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2011/12/02

私的’11年のアルバム3枚

2162
Johnamoment
Ueharavoice
今回の私的ベスト3は、7月に書いた上半期のものと同じでした。いいアルバムは上半期に偏っていたというわけでもないんですけど、選び直してみたら、やっぱり同じでした。12月は聴く新譜が非常に少ないので、ここで締めてしまいます。


総合部門
このアルバムは評価がいろいろな感じですけど、自分の中ではダントツでした。秋にポール・モチアンが亡くなりました。ご冥福をお祈りします。

Live At Birdland/Lee Konitz(As)/Brad Mehldau(P)/Charlie Haden(B)/Paul Motian(Ds)(ECM 2162)(輸入盤) - Recorded December 2009. - 1. Lover Man 2. Lullaby Of Birdland 3. Solar 4. I Fall In Love Too Easily 5. You Stepped Out Of A Dream 6. Oleo

(11/05/18)大物ばかりの演奏だし、ECMでスタンダード・ジャズの演奏ばかりの特異なケース。1曲目から、ややスローで4ビートを刻んではいないですが、リー・コニッツの吹く温かみのある「ジャズ」を展開し、ブラッド・メルドーはフレーズが歌いつつも時にドキッとするフレーズを奏でています。チャーリー・ヘイデンはドシッとした落ちついた演奏をして、ポール・モチアンは地味ながら円熟の境地を見せます。2曲目にはウォーキング・ベースが一部混ざり、ますます「ジャズ」に。曲の解体度ではメルドーかな。3曲目で曲を解体寸前まで持っていき、その感を強くします。しっとりと語りかけてくるバラードの4曲目、明るく軽快ながらウォーキングにはならないミディアムの5曲目、曲調に反して空間的な自由度があり、異色感の目立つ6曲目。


ギター部門
たまにはリラックスして聴けるスゴいアルバムを。秋に出たMSMW Liveよりはこちらの方が好み。

A Moment's Peace/John Scofield(G)(EmArcy)(輸入盤) - Recorded January 2011. Larry Goldings(P, Org), Scott Colley(B), Brian Blade(Ds) - 1. Simply Put 2. I Will 3. Lawns 4. Throw It Away 5. I Want To Talk About You 6. Ge Baby Ain't I Good To You 7. Johan 8. Mood Returns 9. Already September 10. You Don't Know What Love Is 11. Plain Song 12. I Loves You Porgy

(11/05/29)ジョン・スコフィールドのバラード集。バラード集とはいってもミディアムのテンポで曲の中盤あたりで盛り上がる曲もあって、変化はあります。彼の作曲は1、7-9、11曲目で、他はジャズメン・オリジナルやポップス、スタンダードなど。オリジナルも既成曲もうまく調和していて、ゆったりした曲が多めだし、リラックスして聴くことができます。それでもスゴいメンバーでの録音ではあるし、ジョン・スコのギターは聴けばすぐ分かるだけの個性と説得力を持っていて、アップテンポの曲をスリリングに演奏することはなくても、けっこう満足度は高いです。どこを切ってもジョン・スコ。この曲調でのラリー・ゴールディンクスはピアノもオルガンもいい感じ。全体的には淡いブルージーといった感覚がありますが、都会的なスマートさもあり。


フュージョン部門
私の上原ひろみのベスト出現率は高いのですが、メンバーチェンジでまたまたやってくれました。

ヴォイス/上原ひろみ(Telarc)
Voice/Hiromi Urhara(P)(Telarc) - Recorded November 9-11, 2010. The Trio Project Featuring: Anthony Jackson(B), Simon Philips(Ds) - 1. Voice 2. Flashback 3. Now Or Never 4. Temptation 5. Labyrinth 6. Desire 7. Haze 8. Delusion 9. Beethoven's Piano Sonata No.8, Pathetique

9曲目がベートーベンのクラシック曲の他は上原ひろみ作曲。メンバーチェンジもあり変拍子も多く、よりプログレファンク的なサウンド。静かな出だしから8分の9拍子でドラマチックに展開していくタイトル曲の1曲目、ファンクから4ビートもあり、5拍子、4拍子と、どんどん変化のある2曲目、リズムのキメが多めで何となく浮遊感も垣間見える3曲目、マイナー系で落ちついたメロディアス系ファンクの4曲目、沈みがちながらも哀愁とビートの調和を見せつつ後半かなり盛り上がっていく5曲目、キメと予想を裏切るドラマチックな展開がせわしなくうれしい6曲目、早いパッセージのソロ・ピアノでクラシック的な情緒もあるような7曲目、8分の7拍子基調で哀愁漂う美しいメロディの8曲目、クラシックよりは普通にバラードとして聴ける9曲目。(11年3月16日発売)


(追記)次点は次のアルバムです。これらも気持ち的にはベスト3に入れたいところですけど、そうするとECMばかりになってしまうので。
Rio/Keith Jarrett(P)(ECM 2198/99)(輸入盤)
Orvieto/Chick Corea(P)/Stefano Bollani(P)(ECM 2222)(輸入盤)

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コメント

こんばんは。
今年もおせわになりました。
ジョンスコのアルバムは最初はベスト3だったのですが、いろいろ考えて、、ちょっと下がってしまいました。

今年の総決算をトラバしました。(笑)
来年もよろしくお願いします。

910様
今年も大変お世話になりました。
今年は皆さま言うように豊作だったのだと思います。Live At Birdlandなんか最高でしたが、記事書くタイミングでちょっと外れただけという気がします。なんにしても来年も色々出会いがあると良いなぁと願いつつ。今後もよろしくお願いします。

>Suzuckさん

TBどうもありがとうございます。

私の方は3枚だけプラスアルファだったので、割と簡単でした(ということにしておこう)。

あと少しで’12年ですねえ。こちらこそ、来年もよろしくお願いします。

>ki-maさん

TBどうもありがとうございます。

やはりいいアルバムが多かったですよね。私の場合、それが今年前半に多かったでした。皆さんのあげているアルバム、けっこう参考になりますので、年末は楽しみです。

来年もよろしくお願いします。

工藤さん,こんにちは。

工藤さんが選ばれたアルバムって,私のセレクションとかすっているんですよねぇ。その辺が面白いなぁって思いました。私はこれらのアルバムは選んでないんですけれども,Runners Upって感じの位置づけにはあります。振り返ってみれば,どれもいいアルバムですよね。

ということで,TBさせて頂きます。

今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

>中年音楽狂さん

TBどうもありがとうございます。

今年はジャズ関係、豊作だったように思います。ジャズは嗜好性の高いジャンルですので、十人十色になる可能性が高いのですが、一定の方向性のもとで似通ったアルバムがあげられたのも今年の特徴だったかな、と思います。

来年もよろしくお願いします。

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