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2011/01/30

Lagrimas Mexicanas/Vinicius Cantuaria & Bill Frisell

Viniciusbill
2人が対等にクレジットされているデュオのアルバム。ただし、パーカッションやループ音などが多重録音(?)されていて、曲によっては音にやや厚みがある曲もあります。もちろん、シンプルな演奏や歌の曲もありますけど。ヴィニシウス・カントゥアリアとビル・フリゼールの合作の曲ばかりで、どういう役割分担になっているか分かりません。ただ、2人のおいしい面、マニアックな面などが出ていて、なかなか面白いアルバムに仕上がっているんじゃないかと思います。プロデューサーはおなじみ Lee Townsend。ヴォーカル曲が中心(インストルメンタルの曲もあり)なので、40分強という収録時間も手ごろですね。


Lagrimas Mexicanas/Vinicius Cantuaria(Vo, Per, G) & Bill Frisell(G, Loops)(E-One Music)(輸入盤) - Released 2011. - 1. Mi Declaration 2. Calle 7 3. La Curva 4. Lagrimas Mexicanas 5. Lagrimas De Amor 6. Cafezinho 7. El Camino 8. Aquela Mulher 9. Briga De Mamorados 10. Forinfas

(11/01/30)全曲2人の共作。ループでパーカッションやベース音などを出しているのか、ベース的な音が単音が持続的に続く曲も(1-2曲目)。多重録音もしています。2人が共演するとこうなる、という予想通りでもあり、意外でもあり、マニア受けするんじゃないか、というようなサウンドもある感じ。ジャンルからいくと、ボッサというよりは、地味なポップスという感じもします。ループやパーカッションまで持ち出してヴォーカルが入る曲もあれば、シンプルにアコースティック・ギター2本だけのインストルメンタルの曲(3曲目)も。タイトル曲の4曲目は賑やかなマイナー調の曲で、パーカッションも強調されて印象的。シンプルだけど彼ららしいサウンド。曲もいいし。6、9曲目もインスト。マイナーな曲は独特な哀愁がいい感じで漂ってます。

2011/01/29

With You/鈴木重子 and 木住野佳子

Suzukikishino
まさかこの2人が共演するとは思ってもみなかったですが、ミーハーな私は買ってしまいました。いろいろな意見があるとは思うのですけれども、ヴォーカルとピアノがそれぞれ非ジャズ的側面を強く打ち出すこの2人(それは選曲にもあらわれていますが)の音楽には興味がありますし、まさにねらいどころをねらってくれたという、後味の良さを感じました。それはジャズ的満足感とは別のところにあるのですが、音楽的にはけっこういいセンスしているなあ、と思いました。あえてここで、ピアノだけをバックにヴォーカルで、しかもこの選曲にこのサウンド。なかなかまねはできないなあと思います。アルバムの方向性としてはジャズファンより一般向けだとは思いますが、それがセールス的には広がるんじゃないかな。


With You/鈴木重子(Vo) and 木住野佳子(P)(Sony Music)
With You/Shigeko Suzuki(Vo) and Yoshiko Kishino(P)(Sony Music) - Released 2011. - 1. My Favorite Things 2. A Nightingale Sang In Berkeley Square 3. Falando De Amor 4. One Note Samba 5. Something 6. Fun For Love 7. Kono Michi 8. Soshuu Yakyoku 9. Kiss For The Earth 10. Kiss For The Earth (A Cappella)

鈴木重子作詞、木住野佳子作曲が6、9-10曲目にあります。スタンダードもありますけど、アントニオ・カルロス・ジョビン作の3-4曲目、ジョージ・ハリスン作の5曲目に、北原白秋作詞の「この道」が7曲目に、「蘇州夜曲」も8曲目にあり、この2曲は日本語の歌詞。ジャズの歌というよりはしっとりとした歌を、クラシカルで落ちついたピアノをバックに、ていねいに歌っているという感じで、多くの曲で静かな、深いサウンドを感じ取りながらゆったりと聴いているというジャズらしからぬ趣き。4曲目のように陽気な曲も、ピアノのフレーズの入れ方やリハーモナイズで、彼女たち独自の個性が浮かび上がります。5曲目もしっとり系。マイナー系だけどカッコ良くてスピード感もある6曲目、静かな2ヴァージョンでじっくり聴かせる9-10曲目。(11年1月26日発売)

2011/01/28

ジンボジャンボリー/神保彰

Jimbojambo
ポップなメロディでいて、けっこうテクニックの要する曲を演奏する元祖は、今日紹介する神保彰もいたカシオペアなんだけれども、こういうサウンドは、確か記憶によれば、それを日本からアメリカに輸出してスムース・ジャズがその後生まれた、なんてことを覚えてますが、記憶違いだったらごめんなさい。神保はずっとメロディ・メイカーですね。コンスタントにアルバムを出し続けていますし、メロディは何気ないんだけれども演奏面がけっこうスゴいのも相変わらずです。ある面売れセンといえば売れセンなので、聴く人の好みもあるかもしれませんが。個人的には好きなタイプですね。


ジンボジャンボリー/神保彰(Ds)(Electric Bird)
Jimbo Jamboree/Akira Jimbo(Ds)(Electric Bird) - Released 2011. Abrahama Laboriel(B, Vo), Otomaro Ruiz(P, Key, Vo), Allen Hinds(G, Vo) - 1. Ding-A-Ling Go Go 2. Love Is The World 3. Jimbo Jamboree 4. Wind Your Clock 5. Let Me Be Your Special 6. Eternal Summer 7. Tokyo Summer Heat 8. Hi TO Mi 9. So Bad Boogie 10. Go Your Way

全曲神保彰の作曲、アレンジ。メロディを抽出するとJ-POPのように、けっこうキャッチーなメロディが出てきます。目立たないけどプログラミングも重要な位置を占めているようです。そして、参加しているメンバーがハンパではないテクニックも駆使する場面が多く、やはり腕利きのメンバーを集めてきたフュージョンですね。軽々と聴き流せてしまうんだけれども、演奏内容まで踏み込むとけっこうスゴいなあ、というアルバム。ドラムスは他の人では置き換えができないくらいスゴいことをやっている場面も。録音のマスタリングもフュージョンというよりかJ-POPに近いものを感じてしまいますが、これは音圧が高いせいかも。ラテンの要素を持っている明るい曲が多いけれど、曲ごとに変化があります。日本的な旋律を意識した曲(8曲目)も。(11年1月12日発売)

2011/01/26

Bailador/Michel Portal

Michelbaila
ミシェル・ポルタルは特に追いかけていたミュージシャンではないけれど、今まで聴いてきたアルバムの要所要所で参加していましたし、今回、発売後になってしまいましたが、購入しました(それでも12月中旬でしたが)。すでにお知り合いのブログではけっこう取り上げられていて評価が高いです。ジャック・ディジョネットの参加が気に入っていて、ポルタルのメインで使用しているバス・クラリネットがなかなか良くて、それに現代的ジャズ・ファンクサウンドがマッチしています。咆哮もあるけれど、基本的にはかっちりと吹くタイプ。プロデューサーがBojan Zだからかどうか、けっこうカッコ良いサウンドです。’35年生まれだけれど、老いてもこれだけのチャレンジ精神があれば、まだまだこの先も期待させてくれます。


Bailador/Michel Portal(Bcl, Ts, Ss, Arr)(Universal Music France)(輸入盤) - Recorded March 2010. Ambrose Akinmusire(Tp on 1-3, 5-8), Bojan Z(P, Key, Arr on 1-3, 5-8), Lionel Loueke(G on 1-4), Scott Colley(B on 1-3, 5-8), Jack DeJohnette(Ds on 1-3, 5-8) - 1. Dolce 2. Bailador 3. Cuba Si, Cuba No 4. Ombres 5. Citrus Juice 6. Alto Blues 7. One On One 8. Tutti No Hysterique

(11/01/25)5曲目がEddy Louiss作、7曲目がジャック・ディジョネット作の他はミシェル・ポルタル作。メインのバス・クラリネットが渋い。アップテンポのファンクを聴かせてバス・クラリネットのフレーズに混じる咆哮も印象的な1曲目、変拍子のミディアムのファンクで進んでいく2曲目、明るいけれどもミステリアスなメロディが続くラテン調ファンクでベースのルート音が持続する3曲目、ギターのみをバックにした自由で内省的なバラードの4曲目、やはりミステリアスながら快調に飛ばしていくファンクの5曲目、一転スローでも妖しげな雰囲気をたたえつつ流れていく6曲目、唯一4ビートをアップテンポで演奏するもフリーにもなる7曲目、ホーンのみの自由な絡み合いから、中盤から構築されたサウンドが多くメカニカルに進行していく8曲目。

2011/01/25

ニューヨーカー/イン・アセンチメンタル・ムード/カサンドラ・ウィルソン

Cassanewyork
スイング・ジャーナルを買いはじめた’86年1月号に、広告もなく、白黒で8分の1ページのレビューを見ただけで、ネットでも現物を見たことがないアルバム。つい数日前に検索したら九州の中古屋さんでネット販売されていて、思わず買ってしまいました。送料込み5千円してしまったけれども、今までにネット上でもお目にかかったことはなく、これを逃すと一生縁がないな、と思って、奮発してしまいました。スタンダード集です。

ただ、ピアノ・トリオがバックですがクレジットがなく、録音年月日も書いてありません。歌詞カードもなし。しかも、オビを外すとCDケースの外側から見るとカサンドラ・ウィルソンの名前がCDケースの裏面に小さく書いている(表面や横には書いていない)だけで、ちょっと見ただけではJAL発売のアルバムというのは分かっても、彼女の歌っているアルバムということは分からないようになっていて、それがこのアルバムの位置付けなのだと思います。分かっているのはCDとLPが併売されていたことなんですが、LPもネットでも見かけたこと、ないです。公式にはこのアルバムの次のアルバムがデビュー作になっているのもうなずけます。内容はいいんですけれども。ちなみに、制作・発売元はジェット・ストリーム、販売元はクラウンレコード(株)になっています。


ニューヨーカー/イン・アセンチメンタル・ムード/カサンドラ・ウィルソン(Vo)(JAL Strato Sound)(中古盤)
Newyorker/In A Sentimental Mood/Cassandra Wilson(JAL Strato Sound) - Released 1985. ピアノ・トリオがバックですが、メンバー不詳。 - 1. That's All 2. I Remember You 3. In A Sentimental Mood 4. Sophisticated Lady 5. I Should Care 6. I Got Rhythm 7. Triste 8. I Did Not Know What Time It Was 9. Up Jumped Spring

(11/01/24)公式のデビュー作は次作。録音年月日、バックのトリオのメンバーが不明(ブラインドでも自分は分かりません。)だし、9曲クレジットされているけれども、CDを挿入すると8曲の表示がされる(3-4曲目がつながっているようです)、ちょっと不思議なアルバム。スタンダードに徹しているところは、彼女としては珍しいスタンス。JALの機内で主に発売されていたという噂もありますが、真偽のほどは不明。でも、クレジットなどから推測すると信ぴょう性はあります。しっとりしたスタンダードのバラードの曲もありますが、もうすでにヴォーカリストとしてはけっこう素晴らしいものを持っていて、なかなか聴かせてくれます。逆にテンポのやや早い4ビートの曲では、迫力ある崩した歌い方やスキャットの曲もあり、堂々としたものです。

(注)CDを外側から見ると、彼女の名前はCD裏面とジャケット内部のライナーにしか出ていないため、彼女の初リーダー作ととらえるよりは、JALのキャンペーンアルバムとしてとらえた方がいいだろうという個人的見解です。ただ、彼女の魅力は当時から全開です。

2011/01/24

Complete Communion To Don Cherry/Aldo Romano

Aldodon
アルド・ロマーノによるドン・チェリーへのトリビュート作。’65年録音で「Commplete Communion/Don Cherry」(Blue Note 4227)というのが出ていて(残念なことにこれは聴いたことがありませんが)、それに大いに関係がありそう。ただ、ベースもドラムスも録音は別な人でした。ファブリッツィオ・ボッソがドン・チェリー役として適任だったかどうか、という問題はさておき、ジャズとしてはけっこう楽しめた方だと思います。親分のオーネット・コールマンはフリー・ジャズの草分けととらえられてますけど、ちょっと音的に飛んでる部分はあっても、今聴くとけっこうオーソドックスなジャズですよね。ですので、そういう方面は再現されているのかな、と思います。曲はオーネット作の方が、聴いたことが多いせいか、インパクトがある感じです。


Complete Communion To Don Cherry/Aldo Romano(Ds)(Dreyfus)(輸入盤) - Recorded February 22 and 23, 2010. Henri Texier(B), Geraldine Laurent(Sax), Fabrizio Bosso(Tp) - 1. Remembrance 2. Elephantasy 3. Music Man 4. Spring Is Here 5. Jayne 6. Complete Communion 7. Don Song 8. The Blessing 9. Mothers Of The Veil 10. Gush! 11. Art Deco 12. When Will The Blues Leave

(11/01/23)10曲目がアルド・ロマーノ作、5、8-9、12曲目がオーネット・コールマン作で、他の1-4、6-7、11曲目がドン・チェリー作。おそらくはチェリー関連の曲が集まっているのだと思います。48分ほどの演奏に12曲が凝縮されています。意外にオーソドックスなピアノレス・クァルテットで、フリー的なビートの曲もありますが、4ビートの演奏が多いのには意表をつかれました。ファブリッツィオ・ボッソのトランペットだとちょっと端正すぎるかもですが、むしろ彼ら流にゆかりの曲を演奏するのが流儀なのか、と思いました。チェリーってこんなに器用だったっけ、とは思いますけど。ロマーノとアンリ・テキシェは’60年代にドン・チェリーと共演歴があるそうです。彼ゆかりの曲を演奏するだけでもありそうでなかなかないので貴重かも。

2011/01/23

陽光/富樫雅彦/鈴木勲

Togashiadayof
富樫雅彦関連アルバム3日目で、一段落。これでいったん未聴アルバムの中で邦人のリーダー作はなくなりました。これも’09年5月に購入のものなので、もっと早く聴いておけばよかったと後悔しています。当時の富樫は、昨日のアルバムでもそうでしたが、けっこう叩きまくっていたんですね。そういうところが分かっただけでも、収穫です。まだ聴いていない彼のアルバムは、そのうちまた、ゆっくりと集めることにします。ここでは、ベースやピッコロ・ベース、チェロなどが出てきて、区別がつかないものもありますけど、エフェクトがかかっていたりして、けっこう実験的なこともしています。やはりタダ者ではないお2人でした。


陽光/富樫雅彦(Per、etc)/鈴木勲(B、Piccolo B、Cello、etc)(P.J.L.)
A Day Of The Sun/Masahiko Togashi(Per, etc)/Isao Suzuki(B, Piccolo B, Cello, etc)(P.J.L.) - Recorded February 1-3, 1979. - 1. 陽光(A Day Of The Sun) 2. 東洋の黄色いたまご(Birth Of Yellow Eggs) 3. Lonely Blue 4. 深海生物の歌(Creatures In The Deep Blue Sea) 5. Silvery Flash 6. 芽生え(Awakening Of The Fresh Green)

2、4、6曲目が富樫雅彦作、1、3、5曲目が鈴木勲作。いろいろな楽器を使って自由に進んでいるデュオ作。多重録音もあって、時にメロディも浮かび上がります。ピアノ、マリンバは鈴木の、シンセサイザーは富樫の演奏。しっとりとはじまったあとに、ラテン的パーカッションで派手に叩き、その後にベースが絡む1曲目、繰り返すパーカッションのパルスに乗っかりアルコ、時にピチカートで進む鈴木の弦が響き渡る2曲目、パーカッションソロの後に、エフェクト(エコー?)をかけた弦の音がゆったりと絡んでは消える3曲目、シンセサイザーをバックに、和的な雰囲気もあるパーカッションの4曲目、メカニカルなピアノからパーカッション、さらにベースが入って混沌と進む5曲目、ゆったりとした南洋のようなメロディで盛り上がる6曲目。(05年6月22日発売)

2011/01/22

スピリチュアル・モーメンツ/富樫雅彦

Togashispiritual
今日は富樫雅彦のアルバムの2枚目をいきます。あと手元には1枚残っています。私が彼の作品を追いかけるようになったのは、もっと後の’90年代あたりからだったと思います。パーカッションとはいってもドラムセットが基本で、それでかなり大きい世界を打楽器の音で、しかもフリー・インプロヴィゼーションという形でアルバムが出てきて、けっこう衝撃が大きかった記憶があります。このアルバムも、解説には綿密な打ち合わせがあったと書いてはありましたけれども、統制がとれていつつも、自由な3者のやり取りを聴くことができます。皆スゴいですけど、今まであまり聴いてなかったスティーヴ・レイシーがまた抑制の効いた、いいプレイを聴かせてくれます。


スピリチュアル・モーメンツ/富樫雅彦(Per)(P.J.L.)
Spiritual Moments/Masahiko Togashi(Per)(P.J.L.) - Recorded October 15 and 16, 1981. Steve Lacy(Ss), Kent Carter(B) - 1. It's Freedom Life 2. The Window 3. Poem In The Shadow 4. Steps 5. The Crust

解説には富樫雅彦作が3曲、スティーヴ・レイシー作が2曲とありますが、曲ごとに作曲者のクレジットがないので、詳細は不明です。テーマが少しあるだけのものを自由に演奏している感じだけれども、ある程度の抑制が効いていて、解説には詳細な打ち合わせがあったとしています。このあたりの三者の緊密なやり取りが素晴らしい演奏になっています。やはりレイシーとケント・カーターというミュージシャンの素晴らしさにもつながっていて、富樫との融合で、それが昇華してドラマ性のある、しかもシリアスなジャズ曲としてもとらえられるようなメロディ性の部分もある曲になっているのでしょうか。それでいて3人とも自由な立ち位置にいるところが、何とも不思議。サウンドとはフリーの世界の録音だと思うのですが、飛び越えてます。(04年4月21日発売)

2011/01/21

フェイス・オブ・パーカッション/富樫雅彦

Togashiface
また、’09年入手のCD聴きを少しずつやっていこうと思います。今日のアルバムは富樫雅彦のソロアルバム。ちょうどこのアルバムが発売された’04年のあたりは、彼のアルバムの再発ブームで、色々なレーベルがいっせいに何枚も出した頃だったかと記憶してます。その時、けっこうな数だったので、あまり買わなかったのが残念ですね。彼のアルバム、CDの発売数が下がっていく中、これからも再発の機運はあるんでしょうか。このアルバムは、ソロでもけっこうハードに叩きまくっている場面が多いです。内省的なイメージのある彼にしては、珍しいかも。でもその音の中に埋もれていると、けっこう心地が良いものです。


フェイス・オブ・パーカッション/富樫雅彦(Per)(P.J.L.)
The Face Of Percussion/Masahiko Togashi(Per)(P.J.L.) - Recorded August 12-14 and 18-20, 1980. - 1. Something Coming 2. Pray 3. Let's Sing, Let's Dance 4. Ballad For Loneliness 5. Heartstrings 6. Whispering Stars 7. Something Leaving

’80年録音。ソロのアルバムで、32分ほどに7曲の即興演奏がおさめられています。出だしはいつもの彼の雰囲気と異なり、ドラがジャーンとなり、激しい打楽器の応酬。そこから静かで内省的な場面を交えつつ、ドラムスのセットを用いながら、パーカッションも含め、きわめて個性的でドラマチックなパーカッションのソロが続きます。今回の音を出すメインはやはりドラムスのセットか。多重録音も用いていると解説にはありますが、その進行や重なり具合はけっこう自然な漢字。他のアルバムのような静謐性よりも、打楽器として叩くことをこのアルバムのテーマのメインにしているようであるため、けっこう盛り上がりというか、パルスはかなり多めになっています。それでいて統制がとれているところは見事。シリアスで、身体と頭に訴えるアルバム。(04年4月21日発売)

2011/01/20

Sunbird/Gordon Beck

Gordonsunbird
このアルバム、’79年の録音もので、LPはよく見かけるんだけれども、’95-96年あたりにCD化された時は、元の数もおそらく少ないだろうし、輸入盤なので日本にもあまり入ってきてないということで、ここ数年、激レアなCDになっていました。CDを何年も探していて、全然見つからなかった期間が長く、1度見かけても、ディスクユニオンの中古放出セールの目玉のひとつになっていたので、手に入るわけないですよね。何たって、他のメンバーが、アラン・ホールズワース(G)、J-F・ジェニー・クラーク(B)、アルド・ロマーノ(Ds)ですし。でも、ここでのアランはちょっとジャズっぽくて地味かな、とも思えますが。

昨日、ディスクユニオンの在庫検索で、たまたま「Sunbird」を見つけて色めき立ち、即、取り置きをお願いしました。電話した時ももう売りきれているんじゃないかと心配でしたが。取り置き期限は今日いっぱいなので、何とか新宿中古センターに行ってきました。新宿ジャズ館だったら売れていたろうなあ、と、これもラッキーな要因。ただ、2曲目以外は過去に国内盤で出た「The Things You See/Allan Holdsworth & Gordon Beck」(Jimco)にカップリングされていたので、1曲のために探し求めていたことになりますが。


Sunbird/Gordon Beck(P, Key)(JMS)(輸入盤・中古) - Recorded June and July 1979. Allan Holdsworth(G, Electric Vln), Jean-Francois Jenny Clark(B), Aldo Lomano(Ds, Per) - 1. The Gathering 2. Flight Part 1-4 3. Halfway House 4. Sunbird 5. Second Summer

(11/01/20)全曲ゴードン・べックの作曲。欧州ではスゴいメンバー。アラン・ホールズワースの参加が目を引きますが、やはり主役はゴードン。でもアランはここでも個性的。美しい旋律で、温度感低くせまってくる、それでいて徐々に盛り上がる3分弱の1曲目で幕をあけます。2曲目はパートが4つに分かれるトータルで15分台の組曲。エキゾチックなメロディでアップテンポのラテン・ビートではじまり、エレキ・ピアノを使った淡い感触のミディアムのジャズで進行、そこからフリーのフォーマットに突入し、再びラテン・ビートで突っ走ります。氷の上で輝いているようなバラードから自由度の高いギターのジャズになる3曲目、8ビートで明るく快活に進行していくタイトル曲の8曲目、ソロピアノの後、8分の6拍子でけっこうジャズしている5曲目。

2011/01/19

Conversations/Jim Hall & Joey Baron

Jimconva
ジム・ホールの新作。彼は’30年の生まれなので、もう80歳代になっています。昔のようにバップフレーズをバリバリ弾くというのは、やっぱり無理なのだろうけれど、その歳に合わせてフレーズや弾き方を変えていて、このアルバムも彼の独特なサウンドや精神的な境地を聴くことができます。それを引き出すジョーイ・バロンのドラムス(あるいはパーカッション)も見事。やはり聴く人を選ぶアルバムにはなってしまっているんだろうけれども、それでも難解なアプローチはあまりないと思うし、いい感じに枯れてきたなあ、と思います。やっぱりジム・ホールはどこまでいってもジム・ホールなんだなあ、と思った1枚。


Conversations/Jim Hall(G) & Joey Baron(Ds, Per)(Artistshare)(輸入盤) - Recorded May 2 and September 2, 2010. - 1. Bag's Groove 2. Reinhardt 3. Pollock 4. Conversations 5. Ballad Painting 6. What If? 7. In Repose 8. Uncle Ed 9. Safari 10. Monet 11. Travelogue 12. At Sea 13. St. Thomas 14. Pocketful Of Change 15. Time (Bonus Track)

(11/01/18)1、13曲目がジャズメン・オリジナル、8曲目がジム・ホール作、14曲目はジョーイ・バロン作で、他は2人の共作になっていますがおそらくフリー・インプロヴィゼーションでしょう。50分で15曲。長い曲も何曲かありますが、1-2分の小品(断片?)が連なっています。短い会話を楽しんでいるような2人の演奏は、半分シリアスでもあり、半分和やかでもあります。ホールは高齢になっても、味わい深いギターをきっちりと弾いて、地味かもしれないけれど静かで深い世界を垣間見せてくれます。長めの曲(4-9分)は4-6、9、11、15曲目。楽器の組み合わせが特殊なので、ジャズ的な4ビートとか盛り上がる場面こそないけれど、それこそ枯れた世界、しかも豊饒な雰囲気もあって、それらがしみじみと聴けていい感じです。

2011/01/18

Live At The Blue Note, Tokyo/Giovanni Mirabassi Trio

Giovannilive
澤野工房が以前取り扱っていたSketchレーベルにいた頃からの追っかけているピアニスト。繊細な面もあって美メロ系ではあるものの、時に硬派なサウンドにもなり、たぶん幾多の欧州ピアニストの中でもブラインドをやれば、彼のピアノと分かることが多いのではないかと思える個性があります。曲もそれぞれ変化に富んでいて、ベースとドラムスとの相性もバッチリです。こういう演奏を昨年ブルーノート東京でやったのであれば、観に行きたかったなあ、という気持ちもあります。しかも、収録されているのはスタンダードではなくてオリジナルでしょ。やっぱりスゴいわあ、と思います。けっこう気に入った1枚でした。


Live At The Blue Note, Tokyo/Giovanni Mirabassi(P) Trio(Discograph)(輸入盤) - Recorded April 23, 2010. Gianluca Renzi(B), Leon Parker(Ds) - 1. NY #1 2. It's Us 3. World Changes 4. Here's The Captain 5. My Broken Heart 6. It Is What It Is 7. Six For Sex 8. Gold And Diamonds 9. World Changes

(11/01/17)70分以上のブルーノート東京のライヴ。1、4、6曲目(?)がメンバーの作曲で、他の曲はジョバンニ・ミラバッシ作。ライヴでオリジナルで攻めるのは見事だし、どの曲もリズムを含めてキメも多く変化に富んでいて、彼特有の美メロだったり、印象的なピアノだったりと、やはりピアノ・トリオの中でもけっこう印象的に響きます。1曲目はテーマで独特なリズムとメロディを見せますが、8分の6拍子基調で時々複合の4分の4を取り入れてます。2曲目のように、アップテンポの4ビートでメロディを奏でながら進んでいく曲も、けっこう聴かせてくれます。美しいメロディの曲、アドリブ、そしてそれのインパクト。なかなか他では聴くことのできないタイプのピアノ・トリオ。典型的な欧州トリオと一線を画すのはやはりボトムの2人の参加も。

2011/01/17

Re-dial - Live In Hamburg/Quest

Questredial
このグループ、’80年代にもアルバムを出していて、その後解散していたと思ったら、知っている限り’05年録音のアルバムがhatOLOGYから出て、これが’07年録音なので、今でも断続的に活動をしているかもしれません。デイヴ・リーブマンリッチー・バイラークが作曲面からもメインになっているのではと思います。温度感は低く、リリカルな静かな音楽もシリアスで、暴れようと思えばそれも自由自在で、と個人的にはけっこう好きなグループです。でも、モーダルというよりはフリーに近い演奏もするので、聴く人をある程度選ぶのかもしれませんが。今回ライヴで70分以上聴けたので、満足しました。


Re-dial - Live In Hamburg/Quest(Out Note Records)(輸入盤) - Recorded November 6 and 7, 2007. Dave Liebman(Ss, Ts, Wooden Fl), Richie Beirach(P), Ron McClure(B), Billy Hart(Ds) - 1. Let Freedon Ring 2. Standoff 3. Re-dial 4. Continuum 5. Pendulum 6. The Piper At The Gates Of Dawn 7. Brazilia 8. Hermitage

(11/01/16)ジョン・コルトレーン作が7曲目に、ロン・マクルーア作が1曲目に、他にデイヴ・リーブマン作が3曲(2-3、6曲目)、リッチー・バイラーク作が3曲(4-5、8曲目)。グループは長く断続的に活動していて、けっこうシリアスで深い演奏が繰り広げられます。テーマがお茶目(?)なのにアドリブはシリアスな1曲目、研ぎ澄まされた内省的な緊張感のある演奏の2曲目、モーダルからフリーにかけての爆発的な盛り上がりを見せる3曲目、温度感低く、たゆたうように進んでいく4曲目、4ビートも含んで、モーダルでハードに進んでいく5曲目、かなり内省的で自由に進行しているような静かな6曲目、ドラムソロの後、まさにコルトレーン流なモーダルかつフリーな世界が広がる7曲目、静かでクリアな世界が広がるバラードの8曲目。

2011/01/16

TUNEの5弦ベース(Zi-Ⅲ-5)、つい買ってしまう

110116tune
「Tune Zi-Ⅲ-5」という5弦ベース、中古で買ってしまいました。昨日まではどうしようか悩んでいて、自分の衝動買い癖はおっとろしーなー、なんてことを思ってしまいました。結局は昨年CDやギターその他を処分して貯めたお金、これで使ってしまいましたよ。たぶん、また何かを買うために、何かを処分するんだろうなあ、と思います。家族で5本目のエレキベース。

昨夜、息子とYouTubeを見て、今日買おうとしていた「Tune Zi-Ⅲ-5」の音その他、それから「Atelier Z」あたりと見たり聴いたりして比べてみて、Tuneがいい、ということになって、今朝池袋までひとりで行ってきました。息子は模擬試験があるので、本当は同行させたかったんだけれども、当然ながらパス。

試奏させてもらって(っていっても下手ですが)、何と言っても5弦なのに軽い、しかもベースらしい音が出るのが魅力です。しかも通常のロングスケール。

お店の人から、いろいろ話を聞きました。でも、中古の素生というか、買い取ってからどこをどう直したか、というのはあいまいでお茶を濁すんですよね。キズが少なかったり、ネックは今時点では反ってなかったりするのは分かるんですが、ネックの修復歴が気になりました。まあ、10年以上前のベースを、8万強の買いものなので、バクチですけれども。自分はTUNEのフレットレスも持っているので、TUNEというメーカーにいついてはだいたいのところは分かります。ギグバッグ(ソフトケース)がなかったので、かわりに他メーカーのギグバッグをもらってきました。元々定価が21万円だったらしくて(といってもメーカーのWebサイトにも記録がないので定かではない)、作りはスルーネックだし、しっかりしていますね。高級感もある程度あります。

同じ系列店で駅3つ隔てたところに、全く同じモデルが7万弱で売っていました。ただ、ネットで写真を比較すると安い方はそれなりにキズとかの使用感もあって、お店での評価はそちらは星2つ、私が買った方が星4つだった(実際に10年以上経ったとは思えないほどキズは少ないです)ので、高い方を買ってしまいました。

いちおう資金がショートしないように、計算しての買い物でしたけど、やっぱりこういうのも衝動買いっていうんだろうなあ。ちなみにこのベース、息子と共同で使おうと思ってます。自分のこのコレクター的性格、何とかならないものでしょうか(笑)。高い楽器を集めているわけではないけれど。


(追記)この楽器は’11年7月、Atelier Zの5弦ベースを買ったことで我が家での役目を終え、売りに出しました。

2011/01/14

スタン・ケントン・プレゼンツ/スタン・ケントン楽団

Stanpresents
私も15年以上前はスイング・ジャズとか’50年代のヴォーカルものとかを聴いていた時代がありました。その後ほとんどを処分してしまったのですが。このアルバム、999円の国内盤で、国内初CD化ということで買ってみました。オビに「大傑作にして一大問題作!」と書いてあります。確かに今の時代では、ビッグバンド・ジャズとクラシック/現代音楽の融合のサウンドのオーケストラジャズは時折見かけます。でも、60年も前にそういうことをやっていた、というのはやはり実験作であって問題作じゃないかと。当時はジャズもポピュラー音楽でしたからね。だから国内盤化が遅れたのでは、なんてことを思ってしまいました。


スタン・ケントン・プレゼンツ/スタン・ケントン楽団(Capitol)
Stan Kenton Presents:/Stan Kenton(P))Capitol) - Recorded February 3-5, May 18, June 5, August 21 and 24, 1950. Chico Alvarez(Tp), Buddy Childers(Tp), Maynard Ferguson(Tp), Shorty Rogers(Tp), Don Paliding (or Jim Balco)(Tp), Milt Bernhart(Tb), Harry Netts(Tb), Bob Fitzpatrick(Tb), Bill Russo(Tb), Bart Varsolona(Btb), John Grass(French Horn), Lloyd Otto(French Horn), Gene England(Tuba), Art Pepper(Cl, As), Bud Shank(Fl, As), Bart Calderal(Ts, Basoon), Bob Cooper(Ts, Oboe), Bob Gioga(Bs, Bcl), Jim Cathcart(Vln), Earl Cornwell(Vln), George Kast(Vln), Tony Doria(Vln), Lew Elias(Vln), Jim Holmes(Vln), Alex Law(Vln), Bart Offner(Vln), Carl Ottobrino(Vln), Dave Sanche(Vln), Stan Harris(Viola), Leonard Selic(Viola), Sam Singer(Viola), Gregory Bemko(Cello), Zahary Bock(Cello), Jack Wulffe(Cello), Jim Lyon(P), Laurindo Almeida(G), Dan Bagley(B), Shelly Manne(Ds), Carlos Vidal(Conga, Vo), Ivan Lopez(Per), Stenio Ozorio(Per), Nester Amaral(Per), Joe Oliveria(Per), June Christy(Vo) - 1. Art Pepper 2. Maynard Ferguson 3. The Halls Of Brass 4. Evening In Pakistan 5. June Christy 6. House Of Strings 7. Shelly Manne 8. Soliloquy

スタン・ケントン作が5、7曲目、ショーティ・ロジャース作が1-2曲目など、また、参加者もジューン・クリスティ、メイナード・ファーガソン、シェリー・マン、アート・ペッパー他非常に豪華。ストリングスも加わる曲もあるので、演奏形態もやはり非常に豪華になっています。ただ、重厚な作りになっているので、曲によってはジャズっぽさは少々薄れていてオーケストラのクラシックっぽさも加わり、実験作的な位置付けもあって、その点では国内盤化が遅れたのかもしれません。曲によってはコンボだったり、ブラスセクションが抜けたりストリングスが抜けたりと、変化に富んでいます。参加メンバーがそのままタイトルになっている曲も8曲中4曲あって、有能な彼らをフィーチャーする理由も納得。6曲目はストリングスのみで、現代音楽のよう。(10年12月22日発売)

2011/01/13

スコア/ランディ・ブレッカー

Randyscore
ホームページにランディ・ブレッカーのミュージシャン特集を作ってありますが、元々がディスコグラフィーのために追っかけて作っているわけではなくて、聴いたアルバムを並べていっているだけなので、この初リーダー作は10年以上も記載していませんでした。今回が国内盤初CD化なのでやむを得ない面もありますけど、見る人が見たらなんだこれ、と思ったかもしれませんね。輸入盤では出ていたようでした。マイケルも初参加作のようだし、内容はともかく、節目としては重要な作品化もしれません。ただ今回のCD、それぞれのミュージシャンの参加曲が何曲目って書いてあるのですが、それが合ってませんでした。ちょっと残念。


スコア/ランディ・ブレッカー(Solid State)
Score/Randy Brecker(Tp, Flh)(Solid State) - Recorded January 21 and February 3, 1969. Michael Brecker(Ts), Jerry Dodgion(Afl), Larry Coryell(G), Hal Galper(P, Key), Eddie Gomez(B), Chuck Rainey(B), Mickey Roker(Ds), Bernard Purdie(Ds) - 1. Bangalore 2. Score 3. Name Game 4. The Weasel Goes Out To Lunch 5. Morning Song 6. Pipe Dream 7. The Vamp 8. The Merble Sea

ランディ・ブレッカーの初リーダー作。2-3、7曲目はハル・ギャルパー作、4曲目がトラディショナルで、他はランディの作曲。時期的には4ビートからジャズ・ロックの時期ではありますが、初期のクロスオーヴァー的なサウンドも見受けられ、ランディは最初からランディらしさを持っていたと思います。兄弟で出ていたところもミソ。1曲目はアップテンポのモーダルな4ビートですが、テーマではメカニカルな部分も見受けられます。2、4曲目はエレキ・ベースを起用していて、このあたりだけを聴くと’70年代前半の雰囲気もあります。4曲目は1分強のサックスとのデュオの小品。7曲目もエレキベース参加だけれど、ジャズロックとクロスオーヴァーの中間という感じ。飛びぬけたサウンドではありませんが、メンバーもスゴいし、個性的です。(10年12月22日発売)

2011/01/12

ソルト・ピーナッツ/スーパーサックス

Supersaxsalt
今よく聴いている現在進行形のジャズとは違いますが、この前のアルバム、「スーパー・サックス・プレイズ・バード」は20年以上前にCDで出ていて、それもLPからの再発ものだったのだけど、そのスーパーテクニックにぶっ飛んだ記憶があります。今回このEMIで出した999円シリーズ(値段も安くてビックリですが)が、国内盤初CD化や久しぶりのCD化が多く含まれていて、このアルバムも初CD化。つい買ってしまいました。そしてこのアルバムでもぶっ飛んでしまいました。チャーリー・パーカーの天才的なソロをコピーしてアンサンブルにアレンジしてしまっているのですから、それはぶっ飛びますよね。まあ、話のタネに、ということでも999円なら良いんじゃないでしょうか。


ソルト・ピーナッツ/スーパーサックス(Capitol)
Salt Peanuts/Supersax(Capitol) - Recorded 1974. Med Flory(As), Joe Lopez(As), Warne Marsh(Ts), Jay Migliori(Ts), Jack Minitz(Bs), Conte Candori(Tp), Carl Fontana(Tb), Ronnell Bright(P on 3, 7), Walter Bishop Jr.(P on 2, 9), Lew Levy(P on 1, 4-6, 8), Buddy Clerk(B), Jake Hana(Ds) - 1. Yardbird Suite 2. Groovin' High 3. Embraceable You 4. The Bird 5. Lover 6. Scrapple From The Apple 7. Confirmation 8. Lover Man 9. Salt Peanuts

スーパーサックスのチャーリー・パーカー特集2作目。チャーリー・パーカーの曲や愛奏曲のソロをテーマもアドリブも5重奏でやってしまうというとんでもないバンドです。そのかわりサックスのソロはなくて、トランペットやトロンボーンなどがソロを吹いています。あれだけ難しいパーカーのソロを、アンサンブルでやってしまうだけでもたいしたもの。それにアンサンブルが加わるなんて。かなりの場面でアンサンブルが吹きまくっています。ある意味、音質の点ではオリジナルよりも聴きやすいかもしれません。ジャズとしてはこういうのはどうか、という意見もあると思いますが、まずは聴け、とこの素晴らしい演奏を聴いて、言いたくなります。演奏自体はバップですけれども、それにしてもスゴい。百聞は一聴にしかずとはまさにこのことかも。(10年12月22日発売)

2011/01/11

裏 歌バカ/平井堅

Hiraiurauta
「裏 歌バカ/平井堅」(Defstar Records)(CD3枚組)

シングルで言うと、いわゆるB面の曲を集めたベストもののようで、こういう曲はアルバムに入ってなかったりする曲もあったりします。また、CCCDの時期にレーベルゲートCDでCDシングルが発売されて、買わなかった人がいたりとかそれそ再生しようとしたことが原因で再生機が壊れた人もあったよう(ネットで書いていた人がいた)で、そういう意味では、こういう形でまとまったのは貴重かもしれません。私はCDシングルはめったに買いませんし。

’10年11月10日発売でしたが、最初はベスト集か、ということで買うのをためらっていました、でも、今年に入ってちょっと買ってみる気になりました。CD3枚組の方は2枚組とくらべて300円しか高くなくて、以前リミックス集「Kh re-mixed up1」がアルバムで出ていて、今はもう廃盤になっているらしいけれども、今回の3枚目は「Kh re-mixed up2」になっています。リミックスもCDシングルについていたヴァージョンなのかな? それでもCDシングルを買わなかった身には聴いていて面白かったでした。

’05年にシングルA面ベストの「歌バカ」が出た時は3枚目はDVDだったので、あれはあれで良かったけれど、DVDをほとんど観ない私にとっては、こちらの方がだいぶいいですね。B面集だからといってあまり地味になることもなく、各CDに時間いっぱい入っているので、お得感が強いです。ただ、今までCDシングルも追いかけていた方には、ダブりが出てしまってどうかなあ、という面もありますが。

いつもこのブログに登場しているジャズと違って、黙っていても売れていくんでしょうね。J-POPも一部は今でも買っていて、ジャズ向きのスピーカーとの相性がちょっと悪い(というよりJ-POPの音圧が高い)のだけれども、平井堅はうちの奥さんも好きなので、追いかけています。

2011/01/10

ア・タッチ・オブ・ラヴ/伊藤君子

Itohatouch
’09年購入の’07年Sony再発盤の5日目。いちおう今日でひと区切りです。伊藤君子に関して、友だちで当時ファンがいたんだけれども、自分はその時はCD(LP)を買っていませんでした。今回再発にならなかったものもあるので、またそれらのアルバムといい出会いをしたいと思います。このアルバムも、数曲ずつとはいえ、マイケル・ブレッカーに日野皓正のソロが聴けて、しかもベースとドラムスがエディ・ゴメスとスティーヴ・ガッドですからね。まあ、思いっきりの演奏はなくて、バラード中心の控えめなサウンドですけれど、それでも彼らのオーラが漂ってきます。もちろん伊藤のヴォーカルが負けていないところもスゴいです。


ア・タッチ・オブ・ラヴ/伊藤君子(Vo)(A Touch)
A Touch Of Love/Kimoko Itoh(Vo)(A Touch) - Recorded December 1985. Michael Brecker(Ts on 1, 4), Terumasa Hino(Cor, Flh on 2, 6), Eddie Gomez(B), Steve Gadd(Ds), Masahiko Satoh(P, Arr), Tsunehide Matsuki(G on 4, 6-7, 9), Strings: Takashi Katoh(Cond), etc. - 1. Hello 2. Summertime 3. The Island 4. You Were Made For Me 5. Alfie 6. Alone, Alone And Alone 7. Will You Love Me Tomorrow 8. Ordinary Fool 9. Hey, That's No Way To Say Goodbye

再発盤では曲順を入れ替えがあります。豪華なバックミュージシャンを率いた録音。スタンダードとポップス、参加メンバーの作曲などが入り混じっていますが、しっとりとしたバラードではじまっていて、伊藤君子のスケールの大きさを感じることができます。ストリングスも入っているのがまたゴージャス感を増している感じ。2曲目などバラードから盛り上がって、4ビートになっていくところなど演奏者も良いですが、どの曲も佐藤允彦のアレンジがけっこう光っています。4ビートの場面(2曲目後半)はあっても、だいたいは非4ビートないしはバラードで落ちついて聴かせている感じです。それにしても豪華としか言いようのない大人のサウンドです。もちろんヴォーカルがメインで堂々とした歌いっぷりが大物であることをうががわせています。(07年8月22日発売)

2011/01/09

フォロー・ミー/伊藤君子

Itohfollow
’09年購入のSony’07年再発盤聴き4日目。この頃はA Touchレーベルもあって、このレーベルでは佐藤允彦はじめ、豪華な和洋のミュージシャンが参加してのレコーディングが多かったですね。今では考えられないぐらい。ジャズにもバブルの時代があったんでしょうか。豪華なバックミュージシャンに加え、ストリングスまで配したアルバムです。ポップスの曲をバラードで歌う、というサウンドなので、これがジャズか、と言われると、どうなんだという面もありますが、聴いた感じの満足感はけっこう高かったでした。伊藤君子も当時はアルバムを何枚も出していましたけど、今では入手できるアルバムは限られています。


フォロー・ミー/伊藤君子(Vo)(A Touch)
Follow Me/Kimiko Itoh(Vo)(A Touch) - Recorded September and October 1988. Steve Gadd(Ds, Per), Eddie Gomez(B), Hugh McRacken(G, Haramonica), Warren Bernhardt(Key, P), Richard Tee(Key, Org), Ronnie Cuber(Ss), Joe Romano(Ts), Tsuyoshi Yamamoto(P), Strings: Gene Orloff(Cond), etc. - 1. Follow Me 2. New York State Of Mind 3. Love 4. Second Chance 5. Meet Me On The Moon 6. So Foolish Is Love 7. Intimate Strangers 8. He's Gone 9. Bridge Over Troubled Water 10. If I Loved You

10曲目がスタンダードの他は、ポップス系のバラードの曲が多い。タイトル曲の1曲目は「アランフェス協奏曲」に歌詞をつけたもの。ニューヨークの豪華なミュージシャンがバックになっていて、この時の彼女の勢いを聴くことができます。4ビートはなくて、キーボード(フェンダー・ローズ)のサウンドを聴くことが多く、やはり大人のポップスを聴いている雰囲気があります。ローズの音も、この時代を象徴している感じがします。時期的にはニュー・スタンダードという言葉が出てきた頃ではなかったか。それにしても、ストリングスのついている曲もあって、非常にゴージャス。6曲目は鈴木良雄氏が伊藤君子のために作曲したものだそう。なお、この’07年再発ヴァージョンは曲順が変更されています。当然歌の方も、バッチリで文句なしです。(07年7月18日発売)

2011/01/08

ダイアレクツ/ジョー・ザヴィヌル

Joedialects
今日も’09年購入のSonyのCDの未聴盤聴きで、3日目。このアルバム、リアルタイムではなぜか聴いていなくて、再発ものを買いました。やっぱりジョー・ザヴィヌル節が全開していますね、としか言いようのない、超個性的なサウンドで、無国籍的な民族音楽が混ざった感じ。これをパーカッションを招かないで表現してしまっているのだから見事です。下のコメントも、何だかコメントになっていないようで(笑)。時期的にはウェザー・リポートの最後のアルバムより前に出たそうですけど、何だかその後もそうなっていくような事が分かるようなサウンド。その後もそのまま突っ走っていった素晴らしいミュージシャンでした。


ダイアレクツ/ジョー・ザヴィヌル(Key、Vo)(Sony)
Dialects/Joe Zawinul(Key, Vo)(Sony) - Recorded 1985. Bobby McFerrin(Vo), Carl Anderson(Vo), Dee Dee Bellson(Vo), Alfie Silas(Vo) - 1. The Harvest 2. Waiting For The Rain 3. Zeebop 4. The Great Empire 5. Carnavalito 6. 6 A.M./Walking On The Hill 7. Peace

全曲ジョー・ザヴィヌルの作曲。彼の一人多重録音に、ヴォイスが絡んでくるアルバム。当時のウェザー・リポートのサウンドがかなり色濃く出ているので、やはりグループは彼が主導権を握っていたのか、と思わせるような内容。タイトルとジャケットからは世界各地の民族音楽を連想させるけれども、実際はザヴィヌルのもつ自然発生的な民族音楽色がにじみ出ている、という感じ。ヴォーカルやコーラスも、無国籍的だけど、彼の音楽らしくてエスニックさはかなり感じます。反復されるリズムも機械でインプットしたのだろうけれども、粘り気があるような感じで個性的。聴いているとけっこうハードな感じがします。3曲目の疾走感とキーボードのもたつき感が、けっこう面白い。比較的静かな4、7曲目もザヴィヌル節全開になってます。(07年5月23日発売)

2011/01/07

ペイサージュ/渡辺貞夫

Watanabepaysage
今日のアルバムもまた、過去の音源で聴き逃していたのを聴いてみたものです。’71年録音で、日本に住んでいた時期のゲイリー・ピーコックが参加しています。渡辺貞夫というと、自分の世代ではどうもフュージョン的なアルバムが真っ先に思い浮かぶのですけど、この時期、時代の先端を行った録音を残しているんですね。聴いてビックリしました。4ビートも少しあるにしても、ファンク調の曲の方が目立っていて、このあたり当時のマイルスとか、ウェザー・リポート初期のアルバムとの関連や影響はどうなっているのか、興味があるところです。けっこうシリアスなアルバムではありました。


ペイサージュ/渡辺貞夫(As、Fl、Sn)(Sony)
Paysages/Sadao Watanabe(As, Fl, Sn)(Sony) - Recorded June 22, 1971. Masabumi Kikuchi(P, Key), Gary Peacock(B), Masahiko Togashi(Ds), Hiroshi Murakami(Ds) - 1. Paysages Part 1 & 2 2. Out-land 3. Space Is Not A Place 4. Green Air 5. Provincial

3曲目がゲイリー・ピーコック作、5曲目が菊地雅章作の他は、渡辺貞夫作。タイトルは風景的ですが、ノリの良さで聴かせる曲が多め。当時のウェザー・リポートとの共通点も少し。基本がファンク的サウンドなので、当時としてはけっこう先を進んでいたアルバムかも。1曲目はエレキピアノも用いつつ、静かで緊張感のあるフレーズから4ビートで盛り上がるドラマチックな展開と渡辺のフルートがそのサウンドの上を舞うジャズになっています。元気なジャズロック調の16ビート的ファンクで、こちらはソプラニーノを吹きまくっている2曲目、ベースのソロではじまり、フリーかと思ったらファンクで進んでいく3曲目、渋いメロディアスなバラードで聴かせる4曲目、緊張感のあるフレーズが行き交いつつもラストは牧歌的なピアノで終わる5曲目。(07年6月20日発売)

2011/01/06

ギャラクシー/ザ・プレイヤーズ

Playersgalaxy
このアルバム、CD初期(’80年代)に出たのを持っていたのだけれど、一度処分してしまって、’07年に再発されたのを再購入しています。このアルバムが出たあたりの時代は’78年にザ・スクェア、’79年にカシオペアのデビュー作が出ていて、自分が大学生になった’80年には日本のフュージョンもけっこう活気があった年でもありました。でも、自分も入学してフュージョン・サークルに入ったものの、人間関係が元で2年でクビ(笑)。それ以前からやっていた他校や地元のバンドなどで掛け持ちをやってその後はしのぎましたけど。このアルバム、もう30年以上前の録音とは思えないほど、全然古くないですね。やはり当時の名作だと思います。再び出会えて、感謝です。


ギャラクシー/ザ・プレイヤーズ(Sony)
Galaxy/The Players(Sony) - Recorded April 1979. 鈴木宏昌(P、Synth)、山口真文(Ss、Ts)、松木恒秀(G)、岡沢章(B)、渡嘉敷祐一(Ds)、穴井忠臣(Congas、Per) - 1. Galaxy 2. In Your Mind 3. Unsweetened 4. Kaleidoscope 5. Heavenly Maiden 6. Magic Lamp 7. Sunny Sidewalk 4. Misty Moonlight

作・編曲は鈴木宏昌。時代的にはクロスオーヴァーからフュージョンへ、という時代だったと思いますが、今聴いてもけっこう現代的で聴きごたえのある曲が集まっています。曲の作りやキメなど、けっこう高度で、全然古くないところがミソ。1曲目のキメが多い曲でバシッといったかと思うと、牧歌的でゆったりとしたバラードの2曲目を配するところなど、曲順の構成も見事です。この年代だとどうしても、テクの面とか、電気楽器のテクノロジーの面とかが気になってしまうのですが、あまり古き良き時代を感じさせずに、聴かせてしまっています。リマスタリングは’07年ですけど、ミックスは’79年のようで、ドラムスの音などは、当時のサウンドのようです。リマスタリングのせいか、当時基準にして、音がけっこういいです。今でもカッコいい。(07年8月22日発売)

2011/01/05

The Complete Remastered Recordings On Black Saint & Soul Note - George Russell

Georgesoulnote
手持ちのこのシリーズのBOXものはとりあえずこれで全部聴きました(計5セット)。このジョージ・ラッセルのBOXが9CDあって、けっこう時間がかかりましたけど、アルバムコメント自体は長さが1枚聴いたのと同じなので、書く方は楽です。ビッグバンドのアルバムが多いので、クレジットを書くのは苦労しました。書き上がったとたんにホームページ作成ソフトの不調で、ソフトの再起動が必要になり、クレジットが消えたかと思いきや、復帰モードで消えなかったのでホッとしています。ポップな感じから前衛的なものまで幅広いですが、’60-70年代前半の録音で、ECMアーチストが前面に出た録音が何枚かあったのが収穫でした。他のCDも良かったですが。


The Complete Remastered Recordings On Black Saint & Soul Note - George Russell - 9CD Set(Black Saint/Soul Note - Cam Jazz)(輸入盤)
Electronic Sonata For Souls Loved By Nature - 1980/George Russell(P, Org) Sextet - Recorded June 9 and 10, 1980. Lew Soloff(Tp), Robert Moore(Ts, Ss), Victor Comer(G), J.F. Jenny Clark(B), Keith Copeland(Per) - 1. Events 1, 2, 3, 4, 5, 6, 2. Evebts 7, 8, 9, 10, 11, 12

Othello Ballet Suite - Electronic Organ Sonata No.1/Goerge Russell(Org) - Released 1981. Jan Garbarek(Ts), Bernt Rosengren(Ts), Rolf Eriksson(Tp), Arne Domnerus(As, Et Al), Jon Christensen(Ds), Swedish Radio Symphony Orchestra - 1. Othello Ballet Suite (Part 1) 2. Othello Ballet Suite (Part 2), 3. Electronic Organ Sonata No.1

Vertical Form 4/George Russell(Assist Cond) - Recorded March 1977. Cark Atkins(Cond), The Swedish Radio Jass Orchestra: Arne Demnerus(Ss, As, Cl), Ian Uling(Ts, As, Fl), Lennart Aberg(Ts, As, Ss, Fl), Erik NIlsson(Bs, Bcl, Fl), Bernet Rosengren(Ts, As, Fl), Americo Bellotto(Tp, Flh), Bertil Lovgren(Tp, Flh), Haken Nyquist(Tp, Flh, French Horn), Ian Allen(Tp, Flh), Ivar Olsen(French Horn), Lars Olofsson(Tb), Sven Larsson(Btb, Tuba), Bengt Edvarsson(Tb), Jorgen Johansson(Tb), Rune Gustavsson(G), Stefan Brolund(B), Bronislav Suchanek(B), Lars-Urban Helje(B), Bjorn Lind(P), Vlodek Gulgowski(Synth, P), Monica Dominque(Celeste, Org, P, Clavinet), Leroy Lowe(Ds), Sabu Martinez(Congas) - 1. Event 1 2. Event 2 3. Event 3 4. Event 4 5. Event 5

Listen To The Silence/George Russell(Timpani) - Recorded April 1973 - Bjornar Andresen(B), Arild Andersen(B), Terje Rypdal(G), Webster Lewis(Org), Bobo Stenson(P), Stanton Davis(Tp), Jan Garbarek(Ts), Jon Christensen(Ds), Chorus Of The Musikk Konservatoriet Of Oslo, Norway: Sue Auclair(Soprano), Gailanne Cumminngs(Soprano), Joyce Gippo(Alto), Kay Dunlap(Alto), David Dusing(Tenor), Ray Haden(Tenor), Don Kendrick(Bass), Don Hobey(Bass), Dan Windham(Bass) - 1. Event 1 2. Event 2 3. Event 3 4. Event 4

Trip To Prillarguri/George Russell(P) Sextet - Recorded March 1970. Jan Garbarek(Ts), Stanton Davis(Ts), Terje Rypdal(G), Arild Andersen(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Theme 2. Souls 3. Event 3 4. Vips 5. Stratusphunk 6. Esoteric Circle 7. Man On The Moon

Electronic Sonata For Souls Loved By Nature - 1968/George Russell(P) Sextet - Recorded April 28, 1969. Manfred Schoof(Tp), Jan Garbarek(Ts) Terje Rypdal(G), Red Michell(B), Jon Christensen(Ds) - 1. 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 2. 8, 9, 10, 11, 12, 13, 14

New York Big Band/George Russell(Producer) - Recorded August 18, 1978 and March 10, 1977. New York Big Band(on 1-3, 5-7), Swedish Radio Jazz Orchestra(on 4), Cameron Brown(B), Lars-Urban Helje(B), Babafumi Akunyon(Congas), Sabu Martinez(Congas, Vo), Lars Beijbon(Ds), Warren Smith(Ds), Ricky Martinez(P, Org), John Clark(French Horn), Mark Slifstein(G), Rune Gustafsson(G), Goetz Tangerding(P), Vlodek Gulgowski(P), Arne Domnerus(As), Ian Uling(As), Marty Ehrlich(As), Erik Nilsson(Bs), Carl Atkins(Bs, Cl), Bernt Rosengren(Ts), Lennart Aberg(Ts), Ricky Ford(Ts), Roger Rosenberg(Ts), Bengt Edvarsson(Tb), Gary Valente(Tb), Jorgen Johansson(Tb), Lars Olofsson(Tb), Dave Taylor(Btb), Sven Larsson(Btb), Americo Bellotto(Tp), Bertil Lovgren(Tp), Haken Nyquist(Tp), Jan Allan(Tp), Stanton Davis(Tp), Terumasa Hino(Tp), Lew Soloff(Tp, Flh) - 1. Living Time, Event 5 2. Big City Blues 3. Listen To The Silence 4. Cubano Be, Cubano Bop 5. Mystic Voices 6. God Bless The Child 7. Listen To The Silence, Part 2

The Essence Of George Russell/George Russell(P, Cond) - Recorded 1966 and 1967. Jan Allan(Tp), Maffy Falay(Tp), Bertil Lovengen(Tp), Lars Samuelsson(Tp), Arne Domnerus(As, Cl), Claes Rosendahl(Ts, Fl, Ss, As), Lennart Aberg(Ts, Ss, Cl), Erik Nilsson(Bs), Olle Lind(Btb), Berndt Egerbladh(Vib, Xylophone), Bengt Hallberg(P), Rune Gustafsson(G), Goerge Riedel(B), Egil Johansen(Ds), Sabu Martinez(Congas), Stanton Davis(Tp, Flh), Jan Garbarek(Ts), Terje Rypdal(G), Arild Andersen(B), Jon Christensen(Ds), Palle Boldtvig(Tp), Palle Mikkelborg(Tp), Georg Vernon(Tb), Gunner Medberg(Tb), Runo Ericksson(Btb), Christer Boustedt(As), Bern Rosengren(Ts), Roman Dylag(B), Rubert Clemendore(Congas) - 1. Electronic Sonata For Souls Loves By Nature (Part 1) 2. Electronic Sonata For Souls Loves By Nature (Part 2) 3. Electronic Sonata For Souls Loves By Nature (Part 3) 4. Now And Then

Live In An American Time Spiral/Gerorge Russell's(Cond) New York Band - Recorded July 30 and 31, 1982. Ron Tooley(Tp), Stanton Davis(Tp), Brian Leach(Tp), Tom Harrell(Tp), Ray Anderson(Tb), Earl McIntyre(Tb), Marty Ehrlich(As, Fl), Doug Miller(Ts, Fl), Bob Hanlon(Bs), Jerome Harris(G), Ron McClure(B), Jack Railly(Key), Mark Soskin(Key), Victor Lewis(Ds) - 1. Time Spiral 2. Exx-thetic 3. D.c. Divertimento

(11/01/04)CD9枚組。録音順ではなくて、発売順でクレジットされてます。枚数が多いうえに、ビッグバンドものが多いので、クレジットを書き写すだけでもひと苦労。やはりアヴァンギャルドな要素もあったり、エレキ的な要素が多く、聴く人を選ぶかもしれませんが、けっこうハマるかも。4枚目はヴォイス(ヴォーカル)との共演で実験的。ECMのアーチストが何人も何枚かに参加しています(’60-70年代前半のアルバムなのでECMサウンドではない)。他の参加メンバーでも、知っている名前がチラホラ。ジョージ・ラッセルのリディアン・クロマチック・コンセプトは分からなくても、十分に個性的なコンボであり、ビッグバンドであるのが、聴いていて分かります。ただ、7枚目はコマーシャルなサウンドの強いビッグ・バンドの演奏になってます。

2011/01/04

Hotwired/Gary Husband's Drive

Garyhotwired
このアルバムは新譜ではなくて、ゲイリー・ハズバンドはこの後に最近もう1枚出しているのですが、過去に出た時(’09年春ごろ)欲しいと思いつつ買い逃していたものです。やっぱり現代ジャズしてますね。似たような編成で、アントニオ・サンチェスが昨年出していて、そちらがあまりにも素晴らしかったので、こちらをあとに聴くとそのイメージもできてしまいますが、メカニカルな感じで変拍子も多い現代ジャズという点では、こちらもなかなかのものではありました。ただし、メロディアスなアドリブなどを期待する方には向いていないんじゃないかとは思いますが。このレーベル、基本的にはハードコア・フュージョンのレーベルですけど、ジャズもなかなか良かったです。


Hotwired/Gary Husband's(Ds, P, Synth) Drive(Abstract Logix)(輸入盤) - Recorded July 23-25, 2008. Richard Turner(Tp, Electronics), Julian Siegel(Ts, Ss), Michael Janisch(B) - 1. The Defender 2. Heaven In My Hands 3. 10/4 4. The Agony Of Ambiguity 5. Deux Deux's Blues 6. Take The Coltrane Around 7. One Prayer 8. Angels Over City Square 9. Take 5 (Bonus Track)

(11/01/04)2-3、9曲目以外はゲイリー・ハズバンドの作曲。ピアノなどを弾いている場面はあるにしろ、大部分はピアノレス・クァルテットでの演奏でハードコアなジャズになっています。このレーベルで純ジャズ(4ビートの少ない現代ジャズにしても)の録音は珍しい。変拍子はバシバシ入っているにしても、各パートが絡み合いながら、しかもリズムキープという感じが希薄で、皆で攻めていく感じなので、その拍数はつかみづらいところがあります。ハードなジャズの曲もありますが、2曲目の出だしや7曲目のようにしっとりとした感じも少し入っています。ただ、メロディで聴かせているわけではないので、少々とらえどころのない難解なイメージはあるかもしれないです。9曲目の「テイク5」は有名曲だけど、やっぱり彼らのペースでの演奏。

2011/01/01

謹賀新年/昨年の回顧

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

ジャズのホームページをはじめたのが’97年9月、ブログをはじめたのが’04年5月、と月日の経つのは早く、私も今年50歳になろうとしています。はじめた時は30代の半ばだったんですよね。ホームページの手直しを含め、やりたいことはまだまだあるのですけれども、もう一生かかっても終わることはないだろうなあ、と思って、逆に今年からゆっくりとしようかな、なんてことを考えています。


本当は昨年のことは昨日のうちに書いておこうと思ったのですが、聴いたCDのエントリーを入れてしまいましたので、今日書きます。
下記は昨年購入したCDの枚数です。少し数が前後しているかもしれませんが。

国内盤 37枚

澤野工房などを入れてもこの数なので昔と比べて国内盤の購入数は激減しています。昨年はほぼ国内制作か国内盤でしか出ないものだけを買っています。ボーナストラックがあっても価格差が大きく、輸入盤に流れるのは仕方ないですね。

輸入盤新譜 106枚

これも前の年に比べて減ったんじゃないかな。トータル143枚が今年買ったジャズ(ECM New Seriesのクラシックなども含む)新譜(あるいは再発)の合計です。輸入盤は1枚当たりのCDの単価は円高もあってだんだん安くなってきている感じです。

Amazonマーケットプレイス購入の中古 24枚

昨年は、アラン・ホールズワース、クリス・ポッター、デヴィッド・マシューズ・トリオ、デイヴ・ウェックルなどを聴くために、ここでの購入が例年になく多かったでした。また、デヴィッド・ギルモアやビリー・キルソンの廃盤を見つけたのもここでした。安いものは安かったですけれど、おおむね新品価格を超える値付けがされていて、しかも不良品率を考えると、トラブルも多かったです。今年からはかなり減ると思います。

昔聴いていたフォーク・ロックなどのアルバムの買い直し 56枚

これはディスクユニオンにCDや本などを夏に買い取りに出したお金で昔聴いていたLP時代の音源の買い直し、買い増しです。割引もあって元々1枚当たりの単価が安く、しかもリマスターなので、夏に売ったお金の範囲内で買えたし、お得感が強かったでした。この分野は昨年だけの特別購入。久しぶりに学生時代の回顧ができました。


また昨年は、5年ぶりぐらいにCDなどを大量処分した年ではありました。CDは4回に分けて(ディスクユニオンへCD434枚、ジャズ本、雑誌85冊)処分して、この処分枚数は、ホームページ開設以来(’97年以来)初の数字です。その他家族の楽器も含めて、弾かなくなった楽器(ピアノ、ギター)なども処分しています。自分はエレキベースは学生時代のバンド復活だけのためにこれから練習して、楽器自体は長男に託そうと思ってます。楽器を全く触らなかった時期も10年以上あったり、リスナーとプレイヤーでは脳や神経の働きが違うんですね。聴く方にもっぱら集中していたため、年齢的なこともあって、どこまでウデを取り戻せるか、が今年の目標となりそうです。

昨年ちょっと身軽になった分、気分的に楽になりました。今年も身の丈に合わせていろいろやっていこうと思いますので、よろしくお願いします。

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