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2011/12/31

Yesterday And Today/George Young

Georgeyesterday
過去盤16日目にしてジョージ・ヤング聴き4日目。世間では大みそかになってしまいましたが、今聴いている勢いにノッているので、暮れも正月も関係なく続けていきたいと思います。15日の時点で、あと手直しが1,163枚あったと書きましたが、その後、一部で数え間違いがあったり、1枚直すと複数のミュージシャンが直っていくものもあって、まだ過去盤でアップしていない24枚を後から加えても、あと1,136枚にまで減っています。新譜がまとまって出ない限りは、来年は過去盤聴きのウェイトを増やしていくことになるかもしれません。今日のアルバム、またスゴいメンバーです。1枚ずつメンバーは変わっていっても、悩みのなさそうな、明るい、しかも都会的なジョージ・ヤングのサックスは、どのアルバムでも変わることはありません。


Yesterday And Today/George Young(Ts)(Paddle Wheel) - Recorded March 30, 1989. Gil Goldstein(P), Chip Jackson(B), Dave Weckl(Ds) - 1. Stuff Like That 2. Kissin' Time 3. Let's Twist Again 4. Yesterday And Today 5. A Lover's Concerto 6. I've Got You Under My Skin 7. Underneath The Apple Tree

ジョージ・ヤングの作曲は4曲目の1曲のみで、ポップス関係が多め。このメンバーだとフュージョンの仕上がりを期待したのですが、オーソドックスなジャズでした。やはりシリアスよりは明るめの展開。けっこうギル・ゴールドスタインのピアノ・ソロが鋭い。クインシー・ジョーンズのアルバムの曲をミディアム・アップテンポの4ビートで料理しているファンキーな感じの1曲目、アップテンポの4ビートでかなり明るいサックスが印象的な2曲目、渋い陰影のあるバラードがなかなか泣かせる3曲目、今っぽいリズムとコードでブルージーなメロディのタイトル曲の4曲目、バッハの曲もミディアムの明るいジャズになってしまう5曲目、唯一のスタンダードをメロディアスに料理している6曲目、マイケル・フランクスの曲で原曲に近い雰囲気の7曲目。

2011/12/30

Oleo/George Young

Georgeoleo
過去盤聴き15日目でジョージ・ヤングの3日目。ここまで、けっこうスゴいメンバーとの録音が続いています。そんな中でもウォーレン・バーンハートは1作目では1曲のみの参加だったにしても、3作連続の参加なので、かなり相性がいいのでしょうね。当時は景気も良かった時代、日本制作のアルバムは豪華なメンバーのことが多かったような気もしています。ただ、同じジャズメン同士、やっぱり実力はないとバランスがとれない、というのは聴いていても分かると思うので、ここでもジョージ・ヤングのファースト・コールとしてのスゴさは分かります。マンハッタン・ジャズ・クインテットに参加する前は日本では知る人ぞ知る、って感じではあったのだけれども。


Oleo/George Young(Ts, Ss)(Paddle Wheel) - Recorded November 16, 1987. Warren Bernhardt(P), Dave Holland(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. Oleo 2. I Hear A Rhapsody 3. Meaning Of The Blues 4. For Diz 5. Love Bug 6. The Gentlemen 7. Butterfingers 8. Body And Soul

4-5曲目がジョージ・ヤングの作曲。デイヴ・ホランドとジャック・ディジョネットのボトムでオーソドックスなジャズ(でも、特にドラムスが超元気)をワン・ホーンで演奏しています。この曲はもともと速いテンポの曲が多いけど、その中でもスピード感あふれていてドラムスが暴れまわっている1曲目、メロディアスで明るい展開で盛り上がっていく2曲目、しっとりと歌うようなバラードの3曲目、アップテンポのサンバで真夏の雰囲気を醸し出す4曲目、ミステリアスな出だしだけど、飛び飛びのメロディでややアップテンポの4ビートで進む5曲目、ルイス・ボンファ作のボッサの曲をしっとりと、時にテクニカルに歌い上げて行く6曲目、速いスピードでフレーズが飛びまわるテーマの後に4ビートになる7曲目、静かに渋く、フレーズを奏でていく8曲目。

2011/12/29

Burgundy/George Young

Georgeburgundy
過去盤聴き14日目でジョージ・ヤング2日目。ライナーによると、実は彼は日本制作のアルバム以前に5枚はアルバムを出しているそうです。内容は聴いたことがないですけど、それでも日本制作の方がメンバーなどの点で、力が入っているかな、という感じ。こういう有名なメンバーを選ぶことができたのも、彼が当時のニューヨークのファースト・コールだったからなんだな、と思います。持ち前の性格が明るいのか、サウンドも明るくなっているのは、彼の特徴です。もっと陰影に富んだ方が好きだ、という方もいらっしゃるでしょうけれども。日本制作のリーダー作は5枚あります。そこまでは順番に聴いていきます。


Burgundy/George Young(Ts)(Paddle Wheel) - Recorded October 8, 1986. Warren Berghardt(P), Ron Carter(B), Al Foster(Ds), Toots Thielmans(Harmonica) - 1. St.Thomas 2/ Omelette 3. Burgundy 4. I Remember Clifford 5. Groovin' High 6. My Foolish Heart 7. Yum Yum 8. October 9. B-Loose Blues

ジョージ・ヤング作は4曲(2-3、7-8曲目)で、ラストのウォーレン・バーンハート作以外はスタンダードかジャズメン・オリジナル。今度は4ビートジャズで、しかもテゥーツ・シールマンスが参加する6曲目を除いてクァルテット。しかめっ面したようなサックスが多いなか、ここでの彼のサックスは非常に明るいのですが、ここではメンバーが全員明るめの演奏という感じ。それにしてもスゴいメンバー。千鳥足で歩いていくようなテーマが面白い、それでいて明るめな、アドリブの部分は4ビートの2曲目、リズムのキメ的な部分が多いテーマからメロディアスでスムーズな4ビートに移行していく対比が面白いタイトル曲の3曲目、ちょっと旋律がメカニカルに飛んだ、それでいて明るい7曲目、ワルツで、スタンダードのようにメロディアスな8曲目。

2011/12/28

Chant/George Young

Georgechant
過去盤聴き13日目。ジョージ・ヤングはもう引退しちゃってますが。マンハッタン・ジャズ・クインテットのサックスとして登場した時は誰だろう、という感じだったですけど、当時ではニューヨークのスタジオミュージシャンとしてファースト・コールのひとりだったらしいですね。ですので演奏や作曲はけっこうイケます。このCDは’85年の録音なので、今と比べてデジタル技術やCD録音のノウハウの点で、音質や音圧がちょっと、というところはありますが、演奏はけっこういいです。ルー・ソロフの日本制作デビュー作もそうだったですけど、2人とも1枚目はフュージョン・アルバムで、2枚目からジャズのアルバムになっていきます。


Chant/George Young(Ts, As, Ss, Sopranino, Fl, Bfl)(Electric Bird) - Recorded March 5, 1985. Lewis Del Gatto(Ts, Ss, Fl), Jon Tropea(G), Pasquale Pratta(P), Peter Phillips(Synth), Tony Marino(B), Grant Jarrett(Ds), Rubins Bassini(Per), Sue Evans(Per), Sammy Figueroa(Per), Warren Bernhardt(Key on 4) - 1. Chant 2. Reggie 3. Leetah 4. Chinas Y Criollas 5. The Snake 6. Ode To A Friend (Sidney Bechet) 7. New Moon

ジョージ・ヤング作は1-3、5曲目の7曲中4曲。アレンジはデヴィッド・マシューズのアレンジが色濃いフュージョンで、インパクトが強いアルバム。フルバンドでテーマのハイスピードでのユニゾンの曲で、かなりカッコいいし難しいテンポのいいファンクの曲の1曲目、ミディアムテンポで明るいレゲエなので、何となくスマートな素朴さも感じられる、後半にコーラスが入る2曲目、インストルメンタルでのAOR的なメロディアスなフュージョンの3曲目、フュージョンでキメが多くてパーカッションがやたら強力なラテンノリの4曲目、エレキ・ベースがら4ビートでかなりジャズにせまった演奏をしている5曲目、ソプラノ・サックスで朗々と歌い上げていく明るめのフュージョン作の6曲目、ソフトなサウンドと印象的なメロディで徐々に盛り上がる7曲目。

2011/12/27

Where Legends Dwell/Joanne Brackeen

Joannewhere
過去盤聴き12日目。ジョアン・ブラッキーンでは2日目。ベースがエディ・ゴメスで、ドラムスがジャック・ディジョネットだし、曲も難しいのが多いので、この人のやること、それから実力のほどが分かるアルバム。最近はアルバムを出してないようですけど、20年くらい前はけっこう注目してました。曲の難易度が高いので、聴く人を選ぶアルバムだし、共演者も割と限られてくるということで、知る人ぞ知る、という存在なのかもしれませんが。たまたま私はボブ・ジェームスのライヴのアルバムでこの人を発見した、といういきさつはあります。当時からなかなか個性的なピアノを弾く人で、男性的な豪快な面を持っている人ではありました。


Where Legends Dwell/Joanne Brackeen(P)(Ken) - Recorded September 3 and 4, 1991. Eddie Gomez(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. Where Legends Dwell 2. Oahu Lizard 3. Picasso 4. Helen Song 5. Cosmic Ties Or Mud Pies 6. Doris And Anders 7. Edgar Irving Poe 8. For Stan 9. Can This McBee? 10. Asian Spell 11. Jump In Jack 12. How To Think Like A Millionaire

ジョアン・ブラッキーンの「スペシャル・アイデンティティ」のメンバーで再び、オリジナル曲集。荒々しさが少し影をひそめましたが、相変わらず難解なメロディとリズムという感じ。ジャック・ディジョネットも、こういう系統は得意ですね。時に変拍子もあって、微妙なところでバランスをとっている感覚。ちょっとエキゾチックなピアノではじまって浮遊感のあるワルツに展開していくタイトル曲の1曲目、5拍子系でテーマの構築が複雑な感じの2曲目。多くの曲が、これがジャズか、というくらい重量感のあるテーマでせまってきます。構成も複雑なものが多く、フリーの手前の逆にカチッとした構築で、独特の境地につなげていってます。それに追従するボトムの2人も、やはりたいしたものです。曲ごとにもいろいろだし、表現力がジャズを超えて多彩。

2011/12/26

Breath Of Brasil/Joanne Brackeen

Joannebreath
過去盤聴き11日目。今日からジョアン・ブラッキーンのアルバムが2日続きますが、彼女のピアノはけっこう男性的で好きです。ただ、ここ10年ぐらいはアルバムが出ていないんじゃないかな。非凡な才能の人なんですけれどもね。これもエディ・ゴメス関連で出てきた人、ドラムスとパーカッションはラテンの方からの人材なので、ここではアルバムのテーマでもあるラテンにどっぷりハマっている感じはありますが、ピアノの包容力というか、元気さの方があって、うまくパワーでまとめている感じがあります。こういう明るくて元気な曲をやらせても、彼女のピアノは輝いているのは、ファンにとってはうれしいことではあります。


Breath Of Brasil/Joanne Brackeen(P)(Concord) - Recorded April 18-19, 1991. Eddie Gomez(B), Duduka Da Fonseca(Ds), Waltinho Anastacio(Per) - 1. Madalena 2. Velas 3. Aguas De Marco 4. Guessing Game 5. Breath Of Brasil 6. Sue Encanto 7. Loro 8. So Many Stars 9. Anos Dourados 10. Brasileiro Escondido 11. Flora 12. Samba Do Soho

ゴキゲンなブラジル音楽のアルバム。こっち方面専門でアルバムを出したということは、ジョアン・ブラッキーンはスタン・ゲッツのバンドに在籍した事もある影響か。4-5、10曲目にはオリジナルもありますが、ある程度の男性的さを引きずりつつも、サンバ、ボサノバ系統で料理しています。イヴァン・リンス作(1-2曲目)、エグベルト・ジスモンチ作(7曲目)、アントニオ・カルロス・ジョビン作(3、9曲目)、ジルベルト・ジル作(11曲目)など、各方面のけっこう有名な曲が並んでいます。もちろんエディ・ゴメスのやはりゴキゲンなラテンのベース・ソロのある曲もあります。ブラッキーンの豪快さは相変わらずとしても、難しそうな曲はなく、ゴキゲン度が前面に出ているのが特徴です。もちろん、しっとり感のある曲はそのように表現してます。

2011/12/25

I Remember Bill/Don Sebesky

Doniremember
過去盤聴き10日目。ビル・エヴァンスのトリビュート・アルバムはたくさん出ていると思いますが、ピアノレスの演奏でのトリビュートというのは珍しいのではないでしょうか。出演ミュージシャンは豪華ですし、ブラス&ストリングスセクションも演奏していて、かなりゴージャスです。ほとんどの曲をベースがエディ・ゴメスとマーク・ジョンソンで交替で受け持っているし。これも’97年という、ある意味CDがたくさん出ていた時期に、出すことができたという意味でなかなか面白いアルバムだと思います。今だったら企画が通るかどうか、というところもあるし、当時、天下のドン・セべスキーがやったということだけでも、聴く価値はあるかも。


I Remember Bill/Don Sebesky(Arr)(RCA) - Recorded June - July, 4 , 9, 11, 15 and 21, 1997. Joe Lovano(Ts), Tom Herrell(Flh), Larry Coryell(G), Marc Johnson(B), Joe LaBarbera(Ds), John Pizzarelli(Vo, G), Eddie Gomez(B), Marty Morell(Ds), Toots Thielemans(Harmonica), Sue Evans(Per), Dave Samuels(Vib), Eddie Daniels(Cl), Lee Konits(As), Dennis Mackrel(Ds), Hubert Laws(Fl), Joe Passaro(Per), Bob Brookmeyer(V-Tb), Ken Sebesky(G), New York Voices(Vo), Jeanie Bryson(Vo), Brass and Woodwinds, Strings, Etc. - 1. Waltz For Debby 2. I Remember Bill 3. So What 4. Quiet Now 5. All The Things You Are 6. Pease Piese 7. Bill, Not Gil 8. Very Early 9. T.T.T.T. 10. Autumn Leaves 11. Blue In Green 12. I'm Getting Sentimental Over You 13. Epilogue 14. Bill Evans Interview

ビル・エヴァンスへのトリビュート・アルバムで、ドン・セべスキー作は2、7曲目。他はビル・エヴァンスゆかりの曲。エディ・ゴメスは2、4-5、8、11-12曲目に、マーク・ジョンソンは1、3、7、9-10曲目に参加。なんと全曲ピアノ無しの演奏です。サウンドの雰囲気としては、当時のビル・エヴァンスの再現に近いような気もして、それをピアノレスのアレンジでここまでやるのは立派という印象です。ピアノがないながらもエヴァンスの演奏を思い出してしまいます。ヴォーカル曲も2、8、11曲目にありますけど、その挿入は自然な感覚。現役時代のベースの2人が6曲目以外の全曲を受け持ったということはありますが、トリビュートアルバムとしては、けっこういいセンいっているかもです。最後にビル・エヴァンスのインタビューがあります。

2011/12/24

If Summer Had Its Ghosts/Bill Bruford with Ralph Towner and Eddie Gomez

Billifsummer
過去盤聴き9日目。クリスマス・イヴに夏のアルバムの紹介になってしまいましたが、温度感は低めで、メインストリーム系ではないジャズなので、サウンドとしてはいいかな、と思って紹介させていただきます。でも、ずいぶん変わったトリオですよね。この3人をそれぞれバラバラの状態で認識していて、当時はつながりが何もなかったと思っていたのでアルバムが出た時はビックリしました。でも、器用な彼らのこと、演奏は聴いて納得でしたけれども。3人の強い個性がうまく合わさって、独特なサウンドを醸し出しています。全体にあっさりとした感じがあって、そこで好みが分かれそうではありますが。


If Summer Had Its Ghosts/Bill Bruford(Ds) with Ralph Towner(P, G) and Eddie Gomez(B)(Discipline Global Mobile) - Recorded February 1997. 1. If Summer Had Its Ghosts 2. Never The Same Way Once 3. Forgiveness 4. Somersaults 5. Thistledown 6. The Ballad Of Vilcabamba 7. Amethyst 8. Splendour Among Shadows 9. Some Other Time 10. Silent Pool 11. Now Is The Next Time

邦題「夏の幻影」。7曲目がエディ・ゴメスの、11曲目がラルフ・タウナーの作曲の他は全曲ビル・ブラフォードの作曲ないしは共作。プログレッシヴ・ロックで有名なブラフォードと、オレゴンのメンバーでECMレーベルでも有名なタウナー(G、P)と、元ビル・エヴァンス・トリオのゴメスとのトリオ。お得意の変拍子もあります。いちばんジャズしているのはゴメスで、ジャズの感覚も持ちつつも、メインのギターはクラシック・ギターとスチール弦の12弦ギターなのでクラシカルな演奏もするタウナー、独自のロックとジャズを合わせたドラミングのブラフォードの個性がぶつかって、ある意味、メインストリームからは外れてますが、ちょっと温度感の低いジャズが展開しています。4ビートの場面も少しあり、多重録音の場面も。9曲目はドラム・ソロ。

2011/12/23

Shades Of Red/Bob Belden

Shadesofred
過去盤聴き8日目。今日のアルバムは昨日の「シェイズ・オブ・ブルー」とカップリングされるべきアルバムで、続編にあたるかも。「ブルー」の別テイクもあるけれども、「ブルー」が14曲でだったのに対し、こちらは10曲で「ブルー」と同じ78分ほどの録音と、1曲あたりの時間が長くなっています。いずれにしても、こういう豪華なメンバーで、しかも題材は過去のブルーノートの遺産からの名曲が多いとなると、当時だからこそできた、という面もありますね。この時代にけっこうCDを購入しておいて正解だったかも。こちらならではの人選はロニー・スミス、ケヴィン・ユーバンクス、マーカス・プリンタップ、ティム・ヘイゲンズなどです。


Shades Of Red/Bob Belden(Arr)(Somethin'else) - Recorded November 1994 - February 1995. (6曲目のパーソネル): Dianne Reeves(Vo), Steve Hall(Ts), Fareed Haque(G), Geri Allen(P), Peter Washington(B), Joe Chambers(Ds), (8曲目のパーソネル): Wallace Roney(Tp), Joe Lovano(As, Ts), Geri Allen(P), Clarence Seay(B), Paul Motian(Ds), (9曲目のパーソネル): Gonzalo Rubalcaba(P), Eddie Gomez(B), Greg Hutchinson(Ds), - 1. Move Your hand 2. Little B's Poem 3. Un Poco Loco 4. Crisis 5. Love Bug 6. Maiden Voyage 7. You've Changed 8. Good Old Days 9. Recado Bossa Nova 10. Alligator Boogie

「シェイズ・オブ・ブルー」と同時期の録音で、別テイクも含まれていますが、独立した曲の録音も多く、豪華なメンバーだし、あまりものという感じはしません。最初から2つのアルバムをリリース予定だったのかも。(6曲目について)これは「シェイズ・オブ・ブルー」のアルバムの別テイク。甲乙つけがたい演奏です。こちらの方がメロディックか。(8曲目について)オーネット・コールマンの曲。よくメンバーを見てみると、すごいメンバーが集まったものだと思います。演奏についても言うまでもなく。(9曲目について)これは「シェイズ・オブ・ブルー」のアルバムの別テイク。こちらの方はジェリー・ゴンザレスが抜けて、トリオの演奏になっています。その分派手さはないのですが、このメンバーなので、こちらはこちらでじゅうぶん楽しめる演奏です。

2011/12/22

Shades Of Blue/Bob Belden

Shadesofblue
過去盤聴き7日目。今回は、オールスターのオムニバス盤の紹介。ブルーノート・レーベルの曲をさまざまなミュージシャンがカヴァーしていて、そのアレンジもジャズに止まらずに打ち込み系など、斬新なものもあります。他にも大西順子、フレディー・ハバード、ゴンザロ・ルバルカバ、ロン・カーター、リニー・ロスネス、ジャッキー・テラソン、カート・エリング、日野皓正、イリアーヌ、ホリー・コール、US3など、かなリ豪華です。クレジットと曲紹介が大変なので、ホームページで特集を組んでいるミュージシャンのみに焦点を当ててみました。それでもこのアルバムでは5人もいるんですよね。こういう豪華なアルバムは、もう出てこないかな、と思いつつ。


Shades Of Blue/Bob Belden(Arr)(Somethin'else) - Recorded November 1994 - March 1995. (1曲目のパーソネル): Dianne Reeves(Vo), Steve Hall(Ts), Fareed Haque(G), Geri Allen(P), Peter Washington(B), Joe Chambers(Ds), (3曲目のパーソネル): Gonzalo Rubalcaba(P), Eddie Gomez(B), Greg Hutchinson(Ds), Jerry Gonzalez(Per), (5曲目のパーソネル): Bernard Collins(Vo), Lee Mogan(Tp), Curtis Fuller(Tb), Greg Osby(Ss), John Coltrane(Ts), Edward Simon(P), D.J. Ghetto(Scratches), (6曲目のパーソネル): Cassandra Wilson(Vo), Ron Carter(B), (9曲目のパーソネル): John Scofield(G), Larry Goldings(Org), Dennis Irwin(B), Bill Stewart(Ds) - 1. Maiden Voyage 2. Alligator Boogie 3. Recado Bossa Nova 4. Evidence 5. Blue Train 6. Joshua Fit De Battle Ob Jerico 7. Song For My Father 8. Un Poco Loco 9. Tom Thumb 10. Tanganyka Dance 11. Kool-O, Kool-O 12. Una Mas 13. Hum Drum Blues 14. The Sidewinder

(1曲目)原曲を重視しつつ、ダイアン・リーヴスが存在感があります。ジェリ・アレンの間奏のピアノソロがまた、目立ちすぎず、曲にあっていていい感じ。(3曲目)アップテンポのラテンっぽい曲で、ゴンサロ・ルバルカバにジェリー・ゴンザレスとすれば、もうこれはノリノリ。(5曲目)「ブルー・トレイン」のオリジナル演奏のテーマ部分をサンプリングしてラップをかぶせ、グレッグ・オズビーらが音をのせたヒップ・ポップサウンド(打込みのベースとドラムで低音域がおもいっきり上げてあります。)。(6曲目)ロン・カーターのベースのみをバックに歌うカサンドラ・ ウィルソンは、まさにブルーブラックのダークな世界。(9曲目)当時のグループのメンバーであるオルガン・トリオをバックにリラックスして演奏。リズムはルーズな感じで進んでいきます。

2011/12/21

A Go Go/John Scofield

Johnagogo
過去盤聴き6日目。ジョン・スコフィールドが2回続いたので、今日はランディ・ブレッカーとは関係なく、3日目で続けて聴いていきます。そうすると彼の’95年の彼のリーダー作からコメント手直しがつながるので。それと、このアルバムの最初の短いコメント、数ある中で早く手直しをしなければ、といちばん気になっていたからでもあります。メデスキ・マーティン&ウッドは最初聴いた時に、ジャズとして聴くのはけっこう戸惑いがありました。でも、その周辺からの人気でけっこう売れたので、それでこのコラボ企画ができたんでしょうか。まあ、異種格闘技というよりは、4人が同化しているのが、改めて聴いてみると素晴らしいです。もうこれが14年も前の録音だったんですね。


A Go Go/John Scofield(G)(Verve) - Recorded October 30 - Novermber 1, 1997. Billy Martin(Ds), John Medeski(Org, p, etc.), Chris Wood(B) - 1. A Go Go 2. Chank 3. Boozer 4. Southern Pacific 5. Jeep On 35 6. Kubrick 7. Green Tea 8. Hottentot 9. Deadzy 10. Like It Or Not 12. Hope Springs Eternal

全曲ジョン・スコフィールドの作曲。CDをかけた途端、チープなオルガン・ジャズが(失礼!いい意味でですが)流れてきました。有名な「メデスキ・マーティン&ウッド」とのアルバム。こういう肩の力の抜けたサウンドもいい。これまでもオルガン・ジャズはあっても、ジョン・スコがここまで当時の「今」を追いかけることはなかっただけに、新鮮だし、斬新。こういうことまでやっても、ギターは前面に出ているし、やっぱりジョン・スコ節全開で演奏しているところは相変わらず。’60年代のジャズロックのようなサウンドだけど新しいし、これでもか、という感じでいい意味のチープなサウンドを出し続けています。曲も彼らの個性に合わせて作られていて、このアバウトな感じがいいです。12曲目は雰囲気を変えてアコースティック・ギターでゆったりと。

2011/12/20

Quiet/John Scofield

Johnquiet
過去盤聴き5日目。偶然にもジョン・スコフィールドのアルバムが2作続きました。ランディ・ブレッカーの方から聴いていったんですけれども。このアルバムは、ジョン・スコとしては異色作で、ナイロン弦のアコースティック・ギターのみで演奏をしています。ホーンセクションもたくさん使っているけれども、ソロは3曲で参加しているウェイン・ショーターだけが吹いているようですし。エレキのウネウネがいい、というジョン・スコのファンもいっぱいいらっしゃるとは思うのですが、たまにはこういうアルバムもいいんじゃないでしょうか。これが出た時は私も驚きましたけど、いろいろとチャレンジ精神のある人です。


Quiet/John Scofield(G)(Verve) - Recorded April 5-6, 1996. Wayne Shorter(Ts on 3, 5, 8), Steve Swallow(B), Bill Stewart(Ds on 1, 3-4, 7-8, 10), Duduka Da Fonseca(Ds on 2, 5, 6, 9), Randy Brecker(Tp, Flh), John Clark(French Horn), Fred Griffin(French Horn), Charles Pillow(Afl, English Horn, Ts), Lawrence Feldman(Afl, Fl, Ts), Howard Johnson(Tuba, Bs on 2, 5, 6, 9), Roger Rosenberg(Bcl on 1. 3-4, 7-8, 10) - 1. After The Fact 2. Tulle 3. Away With Words 4. Hold That Thought 5. Door 3 6. Bedside Manner 7. Rolf And The Gang 8. But For Love 9. 3 Natures 10. Away

ブルー・ノートからの移籍第1作。10曲目のみスティーヴ・スワロウの作曲・アレンジの他は全曲ジョン・スコフィールドの作曲・アレンジ。ここでは、全曲おそらくナイロン弦のアコースティック・ギター。しかもフレンチホルン、バス・クラリネットなどを加えた異色なホーン編成で、ソフトな感じでありながら重心が低い前作の方向性を引きずりつつも、前作よりもかなり内省的です。ウネウネ感は少なくても、やはり彼のギターという感じです。ジョン・スコ自身によるこのホーンアレンジも聴きものですし、オリジナルが多いということで、4ビート的な部分は少ないにしても、彼の世界を別な角度から楽しむことができます。3曲のみに登場するウェイン・ショーターも、過激なフレーズではないにしても、存在感のあるテナー・サックスを吹いています。

2011/12/19

Groove Elation!/John Scofield

Johngroove
アルバム過去盤聴き4日目。今日はジョン・スコフィールドのリーダー作になりますが、いちおうこれもランディ・ブレッカー絡みでの1枚。ホーンセクションはソロをとっていないので、ランディのソロもなし。もったいないような使い方ですけれども、確かにホーンの演奏に技術を要するようなところがあるので、やはり彼らが必要だったんでしょうね。プロデューサーはリー・タウンゼントなので、なるほどなあ、と思わせますが、全曲オリジナルだし、そんなに売れセンかというと、やはりマニアックな方になるんじゃないかな。この当時、ジョン・スコはリーダー作1枚出すたびにいろいろ趣向をこらしたり、意表をついたサウンドだったりと、目が離せませんでした。


Groove Elation!/John Scofield(G)(Blue Note) - Recorded 1995. Larry Goldings(P, Org), Dennis Irwin(B), Idris Muhammad(Ds), Don Alias(Per), Howard Johnson(Tuba, Bcl, Bs), Steve Turre(Tb), Billy Drewes(Ts, Fl), Randy Brecker(Tp, Flh) - 1. Lazy 2. Peculiar 3. Let The Cat Out 4. Kool 5. Old Soul 6. Groove Elation 7. Carlos 8. Soft Shoe 9. Let It Shine 10. Bigtop

全曲ジョン・スコフィールドの作曲。オルガン中心のジャズですが、ピアノの場面もあるし、ベースもいます。ここではさらにホーン(編成がちょっと特殊です)4人を加えて、新しい方向性を出しています。ホーンは音に厚みを加えますが、ソロをとっていないところも特色です。このオルガン路線でもっと作品を聴きたかったのですが。ブルー・ノート最後の作品。ルーズないかにもジョン・スコ節というギターと、重心の低めなホンワカしたホーン・セクションで、不思議な味を出しています。2曲目のウネウネしたテーマなどは、いかにも彼の作ったフレーズという感じ。ブラス・セクションも通常のビッグ・バンドタイプのサウンドもありますが、2曲目のようにウネウネに付き合うフレーズもあったりします。数曲で使うアコースティック・ギターも珍しい。

2011/12/18

Another Standard/Bob Berg

Bobanother
過去盤聴き3日目。いちおうランディ・ブレッカー参加作関連なんですが、ここまで1-2曲ずつしか出てませんね(笑)。ただ、同じミュージシャンのリーダー作が延々続くよりは、さまざまなアルバムが続いた方が、飽きがこないと思いますし、この順番でいいかと。彼のアルバムも、最近さかのぼってDenon時代のリーダー作5枚を聴いたので、ここ10数年でイメージが変わってきた気がしています。アルバムコメントも大幅な書き直しですし。当時はフツーにジャズを感じていたのが、けっこう硬派なことをやりつつソフトな面を加えて、ということが分かってきました。短期的には一発聴き派なんですけど、長期的にはやはり印象って変わってくるものだな、とも思いました。


Another Standard/Bob Berg(Ts)(Stretch) - Released 1997. David Kikoski(P), Ed Howard(B), Gary Novak(Ds), Randy Brecker(Tp, Flh on 5, 9), Mike Stern(G on 7, 10) - 1. You And the Night And The Music 2. Summer Wind 3. Michelle 4. Just In Time 5. My Man's Gone Now 6. All The Way 7. No Trouble 8. It Was A Very Good Year 9. I Could Write A Book 10. It Could Happen To You

邦題「あなたと夜と音楽と-アナザー・スタンダード」。7曲目のみボブ・バーグの作曲で、ビートルズの曲(テーマのリハーモナイズがカッコいい3曲目)もありますが、他はスタンダード中心。割とオーソドックスなジャズのサウンドですが、アレンジが意外性があります。また、タイトル通りのスタンダード集なので、けっこう渋くて良いと思います。正攻法で攻めていて、1、4曲目のようにアップテンポでスリリングな曲もあって、思ったよりいい感じのバランスです。ただゆったりとしていて温かめの曲も混ざっているところは、やはり硬派なばかりではなくて幅広いです。それでも曲によって盛り上がりはしっかりとあるところは彼らしい。7曲目はさすがにメカニカルで速いフレーズのアドリブとダークな色彩感覚です。10曲目はボーナス・トラック。

2011/12/17

Endless Miles

Endlessmiles
過去盤聴き2日目。私の場合、ランダムに聴き直すということはなくて、ここでもある法則性に従って聴いています。でも、登場するアルバムからは想像できないと思いますが。実は、「ランディ・ブレッカーの参加アルバム」で’95年以降のもの、というくくりがあるんですね。予想もしないアルバムばかりで、私もビックリしています(笑)。コメント手直しはここでは’95-98年という狭い範囲で、しかもすでに直っているのも多いので、このくくりではあと3枚ということになりますが。しかし、今日のアルバムも出演者が豪華ですね。拍手も入っているので、ライヴでしょうけれど、よくこれだけのメンバーの入れ替えができたと思います。当時だからこそできた企画でしょうね。


Endless Miles (N2K) - Recorded May 26, 1998. Wallace Roney(Tp on 1-2, 5-7), Randy Brecker(Tp on 3), Dave Liebman(Ts on 3, 5), George Coleman(Ts on 1, 8), Antoine Roney(Ts on 2, 6), Bob Berg(Ts on 4, 7), Harold Mabern(P on 1, 3, 8), Geri Allen(P on 2, 5-6), Adam Holzman(Key on 4, 7), Robert Irving 3rd(Key on 4, 7), Gary Peacock(B on 1, 3), Buster Williams(B on 2, 5-6), Foley(B on 7), Jimmy Cobb(Ds on 1, 3), Lenny White(Ds on 2, 4, 6-7), Al Foster(Ds on 5), Mino Cinelu(Per on 4, 7), Don Alias(Per on 4, 7) - 1. So What 2. Nefertiti 3. Walkin' 4. In A Silent Way 5. No Blues 6. The Sorcerer 7. Tutu 8. My Funny Valentine

マイルス・デイヴィスゆかりの曲を8曲収録のトリビュートアルバム。かってのマイルスバンドを彷彿とさせる演奏もあれば、自分流にかまわず演奏するミュージシャンもあってさまざまです。前者はウォレス・ルーニー、後者はデイヴ・リーブマンやジョージ・コールマンなどですが、後者の2人の演奏がけっこう印象に残りました。マイルス・バンドにいた人も多く、いろいろと想いはあるかと思います。曲もバリバリのジャズからファンクまでさまざま。1曲目は足あとをたどっていくような演奏だけど、2曲目は雰囲気を醸し出しつつ途中からアップテンポになったり独自の色も見せようとしています。4曲目とか、あるいは7曲目のファンクの曲の混ざり加減が、マイルスの軌跡をたどる上では重要だし、こういう曲が入っても自然な流れになってます。

2011/12/16

Smappies/Rhythmsticks

Smappies
久しぶりのホームページの旧コメントの手直し作業にかかってます。今のところ手持ち新譜がないこともあります。さて、今日のアルバム、’96年に買ってその時は「スゴいメンバー」と思いましたが、その後15年間、現在進行形のジャズを聴いてきて、知っているミュージシャンの名前が増えたら、このアルバムは「ハンパじゃなくスゴいメンバー」のアルバムになってました。まあ、日本サイドにしてみたら、破格の金額の制作費だったろうと思うのですが、J-POP感覚の制作費としてみれば、そのぐらいでアメリカのトップミュージシャンをこれだけ集められるのかな、と思いますが。録音の音圧は今に比べるとちょっと低いですけど、極上のフュージョンミュージックになってます。


Smappies/Rhythmsticks(Aaron) - Released 1996. Dick Oatts(Ss), Jerome Richardson(As), Jerry Dodgion(As), Jay Beckenstain(As), John Scarpulla(As, Ts), Michael Brecker(Ts), Danny McCaslin(Ts), Ronnie Cuber(Bs), Gary Smulyan(Bs), Roger Ingram(Tp), Randy Brecker(Tp), Byron Stripling(Tp), Tony Kadleck(Tp), Arturo Sandoval(Tp), Joseph Giorgianni(Tp), John Allmark(Tp), Jim Pugh(Tb), Slide Hampton(Tb), John Wheeler(Tb), Douglas Purviance(Tb), John Mosca(Tb), Ed Neumeister(Tb), Dave Valentin(Fl), Ted Nash(Fl, Ts), Rich Perry(Fl, Ts), Billy Drewes(Cl, As), Gary Smulyan(Bcl), Earl Mcluntye(Tuba, Tb), Vinnie Colaiuta(Ds), Wiliam "Juju" House(Ds), Omar Hakim(Ds), Tony Cambell(Ds), Bernard Purdie(Ds), Will Lee(B), James Genus(B), Chuck Rainey(B), George Mraz(B), Romero Lubanbo(G), Hiram Bullock(G), Nobuyasu Horikoshi(G), Nick Morock(G), David T. Walker(G), David Spinozza(G), Jim Beard(P), Philippe Saisse(P), Gil Goldstein(P), Ken Morimura(P), Michael Minieri(Vib), William Galison(Harmonica), Don Alias(Per), Cafe(Per), Giovanni Hidalco(Per), Makoto "Kimuchi" Kimura(Per), Pamela Driggs(Vo), Earl Gardner(Flh, Tp), Joe Mosello(Flh, Tp), Glenn Drewes(Flh, Tp), Scott Wendholt(Flh, Tp) - Theme Of 007 James Bond Theme 2. Wirking People 3. Won't Stop Raining 4. Pain 5. Pensando Em Voce 6. Muchacha Bonita 7. Part Time Kiss 8. I Wish You'll Be Happy 9. Morning 10. Happy Birthday

実はこれはインストルメンタルのスマップ曲集(企画モノ)なのですが、これ以上に豪華なミュージシャンがいれかわりたちかわり参加しているアルバムをほとんど知りません。クレジットを見てみると、これでもかっていうぐらいのスゴいメンバー。アレンジもいいので、豪華なフュージョンのアルバムに仕上がっています。マイケル・ブレッカーは1-2曲目、ランディ・ブレッカーは1-2曲目でソロをとっています。他にクレジットにSax Sectionsなど書いてあるのですが、そこに参加しているかどうかは分からず。SMAPの曲を知らなくても、けっこういいフュージョン・ファンクアルバムになっているので、これはこれで楽しめます。「この商品にはSMAPの歌唱は含まれておりません」と外側の印刷に書いてあるのが当時のこの作品の位置付けかも。

2011/12/15

ホームページ、手直しあと1,163枚

ちょうど今、手持ち分の新譜CDが全部片付いたところで、しかも年末の繁忙期に入っています。なかなかブログの更新ができないのももどかしいところ。


’97年にジャズのホームページをはじめて、その時はアルバムごとのコメントがけっこう短かったので、じゃんじゃんホームページの掲載アルバムが増えていきました。最初は、手持ちのCDのリストのつもりで作っていったんです。

http://kudojazz.music.coocan.jp/
’99年に、何だかもの足りなくなって、それ以降のアルバムのコメントは多少長めにして、それ以前のものも手直しをはじめました。それから4−5年の間は過去盤の手直しも割と積極的にやっていたのですが、ここ3−4年はほとんど手直し、やってませんです。

ちょっと前にザクッと手直ししていないアルバムを数えてみたら、あと1,163枚ありました。目視で画面を追って数えたので、ちょっと不正確かもしれないし、特集の参加ミュージシャンがダブっているとその人数分重複しているので、実際にはもっと少ないとは思います。

もう50歳の壁は超えてしまって、残りの人生で直しきれるものなのか、分かりません。毎日専念すれば3年とちょっとでできるんですが、その間にも新譜が出てきますしね。また、Webの情報の価値観が変わってきているので、全部直しても直さなくても大して違いはないなあ、とも思いますし。

ただ、今月から来月にかけてのように、注文枚数が少ない時もあるので、その時は過去盤のコメント手直しもいいんじゃないかなあ、とも思います。でも、どれから手をつけるかだよなあ。

2011/12/12

Speak To Me/Marc Copland/John Abercrombie

Marcspeak
過去のアルバムでも何回も共演歴のある2人ですが、2人だけのデュオというのはこのアルバムが最初じゃなかったかなあ、と思います。淡色系で繊細なサウンドなのは2人が共通して持っているものなので、アップテンポ気味でも割とおとなしめに感じてしまって、物足りないっていう方はいるでしょうね。でも、こういうキャラクターって他ではあまりないので、このデュオもなかなかいいのでは、と思います。私はどちらのミュージシャンも割と追っかけなので、この2人だということで、早いうちから飛び付きました。まあ、地味といえば地味なんだけど、そこが逆に味わいがあっていいんじゃないのかな、と思いました。


Speak To Me/Marc Copland(P)/John Abercrombie(G)(Pirout)(輸入盤) - Recorded March 14 and 15, 2011. - 1. Left Behind 2. Speak To Me 3. Seven 4. If I Should Lose You 5. Blues Connotation 6. So Long 7. Falling Again 8. Talking Blues 9. Witch Craft

(11/12/11)マーク・コープランド作が3曲(2、7-8曲目)、ジョン・アバークロンビー作が3曲(1、3、6曲目)で、他はスタンダードやジャズメン・オリジナル。綾織り系の淡白なミュージシャン2人のデュオなので、淡い色の、叙情的な世界が広がっています。アップテンポの曲はないけれど、この2人なら許せてしまいます。1曲目からして美しいサウンドで語り合いながら進行していくさまは、他のミュージシャンではなかなかないだろうな、と思いつつ。ある程度の緊張感と浮遊感、そしてテンポがあるのだけれど、不思議と繊細な味付けになってしまうタイトル曲の2曲目。既成の曲も、メロディこそおなじみであるものの、スウィングするような曲調(4、9曲目)でも、かなり2人のカラーが出ています。ブルースというタイトルがあっても薄めです。

2011/12/11

Conversations With Christian/Christian McBride

Christianconver
ビッグ・バンドに続いて、クリスチャン・マクブライドはデュオのアルバムを出してきました。しかも全13曲、1曲ごとにそれぞれの相手が違うという試み。でも彼ほどのベーシストになると、デュオという編成でもものすごい安定感と安心感がありますね。フレーズのひとつひとつがビンビン響いてきます。前のビッグ・バンドの入力レベルが低かっただけにちょっと心配でしたが、こちらはバッチリと大きく録れているので、これまた満足して聴けます。曲ごとにゲストが違うといっても、ある程度の一貫性はあるので、ラストはちょっと流れが変わったかもしれないけど、おおむねスムーズな曲順の流れだと思います。


Conversations With Christian/Christian McBride(B)(Mack Avenue)(輸入盤) - Released 2011. Angelique Kidjo(Vo on 1), Regina Carter(Vln on 2), Sting(G, Vo on 3), Eddie Palmieri(P on 4), Roy Hargrove(Tp on 5), Dr. Billy Taylor(P on 6), Dee Dee Bridgewater(Vo on 7), Hank Jones(P on 8), George Duke(P on 9), Chick Corea(P on 10), Russell Malone(G on 11), Ron Blake(Ts on 12), Gina Gershorn(Vo on 13) - 1. Afirika 2. Fat Bach And Greens 3. Consider Me Gone 4. Guajeo Y Tumbao 5. Baubles, Bangles And Beads 6. Spiritual 7. It's Your Thing 8. Alone Together 9. Tango Improvisation #1 10. Sister Rosa 12. Shake'n Blake 13. Chitlins And Gefiltefish

(11/12/10)共作のインプロヴィゼーション(10曲目)はじめ、クリスチャン・マクブライド作は9、11-13曲目。ベースと、1曲ごとにさまざまなミュージシャンやシンガーを迎えてのデュオアルバムで、全13曲。他は相手の曲もあればスタンダードなど、さまざま。ベースの音も大きめで、曲に合わせていろいろなテクニックでフレーズを披露しているし、その音もなかなかいいので、ベースファンにはたまらないかも。とにかく曲調に合わせたベースのフレーズひとつひとつが心地良いし、ダイナミック。2曲目ではアルコ奏法も披露しています。8曲目には今は亡きハンク・ジョーンズとのデュオもあります。13曲目のみ掛け合いの声が入っているブルース進行の曲だけど、他はある程度からどっぷりとまで、ジャズのフィーリングに満ちています。

2011/12/10

Nights On Earth/Vince Mendoza

Vincenaights
このアルバムは輸入盤でちょうど1ヵ月前に入手したので、国内盤よりもはるかに遅れ、しかもさらに時間が経ってからのアップです。原因は、クレジットの転記がけっこう大変だから(笑)。でも内容は、ちょっとジャズのジャンルでいいのかどうか、というのは、そのサウンドの多様性にありますけど、これこそが極上のサウンドになっています。さすがヴィンス・メンドゥーサのリーダー作。ハマると何回も聴きたくなりますね。出演者の豪華なこと、曲によって薄暮のイメージは変わらないにしてもカラフルなこと。ゴージャスな感じから、ラストの小編成の曲まで一気に70分、聴かせてくれます。


Nights On Earth/Vince Mendoza(Comp, Arr, Cond, Key on 7, 9)(Horizontal)(輸入盤) - Recorded February - July 2010. Lorraine Perry(Vo on 10), Luciana Souza(Vo on3), Tom Diakite(Kora, Vo on 7), Jim Walker(Fl on 2, 11), Joe Lovano(Ts on 5, 8), Bob Mintzer(Ts, Bcl on 3. 11), Stephane Guillaume(Ts, Ss on 4, 7), Ambrose Akinmusire(Tp on 3), Rick Todd(French Horn on 1, 4, 11), Jim Self(Tuba on 1, 4), John Abercrombie(G on 2, 5, 8), John Scofield(G on 3, 10), Nguyen Le(G on 1, 4, 7), Romero Lubambo(G on 3), Louis Winsberg(G on 1), Alan Pasqua(P on 1, 3-4, 9-11), Kenny Werner(P on 2, 5, 8), Larry Goldings(Org on 1, 4, 10), Michel Alibo(B on 7), Jimmy Johnson(B on 1, 3-4, 9-11), Christian McBride(B on 2, 5, 8), Peter Erskine(Ds on 1, 3-4, 9-11), Greg Hutchinson(Ds on 2, 5, 8), Kariz Ziad(Ds on 7), Alex Acuna(Per on 1, 3, 11), Luis Conte(Per on 4, 9-10), Christo Certez(Palmas on 1), Rhani Krila(Per on 7), Miguel Sanchez(Palmas, Cajon on 1), Hector Del Curto(Bandoneon on 6, 9, 12), Marcia Dickstein(Harp on 2, 11), Andy Narell(Steel Ds on 4), Jesse Mills(Vln on 6, 9), Arnaud Sussman(Vln on 6, 9), Dov Sheindlin(Viola on 6, 9), Fred Sherry(Cello on 6, 9, 12), Gregg August(B on 6, 9), Judd Miller(Synth Prog on 7, 9), The Metropole Orkest(on 2-3, 5, 7-8) - 1. Otono 2. Poem Of The Moon 3. So Mar 4. Conchita 5. The Stars You Saw 6. Addio 7. Shekere 8. Beauty And Sadness 9. The Night We Met 10. Gracias 11. Everything Is You 12. Lullaby

(11/12/09)2曲の作詞を除けば、全曲ヴィンス・メンドゥーサの作曲。壮大な楽曲と豪華で豊富なメンバーが入れ替わり立ち替わり演奏しています。ジャズとかフュージョンとかいうよりも、ボッサその他の影響とか、映画音楽的にも聴こえることがあり、ジャズその他のミュージシャンを使っての、そのアレンジには脱帽です。全編にわたって手が入っている感じで、アドリブ一発的なところはほとんど見当たりません。ミュージシャンや楽器の適材適所の配置で、うまいところにソロが入り、そのでき上がった演奏はたいしたもの。アルバムタイトルからもあるように薄暮の淡色系で綾織り系なサウンド。その豪華な演奏をドラマ的な雰囲気で聴いていくのがいい感じ。まさにドラマチックな展開。6、9、12曲目のバンドネオンがいい音で鳴ります。

2011/12/09

Trioing/Jonathan Kreisberg

Jonathantrio
ジョナサン・クライスバーグのこのアルバムは入手困難だったのですが、12月に再発されたので、買ってみました。元々は’04年の8月に「Nine Stories Wide/Jonathan Kreisberg Trio」(Criss Cross 1244)(輸入盤)を聴いてけっこう気に入り、彼のアルバムを追いかけるようになったのが最初です。それと同時にこれがCriss Crossレーベルを聴いた最初の1枚で、やっっぱりこれをきっかけにCriss Crossレーベルを全部集めてしまうきっかけにもなりました。今日のはそれより前のアルバムで、当時からギターのウデは素晴らしかったことを証明してます。ちょっとさかのぼって聴いて良かった1枚となりました。


Trioing/Jonathan Kreisberg(G)(New For Now Music)(輸入盤) - Recorded October 25, 2001. Johannes Weidenmuller(B), Ari Hoenig(Ds) - 1. Countdown 2. All Of You 3. Sweet And Lovely 4. I Fall In Love Too Easily 5. Sorcerer 6. Old Devil Moon 7. A Child Is Born 8. Have You Met Mrs. Jones? 9. Ugly Beauty

(11/12/09)全曲スタンダードかジャズメン・オリジナル。ギター・トリオのアルバムですが、けっこう音数も多く、メロディの中にコードをはさみこんだりして、ピアノレスでも全然寂しくないのは、当時からのギターの腕の良さ。やはり白くてやや繊細さがのぞきますが、時にバリバリと速いフレーズで引きまくる時のスピード感とフレーズのつながり感も強烈です。特に6曲目のスピード感はなかなか。タダ者ではない雰囲気を当時から持っています。ドラムスでアリ・ホーニッグが参加していますが、今ほどではないにしても、やはり個性的。ベースは割とオーソドックスなタイプだけど、出るときは出る感じ。とにかくギターにホレボレしてしますが、有名な曲が多いので、対峙して聴いても聴き流してもいい感じに優しく寄り添ってくれるような雰囲気。

2011/12/06

The Art Of The Trio Recordings: 1996-2001/Brad Mehldau Trio

Bradtheart96
ブラッド・メルドー・トリオのホルヘ・ロッシィ参加時のレコーディングが、未発表演奏(CD7枚目)を含めて、BOXで再発されました。元はワーナー・ブラザースからの発売だったのですが、今はノンサッチからの発売になっています。今朝一番で届いたので、とりあえず未発表演奏のみ聴きました。時間的に全部は無理なのと、他のCDは以前に私のホームページのブラッド・メルドーのところに書いてありますので、そちらをご参照ください。それにしてもCD7枚組なのに安いです。円高の影響、CD自体の値崩れなどいろいろ要因はあるのでしょうけれども。この値段なら、聴いてみる価値はあると思います。趣味と実益を兼ねて中古CDの売買に参入しようと考えてましたが、この値崩れで、躊躇してしまっています。


The Art Of The Trio Recordings: 1996-2001/Brad Mehldau(P) Trio(Nonesuch)(輸入盤)

The Art Of The Trio Vol.1/Brad Mehldau(P) - Recorded September 4-5, 1996. Larry Grenadier(B), Jorge Rossy(Ds) - 1. Blame It On My Youth 2. I Didn't Know What Time It Was 3. Ron's Place 4. Blackbird 5. Lament For Linus 6. Mignon's Song 7. I Fall In Love Too Easily 8. Lucid 9. Nobody Else But Me

Live At the Village Vanguard/The Art Of The Trio Vol.2/Brad Mehldau(P) - Recorded July 29 - August 3, 1997. Larry Grenadier(B), Jorge Rossy(Ds) - 1. It's All Right With Me 2. Young And Foolish 3. Monk's Dream 4. The Way You Look Tonight 5. Moon River 6. Countdown

Songs/The Art Of The Trio Vol.3/Brad Mehldau(P) - Recorded May 27-28, 1998. Larry Grenadier(B), Jorge Rossy(Ds) - 1. Song-Song 2. Bewitched, Bothered And Bewitched 3. Exit Music 5. At A Loss 6. Convalescent 7. For All We Know 8. River Man 9. Young At Heart 10. Sehnsucht

Back At The Vanguard/The Art Of The Trio Vol.4/Brad Mehldau(P) - Recorded January 5-10, 1999. Larry Grenadier(B), Jorge Rossy(Ds) - 1. All The Things You Are 2. Sehnsucht 3. Nice Pass 4. Solar 5. London Blues 6. I'll Be Seeing You 7. Exit Music (For A Film)

Progression: Art Of The Trio Vol. 5/Brad Mehldau(P) - Recorded September 22-24, 2000. Larry Grenadier(B), Jorge Rossy(Ds) - 1. The More I See You 2. Dream's Monk 3. The Folks Who Live On The Hill 4. Alone Together 5. It Might As Well Be Spring 6. Cry Me A River 7. River Man 8.Quit 9. Secret Love 10. Sublation 11. Resignation 12. Long Ago And Far Away 13. How Long Has This Been Going On?

The Art Of The Trio/Additional Recordings:1997-2001. Brad Mehldau(P) - Recorded July-August 1997, January 1999 and September 2001. Larry Grenadier(B), Jorge Rossy(Ds) - 1. London Blues 2. Unrequied 3. Ron's Place 4. In The Wee Small Hours Of The Morning 5. Lament For Linus

(11/12/06)CD7枚組再発のBOXセットで、最後の1枚のみ未発表録音。ここでは未発表の7枚目のみのコメント。5曲44分収録。4曲目がデヴィッド・マン&ボブ・ヒリヤードの曲の他は全曲ブラッド・メルドーの作曲。アップテンポの4ビートで、しかもワンコードかな、バリバリとモーダルに攻めていくさまはブルースという感じではないけど、ピアノの速いフレーズの疾走感があってカッコ良い1曲目、映画音楽のようにしっとりとした出だしだけどベースソロをはさんで中盤で盛り上がる2曲目、変拍子系なのかビートにあいまいさを残しつつ、淡々と。時にバリバリと進んでいく3曲目、やや明るめで美しいメロディが非常に印象に残るバラードの4曲目、不思議なコード進行のテーマで浮遊感を持ちつつ時に速いフレーズで盛り上がる5曲目。

2011/12/04

George Friedrich Handel/Dei Acht Grossen Suiten/Lisa Smirnova

2213
ECMレーベルも12月はお休みのようで、リリースがほとんどなくなります。これが’11年最後のリリースだそうです。ECM New Seriesも、正統派クラシックのアルバムが目立つようになりました。ピアニストのリサ・スミルノワは検索すると、まだあまりアルバムを出してないようですが、ECMが目をつけるだけあって、ここでのヘンデル、けっこう素晴らしく聴こえてきます。じっくり聴くのもいいし、こういうバロック系統の音楽だと、静かにBGMで聴いているのも落ちつきます。作曲の年表も調べてみたけれど、もしかしたらこの続編も計画されているのかな? だとしたら、楽しみではあります。


George Friedrich Handel/Dei Acht Grossen Suiten/Lisa Smirnova(P)(ECM New Series 2213/14)(輸入盤) - Recorded 2007-2009. - 1-4. Suite No.2 F Major HWV427 5-9. Suite No.8 F Minor HWV433 10-14. Suite No.4 E Minor HWV429 15-18. Suite No.5 E Major HWV430 19-24. Suite No.3 D Minor HWV428 25-28. Suite No.6 F-sharp Minor HWV431 29-32. Suite No.1 A Major HWV426 33-38. Suite No.7 G Minor HWV432

(11/12/03)CD2枚組。ヘンデルはドイツ生まれでイギリスに帰化した18世紀の作曲家。これらの曲は1720年に作曲され、「クラヴィーア組曲第1巻」という位置付けのようです。バロック音楽で、何となく曲調からバッハにも似ているけれども、彼らは同時期に活躍した作曲家。もう少し変化にも富んでいて、それがリサ・スミルノワの演奏するピアノで、ヘンデルの世界にどんどん引きこまれていくような感じです。正統派のバロック音楽の世界です。

2011/12/03

MSMW Live - In Case The World Changes Its Mind/Medeski, Scofield, Martin & Wood

Msmwlive
メデスキ、スコフィールド、マーティン&ウッドもこれで何作目かになるんだけど、これはCD2枚組で収録時間も長く、内容もけっこうカッコ良いので、いよいよこれが決定打かな、と思わせるアルバムでした。実は私、ジャズもフュージョンもファンクも好きですが、いわゆるジャムバンド系というのがあまり得意ではなくて、ちょっと避けて通っていたところもあります。でもこのアルバムはジョン・スコが前面に出ていることもあって、また曲がいろいろのサウンドが展開されていて、こういうアルバムならもっと聴きたい、という気持ちにさせてくれました。このメンバーでの次回作にも期待したいです。


MSMW Live - In Case The World Changes Its Mind/John Medeski(Key), John Scofield(G), Billy Martin(Ds, Per) & Chris Wood(B)(Indirecto Records)(輸入盤) - Released 2011(Recorded 2006?). - 1. A Go Go 2. Deadzy 3. What Now 4. Tootie Ma Is A Big Fine Thing 5. Cachaca 6. In Case The World Changes Its Mind 7. Miles Behind 8. Little Water Rides Again 9. Hanuman 10. Amazing Grace 11. Southern Pacific 12. Hottentot

(11/12/02)CD2枚組のライヴ。メデスキ、マーティン&ウッドとジョン・スコフィールドのグループ。ジョン・スコ作は、1-2、8、11-12曲目。クリス・ウッド作が5曲目、トラディショナルが4、10曲目、他は4人の曲ですが、フリー・インプロゼーションか合作かは分からず。ジョン・スコのギターがやはり圧倒的ですが、MMWサイドでもジャム・バンド的アプローチからややフリー、ファンク的なものまで演奏していて、カッコ良いアプローチを聴かせてます。ベースもエレキ・ベース、ウッド・ベースを使い分けていて変化に富んだサウンド。昔はジャム・バンドはまあそんなものかというイメージがあったけど、ここまでカッコ良くなると、けっこういい。7曲目はタイトルからもエレクトリック・マイルスの影響を感じる。10曲目はかなり盛り上がるバラード。

2011/12/02

私的’11年のアルバム3枚

2162
Johnamoment
Ueharavoice
今回の私的ベスト3は、7月に書いた上半期のものと同じでした。いいアルバムは上半期に偏っていたというわけでもないんですけど、選び直してみたら、やっぱり同じでした。12月は聴く新譜が非常に少ないので、ここで締めてしまいます。


総合部門
このアルバムは評価がいろいろな感じですけど、自分の中ではダントツでした。秋にポール・モチアンが亡くなりました。ご冥福をお祈りします。

Live At Birdland/Lee Konitz(As)/Brad Mehldau(P)/Charlie Haden(B)/Paul Motian(Ds)(ECM 2162)(輸入盤) - Recorded December 2009. - 1. Lover Man 2. Lullaby Of Birdland 3. Solar 4. I Fall In Love Too Easily 5. You Stepped Out Of A Dream 6. Oleo

(11/05/18)大物ばかりの演奏だし、ECMでスタンダード・ジャズの演奏ばかりの特異なケース。1曲目から、ややスローで4ビートを刻んではいないですが、リー・コニッツの吹く温かみのある「ジャズ」を展開し、ブラッド・メルドーはフレーズが歌いつつも時にドキッとするフレーズを奏でています。チャーリー・ヘイデンはドシッとした落ちついた演奏をして、ポール・モチアンは地味ながら円熟の境地を見せます。2曲目にはウォーキング・ベースが一部混ざり、ますます「ジャズ」に。曲の解体度ではメルドーかな。3曲目で曲を解体寸前まで持っていき、その感を強くします。しっとりと語りかけてくるバラードの4曲目、明るく軽快ながらウォーキングにはならないミディアムの5曲目、曲調に反して空間的な自由度があり、異色感の目立つ6曲目。


ギター部門
たまにはリラックスして聴けるスゴいアルバムを。秋に出たMSMW Liveよりはこちらの方が好み。

A Moment's Peace/John Scofield(G)(EmArcy)(輸入盤) - Recorded January 2011. Larry Goldings(P, Org), Scott Colley(B), Brian Blade(Ds) - 1. Simply Put 2. I Will 3. Lawns 4. Throw It Away 5. I Want To Talk About You 6. Ge Baby Ain't I Good To You 7. Johan 8. Mood Returns 9. Already September 10. You Don't Know What Love Is 11. Plain Song 12. I Loves You Porgy

(11/05/29)ジョン・スコフィールドのバラード集。バラード集とはいってもミディアムのテンポで曲の中盤あたりで盛り上がる曲もあって、変化はあります。彼の作曲は1、7-9、11曲目で、他はジャズメン・オリジナルやポップス、スタンダードなど。オリジナルも既成曲もうまく調和していて、ゆったりした曲が多めだし、リラックスして聴くことができます。それでもスゴいメンバーでの録音ではあるし、ジョン・スコのギターは聴けばすぐ分かるだけの個性と説得力を持っていて、アップテンポの曲をスリリングに演奏することはなくても、けっこう満足度は高いです。どこを切ってもジョン・スコ。この曲調でのラリー・ゴールディンクスはピアノもオルガンもいい感じ。全体的には淡いブルージーといった感覚がありますが、都会的なスマートさもあり。


フュージョン部門
私の上原ひろみのベスト出現率は高いのですが、メンバーチェンジでまたまたやってくれました。

ヴォイス/上原ひろみ(Telarc)
Voice/Hiromi Urhara(P)(Telarc) - Recorded November 9-11, 2010. The Trio Project Featuring: Anthony Jackson(B), Simon Philips(Ds) - 1. Voice 2. Flashback 3. Now Or Never 4. Temptation 5. Labyrinth 6. Desire 7. Haze 8. Delusion 9. Beethoven's Piano Sonata No.8, Pathetique

9曲目がベートーベンのクラシック曲の他は上原ひろみ作曲。メンバーチェンジもあり変拍子も多く、よりプログレファンク的なサウンド。静かな出だしから8分の9拍子でドラマチックに展開していくタイトル曲の1曲目、ファンクから4ビートもあり、5拍子、4拍子と、どんどん変化のある2曲目、リズムのキメが多めで何となく浮遊感も垣間見える3曲目、マイナー系で落ちついたメロディアス系ファンクの4曲目、沈みがちながらも哀愁とビートの調和を見せつつ後半かなり盛り上がっていく5曲目、キメと予想を裏切るドラマチックな展開がせわしなくうれしい6曲目、早いパッセージのソロ・ピアノでクラシック的な情緒もあるような7曲目、8分の7拍子基調で哀愁漂う美しいメロディの8曲目、クラシックよりは普通にバラードとして聴ける9曲目。(11年3月16日発売)


(追記)次点は次のアルバムです。これらも気持ち的にはベスト3に入れたいところですけど、そうするとECMばかりになってしまうので。
Rio/Keith Jarrett(P)(ECM 2198/99)(輸入盤)
Orvieto/Chick Corea(P)/Stefano Bollani(P)(ECM 2222)(輸入盤)

2011/12/01

A Child Is Born/Geri Allen

Gerichild
ジェリ・アレンの新譜が出ましたが、最初はソロ・ピアノ集としての情報しか持ってなかったんですけど、届いてみたらクリスマス・ソング集だったんですね。びっくりしました。まあ、クリスマス・ソングは私も好きですけど。ただ、ジェリのこと、クリスマスっぽく荘厳な雰囲気、あるいはパーティを意識して明るい雰囲気、または子供向けの、とかそういう曲もありますけど、中には解体再構築パターンとか、ヴォーカルは入っているんだけど、メインではなさそうな、とか、ひとクセもふたクセもありそうなアルバムでした。基本的にはまあ、普通にピアノで弾いてはいるんですが。こういうクリスマス・ソング集はやっぱり彼女らしいなあ、と思ってしまいました。


A Child Is Born/Geri Allen(P, Key, Org, Celeste, Clavinet)(Motema Music)(輸入盤) - Recorded January 14-15 and April 27-28, 2011. Guest: Connaitre Miller(Vo), Carolyn Brewer(Vo), Barbara Roney(Vo), Farah Jasmine Griffin(Spoken Word), Jaimeo Brown(Vo spindscape engineering and design) - 1. Angels We Have Heard On High 2. A Child Is Born 3. Imagining Gena At Sunrise 4. O Come, O Come, Emmanuel 5. Journey To Bethlehem 6. We Three Kings 7. Little Drummer Boy 8. God Is With Us 9. Amazing Grace 10. Christmas Medley: Away In A Manger/What Child Is This/Silent Night 11. Imaging Gena At Sunset 12. Let Us Break Bread Together 13. It Came Upon A Midnight Clear 14. O Come, O Come, Emmanuel

(11/11/30)クリスマス・ソング集。ジェリ・アレンの作曲は5、8曲目のみで、有名なクリスマス曲やトラディショナル主体。素直なメロディで厳かさや明るい雰囲気のものもあれば、解体再構築的なメロディにしてしまって、ほのかに原曲を垣間見せるもの、たまにピアノ以外の鍵盤楽器を使って短かめの曲を弾いたり、曲ごとに自由な雰囲気で演奏をしています。クリスマスでの席にはちょっとこれをかけるのは合わないかも、と思うのですが、逆にクリスマスを意識しないでも、彼女のピアノを好きな方にはけっこう好みなんじゃないかな、と思います。荘厳な先には原初的な魂が見えるような、そんな曲もあったり。一部ではヴォーカルの曲があって、それもヴォーカルメインで聴かせるというよりは、サウンドの一部として使用している感じ。

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