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2011/06/30

転機かな

今日は、ホームページをはじめてからちょうど13年と9カ月(開始’97年9月30日)、このブログをはじめてから7年と1カ月(開始’04年5月30日)になります。思えばけっこう長くやってますね。30代半ばでホームページを作りはじめ、’99年にアルバムコメントの長さを以前より長くする変更をしたことはありますが、ホームページもブログも、初期にちょっと試行錯誤をしているだけで、スタイルはほとんど変わってないんですよね。評論ではなくて、記述ですしね。

ホームページをはじめた頃は、ジャズ雑誌を頼りに、ジャズ国内盤がそれこそいろんな種類が出ていた頃なのと、輸入盤情報が少なかったので、集めるのも国内盤を売っているお店で国内盤を買う生活が中心でした。今ではネットの情報を中心にして、通販で輸入盤ばかり買う生活になってしまい、内容は大きく変化しています。

そんな私も、もうじき50歳になろうとしています。本当だったら、その時その時で、スタイルを変えていくべきだったんだろうけれど、あえて、同じスタイルを貫き通しました。まあ、別に評論家を目指していたわけでもなし(10年以上前は仕事方面で原稿料を少しもらっていたことはありました)、買ったジャズCDを基本的には全部ホームページやブログにアップして、できればミュージシャン別、レーベル別もやってみたいな、というのには、スタイルを途中で変えるわけにはいかなかったってこともありますが。ただ、今やブログ全盛時代。ミュージシャン別、レーベル別にまとめたホームページもアクセス数が減っていく傾向にありますね。

ECMレーベルもCriss Crossレーベルもいい時期にCDで揃うものは揃えられました。中古を探した枚数も少なかったです。今だと入手できない盤が増えてますね。

でも、年齢とともに生活も感性も変わってきて、ある時期みたいに平均1日1枚ペースで聴いていく(土日にまとめて、というのも含めて)のはなかなか難しくなってきてます。ジャズも2000年代に入ってから混沌としてきて、この時代のジャズを体系的に説明することは評論家でも皆無です。1枚1枚あたっていくしかない時代でもあり、その積み重ねで現代ジャズを楽しめるんだと思っています。

転機かな、と思うのは年齢のせいもありますし、基本的には同じスタイルは変わりませんけど、もう少しマイペースで行こうかな、なんてことを考えています。ジャズではないけれど、若い頃のように聴く方から演奏する方に再びシフトできそうな、ラストチャンスの年齢かな、とも思えますし。いずれにしても、転機を感じることはあってもブログをやめてしまうわけではなくて、淡々と今後もやっていこうとは思っています(更新間隔が少しゆっくりになるかもですが)ので、これからもよろしくお願いします。

2011/06/28

Celestial Circle/Marilyn Mazur

2228
ECMレーベルの新譜です。マリリン・マズールの新譜ですけれども、ヴォーカル(曲によっては参加せず)プラス・ピアノ・トリオ、それに加えて彼女のエスニックなパーカッションの場面もあって、まあ、普通のヴォーカルアルバムに近いサウンドもありますけど、それだけにはおさまっていない、という感じです。でもECMなので、基本的には温度感は低く、やや静かなサウンドです。ヴォーカリストも、新人かと思ったら、スイスではすでにけっこう有名になっているみたいですね。最近はベテランというか、有名な人の起用が目立つような気がしているのは、気のせいでしょうか。まあ、内容がECMファンとして良ければ、それでいいんですけれども。


Celestial Circle/Marilyn Mazur(Ds, Per, Voice)(ECM 2228)(輸入盤) - Recorded December 2010. John Taylor(P), Josefine Cronholm(Voice), Anders Jormin(B) - 1. Your Eyes 2. Winterspell 3. Kildevaeld 4. Gentle Quest 5. Secret Crystals 6. Temple Chorus 7. Antilope Arabesque 8. Chosen Darkness 9. Among The Trees 10. Color Sprinkle 11. Tour Song 12. Drumrite 13. Oceanique 14. Transcending

(11/06/27)54分ほどで14曲と、短めの曲が多い。マリリン・マズールの曲は2-3、6-7、9、11-12曲目、彼女を含むインプロヴィゼーションは4-5、8、10、13曲目。ヴォーカルのある曲(1-3、6-9、11-12曲目)、ない曲があるけれど、ヴォーカルのJosefine Cronholmはスイスの歌手。奇抜なところはなく、ECMらしい温度感の低さはあっても、素直でじっくりと歌うメロディアスな曲が多いのが特徴。3、6、12曲目のように歌詞ではなくてスキャット的に参加する曲も。元々マリリンのパーカッションはエスニックさがあるけれど、曲によっては他のメンバーもそれに引っ張られる感じ。4曲目は静かなエスニックさが淡々としています。9曲目の明るいエスニックもなかなか味わいがあります。ヨーロッパ・ジャズ的なサウンドも。

2011/06/26

What's It All About/Pat Metheny

Patwhats
パット・メセニーのアコースティック・ソロ・ギターでの新作。譜面はおそらくテーマ部分のメロディだけで、あとはその時の気分で演奏しているんじゃないかとは考えられるので、いちおうジャズに分類しておきますけど。ジャズ的なフレーズではないので、ギターミュージックではあるんだけれど、ジャズの枠にはくくれない、でも聴くと心地良いアルバムです。かと言って3コードで弾くような単純なことはやっておらず、すらすらとシンプルに演奏しているように見えて、その表現の世界は深いです。ギターの巨匠(すでにパットもそういう歳なんですね)が何気なく表現した世界が素晴らしかった、そういうことなんだろうと思います。


What's It All About/Pat Metheny(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded February 2011. - 1. The Sound Of Silence 2. Cherish 3. Alfie 4. Pipeline 5. Garota De Ipanema 6. Rainy Days And Mondays 7. That's The Way I've Always Heard It Should Be 8. Slow Hot Wind 9. Betcha By Golly, Wow 10. And I Love Her

(11/06/25)初の全曲カヴァー&一切のオーバーダビングなしのギターソロアルバムとのこと。主にバリトンギターを使用していて、1曲目が42弦ギター、4曲目が6弦ギター、10曲目がナイロン弦ギターを使用。パット・メセニーのことだから、ほとんどジャズのイディオムでは弾いていなくて、アコースティック・ギターで素直に弾くとこうなる、というような素朴な味すらあるサウンド。でもよく聴くと深いので、ここまで出来るのは逆に相当ギターのウデがないと、と思うのだけれど、聴き流すこともできるサウンドに仕立て上げているのはスゴいことだと思います。知っている曲もあれば知らない曲もありますが、有名な曲ばかりなので、メロディアスなギター・サウンドに身をまかせ、時間が過ぎていきます。ギターのフレーズもサウンドも素晴らしい。

2011/06/25

PIANIST~ワルツ・フォー・ビル・エヴァンス

Pianist
ユニバーサルから出たオムニバス・アルバム。いつもだったらこういうアルバムはスルーなんだけど、未発表や新録音が1曲を除いてズラリとあるのと、好きなピアニストが多いということで、3千円という高価な(最近は輸入盤が安いので、相対的に国内盤に手が出なくなってきてます)値段にも関わらず、注文してしまいました。ビル・エヴァンスの愛奏曲は親しみのある曲が多いだけに、彼風に弾いても、独自の解釈で弾いても、けっこう面白いことになっています。それにこれだけのピアニストが出ているアルバムなので、やはり買わないわけにはいかないでしょう。国内レコード会社の商魂のたくましさは、自分の中でもちょっと賛否両論のはざまで揺れてますが(笑)。


PIANIST~ワルツ・フォー・ビル・エヴァンス(Universal)
Pianist - Waltz For Bill Evans(Universal) - Released 2011. - 1. How My Heart Sings(Makoto Ozone) 2. Waltz For Debby(Chick Corea, Eddie Gomez, Paul Motian) 3. Israel(Hakuei Kim "Trisonique") 4. Here's That Rainy Day(Chihiro Yamanaka) 5. Never Let Me Go(Junko Onishi Trio) 6. Nardis(Makoto Ozone) 7. Very Early(Chick Corea, Hiromi) 8. You And The Night And The Music(Junko Onishi Trio) 9. What Is This THing Called Love?(Hakuei Kim "Trisonique") 10. I Should Care (Chihiro Yamanaka)

ビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デビィ」録音50周年記念の発売。曲はもちろんビル・エヴァンスゆかりの曲ばかりだし、7曲目以外は未発表音源か新録音とのことで、ピアニストも小曽根真、チック・コリア、ハクエイ・キム、山中千尋、大西順子、既発表曲だけど上原ひろみも聴けるという、非常に豪華なオムニバス・アルバム。タイトル曲はチック・コリアとエディ・ゴメス、ポール・モチアンなので、このメンバーでもうすぐ発売されるアルバムの前哨戦といったところ。ビル・エヴァンスの雰囲気に似た曲もあるけれど、やはりこれだけのメンバーなので、彼ら自身で解釈した独自のサウンドのエヴァンス曲というのもけっこう興味深い。このメンバーになってしまうと、どれがどうということを超えて、続けて素晴らしい演奏を聴くことができます。(11年6月22日発売)

2011/06/24

Arco Iris/Amina Alaoui

2180
ECMレーベルの新譜聴き。便宜上、ジャズのカテゴリーに入れてあるけれども、中東系のワールド・ミュージックになります。ジャズ度は一切ないと思って下さってもいいんじゃないかと。Amina AlaouiってECMでははじめてかな、と思ったら、「Siwan/Jon Balke(Key, Cond)/Amina Alaoui(Vo)」(ECM 2042)というアルバムが出ていました。ネットで検索するとけっこうモロッコのアンダルシア古典音楽方面では有名な人のようです。ヨーロッパではこういう音楽も人気なんでしょうか。同じモロッコということで、アヌアル・ブラヒム(Oud)のアルバムのサウンドと、どことなく共通点があるような気がしてます。


Arco Iris/Amina Alaoui(Vo, Daf)(ECM 2180)(輸入盤) - Recorded April 2010. Saifallah Ben Abderrazak(Vln), Sofiane Negra(Oud), Jose Luis Monton(Flamenco G), Eduardo Miranda(Mandolin), Idriss Agnel(Per) - 1. Hado 2. Buscate En Mi 3. Fado Al-Mu'tamid 4. Flor De Nieve 5. Oh Andaluces 6. Ya Laylo Layl 7. Fado Menor 8. Buscate en Mi, Var. 9. Moradia 10. Las Morillas De Jaen 11. Que Fare 12. Arco Iris

(11/06/23)モロッコ生まれのAmina Alaouiの作曲は1-2、5-6、8、11-12曲目で、他にメンバーのJose Luis Montonの曲やトラディショナルの曲も。11世紀の詩も何曲かあって、作詞者不詳もあれば新しいものもあります。詩はAmina Alaouiによってアレンジと明記。中東の暗く、静かなヴォーカル入りのワールドミュージックという印象。賑やかな曲も。ライナーにはアラブの暗いムードとアンダルシア(スペインではなくモロッコの古典音楽という意味らしい)の叙情的な雰囲気をかけ合わせた、というようなことが書いてありますが、まさにその通りの世界がECMで表現されています。空間的で中東でもモロッコという位置なので、そんなに暗くもなく、ヨーロッパの影響もあるような折衷サウンドが心にせまってきます。不思議な味わいです。

2011/06/22

The Jazz Ballad Song Book/Randy Brecker With DR Big Band

Randyjazzballad
このレーベルのこのシリーズ、ちょっと前にクリス・ポッターのオリジナル集が出たんですが、今度はランディ・ブレッカーのバラード集でした。バラード集とはいっても、ミディアムテンポの4ビートの曲が1曲目だし、ゆったりと静かなバックで流れるようなメロディ、などというものではなくて、ゆったりめの曲は多いながらもソロにバックにと割と賑やかになったりソロが速いパッセージで吹きまくっていたりと、バラードっていう名前はつけなくてもよかったんではないかな、と思えます。でも内容はかなり良かったですね。フュージョンのランディというイメージ(今はそう思っている人も少ないでしょうけど)をくつがえす堂々としたソロのフィーチャーでした。


The Jazz Ballad Song Book/Randy Brecker(Tp) With DR Big Band(Red Dot Music)(輸入盤) - Recorded January 2010. Anders Gustafsson(Tp), Christer Gustafsson(Tp), Thomas Kjaergaard(Tp), Mads La Cour(Tp), Gerard Presencer(Tp), Vincent Nilsson(Tb), Steen Hansen(Tb), Peter Jensen(Tb), Annette Huseby Saxe(Tb), Jakob Munck(Tb), Nicolai Schultz(Reeds), Peter Fuglsang(Reeds), Lars Meller(Reeds), Uffe Markussen(Reeds), Pelle Fridell(Reeds), Henrik Gunde(P), Kasper Vadsholt(B), Soren Frost(Ds), Per Gade(G), Additional Orchestra: Danish National Chamber Orchestra - 1. All Or Nothing At All 2. Cry Me A River 3. Someday My Prince Will Come 4. Foregone Conclusion 5. Goldfinger 6. Skylark 7. I Talk To The Tress 8. This Is All I Ask 9. The Immigrant/Godfather 10. Round Midnight

(11/06/22)ランディ・ブレッカー作曲は4、7曲目で、他はスタンダードや映画音楽など。ビッグ・バンドだけでなくて、曲によってはオーケストラもつくので、非常にゴージャス。また、バラード集で味わい深く曲を聴かせると思っていたら、ミディアムの4ビートの曲が1曲目に、他にも割と賑やかな曲が5-10曲目にもあって、変化があるようです。今回の彼のソロを特にフィーチャーしたジャズのアルバムで、貫録十分な、堂々と歌っているフレーズを聴かせてくれています。彼の曲はやはり彼らしさが漂っていて、なかなかいい。これらはヴィンス・メンドゥーサの編曲。他にも何人かで編曲をしている豪華さ。ランディが基本的には出まくりで、ソロが多いのだけれども、他のソロイストも出番は少ないとはいえ、なかなか良いソロを聴かせます。

2011/06/21

Barefooted Town/David Binney

1335
Criss Crossレーベル新譜4枚のうち、1枚だけ遅れて届きました。聴いてみると今回の新譜ではアレックス・シピアギンの新譜と比べられやすい現代ジャズなんですが、リーダーのデヴィッド・ビニーの個性なのか、マーク・ターナーはじめとするメンバーの個性なのか、盛り上がりの部分はあるにしても、けっこうこちらの方が発散する部分が少なくて内向的なイメージを持ちます。ある意味聴く人を選ぶような、キャッチーなメロディがなくて、どんどん奥に入り込んでいくようなサウンドなんですけど、これもひとつの現代ジャズの方向性かな、と思います。ある意味都会的ではありますけれども。


Barefooted Town/David Binney(As, Voices)(Criss Cross 1335)(輸入盤) - Recorded November 15, 2010. Ambrose Akinmusire(Tp), Mark Turner(Ts), David Virelles(P), Eivind Opsvik(B), Dan Weiss(Ds) - 1. Dignity 2. Seven Sixty 3. The Edge Of Seasons 4. Barefotted Town 5. Secret Miracle 6. A Night Every Day 7. Once, When She Was Here

(11/06/20)全7曲がデヴィッド・ビニーの作曲。テーマ部はメカニカルでやや無機的、やや内向的でこだわりのある複雑な構成を持つ現代ジャズといった感じの曲が多いです。1曲目からしてそういう都会的な曲で、ソロになると各メンバーが活躍するもバックが空間があって、自由に活躍してます。ドラムスが割とシンプルなビートでプッシュしつつソロ楽器の出番があったり、静かなシーンもある2曲目、静かな場面と、ところどころ盛り上がりのあるフレーズのある3曲目、落ちついてゆったりした進行で、ドラムスやバックが中盤部であおるタイトル曲の4曲目、どことなく浮遊感のある出だしから、変拍子で盛り上がっていく5曲目、ホーンが寄り添うようにはじまり徐々に展開していく6曲目、しっとりとしつつ現代ジャズのバラードの7曲目。

2011/06/20

新しいパソコンが届く

110616dh57d_200
デスクトップパソコンを注文して、今日届きました。といっても息子用で、今回に関してはお金も私の母(彼にとってはおばあちゃん)が出すので、何ともはや、なんですが。私が買ってやりたくても、税金の支払いやらで、すぐには無理だったので。立ち上げは、彼にやらせるつもりです。

機種は富士通 ESPRIMO DH57/D

Windows 7 Home Premium 64ビット
CPU Core i7-2600 3.40GHz
メモリ 4GB (2GB×2)
HDD 約 1TB
スーパーマルチドライブ DVD±R DL(2層)書き込み対応
22型ワイド スーパーファインVX液晶

取引先のTKCの特注モデルで、この性能で13万円とちょっとなので、お得かも。今でこの性能なら、全然文句はない、と息子は言ってました。

カタログモデルにFMVD54Dというのがあって、そのCPU(Core i3-2100 3.10GHz)とメモリ(2GB (2GB×1))を増強したものです。価格comではそのFMVD54Dが106,999 - 148,800円のあたりの金額で売られてました。ヨドバシの通販ではFMVD54Dが134,800円なので、比べるとお得感は強いかな。

4年半前に買った彼用のVistaのノートパソコンは、買い取りに出せばまだ値段がつくんだけれど、学校にも持って行きたいということで、処分は出来なくなりました。あれっ? 最初はノートパソコンが熱を持ってしまって、この夏越せなさそう、っていうことで新しいパソコンを欲しがってたんじゃなかったっけ。まあ、サブのパソコンとしてたまに使う分には、大丈夫か。夜じゅう動画関係をダウンロードしていたりと、今までけっこうハードに使っていました。

仕事用にはサーバーにつなげるパソコンでないといけないので、どうしてもProfessionalのパソコンが必要になってきますが、一昨年暮れにWindows7が出て割とすぐに1台購入していて、それが今のメインパソコンになっています。


(追記6月21日)昨夜息子が塾から帰ってきて22時頃から1時頃まで立ち上げをやってました。でもこれから毎日やったとしても、データ移行まで含めると、土日ぐらいまでいろいろやっていそうです。後から気がついたのだけど、Office2010にWord、Excel、OutlookだけじゃなくてPower Pointもついてました。値段からするとお得感が強いです。自分も使わせてもらおう。

2011/06/18

Mano A Mano/Michel Camilo

Michelmano
ミシェル・カミロの新作、前作まではTelarc Jazzから出していたので、移籍したのかな? 今回はGiovanni Hidalgo(パーカッション)を交えてのドラムレスのトリオ作。Hidalgoはミシェル・カミロと’97年に「Hands Of Rhythm」というアルバムを出しているのですが、これを数年前に見つけた時はもう廃盤で、中古価格も高騰していたので入手をあきらめました。いやーさすがです、特にコンガの大御所だと思うのですが、素晴らしいパーカッションでした。これならドラムスはいらないと思えるくらい。カミロのキメの多い曲もベースともども難なくこなして、あっという間の1時間強という感じ。相変わらずパワフルなラテン・ピアノという印象。


Mano A Mano/Michel Camilo(P)(EmArcy)(輸入盤) - Recorded January 27-29, 2011. Charles Flores(B), Giovanni Hidalgo(Latin-Per) - 1. Yes 2. The Sidewinder 3. Then And Now 4. Mano A Mano 5. You And Me 6. Rice And Beans 7. Naima 8. No Left Turn 9. Alfonsina Y El Mar 10. Rumba Pa' Ti 11. About You

(11/06/17)2、7、9曲目以外はミシェル・カミロの作曲。ドラムスではなくてパーカッションの大御所を入れての演奏。コンガなどが色どり鮮やかで、かなりリズミカルに音楽を活性化してくれます。相変わらずのラテンジャズ系の曲が多く、フレーズ的にも時に爆発したりして、やはりカミロはスゴいなあと思わせます。そして適度にベースやコンガのソロを取り入れています。緩急自在でもあり、ノリの良い曲の間に3、5、9、11曲目での静かなバラードを入れて、しっとりと聴かせる曲も。曲的には、キメの多い曲が多く、難易度は高そう。それにしてもコンガとピアノがこれだけ相性が良いのも珍しい。2曲目の「ザ・サイドワインダー」は割と原曲重視か。アフリカンの8分の6拍子の「ネイマ」も面白い。8曲目はパーカッションとのデュオです。

2011/06/17

Amazing/We3(Dave Lievman/Adam Nussbaum/Steve Swallow)

We3amazing
この3人、同じメンバーで’06年(録音は’05年)にChallengeレーベルからアルバムを出しているんでした。その時のことを思い出して検索してみたら、何と私はアルバムタイトルとグループ名を反対に当時は書いていたことが判明しました(笑)。デイヴ・リーブマンはサックス・トリオが似合う人で、ここでも他のホーンを含め、トリオで吹いています。時々アグレッシヴなところは出てきますけど、他のアルバムに比べたらソフトな感じなのでは、と思います。やっぱりアダム・ナスバウム、スティーヴ・スワロウとやっているのがそうさせるんでしょうね。なかなかいい味を出しているアルバムです。


Amazing/We3(Dave Lievman(Ss, Ts, C Fl, Wooden Indian Fl)/Adam Nussbaum(Ds)/Steve Swallow(B))(Kind Of Blue)(輸入盤) - Recorded June 21, 2010. - 1. Remember 2. Amazing 3. In F 4. Free Ballad #1 5. My Maia 6. Get Out Of Town 7. Bend Over Backwards 8. Swallowish 9. Free Beguine #1 10. Sure Would Baby 11. Latine Like

(11/06/16)スタンダードが1曲(6曲目)あるけれど、全員のインプロヴィゼーションが2曲(4、9曲目)、他はそれぞれの作曲。スティーヴ・スワロウ作が1-3、7曲目と4曲あって配列やタイトル曲を考えると、彼が引っ張っている感じか。ワン・ホーンのトリオで、サックス(主に)が主導権を握っているけれど、デイヴ・リーブマンのキャラクターはここでは割とメロディアスなイメージで、一部ブチ切れるところも。ジャジーな曲で4ビートもあったり、バラード系もあったりするけれど、メンバーの個性か、やはりオリジナルがほとんどとは言っても聴きやすい感じはあります。もちろん3曲目のように躍動的な曲もありますが。スティーヴ・スワロウのソフトなエレキ・ベースがキモか。地味なようだけれども、味わいのあるサウンド。年齢を経た味わい。

2011/06/14

Human Element/Human Element

Humanelement
このアルバムも、発売されてから少しして購入して、しかも届いてから1ヵ月経ってしまったので、もうバリバリの新譜じゃなくなってしまいました。聴いてみると、ザヴィヌル・シンジケートの影響が強いバンドだなあ、という感想。ジョー・ザヴィヌルが亡くなってしまったので、その方向に行くミュージシャンたちもあっていいと思うし、このサウンドって出すの、けっこう難しいんですよね。もちろんものまねばかりでないと思うのですが、ジョー・ザヴィヌルが存命だったら出したかなあ、とも思います。個人的にはかなり好きなハードコア・フュージョンのサウンドなんですけど。メンバーもいいですし、このパワーの出し加減がけっこういいなあ、と思います。


Human Element/Human Element(Abstract Logix)(輸入盤) - Released 2011. Scott Kinsey(Synth, P, Vocoder), Arto Tuncboyaciyan(Per, Vo), Matthew Garrison(B), Gary Novak(Ds) - 1. Introduction 2. Izzy 3. The Human Element 4. Speak With Your Eye 5. Onno 6. Hi Lao 7. Cur Listen With Your Mouth 9. Essaouira 10. Crazy Girl 11. See With Your Ear 12. Shake It! 13. Bottom Of The Mirror 14. Think About It

(11/06/13)全14曲が、それぞれのメンバーの作曲。Arto Tuncboyaciyan作が半数強、次いでスコット・キンゼイ作が4曲。サウンド的にはザヴィヌル・シンジケートの影響がかなり強い面もあると思いますが、なかなかハードコア・フュージョン的でいい感じです。エキゾチックな感じを前面に出しつつも、ハードなドラムスやベースなどの演奏がカッコいい。パーカッションやヴォイス、シンセサイザーなどが、そのエキゾチック路線に輪をかけて面白くしています。ただ、もしジョー・ザヴィヌル存命だったとしたら、こういうサウンドが似ている面も多いアルバムを出せたかどうか。中には違う雰囲気の部分もありますが。方向性は一定だけれど、曲ごとの変化も富んでいます。個人的には大好きなサウンド。73分で14曲とお腹いっぱいですけど。

2011/06/12

First In Mind/Mike Moreno

1338
Criss Crossレーベル新譜聴き3日目。マイク・モレノのアルバムも楽しみにしていました。ちょっと地味かなと思えるギターのサウンドですけど、やっていることには安定感があるし、やはり彼も現代ジャズの面をちゃんと持っていて、リーダーでもサイドにまわっても安心して聴けるミュージシャンのひとりです。個人的にはオリジナルを多くしてほしかったかな、という気持ちもないわけではありませんが、今回の選曲も渋いし、曲順もいい感じで並んでいます。「イン・ア・サイレント・ウェイ」をこのクァルテットでやっちゃうの?と思いましたけど、原曲の雰囲気もあるバラードに仕上がっていました。


First In Mind/Mike Moreno(G)(Criss Cross 1338)(輸入盤) - Recorded 18, 2011. Aaron Parks(P, Key), Matt Brewer(B), Kendrick Scott(Ds) - 1. First In Mind 2. Soul Dance 3. Airegin 4. By Myself 5. But Beautiful 6. Milagre Dos Peixes (Miracle Of The Fishes) 7. A Flor E O Espinho (The Flower And The Thorn) 8. In A Silent Way 9. Mantra

(11/06/12)1曲目のみマイク・モレノ作で、ジョシュア・レッドマン作が2、9曲目。他はスタンダードやジャズメン・オリジナル(ボッサも含む)。ギターのサウンドは地味だけど演奏は高度で、確かです。浮遊感あふれてちょっと渋く感じるも現代ジャズまっただ中の1曲目、アコースティック・ギターの音色が静かに柔らかい世界を誘う2曲目、こう来たか、と意表をついたテーマだけどアドリブは4ビートの3曲目、ソフトながら意外に雄大な感じもする4曲目、しっとり系で美しいバラードを聴かせてくれる5曲目、ミルトン・ナシメント作の情景を呼び覚ますような6曲目、渋いボッサだけどリズム的な自由度は高めな7曲目、有名な曲をクァルテットでやってしまい、雰囲気のあるバラードの8曲目、オリエンタルな香りがするもなかなか渋い味の9曲目。

2011/06/10

Stride/Danny Grissett

1337
Criss Crossレーベル新譜聴き2日目。ピアノ・トリオで知的なフレーズ、それでいてあまりトンガってないような気もするのですが、コードチェンジとか(コードの概念とかが違うのかも)、変拍子など(これも追いきれてませんが)まで考えると、割と落ちついたピアノ・トリオで片づけてしまっていいものかどうか、ということが頭をよぎりました。聴いた印象はいいのですが、聴いていてそこまで考えると頭の中がグルグルと回ってしまいます(笑)。どう観賞するか、にも関わってくると思うのですが、やはり現代ジャズも「印象聴き」でいいんではないか、と思うようになってきました。彼の個性、知性、フレーズ、やはりトリオで立て続けにアルバムを出すだけのことはありますね。


Stride/Danny Grissett(P)(Criss Cross 1337)(輸入盤) - Recorded January 17, 2011. Vicente Archer(B), Marcus Gilmore(Ds) - 1. Stride 2. Viennese Summer 3. Etude Opus 10: No.6 In E-flat Minor 4. Two Sleepy People 5. Close Quarters 6. Scene 7. It Takes Two To Know One 8. Some Other Love

(11/06/09)Danny Grissett作曲は1-2、5曲目の3曲。3曲目にはショパンの曲、他、スタンダードやジャズメン・オリジナルで、トム・ハレルの曲も6曲目に。けっこう聴かせる知的なピアノ。7拍子基調のスマートに攻め込んでいくノリの良さのある1曲目、バラードっぽい淡さと、時に段階的なコードに合わせて1拍ずつ打つリズムが印象的な2曲目、クラシックの素養を活かしつつ、トリオでの中盤盛り上がるカッコ良いアプローチの3曲目、しっとりしつつ落ちついた明るさもあるバラードの4曲目、ワルツのノリと思いきや、変拍子系(?)の乾いた演奏の5曲目、静かに、慈しむように奏でていく8分の6拍子の6曲目、ニコラス・ペイトン作浮遊感満点の淡白かつスリリングな7曲目、おなじみの曲を繊細に歌い上げる8曲目で幕を閉じます。

2011/06/08

Destinations Unknown/Alex Sipiagin

1336
Criss Crossレーベル新譜聴き1日目。4枚中3枚届いています。今日のAlex Sipiaginのアルバム、現代ジャズとしてけっこう高度なことをやっているなあ、という印象。こういうジャズってA-A-B-A形式にならずに、各ソロとか、ブロックごとにA-B-C-D-E-(そしてまた最後にテーマに戻ることも)とサウンドやリズムを変えながらどんどん展開していくので、こういう曲、という感想は実は書きにくいです。変拍子もたぶんバシバシ入っているのですが、何拍子と分析できない(できる人もいると思います)ところがつらいところ。スーパー・バンド級のメンバーになってしまったのは、こういう演奏を出来る人を集めたら、結果的にそうなってしまった、というところが正解なのでは、と思います。


Destinations Unknown/Alex Sipiagin(Tp, Flh)(Criss Cross 1336)(輸入盤) - Recorded January 14, 2011. Chris Potter(Ts), David Binney(As), Craig Taborn(P, Key), Boris Kozlov(B), Eric Harland(Ds) - 1. Next Stop - Tsukiji 2. Videlles 3. Tempest In A Tea Cup 4. Fermata Scandola 5. Calming 6. Fast Forward 7. Mew Canario Vizinho Azul

(11/06/07)1-6曲目がAlex Sipiagin作で、7曲目がトニーニョ・オルタ作。74分で7曲と長めの曲が多い。スゴいな顔合わせで、都会的で浮遊感のある演奏が多め。変拍子もたぶんバシバシ。浮遊感を伴うメカニカルな出だしで、現在ジャズの変化するサウンドの上を縦横無尽にソロを吹く1曲目、淡色系の入り組んだテーマと、静かなバックから徐々に盛り上がり、ソロが自由自在に飛び回る2曲目、これも変化するけれど、4ビート的(変拍子?)な部分が印象に残る3曲目、やはり迷彩的なテーマから軽いファンクビートで変化しつつ展開する4曲目、バックはややゆったりしていて浮遊度はかなりなものと思える5曲目、硬質で温度感の低い出だしから徐々に鋭い盛り上がりのある6曲目、唯一、メロディアスなボッサでせまる7曲目。

2011/06/05

Songs Of Ascension/Meredith Monk

2154
メレディス・モンクもECM New Seriesでは変わった位置付けで、自身がヴォイスなどの声楽をやっている(けっこう個性的なヴォイスだけれども)のと、作曲ももちろんするので現代音楽家なのかなあと思わせますが、いわゆる「現代音楽家」と言うよりは「パフォーマー」に近いのかなあ、なんてことを思っています。このあたり、英文のライナーを読まずに書いているので何とも言えませんけれども。それでもNew Seriesの流れには沿って演奏したり歌ったりしている人なんだなあ、というのはそのサウンドから想像がつきます。今回はヴォイスの曲とインストルメンタルの曲が割と交互に出てきています。


Songs Of Ascension/Meredith Monk(Voice)(ECM New Series 2154)(輸入盤) - Recorded November 2009. Meredith Monk & Vocal Ensemble: Ellen Fisher(Voice), Katie Geissinger(Voice), Ching Gonzalez(Voice), Bruce Rameker(Voice), Allison Sniffin(Voice, Vln), Bohdan Hilash(Woodwinds), John Hollenbeck(Per), Todd Reynolds(Vln) Quartet: Courtney Orlando(Vln), Nadia Sirota(Viola), Ha-Yang Kim(Cello), The M6: Sasha Bogdanowitsch(Voice), Sidney Chen(Voice), Emily Eagen(Voice), Holly Nadal(Voice), Toby Newman(Voice), Peter Sciscioli(Voice), Montclair State University Singers - 1. Clusters 1 2. Strand (Gathering) 3. Winter Variation 4. Cloud Code 5.Shift 6. Mapping 7. Summer Variation 8. Vow 9. Clusters 2 10. Falling 11. Burn 12. Strand (Inner Psalm) 13. Autumn Variation 14. Ledge Dance 15. Traces 16. Respite 17. Mapping Continued 18. Clusters 3 19. Spring Variation 20. Fathom 21. Ascent

(11/06/05)全曲メレディス・モンクの作曲(共作を含む)。さまざまなグループを用い、時にそれぞれを合わせて、曲ごとに編成がかわります。ヴォイスのないインストルメンタルな曲もあり。現代音楽と宗教音楽をかけ合わせたような荘厳な感じの曲も一部にあり、いつものヴォイスの掛け声のような冒険的なサウンドも。それがいつもの彼女らしい。季節感を感じさせるタイトルもあり、変化を感じさせるけれども、それもヨーロッパ的な雰囲気です。

2011/06/03

Re: ECM/Ricardo Villalobos/Max Loderbauer

2211
ECMでは初ではないかと思えるんだけれども、ECMのさまざまな元ネタを使った他人によるリミックスアルバム。他では「Khmer」(ECM 1560)関係では過去にリミックス盤が出ているようですが。ポップスやJ-POPではリミックス盤はよくあるんですが、人工的でやかましい感じもあって、あまり好きではなかったです。ところがこのアルバムはECMの静けさの部分では、レーベルの統一的なサウンドというか、そういうものを持っていて、それでいて人工的な音と組み合わさっている感じ。さすがECM本家から出るだけのことはありますね。しかもNew Seriesの元ネタもあります。でも、個人的には守備範囲は広いと思うんですが、あまり得意な音ではないかも。コメントより引用が多くて、すいません。


Re: ECM/Ricardo Villalobos(Electronics)/Max Loderbauer(Electronics)(ECM 2211/12)(輸入盤) - Released 2011.(Soundstructures: Autumn 2009) - 1. Reblop 2. Recat 3. Resvete 4. Retimeless 5. Reemergence 6. Reblazhenstva 7. Reannounce 8. Recurrence 9. Requote 10. Replob 11. Reshadub 12. Rebird 13. Retinkhiy 14. Rekondakion 15. Rensenda 16. Resole 17. Redetach

(11/06/03)最近流行りのリミックス盤。元ネタは、The Jewel In The Lotus/Bennie Maupin(ECM 1043), Timeless/John Abercrombie(ECM 1047), Emergence/Miroslav Vitous(ECM 1312), Kanon Pokayanen/Arvo Part(ECM 1655), Ignis/Paul Giger(ECM 1681), Amicta Svete/Alexander Knaifel(ECM 1731), Tinkhiy/Alexander Knaifel(ECM 1763), Tati/Enrivo Rava/Stefano Bollani/Paul Motian(ECM 1921), L'imparfait Des Langues/Louis Sclavis(ECM 1954), Blazhenstva/Alexander Knaifel(ECM 1957), Currents/Wolfert Brederode Quartet(ECM 2004), The Zoo Is Far/Christian Wallumrod Ensemble(ECM 2005), Fabula Suite Lugano/Christian Wallumrod Ensemble(ECM 2118)(番号順に記載)。ネタ元の重複あり。環境系もあって、ECMらしいことは、らしい。

2011/06/02

ホームページのサイト内検索が終了していた

ここ数年のブログの増殖の勢いはとどまるところを知らず、その勢いのおかげで、作成するのに少し技術がいる個人ホームページがどんどん少なくなっていきました。今この時期に個人の趣味のホームページを新規で作る人はほとんどいないんじゃないかと思います。逆にブログ移行やプロバイダーの都合などで、ホームページを閉鎖するところが増えてきています。

@Niftyも、プロバイダー契約に付属して無料で作成できた@Homepageというサービスは’10年1月31日をもって新規受け付けは終了し、その後はサーバー容量は大きいんだけれども、プロバイダー料金と別料金を払ってホームページスペースを使うシステムになってしまいました。カウンターを除く、各種サービスもどんどん終了していきました。

元々はホームページのサイト内検索も、精度はあまり良くなかったけれどもプロバイダーが有料で提供していました。それが’08年3月に廃止されるということで、紹介された無料のサイト内検索を使うようになったんですね(その方が精度が良かったという皮肉も)。ところが、今日、トップページの他のところのHTMLの記述の書き換えがうまくいかず、サイト内検索を一度消去して再び取り入れようと思ったら、サイト内検索は’11年5月31日をもってサービスを終了しました、とのこと。残念です。

もうホームページをやろうと思ったら、サービスはカウンターぐらいなんですね(笑)。寂しいものです。今、ブログにホームページの記事を全部移してしまおうか、と考えてはいるんですけど、ホームページの一覧性にはかなうところはなく、考えている段階にとどまっています。何かいいアイデアはないものかなあ、と思います。

2011/06/01

James Farm/Joshua Redman, Aaron Parks, Matt Penman, Eric Harland

Jamesfarm_2
何やらスゴいメンバーだなあ、と思って、高度な技を駆使して難解なことをやっているんだろうと予測。届いてからちょっと間をおいて聴いてみましたけど、高度なことはやっているのかもしれませんが、メロディやソロのある部分などがメロディアスで分かりやすかったでした。リズムもジャズの横ノリではなくて立てノリ系が多いですし。サウンドは情景描写を連想させるタイプで、パット・メセニーとはちょっと違いますが、そういうような世界観を持ちつつの演奏なのかな、と想像させます。ちょっと肩の力を抜いた感じで、それでいて、キメるところはキメるというサウンド。この敷居の高くないところがいいですねえ。


James Farm/Joshua Redman(Sax), Aaron Parks(P), Matt Penman(B), Eric Harland(Ds)(Nonesuch)(輸入盤) - Recorded August 26-29, 2010. - 1. Coax 2. Polliwog 3. Bijou 4. Chronos 5. Star Crossed 6. 1981 7. I-10 8. Unravel 9. If By Air 10. Low Fives

(11/05/31)グループ名がJames Farmということで、4人の頭文字をとっているようです。曲もエリック・ハーランドが1曲提供している他は、3曲ずつの計10曲で、オリジナルばかり。けっこう高度なことをやっていると思いますが、表現しているサウンドは、都会的でもあったり、もっとおおらかなアメリカの地方の雄大な光景を連想させるような情景でもあったりします。基本的には洗練されていて、おおむね分かりやすいし、メロディも親しみがあります。リズムもロック的というかフュージョン的というか、立てノリ(そして小刻みな部分はあるにしろ)もあるので、ジャズのサウンドでもっと広いものを表現しようとしつつの録音。盛り上がるノリの良い曲もいいけれども、10曲目のようなバラードもなかなか。このサウンドもこのメンバーだからこそ。

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