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2012/12/28

ジャズ批評2013年1月号(171号) 特集 ローランド・カーク大全集

Jazzhihyo171
実は「ジャズ批評」誌とは因縁があって、昭和57年発行の42号から継続して購入していた(一部さかのぼって集めました)んだけれども、134号の「私の好きなジャズ・レコード2006」の時に私のはじめての原稿が大誤植をやられ、顔をつぶされたこともあって、その後しばらくして隔月刊になった120号以降を処分し、購読すらやめていました。隔月刊になった直後は特集の出来もひどいのが多かったし、素人の編集ではないかと思われることを自分がやられて懲りていた、ということもあります。

その後だいぶ経ってから、今回のローランド・カーク特集の中心人物である林建紀さんが「ジャズ批評」誌の編集や校正に立ち会うようになってから、雑誌的、データ的にはかなりしっかりしてきたということを聞いています。林さんは彼がアマチュアジャズファンだった時以来のお知り合いで、’98年から’02年にかけてのホームページの共同企画「ゴールドディスクを斬る」の発案者でもあり、当時3年以上も共同企画を続けていました。

林さんはその後、いつの間にかレビュー本への参加や、書籍の翻訳などで、プロのジャズライターとして活躍しはじめました。特にアーリー・ジャズ関係にも、今のジャズ・ファンとしては珍しく詳しい方です。また、カーク本の翻訳をはじめ、日本ではローランド・カーク研究の第一人者として知られています。この特集「ローランド・カーク大全集」、普通ならどこかにあるような資料を引っ張ってきて、という感じになるのでしょうが、ここならではの特集として、林さん自らがご自身の耳で、カークの演奏する楽器を識別、それを資料として載せてあるのが素晴らしい点です。そして今時点でのコンプリート・ディスコグラフィーもなかなか見ごたえがあります。こういう耳で聴いていて自分で道を切り開いていくタイプのジャズライターの方って、ホント珍しいです。その楽器や演奏の細部に入り込んで行くようなビシッとした記述、読んでみてほしいですね。私、実はカークファンではないですが、林さんのファンではあります。立ち読みして、まず見て下さい。そうするとこのデータと記述を見て、欲しくなってしまうはずです。

ジャズ評論の世界も、ブログや大手通販のレビュー欄という便利なものができてプロとアマの区別がつきにくくなり、多分今のアマと同程度の、新譜レビューしか書かないようなプロは発表の場も減ってきているので淘汰されていくのが自然だと思いますが、林さんのように自分で実際に聴いてデータを作っていくようなタイプの方は、最後まで残るんじゃないでしょうか。素晴らしいカーク特集を見せていただきました。

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