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2010/09/28

ポートレート2/木住野佳子

Kishinoport
木住野佳子のベスト第2集。しかし、大手レコード会社はベスト盤をよく出しますね。J-POPでも3枚ぐらいアルバムを出すともうベスト盤を出したりしてますが、ジャズという分野で果たしてベスト盤がいいのかどうか、議論の余地はあるところです。今回のアルバムは、曲順がアルバム順のセレクトでもあり、初CD化の16曲目(これだけで買う人もいるんだろうなあ)は時間の短い小品だったし、ということで、ちょっと疑問だったりします。まあ、他メーカーでは上原ひろみも、付属DVDを変えてみたりして同じアルバムを別商品として発売することはあるのですが。演奏自体は悪くないですけど、ベストで3,000円はちょっと高かったかな、とも思います。


ポートレート2/木住野佳子(P)(Universal)
Portrait2/Yoshiko Kishino(P)(Universal) - Released 2010. (16曲目)Recorded September 18, 2008. Tomoca(English Horn) - 1. Siesta 2. Forest Rain 3. Oasis 4. Oyasumi 5. Blue In Green 6. Come Together 7. Suna-Dokei 8. Sei-Ka-Fu 9. Nocturne No.20 10. 3 Gymnopedies No.1 11. Bossa Libra 12. Agua De Beber 13. Ajisai 14. Face 15. Yuki-Machi-Zuki [Bonus Tack] 16. Never Be Wrong

木住野佳子2枚目のベスト盤。ここでは’02年発売の「Siesta」から7枚のアルバムのうちの曲を取り上げていて、ボーナス・トラックの16曲目のみ初CD化(JR西日本CM曲とのこと)です。ジャズとは言っても、ボッサや日本風なメロディの曲、クラシックを題材にした曲も混ざっているし、ほとんどジャズジャズしている曲がなくて、けっこう聴きやすい方のサウンドです。どちらかと言えばBGM風に聴くことができるアルバム。「Siesta」から1曲目、「Praha」から2-5曲目、「Timespace」から6曲目、「Heartspace」から7-8曲目、「Nocturne」から9-10曲目、「Bossa Nostalgia」から11-13曲目、「Face」から14-15曲目というセレクト。16曲目はイングリッシュ・ホーンとのデュオで、しっとりとしたクラシック的な淡々としたピアノのバラード。(10年9月15日発売)

2010/09/27

ヴァイタル・ワールド/櫻井哲夫

Sakuraivital
何枚かまとめて注文しているので、国内盤も遅れての到着です。これは8日発売だからもう2週間以上経っているんですねえ。国内盤新譜の場合、発売日から早めにブログにアップするといいのですが、時間もないし、なかなかそういうわけにはいきません。このアルバム、かなりのスーパーテクのハードコア・フュージョン(曲によってはロック)なんですが、46分ほどの収録で3,000円はちょっと高いなあ、と思います。これだけのメンバーの演奏でコストもかかっているのは分かるんですけれどもね。レコーディングのクレジットを見ると3人がそれぞれバラバラに録音を重ねていったことも分かります。この演奏もスゴいですが、同じ場所で同時に録音していれば、臨場感はもっと増したかも。


ヴァイタル・ワールド/櫻井哲夫(B、Prog)(Elecrtic Bird)
Vital World/Tetsuo Sakurai(B, Prog)(Electric Bird) - Released 2010. Greg Howe(G), Dennis Chambers(Ds) - 1. Critical Planet 2. Alien's Feast 3. A Tear Of The Clown 4. Are You Ready 5. Another Kingdom 6. Triangle Square 7. Monster Parade 8. Father

4曲目を除き櫻井哲夫の作曲。録音場所を見ると3人がそれぞれのスタジオで録音となっているので、それぞれの重ね録りか。ハードコア・フュージョンで、相変わらずのスーパーテクを見せつけてくれます。ベースとドラムスがこれでもかとハイスピードのファンクの演奏を繰り広げる1曲目、ミディアムのビートでロック的なアプローチを聴かせる2曲目、ノリの良さもあるけれどもへヴィーなロックサウンドで聴かせる3曲目、繰り出される速いフレーズと安定したビートとで存在感のある4曲目、速弾きのユニゾンがと速いパッセージが超絶なサウンドの5曲目、ミディアムながら執拗に16分音符のベース音がこれでもかと続くロックの6曲目、やはりロックで曲が進行していく重量級の7曲目、唯一哀愁漂うバラードでゆったりしている8曲目。(10年9月8日発売)

2010/09/26

Llyria/Nik Bartsch's Ronin

2178
ECMレーベル3日目で一段落。ニック・ベルチュはECM3枚目だと思ったけれど、曲名をModule XX番とやることと、ミニマル・ミュージック系のサウンドのファンク(とでも言うのかな)は相変わらず。昔は奇数拍子の変拍子が多いな、という印象でしたが、今はもっと分かりにくくなっていて、複合拍子で重なって演奏しているような印象とか、重層的になっている気がしてます。譜面の分析的聴き方をしているわけではないので、理論的に説明できるわけではないのですが。でも、メロディは添え物的に時々出てくるだけなのに、聴いていると、けっこうカッコいい。やはり一部(しかもコアなジャズファン以外のところ)でかなりウケているのが分かるようなきがします。


Llyria/Nik Bartsch's(P) Ronin(ECM 2178)(輸入盤) - Recorded March 2010. Sha(As, Bcl), Bjorn Meyer(B), Kasper Rast(Ds), Andi Pupato(Per) - 1. Modul 48 2. Modul 52 3. Modul 55 4. Modul 47 5. Modul 53 6. Modul 51 7. Modul 49_44

(10/09/25)全曲ニック・ベルチュ作で。相変わらず変拍子の曲が多いのとミニマル・ミュージック的なサウンドが特徴。ただ、過激さは以前よりも少しだけ引っ込んだ感じです。ゆったりした9拍子基調でヨーロッパの映画音楽を連想するような少しゆったりとした7曲目、珍しく素直な出だしでも盛り上がるとミニマルファンクになって細かいフレーズが変幻自在に続く2曲目、エキゾチックなフレーズが続くゆったりめの変拍子ファンクの3曲目、4拍子基調で静かになったり盛り上がったりしつつ5拍子系が複合で混ざり込んでいるようにも聴こえる4曲目、スローに進んでから時にアクセント的にフレーズが入る5曲目、サウンドがミニマル的な心地良い陶酔感をもたらすファンクの6曲目、渋く淡々とリズムが続き時にメロディが舞う7曲目。

2010/09/25

Mirror/Charles Lloyd Quartet

2176
ECMレーベルの2日目。チャールス・ロイドのリーダー作ですけれど、彼も長くこのレーベルに在籍して、何枚もアルバムを作っています。ある意味マイペースなんだけれども、独特なゆったり感とスピリチュアルなサウンドで、聴く人を魅了します。ここでは自己プロデュース(Dorothy Darrという人と共同ですが)でアルバムを作成しているけれども、やはりECMのサウンドカラーのある面は強く出ています。でも大御所になってくると、そこでもやはり自由にやらせてくれるというのはあるようで、選曲にもそれは表れていると思います。最近なかなか枯れた味わいにもなってきて、しみじみいいなあ、と思わせてくれるアルバムです。ラストの曲はヴォイス(語り)が入ってます。


Mirror/Charles Lloyd(Ts, As, Voice) Quartet(ECM 2176)(輸入盤) - Recorded December 2009. Jason Moran(P), Reuben Rogers(B), Eric Harland(Ds, Voice) - 1. I Fall In Love Too Easily 2. Go Down Moses 3. Desolation Sound 4. La Llorona 5. Caroline, No 6. Monk's Mood 7. Mirror 8. Ruby, My Dear 9. The Water Is Wide 10. Lift Every Voice And Sing 11. Being And Becoming 12. Tagi

(10/09/25)チャールス・ロイド作は3、7、11-12曲目のみで、トラディショナル(2、4、9曲目)、スタンダード(1曲目)やセロニアス・モンク作(6、8曲目)、ロック(5曲目)なども。過去の再演曲でアルバムタイトルになった曲も2曲(9-10曲目)。特に10曲目は第2の国歌と言われているそう。彼の場合オリジナルが少なくても、レーベルカラーに合ったような演奏をしているのですが、曲によって、温度感はほんのりと温かめ(1曲目のスタンダードなど)。サイドのメンバーも前作に引き続き同じで、ホーンの自然から湧き出るようなフレーズとこのメンバーにより、少しエキゾチックで安定しつつも、多くの曲でスピリチュアルなやや自由度の高い演奏を聴くことができます。そして盛り上がる場面は自然に盛り上がります。彼ら流の美しさ。

2010/09/22

Officium Novum/Jan Garbarek(Ss, Ts)/The Hilliard Ensemble

2125
9月のECM New Seriesは1枚だけでした。でもヤンガルバレクとヒリヤード・アンサンブルの3作目ということで、宗教の歌唱とサックスの融合が、以前の「オフィチウム」「ムネモシネ」で心にささっている方は多いのかもしれません。実際に売れたそうですし。今回は、中世やそれ以前の曲は少なめで、コミタス(修道士だったそうですが)以降の新しめの曲が多いのが特徴かな。でも難解なところは聴いていて分からなくて、ゆったりと響きのある歌唱とサックスの絡み合いを、これまたゆったりと聴くという感じのアルバムに仕上がっています。またこれも売れるんだろうなあ、とは思います。


Officium Novum/Jan Garbarek(Ss, Ts)/The Hilliard Ensemble(ECM New Series 2125)(輸入盤) - Recorded June 2009. The Hilliard Ensemble: David James(Counter Tenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), Steven Harrold(Tenor), Gordon Jones(Baritone) - 1. Ov Zarmanali 2. Svjete Tihij 3. Allting Finns 4. Litany - Otche Nash - Dostonio Est 5. Surb, Surb 6. Most Holy Mother Of God 7. Tres Morillas 8. Sirt Im Sasani 9. Hays Hark Nviranats Ukhti 10. Alleluia. Nativitas 11. We Are The Stars 12. Nur Ein Weniges Noch

(10/09/22)ヤン・ガルバレクとヒリヤード・アンサンブルのコラボレーションの第3弾。ヤン・ガルバレク作が2曲(3、13曲目)にあり、コミタス(19-20世紀の作曲家)や現代音楽のアルヴォ・ペルトなど比較的最近の宗教歌も多めですが、もっと前の時代の作品や作曲者不詳の曲も。本来は歌唱のみを聴かせるべきところ、サックスとの融合でのサウンドが非常に売れて、今に至ると思うのですが、聴いていても実に自然に両者は寄り添います。

The Complete Remastered Recordings on Black Saint & Soul Note/Charlie Haden

Charliecd5box
チャーリー・ヘイデンのBlack Saintレーベルからの2枚、そしてSoul Noteレーベルからの3枚をカップリング。Cam Jazzが2つのレーベルを買収して、2つのレーベルのBOXセットの廉価盤を続々と出していますけど、彼みたいに両方のレーベルから出していて、しかも5枚とも共同名義やグループというのは珍しいんじゃないかな。Black Saintはアヴァンギャルド(フリー)だし、Soul Noteはモダン・ジャズだし、ということで。なので、かなり雑多な印象を受けます。中の簡易型紙ジャケはオリジナルのアルバムに乗っ取ったもので、バラバラに1枚ずつ紹介していくという方法もあるのですが、手持ちがいっぱいなので、後日、時間があればやることにします。それにしても、エンリコ・ピエラヌンツィって今までほとんど聴いてなかったのですが、けっこうアヴァンギャルドな演奏もすることもあるんですね。

このあたりのアルバム、’80-90年代に何枚か買ってますが、輸入盤しかなかったし、通販も今のように発達してなかったので、聴いたことがないアルバムがゴロゴロしています。このような形で廉価盤BOXを出してくれるのはありがたいです。国内盤1枚と同じぐらいの値段というのがうれしい。


The Complete Remastered Recordings on Black Saint & Soul Note/Charlie Haden(B) - 5CD Set(Black Saint/Soul Note - Cam Jazz)(輸入盤)
Old And New Dreams - Released 1977. Don Cherry(Pocket Tp), Dewey Redman(Ts, Musette), Charlie Haden(B), Ed Blackwell(Ds, Gong) - 1. Handwoven 2. Dewey's Tune 3. Chairman Mao 4. Next To The Quiet Stream 5. Augumented 6. Old And New Dreams

A Tribute To Blackwell/Old And New Dreams - Recorded November 7, 1987. Don Cherry(Tp), Dewey Redman(Ts), Charlie Haden(B), Ed Blackwell(Ds) - 1. Happy House 2. Law Years 3. Togo 4. Dewey's Tune 5. Street Woman

Etudes/Charlie Haden(B)/Paul Motian(Ds) - Recorded September 14 and 15, 1987. Geri Allen(P) - 1. Lonely Woman 2. Dolphy's Dance 3. Sandino 4. Fiasco 5. Etude 2 6. Blues In Motion 7. Silence 8. Shuffle Montgomery 9. Etude 1

Silence/Charlie Haden(B) - November 11 and 12, 1987. Chet Baker(Tp, Vo), Enrico Pieranunzi(P), Billy Higgins(Ds) - 1. Visa 2. Silence 3. Echi 4. My Funny Valentine 5. 'Round About Midnight 6. Conception

First Song/Charlie Haden(B)/Billy Higgins(Ds), Enrico Pieranunzi(P) - 1. First Song 2. Je Ne Sais Quoi 3. Polka Dots And Moonbeams 4. Lennie's Pennies 5. Newsbreak 6. All The Way 7. Si Si 8. For Turiya 9. In The Moment

(10/09/21)Cam Jazzから出ているBlack Saint/Soul Noteの買収による廉価盤ミュージシャン別BOXセット。相変わらず粘り気のあるチャーリー・ヘイデンのベースが、CD5枚分堪能できます。この中では「Etudes」だけ持っているので、別項を参照。「Old And New Dreams」のメンバーのものはこちらは’77年発売と’87年録音。ECMからも’79年、’80年録音のアルバムが出ていて、比較するのも面白いかも。それらは確かにECMらしい側面もあるようですけれども、基本的にはこれらのメンバーらしいマイペースな、オーネット的フリーに近いような、それでいて完全フリーでもない自由な演奏が繰り広げられています。ジェリ・アレンのメカニカルで男っぽいピアノと、エンリコ・ピエラヌンツィとの差も面白い。でも、各CDの方向性はまちまち。

2010/09/21

Live In New York/Antonio Sanchez

Antoniolive
アルバムタイトル正式には「Live In New York At Jazz Standard」となっていますが、CDの背に書いてある方を採用しました。ドラムスのリーダー作で、ピアノレスの2サックス、しかもライヴのCD2枚組というのはかなり冒険的なんじゃないかと思います。8曲のうち7曲目だけ7分台で、あとの7曲は12分以上20分までという、とにかく長い構成。サックスもウネウネと活躍していますけど、ドラムソロの場面も何曲かにあって、リーダー作の見せ場を作っています。これは話題になりそうなアルバム。でも、内容がけっこうマニアックなため、そちらの一部の方面では非常に評判にはなるだろうな、と思わせるアルバムです。素晴らしいんだけれども、どこまで広まるか、がカギかも。


Live In New York/Antonio Sanchez(Ds)(Cam Jazz)(輸入盤) - Recorded October 2-5, 2008. Scott Colley(B), Miguel Zenon(As), David Sanchez(Ts) - 1. Greedy Silence 2. H and H 3. Ballade 4. Revelation 5. It Will Be Better (Once People Get Here) 6. Did You Get It 7. The Forgotten Ones 8. Challenge Within

(10/09/20)CD2枚組のライヴで、アントニオ・サンチェス作は1、3、5-6、8曲目の5曲。2曲目はパット・メセニー作、4、7曲目はメンバーの作曲。ピアノレスの2サックスで自由度が高いです。変拍子も入ったり、フリーのように混沌とする場面もあったり。出だしはワンコードの静かな変拍子でどんどん盛り上がる1曲目、明るく楽しいテーマのメロディで4ビート的に進む2曲目、バラードというよりは静かなモーダルな曲の3曲目、2人の管の絡み合いから緩急自在の本編になだれ込んでドラム・ソロもある4曲目、8ビート風変拍子から暴れまわる演奏になる5曲目、サックスがウネウネとソロがありつつ17分も演奏が続く6曲目、ゆったりと入り混じりながら進むバラードの7曲目、活発なやり取りをしながらやはり自在に前に進む8曲目。

2010/09/20

PHSのホームアンテナが届く

Phsantena
ウィルコムのPHSの契約で「安心サポート」(月額315円)に入っていると、9月10日からホームアンテナが無料で借りられるということで、さっそく送ってもらい、先日届きました。ホームアンテナとは家の中で電場が弱かったり、届かなかったりすることがあるのを補強して、電波を届くようにするものです。意外に小さいんだね。

実はPHSだと、家族の部屋では問題がないのですが、事務所(兼オーディオ部屋)の、ある場所(机の場所だと机の右側)でないと電波が届かなくて、雨戸を閉めると、雨戸を閉めない窓際でしか電波を受信しないので、特に夜はPHSを机から離れた窓際に置いたりして、けっこう不便だったです。PHSでは通話はほとんどしませんが、メールの着信をリアルタイムに確認する必要があったので、切実な問題でした。特に4月にPHSを新機種に変更してから、その機種の特性なんですかね、電波のつかみが一段と弱くなっていたので、解決方法はないかな、と漠然と考えていました。通話中に切れたこともあります。

今は部屋のどこにいても、電波が最強の状態で届くので、便利です。PHSは携帯に比べて格段に電波が弱いので、こういうことがあります。効果から言えば、ホームアンテナが有料レンタルだった時から借りた方がよかったかな、とも思っています。まあ、タイミング的には良かったですが。


(追記12年4月)Willcomの解約に伴い、ホームアンテナは返却しました。

2010/09/19

Beautiful Dreamers/Bill Frisell

Billbeauti
ビル・フリゼールの新作はサヴォイ・ジャズに移籍しての登場です。今までのノンサッチも、彼の音楽性に合っていたと思うのですが、まあいろいろ事情があるんでしょう。ジャズのメインストリーマーからすれば、人によってはジャズとは言えないんじゃないかとも考えるような独特な彼のギターは、明らかに異端ではあります。でも、一聴して彼のギターだと分かるような個性は、やはり中毒性がありますね。ここでは、もうその個性と味で勝負している感じですけれども、変わったヴィオラ入りのトリオ編成といい、もうこれこそが彼の世界なんだと思います。ジャズファンにとってみれば聴く人を選ぶアルバムになってますが。


Beautiful Dreamers/Bill Frisell(G)(Savoy Jazz)(輸入盤) - Recorded March and April 2010. Eyvind Kang(Viola), Rudy Royston(Ds) - 1. Love Sick 2. Winslow Homer 3. Beautiful Dreamer 4. A Worthy Endeavor 5. It's Nobody's Fault But Mine 6. Baby Cry 7. Benny's Bugle 8. Tea For Two 9. No TIme To Cry 10. Better Than A Machine 11. Goin' Out Of My Head 12. Worried Woman 13. Keep On This Sunny Side 14. Sweetie 15. All We Can Do 16. Who Was That Girl?

(10/09/19)サヴォイ移籍第1弾。3、5、7-8、11、13曲目以外はビル・フリゼールの作曲。短めの曲を中心に16曲。ヴィオラを交えたトリオ編成(ベースレス)なので、けっこう空間的な浮遊感のあるサウンド。それにビルのギターのキャラクターとドラムスが基本的にロックのようなので、インプロヴィゼーションは前面に出ているであろうことは予測できるんだけれども、ロックとECMの間のような独特なサウンドで進んでいきます。ベニー・グッドマン作の7曲目、スタンダードの8曲目はジャズ的と言えばジャズ的。7曲目はかなり元気。そして13曲目はモロにカントリー。ビルの独特なサウンドでの演奏は、ここまで個性的なトリオはないんじゃないかと思え、地味だけど問題作。彼のサウンドの中毒になる人が多いことを想像させます。

2010/09/18

アワー・シークレット・ワールド/カート・ローゼンウィンケル&OJM

Kurtour
カート・ローゼンウィンケルの新作は、ポルトガルのオルケストラ・デ・ジャズ・デ・マトニショスというビッグ・バンドとの録音です。ギターが出ずっぱりで、その点カートを楽しめるというのはありますけど、個人的には他のミュージシャンのソロをフィーチャーしてみたり、もっとギターとビッグ・バンドの融合的なサウンドを期待したりはしたんですけれども。でも、これはこれで、かなり素晴らしいアルバムになっているとは思います。アレンジも彼の曲は難しい作りになっているので、よくここまでアレンジできたな、と思います。ただ、コンボの彼の方がハジけているかな、という思いもあって、難しいところ。


アワー・シークレット・ワールド/カート・ローゼンウィンケル(G、Vo)&OJM(Wommusic)
Our Secret World/Kurt Rosenwinkel(G, Vo) and OJM(Wommusic) - Recorded September 7-9, 2009. Jose Luis Rego(As, Ss, Cl), Joao Pedro Brandao(As, Fl, Ss, Cl), Joao Mortagua(As, Ss), Muno Pinto(Cl), Mario Santos(Ts, Cl), Jose Pedro Coelho(Ts, Fl), Rui Teixeira(Bs, Bcl), Michael Joussein(Tb), Alvaro Pino(Tb), Daniel Dias(Tb), Goncalo Dias(Tb), Nick Marchione(Tp), Erick Poirrier(Tp), Rogerio Ribero(Tp), Joss Silva(Tp), Susana Santos Silva(Tp, Flh), Abe Rabade(P), Carlos Azevedo(P), Demian Cabaud(B), Marcos Cavaleiro(Ds) - 1. Our Secret World 2. The Cloister 3. Zhivago 4. Dreams Of The Old 5. Turns 6. Use Of Light 7. Path Of The Heart

全曲カート・ローゼンウィンケルの作曲で、再演曲もあります。ビッグ・バンドをバックに、元気のある曲も割と静かな曲も、とにかくギターを弾きまくるという構図。ギター度は高いので、カートのファンにはうれしいアルバムなのですが、他のソロがなくて、オーケストラもやや後方からサポートしているという感じ。ビッグ・バンドの重厚感はあり。4ビートの部分は少ないのであまり普通のビッグ・バンドには聴こえませんけど。それにしても、カートの複雑なメロディやコード進行(?)をここまでビッグ・バンド・アレンジにできたことは素晴らしい。5曲目はかなりメカニカルなメロディなのに、よくアレンジできたな、と思います。そういう意味ではスゴいビッグ・バンドだし、複数のアレンジャーが関わっているところから、その力の入り方が分かります。(10年9月15日発売)

2010/09/17

Empire/Scott Colley

Scottempire
このアルバムのメンバーを見ると、なかなかスゴいです。とは言うものの、演奏内容はどちらかというと空間的で幽玄な場面が多く、アグレッシヴな部分は少しあっても、4ビートもないし、ハードドライビングという風にはなりません。そのあたりが好き嫌いの分かれ目になると思うんですけれども。この奥深さは個人的にはかなり好きで、ECMにある程度通じるところがあると思うんですよね。ビル・フリゼールは全曲には参加していないけれども、存在感があるし。彼ほどジャズとは対極のサウンドを奏でながらも、それでもジャズのスピリットを感じない人はいないだろうとは思います。地味かも知れないけれど、いいと思うアルバム。


Empire/Scott Colley(B)(Cam Jazz)(輸入盤) - Recorded June 1 and 4, 2009. Ralph Alessi(Tp), Brian Blade(Ds), Bill Frisell(G), Craig Taborn(P) - 1. January 2. The Gettin Place 3. For Sophia 4. 5:30 am 5. Speculation 6. Tomorrowland 7. Now What? 8. Gut 9. Five-two 10. Five-two.2

(10/09/16)全曲スコット・コリーの作曲。スゴいメンバー。皆個性的なので独特なサウンドだけれども、その中でもビル・フリゼールの存在感が大きいです。ただ、全員が全曲に参加してはいないです。4ビートにはならず、ジャズっぽくないドラマチックな仕上がりに(5曲目)なっていて、曲によりカントリー的とでもいうのか、時に哀愁が漂いつつ、時にカラッとした懐かしい香りが漂っています(1、3曲目)。それでいてアグレッシヴな曲もある(2曲目)のが、彼ならではの個性か。それでも細かい部分はキメがあるようで、曲作りの緻密さも感じられます。変拍子もあったり、空間的で浮遊感のある演奏の場面(6曲目)も目立ちます。その空間とややアグレッシヴさを行ったり来たりするのが4、7、9-10曲目。哀愁の8曲目。地味な印象も。

2010/09/14

Live/Geri Allen & Timeline

Gerilive
以前から大好きなピアニスト、ジェリ・アレンの最新作。ピアノ・トリオ、プラスしてタップでのパーカッションという、ちょっと変わった編成。大西順子もそうだけれども、男まさりのガンガンくるピアノを弾いていて、かなりのインパクトがあります。もちろんそういった曲が中心ですが、バラードの曲も演奏していて、その幅の広さはなかなかのものです。盛り上がる曲は、けっこうパーカッシヴというか、パッセージの積み上げ的な演奏なんですけど、かなり個性的で、そこがひきつけられる魅力になっている感じです。美メロのピアノ・トリオの対極に位置するんじゃないかな。インパクトは強いです。聴く人を選ぶかな、とは思いますけど。


Live/Geri Allen(P) & Timeline(Motema Music)(輸入盤) - Recorded February 7 and 12, 2009. Kenny Davis(B), Kassa Overall(Ds), Maurice Chestnut(Tap Per) - 1. Philly Joe 2. Four Bu Five 3. The Western Wall/Soul Eyes 4. Lwb's House 5. Embraceable You/Lover Man 6. Ah Leu Cha 7. In Appreciation

(10/09/14)ジェリ・アレンの作曲は、1、4、7曲目と3曲目の前半で、他はジャズメン・オリジナルやスタンダード。ライヴならではの長い曲が多めで、タップ・ダンサーがパーカッションの役割。ピアノまで全体がハードでパーカッシヴな1曲目、マッコイ・タイナー作のこれまた本家の勢いを抜くようなゴリゴリの場面もある2曲目、穏やかなバラードからこれまた徐々に自由に、どんどん盛り上がっていく、そして後半のマル・ウォルドロンの曲で哀愁が強くなりつつまた山になる17分台の3曲目、やはりパーカッシヴな波に乗って進んでいく4曲目、しっとりとスタンダードをメドレーで聴かせる5曲目、チャーリー・パーカー作のドラムスの出番も多く、めまぐるしさもあってアップテンポで攻める6曲目、8ビートでここでも明るくガンガン攻める7曲目。

2010/09/13

Land Of Cockayne/Soft Machine

Softland
ソフト・マシーンでアラン・ホールズワースの参加作が(おそらく初CD化)ちょっと前に出ました。ちょうどこれが発売された’81年はLP時代の末期で、CD化がなかなかされないアルバムが多いのですが、権利関係が複雑なのか、人気のソフトマシーンでもなかなかCD化されなかったというのも驚きです。ホールズワースのギターでギンギンにソロを取って目立っているのは9曲目で、あとはそれほどでないな、というのもありますが、ソフトマシーンは一部のアルバムしか聴いてないにしろ、このアルバムが彼らのファンにとっては人気がないのも、CD化が遅れたのも何となく分かるような気がします。フュージョンまで含めたこの時代の方向性としては、まあ、いいとは思うのですが。


Land Of Cockayne/Soft Machine(Cherry Red Records)(輸入盤) - Recorded 1980. Karl Jenkins(Synth, Key, P), John Marshall(Ds, Per), Jack Bruce(B), Ray Warleigh(As, Bfl), Dick Morrissey(Ts), Allan Holdsworth(G), Alan Parker(G), John Taylor(Key), Tony Rivers(Back Vo), Stu Calver(Back Vo), John Perry(Back Vo) - 1. Over 'N' Above 2.Lotus Groves 3. Isle Of The Blessed 4. Panoramania 5. Behind The Crystal Curtain 6. Palace Of Glass 7. Hot-Biscuit Slim 8. (Black) Velvet Mountain 9. Sly Monkey 10. A Lot Of What You Fancy

(10/09/12)ソフトマシーンのラストアルバムで、この時には結成時のメンバーはいなかったそう。ここではカール・ジェンキンスが中心になっているようです。サウンドも当時のロック、フュージョン・サウンドないしはイージーリスニングという感じで幅広く、シンプルで分かりやすくなって、グループのファンとしての評価が低いのはやむを得ないところか。ただし、アラン・ホールズワースが参加しているのがミソ。時々ですが、彼らしさのあるギター・ソロを聴くことができます。ホーンが2人と、ストリングスセクションがあるのが豪華で、これもフュージョン的なサウンドになる一因か。ジャズ・ロック的なある意味ハードさは曲によってですけど、奥に引っ込んでしまった感じです。その中では4、7、9曲目はロック(ファンク)的。位置付けが難しい。

2010/09/12

Cognitive Dissonance/Ralph Alessi

Ralphcogni
ラルフ・アレッシの名前は、他のミュージシャンのアルバムへの参加作ではよく見かけるんだけれども、リーダー作を聴くのははじめて。今回のは5-6年前の録音が今年出たということで、デモテープにしてあって、持ち込んで発売が決まったのかな、なんてことを予想させますが、マニアックな内容ながらも、出来はけっこういいものがあります。フリー度が高い曲やM-BASEを引きずっているような変拍子の曲もあったりする現代ジャズなので聴く人を選ぶとは思いますが。彼のアルバムがCam Jazzから出るというのも意外な感じですけれども、こういう方面が好きな私にとっては、うれしい1枚となりました。


Cognitive Dissonance/Ralph Alessi(Tp)(Cam Jazz)(輸入盤) - Recorded September 10 and 11, 2004 and December 2005. Drew Gress(B), Andy Milne(P on 7, 12). Nasheet Waits(Ds), Jason Moran(P) - 1. Cognitive Dissonance 2. Buying, Selling 3. Dog Walking 4. Duel 5. A Plenty 6. One Wheeler Will 7. Sir 8. Googbye Ruth's 9. Hair Trigger 10. Better Not To Know 11. Sunflower 12. Same Old Story 13. Option 8 14. Wait 15. Goodbye Ruth's (Slow)

(10/09/12)11-12曲目以外はラルフ・アレッシの作曲ないしは共作。13曲目がトリオでの作曲になっているのでフリー・インプロヴィゼーションか。トランペットの腕はたいしたもの。哀愁のある曲もあるけれど、M- BASEの影響を受けたような変拍子の曲やメカニカルな雰囲気の曲もあったり、自由度の高い曲もあったり。これはこれでけっこう個性的だし、カッコ良い。60分に15曲を凝縮して詰め込んであるので、密度は高いのですが、もう少し長く聴きたい曲も。曲によっていろいろなサウンドですけれども方向性は合っていて、やはりマニアックな演奏か。ちなみに11曲目はサム・リヴァースの、12曲目はスティーヴィー・ワンダーの曲ですが彼らのペースの演奏ですね。ひとひねりしてある曲が多く、この方面が好きな人向けかも。

2010/09/11

モザイク・プロジェクト~ジャズと生きる女たち/テリ・リン・キャリントン&モザイク・プロジェクト

Terrimosaic
前作はスムースジャズに近いサウンドだったと思ったら、今回はけっこうシリアスになってます。曲によって替わるメンバーも非常に豪華。ただ、9月上旬の東京ジャズなどに間に合わせるために、国内盤の中に封入されるはずの歌詞/対訳は入ってなくて、ヴィデオアーツのサイトからダウンロードするか、郵送で小冊子を送ってもらうか、選択するようになってました。まあ、売ることはないと思うけれど、将来の中古価値を考えるならば、ここは郵送で送ってもらうように手配すべきでしょうね。メール一本で済みますので、こちらのコストはかかりません。ヴォーカルの好き嫌いはあるかもしれないけれど、ミュージシャンも豪華だし、スゴいアルバムだと思います。


モザイク・プロジェクト~ジャズと生きる女たち/テリ・リン・キャリントン(Ds、Per、Voice)&モザイク・プロジェクト(Videoarts)
The Mosaic Project/Terri Lyne Carrington(Ds, Per, Voice)(Videoarts) - Recorded June and July, 2010. Geri Allen(P, Key on 1-2, 7-10, 13), Dee Dee Bridgewater(Voice on 9), Anat Cohen(Cl, Bcl), Angela Davis(Commentary on 3), Sheila E.(Per on 2-3, 8-9), Nona Hendryx(Voice on 2), Ingrid Jensen(Tp, Flh), Mimi Jones(B on 12), Carmen Lundy(Voice on 13), Chia-Yin Carol Ma(Vln), Hailey Niswanger(Fl), Grechen Parlato(Voice on 6-7), Tineke Postma(As. Ss), Dianne Reeves(Voice on 3), Esperanza Spalding(B, Voice on 5, 10), Linda Taylor(G), Patricia Romania(Voice on 12), Patrice Rushen(P, Key on 1-3, 6, 9), Helen Sung(P, Key on 1,3-5, 11-12), Cassandra Wilson(Voice on 8) - 1. Mosaic Triad 2. Transformation 3. Echo 4. Wishful 5. Crayola 6. I Got Lost In His Arms 7. Michelle 8. Simply Beautiful 9. Soul Talk 10. Unconditional Love 11. Insomniac 12. Cacadores De Emocoes 13. Show Me A Sign

全13曲中テリ・リン・キャリントンの作曲ないし共作は5曲(1、4、9、11-12曲目)。けっこうハードなジャズを演奏しています。演奏者も女性ばかりの豪華な布陣で、曲によって色々なミュージシャンを投入してきます。ややダークないしは綾織り系のサウンドの曲が多くて、なかなかのところを見せつける感じ。一部は’80年代のウェイン・ショーター的な曲調とも言えるか。曲によっては黒いアフリカ系のサウンドもあり。ヴォーカルの曲が多いのも特色で、有名どころも含め何人も曲ごとに入れ替わりで歌います。典型的な4ビートは少なく、まさに現代ジャズというのが聴かせどころになっています。たとえスタンダードやポップスであっても、一筋縄ではいかない曲になっていて面白い。女性たちの偉大なる現代ジャズといったところかも。(10年9月1日発売)

2010/09/10

音楽を趣味にした初期の頃のアルバムを聴いてます(その3)

今日、HMVから山下達郎のCD5枚が届きました。これは値引きの上に、先月末にあった1万円以上15倍ポイントセールの時に注文したもので、お得感が強くなっています。他に9月下旬発売のCDを1枚かませて、5日のカード締め日に引っ掛からないようにしておいて(山下達郎はその前に揃ってしまうので)、その1枚を一昨日外しました。当初、全部揃うまで待つつもりだったんですが、待ちきれなくて。外したCDは、貯まったポイントで無料でゲットする予定ですが、うまく予定通りにいきますかどうか。

「Circus Town/山下達郎」(’76年)
「Spacy/山下達郎」(’77年)
「It's A Poppin' Time/山下達郎」(’78年)
「Go Ahead/山下達郎」(’78年)

ここの間にある4枚(ベストを含めると5枚)のCDは先月購入しました。

Moonに移籍してから

「Melodies/山下達郎」(’83年)

これ以降はMoonでのベスト盤「Treasures/山下達郎」(’95年)を昔に買っているのでいいかなあ、なんてことを思っています。実際「Melodies」の後は彼の音楽からは離れてしまったし。山下達郎初期は、アルバムとしては持っていなかったですけれども、他でもよく聴いたし、昔の学生時代、バンドで何曲か演奏したような気がして、今回買いましたけど。

結局このあたりの自分にとって懐かしいアルバムって、先日言及したものも含め、’83年ごろまでのLP時代のものなんですね。CDがはじめて発売されたのが’82年でしたし、日本でCDがLPの販売量を上回ったのはけっこう早かったですが、それは’86年のことです。

2010/09/09

フォーエヴァー/チック・コリア/スタンリー・クラーク/レニー・ホワイト

Chickforever
発売日の直後には国内盤は届いているのに、今年の夏は猛暑もあってあまりブログを更新する気にならず、このアルバムも、到着後10日以上経って昨夜聴いたところです。CD2枚組で142分の演奏なので、かなり聴きごたえがあります。このメンバーなので、悪かろうはずもなく、国内盤先行発売だったので、値段が高いな、と思いつつも、まあこれだけのレベルの演奏がこれだけの時間収録されていれば、満足感は高いですね。あえて「リターン・トゥ・フォーエヴァー」というグループ名が出てないところをみると、参加していないアル・ディメオラを考慮して、という部分があるのかどうか。まあ、演奏は文句なしです。


フォーエヴァー/チック・コリア(P、Key)/スタンリー・クラーク(B)/レニー・ホワイト(Ds)(Universal)
Forever/Chick Corea(P), Stanley Clarke(B), Lenny White(Ds)(Universal) - Recorded 2009 (August 28 - September 1 and September 30), Gusets: Bill Connors(G on 10, 15-17), Jean-Luc Ponty(Vln on 12-13, 15-17), Chaka Khan(Vo on 14-15) - 1. On Green Dolphin Street 2. Waltz For Debby 3. Bud Powell 4. La Cancion De Sofia 5. Windows 6. Hackensack 7. No Mystery 8. Senor Mouse 9. Captain Marvel 10. Senor Mouse 11. Crescent 12. Armand's Rumba 13. Renaissance 14. High Wire - The Aerialist 15. I Loves You, Porgy 16. After The Cosmic Rain 17. Space Circus 18. 500 Miles High

CD2枚組。CD1枚目(8曲目まで)がトリオでのアコースティック・ライヴ。CD2枚目(9曲目以降)が主にゲストを交えたスタジオ録音(ラストだけライヴ)。アル・ディメオラは参加せず。1-2、6、11、15曲目がジャズメン・オリジナルやスタンダードです。ただ、チック・コリア作の再演曲も多く、18曲中10曲を占めます(3、5、7-10、12、14、17-18曲目)。すでに彼の曲も現代のスタンダードですが。内容は1枚目は有名曲も多いし、このトリオのアコースティック・ライヴだったら文句なしのカチッとしつつも自由な演奏です。4ビートの場面も目立つのですが、アグレッシヴな演奏もあります。2枚目はキーボード、エレキベースの曲もあり、ゲストの入る曲もあって、多彩なサウンド。このメンバーでもリターン・トゥ・フォーエヴァーですねえ。(10年8月25日発売)

2010/09/08

アシンメトリクス/ヘルゲ・リエン・トリオ

Helgeasymm
昨年の閉店セールで買った1枚。ヘルゲ・リエンのアルバムは、この前に「スパイラル・サークル」(DIW)が出ていて、それはディスク・ユニオンのDIWレーベルにしては珍しくスイングジャーナルのゴールド・ディスクだったんですね。そちらもこのアルバムと同じようなインパクトがあったのですが、こちらの方も負けてはいません。ECMのような静かなアプローチもあれば、もっと凶暴なアプローチもあって、個性的なトリオで面白いです。もちろん非4ビート系。個性的といえば、ジャン=ミシェル・ピルクを聴いた時の感じ(サウンドは違いますが)のインパクトに近いな、と思いますが。ピアノ・トリオって個性を出すのが大変だと思うのですが、その個性がけっこう印象に残りました。


アシンメトリクス/ヘルゲ・リエン(P)・トリオ(DIW)
Asymmetrics/Helge Lien(P) Trio(DIW) - Recorded June 2 and 3, 2003. Frode Berg(B), Knut Aaleefjaer(Ds, Per) - 1. Spiral Circle 2. Mann Av Huse Forbi 3. Nardis 4. Nav Og Natt 5. Beneath It All 6. Autumn Leaves 7. Furuklokka 8. Hypotek 9. Spring Can Really Hang You Up The Most

フローデ・バルグ(B)、クルート・オーレフィアール(Ds、Per)とのトリオ。全9曲中ヘルゲ・リエン作は5曲(1-2、4、7-8曲目)。北欧的で硬軟取り混ぜた個性的な演奏。3曲目の「ナーディス」、6曲目の「枯葉」など、原曲からけっこう崩していて面白いサウンド。3曲目は壊れる寸前の調和と激しい世界が交錯、6曲目も解体と再構築をして出来上がったというイメージ。とは言うものの深遠で静かな、まるでECMのような1曲目や、アグレッシヴに進んでいく2曲目などのオリジナルも捨てがたい。冷たく静かに進んでいくバラードの4曲目、ややパーカッシヴでフリー的なアプローチの5曲目、しっとりとした感じでいながら綾織り系の不定形なサウンドが忍んでいるような7曲目、パーカッション的な静かなパルスにピアノのメロディが静かにのり時々盛り上がる11分台の8曲目、穏やかな優しいメロディの9曲目。(03年11月15日発売)

2010/09/06

日産ウイングロードにも興味あり

Wingroad
久しぶりに自動車の話です。今の日産ステージアを購入した直後(5年前)は、3.5リッターエンジンのステージアの方が良かったかなあ、なんてことを(現車は2.5リッター)思ったり、昨年はスカイライン・クロスオーバーやスカイラインの3.7リッター車にもほんの少し浮気して、興味があったりしたのですが、一昨年のガソリン価格の高騰(今も安くないし)とか、最近のエコカー・ブームで、気持ちがエコカー的な方に向いてきました。

ステージアは3年も前に生産中止だし、日産で残っているステーションワゴンはウイングロードしかないです。でも、じっくり見てみると、けっこう良さそう。今はエコカー減税の対象車は1.5リッターエンジンの車種だけですけど、その減税も今月の途中で終わり。興味のあるのは1.8リッターエンジンの方の車です。小さいので動きはいいんじゃないか、と思っています。いずれにしろ、今のステージアはつぶすまで乗るつもりなので何年も先の話。すぐ買い換え、というわけでもないので。

ただ、今まで6気筒エンジンの後輪駆動の車ばかり乗り継いできたので、それと比べるとどうかなあ、という点が心配。レギュラーガソリンで燃費もいいのは大きなメリットなんですけども。まあ、いざ買い替える、というのが数年先であるならば、モデルチェンジもしているだろうし、その頃にはもしかして電気自動車が主流になっているかも、なんてことも考えていますが。ステーションワゴンは、後席は頭の部分は広いし、荷室にも大きな荷物が積めるのがメリット。ミニバンには今のところ興味なし。今の時点では、ウイングロードにも興味がある、ということだけ、書いておきます。

2010/09/04

Flashpoint/Steve Smith/Dave Liebman/Aydin Esen/Anthony Jackson

Daveflash
デイヴ・リーブマンの共演作やリーダー作は、だいぶ前から輸入盤でしか出さないものが多く、その多作家ぶりと相まって、あまり追っかけができなくなっています。まあ、気がついたら買えばいいか、と思っているのですが、ホームページに彼の特集も作ってしまっているので、あまり放っておくわけにもいかないし。でも、追いかけているミュージシャンは何人もいるので、なかなか手がまわりません。今日のアルバムは5年前に出ているアルバムで、こういうハードコア・フュージョン、けっこう好きなんですよね。メンバーも演奏も強力だし、もっと早いうちに聴いておけばよかったなあ、と思っています。


Flashpoint/Steve Smith(Ds, Per)/Dave Liebman(Ss, Ts, Bamboo Indian Fl)/Aydin Esen(Key)/Anthony Jackson(B)(Tone Center)(輸入盤) - Recorded May 9-15, 2005. - 1. Flashpoint 2. Like John 3. Particles 4. Speak Without Words 5. The Gentle Warrior 6. Fabric Of Reality 7. Yildiz 8. Maid In The Mist 9. Khanda West 10. Edge Of Tomorrow

(10/09/04)デイヴ・リーブマン作が4曲(1-2、5、8曲目)、アイディン・エッセン作が4曲(3-4、6、10曲目)、スティーヴ・スミス作(1分強のドラムソロ)が1曲(9曲目)で、作曲数からいくと双頭バンドという感じ。見事なハードコア・フュージョンのアルバムに仕上がっています。この4人のメンバーだからか。1曲目のタイトル曲のようにこれでもか、とプッシュしまくる曲もあれば、浮遊感のあるバラードの曲もあります(3、8曲目など)。リーブマンはどこの演奏でも彼らしい吹き方で、ジャズでもフュージョンでもマイペース。しかし、ハードな曲はカッコ良い。そこまでハードでなくても4曲目のようにいぶし銀のサウンドも。しかしこのハードさ加減は病みつきになります(6、10曲目)。7曲目のフィル・マコーウィッツ作は出だしがエスニック。

2010/09/03

ベース&ベース/ヴィノ・ロッソ(藤原清登&鈴木良雄)

Vinorosso
昨年の4-7月に知り合いのCDショップの閉店セールでまとめ買い(+足りないものを通販で購入)したCDがまだまだ残っていて、聴いていかなければ、と思っています。今日この1枚をまた久しぶりに聴いて、残り、ちょうど100枚(プラジャケ50枚+紙ジャケ50枚)になりました。2-5割引きだったので、普段は買わないCDもけっこう買っていて、これもその1枚。だからなかなか聴く順番がまわって来ないのかも(笑)。もう10年以上前に発売になったものですけれども。ベースの名人2人がリラックスして、ジャズにとどまらない演奏を、しかも名器と呼ばれる年代もののベースを使用した、贅沢な空間。たまにはこういう世界も覗いてみるのもいいなあ、と思いました。


ベース&ベース/ヴィノ・ロッソ(藤原清登(B)&鈴木良雄(B))(Seven Seas)
Bass & Bass/Vino Rosso(Kiyoto Fujiwara(B), Yoshio Suzuki(B))(Seven Seas) - Recorded December 21 and 22, 1998) - 1. Sky & Sea 2. Blue Monk 3. Concerto De Aranjuez 4. Flower Mountain 5. E Lucevan Le Stelle - Caruso 6. Winter's Tale 7. Mona Lisa 8. Besame Mucho 9. Morning Of Carnaval 10. Things Ain't What They Used To Be

18世紀、19世紀という年代物のイタリアのベース2台で奏で上げられる音楽。藤原清登の作曲は1、4曲目で、彼のソロの曲は3-5曲目、鈴木良雄の作曲は6曲目で、ソロは7-8曲目。題材もオリジナルだけではなくて、アランフェス、ジャズメン・オリジナル、スタンダードにボッサと、いろいろな方面の音楽を演奏しています。アコースティック・ベース2台(曲により1台)だけでの演奏も珍しいです。当然ながらピチカート奏法だけではなくてアルコ奏法の割合も多め。私のオーディオ装置ではそこまで分かりませんけれども、名器と言われるベースの音を最善を尽くして録音されているらしく、その音を楽しむこともできるようです。とりたてて速弾きというわけではなくて、ゆったりとしつつ空気感やスペースも味わうことができます。(99年3月26日発売)

2010/09/02

While Ur Sleepin'/BK Groove featuring Billy Kilson

Billywhile
先月廃盤をAmazonのマーケットプレイスで見つけて注文。発売された当時にこれを見つけていたら、参加メンバーからして間違いなく買っていたと思うのですが、通販などで買いはじめるのがこの翌年ぐらいなんで、見つけた時(昨年かな)には、入手できなくなっていました。Amazonのマーケットプレイスの中古盤は、中古屋さんと同じぐらいの値段のものもあれば、それより高く、プレミアのついてしまっているものもありますが、店頭で出会うまでの交通費や時間との兼ね合いで、多少高くても通販で買ってしまうことが最近は多いかな。ある意味便利な世の中になったものです。しかし、このアルバム、スゴいゲストがチラホラ。あと便宜上ジャズに区分したけど、実質ファンクだな。


While Ur Sleepin'/BK Groove featuring Billy Kilson(Ds, Per, Key Prog)(Truspace Records)(輸入盤・中古) - Released 2001. Dave Holland(B on 2), Robin Eubanks(Tb, Efx on 2, 6, 9), Jack Lee(G on 2-3, 6-7, 9, 13-14), James Genus(B on 3, 5, 8, 11, 13-14), Shedrick Mitchell(P on 5-6, 13), Kevin DiSimone(P, Key on 5, 8, 14), Bob James(P on 7, 12), Ken Freeman(Per Prog on 7, 14), Mike Sim(Ss on 8) - 1. Snooze 2. Alarum 3. Zone B 4. A Dance Of The Forests 5. While Ur Sleepin' 6. Dingwalls 7. Tanabata 8. At Bears Cafe 9. Casabranca Cruise 10. Contact 11. Daylight Dreaming 12. The Answer (Gifts From Above) 13. 4 To 1 Odds 14. Kruger Park

(10/09/02)全曲ビリー・キルソンの作曲で、演奏メンバーやバンドの構成は入れ替わります。1-2人で多重録音の曲もあり(1、4、10曲目など)。スゴいメンバーがゲスト。56分で14曲もあるので、けっこう詰め込んだという印象。ドラマーと作曲でやりたいことをいろいろやってますけど、ファンク的な曲が多く、けっこうカッコいい。2曲目は途中がアップテンポの4ビートの部分がありますが、通常のジャズ的なアプローチとも違います。でも、メロディアスというよりは、かなり渋めな印象。アコースティック・ベースは2曲目だけだけれども、ピアノの曲はけっこうあるので、トロンボーンの電気エフェクトとは対照的に、生の良さもある程度活かしたサウンドになってます。ただ、ここでのボブ・ジェームスの曲は、彼がマイペースだなという印象。

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