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2013/10/27

Shadow Man/Tim Berne's Snakeoil

2339
1枚だけECMの新譜が来ているので、先に紹介。他レーベルで先に7枚到着しているのですが(早いのは9月中旬着)、なかなか聴くチャンスがありません。早く聴かなければ。このアルバム、SnakeoilとしてはECM2枚目(1枚目はこれがアルバムタイトルだった)です。今回はデモテープで発売が決まったのか、マンフレート・アイヒャーのプロデュースではありません。ECMにしてはけっこう音が大きい場面が多いサウンドですけど、以前にも時々こういう硬派なフリージャズのアルバム、出てましたし、驚くほどのことでもないかもしれません。でも、この人のアルバムはけっこう聴く人を選ぶんじゃないかと思います。


Shadow Man/Tim Berne's Snakeoil(As)(ECM 2339)(輸入盤) - Recorded January 2013. Oscar Noriega(Cl, Bcl), Matt Mitchell(P, Tack and Wurlitzer Pianos), Ches Smith(Ds, Per, Vib) - 1. Son Of Not So Sure 2. Static 3. Psalm 4. OC/DC 5. Socket 6. Cornered (Duck)

(13/10/26)3曲目がポール・モチアン作、2曲目がマルク・デュクレとの共作で、他は(1、4-6曲目)はティム・バーンの作曲。相変わらず温度感が低くて無機的なフリーなのに、構築された部分との境目が分からず、メンバーが好き勝手にやってはいても、サウンドとしてきっちり譜面にでも書いてないとできないようなアンサンブルを聴かせるところがあります。フリーの要素が多いので、聴く人を選ぶかも。ECMにしてはハードで音も大きい部分もありますが、硬派なフリーの部分を背負って演奏していてもバーンのいつものサウンド。マンフレート・アイヒャーがプロデュースではないです。モチアン作の3曲目も、叙情的な感じで、バーンの表現が冷たくて美しい。後半3曲がそれぞれ22、18、16分の長尺かつドラマチックな展開の演奏。

2013/10/25

Single Soul/Philip Dizack

1363
Criss Crossレーベル新譜聴き3日目で一段落。今日のPhilip Dizack、やはりオリジナルが多くて現代ジャズの要素が入り込んでいますが、トランペットだけを聴いていると、この人はメロディの人かな、と思います。なかなか印象的なフレーズを吹く人で、そういう意味では強く心に入り込んできました。やや静かから静かめの部分が多かったような気もしてますけど、サウンドにスピリチュアルでエモーショナルな部分もあって、そちらの方でも印象に残りました。曲もいろいろな要素の曲の流れがいい感じではありましたし。ただ聴く人によって少々地味かな、という感想が出る可能性もありそうです。


Single Soul/Philip Dizack(Tp)(Criss Cross 1363)(輸入盤) - Recorded January 29, 2013. Ben Wendel(Ts), Eden Ladin(P), Joe Sanders(B), Eric Harland(Ds) - 1. Single Soul(Intro) 2. Jacob And The Angel 3. Benny's Tune 4. Take Me With You 5. Single Soul 6. Twins Of A Gazelle 7. Book Of Stones 8. Joy And Sorrow 9. It's Not Just In Some Of Us 10. Sasha Anne 11. I Got It Bad And That Ain't Good

(13/10/24)Philip Dizack作が7曲(1、4-7、9-10曲目)。他の曲はメンバーの曲や他人の曲。現代的なジャズの要素は十分あって、変拍子系もありますが、2、8曲目のように耽美的なメロディをエモーショナルに盛り上げて表現する部分もあります。特に2曲目は2管が自由に絡み合っています。ベースとのデュオでこれまたメロディアスなアプローチをする3曲目、アップテンポの4ビートで自由ながらやはりトランペットのメロディが映える4曲目、ゆったりと情感豊かに進んでいくタイトル曲の5曲目、スピリチュアルかつリズミカルで自由な6曲目、ピアノレス・トリオで緊張感をはらみながら進む7曲目、進んだり止まったりの間隔が印象的な9曲目、しっとりバラードが落ち着く10曲目、デューク・エリントン作をソロで奏でる11曲目。

2013/10/23

I'll Take My Chances/Dayna Stephens

1361
Criss Crossレーベル2日目。今週は時間はある程度あるんだけれど、秋の花粉なのか、体調があまりすぐれず、音楽を聴いていてもあまり楽しくないこともあって、間隔があいてしまいました。前回のコメントや前文、その影響もあってか、短い中にそれぞれ同じようなことを2度ずつ書いてしまい、アップ後に書きなおしたりしています。今日のアルバム、けっこうカッコいい現代ジャズと、往年の(といっても’60年代以降の雰囲気かな)もミックスされたような、なかなかいい雰囲気で70分ほどを聴き終えました。個人的にはブラッド・メルドー作に興味があったですが、メルドーらしさがなく、テーマのメロディの引用だけなのかな? まあそれでも、全体的に面白くは聴けました。


I'll Take My Chances/Dayna Stephens(Ts, Bs on 4)(Criss Cross 1361)(輸入盤) - Recorded January 23, 2013. Charles Altura(G), Gerald Clayton(P, Org on 4), Joe Sanders(B), Bill Stewart(Ds), Becca Stevens(Vo on 6) - 1. Good Tree, Good Fruit 2. JFK International 3. Adrift 4. Dirty 5. Unrequited 1 6. Prelude To A Kiss 7. Field Of Landmines 8. I'll Take My Chances 9. Weezy 10. Unrequited 2

(13/10/22)Dayna Stephens作ないし共作が6曲(1-2、4、7-9曲目)、他の現代ミュージシャンの作曲が3曲(アーロン・パークス3曲目、ブラッド・メルドー5、10曲目)とデューク・エリントン作(6曲目)。現代ジャズの要素を強く持っているも、時にもっとジャズのエモーショナルな部分やモーダルさも持ち合わせているサウンド。ギターはジャズ・ギターというよりは今っぽいサウンドとフレーズが印象的。1曲目のようにテーマや構成が凝っているものもありますが、4曲目はバリトン・サックスとハモンド・オルガンで攻めてみるも他の曲と違和感はないし、意外に5、10曲目のブラッド・メルドー作がモーダルな4ビートでの演奏です。2曲目もそうですが、総じて彼のオリジナルは聴きごたえあり。6曲目のヴォーカルのバラードがアクセントか。

2013/10/22

エレキ・ベースを買い替えてきたわけ

現在持っているベースは以下の4本です。

'78 Fender USAのJazz Bass(EMGピックアップのアクティヴに改造) 大学時代(30年以上前)に購入
Atelier ZのM-265 D Plus(5弦 ’11年7月購入)
Crews Maniac SoundのJackson5(フレットレス 中古で’13年9月購入)
Fender MexicoのJazz Bass 60S J BASS OWT(’10年11月購入 長男の専用機)

そして以前にこういう処分の遍歴があります。

(アコースティックギター)'79 Martin D-28(’10年12月楽器屋の買い取りに出す 大学時代に購入)
(以下はベース)TUNEのTB-043(フレットレスベース ’11年7月買い取りに出す 20代の前半に購入)
Fender MexicoのJazz Bass STD JB TINT BLK/R FL(フレットレスベース ’10年12月購入 ’12年3月買い取りに出す)
TuneのZi-Ⅲ-5(5弦ベース 中古で’11年1月購入 ’11年7月買い取りに出す)
Atelier Zフレットレスの5弦ベース オーダーもの(中古で’12年2月購入、’13年9月買い取りに出す)

若い頃買ったギターやベースはともかく、買ってそんなに経たないで売ったものが3台。でも中古がそのうち2台だったので、買値も新品の半分程度かそれ以下だったし、売値は買値の半分以上とか、買った時からあまり損してないものとか、あったりしました。Fender Mexicoのフレットレスは新品購入だったけど、ブランドイメージで、買い取り価格は意外に良くて買値の半分弱だし、元値もMexico製なのでそんなにしてなかったし。その3台についてはそんなに極端には損をしていないんですよね。

ベースも台数が増えると、ネックの維持や弦の張り替えなどで、手間やコストがかかってしまいます。なので、そのうちいくつかはそのまま持っていてもよかったのですが、台数が増えて維持する手間を考えると他の人に弾いてもらった方がいいのかなと思いました。また、特にフレットレスの買い替えが多かった(昔から通算で4本目)ですけど、これは自分にピタリとくるのを探すのが大変でした。Atelier Zのフレットレスでけっこうピタッときましたが、回路がちょっと複雑だし、CrewsのJackson5を店頭で弾いたら惚れ込んでしまいました。Jackson5の回路がシンプルなので使いやすいし、自分の求める弾きやすさに近かったこともあります。でも、Atelier Zのフレットレスは買い取りに出すんじゃじゃなかったかなあ、と今でも思います。

どちらかというと長男にとられて(その長男も大学に入ってからは体育系の同好会で軽音には入ってないので、最近は練習は減りました)いるような状態ですが、歳のせいか、自分も練習時間が足りないなあ、と思います。もう楽器遍歴はこの辺で落ち着く頃かな、と思いますけど、どうなりますことやら(笑)。まあ、下手の横好きなんですが。

2013/10/21

State Of The Art/Dee Daniels

1362
Criss Crossレーベル新譜がやっと入ってきたので、押せ押せになってしまってますが、9月から10月上旬に届いたCDは置いておいて、先に聴いてしまいます。これから11月にかけては、届くCDが減る見通しなので。Criss Crossで数曲ヴォーカルが入っていたアルバムは今までいくつかありました。でも、ヴォーカリストのリーダー作って、こんなに長くレーベルが続いていながらはじめてなんですよね。しかもスタンダード集。でもベテランだし、味わいもあるし歌がうまいので、アップテンポの曲は少ないですけれども、なかなか安心して聴くことができます。これからもヴォーカル作がここから出るのかどうか、興味があります。


State Of The Art/Dee Daniels(Vo)(Criss Cross 1362)(輸入盤) - Recorded January 28, 2013. Eric Alexander(Ts), Cyrus Chestnut(P), Raul Beaudry(B), Alvester Garnett(Ds) - 1. Almost Like Being In Love 2. Cherokee 3. I Wonder Where Our Love Has Gone 4. He Was Too Good To Me 5. I've Got You Under My Skin 6. Night And Day 7. I Let A Song Go Out Of My Heart 8. Willow Weep For Me 9. Why Did I Choose You 10. Summer Wind 11. Lover Man 12. How High The Moon

(13/10/20)Criss Crossレーベル初のヴォーカル・アルバムでスタンダード集。しかも、Dee Danielsは新人ではなくベテランだそうです。The Intimate Ellington/Ballads And Blues/Wycliffe Gordon(Cirss Cross 1353)に2曲参加した経験あり。やや低い声の黒いヴォーカルで、スキャットや崩しなど、なかなか堂に入っています。アップテンポの曲は少なめだけど安定感あり。なぜこのレーベルからヴォーカリストのリーダー作が、ということもあるけれど、バックのメンバーや演奏はヴォーカルをもち上げつつも彼らのペースだし、エリック・アレクサンダーやサイラス・チェスナット目当てで聴くのも良し。2曲目は普通ならアップテンポなのに、ここではスローなバラードでのアプローチが面白い。スタンダードのアレンジも、ちょっとヒネってあったり。

2013/10/20

Momo Kodama/La Vallee Des Cloches

2343
日本人のソロとしてはECM New Series初だと思うのですが(共演者とか複数の参加者のあるアルバムでは過去にありますが)、ピアニストのアルバム。まあ、ジャズの方でも現代ジャズは分からない、という方もいるように、私もラヴェルは分かっても、メシアンとなると、割とハードルは高い感じがします。


Momo Kodama(P)/La Vallee Des Cloches(ECM New Series 2343)(輸入盤) - Recorded September 2012. - Maurice Ravel: 1-5. Miroirs Toru Takemitsu: 6. Rain Tree Sketch Olivier Messiaen: 7. La Vallee Des Cloches

(13/10/18)パリ在住の日本人ピアノ奏者児玉桃のECM初作品。フランスの作曲家モーリス・ラヴェルの20世紀初頭の作品「鏡」から、武満徹の小品をはさんで、フランスの現代音楽家、オリヴィエ・メシアンの「ニワムシクイ」へとつながっていきます。ラヴェルの時点で、はっきりしたクラシックというよりは、綾織り系の現代音楽が混ざった感じのおぼろげな味わいで聴く感じ。メシアンの曲は完全に現代音楽で、この曲は大傑作なんだそうですが。

2013/10/19

Zsofia Boros/En Otra Parte

2328
このアルバム、ギター1本なんですけど、曲の出所が(あまり調べてないけれど)クラシック以外の曲が多いのか、ECMの方とのボーダーレスな感じがしました。ラルフ・タウナーの曲もやっていますしね。


Zsofia Boros(G)/En Otra Parte(ECM New Series 2328)(輸入盤) - Recorded August 2012. - 1. Cancion Triste/Francisco Calleja 2. Callejon De La Luna/Vicente Amigo 3. Eclipse/Dominic Miller 4. Un Dia De Noviembre/Leo Brouwer 5. An Idea/Leo Brouwer 6. Te Vas Milonga/Abel Fleury 7. Green And Golden/Ralph Towner 8. Se Ela Pergunter/Dilermando Reis 9. Ecrovid/Martin Reiter 10. Cielo Abierto/Quique Sinesi 11. Un Dia De Noviembre, Var./Leo Brouwer

(13/10/17)ハンガリーの女性ギタリストのECM作。内容的にはさまざまな作曲者の曲の演奏(オムニバス)で、明らかにクラシック畑でないラルフ・タウナー作(7曲目)やキケ・シネシ作(10曲目)の曲もあったり、20世紀以降の曲を取り上げてまだ存命中の作曲者のものが多かったり、ECMのレーベルとしてはクラシックとのボーダーレス的な味わいのある作品に仕上がっています。邦題は「どこか別の場所で」。静けさがうまくマッチしています。

2013/10/18

Zehetmair Quartett/Beethoven/Bruckner/Hartmann/Holliger

2195
Zehetmair Quartett/Beethoven/Bruckner/Hartmann/Holliger(ECM New Series 2195/96)(輸入盤) - Recorded April 2002(Hartmann) and April - May 2010(Others). Thomas Zehetmair(Vln), Kuba Jakowicz(Vln), Ruth Killius(Viola), Ursula Smith(Cello) - Ludwig Van Beethoven: 1-4. Streichquartett F-Dur Op.135 Anton Bruckner: 5-8. Streichquartett C-Moll WAB 111 Karl Amadeus Hartmann: 9-11. Streichquartett Mr.2 Heinz Holliger: 12. Streichquartett Nr.2

(13/10/17)CD1枚目は19世紀のクラシック、CD2枚目は20世紀からまだ存命の作曲家までのある程度硬派な現代音楽と、ツェトマイアー・クァルテットとして幅広い表現力を見せています。作曲者の国はドイツ、オーストリア、スイスとまたがっていますが、ストリング・クァルテットの曲でドイツ語文化圏というところが共通してます。ベートーベンの曲はかなり晩年のものだそう。安定したクラシックからハードな現代音楽まで幅広く楽しめ(?)ます。

2013/10/17

Ludwig Van Beethoven/Diabelli-Variationen/Andras Schiff

2294
今回は2枚組のアルバムです。聴くのはけっこう時間がかかるけど、クラシックの方がジャズよりコメントが短めだし、量が多いので、普段より大まかな書き方もOKなので、気分的には楽です。本当は、クラシックや現代音楽に精通した方に、このあたりの解説をやっていただくといいのですけれども。ただ、今回のシフのベートーベン、ブックレットが分厚くなったせいか、2CDはプラケースではなくて紙ジャケに入っていて、中がちょっと隙間があり、ゆうメールで1個だけ配達だったのですが、案の定、外の紙パッケージが少しつぶれていて残念でした。保管にも気を使います。


Ludwig Van Beethoven/Diabelli-Variationen/Andras Schiff(P)(ECM New Series 2294/95)(輸入盤) - Recorded July 2012 and December 2012. - [CD1] 1-2. Sonate Nr.32 In C-Moll Op.111 3-36. Diabelli-Variationen Op.120 [CD2] 1-34. Diabelli-Variationen Op.120 35-40. Sechs Bagatellen Op. 126

(13/10/16)ベートーベンは18-19世紀のドイツの有名な作曲家。ここではベートーベンの別な曲を、CD1の最初とCD2の最後に持ってきて、メインのDiabelli-Variationen Op.120を2種類、CD1では1921年作のBechstein Pianoで、CD2では1820年頃のFranz Brodmann Fortepianoで弾いています。特にCD2は曲を作曲した当時のピアノなので、その作曲した時のピアノの音色はこういうのか、と分かります。装丁が外箱がつぶれやすく少し残念。

2013/10/15

通常盤の「Alone - Kaleidoscope By Solo Piano/Bob James」

Bobalone3
今年の1月に、5万円のクリスタルCDだけでこの音源が発売されていることを知り、かなり無理して買ったのですが、こんなに早く通常盤が出るのならば、待っていればよかったなあ、とちょっと後悔しています。何たって国内盤でも3千円、輸入盤で、私が手に入れた価格は何と1,271円ですからね(笑)。クリスタルCDと音質の違いはありますけれど、通常盤も元のマスターは同じなので、音質もけっこういいし、価格差ほどのことは全然ありません。CDはデジタルデータなんで、例えば5万円のケーブルと1,200円のケーブルの音の違い、という例と比べてみると分かりやすいかな。まあ、クリスタルCDも、中古屋の買い取り価格はいいとこ売り値の2割なので、そちらは家宝として取っておくことにします。ボブ・ジェームスのピアノもなかなかいいですよ。


Alone - Kaleidoscope By Solo Piano/Bob James(P)(Tappan Zee)(輸入盤) - Recorded April 2-4, 2012. - 1. Restration 2. I Can't Give You Anything But Love 3. My Heart Stood Still 4. Never Let Me Go 5. Wild Stallion 6. Karesansui 7. Scarborough Fair 8. It Never Entered My Mind 9. Lover Come Back To Me 10. Garbo Redux 11. Medley: Westchester Lady/ Touchdown/ Nautilus/ Angela 12, Put Our Hearts Together

(13/10/15)ソロ・ピアノだけど、その音質が元がクリスタルCD用音源なのでいい。ボブ・ジェームス作が全12曲中6曲(1、5-6、10-12曲目)で、他はスタンダードやポップスなど。ジャジーな演奏もあるけれど、フュージョン的なソロ・ピアノもあれば、ストライド的な要素のある2曲目とか、あるいはヒーリング的な要素のあるバラードの出だしで、盛り上がる部分もある3曲目とか、クラシック的な素養とか、それにとどまらずもっと広いピアノ・ミュージックの世界まで聴かせてくれます。心のおもむくままに弾いている感じですけれど、じっくりと心にしみ込んできます。昔からのファンには11曲目のメドレーがうれしいところ。こんなにピアノっていい音だったっけ。割とリアルな音のピアノなので、できればいいスピーカーかヘッドフォンで聴きたい。

(注)これは’12年9月10日に5万円のクリスタルCDとして発売されたものの通常盤です。

2013/10/14

39 Steps/John Abercrombie Quartet

2334
ECM新譜聴き2日目で一段落、できるかどうか。実はNew Seriesが4枚、届いているんですよね。でも他レーベルのジャズのCDも6枚あるし、明日にはさらに3枚届くし、どれを先に聴こうか、迷います。そして今日のアルバム、ジョン・アバークロンビー・クァルテットとしては、ドラムスがビリー・ハートで他の3人は同じ、というアルバムが過去に他レーベルから複数枚出ています。ジョーイ・バロンに替わったのは、単なるメンバー・チェンジかECMの美学なのか。そして、ECMに参加しない方がおかしかったとも言えるマーク・コープランドが今回初参加。今後、何枚か出てくるんじゃないかと思います。通常のクァルテット編成ながら、出てくる音はまさにECM、って感じで個人的にはとらえてます。


39 Steps/John Abercrombie(G) Quartet(ECM 2334)(輸入盤) - Recorded April 2013. Marc Copland(P), Drew Gress(B), Joey Baron(Ds) - 1. Vertigo 2. LST 3. Bacharach 4. Greenstreet 5. As It Stands 6. Spellbound 7. Another Ralph's 8. Shadow Of A Doubt 9. 39 Steps 10. Melancholy Baby

(13/10/14)ジョン・アバークロンビー作が6曲(1、3-5、7、9曲目)、マーク・コープランド作が2曲(2、6曲目)、4人でのインプロヴィゼーションが1曲(8曲目)、とスタンダード(10曲目)。4人中3人(ドラムス以外)の共演アルバムは過去にもあり、今回のメンバーはECM的にも強力かも。温度感が低く、淡い感触の曲が多く、特にギターとピアノはいつかECMでやりそうだ、と思っていました。ただテンポ的にはあまりゆったりした感じでもなく、多少なりともビート感があったり、低めの温度ながら、2曲目は割とアップテンポの4ビートの部分も多く、ある程度活発な動きをしています。8曲目は比較的静かながらもなかなか鋭いインプロヴィゼーションを切り取っています。タイトル曲の9曲目も感触は静かな感じ。10曲目は自由なやり取り。

2013/10/13

Travel Guide/Ralph Towner/Wolfgang Muthspiel/Slava Grigoryan

2310
ECMの新譜が届いたので、2枚続けていきたいと思います。とは言うものの、もう1ヶ月ほど前に発売されたものがやっと届いたので、ちょっと遅かったかな。’80年代あたりだったかな、アコースティック・ギター2-3本での録音が流行った時期があって、何枚か持ってますけど、当時はバリバリと弾きまくり大会だったような気もしています。今回のECMのこのギター3本の世界はなかなか独特で、元気な場面もあるけれども情景的な描写をしているようなサウンドとでも言ったらいいのか、なかなか味わい深い世界です。ECMならではのエコーの感じもいい雰囲気。インプロヴィゼーションもあるからいちおうジャズの区分ですけど、いわゆる狭義のジャズのサウンドでもありません。


Travel Guide/Ralph Towner(G)/Wolfgang Muthspiel(G, Voice)/Slava Grigoryan(G)(ECM 2310)(輸入盤) - Recorded August 2012. - 1. The Henrysons 2. Father Time 3. Winding 4. Duende 5. Amarone Trio 6. Travel Guide 7. Die Blaue Stunde 8. Nico Und Mithra 9. Terry 10. Museum Of Light

(13/10/13)ラルフ・タウナー作が5曲(2、4、6、9-10曲目)、Wolfgang Muthpiel作が5曲(1、3、5、7-8曲目)で、彼だけエレキギターを使用。他はクラシック・ギター、12弦ギター、バリトン・ギター。ギター3人での演奏ですけど、ギターをバリバリと弾いていくサウンドも時にありますが、基本的には情景的な、風景が目の前に浮かぶような演奏が繰り広げられていきます。ギター3人でこういう美しい、そして幅の広い演奏ができたのか、という感じ。ちょっと間違えるとイージー・リスニングになりそうで、その一歩手前で少し硬派な感じを残している感じ。ECMらしく、その演奏の温度感は低めです。それでもこの3人の一体感は素晴らしいです。飛びぬけた音は計算されている感じだし、それでいて変化に富んだサウンドを出しています。

2013/10/12

ダイアローグ -Miki Imai Sings Yuming Classics-/今井美樹

Imaidialogue
今井美樹というと、’97年までのフォーライフ時代は追いかけてましたけど、その後のワーナー、EMI時代となると、たまにしか買って聴いてなかったんですが、それでも’08年の「I Love a Piano」とか、けっこう印象に残ってます。そこへこのユーミン集(荒井由実と言うべきか、松任谷由実と言うべきか)が出たので、飛び付きました。ユーミンは実はこの時代のアルバム、買ったことがありません。でも、色々なところで聴いて、聴かされて、けっこう覚えているもんだなあ、なんてことを思ったりしました。個人的には今井美樹の歌が好きなので、こっち方面から聴いてみて、良かったアルバムの1枚です。何たって届いてすぐ聴いてブログに書きたくなるくらいですから。


ダイアローグ -Miki Imai Sings Yuming Classics-/今井美樹(Vo)(EMI) - 1.卒業写真 2.中央フリーウェイ 3.あの日に帰りたい 4.人魚になりたい 5.やさしさに包まれたなら 6.シンデレラ・エクスプレス 7.ようこそ輝く時間へ 8.霧雨で見えない 9.青春のリグレット 10.青いエアメイル 11.手のひらの東京タワー 12.私を忘れる頃

’75年から’87年にかけてのユーミンの曲をセレクトして12曲を今井美樹が歌います。外国のミュージシャンでの録音で、ストリングスがついているのもあり。2、7曲目がインコグニートのアレンジで、他の曲はSimon Haleのアレンジと指揮。インコグニートのものを除けば、サウンド的にはアコースティック寄りなので、大人の雰囲気を感じることができます。ユーミンの曲は、意表を突くメロディやコードが出てきて、それがけっこう印象に残り、日本のJ-POPを開拓してきた中心に近い人物だと思うのですが、それだけに歌いにくそうなメロディもありそうで、それを難なくこなしてしまう今井美樹の歌声がまた、ユーミンと違って興味深く聴けます。このあたりの曲はJ-POP(当時はニューミュージックか)のスタンダードになりそうな曲が多いです。元のユーミンのアルバムを直接聴いたことがなくても、ああ、あの歌か、と分かる曲。(13年10月9日発売)

2013/10/11

iPhone5sを衝動買い

131011iphone5s
本当は今持っているauのiPhone4sが買ってから2年を迎えたら(だいたい来年5月頃)か、iPhone6を発売(来年秋か)するまで待って、携帯電話の買い替えをしようと思ってました。今日の夕方までは。auの4s32GBの下取り価格が17,000ポイントあって、さらにauからダイレクトメールが来て、さらに9月に4sの10,500ポイント分引き(併用可)クーポンも送ってあったことが分かり、分割払いの残債が17,000円を切ったので、試しに前回iPhone4sを買った駅前のauショップに電話をかけたら、たまたま5sの16GB(グレー)の在庫が1台だけありました。

よしとりあえず見て来よう、と夜auショップに出かけたのが運のつき。計算してもらうと、ポイントで引いてある分、LTEの料金が高くなって通話料が別料金になることが分かっても、どうせ携帯でこちらから電話することがほとんどないわけだし、と出た価格が今の分割払いよりわずかに安くなります。気がついた時はiPhone5sを手にしてました。何ともあり得ない展開。

4sを持っていく前にiTunesでデータ退避をしてあったので、お店で旧機種を引き渡して、さっそうと帰ったはいいものの、さて、どうやって設定するんだっけと。アドレスなどの復元作業はiTunesにつなぐだけだったので簡単なんですが、メールの方が、ガイドブックももらったものの、記載されている内容がちょっと古くなかなか設定できませんでした。1-2時間苦しんだあげく、auのサイトを見たらiPhone5sの最初からの設定方法が、掲載されているじゃありませんか。メールアドレスを登録する前にau-IDの登録が必要だったと。これでメール関係はOK。

結局、これで音楽は聴いてないし、メールメイン、時にSNSを見る使い方なので、果たして買い替えた価値のあったものだろうか、どうなんでしょうね(笑)。ケースも真っ黒なケースで前のと似ています。家族も携帯替えたの気がついていないし(笑)。ただ、軽くて薄くなり、バッテリーの持ちとLTE効果あたりは、買い替えて良かったんじゃないかと思うんですが。元々アプリもそんなに数を入れてなかったんですけど、何を入れたか忘れてしまい、まだそれらの再ダウンロードゆっくりとやることにしています。

2013/10/09

All Your Life/Al Di Meola

Aldiallyour
偶然だろうと思うけれど、ジャズで最近ビートルズ曲集がいくつか出てますね。曲の使用料がいくらかは分かりませんけど、全曲ビートルズだとけっこう高くつくんでは、と要らぬ心配をしてしまいます。アル・ディ・メオラも基本はアコースティック・ギターでのアルバムを出しました。けっこうテクニックはありますが、流して聴いてもそんなにじゃまにならないけど、これをBGMとしてはいけるかどうか、ってところではないでしょうか。彼のアレンジで原曲のイメージがけっこう変わっているんだけれども、メロディが出てくると、やっぱりビートルズの曲だよなあ、と思います。つい繰り返して聴きたくなるアルバム。


All Your Life/Al Di Meola(G)(Inakustik)(輸入盤) - Recorded May, November 2012 and February 2013. Hernan Romero(Hand Claps, Chaca Rhythm) - 1. In My life 2. And I Love Her 3. Because 4. Michelle 5. I Will 6. Eleanor Rigby 7. Penny Lane 8. Blackbird 9. I Am The Walrus 10. A Day In The Life 11. Being For The Benefit Or Mr. Kite 12. With A Little Help From My Friends 13. If I Fell 14. She's Leaving Home

(13/10/08)全曲ビートルズの曲で、しかもアビーロード・スタジオでの録音。主にギター1本で、軽くリズムが入るのですが、なるべくギター1本で演奏するのを心がけるも、複数のギターの音が多重録音で聴こえる場面も割とあります。そこは無理しないで、音楽的に一番良く聴こえるサウンドを狙っているようです。かなりのテクニックで弾いている感じ。しかも歌心もあるし。ビートルズの曲も、アル・ディ・メオラの演奏でサウンドイメージがけっこう変わっているものもあって、8曲目「ブラックバード」は原曲がギターなので変えようがなかなかないのですが、それを彼流の演奏に変えてしまっています。ジャズといえば、サウンド的にはう~ん、となってしまうかもしれませんが、原曲を意識しつつ、インプロでやってしまっているところもあるかも。

2013/10/08

「アル中病棟/吾妻ひでお」(イースト・プレス刊)読了

131007azuma
つい数日前に出た、マンガ単行本「アル中病棟/吾妻ひでお」(イースト・プレス刊)読了。いちおう「失踪日記2」ともタイトルに書いてあります。

事実はコワい。実は父を53歳で亡くしているけど、病名は肝臓がんだったのですが、その前提となるものはアルコール中毒だったんですね。散歩するふりをして紙パックの小さい日本酒を買っては隠して朝から飲んでいたり、応接間に飾ってあったウイスキーが色がだんだん薄くなってきたと思ったら(水を足してたんですね)、いつの間にかビンが消えていたり。噂では通勤途中でも飲んでいたこともあったとか。まあ、晩年のことだったですが。アルコール中毒の診断が下されるより前に(というよりその診断はなかった)肝硬変から肝臓がんへと進んでいき、入退院を繰り返していたパターンでした。自分もその体質を受け継いでいるので、できるだけ酒びたりになることは避けています。というより、自営業なのと接待がないのと、外でひとり飲みの習慣もないし、浴びるほど飲むのは年に数回ほど。

自分は歳で、8%の缶チューハイ、5%の発泡酒それぞれ350ml1本ずつで頭が痛くなるようになったので、量的にはたぶん大丈夫ですが、それでも毎日飲むのは予備群なのかも。注意しなければ、と思いました。まあ、お酒は強い、弱いもありますが、アルコール中毒になりやすい人となりにくい人があるんでしょうが。

本にもあったけど、いったんアルコール中毒になると、入院などで治っても、また1滴でもアルコールを飲むと再発するらしいので、その後は一生お酒を飲んではいけなくなります。つらいですよね。アルコール中毒での入院、人間模様、その他いろいろなことが分かるこのマンガは、描いている本人が経験者なので、かなりリアリティがあって、面白いです。この本でアルコール中毒になる人が一人でも減ることを祈ります。


(追記)若い頃(30年ぐらい前かな)、マンガの単行本も集めていて、吾妻ひでおも追っかけてました。マンガは25歳の時に、突然処分する気になり、一部を残して、2千冊ぐらいかな、吾妻ひでおも全部処分してしまったのが、今となっては悔やまれます。CDよりさらに安くて重く、場所を取りましたから、やむを得ないことではあるんですが。

2013/10/07

Prism/Dave Holland

Daveprism
9月の新譜をやっと聴くことができます。発売後1ヶ月ぐらい経ってしまいました。デイヴ・ホランドの新譜、今回はホーンがいないので以前とどう変わっているか興味しんしんでしたが、なるほどこういう方に行くのね、と納得のサウンド。それでいて、ラストの9曲目には牧歌的な静かなバラードがあったりして、なかなかドラマチックに終了します。アルバムの途中、かなり難しいやり取りが難なく繰り広げられていくのは、やはりこのメンバーだからなのかな、と思います。とにかくこの4人はテクニックが素晴らしいです。メカニカルな響きが多いのですが、おそらく普通に演奏していても、けっこう素晴らしいのではないかと思います。


Prism/Dave Holland(B)(Dare2 Records)(輸入盤) - Recorded August 9 and 10, 2012. Kavin Eubanks(G), Craig Taborn(P, Key), Eric Harland(Ds) - 1. The Watcher 2. The Empty Chair 3. Spirals 4. Chair 5. The Color Of Iris 6. A New Day 7. The True Meaning Of Determination 8. Evolution 9. Breathe

(13/10/06)2、6曲目がデイヴ・ホランド作、1、5、8曲目がケヴィン・ユーバンクス作、3、7曲目がCraig Taborn作、4、9曲目がエリック・ハーランド作。ホランドの名前が大きめですが、4人対等のグループか。フロントにホーンがない点や、ピアノ(キーボード)が加わっているので、いつもとかなりサウンドの雰囲気が違います。その担当メンバーもそれぞれ非凡だし。4拍子や8分の6拍子などがある中で、やはり5拍子系その他、変拍子も目立っていて、それがロック的なギターやフェンダー・ローズのアプローチで、よりロックやブルースに近い形で聴くことができるのが新鮮。ジャズとしてはトンガっている方では。3曲目のリズムのひねくり具合や幾何学的迷彩サウンドで彼らがノレているのはスゴいかも。4曲目には4ビートの部分も。

2013/10/06

車を買い替えるかどうかをめぐってのあれこれ

ちょっと最近バタバタしたり、息子が部屋にいる時間とCDを聴こうとする時間が重なってしまったりと、CDの更新がなかなかできません。手元CDは9枚にまで増えてしまいましたが。そこで、別な話題を。

今の日産ステージアに乗って8年目の定期点検を先月済ませました。購入した平成17年当時はガソリンも今よりだいぶ安く、エコカーの概念もそれほどなかったと思うのですが、買ってすぐ、2.5リッターエンジンではなくて3.5リッターエンジンの車種を買った方が良かったかなあ、なんてことを考えてました。結果的にその後ガソリン価格が上がって、2.5リッターエンジンの方で助かったかなあ、と思うようになりましたが。購入して8年というとだいぶ乗ったと思われるかもですが、仕事でも使っているにも関わらず、プライベートでは近所しか乗らないので、月に200-300Kmぐらいしか走ってないんですね。まだ累計23,000キロ台。ちょくちょく乗っているはずなんですけど。

消費税が上がる前に、またガソリンももっと上がる前に、長男も車の免許を取れる時期にもなったことだし、日産ノートなどのエコカーに買い替えようか、なんてことも最近頭に上がってきて、メーカーの見積りシミュレーションなどもやってみました。ガソリン代その他の維持費は確かに安くなるだろうなあ、と思われます。

でも、結局距離を乗らなければ、もうしばらくは部品の老朽化などもそんなに多くないし、ガソリン食いの車でも、月に1度の給油程度なら、買い替えないのが一番の節約なんですよね。母親の件もあって、荷台に車いすを積める、という条件を満たしてないとキツイこともありますし。

それと今買い替えてしまうと、子供にかかる費用とか、資金の優先順位とか、その他いろいろ考え合わせても、ステージアクラス(セダンだとスカイラインクラスに相当)の車に乗れることは今後一生ないだろうな、とも思うようにもなって、自分が免許を取ってから30数年、スカイライン2台、ステージア2台と、いずれも6気筒エンジンの車を乗り継いできたので、やっぱり消費税やガソリン価格がどうなろうと、この車を乗りつぶすまでは乗り続けた方がいいのかな、と思うようになってきました。まあ、車などはいろいろなタイミング的なこともあるので、何とも言えないところなんですが。

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