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2011/07/31

藤井郷子オーケストラ@新宿ピットイン/昼の部

今日は藤井郷子オーケストラ@新宿ピットイン/昼の部に同業者の友人と行ってきました。2月、カート・ローゼンウィンケルのここでの混雑のスゴさを目の当たりにしていたので、早めに行ったのですが、友人が来た14時前(開場直前)で3-4番目。そして、昼の部は予約を取っていないとのこと。席は満席にはならなかったですけど、演奏はやはり日本で随一のフリージャズの要素のかなり強いビッグ・バンド、けっこう楽しんできました。演奏中に冗談をやったり、フリーのソロがあると思うと急に絶妙なアンサンブルが立ちあがるなど、記譜されて(あるいはそれもメンバーの判断の音なのか)いる部分とが絡み合ってスゴいサウンドになってました。変拍子もあったりスコアも難しそうだったし。このメンバーだからこそできる、というのはあるんじゃないかな。

ちなみにメンバーは

藤井郷子オーケストラ  
早坂紗知、泉邦宏(As) 松本健一、木村昌哉(Ts) 吉田隆一(Bs)
田村夏樹、福本佳仁、渡辺隆雄、城谷雄策(Tp)
はぐれ雲永松、高橋保行、古池寿浩(Tb)
藤井郷子(P)永田利樹(B) 堀越彰(Ds)

藤井さんは指揮者にほぼ徹して、前半はピアノを弾きませんでしたが、後半で弾く機会がありました。CD「ザコパネ」からの曲が多いとのことでしたが、ラスト2曲は田村夏樹さんの指揮。1曲はメンバーのヴォイス(これがまた面白い)でアンサンブルをやってしまって、けっこう絶妙なバランスでした。これは実際聴いてみないとそのスゴさがわからない系統のサウンドです。

これで2セットいられてドリンク代込みで今回2,500円は、出演メンバーの多さや知名度からすると、安いですね。藤井さんにも最後にご挨拶できたし、いいライヴでした。ふだんはCD党で、ライヴにはほとんど出かけませんが、やっぱりライヴならではの視覚との兼ね合いや、メンバー同士の掛け合いの楽しさ、絶妙さ、を目で見れるチャンスなので、機会があれば、また行こうと思います。

2011/07/30

Time Together/Michael Franks

Michaeltime
マイケル・フランクスのアルバムが久しぶりに出ました。マイナーなレーベルからのようだけれど、そんなことはお構いなしに曲ごとにいろいろな一流ミュージシャンが参加しています。ただ、ミュージシャンたちも、いわゆるフュージョン的なポップスを演奏しているのであって、いつもはスゴい演奏を繰り広げているミュージシャンたちも、ここではマイケルに合わせているのは当然のことです。でも、もったいないよなあ(笑)。相変わらずのマイペースな歌ですけど、バックの演奏もサウンドも都会的でいいし、聴いていてリラックスできるタイプのアルバムだと思うので、気になった方は、ぜひ。


Time Together/Michael Franks(Vo)(Shancie)(輸入盤) - Released 2011. Chuck Loab(G, Key, Ds, Per Prog on 1, 3, 6, 8, 11), Will Lee(B, Back Vo on 1), Wolfgang Haffner(Ds, Per on 1, 6, 8), Eric Marienthal(As on 1, 8), Till Bronner(Tp on 1, 3), Carmen Cuesta(Back Vo on 1, 8), Gil Goldstein(P on 2, 7, 10), Romero Lubambo(G on 2, 7, 10), Greg Cohen(B on 2, 7, 10), Rogerio Boccato(Per on 2, 7, 10), Mark Egan(B on 3, 8, 11), Shawn Pelton(Ds, Per on 3), Lizzy Loeb(Back Vo on 4), Veronica Nunn(Back Vo on 3, 5, 9), Scott Petito(B on 4), Jerry Marotta(Ds on 4), David Spinozza(G on 4), Mike Minieri(Vib on 4), Beth Nelson Chapman(Back Vo on 4), Charlie Blenzing(P, Key on 5, 9), Jay Anderson(B on 5, 9), Billy Kilson(Ds on 5, 9), Alex Sipiagin(Tp on 5, 9), Tim LeFebvre(B on 6), David Mann(Sax on 9), Joe Bonadio(Ds, Per on 11), Crifford Carter(Key on 11) - 1. Now That The Summer's Here 2. One Day In St. Tropez 3. Summer In New York 4. Mice 5. Charlie Chan In Egypt 6. I'd Rather Be Happy Than Right 7. Time Together 8. Samba Blue 9. My Heart Said Wow 10. If I Could Make September Stay 11. Feathers From And Angel's Wing

(11/07/30)全曲マイケル・フランクスの作曲。相変わらずのウマヘタなヴォーカル。ですが、曲はいいし、一流のミュージシャンをとっかえひっかえ使っていて、サウンドはメロウなニューヨーク・フュージョンそのもので音もいいです。結局はこの音の良さ、リラックスした演奏の良さが、聴いていて心地よい、ということなのだろうと思います。曲は簡単そうに歌ってますけど、コード進行等、ちょっとややこしいものがあったり、まさに都会的なサウンドを引き出しています。セッションはいくつかに分かれているけれども、ベースもエレクトリックだったりアコースティックだったりしても、流れとしては自然。これだけのミュージシャンが集まってくるのは、やはりシンガーソング・ライターとしても一流。好みとしてはボッサ系の曲ですが、皆いい感じ。

2011/07/29

Abstract Logix live! The New Universe Music Festival 2010

Abstractlive
このレーベル、ハードコア・フュージョンの代名詞みたいなものなので、気がついたらけっこう買い込んでました。そこのミュージシャンたちがライヴで出演、1-3曲ぐらいづつアルバムに取り上げられていて、CD2枚組で130分ほどの演奏になっています。しかも値段が安かったので、とりあえず買ってみて良かったです。演奏もこれだけのメンバーが入れ替わり立ち替わりということで、素晴らしい演奏を聴くことができます。バカテクとか、変拍子とか、素直でないサウンドの曲が多いですけど、ハードコア・フュージョンはそこが魅力でもありますね。まず聴いてみる、というのがあってもいいんじゃないかと思います。


Abstract Logix live! The New Universe Music Festival 2010(Abstract Logix)(輸入盤) - Recordeed November 20 and 21, 2010. Alex Machacke(G on 1-2), Jeff Sipe(Ds on 1-2, 7-9), Neal Fountain(B on 1-2, 7-9), Ranjit Barot(Ds, Voice on 3-6), Bala Bhaskar(Vln on 3-4), Scott Kinsey(Key on 3-6), Matthew Garrisson(B on 3-6), Arto Tuncboyaciyan(Per, Voice on 3-4), Wayne Krantz(G on 3-4, 10), Jimmy Herring(G on 7-9, 12-13), Matt Slocum(Key on 7-9), Anthony Jackson(B on 10), Cliff Almond(Ds on 10), Lenny White(Ds on 11-12), Tom Guarna(G on 11-12), Richie Goods(B on 11-12), Vince Evans(Key on 11-12), John McLaughlin(G on 13-14), Etienne M'Bappe(B on 13-14), Gary Husband(Key, Ds on 13-14), Mark Mondesir(Ds on 13-14), Special Guest: Zakir Hussain(Tabla on 13-14) - 1. Strafe 2. Very Sad 3. Vignesh 4. Origin 5. Essaouira 6. Somtimes I... 7. Rainbow 8. Gray Day 9. Within You, Without You 10. Why 11. Door #3 12. Gazelle 13. Recovery 14. Mother Tongues

(11/07/29)Abstract Logixといえば、ハードコア・フュージョンを代表するレーベルだけど、その主要なミュージシャンが集まった豪華なライヴのアルバム。1-3曲ずつそれぞれのグループが交替して、全14曲。多くは参加するリーダーないしはメンバーの曲だけれども、9曲目のジョージ・ハリスン作、12曲目のジョー・ヘンダーソン作もあります。こっち方面が好きな方にはけっこうスゴいグループが集まっていることが分かります。バカテクで進む曲もあれば、落ちついたバラードもあります。どのメンバーもなかなか捨てがたいところがありますが、10曲目のウェイン・クランツのトリオはメンバーがスゴいし、13-14曲目はジョン・マクラフリンという大御所の演奏です。収録時間対アルバムの価格では、かなり買う価値の高いアルバム。

2011/07/28

The Gurdjieff Folk Instruments Ensemble/Levon Eskenian/Music Of Georges I. Gurdjieff

2236
ECMレーベルの新譜が届きました。New Seriesでないという理由だけでジャズの分類にしてありますけど、実際は民謡(フォークソング)やワールド・ミュージックですね。アルメニアでおそらく使われている民族楽器ばかりで曲が進行していき、インプロヴィゼーションはあるのかないのか分かりませんが、いわゆるジャズ度は皆無です。キース・ジャレットでも過去にグルジェフ集は聴いたことがあります。だけど、民族音楽からの視点でグルジェフを演奏するのは新解釈らしいです。グルジェフ集にこだわらなくても、アルメニアの民族音楽、という視点でも十分に(その方面が好きな方は、ですが)楽しむことができます。


The Gurdjieff Folk Instruments Ensemble/Levon Eskenian(Director)/Music Of Georges I. Gurdjieff(ECM 2236)(輸入盤) - Recordeed November and December 2008. Emmanuel Hovhannisyan(Duduk), Avag Margaryan(Blul), Armen Ayvazyan(Kamancha), Aram Nikoghosyan(Oud), Levon Torosyan(Oud), Meri Vardanyan(Kanon), Vladimir Papikyan(Santur), Davit Avagyan(Tar), Mesrop Khalatyan(Dap, Dhol), Armen Yaganyan(Saz), Reza Nesimi(Tombak), Harutyun Chkolyan(Duduk), Tigran Karapetyan(Duduk), Artur Atoyan(Dam Duduk) - 1. Chant From A Holy Book 2. Kurd Shepherd Melody 3. Prayer 4. Sayyid Chant And Dance No.10 5. Sayyid Chant And Dance No.29 6. Armenian Song 7. Bayaty 8. Sayyid Chant And Song No.9 9. No.11 10. Caucasian Dance 11. No.40 12. Trinity 13. Assyrian Women Mourners 14. Atarnakh, Kurd Song 15. Arabian Dance 16. Ancient Greek Dance 17. Duduki

(11/07/27)グルジェフはアルメニア生まれの哲学者、作曲家となっていて、個人的にはキース・ジャレットの演奏が耳から離れませんが、今回ディレクターのLevon Eskenianが、アルメニア独自の音楽(フォークソングや聖歌とのこと。一種のワールド・ミュージックと言っていいかも)を基調に、新しい解釈で、古い当時の世界観のように表現しなおしたもの。楽器もアルメニア地方で使われる民族楽器がふんだんに出てきます。完全な別世界がそこにあらわれているけれども、元々グルジェフを紹介するときは作曲者よりも先に神秘思想家が前面に出ていることが多いので、こういうサウンドもアリだろうな、と思わせるところがスゴいです。ただ、あくまでも静かに、神秘的に、そしてエキゾチックな世界が淡々と続いているという雰囲気です。

2011/07/26

フォー・オブ・ア・カインド2

Fourofa2
このメンバーのスタジオ録音としては2作目で、グループ最後のアルバム。というのも’06年には青木さんが突然亡くなってしまって、メンバーの個性で組んだグループなので、替えがきかないということもあったのかもしれません。まあ、それは後日の話ですが。ここでは当然まだ元気なので、スタジオ1作目より、さらにスゴいことになっています。ほとんどオリジナルだけで勝負して、しかもその存在感が圧倒的、というのも、なかなかありませんし。今でもこのグループのファンが一定数いるのもうなずける内容です。惜しいのは私自身がリアルタイムでこのアルバムたちに出会っていれば、と思ったことでしょうか。でも、今の出会いでも良かったと思えます。


フォー・オブ・ア・カインド2(JVC)
Four Of A Kind 2(JVC) - Released 2004. 本田雅人(Ss、As、Ts、Bs、Fl、Cl)、塩谷哲(P、Key、Synth、Per)、青木智仁(B)、沼澤尚(Ds) - 1. Get Up 'N' Go 2. Dubai 3. Long Wrong Way 4. Bolero 5. Upward Mobility 6. Chouette 7. Summer Soft 8. Slow Emotion 9. Keep The Faith 10. Jerash

塩谷哲作が2曲(1、10曲目)、本田雅人作が4曲(2、4-5、8曲目)、青木智仁作が3曲(3、6、9曲目)、他にスティーヴィー・ワンダーの曲が7曲目に。前作よりもスリリングな曲が増えています。破壊的というほどではないにしても、聴きやすい音作りにもかかわらず、十分にハードコア・フュージョンしている曲も。やはりこのメンバーの特急的なフレーズの応酬は聴いていて見事。サックスは急速調でもある程度メロディアスですが、他のメンバーはかなり自由にソロの演奏をしていて、よく破たんしないなあ、と思うほど。そしてキメのある場面は、とことんキメる感じ。変拍子の曲もあるし、なかなか4人のスーパーミュージシャンの個性は出ています。そしてやや静かな曲も非凡な表現力。ラストの曲はしっとりとしつう内省的な音です。(04年10月21日発売)

2011/07/25

ライヴ・アット・ブルーノート/フォー・オブ・ア・カインド

Fourofalive
フォー・オブ・ア・カインドの2日目。これも中古で購入したものです。初回限定盤だったらしく、8センチCDが入っていて、1曲余分に楽しめました。スタジオ録音もいいけれど、このメンバーだとやはりライヴだよね、とこのCDを聴いていて思います。4曲目の出だしはプログラミングでの管の多重演奏だと思うのだけど、基本的には4人の人力による演奏で、自分たちの世代にはこういう演奏が楽しめます。相変わらずレベルが高いな、と思いますが。ファーストアルバムと曲が同じではあっても、スタジオとライヴではこんなに表現が違うのかと、ある意味感動的かもです。’02年当時は他にも買う国内盤がいっぱいあって、ここまで手がまわらなかったのが何とも。


ライヴ・アット・ブルーノート/フォー・オブ・ア・カインド(JVC)
Live/Four Of A Kind(JVC) - Recorded April 17, 19-20, 29-30, 2002. 本田雅人(As、Fl)、塩谷哲(P、Key)、青木智仁(B)、沼澤尚(Ds) - 1. What's Going On 2. Short Cut 3. Wind And Leaf 4. Fast Track 5. Alamode 6. Steamy City 7. Egret [Additional Disc] 1. I Would Do Anything

ファースト・アルバムの曲の演奏で、ブルーノート東京と大阪でのライヴ。初回盤は1曲シングルCDのおまけつきで、その曲は今まで未収録のバラード。本田はアルトサックスとフルートだけのクレジットで、プログラミングのクレジットもないけど、4曲目の出だしはまさにプログラミングか。それぞれの曲も長めになって、ライヴならではの臨場感があります。渋いところは渋くなって、派手な見せ場もちゃんとありますし。1曲目が13分にも及ぶ「What's Going On」。他の曲はドラムス以外が2曲ずつなので、対等な立場になってます。フュージョンやファンクで聴きやすいところとマニアックなところの絶妙なバランス。それぞれのメンバーが難易度の高い演奏をするだけではなくて、さらに余裕すら見せています。スタジオ録音との比較も面白い。(02年8月21日発売)

2011/07/24

Four Of A Kind

Fourofakind
手持ち新譜ももうすぐ続々と届くんだけど、まだ手元には少ないし、ということで、今日中古店で買ったアルバムの紹介です。といっても、適当にその場で買ったのではなくて、ベースの故青木智仁さんねらいの購入。でも、4人とも名の知れたメンバーなので、トータルの演奏や個々のソロ、曲なども悪かろうはずはないんですね。中古屋さんでこのバンドのCD、2枚買いましたけど、それぞれ複数枚ずつ置いてありました。このジャンルとしては大量に売れて、ダブついているんでしょうか。おかげで高い国内盤をある程度安く入手できるんですが。これを聴いて、エレキベースを勉強する(できるかな?)ことにします。


Four Of A Kind(JVC) - Recorded September 17-23, 2001. Additional Recorded September 24-25, 27-30, 2001. 本田雅人(Ss、As、Ts、Bs、Tp、Fl、Cl、Prog)、塩谷哲(P、Key、Prog)、青木智仁(B)、沼澤尚(Ds) - 1. Fast Track 2. Alamode 3. What's Going On 4. Short Cut 5. Faraway 6. Jolly Big Feet 7. Wind And Leaf 8. Steamy City 9. Egret

素晴らしいメンバーによるフュージョンのクァルテット。本田雅人作が1-2、5曲目、塩谷哲作が6-8曲目、青木智仁作が4、9曲目とマーヴィン・ゲイの曲が3曲目。上質のフュージョンに聴こえる場面もありますが、それだけではなくて、けっこうハードコアな部分も取り入れている曲もあって、けっこう聴きごたえがあります。本田のさまざまな楽器のマルチプレイぶりにも脱帽。それぞれに中途半端でなく表現力があります。’00年代の日本のフュージョンとはこういうものかと改めて考えさせられました。青木のベースもお得意のスラップもあるにしても、フレットレス・ベースを使ったり、指引きで表現をしたりと、カラフルな表現力です。管のアンサンブルを思わせるのは多重録音か、シンセか、プログラミングか。総じてテクを要する演奏。(’02年1月23日発売)

2011/07/23

Live-Intensified/NEXT ORDER

Nextintensified
このバンド、5枚目のアルバムですが、聴きはじめたのは2作目からかな? 3枚目から国内はボンバ・レコードでの配給になり、最近はアメリカのギター・ナインからもこのアルバムを含め先行発売されて、そこのチャート上位を独占しているようです。基本部分にはロックもあるのでしょうが、4人が4人ともインプロ的な自由度が高い演奏で、日本でおそらく唯一最高のインプロ・ハードコア・フュージョン・バンドだと思っています。曲がどれもそれぞれの自由なスペースが多いのが特色です。さらに、武藤祐志と清野拓巳の2人のギターの個性の違いも十分に堪能できます。今回、国内ではディスクユニオン(ここではプログレの部門からの宣伝になってますが)やタワーレコードがプッシュしているのも、聴いてみて納得、といったところです。


Live-Intensified/NEXT ORDER(Order Tone Music)(Bomba) - Released 2011. Yuji Muto(G), Takumi Seino(G), Atsutomo Ishigaki(B), Hiroshi "Gori" Matsuda(Ds) - [Disc 1] 1. Nde? 2. Bearclaw 3. L.C.M. 4. Unibirthday Gift 5. Shimauma 6. Brother Heat 7. Overdriven 8. Old Red Chair On The Porch [Disc 2] 1. No Hesitation 2010 2. Simply Red 2010 3. Death Mental 2010

Disc1が新曲で、Disc2は初回プレスのみの以前の曲の新録別ヴァージョン。今回もライヴ録音です。1枚目は 1、3、7曲目が武藤祐志作、2、4、6、8曲目が清野拓巳作、5曲目が石垣篤友作。曲ごとの個性、あるいは2人のギターの個性の違いにも注目したいところ。1曲目の出だしから変拍子バシバシの,、おそらく日本で唯一のインプロ・ハードコア・フュージョン・バンドならではのハードなロック・サウンドが飛び出してきて、クルクルとそのサウンドは展開していきます。それぞれの曲ごとに緩急ついていますが、ロックファンもうなるようなハードさの武藤、清野の曲は静かめの曲が目立ち、それを武藤の演奏で盛り上がったりする場面がやや多め。Disc2はインプロバンドならではの、演奏するたびに進化するサウンドが興味深い。(11年7月23日発売)

2011/07/21

Sea Is A Lady/角松敏生

Kadomatsusea
届いてすぐに聴いています。内容は素晴らしい当時のインストフュージョンという感じですね。元は’87年リリース。このCDは’94年リリース。最初のはLPだったみたいですね。

ただ、困ったことに、45分ほどに12曲も入っていて、クレジットがかなり複雑。そんなわけで、いつものようにクレジットを書いていくには手間的にちとキツいし、J-POPのインスト版ともとらえることができるので、いつもとちがった形で、メモ的に少し感想を。


「Sea Is A Lady/角松敏生」(BMG Victor)

’80年代後半のインストフュージョンのカッコ良いところを、その時代の流行に合わせて作っていて、ミュージシャンも非常に豪華、曲もまた良し、と文句はないですね。プログラミングも取り入れていて、このセンスはなかなかスルドいものがあります。ただ、メインの曲作りは角松なので、曲のまとまり方はやはりメロディが乗っかったインストフュージョンで、J-POP的というところがあると思います。それが、ソロのインプロよりもメロディが前面に来る場面が多いのかなあと。

当時カシオペアとかザ・スクェア(T.スクェア)あたりが大流行しましたけれども、サウンド的には近いところにあるんじゃないかなと思います。こういう豪華さはやはり当時のものでしょうね。懐かしいし、古くもなってないです。

ベースもお気に入りの故青木智仁さんがメインで参加しています。8曲目の「The Bass Battle」という曲は、彼と、カシオペア(当時)の櫻井哲夫、高水健司と3人でバトルを繰り広げていて、面白いです。6曲目のリズムのキメがはっきりしているバキバキとした曲もけっこう好みです。

インストのアルバムとしても上質なんだけど、個人的には歌ものでもいい感じになったのではないのかなあ、と思ったりはしています。

何だか、角松さんが久しぶりにまたインストのライヴをやるとかで、このCDの動きが激しくなっているようですね。通販だと運が良くないとプレミア価格のものばかりズラッと並んでいる状態なので、もし今から入手されたい方は慎重に。

けっこういいアルバムです。

2011/07/20

’11年上半期の3枚

2162
Johnamoment
Ueharavoice
今年は数日前に某所にての発表用で提出ということで、あわてて選んだので、ブログには書くつもりはありませんでしたれど、ちょっと今新譜を聴いている時間がないのと、個人的にはこんなアルバムを選びました、ということも知っていただきたくて、アップすることにしました。私がこういうのを選ぶと、上原ひろみとブラッド・メルドーの出現率が高くなります(笑)。お許しください。なお、コメントは再掲載です。


総合部門
このアルバムは評価がいろいろな感じですけど、自分の中ではダントツでした。

Live At Birdland/Lee Konitz(As)/Brad Mehldau(P)/Charlie Haden(B)/Paul Motian(Ds)(ECM 2162)(輸入盤) - Recorded December 2009. - 1. Lover Man 2. Lullaby Of Birdland 3. Solar 4. I Fall In Love Too Easily 5. You Stepped Out Of A Dream 6. Oleo

(11/05/18)大物ばかりの演奏だし、ECMでスタンダード・ジャズの演奏ばかりの特異なケース。1曲目から、ややスローで4ビートを刻んではいないですが、リー・コニッツの吹く温かみのある「ジャズ」を展開し、ブラッド・メルドーはフレーズが歌いつつも時にドキッとするフレーズを奏でています。チャーリー・ヘイデンはドシッとした落ちついた演奏をして、ポール・モチアンは地味ながら円熟の境地を見せます。2曲目にはウォーキング・ベースが一部混ざり、ますます「ジャズ」に。曲の解体度ではメルドーかな。3曲目で曲を解体寸前まで持っていき、その感を強くします。しっとりと語りかけてくるバラードの4曲目、明るく軽快ながらウォーキングにはならないミディアムの5曲目、曲調に反して空間的な自由度があり、異色感の目立つ6曲目。


ギター部門
たまにはリラックスして聴けるスゴいアルバムを。

A Moment's Peace/John Scofield(G)(EmArcy)(輸入盤) - Recorded January 2011. Larry Goldings(P, Org), Scott Colley(B), Brian Blade(Ds) - 1. Simply Put 2. I Will 3. Lawns 4. Throw It Away 5. I Want To Talk About You 6. Ge Baby Ain't I Good To You 7. Johan 8. Mood Returns 9. Already September 10. You Don't Know What Love Is 11. Plain Song 12. I Loves You Porgy

(11/05/29)ジョン・スコフィールドのバラード集。バラード集とはいってもミディアムのテンポで曲の中盤あたりで盛り上がる曲もあって、変化はあります。彼の作曲は1、7-9、11曲目で、他はジャズメン・オリジナルやポップス、スタンダードなど。オリジナルも既成曲もうまく調和していて、ゆったりした曲が多めだし、リラックスして聴くことができます。それでもスゴいメンバーでの録音ではあるし、ジョン・スコのギターは聴けばすぐ分かるだけの個性と説得力を持っていて、アップテンポの曲をスリリングに演奏することはなくても、けっこう満足度は高いです。どこを切ってもジョン・スコ。この曲調でのラリー・ゴールディンクスはピアノもオルガンもいい感じ。全体的には淡いブルージーといった感覚がありますが、都会的なスマートさもあり。


フュージョン部門
私の上原ひろみのベスト出現率は高いのですが、メンバーチェンジでまたまたやってくれました。

ヴォイス/上原ひろみ(Telarc)
Voice/Hiromi Urhara(P)(Telarc) - Recorded November 9-11, 2010. The Trio Project Featuring: Anthony Jackson(B), Simon Philips(Ds) - 1. Voice 2. Flashback 3. Now Or Never 4. Temptation 5. Labyrinth 6. Desire 7. Haze 8. Delusion 9. Beethoven's Piano Sonata No.8, Pathetique

9曲目がベートーベンのクラシック曲の他は上原ひろみ作曲。メンバーチェンジもあり変拍子も多く、よりプログレファンク的なサウンド。静かな出だしから8分の9拍子でドラマチックに展開していくタイトル曲の1曲目、ファンクから4ビートもあり、5拍子、4拍子と、どんどん変化のある2曲目、リズムのキメが多めで何となく浮遊感も垣間見える3曲目、マイナー系で落ちついたメロディアス系ファンクの4曲目、沈みがちながらも哀愁とビートの調和を見せつつ後半かなり盛り上がっていく5曲目、キメと予想を裏切るドラマチックな展開がせわしなくうれしい6曲目、早いパッセージのソロ・ピアノでクラシック的な情緒もあるような7曲目、8分の7拍子基調で哀愁漂う美しいメロディの8曲目、クラシックよりは普通にバラードとして聴ける9曲目。(11年3月16日発売)


(追記)迷って次点にしたのは以下の2枚です。(今回は有名な方をベスト3に優先かな)
Destinations Unknown/Alex Sipiagin(Tp, Flh)(Criss Cross 1336)(輸入盤)
Lines Of Oppression/Ari Hoenig(Ds, Vo)(Naive)(輸入盤)

2011/07/18

ヴァーチャル・リアリティー/ボブ・バーグ

Bobvirtual
Denon時代のボブ・バーグの最終作。ここではマイク・スターンは参加せず、メンバーが少し替わって、半分がスタンダードやトラディショナルになっています。といっても、4ビートでジャズ的に、という場面は少なくて、フュージョン的にアレンジしている曲の方が目立っていますが。彼のサックスをここまで聴いてきて、当時はやはり明るくてメロディアスなのが、ボブの特徴なのかな、と思いました。メロディという点から、サックスをうまく鳴らしきっている感じで、そのサックスの音も、気持ちよく響いてきます。残念ながら’02年で交通事故で亡くなってしまいましたが。今回のまとめ聴きで、いい経験をさせてもらいました。


ヴァーチャル・リアリティー/ボブ・バーグ(Ts、Ss)(Denon)
Virtual Reality/Bob Berg(Ts, Ss)(Denon) - Recorded August 1992. Jim Beard(P, Org, Key, Wuritzer, Synth), Jon Herington(G, Mandolin), Will Lee(B), James Gunus(B on 3, 6), Dennis Chambers(Ds), Arto Tuncboyaciyan(Per) - 1. Can't Help Lovin' That Man 2. The Water Is Wide 3. Loose Bloose 4. Never Will I Marry 5. Tanha 6. Amazon 7. On Second Thought 8. Down Snake Hollow

ボブ・バーグ作が6、8曲目で、ジョン・へリントン作が5、7曲目、前半の1-4曲目はスタンダードやトラディショナル。スタンダードでも1曲目のように8ビートでポップな感じだとポップスと区別がつかなくなります。牧歌的な3連4拍で朗々と歌い上げつつ盛り上がるバラードの2曲目、原曲とイメージが似ているアコースティックなアプローチの3曲目、スタンダードなのに、今風のフュージョン的なサウンドやビートに仕上がっているカッコいい4曲目、控えめなサウンドの渋い味付けから中盤ミディアムの4ビートになる5曲目、やや浮遊感のあるラテン的な特徴を持ちつつこれまた盛り上がる6曲目、パーカッションが効きつつメカニカルなテーマとフュージョン的ソロごった煮の7曲目、8ビートで爽やかな風を運んでくれるサックスがいい8曲目。(06年4月19日発売)

2011/07/17

バック・ロード/ボブ・バーグ

Bobback
Denonボブ・バーグ旧譜聴き4日目。今回も個人的ベストメンバーでの録音。プロデューサーがジム・ベアードになったことで、サックスはよりメロディアスな方向に向かっているような気がします。このあたり、自分が予想していた方向とは少しズレてしまったかな、とは思うのですが、サウンド全体でとらえてみるとけっこうカッコいい、と感じます。でも、5枚まだ聴き終えてないけれど、自分としては昨日聴いた「イン・ザ・シャドウズ」が一番好みですね。ただ、主にスターン=バーグ・バンドのメンバーで録音しているこの時期は面白いと思います。次のアルバムでまた趣向が大きく変わるようなんですが、それは聴いてみてのお楽しみですね。


バック・ロード/ボブ・バーグ(Sax)(Denon)
Back Roads/Bob Berg(Sax)(Denon) - Recorded April 1991. Jim Beard(P, Org, Synth), Mike Stern(G), Lincoln Goines(B), Dennis Chambers(Ds), Ben Perowsky(Ds on 5), Manolo Badrena(Per) - 1. Back Roads 2. Travellin' Man 3. Silverado 4. When I Fall In Love 5. American Gothic 6. Dreamer 7. Nighthawks

ボブ・バーグ作が全7曲中5曲(1-3、5、7曲目)、マイク・スターン作が6曲目、他にスタンダード。ボブが中心になる度合いが高まっています。より分かりやすくなったサウンド、という印象。スムース・ジャズ的にストレートで分かりやすく、メロディアスに仕上がっているタイトル曲の1曲目、やや複雑なコード進行を持つノリノリのラテンとノリつつもやや陰影のあるピアノの対比が面白い2曲目、速いパッセージのテーマの後の各ソロパートでややジャズ寄りのサウンドになる3曲目、スタンダードをゆるい3連4拍子風に大らかに吹いていく4曲目、都会的フュージョンだけどドラマーが替わったことでやや軽い持ち味が出ている5曲目、明るめのサウンド上を朗々とサックスを吹く6曲目、8分の6拍子で割とスリリングな演奏を聴かせる7曲目。(06年4月19日発売)

2011/07/16

イン・ザ・シャドウズ/ボブ・バーグ

Bobshadows
Denonボブ・バーグ連続聴き3日目。メンバーも徐々に入れ替わりながらアルバムを吹きこんでいますが、個人的にはこのアルバムのBob Berg(Sax)、Mike Stern(G)、Jim Beard(Key)、Dennis Chambers(Ds)、Lincoln Goines(B)というメンバーの時期がけっこう好きです。メロディアスなセンスも持ち合わせながらハードコアな部分もかもし出している、そんなサウンドだからですかね。でも、そんな中にもアルバムでスタンダードを取り入れているのはボブの指向性なのでしょうか。「枯葉」の演奏は出だしは特徴的だけど、割と素直で、時にバリバリの4ビートが出てきてますし。まあ、アルバムとしても面白い構成です。


イン・ザ・シャドウズ/ボブ・バーグ(Sax)(Denon)
In The Shadows/Bob Berg(Sax)(Denon) - Recorded January 1990. Mike Stern(G), Jim Beard(Key), Dennis Chambers(Ds), Lincoln Goines(B), Will Lee(B on 4-5), Randy Brecker(Muted Tp on 1) - 1. In The Shadows 2. The Crossings 3. I THought About You 4. Either Or 5. Stay That Way 6. Carry On 7. Games 8. Autumn Leaves

ボブ・バーグ作が3曲(1-2、7曲目)、マイク・スターン作が2曲(4-5曲目)、ジム・ベアード作が6曲目と、4,8曲目がスタンダード。メンバーも徐々に替わりつつ、彼らならではのフュージョンの世界を構築していきます。メロディアスなんだけどバックの演奏が割とハードで渋く都会的なタイトル曲の1曲目、現代的ラテン・フュージョンでノリもキメもけっこういい感じの2曲目、スタンダードだけどちょっとエスニックなリズムの上をソロが舞う3曲目、大らかな雰囲気がなかなかいい感じの、明るい4曲目、最初は静かで、徐々にバラードから盛り上がっていく5曲目、タイトでややエスニックな雰囲気もある硬派なサウンドの6曲目、緩急自在のハードコアなフュージョンが展開する7曲目、有名な曲を色をつけつつ素直に料理している8曲目。(06年4月19日発売)

2011/07/15

サイクル/ボブ・バーグ

Bobcycles
ボブ・バーグのDenon時代の2作目。この時期、マイク・スターンのリーダー作と比べると、2人の共演と、他のミュージシャンも割とダブっていることが分かります。今回はマイクの曲が4曲もあったりするんですけど、基本的にはボブのサックスが、メロディアスなんだなあということをこのアルバムまで聴いて確認しました。そんなわけで、8曲目にエレピとのデュオのスタンダードまで入れているのかなあ、と思います。コード進行やリズムのキメなどが凝っていて、リハーモナイズされた音がカッコいいというのは、この時期のフュージョンなどの特徴ですけれども、それがだんだんはっきりしてくるのがうれしいですねえ。


サイクル/ボブ・バーグ(Sax)(Denon)
Cycles/Bob Berg(Sax)(Denon) - Recorded June 17-19, 25-26, 1988. Mike Stern(G), Jeff Andrews(B), Dennis Chambers(Ds), Don Grolnick(P on 4), David Kikoski(P, Synth), Jerry O'Sullivan(Uileann Pipe on 3) - 1. Bluze 2. Back Home 3. Pipes 4. The Diamond Method 5. Company B 6. Mayumi 7. So Far So 8. Someone To Watch Over Me

ボブ・バーグ作は2曲(2-3曲目)でマイク・スターン作は4曲(1、5-7曲目)。他にドン・グロルニック作が4曲目と8曲目はスタンダード。マイク色も少し強くなってきた感じです。メカニカルなテーマだけど4ビートのブルース進行で意表をついたサウンドの1曲目、メロウでメロディアスなサウンドで、今風のコードやリズムを交えて演奏する2曲目、出だしはリズミカルなドラムスに合わせ、中盤部以降緩急自在な演奏の、ある意味深みのある3曲目、渋くて浮遊感のある淡い流れがいい感じの4曲目、どっしりしたタイトなドラムスにメカニカルなフレーズの5曲目、割と素直で朗々としたメロディが心地良さを誘う6曲目、やや静かな曲だけどフュージョン的に大らかな盛り上がりもある7曲目、エレピとのデュオで歌心満載のサックスの8曲目。(06年4月19日発売)

2011/07/14

ボブ・バーグ短編集/ボブ・バーグ

Bobshort
20日過ぎまで新譜は何も聴くものがないので、これをチャンスとばかりに、’09年に買ったままになっておいたボブ・バーグのDenon作品5枚を聴いていくことにします。彼は惜しくも交通事故で’02年に亡くなっています。マイク・スターンとの双頭バンドは好きだったなあ。マイク・スターンのソロ・アルバムだけはリアルタイムで買っていたんだけど、ボブのアルバムはやっと聴けました。やっぱりこちらの方はサックスがかなりのソロの割合を占めているのはあたりまえだけど、’80年代後半のことを思い出すと、けっこう好きなサウンド。何で当時聴かなかったのかな、と改めて思います。


ボブ・バーグ短編集/ボブ・バーグ(Ts、Ss)(Denon)
Short Stories/Bob Berg(Ts, Ss)(Denon) - Recorded March 1987. Don Grolnick(Org, Synth, P), Peter Erskine(Ds, Per), Will Lee(B), Mike Stern(G), Robby Gilgore(Synth Prog, Key on 4, 7), Jeff Andrews(B on 6), Dave Sanborn(As on 4) - 1. Fryday Night At Thr Cadillac Club 2. Words 3. Snakes 4. Kalimba 5. The Search 6. Maya 7. That's The Ticket 8. Junior

邦題は「ボブ・バーグ短編集」。ボブ・バーグ作が4曲(1、3-4、7曲目)、マイク・スターン作が2曲(2、5曲目)、他もメンバーの曲で、割とハードなフュージョンが展開します。派手なシャッフルビートで展開する親しみのあるメロディのキャッチーな1曲目、バラードと思いきや、それなりに盛り上がりの場面もある、サックスがメロウな2曲目、アップテンポでサンバっぽくスピーディーで都会的な展開のある3曲目、カリンバの音はたぶんシンセで出していて、ほんの少しアフリカンなフュージョンの4曲目、朗々としたサックスと都会的な進行との組み合わせの5曲目、やや渋めの浮遊感のある展開で、ややメロディアスなサウンドの6曲目、タイトな渋めのリズムから徐々に盛り上がっていく7曲目、分かりやすくノリやすい4拍打ちの8曲目。(06年4月19日発売)

2011/07/12

Facebookに登録してみた

とりあえず、登録しただけだけど、Facebookに入りました。まだ使い方は全然分かりません。やっぱりMixiの方が日本人向けで使いやすいかな、という感じです。ただ、MixiがFacebookをパクッているのか、その逆なのか分かりませんが、両方はだんだん似てきていると思います。Mixiが足あと機能をばっさりと廃止したのも、Facebookの影響でしょうかね。

ただ、Mixiは日本文化で育っているため、やはりハンドルネームのみで参加する人が多いようで、足あと機能がなくなったのは日本的な機能がなくなったという点でつまらなくなりました。その点実名登録のFacebookは、元々足あと機能はなく、出身学校も表に明記されていて、その点ではMixiのプライバシー保護をしつつ、という点と正反対かな、と思います。私はホームページをはじめた時から実名だったのですが、何だか周りとのバランスで不自然かな、と思ってハンドルネームを使いはじめた、といういきさつがありますので...。

日本人的使いやすさではMixiの方が勝るとは思うのですが、最近の運営の迷走状態、困りますよね。もしかするとFacebookに軸足を移すようになるかどうかは、成り行き次第、ということで(笑)。

それにしても、Mixi、ツイッター、YouTubeと、ちょっと放置状態のものも含めて何だかいろいろ入っています。今はこの中ではMixiが大きいウェイトを占めている感じですが、まあ、そのうちに自分に向いているものを中心に軸足を移していくことになるんでしょうけれども。いくつかは仕事のツールとしても使えそうなんですが、やはりジャズやバンドのことを中心に、って考えてます。

2011/07/10

Songs Of Mirth And Melancholy/Branford Marsalis/Joey Calderazzo

Branfordsongs
このアルバム、2か月ぐらい前にAmazonに注文したんだけれど、入荷予定未定延期になってまして、数日前まで待ってました。たまたまAmazonのサイトでミュージシャン名の方から入って行ったら、別アドレスになって在庫ありじゃありませんか(笑)。あわてて前のをキャンセル、注文を切り直しましたけど、その時に値段が300円ほど上がってしまいました。注文差し替えの前に、クレームをAmazonに出していたら、差額を返還してくれるようですが、先にキャンセルしてしまったので、あきらめました。とはいうものの、このアルバム、いいですねえ。現代ジャズ的なモーダルや都会的な暗さとは無縁のところでこれだけの演奏を聴かされると、やはりこの2人はスゴいんだな、ということが分かります。ただ、ちょっと聴く人をえらぶかもな、と思うところはありますが...。


Songs Of Mirth And Melancholy/Branford Marsalis(Ts, Ss)/Joey Calderazzo(P)(Marsalis Music)(輸入盤) - Recordeed January 3-5, 2010. - 1. One Way 2. The Bard Lachrymose 3. La Valse Kendall 4. Face On The Barroom Floor 5. Endymion 6. Die Trauernde 7. Hope 8. Precious 9. Bri's Dance

(11/07/09)ブランフォード・マルサリス作が2、5、8曲目の3曲、ジョーイ・カルデラッツォ作が1、3、7、9曲目の4曲、ウェイン・ショーター作が4曲目、ブラームスの作品が6曲目で、デュオの演奏。1曲目はストライド的なピアノで、明るめでやや昔の風景が広がっている感じですが、スマート。またその後に続くバラード系の曲は、クラシカルな感じがかなり強いです。いわゆる現代ジャズに多いモーダルで都会的な暗さを持つサウンドとは一線を画す印象。2人が有機的に絡み合って、タダ者ではないデュオの世界が広がっています。まさに唯一無二の2人の世界で、あまり派手ではないけれど、実はスゴいことをやっていると思われる2人のインプロヴィゼーションもなかなか滋味があって、深い。ラストの曲で、またテンポのいいやりとり。

2011/07/07

J.S. Bach Ich Hatte Viel Bekummernis/Heinz Holliger/Erich Hobarth/Camerata Bern

2229
J.S. Bach Ich Hatte Viel Bekummernis/Heinz Holliger(Oboe, Oboe D'amore)/Erich Hobarth(Vln, Cond)/Camerata Bern(Ecm New Series 2229)(輸入盤) - Recorded December 2010. - Johann Sebastioan Bach: 1. Sinfonia 2-4. Konzert C-Moll 5. Adagio 6-8. Konzert A-Dur Alessandro Marcello/Johann Sebastian Bach: 9-11. Konzert D-Moll Johann Sebastian Bach: 12. Sinfonia 13-15. Konzert D-Moll

(11/07/05)バッハは18世紀ドイツの作曲家。Alessandro Marcelloは同時期の音楽家でもあるイタリア人貴族。このアルバムでは有名な曲も含め、バッハばかりになっていて、現代音楽とカップリングすることの多いECMとしては異色。でもこちらの方が普通のアルバムの出し方か。バッハはあまりにも有名な大音楽家ゆえ、知っている曲が多くて、安心して聴くことができます。ここではHeinz Holligerもバロック音楽に徹しています。王道の作品。

2011/07/06

Heinz Holliger/Induuchlen

2201
ECM New Seriesの新譜です。今日のは現代音楽で、明日のものはバッハのバロックと、全然違うジャンルなんですが、今回は共通点があります。それはスイスの現代音楽家、オーボエ奏者のハインツ・ホリガーという点です。前者は現代音楽の作曲家としての彼に焦点を当てて、難解な現代音楽の側面をアプローチします。後者はオーボエ奏者で、バロック音楽のバッハの世界になっている彼がいます。どちらも彼の世界なんでしょうけれども、2枚続けて聴くと、両方できるのはまさに奇跡、というくらい、違うサウンドが展開しています。まあ、作曲も演奏もという時点で多面性があるんでしょうけれども。


Heinz Holliger(Comp, Cond)/Induuchlen(ECM New Series 2201)(輸入盤) - Recorded 1958, June 2006, December 2007, March 2008, June 2010. Anna Maria Bacher(Recitation), Albert Streich(Recitation), Sylvia Nopper(Soprano), Kai Wessel(Countertenor), Olivier Darbellay(Horn), Matthias Wursch(Per), Swiss Chamber Soloists - 1-4. Toronto-Exercises 5-14. Gedichte Von Anna Maria Bacher 15-28. Puneiga 29/ Induushlen Von Albert Streich 30-33. Induuchlen 34. Ma'mounia

(11/07/05)ハインツ・ホリガーは20世紀前半生まれのスイスのオーボエ奏者、現代音楽家、指揮者。録音年月がバラバラなので、録りためて1枚のアルバムにしたのだろうと思います。いかにも難解な現代音楽という趣きの曲や、recitation(詩の朗読)や歌唱、それらを織り込んだ曲とか、いろいろな世界を聴かせてくれます。タイトルの「Induuchlen」は昔の独和辞典では単語が出てなくて、造語かも。独創的で前衛的、温度感の低い音世界。

2011/07/05

For Two/Michael Mantler

2139
ECMレーベルの新譜がまた届きました。今月は20日過ぎまで次が届かない気配が濃厚なので、あと2枚のNew Seriesが終わったら、ちょっと旧譜の方に戻ろうかとも思ってます。このアルバム、ECMの中では過去にもありますけれども、アルバムのリーダーが作曲者として出ていて演奏はしていないというケースです。しかもデュオなのに時間差で録音している面白いやり方。内容は面白いというよりかなりシリアスなんですけれどもね。う~ん、ジャズ色というよりは現代ECM色といった方が分かりやすいと思うのですが、どうでしょうか。ただ、時間差録音でも、けっこう2人の演奏の緊張感は出ています。


For Two/Michael Mantler(Comp)(ECM 2139)(輸入盤) - Recorded June and August 2010. Bjarne Roupe(P), Per Salo(G) - 1. Duet One 2. Duet Two 3. Duet Three 4. Duet Four 5. Duet Five 6. Duet Six 7. Duest Seven 8. Duet Eight 9. Duet Nine 10. Duet Ten 11. Duet Eleven 12. Duet Twelve 13. Duet Thirteen 14. Duet Fourteen 15. Duet Fifteen 16. Duet Sixteen 17. Duet Seventeen 18. Duet Eighteen

(11/07/04)今回マイケル・マントラーは作曲者に徹していて、ピアノとギターのデュオの演奏。しかもピアノを先に6月に録音して、8月に後からギターを録音するという手法を使っています。掛け合いで融合していく部分はないし、完全に記譜されたものなのか、インプロヴィゼーション的な部分があるのか、微妙。サウンドが硬質で現代音楽的な面も見え隠れしますが、インプロヴィゼーションらしきフレーズも。ギターはエレキでエフェクターがかかっている、ある意味ロック的な面もあるサウンド。40分台前半の長さに18曲も凝縮していて、けっこう中身が濃い印象。ゆったりした曲もありますが、どの曲も温度感が低いし、緊張感の漂うものとなってます。まさにECMならではのサウンドの作り方。2人の演奏が融合して聴こえるから面白い。

2011/07/04

昨年買った息子のフェンダー・メキシコ・ジャズ・ベース

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ちょっとバタバタしていて、CDを聴いているヒマがないので、またベースネタを。

最初(’09年頃)は私の’78年フェンダー・ジャズ・ベースのオーバーホールをしたものを息子に使わせていたんですが、異様に重い時代のジャズ・ベースだったため、持ち運びにしんどい、ということで、昨年の11月に買いました。型式はFender MexicoのJazz Bass「60S J BASS OWT」’09年製です。費用は半分以上、息子自身が直接出していて、実質彼の所有と考えていい、ただ1台のベースです。

フェンダーメキシコのジャズベースは、私のよりネックが薄くて弾きやすく(USAよりはネックが薄くなってます。)、ボディの木材もアッシュではなくてアルダーを使用しているため1キロ以上軽くなってます。実売の値段もフェンダージャパンと大差なくて、USAよりはかなり安いです。弦高も低くて弾きやすいセッティング。何かある時は借りようかな、なんて思ってます。音も、型式からして’60年代を意識した感じですし。私の’78年ジャズ・ベースはバダスのブリッジとEMGのアクティヴ・ピックアップに交換してあるので、ドンシャリ傾向が強く、たまにはこういうオーソドックスな音もいいなあ、と思いました。ただ、パッシヴのピックアップのため、ノイズがちょっと入りやすいのが欠点かな。

これは今は主に学校の軽音部の活動に持っていきます。一番扱いやすいという理由だろうと思うのですが。有志のグループでは、Tuneの5弦ベースを今まで使っていたのですが、昨日のAtelier Zの5弦ベースを買ったので、今度はそちらがメインになっていく可能性があります。

2011/07/03

Atelier Zのベース(M265 D Plus)買いました

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今日は長男と、ベースを買いに出かけました。運命の1本というのまで買わないという約束で、最初は彼の学校の上履きを買いに横浜まで行き、その後反対方向の秋葉原へ。秋葉原のお店では該当の機種はあったんだけれども、弾いた感じはすごくいいんだけれども木目が今ひとつということで、悩んだあげく、とりあえず断って、今度は渋谷まで行きました。

渋谷のお店の同機種は、まだ数日前に入ったばかりで、弾き心地はもちろんいいし、木目も良かったので、買ってしまいました。ナチュラルの塗装の高価なものを買うので、このあたり、重要ですよね。私の古いJazz Bassは、経年変化でボディの貼り合わせた2枚の板が、違う色になってしまい、大きくマイナスポイントになっていますし。しかも、普通しないと言われている値引きですが、7月決算ということで、交渉の末してもらいました。ラッキーでした。どのぐらい引いてもらったかはナイショ。でも、ここまで高いベース(と言っても絶対価格ではあまり高い方には入らないのですが)、自分の経験でも初めて。

機種はAtelier ZのM265 D Plusというピックアップがシングル2つ、ハムバッカーが1つのっている特殊なタイプです。資金の捻出には何ヶ月もかかって、けっこう苦労しました。カード払いですけれどもね。今日はいい買い物ができたと思います。これは2人で交替で使います。

その後、渋谷でアニメイトに息子が寄ったり、夕方に近いのにカレーを食べたりしながら、夕方やっと帰ってきました。

とりあえず当面の支払いは何とかなるので、これを買うと使い道のなくなるベースが出てくる(当然です。親子で6本目のベースなんですから(笑))ので、余ってしまったベースを2本ぐらい、新しいベースを使っているうちに処分できるようになるだろうと思います。

ついでにスリム化で、CDももう少し処分しようかと思っています。

(追記’16年3月12日)

その後、やっぱり5弦ベースは弾きづらいということで、長男専用機になってましたが、今回初めてライヴで使用しました。スラップはほとんどないですけど、一部5弦の低音域が必要だったためです。組曲の全体の3分の2しかベースの出番がないけど、DIから出ている音が多いので、どんな音かは分かるかと。ちなみにジャズベのピックアップの方を2つフルにして出してます。あと、コンプレッサーだけつないでいます。

’16年3月12日「あさおSound&VIsion2016」に出演

組曲2016: Promenade(ムソルグスキー「展覧会の絵」より)~はげ山の一夜(ムソルグス­キー New Trolls編)~Menuett抜粋(Original)~Another Side抜粋(Original)~Rhayader(Camel "Snow Goose"より)~はげ山の一夜(Reprise)

2011/07/01

Common Ground/The New Gary Burton Quartet

Garycommon
6月上旬に届いていたのに、なぜか聴くのが遅くなってしまいました。ゲイリー・バートンのリーダー作。でも、4人が4人とも主張し合っていて、いかにもリーダー作という感じではないのがいいところ。また、このアルバムも現代ジャズなんですけど、ダークで都会の夜を思わせる感じではなくて、もっとカラフルなサウンドが詰まっています。でも、やっぱりちょっとシリアスかな、と思う場面もありますね。変拍子割合は少ない方では、と思いますが、難なくこなすところは、さすがこのメンバーです。人選がかなりいいと聴いていて思いました。特にベースとドラムスは理想的なメンバーであり、コンビネーションですね。


Common Ground/The New Gary Burton(Vib) Quartet(Mack Avenue)(輸入盤) - Released 2011. Julian Lage(G), Scott Colley(B), Antonio Sanchez(Ds) - 1. Late Night Sunrise 2. Never The Same Day 3. Common Ground 4. Was It So Long Ago? 5. Etude 6. Last Snow 7. Did You Get It? 8. My Funny Valentine 9. Banksy 10. In Your Quiet Place

(11/06/30)ゲイリー・バートン作は4曲目のみ。スタンダードが8曲目、キース・ジャレット作が10曲目に、前作のピアニストのVadim Neselovskyi作が1、6曲目の他は、他のメンバーのそれぞれの作曲が1-2曲ずつ。ドラムス、ベースが現代ジャズの名手の2人になったせいか、いつもの温かめで静かなヴァイブラホンの領域を超えて、少々野性味が全体的に出てきたかな、と思います。ギターも相変わらず若いのに、前面にかなり出てます。安定したサウンドの中にも曲の自由度が増している感じ。曲調もさまざま。しっとりとくるような哀愁のある曲から、割と現代ジャズっぽさのある曲、アップテンポの4ビートも。オリジナル中心でも、とくに暴れまわっているわけではないですが演奏はけっこうインパクトありです。この4人は素晴らしい。

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