクト。録音も’04、’07、’09、’12年の録音。ドラマーのリーダー作とはいえ、ECMからの発売なので、テンポも普通かややゆったりとして、サウンド的にもソフトな曲が多いです。ECMとしてはドラムスが前面に出ているかもしれないけれども、ハードな面が出てこないので、ドラマーとしてのテクニックを求めているとちょっと違うかも。ただ全曲マヌ・カッチェの作曲だし、曲とかサウンドに興味があれば聴いてみてもいい。ECMの彼を1枚で聴いてみたい人に。BGM的にも聴けます。

2014/10/11

Child's Play/Brice Winston

1374
Criss Crossレーベル新譜聴き3日目で一段落。今回の新譜も3者3様で面白かったけれども、特に3枚にそれぞれ参加しているギタリストのそれぞれの個性ぶりも興味深かったでした。今日のアルバムでのBrice Winston、現代ジャズをやっているんだけども、サックスのフレーズ自体は割とストレートな感じというか、音色にもよるでしょうが、そんな感じもしました。スバ抜けてスゴいかというと、そうでもないような気もしますけど、今のアプローチはそれプラス作曲で面白さを出しているような気がします。バラード曲も結局は盛り上がってしまうのね、というのはありますが、それもまた面白かったりします。


Child's Play/Brice Winston(Ts)(Criss Cross 1374)(輸入盤) - Recorded January 31, 2014. Mike Moreno(G), David Virelles(P), Joe Sanders(B), Marcus Gilmore(Ds) - 1. Child's Play 2. The Beauty Within 3. Juju 4. Harold's View 5. Fall 6. Spur Of The Moment 7. I Thought About You 8. Pangaea

(14/10/11)3、5曲目がウェイン・ショーター作、7曲目がスタンダードの他はBrice Winstonの作曲。現代ジャズの要素がある程度濃いか。ウネウネとしつつ割と親しみやすいメロディも出る、変拍子的に引っ掛かりつつ進む1曲目、研ぎ澄まされた静かな空間も、やや盛り上がりのある場面もある2曲目、ミステリアスさを残しつつ、少し奔放な味付けもしている3曲目、ピアノから静かにはじまり、徐々に盛り上がって4ビートになる4曲目、穏やかかつ自由度が高い演奏で、サックスが明るめに感じる5曲目、割とアップテンポで変拍子的なアプローチと起伏が目立つ、4ビート中心で中盤進む6曲目、しっとりとはじまるバラードで歌心とエモーショナルな盛り上がりを聴かせる7曲目、ビートが複合拍子的だけど割とストレートにも感じる8曲目。

2014/10/10

Mythology/Matt Brewer

1373
Criss Crossレーベル新譜聴き2日目。今日はMatt Brewerの初リーダー作です。自己の曲で自分の世界を発表するとなると、やはりメンバーがどうであれ、その個性が見えてきます。この人、もしかしてECMあたりからアルバムを発表したとしたらどうだったろうか、なんてことを考えさせるサウンドでした。アルバムコメントの方も幻想的とか上書的とか、短いコメントの中に複数回出してしまい、自分の語彙力のなさを嘆いていますが(笑)、まさにそんな感じ。作曲面では内向的な性格なんではないでしょうか。でも温度感が低いばかりではなくて、エモーショナルな雰囲気の場面もあったりします。少し好みが分かれるかもですね。


Mythology/Matt Brewer(B)(Criss Cross 1373)(輸入盤) - Recorded February 4, 2014. Mark Turner(Ts), Steve Lehman(As), Lage Lund(G), David Virelles(P), Marcus Gilmore(Ds) - 1. Abiquiu 2. Rose Hill 3. Fighting Windmills 4. Joya 5. Moorings 6. Free 7. Sun Symbol 8. Mythology

(14/10/09)6曲目以外はMatt Brewer作曲。現代ジャズですが、少し静かで情緒的な曲調も目立ちます。流れるような、やや賑やかでいながら幻想的な側面も強い、長いベースソロもある10分台の1曲目、その幻想的な側面を引き継ぎつつ、さらに奥深く入り込んでいく2曲目、サックス2本だけの絡みで入り、そこからメカニカルかつ情緒的な世界に入る3曲目、エモーショナルな部分と醒めた部分とが交錯するバラードの4曲目、じっくりとスタートしてエキゾチックなメロディも伴いながら進んでいく5曲目、オーネット・コールマン作らしい自由なサウンドを聴かせるもアップテンポの4ビートの6曲目、幻想的な情景は続き、温度感の低い盛り上がりのあるバラードの7曲目、ゆったりとはじまり、メカニカルに盛り上がるタイトル曲の8曲目。

2014/10/09

In Motion/Manuel Valera and New Cuban Express

1372
Criss Crossレーベル新譜聴き1日目。先にこのレーベルを聴いていくことにします。グループ名にキューバンという名前が入っているということですが明らかなアップテンポでイケイケのラテンは1曲目だけで、あとはキューバによくある8ビート系の曲が目立ちますが、全体を見渡すと現代ジャズの要素を多く取り入れたバンドだと思います。最近、変拍子の解析能力が落ちてしまって、何拍子までかはとらえられないけれど、何曲かで変拍子はあるし、複雑なキメが多いので、必然的にこういうメンバーになったのかな、と思います。特にトム・ガーナのギター・ソロは、露出度は少ないけれど印象的でした。


In Motion/Manuel Valera(P, Key) and New Cuban Express(Criss Cross 1372)(輸入盤) - Recorded January 29, 2014. Yosvany Terry(As, Ss, Chekere), Tom Guarna(G), Alex Sipiagin(Tp, Flh), Hans Glawischnig(B), Ludwig Afonso(Ds), Mauricio Herrera(Per) - 1. Descargando 2. Preamble 3. Bantu 4. No Puedo Ser Feliz 5. Storyteller 6. Mirrors 7. Para Emiliano 8. NYC 9. Factors

(14/10/08)4曲目以外はManuel Valeraの作曲。現代ラテンジャズからジャズにかけてのサウンド。1曲目も陽気なだけではなく、渋いメカニカルなキメや今のジャズ的なピアノのアドリブなど、美味しいところを併せ持っています。これは参加メンバー(ギターとか)の個性にもよります。美しいソロピアノの出だしから浮遊感を伴いつつ盛り上がっていく2曲目、エレキピアノも使いながら現代ラテンジャズを感じさせる変拍子の3曲目、8ビート系しっとりバラードから8ビートラテンになる4曲目、8分の6拍子系の淡い浮遊感のある5曲目、現代ジャズ的なリズムを持ちながら躍動感のある6曲目、8ビートラテンの綾織り中途ソロ盛り上がり系の7曲目、キメが多い渋く快活な感じの8曲目、複雑なテーマとノリの良いソロが繰り返される9曲目。


(追記)夏あたりから目が閉じてしまう(まぶたが重い)症状に悩まされてまして、秋になってまぶたのアレルギーもできてガマンできず、今日眼医者に行ってきました。アレルギーは市販薬で何とかなっているので薬を処方されませんでしたが、まぶたが重い主原因はドライアイだそうで、重大な病気でなくてホッとしています。メガネも検眼したら、2年使っている割には問題なしとのこと。悩んで苦しんでないで、もっと早く医者に行っておけばよかったでした。

2014/10/07

Road/小曽根真 featuring No Name Horses

Ozonennnroad
最近は小曽根真のリーダー作はNo Name Horses(ビッグバンド)だけを追いかけていて、あとは興味あるミュージシャンとの共演作も買ってます。今回は超大作2曲でのアルバムなので、なかなか聴く人も勇気がいるかもしれないなあ、と思いつつ注文。とっつきやすさからいくと、この前紹介したデヴィッド・マシューズのマンハッタン・ジャズ・オーケストラの方がはるかにあって、やはりクラシック的な要素や交響詩的進行などで、ある種の入って行きづらさ、というのはあるかもしれません。あまり気軽には聴けない、って感じもありますが、やっていることはスゴいし、これに慣れてくると、けっこうハマるかも。1曲目が主役だろうとは思いますけど、ガーシュインの2曲目のアレンジ加減もなかなか面白かったでした。


Road/小曽根真(P、Arr) featuring No Name Horses(Verve)
Road/Makoto Ozone(P, Arr) featuring No Name Horses(Verve) - Recorded May 13 and 14, 2014. エリック宮城(Tp、Flh、Piccolo Tp)、木幡光邦(Tp、Flh)、奥村晶(Tp、Flh)、岡崎好朗(Tp、Flh)、中川英二郎(Tb)、片岡雄三(Tb)、山城純子(Btb)、近藤和彦(As、Ss、Fl、Piccolo)、池田篤(As、Fl)、三木俊雄(Ts、Fl)、岡崎正典(Ts、Cl)、岩持芳宏(Bs、Bcl)、中村健吾(B)、高橋信之介(Ds) - 1. BigBand Symphnic Poem: Road 1-1. Birth Of A Band 1-2. A Miracle Fades Away 1-3. Embracement 1-4. Doubts 1-5. Endlwss Battle 1-6. "Road" To Freedom 2. Rhapsody In Blue

1曲目の36分にも及ぶビッグバンド交響詩の「Road」は小曽根真作曲、2曲目はご存じガーシュインナンバーですが、これも30分近くあって、こちらも小曽根アレンジ。1曲目は交響詩というだけあって、クラシック的な静かなアンサンブルというか情景描写というか、そういう場面が多用され、そして劇のようにだんだん場面展開をしていく流れの超大作。もちろんその中には4ビートやダイナミックなサウンドで進行する場面もあります。ただ、イメージ的にはクラシックを聴いている感じに近いような気も。少々マニアックだし、ジャズファンとしては聴く人を選ぶかも。2曲目は明らかにアレンジが加わっている冒険的サウンドで、かなり原曲からはみ出しているところもあります。曲の進行、盛り上げ方は1曲目と共通するもこちらの方がジャズ的。(14年8月20日発売)

2014/10/05

ボレロ/マンハッタン・ジャズ・オーケストラ

Mjobolero
過去に一度、マンハッタン・ジャズ・オーケストラのコンサートを観に行ったことがあります。メンバーがレコーディングとちょっと変更があったものの、あのサウンドは健在でした。そして、それぞれのメンバーが持っている譜面の分量の多いことといったら、他のビッグバンドではなかなか見れないことかも。ライヴでは曲順も事前に発表してあって、その通りに演奏していくのですが、それだけアレンジが曲全体に食い込んでいるなあ、という印象でした。最近マリア・シュナイダーとか、藤井郷子とか、いろんな方向性で個性的なビッグ・バンド・アレンジが注目されてますが、デヴィッド・マシューズのアレンジはスマートで、これは最近のニューヨークの王道を行くアレンジかな、と思います。


ボレロ/マンハッタン・ジャズ・オーケストラ(Paddle Wheel)
Borelo/Manhattann Jazz Orchestra(Paddle Wheel) - Recorded February 28 and March 1, 2014. David Matthews(P, Arr, Cond), Michael Rodriguez(Tp), Seneca Black(Tp), Brian Pareschi(Tp), John Bailey(Tp), John Fedchock(Tb), Larry Farrell(Tb), Pat Hallaran(Tb), Max Seigel(Btb), John Clark(French Horn), Vincent Chancy(French Horn), Marcus Rojas(Tuba), Chris Hunter(As, Fl), Bob Malack(Ss, Ts, Fl), Dairo Miyamoto(B, Cl, Bs on 1, 5-8), Eiji Taniguchi(Bcl o 2, 4, 9-10), Mike Hall(B), Terry Silverlight(Ds) - 1. Also Sprach Zarathustra 2. Bolero 3. Symphony No.5 4. Piano Concerto No.2 5. William Tell Overture 6. Pictures At An Exibition 7. Eture Tristesse 8. Waltz Of The Flowers 9. Hungarian Dance No.5 10. Eine Kleine Nachtmusik

キングレコードに復帰したアルバム。全曲有名なクラシックをジャズ・アレンジした曲で、テーマだけを借りもの的に利用するというアレンジではなくて、4ビートジャズで飛ばすアドリブの部分も多いものの、もっと曲の最初から最後までの骨格が緻密に組み上がっていて、シャープなアレンジでカッコ良く演奏されるといった感じの演奏。原曲に近い場面もあれば、もっとジャズ的にけっこう手が入っている場面もあって、さすがデヴィッド・マシューズと思わせるアレンジが続きます。演奏の指向としてはけっこうスマートで、アクの強さはないですが、それが逆にクラシックのジャズ・アレンジの見本とまで言い切っていいほどのカッコ良さを示しています。どの曲も捨て曲がないです。有名な曲ばかりすぎて、逆にチャレンジングな面を見せています。(14年9月10日発売)

2014/10/02

ザ・プライヴェート・コレクション/チャーリー・ヘイデン

Charlieprivate
このアルバム、これは輸入盤国内仕様なのでライナーがあるのですが、それによると’94年に輸入盤として発売、’07年に2CDでまとめて再発(Disk Unionからは輸入盤国内仕様として)、そして今回となったようです。昔は国内盤ばかり目がいっていたもので、このアルバムはフォローしていませんでした。このグループ、ドラマーがビリー・ヒギンズから一時ポール・モチアンになって、その後はローレンス・マラブルだったですが、ポール・モチアンのこのグループでの録音も珍しいかも。音質よりも臨場感重視ということではありますが、収録時間も長いし、値段もそんなに高くないと思うので、興味ある方は聴いてみてもいいかも。


ザ・プライヴェート・コレクション/チャーリー・ヘイデン(B)(Rice Tecords)
The Private Collection/Charlie Haden(B)(Rice Records) - [CD1] Recorded August 6, 1987. Ernie Watts(Sax), Alan Broadbent(P), Billy Higgins(Ds) - 1. Hermitage 2. Passport 3. Misery 4. Nardis 5. Segment 6. Farmer's Trust 7. Etudes - [CD2] Recorded April 4, 1988. Ernie Watts(Sax), Alan Broadbent(P), Paul Motian(Ds) - 1. Bay City 2. Farmer's Trust 3. Lonely Woman 4. Silence 5. Body & Soul 6. Visa

2つのライヴをまとめて再発されたアルバム。チャーリー・ヘイデン作は[CD2]の1、4曲目だけで、他はこのバンドでは多かったジャズメン・オリジナルとスタンダードやバッハ、しかもチャーリー・パーカー作([CD1]の2、5曲目)やオーネット・コールマン作([CD2]の3曲目)などに混ざり、[CD1]1、6曲目や[CD2]2曲目のパット・メセニー作があるのも目をひきます。ドラマーのメンバー交代こそあるものの、割とオーソドックスな演奏が多く、エンターテイメント性が高いバンドだったので、少しアグレッシヴな部分もあるけれど、聴きやすい。ライヴなので音質より臨場感重視のようだけれど、演奏は聴いていて楽しい。ヘイデンの重厚なベース・ソロやドラム・ソロの場面もあり、聴かせどころもあり。ピアノとサックスも相変わらずメロディアスです。(14年8月17日発売)

2014/10/01

Alive At Firehouse 12 Vol.2 Fo'n Mo'/The Ralph Peterson Fo'tet Augmented

Ralphalive2
秋のアレルギーと戦いながら、やっと7月以前に届いたアルバムが片付きました。とは言うものの、このアルバムは5月に出ていたものを遅れて注文。ラルフ・ピーターソンのリーダー作を遅れて紹介なので、他の新譜ほどには注目されないかもしれないですが、最近こういううるさいタイプでアクの強い演奏はなかなかないので、こっち方面が好きな方は、いいかも。最近はスマートな演奏が好まれる傾向にありますし、あえてそれに逆らって。既成曲を自分たちのサウンドに取り込んでしまって、どうだ、まいったか的な演奏は、なかなか聴いていて面白いと思うのですが。CDにベーシストのクレジットがなかったので、ネットで探してしまいました。


Alive At Firehouse 12 Vol.2 Fo'n Mo'/The Ralph Peterson(Ds) Fo'tet Augmented(Onyx Production)(輸入盤) - Recorded December 6, 2013. Joseph Doubleleday(Vib), Felix Peikli(Cl, Bcl), Alexander Toth(B), Steve Wilson(Ss), Eguie Castrillo(Per) - 1. Humpty Dumpty 2. The Lady In Black 3. The Tears I Cannot Hide 4. Celia 5. Chelsea Bridge 6. Overjoyed 7. Surrender 8. Skippy

(14/09/30)ラルフ・ピーターソン作が2-3、7曲目で、他はスタンダード、ジャズメン・オリジナル、ポップス。チック・コリア作の1曲目をハードなアップテンポの4ビートで演奏していて、原曲もそうだとはいえ、アクの強い演奏。ちょっと乾いて浮遊感のある流れるような8ビートの2今日目、パーカッションではじまり少しエスニックながらも盛り上がりながら淡く流れて行く3曲目、バド・パウエル作もオリジナルの現代ラテン的に聴こえる吹きまくりの4曲目、スタンダードをちょっと賑やかなバラードでお届けする感じの5曲目、スティーヴィー・ワンダー作をやはり賑やかなポップスと言った感じの演奏の6曲目、ドラムソロからはじまる爽やかエスニックラテンの7曲目、セロニアス・モンク作をウネウネとアップテンポの4ビートで攻めていく8曲目。

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