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2013/01/30

The Sirens/Chris Potter

2258
ECMレーベル新譜聴き1日目。何と、クリス・ポッターのリーダー作がECMレーベルから出た、というのは驚きでしたが、以前、Craig Tabornのソロ・アルバムも出ていたので、そのつながりかな、と思ってみたり。確かにECMレーベルの静けさが多いサウンドというのは、マンフレート・アイヒャーのプロデュースなんであるんですけど、その隙間からほとばしるように、彼のサックス、ないしは全体のサウンドが盛り上がるという場面があります。彼のファンならば、ぜひ一度聴いてみてもいいのでは、と思える内容。今後ECMから出していくのかどうか分かりませんけど、彼に関して言えば、いろいろなレーベルから出てほしいなあ、とは思います。


The Sirens/Chris Potter(Ss, Ts, Bcl)(ECM 2258)(輸入盤) - Recorded September 2011. Craig Taborn(P), David Virelles(Prepared P, Celeste, Harmonium), Lary Grenadier(B), Eric Harland(Ds) - 1. Wine Dark Sea 2. Wayfinder 3. Dawn (With Her Rosy Fingers) 4. The Sirens 5. Penelope 6. Kalypso 7. Nausikaa 8. Stranger At The Gate 9. The Shades

(13/01/29)9曲目がCraig TabornとDavid Virellesの他はクリス・ポッターの作曲。ややおとなしめかなと思うけど、ECMでも彼らしい演奏とサウンドが前面に出ているところも。静かにはじまったと思ったらいつもの調子でバリバリと盛り上がっていく1曲目、複雑な拍子と進行で幻惑されつつも渋く盛り上がって進む2曲目、しっとりとした温度感の低いバラードから情感豊かになる3曲目、哀愁のあるバスクラリネット/サックスのバラードのタイトル曲の4曲目、朗々とサックスの音が響き渡る浮遊感のあるバラードの5曲目、音が飛び飛びになる跳ねるフリー調の6曲目、やはり温度感の低いミステリアスなバラードの7曲目、浮遊感のある音のつながりで、これまたジワジワ盛り上がるボッサ的な8曲目、鍵盤楽器のデュオの小品の9曲目。

(追記)これは勝手な推測だけれども、タイトルのThe SirensはECMでよく出てくるThe Silenceに引っ掛けてのタイトルではないかなあ、と思うわけです。そうすると彼の立ち位置も見えてくる感じなので。

(さらに追記)The Sirensを「サイレン」の意味で考えていたら、公式サイトで、叙事詩「The Odyssey」のセイレーン、ということが分かりました。となると、意味が全然違うので、前のは取消し。

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コメント

こちらからもTBさせていただきます。
久しぶりのポッターのリーダー作がECMからリリースされたのには驚いたのですが、内容的にもECMのカラーに合わせて過度に静的になることなく素晴らしかったです。
ただ録音に関してはECMらしい人工美的な音質ではあるも、チャールス・ロイド盤あたりと比較して、ちょっとスピーカーの奥に引っ込め過ぎたのではと思いました。

>naryさん

TBどうもありがとうございます。

静かなところから徐々に盛り上がっていく曲の情感、そのフレーズなどは素晴らしいところがありますよね。

やはりサウンドはECMのミックスやマスターだな、という感想を持ちましたですが、こういう曲だとこれもアリだな、とも思えました。

工藤さん,こんにちは。本作はもっとECMに染まるのかなぁなんて考えていましたが,ちゃんとクリポタの個性は維持されていましたね。

もちろん,プロダクションの具合がECMっぽくもあるように感じますが,これはこれで十分いけているって思いました。

ということでTBさせて頂きます。

>中年音楽狂さん

TBどうもありがとうございます。

やっぱりクリポタはクリポタでした、っていうのが、レーベルを超えた彼の普遍的な(笑)フレーズで分かりますね。レーベル色もありますけど、それ以上に自由にやっている感じを強く受けました。

910さま、、
大昔、女子高生の頃(爆)オデュッセイアも読みました。が、いかんせん、いつでも、読書は斜め読みで、あんまり、覚えてないぞ、って、のが真実です。

クリポタ、、ユニティバンドでも思ったのですが、彼を語るときにテクニック云々はすでに野暮って感じでしょうか。。感情を表現するということにかけての素晴らしさは唯一無二だと思います。
最後の曲を除いて、彼のオリジナルということで、素晴らしいの一言につきます。
私も、910さまの仰るように(って、意味が違うかな。。?)、この路線だけでなくて、脳みそ破壊のサウンドにも期待してます。(笑)

>Suzuckさん

TBどうもありがとうございます。

このバンドで、同じ曲で他のレーベルから出た時はどんなミックス、マスターになるんだろうなあ、と思います。ただ、この曲調、この展開だったらECMがいいか、と思ってます。彼はいろんなことをやってほしいので、やはりいろんなレーベルから出して欲しいですね。

工藤さん
こんにちは。

ECMから出てレーベル・カラーを守りつつ、自分のサックスをきちんと表現しているクリポタに感心しました。
良いアルバムだと思います。
クリポタには色んなことをやってもらってキャリアを積み重ね、どんどん進化してほしいですね。
タイトルの意味、私はすっかり勘違いしてました(汗)。

トラバさせていただきます。

>いっきさん

TBどうもありがとうございます。

このアルバムけっこう売れているらしく、Amazonではモダンジャズで今現在38位になっていました。

クリポタファンが増えつつあるのはうれしいですね。ECMでもECMらしさとクリポタらしさを両方持っているのはスゴいと思いました。次はどこから出すのかな。

ECMのレーベルカラーと、Chris Potterの個性とがうまい塩梅に折衷されていると感じました。
私も、もっとECM色濃い作品に仕上がっていると予測したので、ちょっと嬉しい誤算ってところです。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

>oza。さん

TBどうもありがとうございます。

聴くまでECMから出るということで、あれこれ妄想していたのは、今となってはいい(?)思い出です(笑)。こういうのなら、またこのレーベルから出てもいいかなあ、と思います。

今更ながら、Taborn聴きでたどり着きましたが、どうも主人公のポッターにピンとこない自分がいます。とても良い奏者、ということは、聴いていて感じるのですが、印象に残らない。テイボーンの美音に耳が行きます。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2017/04/18/070320

>kenさん

コメントどうもありがとうございます。

クリス・ポッターの演奏はいろいろなレーベルで聴いた方が良くて、ECMだけだと、ちょっと物足りない点はあるかもしれません。もちろん静かなばかりではないですが、どちらかというと作曲に重点が置かれているのかと思います。

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