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2011/08/31

Coming Out & Pastiche/The Manhattan Transfer

Manhattancoming
いやー、久しぶりにダブり買いをやらかしてしまいました。ただ、2in1とお得なCDでセールで千円で入手したうえ、ポイント10倍だったので、実質900円の損か。でも、送料を無料にするために、もう1枚買っているしなあ。聴き終わった時点で気がついて、今回はアップするのをやめようかとも思ったのですが、ミュージシャン別のアルバムコメントが直ったこともあり、コメントを変えてアップすることにしました。いちおう買う時にチェックしたつもりだったんだけど、それぞれ「華麗なる開花」「ニューヨーク・エッセンス」という邦題がCDの背にあったので、初CD化かと勘違いしてました。もっとちゃんとチェックしておけば...。これだけ売れたグループで、それはないよなあ、と今更ながら思ったのでした。


Coming Out & Pastiche/The Manhattan Transfer(Rhino)(輸入盤) - 「Coming Out」 - Released 1976. The Manhattan Transfer: Tim Hauser(Vo), Laurel Masse(Vo), Alan Paul(Vo), Janis Siegel(Vo), Roy Markowitz(Ds), Paul Griffin(Org), Andy Muson(B), Ira New Born(G), Bobbye Hall Porter(Per), Michael Brecker(Ts, Ss), Randy Brecker(Tp), Ringo Starr(Ds), Jim Keltner(Ds), Dr. John(P), Doug Throngren(Per), Jim Gordon(Ds), John Bernes(P), Ben Benay(G), Steve Paietta(Accordion), Jay Migliori(Ts), Rick Shlosser(Ds), Clarence MacDonakd(P), Palph MacDonald(Per, Conga), Jackie Kelso(Ts, Bs), Jim Nelson(Ds), Bill Payne(P), Roger Steinman(P), Arthur Jenkins, Jr.(P), Nick Marreto(Timbales), Johnny Rodriguez(Per), David Kemper(Ds), Bob Bowles(P), Dave Frishberg(P, Clavinet), Mike Melvoin(P) - 1. Don't Let Go 2. Zindy Lou 3. Chanson D'Amour 4. Helpless 5. Scotch And Soda 6. The Speak Up Mambo [Cuentame] 7. Poinciana [The Song Of The Tree] 8. S.O.S. 9. Popsicle Toes 10. It Wouldn't Have Made Any Difference 11. The Thought Of Loving You 「Pastiche」 - Recorded Decemer 1976 - September 1977. The Manhattan Transfer: Tim Hauser(Vo), Laurel Masse(Vo), Alan Paul(Vo), Janis Siegel(Vo), Art Rodriguez(Ds), Andy Moson(B), Jon Mayer(P), Ira Newborn(G), Al Corn(Sax), Lew DelGatto(Sax), Jimmy Guiffre(Sax), Lee Konitz(Sax), Randy Brecker(Tp), Marky Markowitz(Tp), Alan Rubin(Tp), Marin Stamm(Tp), Wayne Andre(Tb), Hurbie Green(Tb), David Taylor(Tb), Steve Gadd(Ds), Stu Woods(B), Don Grolnick(Key), Dick Frank(G), Buddy Emmons(Steel G), Tmmy Vig(Per), David Banks(Rodeo Yell), Jim Gordon(Ds), John Barnes(P), Pete Wade(G), Harlie McCoy(Harmonica), Johnny Gimble(Vln), Hubert Haster(Vln), Shorty Lavender(Vln), Britt Woodman(Tb), David Wallace(P, Harpsicord, Calliope), Larry Emerine(Clash Symbals), Vince Fanuele(Tb), Jack Redmond(Tb), Steven Schaeffer(Ds), Mike Boddicker(Oberheim), Dave Frishberg(P), MIke Melvoin(Key), Bobbye Hall(Per), Jeanne Ashby(Harp), Jeff Porcaro(Ds), Scott Edwards(B), David Foster(P), Jay Grayton(G), Ben Benay(G), Victor Feldman(Per), Williw Hall(Ds), Donald'Duck' Dunn(B), Bokker T. Jones(P, Org), Richard Tee(P), Steve Cropper(G), Tom Hensley(P), Peter Johnson(Ds), Michael Schnoebelen(B), Wayne Johnson(G), Don Roberts(Bs), etc. - 12. Four Brothers 13. A Gal In Calico 14. Love For Sale 15. Je Voulais [Te Dire Que Je T'Attends] 16. On A Little Street In Singapore 17. In A Mellow Tone 18. Walk In Love 19. Who, What, Where, When Why 20. It's Not The Spotlight 21. Pieces Of Dreams 22. Where Did Our Love Go? 23. Single Girl

(11/08/30)「Coming Out」は邦題「華麗なる開花」。1曲目はなんとブレッカー・ブラザースでの参加ですが、ホーン・セクションとしての取り扱い。7曲目はソプラノサックスでソロをとっています。聴き流していても、アルバムとしてのクオリティは高いかも。ランディの方は「Pastiche」の1曲目にも参加しています。これらのアルバム以後と比べると、ちょっと地味かなとも思えますが、それでもタイトルまでは把握していなくても、知っている曲も混ざっていたり、当時のエンターテイメントとしてはなかなかやるな、という感じ。時にスタンダードが入っていても、全体的な印象としては、当時のポップス路線ではなかったかと。12曲目は4ビートですけれども。個人的にはブレッカー兄弟、スティーヴ・ガッド、リチャード・ティーの参加した曲があったり、マイケル・フランクスの曲を早々と取り上げたり、と曲ごとにも楽しめるところはあります。やはり後半の方がよりエンターテイメントに徹してます。

2011/08/30

Siren/Uri Caine Trio

Urisiren
Winter&Winterレーベルも気に入ったミュージシャンしか買わなくなったので、けっこう飛び飛びになってしまいました。ユリ・ケインのピアノ・トリオの新譜です。とは言うものの、一般的なトリオのサウンドを想像するとけっこう面喰ってしまうかもしれませんね。かなり自由奔放で、フリーもあり、変拍子もあり、メカニカルな部分あり、ということで、やっぱりこれはユリ・ケインの個性とレーベルカラーなのかな、と思います。だからこっち方面が気になる人の要注意盤、てことになるのでしょうか。7曲目のスタンダードも、スタンダードと思って聴いちゃいけないような展開になってます(笑)。個人的には、そういう超個性的なところが好きなんですけれどもね。


Siren/Uri Caine(P) Trio(Winter&Winter Music Edition 910177-2)(輸入盤) - Recorded September 2010. John Hebert(B), Ben Perowsky(Ds) - 1. Tarshish 2. Interloper 3. Siren 4. Crossbow 5. Smelly 6. Succubus 7. Green Dolphin Street 8. Foolish Me 9. Calibrated Thickness 10. Hazy Lazy Crazy 11. Free Luch 12. Manual Defile

(11/08/29)7曲目以外はユリ・ケインの作曲。12曲で51分台と、ちょっと内容を詰め込んでいる印象も。メンバーからしてオーソドックスな4ビートジャズを想像していましたが、変拍子の曲もあったり、リズムも変化に富んでいたりして、ケインならではの想像的な曲が並んでいます。ピアノも、比較的聴きやすくても、時にアグレッシヴだったり、メカニカルだったりしていて、一筋縄ではいかない印象です。現代ジャズのひとつというよりはリーダーの自由奔放さか。ベースが4ビートのウォーキングをやってホッとしたと思うと、それもつかの間、ということがほとんど。個性的な曲が並んでいるので、そのトンガリ具合をピアノ・トリオに求めている人向けか。自由で静かなバラードもあることはありますが。7曲目もフリージャズから4ビートへ。

2011/08/27

Impressions Of Tokyo/Richie Beirach

Richietokyo
今日のリッチー・バイラークのアルバムは先月末に出た新譜です。東京を中心とする日本をイメージしたアルバムのようです。でも、ちょっとジャケット写真が...(笑)。海外から日本を表現するとこうなってしまうんでしょうか。ただ、演奏の方は良くて、抽象的な表現の部分もあるにしても、昨日紹介したアルバムと違い、メロディアスな曲も長調短調おりまぜて、けっこうあります。あからさまな日本的な旋律は使ってないにしろ、日本的な情緒を感じることのできるメロディではありますね。クリアで温度感が低め、硬質感があるけれども、それでも日本的な何かを感じることができるようなサウンドだと思います。


Impressions Of Tokyo/Richie Beirach(P)(Out Note Records)(輸入盤) - Recorded September 17 and 18, 2010. - 1. Haiku - (Intro) Tokyo Lights At Night 2. Haiku 1 - Baker-San 3. Haiku 2 - Butterfly 4. Haiku 3 - Cherry Blossom Time 5. Haiku 4 - Takemitsu-San 6. Haiku 5 - Bullet Train 7. Haiku 6 - Togashi-San 8. Ancient City Of The Future 9. Lament For Hiroshima And Nagasaki 10. Haiku 7 - Japanese Playground 11. Haiku 8 - Kabuki 12. Haiku 9 Zatoichi-Kurosawa 13. Haiku 10. Rock Garden 14. Haiku 11 - Tragedy In Sendai 15. Haiku 12 - Shibumi 16. Eyes Of The Heart

(11/08/27)全曲リッチー・バイラークの作曲。果たして事前に用意されたものなのか、フリー・インプロヴィゼーションなのか。50数分で16曲と、けっこう詰め込んでありますが、日本の情景描写で、曲ごとにメロディアスだったり抽象的だったり、長調の曲もあればメランコリックな短調の曲もあったりと、けっこう変化に富んでいます。まさに東京を中心とする日本のスケッチなのですが、全般的に温度感の低い、硬質なピアノでの表現は、その1曲ごとの適度な時間、曲の密度や空間と、ソロ・ピアノによる表現の豊かさや変化で、飽きることなく聴き通すことができます。部分的には難解に思われるところもありますけど、全体の流れで見ていくと、情景描写や心理描写もあるとすれば、日本の旋律を強調はしてないのに上手い表現です。

2011/08/26

Antarctica/Richie Beirach

Richieantar
このアルバム、CDの発売は’94年で、元の録音がLP時代の’85年です。久しぶりに旧譜(発売されてからだいぶ経ったもの)を聴いてみましたが、実は、数合わせの注文で値段が安くかったうえに、注文中に千円均一に引っ掛かって、値段表示が下がったこともうれしかったです。そのかわり6-9日で入荷予定が1ヵ月近くかかってしまいましたが。リッチー・バイラークも国内盤にならなかったものは追いかけきれていないので、今後もこういうアルバム、出会うかもですね。まあ、難解な感じではありますけど、当時のソロ・ピアノではあまり珍しくなかったと思います。一定の温度感とカラーを出し続けていたのが見事でした。


Antarctica/Richie Beirach(P)(Evidence)(輸入盤) - Recorded September 12-14, 1985. - Antarctica Suite Part One: 1. The Ice Shelf 2. Neptune's Bellows 3. Penguins On Parade 4. Deception Island Antarctica Suite Part Two: 5. Mirage 6. Water Lilies [The Cloud] 7. The Empress

(11/08/25)5曲目以外はリッチー・バイラークの作曲。録音年から当初LPだったようで、全34分台と短いアルバム。なかなか硬派で温度感が低いアルバムで、メロディ感が低く、現代音楽的な響きを持ったソロ・ピアノです。低音部で、メカニカルなベース・パートの動き、そして右手は速いパッセージが続く、といった感じの曲が多く、難解なイメージを持たれることもあるかも。時に、静かな場面も目立ってはいるけれども、やはり聴く人に緊張感を強いてます。ただ、当時の硬質なソロ・ピアノのフリー・インプロヴィゼーションでは珍しくなかったサウンドではあります。ある意味彼の得意とするところのサウンド。時に分かりやすいメロディがあらわれては消えていくも、静かでも盛り上がっても全体的にメカニカルなサウンドで続いていきます。

2011/08/25

Reflets/Michel El Malem Group

Michelrefrets
実はこのアルバム、5月末発売で予約までしていたのだけど、予算の関係でいったんキャンセル、最近再度注文したものです。フランスジャズ自体はあまりアンテナを張っていないけれども、ここではマーク・コープランドの参加が要注目で、いつもの静かで耽美的な演奏よりも、もっと現代ジャズの中で勝負をしている感じで、違った側面が聴けて良かったですね。まあ、あまり話題になったアルバムではないし、フランス現代ジャズながらやや地味なサウンドかなとも思えるのですけど、全体としての印象はいい方なんじゃないかと。全曲に参加しているわけではないですが、ギターも、やはりロックの影響も受けている現代ギターですね。


Reflets/Michel El Malem(Ts, Ss) Group(Art Et Spectacles)(輸入盤) - Recorded July 27 and 28, 2010. Marc Copland(P), Luc Lsanmann(Ds), Marc Buronfosse(B), Michael Felberbaum(G) - 1. Reflets 2. Ici 3. La Mort N'existe Pas 4. Essaouira 5. Flo 6. La Fenetre 7. 328

(11/08/24)全曲Michel El Malemの作曲。曲やサウンドは智が勝った印象も。まさしく現代フランスジャズかも。マーク・コープランドの参加が硬派な意味でピッタリ。やや不気味なテーマではじまり、浮遊感あるフレーズで流れるように行きながら、ドラムスのリズムでプッシュされて勢いが出てきて現代ジャズになるタイトル曲の1曲目、ソプラノ・サックスのソロでの小品の2曲目に続くように、そのまま暗いフワフワ感のある11分台もの徐々に盛り上がっていくバラードに続く3曲目、3拍子で跳ねるような複合拍子のようにも聴こえるアドリブが自由な4曲目、モーダルでアップテンポの4ビートメインでグングン進んでいく5曲目、9拍子系でメカニカルな8ビート(?)リズムの6曲目、しっとりしつつ緊張感と盛り上がりのあるバラードの7曲目。

2011/08/24

早くも新しいベースにキズがつく

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22日(月)の夜、ライヴの出番から帰ってきた息子が意気消沈して、新しいベース(Atelier Z)にキズをつけてしまったことを話しました。練習か本番かは分かりませんが、立ちあがった時にドラムにぶつかったというのです。キズができたのはボディ側面上側(右手を置いてあるあたり)なんですよね。どうやったらぶつかるかってところです。傷あとは消えませんが、木はある程度は復元力があるので、最初に見た時よりは目立たなくなっていました。ただ、ベースを構えるときに、これからずっと一番目立つ所にそれがあるので、気になるでしょうね。

まあ、飾りものではなくて楽器なので、使いこまれて傷がついてナンボ、っていうところもありますが。彼を励ましておきましたけど、ベース、ちょっと高かったからなあ(笑)。この楽器、意図的に塗装を薄くしてあるのかもしれませんけど、最近の楽器は木が柔らかくなってきました。ネックのメイプルもけっこう柔らかいので、気をつけなければ。ちなみにネックのヘッドも柔らかくて、すでに見ただけで4か所、うっすらとキズが入っていました。

それを考えると、自分の一番古い楽器(’78年 Fender Jazz Bass)は頑丈です。使ってない期間が長かったとしても、もう30年以上。2年前にオーバーホールに出して、息子が最初に弾いたベースでもありますが、今になって白状したけど、ストラップが外れてベースを床に落としても、塗装の部分にキズはついても(少しはげたですが)、全然へこんでないし、ヘッドの部分も使いこまれて角の塗装が少し落ちているくらいなんで。

やっぱり新しい楽器は加工精度や性能が上がっても、懸念していた木材の方は年々いいのが少なくなってきたのかな、なんてことを想像してしまいました。

2011/08/23

結婚指輪のネット通販をしている友人の会社

高校時代の友人が、4年前に結婚指輪のネット通販の会社をはじめたことは、以前にこのブログからリンクを張っていたことがあるので、ご存じの方も多いでしょう。 

ふつうネット通販を立ち上げたと行っても、だいたいそのうち98%ぐらいは、せいぜい副業程度の売上か、個人事業主程度の規模にしかなれないのですが、彼の会社の商品は評判が良く、会社組織としての規模の売り上げがあるようです。会社も有名ブランドに比べれば小さいながらも銀座に立地。ただし、商品としてはけっこういいものを作っていますね。今でも珍しい結婚指輪の通販専門の会社。

とりあえず2つのブランドを紹介しましょう。どちらも北欧デザインです。

結婚指輪 MarriagedMarriage(マリッジド・マリッジ)

結婚指輪 BlaCykel(ブラシュケル)

以前、こちらからの提案として、北欧ジャズも紹介しちゃいましょう、なんてことを言った記憶があるのですが、その話はどうなったかな。今度聞いてみよう。

2011/08/22

Back At The Club "In Tribute"/小曽根真・フィーチャリング No Name Horses

Ozoneback
小曽根真のNo Name Horsesの方は、いつも発売時に買ってます。これも先月買ったその1枚なんですけど、何とライヴ、何とオリジナルではなくてスタンダード集、しかも何と小曽根アレンジでなくて往年のアレンジを使用、しかもさらに何とライヴ会場での一発録り。意外なアルバムだったでした。でも、これがけっこう心地良く響くんだなあ。私は20年前あたりでは、スウィング・ジャズの戦前のビッグ・バンドも聴いていた時代があるのですが、まさにそんな感じのサウンド。でも古臭さはあまり感じないような。でもライヴという場で、しかも1曲1曲がライヴをやるごとに違うという現状で、ここまでのサウンドを出せたら、大したものですね。


Back At The Club "In Tribute"/小曽根真(P)・フィーチャリング No Name Horses(Verve)
Back At The Club "In Tribute"/Makoto Ozone(P) Featuring No Name Horses(Verve) - Recorded August 27 - September 1, 2010. エリック宮城(Tp、Flh)、木幡光邦(Tp,Flh)、奥村晶(Tp、Flh)、岡崎好朗(Tp、Flh)、中川英二郎(Tb)、片岡雄三(Tb)、山城純子(Btb)、近藤和彦(Ss、As)、池田篤(As)、三木俊雄(Ts)、岡崎正典(Ts)、岩持芳宏(Bs)、中村健吾(B)、高橋信之介(Ds) - 1. Don't Git Sassy 2. Ya Gotta Try 3. Freckle Face 4. Us 5. Love For Sale 6. A Child Is Born 7. Shiny Stockings 8. Nutville 9. Corner Pocket

ライヴで、このバンドには珍しくスタンダード・ナンバー集。しかも、各曲とも1発録りというからスゴい。編成やサウンドは往年のアレンジをそのまま使っているせいか、オースドックスで安心して聴くことができます。その分現代ジャズのビッグバンドという要素はないですが。連続5日間で全10回、それぞれのライヴで違う曲を演奏して、そのまま録音してしまうということ(収録曲は9曲)は、なかなかできるものではありません。ちなみにアレンジは懐かしいThad Jones, Sammy Nestico, Pete Myers, Greg Hopkins, Donald Wolf。作曲者と同じアレンジもあれば違うものも。ただ、逆にあまり古い感じがしないです。ソロはソロとしてあまりハメを外さずに流れに沿いつつ、しかも割と自由に演奏している印象。聴いていてなかなか楽しいアルバム。(11年7月27日発売)

2011/08/21

Live & Let Live -Love For Japan-

Liveletlive
小曽根真が東日本大震災をきっかけに呼びかけて、大物のミュージシャンを含め、集まったオムニバスアルバム。メンバーはスゴいのだけれど、国内盤CDのオビの背には「Live & Let Live -Love For Japan-」としか書いてなくて、小曽根のオの字もないので、見過ごす人が多いかもしれません。こういうアルバムは、機会を逃すと手に入れるのが難しくなるので、今のうちに、とおススメしておきます。通して聴くと、やはり同一ミュージシャンのアルバムよりはバラバラな印象はありますが、曲ごととしてはけっこういいんじゃないかと思います。特に、ここでだけでしか聴けない組み合わせも多いですしね。


Live & Let Live -Love For Japan-(Verve) - Recorded April 29, May 22-24, 2011. - 1. Blue Bossa: Chick Corea(P), Makoto Ozone(P), Gary Burton(Vib) 2. Kujawiak: Anna Maria Jopek(Vo), Makoto Ozone(P) 3. Goldaze: Makoto Ozone(P), Christian McBride(B), Jeff "Tain" Watts(Ds) 4. Variations On A Dance: Jake Shimabukuro(Ukulele), Makoto Ozone(P) 5. There Is No Grater Love: Randy Brecker(Tp), Makoto Ozone(P), Christian McBride(B), Jeff "Tain" Watts(Ds) 6. Summertime: Gayle Moran Corea(Vo), Chick Corea(P), Makoto Ozone(P), Gary Burton(Vib) 7. Paquito D'Rivera(Cl), Makoto Ozone(P), Zach Brown(B), Eric Doob(Ds), Fung Chern Hwei(Vln), Gregor Huebnet(Vln), Rachel Golub(Vln), Jesse Mills(Vln), Cyrus Beroukhig(Vln), Andrea Oey(Vln), Aleksandr Nazaryan(Viola), Ronald Laurence(Viola), Leigh Stuart(Cello), Rubin Kodheil(Cello) 8. Am I A Dreamer?: Makoto Ozone(P) 9. ふるさと: Misuzu Kanno(Vo), Makoto Ozone(P)

東日本大震災で、小曽根真が呼びかけて集まったミュージシャンのアルバム。メンバーも曲ごとに替わるし、しかもかなりスゴい顔ぶれ。オリジナル、スタンダードなどいろいろな曲を演奏しています。タイトルには小曽根真の名前はないけれど、彼は全曲に参加しています。8曲目は彼のソロでのインプロヴィゼーション。曲によってですが、誰が小曽根、チック・コリア、ゲイリー・バートン、あるいは小曽根、クリスチャン・マクブライド。ジェフ・”テイン”・ワッツという顔ぶれを予想できただろうか。演奏は曲ごとに出演者も替わり、編成も違うので、やはりオムニバスだと思わせすが、曲ごとに聴いていくと、これはなかなかのアルバムです。ジャケットもなかなか。こういうアルバムは入手できなくなるのも早いので、気になる方はお早めに。(11年7月27日発売)

2011/08/16

HMVのサイトのリニューアルなかなかうまくいかないようだけど

HMVのサイトのリニューアルのためのメンテナンス、当初8月15日午前0時から7時までの予定だったはずなのに、どんどん時間がのびているようですね。昨日夕方近くだったかな、ちょっと新しいサイトが登場したんだけど、重いし、自分のアカウントに全然入れなかったと思ったら再び閲覧不可の状態になり、17日午前0時までと出てからまたのびて、今(22時現在)17日12時までのメンテナンスになってます。

21日までは新しいPONTAポイントでCD3枚以上15倍ポイントとのことで、早く注文の組み換えと追加をしたいところなんですけれども。でも2日半のメンテナンスということは、何か重大な問題があって、明日12時にメンテナンスが終わっているかどうか。

サイトメンテナンスの時間がこんなにななるということは通常ありえないので、もし内部でサイトを作成していたら責任問題だし、外部作成だったら、損害賠償がおこったら莫大な金額になりそう。2日半もサイトメンテナンスで注文をロスッているわけですしね。

とりあえずは、早く新しいサイトをいろいろ見たいと思いますので、よろしくたのんまっせ!HMVさん!


(8月17日AM追記)メンテナンス、8月18日午前7時までに延長になってますね。大丈夫か?

2011/08/13

デヴィッド・マシューズ・プレゼンツ~MJQスーパー・コレクション/マンハッタン・ジャズ・クインテット

Mjqsuper
通常は追いかけているミュージシャンやグループのベスト盤は買わないのですが、初CD化音源(今回の場合はDVDにては既発売だったのですが)が入っていると、ちょっと微妙な情勢になってきます。私はDVDはほとんど買ってないので。ただ、以前も買わないで済ませていたものが、廃盤になった後に急に欲しくなって苦労して探した、ということもあったので。今回の場合、CD2枚組で3千円という、国内盤にしては安めの価格設定ということもあったし、1千ポイント以上あったので、実際には2千円以下で入手しています。まあ、こういう曲の並び順になっているのも新鮮でいいかもですね。マンハッタン・ジャズ・クインテットやジャズがお初の方にはおススメです。


デヴィッド・マシューズ・プレゼンツ~MJQスーパー・コレクション/マンハッタン・ジャズ・クインテット(Videoarts)
David Matthews Presents - Supercollection/Manhattan Jazz Quintet(Videoarts) - Released 2011. (Disc1-7, Disc2-7) David Matthews(P, Arr), Lew Soloff(Tp), Jorge Young(Ts), Charnett Moffett(B), Victor Lewis(Ds), John Scofield(G on Disc1-3) - [Disc 1] 1. My Funny Valentine 2. Summertime 3. Blues March 4. Caravan 5. What A Wonderful World 6. Sister Sadie 7. Les Liaisons Dangereuses 8. A Day In The Life 9. Autumn In New York [Disc 2] 1. Autumn Leaves 2. La Fiesta 3. Concierto De Aranjuez 4. Take Five 5. I Got Rhythm 6. Route 66 7. Recado Bassa Nova 8. Manteca 9. Smoke Gets In Your Eyes

CD2枚組のベスト盤。グループ活動のうち、’90-07年の録音が集められています。そのうちDisc1-7, Disc2-7曲目が初CD化(DVDでは発売済み)で、大阪センチュリー交響楽団との共演です(’95年の録音か)。リズム陣がおおむねチャーネット・モフェットとヴィクター・ルイスですが、エディ・ゴメスとスティーヴ・ガッド(時にピーター・アースキン)の曲も4曲あり(このあたりが’90-93年頃)、テナー・サックスが’01年にジョージ・ヤングからアンディ・スニッツァーに変更になっています。曲は有名なものばかりで、とりあえずこのCDがあれば、MJQの概要を把握することができると思います。 初出のDVD出典の曲はDisc1-4、Disc2-4でのCD「Take Five」と同時期の録音(これもオーケストラ入り)なので、流れに乗れば、すんなり聴けます。(11年7月27日発売)

2011/08/12

Music For The Film/Sounds And Silence

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ECM発売のドキュメンタリー映画『Sounds and Silence』DVD(BDもあり)のサウンドトラックが出ました。ある意味ECMの最近のアルバムがメインなので、そのコンピレーションとして聴いてもいいかもしれません。先日のユニバーサルのカナダの編集のコンピレーション盤よりは、ECMの本質により近い感じがしています。やはりヨーロッパでのECMの音楽需要を反映しているのでは、と予想させます。肝心のDVDも注文してあるのですが、値段優先で注文してあるため、入手は9月中旬ごろになる予定です。しかし、なかなかいいセレクションと順番ですね。何度も聴いてしまいそう。温度感は低く、ゆったりとした曲が多いですが。


Music For The Film/Sounds And Silence(ECM 2250)(輸入盤) - Released 2011. 8 and 9 recorded 2008. (8 and 9) Jan Garbarek(Ts), Kim Kashkashian(Viola), Eleni Karaindrou(P), Camerata Orchestra, Antens, Alexandros Myrat(Cond) - 1. Georges I. Gurdjeff: Reading Of Sacred Books 2. Arvo Part: Fur Lennart In Memoriam 3. Giovanni G. Kapsberger: Arpeggiata Addio 4. Nik Bartsch: Module 42 5. Anour Brahem: Sur Le Fleuve 6. Marilyn Mazur: Creature Walk 7. Dino Saluzzi: Tango A Mi Padre 8. Eleni Karaindrou: Farewell Theme 9. Eleni Karaindrou: To Vals Tou Gamou 10. Vincente Greco: Ojos Negros 11. Giamono Puccini: Cosi, Tosca 12. Georges I. Gurdjeff: Reading Of Sacred Books 13. Arvo Part: Da Pacam Domine

(11/08/11)ECM発売のドキュメンタリー映画『Sounds and Silence』DVD(BDもあり)のサウンドトラック。ECMとECM New Seriesからバランス良く取り上げて、曲のみで構成。出所はECM 1174のキース・ジャレットのグルジェフ集、ECM 1429のエレニ・カラインドルー作(これはオリジナルではなく、’08年にライヴ録音された音源を使用)している他は、1900-2000番台のアルバムからの曲です(ECM 1915, 1922, 1962, 1991, 2049, 2050, 2068)。ある意味ECMのボーダーレスなコンピレーションCDとしても独立して聴けるアルバム。それだけに落ちついた温度感の低い曲があって、ECM側とNew Series側との垣根が見当たらないくらいなだらかなサウンド。これがヨーロッパ的に求められている音なのかなと思います。今のECMを凝縮。

2011/08/11

Edition Lockenhaus/Gidon Kremer

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ECM New SeriesがBOXもので出ました。CD5枚組で、1枚目だけが初出というのも何とも悩ましいところなんですが、すでにEdition Lockenhaus Vol.1 & 2/Gidon Kremer(ECM New Series 1304/05)、Edition Lockenhaus Vol. 4 & 5/Gidon Kremer(Vln)(ECM New Series 1347/48)は入手できなくなっているようですね。Vol.3はどこに行ったのかというと、ECM New Series 1328が「Sonate B-Dur D960 Op. Posth/Franz Schubert」(ECM New Series 1682)に姿を変えて、けっこう前に再発されているんですね。今回みたいな初出・再発混合だとややこしいのですが、つい手が出てしまいます(笑)。


Edition Lockenhaus/Gidon Kremer(Vln)(ECM New Series 2190-94)(輸入盤) - [CD1] Recorded 2001 and 2008. - Richard Strauss: 1. Metamorphosen Kremerata Baltica, Simon Rattle(Cond) Olivier Messiaen: 2-3. Trois Petites Liturgies De La Presence Divine Shedryk Children's Choir, Kiev Markus Bellhelm(P), CHristine Rohan(Ondes Martenot), Khatia Buniatishvili(Celesta), Andrei Pushkarev(Vib), Dmytro Marchenko(Per), Igor Krasovsky(Per), Kremerata Baltica, Roman Kofman(Cond) - [CD2/3] Recorded 1981 - 1984. - (CD2)Caser Frank: Alexandre Rabinovitch(P), Lukas hagen(Vln), Krista Bennion(Vln), Tabea Zimmermann(Viola), Clemens Hagen(Cello) 1-3. Piano Quintet In F Minor Andre Caplet: Ursula Holliger(Harp), Michael Schnitzer(Vln), Daniel Phillips(Vln), Gerald Causse(Viola), Ko Iwasaki(Cello) 4. Conte Fantastique Francis Poulenc: Christine Whittlesey(Soprano), Rovert Levin(P) 4-5. Two Songs (CD3)Leos Janacek: Hagen Quartett, Lukas hagen(Vlin), Annette Bik(Vln), Veronika Hagen(Viola), Clemens Hagen(Cello) 1-4. String Quartet No.1 Igor Strawinsky: Gidon Kremer(Vln), Eduard Brunner(Cl), Aloys Kontarsky(P) 5. Tango-Valse-Ragtime And L'histoire Du Soldat Igor Stravinsky: Kammerochester Der Jungen Deutschen Phiharmonie, Heinz Holliger(Cond) 6. Concerto En Re Dimitri Schostakowitsch: Irega Grafenauer(Fl), Eduard Brunner(Cl), Oleg Maisenberg(P) 7.Waltz 8. Barrel Organ Waltz Dimitri Schostakowitsch: Lukas hagen(Vln), Thomas Zehemair(Vln), Annette Bik(Vln), Daniel Phillips(Vln), Veronika hagen(Viola), Hatto Beyerle(Viola), Clemens Hagen(Cello), Markus Stocker(Cello) 9-10. Two Pieces For String Octet Op.11 - [CD4/5] Recorded 1985 - 1986. - Yuzuko Horigome(Vln), Kim Kashkashian(Viola), David Geringas(Cello), Thomas Zehetmair(Vln), Nobuko Imai(Viola), Boris Pergamentschikow(Cello), Annette Bik(Vln), Veronika Hagen(Viola), Thomas Demenga(Cello), Philip Hirschhorn(Vln), Julius Berger(Cello), James Tocco(P) - [CD4] Dimitri Schostakowitsch: 1-3. String Quartet No.14 Op.142 4. String Quartet No.13 Op.138 5. Two Movements For String Quartet [CD5] Erwin Schulhoff: 1-4. Sextet Op.45 5. Duo For Violin And Cello 6. Cing Etudes De Jazz Op.58

(11/08/10)CD2-3枚目はEdition Lockenhaus Vol.1 & 2/Gidon Kremer(ECM New Series 1304/05)の再発、CD4-5枚目はEdition Lockenhaus Vol. 4 & 5/Gidon Kremer(Vln)(ECM New Series 1347/48)で、1枚目のみ初出。ギドン・クレーメルを軸にした5枚組BOXセット。1枚目のRichard Straussは20世紀ドイツ後期ロマン派の、Olivier Messiaenはフランス20世紀現代音楽の作曲家。メシアン作は子供合唱団メインで、意外に聴きやすい。

2011/08/10

旧橋壮GROUP@新宿ピットイン/昼の部

今日も同業者の友人と、平日だけどちょっとお盆モードで新宿ピットインの昼の部に行ってきました。

今回はMixiでもお知り合いの旧橋壮さんの演奏です。先日ライヴ行きはじめてから、ちょっとライヴづいています。今日は平日昼でも、休みの人も増えているせいか、お客さんの数は20数人から30人くらいか。

メンバーは、旧橋壮(Ts、Fl、Bass-fl)、久保島直樹(P)、カイドー・ユタカ(B)、川口弥夏(Ds)、ウィンチェスター・ニ・テテ(Per)のクインテット。

曲はオリジナルや、他の人のオリジナル、クラシックの題材などもあったり、スタンダードは後半で1曲取り上げられました。難しそうな曲(スペインのアントニオ・ガマサの曲が2曲)もありましたし、変拍子の曲もありました。フリーの曲(スティーヴ・レイシー作)もある反面、メロディアスな、フュージョンに置き換えることができるような美しい曲もあったり、かなり幅広いサウンドです。

セットリストを教えていただきましたので掲載します。

1ステージ
1.Rolan by 旧橋 壮
2.Regrets And Reslutions by Gary Schocker
3.ルーカの眺め by Mal Wardron
4.Squeegie by Rick Parker

2ステージ
1.Rosario by 旧橋 壮
2.Rumba Chick by Antonio Gamaza
3.Lush life by Billy Strayhorn
4.Art by S.Lacy
5.Los Jandarous by Antonio Gamaza

旧橋さんはサックスはもちろん、2種類のフルートも使い分けますって書くと、プロだもの、と言われそうですが、やっぱり来て良かったなあ、と思います。なかなか良いグループでした。ドラムスとパーカッションの2人のデュオの部分がけっこう多かったですが、これがまたピッタリハマってプッシュしまくってました。ドラマーはいつものメンバーとは違う人だったそうですが、バッチリのグループとの一体感。女性のドラマーに一緒に行った人はビックリもしていましたが。同行した人は、ピアニストの久保島さんも見たかった、とも言ってました。

演奏はCDを何枚か持ってますけど、最近は、やっぱライヴでしょ、って結論に近づきつつあります。本物の臨場感とサウンドですから。

最後に少しだけ、旧橋さんにご挨拶をして帰ってきましたけど、また機会があったら行ってみたいなあ、とも思います。

今日は、19時からサッカーの韓国戦。タイミングの良いスケジュールですね。

2011/08/08

Dinner Jazz with ECM

Ecmdinner
ECMのコンピレーション盤がカナダから出ました。カナダだとこういうセンスでこういう選曲で出すんだなあ、と妙に納得したり意外だったり。新旧いろいろなところから曲を引っ張ってきていて、編集した人は全部聴いているんだろうなあ、と思うと、けっこう大変な作業ですね(笑)。「ディナー」というくくりではなかなか面白いと思います。落ちついた曲はありますけど、思い切って難解な要素はちょっと避けて(ポール・ブレイあたりがギリギリのセンだろうか)、BGMでも何とかいける、というように持ってきたのはカナダ盤としては正解だったかもしれません。ヨーロッパ編集だとこうはいかないですもんね。


Dinner Jazz with ECM(ECM - Universal Music Canada)(輸入盤) - Released 2011. - 1. Bright Size Life/Pat Metheny 2. Loro/Egberto Gismonti 3. What Game Shall We Play Today/Chick Corea and Gary Burton 4. 3/4 In The Afternoon/Kenny Wheeler 5. Diamonds And Pearls/Marcin Wasilewski Trio 6. Send In The Clowns/Bobo Stenson 7. What's Going On/Charles Lloyd 8. Circles/Paul Bley 9. The Man I Love/Enrico Rava 10. The Promise/Jacob Young 11. Lonesome/The Bill Frisell Band 12. Pieces Of Emotion/Manu Katche 13. Au Lait/Pat Metheny Group 14. So Nice/Tomasz Stanco Quintet 15. Beside A Brook

(11/08/07)Canada発売(Universal Music Canada)のコンピレーション盤。’71年録音のものから’09年録音のものまで新旧問わず、収録されています。曲の感じから、ディナー向けに、ある程度明るくて活発な曲、ゆったりとしてメロディアスな曲などが中心。しかも、BGMとしてもあまり邪魔にならないような選曲なんだなあと思います。なぜこのアルバムがカナダで発売されたのか分かりませんが、カナダのECM需要は、やはりヨーロッパや日本ともちょっと違っているのかな、とも思わせるような内容。2曲目だけ知らないアルバムだったのですが、これは「Carmo」レーベルからの発売です。コンピレーション不要論もあるかもしれないけれど、趣向に合わせた選曲というのも、なかなか楽しい。また、このCDでファンが増えていくと思います。

2011/08/07

The Mancy Of Sound/Steve Coleman And Five Elements

Stevemancy
スティーヴ・コールマンの新作が出た、と思ったら前作と同じ時期の’07年録音だったんですね。’80年代には主流の新伝承派に対してブルックリン派と呼ばれたり、グループのヴォーカリストがカサンドラ・ウィルソンだったりと、かなり話題になっていたのですが、最近は現代ジャズ全体の進化が著しいせいか、あまり彼の名前は聞かなくなりました。ただ、このアルバムを聴いてみると、相変わらず自己の理論でグループを引っ張っているんだな、ということが分かります。ただ、その方向性を指示するかしないかは、やはり聴いた人次第なのもやむを得ないわけで。できれば新録音で、今がどうなっているか知りたいとも思うのですが...。


The Mancy Of Sound/Steve Coleman(As) And Five Elements(PI Recordings)(輸入盤) - Recorded Fenruary 23 and July 25, 2007. Jonathan Finlayson(Tp), Tim Albreight(Tb), Jen Shyu(Vo), Thomas Mogan(B), Tyshawn Sorey(Ds), Marcus Gilmore(Ds), Ramon Garcia Perez(Per) - 1. Jan 18 2. Formation 1 3. Fire-Odge(Odu Ifa Suite) 4. Earth-Idi(Odu Ifa Suite) 5. Air-Iwori(Odu Ifa Suite) 6. Water-Oyeku(Odu Ifa Suite) 7. Formatrion 2 8. Noctuluca(Jan 11)

(11/08/07)全曲スティーヴ・コールマンの作曲ないしは共作。2曲を除いて前作と同じ録音日。メンバーも同じなので、前作と同じ傾向のサウンドです。いわゆる最近流行りの現代ジャズと比べ自由度の高い、よりフリー的な寄り添いが見られます。3-6曲目は黒人の民族的なサウンドの組曲か。これはこれで真剣勝負で良いのですが、ヴォーカルもサウンドも昔のスッキリしたサウンドに比べると、少々混沌度を増している感じ。メンバー的にも、特にヴォーカルは、少し小粒になったかなという印象も少々。ヴォーカルは西欧的な歌唱というより、黒人的な民族音楽的なのでクセがあります。ただ、どこを切ってもコールマンのサウンド、というのは相変わらず。2、7曲目だけ7月録音ですが、ホーン3人だけをバックにヴォーカルが歌う曲。

2011/08/06

Open Minds/Mads Vinding Trio

Madsopen
春には発売されていたんだけれども、購入の組み合わせを考えているうちに、今になってしまったアルバムです。何といってもここでのジャン=ミシェル・ピルクのピアノが聴いてみたくて買ってみました。有名な曲での解体再構築はなかなかのもので、ほんのり原曲のメロディが出てくる曲は多いですが、けっこうやりたい放題なのね、という気がします。スタンダードはメロディを発展させてアドリブでも歌わせるべし、という持論の方もいらっしゃるでしょうけれども、私はこういう破天荒型の方が好きです。まあ、ピアニストその他の状況にもよりますが。遅れて聴いたけれども、なかなか面白いアルバムではありました。


Open Minds/Mads Vinding(B) Trio(Storyville)(輸入盤) - Recorded November 4, 2010. Jean-Michel Pilc(P), Billy Bart(Ds) - 1. Someday My Prince Will Come 2. My Funny Valentine 3. Summertime 4. Hardly Like An Evening Synset 5. Open Minds 6. How Deep Is The Ocean 7S.am 8. Irah 9. Straight No Chaser 10. Golden Key 11. I Skovens Dybe Stille Ro

(11/08/05)半分強がスタンダードやジャズメン・オリジナルなどで、マッズ・ヴィンディング作が5曲目、ジャン=ミシェル・ピルク作が3曲(4、7、10曲目)、ビリー・ハート作が8曲目。スタンダードはメロディを歌わせるタイプでなく、ピルクのピアノで解体再構築して聴かせています。通常の演奏からいかに崩したかを楽しむサウンド。特に、有名な曲が多いので、その変化に気づく人も多いはず。ここではピルクの個性によるものが多いのでは、と思わせます。そうなるとスタンダードとオリジナルの垣根も低くなり、どちらを聴いても似たようなサウンド。オリジナルの方がより自由度が高いですが、10曲目はややしっとりです。タイトル曲の5曲目は耽美的でスリリングな盛り上がりのある緩急自在なサウンド。そして牧歌的なバラードの11曲目。

2011/08/05

角松敏生のベスト盤など

Kadomatsu1981
Kadomatsu1988
Kadomatsu1998
角松敏生は、’80年代に、カセットテープでどれかひとつくらいは持っていたけれども、当時から追いかけて聴いていたわけではありませんでした。系統としては、ある程度幅がありますが、山下達郎、久保田利伸あたりと並んでかどうか、評価されていたようにも思うし、’84年頃からこちら、J-POP(ニューミュージック)を聴いていなかったので、あまり良く分かりません。今、角松を聴きはじめたのも、昔バンドを組んでやっていた時期に、こういう方向を目指せたらなあ、なんてことを思っていたこともありますし、最近になってベーシストの故青木智仁を意識して聴くようになったからでもありますが。

何だかんだで、中古とか新譜とかで、ベストアルバムを集めてみました。先日のインスト・アルバム「Sea Is A Lady」に引き続きです。


93/10/27 角松敏生 1981~1987(BMGビクター)(CD2枚組)
00/12/20 角松敏生 1988~1993(BMGファンハウス)(CD2枚組)
11/04/27 角松敏生 1998-2010(Ariola)(CD2枚組)

ベスト盤といっても最初の2種類は、新たに録り直しも含めたこだわりの録音も含まれています。けっこういいなあと思う都会的なサウンドで、フュージョンの影響も受けていますね。時期にもよりますけど、このベスト盤を聴いた限りでは、うち込みサウンドもけっこうあったりして。そして、海外録音の場合、有名なミュージシャンが出てますね。ボブ・ジェームスの録音で一時期ドラムスを叩いていたヨギ・ホートン(その後自ら命を絶つ)とか、ある曲ではヴァーノン・リードとビル・フリゼールが共演していて、アート・リンゼイがコンピュータ・プログラミングだったり(「Before The Dあyぃght」というアルバムに収録)けっこう豪華。まあ、個別のアルバムを全部集める余裕はないですけど、日本人バックミュージシャンも含め、割とフュージョンとの垣根は低くて、ここからフュージョンの方に興味を移していったファンもいると聞きます。曲もいいですし、ベスト盤を集めてみる価値はあったと思います。


94/12/16 T's 12 Inches/角松敏生(BMGビクター)

Kadomatsuts12
そう言えば、昔のレコード時代に、けっこう12インチシングルが幅を効かせていたよなあ、と思いました。通常のシングル盤は45回転で3-5分ほどの収録ですが。12インチシングルは曲のロングヴァージョンの収録で、7-8分の収録だったと思います。主にダンスミュージック(昔ディスコに行った世代ですもんで)に多かったんではなかったかと記憶してます。角松の曲の12インチヴァージョンを集めた曲、これもなかなか興味深く聴けました。あえて長くすることでノリノリの雰囲気がよりノリノリの雰囲気になっていって聴いていて楽しいアルバムでした。ちょっと音圧が低かったかな。

まあ、J-POPには素人ですんで、ちょっと大ざっぱなコメントで申し訳ないですが。

2011/08/03

Film Noir/ステファン・オリヴァ ピアノ・ソロ

Stephanfilm
澤野工房の発売だけど、レーベルはAtelier Sawanoではないというアルバム。このあたりにけっこう好みのアルバムがあったりします。今回はステファン・オリヴァのピアノソロで、内容は「暗い映画」。でも曲になった映画の暗さは観たことないので、この音で判断するしかないですね。まさにフランスのピアニストという感じで、いわゆるジャズの色合いではないインプロヴィゼーションで、けっこう知的です。それに重厚さと荘厳さが加わって、ある程度抑制が効いている場面も目立っているので、ECMから出してもおかしくはないんじゃないかと思えます。その分、聴く人をある程度選ぶかもしれませんけれども。


Film Noir/ステファン・オリヴァ(P) ピアノ・ソロ(Illusions)(澤野工房)
Film Noir/Stephan Oliva(P)(Illusions Ill 313005)) - RecordedJuly 16, 2010. - 1. Odds Against Tomorrow 2. Force Of Evil 3. The Asphalt Jungle 4. Whirlpool 5. The Killer's Kiss 6. Touch Of Evil 7. Angel Face 8. The Night Of The Hunter 9.The Long Goodbye 10. Double Indemnity 11. Der Amerikanische Freund 12. Sunset Boulevard 13. Kurosawa Akira - Suite

アメリカの映画音楽集。邦題にすると「暗い映画」というらしいです。確かに重々しく荘厳な音楽が続きます。ただ、映画の現物を観ないとなかなか想像できにくいだろうな、という感じはします。40分台に13曲と、エッセンスを詰め込んだ感じの、ある意味重厚なクラシック的に響くサウンドが特徴。最近のヨーロッパのソロ・ピアノ的な、知的な部分も垣間見せてくれます。映画音楽らしく、短調でもメロディ的にはある程度はっきりしていて、聴いていて飽きないという点では、なるほど、と思わせるものはあります。演奏はスウィングとは無縁ですが、智が勝る、そして自然なインプロヴィゼーションとメロディの融合が見事な感じです。まさにフランス人しか演奏やプロデュースができないような、ある意味マイナーな映画を取り上げた作品集。(11年7月22日発売)

2011/08/02

ファーザー・エクスプロレイションズ~ビル・エヴァンスに捧ぐ/チック・コリア/エディ・ゴメス/ポール・モチアン

Chickfurther
7月13日に発売されていた国内盤ですが、枚数をまとめて注文していたため、届くのが遅くなってしまいました。まあ、ビル・エヴァンスにちなんだ企画ものといえば企画ものなんですが、ビル・エヴァンスを最初は意識したサウンドだと思っていたら、後半に行くにつれ、やっぱりチック・コリアだなあ、と思わせる演奏にシフトしてきて、けっこう楽しむことができました。このあたり、最初から最後までエヴァンス風で通すピアニストとは一線を画しています。CD2枚組で140分ほどの演奏になっているので、聴きごたえはあると思います。ポール・モチアンも、最近は特殊な編成の現代ジャズが多かったですけれども、ここではオーソドックスなピアノ・トリオで、特異な音を響かせています。


ファーザー・エクスプロレイションズ~ビル・エヴァンスに捧ぐ/チック・コリア(P)/エディ・ゴメス(B)/ポール・モチアン(Ds)(Universal)
Further Explorations/Chick Corea(P), Eddie Gomez(B), Paul Motian(Ds)(Universal) - Recorded May 2010. - 1. Peri's Scope 2. Gloria's Step 3. They Say That Falling In Love Is Wonderful 4. Alice In Wonderland 5. Song, No.1 6. Diane 7. Off The Cuff 8. Laurie 9. Bill Evans 10. Little Rootie Tootie 11. Hot House 12. Mode VI 13. Another Tango 14. Turn Out The Stars 15. Rhapsody 16. Very Early 17. But Beautiful - Part 1 18. But Beautiful - Part 2 19. Pucini's Walk

CD2枚組。ビル・エヴァンスの曲や愛奏曲が中心のライヴ。特に1枚目は雰囲気的にも意識をしているような部分もあり、ピアノの豊饒な響きは似ている感じで、温かみのあるいい演奏になっています。2枚目の方が彼ららしい個性的な演奏が多く、チック・コリアらしい硬質寄りな演奏を多く聴くことができます。必ずしもエヴァンスに寄り添う場面だけとは限らず、これだけのメンバーなので、やはり今の彼らの演奏を伝える部分も目立っています。5曲目はビル・エヴァンスの未発表オリジナル曲、7曲目は3人のフリー・インプロヴィゼーション、9、13、15曲目はチック作、12曲目はポール・モチアン作、19曲目はエディ・ゴメス作。ドラムスとベースは、同時期にエヴァンスと演奏していたわけではないですが、不思議な一体感があります。(11年7月13日発売)

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