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2010/05/09

Jasmine/Keith Jarrett/Charlie Haden

2165
このアルバム、昨日の夕方届いたばかりで、本当はまだ先に聴く予定だったのですが、順番を変えて。バラード中心で温かみのあるホンワカしたアルバム。キース・ジャレットの変にジャズくささのない、自然に流れるようなメロディが素晴らしいです(実際には弾いているフレーズは聴いているより複雑そうな部分も見受けられますが)。チャーリー・ヘイデンもデュオのアルバムをかなりたくさん出しているベテランなので、2人で息の合ったところを聴かせてくれます。ベースの訥々とした語り口もいいですね。ゲイリー・ピーコックだったらこんな雰囲気出ませんし。肩の力がかなり抜けている、リラックスした演奏ですけれど、こっち方面が好きな方は、一度耳にしておいてもいいアルバムだと思います。


Jasmine/Keith Jarrett(P)/Charlie Haden(B)(ECM 2165)(輸入盤) - Recorded March 2007. - 1. For All We Know 2. Where Can I Go Without You 3. No Moon At All 4. One Day I'll Fly Away 5. Intro - I'm Gonna Laugh You Right Out Of My Life 6. Body And Soul 7. Goodbye 8. Don't Ever Leave Me

(10/05/09)5曲目のイントロ部分がキース・ジャレットの即興部分(自然なメロディ)の他は、全てスタンダードでバラード中心、ミディアムの4ビート(3曲目、6曲目中盤のみ)。しっとりとピアノが優しく、そしてメロディアスに歌い上げていく曲が多いです。6曲目ではいつもの彼の入り組んだメロディの面も。バップの香りは微かで、自然にメロディが紡ぎだされていきます。そこに寄り添うようにチャーリー・ヘイデンの、ややねばり気のあるベースですが、バラードが多いため、どっしりと支えています。レーベル特有の硬質さは息をひそめて、温かみのあるホンワカとした雰囲気が前面に出ています。ECMでただひとり、スタンダードをこのように演奏していいことを認められているキースならではのアルバム。それでも昔に比べれば、丸いか。

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コメント

>しっとりとピアノが優しく、そしてメロディアスに歌い上げていく曲

本当ですよねぇ。

>実際には弾いているフレーズは聴いているより複雑そうな部分も見受けられますが)

これも、ほんとそうですよねぇ。

って、どんなものでも、好き嫌いは別れるものです。
でも、久しぶりにメジャーな方のアルバムを、、心待ちにしました。
わたしには、とても素敵な思い出深いアルバムになりました。

トラバ、ありがと。
で、トラバしちゃいました。

>すずっくさん

TBどうもありがとうございます。

この演奏、フツーのピアニストとベーシストがやったら、ごくありきたりの地味なアルバムになってしまうと思うんですが、さすがトップ・ミュージシャンのデュオ、と思わせるところがあります。

6曲目あたりそれでもキースがかなりきわどいフレーズを弾いていて、それがやがて収束に向かうのあたりも、聴いていて面白かったでした。

また、じっくりゆったりと聴くことにします。

工藤さん,こんばんは。このアルバムを聞いていて私はしみじみしてしまいました。名人同士の会話は心穏やかなアンビエンスをもたらすものでした。

最近のKeithのアルバムにいまひとつ没入できないでいた私にもこれはOKでした。

TBさせて頂きます。

>中年音楽狂さん

TBどうもありがとうございます。

もう彼らも年齢を重ねてきて、こういう演奏も似合うようになってきたのかな、と思います。

チャーリー・ヘイデンは他のデュオアルバムでも和やかで静かなサウンドで演奏していたこともあるので、ここでの彼らは、素敵なサウンドを届けてくれたな、と思っています。それでも彼らにしかできない演奏ですよね。

910さん、こんにちは,monakaです。
この企画よく出してくれました。私は大好きです。ヘイデンとジャレットのデゥオきちんと一枚必要ですよね。
キースは録音をかなり持っているのでECMからは定期的に出てくるのでしょうね。

>monakaさん

TBどうもありがとうございます。

ECMではキース以外はちょっと想像できない選曲とサウンドのアルバム(スタンダード、サウンドが温かい)ですけれど、内容もいいし、売れると判断したのでしょう。

これ1枚で終わらずに、私も次があればいいなあ、なんて思ってしまいます。

910さん、こんにちは。

中年音楽狂さんのところもそうですが、
ココログとFC2は相性悪いみたいで、ぜんぜんTBが
うまく行かないですね。
何とかしてもらいたいですが、ネット上で調べてみてもイイ解決策が見つからないです。

チャーリー・ヘイデンはブログを始めた当初からあまり好きではないと公言していたのですが、ぶろぐお仲間さん達はみなさん好きなようで、少々肩身が狭い思いです。あのワンフィンガーでソロをとる姿がなんだか気持悪い。僕もベースを弾きますので、どうしても右手と左手の運指の美しさに目が行ってしまいますが、ヘイデンは美しくないような気がいして、僕は駄目なんですね。

でも最近はずいぶんと彼の良い部分を理解できるようになり、先日もジョン・テイラーとのデュオ、メセニーとのデュオ、ケニーバロンとのデュオなんどを立て続けに聴いてしまいました。

この盤、キースのフレーズは、まるで子供が童謡を口ずさむかのような優しい音階で、ドレミファだけでもここまで聴き手を魅了することができることを証明したかのような易しい音楽ですね。

ということで、こちらからはTB入れられることが多いので、やってみます。910の記事のリンクを僕の本文最後に貼らせてもらいます。

では、また。

>crissさん

TBどうもありがとうございます。今回はうまく一発で入りました。

私もチャーリー・ヘイデンのデュオ作は好きで、たくさんありすぎるため全部は追いかけられないですけど、いくつかは聴いています。やはり彼はデュオ作が多いため、そのアプローチがうまいと思います。ここでも和やかな雰囲気でキースと楽しんで演奏していますね。ユルいと言う方もいますけど、このユルさがまたいい感じです。

はじめまして
HPの方は随分前から70年代から80年代ジャズのエンサイクロペディアとして,随分,お世話になっております.
Clossnessの続編を聴きたいと思って30年の気持ちからすると,かわされた感じがとても強いのです.裏切られ感の強さと,少し歩み寄って聴いたときの穏やかに包まれる感の狭間で,結局,随分,聴き続けています.

>kenさん

どうも、はじめまして。
Clossnessとは、確かにずいぶん印象が違いますよね。それだけ彼らも、そして聴く方も時代を経てきているのかな、と思います。

リラックスしすぎのところもある、とおっしゃる方も少なくないのですが、私はこの温かいゆったりした雰囲気、けっこう好きです。

>結局,随分,聴き続けています.

やはり、いい味、出していると思います。

このアルバムはとってもいいですね。
ジャズファン以外にも聴いてほしいと思うアルバム。
穏やかで心が落ち着いてきます。
もっともっと多くに人に知られてほしいですね。
TBします。

>madameさん

TBどうもありがとうございます。

このアルバムはダメだ、と言う人は周りではいなさそうですねえ。疑問を持ちつつも結局何度も聴いてしまうか、良いと思ってやっぱり何度も聴いてしまうか。

そういう魅力を持ったアルバムなんだろうと思います。

こちらからもTBさせていただきます。

スタンダーズ・トリオから離れた演奏だったので、とてもフレッシュに感じたし、リラックスした演奏も決して悪くはなかったのですが、せっかくのヘイデンとのデュオだというのに相変わらずのスタンダード・ナンバーだったので、できればオリジナルをやってほしかったです。
またキースの1拍刻みの左手が気になりました。

>naryさん

TBどうもありがとうございます。

チャーリー・ヘイデンはこの前のリーダー作はファミリーによるカントリーアルバムだったので、趣味が変わってきたのかなという気もしますが、デュオアルバムのシリーズとしてみると、穏やかな調子は続いていると思います。

このメンバーで、ジャック・ディジョネット以外のドラムス(というとポール・モチアンになってしまうかな?)を加えた編成もまた面白そうだな、なんて考えてしまいます。そうすればオリジナルもまた変化に富みそうですね。

Charlie HadenのDUO作品はライフワークなんだと思います。
Keith Jarrettのスタンダード演奏もライフワークなんだと思っています。
なので、この盤はライフワークの激突という認識です。

さすがに、魅力的な演奏満載でした。
TBありがとうございます。逆TBさせていただきます。

>oza。さん

TBどうもありがとうございます。

チャーリー・ヘイデンのデュオ作品、私も集めていますけど、まだ全部に至らずってところです。なかなか魅力的なアルバムは多いですよね。

次はこのメンバーでもう少しシリアスな演奏も聴いてみたいなあ、なんて思ってしまいました。この路線が続いてもいいんですけれども。次は、あるかな。

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