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2011/10/19

Modern Music/Brad Mehldau/Kevin Hayes/Patrick Zimmerli

Bradmodern
ブラッド・メルドーの新作が出ましたが、どちらかというとメインは作曲・アレンジのPatrick Zimmerliのようで、ケヴィン・ヘイズとの2台のピアノでの演奏となっています。共演作の分類かな? 今月は他にもボブ・ジェームスと松居慶子、チック・コリアとステファノ・ボラーニという2人のピアニストのデュオ・アルバムを続けて聴きましたが、どれも方向性が違っているし、甲乙つけがたいなあ、というのが本音です。ピアノのデュオなので、やはりゴリゴリのジャズというわけにいかず、要素としてはクラシック的な音世界が、アルバムごとにその強さは違うにしろあらわれています。でも元々こういうサウンドは好きなので、今日のこのアルバムも、けっこう良かった印象です。ジャンル分けのジャズは便宜上と思っていただければ。


Modern Music/Brad Mehldau(P)/Kevin Hayes(P)/Patrick Zimmerli(Comp, Arr)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded October 13-14, 2010. - 1. Crazy Quilt 2. Unrequited 3. Generatrix 4. Celtic Folk Melody 5. Excerpt From Music For 18 Musicians 6. Lonely Woman 7. Modern Music 8. Elegia 9. Excerpt From String Quartet No.5

(11/10/18)プロデューサー兼アレンジのPatrick Zimmerliは1、3-4、7曲目の作曲、ブラッド・メルドー作が2曲目、ケヴィン・ヘイズ作は8曲目。2人のピアニストともクリアで明晰なタッチやフレーズなので、ジャジーなノリは時にはあっても、端正でクラシック的な印象の部分が目立ちます。5、9曲目は題材が現代音楽ですし。他にオーネット・コールマン作が6曲目。2、8曲目はロマンチックな曲で、クラシックの情緒も。こちら方面も得意な2人のこと、ピアノ2台ではっきりとした輪郭を描くような表現。素朴で静かな世界を表現する4曲目もシンプルでかえっていい感じ。スティーヴ・ライヒ作のミニマルの表現方法もなかなか見事な5曲目、クラシカルかつ荘厳な6曲目、5拍子のタイトル曲も華がある7曲目、雰囲気的には穏やかな9曲目。

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コメント

こちらからもTBさせていただきます。
Patrick Zimmerliはジャズの人ではなさそうな感じだったので、聴く前は全く期待していなかったのですが、さすがにこの2人だけあって素晴らしい演奏だったです。
息もぴったり合っていて、どちらが弾いているのか分からなくなるぐらいでした。
またPatrick Zimmerliの楽曲も、クラシックのような堅苦しさがなくて好感が持てました。

910さま、、
トラバありがとうございました。
わたしは、ボブ・ジェームスと松居慶子は聴いてないのですが、これもチック・コリアとステファノ・ボラーニも、本当にどちらも好きです。
2枚とも、方向性は違いますが、素晴らしいと思うのです。
で、一般的には、抽象的なイメージで難解?って、思われやすいですが、、わたしは聴きやすいと、感じたのは、こちらです。

1枚のアルバムが、大きな流れのようにおさまっていて、
頭から、そのイメージがなかなか抜けませんでした。

>naryさん

TBどうもありがとうございます。

クラシック(現代音楽)畑の作曲家だと、難解に作曲するのが前世紀から流行っていたようですが、ここでは現代音楽の2曲も割と聴きやすくなっていたですね。2人のピアニストの力にもよるのでしょうが、Patrick Zimmerliの編曲も素晴らしいのだと思います。

>Suzuckさん

TBどうもありがとうございます。

確かにチック/ボラーニ盤よりはこちらの方が少しクリアで明快って感じもしてますね。それは音場の録音の仕方も影響しているのかもしれませんけど、こちらは作曲アレンジする人との3者のコラボレーションという点でも、違っていたのかもしれません。やっていることの割には分かりやすかったです。

910さん、こんにちは、monakaです。
このアルバム総じて評判いいですね。
ピアノの鳴り方を楽しむようなとこがあってクラシック的でしたが、逆にバックグラウンドでいつ鳴っててもいいかもしれません。
TBさせていただきます。

>monakaさん

TBどうもありがとうございます。

2人のピアノのフレーズもさることながら、ピアノの音が良く録れていたと思いました。クラシックっぽさはあるにしても、割と聴きやすかったこともプラスの要因になっています。

910様 こんばんは。
ピアノ2台の音楽、という以外に言い方に困るというかジャンルをより分けるのが面倒な作品ですね。それでいて聴きやすいのでよく出来ていると感じました。個人的にはメルドーにはドジャズを求めていないので期待に沿った内容でした。

>ki-maさん

TBどうもありがとうございます。

ジャズというにはちょっと、なんですけど、譜面にされている割合とかには興味があります。カチッとしているように見えて、実はインプロヴィゼーションだった、なんてことも考えると楽しいですね。なかなか気に入ったアルバムの1枚になりました。

工藤さん,こんにちは。TBありがとうございました。

このアルバムのいいところは,音楽としての美しさもありますが,集中力が維持できる適切な収録時間というのもあると思いました。50分弱でプレイバックが終わるというのは適切だと思いますし,余韻にひたるにも丁度いいですよね。

もちろん,演奏が優れていることには一点の疑問もありません。

ということで,こちらからもTBさせて頂きます。

>中年音楽狂さん

TBどうもありがとうございます。

1曲の長さも全体的な長さも、クラシック的な要素も強いにしても、適度な長さで引き締まって聴こえて、ちょうど良く終わったなあ、という感想は私も持ちました。それにしても素晴らしい演奏です。

今月はなぜかピアノデュオを3作聴いてしまいましたが、どれもいい感じでした。

こんばんは。素晴らしいアルバムですね。amazon.co.ukで頼んだので少し入手に時間がかかりました。じりじりしながら待ったのですが、届いてびっくりの素晴らしさ。最近は現代音楽もちょぼちょぼ聴いているのですが、そのpositiveな部分とジャズを合わせたような、本当に素晴らしいです。
TBさせて頂きます。

>kenさん

TBどうもありがとうございます。

最初はちょっと身構えてしまったのですけれど、けっこうはっきりしていて分かりやすい音楽でした。なぜか現代音楽のピアノ版2曲もそのようで、これらもなかなかインパクトが強かったでした。メルドー、次はどこへ行ってしまうんでしょうね。

2人のピアニストを使ってPatrick Zimmerliの音世界を構築したアルバムなんだとは思いますが..。
この演奏を経験したことにより、2人のピアニストの表現の幅が広がるんじゃないかと言う方の期待感を感じました。
両ピアニストの次の(ごりごりジャズの)作品の期待感が高まっています。

TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

>oza。さん

TBどうもありがとうございます。

新譜情報を見た時、Patrick Zimmerliって誰?状態だったのですが、聴いてみて、いわゆるジャズではない(インプロヴィゼーションはあると思いますが)けど、けっこういいアルバムではありました。

でも、そろそろトリオも聞きたいなあ、なんてことを思っています。

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