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2013/01/31

Eleni Karaindrou/Concert In Athens

2220
ECMレーベル新譜聴き2日目。ジャンルは映画音楽のコンサート。メンバーがスゴいですね。映画音楽といっても、ギリシャのECM好みしそうな哀愁の強いメロディが訴えかけてくる音楽なので、こういう方面が好きな方は聴いてみてもいいかもですね。難しいところはないですし。キム・カシュカシヤンやヤン・ガルバレクの参加も興味を引くところです。再演曲はやっぱり覚えているもので、エレニ・カラインドルーの曲はやっぱりいいなあ、と思った次第です。


Eleni Karaindrou/Concert In Athens(ECM New Series 2220)(輸入盤) - Recorded November 19, 2010. Kim Kashkashian(Viola), Jan Garbarek(Ts), Vangelis Christopoulos(Oboe), Eleni Karaindrou(P), Camerata Orchestra: Alexandros Myrat(Cond), Sergiu Nastasa(Vln), Renato Ripo(Cello), Stella Gadedi(Fl), Marie-Cecile Boulard(Cl), Sonia Pisk(Bassoon), Vangelis Skouras(French Horn), Sokratis Anthis(Tp), Maria Bildea(Harp), Dinos Hadjiiordanou(Accordion), Aris Dimitriadis(Mandolin) - 1. Requiem For Willy Loman 2. Eternity Theme 3. Closed Roads 4. Waiting 6. Voyage 6. Invocation 7. Tango Of Love 8. Tom's Theme 9. Laura's Waltz 10. Adagio 11. After Memory 12. Farewell Theme 13. Seeking Theme 14. Nostalgia Song 15. Waltz Of The Rain 16. Adagio For Saxophone 17. Dance 18. Requiem For Willy Loman, Var.

(13/01/30)エレニ・カラインドルー作で、ギリシャの映画音楽のコンサート。場所はアテネ。映画は各種監督があるも、Theo Angelopoulosのものを少し多く取り上げているようです。それにしてもすごいメンバー。彼女独特の、沈んだような深い青色を連想させる哀愁漂うゆったりとした旋律は、聴いたら忘れられません。一部に少し明るめの曲があるも、基調は暗め。過去のアルバムの再演曲もあり。ジャンルとしてはクラシックには近いかも。

2013/01/30

The Sirens/Chris Potter

2258
ECMレーベル新譜聴き1日目。何と、クリス・ポッターのリーダー作がECMレーベルから出た、というのは驚きでしたが、以前、Craig Tabornのソロ・アルバムも出ていたので、そのつながりかな、と思ってみたり。確かにECMレーベルの静けさが多いサウンドというのは、マンフレート・アイヒャーのプロデュースなんであるんですけど、その隙間からほとばしるように、彼のサックス、ないしは全体のサウンドが盛り上がるという場面があります。彼のファンならば、ぜひ一度聴いてみてもいいのでは、と思える内容。今後ECMから出していくのかどうか分かりませんけど、彼に関して言えば、いろいろなレーベルから出てほしいなあ、とは思います。


The Sirens/Chris Potter(Ss, Ts, Bcl)(ECM 2258)(輸入盤) - Recorded September 2011. Craig Taborn(P), David Virelles(Prepared P, Celeste, Harmonium), Lary Grenadier(B), Eric Harland(Ds) - 1. Wine Dark Sea 2. Wayfinder 3. Dawn (With Her Rosy Fingers) 4. The Sirens 5. Penelope 6. Kalypso 7. Nausikaa 8. Stranger At The Gate 9. The Shades

(13/01/29)9曲目がCraig TabornとDavid Virellesの他はクリス・ポッターの作曲。ややおとなしめかなと思うけど、ECMでも彼らしい演奏とサウンドが前面に出ているところも。静かにはじまったと思ったらいつもの調子でバリバリと盛り上がっていく1曲目、複雑な拍子と進行で幻惑されつつも渋く盛り上がって進む2曲目、しっとりとした温度感の低いバラードから情感豊かになる3曲目、哀愁のあるバスクラリネット/サックスのバラードのタイトル曲の4曲目、朗々とサックスの音が響き渡る浮遊感のあるバラードの5曲目、音が飛び飛びになる跳ねるフリー調の6曲目、やはり温度感の低いミステリアスなバラードの7曲目、浮遊感のある音のつながりで、これまたジワジワ盛り上がるボッサ的な8曲目、鍵盤楽器のデュオの小品の9曲目。

(追記)これは勝手な推測だけれども、タイトルのThe SirensはECMでよく出てくるThe Silenceに引っ掛けてのタイトルではないかなあ、と思うわけです。そうすると彼の立ち位置も見えてくる感じなので。

(さらに追記)The Sirensを「サイレン」の意味で考えていたら、公式サイトで、叙事詩「The Odyssey」のセイレーン、ということが分かりました。となると、意味が全然違うので、前のは取消し。

2013/01/28

Imaginary Day/Pat Metheny Group

Patimaginary
パット・メセニー旧譜聴き11日目で、パットのリーダー作の手直しはひとまず終了、そしてライル・メイズの手直しも終了しました。パットの共演・参加作はまた後日にやるとして、とりあえずの一段落です。やっぱり20代の頃(’80年代)に聴いたアルバムがその時の感受性もあってか、けっこうヘヴィー・ローテーションだったからか一番強く残っていますね。このアルバムの頃になると、完成度は上がってはいるけれど、ホームページに最初にアップした時以来聴いてないので、14-15年ぶりぐらいになるんでしょうか。いいんだけれど、当時のリズムへの試みが、やはりその時代を感じさせることにもなってます。


Imaginary Day/Pat Metheny Group(G)(Warner Bros.) - Recorded Spring 1997. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Mark Ledford(Vo, Tp, Flh), David Blamires(Vo, G, Vln, Tp, etc.), Mino Cinelu, David Samuels, Glen Velez, Don Alias(Per) - 1. Imaginary Day 2. Follow Me 3. Into The Dream 4. A Strory Within The Story 5. The Heat Of The Day 6. Across The Sky 7. The Roots Of Coincidence 8. Too Soon Tomorrow 9. The Awakening

ワーナー移籍第一弾。パット・メセニーの作曲が2曲(3、8曲目)、残り7曲はライル・メイズとの共作。アルバムごとに徐々にサウンドは変化してますが、基本はやはりこのグループのもの。少し和の雰囲気も入っているゆったりと、そしてドラマチックな雰囲気の漂うタイトル曲の1曲目、カチッとしたビートの上を浮遊感のあるメロディの2曲目、ピカソギターのソロでキラキラした小品の3曲目、足が地についた感じのリズムと渋めなサウンドの4曲目、細かいリズムが印象的な、民族音楽的エキゾチックさとドラマのある5曲目、陰影を帯びてゆったりしたサウンドの6曲目、アップテンポのロックビートで派手に展開している7曲目、しっとりとギターが美しいバラードの8曲目、3拍子の明るい民族音楽とグループ・サウンドを合わせた9曲目。

(注)この盤が出た1ヶ月半後に特別付録つきデジパック仕様(CDの内容は同じ)を出すのは、ちょっと困ります。さらに、98年9月25日にリミックスCDを1枚プラスしてまた再発売。どうなっているのでしょうか?

2013/01/27

Quartet/Pat Metheny Group

Patquartet
パット・メセニー旧譜聴き10日目。発売当時と、ホームページをアップして10年以上前に聴いた時は、あまり見えてこなかったのですが、ここでの即興演奏(フリー・インプロヴィゼーション)と、4人編成になって内省的な曲が多くなったこと、もっと大きく気がつくべきでした。基本路線はあまり変わらないと思うものの、表現としては、それまでのグループを聴いてきた人にとっては、ちょっと面食らうんじゃないかなあ、という感じを今回聴いて持ちましたです。それまでは、マニアックながらもポップというか分かりやすいメロディが前面に出ていたものが多かったので。このアルバムがどう次につながっていくかは、また次回に続く...(なんちゃって)。


Quartet/Pat Metheny Group(G)(Geffen) - Recorded May 1996. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds) - 1. Introduction 2. When We Were Free 3. Montevideo 4. Take Me There 5. Seven Days 6. Oceania 7. Dismantling Utopia 8. Double Blind 9. Second Thought 10. Mojave 11. Badaland 12. Glacier 13. Language Of Time 14. Sometimes I See 15. As I Am

パット・メセニー作が7曲(1-2、5、9-10、14-15曲目)、ライル・メイズ作は3曲(6、8、12曲目)、2人の共作が2曲(4、13曲目)、4人の共作(フリー・インプロヴィゼーションか)が3曲(3、7、11曲目)。このアルバムがいつもと違うのは、4人だけで演奏している事、楽器の使用が比較的アコースティック寄りなのでいつもよりはシンプルで、静かな曲がやや多いこと。内省的な曲が目立つ感じです。実験的というか、4人の作曲(フリー・インプロヴィゼーション?)のものがそうだけど他の曲でも、彼らの独特なアプローチが一部にあります。ビートは4ビートではないけれど、ややジャジーな方向に振れている曲も。基本的には当時のグループの路線から大きくは外れていない感じですが、実験的なサウンドが全体に影響しています。

2013/01/26

We Live Here/Pat Metheny Group

Patwelive
パット・メセニー旧譜聴き9日目。このあたりになってくるとグループのサウンドがまた変化してきて、ECM後期の頃からのブラジル・中南米色が薄れて、リズムが当時の流行りだったタイトなサウンドになってきます。やっぱり自分の良く聴いた時期のECM後期からGeffenの最初の2枚あたりまでのグループのアルバムが自分には強くすり込まれているようで、このアルバムは自分のグループでの順位からするとそんなに高くはないです。ただし、それでも他のミュージシャンよりはインパクトが強いことは事実で、やっぱりこれでもパット・メセニー・グループはスゴい、ということは断言できます。


We Live Here/Pat Metheny Group(G)(Geffen) - Recorded 1994. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), David Blamires(Vo), Mark Ledford(Vo, Flh, Tp, etc.), Luis Conte(Per) - 1. Here To Stay 2. And Then I Knew 3. The Girls Next Door 4. To The End Of The World 5. We Live Here 6. Episode D'azur 7. Something To Remind You 8. Red Sky 9. Stranger In Town

6曲目のみライル・メイズ作で、他はパット・メセニーとライルとの共作。いつもの厚みのあるサウンドですが、リズムがタイトになって、中南米・ブラジル色なし。グループ・サウンドながらキャッチーでリズムがカチッとしている1曲目、カチッとしたリズムでギターがフレーズを奏でる2曲目、マイナーのブルース・ロック的なサウンド、ビートでせまる3曲目、やや哀愁と浮遊感があるもリズムは当時の流行の4曲目、細かいビートのリズムの上を漂うメロディとの対比が面白い5曲目、都会的な渋さもありながら、モダンなアプローチがカッコいい6曲目、綾織り系のサウンドが魅力的な渋い、盛り上がりのあるバラードの7曲目、前半3拍子、後半4拍子のタイトなフュージョンの8曲目、バリバリ速弾きのギターもカッコいい都会的センスの9曲目。

2013/01/25

Zero Tolerance For Silence/Pat Metheny

Patzero
パット・メセニー旧譜聴き8日目。このアルバムは彼の人生で最も問題作ではなかったかなあと思うアルバムで、当時デレク・ベイリーとかジョン・ゾーンを体験済みの私にとっては、ああ、アヴァンギャルドなアルバムだなあ、と思ったものでしたが、これが当時国内盤で新譜発売日にズラリと店頭に並んでいて、これを買って聴いた人には怒ってクレームをつけた人も多いんじゃないかというぐらいの問題作でした。多重録音もあるものの、一気に1日で録音してしまったんでしょうね。ただ、注意するとその発散具合やミニマルへの影響などが自由奔放な演奏から垣間見えてくるのは面白いとも思うのですが。まあ、普通のジャズ・フュージョンファンは聴かなくてもいいかもですけど。


Zero Tolerance For Silence/Pat Metheny(G)(Geffen) - Recorded December 16, 1992. 1. Part 1 2. Part 2 3. Part 3 4. Part 4 5. Part 5

全曲パット・メセニーの作曲(またはフリー・インプロヴィゼーション)。完全にアヴァンギャルドでキレているアルバム。「ニュー・シャトゥーカ」のようなサウンドを期待して、怒り出した人もいたかも。個人的には面白いと思いますが。特に1曲目は18分もあって、エレキ・ギターをギャーンと弾いてガチャガチャと発散させたまま、そのままブチ切れながら進行していくという曲(?)。パットでなければ、アマチュアがスタジオでのメチャクチャなギター練習を録音していたのと、どこが違うのかってことに。それだけ問題作ですね。2曲目から曲らしくなってきますが、それでも多重録音でどこか妖しげな雰囲気が漂います。4曲目あたりは聴いているとミニマルな雰囲気も荒っぽいけどあります。強いてあげれば5曲目が一番曲らしいかなという感じ。

2013/01/24

Secret Story/Pat Metheny

Patsecret
1日おいて、パット・メセニー旧譜聴き7日目。このアルバムが発売されたのが’92年7月ということを考えると、もう20年以上前の話になってしまっているんですね。このアルバムもよく聴きました。ライナーで録音期間は約5ヶ月となっているので、録音年月のWinter 1992までというのは、1-2月あたりのことでしょうね。てっきり’92年の年末までだと思ってましたが、それでは7月に発売できないですし。オーケストラもふんだんに使って、重厚で荘厳な感じも持っているものの、パットはどこで切ってもパットだなあ、という感じも強くしました。今でもまだ思うのですが、このままパットはどこへ行ってしまうのだろう、と思い続けていられるのが、この人のスゴいところだなあ、と思います。


Secret Story/Pat Metheny(G)(Geffen) - Recorded Fall 1991 - Winter 1992. Charlie Haden(B), Nana Vasconcelos(Per), Armando Marcal(Perc), Lyle Mays(P), Steve Ferrone(Ds), Mark Ledford(Voice), Dany Gottlieb(Cymbal Roll), Will Lee(B), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Gil Goldstein(Accordion), Sammy Merendino(Ds), Andy Findon(Fl), Toots Thielemans(Harmonica), Michael Mossman, Mike Metheny, Ryan Kisor(Tp, Flh), Tom Malone(Tb), Dave Taylor(Btb), Dave Bargeron(Btb, Tuba), John Clark(French Horn), Anthony Jackson(B), Akiko Yano(Voice, Lylics), Skaila Kanga(Harp), Members Of The London Orchestra, etc. - 1. Above The Treetops 2. Facing West 3. Cathedral In A Suitcase 4. Finding And Believing 5. The Longest Summer 6. Sunlight 7. Rain River 8. Always And Forever 9. See The World 10. As A Flower Blossoms 11. Antonia 12. The Truth Will Always Be 13. Tell Her You Saw Me 14. Not To Be Forgotten

パット個人名義の作品で、全曲彼の作曲。曲によってメンバーを替え、オーケストラ付きでしかもワールドワイドの音源を使用している贅沢な作品。録音期間の長さや演奏者名を見ると、製作にかかった費用を心配しますが、内容も今まで表現できなかったであろう部分も思いっきり出しています。2曲目あたりはいつもの彼のグループ的なサウンドですが、それにとどまらず、彼の回顧的作品だそうで、全14曲はやはりドラマのように続けて聴くのが理想なんだろうと思います。ここでも印象に残るのは、彼の曲のメロディの強さ。どちらかと言うと落ち着いた演奏だけれど、時にオーケストラ音楽のようになるゴージャスな演奏をアルバム1枚分76分、たどるように聴けるのも、このアルバムならでは。時に出てくるエキゾチックさがいい感じ。

2013/01/23

アローン〜カレイドスコープ・バイ・ソロピアノ/ボブ・ジェームス

Bobalone1
Bobalone2
ボブ・ジェームスの新譜をやっと入手したので、順番を変えてのアップです。実はこのCD、昨年9月の発売で、12月には発売情報をキャッチしていたのですが、注文できる時期が来るのをじっと待っていた状態でした。というのも、これはクリスタルCDと言って、1枚5万円の値段がするCDなので、家族を抱えて生活している身としては、そう簡単に買えるものではなかったんですね。やっとチャンスがめぐってきました。さすがにガラス製のCDは重いし、反らないです。が、落とすと割れるので、大事に保管して我が家の家宝にしようかと。35年以上もボブ・ジェームスの追っかけだったので、ここでしか録音されていない音源を聴きたい!ということもあって、音ももちろん良かったですが、彼の豊饒で守備範囲の広いピアノを聴けただけでも満足でした。私の1本15万円のスピーカー(Onkyo Scepter 1001)でも何とかいい音を出してくれました。

(写真)向かって左が、さすがに段ボールでの梱包があって、その中にCDのジャケット(写真右、しかも外カバー)と本体が入っています。値段相応の作りですね。


アローン〜カレイドスコープ・バイ・ソロピアノ/ボブ・ジェームス(P)(Tappan Zee)
Alone - Kaleidoscope By Solo Piano/Bob James(P)(Tappan Zee) - Recorded April 2-4, 2012. - 1. Restration 2. I Can't Give You Anything But Love 3. My Heart Stood Still 4. Never Let Me Go 5. Wild Stallion 6. Karesansui 7. Scarborough Fair 8. It Never Entered My Mind 9. Lover Come Back To Me 10. Garbo Redux 11. Medley: Westchester Lady/ Touchdown/ Nautilus/ Angela 12, Put Our Hearts Together

5万円のクリスタルCD。ソロ・ピアノだけど、その音質が半端ではなくいい。ボブ・ジェームス作が全12曲中6曲(1、5-6、10-12曲目)で、他はスタンダードやポップスなど。ジャジーな演奏もあるけれど、フュージョン的なソロ・ピアノもあれば、ストライド的な要素のある2曲目とか、あるいはヒーリング的な要素のあるバラードの出だしで、盛り上がる部分もある3曲目とか、クラシック的な素養とか、それにとどまらずもっと広いピアノ・ミュージックの世界まで聴かせてくれます。心のおもむくままに弾いている感じですけれど、じっくりと心にしみ込んできます。昔からのファンには11曲目のメドレーがうれしいところ。こんなにピアノっていい音だったっけ。とにかくリアルな音のピアノなので、できればいいスピーカーかヘッドフォンで聴きたい。(12年9月10日発売)

(追記)’13年9月から10月にかけて、国内盤でも輸入盤でも、ノーマルCDで出るようです。さすがにクリスタルCDの値段との対比だと、今になって出費がイタいです(笑)。

2013/01/22

The Road To You - Recorded Live In Europe/Pat Metheny Group

Pattheroad
パット・メセニー旧譜聴き6日目。’11年12月にホームページのコメント手直しがあと1,163枚と書いてますが、あれから1年1ヵ月が経った時点(つまり今)で、あと1,063枚にまで減りました。ちょうど100枚なんですけど、参加がダブっているミュージシャンもあるので、実際に聴いて直しているのはその7掛けぐらいかな。ここへきてパットのリーダー作が続いていて、その作品の完成度の高さとギターの魅力に驚いています。どこを切ってもパットということもありますけど、どれもインパクトがかなり強いですね。ビックリするぐらい。今日のアルバムはライヴなので、当時の新曲やライヴでよくやる曲を集めたという意味では、当時のベスト盤的扱いでもいいんではないかと。


The Road To You - Recorded Live In Europe/Pat Metheny Group(G)(Geffen) - Recorded July 1991.Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Armando Marcal(Per, Voice, etc.), Pedro Aznar(Voice, Per, etc.) - 1. Have You Heard 2. First Circle 3. The Road To You 4. Half Life Absolution 5. Last Train Home 6. Better Days Ahead 7. Naked Moon 8. Beat 70 9. Letter From Home 10. Third Wind 11. Solo From "More Travels"

ライヴ録音で再演曲と新曲が適度に混在。ライル・メイズとの2人の共作が4曲(2、4、8、10曲目)で他は全部パット・メセニー作。演奏はスタジオ録音と似ていて、曲も緻密な曲が多くて、レベルがかなり高いと思います。特に再演曲で分かるんだけど、スタジオ録音と比べてぜんぜん音質やクオリティが落ちていないのが素晴らしい。おなじみ1-2、5、8-10曲目はやっぱり名曲だと思います。しっとりとしたギターのメロディが印象的なバラードの3曲目、静かな場面から徐々にロック的に盛り上がったり静かになったり、ドラマチックな展開の15分台の4曲目、再演曲だけどサンバのノリがけっこうライヴ向けの6曲目、メロディアスなバラードとギターが心にしみる7曲目、ビデオ「モア・トラヴェルズ」からの曲でのギター・ソロの11曲目。

2013/01/21

Question And Answer/Pat Metheny with Dave Holland & Roy Haynes

Patquestion
パット・メセニー旧譜聴き5日目。’80年代後半から’90年代にかけてのリーダー作はグループでの演奏割合が高かったのですが、そんな中でも彼独自の活動を時々して、アルバムを残しています。これもその1枚です。なかなかレベルの高いギター・トリオでの演奏。グループサウンドだけではなくて、彼個人のギターの演奏は素晴らしいので、こういうアルバムをもっとたくさん作ってくれたら、とも思いました。奏法的にはバップというよりはフリーというか手クセというか、そういうものもあると思うのですが、逆にその奔放な弾き方が彼の個性にもなっていると思います。って、こんな有名なミュージシャンにこんなこと書いても、今さらなんですが(笑)。


Question And Answer/Pat Metheny(G) with Dave Holland(B) & Roy Haynes(Ds)(Geffen) - Recorded December 21, 1989. - 1. Solar 2. Question And Answer 3. H & H 4. Never Too For Away 5. Law Years 6. Change Of Heart 7. All The Things You Are 8. Old Folks 9. Three Flights Up

パット・メセニー作は全9曲中5曲(2-4、6、9曲目)。ベテラン2人とのギタートリオ編成で、スタンダードなども演奏。緊密でリラックスした演奏とノリは素晴らしい。マイルス・デイヴィス作をギターでバリバリと弾きまくる爽快な1曲目、ちょっと哀愁のあるメロディが印象的な8分の6拍子の2曲目、複雑な譜割りのテーマからアップテンポの4ビートのアドリブになる3曲目、しっとりとしたボッサ・バラードが心地良い4曲目、オーネット・コールマン作を4ビートながら自由に展開する5曲目、明るく牧歌的な情景から活発なサウンドに発展する6曲目、スタンダードを恐るべきアップテンポの4ビートで弾きまくる7曲目、スタンダードをじっくり聴かせ、盛り上がりもあるバラードの8曲目、アップテンポの4ビートで、明るくバリバリ弾きまくる9曲目。

2013/01/20

Letter From Home/Pat Metheny Group

Patletter
パット・メセニーの旧譜聴き4日目(になるのかな?)。実は旧譜聴きよりも新譜の紹介の方がアクセスは多いのですが、ホームページのコメント手直し(あと千枚以上あります)ということもボチボチとやっていかなければならないため、そのために旧譜聴きをあえてやっています。あまり聴き直して印象が変わるということはないですけど、それでも10-20年というスパンで聴き直すと、当時のコメントがけっこう大まかだったなあ、ということが分かります。実はクレジットの楽器も大まかすぎることが分かっているのですが、そこは今はあえてほぼそのままに。このアルバムと前の「スティル・ライフ」、けっこうインパクトが強く(特にメロディ)、名作だったんじゃないかな、と今聴き直して思います。


Letter From Home/Pat Metheny Group(G)(Geffen) - Recorded Spring 1989. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Pedro Aznar(Per, Voice, etc.), Armando Marcal(Per) - 1. Have You Heard 2. Every Summer Night 3. Better Days Ahead 4. Spring Ain't Here 5. 45/8 6. 5-5-7 7. Beat 70 8. Dream Of The Return 9. Are We There Yet 10. Vidala 11. Slip Away 12. Letter From Home

パット・メセニー作が7曲(1-4、7、11-12曲目)、ライル・メイズ作が9曲目、2人の共作が3曲(5-7曲目)、ペドロ・アズナール作が10曲目。グループとしてアルバムを出すのは間隔が開いていますが、それだけ内容が濃く、サウンドは変拍子があったりするのによりポップになじみやすくなってきています。そしてパット・メセニー自身のギターがだんだん凄みを見せて、フレーズ中心に聴いていても納得。その自然な変拍子指向とドラマチックなサウンドは1曲目に顕著です。収録時間は60分を超えて、CD時代になっていきます。どの曲もメロディの強度が高く、1度聴いたら忘れられない旋律があります。もちろん4拍子系のノリのいい曲も並んでいて、適度な綾織り系のサウンドといっしょに、いい雰囲気のアルバムになっています。

2013/01/19

Still Life (Talking)/Pat Metheny Group

Patstill
ライル・メイズを追いかけていたら、結局はパット・メセニーへの参加作ばかりなので、今日あたりからパット・メセニーの旧譜聴きという感じで、ちょっと方向を変えようかと思います。というわけでパット旧譜聴き3日目(笑)。ECMラストの「ファースト・サークル」もけっこう好きだったのですが、メロディのインパクトと言えばこのアルバムの方かな。自分がFM放送をよく聴いていた時代にこのアルバムからの曲(特に3曲目)がラジオでかかっていたので、そのあたりのすりこみも大きいのではないかと思いますが。とにかくメロディでグンとせまってきてマニアックなこともやっているという印象で、やっぱりこのあたりは自分にとってもいい時代だったなあ、と思います。


Still Life (Talking)/Pat Metheny Group(G)(Geffen) - Recorded March - April, 1987. Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Armando Marcal(Per, Voice), David Blamires(Voice), Mark Ledford(Voice) - 1. Minuano (Six Eight) 2. So May It Secretly Begin 3. Last train Home 4. (It's Just) Talk 5. Third Wind 6. Distance 7. In Her Family

レーベル移籍第一弾。パット・メセニー作が2-4、7曲目、ライル・メイズ作が6曲目、2人の共作が1、5曲目。ラジオでよくかかっていた曲もあり、ブラジルへ音楽の傾倒をかなり見せながらも、マニアックかつポップなサウンド。ギターのメロディが心にせまるインパクトの強い8分の6拍子基調のかなりドラマチックな1曲目、深い哀愁が漂いつつもその強いメロディに引きつけられる2曲目、メロディが強烈なインパクトを残す、あちこちで耳にしたサウンドの3曲目、少しミステリアスながらも地に足をつけたような4拍子が心地良い4曲目、跳ねるような3連ビート(3+3+2)と浮遊感のある、時に暴れるギターや、ヴォイスが印象的な5曲目、シンセサイザーが幽玄で荘厳な感じの商品の6曲目、ピアノの曲でしっとりと幕を閉じる7曲目。

2013/01/18

The Falcon And The Snowman (Original Sound Track)

Falconandthe
ライル・メイズ参加の旧譜聴き2日目。映画のサウンド・トラックであり、収録時間も38分ほどと、LPからCDへの過渡期の時代のアルバムでもあり、パット・メセニーと共作のちょっとマニアックなアルバムではあります。次に何か効果的な、あるいは意表をついて出すものをねらってやろうなんて気持ちはなくて、順番に淡々と手直しを進めて行くだけなんですけど。でも、この2人で、この陰影のあるドラマチックな曲たちはいいなあ、と思ってしまいます。少し地味ですけれどもね。映画音楽のオリジナル・サウンドトラックとはいえ、単独で聴いてもなかなかいいなあ、と思ってしまうアルバムです。


The Falcon And The Snowman (Original Sound Track)(EMI Manhattan)(輸入盤) - Recorded 1984. Pat Metheny(G), Lyle Mays(P), Steve Rodby(B), Paul Wartico(Ds), Pedro Aznar(Voice), David Bowie(Vo), National Philharmonic Orchewstra - 1. Psalm 121/Flight Of The Falcon 2. Daulton Lee 3. Chris 4. "The Falcon" 5. This Is Not America 6. Extent Of The Lie 7. The Level Of Deception 8. Capture 9. Epilogue (Psalm 121)

邦題「コードネームはファルコン」。アルバム・プロデュースがパット・メセニーで、プロデューサーとしてデヴィッド・ボウイが加わり、アルバムのコ・プロデュースがライル・メイズ。曲も2人の作曲で、5曲目はデヴィッド・ボウイが加わり、この曲でヴォーカル。映画のサウンドトラックですけど、オーケストラもいっしょに演奏している当時のパット・メセニー・グループ。この時期にEMIから出したのはレーベル移籍の時期と重なっているのが関係しているのかどうか。1曲目の出だしと9曲目では教会でのコーラスなのが、終盤でいつものサウンドに戻る感じ。その後も、グループのサウンドの演奏が続き、このままCD単体としても割と楽しめる雰囲気です。少し陰影が濃い感じですが、ドラマチックかつ映像的なサウンドでせまってくるのは彼ららしい。

2013/01/17

Shadows And Light/Joni Mitchell

Jonishadows
久しぶりに聴く新譜がなくなったので、旧譜聴き。実はジョニ・ミッチェルのCDは何作か持っていて、ジャコ・パストリアスの参加作品が複数あるのだけれど、今回はこっちの方ではなくて、ライル・メイズの旧譜聴きをはじめたので、そちらの方からのアプローチ。でも、他の手直しが必要な8枚はいずれもパット・メセニー・グループはじめ、彼とのコンビになっているアルバムです。今回のライヴのメンバーは、ポールサイモンのライヴとどっちが豪華かなあ、と思うメンバーですが、ジャズ・フュージョン的には4ビートの部分もあったりするので、こちらの方かな、と思います。この歳になって、ジョニ・ミッチェル方面からの視点ではなかなか聴けないのが、若い時に惜しいことをした、と思うことでもありますが。


Shadows And Light/Joni Mitchell(Vo, G)(Elektra) - Recorded September 1979. Jaco Pastorius(B), Don Alias(Ds), Pat Metheny(G), Lyle Mays(Key), Michael Brecker(Ts), The Persuasions(Vo) - 1. Introduction 2. In France The Kiss On Main Street 3. Edith And The Kingpin 4. Coyote 5. Goodbye Pork By Hat 6. The Dry Cleaner From Des Moines 7. Amelia 8. Pat's Solo 9. Hejira 10. Black Crow 11. Don's Solo 12. Dreamland 13. Free Man In Paris 14. Band Introduction 15. Furry Sings The Blues 16. Why Do Fools Fall In Love 17. Shadows And Light 18. God Must Be A Boogie Man 19. Woodstock

CD2枚組のライヴ。16曲目と、1、8、10、14曲目のソロやイントロダクション以外はジョニ・ミッチェルの作曲ないしは共作。基本的にはフォーク・ソング/ポップスだけれども、メンバーがメンバーなので、ヴォーカル入りのフュージョン的な楽しみ方もできるアルバム。このメンバー、どうやってそろえたのが不思議ですが、彼らは今よりは知名度は小さかったと思うと、まあ納得。ジョニほど有名ならできたことかと。特にジャコ・パストリアスのフレットレス・ベースが全体の印象を決定づけていますが、パット・メセニーのギターも当時の音色とフレーズを奏でています。ライヴなので、ジョニ・ミッチェルの良い曲が集まっているとも思うので、当然彼女のファンにも人気が出たのでは、と思います。リーダーとミュージシャン達の稀有な邂逅かと。

2013/01/13

The Complete Remastered Recordings On Black Saint & Soul Note/Dave Douglas

Davecomplete
このBOXセット、11月には発売されていたのだけれど、一緒の注文の関係で届いたのが12月中旬、6枚組のBOXセットだったため、なかなかまとめて聴く時間が取れずに、やっと今日、聴き終えたところです。BOXセットといっても、サイド参加作まで入っているので、しかもこれで3千円の国内盤1枚買うより安かったということもあって、満足度は高かったです。ただ、デイヴ・ダグラス、リーダー作もサイド作も硬派な演奏なので、聴く人を選ぶかもしれません。「アセンション」はやっぱり「アセンション」だったですし(笑)、全体的にフリー度は高め。ただ、こういうBOXだからこそ耳にできる音源もあって、また彼の知らなかった一面に関する情報が増えました。


The Complete Remastered Recordings On Black Saint & Soul Note/Dave Douglas(Tp)(CAM Jazz)(輸入盤)

Parallel Worlds/Dave Douglas(Tp)(Soul Note) - Recorded March 17 and 18, 1993. Mark Feldman(Vln), Mark Dresser(B), Michael Sarin(Ds) - 1. Sehr Bewegt 2. Parallel Worlds 3. In Progress 4. Remains 5. Piece For Strings 6. Ballad In Which MacHeath Asks Everyone To Forgive Him 7. Loco Madi 8. On Your Leaving 9. For Every Action 10. Grand Choral

Five/Dave Douglas(Tp)(Soul Note) - Recorded July 31 and August 1, 1995. Mark Feldman(Vln), Erik Friedlander(Cello), Drew Gress(B), Michael Sarin(Ds) - 1. Invasive Procedure 2. Mirrors 3. Going, Going 4. Seven 5. Who Knows 6. The Inflated Tear 7. Actualities 8. Knit Brow 9. Over Farrell's 10. Mogador

Convergence/Dave Douglas(Tp)(Soul Note) - Recorded January 22 and 23, 1998. Mark Feldman(Vln), Erik Friedlander(Cello), Drew Gress(B), Michael Sarin(Ds) - 1. Chit Kyoo Tog Nyin Hmar Lar - Will You Accept My Love Or Not? 2. Joe's Auto Glass 3. Tzotzil Maya 4. Meeting At Infinity 5. Desseins Eternels 6. Bilbao Song Border Stories: 7. The Story 8. The Elaboration 9. The Exaggeration 10. Apocrypha 11. Collateral Damages 12. Goodbye Tony 13. Nothing Like You

John Coltrane's Ascention/Rova's 1995(Black Saint) - Recorded December 6, 1995. Jon Raskin(As), Steve Adams(As), Larry Ochs(Ts), Bruce Ackley(Ts), Glenn Spearman(Ts), Dave Douglas(Tp), Raphe Malik(Tp), George Cremaschi(B), Lisle Ellis(B), Chris Brown(P), Donald Robinson(Ds) - 1. Welcome 2. Ascension

Bounce/John Lindberg(B) Ensemble(Black Saint) - Recorded February 24, 1997. Dave Douglas(Tp), Ed Thigpen(Ds), Larry Ochs(Sax) - 1. Firewood Duet 2. The Terrace 3. Bounce 4. Fortune On A Sphere 5. Common Goal 6. Eleven Thrice 7. Off Right

Force Green/Mark Dresser(B)(Soul Note) - Recorded September 8 and 9, 1994. Theo Bleckman(Voice), Dave Douglas(Tp), Denman Maroney(P), Phil Haynes(Ds) - 1. Flocus 2. Force Cuisine 3. Ediface 4. Bosnia 5. For Miles 6. Castles For Carter

(13/1/13)デイヴ・ダグラスのリーダー作が3作、サイド参加作が3作の組み合わせ。上3枚がリーダー作だけれども、管楽器は彼だけで、1作目がヴァイオリン、2-3作目はヴァイオリンとチェロを持ってくるあたり、統一性がとれています。4ビートのジャズからフリー的な要素のもの、アンサンブルもベースも加わって、記譜された感じの部分もあり、現代音楽的なサウンドや、弦楽器がホーンのように聴こえてくるなどいろいろな表情を聴くことができます。「John Coltrane's Ascention」は大勢の編成でジョン・コルトレーンの曲をライヴで長尺なハードなフリージャズを展開。これはこれでけっこう聴く方もエネルギーがいります。他の2作も、普段なら引っかかってこないアルバムが廉価なBOXの中に加わってくるので、音源としては貴重かも。

2013/01/12

A La Mode/川口千里

Kawaguchiala
世の中にはいろんなジャンルで天才がいるもので、ここでの女子高校生ドラマー、川口千里もその一人。もちろん努力はしていると思うけど、努力だけでは普通の人はここの域までいけないでしょう。ブラインドで聴くと、いっぱしの大人のプロが叩いていると思ってしまうぐらい。録音時15歳といえば、うちの次男と同じぐらいなので、その成熟度がうかがい知れます。その歳でハードコア・フュージョンをバシバシ叩いているのがスゴい。というよりも、このぐらいの年齢だと、興味ある音楽の対象としても、珍しいですよね。周りをずらっと国内(外)の一流ミュージシャンが取り囲み、そしてこれだけのアルバムを出せてしまうんですから、やっぱりYouTubeで昔観ていた時にタダ者ではないな、と思ったのは、当たった、というより皆さんそう思っていたでしょうけれども。


A La Mode/川口千里(Ds)(Most Company)
A La Mode/Senri Kawaguchi(Ds)(Most Company) - Released 2013. 安部潤(Key, Org, P on 1, 4, 8)、小野塚晃(Key on 7, 10)、包国充(Ts on 3, 9)、川崎哲平(B on 4)、Gustavo Anacleto(As on 1, 4)、黒田晃年(G on 8)、菰口雄矢 (G on 7, 10)、櫻井哲夫(B on 7, 10)、菅沼孝三(Ds on 5-6)、田中晋吾(B on 8)、寺内茂(Tp on 3, 9)、西脇辰弥(Key、Per, etc on 3, 9)、Brian Bromberg(B on 1)、増崎孝司(G on 1, 4)、松木隆裕(Tp on 3, 9)、水野正敏(B on 2, 5-6)、矢堀孝一(G on 2, 5-6)、山田智之(Per on 4)、山本恭司(G on 8)、吉田俊之 (Tb on 3, 9) - 1. Infinite Possibility 2. Acronym 3. Maybe I Know 4. Send One Your Love 5-6. Not Enough - Dessert In The Desert 7. Samurai Faith 8. Spanish Pirates 9. Highland Park 15 10. Wonderland In The Sky

録音時、わずか15歳の女子高校生ドラマーの初リーダー作。4曲目のみスティーヴィー・ワンダー作で、他は参加したメンバーの作曲。メロディ重視の曲もありますが、半分以上の曲がハードコア・フュージョン系の曲で、時に変拍子もあったり、ドラムソロもあったり、大人顔負けのドラミング。10曲で46分台の収録と、少々短めだけれど、かなり密度は濃いです。周りを取り囲むメンバーも有名な人たちが多く、日本のフュージョンシーンの中心になる日も近い(いや、もうプロとしても活躍していますが)。5-6曲目は師事していた菅沼孝三とのツインドラムになってます。1曲目の4ビートではじまりファンクで突き進むグル―ヴ感もいいし、2曲目のかなりハードなサウンドもなかなか。曲ごとにメンバーは変わるけど、割と統一感はあります。(13年1月8日発売)

2013/01/07

Live At Birdland/The Jim Hall Quartet

Jimbirdland
ジム・ホールの新作が(といっても’10年の録音ですが)出ました。もうだいぶ高齢のはずで、昔みたいな弾き方はできなくなっているけれど、なかなかこの歳ではアグレッシヴな感じを受けます。フロントの相棒にグレッグ・オズビーを起用しているのも一因かな、とは思いますが、ジャズファンとしては、彼はいい歳のとり方をしているなあ、と思います。曲によってコード弾きを前面に出してみたりして、それがなかなか一筋縄ではなくて、聴いていて面白いので、まだまだ追いかけてみたいと思っています。速弾きは出来なくなっても、こういう行き方もあるんだなあ、と教えてくれました。それが音楽的に面白ければ、結果オーライではありますね。


Live At Birdland/The Jim Hall(G) Quartet(Artistshare)(輸入盤) - Recorded November 10 and 11, 2010. Greg Osby(As), Steve Laspina(B), Joey Baron(Ds) - 1. Furnished Flats 2. All The Things You Are 3. Friendly Recollections 4. Neija Flor 5. Big Blues 6. Chelsea Bridge 7. St. Thomas

(13/01/06)ジム・ホール作ないし共作は3曲(1、3、5曲目)。ホールは枯れて内省的な感じだけれど、フレーズがややアヴァンギャルドで、チャレンジングな姿勢です。モーダルな雰囲気の曲で、ギターがコードワーク的な演奏を中心にして、それでいてトンガリ気味な感じの1曲目、まさにスタンダードのエッセンスのみを取りだして好きに演奏している、これまたやや内省的というか先鋭的な感じの2曲目、ドラムスとのデュオでのフリー・インプロヴィゼーションの小品の3曲目、浮遊感と自由に演奏できるスペースのあるボッサの4曲目、ホールの有名曲をややアップテンポの4ビートで演奏する5曲目、サックスがちょっとのたくりながらもバラードでけっこう歌っている6曲目、メチャクチャ明るい曲を内向きから徐々に盛り上げていく7曲目。

2013/01/04

Hands Of Rhythm/Giovanni Hidalgo

Giovannihands
新年早々、探していた中古廃盤をネットで見つけ、注文。すぐに届きました。RMM Recordsからは同じ’96年にミシェル・カミロがリーダー作を出していたのですが、どちらかというとラテンサウンドのレーベルゆえに、また当時は輸入盤だけで出ているものの情報が乏しくて、このアルバムの存在に気がついたのはその後だいぶ経ってすでに廃盤になってからで、入手不可能か、時々出ていてもかなり値段が高くて手が届きませんでした。今回は多少安くなったとはいえ、それでも、ちょっと高めです。ジョヴァンニ・ヒダルゴのリーダー作ではあるけれど、ほとんどの曲がミシェル・カミロとのデュオで、カミロ節の露出度がかなり高いです。それゆえこの盤が人気なんだと思うのですが、入手困難度が高いのが難点です。


Hands Of Rhythm/Giovanni Hidalgo(Conga, Per)(RMM Records)(輸入盤) - Recorded August 1996. Michel Camilo(P) - 1. And Sammy Walked In 2. Footprints 3. Amo Esta Isla 4. Softly, As In A Morning Sunrise 5. My Soul Beat 6. Papa Boco 7. Blue Monk 8. If You Knew... 9. En Mi Viejo San Juan 10. Hello And Goodbye 11. Hands In Motion

(13/01/04)ピアノとパーカッションのデュオのアルバム。Giovanni Hidalgo作が2曲(5、11曲目。これは彼のパーカッションのソロ。)、ミシェル・カミロ作が(1、8、10曲目)、その他ジャズメンオリジナルやスタンダードが2、4、7曲目にあり、他はラテンの曲か。ジャズとラテンの配置具合がなかなか良くて、パーカッショニストのリーダー作なだけあってパーカッションが効いているところがまたいい感じ。3曲目のようにさりげなく7拍子をやっていたりします。ミシェル・カミロ作の曲はそのまんま彼のリーダー作という雰囲気だし、2人の特性を組み合わせていいところを出しています。やはり個人的には彼の曲とジャズの曲か。またラテンの曲も、6曲目のアップテンポさがスリリングでたまりません。8曲目はしっとりから盛り上がって行きます。

2013/01/03

The Messenger/Kevin Eubanks

Kevinmesse
本当は11月に発売されたアルバムだったんですが、一緒に注文したものとの都合で12月下旬になってやっと届きました。ここでは、今はあまり他で見ることのなくなった、マーヴィン・”スミッティ”・スミスのドラムスを聴くことができるので楽しみにしていました。でも、全開の演奏はほとんどなかったですねえ。でも、聴けるだけでもいいと思いますけど、せめてドラムスのバランスをもう少し大きめにしてくれるともっとありがたかったかなあ、と思います。ケヴィン・ユーバンクスは、最初はフュージョン畑でデビューしたギタリストですが、本質はけっこう硬派なんで、メジャーレーベルでの演奏よりも、こっちの方が合っているような感じがします。


The Messenger/Kevin Eubanks(G)(Mack Avenue Records)(輸入盤) - Released 2012. Bill Pierce(Ts, Ss on 1-5, 7-9, 11), Rene Camacho(B on 1-5, 7-9, 11), Marvin "Smitty" Smith(Ds on 1-7, 11), Robin Eubanks(Tb on 4, 8), Duane Eubanks(Tp on 2, 4-5), Alvin Chea(Vo on 3, 6), Joey De Leon, Jr.(Per on 1, 5)- 1. The Messenger 2. Sister Veil 3. Resolution 4. JB 5. 420 6. Led Boots 7. M.I.N.D. 8. Queen Of Hearts 9. The Gloaming 10. Loved Ones 11. Ghost Dog Blues

(13/01/03)ジョン・コルトレーン作の3曲目とジェフ・べックで有名な6曲目以外はケヴィン・ユーバンクスの作曲。勢いのある曲から静かな内省的な曲まで、いろいろ。ラテンビートでもメロディは分かりやすい展開のタイトル曲の1曲目、少々ミステリアスなテーマやサウンドを持つ、やや静かに進んで行く2曲目、今っぽい展開になるも、4ビートで盛り上がっていく3曲目、16ビートのファンクはまさにソウルの4曲目、6拍子のヘヴィーなビートがいい5曲目、かなり今っぽいアレンジが施されていて、原曲がすぐ分からない6曲目、ちょっと沈んだ感じの5拍子の都会的な7曲目、ドラムスが抜けてしっとりとしたバラードが色を変えながら続く8-9曲目、ソロ・ギターで静かで美しい表現の10曲目、スローな12ビートで、牧歌的な風景の11曲目。

2013/01/01

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

’04年5月にブログをはじめてから9回目の正月を迎えてしまったわけですが、過去記事を振り返ってみると、1月1日ないし年のはじめの記事は、6回が通常通りのCD紹介、残り3回(’07年、’11年、今回の’13年)だけが、正月のあいさつとなっています。

今年は年が明けてしまって、手元の未聴盤も3組(1枚もの2つ、6枚BOXが1セット)だけで、しかも今日はYouTubeでライヴなどの映像を観ていたので、CD紹介ができず、元旦のあいさつとなりました。1月のCDの入荷予定も少ないので、また時間があれば旧譜のコメント直しなどを入れながら、ゆっくりやっていこうと思ってます。

クリスタルCDというのをご存じでしょうか。発売当初、1枚20万円のCDが出てきて驚きましたが、少しずつ値段が下がっているようで、今、1枚5万円のCDで聴きたいものがあります。例えば中古の廃盤でプレミアがついてもCDだとせいぜい2-3万円だし(私は最高8千円台のものまでしか手を出したことはありません)、新譜CDは千円から2千円ぐらいで輸入盤、国内廉価盤などが買える時代に5万円ですよ(笑)。が、それでしか出ていない、聴いてみたい音源があります。その値段ゆえに、実際に買うかどうかは分からないですけど、そのためにも他のCDの枚数を今年は減らす努力もしてみないと、と思っています。さて、どうなりますか。


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